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1 平成29年度 社会福祉法人 椎の木会 事業報告 1.事業運営について 法人事業について (1)スプリンクラー整備工事 平成28年度民間心身障害児者社会福祉施設整備費補助金の交付を受け、平成29 年3月15日に着工し、同年8月31日に完了・引き渡しとなりました。 (2)各部署職員配置の充実 人材確保に向けて「椎の木会奨学金返還助成制度」を創設し、利用促進のために対 象者となる資格基準を広げて改定を行いました。今年度更に、新たな利用促進に向 けて対象となる奨学金の設定をなくすことで、初めて採用につながる利用となりま した。新年度以降についても新たな人材確保に向けて取り組みます。 (3)メンタルサポート 相談者 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10 11 12 1月 2 3 次年度についても実施していきます。 (4)しいのきホーム増築 H29年3月27日に契約し、6月15日に完了・引き渡しとなりました。この増 築に伴い、倉庫1を解体撤去し、倉庫2を移設、これまで第2しいのきホームとし て稼働していた職員家族舎を解体撤去して駐車場として整備しました。また、平成 30年3月31日が期限とされていた消防法に基づく自火報設備の整備も同時に終 了し、グループホームの設置基準を満たすこととなりました。 (5)職員配置 3名の退職者に代わる正職員の採用はできませんでした。更に年度途中に2名の正規 職員が退職となり、生活支援員不足が特定職員の時間外勤務増につながる結果となり ました。補充については、新たな正規職員1名とパート職員1名に留まり、利用者の 機能低下にともなう支援負担の増加に対応しながらも、支援内容と人員配置の折り合 いを見図りながらの事業運営となりました。 超過勤務時間合計 部署 H25 H26 H27 28 29 事務・炊事・居 宅・相談・ホーム 161.7 (9) 138.5 (11) 194.1 (正 12273.5 (13) 190.6 (15) 男子棟 927.1 (15 嘱2) 1686.1 (14 2) 1637.1 (13 1816.3 (15) 1390 (14) 女子棟 2014.7 (9 2.5) 1463.3 (8.6 2) 1480.8 (9.3 2) 1404.9 (9 3) 1829.2 (8.7 2) 日中活動 196.2 (2 3) 207.8 (2 3) 58.8 (4 2) 30.6 (4 2)

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1

平成29年度 社会福祉法人 椎の木会 事業報告

1.事業運営について ・法人事業について

(1)スプリンクラー整備工事

平成28年度民間心身障害児者社会福祉施設整備費補助金の交付を受け、平成29

年3月15日に着工し、同年8月31日に完了・引き渡しとなりました。

(2)各部署職員配置の充実

人材確保に向けて「椎の木会奨学金返還助成制度」を創設し、利用促進のために対

象者となる資格基準を広げて改定を行いました。今年度更に、新たな利用促進に向

けて対象となる奨学金の設定をなくすことで、初めて採用につながる利用となりま

した。新年度以降についても新たな人材確保に向けて取り組みます。

(3)メンタルサポート

相談者

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10 月 11 月 12 月 1月 2 月 3 月

0 0 1 1 0 0 0 0 0 1 0 0

次年度についても実施していきます。

(4)しいのきホーム増築

H29年3月27日に契約し、6月15日に完了・引き渡しとなりました。この増

築に伴い、倉庫1を解体撤去し、倉庫2を移設、これまで第2しいのきホームとし

て稼働していた職員家族舎を解体撤去して駐車場として整備しました。また、平成

30年3月31日が期限とされていた消防法に基づく自火報設備の整備も同時に終

了し、グループホームの設置基準を満たすこととなりました。

(5)職員配置

3名の退職者に代わる正職員の採用はできませんでした。更に年度途中に2名の正規

職員が退職となり、生活支援員不足が特定職員の時間外勤務増につながる結果となり

ました。補充については、新たな正規職員1名とパート職員1名に留まり、利用者の

機能低下にともなう支援負担の増加に対応しながらも、支援内容と人員配置の折り合

いを見図りながらの事業運営となりました。

超過勤務時間合計

部署 H25 H26 H27 H28 H29 事務 ・炊事 ・居

宅・相談・ホーム 161.7

(正 9)

138.5

(正 11)

194.1

(正 12)

273.5

(正 13)

190.6

(正 15)

男子棟 927.1

(正 15 嘱2)

1686.1

(正 14 嘱 2)

1637.1

(正 13 嘱 1)

816.3

(正 15)

1390

(正 14)

女子棟 2014.7

(正 9 嘱 2.5)

1463.3

(正 8.6 嘱 2)

1480.8

(正 9.3 嘱 2)

1404.9

(正 9 嘱 3)

1829.2

(正 8.7 嘱 2)

日中活動 196.2

(正 2 嘱 3)

207.8

(正 2 嘱 3)

58.8

(正 4 嘱 2)

30.6

(正 4 嘱 2)

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2.労務関係について (1)人事考課

今年度は昨年同様式の自己評価表を使用しての実施となりました。記述部分を取り

入れたことの意味が十分に伝わっていないこともあり、未記入の職員がいるなど面談

時の材料として十分な効果を得るまでには至りませんでした。評価される側の職員の

課題というよりは、管理職を含め目標の設定内容についての面談や評価表についての

面談について、面談する側の助言力・指導力アップが今後の課題として挙げられます。

(2)職員管理

経験年数の少ない職員の意見も吸い上げられるようにと、グループ単位での会議を導

入して取り組んだことで一定の効果はありましたが、グループメンバーの構成や一種

のマンネリ化のような雰囲気も漂い、形式だけではなく、会議の在り方自体について

も、常にモチベーションを維持・向上できる働きかけが必要であることも確認しまし

た。次年度はその所についても取り組んでいきたい。

3.主な施設整備について 寄宿舎他増築工事

しいのきホーム増築工事・自火報設置工事・しいのきホーム 2 解体撤去工事並びに職

員駐車場整備・防災倉庫設置基礎工事について、昨年度末に契約した事業を完了しま

した。また、しいのきホーム 2 解体撤去後の職員駐車場整備工事に引き続き、通所生

活介護利用者や居宅介護利用者の安心安全を図るため地域生活支援棟周辺の舗装工事

を追加発注いたしました。

落穂寮 寄宿舎他増築工事

契約額 ¥12,312,000円

追加工事

落穂寮 舗装追加工事

契約額 ¥1,533,600円

相手方 西村建設株式会社

着工 3月27日 完了 8月10日

スプリンクラー整備工事

消防法の改正に伴い、平成 30 年 3 月 31 日までにスプリンクラーを整備しなければな

らないことから、平成28年度民間心身障害児者社会福祉施設整備費補助金を得て整

備しました。

落穂寮スプリンクラー整備工事

契約額 ¥18,576,000円

相手方 株式会社谷口商会

着工 3月15日 完了8月31日

防災倉庫設置工事 災害時に備えて、備蓄品を貯蔵する倉庫を設置しました。

落穂寮防災倉庫設置工事

契約額 ¥676,620円

相手方 株式会社ユーエン ((随意契約)

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3

送迎車両整備 利用者送迎用車両の老朽化に伴う買い替えを行いました。

送迎車両整備事業

契約額 ¥460,000円

相手方 正和自動車販売株式会社(随意契約)

