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1 社会福祉法人子どもの虐待防止センター http://www.ccap.or.jp 号外 2019なんと言っても昨年度最大の出来事は、懸案で あった事務所の移転と、「子どもと家族のメンタ ルクリニックやまねこ」の開設が具体化して動い たことです。7月現在もまだてんやわんやの状況 ではありますが、紙面を借りて移転・開院の概要 をお伝えします。クリニックの理念については、 すでにCAPニューズ110号で、院長の田中 哲が報 告しています。 クリニックの開設は、法人内で協議を重ね、子 どもの精神科医である田中 哲、奥山眞紀子の両 理事が定年で退職する2019年3月を目処に、耐震 の問題を抱えていた明大前の前事務所を移転し、 クリニックを同じ場所に開設することを計画しま した。東日本大震災後、寄付が激減し、財政的に 厳しい状況であったのですが、長年会員として CCAPの活動を支援くださっていた方から遺贈の ご寄付をいただいたことが、後押ししてくれまし た。 当初、物件探しが難航し、最終的にゴーサイン を出せたのは2018年12月のことでした。 クリニックを社会福祉法人の公益事業として認 可を受けるために、世田谷区の関係部署や保健所、 消防などと地道な折衝を重ねました。 3月末の移転を目指して動いていたのですが、 移転先の改装が思うように進まず、最終的には4 月に2度に分けての引っ越しとなるなど、まさに 綱渡りの状態でした。 電話相談は2日間お休みをし、その他の事業運 営にもご迷惑をおかけしましたが、おかげさまで 大きなトラブルもなく移転することができまし た。事務所スペースは以前より多少狭くなりまし たが、駅からも遠くなく、静かで、きれいと好評 のようです。 クリニックの開院にあたっては、大きなハード ルがありました。電子カルテの操作や医療事務の できる人材の確保が難航し、関係者の伝手を頼っ て来ていただいた方も未知の分野の仕事で、医師 共々開院後も勉強の日々です。 また、クリニックでは定期的に会議を開き、 CCAPのボランタリーな活動と公益事業であるク リニック事業に齟齬が生じないよう、毎月の運営 委員会にてクリニックの状況を報告しています。 クリニックが開院し、医師と相談員との接点が 増えたように思います。今回の一連の流れの中で 改めて、CCAPには多彩な人材がいて、一人ひと りがそれぞれの役割を超えた働きをして、惜しみ なく力を貸してくれること、その手助けをしてく れる人がいることを実感しています。そして活動 を応援してくださる多くの方の存在も改めて感じ ています。 人が増えれば意思の疎通には充分な配慮が必要 になり、同時に、ボランティアだけでは成り立た ない部分も出てきています。法人の代表者として、 留意しなければと思います。 2019年、子どもの虐待防止センターの「子ども と家族のメンタルクリニックやまねこ」が動き出 しました。来年度には世田谷区立の児童相談所も 開設予定で、連携が必要とされます。CCAPが果 たすべき課題に向かって、一歩一歩確実に進んで いきます。引き続きのご支援をお願いいたします。 事業報告に寄せて CCAP理事長 松 田 博 雄

2019 - 子どもの虐待防止センター · 1,334,573円とccap関係者36名から1786, ,062円頂いた。その他、オレンジリボンピンバッジやカンパ箱 に66,408円のご寄付を頂いた。(名称は五十音順、敬称略)

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社会福祉法人子どもの虐待防止センター http:/ /www.ccap.or. jp

号外 2019年

 なんと言っても昨年度最大の出来事は、懸案であった事務所の移転と、「子どもと家族のメンタルクリニックやまねこ」の開設が具体化して動いたことです。7月現在もまだてんやわんやの状況ではありますが、紙面を借りて移転・開院の概要をお伝えします。クリニックの理念については、すでにCAPニューズ110号で、院長の田中 哲が報告しています。 クリニックの開設は、法人内で協議を重ね、子どもの精神科医である田中 哲、奥山眞紀子の両理事が定年で退職する2019年3月を目処に、耐震の問題を抱えていた明大前の前事務所を移転し、クリニックを同じ場所に開設することを計画しました。東日本大震災後、寄付が激減し、財政的に厳しい状況であったのですが、長年会員としてCCAPの活動を支援くださっていた方から遺贈のご寄付をいただいたことが、後押ししてくれました。 当初、物件探しが難航し、最終的にゴーサインを出せたのは2018年12月のことでした。 クリニックを社会福祉法人の公益事業として認可を受けるために、世田谷区の関係部署や保健所、消防などと地道な折衝を重ねました。 3月末の移転を目指して動いていたのですが、移転先の改装が思うように進まず、最終的には4月に2度に分けての引っ越しとなるなど、まさに綱渡りの状態でした。 電話相談は2日間お休みをし、その他の事業運営にもご迷惑をおかけしましたが、おかげさまで大きなトラブルもなく移転することができました。事務所スペースは以前より多少狭くなりまし

たが、駅からも遠くなく、静かで、きれいと好評のようです。 クリニックの開院にあたっては、大きなハードルがありました。電子カルテの操作や医療事務のできる人材の確保が難航し、関係者の伝手を頼って来ていただいた方も未知の分野の仕事で、医師共々開院後も勉強の日々です。 また、クリニックでは定期的に会議を開き、CCAPのボランタリーな活動と公益事業であるクリニック事業に齟齬が生じないよう、毎月の運営委員会にてクリニックの状況を報告しています。 クリニックが開院し、医師と相談員との接点が増えたように思います。今回の一連の流れの中で改めて、CCAPには多彩な人材がいて、一人ひとりがそれぞれの役割を超えた働きをして、惜しみなく力を貸してくれること、その手助けをしてくれる人がいることを実感しています。そして活動を応援してくださる多くの方の存在も改めて感じています。 人が増えれば意思の疎通には充分な配慮が必要になり、同時に、ボランティアだけでは成り立たない部分も出てきています。法人の代表者として、留意しなければと思います。

 2019年、子どもの虐待防止センターの「子どもと家族のメンタルクリニックやまねこ」が動き出しました。来年度には世田谷区立の児童相談所も開設予定で、連携が必要とされます。CCAPが果たすべき課題に向かって、一歩一歩確実に進んでいきます。引き続きのご支援をお願いいたします。

事業報告に寄せてCCAP理事長 松 田 博 雄

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2 CAPニューズ号外

子どもの虐待防止センター 2018年度事業報告

社会福祉法人の運営事業1.理事会・評議員会の開催 2018年度は理事会を5回、評議員会を3回開催した。日程と主な議題は次の通り。

2.賛助会員 2018年度の賛助会員は497名(継続会員467名、新入会員29名)の方に登録を頂き、会費総額は3,145,000円であった。

3.寄 付 2018年度の寄付は法人・個人合わせて180件頂き、その合計は4,806,455円であった。 その内訳は、朝日ライフアセットマネジメント(株)、外国法共同事業法律事務所リンクレーターズ、世田谷区私立幼稚園PTA連合会、パブリックリソース財団(寄付サイトGive One)、(公財)毎日新聞東京社会事業団の法人・団体より1,619,412円、外部の個人22名の方(内、毎月継続寄付の方3名)から1,334,573円とCCAP関係者36名から1,786,062円頂いた。その他、オレンジリボンピンバッジやカンパ箱に66,408円のご寄付を頂いた。(名称は五十音順、敬称略)

CCAPの活動費用は、みなさまからの賛助会費とご寄付によって大きく支えられています。ここに感謝し、心より御礼申し上げます。

4.助成金 2018年度の助成金は、財団法人東京都福祉保健財団、社会福祉法人東京都共同募金会より、合計4,207,000円頂いた。

5.印刷物の発行と頒布 以下の印刷物を新規に発行並びに増刷した。(1)ニューズレターの発行 会報「CAPニューズ」は年4回(第106号~109号)と号外の計5紙を発行した。

