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2020年10月1日 実施

3 時 間 帯 別 電 灯 · 2020. 10. 1. · - 2 - ロ お客さまが契約主開閉器により契約容量を定めることを希望される場 合には,契約容量は,イにかかわらず,基本要綱16(従量電灯)(3)ロ

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3 時 間 帯 別 電 灯

2020年10月1日 実施

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Ⅰ 本 則

1 適 用

(1) この個別要綱の3時間帯別電灯(以下「3時間帯別電灯」といいま

す。)は,当社が別途定める基本契約要綱(低圧)(以下「基本要綱」と

いいます。)の従量電灯の適用範囲に該当し,4(時間帯区分)に定める

昼間時間以外の時間帯への負荷移行が可能な需要で,かつ,この個別要綱

実施の際現に個別要綱の3時間帯別電灯(2020年4月1日実施)の適用を

受けている場合に適用いたします。

(2) この個別要綱は,基本要綱と合わせて適用いたします。

2 契約負荷設備

契約負荷設備をあらかじめ設定していただきます。

3 契 約 容 量

(1) 原則として次のいずれかにより,契約容量を定めます。

イ 契約負荷設備の総容量(入力といたします。なお,出力で表示されて

いる場合等は,各契約負荷設備ごとに基本要綱別表1〔負荷設備の入力

換算容量〕によって換算するものといたします。)に次の係数を乗じて

えた値といたします。ただし,差込口の数と電気機器の数が異なる場合

等特別の事情がある場合は,別表3(契約負荷設備の総容量の算定)に

よって総容量を定めます。

最初の6キロボルトアンペアにつき 95パーセント

次の14キロボルトアンペアにつき 85パーセント

次の30キロボルトアンペアにつき 75パーセント

50キロボルトアンペアをこえる部分につき 65パーセント

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ロ お客さまが契約主開閉器により契約容量を定めることを希望される場

合には,契約容量は,イにかかわらず,基本要綱16(従量電灯)(3)ロ

に準じて定めます。

(2) 別表1(夜間蓄熱式機器)に定める小型機器(以下「夜間蓄熱式機器」

といいます。)を使用される場合は,(1)にかかわらず,契約容量は,原

則として,次のイによってえた値に0.4を乗じてえた値がロによってえた

値以上となる場合は,イによってえた値とし,それ以外の場合は,次の算

式によって算定された値といたします。

イによってえた値+ロによってえた値×0.1

イ 契約負荷設備のうち夜間蓄熱式機器以外のものについて,原則として

(1)に準じてえた値

ロ 契約負荷設備のうち夜間蓄熱式機器の総容量(入力)