4.役員会・評議員会について (監事監査)

1)29年5月24日(水)13:30から16:10

平成28年度事業および会計決算報告ならびに事業執行状況に関する監査

(理事会)

第1回 理事会 29年6月5日(月)

平成28年度各サービス区分における事業報告(案)及び収支決算報告(案)につ

いて、椎の木会定款一部改定について、椎の木会経理規程一部改定について、椎の

木会給与等支給規則別表一部改定について、椎の木会人事評価マニュアル一部改定

について、役員改選に伴う新理事長及び常務理事選任について

第2回 理事会 29年11月30日(木)

平成29年度椎の木会各拠点区分による第1次補正予算(案)について、評議員辞

任意向に伴う解任の提案および補欠評議員選任候補者の推薦について、三雲養護学

校側土手のスギ・ヒノキの伐採に伴う財産の処分について

第3回 理事会 30年3月20日(火)

平成30年度椎の木会各拠点区分による事業計画(案)並びに資金収支予算(案)

について、奨学金返還補助制度一部改定について、改正社会福祉法における当法人の

在り方検討について

(評議員会)

臨時評議員会 書面による議決 29年4月28日(金)

新理事・新監事の選任

第1回 定時評議員会 29年6月14日(木)

平成28年度各サービス区分における事業報告(案)及び収支決算報告(案)につ

いて、椎の木会定款一部改定について、椎の木会経理規程一部改定について、椎の

木会給与等支給規則別表一部改定について、

第2回 評議員会 29年11月30日(木)

平成29年度椎の木会各拠点区分による第1次補正予算(案)について、三雲養護

学校側土手のスギ・ヒノキの伐採に伴う財産の処分について

第3回 評議員会 30年3月26日(月)

平成30年度椎の木会各拠点区分による事業計画(案)並びに資金収支予算(案)

について、奨学金返還補助制度一部改定について、改正社会福祉法における当法人

の在り方検討について

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5.申請・届出について 基本財産処分の承認(湖社第842号)

処分物件

家族舎 木造ルーフィン葺平屋建 77.76㎡

定款変更認可

申請日 平成29年(2017年)6月22日

原 因 役員の損害賠償責任の免除及び租税特別措置法第40条適用に関する変更

提出先 湖南市市長

認可日 平成29年(2017年)7月20日(湖社第1241号)

登記申請

抹消 家族舎 木造ルーフィング葺平屋建 77.76㎡

登記 寄宿舎 木造合金メッキ鋼板葺平屋建 31.92㎡

倉庫 鉄骨造鋼板葺平屋建 13.86㎡

6.補助金・助成金について 平成28年度民間心身障害児者社会福祉施設整備費補助金

事業名 スプリンクラー整備事業

平成29年(2017年) 2月 3日(滋障福第767号)交付決定

補助金交付決定額 ¥18,597,000円

平成29年(2017年)10月20日(滋障福第2320号)額の決定

補助金確定額 ¥13,932,000円

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平成 29年度 社会福祉法人 椎の木会 落穂寮 事業報告

1. 各事業別利用状況と事業内容

○生活介護事業利用状況 定員55名(H25~)

対 象 者:地域や入所施設において、安定した生活を営むため、常時介護等が必要な者

・障がい支援区分が区分 3(障がい者支援施設等に入所する場合は区分 4)以上である者

・年齢が 50 歳以上の場合は区分 2(支援施設等に入所する場合は区分 3)以上である者

支援内容:昼間において入浴、排泄及び食事等の介護や、日常生活上の支援、生産活動

の機会等の提供

開所日数 平均利用者 区分5・6の

割合

平均障がい

支援区分 実利用者数 利用率

H29 年度

269日 52.0 人 93% 5.6 53.3人 94.5%

H28 年度

269日 52.7 人 91% 5.5 54人 95.8%

H27 年度

270日 52.0人 91% 5.5 54人 94.5%

H26 年度

269日 51.2人 91% 5.5 53人 93.1%

《生活介護利用者の年齢構成》*カッコ内は通所利用者 平成 30 年 3 月 31 日現在

現員 10

20

30

40

50

60

70

代 合計 平均年齢

男子 33 0 1(3) 9 15

(1) 3 1 0

30

(4)

41才

3 か月

女子 20 0 0 3 12 4 0 1 20 45才

7 か月

合計 53 0 1(3) 12 27

(1) 7 1 1

49

(4)

42才

11 か月

《障がい支援区分》 平成 30 年 3 月 31 日現在

区分 4 区分 5 区分 6 平均区分

年度 H

28

29

28

29

28

29

28

29

障がい支援区

分別人数 4人 4人 15人 13人 35人 36人 5.62 5.62

行動関連項目

10 点以上の重

度障がい者支

援加算対象者

0人 0人 11人 9人 27人 29人 合計

38人

合計

38人

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日中活動内容:午前

班名 男子 女子 計 職員 内容

杉の子 9 1 10 3 歩行

しまうま 6 0 6 1 歩行

うま 2 0 2 1 歩行

カンガルー 1 7 8 2 歩行

マンモス 10 0 10 2 歩行

かぴばら 5 5 1 歩行

カメ 4 4 8 4 歩行

訓練 2 1 3 2 機能訓練

(個別対応) 2 2 歩行

合計 34 20 54 16

日中活動内容:午後

班名 男子 女子 計 職員 内容

杉の子班 6 4 10 2 牛乳パック再生葉書

ECO 班 A 6 1 7

4 空き缶・ペットボトルリサイクル B 4 1 5

織物班 2 3 5 1 平織り・結び織り

がんば班 6 5 11 3 環境整備・農作業

療育班 10 6 16 6 音楽遊び・造形活動・感覚遊び

リラクゼーション‣レクリエーション

合計 34 20 54 16

日中活動班の主担当制をとるようになり数年が経ち、昨年よりも担当者も活動の進め方

への工夫や活動への意識がより高くなりました。日中活動班の主担任だけの意見ではなく、

会議等では他の班への助言が行えるようにもなり、活動班全体としての意識を高く持って

支援出来ていたと感じます。

ECO 班では作業量の確保によりコンビニエンスストアさんに協力いただいていますが、

回収してきた物があまりにも汚いことで夏場は特に作業環境の劣悪さが問題になっていま

した。また、活動の状況や季節的なことで一気にストック量が増えることで、仕分けを行

う利用者さんが不調になることが見られました。少しずつ環境や状態を改善し、見通しが

持てる作業内容に変化させました。

ここ数年、毎年行動障害を伴う利用者さんが入所や通所で 1 名ずつ増えてきたことで、

それぞれの方に合った生活リズムの構築が必要になり、活動班の見直し等が必要でした。

その方たちも少しずつ今の生活に慣れられたこともあり、安定した活動を提供できていた

ように感じます。

○施設入所支援事業利用状況(定員50名)

対 象 者:夜間において介護が必要な者

・生活介護利用者のうち、区分 4 以上のもの(50 歳以上の場合は区分 3 以上)

