17
PRESS RELEASE 1.新年度の目標 新年度の目標 1 位は 4 年連続で「貯蓄」、2 位は「生活費の見直し・節約」 今年の貯蓄目標額は? 平均 168.7 万円 目標額が最も高い年代は? 男性は 30 代 女性は 50 代がピーク 昨年 1 年間に増やせた貯蓄額は平均 59.9 万円 キャッシュレス派の年間貯蓄増加額は現金派の 2.7 倍 キャッシュレス派と現金派の貯蓄格差が顕著 キャッシュレス派男性の年間貯蓄増加額は現金派の 2.9 倍に 全国の 20 歳から 69 歳の男女 1,000 名(全回答者)に、新年度(4 月から)の目標を聞いたところ、最も多かったのは「貯 蓄」(38.9%)で、2015 年の調査開始以来、4 年連続(※)でトップになりました。また、2 位は「生活費の見直し・節約」(24.6%)、 3 位は「仕事や家事の効率 UP」(21.0%)、4 位は「ダイエット」(18.3%)、5 位は「趣味力 UP」(17.4%)でした。家計や家事の見 直しのほか、ダイエットや趣味力 UP といった自分磨きを新年度から頑張ろうと考えている人が多いようです。 【図 1】 「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査(2015 年 3 月 19 日発表)」http://www.global.jcb/ja/press/20150318120000.html 「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査 2016(2016 年 3 月 22 日発表)」http://www.global.jcb/ja/press/20160322140500.html 「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査 2017(2017 年 3 月 29 日発表)」http://www.global.jcb/ja/press/00000000162435.html 【図 1】 42.7 36.2 26.8 23.4 19.6 18.6 9.8 20.0 12.8 12.6 43.9 37.6 25.2 21.9 20.1 17.8 11.9 19.9 12.1 13.5 42.4 35.6 26.4 22.9 19.4 19.3 11.8 20.4 12.1 10.3 38.9 24.6 21.0 18.3 17.4 15.0 13.3 13.1 11.0 9.5 0% 25% 50% 2015年(n=1000) 2016年(n=1000) 2017年(n=1000) 2018年(n=1000) ■新年度(4月から)の目標 [複数回答形式] ※2018年の上位10位までを抜粋 貯蓄 生活費の 見直し・ 節約 仕事や 家事の効率 UP ダイエット 趣味力UP 家族との コミュニ ケーション 資産運用力 UP 副業収入 UP 友人との コミュニ ケーション 恋愛・結婚

2015 0 w n=1000 x 2016 0 w n=1000 x 2017 0 w n ... - JCB Global … · ≫ キャッシュレス化を自認する「キャッシュレス派」は3 割半、一方「現金派」は4

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PRESS RELEASE

1.新年度の目標

≫ 新年度の目標 1位は 4年連続で「貯蓄」、2位は「生活費の見直し・節約」

≫ 今年の貯蓄目標額は? 平均 168.7万円 目標額が最も高い年代は? 男性は 30代 女性は 50代がピーク

≫ 昨年 1年間に増やせた貯蓄額は平均 59.9万円 キャッシュレス派の年間貯蓄増加額は現金派の 2.7倍

≫ キャッシュレス派と現金派の貯蓄格差が顕著 キャッシュレス派男性の年間貯蓄増加額は現金派の 2.9倍に

全国の 20歳から 69 歳の男女 1,000 名(全回答者)に、新年度(4 月から)の目標を聞いたところ、最も多かったのは「貯

蓄」(38.9%)で、2015 年の調査開始以来、4 年連続(※)でトップになりました。また、2 位は「生活費の見直し・節約」(24.6%)、

3 位は「仕事や家事の効率 UP」(21.0%)、4 位は「ダイエット」(18.3%)、5 位は「趣味力 UP」(17.4%)でした。家計や家事の見

直しのほか、ダイエットや趣味力 UP といった自分磨きを新年度から頑張ろうと考えている人が多いようです。 【図 1】

「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査(2015 年 3月 19日発表)」http://www.global.jcb/ja/press/20150318120000.html

「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査 2016(2016年 3 月 22 日発表)」http://www.global.jcb/ja/press/20160322140500.html

「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査 2017(2017年 3 月 29 日発表)」http://www.global.jcb/ja/press/00000000162435.html

【図 1】

42.7

36.2

26.8

23.4

19.6

18.6

9.8

20.0

12.8

12.6

43.9

37.6

25.2

21.9

20.1

17.8

11.9

19.9

12.1

13.5

42.4

35.6

26.4

22.9

19.4

19.3

11.8

20.4

12.1

10.3

38.9

24.6

21.0

18.3

17.4

15.0

13.3

13.1

11.0

9.5

0%

25%

50%

2015年(n=1000) 2016年(n=1000) 2017年(n=1000) 2018年(n=1000)

■新年度(4月から)の目標 [複数回答形式] ※2018年の上位10位までを抜粋

貯蓄 生活費の

見直し・

節約

仕事や

家事の効率

UP

ダイエット 趣味力UP 家族との

コミュニ

ケーション

資産運用力

UP

副業収入

UP

友人との

コミュニ

ケーション

恋愛・結婚

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2

次に、全回答者(1,000 名)に、新年度の貯蓄目標額を聞いたところ、「0 円」が 16.0%でしたが、「100 万円台」(19.3%)や

「500 万円以上」(8.8%)といった回答も一定数みられ、「100 万円以上」という人が 37.3%になりました。また、0 円との回答も

含めた平均貯蓄目標額は 168.7万円となりました。 【図 2】

男女別にみると、男性の平均は 212.4万円、女性の平均は 124.9万円となりました。また、男女それぞれについて、年代

別にみていくと、男性では 30代が最も高く 265.8万円、女性では 50代女性が最も高く 155.9万円でした。 【図 3】

【図 2】

【図 3】

16.0

1.5

7.1 7.0 5.7 7.3

1.4

11.6

2.1 1.3 0.8 0.9

19.3

6.5 2.2 0.5

8.8

0%

25%

50%

全体【n=1000】

■新年度の貯蓄目標額 [単一回答形式]

