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平成30年9月1日発行 対象期間:平成29年4月~平成30年3月 平成29年度

平成29年度平成30年9月1日発行 対象期間:平成29年4月~平成30年3月 平成29年度 1.組織の概要 ・・・ 1 2.対象範囲 ・・・ 5 3.環境方針

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平成30年9月1日発行

対象期間:平成29年4月~平成30年3月

平成29年度

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1.組織の概要 ・・・ 1

2.対象範囲 ・・・ 5

3.環境方針 ・・・ 6

4.環境目標と平成28年度の実績 ・・・ 7

5.環境目標の達成状況とその評価 ・・・ 10

6.環境活動計画の取組結果とその評価 ・・・ 19

7.環境関連法規等の遵守状況の確認及び評価の結果 ・・・ 20

  並びに違反、訴訟等の有無

8.代表者による全体評価と見直しの結果 ・・・ 21

目   次

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1.組織の概要

 (1) 事業所名及び代表者名

    株式会社新潟市環境事業公社

    代表取締役社長 横山 正直 

 (2) 所在地

  ① 本社

    〒950-2022 新潟県新潟市西区小針7丁目13番13号

    TEL:025-265-1291 FAX:025-265-1299

    http://ngt-kousya.co.jp/

  ② 第二事業部 下水道課(新潟市中部下水処理場内)

    〒950-1146 新潟県新潟市中央区太右ェ門新田1422-3 TEL:025-285-2268

  ③ 第二事業部 清掃課 資源再生センター室(新潟市資源再生センター内)

    〒950-0885 新潟県新潟市東区下木戸3丁目4-2 TEL:090-1433-6998 

  ④ 第二事業部 清掃課 新田破砕センター室(新潟市新田清掃センター内)

    〒950-2123 新潟県新潟市西区笠木3644-1 TEL:090-8742-8642 

  ⑤ 第一事業部 業務課 太夫浜埋立(新潟市太夫浜埋立処分地内)

    〒950-3102 新潟県新潟市北区島見町4592番地14 TEL:090-5782-6248 

  ⑥ 第一事業部 業務課 リサイクルセンター

    〒950-2172 新潟県新潟市西区内野上新町12988-2

  ⑦ 第二事業部 清掃課 亀田粗大センター室(新潟市亀田清掃センター内)

    〒950-0162 新潟県新潟市江南区亀田1835番地1 TEL:080-8908-3885

  *対象事業所は①本社及び⑥リサイクルセンター

  *②~⑤、⑦は地方公共団体の施設維持管理業務を行う部署及び場所

 (3) 環境管理責任者名及び連絡担当先

    環境管理責任者 : 馬場 史夫(総務部長)

    環境事務局   : 山田 哲哉(総務課長)

    TEL:025-265-1291 FAX:025-265-1299 E-mail:[email protected]

    

 (4) 事業活動の内容

    ・一般廃棄物収集運搬業

    ・産業廃棄物収集運搬業

    ・浄化槽及び汚水処理施設の維持管理

    ・ビルその他建物の清掃及び維持管理

    ・上下水道並びに衛生設備・貯水槽の維持管理及び清掃に関する事業

    ・薬剤散布等環境衛生に関する事業

    ・廃棄物等資源化に関する事業(廃棄物の回収及び販売、缶類の圧縮処理)

    ・公共団体より受託する事業(下水処理場の維持管理、廃棄物処理施設の

                   維持管理及び廃棄物による埋立地の鎮圧整地)

    ・古物商に関する事業

- 1 -

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 (5) 事業の規模

単位

百万円

m2

 (6) 法人設立年月日   昭和44年3月10日

 (7) 資本金   5,000万円

 (8) 環境負荷の実績

単位

kWh

MJ

㎏-CO2

 (9) 組織図

電力使用量

5,504.0

1,097,710.55

15,034,892.0

111,900.0

15,174,571.9

1,096,293.52

4,900.0 4,976.0

1,091,557.65

15,117,499.3

92,731.094,047.0

229 233

化石燃料使用量

二酸化炭素排出量

水資源投入量

平成29年度

延床面積

項 目

1,640

229

1,274.81

1,184.73

43,641.24

平成29年度平成28年度平成27年度

1,643 1,624

2,366.65 2,366.65

平成27年度 平成28年度

44,840.44 45,178.02

1,658.00 1,339.76

1,351.88 1,316.72

売上高

従業員数

缶類・古紙類収集運搬量

産業廃棄物収集運搬量

一般廃棄物収集運搬量

項 目

2,366.65

- 2 -

推進責任者 総括責任者(資源)

推進責任者 総括責任者(新田)

推進責任者 総括責任者(亀田)

推進責任者 管理係長

推進責任者 作業係長

推進責任者 浄化槽係長

推進責任者 ビル管理係長

部門長 清掃課長

推進責任者 維持第一係長

推進責任者 維持第二係長

部門長 下水道課長

部門統括者 第二事業部長

推進責任者 総務係長

部門長 総務課長

部門統括者 総務部長

環境管理責任者 総務部長

内部監査委員 各課課長

代表者 代表取締役社長

環境事務局 総務課長

代表者 専務取締役

推進責任者 管理係長*

推進責任者 第一係長

推進責任者 第二係長

推進責任者 第三係長

推進責任者 第四係長

推進責任者 太夫浜主任

部門長 業務課長

*リサイクルセンター含む

副部門統括者 第一事業部長代理

部門統括者 第一事業部長

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    ◇人員配置及び車両台数 (平成30年3月31日現在)

