Upload
mari-yamauchi
View
205
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
津波がもたらした原子力被害と怖さ
1. はじめに甚大な被害をもたらした、東日本大震災の特徴と危機管理のあまさが、もたらした
原子力発電の被害について整理してみる。
2. 東日本大震災被害状況2011年3月11日14時46分18秒(日本時間)、宮城県牡鹿半島沖を震源として発生し
た東北地方太平洋沖地震は、日本の観測史上最大のマグニチュード(Mw)9.0を記録し、震源域は岩手県沖から茨城県沖までの南北約500km、東西約200kmの広範囲に及んだ 。この地震により、場所によっては波高10m以上の大津波が発生し、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらした。また、大津波以外にも、地震の揺れや液状化現象、地盤沈下、ダムの決壊などによ
って、東北と関東の広大な範囲で被害が発生し、各種ライフラインも寸断された。1
しかし今回の東日本大震災の怖さは、地震と津波だけではなく二次的な被害として、起きた放射能漏れの問題である。被災地は復興が少しずつでも進んでいますが、福島第一原子力発電所の半径30km圏内は、未だに避難地域となっており多くの住民は家に近づくこともできず、復興するどころか一歩も踏み出せていない状況であり、将来的な不安はより一層強くなっていると思われる。そして放射能被害は近隣県の農作物にも及んだ、最近では汚染された稲わらを食
べて出荷された汚染牛問題と、復興しつつある地元農家を苦しめることとなってしまった。
3.原子力発電の安全性についての疑問このように大きな被害をもたらした要因としては、短時間で被害範囲を想定するこ
とが難しく、被災地の方も想像をはるかに超える規模であったことなどから、逃げ遅れた方々の水害によるものが死者の大半であった。しかし二次的災害として今現在も続き、我国のエネルギー問題にも発展した原発放射能被害は想定できたのはないだろうか?原子力発電所はすべて沿岸部に、建設されている為、当然地震多発国の我国では津波による耐久性を、考慮すべきであったのではないだろうか?2
今回の東日本大震災は想定以上と言われるが、海溝型地震ではマグ二チュード7.0以上の大地震は想定できたはずである。10M以上の津波みも予測しての安全対策が必要だ。放射能という危険物を扱う施設は想定していなければいけなかったのではないだろうか?
図1 日本の原子力発電所マップ2
1. まとめ原子力発電の安全性が確保出来ないのであれば、太陽光発電・水力発電・風力発電
など、供給量やコスト面では課題はありますが、考えなければならないのではないだろうかと思う。このタイミングだからこそできることであると思うし、日本中の節電意識が高まっている今しかない。皮肉なことにこのことがCO2排出ガスの削減にも繋がるし、資源が乏しい日本においては脱原子力発電を真剣に進めることが、将来の日本ためになると私は思う。具体的には民間企業と地方自治体と協力して、各県単位でインフラの整備を中心に進めて実現して欲しい。 参考文献1)東日本大震災.2011年3月http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%A4%A7%E9%9C%87%E7%81%BD(2011年7月16日閲覧)2)日本の原子力発電所マップ株式市場と経済マップ2011年3月29日http://nikkei225kuroiwa.blog90.fc2.com/blog-entry-4356.html (2011年7月16日閲覧)