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J apan A ntioch M ission N ew J apan A ntioch M ission N ews J apan A ntioch M ission N ews 世界中の信仰者の 祈りに支えられて 栗田 義裕 (仙台・八木山聖書バプテスト教会牧師・アンテオケ宣教会理事) ハンブルグ日本語教会主催の 大震災チャリティーコンサートで、 教会員が「遠き国や海の果て」を歌った アンテオケ 宣教会 NEWS 全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。 マルコによる福音書16:15  Go into all the world and preach the good news to all creation. 今回の東日本大震災に際し、各方面から多くのお祈り、お励まし、ご支援をいただ きましたことを心から感謝いたします。私は神学校を卒業して7年間、宮城県石巻市 で開拓伝道に従事しましたが、今回の震災で石巻市も大きな被害を受けました。か つて潮風を心地よく感じながら一軒一軒、教会案内を配って歩いたあの町並みが津 波によって一瞬にして泥の海に化してしまうなど、いったい誰が想像できたでしょう。 鉄筋がむき出しになって根元から折れた電柱、商店街の真ん中に赤い腹を見せて横 たわる漁船、瓦礫の中でペシャンコに押しつぶされ、泥にまみれてひっくり返ってい る無数の車…。現場に立ったとき、言葉を失うという体験をしました。 大震災のニュースは研修旅行で訪れていたアメリカで知りました。インターネットを 通して次々と送られてくる衝撃的な映像を、膝が震える思いで見つめていました。家 族や教会員の安否もわからぬまま不安な時間が過ぎていく中、研修先の教会では 緊急の祈り会が持たれ、礼拝では主任牧師が私たちのために特別に祈ってください ました。礼拝の後で一人のご婦人は、日本から訪れた牧師たち一人一人を抱き寄せ、 目に涙を浮かべて「祈っています」と励ましてくださいました。街中では日本人だとわ かると、「あなたの家族は大丈夫?」、「神の恵みがありますように…」と声をかけてく ださる大勢の方に出会い、日本のために世界中の多くのクリスチャンが祈っていてく ださることに大きな励ましを受けました。また帰国後、ニュースを聞いたロサンゼルス 近郊の一教会から100万円余の献金が届き、深 い感謝とともに、神の変わらぬ愛と神の家族の 素晴らしさを身に沁みて覚えることができまし た。 今回、異国で大震災を経験することによって、 世界が一つであることを実感させられ、また、今 まで以上に祖国日本の再生のために祈り、愛す る同胞が目に見えるものにではなく、真の神を 畏れ、愛し、仕える民とされるよう労していきた いと願っています。 194 2011.05.01

2011-194 JAM Mission Report NEWS

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Page 1: 2011-194 JAM Mission Report NEWS

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ews

Jap

an An

tioch M

ission New

s

世界中の信仰者の祈りに支えられて

栗田 義裕(仙台・八木山聖書バプテスト教会牧師・アンテオケ宣教会理事)

ハンブルグ日本語教会主催の大震災チャリティーコンサートで、

教会員が「遠き国や海の果て」を歌った

アンテオケ宣教会NEWS

全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。マルコによる福音書16:15 

Go in

to all the world an

d preach the good new

s to all creation.

 今回の東日本大震災に際し、各方面から多くのお祈り、お励まし、ご支援をいただきましたことを心から感謝いたします。私は神学校を卒業して7年間、宮城県石巻市で開拓伝道に従事しましたが、今回の震災で石巻市も大きな被害を受けました。かつて潮風を心地よく感じながら一軒一軒、教会案内を配って歩いたあの町並みが津波によって一瞬にして泥の海に化してしまうなど、いったい誰が想像できたでしょう。鉄筋がむき出しになって根元から折れた電柱、商店街の真ん中に赤い腹を見せて横たわる漁船、瓦礫の中でペシャンコに押しつぶされ、泥にまみれてひっくり返っている無数の車…。現場に立ったとき、言葉を失うという体験をしました。 大震災のニュースは研修旅行で訪れていたアメリカで知りました。インターネットを通して次 と々送られてくる衝撃的な映像を、膝が震える思いで見つめていました。家族や教会員の安否もわからぬまま不安な時間が過ぎていく中、研修先の教会では緊急の祈り会が持たれ、礼拝では主任牧師が私たちのために特別に祈ってくださいました。礼拝の後で一人のご婦人は、日本から訪れた牧師たち一人一人を抱き寄せ、目に涙を浮かべて「祈っています」と励ましてくださいました。街中では日本人だとわかると、「あなたの家族は大丈夫?」、「神の恵みがありますように…」と声をかけてくださる大勢の方に出会い、日本のために世界中の多くのクリスチャンが祈っていてくださることに大きな励ましを受けました。また帰国後、ニュースを聞いたロサンゼルス近郊の一教会から100万円余の献金が届き、深い感謝とともに、神の変わらぬ愛と神の家族の素晴らしさを身に沁みて覚えることができました。 今回、異国で大震災を経験することによって、世界が一つであることを実感させられ、また、今まで以上に祖国日本の再生のために祈り、愛する同胞が目に見えるものにではなく、真の神を畏れ、愛し、仕える民とされるよう労していきたいと願っています。

第194号2011.05.01

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東日本大震災の当日、津波被害をニュースで知ったタンザニアの兄姉たちから、続 と々慰めの電話がかかってきました。インド人集会でも日本のために執り成しの祈りを捧げています。

昨年の11月頃から、ここダルエスサラームでも長時間にわたる無計画停電が続いております。停電の時の一番の問題は近所の発電機からの排気ガスです。窓を閉めると娘の実結祈が蒸し暑さのために泣きだし、開けると排気ガスが部屋に充満して、頭痛やのどの痛みに悩まされます。家賃は1年分前払いのため、ずっと我慢してきましたが、ついに契約を終えて引っ越し出来ることになりました。新居は少し治安の悪い地域にあるので、犯罪から守られるようお祈りください。

インド人集会はこれまで順調に成長してきましたが、最近色々な壁に突き当たっています。偶像崇拝に根ざしたヒンドゥー寺院の行事との関わりを断ち切れない。元イスラム教徒の姉妹の家族からの迫害・礼拝出

席妨害。異なるカースト出身の人とは壁を作って交わろうとしない、等々。万軍の主の御力によらなければ、真の解放は有り得ないことを痛感しています。

最後に恵みの証しです。先日、ハーニット兄から「高熱で身体のふしぶしが痛むので祈って欲しい。」と電話が入りました。彼の家を訪ねると弱 し々い姿で、うだるような暑さにもかかわらずブランケットを羽織って出て来ました。「マラリヤかもしれないから、病院に行って血液検査してもらった方がいいよ。」と言いましたが、「病院に行くのは苦手なんです。明日の朝になっても同じ状態だったら検査に行きます。」とのことでした。

「それじゃあ、主にお祈りしよう。」と言って病の癒しのために祈りました。その時、聖霊に導かれて「ハーニット兄のお父さんとお兄さんが和解しますように。平和の君であるイエスさまが彼らを訪れて下さい。」という風に執り成しのお祈りもしました。お祈りに行く数日前に、ハーニット兄から彼のお父さんとお兄さんが非常に険悪なムードになっているという話しを聞いていたことを思い出したからです。その日の夕方、ハーニット兄から電話がありました。「パスター・ケイゴ、プレイズ・ザ・ロード! 今日、僕のところに父が神妙な様子でやってきて、兄に謝ることにしたと言ってきたんです。それを聞いた瞬間、僕の全身から汗が噴き出してきてみるみるうちに癒されました。」主の素晴らしい癒しの証しを聞いて、電話で一緒にイエス様の御名をほめたたえました。

近況報告とハーニット兄の証し安川 圭吾・美穂タンザニア

東日本大震災で被災された皆様へ、心からのお見舞いを申し上げます。悲しみの中にいる方々に、主の慰めと癒しがありますように、今も原発の恐怖や二次災害の中に、置かれている人々に主の励ましと助けがありますように。

