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平成21年度 重点課題に関する評価 (概 要 版) 平成22年9月 奈 良 県

平成21年度 重点課題に関する評価 - pref.nara.jp · 平成21年度 重点課題に関する評価 (概 要 版) 平成22年9月 奈 良 県

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平成21年度

重点課題に関する評価

(概 要 版)

平成22年9月

奈 良 県

1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

2.重点課題の体系と「重点課題に関する評価」作成単位 ・・・・・・・・・  2

3.評価書の見方 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

4.重点課題に関する評価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  4

 Ⅰ 経済活性化

  1 企業立地と県内企業の活性化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・  5

  Ⅰ-1-1 企業立地の促進

  Ⅰ-1-2 県内企業の活性化

  2 平城遷都1300年祭と国営公園化を契機とした観光振興 ・・・・・  9

   Ⅰ-2-1 平城遷都1300年祭

   Ⅰ-2-2 平城宮跡~奈良公園エリアの魅力向上

   Ⅰ-2-3 観光振興

  3 県内消費の拡大と雇用促進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15

   Ⅰ-3-1 県内消費の拡大

   Ⅰ-3-2 雇用促進

  4 農林業の振興 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19

   Ⅰ-4-1 農業の振興

   Ⅰ-4-2 林業の振興

 Ⅱ くらしの向上

  1 医療の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23

   Ⅱ-1 医療の充実

  2 福祉の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25

   Ⅱ-2-1 福祉の充実

   Ⅱ-2-2 子育て支援の充実

  3 健康 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 29

   Ⅱ-3 健康

  4 教育力の充実 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 31

   Ⅱ-4 教育力の充実

  5 防犯・防災・交通事故対策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33

   Ⅱ-5-1 犯罪及び交通事故の抑止

   Ⅱ-5-2 防災・危機管理

  6 循環型社会・景観・人権 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37

   Ⅱ-6-1 低炭素・循環型社会の構築

   Ⅱ-6-2 景観づくり

   Ⅱ-6-3 人権を尊重した社会づくり

 Ⅲ 効率的・効果的な基盤整備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 43

 Ⅳ 行政運営の効率化と財政の健全化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45

 Ⅴ 協働の推進及び市町村の支援 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 47

   Ⅴ-1 NPO等との協働の推進

   Ⅴ-2 市町村の支援

 Ⅵ 中南和・東部地域の活性化の推進 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51

目目目目            次 次 次 次

(1)財政の健全化と必要な施策の実現に向けて ~マネジメントサイクルの推進 ~○○○(2)「重点課題に関する評価」について○○○なお、この「概要版」は、平成21年度「重点課題に関する評価」から主要な項目を抜粋したものです。詳細については本編をご覧下さい。

厳しい経済情勢の中、地域の自立を実現するためには、税財政基盤の確立が不可欠です。そのためには、本県の豊かな文化遺産等を活用し、「経済の活性化」を図ることが必要です。また、県民の安全・安心を確保し、将来の発展基盤を確立するためには、医療や福祉等を充実させ、「くらしの向上」を実現することが必要です。今回の評価結果を踏まえ、重点的に取り組む施策を検討し、平成23年度の予算編成や組織・定数調整へ着実に反映させていきます。このような「経済活性化」や「くらしの向上」の視点から、将来の県勢発展に向けた施策を実現するため、これまでの県の取組による成果の検証を徹底しつつ、県民ニーズを踏まえた真に有効な施策の実現に努めていく必要があります。そのために、各種指標による現状分析や取組の評価、これらを踏まえた適切な指標による具体的な目標設定などを、予算編成や事業の執行に的確に反映していくというマネジメントサイクルの取組が必要となります。(下図「行財政運営のマネジメントサイクル」参照)行財政運営の改善・見直しのために、「CHECK(評価)」はマネジメントサイクルにおける重要な要素です。今年度は、「奈良県行財政運営プラン2009」で示した重点課題(次項参照)に関する平成21年度における主な取組について分析・評価を行うとともに、平成23年度に向けた課題を明確化したうえで今後の取組方針を整理し、平成21年度「重点課題に関する評価」としてとりまとめました。

1111....はじめにはじめにはじめにはじめに

行財政運営のマネジメントサイクル平成22年度事業の執行 【予算編成】【組織・定数調整】 ・目標の見直し ・方針の決定平平平平成成成成22221111年年年年度度度度「「「「重重重重点点点点課課課課題題題題にににに関関関関すすすするるるる評評評評価価価価」」」」のののの公公公公表表表表 2月議会・予算委員会での説明・議論「

(仮称

)行財政運営の基本方針2011」の公表 「

(仮称

)行財政運営プラン2011」の公表【施策の見直し】 ・施策体系の再整理 ・重点施策の検討決算委員会での説明・議論

【重点課題の評価】 ・政策目標の進捗状況 ・現状分析 ・平成21年度の取組成果の評価 ・平成23年度に向けた課題の  明確化 ・それぞれの課題についての  今後の取組方針- 1 -

