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エコアクション21 環境活動レポート 2013年版 発行日 2014225平澤電機株式会社 対象期間201311日~201312311

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エコアクション21 環境活動レポート

2013年版

発行日 2014年2月25日

平澤電機株式会社

対象期間2013年1月1日~2013年12月31日

1

目 次

1 組織の概要

1)登録事業者の概要

2)沿革

3)設備概要

2 対象範囲

・環境経営組織図

3 環境方針

・環境理念 環境方針

4 環境目標

1) 中期目標

2)2013年環境目標 5 環境活動計画

6 環境目標の実績

7 環境活動計画の取り組み結果の評価、次年度の取り組み内容

1)環境活動計画の取り組み結果の評価

2)環境への取り組みの自己チェックの分析評価

3)次年度への取組み内容

8 環境関連法規等の遵守状況の確認及び評価の結果並びに違反、訴訟等の有無

「環境法令等遵守チェック表」より

9 代表者による全体評価と見直しの結果

マネジメントレビューより

10 その他の取り組み

トピックス/ BCP/ 教育訓練/ その他の環境活動

2

1 組織の概要

1) 登録事業所の概要

(1) 事業者名 平澤電機株式会社

代表者名 代表取締役 平澤 一司

(2) 所在地 本社・工場 〒399-4431長野県伊那市西春近2900番地

(3) 環境管理責任者氏名及び担当者連絡先

環境管理責任者 専務取締役 平澤 敏樹

担当者 総務部長 浦野 安明

連絡先 電話 0265-72-4136 FAX 0265-76-1990

ホームページ http://www.hirasawadenki.com/

e-mail [email protected]

(4)事業の規模等

1) 創業 昭和35年7月

2) 事業規模 右表

3) 資本金 1050万円

(5)事業内容

アルミを中心とした金属の精密切削加工、組立・検査

2) 沿革 昭和35年 日立家電販売修理を業務として平澤電機株式会社を設立

昭和40年 工作所設立、オリンパス製品加工開始

昭和43年 オリンパス顕微鏡組立開始

昭和49年 オリンパス光学、カメラ組立開始

昭和59年 本社工場(延べ床面積3,300m²)建設工作所・中央工場を併合集約

昭和63年 姉妹会社(株)アジアエレクトロニクス設立

平成 元年 信濃特機(株)子会社の天竜特機(株)を引き継ぎグループ3社とする

平成 2年 資本金1,050万円に増資

平成 7年 本社工場南側増築工事完了

平成 9年 本社工場北側増築工事完了

平成12年 ISO9001取得

平成17年 1F北側工場改築(延べ床面積5,980m²)

平成18年 環境 エコアクション21取得

平成19年 北側新工場建築(5軸加工機専用)(延べ面積7260m²)