私達が住んでいるこの町にも、地震のニュースはたちまち広がりました。ケアホームにはその時テレビがなく、映像で様子を見ることはできませんでしたが、新聞で読む被害の甚大さに心を痛め、皆で日本のために祈りました。ここには、常時日本人の旅行客がいます。地震の時も宮城出身の方が滞在しておられ、数日後、実家は津波で流されたけれど幸いに家族は無事であったということがわかったそうです。

地震の二日後には、ダライラマ法王が日本のために祈祷するということが広報され、早朝から日本人が寺に集まりました。仏教徒はもちろん、普段それほど関心のない日本人も、この時ばかりは駆けつけたという話を聞きました。人が不安に陥った時、偽りの平和や博愛主義をこの

世に持ち込もうとする悪魔に惑わされやすくなる危険を改めて感じました。益々世界は混乱していくでしょうが、キリストに目をとめていく大切さを思わされました。

3月下旬、久しぶりにデリー在住日本人クリスチャンのハンナ会に出席しました。今では10人以上が参加するほどになっています。やはりご主人の実家やご子息が仙台在住の姉妹達があり、被災された方々、日本のために心をあわせて祈りました。大きな悲しみをもたらしている災害が一日も早く解決されるよう、また必ず祝福に変わることを信じて、インドの地でも祈っています。

さて、前号でお祈りをお願いした青年は、その後落ち着き、祈りも賛美も穏やかな表情で参加するようになりました。ただ残念ながら当初から彼が希望していたことですが、かつて雇われていた有名な僧侶のもとに帰って行くことが決定しました。今後も薬に手を出すことなく真面目に働き、ここで学んだイエス・キリストのことを忘れずにいてくれることを祈ります。彼が去った後は、早速新たなクライアントが来ることが決まっています。

最近、癌を患ったホームレスのチベット人女性への助けを地域の人々から求められ、無料で入院できる病院に運びました。現在私達が運営しているのは、男性専用のケアホームのみ。これまでも女性の場合は、他の団体の助けを借りざるを得ませんでした。彼女がイエスと出会うことができることを、また、女性のためのホームの導きも祈り求めています。

インドから祈っています賀川 千世美インド

この度の東日本大震災において、被災された皆様には、心からお見舞い申し上げます。主の癒しと慰めが皆様を覆ってくださいますようにと、お祈りしています。

また、皆様のお祈りを感謝いたします。インドビザ申請のため日本に戻り、学生ビザ申請の結果を待ち、3ヶ月を日本で過ごしました。そして、震災後にインドに帰任いたしました。毎日テレビや新聞で日本の震災について報道があり、現地の皆さんは、心合わせて、日本のために祈っていてくださいました。多くの方々が無事にアラハバードに戻って来た事を喜んでくださいました。異教徒の方 ま々でもが、無事に戻って来るようにと祈っていましたと、声をかけ励ましてくださいています。本当に感謝です。現地の皆さんにとって、一人の日本人を知っているというだけで、この日本に大きな関心が向けられていることを改めて知ることができました。

宣教の働きもこれに似ているように思います。以前は、全く知らなかっ

た福音が誰かによって届けられ、その福音の種を受け取った人は、小さな関心を示し、さらに求める人には、更に与えられ、大きな関心へと変えられいきます。今はキリストの家族に属する私達も、同じような経験をして来たのではないでしょうか。

昨年のクリスマスにアラハバードの教会において、力車ワラ(人力車の働きに従事している人々)を迎えて、初めての伝道集会がありました。その後、月に一度彼等を対象に伝道集会を行っています。4月2日の集会には、約100名もの力車ワラの方々が集い共に主を礼拝し、祈りと交わりの時を持ちました。そこで私は、一人の青年に出会いました。集会に一番にやって来た青年です。教会の前で、入ろうか迷っているようだったので声をかけ、中に入っていただくように勧めると、恥ずかしそうに入ってきました。

集会の後に彼から聞いた話では、ご両親は彼の小さい頃に亡くなり、精神施設のような所で育ったので、字も書けないし、読めないと話してくれました。しかし、彼等にも「福音の種」は届いています。神様のみことばが、彼等を励まし、聞くことから始まった彼等の信仰が守られ、育られますようにお祈りください。イエス様は、十字架の死にまでに従われたほどに、彼等の痛みや苦しみを誰よりも経験されたお方です。彼等がイエス・キリストを救い主と信じ、歩みだす勇気と信仰が与えられますように。

福音の種佐山 智恵美インド

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「主の祝福そのものが人を富ませ、人の労苦は何もそれに加えない。」(箴言10:22)

インドネシアに来て早一か月が過ぎました。今私はジャワ島・西ジャワ州の州都バンドンの語学学校でインドネシア語の勉強真最中です。ここで約一年の語学研修をした後、カリマンタン島・西カリマンタン州シンタンに入る予定です。シンタンでは高校で日本語を教えつつ、そこから奥に広がる、まだ福音がほとんど伝えられていない部族へのアプローチを願っています。

さて私は下宿先の共同台所で自炊をしているのですが、食事の支度という今までと変わりない行為中、ちょうど昼時・夕時に近所のモスクからの大音量のコーランが聞こえてきます。コーランをBGMとして料理をする時、異国にて生活しているのだとしみじみ感じます。そしてここまで導いてくださった神様のみ業を改めて思い返し、これまたしみじみと感謝している今日この頃です。

思い返せば昨年4月アンテオケ理事会で面接を受け、6月から全国デピュテーションが始まりました。2月までに訪問させていただいた教会・集まりは90ヶ所程。

多くの人 と々は初対面でしたが、とても暖かく迎えて下さり、励まし祈って送り出してくださいました。出発前には日ごろ風邪をひくことすら珍しい私が、生まれて初めてのインフルエンザにかかり、出発すら危ぶまれたのですが、みなさまのお祈りのおかげでこうして新生活が始まっていることに感謝の気持ちでいっぱいです。

その中飛び込んできたニュース。日本が今大変な事態になっている…。最初、こちらの人から聞いた時には信じられない気持ちでした。その後インターネットで情報を収集するにつれ、その被害の大きさに愕然としております。こちらでも多くのインドネシア人が、「日本は大丈夫か。あなたの家族は大丈夫か。」と気遣ってくれます。私の下宿先には警備員が24時間体制で配置されている(店舗が併置されているからか)のですが、彼らはムスリムです。その一人が目に涙を光らせながら、「日本に起こった災害のことをとても残念に思っている。」と話してくれた姿が心に残っています。また買い物先で、インドネシア人が日本のためにと募金活動をしている場面にも出くわしました。このように気遣ってくれるのも、彼らも多くの地震を経験しているからでしょう。今朝もここバンドンから南318キロの海域でM6.7の地震があったばかりです。

離れておりますが、インドネシアから日本のために祈りつつ…。

新生活スタート藤江 皆栄インドネシア

第3期の働きを終えて一時帰国しています。被災された教会の皆様の上に主からの慰めと助けがありますように、復興のための新しい力が与えられますように、また原発問題も収束に向うことができるようにお祈りしています。

震災の翌日3月12日、ATI神学校では設立25周年記念集会がありました。実は25周年記念日は昨年の12月7日でしたが、昨年初めに起ったGMII教団の分裂問題がまだ解決しておらず、卒業生の多くがこの教団で奉仕していることもあって延期され、3月になってしまったのでした。日程が二転三転したのと土曜日であった事などで、結局卒業生は多く集えず、こじんまりした記念集会となりました。2、3年前から、海外からも宣教師たちを招待するなど、大々的な記念行事が提案されていましたが、結局は思いとはずい分違ったものになってしまいました。しかし「ATI神学校はこんなに発展しましたよ、マスターコースも政府に認可されまし

たよ、こんなに祝福されていますよ」と成長ぶりを誇示するような25周年ではなく、私たちが悩みの中で祈りに戻されていく事を神さまは望まれたのでは、と思わされました。

記念行事にあたり、ATI神学校の歴史がまとめられました。創始期に関わられた安海靖郎師からも証しの文章が寄せられ、他の記録と合わせて、設立までのいきさつを学生たちが劇で演じました。

