12
前年同月比 +2% (311 回増、一昨年同月比 +6% ) となり、 夏ダイヤにおける新規就航や増便等により、4 カ月ぶりに 前年同月を上回り、4 月として過去最高となりました。 前年同月比 +9%(259,892 人増、一昨年同月比 +12%) 11 カ月ぶりに前年同月を上回りました。 日本人旅客数は、羽田国際線枠拡大により昨年 4 月か ら 10 ~ 20%減少していましたが、12 カ月ぶりに減少幅 が一桁台となりました。 外国人旅客数は、27 カ月連続で前年同月を上回り、開 港以来最高となりました。円安基調の継続や消費税免税 制度の拡充に加え、花見需要による訪日旅客の増加等に 前年同月比+ 1% (1,330 トン増、一昨年同月比 +8%)、 5 カ月連続で前年同月を上回りました。積込量は 19 カ月 連続で対前年同月比がプラス、取卸量は前年同月± 0%と なりました。 東京税関の資料によると、輸入貨物の内訳ではドライ 貨物は 13 カ月連続で前年を割り込みました。また、生鮮 貨物は肉類と果物、水産物が増加となり、4 カ月連続で 対前年同月比がプラスとなりました。 より、前年同月比 +27%となり、日本人旅客数を上回りま した。 国内線旅客数は、ピーチ・アビエーションの札幌、福 岡への新規就航等により、前年同月比 +23%と 45 カ月連 続で前年を上回り、4 月として過去最高となりました。 航空機発着回数 航空旅客数 航空貨物量 前年同月比(%) 前年同月比(%) 日平均 航空機発着回数(回) 17,270 19,859 97 18,831 102 628 13,585 15,634 99 14,720 101 491 便 11,549 12,929 95 12,500 101 417 便 1,809 2,366 119 2,047 104 68 227 339 132 173 126 6 3,685 4,225 90 4,111 102 137 便 3,595 4,082 91 3,949 104 132 便 57 83 109 91 115 3 33 60 37 71 53 2 航 空 旅 客 数(人) 2,780,949 3,272,010 98 2,997,590 109 99,920 2,317,500 2,694,559 97 2,500,359 107 83,345 998,233 1,256,177 83 875,521 94 29,184 927,499 1,062,566 123 1,258,652 127 41,955 391,768 375,816 92 366,186 90 12,206 463,449 577,451 101 497,231 123 16,574 航 空 貨 物 量(t) 168,388 199,080 104 169,690 101 5,656 83,583 97,964 121 78,633 102 2,621 60,444 71,063 134 50,181 104 1,673 23,139 26,901 95 28,452 98 948 84,805 101,116 92 91,057 100 3,035 61,271 73,749 90 61,932 100 2,064 23,534 27,367 96 29,125 100 971 量 (kl) 351,354 402,079 95 370,058 97 12,335 (注)1.3月、4月は速報値。 2.航空貨物量は東京税関の資料による。 羽田空港の運用状況 前年同月比(%) 日平均 国 際 線(人) 921,575 1,088,294 147 35,106 1.0001757 日本人 558,330 700,060 140 22,583 外国人 363,245 388,234 162 12,524 航 空 貨 物 量(t) 29,248 30,480 188 983 14,971 14,367 234 463 14,277 16,113 160 520 ・国際線旅客数は法務省、航空貨物量は東京税関の資料による。 2月 3月 4月 3月 2月 2015 年 6 月1日 No.279 成田空港の運用状況 (2015 年 4 月 )

2015年6月1日 No2015年6月1日 No.279 成田空港の運用状況(2015年4月) 空港運営他 2 NAA 連結決算発表 リテール収入伸びる NAAは2014年度(2015年3月期)決算と2015

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  •  前年同月比+2% (311回増、一昨年同月比+6% )となり、

    夏ダイヤにおける新規就航や増便等により、4 カ月ぶりに

    前年同月を上回り、4月として過去最高となりました。

     前年同月比 +9%(259,892 人増、一昨年同月比 +12%)

    11 カ月ぶりに前年同月を上回りました。

     日本人旅客数は、羽田国際線枠拡大により昨年 4 月か

    ら 10 ~ 20%減少していましたが、12 カ月ぶりに減少幅

    が一桁台となりました。

     外国人旅客数は、27 カ月連続で前年同月を上回り、開

    港以来最高となりました。円安基調の継続や消費税免税

    制度の拡充に加え、花見需要による訪日旅客の増加等に

     前年同月比+ 1% (1,330 トン増、一昨年同月比 +8%)、

    5 カ月連続で前年同月を上回りました。積込量は 19 カ月

    連続で対前年同月比がプラス、取卸量は前年同月± 0%と

    なりました。

     東京税関の資料によると、輸入貨物の内訳ではドライ

    貨物は 13 カ月連続で前年を割り込みました。また、生鮮

    貨物は肉類と果物、水産物が増加となり、4 カ月連続で

    対前年同月比がプラスとなりました。

    より、前年同月比 +27%となり、日本人旅客数を上回りま

    した。 

     国内線旅客数は、ピーチ・アビエーションの札幌、福

    岡への新規就航等により、前年同月比 +23%と 45 カ月連

    続で前年を上回り、4月として過去最高となりました。

    航空機発着回数

    航空旅客数 航空貨物量

    前年同月比(%) 前年同月比(%) 日平均

    航空機発着回数(回) 17,270 19,859 97 18,831 102 628 国 際 線 13,585 15,634 99 14,720 101 491    旅 客 便 11,549 12,929 95 12,500 101 417    貨 物 便 1,809 2,366 119 2,047 104 68    そ の 他 227 339 132 173 126 6 国 内 線 3,685 4,225 90 4,111 102 137

        旅 客 便 3,595 4,082 91 3,949 104 132    貨 物 便 57 83 109 91 115 3    そ の 他 33 60 37 71 53 2

    航 空 旅 客 数(人) 2,780,949 3,272,010 98 2,997,590 109 99,920

    国 際 線 2,317,500 2,694,559 97 2,500,359 107 83,345    日 本 人 998,233 1,256,177 83 875,521 94 29,184    外 国 人 927,499 1,062,566 123 1,258,652 127 41,955    通 過 客 391,768 375,816 92 366,186 90 12,206 国 内 線 463,449 577,451 101 497,231 123 16,574