役員・総務

廃棄物収集運搬業務

し尿収集運搬業務

浄化槽保守点検及び清掃業務

ビル管理業務

② 第二事業部 下水道課  (新潟市中部下水処理場内) 業務受託

③ 第二事業部 清掃課 資源再生センター室  (新潟市資源再生センター内) 業務受託

④ 第二事業部 清掃課 新田破砕センター室  (新潟市新田清掃センター内) 業務受託

⑤ 第一事業部 業務課 太夫浜埋立  (新潟市太夫浜埋立処分地内) 業務受託

⑥ 第一事業部 業務課 リサイクルセンター

⑦ 第二事業部 清掃課 亀田粗大センター室  (新潟市亀田清掃センター内) 業務受託

 (10) 廃棄物処理業の概要

  ① 産業廃棄物収集運搬業の許可内容

    ◇事業の基本計画

      昭和44年3月市内のし尿汲取業者16社の企業合同により、新潟市から出資を

     受け会社設立。新潟市の委託を受け、一般廃棄物収集運搬業を主な事業として

     いる。

      産業廃棄物の収集運搬については、収集運搬車両80台を用いて新潟市を中心

     に行い、廃棄物処理法を遵守して行う。

    ◇産業廃棄物収集運搬業

    ◇特別管理産業廃棄物収集運搬業

軽油車台数

0

7

3

0

64

3

新潟県

平成26年02月04日

平成31年02月03日

新潟県

14

0

許可区域

010

1

0

0

1

4

6

2

1

許可番号

許可有効期限

- 3 -

79① 本社

1558006722号

事業の範囲

0

0

14

19

15

33

229

収集・運搬(積替え・保管を除く。)廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、がれき類(以上、石綿含有産業廃棄物を除く。)、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、動植物性残さ、ゴムくず、金属くず、鉱さい、動物の死体、ばいじん、法施行令第2条第13号に規定する産業廃棄物

事業の範囲

収集・運搬(積替え・保管を除く。)感染性産業廃棄物

1508006722号

平成31年08月31日

平成26年09月01日

許可年月日

15

0

5

1

1

82

社員数

全 社 合 計

11

100

12

11

11

145

ガソリン車台数

許可区域

許可年月日

許可有効期限

許可番号

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    ◇産業廃棄物収集運搬業事業の用に供する全ての施設

1

  ② 一般廃棄物収集運搬業の許可内容

※一般ごみ、浄化槽汚泥及び汚泥の収集区域は、平成17年3月20日現在の新潟市域、

 亀田町域及び横越町域とする

  ③ その他の許可内容

3

6

13

8

44

昭和47年04月01日から

取扱廃棄物の種類

運搬品目

廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず、がれき類(以上、石綿含有産業廃棄物を除く。)、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、動植物性残さ、ゴムくず、金属くず、鉱さい、動物の死体、ばいじん、法施行令第2条第13号に規定する産業廃棄物

感染性産業廃棄物

許可番号

許可有効期限

許可年月日

新潟市長 平成28年01月01日から平成32年12月31日まで

新潟56第414029号

平成29年09月01日から平成35年08月31日まで

許可区域

普通貨物バン

台数運搬車両の種類

1

2

2

一般ごみ、木くず類、浄化槽汚泥、汚泥

指令第4号

平成28年04月01日

新潟市 平成30年03月31日

冷蔵貨物バン

脱臭装置付コンテナ専用車

清掃車(吸引車)

小型貨物バン

糞尿車

キャブオーバー

ダンプ

塵芥車

許可区域 許可番号許可の有効期限

許可年月日

指令第201号

下水道処理施設維持管理業者(北陸地方整備局)

処24-121平成29年08月31日から平成34年08月30日まで

特定労働者派遣業(新潟労働局)

特15ー300439 平成20年08月08日から

古物商(新潟県公安委員会)

第461030001210号 平成22年08月12日から

新潟10第114002号

平成28年01月16日から平成34年01月15日まで

第743号平成27年07月01日から平成32年06月30日まで

浄化槽清掃業(新潟市)

浄化槽保守点検業者(新潟市)

建築物飲料水貯水槽清掃業(新潟市)

建築物清掃業(新潟市)

指定排水設備工事店(新潟市)

(登)60第27号

資源回収業者登録(新潟市)

登録№ 69 号 平成16年03月05日から

- 4 -

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  ④ 缶類の圧縮施設の状況

    ・処理能力 : 1.5トン/時

    ・処理フロー

2.対象範囲

 (1) エコアクション21マネジメントシステムの対象範囲

    全組織・全活動を対象範囲としています。

    ① 本 社

    ② 第二事業部 下水道課(新潟市中部下水処理場内)

    ③ 第二事業部 清掃課 資源再生センター室(新潟市資源再生センター内)

    ④ 第二事業部 清掃課 新田破砕センター室(新潟市新田清掃センター内)

    ⑤ 第一事業部 業務課 太夫浜埋立(新潟市太夫浜埋立処分地内)

    ⑥ 第一事業部 業務課 リサイクルセンター

    ⑦ 第二事業部 清掃課 亀田粗大ごみ処理施設(新潟市亀田清掃センター内)