ATI神学校設立に至る歩みは次のようでした。70年代にカリマンタン奥地の村々にも福音が伝わり教会が次 と々できましたが、牧師、伝道師が足りず神学校の必要性が大きくなり、祈りが始まりました。安海先生は東ジャワのYPI I本部にその必要を何度も訴えて続けて、会議では神学校建築献金の袋を回したそうです。そして6~7年間も祈り続けてやっと一握りの雲のような祈りの答えがありました。奥地シンタンに1ヶ月滞在した一人の医学生が日本に帰国して証しをし、それを聞いた一人の看護生の姉妹が、老後のために蓄えていた400万円を神学校設立のために捧げてくださったのです。その後ふさわしい土地をあちこち探しまわり、ついに清水のわく土地アンジュンガンに最初の土地1ヘクタール購入へと導かれたのです。改めてATI神学校が生み出されるまでに長い年月の祈りと求め続ける努力があったことを知り、今抱えているスルートゥンバワン村中学生寮再建の問題や、一進一退するプニティ教会の教勢を思い起こしながら、大いに励ましを受けました。

ATI神学校設立 25 周年高橋 めぐみインドネシア

全知全能の主を賛美いたします。人々の生活が一変してしまった東日本大震災! 多くの命を奪い、未

曾有の被害を受けた復興への長い道程の上に主の知恵と慰め、そして人々の心温める励ましと忍耐が続きますよう、お祈り申し上げます。モンゴルでも被災当日から連日大きく報道されました。また働いておられる方々が、3月のお給料から1~2日分を日本のために寄付されました。ここ、ヘンティでは、震災翌日に県庁外国人担当者からお見舞いの言葉を頂きました。また出会う方々が家族は大丈夫かと尋ねてくださり、人々の思いの深さを改めて感じました。

さて、第二幼稚園の障害児クラスに、3月新たに全盲で重度の脳性まひの二歳児が入園しました。第二幼稚園の園児3人が全介護が必要です。教師一人では大変です。そこでボランティアについて園長先生と話を致しました。その結果、モンゴル人は無報酬の仕事はしないということが分

かりました。6月からは幼稚園を離れてと考えていましたが、現状からはできません。主のみこころを求めて祈っている中で示されたことは、私が持っている資格を用いてデイサービスを園内で行うことです。空部屋があり、そこを使用してよいとのことです。園児は幼稚園とデイサービスを行き来する形になりますが、対象になる重度の園児は4人います。園児一人につき週に2日デイサービスで預かれば、教師の負担が軽減されます。そして、やがて教会がこの働きを担うことができるようにと願っています。ウンドルハーン集会のオチルマーさん(幼稚園教師免許あり)と一緒に行うことで、今話を進めています。また、5月にビザの更新手続きを致しますが、今回就労ビザは第二幼稚園が協力してくださいます。県庁担当者も入国管理局に電話をしたり、色 と々協力してくださっています。今後の働きが主に用いられますように、そしてビザ更新手続きがスムーズにできますようお祈りください。

そしてモンゴルの幼稚園は6~8月が休園です。デイサービスはこの期間も行う予定です。ご家族の負担を軽減することと、障害者が社会に出ることができるようになることを願っています。モンゴルではまだまだ障害者は閉鎖された状態です。障害者が社会に出られるように、人々の意識改革が主の御働きによってなされますようお祈りください。

主のみこころを求めて坪内 貴代子モンゴル

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朝早く6時半に家を出発して、マンダレーから1時間ほどのサガイン市にあるソーエーワ先生の家に向かいました。着いてすぐに、先生ご夫妻と一緒に、そこから30分ぐらいのレッパン村のウーヤーチョーさんの家での集会でした。最初お坊さんが突然登場して色 と々議論が始まり、今日はどうなるのかなと思いました。子ども達が15人ぐらい集まったので、ソーエーワ先生の奥様が、となりで静かに賛美して、福音を伝えました。子どもたちは目を輝かせながら、賛美を歌ったり、返事をしたりしていました。やがてお坊さんは帰り、その後続けて、仁が絵本を通して福音を提示しました。視聴覚教材は村の人々には効果的でした。それから私(ソジョン)が短く証しをしました。「地震と飢饉と戦争のうわさがある今が、まさに終わりの時です。主イエス様が再び来られる日は近づいています。だから、遅くならないうちにイエス様を信じ受け入れ、永遠に生きる天国に共に行きましょう。今こそ福音を伝えるために出て行きましょう」と

話しました。福音を伝えるべき一番の理由は、再臨と死後の裁きがあるからであり、またそれこそが福音の力であることを、私自身がもう一度感じました。その後、ソーエーワ先生が招きの祈りをしました。みんな素直に受け入れましたが、特にウーヤーチョーさん夫婦は信仰の告白をし、また来て下さいと言いました。色 な々妨害と霊的圧迫感、緊張の中でしたが、主は人々の心にふれてくださり、主の守りを感じました。それからソーエーワ先生の家に戻り、午後2時からの礼拝を準備しました。

午後の礼拝では、とても暑くて疲れていましたが、賛美の中でふとイエス様のことを思い出しました。ヨハネ4章6節には「イエスは旅の疲れで、井戸のかたわらに腰をおろしておられた」と書いてあります。パレスチナの地の昼間で、たぶんイエス様も、とても暑かったでしょう。でも、そこでイエス様はサマリヤの女と出会い、救いのみわざをなされたのです。イエス様の一人の魂に対するあわれみと愛を思った時、涙があふれました。そして「その一人の魂をも愛するイエス様の心を注いで下さい」と祈り求めました。また「私たちがこの地で、一人の魂でも救おうとして流したこの汗と涙は、いつか報われるのだ」という確信が与えられました。「見よ。わたしはすぐに来る。わたしはそれぞれのしわざに応じて報

いるために、わたしの報いを携えて来る。」(黙示録22:12)(ソジョン)

一人の魂でも救うために伊藤 仁・ソジョン(B 国)

暖かい春になりましたが、この度の東日本大震災で大きな被害を受けられた皆様に、まず心よりのお見舞いを申し上げます。大地震、津波、そして福島の原発での放射能漏れと今でも闘っておられる皆様に主の助けと力が与えられ、一日でも早い復興(霊的にも)がなされますように。私も東北出身で、二人の兄家族が仙台におり、当初しばらく連絡が取れずとても心配しておりましたが無事でした。初めてその青葉区に住む義理の姉に電話で祈っても良いですかと尋ねると、「はい。」と答えてくれ共に初めて祈ることが出来ました。今まで閉ざされていた心が、この震災を通して少しずつ開かれてきているようです。近くの教会に夫婦で出かけられるようにと願っております。また、母教会、山形の上山の伊藤先生を通して、私たちの保守バプテストの同盟の方でも気仙沼第一教会(峰岸先生)、気仙沼教会(千葉先生)や大船渡の教会が津波の被害を受けて大変であることや、福島の原発の地域にある教会(佐藤彰先生)も

避難されたと聞き、随分大変のことと思います。又その教会員の中には、数人の原発の作業員がいて、他の作業員の方 と々共にいのちを賭けて労しておられることを知りました。皆さんの為に私たちの教会でも祈りと共に何かできればと思っております。まだ、余震も続いて不安の中におられる皆様の上に、天よりの平安と守りがありますように。必ず神様が祖国を救い支えて下さると信じ祈っております。こちらでは4月10日(日)に全国の7つのバプテストの聾者教会の恒例の合同礼拝及び体育大会が南の大川であり200名が集まり、室内でとても楽しくまた激しい大運動会でしたがみんな心も体も一つになる 主日でした。健康でご奉仕できますように(体力が要りますので!)。

祖国の痛みと悲しみのための祈り長澤 久美子韓国

この3月、家内と私は一時帰国中でした。大震災に見舞われた11日は四日市の次男を訪問中。1日遅れたら、今も福島県郡山の実家に閉じ込められていたことでしょう。支えは、「天地は滅びる、しかしわたしのことばが滅びることはない」、との、みことばでした。