開 催 日 議    題

第1回 理事会 2018年5月27日(日) ・2017年度 事業報告 ・2017年度 決算 など

第1回 評議員会 6月10日(日) ・2017年度 事業報告 ・2017年度 決算・2018年度 事業計画 ・2018年度 予算 など

* 2017年度事業及び決算について、監事による監査を実施し、監査報告は承認された。第2回 理事会 8月24日(金) ・診療所の開設について ・法人事務所移転について など第3回 理事会第2回 評議員会 11月23日(祝) ・診療所の開設について ・法人事務所移転について など

第4回 理事会 2019年1月28日(月)

・定款変更について・任期満了に伴う理事・監事手続きの準備について

第3回 評議員会 2月11日(祝) ・定款変更について

第5回 理事会 3月24日(日)・2018年度 補正予算について・2019年度 事業計画 ・2019年度 予算・任期満了に伴う理事・監事手続きの準備について など

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(2)テキスト・パンフレット等の発行 「CCAP版 親と子の関係を育てるペアレンティングプログラムマニュアル」を発行した。

6.その他行政機関や自治体との関わり(1)厚生労働省   厚生労働省主唱の5月5日~11日の児童福祉週間及び2018年10月28日(日)開催の「子どもの虐待防止推進全国フォーラム in みやぎ『未来ある子どもたちのために~私たち一人一人ができること』」(会場:仙台国際センター)の各事業を後援した。

(2)東京都児童相談センター   協定書に基づく児童虐待防止事業の協力をした。(3)その他 ① 東京都社会福祉協議会の評議員及び地域福祉推進委員会委員を派遣し、各会活動に協力した。 ②子どもの虹情報センターの運営委員の委嘱を受け、運営に協力した。 ③世田谷区の子ども家庭支援センター職員対象の研修及び児童相談所心理職対象研修に協力した。 ④日本社会事業大学、鎌倉女子大学から実習生各1名を受け入れた。

子どもの虐待防止センターの事業1.電話相談事業(1)電話相談   2018年度は日曜、祝日及び夏期、年末年始休暇を除く平日の10:00~17:00、土曜の10:00~15:00に電話相談を行った。相談日数は280日、総相談件数は1,992件であった。   電話相談を利用する方の88%は母親で、以下、里親・養親が3%、当事者、専門職からの相談が2%、父親(継父含む)、祖父母等は各1%、その他に近隣からの通報等の相談があった。   また、11月の児童虐待防止推進月間には、通常は休みである日曜日の11月11日午前11時~午後11時にキャンペーンを実施した。同日中の相談件数は、27件であった。

号 月 発行数 主要記事(掲載順)/執筆者(敬称略)

106号 4月 1,100部(1)児童福祉法改正と新しい社会的養育ビジョン/奥山眞紀子(CCAP理事)(2)家庭内の体罰は違法か/池田清貴(弁護士)

107号7月

1,100部(1)養育者支援の重要性と支援プログラム活用のための体制:行動神経科学の視点から/黒田公美、白石優子(理化学研究所脳神経科学研究センター)(2)絵のチカラで子どもも大人も応援する:「ぷるすあるは」の取り組み/細尾ちあき、北野陽子(NPO法人ぷるすあるは)

号外 1,300部 2017年度事業報告・決算報告 及び 2018年度事業計画・予算

108号 10月 1,100部(1)東京都の新たな社会的養護の取り組み:連携型専門ケア機能モデル事業の活動について/財前 仁(東京都石神井学園)(2)若年女性を取り巻く現状/橘ジュン(特定非営利活動法人BONDプロジェクト代表)

109号 1月 1,100部(1)SDGsといのちのケア/神 仁(全国青少年教化協議会・東京慈恵会医科大学)(2)子ども参加の暴力防止の取り組み:スクールバディの活動と意義/瀧田信之(特定非営利活動法人湘南DVサポートセンター理事長)

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4 CAPニューズ号外

(2)法律相談  年間11回、電話で弁護士による法律相談を行い、9件の相談があった。(3)定例会と相談員研修の開催

 

[電話相談全1,992件の内訳]

新規(通報含む)262件(13%)

再相談1,679件(84%)

不明51件(3%)

[新規相談262件の内訳][再相談1,679件の内訳]

養育に関する相談38件養育に

関する相談474件

通報 5件

被虐待の訴え75件

無言・いたずら 3件

専門家のその他の相談14件

専門家の情報交換 0件

専門家のその他の相談6件

被虐待の訴え 19件

専門家の虐待相談3件

虐待(不安)の訴え123件

その他34件

157件

257件   虐   待   相   談

夫婦・家族関係の相談12件

夫婦・家族関係の相談443件

新規相談262件

虐待相談

再相談1,679件

虐待(不安)相談179件

専門家の虐待相談10件

関係機関連絡 4件無言・いたずら 5件関係機関連絡2件

その他492件

1994年~の電話相談件数の推移(件)

95年

00年

05年

10年

0

50

100

150

200

250

15年

0

1000

2000

3000

4000

5000

34873718

33254014

39574195

43184385

45524901

48914957

49074649

45694309

42373530

31972901

29342455

199222182233

虐待の種別(重複回答あり)

心理的虐待

ネグレクト

不明

DV目撃

性虐待

身体的虐待

①定例会 相談員定例会を11回実施(8月を除く)延べ177名が参加した。相談員定例会では、各事業担当者からの報告と電話相談ケースの共有検討を行った。

②相談員研修次の講師を迎えて、相談員研修を実施した。(五十音順、敬称略) ・桜井裕子(助産師) ・田中邦子(カウンセリング・電話相談研究所トポス) ほか 「MCG」担当スタッフによるグループ体験

③相談員養成講座電話相談に対応する相談員の養成講座を行った。実施時期は2018年6月2日(土)、6月16日(土)、7月7日(土)、7月21日(土)、8月4日(土)、9月2日(日)、9月22日(土)、10月6日(土)の全8回

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2.グループケア事業(1)CCAP主催グループの開催

(2)グループレビューの開催  CCAP主催及び外部保健センター等主催のグループ事業担当者同士の相談、事例検討、振り返りの場として年間11回行い、延べ87名が参加した。

3.里親・養親支援事業CCAP主催グループの開催及び相談活動特別養親サロン 特別養子縁組をされた養親の方を対象としたサロンを6回実施し、51名が参加した。

4.CCAP版 ペアレンティングプログラム事業(1)CCAP版 親と子の関係を育てるペアレンティングプログラムの実施  「CCAP版 親と子の関係を育てるペアレンティングプログラム」を実施。外部の公的機関等6か所にて計7回プログラムを行い、61名の参加者に修了証を発行した。また「CCAP版 親と子の関係を育てるペアレンティングプログラムダイジェスト版」を11回実施した。

(2)ペアレンティングプログラム担当者会議の開催  「CCAP版 親と子の関係を育てるペアレンティングプログラム」事業担当者同士の相談、研修、振り返りの場として年間13回行い、延べ137名が参加した。

(3)ペアレンティングプログラムトレーナー養成講座の開催  2018年9月15日~17日の3日間、「CCAP版 親と子の関係を育てるペアレンティングプログラム」を実施するトレーナーの養成講座を行い、18名に修了証を発行した。