    航 空 貨 物 量(t) 168,388 199,080 104 169,690 101 5,656 積 込 83,583 97,964 121 78,633 102 2,621 輸 出 60,444 71,063 134 50,181 104 1,673 仮 陸 揚 23,139 26,901 95 28,452 98 948 取 卸 84,805 101,116 92 91,057 100 3,035 輸 入 61,271 73,749 90 61,932 100 2,064 仮 陸 揚 23,534 27,367 96 29,125 100 971 給 油 量 (kl) 351,354 402,079 95 370,058 97 12,335

    (注)1.3月、4月は速報値。  2.航空貨物量は東京税関の資料による。

    羽田空港の運用状況

    前年同月比(%) 日平均

    国 際 線(人) 921,575 1,088,294 147 35,106 1.0001757    日 本 人 558,330 700,060 140 22,583    外 国 人 363,245 388,234 162 12,524 航 空 貨 物 量(t) 29,248 30,480 188 983 積 込 14,971 14,367 234 463 取 卸 14,277 16,113 160 520・国際線旅客数は法務省、航空貨物量は東京税関の資料による。

    区   分 2月 3月

    4月3月2月 区   分 

    2015 年 6 月1日 No.279成田空港の運用状況 (2015 年 4 月 )

  • 空港運営他

    2

    NAA 連結決算発表 リテール収入伸びる

     NAA は 2014 年度(2015 年 3月期)決算と2015

    年度(2016 年 3月期)業績見通しを発表しました。

     連結決算は、営業収益が2,031億円(前期比+

    36 億円)、当期純利益は196 億円(前期比-2億円)

    で増収減益となりました。 

    空港運営事業では、航空機発着回数は増加した

    ものの、航空機材の平均着陸重量の減少等により

    空港使用料、給油施設使用料が減少、国際線旅

    客数の減少に伴い旅客施設使用料も減少し、減収

    減益となりました。

     リテール事業は円安、訪日ビザの免除・緩和等

    による国際線外国人旅客の増加、店舗の増床やリ

    ニューアル等により、グループ会社の物販・飲食

    収入及びテナントからの構内営業料収入が増加し

    たことから増収増益となりました。

     15年度の航空取扱量は、発着回数は 23.5万回

    (前年度比+0.6万回)、旅客数は3,595万人(前

    成田第 3 滑走路 地元が要望書

    年度比+65万人)と予想。発着回数は新規就航、

    増便により国際線、国内線ともに前期を上回る見

    通しです。旅客数は国際線でアジアを中心とした訪

    日旅客の好調さが継続すること、国内線でLCCの

    旅客が増加することから、全体で前期を上回る見

    通しです。航空貨物量は微減、 給油量は、近距離・

    小型機材路線の比率が増加することから前期を下

    回る見通しとなっています。

     15年度連結収支については、営業収益は 2,106

    億円(前期比+74 億円)、純利益は 202億円(前

    期比+5 億円)と増収増益の見込みです。航空機

    発着回数、航空旅客数が前期から増加するととも

    に、購買意欲の旺盛な国際線外国人旅客が増加

    し、リテール事業を中心に営業収益は増収、民営

    化後最高になる見通しです。

     成田商工会議所、成田空港対策協議会、空港

    周辺市町の商工会などで構成する「成田第3滑走

    路実現する会」(会長:成田商工会議所 池内富

    男会頭)は4月28日、国交省を訪問、太田国交

    大臣に第3滑走路早期実現の要望書と16万人の

    署名を手渡しました。

     池内会長は「署名した人々にはかつて反対派だっ

    た方や中間派も含まれている。重い署名であり、

    成田空港を中心にして何としても地域を発展させた

    いという熱意の表れ」と説明しました。

     一方、成田空港の3番目の滑走路の実現を目指

    して、芝山町を中心とする空港周辺住民が新たな

    組織「成田第3滑走路実現を目指す有志の会」を

    7月に立ち上げることがわかりました。5月18日、

    会見を開き、第3滑走路について解説する一般市

    民向けパンフレットを配布しました。「有志の会」

    は今後、空港周辺地域にパンフレットを約3万部

    配布するとしています。

    連結決算

    2013年度 2014年度 2015年度

    実績A

    実績B

    金額B-A

    %B/A×100

    予想C

    金額C-B

    %C/B×100

    営業収益 1,994 2,031 36 101.8 2,106 74 103.7

    営業利益 398 387 -11 97.2 362 -25 93.5

    経常利益 333 333 0 100.0 307 -26 92.1

    当期純利益 199 196 -2 98.6 202 5 102.7

    航空取扱量

    2013年度 2014年度 2015年度

    実績A

    実績B

    数量B-A

    %B/A×100

    見通しC

    数量C-B

    %C/B×100

    航空機発着回数(万回) 22.6 22.8 0.2 100.9 23.5 0.6 102.8

    航空旅客数(万人) 3,604 3,531 -74 98.0 3,595 65 101.8

    航空貨物量(万トン) 199 208 9 104.6 205 -2 98.9

    給油量(万kl) 481 462 -20 95.9 458 -4 99.2

    増減 増減区分

    (単位:億円)

    区分増減 増減

  • 33

    空港運営

    農産物お土産は輸出植物検疫カウンターで

    国内 4 空港の GW 出入国者数まとまる

     農林水産省は4月29日から、国産農産物を訪日

    旅行者によるお土産としての持ち帰りを促進するた

    め、輸出植物検疫カウンターを第1PTB南ウイング1

    階と第2PTB1階到着ロビーの Aゾーンに開設しまし

    た。

     これまでは、農産物を手荷物として持ち出す場

    合、事務所において輸出検査を行っていましたが、

    同カウンターでも輸出検査申請の受付、輸出検査お

    よび植物検疫証明書の発行を行います。

     なお、農産物は国・地域によって持ち出せる品目

    が異なるため、詳しくは事前に植物防疫所への問い

    合わせが必要です。

     東京入国管理局成田空港支局が発表したゴール

    デンウイーク(4月24日(金)~5月6日(水)計

    13日間)の成田空港の出入国者数は、約90万 9,880

    人で前年同期に比べ12.7%増となりました。

     日本人の出入国者数は約 46万6,260人で前年同

    期比 2.1%増となりました。外国人の出入国者数は

    約 44万 3,620人で同比 26.4%増となり、円安や東

    南アジア諸国からの訪日ビザ緩和の影響により過去

    5年間で最高を記録しました。

     また、羽田空港の出入国者数は約42万 9,600人

    で前年同期比16%増となり、日本人は同比 8%増、

    外国人は同比32%増となりました。関西空港と中

    部空港は共に、日本人の出入国者数は減少し、外

    国人の出入国者数は増加しました。

    NAA B 滑走路南側土地取得

    H27年 H26年4月24日(金)~5月6日(水)

