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図2-1-3 調査地点位置図（P13,P16）
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図2-1-4 調査地点位置図（P7,P8,P11）
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2-2．森林調査
2-2-1．調査方法
平成15年～平成20年に緑の回廊モニタリング調査において設定し、森林調査を実施したプロ
ットにおいて現地確認を行った。プロット及び周辺森林に変化があった場合は、既往の森林調
査方法に基づき森林調査を実施することとした。
また今後、森林プロットを継続観察するため、プロット区域を表示する杭の再設置を行った。
2-2-2．調査結果
今回確認した森林調査プロット及び周辺森林においては、大きな変化は見られなかった。
各森林調査プロットの杭の確認状況を表2-2-1に示す。
多くのプロットにおいて、杭が十分に確認できなかった。４隅の杭が確認できたのは、Ｐ11
の一箇所に過ぎず、一部の杭が確認でき、残りを追加設置できたＰ4とあわせ、２箇所のみの確
認に留まった。
表2-2-1 森林調査プロットの確認、杭の再設置状況
プロット （設定年） 確認状況 対処
Ｐ４ （H15,19） ２本の杭を確認した ２本を追加し、４本設置
Ｐ６ （H15,19） 確認できず 再設置なし
Ｐ９ （H16） １本の杭を確認した 他の杭が明確でなく、確認した1本の
みを再設置
Ｐ１１ （H17） ４本の杭を確認した 4本の杭を再設置した
Ｐ７ （H16） 確認できず 再設置なし
Ｐ８ （H16） 確認できず 再設置なし
Ｐ１６ （H18） 確認できず 再設置なし
Ｐ１３ （H17） 確認できず 再設置なし
森林調査プロットの各杭の種類、確認状況は自動撮影カメラの設置地点とともに図2-4-1に示
した。
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Ｐ４（H15、H19設定）
調査プロット／面積／林小班／
標高／地形／施業／法規制
林種／林相／林齢（森林調査簿上）／
林分の発達段階区分／林分構造等
Ｐ４：20×50m
611ろ林小班
1150m
河川沿い
3°
Ｓ
天然生林施業
上信越高原国立公園（特2）
土砂流出防備保安林
風景林
雨飾・戸隠 緑の回廊
タイプⅠ（天然林）
老齢段階
トチノキ・サワグルミ林
179年生
高木層 18～24m（被度70％・優占度4）
亜高木層 7～10m（被度30％・優占度3）
低木層 1～4m（被度80％・優占度5）
草本層 1m以下（被度95％・優占度5）
写真2-2-1 Ｐ４付近の様子
調査プロットの位置を示す
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Ｐ６（H15、H19設定）
調査プロット／面積／林小班／
標高／地形／施業／法規制
林種／林相／林齢（森林調査簿上）／
林分の発達段階区分／林分構造等
Ｐ６：10×30m
615う林小班
1000m
山腹下部緩斜面
10～30°
Ｎ60° Ｗ
人工林育成単層林施業
水源かん養保安林
雨飾・戸隠 緑の回廊
タイプⅢ（混交林）
成熟段階
スギ人工林に広葉樹が混交
61年生
高木層 10～20m（被度75％・優占度5）
亜高木層 8～10m（被度40％・優占度3）
低木層 1～3m（被度80％・優占度5）
草本層 0.5m以下（被度90％・優占度5）
写真2-2-2 Ｐ６付近の様子
調査プロットの位置を示す
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Ｐ９（H16設定）
調査プロット／面積／林小班／
標高／地形／施業／法規制
林種／林相／林齢（森林調査簿上）／
林分の発達段階区分／林分構造等
Ｐ９：20×40m
1066い林小班
1230m
山腹斜面下部凸型地形
27°
Ｓ40°Ｅ
天然生林施業
上信越高原国立公園（特3）
水源かん養保安林
鳥獣保護区（普）
雨飾・戸隠 緑の回廊
タイプⅠ（天然林）
老齢段階
ブナ・ミズナラ林
181年生
高木層 20～26m（被度35％・優占度3））
亜高木層 10～15m（被度5％・優占度1）
低木層 2～7m（被度50％・優占度4）
草本層 1.5m以下（被度75％・優占度5）
調査プロットの位置を示す
写真2-2-3 Ｐ９付近の様子
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Ｐ１１（H17設定）
調査プロット／面積／林小班／
標高／地形／施業／法規制