2222....重点課題重点課題重点課題重点課題のののの体系体系体系体系とととと「「「「重点課題重点課題重点課題重点課題にににに関関関関するするするする評価評価評価評価」」」」作成単位作成単位作成単位作成単位Ⅰ 経済活性化

2 平城遷都1300年祭と国営公園  化を契機とした観光振興 1 平城遷都1300年祭2 平城宮跡~奈良公園エリアの魅  力向上3 観光振興1 県内消費の拡大3 県内消費の拡大と雇用促進 2 雇用促進4 農林業の振興 1 農業の振興2 林業の振興1 医療の充実Ⅱ くらしの向上2 福祉の充実 1 福祉の充実3 健康4 教育力の充実5 防犯・防災・交通事故対策 1 犯罪及び交通事故の抑止2 防災・危機管理6 循環型社会・景観・人権 1 低炭素・循環型社会の構築2 景観づくり3 人権を尊重した社会づくりⅢ 効率的・効果的な基盤整備Ⅳ 行政運営の効率化と財政の健全化Ⅴ 協働の推進及び市町村の支援 1 NPO等との協働の推進2 市町村の支援Ⅵ 中南和・東部地域の活性化の推進

2 子育て支援の充実

1 企業立地と県内企業の活性化 1 企業立地の促進2 県内企業の活性化

医療の充実健康教育力の充実

効率的・効果的な基盤整備中南和・東部地域の活性化の推進行政運営の効率化と財政の健全化

「「「「重点課題重点課題重点課題重点課題にににに関関関関するするするする評価評価評価評価」」」」作成単位作成単位作成単位作成単位重点課題重点課題重点課題重点課題のののの体系体系体系体系

- 2 -

3.平成21年度の取組成果の評価 施策成果の進捗状況・×××××・×××××

4.平成23年度に向けた課題の明確化及び明確化された課題に対する今後の取組方針

×××××1.政策目標の進捗状況 政策目標の進捗状況・×××××・×××××重点課題 ○ ××××× ○ ×××××  ○ ××××× 目指す姿

2.現状分析

・×××××・××××× ・×××××・×××××平成23年度に向けた課題 今後の取組方針・×××××・××××× ・×××××・×××××

・××××××××××××××××・×××××××××××××××× ・××××××××××××××××・××××××××××××××××

目標に対する進捗状況をグラフで示しています。

3333....評価書評価書評価書評価書のののの見方見方見方見方 各重点課題の目指す姿を記載しています。

統計データやアンケート調査などにより、奈良県の強みや弱み、県民ニーズの現状を分析しています。

平成21年度に取り組まれた施策の成果を示す指標の3年間の動きを記載しています。(指標によっては毎年度の動きが把握できないものもあります。)

22.533.54 3 3.5 4 4.5 5

「重点課題に関する評価」作成単位を示しています。目標に対する進捗状況とその要因を記載しています。

施策成果の進捗状況とその要因について、取組指標との関連性を分析のうえ記載しています。・×××××・×××××これまでの成果 これまでの取組における成果のうち、主なものについて記載しています。

平成23年度に向けた課題とその課題に対する今後の取組方針について記載しています。- 3 -

重点課題重点課題重点課題重点課題にににに関関関関するするするする評価評価評価評価

2.現状分析

○ 目標平成19年~平成22年までの4年間で、延べ100件の企業立地を目標としている。○ 近年の動向平成19年 26件平成20年 26件平成21年 22件  計    74件政策目標の進捗状況

目指す姿1.政策目標の進捗状況

重点課題 Ⅰ 経済活性化 1 企業立地と県内企業の活性化  1 企業立地の促進 県民生活の基礎となる奈良県経済を活性化させ、雇用を創出し財政基盤を強化するため、企業立地を促進します。

都市計画区域外に適地が少ないにも関わらず、本県の市街化区域面積に占める工業系用途地域面積の割合は11.2%と全国最下位であり、工場適地が少ない状態

市街化区域面積に占める工業系用途地域の割合36.1 29.8 28.7 23.0 26.4 24.4 11.2 22.3 24.40.05.010.015.020.025.030.035.040.0福井県 三重県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 全国平均(%)

経済産業省「平成20年工場立地動向調査」・高速道路のインターチェンジからの距離別立地件数は、5㎞以内が56%、10㎞以内が79%を占める。・土地取得から操業までの期間の平均値は、全体で11.8か月であり、1年以内に操業するケースが多い。3 工業用地の確保状況

工場立地件数15 54 100

3 7 12 8 12 22 26 26 223 2020406080100120

H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22[4年累計(件)]

051015202530[単年(件)]