支援内容:夜間における入浴、排泄等の介護や日常生活上の相談支援等生活介護の利用

者は、利用期間の制限なし

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開所日数 延べ利用

者数

平均

利用者数 利用率

重度障がい者

支援加算対象者

重度障がい者

支援加算対象者割合

H29 年度

365日

17,638

人日 48.4 人 96.8%

12,559 人日

(34.3 人) 71.2%

H28 年度

365日

17,858

人日 49.0 人 98.0%

12,563 人日

(35人) 70.3%

H27 年度

366日

17,931

人日 49.0 人 98.0%

12,544 人日

(35人) 70.0%

H26 年度

365日

17,554

人日 48.1 人 96.2%

12,172 人日

(34人) 69.3%

利用者さんの平均年齢は、平成 30 年 3 月 31 日現在 44 歳 2 ヶ月(昨年度同時期 43 歳 1

ヶ月)となっています。今年度途中に 1 名の方が 40 才で急逝されました。障害の進行や

更なる重度化の課題がある中で、年齢に関係なく重度の障害がベースにあるリスクを把握

し、細やかな対応の重要性を感じました。

○短期入所事業利用状況(定員5名/日)

対 象 者:居宅においてその介護を行う者の疾病その他の理由により、障がい者支援施

設等への短期間の入所が必要な者

・障がい支援区分 1 以上の障がい者

支援内容:当該施設に短期間の入所をさせ、入浴、排泄および食事の介護その他の必要

な支援を行う。

開所日数 実利用者数 延べ利用者数 平均利用者数 利用率(平均利

用者数÷定員)

H29 年度 365 日 197人 641人日 1.76 人/日 35.0%

H28 年度 365 日 212人 572人日 1.6 人/日 31.0%

H27 年度 366日 188人 513人日 1.5 人/日 30.0%

H26 年度 365日 154人 363人日 1.0 人/日 20.0%

H29 年度は急なご家族さまの入院による利用依頼よりも、養護学校を卒業されることに

より児童短期入所施設が使えなくなる理由からの契約が目立ちました。また、圏域内から

の利用依頼も多々ある中で、圏域外からの契約依頼もあり、そのような受け入れ環境の中

で個々の持っておられる支給量いっぱいの利用や定期利用、更には土日利用の依頼などが

重なり、それらの要望に応えきれない現状で契約してよいものかという、事業所として強

い葛藤がありました。そのため、受け入れの際には施設の現状と受け入れの状況を丁寧に

説明する様配慮しました。

強度行動障がい者の短期入所受け入れについても、継続して在宅で安定して生活してい

ただけるように支援体制を特別に整えて受け入れを行いました。しかし利用希望がある日

が重なり調整が必要になる頻度も年々増えているのが現状です。

また昨年の報告に挙げていましたが、短期入所の利用を積極的に受けることで入所利用

者さんの外出や余暇の提供が出来なかったり、高齢の入所利用者さんが短期入所利用者さ

んにちょっかいを出され気が休まらない環境になってしまったりと、ハード面での住み分

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けが難しい現状では、入所利用者さんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。人的・物理

的な環境も含めて、どのように考えるのか難しいところです。

被虐待者の緊急避難の受け入れについては、昨年同様受け入れ実績はありません。

居宅介護事業利用状況(居宅介護・行動援護) 居宅介護対象者:障がい支援区分 1 以上の障がい者(身体、知的、精神)

支援内容:入浴、排泄及び食事等の介護・調理、洗濯及び掃除等の家事・生活等に関する

相談及び助言・その他生活全般にわたる援助

行動援護対象者:知的障がい又は精神障がいにより行動上著しい困難を有する障がい者等

であって、常時介護を有する者であり、障がい支援区分 3 以上で、区分の認定調査項目の

うち、行動関連項目等の合計点数が 10 点以上である者

支援内容:行動(外出時に伴う排泄、食事等を含む)する際に生じ得る危険を回避するため

必要な援護(予防的、制御的、身体介護的対応)