4 時間帯区分

時間帯区分は,次のとおりといたします。

(1) 昼間時間

毎日午前9時から午後5時までの時間をいいます。ただし,別表2(休

日等)に定める日の該当する時間を除きます。

(2) 軽負荷時間

別表2(休日等)に定める日以外の毎日午前7時から午前9時までおよ

び午後5時から午後11時までの時間ならびに別表2(休日等)に定める日

の午前7時から午後11時までの時間をいいます。

(3) 夜間時間

昼間時間および軽負荷時間以外の時間をいいます。

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5 料 金

料金は,基本料金,電力量料金および別表5(再生可能エネルギー発電促

進賦課金)(3)によって算定された再生可能エネルギー発電促進賦課金の合

計といたします。ただし,電力量料金は,別表4(燃料費調整)(1)イによ

って算定された平均燃料価格が45,900円を下回る場合は,別表4(燃料費

調整)(1)ニによって算定された燃料費調整額を差し引いたものとし,別表

4(燃料費調整)(1)イによって算定された平均燃料価格が45,900円を上回

る場合は,別表4(燃料費調整)(1)ニによって算定された燃料費調整額を

加えたものといたします。

(1) 基本料金

基本料金は,契約容量に応じ1月につき次のとおりといたします。ただ

し,まったく電気を使用しない場合の基本料金は,半額といたします。

イ 契約容量が6キロボルトアンペア以下の場合

1契約につき 1,540円00銭

ロ 契約容量が6キロボルトアンペアをこえる場合

1契約につき最初の10キロボルトアンペアまで 2,200円00銭

上記をこえる1キロボルトアンペアにつき 286円00銭

(2) 電力量料金

電力量料金は,その1月の時間帯別の使用電力量によって算定いたしま

す。

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イ 昼間時間

1キロワット時につき 36円27銭

ロ 軽負荷時間

1キロワット時につき 25円91銭

ハ 夜間時間

1キロワット時につき 13円70銭

6 夜間蓄熱式機器の計量等

(1) 特別の事情がある場合は,お客さまとの協議のうえ,夜間蓄熱式機器の

使用電力量についてその他の負荷設備とは別に計量することがあります。

この場合,当該夜間蓄熱式機器については,専用の屋内電路を施設し,直

接当該夜間蓄熱式機器に接続していただきます。また,夜間時間以外の時

間は,適当な装置を用いて電気の供給を原則としてしゃ断いたします。

なお,当社は,供給設備の状況により,当該夜間蓄熱式機器について通

電開始時刻を前後2時間の範囲内で変更することがあります。ただし,通

電時間の延長または短縮は行ないません。

(2) (1)の場合で,電気の供給をしゃ断する電路に取り付けた電力量計によ

って計量された使用電力量は,夜間時間に使用されたものといたします。

7 制限または中止の料金割引

(1) 当社は,基本要綱38(供給の中止または使用の制限もしくは中止)(1)

によって,当該一般送配電事業者が電気の供給を中止し,または電気の使

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用を制限し,もしくは中止した場合には,基本要綱38(供給の中止または

使用の制限もしくは中止)(2)にかかわらず,次の割引を行ない料金を算

定いたします。ただし,その原因がお客さまの責めとなる理由による場合

は,そのお客さまについては割引いたしません。

イ 割引の対象

基本料金といたします。ただし,基本要綱25(料金の算定)(1)イ,

ロまたはハの場合は,制限または中止の日における契約内容に応じて算

定される1月の金額といたします。

ロ 割 引 率

1月中の制限し,または中止した延べ日数1日ごとに4パーセントと

いたします。

ハ 制限または中止延べ日数の計算

延べ日数は,託送約款等にもとづき算定された値といたします。

(2) (1)による延べ日数を計算する場合には,電気工作物の保守または増強

のための工事の必要上当該一般送配電事業者がお客さまに3日前までにお

知らせして行なう制限または中止は,1月につき1日を限って計算に入れ

ません。この場合の1月につき1日とは,料金の算定期間の1暦日におけ

る1回の工事による制限または中止の時間といたします。

8 そ の 他

(1) その他の事項については,次に定める場合を除き,基本要綱の従量電灯

にかかわる規定によります。

イ 基本要綱6(需給契約の申込み)(2)に定める事項については,適用

いたしません。

ロ お客さまが契約容量を新たに設定し,または増加された後1年に満た

ないで電気の使用を廃止または契約容量を減少しようとされる場合は,

基本要綱44(需給開始後の需給契約の廃止または変更にともなう料金お

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よび工事費負担金等相当額の精算)(1) イ,ロ,ハ,ニおよび(2)にか