4年累計件数(左軸) 単年件数(右軸)4年間で延100件

国土交通省「都市計画年報」平成18年度値

平成19年、平成20年と順調な立地件数。平成21年は世界的な不況により企業の設備投資が大幅に減少し、全国的には前年比45.6%減少する中、本県は15.4%減の22件を確保。

(2)高速道路インターからの距離別立地件数2%12%23% 56% 0~5km以内5~10km以内10~20km以内20~30km以内30~40km以内40~50km以内50km以上

1 企業立地の動向 経済産業省「平成21年工場立地動向調査」他の経済指標同様、工場立地件数も、バブル崩壊後の景気回復期に見られた伸びから、世界金融不況により減少に転じた。

立地件数の推移01,0002,0003,0004,0005,000

H元 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21件(全国) 0102030

4050 件(奈良県)全国 奈良県

経済産業省「平成21年工場立地動向調査」本県では全国に比べ、工業系用途地域が少ないことが影響して、調整区域での規制緩和を活用した立地の割合が高い。本県では全国に比べ、工業団地内への立地件数・面積ともに少ない。

0.651.03 0.751.26 0.731.21 1.211.49 0.491.33 0.541.51 0.561.34 0.481.540.000.200.400.600.801.001.201.401.60ha H14年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年立地企業の平均敷地面積(研究所除く)

奈良 全国(平均)2 工業用地のニーズ まとまった面積の産業用地が少ない本県の状況を反映し、全国平均の約1/3にとどまっており、平成21年においても全国平均1.54haに対し奈良県は 0.48haとなっている。(3)土地取得から操業までの期間13%6%30% 17% 17%16% 4か月未満4~6か月7~9か月10~12か月13~24か月25~36か月37~60か月61か月以上43.4% 18.4% 38.2%47.6% 40.5% 11.9%0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%全国奈良県 (1)都市計画法の区域区分別立地件数比率(H17~H20)市街化区域 市街化調整区域 その他地域

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4.平成23年度に向けた課題の明確化及び明確化された課題に対する今後の取組方針

【企業・用地情報の情報収集力向上】市町村、経済団体のほか金融機関、開発事業者等との幅広い情報収集体制の確立と、これら団体等と連携した立地促進活動の実施 「奈良県地域産業活性化協議会」幹事会をベースに、市町村、経済団体のほか金融機関、開発事業者等幅広い情報収集体制を作り、連携して企業立地を促進【工業用地の確保】・都市計画見直しにより生じる工業系用途地域での企業 立地の具体化・企業の成長ステージに対応した各種用地の確保 今後の取組方針・(仮称)橿原南・御所IC周辺における産業用地造成の可能性 検討・工業系用途地域に編入された用地への立地促進策の検討・ベンチャー等の小規模画地などの企業ニーズへの対応方策に ついて検討【支援制度の活用・促進】立地を計画する企業にとって活用が進む支援制度の構築 企業から寄せられるニーズをもとに、支援制度を利用しやすくするための要件や、経済効果の高い産業分野などの対象業種を検討

施策成果の進捗状況県内工場総敷地面積(国土利用計画における工業用地面積目標)平成17年659haを平成30年に1,022haに(+363ha)→景気変動の影響を受け平成21年度は減少工業系用途地域への編入予定(特定保留を含む)              約155ha(H22.7月現在)→平成22年度中に都市計画決定の予定

平成23年度に向けた課題

施策成果の進捗状況県内の企業立地の動向・本県の企業立地件数は、県の積極的な支援も あり、ここ数年伸びてきた。・平成21年は世界金融不況の影響で全国的に立地 件数が半減した中で、本県は22件(前年比15%減) を確保。

3.平成21年度の取組成果の評価

・企業立地の状況   立地件数  H19~H22の4年間で立地100件の目標に対して、H21年までの3年間に74件の立地を           達成し概ね順調。うち、県が積極的に関与したものは52件(約70%)であり、用地情報の           提供やワンストップサービスなどの成果が上がった。   立地規模  内陸部にあること及び工業団地の新設が無いこと等から、大規模立地が少なく、           敷地面積は小さい(全国平均の約1/3)。   雇用実績  H19~H21の立地企業のうち既に操業を開始している43社に調査したところ、           28社から回答があり、合計約560人の雇用が発生し、更に60数人の採用予定・支援制度の活用状況    平成21年度に大幅に充実させた立地優遇制度については、世界金融不況による設備投資抑制もあり   適用が少ないが、平成21年度末に企業活力集積促進補助金を1件適用。    平成21年2月24日以降に開始された奈良県企業立地基本計画に基づく企業立地計画・事業高度化   計画を計14件承認。不動産取得税の免除や日本政策金融公庫の超低利融資を中心に支援制度が   活用されている。・市街化調整区域における規制緩和の活用による立地   平成19年=26件中13件、 平成20年=26件中11件、 平成21年=22件中7件