平成20年 厚生労働省快適職場認定

平成21年 エコ通勤優良事業所認証

平成25年 長野県労働局長奨励賞受賞

活動規模 単位 2011年 2012年 2013年

生産量 百万円

売上高 百万円 689 445 405

従業員 人 48 42 40

床面積 m2 7260 7260 7260

3

1 組織の概要

3) 設備概要

5cmから5mまでのアルミの精密切削加工を得意としております

4

種 類 メーカー 型 式 テーブルサイズ 特 徴 台数

マシニングセンタ ★ 安田工業 YBN-1200N x3000 y2100 z1500 横型 4パレット仕様 1台

★ 新日本工機 RB-350F x8000 y3500 z1700 門型 5軸 1台

東芝機械 MDF3140DS x4000 y3000 z1400 高速門型 1台

牧野フライス a-51 x560 y560 z560 横型 1台

牧野フライス A55-A128 x560 y560 z560 横型 8パレット仕様 1台

牧野フライス A55-A128 x560 y560 z560 横型 8パレット仕様 1台

牧野フライス A55-A288 x560 y560 z560 横型 8パレット仕様 1台

★ 牧野フライス A77-A244 x800 y750 z750 横型 16パレット仕様 1台

★ 牧野フライス a-81 x900 y800 z1020 横型 8面パレット 1台

牧野フライス FNC156 x1500 y600 z560 立型 1台

牧野フライス GN1712 x1700 y1200 z800 立型 1台

★ 牧野フライス MC1513-A200 x1500 y1300 z1000 横型 6パレット仕様 1台

NC旋盤 ツガミ NY4Y x135 y50 z190 同機種 他に2台 1台

★ ヤマザキマザック INTEGREX200-ⅢS x660 y1045 1台

★ ヤマザキマザック INTEGREX300-ⅢS x760 y100 z1510 背面加工可能 1台

ヤマザキマザック INTEGREX300Y x610 y100 z1048 1台

森精機製作所 ZL-250MC x390 z615 1台

NCフライス盤 牧野フライス AEV-85 x850 y500 z400 1台

三次元測定器 ミツトヨ BRT-A1220 x1205 y2005 z1005 1台

ミツトヨ CRYSTA-Apex S9106 x900 y1000 z600 1台

★・・・主要設備

CAD/CAM情報

使用しているCAD/CAMソフト

VERICUT (CGTech)

AutoCAD (オートデスク株式会社)

NCVIEW (シンプルテック株式会社)

CAM-STAFF (株式会社ソフテック)

Mastercam (CNC Software, Inc.)

SolidWorks (ダッソー・システムズ株式会社)

AutoCAD LT (オートデスク株式会社)

AutoCAD 2000 (オートデスク株式会社)

SolidWorks 2007 (ダッソー・システムズ株式会社)

AutoCAD LT98 (オートデスク株式会社)

代表者 代表取締役 平澤 一司

環境管理責任者 平澤 敏樹

技術部門 品質管理

部門 組立部門

機械二

部門

機械一

部門 管理部門 総務部門

環境会議

5S会議

2 対象範囲

EMS事務局

対象期間: 2013年1月1日~2013年12月31日 発行日: 2014年2月25日

対象範囲: 長野県伊那市西春近 2898番地~2900番地にある平澤電機株式会社の所有するすべての土地・建造物とそこで働く全従業員が対象組織であり、その組織のすべての活動をもってエコアクション21に取組み、環境経営システムを構築、運用、維持するものとする。

EA21環境経営組織図

平澤電機株式会社は以下の組織に基づき環境活動を行っている。

5

3 環境方針

<平澤電機株式会社 環境方針> 環境理念

自然環境に優れたこの地に存在する私達平澤電機株式会社は、この豊かな自然環境に 感謝と誇りの念を持ち、一人ひとりが自主的な環境保全の意識を持って環境負荷低減に 向けた活動を行い、人と地球にやさしい工場作りを目指します。

環境方針

1.環境関連の法規制や当社が約束したことを遵守します。

2.製造部門での品質安定化・製造工程短縮化によって二酸化炭素排出量・使用化学物質・

廃棄物・水の使用量の削減、及び省資源の推進をはかります。

3.事業活動によって生じる廃棄物のリサイクル化に取り組みます。

4.環境や資源に配慮した製品や原材料調達を心がけます。

5.水質汚濁の防止に努めます。

6.全従業員に朝礼、会議、研修、掲示等でこの環境方針を周知・理解させ、環境に関する

教育訓練を行います。

7.従業員にエコ通勤をすすめ、社用車でのエコ運転の実施に努めます。

8.環境目的・目標を定め、それに取り組み定期的に見直しをすることにより環境マネジメントシ

ステムの継続的な改善を行います。

制定日 2010年8月20日 平澤電機株式会社 代表取締役社長 6

4 環境目標

1)中期(2013-2015)環境目標は以下の通り

7

環境目的 具体的目標 責任者/対象 基準年度 or

基準値 2013年 2014年 2015年

二酸化炭素排出量削減

電気使用量削減・管理▲ 専務/全社 前3年平均値 150,560kwh/

2%削減 3%削減 4%削減

デマンドコントローラー制御・節電・空調設備管理

エコ通勤の維持継続★ 総務部門長/全社 月平均23日 (2012年目標

値)

24日/月 25日/月 26日/月

自転車置き場改善・エコ通勤呼びかけ・活動報告掲示・イベント参加

廃棄物排出量削減

可燃ゴミ削減・廃棄物管理▲

総務部門長/全社 前3年平均値 2.019 t/年

3%削減 4%削減 5%削減

ゴミのリサイクル促進・マニフェスト等管理

機械・備品の長期使用◆ 各部門長/全社 各部門目標

各部門目標 各部門目標 各部門目標

各種メンテの実施・修理実施・部品リサイクル促進

水源投入量削減 水源投入量維持・管理▲ 総務部門長

機械1・2部門長/全社

110㌧/月(通常使用量推定

値)