居宅介護利用児・者数 行動援護利用児・者数

29 年度 28 年度 27 年度 29 年度 28 年度 27 年度

湖南市 21 人 28 人 26 人 5 人 12 人 11 人

甲賀市 16 人 30 人 31 人 8 人 13 人 14 人

東近江市 0 人 1 人 1 人 1 人 1 人 1 人

栗東市 0 人 0 人 1 人 1 人 1 人 1 人

竜王町 0 人 1 人 2 人 1 人 1 人 2 人

利用時間合計 2996:13 3364:25 3007:52 1890:42 2277:28 2260:50

年度別合計 29 年度 4886:55 28 年度 5641:53 27 年度 5268:42

居宅介護事業においては、放課後等デイサービス事業所の増加に伴い居宅介護事業と行動

援護事業において利用者・利用時間共に減少しました。児童においては重症心身障害児の

利用希望が増加していることと、高等部卒業後も作業所後支援の希望があり、受け入れ回

数について検討が必要となってきています。人材確保については、15 時から 18 時の時間

帯の職員確保が困難なため、当面は現状維持とならざるを得ない状況です。

日中一時支援事業(18 歳以上:定員 2 名 18 歳以下:定員 5 名) 対 象 者:障がい児者であって、介護者の就労等により在宅での介護支援を得ることがで

きない者で支援を必要と認めた者(原則、集団の中での支援が可能な者)。

支援内容:障がい児者を介護する者の就労支援等を目的に、障がい児者に日中活動の場を

提供し、一時的に見守り、社会に適応するための日常的な訓練等を行います。

(1)サービス利用の目的が就労による場合は、本事業を優先適用します。

(2)個別支援による対応を必要とする者は、介護給付(居宅介護、行動援護、重度訪問

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介護等)の利用となります。

実利用

者数

延べ利

用者数

平均利

用者数

実利用

児数

延べ利

用児数

平均利

用児数

実利用

総人数

延利用

総人数

平均利

用人数

H29

湖南市 2 人

21

人日 0.06人 5 人

138

人日 0.38人 7 人

159

人日 0.44人

H28

湖南市 2 人

39

人日 0.11 人 5 人

223

人日 0.61人 7 人

262

人日 0.72人

H27

湖南市 4人

32

人日 0.09人 4 人

79

人日 0.21人 8 人

111

人日 0.30人

H29

甲賀市 2 人

94

人日 0.26人 1 人

82

人日 0.22人 3 人

176

人日 0.48人

H28

甲賀市 2 人

57

人日 0.16人 1 人

95

人日 0.26人 3 人

152

人日 0.42人

H27

甲賀市 3 人

56

人日 0.15人 1 人

79

人日 0.22人 4 人

135

人日 0.37人

H29計 4 人 115

人日 0.32人 6 人

220

人日 0.60人 10 人

335

人日 0.92人

H28

計 4 人

96

人日 0.24人 6 人

318

人日 0.87人 10 人

414

人日 1.13人

H27

計 7 人

88

人日 0.24人 5 人

158

人日 0.43人 12 人

246

人日 0.67人

これまでと同様、養育者の就労支援を主な目的とした事業である日中一時支援事業は、

他の福祉サービスで賄いきれない隙間を補完する形で利用されることが多くあり、放課後

等デイサービス事業所がその一部の機能を担う形になったため、児童の利用が激減しまし

た。ただ、圏域の課題として、高等部卒業後は放課後等デイサービスの利用ができないた

め、作業所後の過ごしで利用を希望されるご家庭が将来に不安を抱かれている現状から、

今後対応の検討が必要になると考えられます。重症心身障害児者の放課後及び作業所後利

用については、新たな事業所が立ち上がることから、状況を見守りたいと思います。

移動支援事業 対 象 者:日中一時支援事業及び短期入所事業利用者で単独送迎を必要とする者。

共同生活援助護の支給決定を受けている者で外出の際に移動支援を必要とする者。

支援内容:屋外で移動が困難な障がい者等について、移動支援により、社会生活上必要不

可欠な外出および余暇活動等の社会参加のための外出の際の移動を支援する。

利用登

録者数

利用回

利用総

時間

利用登

録児数

利用回

利用総

時間

登録総

人数

延利用

総回数

延利用

総時間

平均利

用時間

H29

高島市 1 人 9 回

800

分 0人 0 回 0分 1 人 9 回 800分

88.8

H29

甲賀市 1 人 49 回

7,869

分 0 人 0 回 0 分 1 人 49 回

7,869

160.5

H28

甲賀市 1 人 45 回

5,845

分 0 人 0 回 0 分 1 人 45 回

5,845

129.9

今年度は年度末に入居された方の外出支援等の利用が開始となりました。今後もホーム

利用者の外出支援が主なものとなりますが、そのサービスがあることで在宅(ホーム入居

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者)生活者の余暇支援の実施が可能となるため引き続き事業継続していきます。

相談支援事業(計画相談・障害児相談) 計画相談対象者:身体障害者・知的障害者・障害児・精神障害者・難病等対象者

支 援 内 容:日常生活全般に関する相談・地域の障害福祉サービス事業者等の情報提

供・サービス利用計画または障害児支援利用計画の作成および評価・訪問による継続的な

モニタリング・その他必要な支援、相談、助言等

障害児相談 計画相談

契約件数 実働件数 契約件数 実働件数

\年度 28 29 28 29 28 29 28 29

落穂寮

しいのきホーム 55件 54件 65件 66件

在宅

他法人事業児者 41件 46件 102 件 106 件 15件 18件 36件 38件

平成26年5月から相談支援専門員1名、相談員1名(共に兼務)の体制で開始した事業は、

昨年度から相談支援専門員2名(1名兼務)体制となって運営しました。利用者の状態を

的確に把握し、本人またはご家族の要望に寄り添った計画作成に努めるためには丁寧な

聞き取り等が必要となり、効率性を求められない状態でした。そのような中で新年度を

迎えるにあたり、新たな制度設計による報酬体系となり、国は支援員一人当たり概ね月

30 件を想定していることから、今後体制を整えながら安定した運営と充実した支援を提

供できるよう取り組んでいきます。

2.障害者支援施設利用者支援状況 (1)個別支援計画に基づく支援

例年通り新年度開始後、担任職員が中心になって、サービス管理責任者や支援提供責任

者を交えて情報交換を行い 1 ヶ月かけて個別支援計画を作成。5 月の家族会にて、利用者・

扶養義務者に説明し、承認を得ました。月 1 回のブロック会議等においてケース報告をし、

必要に応じて支援の見直しを行いました。また、年度途中のモニタリングを実施し、11 月・

12 月の保護者との面会時に再説明・再承認を得ています。

活動の状況

今年度も継続して日中活動班の主担当を置き、安定した環境で活動を提供できていまし

た。担当者の異動もなかった為、個々が前年より良い環境を作り、充実に向け目的をもっ

て取り組んでくれていた事が大きく、工夫をしながら年間を通して前向きに活動ができて

いました。しかし、体調不良者が出ると特定の活動班にしわ寄せが行き、棟別での活動が

強いられることも多くあり、どの活動班も満足のいく活動が提供できていたわけではあり

ませんでした。利用者さんの中には身体的理由、精神的状態、障害の程度等により、マン

ツーマンによる支援が必要とされる方も多くおられ、職員配置がかなり厳しい状況もあり

ましたが、ご本人さんの意思や希望も踏まえ、午後に歩行を実施する方や、職員の支援力

を少しでも高め配置を工夫するなど、現状における最善を考え支援を提供していました。

今後は単なる高齢化の問題だけではなく、障害の重度化による機能低下が急速に表出す

ることが予想されるため、それに対処できるよう知識と経験を深め、利用者さんの安心安

全を守り続けられる準備を整えておく必要があります。

人材育成・職員研修

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11

ここ数年、職員の感情のコントロール不足により不適切な対応があり、昨年度よりアン

ガーマネジメントに力を入れてきました。しかし、それにも関わらず今年度早々利用者の

暴言に反応し、不適正な対応をとってしまう事故が起きました。研修を実施しても、それ

をどう吸収し活かすかが職員自身の行動に委ねられてしまい、掌握し改善しきれない部分

がありました。しかし個人の問題として片づける訳ではなく、その後の職員会議等で支援

を振り返ることや職員間のコミュニケーションをより深めることでお互いにフォローし合

える関係を築き、同じ事を繰り返すことは防げました。

また、そのような事もあり昨年程は実施できませんでしたが、法人研修としてコミュニ

ケーション研修や現在の利用者の問題として考えられる嚥下・咀嚼に関しての研修会を実

施し、職員の知識・技術の向上を目指しました。

(2)事故状況報告

4

5

6

7

8

9

月 10

11

12

1

2

3

月 計

事故

異食

居場所確認不足 1 2 2 5

居場所確認不足に

よる(万引き) 1 1

物品管理不足(炊事) 1 1

物損(車両) 1 1

配慮不足(窒息の恐れ) 1 1

怪我

(内訳)

転倒(裂傷有り) 1 1 1 3

転倒(頭部打撲)

骨折

打撲

乗車中の事故

温度確認不足

裂傷

その他 1 1 2

職員の過失有

誤薬

セット忘れ 1

△1 ■1 ◇1 4

投与忘れ 1※

1 2 1 ■1 ◇1 7

飲み落とし 1 1 1 (1) (3) 3(4)

重複・過剰投与

与薬時間間違い △1 1

相手間違い 1 ○1 2

確認ミス ■1 ◇1 2

その他 ※1 ○1 2

体罰

不適切な対応(通報) 1 1

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事故件数合計 2

1 件

5 件

3

3

3

0

5

7

(1)

5

2

(3)

32(

4)