平均貯蓄目標額:168.7万円

1万円~50万円未満(計)

28.5%

50万円~100万円未満(計)

16.7%

100万円以上(計)

37.3%

※細かい区切りの階級で聴取、取得したデータを統合して表示

0円(目標額

なし)

1万円未満

1万円~10万円未満

10万円台

20万円台

30万円台

40万円台

50万円台

60万円台

70万円台

80万円台

90万円台

100万円台

200万円台

300万円台

400万円台

500万円以上(※)

168.7万円

212.4万円

124.9万円

145.3万円

265.8万円

240.5万円

243.3万円

167.3万円

103.5万円

112.0万円

130.2万円

155.9万円

123.0万円

0万円

100万円

200万円

300万円

■新年度の貯蓄目標額の平均

全体 男性 女性20代

男性

30代

男性

40代

男性

50代

男性

60代

男性

20代

女性

30代

女性

40代

女性

50代

女性

60代

女性

n= n= n= n= n= n= n= n= n= n= n= n= n=1000 500 500 100 100 100 100 100 100 100 100 100 100

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3

また、全回答者(1,000 名)に、昨年 1 年間で増やせた貯蓄額についても聞いたところ、「0 円」が 36.9%、「1 万円~50 万

円未満」は 30.3%、「50 万円~100 万円未満」は 11.3%、「100 万円以上」は 17.4%となり、0 円との回答も含めた平均貯蓄増

加額は 59.9万円でした。全く増やせなかったという人が 3人に 1人の割合でみられましたが、1年間で 100万円以上増や

せたという人も 2割近くと少なくないようです。 【図 4】

【図 4】

ここで、昨年1年間で増やせた貯蓄額を支払い方法によって分けたタイプ別にみると、キャッシュレス派の平均貯蓄増加

額は 87.6 万円で、現金派の平均貯蓄増加額(32.5 万円)の 2.7 倍となりました。キャッシュレス派のほうが現金派よりも貯

蓄を増やせたようです。

男女別にみると、キャッシュレス派の男性では、平均貯蓄増加額は 105.3 万円と 100 万円を超え、現金派の男性(36.1

万円)の 2.9倍の額となりました。また、キャッシュレス派の女性では、平均貯蓄増加額は 68.0万円となっており、現金派の

女性(29.5万円)の 2.3倍の額となりました。 【図 5】

【図 5】

36.9

4.1

11.9

6.3 5.0 5.3 1.8

7.3

1.6 0.8 1.1 0.5

11.0

3.5 1.0 0.3 1.6

0%

25%

50%全体【n=1000】

■昨年1年間で増やせた貯蓄額 [単一回答形式]

平均貯蓄増加額:59.9万円

1万円~50万円未満(計)

30.3%

50万円~100万円未満(計)

11.3%

100万円以上(計)

17.4%

※細かい区切りの階級で聴取、取得したデータを統合して表示

0円(増やせな

かった)

1万円未満

1万円~10万円未満

10万円台

20万円台

30万円台

40万円台

50万円台

60万円台

70万円台

80万円台

90万円台

100万円台

200万円台

300万円台

400万円台

500万円以上(※)

38.9万円

47.0万円

52.3万円

39.8万円

35.5万円

34.6万円

36.1万円

37.4万円

51.8万円

57.2万円

45.0万円 30.5万円

26.7万円

33.8万円

59.9万円 8

7.6万円

105.3万円

68.0万円

32.5万円

36.1万円

29.5万円

0万円

25万円

50万円

75万円

100万円

125万円

■昨年1年間で増やせた貯蓄額の平均 2016年 2017年 2018年

全体 小計 男性 女性 小計 男性 女性2016年 (n=1000) (n=367) (n=209) (n=158) (n=402) (n=171) (n=231)

38.9万円 47.0万円 52.3万円 39.8万円 35.5万円 34.6万円 36.1万円2017年 (n=1000) (n=382) (n=212) (n=170) (n=369) (n=170) (n=199)

37.4万円 51.8万円 57.2万円 45.0万円 30.5万円 26.7万円 33.8万円2018年 (n=1000) (n=341) (n=179) (n=162) (n=401) (n=182) (n=219)

59.9万円 87.6万円 105.3万円 68.0万円 32.5万円 36.1万円 29.5万円

キャッシュレス派 現金派

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4

2.キャッシュレスに関する消費者意識

≫ キャッシュレス化を自認する「キャッシュレス派」は 3割半、一方「現金派」は 4割

≫ リアル店舗のキャッシュレス化 消費者の反応は?