グループ名 開 催 日 実施回数

①MCG:母と子の関係を考える会

火曜グループ 毎月第2・4火曜 10:30~12:00 23回

土曜グループ 毎月第2・4土曜 14:00~15:30 22回

施設MCG 毎月第3火曜 14:00~15:30 11回

②ほっとホットサロン:援助者のためのグループ 奇数月第3金曜 19:00~20:30 6回

日時・タイトル 講  師第1回「乳幼児期の心の発達:親子関係を築くために」 2018年4月26日(木)10:30~12:30 長田淳子(臨床心理士)

第2回「子育てが揺れる時、どうしたらいいの…」 2018年6月21日(木)10:30~12:30 岡崎京子(CCAP評議員)

第3回「事実告知:子どもの受け止め方」 2018年9月20日(木)10:30~12:30 若松亜希子(CCAP相談員、臨床心理士)

第4回「特別養子縁組の先輩お母さんのお話」 2018年11月8日(木)10:30~12:30 特別養子縁組の先輩お母さん

第5回「CCAP版親と子の関係を育てるペアレンティングプログラム(ダイジェスト版)」 2018年12月6日(木)10:30~12:30

白川伸子、服部葉子(CCAP相談員、CCAP版ペアレンティングプログラムトレーナー)

第6回「先輩養親さんと一緒に話しましょう」 2019年2月7日(木)10:30~12:30 特別養子縁組の先輩お母さん

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6 CAPニューズ号外

5.子どもケア事業(1)アタッチメント形成のための心理療法プログラムの実施  虐待などの理由で児童養護施設に暮らす子どもや里親養育を受けている子どもを対象に、現在の養育者との愛着関係の改善・強化を目的とした心理療法を、前期3ケース、後期3ケースの計6ケース(児童養護施設からの参加5組、養子縁組家庭1組)実施した。  また同プログラムの実施を通じて、プログラムの開発とともに、研修生2名を受け入れ、実施セラピストの育成を行った。

(2)心理相談の実施 子どもの心理に係る専門相談を年11回実施し、11ケースの相談を受けた。(3)発達相談の実施 子どもの発達に係る専門相談を実施し、2ケースの相談を受けた。

6.教育・広報事業事 業 名 内   容

1

児童虐待防止に関する講演への講師派遣77件

他機関、団体からの依頼に応じ、子どもの虐待に関わる関係職種(児童相談所、保健所、保健センター、保健福祉センター、子ども家庭支援センター、都道府県市区町村、児童館、社会福祉協議会、児童養護施設、母子生活支援施設、教育委員会、児童館、高等学校、保育士・助産師養成専門学校、保育園、民生児童委員、青少年委員会、精神保健福祉士、男女平等参画センター、子育て支援に関わるボランティア、市民、女性や子どもの支援に関わるNPO、カウンセリングルームなど)、子育て中の母親などを対象とした講演会や、要保護児童地域対策協議会に併せて行う研修会などに講師を派遣した。

2

第16回MCG講座

参加者:延べ40名

(1)Part1 「虐待予防のための親支援グループ:サポート・グループの力」 日時:2018年5月20日(日)10:30~16:00 講師:鷲山拓男(CCAP評議員、精神科医、とよたまこころの診療所) 参加:20名(2)Part2「虐待予防のための親支援:グループの現場から」 日時:2019年1月20日(日)10:00~16:00 講師:田中哲(CCAP理事・都立小児総合医療センター児童精神科医)    広岡智子(MCGファシリテーター/ CCAP理事) 報告:川口記美恵(横浜市神奈川区福祉保健センター保健師)    向井道子(横浜市神奈川区福祉保健センター保育士)    斎藤杉子(相模原市こども・若者未来局保健師) 参加:20名

(1)(2)会場はいずれも社会福祉法人子どもの虐待防止センター

3

子ども家庭支援センター職員向け研修2018

子ども家庭支援センターのあり方とは

参加者:延べ29名

(1)2018年5月30日(水)14:00~17:00 「子ども家庭支援センターと児童相談所の違い」(2)2018年6月13日(水)14:00~17:00 「子ども家庭支援センターの専門性とは」(3)2018年7月25日(水)14:00~17:00 「母子保健と児童福祉の連携を考える」(4)2018年9月26日(水)14:00~17:00 「子ども家庭支援センターの職員に求められる研修」(5)2018年10月31日(水)14:00~17:00 「それぞれの地域の実情にあったケースワークとは」 講師:石川ゆう(CCAP相談員、武蔵野市子ども家庭支援センター)    申貞順(武蔵野市子ども家庭支援センター)    山川玲子(CCAP相談員、武蔵野市健康課心理士) 会場:社会福祉法人子どもの虐待防止センター

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7

事 業 名 内   容

4

CCAPアタッチメントプログラムワークショップ2018

第4回心理職対象 アドバンスコース

 日時:2018年6月17日(日)10:00~16:00 講師:給前麻実子、若松亜希子、水木理恵    (臨床心理士、CCAPアタッチメントプログラムスタッフ) 参加:11名 会場:社会福祉法人子どもの虐待防止センター

*注記:臨床心理士有資格者の資格更新のための研修ポイント講座

5

第47回子どもの虐待防止セミナー

「児童養護施設でのケアが困難な子どもへの新しい支援の流れ」

 日時:2018年6月27日(水)10:00~16:30 講師:高橋貢一( 東京都福祉保健局少子社会対策部育成支援課         課長代理)    財前仁(東京都石神井学園連携担当 グループリーダー)    畝本美香( 練馬区立上石神井北小学校 石神井学園内特別支

援学級 副校長)    山田大貴(東京都石神井学園「すてっぷ」心理職)    藤岡孝雄(東京都石神井学園「すてっぷ」ケアワーカー)    坂井央人(第二調布学園ケアワーカー) コーディネーター:加藤吉和(CCAP評議員、臨床心理士) 参加:103名 会場:国立オリンピック記念青少年総合センター

6

性虐待被害児診察トレーニング2018

 日時:2018年7月22日(日)9:30~18:00 講師:山田不二子( 認定NPO法人チャイルドファーストジャパン

(CFJ)理事長) 参加:5名 会場:社会福祉法人子どもの虐待防止センター

7

高校生の夏休み講座「子どもの虐待のこと知ってる??~なぜ起きる?子どもはどうなる?どうすればいい?

 日時:2018年8月3日(金)14:00~15:30 講師:田中哲(CCAP理事、都立小児総合医療センター)    橋詰穣(CCAP教育広報委員) 参加:13名 会場:世田谷区子ども子育て総合センター*後援:世田谷区

8

第48回子どもの虐待防止セミナー

「子育て支援の豊かな広がり:子育て支援の未来像を考える」

 日時:2018年9月29日(土)10:00~16:30 講師・シンポジスト:    滝川一廣( 児童精神科医師、オリブ山病院、前 学習院大学

文学部心理学科教授)    小俣みどり(NPO法人子育てネットワーク・ピッコロ理事長)    加藤雅江( CCAP評議員、杏林大学医療福祉相談室、居場所

づくりプロジェクトだんだん・ばぁ代表)    木山優子( 世田谷総合支所保健福祉センター生活支援課子ど

も家庭支援センター) コーディネーター:田中哲(CCAP理事、児童精神科医) 参加:56名 会場:国立オリンピック記念青少年総合センター

9

元気と知識が得られる連続講座 第1回 事例検討会

 日時:2018年10月17日(水)19:00~21:00 講師:加藤雅江(CCAP評議員・杏林大学医療福祉相談室)    豊田秀雄(CCAP理事・ソーシャルワーカー)    松田博雄(CCAP理事長・小児科医) 参加:5名 会場:社会福祉法人子どもの虐待防止センター

10

性虐待被害児診察トレーニング2018

アドバンスコース(研究会)