同一月における記号(※、△、〇、■、◇)については、同じ事例において重複して起きた内容となる。

事 故 →居場所の確認不足については、昨年度も報告を挙げましたがその件とは違う原因

での無断外出がおきました。前年度は職員の連携不足や気の緩み等の把握力不足によるこ

とが起因でしたが、今年度は自閉症の方によるこだわりにおける無断外出が殆どでした。

拘束することなく、強度行動障害を持つ方の行動の把握と安全の確保をどうしていくのか

今後の課題の一つです。

また、職員の配慮不足によりおやつ時に窒息に繋がりかねない事故がありました。食事

の際には食材を食べやすい大きさにして提供している利用者さんに対して、水無月(ウイロ

ウのようなもの)をそのままの大きさで提供してしまい喉を詰まらすことが起きました。

今回は対応が早かったため事なきを得ましたが、気づくのが遅かった場合には救急搬送に

なったと考えられる事故であった為、利用者さんへの配慮の必要な部分の見直しを行いま

した。

今後は他の方でも加齢や障害の重度化によって嚥下力が低下し、窒息になる頻度も増え

ることが予測される為、職員個々が知識を深めるように年度後半には研修会を実施しまし

た。

怪 我 → 加齢に伴い体幹の維持が難しくなって来られている方が椅子から落ちてしまい

唇を縫合するケガが起きました。昨年度と比べると大きな怪我の頻度は減りましたが、事

故報告に挙がらない日々の段差による躓きからの転倒や発作時の転倒など、防ぎきれない

事故は多々ありました。頭部保護帽の必要な方が増えてきているのが現状ですが、小さな

ケガについては日々の支援で配慮点や情報の共有が重要と考え、個々の身体状況の把握を

含めて日々の会議等で確認し、防止に努めました。

誤 薬 → 投薬に関しての事故は、昨年度に続きチェック機能が果たせていないことが原

因で事故が起きました。セット忘れ、投与忘れまでのみならず、最終的な確認自体も見落

とすことがあり、全体的に投薬に対しての意識が薄れていることがあったため事故が起き

やすい状況の際には注意喚起を行うなどしました。

投薬におけるセット忘れの大半は、SS利用者が対象であった為、引継ぎを強化するなど

して対応しました。SS利用者の場合には受け入れ・投薬セット・与薬する職員がバラバ

ラで責任の所在が明確でないため、職員の“誰かがするだろう”という甘えの意識があっ

たと考えられます。職員の意識が事故の要因ではありますが、ただ近年SS契約利用者が

一気に増えたことにより投薬の有無の把握がかなり難しくなってきている為、情報の整理

をどうしていくのか今後の課題です。

不適切な対応(通報)→

◆利用者さんからの挑発(暴言)に対して過剰に反応してしまい、感情が保てず職員がコッ

プに入った水をかけるということがありました。言葉での表出だけに捉われ対応をしたと

ころ突如利用者さんがパニックになられることがあり、その際に利用者さんの特性を知っ

てはいたが、汎用することができずに事を起こしてしまいました。

その後は利用者理解を深めるための責任者クラスの職員との面談を実施し、職員育成を行

いました。

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13

【まとめ】

昨年度同様、特定の職員ではありますが感情のコントロールが出来なかったりすること

があった為、個々の支援力だけでなくチーム力を向上させるために職員間のコミュニケー

ション方法の研修を実施するなどのアプローチを行いました。

また、職員個々の想像力の乏しさによる配慮不足と利用者の急激な機能低下による把握

不十分さが合わさり事故が繰り返されたこともあるため、一人一人の身体的・精神的状況

を丁寧に把握し、今後必要となる支援を考え予測しておくことで利用者さんに安心安全な

生活を保障して行きます。

(3)健康管理

月 日 実 施 内 容 対 象 者

4月17日 ブラッシング指導 居宅職員(6名)対象

4月19日 嘱託医診察 該当利用者及び職員

6月7日 胸部エックス線検診 全利用者、34歳以下の職員

8月18日 法定内科検診 利用者、34歳以下職員、夜勤就業者

9月4日 心電図検査 全利用者

9月28日 歯科検診 全利用者

10月13日 嘱託医診察 該当利用者及び職員

11月16日 インフルエンザ予防接種 接種希望利用者及び職員

(H30)

1月15日

総合検診

全利用者、34歳以下の職員

2月5日 法定内科検診 利用者、34歳以下職員、夜勤就業者

3月29日 嘱託医診察 該当利用者及び職員

主な感染症等

今年度に関して、特に広がりをみせた感染症はありませんでした。

インフルエンザが猛威を振るっていた29年度でしたが、数名の職員がインフルエンザに

罹患したのみで、利用者が罹患することはありませんでした。

毎年ながら感染症を最小限に抑えるには早期の発見、隔離や手洗いなどの予防しかなく、

職員の「感染しているかもしれない」、「感染されないようにする」という意識の問題をさ

らに徹底していきます。

(4)年間実施行事・旅行

月 日 内 容 対 象 利 用 者

4 月~5 日

13 日

15 日

21 日

23 日

26 日

28 日

春季帰省

お楽しみ外出

お楽しみ外出

春の遠足

おやつ作り

お誕生日外出

見学受入(甲賀福祉作業所)

1 名(女子棟)

2 名(男子棟)

全利用者

男子棟

1 名(男子棟)

[来寮:職員 3 名]

5 月 1 日

1~7 日

18 日

21 日

24 日

氏神祭り・開寮記念日

GW 帰省期間

お誕生日外出

おやつ作り

リフレッシュ旅行(1 班)

全利用者

1 名(男子棟)

男子棟

[びわこ一周-○利 4 名○職 2 名]

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14

26 日

28 日

30 日

お誕生日外出

家族会総会

リフレッシュ旅行(2 班)

2 名(女子棟)

[アクアイグニス-○利 2 名○職 2 名]

6 月 9 日

14 日

16 日

18 日

20 日

23 日

23 日

25 日

25 日

29 日

30 日

受託作業(口腔衛生センター)

石部南小学校ふれあい音楽会

石部中学校ふれあい交流

近江学園交流事業

リフレッシュ旅行(3 班)

飯盒炊爨

リフレッシュ旅行(4 班)

リフレッシュ旅行(6 班)

おやつ作り

お誕生日外出

リフレッシュ旅行(5 班)

4 名

6 名

[来寮:生徒 15 名、教員 1 名]

3 名

[ミシガンクルーズ-○利 4 名○職 3 名]

女子棟

[川島パーキング-○利 4 名○職 3 名]

[松田聖子コンサート-○利 1 名○職 1 名]

男子棟

1 名(男子棟)

[鈴鹿サーキット-○利 1 名○職 1 名]

7 月 2 日

6 日

9 日

11 日

13 日

14 日

15 日

17 日

18 日

19~20 日

19~20 日

19 日

28 日

30 日

七夕フェスティバル

お誕生日外出

お誕生日外出・おやつ作り

リフレッシュ旅行(10 班)

お楽しみ外出

お誕生日外出

受託作業(ファミマ三雲店)

お誕生日外出

リフレッシュ旅行(11 班)

リフレッシュ旅行(7 班)

リフレッシュ旅行(8 班)

リフレッシュ旅行(9 班)

お誕生日外出

おやつ作り

全利用者

1 名(男子棟)

男子棟

[奥びわこキャンプ場-○利 3 名○職2 名]

2 名(女子棟)

2 名(男子棟)

4 名

1 名(女子棟)

[モクモクファーム-○利2 名○職2 名]

[姫路セントラルパーク-○利3 名○職2 名]

[神戸・工場見学-○利3 名○職2 名]

[青柳浜キャンプ場-○利 3 名○職 3 名]

1 名(男子棟)

男子棟

8 月 8 日

14 日

15 日

18 日

21 日

25 日

お誕生日外出

お誕生日外出

お誕生日外出

体験研修受け入れ(石部南小職員)

納涼祭・地蔵盆

お誕生日外出

2 名(女子棟)

1 名(男子棟)

1 名(男子棟)

[来寮:教員 2 名]

全利用者

1 名(男子棟)

9 月 8 日

12 日

12~20 日

15~16 日

19~20 日

20~21 日

22 日

27 日

29 日

29 日

受託作業(口腔センター)

お誕生日外出

夏季帰省期間

害虫駆除

リフレッシュ旅行(12 班)

リフレッシュ旅行(13 班)

リフレッシュ旅行(15 班)