これまでの成果

経済産業省「工業統計調査」から試算

経済産業省「工場立地動向調査」県内の立地動向

3 2 12 8 12 22 26 26 22024681012141618平成13年平成14年平成15年平成16年平成17年平成18年平成19年平成20年平成21年(ha) 05101520

2530(件)平均立地面積 立地面積 立地件数

県内工場総敷地面積668 665 675 659500550600650700750800

H18年度 H19年度 H20年度 H21年度(ha)

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政策目標の進捗状況従業員100人未満の製造品出荷額は平成18年が7,527億円、平成19年が7,897億円、平成20年が7,764億円であり、増加の傾向にあるが、企業数も平成18年2,467、平成19年2,470、平成20年2,545と増加しているため、1社あたりの製造品出荷額はほぼ増減がない状況2.現状分析

1.政策目標の進捗状況

重点課題 Ⅰ 経済活性化 1 企業立地と県内企業の活性化  2 県内企業の活性化 高度技術・知的財産、地域資源などの活用やブランド化により、付加価値の高い産業や研究開発型産業の育成を推進し、売り上げや利益を伸ばす企業の創出を図ります。目指す姿1111社社社社あたりのあたりのあたりのあたりの製造品出荷額製造品出荷額製造品出荷額製造品出荷額従業従業従業従業100100100100人未満人未満人未満人未満((((HHHH18181818))))30,51330,51330,51330,513 31,97231,97231,97231,972 30,50530,50530,50530,505 33,80133,80133,80133,801

28,00029,00030,00031,00032,00033,00034,00035,000H18 H19 H20 H23

[万円]

・4人から9人の企業が全体の52%を占めている。・100人以上の企業は4%と非常に少数である。・加工組立型が出荷額全体の半数を占めている。・単独で全体の2割以上を占める業種がない。

①①①①製造品出荷額等製造品出荷額等製造品出荷額等製造品出荷額等((((百億円百億円百億円百億円))))業務用機械器具,28輸送用機械器具,18食料品, 23その他の生産関連型, 20

生産用機械器具,12繊維工業品, 8印刷・同関連品,6 プラスチック製品, 15 金属製品, 13化学工業製品, 7その他の基礎素材型, 38 電子部品・デバイス・電子回路,47

その他の加工組立型, 22 加工組立型,127生活関連型,57 基礎素材型,73②②②②規模別事業所比率規模別事業所比率規模別事業所比率規模別事業所比率(%)(%)(%)(%)

4~9人52%10~19人23%20~29人11%30~99人10% 300人以上1%100~299人3%

奈良県・全国とも製造品出荷額は全体で増加しているが、付加価値額は減少※付加価値額:生産活動によって新たに産み出された価値(製造品出荷額-原材料費等)

③③③③業種別製造品出荷額業種別製造品出荷額業種別製造品出荷額業種別製造品出荷額・・・・付加価値額付加価値額付加価値額付加価値額のののの伸伸伸伸びびびび率率率率((((HHHH18181818対対対対HHHH20202020))))-50-30-101030 全体 繊維 プラスチック 機械 電気(%) 奈良(出荷額) 全国(出荷額)奈良(付加価値額) 全国(付加価値額)

奈良県・全国ともに減少しているが、奈良県の減少率は全国に比べ少ない。※付加価値額:生産活動によって新たに産み出された価値(製造品出荷額-原材料費等)

④④④④従業員従業員従業員従業員1111人人人人のののの付加価値額伸付加価値額伸付加価値額伸付加価値額伸びびびび率率率率((((HHHH18181818対対対対HHHH20202020)))) -5.21.4 -3.9-8.3-4 -9.5-2-1.4 -12.3 -7.6-14-12-10-8-6-4-2024 30人未満30人以上 100人未満100人以上 300人未満 300人以上 全体(%) 奈良県 全国

(出典:工業統計調査) (出典:工業統計調査)

(出典:工業統計調査) (出典:工業統計調査)

5年間で全国レベルまで引き上げる(約10%上昇)(出典:工業統計調査)

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4.平成23年度に向けた課題の明確化及び明確化された課題に対する今後の取組方針

産学官連携による、マーケティング手法を用いた、県内企業の成長分野への進出の促進 成長産業における具体的なターゲットを選定し、企業の売れる商品づくりを支援産学官連携によるクラスター(広域的産業集積)形成及び新産業の創出 奈良先端大等との共同研究を推進し、技術シーズの創出を行うとともに産学官連携の場を設けニーズ・シーズのマッチング(仲介)を図る。公設試験研究所間の連携強化による機能強化 各公設試の強みを有効活用し、相乗効果により、企業の新商品開発への寄与力を強める。