 日時:2018年10月28日(日)13:30~16:30 講師:山田不二子( 認定NPO法人チャイルドファーストジャパン

(CFJ)理事長) 参加:3名 会場:社会福祉法人子どもの虐待防止センター

11

CCAPアタッチメントプログラムワークショップ2018

虐待を受けた子どもの心理療法に関するワークショップ

 日時:2018年11月2日(金)・3日(祝)・4日(日) 講師: 石橋良、給前麻実子、清水優美、深掘健行、    若松亜希子、水木理恵    (臨床心理士、CCAPアタッチメントプログラムスタッフ) 参加:29名 会場:飯田橋レインボービル

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8 CAPニューズ号外

7.その他の事業(1)日本子ども虐待防止学会との連携  2018年11月30日(金)~12月1日(土)に岡山県の倉敷市民会館、川崎医療福祉大学を会場に開かれた「日本子ども虐待防止学会第24回学術集会おかやま大会」に参加し、法人として公募シンポジウム「子ども虐待電話相談のこれからを考える(2)再相談への見立てと支援」の実施と団体のパネル展示を行ったほか、同大会を後援した。

(2)児童虐待防止全国ネットワークのオレンジリボン運動への協力  同団体が呼びかける子ども虐待防止のオレンジリボン運動についてシンボルマークであるリボンやバッジの頒布による広報活動に協力した。

(3)その他の子どもの虐待防止活動に必要な事業への協力 ①市区町村の要保護児童対策地域協議会等への参加   東京都、江東区、杉並区、世田谷区(全区及び烏山地区)、中野区、練馬区、多摩市の要保護児童対策地域協議会代表者会議に委員を派遣した。また、国分寺市子ども家庭支援センターの運営委員を派遣した。

 ②関連事業への後援・協力  1 )日本アノレキシア・ブリミア協会(NABA)主催    「第14回 ピアサポ祭り2018:モグラ叩きだ人生は?!スパン!っといかないぜ~長いスパンで

事 業 名 内   容

12

子育てひとやすみ  ・第1回日時:2018年11月17日(土)10:30~12:30 ・第2回日時:2019年3月5日(火)10:30~12:30 参加:なし

*いずれも 会場:社会福祉法人子どもの虐待防止センター 対象:子育てに悩んでいる母親

13

第49回子どもの虐待防止セミナー

「アタッチメント理論を実践に活かす」

 日時:2019年2月21日(木)10:00~16:30 講師・シンポジスト:  遠藤利彦(発達心理学・感情心理学、東京大学大学院教授)  森田展彰( 司法精神医学・精神衛生学、筑波大学大学院准教授)  大曽根貴子(臨床心理士、聖愛乳児園副主任)  若松亜希子( 臨床心理士、CCAPアタッチメント形成のための        心理療法プログラムスタッフ)コーディネーター:西澤哲( CCAP理事、臨床心理学、臨床福祉学、

山梨県立大学教授) 参加:129名 会場:国立オリンピック記念青少年総合センター

14

養育家庭里親・養親対象研修2018

子どもの心の発達を育む里親・養親家庭の子育て

 日時:2019年3月8日(金)10:30~12:15 講師:水木理恵( 臨床心理士、CCAP アタッチメントプログラムスタッ

フ) 参加:29名 会場:飯田橋レインボービル

15

その他広報活動 (1)マスコミ等の取材 マスコミ各社からの取材は全15件。 媒体の内訳は新聞7件、テレビ5件、雑誌3件。(2)見学・研修などの来客  東京都をはじめとする各県の行政、社会福祉協議会、大学、中学校からの見学依頼、その他支援企業・団体など全国から17件の来訪があった。

(3 )当法人活動について、ホームページによる情報発信を行った。  プロボノ「NPO法人サービスグラント」の協力を得てホームページのリニューアルにむけて取り組んだ

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9

みる生と性の物語」への協力   [日程]2018年7月8日(日) [会場]世田谷区民会館  2 ) 日本子ども虐待防止歯科研究会・広島県歯科医師会 主催    「第3回日本子ども虐待防止歯科研究会・学術大会“チルドレンファースト 子どもの歯と口が発

信するSOS”」の後援   [日程]2018年11月11日(日) [会場]広島県歯科医師会館  3)認定特定非営利活動法人 チャイルドファーストジャパン(CFJ) 主催    「第21回子ども虐待防止シンポジウム 改正児童福祉法第28条:日本におけるリーガル・ソーシャ

ルワークの夜明け~裁判所命令につながるか?米国の裁判所命令から学ぶ~」の後援   [日程]2018年11月17日(土)、18日(日) [会場]横浜シンポジア  4 )公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン   日本子ども虐待防止学会 第24回学術集会おかやま大会 大会プログラム・抄録集掲載(意見広告)

8.公的機関等の虐待防止事業への協力(1)母親グループへのファシリテーターの派遣 1)江東区城東保健相談所 2)江東区城東南部保健相談所 3)江東区深川保健相談所 4)江東区深川南部保健相談所 5)世田谷区烏山保健福祉センター 6)品川区品川保健センター 7)品川区荏原保健センター 8)品川区大井保健センター 9)新宿区東新宿保健センター 10)杉並区上井草保健センター 11)杉並区和泉保健センター 12)墨田区向島保健センター 13)墨田区本所保健センター 14)台東区区民部子ども家庭支援センター 15)豊島区長崎南保健センター 16)港区みなと保健所 17)目黒区碑文谷保健センター 18)八王子市大横保健福祉センター 19)横浜市青葉福祉保健センター 20)横浜市磯子福祉保健センター 21)横浜市神奈川福祉保健センター 22)横浜市西区福祉保健センター 23)横浜市港北福祉保健センター(2)母親グループへのスーパーバイザーの派遣 1)板橋区赤塚健康福祉センター 2)板橋区上板橋健康福祉センター 3)板橋区板橋健康福祉センター 4)板橋区志村健康福祉センター 5)板橋区高島平健康福祉センター

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10 CAPニューズ号外

 6)清瀬市健康センター(3)児童相談所の再統合支援事業への協力 1)東京都児童相談センター治療指導課 2)東京都多摩・八王子・小平児童相談所 3)横浜市全児童相談所(中央・北部・南部・西部)(4)妊産婦向事業への協力(産前産後の気持ちに関する講話及びグループ体験) 1)目黒区目黒保健所 2)目黒区碑文谷保健センター(5)子育て相談事業への協力(母親面接) 1)江東区城東南部保健相談所 2)台東区台東保健所(6)ペアレンティングプログラム事業トレーナーの派遣 1)文京区子ども家庭支援センター 2)江東区豊洲子ども家庭支援センタ— 3)江東区大島子ども家庭支援センター 4)江東区東陽子ども家庭支援センタ— 5)武蔵野市子ども家庭支援センタ— 6)ふれあい館(川崎市)(7)ケース検討会議へのスーパーバイザー派遣 1)三鷹市子ども家庭支援センター 2)八王子市大横保健福祉センター(8)スーパーバイザー・その他の派遣 1)目黒区子ども家庭支援センター 2)目黒区子育て支援部 3)台東区子ども家庭支援センター 4)中央区子ども家庭支援センター 5)府中市子ども家庭支援センター 6)山梨県中央児童相談所 7)山梨県都留児童相談所 8)東京都児童福祉専門員 9)杉並児童相談所 10)世田谷児童相談所 11)立川児童相談所(9)里親支援事業への協力 1)橋本サロン 2)志希の集い

監事の監査  2018年度事業及び決算について、2019年5月26日に監事による監査報告を受けた。事業報告及び決算は、同5月26日の理事会で承認された。

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11

2018年度 資金収支計算書(自)2018年4月1日 (至)2019年3月31日 (単位:円)

勘  定  科  目 予 算 額(A)