    13日間

    4月24日(木)~5月6日(火)

    13日間

    出入国者数 909,880 807,440 112.7%

     日本人 計 466,260 456,560 102.1%

    出国 238,090 228,090 104.4%

    入国 228,170 228,470 99.9%

     外国人 計 443,620 350,880 126.4%

    出国 249,130 198,290 125.6%

    入国 194,490 152,590 127.5%

    H27年 H26年4月24日(金)~5月6日(水)

    13日間

    4月24日(木)~5月6日(火)

    13日間

    出入国者数 429,600 370,010 116.1%

     日本人 計 269,220 248,900 108.2%

    出国 136,900 125,590 109.0%

    入国 132,320 123,310 107.3%

     外国人 計 160,380 121,110 132.4%

    出国 91,280 68,830 132.6%

    入国 69,100 52,280 132.2%

    H27年 H26年4月24日(金)~5月6日(水)

    13日間

    4月24日(木)~5月6日(火)

    13日間

    出入国者数 557,570 438,800 127.1%

     日本人 計 227,180 230,500 98.6%

    出国 111,760 111,400 100.3%

    入国 115,420 119,100 96.9%

     外国人 計 330,390 208,300 158.6%

    出国 181,520 115,400 157.3%

    入国 148,870 92,900 160.2%

    H27年 H26年4月24日(金)~5月6日(水)

    13日間

    4月24日(木)~5月6日(火)

    13日間

    出入国者数 173,290 163,100 106.2%

     日本人 計 102,530 105,180 97.5%

    出国 50,130 50,510 99.2%

    入国 52,400 54,670 95.8%

     外国人 計 70,760 57,920 122.2%

    出国 38,890 30,950 125.7%

    入国 31,870 26,970 118.2%

    期 間

    前年比

    前年比

    期 間

    期 間 前年比

    成田空港

    羽田空港

    関西空港

    中部空港

    前年比期 間

     NAAは 5月7日、成田市東峰の成田空港用地内のB滑走路南側の鶏舎、堆肥置場跡地等2,132㎡について、

    地権者との間で土地売買契約を締結し、取得したと発表しました。これにより空港用地内の未買収地は3.1ha

    から2.9haとなりました。 

     また、空港建設における故小泉よねさんに

    対する代執行に係る補償について、5月21日、

    NAAは小泉英政氏・美代氏夫妻と合意したこ

    とを発表しました。内容は、「故小泉よね氏の

    土地・家屋等の財産権のみならず、空港建設

    がなかった場合によね氏が生涯にわたって農

    民として送ったであろう生活に配慮し、その

    生活を補償するとの考えに基づいて解決をは

    かる」ことで合意に至りました。

  • 4

    航空会社

     KLM オランダ航空(KLM)は 6月23日(火)から9

    月20日(日)まで、成田-アムステルダム線を増便し

    ます。現在運航している週7便に加え4便増便し週

    11便を運航します。使用機材は B747-400 型機。

    運航スケジュール(15年6月23日~9月20日)

    便名 運航時刻 運航日

    KL862 10:30 - 15:00 毎日

    KL864* 13:50 - 18:15 火・木・土・日

    便名 運航時刻 運航日

    KL861 14:40 - 08:30 毎日

    KL863* 17:55 - 11:50 月・水・金・土

    *増便

    成田→アムステルダム

    アムステルダム→成田

    KLM オランダ航空成田-アムステルダム線 増便

     中国国際航空(CCA)は 5月15日から成田-大連

    -天津線に新規就航しました。週4便で運航します。

    機材は B737-800 型機。

    アメリカン航空 成田-シカゴ線 増便

    中国国際航空 成田-天津線 新規就航

     アメリカン航空は 8月19日(水)から、成田-シ

    カゴ線を週5便から週7便に増便します。

     また、同路線は現在 B777型機を運航しています

    が、増便に合わせて同日からB787-8 型機(ビジネス

    クラス28席、プレミアムエコノミー48席、エコノミー

    クラス150席)を投入し運航します。

    運航スケジュール

    成田-大連-天津

    便名 運航時刻 運航日

    CA952 14:00 → 15:55/17:20 → 18:10 月・木・金・日

    天津-大連-成田

    便名 運航時刻 運航日

    CA951 07:15 → 08:15/09:35 → 13:00 月・木・金・日

    運航スケジュール(15年8月19日~)

    便名 運航時刻 運航日

    AA154 17:55 - 16:00 毎日

    便名 運航時刻 運航日

    AA153 12:45 - 16:00 毎日

    成田→シカゴ

    シカゴ→成田

    ターキッシュ エアラインズ成田-イスタンブール線 一部運休 ターキッシュ エアラインズ(THY)は、成田-イス

    タンブール線の6月の運航について、機材繰りのた

    め一部運休します。

     THY は、現在 1日2 便を運航していますが、

    TK050/051便について計12便を運休します。

    【6月の運休日】

    TK050 イスタンブール⇒成田

    7日(日)、9日(火)、11日(木)、14日(日)、16日(火)、18日(木)

    TK051 成田⇒イスタンブール

    8日(月)、10日(水)、12日(金)、15日(月)、17日(水)、19日(金)

    トランスアジア航空 成田-台北線 増便

     トランスアジア航空(TNA)は 7月1日(水)から、

    成田-台北線を1日1便から1日2便に増便します。

    使用機材は A320 型機。

     TNAは、同路線を4月から増便する予定でしたが

    機材繰りのため延期となっていました。

    ジェットスター 成田-ケアンズ線増便

     ジェットスター航空(JST)は現在週4便を運航し

    ている成田-ケアンズ線について、6月20日(土)

    から週7便に増便します。更に8月2日(日)から

    30日(日)の夏休み期間中は、金曜日、日曜日の運

    航を増便し週9便で運航します。

     JSTは、成田-ケアンズ線のほか、ゴールドコース

    ト線、メルボルン線でJALとの共同運航を行ってい

    ますが、8月の増便についても共同運航を実施します。

    運航スケジュール(15年7月1日~)

