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特集 2017 年度 入会案内 APAアワード 2017 作品受付開始! 「美術授業にカメラ」レポート 2016 September no.157

2016 September 157apa-japan.com/download/pdf/APA157.pdf特集 2017年度 入会案内 APAアワード2017 作品受付開始!「美術授業にカメラ」レポート 2016 September

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特集2017年度 入会案内APAアワード2017 作品受付開始!

「美術授業にカメラ」レポート

2016 September no.157

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■応募作品規定2015年1月1日から2016年8月31日までに新聞、雑誌、ポスター、カレンダー、パンフレット、CDジャケットなど実際に制作発表された印刷物を対象とします。写真を中心に制作された広告作品を望みます。

■募集テーマ「美・HAPPY」美しい写真 美しく 幸せに 世界平和のために 美・HAPPY世界を美しく創ろうよ

■応募資格フォトグラファー、広告主、CD、AD、デザイナー、他制作・発表に携わったクリエイティブスタッフならばどなたでも応募できます。

■応募料○一般:3,000円/ 1枚 ○学生※:1,500円/ 1枚 ※30歳未満(1987年1月1日以降生まれ)の学生を対象。学生証のコピー添付要

APAアワード2017

作品受付開始 !!APAアワード2017は東京都写真美術館での展示の予定です。ご応募お待ちしております!

多くの広告写真を記憶に残してきたカップヌードル、トッププレイヤーの錦織氏、そして舞台はNY。そんな三拍子揃った撮影に心が躍った。

目の前で繰り広げられる光景に「圧倒的なカッコ良さ」は時として、全てを凌駕する。

今でもハドソン川に浮かぶ和船のシーンを振り返るたびに、期待と緊張感を胸に抱き、マンハッタンへ向かった当時の自分にシンクロさせてしまう。

広告主:日清食品ホールディングス㈱

フォトグラファー:岩切浩三郎

COVER DATA

広告作品部門

詳しくはAPAホームページをご覧ください。http://www.apa-japan.comAPAアワード2017写真作品部門・応募用プリント 実践セミナー&ワークショップを開催します。詳細はP.22をご覧ください。

写真作品部門

■応募期間・締切2016年9月1日(木)〜 9月15日(木)*当日消印有効

「APAアワード2017」申込用紙のダウンロード

http://www.apa-japan.comお問い合わせ:APA 事務局TEL:03-5449-0580

■応募期間・締切2016年9月1日(木)〜 9月30日(金)*当日消印有効

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応募しなければ、何も始まらない!!「APAアワード2017」

APA入会案内

APAアワード2017 写真作品部門

福島 晃(デジタルカメラマガジン 編集長)

「美術授業にカメラ」を通じて

FUJIFILM X-T2

GIN-ICHI スタジオショップを訪ねた

株式会社 ヒガサカメラサービス 訪問

「美術授業にカメラ」レポート

Photo Edge Tokyo 2016 開催告知

Information&Report

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C O N T E N T SAPA NEWS[Shun] 2016 Sep. No.157

photo by Hidekazu Maiyama “die Stadt von Engels ♯2” Leica M9 、f1.4、1/1500、ISO:160

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 いよいよ9月1日より応募受付が始まる『APAアワード2017』。来年はAPAアワード展覧会が3年ぶりに東京都写真美術館で開催されることもあり、会員の間でも応募の機運が高まっているのではないでしょうか。 そこで、次回の写真作品部門審査委員長の高井哲朗副会長、同審査委員の舞山秀一正会員、APAアワード2015広告作品部門で経済産業大臣賞を受賞した吉村正会員、広告作品部門審査委員の川本康氏(コマーシャル・フォト統括編集長)の4人の方に、APAアワード2017への期待を語っていただきました。司会進行は善本喜一郎専務理事。

――今日ご出席の正会員の皆さんはそれぞれ過去に受賞経験があって、そこから仕事にも結び付いていったと思うのですが、まずはその経験談からお聞かせください。

高井 俺は84年に初めて広告作品部門のAPA賞を受賞して、そうしたら「年鑑を見ました」という電話がたくさんかかってきて、どんどん仕事が広がっていきました。APA賞を獲ったら一人前として認められる時代だったからという側面はあるけど、今でも基本的には変わらないと思う。

とにかく応募しなければ、何も始まらない!!

「APAアワード2017」

 その後も何度か賞をもらったんだけど、今でも毎年のように両方の部門に応募しています。理由は単純で、写真が好きだから。特に写真作品部門は、今年はこんなことをやってみようという新しいチャレンジのきっかけになるし、それが結果的に広告の仕事に結びついているような気はします。舞山 僕は88年の写真作品部門に初めて応募して、そのとき奨励賞をいただきました。それから「一緒に仕事をしませんか」という電話が何件もかかってきたし、「受賞作を広告に使わせて欲しい」という話もあって、同じテーマで撮った他の作品を持って行ったら、それが本当にそのままポスターになったりした。高井 それは理想的だ。よっぽど作品の力が強烈だったんだ。吉村 僕は2006年と2008年に写真作品部門の奨励賞をいただきましたが、そのときは舞山さんのような話はなくて、ただプロフィールが1行増えたくらい(笑)。でも2年前の経済産業大臣賞の時は、ちゃんと賞の効果はありましたよ。特に若いADの人から「やってみたい」と声がかかるようになりましたね。川本 たしかに今の時代は、広告の作り方が複雑になったり保守的になっているので、

昔のように写真作品部門の受賞が仕事に結びつくようなことは起きにくいかもしれませんね。舞山 でも、高井さんが毎年のように写真作品部門に応募していらっしゃるのを見ていたら、やっぱり自分も応募しようかなとは思いますよ。作品だけは20代の頃からずっと撮り続けているので。

――舞山さんや吉村さんが最近、写真作品部門に応募されないのは何か理由があるんですか?

舞山 写真作品部門には毎年テーマがあるじゃないですか。自分が撮っているものが、そのテーマにそぐわないと思うことはよくあります。いま世界中で写真のアワードがたくさんありますが、その中でテーマを掲げているところがどれくらいあるか。APAアワードはテーマがあることそのものが、応募の足かせになっているんじゃないかな。吉村 まさしく。僕も最初はずっと応募していたんですが、途中で出さなくなったから。テーマを設けるとどうしても枠は狭くなる。舞山 苦肉の策でテーマにこじつけたタイトルをつけて応募しても、審査では「これ

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はテーマと違う」ということで落とされたり。写真の善し悪しではなく、テーマで線引きされるんじゃないかと、応募する側は思ってしまう。川本 でも最近の写真作品部門を見ていると、与えられたテーマとは逆張りの作品が上位に来ていて、テーマ至上主義の審査にはなっていないと思います。

――テーマについては今後の課題として検討させていただくことにして、とりあえず今回はテーマがあるので、それを前提にしていただければと思います(笑)。

高井 今年のテーマは「美・HAPPY」。美しい写真でハッピーな気持ちになれるというもので、一時期に比べると応募しやすいテーマだと思うよ。川本 広告作品部門も何年か前から審査料が無料になっているので、どんどん応募していただきたいですね。さっきの吉村さんの話のように、広告作品部門で賞を獲ったら反響は必ずありますから。高井 写真作品部門の方は言ってみれば、やったことがない仕事を獲得するためのチャレンジ。今はみんな挑戦しなさすぎると思う。仕事だけコツコツやっていて、それとは別に作品を撮って自分の範囲を広げようというチャレンジ精神がないよね。舞山 今年は写真作品部門の審査委員をやらせていただくので、会員の作品をもっとたくさん見てみたい。さきほど僕個人の意