施策成果の進捗状況新商品開発や生産及び販売の新たな導入による経営の改善に取り組む企業は平成21年度は前年度に比べ4件増加

3.平成21年度の取組成果の評価 施策成果の進捗状況県内企業の新商品開発や販路開拓への取り組みを継続的に支援した結果、県の補助制度を活用し、新たな事業展開を図る企業が増加施策成果の進捗状況異業種や農商工の連携を活用して新たな事業転換を図る企業や、地域の特産品を活用した新商品開発を行う企業は平成21年度は前年度に比べ4件減少

企業の販路を開拓するためのBtoB(企業間取引)およびBtoC(消費者向け小売り)の仲介を推進 優良な技術や商品を持ちながら、販売力が弱い企業に対して、国外も含む大都市や他府県等へのマッチング(仲介)支援を実施平成23年度に向けた課題 今後の取組方針業界の核となり、県内産業の牽引が可能な優良大規模企業の創出 競争力を備えた優良企業に対して、補助金交付、技術的支援、他企業とのマッチング(仲介)の推進等、集中的な支援を実施

中小企業支援センターによる経営支援や工業技術センター等の公設試験研究所による技術支援等を活用し、新商品開発や事業拡大を行う企業が増加これまでの成果

①奈良県成長産業チャレンジ補助金(H21~奈良発ニュービジネス発掘育成補助金)応募件数8 20 12 35010203040 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度件数 ②新連携・地域資源・農商工等国の補助採択件数1 6 12 8051015 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度件数 ③経営革新認定件数34 29 22 2602040 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度件数

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○来場者数・・・・花花花花とみどりのとみどりのとみどりのとみどりのフェアフェアフェアフェア((((4444////24242424~~~~5555////9999))))期間中期間中期間中期間中::::54545454万万万万4444千人千人千人千人((((日平均日平均日平均日平均34343434,,,,000000000000人人人人))))・最多来場者数/日 6万9千人 5月3日・・・・フェアフェアフェアフェア期間後期間後期間後期間後((((5555////10101010~~~~6666////30303030):):):):92929292万万万万3333千人千人千人千人((((日平均日平均日平均日平均18181818,,,,000000000000人人人人))))・最多来場者数/日 3万3千人 5月16日・・・・累計累計累計累計((((4444////24242424~~~~6666////30303030):):):):146146146146万万万万7777千人千人千人千人((((日平均日平均日平均日平均22222222,,,,000000000000人人人人))))○来場者数(平成22年6月末)・奈良大和路 秘宝・秘仏特別開帳、特別講話:約135万人・地域イベント:約367万人・社寺等の伝統行催事等:約286万人・累計:約780万人○東アジア地方政府会合提唱者会合の開催(H21.10.25~28)・日本、中国、韓国の19地方政府が参加 ○第1回東アジア地方政府会合開催準備(H22.10.6~8予定)・提唱者19地方政府に加え新たに海外9、国内10地方政府が参加表明(招請中が海外4、国内1)・東アジア地方政府実行委員会開催(H22.6.1)○「日本と東アジアの未来を考える委員会」の開催・日本と東アジアの将来ビジョンを描くための視点やアプローチ方法等審議(企画部会・研究会等)○平城遷都1300年記念フォーラム等の開催・「平城遷都1300年記念経済フォーラム」(H21.7.8・H21.10.10・H22.5.13)・「登大路セミナー」の開催(H21.8.6~7)○平城遷都1300年記念出版「NARASIA」の編集・発行・NARASIA 日本と東アジアの潮流 これナラ本(H21.6)・NARASIA 東アジア共同体? いまナラ本(H22.6)

・第1回会合を2010年10月に奈良で開催することに合意

政策目標の進捗状況観光入込客数は、平成20年に35,790千人となり、前年に比べ約489千人増加。近年は微増傾向で推移。※平城遷都1300年祭 平成22年(2010年)   参集規模 県内全体 1200~1300万人   平城宮跡会場          約250万人 2.現状分析

・設立に関する奈良声明採択、東アジア地方政府会合奈良憲章案協議

目指す姿1.政策目標の進捗状況

重点課題 Ⅰ 経済活性化 2 平城遷都1300年祭と国営公園化を   契機とした観光振興  1 平城遷都1300年祭 平城遷都1300年を機に、奈良全体を関西の国際的な歴史文化観光拠点として発展させ、平成22年(2010年)以降の奈良・関西の継続的な観光周遊システムの構築を図ります。

1111....平城宮跡会場平城宮跡会場平城宮跡会場平城宮跡会場のののの概況概況概況概況2222....県内各地県内各地県内各地県内各地のののの概況概況概況概況

◆◆◆◆平城遷都平城遷都平城遷都平城遷都1300130013001300年祭年祭年祭年祭をををを契機契機契機契機としたとしたとしたとした奈良県奈良県奈良県奈良県へのへのへのへの来訪者数来訪者数来訪者数来訪者数のののの動向動向動向動向