    便名 運航時刻 運航日 機材

    GE605 13:20 - 16:35 毎日 A320

    GE3605* 21:10 - 23:30 毎日 A320

    便名 運航時刻 運航日 機材

    GE606 08:10 - 12:20 毎日 A320

    GE3606* 15:55 - 20:10 毎日 A320

    *増便

    成田→台北

    台北→成田

  • 航空会社 ・ 空港運営他

    5

    航空会社の決算

     NAAは発着回数が500万回に達すると発表しまし

    た。6月2日に達成する見込みで、400万回達成か

    ら4年9カ月で到達することになります。

     JAL413便のヘルシンキ行きで達成する見込みで、

    当日は第2PTB 本館 2階 62 番ゲートラウンジで、記

    念式典が開催され当該便のお客様へ記念品が配布さ

    れます。

     成田空港は1978年 5月20日に開港。100万回は

    1990 年11月6日で、開港から12年 6カ月で達成。

    200万回は1998 年 12月23日、100万回から8年 2

    カ月で到達。300万回は 2005年 6月8日、200万回

    から6年 5カ月で到達。400万回には 2010 年 9月4

    日に到達。300万回到達から5年 3カ月での達成と

    しています。

    エプロンの徒歩横断 ダメ

    車両にて移動するよう注意喚起を行っています。

    ≪過去の発生事案≫

    ①第1ターミナル地区

     第2監所より第1サテライトへの横断

    ②第2ターミナル地区

     72 番スポット付近から84 番スポット付近への 

    横断

    ③貨物地区

     211番スポット付近から226 番スポット付近へ 

    の横断

     本邦航空会社 2社は4月30日、2015年 3月期の

    連結決算を発表しました。

     JALの売上高は、1兆 3,447億円で前期比 2.7%増

    となりました。経常利益は1,752億円で同比11.2%

    増となりましたが、当期純利益は1,490 億円と同比

    10.3%減となり増収減益となりました。

     ANAの売上高は、1兆7,134 億円で前期比9.1%増

    となりました。経常利益は671億円で同比56.4%増

    となり、当期純利益は392億円で同比107.8%増で

    増収増益となりました。

     国際線旅客収入は、両社ともに、羽田国際線発

    着枠の拡大による新規路線の開設・増便のほか、長

    距離路線が好調に推移したことや訪日旅客などの増

    加により、JALは4,548 億円で前期比3.9%増、ANA

    は4,683 億円で前期比18.5%増となりました。

    発着回数 500万回達成

    ジェットスター・J 期間増便

     ジェットスター・ジャパン(JJP)は7月から10月の間、

    夏ダイヤの一部路線を増便します。成田発着対象路

    線は札幌、関空、高松、松山、鹿児島線です。

     各路線で最大1便増便となりますが、日程等詳細

    は各便で大きく異なるためJJPの HPでご確認くださ

    い。

     同社は 2012年 7月3日の就航開始から今年 5月

    26日までの累計搭乗者数が900万人を突破したと発

    表しました。国内LCCとして最速のペースです。

     エプロン上の航空機走行路を徒歩で横断する事案

    が連続して発生しています。

     航空機走行路を徒歩で横断することは航空機の

    走行の有無に関わらず、大変危険な行為となります。

    NAAでは航空機走行路を横断しての移動、また建物

    周りを除くエプロン上の長距離移動については、必ず

     免税手続きカウンター 設置広がる

     ショッピングセンターなどの商業施設で複数店の

    免税手続きをまとめてすませる「免税一括カウンター」

    の設置が広がっています。4月1日から新たに「免税

    手続きの第三者への委託」がはじまり免税店参入が

    容易になっています。

     5月11日からルミネが新宿、有楽町、池袋、横浜

    に設置され、多言語を話せるスタッフが配置されて

    います。

     また、イオンモール成田や酒々井プレミアム・アウ

    トレットでも近く導入予定としています。

    JAL 単位:億円

    H26年3月期 H27年3月期 増減 増減率

    売上高 13,093 13,447 353 2.7%

    営業利益 1,667 1,796 128 7.7%

    経常利益 1,576 1,752 176 11.2%

    当期純利益 1,662 1,490 ▲172 ▲10.3%

    ANA 単位:億円

    H26年3月期 H27年3月期 増減 増減率

    売上高 15,701 17,134 1,433 9.1%

    営業利益 659 915 255 38.7%

    経常利益 429 671 242 56.4%

    当期純利益 188 392 203 107.8%

  • 1,500万人達成記念式典の様子

           京成電鉄 HPより

    6

    航空行政 ・ 空港運営他

    圏央道 神崎-大栄 JC   6 月 7 日開通

     日本政府観光局(JNTO)は、4月の訪日外国人

    客数が、前年同月比 43%増の176万人となり、初

    めて単月として170万人を突破し、3カ月連続で過

    去最高を更新したと発表しました。

     円安傾向の継続、査証(ビザ)の発給要件緩

    和や人気の高い桜の季節だったこと、航空路線の

    新規就航や既存便の増便も寄与したとしています。

    2014 年度旅行収支      55年ぶり黒字に

    4 月の訪日客 単月で過去最高

     国交省は、欧州でのジャーマンウイングス墜落事

    故を受け、4月28日、国内の航空会社に対して操縦

    室に乗務員等を2名以上常駐させます。実施に当た

    り安全・保安上のリスクを考慮し、具体的な操縦室

    の入退室の手順等を定め関係職員に対する必要な教

    育・周知を徹底するよう指示しました。

     同省では、事故原因が最終的に明らかになるまで

    の暫定的な措置とし、準備が整った航空会社から実

    施されます。

    国交省 操縦室 2 名常駐を指示

     財務省は、2014 年度の国際収支状況(速報)を

    発表しました。

     旅行や輸送などのサービス収支は、2兆 8,102億

    円の赤字となり、前年度に対し、6,346 億円赤字が

    縮小しました。このうち旅行収支は13年度の5,304

    億円の赤字から2,099 億円に改善し、昭和34年以

    来 55年ぶりの黒字となりました。訪日外国人が最

    多の約1,467万人に上り、訪日客が日本国内で使う

    お金が増えた一方、円安による影響から海外旅行を

    する日本人が減り、現地で使うお金が減ったことに

    よるものです。

     国際収支状況は、一定の期間における居住者と非

    居住者の間で行われたあらゆる対外経済取引で、旅

    行収支は、日本を訪れた外国人が宿泊や飲料、お

    土産などに使ったお金から日本人が支払ったお金を

    差し引いたものです。

    NEXCO東日本のHPより

     圏央道の神崎ICから大栄 JCT間が 6月7日に

    開通します。今回開通する区間は 9.7km、途中、

    下総ICが設けられており、片側1車線で整備され

    ています。

     開通により、常磐道と東関東道が接続され、成

    田国際空港と北関東・東北方面のアクセス性が向

    上し、地域経済の好循環が期待されます。

     圏央道は、首都圏の道路交通の円滑化、沿線

    都市間の連絡強化を目的に、都心から半径40~

    60km 位置に計画されている総延長約300km の環

    状自動車専用道路で、現在までに約 220km が開

    通しています。

     新型スカイライナー乗車累計 1500 万人

     平成 22年7月から運行を開始した京成電鉄の新型ス

    カイライナーの累計乗者数が5月20日、1,500万人を

    突破し、これを記念して成田空港駅5 番線ホームで記

    念式典が行われました。1,500万人目となったお客様に

    は花束と記念品が贈られました。

     新型スカイライナーは、2010 年 7月17日、東京と成

    田空港を結ぶ成田スカイアクセス線の開業に伴って、運

    行を始めました。その最高速度は、在来線で日本最速

    の160km。日暮里~空港第2ビル間を最短36分で結び、

    デビューから約 5年で1,500万人を達成したことになり

    ます。

    至成田JCT

  • 7

    協会記事

     「航空振興」2015 春季号」(発行:一般財団法人 航空振興財団)紙面より、首都圏空港(羽田・成田)