    *対象事業所は①本社及び⑥リサイクルセンター

    *②~⑤、⑦は地方公共団体の施設維持管理業務を行う部署及び場所

収集

アルミ缶

圧縮処理

選別

売却 売却

圧縮処理

スチール缶

- 5 -

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3.環境方針

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

32

33

34

35

- 6 -

環境方針

基本理念

株式会社新潟市環境事業公社は、市民サービスと環境衛生の向上をモットーに

清掃事業の一翼を担っています。

新潟の美しく恵まれた環境を次代に引き継ぐため、地域社会の一員として、人

・自然にやさしい企業を目指し、創業以来培った実績を基に、「ごみ」と「水」

と「地球環境」の課題に真剣に取り組みます。

このため、伝統を守り、また時代のニーズに適応した改革を進め、田園型政令

市・環境先進都市新潟の実現の一翼を担うべき、清掃・環境事業にまい進します。

基本方針

1 資源の有限性や地球環境の保全の重要性を理解し、全員参加で環境保全の取

り組みを行い、継続的にその改善活動を進めます。

2 環境関連法令を遵守し、環境汚染の未然防止に努めます。

3 環境への負荷の低減に心がけ、以下の環境活動を進めます。

省エネルギー及び省資源に努め、二酸化炭素排出量の削減に努めます。

節水活動を進め、水使用量の削減に努めます。

分別の徹底等により廃棄物排出量の抑制に努めます。

4 事業の展開にあたり、以下を念頭に置き、事業活動を行います。

収集運搬する事業系一般廃棄物について、循環資源の再資源化を進めます。

受託事業の実施において、委託者の環境保全に対するニーズに対応し、その

実現に努めます。

5 使用する事務用品等については、グリーン調達に努めます。

株式会社 新潟市環境事業公社

代表取締役社長 横山 正直

平成二十二年六月十九日

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4.環境目標と平成29年度の実績

   平成26年度(4月~翌3月)を基準年実績として、新たな中長期の環境目標(平

  成27年4月~平成30年3月)を平成27年4月1日に定め、削減計画を策定した。

   中長期的環境目標は、全社及び各部門ごとに定めており、その内容及び平成29年

  度の実績は下表のとおり。

 ⑴ 中長期環境目標   ◆全社の環境目標

中長期の環境目標(平成27年度~29年度)(全社)と平成29年度の実績

① 購入電力量の二酸化炭素排出係数=0.589kg‐CO₂/kWh(平成25年東北電力実排出係数)

② 当社の使用する化学物質はPRTR対象物質ではありません。

  化学物質使用量削減については、使用量が少なく、自らの判断で削減することが出来ない為、環境目標

 の策定は行わず、化学物質を適正に管理していることを定期的に確認することとします。

③ △はマイナス表示で目標数値はこれ以下の値、▲プラス表示で目標数値はこれ以上の値とし、基準年比

 削減率又は増加率(%)示します。

液化石油ガス(LPG使用量) m3

131.7 131.0

(△0.5)

130.4

(△1.0)

129.7

(△1.5)

グリーン調達の推進グリーン購入率(金額)

事務用品30品目(80%)

事務用品全品目(80%)

事務用品全品目(80%)

事務用品全品目(80%)

事務用品全品目(88.8%)

- 7 -

受託事業における環境保全ニーズへの対応

- 実施及び記録 実施及び記録 実施及び記録 実施及び記録 実施及び記録 ○

1,025,920 1,036,179 1,046,438 1,056,698 967,720×

(▲1.0) (▲2.0) (▲3.0) (△5.7)

216,010 216,010 307,090○

(▲0.0) (▲0.0) (▲0.0) (▲42.2)

○(△1.0) (△2.0) (△3.0) (△34.7)

総排水量の削減 m35,550.0 5,522.3 5,494.5 5,466.7 5,504.0

×(△0.5) (△1.0) (△1.5) (△0.8)

34,627 34,452 36,399

kg一般廃棄物排出量の削減2,261.8 2,239.2 2,216.6 2,194.0 1,476.8

二酸化炭素排出量の削減

①②由来のCO2排出量

kg-CO2

5,980.95 5,950.89 5,920.84 5,811.00

kg-CO2/km

km/ℓ

kg-CO2/km削減率軽油燃費の改善(車両分)

参考値としてCO2排出量(Kg)

4.34 4.36

955,806 950,979 942,248

ガソリン燃費の改善

(車両分)

kg-CO2/km 0.2164 0.2153 0.2142 0.2132 0.2290

×kg-CO2/km削減率 (△0.5) (△1.0) (△1.5) (△1.1)

km/ℓ 10.73 10.78 10.84 10.89 10.14

4.38 4.41

×

0.6047 0.6017 0.5987 0.5956 0.5755

(△0.5) (△1.0) (△1.5) (△4.8)

4.56

99,985 99,486 98,986 98,484 117,107

(▲17.1)(△0.5) (△1.0) (△1.5)

358.0×

(△0.5) (△1.0) (△1.5) (▲4.1)

184.7

(▲40.2)×

1,936.44 1,926.66 2,192.76×

(△0.5) (△1.0) (△1.5) (▲12.1)

○(△0.5) (△1.0) (△1.5) (△3.3)

判定○:達成×:未達成

実 績

平成29年度

H29.04月~H30.03月

×

9,373.90 9,326.79 9,279.69 11,619.00×

(△0.5) (△1.0) (△1.5) (▲23.3)

92,319.0

(△0.5)

91,855.2

(△1.0)

91,391.2

(△1.5)

111,900.0

(▲20.6)

平成28年度 平成29年度平成27年度

H27.04月~H28.03月

電力使用量①

灯 油

都市ガス

ガソリン(発電機等使用量)

軽 油(重機等使用量)

化石燃料使用量②

965,461 960,633

参考値としてCO2排出量(Kg) 34,977 34,802

再資源化の向上

缶類 kg

古紙類 kg

216,010

1,946.22

216,010

344.0

9,421.00

92,783.0

単位又は区分

kWh

m3

項    目

342.3 340.6 338.8

H29.04月~H30.03月

H28.04月~H29.3月

環境目標(基準年比削減率%)基準年実績

平成26年度

H26.04月~H27.03月

6,011.00

1,956.00

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   ◆部門別環境目標

中長期の環境目標(平成27年度~29年度)(①本社)と平成29年度の実績

※購入電力量の二酸化炭素排出係数=0.589kg‐CO₂/kWh(平成25年東北電力実排出係数)

中長期の環境目標(平成27年度~29年度)(②中部下水処理場)と平成29年度の実績

中長期の環境目標(平成27年度~29年度)(③資源再生センター)と平成29年度の実績

129.7 129.0 177.0×

(△0.5) (△1.0) (△1.5) (▲35.1)

- 8 -

資源再生センターの省エネ運転管理

- - 実施及び記録 実施及び記録 実施及び記録 実施及び記録 ○

一般廃棄物排出量の削減 kg115.2 114.0 112.9 111.7 76.9

○(△1.0) (△2.0) (△3.0) (△33.2)