大震災は、日本と世界を一体にしました。トロントにいる私たちが、何をもって日本人もしくは国際結婚されている日本人とその配偶者の皆さまに貢献出来るのか? この問いは、以前はあまり身近なものではなかったでしょうが、今は現実的です。今回の少ない教会巡回でお分かちさせていただいたことは、トロントにいる私たち夫婦が、どんな貢献が出来るかでした。それは、「家族」を作り出すお助けをする、ということでした。アダムとエバからノアの家族、アブラハムとサラ夫婦、そしてイエスさまの新約時代の夫婦に至るまで、人類が大変動に見合われてきた中でも、地上で変わらず続いて来たのは「神の家族」ではなかったか。特に

「夫婦」ではなかったか? 「それゆえ神は初めから人を男と女に創造され、人は父母を離れてその妻と結ばれ、二人は一体となる。それゆえ、神が結び合わせてくださったものを人は離してはならない。」夫婦とは、意識していようがいまいが、変わらぬ神が結び合わさせた価値あるものです。結婚する者たちは、結婚において、創造主・救い主(つまり本当の天のお父さん)によって、その父母の罪の影響を克服し、みこころに沿った夫婦として、一致に向けて、生涯、結婚の訓練を受け、成長すべき存在です。特にトロントという「外地」にいる私たち夫婦は、否応なく夫婦として向き合わされて来ました。親とか親戚といった人たちから引き離され、互いに助け合うことを余儀なくさせられて来たことは、強いられた主の恵みでした。

日本在中の国際結婚者で、アメリカ人のご主人が、今度の原発事故のため、日本人妻と子供たちを日本に残したまま本国に帰ってしまったということが起こりました。国際結婚の方々は、信仰の一致を見て、諸々の意見の相違を克服できますが、日本人同士の夫婦より、そういったことをよりドラマチックに経験させられるのです。

トロントの日本人コミュニティーに、幼稚園をとおして神の家族を育てる貢献をする。その可能性が、さらに出て来ました。引き続き9月開園に向けてお祈りいただけますと幸いです。感謝とともに。(優人)

神の家族村井 優人・春美カナダ

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第15回 世界宣教セミナーレポート

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Seminar ReportJapan Antioch Mission News

従来ディアスポラということばは、離散したユダヤ人のことを指すものとして使われ、理解されてきたが、現在宣教論的にはそのような限定はなく、例えば、船員や飛行機の乗務員等、世界に3億人いるという「動いている人たち」への福音伝道を、「ディアスポラ宣教」と呼んでいる。

日本に約220万人の外国人が住んでいる現実を、日本の教会がどのように認知してどのように関わってゆくかは、これからの課題。最大は60万人以上いる中国人。大阪で中国人留学生の家探しや引越しの手伝い等、実際的支援を通して関係作りをしているT先生は、彼らのために洗濯機を運んでいる時、主の臨在が臨むという。イエス様がこの時代にいたら、同じ事をするだろうと思う。福音伝道は大切だが、今在日外国人が必要としていることを受け止め、日本の教会としてできることは何だろうか。T先生はこの働きのためにNPOを作り、教会ではできないところにも届こうとしている。これは、新しい宣教の形ではないか。

日本には、ブラジル人教会、フィリピン人教会等もあるが、日本の教会と同じ町にあっても、牧師はお互いを知らなかったり、一緒

に食事したことも祈り合ったこともない等、日本の地域教会とのつながりは希薄。そのような交わりを実現させ、「彼ら」から「私たち」となってゆくことが大切。

また、現在約12万人の留学生(内8万は中国人)を2020年には30万人にする文科省の計画が進行中だが、背後に神の働きかけがあると信じる。日本にある教会は、30万人の留学生にどう関わるのか。従来日本人学生を対象としてきたキャンパス伝道団体も、留学生伝道を考えざるを得ない時代となった。

海外に300~400あるという日本語教会についても、「彼ら」ではなく「私たち」と捉えたい。この2月に香港で宣教フォーラムが行われ、来年2月にはバリ島で行う予定。アジアの日本語教会の牧師、信徒たちが親交を深め、情報交換と宣教協力を進めるのが趣旨で、北米や欧州では既に毎年行われており、大切な働きである。日本の牧師、伝道師が在外邦人教会の現実を理解するためには、実際にこのような集会に参加することだが、日本にはまだこの面の情報の集約と伝達のシステムが確立されていない。これも、今の日本の教会の課題であると思う。

第15回 世界宣教セミナーレポート

ディアスポラ&アジア宣教フォーラム 永井 敏夫 師

(193号より続き)

日本だからできる世界宣教と協力――その2

2010年6月22日から25日にかけて、関西聖書学院で第15回世界宣教セミナーが行われました。

極 東 林 幸司 師

アジアの教会のリーダーたちは、やがて日本の教会が極東アジアに大きな影響を与えるであろうと、我々以上に日本を戦略的に見ている。日本国パスポートも円も、アジアの中で大きな力を発揮できるが、我々は日本人であること、またクリスチャンであることを意識しすぎるため、既存のリソースを使えないものと思い込んでいる。例えば、日本政府のODAが他国では意図と違う結果を生んでいる場合があるが、本当に現地のためになることならば、クリスチャンによるプロジェクトにも、ODAが出る可能性があると思う。祈りつつ、クリスチャン議員に働きかけたり、NGOとしてできることなどを考え

たい。日本がアジアにインパクトを与えるためには、従来の日本国→宣

教団体→宣教師→現地の人といったトップダウンや、一匹狼の個人プレイではなく、この時代ならではの、リアルタイムで繋がっているネットワーク(既存の人と人との関わりやリソースのやり取り)とチームワークを生かすこと。ODA等も、ただ政府から資金を引き出し利用するのではなく、真に正しく現地に有益なことのために使う、その価値観と正しさ、真理を握っているのはクリスチャン。日本のクリスチャンは、そこを考えて立ち上がりたい。 (次号に続く)

シンポジウム2

司会:大田 裕作(アンテオケ宣教会国内主事)発題者:森 敏主事、三橋 恵理哉主事、永井 敏夫師(クレイミニストリー代表)、林 幸司理事、安海 靖郎総主事

大地震と巨大な津波で苦痛を受けている住民たちと犠牲者を覚え、生きておられる創造主の哀れみを切に望みます。また、この事をきっかけとして日本教会に新しい霊的大覚醒が起きますように。

社会に対する責任を負って文化を導き、霊的影響力を持つべき教会が、そうではなかった教会の現実に、教会指導者たちが、ネヘミヤとエズラのように悔い改める恵みがあるように切に願いました。先進国経済大国日本は、この国家的危機を乗り越えて経済回復を実現するでしょう。だが、教会はどうでしょうか? この世の唯一の希望である教会はどこに行かなければならでしょうか? 相変らず日本社会の少数派として息を潜め続けなければならないのでしょうか ? 劣悪な環境の中で献身された立派な日本教会の牧師たちを批判する積もりはありません。私は在韓邦人宣教と日韓の霊的な架け橋を担う使命をいただいて、20余年間暮した日本を去って、ソウルで日本ビジョンという名前で教会を開拓しました。弱くて不足なことが多いですが、日本ビジョン教会の私たちは地震

のニュースを聞いて皆ひざまずき、悔い改めて神様のあわれみを切に祈りました。

教会創立3周年を記念して3月17日から20日まで日本青年たちを招待しました。日本からの8人とソウル在住の日本青年3人が、横山大輔兄弟をリーダーとして韓国の青年たちと日韓キリスト教青年交流会を開きました。集まるたびに、神様が日本を哀れんでくださるようにと祈りました。韓国の教会では、日本にまるで津波が来るように霊的な復興が来ると言う人が多くいます。私は福島県いわき市に行って来ました。この震災は、決して災いではなく、平安と将来に希望を与えるというエレミヤのみことばにより、ボランティア活動をしながら祈りました。祈りましたが、あまりにも大変で難しい状況にしばらくは呆然としました。決して日本のリバイバルはたやすい事ではないと感じました。日本人は、正直で勤勉で他人を気配りする秩序正しい素晴らしい国民です。しかし、ヨナの叫びにより悔い改めたニネベの人 と々は違って、日本の教会は時間が経てばそのまま流れてしまうのではないかという気がします。日本のリバイバルは、神様の御言葉が生きて働く時、神様に対する聖い恐れが臨む時に来るということをもう一度悟りながら切に求めます。