    の機能強化について、航空局長と山内一橋大学教授、相原航空振興財団会長で交わされた鼎談の内容を一

    部抜粋してご紹介します。

    対談者:国土交通省航空局長 田村 明比古氏  一橋大学大学院商学部研究科教授 山内 弘隆氏

    一般財団法人航空振興財団会長 相原 力氏

     相原 それでは、首都圏空港の更なる機能強化につ

    いてお話を伺いたいと思います。首都圏空港の機能強

    化については、先ほど田村局長から、そして山内先生か

    らも触れていただきましたが、これは政府の成長戦略

    としても大変重要な課題となっていまして、ここ数年来、

    着実に実施されてきている。そういう意味で大変大きな

    成果を上げてきているのではないかと思いますが、今

    年中には羽田、成田両空港の合計発着枠が75万回とい

    う当面の目標を達成する予定と伺っております。

     まず田村局長から、首都圏空港の現状についてお話

    をいただきたいと思います。

     田村 先ほど若干触れましたけれども、昨年の春に

    羽田は昼間の国際線の枠を増枠いたしまして、かなりご

    利用が伸びているということがあります。ただ、一応こ

    れで44.7万回という年間の処理能力は達成したことに

    なります。

     一方で、成田のほうは今年の春に30万回化をすると

    いうことでありまして、これで合わせて、今計画されて

    いる首都圏空港の増枠は、年間処理能力合計75万回

    の達成をもって今の計画の中では最終形を迎えます。と

    いう意味で、この次のステップをどうするのか、今議論

    をしなければいけない段階に来たということです。

     相原 山内先生は、今までの首都圏空港の機能強化

    について、どのように評価されていますか。

     山内 最近改めてびっくりしたんですけど、空港面

    積で言うと、成田空港は1,000 ヘクタールなのに対して、

    羽田空港は1,500 ヘクタールぐらいになっているんです

    よね。これはずっと沖合展開事業とか、あるいは滑走

    路増設とかをしてきた結果です。ある意味では、もとも

    と羽田がいっぱいだから成田につくったんだけれども、

    しかし利便性等を考えて羽田を強化してきた。言いたい

    2015年 航空の展望 

    ~航空政策の転換期を迎えて~

    のは、かなり羽田は拡張も何も進んできて、大きな重要

    な空港になっているんだろうなというのを最近つくづく思

    うんです。

      その意味で、今、局長がおっしゃったように、いろん

    な手立てを加えながら、74.7万まで持ってきた。この道

    筋は、時間はかかりましたけれども、すごく大きな仕事を

    されてきたと理解しています。ただ、それでも十分じゃな

    いということが、オリンピックだけではなくて、将来を見

    てそこまで来たわけですから、それに対しての次の手だ

    てをどう打つのかというのが今の段階です。

    相原 今、山内先生からお話がありましたように、次

    のステップをどうするかということになると思うんですけれ

    ども、75万回というのは、平成 22年がたしか 52.3万回

    だったと思いますので、約1.5 倍に容量が増えたことにな

    るわけです。そういう中でも、先ほど来話がありましたよ

    うに、訪日外国人数が急激に増えていくことになりますと、

    いずれ近い将来、また処理能力の限界に達することにな

    ると思います。

     航空局のほうでは首都圏空港の航空需要予測を行われ

    ていると聞いておりますが、航空需要予測と処理能力と

    の関係で、どのようにお考えでしょうか。あるいは、今後

    どういうことが必要になってくるとお考えでしょうか。

     田村 東京オリンピックの開催というファクターを考慮

    しないではじいた予測しか今ないんですけれども、それ

    でも、経済成長に関して低い数字で予測したベースでも

    容量の限界が2020 年代半ばに来るとなっていますので、

    そういう意味では、今から対処をしていかなければいけ

    ないということでありますけれども、とりあえずは 2020

    年までにすぐ実行できる施策ということで、羽田について

    は都心上空ルートの新設も含めて、今、関係の自治体に

    ご提案しているということでありますし、それから成田の

    ほうは、今ある2本の滑走路を、高速離脱誘導路だとか、

    若干の整備でさらに容量を拡大する方策があるので、そ

    首都圏空港の更なる機能強化に向けて

  • 8

     協会記事

    な提案をされていますけれども、特に羽田空港の都心

    上空ルート案、これは関心が強いところだと思います。

     つい数年ぐらい前までは、このような都心上空ルート

    案を提案すること自体なかなか考えられなかった。技

    術的には専門家の方々は検討されていたと思いますが、

    公に提案することまではなかなか考えられなかった話

    で、大変大きな動きだと思います。山内先生はこの協議

    会にも関与されておられると聞いていますが、どんな状

    況で進んでおられるか、お話しいただけますでしょうか。

     山内 詳しくは局長からお話があると思うんですけれ

    ども、私はそこに同席させていただいて、まさにおっしゃ

    るように、昔だったら全然話といいますか、俎上にのら

    ないようなことを、いろいろお立場お立場で、そんなに

    簡単ではないのはよくわかるんですけれども、ただ、そ

    れを皆さんで議論する場ができて、そして方向性として

    は何らかの合意に達しつつあると思っています。

     ただ、この問題は、いつも申し上げるんですけれども、

    受益と負担の関係を今までのものから変えることになる

    わけです。騒音問題もそうですし、それから特に安全

    問題なんていうのは一番根本だと思います。もちろん安

    全じゃなきゃいけないんですけれども、そういう受益と

    負担の関係を変えるのがなかなか先に進まない。それ

    が1つの場についたということの重要性はあると思いま

    す。ただ、これもオリンピックという1つの大きなものが

    きっかけになったのは事実なので、1つの契機、さっき

    の言葉で言うとレガシーみたいなものを生かしていって

    いただきたいと思っています。

    の辺で、羽田と成田と合わせて約 8万回増枠を2020 年

    までにできないのかと考えているところです。そこから

    先は、やっぱり根本的なインフラの整備みたいなことを

    しないといけないのかもしれないと思っておりますけど

    も。

    相原 山内先生、首都圏空港の需要予測と処理能力

    の関係はどのように考えておられますか。

     山内 今、田村局長もおっしゃったように、手元に

    これは資料がありますので、下位のケースの予測でも、