◆◆◆◆東東東東アジアアジアアジアアジア地域地域地域地域のののの良好良好良好良好なななな関係増進関係増進関係増進関係増進へのへのへのへの寄与寄与寄与寄与にににに向向向向けたけたけたけた取取取取りりりり組組組組みみみみ1111....東東東東アジアアジアアジアアジア地方政府会合地方政府会合地方政府会合地方政府会合のののの開催準備状況開催準備状況開催準備状況開催準備状況2222....弥勒弥勒弥勒弥勒プロジェクトプロジェクトプロジェクトプロジェクトのののの推進推進推進推進にににに関関関関するするするする状況状況状況状況

34,265 34,290 35,002 35,302 35,790 40,000 40,00030,00032,00034,00036,00038,00040,000

H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23観光入込客数

奈良県観光客動態調査千人

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4.平成23年度に向けた課題の明確化及び明確化された課題に対する今後の取組方針

1300年祭を一過性のものとせず、奈良県の歴史文化観光資源の活用や一層の盛り上がりを図る。 ・周遊型観光地としての魅力の向上  奈良公園、平城宮跡歴史公園の整備促進  中南和の魅力振興  奈良全体の歴史展示の推進 など・奥深い魅力の発信  首都圏での情報発信、旅行商品の造成 など・通年型観光地を目指す  コンベンション支援  オフシーズンでの魅力あるイベントの実施 など

平成23年度に向けた課題 今後の取組方針奈良県イニシアティブによる東アジア地域の良好な関係増進への寄与 ・平成22年に第1回東アジア地方政府会合を開催、平成23年以降継続実施(平成25年までは奈良県で開催)・今後の東アジアの平和と発展を目指した「東アジア地方政府会合」の開催・日本と東アジアの未来を考える知のネットワークの構築・国際機関と連携した「奈良コスモポリタン賞」の創設

 「2009ユネスコ東アジア子ども芸術祭イン奈良」の開催

 来場者に対する情報提供システム、円滑な会場運営を補完する情報通信インフラの整備○会場整備・会場運営に関する事業(平城宮跡会場) 交流広場のまほろばステージ、交流ホールへ出演・出展参加を招請・募集・選定

○観客促進事業

○催事・展示に関する事業(平城宮跡会場) 平城京なりきり体験と平城宮跡探訪ツアーの事前予約の受付 会場サービス、警備、清掃、運営ボランティア等の会場管理運営に当たる体制の確立 平城京なりきり体験や平城宮跡探訪ツアーの制作・実施準備

 「せんとくんクーポン」の発売 各市町村・関係機関・団体等との連携、調整 第27回全国都市緑化フェア開催準備 大和路秘宝・秘仏特別開帳、特別講話の開催 「奈良ゆかりフォーラム」の開催

 「平城遷都1300年記念祝典」、各季フェアの制作及び運営の実施準備3.平成21年度の取組成果の評価

 コールセンターの開設 平城京歴史館や遣唐使船復原展示等の制作及び運営の実施準備○来場者の輸送計画に関する事業(平城宮跡会場) 来場者を適切、確実に輸送するため交通輸送運営体制の構築

 250日前イベント、100日前イベントの開催

 バスターミナルや団体バス駐車場、誘導サイン等の仮設交通施設の整備○営業推進管理事業(平城宮跡会場) 飲食施設、物販施設などの営業施設計画の確立を図り、営業出店者の募集、選定○県内各地事業

 貸切りバス駐車場・団体休憩所等の利用のための予約システムの導入

 「オープニングイベント」の開催○関連広域事業○プレイベントの開催 「国宝巡礼奈良まほろば手帳」の作成 予約センターの設置・運営 県民活動支援事業の募集・採択 上海国際博覧会の日本政府館への出展準備○広報宣伝事業 パンフレット、ガイドブック等の発行 ホームページをイベント情報発信型にリニューアル・「平城遷都1300年祭 実施基本計画」の策定(H20.4.15)・「閣議了解」:国家的・国民的事業との位置づけ(H20.10.28)・「平城遷都1300年記念事業推進委員会」の設立(H21.1.15)・「平城遷都1300年祭 事業計画」の策定(H21.4.21)・「平城遷都1300年祭」の開催(H22.1.1~)県内4会場でオープニングイベントを実施・「平城遷都1300年祭」のメイン会場(平城宮跡会場)の開幕(H22.4.24~)これまでの成果

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政策目標の進捗状況平城宮跡会場(会期4月24日~11月7日)の来場者数は218万人(8月末日現在)であり、目標の250万人に向け、順調に推移しているが、これは、歴史ブーム、マスコットキャラクター”せんとくん”の全国的な人気、無料会場、広報PR・誘客活動の成果等の相乗効果及びフェア期間中の晴天も相まって来場者が増加したことが要因