110t未満 110t未満 110t未満

漏水チェック、生活排水の節水・バレル水節水・切削水管理

化学物質使用量 削減

取引先使用禁止物質の 使用中止★

管理部門長 製造部門長

現状維持

部門目標 部門目標 部門目標

取引先使用禁止物質調査・代替品移行・維持

グリーン購入の実施 グリーン購入維持★ 総務部門長 管理部門長

活動維持

部門目標 部門目標 部門目標

グリーン調達手順に沿った購買活動・グリーン調達先管理

製品への環境配慮 その他

売上・利益UP◆ 全部門 各部門目標

各部門目標 各部門目標 各部門目標

新規取引先の開拓・各種経費削減・本業強化

工程時間削減・合理化による 負荷削減◆

製造部門長 技術部門長

各部門目標

部門設定 部門設定 部門設定

工数把握、工程短縮方法の検討、プログラム修正・検証

不良損金削減▲ 品質管理部門長 品質目標と同

部門設定 部門設定 部門設定

不良損金集計表の作成・掲示、不良発生原因調査・対策実施

目標値は ★継続目標 ▲数値目標(基準値あり) ◆部門目標 として展開する

4 環境目標

2)2013年環境目標は以下の通り

8

※具体的目標 ★継続目標 ▲数値目標(基準値あり) ◆部門目標 として展開する

環境目的 具体的目標 責任者/対象 2013年目標

二酸化炭素排出量削減

電気使用量削減・管理▲ 専務/全社 147,540kw/h

エコ通勤の維持継続★ 総務部門長/全社 月平均 25日

廃棄物排出量削減

可燃ゴミ削減・廃棄物管理▲

総務部門長/全社 1.958t/年

機械・備品の長期使用◆ 各部門長/全社 各部門目標

水源投入量削減 水源投入量維持・管理▲ 総務部門長

機械1・2部門長/全社 110㌧/月(通常使用量推

定値)

化学物質使用量削減 取引先使用禁止物質の使

用中止★ 管理部門長 製造部門長

維持

グリーン購入の実施 グリーン購入維持★ 総務部門長 管理部門長

活動維持

製品への環境配慮 その他

売上・利益UP◆ 全部門 各部門目標

工程時間削減・合理化による負荷削減◆

製造部門長 技術部門長

各部門目標

不良損金削減▲ 品質管理部門長 25万/月

5 環境活動計画

9

★は全社対応

部門名 環境目的 部門目標 活動計画内容

総務部門

二酸化炭素排出量削減 エコ通勤の実施 月平均24日以上★

自転車置き場の整備、管理

全社へエコ通勤の呼びかけと月ごと部門実績表の掲示

省エネ表作成、全社省エネ表掲示

廃棄物排出量削減 可燃ゴミの削減 1.958t (163kg/月)以下★

・リサイクルゴミの仕分け徹底

・月ごと全社廃棄物排出量結果表の掲示

・コピー用紙の両面使用

水源投入量削減 水源投入量の維持・管理 110t/月維持★

・全社の毎月の全社使用量の把握と分析、グラフ作成掲示

・随時水漏れ点検

化学物質使用量削減 MSDS表作成、管理各部門へ情報伝達/指導

グリーン購入の実施 事務用品のグリーン購入活動の維持 ・グリーン調達ガイドに沿った事務用品購入

製品への環境配慮 その他 経費節減・節約(年6件) ・ 経費分析、節約削減、効果確認

部門名 環境目的 部門目標 活動計画内容

管理部門

二酸化炭素排出量削減 電気使用量監視と使用量削減 エコ通勤の実施

省エネ実施表の作成、省エネ

エコ通勤の呼びかけ

廃棄物排出量削減 車両メンテと整備

同左

化学物質使用量削減 取引先使用禁止物質の含有確認 客先要求時に取引先使用禁止物質の含有調査実施

グリーン購入の実施 グリーンサプライヤーからの調達確認 グリーンサプライヤーからの調達維持

製品への環境配慮 その他 新規品の取り込み(5件/月平均) 材料費の見直し(4件/月平均)