神様のみことばが生きて働く恵みを施してください! 生きておられる神様! 日本教会に悔い改めの霊を注いでください! 日韓の教会がキリストの名によって一つになり連合するようにしてください! (潤秀)

日本の教会のために祈りますダニエル朴潤秀・任妍貞韓国

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ATTI神学校25周年記念のお祝いのケーキカットの代わりに、円錐形の黄色いご飯の先をカットしている

インドネシア 高橋 めぐみ 宣教師

レッパン村の人たちと。仁の左がソーエーワ先生

力車ワラへの伝道の様子

デピュテーション先での一こま幼稚園の仲間が一人増えました

B国 伊藤 仁 宣教師

インド 佐山 智恵美 宣教師

インドシナ 宇井 英樹・由美 宣教師夫妻モンゴル 坪内 貴代子 宣教師

Photo AlbumJapan Antioch Mission News

宣教恵みフォト

集会でみことばを語る

タンザニア 安川 圭吾 宣教師

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大震災、津波、そして原発事故と想像を絶する災害に日本が見舞われ、あまりの大惨事に言葉もありません。謹んで哀悼の意を表します。こちらのテレビでも、被災地の現状と救援活動が連日放映されています。特に原発事故の行方には、かたずを呑んでいます。家族を亡くし、家を流された方々を想う時、胸がつぶれる思いです。栄光教会も長期にわたって、さまざまな形で支援させていただこうとがんばっています。支援金、そしてベークセール・チャリティー・ショー、と企画しています。特別祈り会も持ちました。悲惨な状況の中におられる被災者の方々を想う時、胸のはりさけそうな思いで、嗚咽し、祈りが中断される事もしばしばでした。こんなに真剣な祈り会は今までにないことでした。アメリカ人の教会の祈り会で、日本にボランティアとして行く人を促したところ、3、4人の方々が手をあげたのです。みんなで支えて、日本に行くことになりました。こちらのテレビでは、日本人は信じられない程の忍耐で耐えているすば

らしい国民であると報道されていました。特に戦争の経験を持つお年寄りのたくましい表情に頭が下がり、こみあげるものを感じました。一日でも早い復興を祈っています。これからがもっと大変な時となるでしょう。信仰者が用いられる時となりますように。

こちらは例年になく雨の多い春を迎えています。桜が町全体をピンクに染めています。グッドニュースは、後任牧師が決定したことです。長い間の祈りを神様はお聞きくださいました。いよいよ独立教会に近づきました。まだ100%支えることはできませんが、先生にはパートで少し働いていただくことになりました。30代後半の若さあふれる先生です。3人の男の子がいます。子どもさんたちの新学期9月に間に合うように就任されることになりました。本当に皆様のお祈りを感謝しています。シニアの方々の伝道は、続けてゆきます。教会を開拓するとき、留学生、駐在員の方々に福音を伝えることを目標としていたので、独立教会になることは考えていませんでした。20年たち、神様はこの地に根を張る教会として育ててくださいました。ただ神様に感謝し、支援を続けてくださった教会そして皆様にお礼申し上げます。目下5月に予定しているキャンプの準備で忙しくしています。(仁子)

いよいよ独立教会へ熊井 祐作・仁子アメリカ

地の果てミシオネス州の宣教に対するご支援を感謝いたします。第5期宣教を開戦し、今日で90日が過ぎようとしています。この期間に

進めてきた宣教拠点の整備、構築は、遅 と々した歩みながら最終段階に入っています。 今月に入るなり雲と火の柱の動きを感じるようになってきていますので、間もなく第5期のプロジェクトを開始できようかと思います。今期も、肉に頼らず、野心の先行しやすい在原の自我が表面に出ないよう、覚えてお祈りしてください。主の意志を自分の意志とし、主のおられる所にお従いし、導かれた地で、主の語られる言葉のみを語ること。勝利の鍵は、やはり十字架と御霊の導きの中での安息。ここにあると思っています。

すでに3週間前になりますが、東日本大震災のニュースを市の郵便局で知らされました。TVを持たない私たちが震災を知ったのは翌日のことでした。その日、頬をけいれんさせたように、緊張した面持ちで事を

語る局員の話を聞いた途端、正直なところ、息することを忘れて身体が硬直してしまった私は、足と唇が震えその場に立ちすくんでしまいました。その後、目にしたネット配信ニュースから状況を知ることになりましたが、その日から今日まで、依然として足元がふらつき、ベンチ内を右へ左へという日々を過ごしています。宣教地帰任直後に起こった大災害を目にした私たちは、被災地の為に何も出来ないことに苛立ち、一時帰国さえ真剣に検討した次第です。今は執り成しの祈りしか出来ないことに焦りを覚えますが、現実にはこの祈りこそ最も力ある助けですので、こちらの民たちに祈りの輪が拡大するよう要請を続けているところです。私たちの知るアルゼンチン人クリスチャン方は日本のために祈ってくださっています。すべて物事は主の許しなしに起こりませんので、この度の災害を通して、神様は偉大な御業を日本になされることを 期待しています。局員から災害の知らせを耳にした瞬間、私の心に去来した言葉は「主は、日本を愛し、憐れんで下さっている」というものでした。昔も今も変わらない主の御手と血潮が、被災地と原子力発電所を覆って下さるように祈り続けます。リバイバルの前ぶれであることを信じます。

こちらの宣教の一環となっている食料援助につきましては、検討しました結果、今年12月までお捧げ下さる分を日本の被災地のために捧げさせていただきます。こちらの食糧援助については活動資金から捻出する方針です。(繁)

立ち上がれ日本在原 繁・津紀子アルゼンチン

東日本大震災のニュースは、ドイツでも連日トップで伝えられました。ドイツは環境問題の意識が高く、25年後には原子力発電所の撤廃を決定していました。それがここのところ、火力発電のCO2排出問題で、撤廃を遅らせようという動きがあったのですが、日本の原発事故のニュースの後は、即時撤廃を求める声が多くなりました。地震がほとんどないドイツの人々は日本人よりも逆に恐怖を覚え、「死の灰がここまで来るのではないか」と、放射線計量機とヨード剤はあっという間に売り切れました。どこにいたとしても、何が起こったとしても、人は心震えやすい存在であると思わされます。今こそ揺るがない岩である主の愛に立ち返り、祈る時であると、ハンブルグ日本語福音キリスト教会では、朝と夜の同刻祈祷を始めました。また、音楽家の多い群れですから、すぐにチャリティコンサートを企画。街の中央にある教会に話を持ちかけると、「私たちも日本のために何かしたかった。」と、無償で会堂を提供してくれました。

同じハンブルグにお住まいの福音歌手工藤篤子姉も出演して下さる事になり、パイプ・オルガン、ピアノ、フルート、独唱、 2重唱、合唱、ハンドベルと、急ごしらえでしたが、プログラムを吟味し、最後には教会員全員で聖歌397番「遠き国や」を合唱しました。歌詞のある曲は歌詞をドイツ語と日本語とでスクリーンに映し出しましたので、会場におられる皆さんも心を合わせて下さり、コンサート全体が日本への祈りになった事を感じました。多くのドイツ人が来て下さり、「日本のために何かできる機会を与えてくれてありがとう。」と、義援金をささげて下さいました。皆さんの心のこもった義援金は全額ドイツのワールドビジョンを通じて、日本に送っていただきました。

今回のコンサートでドイツの皆さんに驚かれたのは、「なぜ一つの教会にこんなにプロの音楽家が多いのか?」これはドイツ、ウィーン、ミラノの日本語教会に共通する特徴だと思います。クラシック音楽の技能を本場で磨く留学生や、そのままヨーロッパで職を得たプロの音楽家…。西洋クラシックにはキリスト教文化と思想が色濃く反映されており、そこから信仰を持つ人が多いのです。音楽家が神に出会い、音楽を「神を賛美するもの」として奏でる時、音楽の本当の麗しさが現れると思います。日本人音楽家が神を求めた時に、そこに日本人教会という受け皿がある事は非常に重要であると感じています。