項    目単位又は区分

基準年実績 環境目標(基準年比削減率%) 実 績

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成29年度

H26.04月~H27.03月

H27.04月~H28.03月

H28.04月~H29.3月

H29.04月~H30.03月

H29.04月~H30.03月

判定○:達成×:未達成

中部下水処理場の省エネ運転管理

- ○- 実施及び記録実施及び記録実施及び記録 実施及び記録

一般廃棄物排出量の削減 kg365.0 361.4 357.7 354.1 321.0

○(△1.0) (△2.0) (△3.0) (△12.1)

再資源化の向上

項    目単位又は区分

基準年実績 環境目標(基準年比削減率%) 実 績

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成29年度

H26.04月~H27.03月

H27.04月~H28.03月

H28.04月~H29.3月

H29.04月~H30.03月

H29.04月~H30.03月

判定○:達成×:未達成

グリーン調達の推進グリーン購入率(金額)

事務用品15品目(80%)

事務用品全品目(80%)

事務用品全品目(80%)

事務用品全品目(80%)

事務用品全品目(88.8%)

(▲2.0) (▲3.0) (△5.7)古紙類 kg

1,025,920 1,036,179 1,046,438 1,056,698 967,720×

(▲1.0)

○(△1.0) (△2.0) (△3.0) (△38.7)

総排水量の削減 m35,486.0 5,458.6 5,431.1 5,403.7 5,424.0

×(△0.5) (△1.0) (△1.5) (△1.1)

10.89 10.14

一般廃棄物排出量の削減 kg1,610.2 1,594.1 1,578.0 1,561.9 986.9

ガソリン燃費の改善

(車両分)

kg-CO2/km 0.2164 0.2153 0.2142 0.2132 0.2290

km/ℓ 10.73 10.78 10.84

36,009

kg-CO2/km削減率 (△0.5) (△1.0) (△1.5) (▲5.8)

kg-CO2/km削減率 (△0.5) (△1.0) (△1.5) (△4.4)

km/ℓ 4.36 4.38 4.40 4.43

935,244

4.56

0.5929

(▲4.1)

(△0.5) (△1.0) (△1.5) (▲1.0)

①②由来のCO2排出量

kg-CO270,252.0 69,901.0 69,550.0 69,197.0 74,718.0

(△0.5) (△1.0) (△1.5) (▲6.4)

化石燃料

使用量② 液化石油ガス

(LPG使用量) m3131.0 130.3

×

0.5755

灯 油 ℓ9,102.00 9,056.49 9,010.98 8,956.47 9,197.00

×

都市ガス m3344.0 342.3 340.6 338.8 358.0

軽油燃費の改善(車両分)

kg-CO2/km 0.6019 0.5989 0.5959

×

H29.04月~H30.03月

判定○:達成×:未達成

(△0.5) (△1.0) (△1.5)

電力使用量① kWh

項    目単位又は区分

基準年実績 環境目標(基準年比削減率%)

78,151.0 77,760.2 77,369.5 76,978.7 84,797.0×

(△0.5) (△1.0) (△1.5) (▲8.5)

実 績

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成29年度

H26.04月~H27.03月

H27.04月~H28.03月

H28.04月~H29.3月

H29.04月~H30.03月

×

参考値としてのCO2排出量(kg) 940,042944,813949,585954,357

二酸化炭素排出量の削減

参考値としてのCO2排出量(kg) 34,977 34,802 34,627 34,452

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中長期の環境目標(平成27年度~29年度)(④新田破砕センター)と平成29年度の実績

中長期の環境目標(平成27年度~29年度)(⑤太夫浜埋立)と平成29年度の実績

中長期の環境目標(平成27年度~29年度)(⑥リサイクルセンター)と平成29年度の実績

※購入電力量の二酸化炭素排出係数=0.589kg‐CO₂/kWh(平成25年東北電力実排出係数)

中長期の環境目標(平成27年度~29年度)(⑦亀田粗大ごみ処理施設)と平成29年度の実績

亀田粗大ごみ処理施設の省エネ運転管理

- - 実施及び記録 実施及び記録 実施及び記録 実施及び記録 ○

一般廃棄物排出量の削減 kg150.0 148.5 147.0 145.5 71.3

○(△1.0) (△2.0) (△3.0) (△52.5)

×

灯油使用量

液化石油ガス(LPG使用量)

ガソリン(重機使用量)

化石燃料

使用量②

項    目単位又は区分

基準年実績 環境目標(基準年比削減率%) 実 績

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成29年度

H26.04月~H27.03月

H27.04月~H28.03月

H28.04月~H29.3月

H29.04月~H30.03月

H29.04月~H30.03月

判定○:達成×:未達成

m30.7 0.7 0.7 0.7 7.7

(△0.5) (△1.0) (△1.5) (▲1000.0)

○(△0.5) (△1.0) (△1.5) (△25.4)

14,558.8 14,485.7 14,412.5 27,103.0×

(△0.5) (△1.0) (△1.5) (▲85.2)

ℓ126.00 125.37 124.74 124.11 2,278.00

×(△0.5) (△1.0) (△1.5) (▲1707.9)

二酸化炭素排

出量の削減

化石燃料

使用量

灯 油 ℓ193.00 192.04 191.07 190.11 144.00

19,169 19,072 18,976 18,033

(△1.5) (△19.4)ガソリン

(発電機等使用量)ℓ

軽 油(重機等使用量)

CO2排出量 kg-CO2

1,296.00

6,011.00

19,265

- 9 -

再資源化の向上 缶類 kg216,010 216,010 216,010 216,010 307,090

○(▲0.0) (▲0.0) (▲0.0) (▲42.2)

二酸化炭素排

出量の削減

総排水量の削減 m364.0 63.7 63.4 63.0 80.0

×(△0.5) (△1.0) (△1.5) (▲25.0)

10,416 10,364 10,311 24,356×

(△0.5) (△1.0) (△1.5) (▲132.7)

653.40 650.10 1,148.76×

(△0.5) (△1.0) (△1.5) (▲74.1)

実 績

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成29年度

H26.04月~H27.03月

H27.04月~H28.03月

H28.04月~H29.3月

H29.04月~H30.03月

H29.04月~H30.03月

判定○:達成×:未達成

○(△0.5) (△1.0) (△1.5) (△6.4)