かわらず,特定小売供給約款(以下「供給約款」といいます。なお,供

給約款を変更した場合には,変更後の約款といたします。)45(需給開

始後の需給契約の廃止または変更にともなう料金および工事費負担金等

相当額の精算)に準じて精算いたします。

(2) この個別要綱の実施上必要な細目的事項については,Ⅱ(実施細目)に

よるものといたします。

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Ⅱ 実 施 細 目

1 適 用 範 囲

「昼間時間以外の時間帯への負荷移行が可能な需要」とは,その負荷の使

用目的から,使用時間帯を変更することが可能な電気機器を使用する需要

をいい,街路灯,看板灯,アパート等の集合住宅の共用灯等の需要は含み

ません。

2 契 約 容 量

(1) お客さまの希望により当該一般送配電事業者の電流制限器等を取り付け

る場合は,契約容量は,次のイまたはロにより算定いたします。

なお,電流制限器等とは,基本要綱16(従量電灯)(3)イ(ロ)における電

流制限器等をいいます。

イ 電流制限器を取り付ける場合

入力(キロボルトアンペア)=電流制限器の定格電流(アンペア)×100ボルト× 1

1,000

ロ 電流を制限する機能を有する計量器を取り付ける場合

入力(キロボルトアンペア)=制限される電流(アンペア)×100ボルト× 1

1,000

(2) 夜間蓄熱式機器を使用される場合で,お客さまの希望により夜間蓄熱式

機器以外の機器について当該一般送配電事業者の電流制限器等を取り付け

るときは,本則3(契約容量)(2)イの値は,(1)に準じて算定いたしま

す。

(3) 夜間蓄熱式機器を使用される場合で,お客さまが契約主開閉器により契

約容量を定めることを希望されるときは,契約容量は,基本要綱16(従量

電灯)(3)ロに準じて算定いたします。

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3 夜間蓄熱式機器にかかわる取扱い

(1) 夜間蓄熱式機器とは,主として夜間時間に通電する機能を有する貯湯式

電気温水器および蓄熱式電気暖房器等の機器をいいます。

(2) 「主として夜間時間に通電する機能」とは,次の場合を含みます。

イ お客さまが当該機器への主たる通電時間を夜間時間とすることのでき

る装置を取り付けた場合

ロ 本則6(夜間蓄熱式機器の計量等)(1)の場合で,当該一般送配電事

業者が夜間時間以外の時間に当該機器への電気の供給をしゃ断する装置

を取り付けた場合

(3) 夜間蓄熱式機器を取り付けもしくは取り替えまたは取り外される場合

は,当社に申し出ていただきます。

(4) 当社は,別表1(夜間蓄熱式機器)に定める夜間蓄熱式機器の機能を確

認させていただきます。この場合,当社は,夜間蓄熱式機器の機能を証明

する書類等を提示していただくことがあります。

4 そ の 他

(1) 夜間時間以外の電気の供給をしゃ断する装置は,託送約款等にいう区分

装置として取り扱うものといたします。

(2) 本則6(夜間蓄熱式機器の計量等)(1)にいう「特別の事情がある場

合」とは,供給約款の従量電灯および個別要綱の深夜電力もしくは供給約

款の従量電灯および個別要綱の第2深夜電力の適用を受けているお客さま

または個別要綱の時間帯別電灯もしくはピークシフト電灯の適用を受けて

おり夜間蓄熱式機器の使用電力量についてその他の負荷設備とは別に計量

しているお客さまが3時間帯別電灯に適用する個別要綱を変更される場合

等,技術的,経済的にやむをえず別計量を希望される場合をいいます。

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附 則

1 実 施 期 日

この個別要綱は,2020年10月1日から実施いたします。

2 料金その他の供給条件についての特別措置

(1) 5時間通電機器等を使用されるお客さまについての特別措置

この個別要綱実施の際現に個別要綱の3時間帯別電灯(2020年4月1日

実施)附則2(料金その他の供給条件についての特別措置)(1)の適用を

受けているお客さまの料金その他の供給条件は,Ⅰ(本則)にかかわら

ず,次のとおりといたします。ただし,イ(イ)または(ロ)が適用されない場

合はこの特別措置は適用いたしません。

イ 料 金

料金は,本則5(料金)にかかわらず,本則5(料金)によって料金

として算定された金額から,(イ)bによって算定された5時間通電機器

割引額または(ロ)bによって算定された通電制御型蓄熱式機器割引額を

差し引いたものといたします。

(イ) 5時間通電機器割引

a お客さまがロ(イ)により夜間蓄熱式機器を使用される場合に適用

いたします。

b 5時間通電機器割引額

5時間通電機器割引額は,1月につき次によって算定された金額

といたします。ただし,まったく電気を使用しない場合の5時間通

電機器割引額は,半額といたします。

5時間通電機器の総容量(入力)1キロボルトアンペア

につき 176円00銭

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なお,5時間通電機器の総容量(入力)の単位は,1キロボルト