決 算 額(B)

差  異(A)-(B) 備  考

事 業 活 動 に よ る 収 支

収    入

 寄付金収入 8,200,000 7,951,455 248,545   賛助会員寄付金収入 3,200,000 3,145,000 55,000   一般寄付金収入 5,000,000 4,806,455 193,545 事業収入 8,000,000 8,091,053 -91,053   セミナー参加収入 4,000,000 4,037,500 -37,500   広報事業収入 4,000,000 4,053,553 -53,553 助成金収入 4,207,000 4,207,000 0   東京都福祉保健財団助成金収入 3,907,000 3,907,000 0   東京都共同募金会配分金収入 300,000 300,000 0 雑収入 10,000 4,600 5,400 受取利息収入 5,000 7,059 -2,059事業収入計(1) 20,422,000 20,261,167 160,833

支      出

 人件費支出 11,950,000 11,408,695 541,305   職員給与支出 9,300,000 8,830,960 469,040   非常勤職員給与支出 1,200,000 1,200,000 0   法定福利費支出 1,450,000 1,377,735 72,265 事業費支出 9,600,000 7,942,274 1,657,726   諸謝金支出 2,800,000 2,788,153 11,847   研修費支出 300,000 222,349 77,651   電話相談事業支出 1,800,000 1,346,969 453,031   セミナー事業支出 1,200,000 1,073,100 126,900   性虐待対応事業支出 500,000 115,600 384,400   愛着プログラム事業支出 3,000,000 2,396,103 603,897 事務費支出 8,179,000 8,345,080 -166,080   旅費交通費支出 600,000 546,366 53,634   消耗品費支出 300,000 265,533 34,467   什器備品費支出 700,000 817,486 -117,486   印刷製本費支出 1,000,000 1,096,856 -96,856   水道光熱費支出 400,000 353,208 46,792   通信運搬費支出 550,000 598,195 -48,195   会議費支出 50,000 27,872 22,128   業務委託費支出 500,000 342,216 157,784   賃借料支出 3,979,000 3,978,720 280   雑費支出 100,000 318,628 -218,628事業支出計(2) 29,729,000 27,696,049 2,032,951

事業活動資金収支差額(3)=(1)-(2) -9,307,000 -7,434,882 -1,872,118施設設備等による収支

収入 施設設備等収入計(4) 0 0 0

支 出

器具備品購入支出 0 0 0建設仮勘定支出 11,500,000 11,254,815 245,185差入保証金支出 3,000,000 3,000,000 0長期前払費用支出 1,620,000 1,620,000 0事務所契約更新料支出 223,560 223,560 0施設設備等支出計(5) 16,343,560 16,098,375 245,185

施設設備等資金収支差額(6)=(4)-(5) -16,343,560 -16,098,375 -245,185その他の活動に

よる収支

収入診療所開設準備金取崩収入 12,000,000 11,935,000 65,000事務所移転準備金取崩収入 2,400,000 2,310,863 89,137その他の活動収入計(7) 14,400,000 14,245,863 154,137

支出 その他の活動支出計(8) 0 0 0その他の活動資金収支差額(9)=(7)-(8) 14,400,000 14,245,863 154,137

予備費支出(10) 0 0 0当期資金収支差額合計(11)=(3)+(6)+(9)-(10) -11,250,560 -9,287,394 -1,963,166前期末支払資金残高(12) 16,773,666 16,773,666 0当期末支払資金残高(11)+(12) 5,523,106 7,486,272 -1,963,166

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12 CAPニューズ号外

2018年度 事業活動計算書(自)2018年4月1日 (至)2019年3月31日 (単位:円)

勘  定  科  目 本年度決算額(A)

前年度決算額(B)

差  異(A)-(B) 備  考

サ ー ビ ス 活 動 増 減 の 部

収    益

寄付金 7,951,455 63,283,216 -55,331,761  賛助会員寄付金 3,145,000 3,030,000 115,000  一般寄付金 4,806,455 60,253,216 -55,446,761事業収益 8,091,053 7,608,454 482,599  セミナー参加収益 4,037,500 4,275,500 -238,000  広報事業収益 4,053,553 3,332,954 720,599助成金 4,207,000 3,907,000 300,000  東京都福祉保健財団助成金 3,907,000 3,907,000 0  東京都共同募金会配分金 300,000 0 300,000雑収益 4,600 17,660 -13,060  雑収益 4,600 17,660 -13,060サービス活動収益計(1) 20,254,108 74,816,330 -54,562,222

費           用       

人件費 11,408,695 10,021,354 1,387,341  職員給与 8,830,960 8,219,260 611,700  非常勤職員給与 1,200,000 600,000 600,000  法定福利費 1,377,735 1,202,094 175,641事業費 7,942,274 8,473,070 -530,796  諸謝金 2,788,153 2,597,370 190,783  研修費 222,349 5,100 217,249  電話相談事業費 1,346,969 1,806,424 -459,455  セミナー事業費 1,073,100 1,292,358 -219,258  性虐待対応事業費 115,600 115,735 -135  愛着プログラム事業費 2,396,103 2,656,083 -259,980事務費 8,345,080 8,033,668 311,412  旅費交通費 546,366 528,790 17,576  消耗品費 265,533 215,060 50,473  什器備品費 817,486 957,345 -139,859  印刷製本費 1,096,856 869,576 227,280  水道光熱費 353,208 360,628 -7,420  通信運搬費 598,195 474,908 123,287  会議費 27,872 55,899 -28,027  業務委託費 342,216 482,616 -140,400  賃借料 3,978,720 3,978,720 0  雑費 318,628 110,126 208,502減価償却費 41,015 41,019 -4サービス活動費用計(2) 27,737,064 26,569,111 1,167,953

サービス活動増減差額(3)=(1)-(2) -7,482,956 48,247,219 -55,730,175サービス活動外

増減の部

収益

受取利息収益 7,059 6,634 425サービス活動外収益計(4) 7,059 6,634 425

費用 サービス活動外費用計(5) 0 0 0サービス活動外増減差額(6)=(4)-(5) 7,059 6,634 425

経常増減差額(7)=(3)+(6) -7,475,897 48,253,853 -55,729,750特別増減の部

収益 特別収益計(8) 0 0 0

費 用

事務所契約更新料 223,560 216,000 7,560ネットワーク整備費 0 0 0固定資産除却損 0 1 -1特別費用計(9) 223,560 216,001 7,559

特別増減差額(10)=(8)-(9) -223,560 -216,001 -7,559当期活動増減差額(11)=(7)+(10) -7,699,457 48,037,852 -55,737,309繰越活動増減

差額の部

前期繰越活動増減差額(12) 17,888,363 19,850,511 -1,962,148当期末繰越活動増減差額(13)=(11)+(12) 10,188,906 67,888,363 -57,699,457基本金取崩額(14) 0 0 0鈴木基金積立額(15) 0 50,000,000 -50,000,000次期繰越活動増減差額(16)=(13)+(14)-(15) 10,188,906 17,888,363 -7,699,457

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2018年度 貸借対照表2019年3月31日現在 (単位:円)

資  産  の  部 負  債  の  部科  目 当年度末 前年度末 増 減 科  目 当年度末 前年度末 増 減

流動資産 流動負債 現金預金 6,505,540 16,811,889 -10,306,349  未払金 409,751 406,713 3,038 未収入金 808,004 592,599 215,405  預り金 200,227 215,309 -15,082 前払金 810,000 0 810,000  前受金 0 0 0 流動資産計 8,123,544 17,404,488 -9,280,944  仮受金 27,294 8,800 18,494