    2020 年代半ばには今の74.7万回を上回ってしまうとい

    うことで、かために見積もってもそうだということなので、

    今回の予測に従ってどういう手だてをとるかは、これこ

    そ政策の仕事なのかなと思っています。

     ただ、予測の内訳で言うと、やはり国内線はあんまり

    伸びない。下位のケースだと若干減少するようなところ

    もあります。国際の問題ですよね。ですから、シャッフ

    ルといいますか、入れかえが当然必要になります。国

    内線の需要をさばく、国際線の需要をさばく、そういう

    面でも政策的にうまく誘導する必要がこれから生じるん

    だろうと思います。

     根本的に足りないところについては、当面、20 年ま

    での施策もそうですし、その先どうするかというのはも

    う少し議論をして考えていくところかなと思っています。

     相原 そういう観点で具体的な検討も開始されてお

    られますが、首都圏空港機能強化技術検討小委員会の

    中でいろいろ検討されて、それから具体的には協議会

    でいろいろお話をされていると聞いています。1月21日

    に、第2回目の協議会が開催されて、いろいろ具体的

    0

    10

    20

    30

    40

    50

    60

    70

    80

    37

    22

    44.752.359

    74.7

    羽田

    成田

    30 22

    30.3

    (万回)

    最終形

    平成26年度中

    平成22年10月まで

    *1.いずれも年間当たりの回数である。*2.回数のカウントは、1離陸で1回、1着陸で1回のため、1離着陸で2回とのカウントである。

    首都圏空港(羽田・成田)の空港処理能力の増加について

    羽田空港 成田空港

    41

    27

    68

    平成25年3月31日

    以降

    以降、首都圏空港を含めた

    オープンスカイを実施

    平成22年10月31日

    以降

    71.7

    44.7

    うち国際線 9万回昼 間 6万回深夜 早朝 3万回

    27

    平成26年3月30日

    以降

    39

    22

    61

    平成23年3月27日

    以降

    23.5

    62.5

    平成23年10月30日

    以降

    うち国際線 6万回昼 間 3万回深夜 早朝 3万回

    25

    64

    平成24年3月25日

    以降

    39 39

    ○ 羽田・成田両空港における年間合計発着枠を75万回化することを最優先課題として取り組んでいる。(発着回数は52.3万回(H22)→74.7万回(H26)と約1.5倍に増加)

  • 9

    協会記事

     相原 田村局長、この問題について、現状と今後の

    スケジュール的な点も含めてお話しいただけますか。

     田村 さっきお話に出た1月21日の2回目の協議会

    で、関係自治体からいろいろご意見をいただきましたけ

    れども、我々も去年の夏からいろんなレベルで丁寧に

    説明を続けてきているわけなんですが、自治体レベル

    では我々の提案に対して大分ご理解が進んできている

    なという感じがあります。

     自治体の方々のご意見はほぼ一致して、これからは

    住民の方々の理解が非常に重要であるので、住民に対

    して丁寧に説明をしてほしいということでありますので、

    やり方とかスケジュールということも含めて、これから自

    治体とよく相談をしていきたいと思いますけれども、1

    つのターゲットとして、2020 年までに仮に都心上空ルー

    トが開設されることになれば、ある程度地上施設の整

    備が必要になりますので、それはやっぱり設計したりす

    る期間プラス実際の整備で数年かかりますので、この夏、

    2016 年度予算の概算要求に調査費を盛り込んでいかな

    いといかんということだろうと思います。

     ただ、そこで要求したから全て終わりかという話では

    なくて、そのことを踏まえつつも引き続き丁寧に説明を

    させていただいて、理解を深めていきたいと思っており

    ます。

     相原 協議会も、予算要求ぐらいまでの段階に一応

    の方向性を出すということでしょうか。

     田村 方向性を出すというよりは、協議会は何かこ

    れという結論を出す場というよりは、まさに関係自治体

    の理解を深め、認識を共有していく場なので、そういう

    意味ではさっき申し上げたような、1つの概算要求を念

    頭に置きつつも、そこで全て終わりというのではなくて、

    継続的にまたやっていくことになるんだろうと思います。

     相原 いい方向に前進していくことを期待しておりま

    す。

     田村 ありがとうございます。

     相原 先ほど田村局長からお話がありました 2020 年

    以降の問題は、例えば滑走路増設とかいう話になると

    思いますが、これはまだ検討もこれからの話ということ

    でしょうか。

     田村 基本的に先の話だと思いますが、特に成田で

    すね。成田の場合、滑走路の増設の議論をさせていた

    だけるというだけで、かなり世の中が変わってきている

    なということではあるんですけど、ご地元でもいろんな

    ご議論もあるようですから、そういう議論が国レベルだ

    けではなくて、ご地元のレベルでもいろいろ進んでいく

    ことは非常にいいことじゃないかなと思います。

     相原 成田空港関係者と話すと、やっぱり相当危機感

    を持っている方が多いですね、羽田空港との関係で。

     山内 私の地元だから、特にそういうのはよく聞きま

    すし、逆に私なんか地元に帰って危機感をあおるような

    ことを言っているんだけど、やっぱり成田は成田で、ちゃ

    んと自分たちで前向きな姿勢を示さないと、さっきの面

    積から言っても随分逆転されちゃったわけだからと思っ

    ています。

    0100200300400500600700800900

    1,000

    1990 2000 2010 2020 2030 2040

    実績値 予測値

    0

    100

    200

    300

    400

    500

    1990 2000 2010 2020 2030 2040

    実績値 予測値

    0

    100

    200

    300

    400

    500

    1990 2000 2010 2020 2030 2040

    実績値 予測値

    (千回/年)

    (千回/年)

    941(参考)865(参考)