日本へ届け!チャリティコンサート井野 葉由美ドイツ

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この度の東日本大震災に心を痛め祈っています。私はちょうどその時九州巡回中でした。住まいのある宇都宮は震度6強。家族のことを心配しましたが、夜にようやく携帯とつながり、みな無事であることがわかりました。TVや新聞で目にする光景には愕然とし、これが現実に起こっていることなのかと思いました。日曜日の夜に帰宅すると、ロシアとアラスカから次 と々お見舞いのメールや電話があり、みんなが日本のために涙して祈っていてくださることを知りました。ロシアからは義援金を集めてクリスチャン団体へ送金してくれました。ロシアの諸教会では、礼拝で特別に日本のために祈りが捧げられ、日本地図をスクリーンに映し出し、私たちが送った被害状況を書いたメールを読んで祈ってくださっているとのことでした。

以前より4月下旬からのロシア宣教への準備を進めていましたが、アルカディ兄が1月より体調を崩し入院し、医者から心臓の手術を受けるよ

うに言われたと、大変落ち込んでいます。しかし兄が病気になる前から、神様のご配慮と導きによって、大和カルバリーチャペル補教師の佐々木師がメカニックとしての実際の奉仕を希望してくださっていました。若い佐々木先生が備えられ、アルカディ兄も安心して療養でき、私たちのロシア入りを期待し待っています。具体的な準備のためにと佐々木師と会って話した次の日、代理店からの電話で、ロシアがチェルノブイリを経験したからか、福島の原発の問題を懸念し、ロシアの飛行機が6月以降運航未定との連絡がありました。ビザがあっても帰りの飛行機がないため、奉仕期間を短縮せざるを得ないと残念に思いましたが、数日後に今度は運航できるという連絡。一喜一憂しながらも、予定通り4月25日から2ヶ月間の奉仕にでかけることになりました。一台でも多く修理して伝道に送り出したいと思います。

このような中、アラスカのキングダム・エアコープスの総責任者ドウェン・キング師が短い日程でしたが、来日されました。一切観光はしない、できるだけ日本人と会ってこの時代に勇敢であるよう励ますこと、これが今回の自分の使命だと言っておられました。視察した被災地のあまりにも甚大な被害を前に、言葉を失っていました。引き続き、広くアメリカで日本のための祈りの手が上げ続けられるように伝えていくとのことでした。私は、私に与えられた主の召しに、主のみ声を聞き分け立ち止まらずに前進していきます。みなさまの上に祝福を祈りつつ。(恵太)

大震災の後で高山 恵太・嘉津子ロシア

3月11日、東京の自宅にいた私たちは、大きく長い横揺れに、裸足で外に飛び出しました。下校途中の望も無事でしたが、大きな余震の連続に子どもたちも怖がりました。東北は大地震と知り、広範囲の大津波警報を見て、息をのみました。電話は固定も携帯も通じません。達生の両親のいる九十九里浜についても「10メートル以上」という警報を見て、「逃げて!」と携帯メールを送りました。夜、両親は無事とわかりました。

4月7日から1週間、達生は福島県にボランティアに行きます。現地の教会の牧師たちが、被災地の老人施設などに物資を届けているそうで、少しでもお手伝いをと思います。東北の被災者の方々の何重もの試練を見る度に、涙が出ます。日本語生徒(イスラム教徒)たちからも「大丈夫ですか? 日本のために祈っています」とメールが届いています。私たちは震災直後の3月後半に関西、4月は関東の諸教会を訪問して、日本のため、A国のために祈りました。

長男の望はこの4月から3年生ですが、再渡航前の今学期からホームスクールに切り替えることにしました。2年生の担任だった先生のご尽力で、区の教育委員会からの許可の下、公立小に籍を残し、3年生の担任とも良い関係を保ちつつ、9ヶ月ぶりにホームスクールを再開できました。

さて、NATOの誤爆で2月、3月に計73人の市民が殺されたアフガニスタンで、4月1日国連職員も7名殺されました。それがアメリカ人牧師のコーラン焼却のせいだと知って、心底憤りました。2月前半、達生はインドネシアに行き、元イスラム急進派教師F師のもとで研修を受けました。F師は昔、攻撃するために聖書を読み、「神がそのまま人になったのではなく、

『神のことば』が人となった方だ」(ヨハネ1章)と知って、逆にキリストを信じたのです。その結果6年間投獄された後にTVで、「共にアブラハムの一神教に帰ろう」とイスラム教徒にもクリスチャンにも語りかけ、感銘を与えました。そして対話による伝道を15年間続けています。達生もイスラム教徒と一緒にコーランを読み、対話の実習をしました。神はイスラム教徒を愛し、聖書の言葉に触れる機会を世界各地でくださっています。神の心をクリスチャンは知るべきです。

3・11を境に、世界も自分も変わりました。「原子力資料情報室」等、色々な立場の専門家の声から福島の状況を判断しています。「原発の火を止めてください」と祈りながら、詩篇46篇を噛みしめています。(一平)

(現地の事情により、名前を変えております。)

汝ら静まりて我の神たるを知れ山野 一平・さくら(A 国)

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2011年は、「私の霊によって」と新年礼拝メッセージをゼカリヤ4章6節から受け、心強められスタートを切りました。ところが私はその週末に加齢と過労からか、帯状疱疹を発症し、大学病院に一週間入院しました。それでも感謝なことに後遺症はなく、4月からの第2期ウィーン宣教に向けて動き出すことができました。欧州内の無牧JCFに出来うる支援をしようという教会の基本姿勢を踏まえ、私たちは2月1日~8日にマドリード聖書を読む会の要請を受けてマドリードを訪れました。昨年の欧州キリスト者修養会を企画主催した集まりとはいえ、フェルナンド夫妻ら数名のキリスト者たちが集会を守る小さな群れであり、その献身的な信仰姿勢には心打たれました。

4月から開始される第2期宣教準備のため、3月1日~4月20日にかけて久々日本に一時帰国しました。到着早々の4日、アンテオケ宣教会事務所に安海総主事らスタッフ一同を訪ね、ウィーン宣教を取巻く状況を説

明させていただき、皆様の理解と篤い祈りを得たことは大きな収穫でした。5日には私たちの帰国に合わせてOB支援祈祷会が東京永福町の柳沢宅で開催され、宣教の報告に応えて10名の参加者がウィーン宣教のためお祈りくださいました。ただこの支援祈祷会を支えて来られた芳賀正牧師がご病気のため欠席されたことは残念で、早期回復のため心合わせて祈りました。その後7日に北陸入りをして間もなくのこと、あの東日本大震災に遭遇します。「戦後65年にして最大の日本の危機」との菅首相の認識に驚くと共に、この出来事を通して神の御心が日本に成ることと速やかな回復を、訪問する教会と共に祈りました。留守にするウィーン教会でも震災日本の復旧支援のために祈りの手が挙げられ、各種のチャリティコンサートの企画や協力を開始したのとのことでした。教会役員からの知らせでは、震災義捐金が、集会場所を提供するルター教会とウィーンの台湾教会から届けられたとのことで、暖かい日本への思いやりにも感動です。震災発生直後のウィーン教会礼拝に、この出来事で心動かされ初来会された婦人がおられたとのこと、内外に主が不思議な仕方で働きかけられておられることを実感します。「これもあれも神のなさること」(伝道者の書7章14節)。いよいよ終末

的な様相を深める日本・世界の情勢の進展の中で、ウィーン日本語キリスト教会が果たすべき役割を見据えて、第2期宣教に対処しようとしています。お祈りください。

東日本大震災と重なり第2期宣教開始高木 功一・輝ドイツ

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お祈りとご支援を感謝申し上げます。休暇帰国中の日本で3月11日、東北関東太平洋沖M9の地震が起き、