 流動負債計 637,272 630,822 6,450固定資産 負債合計 637,272 630,822 6,450 基本財産 30,000,000 30,000,000 0 純 資 産 の 部  定期預金 30,000,000 30,000,000 0 基本金 その他の固定資産 87,702,634 86,114,697 1,587,937  基本金 30,000,000 30,000,000 0  事業実施積立預金 35,000,000 35,000,000 0 その他の積立金  診療所開設準備金 28,065,000 40,000,000 -11,935,000  事業実施積立金 35,000,000 35,000,000 0  事務所移転準備金 7,689,137 10,000,000 -2,310,863  鈴木基金 50,000,000 50,000,000 0  器具備品 13,682 54,697 -41,015 次期繰越活動増減差額 10,188,906 17,888,363 -7,699,457  建設仮勘定 11,254,815 0 11,254,815   (うち当期活動収支差額) (-7,699,457) (48,037,852)  敷金 1,060,000 1,060,000 0  差入保証金 3,000,000 0 3,000,000  長期前払費用 1,620,000 0 1,620,000 固定資産計 117,702,634 116,114,697 1,587,937 純資産合計 125,188,906 132,888,363 -7,699,457   資産合計 125,826,178 133,519,185 -7,693,007 負債・純資産合計 125,826,178 133,519,185 -7,693,007

2018年度 財産目録2019年3月31日現在 (単位:円)

貸借対照表科目 場所・物量等 取得年度 使用目的等 取得価額 減価償却累計額

貸借対照表価額

Ⅰ 資産の部  1 流動資産    現金預金      現金      普通預金      振替貯金      現金預金合計    未収入金    前払費用

現金手許有高三菱UFJ銀行・上北沢支店ゆうちょ銀行

世田谷区烏山4-18-8

運転資金として運転資金として運転資金として

子どもの虐待防止研修委託事業等新事務所・診療所4月分賃借料

78,6035,793,362633,5756,505,540808,004810,000

流動資産合計 8,123,544  2 固定資産    ⑴基本財産     定期預金 三菱UFJ銀行・上北沢支店

第2種社会福祉事業である、子どもの虐待防止事業に使用するため 30,000,000

基本財産合計 30,000,000    ⑵その他の固定資産     事業実施積立預金        定期預金      診療所開設準備金        普通預金      事務所移転準備金        普通預金      器具備品      建設仮勘定      敷金      差入保証金      長期前払費用

三菱UFJ銀行・上北沢支店

三菱UFJ銀行・上北沢支店

三菱UFJ銀行・上北沢支店冷暖房機器他 世田谷区烏山4-18-8東建ビル202号・501号・601号世田谷区烏山4-18-8

平成12年4月他

子どもの虐待防止に関わる 新規事業のため子どもの虐待防止に関わる 診療所事業のため事務所移転にかかわる積立金

新事務所・診療所改装工事等子どもの虐待防止に使用するため新事務所・診療所保証金新事務所・診療所礼金、仲介手数料

2,537,825 2,483,128

35,000,000

28,065,000

7,689,13713,682

11,254,8151,060,0003,000,0001,620,000

その他の固定資産合計 87,702,634固定資産合計 117,702,634資産合計 125,826,178

Ⅱ 負債の部  1 流動負債    未払金    預り金    仮受金

印刷代、謝金他 社会保険料他

409,751200,22727,294

流動負債合計 637,272負債合計 637,272差引純資産 125,188,906

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14 CAPニューズ号外

財務諸表に対する注記   1 重要な会計方針     ⑴ 固定資産の減価償却の方法      ①器具備品・・・定額法      ②所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産       通常の賃貸借取引に準じた方法により処理している。     ⑵ 消費税の会計処理      消費税の会計処理は、税込経理を採用している。   2 基本財産の増減の内容及び金額

   3 固定資産の取得価額、減価償却累計額及び当期末残高

   4 関連当事者との取引の内容     該当はありません。   5 重要な偶発債務     該当はありません。   6 重要な後発事象     該当はありません。   7 �その他社会福祉法人の資金収支及び純資産増減の状況並びに資産、負債及び純資産の状態を

明らかにするために必要な事項     該当はありません。

(単位:円)基本財産の種類 前期末残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高

定期預金 30,000,000 0 0 30,000,000

(単位:円)取得価額 減価償却累計額 当期末残高

器具備品 2,537,825 2,524,143 13,682

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15

事業の概要 社会福祉法人子どもの虐待防止センター(以下CCAP)では、基本的に保護者(親や親に代わる養育者)による子どもへの虐待を対象に以下の活動を行う。1 .児童虐待に悩む保護者への電話相談や面接相談を通じて、育児不安の解消や虐待の重症化の予防に努める。2 .行政機関や民間の虐待防止団体と連携協力しつつ、虐待傾向のある保護者と虐待された子どもへの支援を行う。3 .虐待事例にかかわる専門家に対して支援を行う。4 .一般市民に対して、児童虐待に関する教育広報活動をすすめる。5 .虐待問題に関して、公的機関に対する民間オンブズパーソン的役割を果たすと共に、児童福祉に関する立法・行政に対して積極的に提言を行う。6 .公益事業として診療所を開設し、虐待の対応について、福祉と医療の両面から取り組む。 CCAPがこれらの事業を行い、さらに必要な事業を拡大し、社会福祉法人としての責任を全うするため、財政基盤の確立に努める。

社会福祉法人の運営事業1.理事会・評議員会の開催  理事会を年4回以上、評議員会を年1回以上開催する。

2.寄付金・助成金の確保  CCAPの活動資金としての寄付金確保のため、個人・法人への広報活動に努めると共に、今後の事業活動を支える新たな助成金獲得を目指す。

3.賛助会員の拡充 会員の拡充と会費の遅滞ない徴収に努める。

4.会報の発行  賛助会員に対して、会報「CAPニューズ」を年に4回発行し、児童虐待防止活動に関する情報を発信すると共に「CAPニューズ号外」を年に

1回発行し、CCAPの活動および財務状況を報告する。

5.出版活動  CCAPブックスシリーズ新刊を適宜発行する。

6.広報普及活動  子どもの虐待防止及び援助のためにCCAPの活動を広く知らせると共に、賛助会員確保を目的として、CCAPのパンフレット・インフォメーションカードを作成し、無料配布する。

7.東京都児童相談所との連携  互いに守秘義務を尊重し、役割分担や協働の可能性を探りつつ、連携をすすめる。

8.その他  法人運営に必要な事業及び他機関との連携をすすめる。

子どもの虐待防止センターの事業1.電話相談事業(1)相談電話の設置と相談体制 ① 育児不安や育児困難を感じている親、母子分離を経験し、孤立している親、虐待をしている親や家族、現在虐待されている子どもからの相談、里親・養親からの相談に応じる。また、虐待や虐待が疑われる家族に気づいた市民や虐待ケースを抱えた専門家からの相談に応じる。

 ② 相談時間は平日の10:00~17:00、土曜日は10:00~15:00とする。

 ③ 法律相談:月1回程度、弁護士による電話相談日を設ける。

 ④ 11月の児童虐待防止推進月間に、時間枠を拡大などする電話相談キャンペーンを実施する。

(2)相談員の養成や研修 ① 相談員の定例会を月1回行う。定例会においては、相談ケースの共有検討や研修を行い、相談員の技術向上に努める。

 ② ボランティア相談員養成講座を実施に向けて準備する。

子どもの虐待防止センター 2019年度事業計画

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16 CAPニューズ号外

2.グループケア事業(1)�MCG(母と子の関係を考える会)の開催  MCG(Mother and Ⓒhild Ⓖ roup)では、育児不安や虐待などの悩みを抱えた母親たちへ グループによる支援を行う。  火曜MCG(月2回)、土曜MCG(月2回)、施設MCG(月1回)、MCG体験「子育てひとやすみ」(年3回)を開催。希望がある場合は保育を行う。