見として写真作品部門のテーマについて苦言を呈しましたが、でもテーマがあることで、会員が作品を作りやすくなるのは事実。これをきっかけとして自分の作品を作ってほしい。写真の仕事というのは本来、しのぎを削り合う競争の場じゃないですか。アワ ードでも何でも、もっと競い合うべきですよ。高井 でも頑張って応募しても、落ちるのは嫌だよね。俺は何回も落ちているから。審査に立ち会っている目の前で落とされる、これほど屈辱的なことはない(笑)。川本 でも、高井さんはそれも含めて楽しんでいませんか?高井 だって写真を撮るのが好きだから。見てよこれ、って。川本 落ちたとしても「審査委員は見る目がないな」と思えばいいんですよ。いや実際、僕の目なんか節穴です。何年か前、写真作品部門で入賞した人から作品を見てほしいと言われて拝見したんですが、そのときかなり辛辣なことを言った覚えがあります。そうしたら翌年その人が広告作品部門で入賞して、僕もこの写真はいいなと思って名前を見たら、何とその人だった。自分はなんて見る目がないんだと思って反省しましたね。舞山 それが逆に良かったんじゃないですか。他の写真のアワードでも、若くしてグランプリを獲ったりすると伸び悩むことが多いんです。後から振り返ると、2位、3位のほうがいい仕事をしている。たぶん実力以上に持ち上げられることで自分を見失うんだと思う。その人はきっと川本さんに

酷評されたことで、その落とし穴に嵌ることなく、悔しさをバネに頑張ったんですよ。吉村 若い頃にいただいた奨励賞は、仕事にはつながらなかったけど、自信になったしステップアップになったと思います。それが自分のベースにあったので、写真作品部門には出さなくなったけど、広告作品部門に狙いを定めて、幸いにも2年前に大きな賞をいただくことができました。広告作品部門で受賞すると自分の名前が世の中に出るし、仕事も広がる。APAアワードにはやはりそれだけの価値があります。写真作品でも広告作品でも、より多くの会員の方に参加してほしいと思います。

――とにかく応募しなければ、何も始まらないということですね。APA全体でこれからAPAアワード2017を盛り上げていきたいと思います。本日はありがとうございました。

司会の善本喜一郎 専務理事

1988年第22回創立30周年記念展 奨励賞 舞山秀一 2006年第34回APA公募展 公共広告部門 奨励賞 吉村

※ 当 時 の「APA公 募 展 」はオリジナル作品ということでAPAアワードの写真作品部門にあたります。ちなみに広告作品部門は

「年鑑 日本の広告写真 公募展」でした。

高井哲朗 副会長 舞山秀一 正会員 吉村 正会員 川本 康氏(コマーシャル・フォト 統括編集長)

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日本広告写真家協会設立総会開催

6月27日初代会長に金丸重嶺が就任

APAとコピー十日会共同制作展(第1回)

第1回APA展「素材としての広告写真」開催

「APA NEWS」創刊

「1968 APA HAND BOOK」を発行

アメリカ職業写真家協会(PPA)に加入

第2代会長に秋山庄太郎、名誉会長に金丸重嶺がそれ

ぞれ就任

金丸重嶺名誉会長が勲三等瑞宝章を受章

賛助会員制度発足

‘78APA創立20周年記念 第1回国際写真展準備委

員会を設置

「世界写真団体代表者国際会議」を開催

第3代会長に中村正也、名誉会長に秋山庄太郎がそれ

ぞれ就任

昭和54年度日本写真協会「年度賞」受賞

「APA NEWS」100号記念を発行

「年鑑 日本の広告写真'82」(APA編)を出版

 日本広告写真家協会(APA)は昭和33

年(1958年)広告写真家たちの職能団体と

して設立され国内外で広告写真に関わる活

発な啓蒙活動を続けてきました。平成24年

4月より写真映像を通じて社会に貢献する

公益社団法人として新たなステージへ進み

ました。

 私たち広告写真家には、写真というツー

ルを用いて時代をリードする力がありま

す。社会と時代のニーズを先取りし、作

品をさまざまなメディアに発信することに

よって、社会や経済の活力を生み出す使命

があります。

 ビジュアルコミュニケーションツールで

ある広告写真は「言葉を超越したイメージ」

という、世界共通の言語として社会を動か

しています。経済状況や技術革新の時流に

晒されながらも、私たち広告写真家一人ひ

とりの弛まぬ挑戦と、会員の協調と奉仕、

賛助・協賛会社をはじめとする関係各位の

ご支援が、今日の日本広告写真家協会を築

きました。

 

 APAは、次世代の広告写真家の登竜門と

して定着したAPA公募展(現APAアワー

ド)の開催をはじめ、数々の国際展の開催

による写真文化の普及、また「年鑑 日本の

広告写真」の発行などによって歴史的財産

の保存にも力を入れています。また、 日本写

真著作権協会のメンバーとして、広告写真

家の知的所有権のあり方について取り組ん

でおります。

 さらに全国の小中学生にむけて、広告写

真家としての技能を教育現場に生かすべく、

全国造形教育連盟(図画工作・美術教師 の

全国組織)と学校教育事業「美術授業にカ

メラ」を実践し、美術教育の充実と発展に

寄与しています。カメラを義務教育の授業

に取り入れることによって、心豊かな感性

と想像力を持った子どもたちの育成やコ

ミュニケーション能力の向上に貢献してお

ります。

 

 APAは常に「今」を見つめ表現、技術の

普及啓蒙にも努めていきます。刻々と変化

する社会と広告写真業界の動向を洞察して

常にリアルタイムに時代をつかむ活動を継

続し、会員の技術の向上や社会的地位の強

化はもとより、さらにグローバル化する社

会に対応する情報を発信して参ります。

 我々を取り巻く社会状況にはまだまだ厳

しいものがありますが、この7年間で275

名もの新入正会員を迎えることが出来まし

た。APAとして何ができるか? 何をしな

ければいけないのか? 「APAは一つ」を掲

げ新しいAPAブランドの創造を目指して

一丸となって邁進しているAPAに参加し

ませんか。

 時代はさらに、広告写真映像を担う私た

ちの力を必要としているのです。

新しいAPAブランドの創造を目指して

公益社団法人日本広告写真家協会

入 会 案 内

1958

1959

1961

1965

1968

1969

1971

1972

1975

1977

1978

1979

1982

公益社団法人日本広告写真家協会会長 白鳥真太郎

1986

1988

1989

1990

1992

1994

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2014

2015

2016

秋山庄太郎名誉会長が紫綬褒章を受章

日本広告写真家協会創立30周年記念祝賀会開催

12月4日「社団法人 日本広告写真家協会」設立

社団法人設立を祝う会開催

第4代会長に早崎治、顧問に中村正也が就任

第5代会長に西宮正明が就任

第6代会長に髙村規が就任

情報誌「瞬」を創刊(以後、年4回発行)

12月4日法人設立10周年沿革史発行

1月21日法人設立10周年(創立40周年)式典開催

中村正也顧問が正六位勲四等瑞章受章

第7代会長に藤井秀樹が就任

顧問に髙村規、西宮正明が就任

第8代会長に長友健二が就任

第9代会長に安達洋次郎が就任

APA AWARD2007公募開始 「公募展」と「年鑑

日本の広告写真」を一つの事業に合体

「APA NEWS」100号発行。社団化以降100号、通

巻244号

「年鑑 日本の広告写真2007」発行「年鑑 日本の広

告写真」と「APA公募展」が一冊にまとまる

顧問に藤井秀樹が就任

「美術授業にカメラ」推進事業部としてカメラの授

業を実施

第10代会長に白鳥真太郎が就任

12月APA創立50周年記念式典・祝賀会開催

APA50周年(社団化20周年)展「Made in Japan」

開催

顧問に安達洋次郎が就任

4月1日より、公益社団法人へ移行

6月公益社団法人として初の定時総会で白鳥真太郎

が会長に就任

髙村規顧問が正六位を叙位される

フォトヨコハマ・CP+・公益社団法人日本広告写真

家協会展開催

APAアワード2016、第七回「全国学校図工・美術

写真公募展」開催

第五回定時総会開催

HISTORY

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●「APAアワード2017」の開催 ●「年鑑 日本の広告写真2017」の発行 ●APAアワード2016の国際展開催 ●「CP+」併設写真展の開催