同左

部門名 環境目的 部門目標 活動計画内容

機械一部門

二酸化炭素排出量削減 エコ通勤実施

省エネ表作成

廃棄物排出量削減 廃油量削減2.23t/月平均以下 機械備品の長期使用

廃棄切削油把握・管理と油漏れ対策

日常点検・定期点検の実施 早期修理

水源投入量削減 水源投入量70t月平均以下 バレル行程短縮による削減

製品への環境配慮 その他 工程時間削減又は合理化による負荷削減 加工品遅れの調査

工数把握・加工時間短縮 工程管理表の有効活用

部門活動計画

5 環境活動計画

10

部門名 環境目的 部門目標 活動計画内容

機械二部門

二酸化炭素排出量削減 エコ通勤実施

省エネ表作成

廃棄物排出量削減 機械備品の長期使用

設備の日常点検/定期点検

設備の日常点検/定期点検の点検項目確認見直し

設備の定期点検教育の実施

設備の精度点検(毎日の加工寸法変化監視)

水源投入量削減 水源投入量70t月平均以下 バレル行程短縮による削減

製品への環境配慮 その他

工程時間削減 50min/2ヶ月 以上 プログラムの選定、方法の検討と 実修正・試行品、質確認

売上・利益UP 新規量産品1種/年 以上

既存/新規顧客への働きかけと見積もり→受注へ

部門名 環境目的 部門目標 活動計画内容

技術部門

二酸化炭素排出量削減 電気使用量削減 147,540kwh/月以下 ★

各種管理、節電呼びかけ、分析

エコ通勤の維持・継続 呼びかけ

廃棄物排出量削減 機械備品の長期使用 コンプレッサーの日常・定期点検の実施およびメーカーによる点検調整

水源投入量削減 節水の呼びかけ 同左

製品への環境配慮 その他

売上利益UPのため外段取りの構築 3件/年

同左

行程削減又は合理化による負荷削減のため治具の製作 3件/月以上

部門名 環境目的 部門目標 活動計画内容

組立部門 二酸化炭素排出量削減

エコ通勤の実施 2回/月 同左

エコ通勤実施

省エネ表作成

廃棄物排出量削減 機械備品の長期使用 設備点検表による点検

品質管理部門 製品への環境配慮 その他

行程時間削減のための改善 同左

不良損金の削減 25万/月 以下 不良品の原因調査、対策実施の確認

不良発生状況により不具合対策表処置票の発行

不良損金報告書の発行

6 環境目標の実績

2013年 環境目標実績

***2013年環境目標の達成状況報告***

--------環境目標は、ほぼ目標達成-------

中期3年計画の初年度、6の大きな環境目的のもとにそれぞれ部門ごと対応する具体的目標をかかげて活動を行ってきた。単月でのばらつきはあるが年間を通じてほとんどが目標達成出来た。

11

目 標 目標値 結果/達成状況

電気使用量削減・管理 147,540kw/h/月 116,9287kw/h/月

エコ通勤の維持継続 月平均 24日 37日/月平均

可燃ゴミ削減・廃棄物管理 163kg/月 2.23t廃油

ゴミ117.5kg/月 廃油 1.19t/月

機械・備品の長期使用 各部門目標 48-48

水源投入量維持・管理 110㌧/月 78t/月

取引先使用禁止物質の使用中止 管理部門目標

グリーン購入維持 活動維持 継続

売上・利益UP(経費削減) 管理・総務

工程時間削減・合理化による負荷削減 各部門目標 40-48

○(累計目標達状況)

不良損金削減 25万/月 256,000円/月

○は達成・継続中 △は目標値10%未満 ×は10%以上開きがあり未達 各月目標達成部門(上段左の数)が達成8割以上○ 5割以下× 他△

1 二酸化炭素排出量の削減 目標 電気使用量削減/エコ通勤の維持継続 達成

※排出係数0.469 (中部電力平成23年)

目標 電気使用量 147,540kw/h/月以下(年間1,770,480kw/h)