お誕生日外出

お楽しみ昼食会

飯盒炊爨

4 名

2 名(男子棟)

厨房・食堂

[東京ディズニリゾート-○利 3 名○職 3 名]

[とれとれヴィレッジ-○利 4 名○職 2 名]

[アグリパーク-○利 3 名○職 3 名]

4 名(女子棟)

3 名

男子棟・通所

10 月 1 日

3 日

おやつ作り

研修受け入れ(県教員初任者)

男子棟

[来寮:教員 14 名]

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15

5 日

7 日

9 日

15 日

22 日

29 日

30 日

30 日

知ハン協スポーツフェスティバル

石部南小学校運動会

一麦運動会参加

レクリエーション大会

お誕生日外出

おやつ作り

お誕生日外出

リフレッシュ旅行(16 班)

男 6 名・女 2 名

男 5 名・女 2 名

10 名

全利用者

1 名(男子棟)

男子棟

1 名(男子棟)

[パルケーエスパーニャ-○利 3 名○職 2 名]

11 月 3 日

5 日

10 日

19 日

23 日

24 日

27 日

27 日

湖南市さつまいも収穫祭

親子旅行

施設合同マラソン・ウォーキング大会

おやつ作り

親子旅行

石部中学校ふれあい交流

面会外出

委託作業(伊藤家)

1 名(男子棟)

男子棟:宮乃温泉

全利用者

男子棟

女子棟:雄山荘

[来寮:生徒 14 名、教員 1 名]

1 名(女子棟)

4 名

12 月 5~6 日

6 日

7 日

8 日

9 日

13 日

18 日

18 日

19 日

20 日

22 日

23 日

26 日~1/7

リフレッシュ旅行(17 班)

リフレッシュ旅行(18 班)

文化の集い

活動班外出

チェロコンサート

リフレッシュ旅行(21 班)

お誕生日外出

リフレッシュ旅行(18 班)

見学受入(かいぜ寮)

リフレッシュ旅行(14 班)

お誕生日外出

クリスマス会

冬季帰省期間

[USJ-○利 3 名○職2 名]

[USJ-○利 1 名○職1 名]

男 6 名・女 4 名

5 名

全利用者

[レストラン岡崎-○利 1 名○職 1 名]

1 名(男子棟)

[温泉-○利 1 名○職 1 名]

[来寮:職員 4 名]

[京都タワー-○利 1 名○職 2 名]

2 名(男子棟)

全利用者

1 月 12 日

16 日

18 日

19 日

28 日

29 日

委託作業(口腔センター)

お誕生日外出

お誕生日外出

お誕生日外出

おやつ作り

お誕生日外出

4 名

1 名(男子棟)

4 名(男子棟)

1 名(男子棟)

男子棟

1 名(男子棟)

2 月 1 日

3 日

9 日

23 日

26 日

25 日

27 日

お誕生日外出

節分

お誕生日外出

お誕生日外出

お誕生日外出

おやつ作り

お誕生日・活動班お楽しみ会

1 名(女子棟)

全利用者

3 名(男子棟)

2 名(男子棟)

1 名(男子棟)

男子棟

療育班

3 月 4 日

8 日

11 日

16 日

スプリングコンサート

リフレッシュ旅行(20 班)

ご苦労さん会

受託作業(口腔衛生センター)

全利用者

[京都鉄道博物館-○利 2 名○職 3 名]

男子棟

4 名

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16

19 日

26 日~

ご苦労さん会

春季帰省期間

女子棟

3.苦情受付件数と対応 以前にも顔に痣が出来たことがあったため支援に対する不信感をもたれており、今回も利

用者さんの顔に原因不明の痣が出来たことにより、職員による体罰ではないかとの苦情が

ありました。ご家族様からの要望もあり警察への通報と、湖南市・出身市町の福祉課への

報告を行いました。今までの職員の配慮に欠ける対応や説明の不十分さから職員に対する

不信感を抱かれたと認識しています。体罰ではないかとご指摘を受けましたが、今回の件

については、利用者さん自身の精神状態等を考えても不適切な対応になる状況が考えられ

ないタイミングでのケガだった為、ご本人さんの行動分析を行いケガに繋がる要因を洗い

出し、同じケガが起きないように生活環境を整え、ご家族様にも説明させていただきまし

た。

4.職員研修状況報告

研修名 対象職員 主催 参加

者数

平成 29 年度障がい者虐待防止研修

会 責任者クラス職員

甲賀市障害福祉

課 3 名

平成 29 年度障がい者虐待防止研修

会 管理者、生活支援員

湖南市障害福祉

課 2 名

アンガーマネジメント 生活支援員 滋賀県児童成人

福祉協議会 1 名

知ハン協新人研修 新人職員 知ハン協 1 名

第 55 回全国知的障害福祉関係職員

研究大会愛知大会 相談支援職員

日本知的障害福

祉協会 1 名

強度行動障害支援者養成研修

(基礎研修) 支援従事職員

滋賀県自立支援

協議会 4 名

支援スタッフ委員会 生活支援員

滋賀県知的ハン

ディをもつ人の

福祉協会

2 名

職場を円滑にするコミュニケーシ

ョン 生活支援員

甲賀圏域人材確

保推進協議会 1 名

人材育成に関する講義 責任者クラス職員 甲賀圏域人材確

保推進協議会 2 名

施設内虐待防止へのアプローチ 生活支援員 滋賀県児童成人

福祉協議会 2 名

第 54 回近畿地区知的障害関係職員

研修会(奈良) 生活支援員、栄養士

近畿地区知的障

害者施設協会 2 名

コミュニケーション研修 全職員 法人内研修 48 名

咀嚼・嚥下機能研修 全職員 法人内研修 33 名

・全体会合(毎月 20 日)・責任者会議(毎月 1 日)

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17

・ブロック会議(毎月 15 日-AM 女子棟、PM 男子棟、夕方 日中活動班)

・支援部会議(3ヶ月に1回)

・ユニットリーダー会議・活動主任会議(2 ヶ月に1回)

5.保育士・介護福祉士・社会福祉士資格 単位取得実習生の受け入れ

学 校 名 受入人数 学 校 名 受入人数

京都保育福祉専門学院 2 名 平安女学院短期大学 2 名

龍谷大学短期大学(社会福祉) 5 名 華頂短期大学 2 名

京都文教短期大学 2 名 滋賀短期大学 2 名

びわこ学院大学 1 名 綾羽高等学校(介護福祉) 2 名

※今年度は実習途中で体調を崩される方が数名おられ、時間外の対応と学校との連携に時

間を割きました。実習生の受け入れについては大きな問題はなく、実習生も楽しんで実習

に取り組まれていました。ただ、終了後のアンケートには職員の実習生に対する配慮不足

な点や、支援に対する良し悪しの記述があったため、支援への振り返りの一つとして改善

に努めたり、励みにしたりと実習生からの意見を活かしていこうと思います。

上記には記載はありませんが、当初、実習生の受入れを予定していた大阪保育福祉専門学

院生が自身の問題により急遽実習取りやめとなっています。

6. その他事業報告 ・6 月 16 日(金)石部中学校ふれあい交流会(AM のみ)