5,980.95 5,950.89 5,920.84 5,811.00○

(△0.5) (△1.0) (△1.5) (△3.3)

1,289.52 1,283.04 1,276.56 1,044.00○

(△0.5) (△1.0)

7,004

項    目単位又は区分

基準年実績 環境目標(基準年比削減率%) 実 績

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度

H26.04月~H27.03月

H27.04月~H28.03月

H28.04月~H29.3月

H29.04月~H30.03月

H29.04月~H30.03月

判定○:達成×:未達成

20.8 20.7○

(△1.0) (△2.0) (△3.0) (△3.3)

新田破砕センターの省エネ運転管理

- - 実施及び記録 実施及び記録 実施及び記録 実施及び記録 ○

0.6263kg-CO2/km削減率 (△0.5) (△1.0) (△1.5) (△28.4)

km/ℓ 3.00 3.02 3.03 4.193.05

kg-CO2/km 0.8748 0.8704 0.8661

項    目単位又は区分

基準年実績 環境目標(基準年比削減率%) 実 績

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成29年度

H26.04月~H27.03月

H27.04月~H28.03月

H28.04月~H29.3月

H29.04月~H30.03月

H29.04月~H30.03月

判定○:達成×:未達成

10,937

平成29年度

項    目単位又は区分

基準年実績

電力使用量① kWh14,632.0

ℓ660.00

参考値としてCO2排出量(Kg) 11,104 11,048 10,993

二酸化炭素排出量の削減

一般廃棄物排出量の削減 kg21.4 21.2 21.0

軽油燃費の改善(車両分)

0.8617

環境目標(基準年比削減率%)

656.70

①②由来のCO2排出量

kg-CO210,468

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5.環境目標の達成状況とその評価

   全社における平成29年度環境目標項目ごとの達成状況とその評価は以下のとおり。

 (1) 全社における環境目標項目ごとの達成状況とその評価

  ① 二酸化炭素排出量の削減

   ア.電力使用量の削減

      電力使用量に係る平成29年度環境目標(以下、「環境目標」という)は、

     平成26年度基準実績(以下、「基準実績」という)1.5%減の91,391.2kWh以

     下を環境目標に掲げて取組みを行った。結果、平成29年度実績は、基準実績

     20.6%増の111,900.0kWhとなり目標未達成となった。

      電力使用における環境目標は本社とリサイクルセンターの2部門の合計値

     となる。増加の要因は、本社にて事務所1階が手狭となったため、平成24年

     度より倉庫としていた本社2階を新たな事務所として使用し、基準実績 8.5

     %増の 84,797.0kWhとなった。またリサイクルセンターでは、平成29年度の

     再資源化(缶類)の増加により施設での稼働時間の増え、基準実績85.2%増

     の 27,103.0kWhと両施設とも目標未達成となったが、組織機構の変更による

     ものでやむを得ない面もあるため、次年度以降の新たな3カ年の中長期の環

     境目標を策定し、本社・リサイクルセンターとも不要時における照明や機器

     の運転を停止するなどのこまめな節電に取組むよう、従業員に対し周知徹底

     を図り、削減に努めていく。

     

図5-1 電力使用量の推移

   イ.化石燃料使用量(灯油、都市ガス、液化石油ガス)の削減

      灯油と都市ガス、液化石油ガスの化石燃料使用量に係る環境目標は、とも

     に基準実績 1.5%減の灯油は9,279.69L以下、都市ガスは338.8Nm3以下、液

     化石油ガスは 129.7m3以下を環境目標に掲げて取組みを行った。結果、平成

     29年度実績は、灯油で基準実績23.3%増の 11,619.00L、都市ガスは基準実

     績 4.1%増の358.0Nm3、液化石油ガスは40.2%増の184.7m3となり、化石燃料

     使用量のすべての項目で目標未達成となった。

      目標未達成となった部門別の詳細で、本社では事務所2階の使用による暖

     房機器や湯沸器の使用で灯油は基準実績 1.0%増の9,197.00L、都市ガスで

     基準実績 4.1%増の358.0Nm3となった。また、リサイクルセンターにおいて

     も社員の健康面を配慮して設置した暖房機器の設置により、灯油で基準実績

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     1735.5%増の2,278.00Lとなったが、環境目標の設定時の平成26年度実績に

     おいては加味されていない新たな組織体制の変更のためため、平成30年度よ

     り新たな中長期の環境目標を策定し、検証を進めていく。

      その他として液化石油ガスは主に従業員手洗時の給湯器の温水用として使

     用しており、本社とリサイクルセンターの2部門の合計値となる。詳細とし

     て、本社では基準実績35.1%増の 177.0m3、リサイクルセンターでは基準実

     績1000.0%増の 7.7m3となり目標未達成となったが、衛生面での観点から大

     幅な削減が難しいため、次年度以降も引き続き、こまめな節水から液化石油

     ガス使用量を削減し、抑制に努めていく。

図5-2 灯油使用量の推移

     

図5-3 都市ガス使用量の推移

図5-4 液化石油ガス(LPG)使用量の推移

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   ウ.重機・発電機使用等に係る軽油・ガソリン使用量の削減