→達成

※当社の場合、電気の使用量削減がメインであり、特に新工場のエアコン稼働が

大きく影響する。年間の受注量の減少のため電気の使用量も減っている。

7 環境活動計画の取組結果の評価、次年度の取組内容

1) 環境活動計画の取組結果の評価

0

20

40

60

80

100

120

2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

年間Co2排出量/kg

0

50

100

150

200

250

2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

年間電気使用量 kw/h

12

0

100

200

300

400

500

600

700

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

2010年 2011年 2012年 2013年

Co2削減量kg

エコ通勤日数

エコ通勤とそれに伴うCo2削減量グラフ

0

50,000

100,000

150,000

200,000

250,000

2011 2012 2013

省電力量kw/h

※ 2011年5月より実施

前年実績を元に省電力のベースにしているため2013年の省電力量は減っている

9月には長野県主催の「ノーマイカーウィーク」に参加した。4年目を迎える「エコ通勤優良事業所」認定の期間更新しました。

目標 エコ通勤日数月24日以上(年間288日) →達成

13

2 廃棄物排出量削減 目標達成

①可燃ゴミの削減について、全社で再生ゴミの仕分けを徹底維持

(生産活動の縮小によりゴミの量も減っている。)

数値目標1.958t/年間 結果1.125t/年間----- 目標達成

②廃油量削減について、機械1・2部門対象 日常点検での油漏れ対策実施、継続中

③機械備品の長期使用について、各部門定期点検・日常点検の実施、メンテの実施等を継続中、

また設備の精度点検の実施や設備点検教育を実施した(機械2)

14

0

10

20

30

40

50

60

2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

年間廃棄物排出量t

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

30.0

35.0

2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

年間廃油排出量t 数値目標廃油 26.76t/年間以下 結果14.28t

3 水源投入量削減 目標 水源投入維持管理

数値目標110t/月(年間1320t)以下----- 結果940t 達成

※毎月機械部門での月々の水の使用量の報告(各機械毎の使用量の把握、

バレルの使用時間による推定水量の把握)を継続中

現状は平時の水の使用料が80t前後で安定している。

4 化学物質使用量削減 目標 取引先使用禁止物質の使用中止 達成

維持継続中

5 グリーン購入の実施 目標 グリーン購入の維持 達成

維持継続中

6 製品への環境配慮; 一部達成

①工程時間削減又は合理化による負荷・無駄の削減

それぞれの目標値をもって全部門で活動、製造部門では工数削減、

非製造部門では無駄の発見・対策等の活動を実施した。 ほぼ達成

②売上・利益アップ

計画を立てて活動した。 各部門達成

③不良損金削減

品質管理部門が主管となって数値目標を掲げて活動中、数値目標は7月社長からの

指示で目標改定した。11月以降大きな不良損金が発生した。 未達

15

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年

水源投入量 t

16

2) 「環境への取組み自己チェック」の分析評価

分類項目 取 組 施 策 評価点 満点数 取組実施率(%)

前回 今回 前回 今回 前回 今回

1.事業活動へのインプットに関する項目

1)省エネルギー 135 132 146 140 92.5 94.3 2)省資源 18 18 24 24 75 75 3)水の効率的利用及び日常的な節水 10 10 10 10 100 100 4)化学物質使用量の抑制及び管理 38 38 38 38 100 100

小計 201 198 218 212 92.2 93.4

2.事業活動からのアウトプットに関する項

1)温室効果ガスの排出抑制、大気汚染等の防止 6 6 6 8 100 75 2)廃棄物等の排出抑制、リサイクル、適正処理 46 46 46 46 100 100 3)排水処理 2 2 4 4 50 50 4)その他生活環境に係る保全の取組等 12 12 12 12 100 100

小計 66 66 68 70 97.1 94.3

3.製品及びサービスに関する項目

1)グリーン購入 18 18 20 20 90 90 2)製品及びサービスにおける環境配慮 67 40 72 42 93.1 95.2

小計 85 58 92 62 92.4 93.5

4.その他

1)生物多様性の保全と持続可能な利用のための取組

0 0

2)環境コミュニケーション及び社会貢献 30 30 30 30 100 100 小計 30 30 30 30 100 100

382 352 408 374 93.6 94.1

「分析・評価コメント」 当初より取り組んできた「二酸化炭素排出量の削減」「グリーン購入の実施」「廃棄物排出量の削減」「水資源投入量の削減」については、一定の段階にあると判断している。今後は、業務効率をさらに改善すること及び工程内不良の撲滅と環境負荷を低減する。 2014年 1月31日 環境管理責任者 平澤 敏樹