・8 月 17 日(木)、8 月 18 日(金)湖南市障がい児ホリデースクール(総計名)受け入れ

・8 月 18 日(金)石部南小学校教職員研修生(2 名)の受け入れ

・10 月 3 日(火)特別支援学級教職員初任者研修生(11 名)の受入れ

・11 月 24 日(金)石部中学校ふれあい交流会(終日)

・法定避難訓練の実施

4月14日(金) 消防設備点検

8月6日(月) 夜間避難訓練

10月24日(火) 緊急避難実施

10月25日(水) 避難訓練・消火訓練

10月28日(土) 消防設備点検

3月 17日(土) 避難訓練・消火訓練

・広報誌「おちほ」の年 3 回の発行

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18

平成29年度 社会福祉法人 椎の木会 しいのきホーム 事業報告

1.事業概要

共同生活援助(介護包括型)

利用者6名(平成30年3月31日現在)

支援体制 管理者1名(兼務)、サービス管理責任者1名(兼務)、

生活支援員2名(兼務)、世話人2名(兼務)

2.利用者の移動・区分変更 退去利用者 1名男性(利用期間:H29.4.1~H29.11.29)

区分 非該当(H29.4.1~H29.8.31)2(H29.9.1~H29.11.29)

入居利用者 1 名女性 (利用開始年月日:H30.2.13~)

区分 4

3.事業・行事・主な支援内容報告 実 施 日 事業・行事・主な支援内容 対象利用者・支援者

4月 4日(火) KI さん済生会通院付き添い 利1名・支1名

6日(木) TA さんふじた医院通院 利1名・支1名

9日(日) おはなし会・イチゴ狩りと希望ヶ丘お花見 利6名・支2名

11日(火) N さん石部医療センター・草津方面買い物と昼食付き添い 利1名・支1名

12日(水) TA さんみねの歯科通院とドライブ 利1名・支1名

15日(土) TA さん散髪・買い物付き添い 利1名・支1名

16日(日) クリーンキャンペーン参加 利2名・管1名

16日(日) KA さん買い物付き添い 利1名・支1名

30日(日) TA さん甲西図書館付き添い 利1名・支1名

5月 3日(水) 手作り昼食とおやつ作り(ピザとフルーツポンチ) 利6名・支1名

4日(木) じゅらくの里遠足(手作りお弁当) 利2名・支1名

5日(金) 朝食付き添い(ガスト) 利4名・支1名

6日(土) 結婚式参列付き添い 利3名・支2名

9日(火) KI さん済生会通院付き添いと買い物 利1名・支1名

14日(日) 三雲養護学校同窓会役員会送迎 利3名・支1名

17日(水) TA さんみねの歯科通院とドライブ 利1名・支1名

27日(土) ボーリングと昼食 利6名・支2名

6月 1日(木) TA さん小児保健医療センター通院と昼食付き添い 利1名・支1名

4日(日) TA さん甲西図書館付き添い 利1名・支1名

6日(火) A さん NA さん KA さん健診付き添い 利3名・支1名

11日(日) TA さん散髪・買い物付き添い 利1名・支1名

13日(火) KI さん済生会通院付き添いと買い物 利1名・支1名

14日(水) TA さんみねの歯科通院 利1名・支1名

18日(日) A さん・TA さん三雲養護学校同窓会参加 利2名・支1名

22日(木) KU さん新居の買い物付き添い 利1名・支1名

25日(日) おはなし会・手作り昼食 利6名・支2名

7月 1日(土) TA さん甲西図書館付き添い 利1名・支1名

2日(日) A さん阪神甲子園球場(対ヤクルト戦)観戦 利1名・支1名

7日(金) KA さん佐野医院付き添い 利1名・支1名

11日(火) KI さん済生会通院付き添いと買い物 利1名・支1名

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13日(木) TA さん小児保健医療センター通院と昼食付き添い 利1名・支1名

18日(火) TA さん小児保健医療センター眼科通院 利1名・支1名

19日(水) TA さんみねの歯科通院とドライブ 利1名・支1名

23日(日) カラオケとランチ(ビッグエコー) 利6名・支2名

23日(日) A さん散髪と買い物付き添い 利1名・支1名

26日(水) KA さん石部医療センター検査付き添い 利1名・支1名

30日(日) TA さん甲西図書館付き添い 利1名・支1名

8月 6日(日) TA さん散髪・買い物付き添い 利1名・支1名

8日(火) KI さん済生会通院付き添いと買い物 利1名・支1名

14日(月) 手作り夕食(焼きそば・フランクフルト等) 利5名・支1名

19日(土) 東寺なつまつり参加付き添い 利6名・支1名

23日(水) TA さんみねの歯科通院 利1名・支1名

26日(土) 近江八幡水茎の郷(バーベキュー) 利6名・支2名

9月 1日(金) TA さん小児保健医療センター通院と昼食 利1名・支1名

1日(金) KA さん佐野医院通院付き添い 利1名・支1名

3日(日) TA さん甲西図書館付き添い 利1名・支1名

20日(水) KU さんがん検診付き添い 利1名・支1名

22日(金) TA さん小児保健医療センター眼科通院 利1名・支1名

24日(日) 自動車労連ふれあい広場参加 利6名・管1名・支1名

27日(水) TA さんみねの歯科通院 利1名・支1名

10月1日(日) 防災訓練参加 利6名・支1名

3日(火) KI さん済生会通院付き添いと買い物 利1名・支1名

8日(日) A さん TA さん散髪と図書館付き添い 利2名・支1名

18日(水) NA さんスマイル歯科通院付き添い 利1名・支1名

20日(金) KA さん買い物と昼食付き添い 利1名・支1名

24日(火) A さん NA さん肺がん検診と買い物 利2名・支1名

25日(水) TA さん NA さんスマイル歯科通院付き添い 利2名・支1名

11月1日(水) TA さん NA さんスマイル歯科通院付き添い 利2名・支1名

2日(木) KU さん買い物付き添い 利1名・支1名

5日(日) 近江学園ふれあい広場付き添い 利3名・支1名 9 日(木)10 日(金)11 日(土) 長崎方面旅行 利3名・管1名・支1名

12日(日) クリーンキャンペーン参加 利2名・管1名

12日(日) KA さんサ高住契約と買い物 利1名・管1名・支1名

13日(月) TA さんスマイル歯科通院付き添い 利1名・支1名

14日(火) NA さんスマイル歯科通院付き添い 利1名・支1名

15日(水) KI さん佐野医院予防接種 利1名・支1名

19日(日) おはなし会 利6名・支1名

21日(火) NA さん佐野医院予防接種 利1名・支1名

24日(金) KA さん新居買い物 利1名・支1名

26日(日) TA さん甲西図書館付き添い 利1名・支1名

28日(火) KI さん済生会通院付き添いと買い物 利1名・支1名

29日(水) KA さん引っ越し 利1名・管1名・支1名

12月5日(火) A さんスマイル歯科通院付き添い 利1名・支1名

9日(土) A さん散髪と買い物付き添い 利1名・支1名

10日(日) TA さん散髪と買い物 利1名・支1名

13日(水) TA さん買い物付き添い 利1名・支1名

17日(日) 忘年会(栗東市ごきげんさん) 利5名・管1名・支2名

19日(火) TA さん小児保健医療センター通院と昼食 利1名・支1名

1月 2日(火) KI さん NA さん初詣と昼食 利2名・支1名

2日(火) A さん外出 利1名

11日(木) NA さん石部医療センター通院付き添い 利1名・支1名

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14日(日) TA さん甲西図書館付き添い 利1名・支1名