「完全キャッシュレスのレストラン」男性は肯定派、女性は否定派が多数、20代女性では 6割が否定派という結果に

「無人コンビニ」は今後増えていく? 増加を予想する人は 3割 女性は増加に懐疑的な人が多数派

≫ 「キャッシュレス社会になるとマネー教育のあり方が大きく変わると思う」母親の 5割半が同意

≫ 「将来はお小遣いやお年玉もキャッシュレス化すると思う」2割強

≫ デートの支払いはキャッシュレスが無難!? デートの支払いで NGなのは「ワリカン」より「レジでのもたつき」

「デートの支払いがワリカンだとガッカリ」女性の 3割半、「レジでもたつく相手にガッカリ」女性の 4割強

≫ 海外旅行で「現金の持ち歩きは怖い」7割弱、海外旅行経験者の半数近くが「外貨両替の手数料がかさんだことあり」

全回答者(1,000 名)に、「最近、自分はキャッシュレス化している(現金離れだ・キャッシュレス派だ)」と思うか聞いたとこ

ろ、同意率(「非常にあてはまる」と「ややあてはまる」の合計、以下同様)は 34.1%、不同意率(「全くあてはまらない」と「あ

まりあてはまらない」の合計、以下同様)は 40.1%になりました。

性年代別にみると、30代と 50代の男性では、同意率(30代男性 39.0%、50代男性 40.0%)が不同意率(30代男性 30.0%、

50代男性 29.0%)よりも高くなりました。 【図 6】

【図 6】

10.6

12.0

9.2

13.0

15.0

10.0

14.0

8.0

9.0

9.0

10.0

11.0

7.0

23.5

23.8

23.2

19.0

24.0

24.0

26.0

26.0

18.0

24.0

26.0

26.0

22.0

25.8

27.8

23.8

21.0

31.0

32.0

31.0

24.0

19.0

24.0

20.0

27.0

29.0

19.0

15.8

22.2

14.0

9.0

13.0

17.0

26.0

23.0

26.0

27.0

17.0

18.0

21.1

20.6

21.6

33.0

21.0

21.0

12.0

16.0

31.0

17.0

17.0

19.0

24.0

0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=1000】

男性【n=500】

女性【n=500】

20代男性【n=100】

30代男性【n=100】

40代男性【n=100】

50代男性【n=100】

60代男性【n=100】

20代女性【n=100】

30代女性【n=100】

40代女性【n=100】

50代女性【n=100】

60代女性【n=100】

非常にあてはまる ややあてはまる どちらともいえない

あまりあてはまらない 全くあてはまらない

■自身の考えにどの程度あてはまるか [単一回答形式]

≪最近、自分はキャッシュレス化している(現金離れだ・キャッシュレス派だ)≫

性別

同意

不同意

34.1 40.1

35.8 36.4

32.4 43.8

32.0 47.0

39.0 30.0

34.0 34.0

40.0 29.0

34.0 42.0

27.0 54.0

33.0 43.0

36.0 44.0

37.0 36.0

29.0 42.0

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5

最近、国内では、支払いをカードか電子マネーに限定した“現金お断り”のレストランが開店し、海外では、レジが無く、

登録したクレジットカードで自動的に支払いを済ますことができる“無人コンビニ”が開店しています。

そこで、全回答者(1,000 名)に、「完全キャッシュレス化したレストランはアリだと思う」かどうかを聞いたところ、同意率は

36.4%、不同意率は 33.0%となり、肯定派が否定派を上回る結果となりました。

男女別にみると、男性(同意率 39.6%、不同意率 28.8%)は肯定派の割合のほうが高くなった一方、女性(同意率 33.2%、

不同意率 37.2%)は否定派の割合のほうが高くなりました。

性年代別にみてみると、男性では、いずれの年代においても肯定派が否定派を上回っていますが、女性では、20 代に

おいて、肯定派(同意率 19.0%)が否定派(不同意率 60.0%)を大幅に下回る結果となりました。 【図 7】

【図 7】

14.3

15.6

13.0

15.0

18.0

18.0

14.0

13.0

8.0

16.0

16.0

12.0

13.0

22.1

24.0

20.2

22.0

25.0

22.0

26.0

25.0

11.0

22.0

17.0

27.0

24.0

30.6

31.6

29.6

28.0

33.0

32.0

38.0

27.0

21.0

31.0

34.0

33.0

29.0

14.3

11.4

17.2

10.0

8.0

8.0

11.0

20.0

24.0

14.0

20.0

11.0

17.0

18.7

17.4

20.0

25.0

16.0

20.0

11.0

15.0

36.0

17.0

13.0

17.0

17.0

0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=1000】

男性【n=500】

女性【n=500】

20代男性【n=100】

30代男性【n=100】

40代男性【n=100】

50代男性【n=100】

60代男性【n=100】

20代女性【n=100】

30代女性【n=100】

40代女性【n=100】

50代女性【n=100】

60代女性【n=100】

非常にあてはまる ややあてはまる どちらともいえない

あまりあてはまらない 全くあてはまらない

■自身の考えにどの程度あてはまるか [単一回答形式]