重点課題 Ⅰ 経済活性化 2 平城遷都1300年祭と国営公園化を契   機とした観光振興  2 平城宮跡~奈良公園エリアの魅力    向上 ・平城宮跡周辺において宮跡と調和のとれたまちづくりを推進し、平城宮跡を魅力あふれる奈良観光のゲートウェイにします。・奈良公園を、自然・文化財を備えた世界一の公園にします。目指す姿1.政策目標の進捗状況

2.現状分析

平城遷都1300年祭 平城宮跡会場来場者数 250250250250万人万人万人万人218218218218万人万人万人万人050100150200250300 来場者数 目標来場者数万人奈良市内奈良市内奈良市内奈良市内のののの観光客訪問場所観光客訪問場所観光客訪問場所観光客訪問場所

8.9%4.8%6.5% 38.9%24.8%33.3%15.3% 83.1%その他月ヶ瀬・都祁柳生地区西の京周辺佐保・佐紀路(平城宮跡)ならまち周辺高畑周辺奈良公園周辺 奈良市内を訪れる観光客のうち、8割以上が奈良公園周辺を訪問

n=2,027人(複数回答)【(社)平城遷都1300年記念事業協会調べ】(8月末日現在)

【出典:H20奈良の観光についてのアンケート調査(奈良市)】n=2,034人(複数回答)幅広い宿泊施設の整備が必要奈良でしか味わえない特別な体験へのニーズ奈良に関する情報発信のニーズ 24.012.9 34.324.018.018.0 27.013.3

28.310.0 36.328.712.4 19.9 22.39.20 5 10 15 20 25 30 35 40魅力的なイベントなどの開催上質な宿泊施設の整備安価で手軽な宿泊施設の整備交通手段の整備魅力的な飲食店の整備歴史・文化などの情報発信魅力的な旅行プランその他 (%)

関東圏 中部圏n=800(複数回答)(体験・創作活動等)

奈良県奈良県奈良県奈良県のののの観光観光観光観光にににに対対対対するするするするニーズニーズニーズニーズ【出典:H20首都圏・中部圏居住者の観光に関する調査結果概要(奈良市)】

近鉄奈良駅 春日大社東大寺 若草山麓興福寺

正倉院国立博物館浮見堂

533 252 333110156197 172260421ならまち界隈 239 101445185公園内公園内公園内公園内のののの移動状況移動状況移動状況移動状況とととと来訪来訪来訪来訪ニーズニーズニーズニーズ観たかったが、観ることが出来なかった観光施設(平成20年7月 観光客へのアンケート 調査サンプル数(n=1335))【凡例】 奈良公園周遊アンケート調査(サンプル数 N=1554)(平成20年7月5日(土)、6日(日)調査)

観光客の多くが、若草山や正倉院など遠距離にある観光施設を十分に周遊できていない【出典:H20奈良公園周辺での観光についてのアンケート調査結果(奈良県道路・交通環境課)】183 143 135163140139131141162165163184100120140160180200 H10 H12 H14 H16 H18 H20千通年の入場者数(千人)

若草山入場者数若草山入場者数若草山入場者数若草山入場者数【奈良公園管理事務所調べ】若草山への入場者数は、東大寺約222万人、国立博物館約56万人に対し、約14万人となっており、若草山自体の活用が図られていない

休日休日休日休日((((多客期多客期多客期多客期))))におけるにおけるにおけるにおける渋滞状況渋滞状況渋滞状況渋滞状況大宮道路三条道路【出典:奈良中心市街地交通処理対策検討委員会資料】

多客期の休日では、大宮道路、三条道路をはじめ、奈良公園、西の京周辺で渋滞が多発※調査日時 平成19年11月3日(土・祝)渋滞 多     : 各3時間帯のうち,最大の渋滞回数19回以上の区間渋滞 中     : 各3時間帯のうち,最大の渋滞回数が7回~18回の区間渋滞 少     : 各3時間帯のうち,最大の渋滞回数が1回~6回の区間非渋滞      : JARTICデータにおいて渋滞が発生していない

10928313002952861570 200 400 600 800 1000 1200休憩施設飲食物販施設教養施設宿泊施設修景施設その他奈良公園奈良公園奈良公園奈良公園のののの施設整備施設整備施設整備施設整備にににに対対対対するするするするニーズニーズニーズニーズn=1,546(複数回答)