21日(日) 栗東歴民ロビーコンサート付き添い 利1名・支1名

23日(火) KI さん済生会通院付き添いと買い物 利1名・支1名

2月 4日(日) TA さん甲西図書館付き添い 利1名・支1名

11日(日) TA さん散髪と買い物 利1名・支1名

12日(月) A さん散髪と買い物 利1名・支1名

13日(火) S さん入居利用開始

21日(水) Sさんふじた医院通院付き添いと買い物 利1名・支1名

24日(土) S さん買い物付き添い 利1名・支1名

25日(日) TA さん甲西図書館と買い物付き添い 利1名・支1名

28日(水) S さんスマイル歯科通院つきそい 利1名・支1名

3月 3日(土) 三雲養護学校同窓会役員会送迎 利2名・支1名

5日(月) KI さん石部医療センター付き添い 利1名・支1名

7日(水) S さん精神医療センター・スマイル歯科・ふじた医院通院

付き添い

利1名・支1名

14日(水) KI さん石部医療センター検査付き添い 利1名・支1名

15日(木) TA さん小児保健医療センター通院と昼食 利1名・支1名

25日(日) TA さん甲西図書館とドライブ 利1名・支1名

29日(木) KI さん石部医療センター検査結果を聞きにいく 利1名・支1名

●行事について

今年度は、年度当初から計画をたて実行することができました。個人外出や泊りでの

旅行なども希望に沿うことができました。ホームでの手作り昼食、おやつ作りも数回で

はありましたがすることができ、特におやつ作りでは利用者さん主導ですることができ

ました。

今後も皆さんの要望を出来るだけ取り入れて取り組めるよう計画していきます。

●健康管理について

各自で職場や市の健康診断を受けられ管理することができました。今年度は、インフ

ルエンザに罹られる方が1名おられましたが、それ以外では大きなケガをされること

もなく過ごされました。今後も、手洗いやうがいを徹底し感染症を出さないように気

をつけ、歯科も定期受診出来ており引き続き支援していきます。

●個別支援について

・N さん

休日は、自転車で買い物に出かけたり、図書館に出かけたりされている。休日の午後

には、東寺周辺の散歩もされている。それ以外は主にリビングで本を読まれたり、テ

レビ鑑賞をして過ごされている。ホームでの外出や旅行はあまり参加できていないの

で無理のないように参加してもらえるように声をかけていきたい。

部屋の掃除もするように声かけをしているが、それだけではなかなか実行してもらえ

ず現在キーパーと一緒にしています。長期の休みには、コレクションが沢山溜まって

いるので確認をしながら片付けてもらうようにしました。布団、カーペット干し、シ

ーツの洗濯なども声かけ、確認をして支援をしていきたい。

体調面では、インフルエンザに罹られたがその他は大きく崩れることなく仕事を休ま

れることもなかった。定期通院と投薬管理をすることで、健康維持に努めています。

就労についても、3カ月ごとの更新で毎月10日前後勤務されています。

・KA さん

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11月末日で退所される。現在は守山市のサービス付き高齢者住宅で生活をされてい

ます。

休日は、自転車で買い物に出かけたり、知り合いの方のお手伝いを頼まれると朝早く

からでかけられている。予定のない日は、一人で食事に出かけられたり、自分なりに

余暇を楽しんでおられる。

その反面、ホームでの和を乱すような行為、言動もありこれについてはその都度注意

をしていく。体調面では特に問題ないが、ピロリ菌が見つかり除去をする。

就労についても、本人なりに頑張っておられた。11月22日付で退職。

・KI さん

休日は、自転車や散歩を兼ねて買い物に出られたり、個人外出を計画され自分なりに

リフレッシュするようにされている。KA さんとのトラブルもなくなり落ち着いた生活

を送っておられる。職場でのストレスもためられないようにその都度話を聞き対応し

ている。体調面では、2月の職場での健康診断の結果で、今回も不整脈がでたため受

診する。心臓の動きが悪いため投薬を開始する。当初月1回の受診だったのが現在は

症状が落ち着いているため3カ月に1回の通院になっている。ピロリ菌の記載もあり

除去をする(現在結果待ち)。 就労についても、勤務時間の変更もなく安定している。

・A さん

休日は、図書館に行かれたり、長時間の散歩に出られたりされている。KA さんとの関

わりでのストレスがみられたが、退所されたことで少し軽減された。他の利用者さん

と大きなトラブルはないが、必要以上に握手やハイタッチを求められて困っておられ

る方もいるので見守っていきたい。

体調面では、市の健康診断を受けて、健康に気を付けながら現状維持ができるように

する。 就労についても、現在落穂寮の嘱託職員として、午前はトイレの清掃作業、

午後は敷地内の清掃作業をされている。常に一人での作業となるため、余暇に楽しみ

を持ち仕事に対して意欲が持てるように声かけ支援をする。

・KU さん

昨年度から、特定の方とのお付き合いがあり決められたルールの中で行動をとっても

らえるように伝えている。仕事以外は、ほぼ毎日外出されており、見守り、声かけ支

援が必要となっている。話す時間も少ないので、時間を見つけては話をする機会を持

つようにしている。体調面では、ほぼ毎日ふじた医院に通院し本人なりに体調管理に

努めておられる。歯科受診も半年ごとに連絡があり通院できています。 仕事でのス

トレスをためないよう、他の利用者さんに当たらないように見守り対応するようにし

ている。

・T さん

日常生活において大きな問題もなく過ごせている。ホーム内で騒がしい時などストレ

スをためてしまわれることもあるが、我慢するばかりでなく他の利用者さんや職員に

対しても自分の意見を伝えられたり、落ち込まないように努力されている。その反面

時々他の利用者さんに対して強気の発言をされ反感を買われそうなこともあるので、

声かけが必要な時がある。休日などは、図書館に行き写真集やクラッシックの CD を

借り、一人の時間などは部屋でゆっくりとすごされている。

体調面では、老眼、乱視が進んでおり織物班での作業が見にくくなり現在眼鏡をかけ

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て作業をされている。今年度も大きな病気をされることもなく過ごせた。

・S さん

2月中旬に入所される。基本的な生活習慣があまり身についておらず一からの声かけ

となる。物が見つからなかった時など大きな声を出し、自分の意見が通らなかったり

すると暴言をはいたり、物に当たったり自傷行為があるので、声かけたり丁寧に対応

している。

休日は、自転車で買い物に行かれたり、他の利用者さんと散歩に出たり、リビングで

折り紙や編み物をして過ごされている。

就労についても、現在いしべ共同作業所に通っておられ、毎日通勤できるように支援

している。

今年度は、利用者さんの退所、入所があり、少し落ち着かない日がありました。入所

されてからはほとんどが新しい方に関わる時間が多く十分な支援が出来なかったので

は、と感じるところもありましたが、職員の勤務時間が昨年とは変わり二人で勤務す

ることもありカバーしあえたと思います。

利用者さんの中には60歳を超える方もおられ、健康面でも一層注意をしていかなけ

ればいけないと感じます。

今年度不十分だったところを見直し、次年度は利用者さんが楽しく充実した毎日を過

ごせるように支援していきたいと思います。