(2)ほっとホットサロンの開催  虐待事例に関わる援助職のためのグループを 2カ月に1回開催する。

(3)担当者の研修  MCGレビューを月1回開催し、MCG担当者同士の相談、事例検討とエンパワーの場とする。このうち、2回は講師を招いての研修とする。

3.里親・養親支援事業(1) CCAPが行う電話相談、ペアレンティングプ

ログラム、アタッチメントプログラムや研修等を通じて、里親・養親支援事業を行う。

(2) 里親よりもさらに支援の少ない特別養子縁組家庭の養親を対象に年6回「特別養親サロン」を開催する。

(3) 各地の里親会の集まりや養子縁組家庭の会などの依頼に応じてグループファシリテーターを派遣する。

4.�ペアレンティングプログラム事業(1�)CCAP版�親と子の関係を育てるペアレンティングプログラムの内容をより充実させていく。

(2�)CCAP版�親と子の関係を育てるペアレンティングプログラムとダイジェスト版の実施

(3)トレーナーの研修  月1回トレーナー研修を行い、トレーナーの技術向上に努める。このうち、2回は講師を招いての研修とする。

(4)トレーナー養成講座の準備と実施(5�)養成講座修了トレーナーのフォローアップ研修の実施

5.子どもケア事業(1�)アタッチメント形成のための心理療法プログラム

 ① アタッチメント形成に障害を受けた子どもと

現在の特定の養育者(児童養護施設の担当ケアワーカーあるいは里親・養親)の二者のアタッチメント関係の改善により、子どもの対人関係の問題等を軽減することを目的としたプログラムを行う。

 ② 同プログラムの開発及び報告書の作成と実施  セラピストの育成を行う。 ③ アタッチメントとトラウマに焦点を当てた心理療法に関する研修を実施する。

(2)心理相談  心理士などの専門家による相談日を設け、相談に応じる。

6.教育・広報事業(1)講演会への講師派遣  各地の子どもの虐待防止を目的とした研修、講演会、子育て講座など要望に応じて講師を派遣する。

(2)セミナーの開催  子どもの虐待防止のためのセミナー・講座等を開催する。

(3)性虐待対応研修 ①性虐待被害児の診察トレーニング   性虐待を受けたと思われる子どもを傷つけずに問診や身体的診察が出来るように小児科医師・産婦人科医師などを対象に診察技術のトレーニングを行う。

 ②性虐待被害児診察研究会   「性虐待被害児の診察トレーニング」に参加した医師を主な対象にステップアップのための研究会を行い、技術の向上を目指す。

(4)��広報普及活動 ①ホームページ等による情報発信に努める ② マスコミ等の取材に協力し、CCAPの事業の広報を行う。

7.その他の事業(1��)市区町村の要保護児童対策地域協議会への参加

(2)子どもの虹情報研修センターへの協力(3�)東京都社会福祉協議会及び地域福祉推進�委員会への協力

  東京都社会福祉協議会の評議員会及び地域福祉推進委員会にそれぞれ委員を派遣し、事業に協力する。

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(4�)日本子ども虐待防止学会(JaSPCAN)との連携

  2019年12月21日(土)~22日(日)に兵庫県で開催される子ども虐待防止学会第25回学術集会ひょうご大会の開催・運営に協力する。

(5�)児童虐待防止全国ネットワークとの連携(6�)日本子ども虐待医学会(JaMSCAN)との連携(7)各地の民間虐待防止団体との連携(8)危機介入・支援活動

  電話相談で入ってきた、深刻な虐待が行われている、またはその危惧のあるケースについて地域の関係機関と連携して対応する。関係機関からの要請に応じ、スーパーバイザー等を派遣する。

(9)父親支援事業を推進する(10�)その他の子どもの虐待防止活動に必要な事業

8.公的機関等の虐待防止事業への協力(1)�母親グループへのファシリテーターの派遣  1)江東区城東保健相談所  2)江東区城東南部保健相談所  3)江東区深川保健相談所  4)江東区深川南部保健相談所  5)世田谷区烏山総合支所健康づくり課  6)品川区品川保健センター  7)品川区荏原保健センター  8)品川区大井保健センター  9)新宿区東新宿保健センター 10)杉並区上井草保健センター 11)杉並区和泉保健センター 12)墨田区向島保健センター 13)墨田区本所保健センター 14)台東区区民部子ども家庭支援センター 15)豊島区長崎保健センター 16)港区みなと保健所 17)目黒区碑文谷保健センター 18)八王子市大横保健福祉センター 19)横浜市青葉福祉保健センター 20)横浜市神奈川福祉保健センター 21)横浜市西区福祉保健センター 22)横浜市港北保健センター 23)横浜市磯子区福祉保健センター(2)母親グループへのスーパーバイザーの派遣  1)板橋区赤塚健康福祉センター  2)板橋区上板橋健康福祉センター  3)板橋区板橋健康福祉センター

  4)板橋区志村健康福祉センター  5)板橋区高島平健康福祉センター  6)清瀬市健康センター(3)児童相談所の親子再統合事業への協力  1)東京都児童相談センター  2)東京都多摩・八王子・小平児童相談所  3) 神奈川県横浜市全児童相談所(中央・北部・

南部・西部)(4)妊婦向事業への協力  1)目黒区目黒保健所  2)目黒区碑文谷保健センター(5)子育て相談事業への協力(面接)   江東区城東南部保健相談所(6�)�CCAP版�ペアレンティングプログラム  トレーナーの派遣  1) 江東区(大島、豊洲、東陽の各エリア)  2)文京区子ども家庭支援センター  3)武蔵野市子ども家庭支援センター(7)ケース検討会議への協力  1)三鷹市子ども家庭支援センター  2)八王子市大横保健福祉センター(8)スーパーバイザー・その他の派遣  1)荒川区子育て支援部  2)目黒区子ども家庭支援センター  3)目黒区子育て支援部  4)世田谷区子ども若者部  5)品川区子ども未来部  6)台東区子ども家庭支援センター  7)中央区子ども家庭支援センター  8)府中市子ども家庭支援センター  9)東京都児童福祉専門員 10)山梨県中央児童相談所 11)山梨県都留児童相談所

公益事業 児童精神科を中心にしたクリニック「子どもと家族のメンタルクリニックやまねこ」を開設し、医療と福祉の新たな家族の支援に当たる。 クリニックでは、子どもと親の診療とともに、関係機関とのネットワークを通じた多職種連携を通じて、子どもの虐待防止に取り組む。

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18 CAPニューズ号外

2019年度 資金収支予算書(自)2019年4月1日 (至)2020年3月31日 (単位:円)

勘  定  科  目 本年度予算(A)

前年度予算(B)

増減(A-B) 備 考

事 業 活 動 に よ る 収 支

収    入

 寄付金収入 13,200,000 8,200,000 5,000,000   会員寄付金収入 3,200,000 3,200,000 0   一般寄付金収入 10,000,000 5,000,000 5,000,000 事業収入 27,500,000 8,000,000 19,500,000   セミナー事業収入 4,500,000 4,000,000 500,000   広報事業収入 4,000,000 4,000,000 0   医療事業収入 19,000,000 0 19,000,000 助成金収入 4,207,000 4,207,000 0   東京都福祉保健財団助成金収入 3,907,000 3,907,000 0   東京都共同募金配分金収入 300,000 300,000 0 雑収入 10,000 10,000 0 受取利息収入 5,000 5,000 0事業活動収入計(1) 44,922,000 20,422,000 24,500,000