      重機・発電機使用等による軽油・ガソリン使用量の環境目標は、ともに基

     準実績 1.5%減とし、軽油は5,920.84L以下、ガソリンは1,926.66L以下を

     環境目標に掲げて取組みを行った。結果、平成29年度実績は、軽油で基準実

     績 3.3%減の5,811.00Lで目標達成となり、ガソリンは12.1%増の2,192.76

     Lで目標未達成となった。

      重機使用分としての軽油使用量は太夫浜埋立の1部門、発電機や構内連絡

     車、フォークリフト使用分としてのガソリン使用量は太夫浜埋立とリサイク

     ルセンターの2部門の合計値となるが、太夫浜埋立での軽油・ガソリン使用

     量の削減ではともに目標達成となったが、リサイクルセンターでは再資源化

     の缶類の増加によるフォークリフトの使用回数の増加によりガソリン使用量

     が基準実績74.1%増の1,148.76Lと目標未達成となった。

      2部門とも業務量の変動により重機・発電機等使に係る軽油・ガソリン使

     用量の削減は難しい面もあるが、次年度以降も不要時のアイドリングストッ

     プやふんわりアクセル等のエコ安全ドライブでの削減にに努めていく。

図5-5 軽油(重機等)使用量の推移

図5-6 ガソリン(発電機等)使用量の推移

   エ.軽油・ガソリン燃費の削減

      軽油・ガソリン1L当たりの走行距離向上として、軽油・ガソリン燃費に

     係る環境目標は、ともに基準実績 1.5%増の軽油燃費は4.41㎞/ℓ以上、ガソ

     リン燃費で 10.89㎞/ℓ以上を環境目標として掲げて取組みを行った。結果、

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     平成29年度実績は、軽油燃費は基準実績 5.1%増の4.56㎞/ℓで目標達成とな