≪完全キャッシュレス化したレストランは(アリかナシかでいうと)アリだと思う≫

性別

同意

不同意

36.4 33.0

39.6 28.8

33.2 37.2

37.0 35.0

43.0 24.0

40.0 28.0

40.0 22.0

38.0 35.0

19.0 60.0

38.0 31.0

33.0 33.0

39.0 28.0

37.0 34.0

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6

また、全回答者(1,000 名)に、「キャッシュレス決済の普及で、無人営業のコンビニが増えると思う」かどうか聞いたところ、

同意率は 29.2%、不同意率は 33.5%で、“無人コンビニ”が増えることに懐疑的な人のほうが多い結果となりました。

男女別にみると、男性(同意率 31.2%、不同意率 28.4%)では増えると予想する人が多数派となりましたが、女性(同意率

27.2%、不同意率 38.6%)では増えることに懐疑的な人が多数派となっています。男女それぞれについて、年代別にみると、

男性は、60 代(同意率 23.0%、不同意率 33.0%)を除く全ての年代で増えると予想する人が多数派でしたが、女性では、40

代(同意率 32.0%、不同意率 31.0%)を除く全ての年代で増えることに懐疑的な人が多数派となりました。 【図 8】

【図 8】

7.2

8.6

5.8

12.0

10.0

10.0

5.0

6.0

10.0

7.0

4.0

4.0

4.0

22.0

22.6

21.4

24.0

28.0

21.0

23.0

17.0

23.0

21.0

28.0

15.0

20.0

37.3

40.4

34.2

36.0

35.0

39.0

48.0

44.0

25.0

35.0

37.0

32.0

42.0

18.8

14.2

23.4

8.0

13.0

15.0

14.0

21.0

25.0

18.0

23.0

30.0

21.0

14.7

14.2

15.2

20.0

14.0

15.0

10.0

12.0

17.0

19.0

8.0

19.0

13.0

0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=1000】

男性【n=500】

女性【n=500】

20代男性【n=100】

30代男性【n=100】

40代男性【n=100】

50代男性【n=100】

60代男性【n=100】

20代女性【n=100】

30代女性【n=100】

40代女性【n=100】

50代女性【n=100】

60代女性【n=100】

非常にあてはまる ややあてはまる どちらともいえない

あまりあてはまらない 全くあてはまらない

同意

不同意

29.2 33.5

31.2 28.4

27.2 38.6

36.0 28.0

38.0 27.0

31.0 30.0

28.0 24.0

23.0 33.0

33.0 42.0

28.0 37.0

32.0 31.0

19.0 49.0

24.0 34.0

■自身の考えや行動にどの程度あてはまるか [単一回答形式]

≪キャッシュレス決済の普及で、無人営業のコンビニが増えると思う≫

性別

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7

続いて、キャッシュレス化が進むことによる子どもへの影響について、質問しました。

まず、全回答者(1,000 名)に、「キャッシュレス社会になると、マネー教育のあり方が大きく変わると思う」かどうか聞いた

ところ、同意率は 50.8%でした。キャッシュレス化が進むと、お金の価値観や使い方について学ぶマネー教育が大きく変わ

ると予想する人が半数以上であることがわかりました。

子どもの有無別にみると、子どもがいる層では同意率は 53.5%となり、特に女性(母親)では 56.7%でした。PASMOなどの

交通系 ICカードは、通学で電車やバスを使う子どもにとっては必須アイテムとなっており、子どものキャッシュレス化を実感

している親が多く、キャッシュレス社会に合わせたマネー教育の必要性を感じているのではないでしょうか。 【図 9】

【図 9】

次に、全回答者(1,000 名)に、「将来は子どもへのお小遣いやお年玉もキャッシュレス化すると思う」かどうか聞いたとこ

ろ、同意率は 22.2%、不同意率は 37.9%となりました。キャッシュレス化が進行しても、お小遣いやお年玉は現金のままだと

予想する人が多いようです。【図 10】

【図 10】

14.3

15.7

14.1

16.9

13.1

14.2

11.8

36.5

37.8

35.4

39.8

35.4

32.8

38.6

32.4

32.1

34.8

29.9

32.7

34.4

30.5

6.9

7.1

8.6

5.9

6.8

5.6

8.1

9.9

7.3

7.1

7.5

12.0

12.9

11.0

0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=1000】

子どもがいる

【n=452】

男性【n=198】

女性【n=254】

子どもはいない

【n=548】

男性【n=302】

女性【n=246】

非常にあてはまる ややあてはまる どちらともいえない

あまりあてはまらない 全くあてはまらない

■自身の考えにどの程度あてはまるか [単一回答形式]

≪キャッシュレス社会になると、マネー教育のあり方が大きく変わると思う≫

同意

不同意

50.8 16.8

53.5 14.4

49.5 15.7

56.7 13.4

48.5 18.8

47.0 18.5

50.4 19.1

5.7 16.5 39.9 19.8 18.1

0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=1000】

非常にあてはまる ややあてはまる どちらともいえない

あまりあてはまらない 全くあてはまらない

■自身の考えにどの程度あてはまるか [単一回答形式]