●APA企画展の開催

●「美術授業にカメラ」実践教育支援 ●第八回「全国学校図工・美術写真公募展」の開催 ●「始めよう、カメラの授業! 8」の発行

●「APA NEWS・瞬」の発行●ホームページの運営

●知的所有権の擁護・確立 ●著作権相談室の運営●知的所有権セミナーの開催

●写真業界の動向調査及び資料収集 ●セミナー及び研修会の開催 ●作品展・セミナーの開催

■ APAアワード事業

■ 学校教育事業

■ 出版情報事業 ■ 知的所有権事業

■ 調査・研究事業 ■ 研修・セミナー事業 ■ 支部活動

世界からも注目される日本の広告。APAでは1961年より広告写真の向上を目的に公募を行い、次世代の写真家の登竜門としての役割を担っています。

広告写真業界だけでなく、広く社会に声を届けるために、多様な出版、広報活動を行っています。 

全国の小中学校にて、カメラを用いた実践授業を行い、子どもたちの豊かな感性と想像力の育成を目指しています。

07

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公益社団法人日本広告写真家協会

入 会 案 内

■ 正会員入会資格広告写真家として相当の技量と実績を有する方

■ 入会金等○入会金:50,000円

○年会費:40,000円

■ 受付当年11月1日から受付開始 翌年1月15日締切(当日消印有効)

■ 入会審査資料①協会指定の正会員資格審査申込書・身上書(日本語で記入する

こと)

②正会員または特別会員・特別会友及び法人賛助会員の内1名の

推薦

③作品は15点をCD-R・DVD-Rにて提出(広告作品5点以上10

点以内を含む)

■ 審査正会員入会審査はポイント制を採用しており、本協会が定めた

3 ポイントが必要です。

■ 入会資格本協会が目的とする事業に賛同し、ご協力頂ける法人。

■ 受付随時

■ 入会金等○入会金:50,000円

○年会費:150,000円/1口(1口以上)

○顧問:2名

○理事:会長1名、副会長4名、専務理事1名、常務理事5名、理事8名、

    正会員外理事4名 計23名

○監事:監事2名、正会員外監事1名 計3名

○会員数:1,100名(平成28年6月現在)

○本部事務局:東京都港区 

○支部事務所:北海道、東北、東京、中部、関西、九州

■ 入会資格広告写真映像制作関連の方または、広告写真家を目指す方で、本

協会の趣旨に賛同し、その事業に協力しようとする方。クリエイ

ティブディレクター、アートディレクター、コピーライター、ス

タイリスト、ヘアメイクなど広告制作に係わる方。

■ 受付随時

■ 入会金等○入会金:10,000円

○年会費:12,000円

■ 加点ポイント①公募展「APAアワード:広告作品部門」に入賞・入選の方に3

ポイントが与えられます。但し、広告作品10点と身上書を提出

しなければなりません。

②APAの主催する公募展「APAアワード:写真作品部門」に入賞・

入選の方には2ポイントが与えられます。但し、複数回の公募

展でポイントを獲得しても合算されません。

③30才未満の方は、1ポイントが与えられます。

 上記の加点ポイントの合計が3ポイントに達した場合でも、作

品による入会審査を受けなければなりません。

■ 入会手続正会員入会資格審査にて入会資格を得た方には入会手続書類を送

付致します。

■ 新入正会員展開催入会後にAPA新入正会員展を

東京・大阪で開催致します。

■ 正会員

■ 法人賛助会員

■ 組織

■ 会友

お問い合わせ先〒108-0071

東京都港区白金台3-15-1

白金台シティハウス2F

APA事務局 入会担当

TEL.03-5449-0580

FAX.03-5449-0651

会員証サンプル

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■ キヤノンマーケティングジャパン㈱修理窓口で、APA会員証提示にて、一眼レフカメラ/レンズの修理料金・デジタル一眼レフカメラのセンサー清掃を20%割引いたします。

■ ㈱ニコン イメージングジャパンAPA会員の方は、エクスチェンジオファー(修理不能、又は修理が高額なため購入の方が得策な場合に、同等品が特別価格で購入できるサービス)をご利用いただけます。またNPS[ニコンプロフェッショナルサービス(修理代金の特別割引・修理時の代貸し及び試用貸出・プロストラップへの交換 など)]に推薦者なしで入会できます。※別途入会金・年会費が必要。

■ リコーイメージング㈱直接弊社サービス窓口をご利用の場合に限り、以下のプロフェッショナルサービスが受けられます。①修理料金の割引:PENTAX ブランドの一眼レフカメラ/交換

レンズ、並びに RICOH ブランドのデジタルカメラの修理料金の特別割引(機種により割引率が異なります)。

②修理代替機材:修理期間中の代替機材の貸し出し、並びに試用目的の機材貸し出し(事前のお申し出が必要)。

■ オリンパス㈱「オリンパス・グローバル・プロサービス」は、「オリンパスE-システム(OM-D、PENを含む)」を所有しているプロユーザーの方を対象とした専用サービスです。APA会員の方は、本サービス規約に同意いただければ、推薦者無しで入会していただけます。機材修理優待、購入優待などの特典がありますので、詳しくはオリンパスプロサロンまでお問い合わせください。お問い合わせ:  0120-268-554 03-5909-0212

■ ㈱ヒガサカメラサービスキヤノン正規認定代行修理店ならではの特殊調整機材にて修理調整を短期間で実施。メンテナンス技術者と直接対話による納得のサービスをご提供します。APA会員様に限り、技術料3割引、部品代2割引サービス中(旧機種、ライセンスの降りていない機種、自社で修理出来ない機種等を除く)。修理時の返送料は無料です(センサー清掃除く)。            お問い合わせ:06-6459-3006

○プレスカード発行(正会員のみ)

 7月~翌年7月まで1年有効

 2,000円(送料 全国一律450円)

○文芸美術国民健康保険加入

○Apple Store優待販売

○㈱伊東屋10%ご優待

(株)アサツー ディ・ケイアドビ システムズ(株)

(株)アマナイメージズ(学)池田学園 東京服飾専門学校(株)イメージスタジオ・イチマルキュウ(有)インタースタジオエプソン販売(株)オリンパス(株)

(株)キタムラキヤノンマーケティングジャパン(株)共同印刷(株)銀一(株)

(株)玄光社

APA会員優待・特典

■ 法人賛助会社のAPA会員向け優待・特典

■ 法人賛助会社一覧(50音順)(株)サンスタジオ(株)ジェイアール東日本企画(株)資生堂(株)ジャスビコ(株)スタジオエビスソニー(株)ソルフレア(株)

(株)電通公益財団法人 東京観光財団

(学)東京工芸大学芸術学部(株)トーン・アップ凸版印刷(株)

(株)ナショナル・フォート

(株)ニコン(株)ニコン イメージングジャパン (学)日本写真芸術専門学校一般社団法人 日本モデルエージェンシー協会一般社団法人 日本レップエージェンシー協会

(株)博報堂(株)博報堂プロダクツ(有)ビアード(株)ヒガサカメラサービス(株)ピクトリコ(株)ビックカメラ富士フイルムイメージングシステムズ(株)