支      出

 人件費支出 29,734,000 11,950,000 17,784,000   職員給与 13,300,000 9,300,000 4,000,000   非常勤職員給与 14,184,000 1,200,000 12,984,000   法定福利費 2,250,000 1,450,000 800,000 事業費支出 9,390,000 9,600,000 -210,000   諸謝金支出 2,800,000 2,800,000 0   研修費支出 300,000 300,000 0   電話相談事業支出 1,800,000 1,800,000 0   セミナー事業支出 1,200,000 1,200,000 0   性虐待対応事業支出 500,000 500,000 0   愛着プログラム事業支出 1,800,000 3,000,000 -1,200,000   医療事業支出 990,000 0 990,000 事務費支出 16,602,000 8,179,000 8,423,000   旅費交通費支出 684,000 600,000 84,000   消耗品費支出 484,000 300,000 184,000   什器備品費支出 2,140,000 700,000 1,440,000   印刷製本費支出 1,000,000 1,000,000 0   水道光熱費支出 650,000 400,000 250,000   通信運搬費支出 800,000 550,000 250,000   会議費支出 100,000 50,000 50,000   業務委託費支出 584,000 500,000 84,000   賃借料支出 9,810,000 3,979,000 5,831,000   雑費支出 350,000 100,000 250,000事業活動支出計(2) 55,726,000 29,729,000 25,997,000

事業活動資金収支差額(3)=(1)-(2) -10,804,000 - 9,307,000 -1,497,000

施設設備等による収支

収入 敷金返戻収入 1,060,000 0 1,060,000施設設備等収入計(4) 1,060,000 0 1,060,000

支 出

 固定資産取得支出 11,340,000 16,120,000 -4,780,000  建物内装・設備工事支出 21,220,000 0 21,220,000  器具備品取得支出 1,620,000 0 1,620,000  建設仮勘定支出 -11,500,000 11,500,000 -23,000,000  保証金支出 3,000,000 -3,000,000  長期前払費用支出 1,620,000 -1,620,000 事務所引越費用 1,450,000 0 1,450,000 事務所契約更新料 0 223,560 -223,560施設設備等支出計(5) 12,790,000 16,343,560 - 3,553,560

施設設備等資金差額(6)=(4)-(5) -11,730,000 -16,343,560 4,613,560

その他の活動

による収支 

収入

 診療所開設準備金取崩収入 13,060,500 12,000,000 1,060,500 事務所移転準備金取崩収入 7,600,000 2,400,000 5,200,000 事業実施積立金取崩収入 3,000,000 0 3,000,000その他の活動収入計(7) 23,660,500 14,400,000 9,260,500

支出 事業実施積立預金積立支出 0 0 0その他の活動支出計(8) 0 0 0

その他の活動資金収支差額(9)=(7)-(8) 23,660,500 14,400,000 9,260,500予備費(10) 0 0 0当期資金収支差額合計(11)=(3)+(6)+(9)-(10) 1,126,500 -11,250,560 12,377,060前期末支払資金残高(12) 5,523,106 16,773,666 -11,250,560当期末支払資金残高(11)+(12) 6,649,606 5,523,106 1,126,500

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2019年度 社会福祉法人�子どもの虐待防止センターの組織

[理事 11名]松田 博雄 (理事長)/小児科医河津 英彦  (副理事長)/(社福)友愛学園理

事長片倉 昭子 臨床心理士磯谷 文明 弁護士奥山 眞紀子 小児精神科医佐伯 裕子  三鷹市婦人相談員、母子父子自立      支援員五月女 友美子 小児科医・公立福生病院田中  哲  (子どもと家族のメンタルクリニッ

クやまねこ院長)/児童精神科医豊田 秀雄 ソーシャルワーカー・NPO法人      回復はどこにでもある西澤  哲 山梨県立大学人間福祉学部教授      学部長広岡 智子 CCAP相談員

[監事 2名]竹内 章子 弁護士田中 治樹 公認会計士・税理士

[評議員 15名]岡崎 京子 CCAP相談員河島 貴子  世田谷区世田谷総合支所保健福祉セ

ンター健康づくり課長加藤 雅江  精神保健福祉士・杏林大学医学部付

属病院患者支援センター加藤 吉和  臨床心理士・東京都特別非常勤職員木村 真実 弁護士坂本 洋子  養育里親、坂本ファミリー(FH)

管理者、里親ひろばほいっぷグループ代表

佐藤 喜宣 杏林大学医学部名誉教授塩田 規子  ソーシャルワーカー・救世軍世光寮

副施設長龍野 陽子 社会福祉士・保育士辻野 恵子 ソーシャルワーカー堤  由美 保健師・清瀬市子育て支援課荷見 よう子 産婦人科医・三井記念病院三浦 香織  作業療法士・東京医療学院大学講師吉澤 みどり  保健師・渋谷区役所福祉部高齢者

福祉課鷲山 拓男 精神科医

[アドバイザー 8名]秋山 千枝子  小児科医・あきやま子どもクリ

ニック院長鮎京 眞知子 弁護士犬塚 峰子 児童精神科医上村 順子 精神科医高田 真規子 臨床心理士平湯 眞人 弁護士宮島  清  ソーシャルワーカー・日本社会事業

大学専門職大学院教授吉田 恒雄 駿河台大学教授名誉教授

[評議員選任・解任委員 3名]田中 聖悟 CCAP事務局長田中 治樹 公認会計士・税理士武藤 素明 (社福)二葉保育園常務理事

[苦情処理第三者委員 2名]小林 理英子 弁護士佐柳 忠晴 (社)比較後見法制研究所理事

[子どもと家族のメンタルクリニックやまねこ]田中  哲(院長)海老島 宏奥山 眞紀子五月女 友美子松田 博雄

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20 CAPニューズ号外

税額控除額の算出式

個人が支出した寄附金について、確定申告時に税額控除制度の適用を選択した場合、

以下の算式により算出された額が、所得税額から控除されます。

×40%=

※1 税額控除対象寄附金:税額控除対象法人への寄附金額

注:寄附金支出額が、総所得金額等の %に相当する金額を超える場合

には、 %に相当する額が税額控除対象寄附金となります。

※2 控除対象額は、所得税額の %を限度とします。

-2,000 円 税額控除対象寄附金(※1)

この額が、所得税額

から控除されます

控除対象額(※2)

【当法人へのご寄附には税額控除が適用されます】

 社会福祉法人子どもの虐待防止センターは、税額控除対象法人として、東京都より平成24

年12月5日付で、「税額控除に係る証明書」の発行を受けました。

 これに伴い、平成24年12月5日以降に当法人に頂いたご寄附および会費に対しては、税額

控除制度と従来の所得控除制度のどちらかを選択することができるようになりました。

 税額控除制度の概要は、以下のようになります。詳しくはお近くの税務署にお尋ねください。

〈所得控除と税額控除の違い〉

 所得控除では、所得から所得控除額を差し引いた後に税率をかけて税額を算出します。これ

に対して税額控除では、税率に関係なく税額から税額控除額を直接差し引きます。

 このため小口の寄附にも減税効果が大きく、所得控除に比較してほとんどの場合税額控除の

方が減税効果が大きくなります。

発  行� 社会福祉法人��子どもの虐待防止センター

〒157-0062 東京都世田谷区南烏山4-18-8 TEL 03-6909-0981/FAX 03-6909-0982 URL https : / /www.ccap.or. jp銀行口座 三菱UFJ銀行 上北沢支店 口 座 名 社会福祉法人子どもの虐待防止センター 口座番号 普通預金 0493048郵便振替 加入者名 社会福祉法人子どもの虐待防止センター 口座番号 00160-4-362897