≪将来は子どもへのお小遣いやお年玉もキャッシュレス化すると思う≫同意率

不同意率

22.2 37.9

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8

また、デートシーンにおけるキャッシュレスや、海外旅行におけるキャッシュレスに関する内容でも質問を行いました。

全回答者(1,000名)に、2つの内容を提示し、ガッカリするかどうかを聞いたところ、「デート相手が支払い時にレジでもた

ついている」ではガッカリする人が 33.2%、「デートの支払いがワリカン」ではガッカリする人が 26.4%となり、“ワリカン”より

“レジでのもたつき”にガッカリする人のほうが多いことがわかりました。デートシーンでの支払いは、クレジットカードや電子

マネーを使い、スマートに済ませるといいようです。

男女別にみると、男性では「デート相手が支払い時にレジでもたついている」とガッカリする人は 24.6%、「デートの支払い

がワリカン」だとガッカリする人は 17.0%でした。一方、女性では「デート相手が支払い時にレジでもたついている」とガッカリ

する人は 41.8%、「デートの支払いがワリカン」だとガッカリする人は 35.8%でした。“レジでのもたつき”にガッカリする人は特

に女性に多いようです。 【図 11】

【図 11】

次に、全回答者(1,000 名)に、海外旅行で『現金の持ち歩き』は怖いと思うかどうかを聞いたところ、同意率は 67.4%とな

りました。また、海外旅行に行ったことがある人(614 名)に、海外旅行で外貨両替の手数料がかさんだことがあるかを聞い

たところ、「はい」と回答した人は 47.9%でした。海外旅行でスリの被害に遭ってしまう危険性や外貨への両替手数料を支払

うことを考えると、海外旅行においてはキャッシュレスのメリットは大きいのではないでしょうか。 【図 12】【図 13】

【図 12】

【図 13】

33.2

24.6

41.8

66.8

75.4

58.2

0% 25% 50% 75% 100%

全体

【n=1000】

男性

【n=500】

女性

【n=500】

はい いいえ

◆デート中の支払いについての意識 [各単一回答形式]

≪デート相手が支払い時にレジでもたついているとガッカリする≫

性別

26.4

17.0

35.8

73.6

83.0

64.2

0% 25% 50% 75% 100%

全体

【n=1000】

男性

【n=500】

女性

【n=500】

はい いいえ

≪デートの支払いがワリカンだとガッカリする≫

性別

29.3 38.1 20.8 4.1

7.7

0% 25% 50% 75% 100%

全体

【n=1000】

非常にあてはまる ややあてはまる どちらともいえない

あまりあてはまらない 全くあてはまらない

■海外旅行で「現金の持ち歩き」は怖いと思うか [単一回答形式]同意率

67.4

47.9 52.1

0% 25% 50% 75% 100%

全体

【n=614】

はい いいえ

■海外旅行で、外貨両替の手数料がかさんだことがある [単一回答形式]

対象:海外旅行経験者

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9

3.「キャッシュレス派」と「現金派」 話題のサービスの利用意向や生活意識などを比較

≫ 「お金の管理は得意だ」キャッシュレス派の 55%、マネー管理力に自信があるのは現金派よりキャッシュレス派

≫ 話題の商品・サービスの利用に前向きなのは現金派よりキャッシュレス派

キャッシュレス派が注目しているのは「AIスピーカー」「ペット型ロボット」といった“AI 搭載商品”

“シェアリングサービス”や“フィンテックサービス”にもキャッシュレス派が熱視線

≫ 「管理職になりたい」キャッシュレス派ビジネスパーソンは 4割、現金派よりも管理職志向が高い傾向に

まず、お金の管理について質問を行い、キャッシュレス派と現金派の結果を比較しました。

全回答者(1,000 名)に、お金の管理は得意だと思うか聞いたところ、「はい」は 47.3%、「いいえ」は 52.7%となり、マネー管

理力に自信がないという人が多数派となりました。

キャッシュレス派と現金派についてみると、キャッシュレス派では、お金の管理を得意だと思っている人は 54.8%と、半数

以上がマネー管理力に自信を持っていましたが、現金派では 39.7%と 4割にとどまりました。 【図 14】

【図 14】

47.3

54.8

39.7

52.7

45.2

60.3

0% 25% 50% 75% 100%

全体

【n=1000】

キャッシュレス派

【n=341】

現金派

【n=401】

はい いいえ

■お金の管理は得意だと思う [単一回答形式]

Page 10: 2015 0 w n=1000 x 2016 0 w n=1000 x 2017 0 w n ... - JCB Global … · ≫ キャッシュレス化を自認する「キャッシュレス派」は3 割半、一方「現金派」は4

10

続けて、話題の商品やサービスを提示し、どの程度利用してみたいと思うか質問し、キャッシュレス派と現金派の結果を

比較しました。

全回答者(1,000 名)に、話題の商品・サービスをどの程度利用したいか聞いたところ、『利用したい(計)』(「非常に利用

したい」と「やや利用したい」の合計、以下同様)が最も高くなったのは「VRテーマパーク」で35.8%、次いで、「AIスピーカー」

が 31.5%、「即時買取アプリ」が 29.3%、「シェアサイクル」が 27.5%、「小型ドローン」が 27.1%となりました。

キャッシュレス派と現金派を比較すると、いずれの商品・サービスもキャッシュレス派のほうが利用意向は高く、キャッシ

ュレス派のほうが新しい商品・サービスの利用に積極的である様子がうかがえました。キャッシュレス派と現金派の差が特

に大きかったのは、「AI スピーカー」(キャッシュレス派 37.3%、現金派 26.4%)や「ペット型ロボット」(キャッシュレス派 27.3%、

現金派 16.4%)といった“AI 搭載商品”、「シェアサイクル」(キャッシュレス派 33.5%、現金派 21.7%)や「お釣り投資サービス」

(キャッシュレス派 25.0%、現金派 12.4%)といった暮らしに役立つ“シェアリングサービス”や“フィンテックサービス”で、キャッ

シュレス派のほうが 10ポイント以上高くなりました。 【図 15】

【図 15】

35.8

31.5

29.3

27.5

27.1

22.1

20.6

16.8

16.6

12.8

39.2

37.3

36.6

33.5

33.4

27.3

25.8

25.0

21.4

15.0

34.9

26.4

26.9

21.7

22.5

16.4

15.9

12.4

13.0

10.7

0%

25%

50%

全体【n=1000】 キャッシュレス派【n=341】 現金派【n=401】

■話題の商品・サービスをどの程度利用してみたいか [各単一回答形式]