アンペアとし,その端数は,小数点以下第1位で四捨五入いたしま

す。

(ロ) 通電制御型蓄熱式機器割引

a お客さまがニに定める通電開始時刻が制御可能な蓄熱式機器(以

下「通電制御型蓄熱式機器」といいます。)を使用される場合に適

用いたします。

b 通電制御型蓄熱式機器割引額

通電制御型蓄熱式機器割引額は,1月につき次によって算定され

た金額といたします。ただし,まったく電気を使用しない場合の通

電制御型蓄熱式機器割引額は,半額といたします。

通電制御型蓄熱式機器の総容量(入力)1キロボルト

アンペアにつき 154円00銭

なお,通電制御型蓄熱式機器の総容量(入力)の単位は,1キロ

ボルトアンペアとし,その端数は,小数点以下第1位で四捨五入い

たします。

ロ 夜間蓄熱式機器の計量等

(イ) 本則6(夜間蓄熱式機器の計量等)(1)に該当する場合で,この個

別要綱実施の際現にお客さまが個別要綱の3時間帯別電灯(2020年4

月1日実施)附則2(料金その他の供給条件についての特別措置)

(1)ロ(イ)により夜間蓄熱式機器を使用されるときは,当該夜間蓄熱式

機器について,毎日午前1時から午前6時まで以外の時間は,適当な

装置を用いて電気の供給をしゃ断いたします。(この場合,当該夜間

蓄熱式機器を以下「5時間通電機器」といいます。)

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なお,当社は,供給設備の状況により,5時間通電機器について通

電開始時刻を前後2時間の範囲内で変更することがあります。ただ

し,通電時間の延長または短縮は行ないません。

(ロ) (イ)の場合で,電気の供給をしゃ断する電路に取り付けた電力量計

によって計量された使用電力量は,夜間時間に使用されたものといた

します。また,この場合の各時間帯別の使用電力量は,電力量計ごと

に基本要綱24(使用電力量の算定)により計量した各時間帯別の使用

電力量を合算してえた値といたします。

ハ オフピーク蓄熱式電気温水器

(イ) オフピーク蓄熱式電気温水器とは,ヒートポンプを利用して主とし

て電力需要の少ない時間帯に蓄熱し,お客さまが必要とされる湯温お

よび湯量に沸きあげる機能を有する定格電圧200ボルトのものであっ

て,夜間蓄熱式機器に該当しない給湯機能のみ有する貯湯式電気温水

器および給湯機能と床暖房等の機能とをあわせて有する貯湯式電気温

水器等の機器をいいます。

(ロ) オフピーク蓄熱式電気温水器を取り付けもしくは取り替えまたは取

り外される場合は,当社に申し出ていただきます。

(ハ) 当社は,(イ)に定めるオフピーク蓄熱式電気温水器の機能を確認さ

せていただきます。この場合,当社は,オフピーク蓄熱式電気温水器

の機能を証明する書類等を提示していただくことがあります。

ニ 通電制御型蓄熱式機器

通電制御型蓄熱式機器とは,次の(イ)または(ロ)に該当する夜間蓄熱式

機器およびオフピーク蓄熱式電気温水器をいいます。

(イ) 次のいずれにも該当する機能を有するもの。

a 給水温度を検知できること。

b aの給水温度にもとづいてお客さまが必要とされる湯温および湯

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量に沸きあげるための熱量を算出できること。

c bの熱量から所要通電時間数を算出できること。

d 毎日の夜間時間(本則6〔夜間蓄熱式機器の計量等〕(1)の場合

は通電時間といたします。)の終了時刻からcの所要通電時間数を

さかのぼった時刻に通電を開始することができること。

(ロ) (イ)に準ずる場合で,当社が認めたもの。

ホ 通電制御型蓄熱式機器にかかわる取扱い

(イ) 通電制御型蓄熱式機器を取り付けもしくは取り替えまたは取り外さ

れる場合は,当社に申し出ていただきます。

(ロ) 当社は,ニに定める通電制御型蓄熱式機器の機能を確認させていた

だきます。この場合,当社は,通電制御型蓄熱式機器の機能を証明す

る書類等を提示していただくことがあります。

ヘ 5時間通電機器等に対する料金割引にかかわる取扱い

(イ) イ(イ)の適用を受ける夜間蓄熱式機器については,イ(ロ)は適用いた

しません。

(ロ) 5時間通電機器または通電制御型蓄熱式機器を取り付けもしくは取

り替えまたは取り外されたことにより料金に変更があった場合は,5

時間通電機器割引額および通電制御型蓄熱式機器割引額は,(4)イ(イ)