(株)フレームマン

(株)プロ機材ドットコムプロフォト(株)

(株)堀内カラーマンフロット(株)三菱製紙(株)

(株)山田商会(株)ユーアール代官山スタジオ(株)横浜スーパー・ファクトリー(株)ヨドバシカメラライカカメラジャパン(株)リコーイメージング(株)

(株)レブロン

APAプレスカード

■ ㈱ナショナル・フォート皆様のニーズに、トータルでお応えする専門商社です。会員様特典として「ギャラリー NP原宿」ご利用料金を割引いたしますのでお問い合わせください。         お問い合わせ:03-3486-7761

■ 銀一㈱GIN-ICHIスタジオショップではお支払い窓口でAPA会員証提示にてthink TANK photo・Mindshift 製品を販売価格から10%割引いたします。商品在庫や価格など電話にてお問い合わせください。お問い合わせ:03-5548-5131(代表)

■ ㈱イメージスタジオ・イチマルキュウスタジオ・機材レンタル料金を10%割引(一部機材~ 50%)でご利用いただけます。ご予約名とお支払い先が同一のAPA正会員であることが条件になります。機材ごとの割引率など詳細はお電話にてお問い合わせください。        お問い合わせ:03-3491-1109

■ ㈲インタースタジオお申込者とお支払いがAPA正会員の場合、スタジオ、機材使用料を25%引きにてご利用いただけます。詳しくはお電話にてその旨をお申し出の上お問い合わせください。   お問い合わせ:044-865-7080

■ ㈱ヨドバシカメラゴールドポイントカード(APAロゴ入り)でポイントの加算サービスが受けられます。

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Page 10: 2016 September 157apa-japan.com/download/pdf/APA157.pdf特集 2017年度 入会案内 APAアワード2017 作品受付開始!「美術授業にカメラ」レポート 2016 September

 極論であるという批判に怯えずに言

えば、写真は否が応なく主観的な産物

である。個人の主観を限りなく消し去

ることで、客観的な意味を持たせるこ

とができたとしても、それは客観とい

う言葉を借りた主観でしかない。

 カメラで写真を撮るという行為は基

本的に撮影者が存在する。どのカメラ

を選び、どのレンズを選び、どこの場

所で、何を見ているのか。さらに技

術的な要素を加えれば、絞りやシャッ

ター速度、感度、ホワイトバランスと

さまざまな要素を撮影者が決めなけれ

ばならない。そうした連続性のあるセ

レクトの積層が1枚の写真として結実

する。

 20世紀を代表する写真家、アンリ・

カルティエ=ブレッソンは「絵画は瞑

想で写真は射撃だ」という言葉を残し

ている。絵画はスケッチこそ現場で

行うこともあるが、基本的には瞑想

の中で表現を加えていくことができ

る。対して写真は現実世界の瞬間を記

録していく行為だ。過ぎ去っていく時

間を1枚に写真に閉じ込めていくため

「シューティング」という言葉を彼は

選んだに違いない。写真史を代表する

名作「決定的瞬間」はそうした彼の言

葉を代弁したものなのだろう(フラン

ス語の原題は「Image à la sauvette」

だから直訳すると本来は「消え去る映

像」という意味であるが)。写真を単

なる記録性ではなく、黄金分割や幾何

学的構図に代表される歴史絵画の手法

を写真に取り入れた。本書には126枚

の写真と本人がステートメントとして

構図論が添えられている。

 広告業界において写真家が華々し

く活躍していた時代があった。ブレッ

写 真 作 品 部 門

利己的であるぐらいの強烈な個性(主観)で写真を表現してほしい。

1961年 第1回APA展公募作品APA賞 篠山紀信

1961年 第1回APA展会員作品金丸賞 岩宮武二

1964年 第4回APA展公募作品奨励賞 操上和美

1965年 第5回APA展公募作品APA賞 浅井慎平

福島 晃(デジタルカメラマガジン編集長)

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1982年 年鑑 日本の広告写真1982 APA Prize 坂田栄一郎 サントリー㈱

1988年 年鑑 日本の広告写真1988 APA Prize 十文字美信 林原生物化学研究所

APA AWARD 2013 写真作品部門 文部科学大臣賞 RYAN CHAN「UNCONDITIONAL LOVE」

APA AWARD 2016 写真作品部門 文部科学大臣賞 栗栖誠紀「Appearance of Winter 〜冬の佇まい〜」

ソンがそうだったように、写真の記

録性ではなく、写真の表現力に広告

写真家が挑戦してきた歴史である。

その中にあって、APA は重要な鍵を

握っていた。むしろ、その中心にあっ

たと言っても過言ではない。拙い私

がいまさら文字を記すまでもなく、

APA AWARD の歴代受賞者の名を見

れば一目瞭然である。篠山紀信、岩

宮武二、操上和美、浅井慎平、坂田

栄一郎、十文字美信と写真家を志す

ものであれば、誰もが知る名がずら

りと並ぶ。公募作品が APA 賞を受賞

すれば、次の日から仕事を依頼する

電話がひっきりなしにかかってくる

という。M-1 グランプリの受賞者が

テレビに引っ張り凧になるような感

覚だったに違いない。

 その歴史ある APA AWARD 2017

写真作品部門の審査委員として、私

も末席に加えさせていただくことに

なった。今年の募集テーマは「美・

HAPPY」。広告写真はクライアント

が求める商品価値やテーマを写真と

して、どのようにフォトグラフィッ

ク と し て 表 現 す る の か と 常 に 向 き

福島 晃(ふくしまあきら)  APAアワード2017 写真作品部門 審査委員1968年、東京都生まれ。東海大学航空宇宙学科卒業後、ソフトバンクに入社。月刊PC、Hello ! PC、PC USERなどのパソコン雑誌の編集に携わり、2002年にカメラ雑誌「デジタルフォト」を創刊、編集長となる。その後、フリーの編集者を経て、2013年にインプレスに入社、「デジタルカメラマガジン」の編集長となる。趣味は写真と車とアニメ。

合っていく仕事だ。いわば、そのテー

マが「美・HAPPY」という訳である。

だが、誰かのための表現である必要

はない。

 冒頭で述べたように写真とは限りなく

主観による産物であると私は考えてい

る。そのテーマをある意味、利己的であ

るぐらいの強烈な個性(主観)で写真を

表現してほしい。その強烈とも思える絶

対的な個性こそが写真家として、もっと

も重要なファクターであると思うのだ。

私はその写真に込められた熱量を審査

委員として感じ取ってみたい。

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「美術授業にカメラ」を通じて『感性の教育』『心の教育』のお手伝いをしています。

実践した先生方からの報告書より抜粋

第八回全国学校図工・美術写真公募展 東京都写真美術館にて開催

 公益社団法人日本広告写真家協会(APA)と全国造形教育連盟は、「美術授業にカメラ」実践教育の成果発表の場として、小中学生を対象とした図工・美術写真公募展を開催し、写真作品を通して「感性を育む」教育の普及に寄与しています。 これからの社会を生きる子どもたちにとって、視覚的なコミュニケーションやプレゼンテーションの能力に不可欠な豊かな感性と想像

性が、一層求められてきています。そうした資質や能力を育むために、図工・美術の授業にカメラを取り入れることは極めて有効であることが、公益社団法人日本広告写真家協会と全国造形教育連盟による小学校・中学校での実践教育を通して明らかになってきました。 全国の子どもたちが、「見る力・感じる力・つくり出す力」を培っていくことを願い、本公募展を開催いたします。

・普段は「答えありき」の授業になれている生徒たちも、この授業に取り組むことで様々な発見や可能性を引き出せたようで、「答えを自分から導き出す」学びを経験することができました。