3) 次年度の取組内容 以下の「2014年環境活動計画書」の通り。

2014年 環境活動計画書

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環境目的 具体的目標 責任者/対

象 目標値 2014年の主な行動計画

二酸化炭素排出量削減

電気使用量 削減・管理▲

専務/全社 146,040kw/h ①デマンドコントローラーによる監視・管理 ②エアコン稼働調整 ③節電設備検討 ④省エネ委員活動 ⑤節電表による管理継続

エコ通勤の 維持継続★

総務部門長/全社

月平均 25日 ①エコ通勤呼びかけ、活動報告掲示 ②駐輪場整備・自転車点検整備等 ③ノーマイカーウィーク参加

廃棄物排出量削減

可燃ゴミ削減・廃棄物管理▲

総務部門長/全社

1.938t/年 ①リサイクルゴミ仕分け徹底呼びかけ ②月ごと結果発表掲示 ③コピー両面使用 ④電子媒体促進、配布書類削減 ⑤廃棄切削油把握削減 ⑥油漏れ対策

機械・備品の 長期使用◆

各部門長/全社

各部門目標 ①予知保全を考慮した各種設備備品日常・定期点検の実施 ②整備点検教育の実施 ③各種精度点検の実施

水源投入量削減

水源投入量 維持・管理▲

総務部門長 機械1・2部門

長/全社

110㌧/月(通常使用量推定値)

①毎月使用量内訳再把握 ②水漏れ点検 ③生活排水の節水呼びかけ ④月使用量のグラフ作成掲示 ⑤バレル行程短縮による節水促進

化学物質使用量削減

取引先使用禁止物質の

使用中止★

管理部門長 製造部門長

- ①使用禁止物質の含有量調査(客先調査協力時)記録 ②新規溶剤等購入時にMSDS取得

グリーン購入の実施

グリーン購入 維持★

総務部門長 管理部門長

活動維持 ①グリーンサプライヤーからの購入維持 ②グリーン調達基準に基づく購入継続

製品への環境配慮 その他

売上・利益UP◆

全部門 各部門目標 ①新規品の取り込み、新規開拓 ②材料費の見直し ③経費分析,経費節減

工程時間削減・合理化による負荷削減◆

製造部門長 技術部門長

- ①工数把握 加工時間短縮 ②工程管理表の有効活用 ③プログラム修正 ④工程削減治具作成 ⑤外段取りの構築

不良損金削減▲

品質管理部門長

24万/月 ①不良集計表の作成・掲示 ②不良原因調査・対策実施 ③不具合対策表・不良損金報告書作成

※具体的目標 ★継続目標 ▲数値目標(基準値あり) ◆部門目標 として展開する

8 環境関連法規等の遵守状況の確認及び評価の結果並びに 違反、訴訟等の有無

以下の最新の「環境法令等遵守チェック表」の通り

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適用法令 項目・条文 内 容 対象品/施設 チェック内容

廃棄物の処理及び清掃に関する法律

:H22.5.19改正

(H23.4.1施行)

12条2(産業廃棄物保管基準)

12条3(委託の基準)

12条の3(産業廃棄物管理票)

12条7

1保管場所の囲い、構造耐力安全であること

2必要な事項を記載した掲示板60×60以上

3保管場所からの産廃の流出等防止、保管場所の衛生管理

運搬又は処分を委託する場合には収集運搬・処分を受けた業者に委託

1産廃委託する場合種類ごと、運搬先ごと引き渡し時に必要事項を記載してマニフェストの交付とその写しの回収(90日、最終処分180日)回収出来ない場合の措置と報告義務

2 マニフェスト(写し)の5年保管

3マニフェスト発行状況の報告を毎年6月30

日までに都道府県知事へ提出

産廃物の処理状況の確認と適正のための必要処置を講ずる(努力義務)

・ゴミ置き場

・廃油置き場

・危険物置き

委託契約書

許可証

マニフェスト(管理票)

マニフェスト報告書

総務部門

1確認済

2確認済

3確認済

確認済

1確認

2保管中

3提出済

(2013/6/24)

電話で確認

資源の有効な利用の促進に関する法律(リサイクル法)

:H14.2.8改正

4条(事業者の責務)

廃棄物の抑制、適正な循環的利用

材料使用の合理化

再生資源、再生品の利用

ゴミ削減

グリーン調達

全社

継続中

購買部門

継続中

容器包装リサイクル法

:H18.6.15改正

4条(事業者の責務)

