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ペーパーホワイトボードプロトタイピング-協働によるデザイン案検討での活用-
ShibuyaUX 2011/12/12
A Study of Paper White Board Prototyping at a Design by Collaboration.
shirasy
� 担当者が一時案を作成後、数名(2~4 名程度)にて内容の確認(意識共有)および改善案を検討
� この際、プロジェクト内のメンバーは業務を行っているため、短時間での内容の確認、ならびに改善案の検討完了が求められる
開発プロジェクトの現場の一例
1. はじめに
スマートフォン向けアプリの画面遷移やワイヤーフレーム案検討
ペーパープロトタイピング : 「ラピッドプロトタイピング」の形態の一つ
ラピッドプロトタイピングの特徴
� “次々に修正を加えていけることが重要”� “ブレーンストーミングを推進する材料を提供し、問題の早期発見につながる”
2. ペーパープロトタイピング
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最近、ユーザのニーズを引き出すためにペーパープロトタイピングに着目した事例も
従来、ペーパープロトタイピングは、主にユーザビリティの評価が目的
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ペーパープロトタイピングの課題
デザイン検討の思考を阻害
� 図の描画に失敗した場合、全体を描き直す必要がある� 意識合わせのため、図の一部を修正する際も、全体を描き直す必要がある
プロジェクトメンバー内の打ち合わせと言った意識あわせの際、以下の課題を有する
2. ペーパープロトタイピング
思考の回転と意識共有を促進するグリスが欲しい
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3. ペーパーホワイトボードプロトタイピング
ペーパーホワイトボードを用いたプロトタイピング「画面枠」のペーパーホワイトボードへの着脱により、「フォーカス」と「俯瞰」を切り替え
俯瞰:画面枠をペーパーホワイトボードに外した状態ペーパーホワイトボード全体を俯瞰し、画面遷移案の検討を促進
フォーカス:画面枠をペーパーホワイトボードに着けた状態画面にフォーカスし、ハンドスケッチにて画面のユーザインターフェイス案の検討を促進
<フォーカス> <俯瞰>画面枠の着脱により、「フォーカス」と「俯瞰」の切り替えを繰り返す
デザイン案の理解を共有するため、検討が促進
4. 関連発表
白澤:「協働によるデザイン案検討における ペーパーホワイトボードプロトタイピングに関する検討」,第3回HCD研究発表会(2011)
白澤,松崎,牧野,小江,吉岡:「協働によるデザイン案検討における ペーパーホワイトボードプロトタイピングの検討」,ヒューマンインターフェイスシンポジウム2011(2011)
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ワイヤーフレーム検討忠実度:低対象者:内部関係者対象物:スマートフォン向け
ソフトウェア
本研究におけるプロトタイピングのスコープ
山崎氏:「ユーザーセンタード・デザインの展開(5)ペーパープロトタイピングの活用」、pp.118-119、日本デザイン学会第59回研究発表大会(2009)
「ペーパープロトタイピングは、インタラクションのある製品やサービスをデザインするためのデザイン手法」と定義(山崎氏)
2. ペーパープロトタイピング