・「まちがい」ということがないのでそれぞれ子どもたちの感性で工夫し、考え、作品に向き合う事ができ、子どもたちはよい達成感があったと思います。

・カメラを使って撮影する授業では、今までできなかったことができて、自己肯定感が高まったと思う。多くの生徒が撮影した作品を授業者に見せてくれた。

・表現と鑑賞の能力が一体となって高まっていく様子が、たくさん撮影した写真からも分かる。児童の視点で美しい、面白いと感じるものをストレートに表現できる写真作品は、児童にとって今後の大きな表現方法になると感じた。

文 鈴木英雄

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「全国学校図工・美術写真公募展」文部科学大臣賞 受賞作品

平成 21 年度第一回

平成 24 年度第四回

平成 26 年度第六回

平成 25 年度第五回

平成 27 年度第七回

平成 22 年度第二回

平成 23 年度第三回

「いやしの神様」東京都西東京市立田無第一中学校 3年小牧みのり

小学生の部「ベンチにすわって、はいポーズ」東京都品川区立立会小学校 2年阪尻 和

小学生の部「現れた鯱」神奈川県平塚市立松が丘小学校 6年高平竜光

小学生の部「丘から見た小人の町」東京都大田区立調布大塚小学校 6年松浦房之介

小学生の部「しあわせの国」北海道函館市立椴法華小学校2年田中希旺

中学生の部「つながり」埼玉県朝霞市立朝霞第四中学校 2年小泉涼菜

中学生の部「どんな未来が見える?」宮城県仙台市立高森中学校 2年大立目彩奈

中学生の部「自由」神奈川県川崎市立金程中学校 3年卯滝悠也

中学生の部「白黒の幻想」神奈川県松田町立松田中学校 2年 平名長陽

「マヨネーズの神様」宇都宮大学教育学部附属中学校 2年山口智美

「まいごのバスケこぞう」京都府京都市立九条中学校 2年後上翔一郎

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Test Reviews

頼れる高性能 EVF と驚きの AF常識を覆すミラーレス一眼写真:簑田圭介 大井川茂兵衛

FUJIFILM X-T2

 富士フイルム㈱は今年4月にXシリーズを使用するプロフォトグラファーの会員制サービス「富士フイルムプロフェッショナルサービス(FPS)」を開始しました。 富士フイルムの歴史と技術が反映された

ミラーレスデジタルカメラXシリーズは、愛着のある外観とダイアル操作にこだわった外装、なじみのある色再現など、細部にフイルムメーカーのプライドを感じるシリーズです。

photo:大井川茂兵衛 XF16-55mmF2.8 R LM WR f/4.0 1/425 ISO:200AF-Cのカスタム設定が細かにでき、被写体を追従するAFの粘りにも信頼を感じることができます。光学ファインダーに慣れてしまっており液晶画面を目の前に突きつけられるEVFがとても苦手だったのですが、X-T2のEVFに考えが変わりました。表示のタイムラグやチラツキをほとんど感じることなく、動体・逆光時に被写体をしっかりと認識ができ、とても頼りになります。

photo:簑田圭介 XF35mmF2 R WR f/5.6 1/40 ISO:400このレンズはいいレンズだと思います。カメラと組み合わせて、いい写真が撮れそうな気持ちになります。カメラとレンズの重さのバランスもよく、どこへでも持って出掛けたくなります。カラーに関しては、フィルムシミュレーションのPROVIA/スタンダードが気に入りました。Photoshopでの色調整が必要ありませんでした。写真に雰囲気を出すために-1段 2/3 露出補正をかけて暗く落としましたが、シャドー部分が潰れないダイナミックレンジの広さはポジフィルムのようです。

photo:簑田圭介 XF35mmF2 R WR f/2.0 1/30 ISO:640液晶モニターを水平にしてローアングルで撮影しました。室内の様子がわからぬよう、モノクロにして背景をぼかしました。ミニチュアダックスフントのゴールドの毛色をモノクロで表現したくて、フィルムシミュレーションのACROS/モノクロ+Yeフィルターを使用しました。自分好みのトーンが割と簡単に出せたと思います。フォーカスレバーを使用して目にエリアをもっていきましたが、AFの速さと短いレリーズタイムラグのおかげで、フォーカスを気にすることなく、いい表情を捉えるのに集中できました。

 プロサービス開始第一号となるフラグシップ機X-T2は、さらに高画質になってAFも進化。プロの期待を背負いもうすぐ発売です。一足お先にアワードでも活躍しているお二人に撮影していただきました。

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10月22日(土)にAPA本部でFUJIFILM X-T2のセミナーを行います。詳しくは22ページをご覧ください。

photo:大井川茂兵衛 XF16-55mmF2.8 R LM WR f/2.8 1/3000 ISO:200わずか5cmほどの綱の上で、アクロバティックな技を競う「スラックライン」。とてもトリッキーな動きのため、カメラのAFに任せシャッターを押すのですが、使用させていただいたX-T2のAFの確実性に驚きました。 モデル:X GAMES スラックライン 2016 年チャンピオン GIBBONプロアスリート 木下晴稀

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 その歴史は敗戦直後の物資が不足していた時代、新聞社などに機材やフィルムを供給していた業者まで遡ることができるという。プロショップの老舗「銀一」は創業当時からプロに寄り添い、その仕事をサポートしてきた。  い ま で は 量 販 店 な ど で 常 識 に な っ ている「触れるカメラ」も銀一が元祖だ。1970 年代にトライアルルームという名で、ジナーやリンホフ、ハッセルブラッドなどのプロ機材を実際に試せる一角を店内に設けた。このような時代を先取りしたソリューションも銀一の特色だ。筆者も高校生時代に心をときめかせながらトライアルルームで憧れの機材を手にしたひとりだ。買えるはずがない若い客を相手にしても、嫌な顔ひとつ見せずハッセルブラッドの使い方をていねい説明してく

GIN-ICHI スタジオショップを訪ねた文・写真 福原 毅

れた店員さんをいまでも忘れることはできない。そういった意味ではプロのサポートだけではなく、育成にも一役買っていると言えるだろう。 駆け出しの頃、機材についてのアドバイスを受けて巣立ったフォトグラファーを何人も知っている。 インターネットが普及し、カメラもデジタルになった現在でも、その姿勢に大きな変化はない。 たとえば動画だ。一眼ムービーが一般的になり、動画のオファーを受けるフォトグラファーが増えた。引き受けたいが知識がなく悩んでいる方も多いのではないだろうか。銀一では幅広い品揃えとともに専門のスタッフがハードからソフトまで、その仕事に合った機材を使い方までアドバイスしてくれる。

 いつもは目的があって来店するのだが、取材のためじっくりと品揃えを観察すると、撮影機材や照明、小道具はもちろんのこと、現場で重宝しそうなグッズがいくつか見つかった。中でも目を引いたのがスタンドの脚に付ける養生用のボール。テニスボールに切れ目を入れて使っている会員諸兄も多いと思うが、かさばるし、わざとらしい感じがして好きではなかった。これなら大きさも手頃だしスマートで使いやすい。シリコンゴム製で、こすっても跡がつかないそうだ。 本質は末端に現れると言うが、このような商品を見つけ出す眼というのはプロの仕事を理解していなければ無理だ。そして、その知識はオリジナルの商品にも活かされている。スタンドとそのアクセサリー、ソフトボックスやアンブレラが