繰り返して使用可能な容器包装の使用

容器包装廃棄物削減

容器包装分別収集

・ゴミ置き場

出荷部門 確認

全社 継続中

家電リサイクル法

H22.5.19改正

6条(事業者の責務)

特定家電長期使用、排出抑制

廃棄の際、適切な引渡し・料金支払 テレビ・エアコン・冷蔵庫

洗濯機

総務

期間中

2013年は無し

小型家電リサイクル法

H25.4.1 可能な場合、対象物を分別して認定業者に渡す事

携帯電話・デジタルカメラ他

総務

期間中は該当無し

水質汚濁防止法

:H22.5.10改正

12条

特定施設ではない

排水基準に適合しない排出水を排出禁止

(コンプレッサーのドレイン水の油水分離)

コンプレッサー2台

専務11月定期点検実施

継 続 中 ( 月 1

回)

問題なし

下水道法

:H17.6.22改正

12条の2 ①pH9を超える処理液の場合は、水質汚

濁防止法別表1の65酸又はアルカリによ

る表面処理施設に該当し、特定施設となる。

(届出等必要)

②下水道には下水道基準(pH9等)を超える排水を流さない。

バレル室

第二洗浄室

工場内洗面所

機械一部門

機械二部門

①現状該当無し

②実施中

以上の通り、環境法令の遵守状況をチェックした結果、違反はありませんでした。また過去にわたって訴訟等はありません

2013年12月2日 総務部長 浦野 安明

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大気汚染防止法

:H22.5.10改正

6条(設置の届出)

公害防止に関する条例

ばい煙発生施設を設置しようとしたときは都道府県知事に届ける

(大気汚染防止法施行令第2条 電熱面積10

㎡のもの又は50㍑/h)

暖房用ボイラー

電熱面積7.8㎡

総務部門

非該当(小型ボイラー)

騒音規制法

:H17.4.27改正

6条(設置の届出)

伊那市環境保全条例

(12条)

特定施設を設置する場合市町村長へ届出

(コンプレッサー2台)

発生する騒音の規制

届け出のみ(伊那市)

(70-65db以下)

コンプレサー

(37kw2台)

総務部門

届出済

届出済

エネルギーの使用の合理化に関する法律

:H20.5.30

7条(特定事業の届)

73条(特定建築物)

特定事業者の指定(前年エネルギー使用量原油換算1500kリットル以上/年)届出

(2009年分簡易計算表にて試算431kl 平月電気料600万円以上なら特定事業該当の可能性有り)

省エネ措置に関する届出

床面積の合計が300㎡以上の新築・増改築時における省エネ措置の届出及び維持保全の状況の報告義務

非該当

(前年度分)

新築・増改築時

総務部門

非該当確認

総務部門

非該当確認

特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律

:H14.12.13

2条

5条(排出量等の把握及び届出)

14条

第一種指定化学物質等取扱事業に該当するか

(第一種指定化学物質のいずれかを1年間に1t以上取り扱うか)

PRTR制度より排出・移動量の届出(6月まで)

化学物質等安全データシート(MSDS)の交付の義務付け

(指定化学物質の譲渡、提供無し)

把握後判定

総務部門

非該当確認

非該当確認

消防法

H21.5.1

危険物の規制に関する規則

H23.2.1

危険物の規制に関する政令

伊那市条例

9条3

第18条

14条3の2

指定数量以上の危険物があるか

届出しているか

①危険物標識の掲示

②既設地下貯蔵タンクの流出防止対策等

2024/10/15まで対策実施する事

定期に点検し、その点検記録を作成し、これを保存(5年以上)

指定数量以下(1/5以上)届出(消防署)

地下タンクの石油

地下タンク

地下タンク

少量危険物置場

総務部門

確認済

届出済

①確認済

②確認済

2013/5/24定

期点検実施

保存確認

届出確認

9 代表者による全体評価と見直しの結果

2013年6月・12月に実施した、「マネジメントレビュー記録」から

社長のアウトプット情報、 それに伴う見直しの結果については以下の通り

----------------2013年6月 マネジメントレビューから----------------

社長からのアウトプット情報: 経費削減の目標は達成出来ているようなので、今後は売上向上の面に

力を入れてやっていく

見直しの結果 :営業努力をしているが、大きな成果は出てこない、今後も継続

----------------2013年12月 マネジメントレビューから----------------

社長のからアウトプット情報: 1) 全社で売上・利益の向上に努める

2) 事務局は更新監査で改善要望のあった2項目を対策する

①環境レポートを営業のツール化、ビジュアルなものに

②「環境目的・目標部門計画書」の見直し

見直しの結果 :1)2014年からの全部門目標に「売上・利益UP」を目標に掲げ活動する

2) ① 事務局は2013年環境レポート作成から対応開始した

② 新たな 「環境目的・目標部門計画書」 を作成した

(2014年1月から対応済み)