※「利用したい(計)」(「非常に利用したい」と「やや利用したい」の合計)を表示

VRテーマパーク

AIスピーカー 即時買取アプリ

シェアサイクル

小型ドローン

ペット型ロボット

時間売買サービス

お釣り投資サービス

ライドシェア(相乗り)

アプリ

仮想通貨

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11

さらに、ビジネスパーソン(506 名)には、管理職志向や有給休暇の取得状況、ワークライフバランスに対する意識を聞き、

キャッシュレス派と現金派で比較を行いました。

まず、ビジネスパーソン(506 名)に、管理職になりたいと思うか聞いたところ、「はい」は 29.2%、「いいえ」は 70.8%となり、

管理職になりたいと思っている人の割合を比較すると、キャッシュレス派では 39.1%、現金派では 21.6%となり、キャッシュレ

ス派は現金派の 2倍近い高さとなりました。 【図 16】

【図 16】

次に、有給休暇は積極的に取得しているかどうか聞いたところ、積極的に取得している人は、キャッシュレス派では

47.7%、現金派では 35.3%となり、給料の高さよりもワークライフバランスを重視したいかどうかを聞いたところ、ワークライフ

バランスを重視したい人は、キャッシュレス派では 80.2%、現金派では 62.3%と、いずれもキャッシュレス派のほうが高くなり

ました。 【図 17】

【図 17】

29.2

39.1

21.6

70.8

60.9

78.4

0% 25% 50% 75% 100%

全体

【n=506】

キャッシュレス派

【n=197】

現金派

【n=167】

はい いいえ

■管理職になりたいと思う [単一回答形式] 対象:ビジネスパーソン

43.7

47.7

35.3

56.3

52.3

64.7

0% 25% 50% 75% 100%

全体

【n=506】

キャッシュレス派

【n=197】

現金派

【n=167】

はい いいえ

◆有給休暇は積極的に取得している [単一回答形式]

対象:ビジネスパーソン

69.4

80.2

62.3

30.6

19.8

37.7

0% 25% 50% 75% 100%

全体

【n=506】

キャッシュレス派

【n=197】

現金派

【n=167】

はい いいえ

◆給料の高さよりワークライフバランスを重視したい [単一回答形式]

対象:ビジネスパーソン

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12

4.デビットカードの浸透状況・キャッシュレス化の実態

≫ 現金派でも 4人に 3人がデビットカードを認知

≫ デビットカードの利用意向が最も高いのは 30代

≫ デビットカード利用率が年々上昇!昨年から 3.0ポイント UPで今年は 12.1%に

≫ デビットカード利用のメリットとは? 「ポイントが貯まる」「使い過ぎる心配がない」「財布がかさばらない」

デビットカードを利用するキャッシュレス派が認めるメリット 1位は「ポイントが貯まる」で 48%が実感

≫ 最近 1年間のキャッシュレス決済利用率 「クレジットカード」約 8割 「電子マネー」6割 「プリペイドカード」4割半

≫ 5,000円以上の支払いでは「キャッシュレス決済」の利用頻度が「現金決済」を上回る

キャッシュレス派は少額(500円)でも 56%が「キャッシュレス決済」、現金派は 5万円でも 50%が「現金決済」

キャッシュレス決済手段のひとつとして、預金口座から即時決済できるという特徴をもつデビットカードがあります。デビ

ットカードはどの程度理解され、実際に利用されているのでしょうか。

全回答者(1,000 名)に、「デビットカードについて知っているか」と質問したところ、「詳細まで知っていた」が 31.7%、「名前

を聞いたことがある程度」が 51.3%で、合計した認知率は 83.0%となり、「知らなかった」は 17.0%となりました。

キャッシュレス派と現金派を分けてみると、キャッシュレス派では、「詳細まで知っていた」が 42.2%、「名前を聞いたことが

ある程度」が 48.7%で認知率は 90.9%と 9割を超えました。一方、現金派では、「詳細まで知っていた」は 22.9%、「名前を聞い

たことがある程度」は 53.4%で認知率は 76.3%でした。現金派の人でも 4 人に 3 人はデビットカードを知っているようです。

【図 18】

【図 18】

31.7

42.2

22.9

51.3

48.7

53.4

17.0

9.1

23.7

0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=1000】

キャッシュレス派

【n=341】

現金派

【n=401】

詳細まで知っていた 名前を聞いたことがある程度 知らなかった

■デビットカードを知っていたか [単一回答形式]