訪れたことのない方や、銀座店統合後訪れていない方も是非!! プロを支えてくれるスタッフ。なんでもお気軽に相談してくださいとは吉田努本部長の談。

テンバなどを日本に紹介してきた銀一。岩崎淳一店長一押しはthinkTANKのバッグ。

スタンドの養生用ボール。このほかに黒もある。

「動画なら任せてください」と語るのは映像機材営業部の山田浩一課長。九州出張から戻ったばかりだと言う。

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メインだがコストパフォーマンスの高さには驚かされる。多くは中国製だと説明を受けたが、検品がしっかりしていて質感もじゅうぶんで信頼性は高い。 最近模様替えをしたという店内はすっきりとした印象だ。「品揃えが少なくなったのでは?」という意地悪な質問を岩崎店長にぶつけてみる。 「商品点数は減っていません。すっきりしたのはエントランスから店の奥まで一直線の導線を作ったからでしょう。これは照明など重い機材をお客さんのクルマまでストレスなく運べるようにしたからです。陳列にも工夫しました」と笑顔で答えが返ってきた。 じつは、この質問、気になっていたゲルフレームのサイズが一種類のみだったのでぶつけてみたのだが、その話をする

と違うサイズが奥の方から出てきた。倉庫を利用して旧セットショップと一体になった店舗のバックヤードは広大で、オンラインショップのストックヤードにもなっている。工夫とは、こういうことだったのかと思わず納得してしまった。 そして店舗の奥にはスタジオスペースがあり、実践的なセットが組まれていた。実際に撮ったデータは複数のモニターで比較確認できる。 「高額な商品ですから、ここで納得がいくまで試していただければと思います。レンタルの機材も同様です。ご希望があれば全国どこへでも出張しますよ」と、またもや自信を感じさせる答えが返ってきた。 これは第二のトライアルルームなんだと思った。

 「銀一に行けばなんでも揃う」「銀一に行けばなんとかなる」こんな言葉を諸先輩から何度も聞いた。こんどは筆者が会員の皆さんにそう言う番なのかもしれない。値段だって量販店に負けていないし、アフターサービスを考えればプロショップで買い物をするのがプロなら筋だろう。 一度、店に行って雰囲気を確かめることをお勧めするし、地方の方は店舗と同じ品揃えのオンラインショップを覗いてみるといいだろう。

銀一株式会社GIN-ICHI スタジオショップ東京都中央区月島1-14 -9TEL:03-5548-5131FAX:03-5548-5135http://www.studioshop.jp

複数のモニターで確認できるので、仕上がりを想定しやすく、モニターの違いも比較できる。

導線や機材運搬を考え店内はスッキリしましたが、実は品揃えは豊富です。

奥のスタジオスペースは実践的な機材が揃っている。

機材はもちろんのこと小道具やアクセサリーまで「なんでも揃う」のが銀一スタジオショップのコンセプトだ。

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 今回は、昨年の10月に公益社団法人日本広告写真家協会の法人賛助会員に入会していただいた株式会社ヒガサカメラサービス代表取締役の土井秀一朗氏にお話をうかがいました。

 現在本社の受付は1階と7階(技術)にあり、1階は黒の応接セットが配置され、ゆったりくつろげるスペースとなっています。※おいしい昆布茶が出てくるよ! 将来はここに多くのフォトグラファーが気軽に集まり写真の話を語る場所にしたいそうです。7階は受付と工場があり12名の社員さんが修理や検査に頑張っておられる現場を一部撮影させていただきました。  特殊な機材や工具が数十台あり、ヒガサカメラサービスさんの技術の高さに感心しました。土井社長は「フォトグラファーの皆さんが、ご自身の機材に自信を持って撮影していただきたい。そして、ショット数やAFのピント調整などそれぞれ個人にあったカスタマイズをするなど、安心して使用できる機材のメンテナンスに重点を置くヒ

ガサカメラサービスでありたい。」と考えておられ、使う側も気付かなかったような機材の特徴や効果をより良い状態にキープできるようサポートしてくれます。

 「昨年法人賛助会員に入会させていただきましたので、公益社団法人日本広告写真家協会会員の皆様には、一部機種を除きますが通常値引きの他に割引特典がございます

(詳細は11ページをご確認ください)。ぜひお気軽に1Fの受付にお越しいただきどんな事でも技術者に直接ご相談下さい。」とおっしゃっていただいています。 レンズ解像度やボディのショット数等の機材点検やセンサー清掃は待っている間に完了。ボディとレンズのセットでのピントマッチングも得意とされており、修理品にはメーカーと同じ半年保証が付いています。オーバーホール時期等、日頃の点検が故障を未然に防ぐので、是非一度お店に足を運んでみてください。 最後になりましたが土井社長にとって、株式会社ヒガサカメラサービスとは、「現在

HCS株式会社ヒガサカメラサービス 訪問

技術者と直接話ができる安心と自信のメンテンスを提供文 友田富造 東 隆石  写真 森 誠

はキヤノン製品がメインですが技術者と直接ご相談いただくことで、繊細かつ高い品質でサポートすることが可能なスペシャリスト集団だと思っています。プロのフォトグラファーの皆様に自信を持って撮影していただける機材をご提供する大切な仕事です。」ということでした。プロにとってとても心強いお店です。本日はお忙しいところありがとうございました。

樋笠隆義氏が酒井特殊カメラでの6年の修行を終え、大阪市住吉区長居町に旭光学工業アサヒペンタックス代行修理店を単身で開業

大阪府枚方市に移転

業務拡大と増員の為、大阪市北区へ移転

キヤノンカメラ代行店、眼底カメラ西日本代行店に指定されメーカー専属修理を本格始動

法人化を取得して、現 株式会社ヒガサカメラサービスとなり、自社内にてメーカー代行修理を行いながら、キヤノン中之島サービスセンター及び梅田サービスセンター内にて修理サービスを開始

土井秀一朗氏が代表取締役に就任。一般修理受付を開始し、特殊工具設置の為本社を現在の靱本町へ移転

株式会社 ヒガサカメラサービス〒550-0004 大阪市西区靭本町1丁目5-6 本町辰巳ビル1F(受付)/ 7F(技術)お問合せ: TEL 06-6459-3006 FAX 06-6459-3055     e-mail:[email protected]

昭和37年5月

昭和42年2月

昭和46年6月

昭和54年4月

平成18年6月

平成20年6月

■株式会社ヒガサカメラサービス沿革

「ご自身の機材に自信を持って撮影していただきたい。」と語る代表取締役 土井秀一朗氏

7Fの修理工場に直接修理品をお持ち込みください。受付担当 大島氏が親切に対応してくれます

地下鉄四つ橋線本町駅25番出口より徒歩3分のところにあります。お気軽にご来店ください

7Fの奥の修理工場では10名ほどの技術者がカメラのメンテナンスなどをしています

1F受付は待ち合いのできるいこいのスペースです。APA会員の皆様は会員証をご提示いただければ特別割引もあります

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テーマ

テーマ

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術授業に メラ レポート美 カ

デジカメやスマホで撮影することは慣れているが、ミラーレスカメラを触るのは初めての体験という生徒が多い。一人に一台のカメラに生徒の関心は高まり、短い撮影時間の中でも試行錯誤して陰影や構図を考えながら熱中する姿を見ることができた。「将来一眼レフカメラを買おうと思った」「 自分の作品を遠くから客観的に見ると新たな発見があった」などの意見があり満足度の高い授業になった。

「カメラの授業」は、北宇智小学校では今回で 2 度目です。昨年度の図工・美術写真公募展に応募した現 6 年生は入賞者が少なかったこともあり、今年度はリベンジだと被写体の作品つくりの段階から熱が入っていました。撮影当日は、場所や光を選びながら事前に教えていただいたテクニックを駆使するなど、経験の違いが出るカメラワークで撮影に熱中していました。リベンジできることを祈ります!