岩手、宮城、福島、茨城県で大地震と津波で愛する家族と家財の全てを失い、絶望のどん底に落とし入れられた人々が、今嘆きと悲しみ、張りつめた緊張から生きる為に立ち上がっています。津波で両親を失った孤児達も居るとのこと、日本全国で重荷を負っていかなければなりません。パキスタンの洪水時、家の全てを流された人々の中で、生活の糧をを得るために子供が売られているとの記事が新聞に載っていました。「私たちを悪からお救いください」と叫びます。母国日本において孤児達は大きな保護の下に成長して言って欲しいと思います。神さまは大いなるお方、そして愛のお方です。被災者の人達の生きる歩みが始まりました。その為には政府の助けも必要です。しかし被災した教会堂に対する政府の援助はないと聞きました。クリスチャンにとってまずは流された教会、

破壊された教会の教会堂の再建の為に労する事になるでしょうか。地震津波による原発事故は人々を恐怖に陥れました。命がけで収束

の作業をしているスタッフの人々が正しい監督の下で仕事が守られ、過度な被爆を避けることが出来ますように。

クリスチャンの私たちがこの試練の時、みことばに立って永遠に繋がる希望を持てるように労していけますようにと祈らされます。

怪我の回復は順調に守られて感謝です。4月中旬には三重県と名古屋でのデピュテーションに出かける事ができました。地震津波被災地への救援活動でお忙しくしておられた先生方や兄姉皆様が、パキスタンでの働きをも覚えて報告会を持たせてくださり感謝でした。関東地区でのデピュテーションの後、5月中旬に派遣させていただく予定でおります。

感謝しつつ。

再派遣を前にして田中 久美子パキスタン

3月11日、現地のテレビニュースで放映された日本の大災害、それも自分たちの住んでいた東北地方、母教会のある仙台のすさまじい光景にショックを受け、涙の中で主人と二人、創造主に祈るのみでした。すぐ電話が鳴り始め、C国の友人たちから、私たちの家族友人の安否を気遣う言葉、お見舞いの言葉が次 と々寄せられました。在住日本人が少ないこの街で、親しい友人ばかりでなく、少しでも私たちを知っている方々が電話をかけてくださったのです。B教会の主日礼拝でも日本のための祈りがささげられ、イスラム教徒の友人Sさんもご兄弟も一緒に祈りたいと礼拝に出席されました。

そのような中で4月2日に予定しているコンサートを震災支援チャリティコンサートにしたいという私の思いを、主催者の日本I市文化友好協会が心よく了承してくださり、チケットと私のDVD販売代金を震災義捐金とすることになりました。さらにコンサート会場にお見舞い記帳、折鶴コー

ナーを設け、パンフレットには「日本の親友の苦しみを分かち合うために…」と印刷されました。このコンサートに共演予定の声楽家大宮香織姉は、被災地仙台在住。母教会は会堂の大きな損傷はなく、皆は無事だったものの、大宮姉は小学校時代の同級生を津波で失うという大きな悲しみの中にありました。しかし、最終的に主の御手に導かれ、コンサートに出演することができ、震災の経験を信仰者として分かち合う機会もあり、貴重な証人としての任務を果たされました。

I市と日本I市文化友好協会の共催、日本総領事館後援、某日本大手企業協賛という公的なコンサートでしたが、私たちは主の栄光と愛があふれることを祈りつつ準備していました。震災支援コンサートとなったことで、「日本の美と技」というタイトルの伏線であった 「愛と祈り」というテーマを表に出すことができ、来会者、スタッフ、 C国人共演者らに大きな感動と共感を呼び、主の栄光が会場に輝きました。250名弱の会場でしたのでチケットは1週間で完売。立ち見の方々を入れても入場を断らざるをえませんでした。I市関係者やB教会で開拓準備中のT市文化担当者の来会、各新聞社の取材など主の愛の波紋がさらに広がってゆく予感です。ここに至るまでは本当に激しい戦いで、私自身も家族のことで緊急帰国したく、コンサートをキャンセルすることも考えましたが、主の力強い御手と背後のお祈りに支えられて、踏みとどまることができました。主の御心がなされたことの満足と平安をいただいています。栄光在主! (敦子)

震災助け合いコンサート末冨 一・敦子(C 国)

約11年間、皆様のご支援により、インドシナにおいて主にある働きをすすめ、実が結ばれてきましたことを感謝します。私たちは、今、ひとつの区切りをつけ、第2章に進もうとしています。

2010年2月より、デピュテーションの計画を立て始め、報告の準備とともに、その後の活動についても考えました。その過程を通して、4月には働きに区切りをつける時期に来ていることが示されました。一つには、これまでやってきたことがそれぞれに形になり、委ねられる人が育ったということです。さらに祈り続け、8月には総主事の安海師と支援会の森師にも個人的に祈りに覚えていただきました。

帰国後、森師、安海師に会う機会を得て、私たちの心にある思いをお話しました。自分たちは宣教師であること、アジアに重荷があること、これまでの経験をまとめ、充電し、そして働きを発展・拡大して進めていきたいこと、次に進むにあたり、学びの必要を感じていることが私たち

の中で明確になってきていることなど、訪問先の先生方にも、その時々にお話できることをお分かちし、祈りに覚えていただきました。

デピュテーションと平行して、私たちの関心や重荷が具体的になるように、学校の情報を集めました。いくつかの学校に私たちの希望を伝え、条件や状況などを確認しました。今年1月末にようやく学校を絞り込み、シンガポールにあるDTC(Discipleship Training Centre)に決めました。

私たちは7月から始まる1年間のコースに入ります。英樹は異文化宣教コースをとります。由美は自分でテーマを設定し学ぶコースをとり、さらにパートタイムでSBC(Singapore Bible College)でカウンセリングを学びます。主の御心であれば、カウンセリングの専門家になるまでの学びに進みたいと考えています。DTCとSBCからはすでに受け入れ通知があり、この原稿を書いている今は、学生ビザの下りるのを待っています。

私たちは、今までの働きに一区切りをつけますが、宣教師としての使命の確信は変わりません。これまでの経験を生かし、さらに広く東南アジアに重荷を持ち、これからも奉仕していきたいと願っています。深く学ぶことで、自分が見えていない部分がはっきり見えてくるでしょうし、また新たな出会いも与えられるでしょう。アジアでの宣教を客観的、また専門的に知ることは、私たちの将来の働きを確かにしてくれると期待しています。続いてお祈りを、よろしくお願いいたします。

第 2 章に向けて宇井 英樹・由美インドシナ

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科  目     金  額

科  目     金  額

科  目     金  額

科  目     金  額

科  目     金  額

科  目     金  額 科  目     金  額 科  目     金  額

計 9,038,369

収入計 1,762,170

合計 1,762,170次月繰り越し 501,035支出計 1,261,135

収  入

収  入

支  出

一 般 会 計 収 支

支  出

海 外 宣 教 献 金 収 支

国 内 ス タ ッ フ 献 金 収 支

InformationJapan Antioch Mission News

一般献金 1,362,035海外宣教献金 7,047,534国内・スタッフ献金 628,800

通信費 76,244事務費 21,185交通費 112,360ニュース関係費 515,621  印刷代 407,501  送料 108,120広告費 52,500セミナー立替 41,160事務所他借料 368,000スタッフ退職積立 10,000慶弔費 10,000奉仕者交通費他 10,228接待費 6,861光熱水費 12,862備品費 21,980雑費 2,134

熊井師指定献金 259,300 (前月繰越) 164,199 生活・活動費 300,000 アンテオケへ献金 40,000 その他 9,190 口座残 74,309田中師指定献金 85,000 (前月繰越) 348,632 アンテオケへ献金 20,000 その他 41,060 口座残 372,572長沢師指定献金 351,000 (前月繰越) 83,787 生活・活動費 280,000 アンテオケへ献金 32,000 その他 7,280 口座残 115,507在原師指定献金 742,080 (前月繰越) 586,930 生活・活動費 600,000 カルロス兄弟援助 10,000 食料援助 6,080 アンテオケへ献金155,000 その他 11,940 口座残 545,990高山師指定献金 628,000 (前月繰越) 470,936 生活・活動費 500,000 アンテオケへ献金 62,000 その他 780 口座残 536,156宇井師指定献金 371,660 (前月繰越) 635,614 生活・活動費 300,000