     り、ガソリン燃費は基準実績5.5%減の10.14㎞/ℓで目標未達成となった。

      軽油の燃費改善は本社と新田破砕センターの2部門の合計値となり、ガソ

     リンの燃費改善は本社の1部門となる。

      ガソリンの燃費改善において、平成29年度は12月からの雪の影響が大きく

     12月以降は燃費が10.00㎞/ℓ以下が続き目標値を下げる結果となった。また、

     軽油・ガソリン車とも古い年式の車両は、経年変化により年々燃費が悪化す

     る傾向にある。また、新しい軽油車両では、排ガス処理装置(DPD)が装

     備されており、排ガスはクリーンになるが、排ガス処理装置の機能上、長時

     間のアイドリングが必要になり、燃費悪化の要因にもなっている。

      当社にとって、軽油・ガソリン燃費改善は、最も環境負荷が大きい項目で

     あり、自動車からの排ガス汚染物質の低減を進めながら、今後もエコ安全ド

ライブ活動を行い、燃費の向上に努めていく。

図5-7 軽油・ガソリン燃費の推移

   オ.二酸化炭素排出量の削減

      平成29年度における二酸化炭素排出量は、平成26年度と比較して 0.1%増

     の1,097,710.55㎏-CO₂となり、年々減少傾向にあった全社における車両発生

     源を含む二酸化炭素排出量の推移は今年度初めて増加となった。

      その中で二酸化炭素全排出量の90%近くを占める軽油車両燃費が最も環境

     負荷が大きい項目であり、自動車からの排ガス汚染物質の低減を進めながら、

     更なる取組みを続けていく。

図5-8 二酸化炭素排出量の推移

- 13 -

基準実績

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  ② 総排水量の削減

     総排水量の削減に係る環境目標は、基準実績1.5%減の5,466.7㎥以下を環境

    目標として掲げて取組みを行った。結果、平成29年度実績は、基準実績 0.8%

    減の 5,504.0㎥で環境目標未達成となった。

     総排水量の削減における環境目標は、本社とリサイクルセンターの2部門の

    の合計値となる。部門別でみると、本社は大雪の影響で地下水による消雪ポン

    プによる消雪が間に合わず、やむを得ず上水を使用したことによる影響で基準

    実績1.1%減の5,424.0㎥となり、リイクルセンターでは再資源化の缶類の増加

    による施設内の清掃作業の増加で基準実績25.0%増の80.0㎥となり、2部門と

    もに目標未達成となった。

     節水と車両の美化は相反することとなるが、今後も最小限度の水を使用しな

    がら、車両美化との両立を進めていく。

図5-9 総排水量の推移

  ② 一般廃棄物排出量の削減

     一般廃棄物排出量の削減の環境目標は、基準実績の3.0%減の2,194.0㎏以下

    を環境目標として掲げて取組みを行った。結果、平成29年度実績で、基準実績

    34.7%減の1,476.8㎏で環境目標達成となった。

     今後も、リデュース対策の浸透や使用済みコピー用紙の裏面使用等の取組み

    を徹底し、一般廃棄物排出量の削減を行っていく。

図5-10 一般廃棄物排出量の推移

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  ④ 事業系一般廃棄物の再資源化の推進

   ア.缶類

      再資源化量としての缶類に係る環境目標は、基準実績と同量の 216,010㎏

     以上を環境目標に掲げて取組みを行った。結果、平成29年度実績で、基準実

     績42.2%増の 307,090㎏となり目標達成となった。

      大口顧客の解約等により缶搬入量が大幅に減少したなか、小口顧客に対す

     る分別依頼を行うことで再生量の維持に努めた。また、収集運搬作業での人

     員不足により、リサイクル施設への対応ができず、平成27年度より施設での

     人員体制を増員し、再資源化量は大幅な増加となった。次年度以降も、同様

     の体制となるため、再資源化の確保に努めていく。

   イ.古紙類

      古紙類に係る環境目標は、基準実績の3.0%増の1,056,698㎏以上を環境目

     標に掲げて取組みを行った。結果、平成29年度実績で、基準実績 5.7%減の

     967,720㎏となり、環境目標未達成となった。

      今後も、古紙類に関しては、大口顧客や小口顧客に対する分別依頼を再度

     行っていき、再資源化を進めていく。

図5-11 缶類・古紙再生量の推移

  ⑤ 受託事業における環境保全ニーズへの対応

     新潟市の受託事業における環境保全ニーズへの対応については、ニーズに対

    応した環境保全活動を進めることと、その活動を記録することを環境目標に掲

    げて取組みを行っている。

     太夫浜埋立では、重機のエコ安全ドライブ推進、また平成27年度より亀田粗

    大センター室を加え、下水道課・資源再生センター室・新田破砕センター室の

    4処理施設では、施設運転の省エネ対策に取組み、活動結果を記録した。

     エコ安全ドライブも同様に取組み、その結果を記録し、これらを考慮して目

    標達成とした。

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  ⑥ グリーン調達の推進

     グリーン調達の推進に係る環境目標として、平成27年度より適合商品(事務

    用品)の対象を全品目に変更し、グリーン購入金額で80%以上を環境目標とし

    て掲げて取組みを行った。結果、平成29年度実績で、購入金額で88.8%となり、

    目標達成となった。

     次年度以降も引き続き、事務用品でのグリーン調達の推進に努めるとともに、

    循環型社会の形成のため、環境目標には設定していない事務用品以外でもグリ

    ーン購入に努めていく。

 (2) 部門ごとの環境目標達成状況とその評価

  ① 本社

     平成29年度より事務所2階を使用したことなどによる影響で、電力・灯油・

    都市ガス・液化石油ガスのすべての項目で目標未達成となり、結果、二酸化炭

    素排出量の削減では基準実績 6.4%増の74,718㎏-CO₂となった。増加の要因と

    して、組織機構の変更によるものでやむを得ない面もあるが、次年度以降の新

    たな3カ年の中長期の環境目標を策定し、改めて改善への取組みを進めていく。

     軽油・ガソリンの燃費改善の2項目では、冬場の雪の影響で燃費改善が思う

    ように進まず、ガソリンの燃費改善が目標未達成となった。車両燃費は、車両

    の経年変化や排ガス処理装置搭載車両の機能維持のための長時間のアイドリン

    グによる影響が大きくなるが、引き続きエコ安全ドライブの徹底に努めていく。

     その他として、総排水量の削減と古紙類の再資源化の2項目が目標未達成と

    なったが、総排水量では今年度に構内の消雪に水を使用したことによる増加で

    やむを得ない面もあった。また、古紙類の再資源化では、排出事業所の取組み

    等で廃棄物全体の排出量が減少しており、その影響が考えられる。本社でも一

    般廃棄物排出量の削減・分別等の再資源化に努めていく。

  ② 第二事業部 下水道課(新潟市中部下水処理場内)

     下水道課における環境目標は、一般廃棄物排出量の削減及び受託事業におけ

    る環境保全ニーズへの対応としての中部下水処理場の省エネ運転管理の2項目

    となる。

     一般廃棄物排出量の削減では、基準実績12.1%減の 321.0㎏と目標達成とな

    った。次年度以降も、各自が簡易包装に努めるなど、削減意識を持って排出抑

    制に努めていく。

     受託事業における環境保全ニーズの対応では、環境目標は中部下水処理場の

    省エネに向けた運転管理と記録で、中部下水処理場は第2種エネルギー管理指

    定工場に指定されており、省エネ推進委員会に参加して運転管理の変更や提案

    を行い、毎年1%のエネルギー削減の省エネ対策に取組んで成果を上げており、

    目標達成とした。今後も環境活動計画の内容に従い対処して、環境目標を達成

    できるように努めていく。

- 16 -

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  ③ 第二事業部 清掃課 資源再生センター室(新潟市資源再生センター施設内)

     資源再生センター室における環境目標は、一般廃棄物排出量の削減及び受託

    事業における環境保全ニーズへの対応としての資源再生センターの省エネ運転

    管理の2項目となる。

     一般廃棄物排出量の削減では、基準実績33.2%減の76.9㎏と目標達成となっ

    た。次年度以降も、各自が簡易包装に努めるなど、削減意識を持って排出抑制

    に努めていく。

     受託事業における環境保全ニーズの対策については、目標は省エネに向けた

    運転管理及びその記録で、新潟市からの省エネ対策が要求されるなか、様々な

    取組みを行い、成果を上げて記録も残したので目標達成とした。

     今後も環境活動計画の内容に従い対処して、環境目標を達成できるように努

    めていく。

  ④ 第二事業部 清掃課 新田破砕センター室(新潟市新田清掃センター施設内)

     新田破砕センター室における環境目標は、軽油の燃費改善及び一般廃棄物排

    出量の削減、受託事業における環境保全ニーズの対応としての新田破砕センタ

    ーでの省エネ運転管理の3項目となる。

     一般廃棄物排出量の削減では、基準実績 3.3%減の20.7㎏と目標達成となっ

    た。次年度以降も、各自が簡易包装に努めるなど、削減意識を持って排出抑制

    に努めていく。

     その他の軽油の燃費改善では、平成27年度より新車両となった結果、基準実

    績28.4%増の4.19㎞/ℓとなり目標達成となった。引き続きふんわりアクセル等

    のエコ安全ドライブの徹底に努めていく。

     また、受託事業における環境保全ニーズの対応は、省エネに向けた運転管理

    で、ピークカットや省エネ対策に取組みを行い、成果を上げて記録も残したの

    で目標達成とした。

     今後も環境活動計画の内容に従い対処して、環境目標を達成できるように努

    めていく。

  ⑤ 第一事業部 業務課 太夫浜埋立(新潟市太夫浜埋立処分地内)

     太夫浜埋立における環境目標は、灯油・軽油(重機)・ガソリン(発電機)

    使用量の削減及び二酸化炭素排出量の削減となる。

     灯油・軽油・ガソリンの3項目すべてで目標達成となり、結果、二酸化炭素

    排出量の削減では、基準実績 6.4%減の18,033㎏-CO₂となった。

     業務委託量により変動がある部署であるため、次年度以降、引き続き削減意

    識をもって環境目標を達成できるように努めていく。

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  ⑥ リサイクルセンター

     リサイクルセンターにおける缶類の再資源化の向上では、人員の増員による

    稼働時間の増加もあり、基準実績42.2%増の 307,090㎏と目標達成となった。

     反面、機器等の稼働時間の増加により電力・灯油・液化石油ガス・ガソリン

    (重機)・水使用量の5項目すべて目標未達成となり、結果、二酸化炭素排出

    量の削減では、基準実績 132.7%増の24,356㎏-CO₂となった。

     次年度以降、引き続き缶類の再資源化の向上に努めつつ、機器類のこまめな

    運転停止やふんわりアクセルのエコ安全ドライブ等に努めて、二酸化炭素排出

    量、水使用量の抑制ができるような運転管理に心掛けていく。

  ⑦ 第二事業部 清掃課 亀田粗大センター室(新潟市亀田清掃センター施設内)