特に整備ニーズの高いものは、休憩施設及び飲食物販施設【出典:H20奈良公園周辺での観光についてのアンケート調査結果(奈良県道路・交通環境課)】

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社会実験による効果検証

4.平成23年度に向けた課題の明確化及び明確化された課題に対する今後の取組方針

【奈良公園周辺の魅力向上に向けたモビリティの改善】公園内のモビリティの充実【北部奈良の交通体系の充実】

施策成果の進捗状況・大宮道路・三条道路の整備により交通が分散し、渋滞が緩和・奈良公園交通社会実験により有効な施策や施策導入による課題が明確化

若草山魅力向上のための環境整備 若草山への入山支援、山頂からの眺望の活用等、利用のための環境整備を推進飛火野周辺の整備 天然記念物である「奈良のシカ」を観光資源として活用した鹿に親しむ空間づくりに向けた整備を推進高畑町裁判所跡地の整備 鷺池・浮見堂を眺望できる立地条件を活かした宿泊施設等の整備を推進新公会堂周辺をシルクロード交流館と一体的にコンベンション機能を高めるため、施設・設備及び緑地の整備を推進【奈良公園周辺の魅力向上に向けた拠点整備】平成23年度に向けた課題新公会堂・シルクロード交流館周辺の整備吉城園周辺の整備 吉城園周辺の利活用を図るため、既存の施設を活かした整備等を推進 今後の取組方針

・自動車流入の抑制 1300年祭の実施状況を効果検証し、恒久対策としての郊外駐車場の設置・運営、シャトルバスの運行等について検討、実施・公共交通利用促進 1300年祭において実施した、公共交通利用促進の広報・案内等について効果検証を行い、恒久対策に反映・周遊観光の促進 奈良中心市街地の観光拠点間周遊観光バスの検討、企画キップ等の検討、円滑な運行を確保するためのバス専用レーンやバスターミナルの検討・奈良中心市街地における交通管制の見直し奈良中心市街地の観光交通システムの整備

・歩道空間(県庁東~高畑町交差点)の確保・公園内周遊バスの運行・登大路バスターミナル(シャトルバス周遊バス等乗り継ぎ機能、観光バス乗降機能)の検討・観光バスの待機場所の検討・大仏前ターミナル(路線バス周遊バスタクシー等の駅としての機能)の検討・若草山への登頂に関する検討・高畑町、福智院北の交差点改良・奈良中心市街地における交通管制の見直し

3.平成21年度の取組成果の評価

・奈良公園周辺の魅力向上に向けた取り組み ○奈良公園周辺の魅力向上に向けて、新公会堂・シルクロード交流館のコンベンション機能の強化を図るため、レストランの改修、両館をつなぐ渡り廊下・周辺園地の設計業務、飛火野周辺整備に関する事業手法の検討等を実施 ○奈良公園利用の向上に向けて、若草山麓、五十二段、公園内トイレ等を整備 ○自転車による周遊観光を促進する案内図の整備・奈良公園周辺のモビリティ向上に向けた取り組み ○奈良公園内道路の一方通行化を伴う社会実験の実施・平城遷都1300年祭を支える取り組み ○平城宮跡及びその周辺地域の魅力向上を図るため、平城京歴史館や近鉄横断踏切、大極殿院修景柵等を整備 ○大宮通り沿道景観整備助成モデル事業(宝来IC~国道24号)の助成により、周辺景観に配慮した、建築物の外壁・屋根の塗装等による改善並びに屋外広告物の除却・色彩変更等による改善について、計9件を修景整備・北部奈良の交通体系の再構築に向けた取り組み ○自転車による周遊観光を促進する案内図の整備 ○交通の流入抑制に向けたパーク&バスライド実施のため、「奈良西」、「大和郡山市」及び「木津川市」の3郊外駐車場を整備(16日間で16,250台の利用) ○公共交通利用促進に向けた広報・案内・誘導を実施(公共交通の利用想定が46%に対して実績が69%) ○大宮道路(6車線化)及び三条道路(4車線化)を整備 ○奈良中心市街地の渋滞対策と第二阪奈有料道路の利用促進を目的にETC技術を有効活用し、奈良西駐車場でのパーク&バスライドの実効性を高めるためETC設備の整備やシステム構築を実施

これまでの成果効果 課題歩行空間の創出 ・周遊の増加・高い評価 ・自転車交通対策流入交通の抑制 ・マイカー流入抑制 ・南側の渋滞・大仏前駐車場周辺での観光バスによる渋滞・交差点改良が必要回遊性の向上 ・若草山麓への周遊拡大・高い評価 ・登大路バスターミナルの設置公共交通への転換 ・インターネットによる広報が効果的・周遊バスの運行が効果的 ・公共交通利用環境の向上パークアンドライドへの誘導 ・事前の混雑情報の提供が効果的・シャトルバスが効果的 ・南方面のパークアンドライドの実施空き駐車場への誘導 ・地図情報より文字情報が効果的 ・駐車場情報の提供方法・カーナビ利用者への案内の充実迂回の喚起 ・道路情報板、看板、チラシ等が効果的 ・広域的な迂回案内が必要

奈良公園の魅力向上渋滞対策 【奈良中心市街地交通処理対策検討委員会資料からの抜粋】

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