    首都圏空港の航空需要予測(発着回数)

    発着回数(国内+国際)

    首都圏空港 71万回

    (羽田空港) (44万回)

    (成田空港) (27万回)

    海外の高い経済成長率を受けて増加傾向

    762729

    691

    450(参考)417(参考)

    373(参考)

    424405

    385

    491(参考)

    449(参考)

    402(参考)338324

    306○上位・中位ケース

    増加傾向○下位ケース

    人口減少等の影響を受けて横ばい~微減

    (年度)

    (年度)(年度)

    出典 :「航空輸送統計年報」(実績値) 「空港管理状況調書」他

    (国内) (国際)

    (千回/年)

    775(参考)

    首都圏の需要は引き続き増加傾向

    ケース年平均実質GDP成長率

    2010-17 17-22 22-27 27-32

    上位ケース 2.2% 3.0% 3.0% 3.0%

    中位ケース 1.7% 2.0% 2.0% 2.0%

    下位ケース 1.0% 0.7% 0.7% 0.7%

    *各ケースにおける我が国のGDPの設定

    ○ 首都圏空港の発着回数(国内線+国際線)は、上位・中位ケースでは2022年度、下位ケースでは2027年度に現在の計画処理能力を超過する見込み。 (2032年度には78~94万回と予測。)

    *計画処理能力(設定):71万回*計画処理能力の設定について

    首都圏空港の計画処理能力(約75万回)から、羽田・成田の貨物便の枠(約4万回)を除き、残り71万回を需要予測上の計画処理能力とした。

    いずれも2020年代に計画処理能力を超過

    106

    0

    20

    40

    60

    80

    100

    120

    1990

    (百万人/年)

    実績

    LCC海外並み(上位)

    LCC海外並み(日本再興戦略)

    LCC海外並み(統合モデル)

    実績

    上位ケース

    中位ケース

    下位ケース

    凡例

    ※2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催決定等の需要予測後の状況変化や、政策目標の訪日外国人旅行者数2,000万人等は考慮していない。さらに国際空港において見られるピーク時間帯への集中についても表現できていない。

  • 10

     他空港の動向他

     羽田 新飛行経路説明会場 展開へ

     国交省は、「羽田空港機能強化に関するコミュニケー

    ションのあり方アドバイザリー会議」を開催し、新飛行

    経路による騒音影響が大きい地域の住民に対して、双方

    向の対話として情報提供や意見聴取などをきめ細やかに

    行うため、一定期間設置する展示説明会場を展開してい

    くことを確認しました。

     説明会場を展開する地域として、南風時の進入経路で

    は高度3,000ft以下、北風時の出発経路では4,000ft未

    満の陸域を想定しているようです。A滑走路進入経路で

    は「さいたま市南部から南側へ旋回して練馬~中野~渋

    谷~目黒~品川区等を結ぶ直線ルート下」、C滑走路進入

    では「新宿辺りから空港までを結ぶ直線ルート下」、また、

    B滑走路出発経路西側出発路では「川崎市中心街付近~

    コンビナート上空」、A滑走路から荒川沿い経路では「船

    堀橋付近より南側」とかなりの広範囲になりそうです。

     また国交省は、羽田空港の国際線増便のために必要と

    なる方策について説明する特設 HP「羽田空港のこれから」

    を開設しました。

     関空運営権 入札は 1 件のみ

     関西、大阪(伊丹)両空港の運営権売却について、1

    次入札が22日締め切られ、オリックスと仏空港運営大手

    のバンシ・エアポートの企業グループが参加しました。今

    後、2次入札を経て、来年に運営権売却が決定する見込

    みです。

     当初、日本・海外の複数企業が入札の参加資格を得て

    いましたが、45年間で 2.2兆円以上に上る運営権の支払

    いに対するリスクを考慮して、入札を見合わせる企業が多

    くなったようです。

     16年1月の運営譲渡を予定していますが、スケジュー

    ルははっきりしていません。

       

     5月16、17日の2日間で約12万人が訪れた

    Red Bull Air Race Chiba 2015。日本初開催

    で、アジア人初のパイロットとして室屋義秀選

    手も出場したことから、会場は大いに盛り上が

    り、ファンで埋め尽くされました。

     エアレースは、高速で機動性に優れたレース

    専用の飛行機を使用し最高時速 370km、最大

    重力加速度10Gの中、操縦技術、判断力、体

    力、精神力の限りを尽くして3次元でタイムを

    競う世界最速のモータースポーツです。

     レースでは、スタート前に機体からスモー

    クを出さなければならないという決まりがあり、

    スモークが出ると会場内実況の呼びかけととも

    に観客が「Smoke on!」と叫びます。その興奮

    の中、最高の技術で制御された飛行機が塔状

    のゲートの間をすり抜けていきます。ゴール後、

    良いパフォーマンスが出来たパイロットは飛行

    機を回転させるなど観客に向けてアピール。そ

    れに対し観客は、声援と手を振って応えました。

     初日は降雨があったものの二日間通して暑く、

    飲料の持込が禁止されていた為、会場内のビー

    ルなどの飲料コーナーには長蛇の列ができまし

    た。水1本、500円と言う値段設定にも驚きま

    した。

     室屋選手は残念ながら8 位に終わりました

    が、優勝をしたのは、イギリスのポール・ボ

    ノム選手。実はブリティッシュ・エアウェイズ

    B747の機長で、成田には何回も来たことがある

    そうです。

    レッド・ブル エアレース 開催

    会場の空撮

    ©Samo Vidic/Red Bull Content Pool

    観戦エリアから撮影

     中国線の羽田 昼間国際線枠決定

     日中間の航空当局者の非公式会議が北京で行われ、

    2015 年 10月末(冬季スケジュール)から、羽田空港の

    昼間時間帯に、中国線乗り入れ枠を現行の1日8便から

    20 便に増設することで合意されました。

     増設分の振り分けは、北京・上海・広州へ日中の航空

    会社が1日当たり2便運航される予定です。

     なお、この非公式会議の中で、羽田空港の深夜早朝

    路線、成田空港路線については、航空会社の準備が整

    い次第、早ければ現行の夏期スケジュール中にも運航を

    開始することでも合意しています。

  • 11

    お知らせ&イベント情報

    振興協会では、空港スタッフを対象とした語学教

    室の受講生を募集しています。一度無料体験する

    ことも可能です。詳細は下記までご連絡ください。

     中国語初級:木曜日18:00-18:55 

     中国語中級:火曜日18:00-18:55 

     英語初級 :火曜日19:00-19:55 

          水曜日18:00-18:55

     英語中級 :火曜日19:00-19:55 

     料金:月額 /6,200円(税込)テキスト代別途

     ※なお、韓国語の募集も行っておりますので

      興味のある方は、下記、連絡先まで

      お問い合わせください。

    (一財)成田国際空港振興協会

    公益推進部 語学教室担当

    TEL:0476-34-6333

    語学教室受講生募集

    6月のお知らせ

    イベント情報

    航空科学博物館

    ウルトラマンシリーズの歴史と

     