     亀田粗大センター室における環境目標は、一般廃棄物排出量の削減及び受託

    事業における環境保全ニーズへの対応としての亀田粗大センター室の省エネ運

    転管理の2項目となる。

     一般廃棄物排出量の削減では、基準実績52.5%減の71.3㎏と目標達成となっ

    た。次年度以降も、各自が簡易包装に努めるなど、削減意識を持って排出抑止

    に努めていく。

     受託事業における環境保全ニーズの対策については、目標は省エネに向けた

    運転管理及びその記録で、新潟市からの省エネ対策が要求されるなか、様々な

    取組みを行い、成果を上げて記録も残したので目標達成とした。

     今後も環境活動計画の内容に従い対処して、環境目標を達成できるように努

    めていく。

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6.環境活動計画の取組結果とその評価

 (1) 環境・地域参加活動の取組状況

    株式会社新潟市環境事業公社は、生活環境の保全と公衆衛生の向上を図ること

   を目的に昭和44年に株式会社新潟市清掃公社として設立した。 

    創業時から、し尿汲取りや浄化槽の維持管理、ごみの収集運搬を行っおり、生

   活様式が変わり、新潟市が政令指定都市として大きく発展する中で、下水処理場

   の維持管理やビルメンテナンスなど、時代の変化に合わせた新たな事業にも取組

   んできた。

    私たちは清掃業を通じて、これからも環境負荷の少ない、誰もが安心して暮ら

   すことができる持続可能な地域社会の実現に努力しています。その取組みの一環

   として、平成29年度における下記の環境・地域参加活動を実施した。

    今後も可能な範囲内で市民、行政と一体となり、取組みを続けていく。

   ① 平成29年6月 西川沿いのごみ拾い実施

      毎年、構内側溝清掃終了後、ボランティア活動の一環として、本社周辺の

     西川沿いのごみ拾いを行いました。

   ② 平成29年6月から9月中旬 緑のカーテン設置(中部下水処理場事務所)

      中部下水処理場の公社事務所窓際全面に朝顔のプランターを並べ、緑のカ

     ーテンとし、直射日光による温室上昇を防ぎました。

   ③ 平成29年9月 ポイ捨てやめようキャンペーン参加

      万代シティ、新潟駅周辺の清掃活動に参加し、マナーPR活動と市民にポ

     イ捨て禁止を呼びかけました。

   ④ 平成29年12月~2月 処理水の再利用

      構内の消雪水の一部として、排水処理施設の処理水を再利用し、地下水の

     保全に努めました。

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7.環境関連法規等の遵守状況の確認及び評価の結果並びに違反、訴訟等の有無

 (1) 環境関連法規等の遵守状況の確認結果及び評価の結果

    当社が規制対象となる環境関連法令は、下表に掲げる法令です。

    下記の環境関連法令について、遵守状況を自主点検した結果、違反はないこと

   を確認しました。

№ 関係法令

廃棄物処理法

水質汚濁防止法

騒音規制法

振動規制法

浄化槽法

新潟市浄化槽の保守点検業者の登録に関する条例

悪臭防止法

家電リサイクル法

新潟市生活環境の保全等に関する条例

新潟県生活環境の保全等に関する条例

新潟市産業廃棄物等の適正な処理の促進に関する条例

消防法

新潟市火災予防条例

毒物・劇物取締法

道路交通法

道路運送車両法

建築物における衛生的環境の確保に関する法律

下水道処理施設維持管理業者登録規程

フロン排出抑制法

 (2) 違反、訴訟等の有無

    当社は、関係当局から違反などの指摘は、過去3年間ありません。

    また訴訟もありません。

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8.代表者による全体評価と見直しの結果

 (1) 全体の評価

    3カ年の中長期の環境目標の3年目となる平成29年度の結果は、二酸化炭素排

   出量の削減に係る6項目のうち重機使用に係る軽油を除く5項目が目標未達成と

   なった。そのうち、電力や灯油、都市ガス、液化石油ガスの4項目の増加は、本

   社2階事務所の再使用による照明機器や冷暖房、給湯機使用の増加が要因であり、

   重機使用分に係るガソリンの増加は、太夫浜埋立やリサイクルセンターにおける

   業務量の増加が要因である。次年度以降、こまめな消灯やふんわりアクセルなど

   削減に努めて頂きたい。

    その他、軽油・ガソリンでの燃費改善については、ガソリンの1項目が目標未

   達成となったが、車両運行による軽油・ガソリンの燃費悪化は、二酸化炭素排出

   量全体の9割以上を占めるため、次年度以降も引き続き、エコ安全ドライブの徹

   底に努めていくこと。

    各項目とも組織体制の変更や業務量などで目標達成が難しい面もあるが、社員

   全員が削減意識をもってエコアクション21の取組みに努めていくこと。

   

 (2) 見直しの結果

   ・環境方針     会社を取り巻く状況の変化もない為、変更の必要性なし。

   ・環境目標

     平成30年度は、新たに平成29年度を基本とした3カ年の中長期の環境目

     標を作成し、達成するよう努めること。   ・環境活動計画

     平成30年度環境活動計画は環境目標に即した活動計画とするとともに、必

     要時には、適宜、見直しを行っていくこと。

 (3) 代表者の指示事項

    平成30年4月に中間審査が終了し、7年が経過した。平成29年度は、環境目

   標の8項目が未達成となったが、本社2階事務所の再使用やリサイクルセンター

   での増員などの組織体制の変更が加味されていないため大幅な目標未達成となっ

   ている。

    今後についても、更なる削減は難しい面もあるが、平成29年度実績を基本と

   した平成30年度より3カ年の環境目標を作成し、全従業員に対し、エコアクシ

   ョン21の取組みに対する結果の周知や意識向上ができる体制を構築すること。

    

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