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(2) 姫路城ミュージアムの整備(新設)

【整備方針】

世界遺産が持つ価値の説明や保存継承の意義を啓発するとともに、文化観光の振興や

来訪者への利便性の向上を図るため、回遊動線や周辺施設との関係性など立地条件に配

慮して「姫路城の本質的価値を高め・学び・伝える施設」を新設する。

【整備方策】

① 姫路城ミュージアムを大手門駐車場(東側緑地を含む)内の東エリアに新設する。

② 姫路城ミュージアムは、城郭博物館・郷土歴史博物館・姫路城ビジターセンター

など以下の機能を備えた複合施設とする。

ア 展示・学習機能

* 姫路城や城下町に関する展示・学習

* 文化財の保存継承の意義の普及・啓発

* 姫路の歴史や文化の展示・学習

イ 情報発信機能

* 世界文化遺産姫路城の一括解説・展示

* 来訪者のワンストップ窓口

* 姫路市及び播磨の文化観光の案内

【整備に当たっての留意点】

① 機能・運営

ア 姫路城の歴史・文化と姫路の郷土史の双方から総合的に学べる施設とする。

姫路城ミュージアムの新設

(大手門駐車場の再整備)

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図るなど利便性の向上を図る。

エ 姫路城周辺のイベント情報を姫路駅前で紹介するなど来街者への情報提供の

拡充を図る。

オ 回遊ルートの歩道改良工事を図るなど、安全・快適な歩行空間の確保に留意す

る。

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(5) 公営駐車場の再編・整備

【整備方針】

姫路城ミュージアムの整備に伴う収容台数の減少や観光客の増加による駐車需要の増

大に対応するため、回遊動線や低未利用地の有効活用に配慮して駐車場の再編・整備を行

う。

【整備方策】

① 「大手門駐車場」については、姫路城ミュージアムエリア以外は普通自動車と観光

バスの駐車場とする。

② 「城見台臨時駐車場」と「本町臨時駐車場」は常設駐車場として整備する。

③ 観光バスは大手門駐車場での収容を基本とし、容量を超える場合には、大手門駐車

場と本町臨時駐車場との一体的な運用も視野に入れて関係施設を整備する。

④ 駐車場容量を超える駐車需要への対応は、中心市街地の民間駐車場等への分散化や

公共交通の利用促進を図るなど、総合的な交通マネジメント方策を用いて対応する。

【整備に当たっての留意点】

① 大手門駐車場の再整備に当たっては、街路遺構等の遺構表示方法について検討する。

② 臨時駐車場の常設化に当たっては、城見台公園前交差点や南北市道（城南 25号線）

の改良など関係施設の整備を検討する。

③ 本町臨時駐車場は公園的修景整備も視野に入れて検討する。

④ その他の公営駐車場についても、駐車需要の分散化や利用者の利便性等に配慮し、

適宜、必要な改修等を検討する。

⑤ 姫路城周辺の公営駐車場について、空き状況の情報提供のあり方について検討する。

常設化

城南 25 号線

常設化

再整備

(姫路城ミュージアム)

交差点改良

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