    戦闘機展示コーナー

     

    日 

    時 

    6月6日(

    土)~

           

    7月12日(日)

     

    場 

    所 

    館内2階展示室

     

    費 

    用 

    入館料のみ 

     

    内 

    容 

    ウルトラヒーローを

         

    パネルやジオラマ、

         

    模型などでご紹介し

         

    ます。高さ4・5m

         

    の立像も展示予定。

         

    6月6日(

    土)は、

         

    握手・撮影会も開催

         

    されます。

    CSセミナー

    【お問い合わせ】

     

    航空科学博物館

     

    0479‐78‐0557

    ユニバーサルサービスセミナー

     

    日 

    時 

    6月18日(

    木)

    、19日(

    金)

         

    14時00分~17時00分      

     

    場 

    所 

    国際会議室

    講 

    師 

    NPO法人航空フォーラム

     

    内 

    容 

    車椅子や白杖を歩くことで、高齢者やお

         

    体の不自由な方のお気持ちを理解しなが

         

    ら学べる実体験型セミナーです。

    やさしい手話講座

     

    日 

    時 

    6月23日(

    火)

         

    14時00分~16時00分

     

    場 

    所 

    国際会議室

    講 

    師 

    成田国際空港振興協会 

    小池

    ゆかり 

     

    内 

    容 

    空港内で使えるフレーズや単語を、わか

         

    りやすく説明いたします。今回は、実践

         

    編となります。

    【お問い合わせ】

     

    (一財)成田国際空港振興協会 

    岸本・栗栖

       

    0476-

    34-

    6333 

    mail c

    s@n

    pf-a

    irport.jp

    ©円谷プロ

    CS アワード 2015Spring 受賞者決定

     成田空港 CS協議会事務局は「CS Award 2015

    Spring」の受賞者を発表しました。

     受賞者には、成田空港 CS協議会会長(NAA CS

    推進部長)が各職場を訪問、表彰状の授与と記念

    品の贈呈が行われます。

     今回は7社 11名が受賞。社名と受賞者は下記の

    方 で々す。

    【受賞者】

    ●柴田 香織さん    株式会社びゅうトラベルサービス

    秋葉 典子さん        同上

     徐 競近さん         同上

    ●高橋 幸宏さん    空港ターミナルサービス株式会社

    ●関根 紀子さん NAAセーフティサポート株式会社

    ●田代 由衣 さん 株式会社 JALスカイ

    ●堀越 守さん   京成電鉄株式会社

    山本 裕太さん 同上

    ●布施 雅弘さん    東京空港交通株式会社

    ●地曳 俊輔さん    一般財団法人成田国際空港振興協会

    京増 奈都美さん 同上

  • 3

    3

    成田空港エコキッズ・クラブ

    第 11 期生募集

    芝山町 町と空港のPRイベント実施

     「成田空港エコキッズ・クラブ」では、今

    年も小学校 5・6 年生を対象に第 11 期生を

    募集しています。

     同クラブは、年 3 回のエコツアーを通し

    て子どもたちに、成田国際空港で行われて

    いる様々な環境への取り組みを紹介し、空

    港周辺の自然環境に触れて環境の大切さを

    感じてもらうことを目的として活動していま

    す。募集人数は 60 名、人数が多い場合は

    抽選。応募期間は 6 月 15 日まで、応募は

    NAA ホームページ上(http://www.naa.

    jp/jp/csr/eco/eco_kids/index_form.

    html)から受け付けています。

     芝山町は 5月20日、同町の農産物直売所「空

    の駅 風和里(ふわり)しばやま」と成田空港

    でPRイベントを行いました。町観光親善大使

    のAKB48の永尾まりやさんと町職員が、特

    産のスイカやミニトマトを振る舞い、町の魅力

    を伝えました。

     成田空港では、第 2、3 ターミナルを歩きな

    がら、トランジットツアーの芝山コースについて

    紹介しました。

    成田2DAYマーチ開催

     第 4 回成田エアポートツーデーマーチが、

    5 月 16 日と 17 日に行われました。

      成 田・ 田 園 コ ー ス(7km、10km、

    20km、30km)、芝山里山コース(20km、

    30km)、 成田空 港コース(7km、10km、

    20km、30km)、芝山早苗歌コース(10km)

    があり、どのコースも幅広い年齢層からの参

    加がありました。

     

    三年前が八名→一昨年が五名→昨年が〇

    名、これは当協会で実施している語学教室

    のうち韓国語教室に対する受講申し込み者

    数の推移である。従って昨年は開講しな

    かった。

     

    改めて分析するまでもなく、受講申し込

    みの減少は、竹島問題・歴史認識問題から

    発した厳しい日韓関係による影響が如実に

    数値に現れていると言える。

     

    当協会が、講座を開くかやめるか判断す

    る目安は五人、今年度の申込者は五月現在

    二名、雪解けの兆しが少し感じられる数値

    であるが、開講に踏み切れない状況である。

     

    成田からソウルまで二時間足らず、韓国

    は一番近い隣国であり、望もうが望むまい

    が人・物両面において交流は少なくないし

    将来も続いていく。「喧嘩もやり続ければ

    仲良くしたくなる」の言葉にあるように、

    日韓関係は、今以上悪くなるよりは回復し

    ていく可能性の方が高い気もする。

     

    将来を見据えると韓国語を学ぶには今が

    チャンスである。講座の参加者数の少ない

    ので集中的に学べる。韓国語を学ぶ者が少

    なく話せる人が不足すれば仕事でも重宝さ

    れる。運が良ければアガシと親しくなれる

    かも・・・

     

    韓国語は日本人にはとっつきやすい言語

    である。日本語と発音が共通する言葉が大

    変多く、ハングル文字もローマ字に毛が生

    えたみたいで覚えやすい。言葉の順序も主

    語→目的語→述語と日本語と同じであり、

    アクセントが多少違っても通じてしまう。

     

    皆さま、韓国語入門講座へのチャレンジ

    を!        

     

                   

    (Y・S)