認知率

83.0

90.9

76.3

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13

次に、デビットカードについて説明(※)をした後に、デビットカードを今後(または今後も)使いたいか聞いたところ、「非常

に使いたい」が 6.8%、「どちらかといえば使いたい」が 26.3%となり、それらを合計した利用意向率は 33.1%となりました。

年代別に利用意向率をみると、20代では 40.5%、30代では 45.5%と 4割を超え、40代以上(40代 35.0%、50代 24.5%、60

代 20.0%)より高くなりました。 【図 19】

※デビットカードとは、「お買い物をすると自分の銀行口座から即時で引落としてくれるカード」とし、以下のメリットも記載した

【図 19】

また、デビットカードの利用率についてみると、2016年 8.4%→2017年 9.1%→2018年 12.1%となり、昨年より 3.0ポイント

上昇していました。 【図 20】

【図 20】

■デビットカードのメリット

「銀行口座があれば発行できる」 原則として口座保有者であれば誰でも(15歳以上・中学生を除く)保有・利用が可能です。

「『お金がないのに買ってしまった』を防げる」 口座残高の範囲内でしかお買い物はできません。

「口座のお金をおろさず使える」 ATMでイチイチお金をおろす必要はありません。よってATM手数料を気にすることもありません。

「世界中のカード加盟店やネットでもお買い物ができる」 クレジットカードと同様に世界中のカード加盟店で使え、ネットでの買い物も可能です。

「使うたびにお得」 クレジットカードと同様にポイントプログラムのポイントが貯まるお得なサービスがあります。

6.8

9.5

8.5

8.0

4.5

3.5

26.3

31.0

37.0

27.0

20.0

16.5

39.7

33.0

27.5

40.0

50.5

47.5

27.2

26.5

27.0

25.0

25.0

32.5

0% 25% 50% 75% 100%

全体【n=1000】

20代【n=200】

30代【n=200】

40代【n=200】

50代【n=200】

60代【n=200】

非常に使いたい どちらかといえば使いたい

どちらかといえば使いたくない 全く使いたくない

利用

意向率

33.1

40.5

45.5

35.0

24.5

20.0

■デビットカードを今後(または今後も)使いたい [単一回答形式]

8.4

9.1

12.1

0% 5% 10% 15%

2016年

全体【n=1000】

2017年

全体【n=1000】

2018年

全体【n=1000】

■デビットカードの利用率

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14

では、デビットカードを使っている人は、どのようなメリットを実感しているのでしょうか。

デビットカードを使っている 121名に、デビットカードを使っていて実感していることを聞いたところ、「ポイントが貯まる」が

最も多く 39.7%、次いで、「使い過ぎる心配がない」が 34.7%、「財布がかさばらない(現金を持ち歩かなくて済む)」が 33.1%、

「チャージが必要ない」が 32.2%、「ATM 手数料の節約になる」が 31.4%となりました。ポイントが貯まる、ATM 手数料の節約

になるといった“おトク感”、お金を使い過ぎる心配がないといった“安心感”、現金を持ち歩かなくて済む、チャージの必要

がないといった“便利さ”を実感している人が多いようです。

男女別にみると、「使い過ぎる心配がない」は男性 38.9%、女性 28.6%と男性のほうが高くなりました。他方、「財布がかさ

ばらない(現金を持ち歩かなくて済む)」(男性 26.4%、女性 42.9%)や「チャージが必要ない」(男性 26.4%、女性 40.8%)、「ATM

手数料の節約になる」(男性 25.0%、女性 40.8%)、「お金の管理がしやすい(メールで使用額や残高の確認ができる)」(男性

20.8%、女性 30.6%)では女性のほうが高くなりました。使い過ぎの防止になっていると感じているのは男性、おトク感や便利

さを感じているのは女性のようです。 【図 21】

また、デビットカードを使っているキャッシュレス派の人(60 名)の回答をみると、「ポイントが貯まる」が 48.3%で全体

(39.7%)より 8.6 ポイント高く、「会計時間を短縮できる」が 31.7%で全体(26.4%)より 5.3 ポイント高くなりました。キャッシュレ

ス派の人は、ポイントでおトクに買い物できることや、レジでスマートに会計を済ますことができる点にメリットを感じている

ようです。 【図 22】

【図 21】

【図 22】

39.7

34.7

33.1

32.2

31.4

26.4

24.8

20.7

17.4

14.9

41.7

38.9

26.4

26.4

25.0

26.4

20.8

23.6

15.3

13.9

36.7

28.6

42.9

40.8

40.8

26.5

30.6

16.3

20.4

16.3

0%

25%

50%

全体【n=121】 男性【n=72】 女性【n=49】

■デビットカードを使っていて実感していること [複数回答形式] 対象:デビットカードを使っている人

ポイントが貯まる

使い過ぎる心配がない

財布がかさばら

ない(現金を持ち歩か

なくて済む)

チャージが必要ない

ATM手数料の節約に

なる

会計時間を短縮できる

お金の管理が

しやすい(メールで使用額や

残高の確認が

できる)

ムダ遣いが減る

海外の買い物でも

使用できる

海外ATMで現地通貨を

引き出せる

39.7

34.7

33.1

32.2

31.4

26.4

24.8

20.7

17.4

14.9

48.3

28.3

36.7

35.0

26.7

31.7

25.0

23.3

21.7

16.7

0%

25%

50%

全体【n=121】 キャッシュレス派【n=60】

■デビットカードを使っていて実感していること [複数回答形式] 対象:デビットカードを使っている人

ポイントが貯まる

使い過ぎる心配がない

財布がかさばら

ない(現金を持ち歩か

なくて済む)

チャージが必要ない

ATM手数料の節約に

なる

会計時間を短縮できる

お金の管理が

しやすい(メールで使用額や

残高の確認が

できる)