小学校の図画工作科では「作品の写真を撮る」という学習があります。今回一人一台カメラを使うことができて、とても意義がありました。はじめに写真の撮り方を具体的に教わり、児童は意欲を持って取り組むことができました。校庭に出ると、教師が考える以上に想像力を生かして写真を撮っていました。真剣に集中して撮影する姿には本当に驚き、美しくかっこいいと感動しました。子どもたちは写真撮影が大好きになりました。

平成28年6月27日(月)

東京都立両国高等学校附属中学校第3学年3学級120名 中西一洋教諭の授業

平成28年7月14日(木)

奈良県五條市立北宇智小学校第5・6学年2学級41名 岸本 昇教諭の授業

平成28年7月13日(水)

福島県猪苗代町立長瀬小学校第3・4学年2学級27名 鈴木哲明教諭の授業

まさかこんなところに○○

光のマジック

カラフルフレンド

平成28年7月5日(火)

栃木県芳賀町立芳賀中学校第2学年2学級64名 松本 薫教諭の授業

平成28年7月12日(火)

東京都葛飾区立大道中学校第2学年4学級130名 大村志保子教諭の授業

切りとられた形と時間と〜オリジナルキャラクターの生活

空想の生物

カメラの授業は空間と時間をボタン一つで手軽に切り取ることができ、また写真で表現すると現実とは違ったおもしろさや美しさを感じることができます。作品の新たなよさに気づき、立体作品の違った形での展示方法としても考えることができます。今回プロの写真家のレクチャーにより、生徒たちのモチベーションは最高頂でした。感受性を刺激して、想像力を豊かにし、表現力を高める。そんな授業でした。

ミラーレスのカメラを手にしたとたん、生徒の目が生き生きと輝き、意欲に満ちあふれました。教室を飛び出し、モニターを覗きこみ、アングルや光の加減などを工夫しているうちに撮影に夢中になっていったようです。撮影後は友達の写真を鑑賞したり、自分の撮った写真を見直したりと、落ちついた鑑賞の時間となりました。講師の皆さんには、生徒に丁寧に指導してくださりとても感謝しています。

銀座5-1銀座ファイブ2FTEL & FAX 03-3574-1036

Eメール [email protected]ホームページ http://www.frameman.co.jp/

『スペシャルプライスプラン』募集延長決定!!作品 A-3 or 半切(30枚まで)だけご準備頂ければ、これ以上一切頂きません!!

早い者勝ち!! 応募殺到中

銀座で一週間の写真展が

※ミニギャラリー(15枚迄) ¥30,000(税込)

東京都墨田区両国3-10-4TEL 03-5638-2211(代)FAX 03-5638-2219

(株)フレームマン 本社

APA参加スタッフ石田美菜子7/12、小山敦也7/5、栗栖誠紀 6/27・7/5、熱海俊一7/13、その江6/27・7/12、森 誠 7/14、坂本隆志6/27・7/5・7/12、池嶋徹郎 6/27、小 口 隆 志6/27・7/5・7/12、 半 杭 誠 一 郎 6/27・7/12、 川 島 幸 延7/12、HiroOTSUKA 7/12、野口勝宏7/13、山田純子7/13、前川政明7/14、牧野和馬7/14、松谷泰孝7/14

APA 学 校教育事業部『美 術授業にカメラ』平成28年6月、7月の実践記録です。

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広告写真家のためのハイエンド写真機材総合展示会

Photo Edge Tokyo 2016 開催

■イベントコンテンツ

10月14日(金)12:00−18:00

10月15日(土)9:30−16:00

■会場イメージスタジオ・イチマルキュウ 四ツ谷スタジオB1東京都新宿区四谷1-16-3

■参加費無料(事前登録)

■主催Photo Edge Tokyo 2016 実行委員会

(株)玄光社、ブロンカラー/アガイ商事(株)、ハッセルブラッド・ジャパン(株)、フェーズワンジャパン(株)、プロフォト(株)

■協賛(株)イメージスタジオ・イチマルキュウ、EIZO(株)、(株)HGSTジャパン、エプソン販売(株)、キヤノンマーケティングジャパン(株)、(株)日本HP、ライカカメラジャパン(株)

❶ 主催者トークイベント(初日)  「コマーシャル・フォトグラファーが語るハイエンド撮影機材の表現力」

❷ 主催者トークイベント(二日目)  「MYスタジオ+ハイエンド機材で仕事の幅を広げる」

❸ メーカー主催セミナー  「最新ハイエンド中判デジタルカメラの魅力」  「豊富なアクセサリーでひろがるライティング表現」

❹ 撮影コーナー(モデル撮影 or スチルライフ撮影)

❺ 協賛企業製品展示コーナー

❻ 大型プリントでの作品展示コーナー

初日終了後会場内において

懇親パーティも開催いたします。

是非ご来場ください!

事前登録、タイムスケジュール等詳細は http://www.photo-edge-tokyo.com

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Next Seminar

知的所有権セミナー (入場無料)「行列のできるセミナーですよ〜 関西」我々写真家にとっての知的所有権とは?大阪会場 丸山和也 先生(参議院議員・弁護士)

主催:公益社団法人日本広告写真家協会 共催:一般社団法人日本写真著作権協会

司会:鈴木英雄(APA副会長/JPCA理事)日時:9月17日(土) 14:00 〜 16:00 (13:30受付開始)会場:大阪市中央公会堂 地下1階 大会議室 http://osaka-chuokokaido.jp   大阪府大阪市北区中之島1丁目1番27号

参加お申し込み:[email protected]まで、件名を「9/17申込」として、氏名、電話番号、所属を明記の上お申し込みください。会場の都合上先着80 名にて締め切らせていただきます。

丸山和也 先生(参議院議員・弁護士)

野間自子 先生(APA 顧問弁護士)

司会:織作峰子(APA知的所有権事業部担当理事)

主催:公益社団法人日本広告写真家協会 共催:一般社団法人日本写真著作権協会

知的所有権セミナー 開催報告

「行列のできる知的所有権セミナーですよ〜! Part 2」

 昨年、APA本部で開催して満員御礼となり大

好評だった知的所有権セミナー、今回は第二弾と

して会場もスケールアップしてAP渋谷道玄坂渋

東シネタワー 13階の会場で開催しました。8月

6日、暑いなか、盛会のうちに終えることができ

ました。熱心に聞き入る参加者から知的所有権に

対する関心の高さがうかがえました。「教育は国

の柱。」であるということで、APAの「美術授業

にカメラ」事業にもご賛同いただいている参議院

議員で弁護士の丸山和也氏と当協会の顧問弁護士

でもある野間自子氏のおふたりをお迎えして、織

作峰子理事(知的所有権事業部担当)の司会で進

められました。

はじめに野間氏より「カメラマンと著作権」と

題して、写真家が撮影について注意すべき事項、

写真家と依頼主との契約時の注意すべき内容、そ

してネット時代の写真の二次使用についてなど、

最近のトピックでもあるTPP(環太平洋パート

ナーシップ協定)締結に伴う法改正についても

語っていただきました。次に丸山氏より「権利に

目覚めていない日本人」と題してご登壇いただき

ました。「権利に目覚めていない日本人」ちょっ

と刺激的なタイトルですが、権利意識は我々写真

家にとっての生命線です。弁護士として、企業間

の紛争・交渉等を中心とした国際法務を得意とす

る丸山氏ならではのグローバルな視点からのお話

に参加者は熱心に聞き入っていました。続いて、

質疑応答に移り、参加者との間で活発な意見交換

がおこなわれました。

 8月19日には野間氏をお迎えして北海道(札

幌)でも知的所有権セミナーを開催いたしました。

 今後の予定として9月17日に丸山氏をお迎え

し関西でセミナーを開催いたします。来期以降は

東北、中部、九州での開催も予定しております。

 本セミナーの開催にあたりご登壇いただいた丸

山和也氏、野間自子氏をはじめ共催いただいた一

般社団法人日本写真著作権協会、関係各位に御礼

申し上げます。

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Photo Exhibition

Next Seminar

APAアワード2017写真作品部門・応募用プリント実践セミナー&ワークショップ APAプロフェッショナルセミナー Vol.12

審査員に印象づけるプリントとは FUJIFILM X-T2コンテスト・公募展への応募作品は、その内容に相応したプリントの仕上りも重要な評価ポイントです。APAのプロ写真家が綺麗にプリントをする為の基本を教えます。