 アンテオケへ献金 40,000 その他 470 口座残 666,804寺田師指定献金 556,000 (前月繰越) 406,426 生活・活動費 600,000 アンテオケへ献金 50,000 その他 440 口座残 311,986高橋師指定献金 390,000 (前月繰越) 588,081 アンテオケへ献金 60,000 口座残 918,081村井師指定献金 210,000 (前月繰越) 37,560 生活・活動費 180,000 アンテオケへ献金 20,000 その他 7,240 口座残 40,320安川師指定献金 671,000 (前月繰越) 314,696 生活・活動費 610,000 アンテオケへ献金 61,000 その他 1,680 口座残 313,016賀川師指定献金 3,000 (前月繰越) 236,025 生活・活動費 40,000 スタッフサポート 72,000 帰国積立 40,000 アンテオケへ献金 20,000 その他 680 口座残 66,345伊藤師指定献金 1,145,900 (前月繰越) 146,875 生活・活動費 450,000 家・学生寮家賃 570,000

 タウンオル師へ 41,900 アンテオケへ献金 51,000 その他 1,470 口座残 178,405井野師指定献金 448,594 (前月繰越) 375,146 生活・活動費 406,594 アンテオケへ献金 42,000 その他 5,660 口座残 369,486高木師指定献金 183,000 (前月繰越) 9,507 生活・活動費 160,000 アンテオケへ献金 25,000 その他 3,420 口座残 4,087末富師指定献金 412,000 (前月繰越) 312,737 生活・活動費 600,000 アンテオケへ献金 64,000 その他 14,100 口座残 46,637朴師指定献金 150,000 (前月繰越) 8,895 生活・活動費 120,000 アンテオケへ献金 30,000 その他 1,920 口座残 6,975佐山師指定献金 38,000 (前月繰越) 1,370,150 アンテオケへ献金 38,000 その他 290 口座残 1,369,860坪内師指定献金 208,000 (前月繰越) 684,890 その他 290 口座残 892,600

藤江師指定献金 15,000 (前月繰越) 171,673 アンテオケへ献金 27,000 口座残 159,673土田師指定献金 18,000 (前月繰越) 134,842 アンテオケへ献金 20,000 その他 290 口座残 132,552インドネシア宣教献金 162,000 (前月繰越) 157,117 口座残 319,117

安海師指定献金 98,900 (前月繰越) 18,800 安海師へ 80,000 アンテオケへ献金 9,000 その他 280 口座残 28,420松崎姉指定献金 265,000 (前月繰越) 168,100 生活・活動費 200,000 アンテオケへ献金 42,000 その他 660 口座残 190,440浜崎姉指定献金 264,900 (前月繰越) 0 浜崎姉へ 264,900 口座残 0

一般献金 1,362,035(前月繰越) 400,135

アンテオケ宣教会会計報告 2011.2.1~2011.3.31

発行所アンテオケ宣教会 〒330-0064 さいたま市浦和区岸町 6-1-5 TEL048-823-8366FAX048-833-4507E-mailjimukyoku@4j2st31g.netURLwww.4j2st31g.net  郵便振替00170-4-10379 発行者安海靖郎

献金芳名リスト(敬称略・順不同) 計 96 件

(注)田中師、高橋師、佐山師のサポートは帰国中のため、支える会から直接支払われています。 

教会及び団体 イエス・キリスト(教団(2)垂水(3)東京若枝白河)活けるキリスト(大阪(2)名古屋(2)京都(2)キリスト伝道隊(平塚(2))交友会(貝塚)JEC(千代田(2)海外宣教部(2))長老教会(下馬(3))バプ教会連合(門真(2))福音キ教会連合(観音寺聖書(2)洋光台のぞみキ(2)本郷台キ(2)札幌西福音キ(2)大野キ(2)宮崎北聖書キ(2)宇山福音(2)丸亀聖書宣教教会(3)大磯キ(2)前橋キ(3)浜田山キ(2)千歳福音キ玉村福音キ豊栄キ八栗シオン(2))福音自由(浦和(2)東川口(2)片柳(2)川口中央(3))保守バプ(山形第一)ホーリネス(中川(2))

単  立 京都シオンの丘キ(2)豊田カルバリー・キ(2)東京めぐみ(2)馬橋キ(2)大和カルバリーチャペル(2)札幌キ福音館(2)日野キ(2)ハーベストチャーチ郡山キ福音(2)南茨城インドネシア福音寒川キ 腰越独立(2)北海道ペンテコステ

支える会他 寺田達生を支える会(2)土田師を支える会(2)伊藤ファミリーを支える会(4)村井師を支える会アルゼンチンを支える会(3)宇井師を支える会松ひかり宣教を支える会(2)韓国ロー者宣教支援会(2)朴師を支える会(2)高橋師を支える会(2)高山師を支える会(2)タンザニアミッション(2)末富師を支える会(2)田中久美子を支える会(2)高木師を支える会(2)モンゴル DBミッション(2)井野葉由美を支える会(2)佐山師を支える会(2)日本ミッション(2)

個  人 中川秀雄・絹代(2)小室弘子(2)野牧弘・峰子宮川淳子(2)中村准(2)妹尾弓子(2)高岡秀雄(2)鶴若茂男・恵子(3)嶋津マツエ樋口綾子岩井博子(2)三浦岸雄(2)武藤元康大野健次郎(2)㈱ノア有志(2)小路伸夫鈴木勝二熊井裕作(2)田中久美子(2)長沢久美子(2)在原繁(2)高山恵太(2)宇井英樹(2)寺田達生(2)高橋めぐみ(2)村井優人安川圭吾(2)賀川千世美(2)伊藤仁(2)井野葉由美(4)高木功一(2)末富敦子(2)ダニエル朴(2)佐山智恵美(2)藤江皆栄(2)土田さとみ(2)安海靖郎(2)松崎ひかり(4)浜崎国子(2)鹿子木健・ゆうこ(2)長田明紀奈寺田進一(2)熊野訓子熊野千登勢・博美高橋文冶・啓子(2)田口こと(3)相馬美知栄(2)橋本道子(2)杉山真砂子(2)

事務局便り

 

東日本大震災で被災した諸教会、教会員の

皆様に、主の励ましと助けが豊かにあります

よう、事務局スタッフ一同心から祈ります。

 

4月25日に行われたアンテオケ宣教会理事

会において、新たに阿部克己師(モンゴルD

Bミッション代表)が理事長に選出されました。

・熊井裕作・仁子宣教師夫妻が奉仕している

シアトルの栄光教会の後任牧師招聘が決定

しました。引継ぎのために。

・土田さとみ宣教師は4月18日から5月18日

にかけて、ヨーロッパ視察旅行をします。

今後の宣教の働きに主の導きが示されるよ

うに。

・帰国中の田中久美子宣教師(5月下旬帰

任)、高橋めぐみ宣教師(10月下旬帰任予

定)、寺田宣教師一家(8月帰任予定)が

日本において充実した日々を過ごし、再赴

任に備えることができるように。

・5月中旬に帰国予定の末冨宣教師夫妻の国

内での予定のために。

・この夏からシンガポールで学びに入る予定

の宇井宣教師夫妻のために。

・出産準備中の伊藤宣教師夫人(ソジョン)

のために。7月に一家で一時帰国予定です。

・6月1~4日にモンゴル・ウランバート

ルで開催されるアジア・ローザンヌ会議に

参加する松崎ひかり主事のために。坪内貴

代子宣教師の働きのために中古の車椅子を

持って行き、現地の宣教師方との交わりも

予定されています。

・この4月から事務局が新たな体制に入り

ました。安海靖郎総主事、稲垣博史主事

(事務局長)、浜崎国子主事、松崎ひかり

主事、高山嘉津子主事の働きが祝福され

るように。稲垣主事は、東日本大震災救

援キリスト者連絡会の事務局長を兼ねて

の働きです。

 

9月に仙台で開催予定であった第16回世

界宣教セミナーは中止を決定しました。地

元の教会が主にあって守られ、祝福される

ようにお祈りください。

お祈り下さい

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