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10 その他の取り組み

1 平成25年度 「長野労働局長 奨励賞」を受賞をしました。

弊社の安全衛生活動が認められて、2013年7月1日、長野労働局より「長野労働局長奨励賞」を授与されました。

長野県で8社が表彰されましたが、弊社の様な中小企業が受賞出来たのは光栄です。

今後ともさらなる安全衛生活動を続けて、快適職場の推進に努めていきたいと思っています。

弊社では品質(ISO9002)、環境(EA21)に加えて、2008年から労働安全衛生についても独自にマネジメントシステムを構築し(認証機関のないもの)、マニュアルや各種基準を作成し、全体目標や部門目標をかかげ、毎月の会議でこれらの結果報告や各種問題提起・検討を行う活動を継続して参りました。

また全体研修や部門毎研修を通じて、安全衛生の知識等を取り入れ、たくさんのリスクアセスメントの事例など積み上げて参りました。

2011年はメンタルヘルスに取組み、「メンタルヘルス対策指針」の作成、そして2012年以降は今までのマネジメントシステムのチェックと見直しである、内部監査とマネジメントレビューを実施してきています。

2 BCP(事業継続計画)を作成し教育をしました。

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方 針 観 点

従業員及びその家族の 安全を守る

従業員及びその家族の安否状況をまず把握する。

顧客からの信用を守る

被災した際にも速やかに復旧可能な体制を整備し、取引先に影響を及ぼすことのないよう努める。

従業員の雇用の維持

災害発生後もなるべく早く現在の事業規模に近づけ、雇用を維持する。

10月17日実施

----教育内容-------

・BCPとは何か

・想定される災害の特定

・平澤電機BPCについて説明

・初動体制-復旧体制について

・安否確認と連絡体制について

連絡網の確認

従業員携帯カードの確認等

※ 地震災害が起こったケースを

想定し講義を行った。

震災以降注目を浴びてきた被災後の迅速な事業再開を目指して、事前に対応策をルール化した「BCP」に着手しました。これと環境の緊急事態とリンクさせ9月に作成しました。

これを使って、全社での教育訓練の題材として取り組みました。

3 総合防災訓練、油漏れ訓練を行いました

10月17日 震度6の地震が起きた場合を想定した全社総合防災訓練を実施しました。

事前に身体確保の場所を各自確定して、安全確保、その後の行動等を確認しました。

突然の地震で確保場所が適当で無いケースも見られ、今後の検討課題としました。

この訓練後、BCPの勉強会を行い、より具体的な災害時のルールの確認が出来ました。

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オイルソックスを指定場所から持ってきて流出防止対応

流れ出した廃油をバキュームで吸い取る 最後に対応策の説明を作業者自身が説明です

地震時安全確保の訓練、本当にそこで大丈夫?

4 その他の環境活動

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① 2012年から機械1部門でホワイトガソリンの代替を捜して「サンゾール」を使い出したが、

有機溶剤であり健康被害のおそれもあることからさらなる代替品をさがして、6月より

「クリンゾール」を選定、使用開始した。

② 廃油引取の業者を変更した、これにより引取コストが4割低減した。

また廃油タンクの油漏れもあったため、新たに廃油タンク2台を新設した。

結果、コスト削減と油漏れ対策ができた。

油漏れを起こした古いタンク 新しい廃油タンク

③ 会社に関する法規制の変動について、11/20審査にて審査人より指摘のあった、

「小型家電リサイクル法」(H25.4.1施行)を環境法令登録書に追加登録した。

④ 7月に環境内部監査を実施した、課題として安全衛生マニュアル改定により、

環境に関連する部分について環境マニュアルとの整合性がとれていなかったので、

11月に環境マニュアルの改定を行ないました。