富士フイルム担当者による製品概要説明と、APA会員10名のテスト撮影インプレッションとともに約30点の作品をフジカラープロフェッショナルペーパー印画紙に大伸ばしして展示いたします。

日時:2016年9月24日(土) 13:00(12:30受付開始)〜 16:30(終了予定)会場:APA本部 参加費無料協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社参加お申し込み:件名を「9/24申込」として下記アドレスまでお申し込みください※セミナー当日作品データをお持ちください

日時:2016年10月22日(土) 14:00(13:30受付開始)〜 16:30(終了予定)会場:APA本部 参加費無料参加お申し込み:件名を「10/22申込」として下記アドレスまでお申し込みください

芹川明義 写真展 「湘南、わたしの一枚」

佐藤倫子 写真展 「知のフラグメンツ」

善本喜一郎 写真展 「JINDAIJI The Four Seasons」

関西から風光明媚な湘南に移住して10年が過ぎました。仕事場は大阪市内でしたが、京都の丹波に住居兼用のアトリエスタジオを構え、仕事の合間には近郷の野山の自然を撮っていました。今は湘南の浜辺でサーファーたちと仲良くなり、朝夕は日課のように鵠沼海岸に出かけます。永かった広告写真家の視点ではなく、あるがままの日常のシーンをスナップしました。ご高覧いただければ幸いです。

東京大学院情報学環 ユビキタス情報社会基盤研究センター (センター長・坂村健)企画による展示会です。東京大学本郷キャンパスを テーマに写真家・佐藤倫子が既存の風景というリアルを被写体とするという制約の中、その被写体の一部を切り撮ることで抽象的の 高いミニマムな美を追求したプリント作品約40点を展示。そのほかにプロジェクションマッピングを利用したインスタレーションを企画しています。会場建物は建築家隈研吾氏による建築です。

撮影モチーフはどこにでもある。特に絶景でなく、近くにある何でもない景色に魅かれる。今回の作品は自宅から1000m以内の光景でもある深大寺、神代植物公園の四季を3年に渡り撮ったものです。同じ場所でも、季節や天候、また時間によって変化する光と影で景色が変わります。四季の移ろいを視覚だけでなく、暑い寒いといった皮膚感覚、森や花の香りといった嗅覚、小川の流れや風で木々がゆらぐ音なども意識しつつ撮りました。写真の魅力は、それぞれの「感じ方の違い」にあり、そこにはコミュニケーションが生まれます。写真を撮ることとの楽しみとともに、このコミュニケーションも楽しくて写真に惹かれています。会期中はできるだけ在廊する予定です。ギャラリートークも予定しておりますので、どうぞお気軽にご来場ください。

会場:Space JING   東京都渋谷区神宮前5-45-5 中澤ビルB1F

会期:2016年9月7日(水)〜 9月12日(月)時間:12:00 〜 20:00

会場:東京大学 本郷キャンパス   情報学環 ダイワユビキタス学術研究館 地下ギャラリー会期:2016 年10月11日(火) 〜 10月28日(金) 月曜休館時間:11:00 〜 18:00 (最終日17:00まで)

主催 : 東京大学情報学環 ユビキタス情報社会基盤研究センター共催 : 株式会社 リコー

会場:オリンパスギャラリー東京   東京都新宿区西新宿1-24-1 エステック情報ビル 地下1階

会期:2016 年10月7日(金)〜 10月12日(水)時間:11:00 〜 19:00(最終日15:00まで)

下記アドレスまで氏名、電話番号、所属を明記の上お申し込みください。 お席に限りがありますのでメールにて事前予約をお願いします。[email protected]

セミナー参加お申し込 み

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キヤノンマーケティングジャパン㈱ LFP 企画部浅見康弘氏の概要説明、次に永嶋勝美正会員によるインプレッション。また、今回 APA 正会員 鈴木英雄、善本喜一郎、坂本隆志、中村成一、矢野雅也、石田晃久、小林伸幸、長嶋正光、山田愼二、岡部ユミ子、栗栖誠紀、中山達也、MITCH IKEDA、西川隼矢各位の協力で撮影した作品をPRO-1000で事前に出力し、セミナー当日には46作品を展示しました。それぞれ感想が述べられ、PRO-1000 の実力が伝わってきました。

PENTAXユーザー待望の35ミリフルサイズフォーマットのカメラが発売されました。リコーイメージング㈱ 経営管理統括部 大久保恵慈氏より概要説明があり、同じく リコー新規事業開発本部 上原広靖氏からリアル・レゾリューション・システム等を分かりやすく説明していただきました。APAからは正会員 山田愼二、岡部ユミ子、勝尾仁からその使用感や仕上がりについて説明がありました。タッチ&トライでは大野 彩さんをモデルとして参加者の方々にテスト撮影を行っていただき、実機に対する感想をいただきました。

今回新たに九州支部部長に就任した山口知一正会員と長崎在住の畠本 茂正会員の取り計らいにより、長崎市の1000万ドルの港夜景を臨む稲佐山中腹の長崎ホテル清風にて開催しました。参加者は九州支部会員から東島常務理事をはじめ18 名、鈴木英雄副会長、BOCO 塚本理事、及び法人賛助会員4 社 5 名の総勢 25 名でした。鈴木副会長より総会の報告などがあり、平成 27年度支部報告、28 年度支部計画と続きました。特に福岡市内有名百貨店催事場での支部写真展開催の企画に活発な質疑応答がありました。懇親会は美しい夜景を眺めながら長崎名物の卓袱(しっぽく)料理を堪能しました。

今回はD5、D500人気機種ダブルでのセミナーのためか、平日の夕方の実施にも関わらず多数の参加がありました。㈱ニコンイメージングジャパン プロマーケティング部 ゼネラルマネージャー 冨松圭氏より製品説明があり、APA 正会員BOCO 塚本、長嶋正光、小山敦也、その江、ハヤシアキヒロ、原貴彦のプリントを見ながらそれぞれのインプレッション、説明がありました。とても好感度抜群のセミナーとなりました。

6月11日(土)◎APAプロフェッショナルセミナーVol.9「画質、生産性すべてを革新する、 新世代プロプリンターCanon ImagePROGRAF PRO-1000の実力」 開催

6月18日(土)◎APAプロフェッショナルセミナー Vol.10「Kマウントカメラ史上で最高峰と なる画質を実現したPENTAX K-1」開催

7月2日(土)◎九州支部大会 開催

7月8日(金)◎APAプロフェッショナルセミナー Vol.11「Nikon D5 / D500大幅に進化 したFX・DX両フラッグシップ機の実力!」開催

REPORT

今号の取材で月島の銀一スタジオショップに行って来た。買物以外で行くのは久し振り、顔馴染みのスタッフと話をしていると、気になる機材や初めて見る用品が一杯ある。「今日は取材なので買物はしない」と心に決めて出向いたけど「これは○○の撮影時に便利かな?」など、色々な撮影機材を物色して買う気になっている自分に気付いた。同行の福原さんに「永嶋さん、それ買うの?」と言われて我に返った。取り敢えず消耗品だけで留まった。危ない危ない。    永嶋勝美

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安江とも代

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禁・無断転載「APA NEWS・瞬」2016

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