林種／林相／林齢（森林調査簿上）／
林分の発達段階区分／林分構造等
Ｐ１１：30×30m
1028か林小班
1290m
山腹緩斜面
5°
Ｓ35°Ｅ
天然生林施業
上信越高原国立公園（特3）
水源かん養保安林
保健保安林
鳥獣保護区（普）
レク森（風致探勝ゾーン）
普通共用林野
ふれあいの森
タイプⅡ（天然生林）
成熟段階
シラカンバ・ミズナラ林
61年生
高木層 17～24m（植被率70％）
亜高木層 8～16m（植被率70％）
低木層 1.5～6m（植被率80％）
草本層 1m以下（植被率30％）
写真2-2-4 Ｐ１１付近の様子（平成22年7月16日）
調査プロットの位置を示す
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Ｐ７（H16設定）
調査プロット／面積／林小班／
標高／地形／施業／法規制
林種／林相／林齢（森林調査簿上）／
林分の発達段階区分／林分構造等
Ｐ７：20×40m
1028と林小班
1275m
山腹緩斜面
7°
Ｓ40° Ｅ
天然生林施業
上信越高原国立公園（特2）
水源かん養保安林
保健保安林
自然休養林
鳥獣保護区特別保護地区
特定動物生息地保護林
普通共用林野
タイプⅡ（人工林）
若齢段階
カラマツ林
58年生
高木層 18～24m（被度80％・優占度5）
亜高木層 8～12m（被度5％・優占度1）
低木層 4～5m（被度10％・優占度1）
草本層 1.7m以下（被度100％・優占度5）
写真2-2-5 Ｐ７付近の様子
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Ｐ８（H16設定）
調査プロット／面積／林小班／
標高／地形／施業／法規制
林種／林相／林齢（森林調査簿上）／
林分の発達段階区分／林分構造等
Ｐ８：25×50m
1046よ林小班
1285m
山腹緩斜面（凸型）
4°
Ｓ45° Ｅ
天然生林施業
上信越高原国立公園（特2）
水源かん養保安林
自然休養林
鳥獣保護区特別保護地区
特定動物生息地保護林
普通共用林野
タイプⅠ（天然林）
成熟段階
広葉樹天然林（ミズナラ林）
128年生
高木層 19～26m（被度70％・優占度4）
亜高木層 10～15m（被度15％・優占度2）
低木層 2～6m（被度45％・優占度3）
草本層 1.5m以下（被度95％・優占度5）
写真2-2-6 Ｐ８付近の様子
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Ｐ１６（H18設定）
調査プロット／面積／林小班／
標高／地形／施業／法規制
林種／林相／林齢（森林調査簿上）／
林分の発達段階区分／林分構造等
Ｐ１６：20×30m
1049に林小班
1240m
尾根上の平衡斜面
14～16°
Ｓ72° Ｅ
育成天然林施業
水源かん養保安林
上信越高原国立公園（特3）
鳥獣保護区（普）
普通共用林野
タイプⅡ（天然生林）
成熟段階
ミズナラ林
57年生
高木層 17～24m（植被率80％）
亜高木層 9～16m（植被率30％）
低木層 1～4m（植被率60％）
草本層 1m以下（植被率30％）
写真2-2-7 Ｐ１６付近の様子
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Ｐ１３（H17設定）
調査プロット／面積／林小班／
標高／地形／施業／法規制
林種／林相／林齢（森林調査簿上）／
林分の発達段階区分／林分構造等
Ｐ１３：20×40m
1050わ 林小班
1260m
やや緩い尾根上中斜面
30°
Ｓ15° Ｅ
天然林択伐複層型・天然林択伐施業
上信越高原国立公園（特3）
水源かん養保安林
鳥獣保護区（普）
普通共用林野
タイプⅡ（天然生林）
成熟段階
ミズナラ林
104年生
高木層 14～24m（植被率70％）
亜高木層 8～12m（植被率40％）
低木層 2～5m（植被率60％）
草本層 1m以下（植被率80％）
写真2-2-8 Ｐ１３付近の様子
調査プロットの位置を示す
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図2-2-1 調査箇所の概況図（その１）
：確認不能→設置（標識杭）
：確認不能→設置（丹頂杭）
：既存確認→再設置（標識杭）
【森林プロット 杭の状態】
：既存確認→再設置（丹頂杭）
：フィルムカメラ
：デジタルカメラ
P4-3
P4-2 P4-4
P6-1
P6-3
P6-4
P9-2
P9-3 P9-1
【自動撮影カメラ設置箇所】
凡例は上図と同じ
凡例は上図と同じ
P4
P6
P9
概ねの位置は確認できる
が杭見つからない
登山道脇に目印の標識杭
を設置（ ）
３箇所の杭が見つからない