ムダ遣いが減る

海外の買い物でも

使用できる

海外ATMで現地通貨を

引き出せる

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15

キャッシュレス決済手段には、デビットカードのほか、クレジットカードや電子マネー、キャリア決済、モバイルウォレ

ットなどがありますが、それらの利用状況はどのようになっているのでしょうか。

まず、全回答者(1,000 名)に、最近 1 年間に、現金以外の支払い手段をどのくらいの頻度で使ったかを聞き、各支

払い手段の利用率を算出したところ、「クレジットカード」が最も高く78.7%、次いで、「電子マネー」が59.3%、「プリペイド

カード」が 44.8%、「キャリア決済」が 20.8%、「モバイルウォレット」が 11.3%となりました。

男女別にみると、「クレジットカード」(男性 74.8%、女性 82.6%)や「キャリア決済」(男性 18.2%、女性 23.4%)は、女性

のほうが利用率は高くなりました。 【図 23】

また、キャッシュレス派と現金派に分けてみると、「クレジットカード」(キャッシュレス派 96.1%、現金派61.8%)と「電子

マネー」(キャッシュレス派 77.6%、現金派 42.8%)において、キャッシュレス派と現金派の間に大きな開きがみられまし

た。 【図 24】

【図 23】

【図 24】

78.7

59.3

44.8

20.8 11.3

74.8

61.8

44.6

18.2 14.2

82.6

56.8

45.0

23.4

8.4

0%

25%

50%

75%

100%

全体【n=1000】 男性【n=500】 女性【n=500】

■最近1年間の現金以外の支払い手段の利用率

クレジットカード 電子マネー プリペイドカード キャリア決済 モバイルウォレット

78.7

59.3

44.8

20.8 11.3

96.1 77.6

52.5

27.620.4

61.8

42.836.5

18.2

3.8

0%

25%

50%

75%

100%

全体【n=1000】 キャッシュレス派【n=341】 現金派【n=401】

■最近1年間の現金以外の支払い手段の利用率

クレジットカード 電子マネー プリペイドカード キャリア決済 モバイルウォレット

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次に、全回答者(1,000名)に、現金も含めて、金額別にどの支払い手段を最もよく使っているか聞きました。

「現金」と「キャッシュレス決済」のどちらが使われているのかをみると、金額が上がるにつれ、キャッシュレス決済

の利用率が高くなり、1,000 円までの支払いでは「現金」のほうが高くなっていましたが、5,000 円以上の支払いでは

「キャッシュレス決済」のほうが高くなりました。 【図 25】

キャッシュレス派と現金派を分けてみると、キャッシュレス派では、500円の支払いで「現金」が44.3%、「キャッシュレ

ス決済」が 55.7%とキャッシュレス決済のほうが高くなりました。キャッシュレス派は、少額の支払いでもキャッシュレス

決済を利用する人が多いようです。一方、現金派では、金額が上がるにつれ、キャッシュレス決済の割合が高くなる

ものの、50,000 円の支払いでも「現金」が 50.1%、「キャッシュレス決済」が 49.9%と、キャッシュレス決済が半数を上回

ることはありませんでした。 【図 26】

【図 25】

【図 26】

80.5

71.6

61.3

44.9

37.4

27.5

19.5

28.4

38.7

55.1

62.6

72.5

0% 25% 50% 75% 100%

100円

500円

1,000円

5,000円

10,000円

50,000円

現金 キャッシュレス決済

クレ

ジットカード

デビット

カード

プリ

ペイドカード

電子

マネー

キャリア

決済

モバイル

ウォレット

6.3 0.7 1.1 10.3 0.1 1.0

12.4 0.9 2.0 12.2 0.2 0.7

24.0 1.3 1.8 10.8 0.3 0.5

47.8 2.5 0.9 3.4 0.5 -

58.1 2.2 0.4 1.3 0.6 -

68.7 1.9 0.3 1.2 0.4 -

キャッシュレス決済の内訳

■どの支払い方法を最もよく利用しているか

[各単一回答形式]

全体【n=1000】

61.3

44.3

28.2

13.8

8.5

4.4

38.7

55.7

71.8

86.2

91.5

95.6

0% 25% 50% 75% 100%

100円

500円

1,000円

5,000円

10,000円

50,000円

現金 キャッシュレス決済

■どの支払い方法を最もよく利用しているか [各単一回答形式]

キャッシュレス派【n=341】

94.5

93.3

89.3

74.1

64.6

50.1

5.5

6.7

10.7

25.9

35.4

49.9

0% 25% 50% 75% 100%

100円

500円

1,000円

5,000円

10,000円

50,000円

現金 キャッシュレス決済

現金派【n=401】

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■■調査概要■■

≪調査タイトル≫ キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査 2018

≪調査地域≫ 全国

≪調査対象≫ ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする 20歳から 69歳の男女

≪調査期間≫ 2018年 2月 9日(金)~2月 13日(火)

≪調査方法≫ インターネット調査

≪有効回答数≫ 1,000サンプル

(内訳)

男性 500サンプル(20 代 100 サンプル/30 代 100 サンプル/40 代 100 サンプル/50代 100 サンプル/60 代 100サンプル)

女性 500サンプル(20 代 100 サンプル/30 代 100 サンプル/40 代 100 サンプル/50代 100 サンプル/60 代 100サンプル)

≪実施機関≫ ネットエイジア株式会社

■■報道関係の皆様へ■■

本ニュースレターの内容の転載にあたりましては、

「JCB調べ」と付記のうえ、ご使用いただきますようお願い申しあげます。

■■本調査に関するお問合せ窓口■■

株式会社ジェーシービー

広報部 広報グループ

TEL :03-5778-8353

■■株式会社ジェーシービー 概要■■

名称 :株式会社ジェーシービー(JCB Co., Ltd.)

代表者名 :代表取締役兼執行役員社長 浜川 一郎(はまかわ いちろう)

所在地 :東京都港区南青山 5-1-22 青山ライズスクエア

事業内容 :クレジットカード業務、クレジットカード業務に関する各種受託業務、融資業務、信用保証業務、

集金代行業務、前払式支払手段の発行ならびに販売業およびその代行業