により日割計算をいたします。

(ハ) 通電制御型蓄熱式機器の取付けまたは取替えをされた場合の通電制

御型蓄熱式機器割引額は,お客さまの申出にもとづいて当社が通電制

御型蓄熱式機器であることを確認した日以降の料金について適用いた

します。

(ニ) 供給停止期間中の5時間通電機器割引額および通電制御型蓄熱式機

器割引額については,(4)イ(イ)の「日割計算対象日数」を停止期間中

の日数として日割計算をいたします。

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なお,この場合,5時間通電機器割引額および通電制御型蓄熱式機

器割引額は,まったく電気を使用しない場合のものといたします。

(2) 全電化需要のお客さまについての特別措置

夜間蓄熱式機器またはオフピーク蓄熱式電気温水器を使用する需要で,

夜間蓄熱式機器の総容量(入力)またはオフピーク蓄熱式電気温水器の総

容量(入力)が1キロボルトアンペア以上であり,かつ,この個別要綱実

施の際現に個別要綱の3時間帯別電灯(2020年4月1日実施)附則2(料

金その他の供給条件についての特別措置)(2)の適用を受けているお客さ

まの料金その他の供給条件は,Ⅰ(本則)にかかわらず,次のとおりとい

たします。ただし,イ(イ),(ロ),(ハ)および(ニ)に定める全電化住宅割引が

適用されない場合はこの特別措置は適用いたしません。

イ 料 金

料金は,本則5(料金)および(1)イにかかわらず,本則5(料金)

または(1)イによって料金として算定された金額から(ロ)によって算定さ

れた全電化住宅割引額を差し引いたものといたします。

(イ) 全電化住宅割引は,需要場所におけるすべての熱源を電気でまかな

う需要(以下「全電化需要」といいます。)で,お客さまと当社との

協議が整った場合に適用いたします。この場合,すべての熱源とは,

給湯,厨房および冷暖房等に要する熱源をいいます。

(ロ) 全電化住宅割引額

全電化住宅割引額は,1月につき次によって算定された金額といた

します。ただし,次によって算定された金額が(ニ)に定める全電化住

宅割引上限額を上回る場合の全電化住宅割引額は,(ニ)に定める全電

化住宅割引上限額といたします。

全電化住宅割引額=(ハ)の割引対象額×5パーセント

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(ハ) 割引対象額

割引対象額は,本則5(料金)(1)によって基本料金として算定さ

れた金額およびその1月の時間帯別の使用電力量に本則5(料金)

(2)の該当料金を適用して算定された金額の合計から,(1)イ(イ)または

(ロ)が適用される場合は,(1)イ(イ)bによって算定された5時間通電機

器割引額または(1)イ(ロ)bによって算定された通電制御型蓄熱式機器

割引額を差し引いたものといたします。

(ニ) 全電化住宅割引上限額

1契約につき 2,200円00銭

ロ 全電化住宅割引にかかわる取扱い

(イ) 全電化需要

a 当社は,全電化需要であることを確認するために,必要に応じて

お客さまから電気機器に関する資料を提出していただきます。

b 給湯設備,厨房設備,冷暖房設備等の電気機器を取り付けもしく

は取り替えまたは取り外される場合は,当社に申し出ていただきま

す。

(ロ) 全電化住宅割引額

a 全電化住宅割引の適用を受けている場合で,全電化需要でないこ

とが明らかになったときは,基本要綱37(違約金)に準じて違約金

を申し受けます。

b 全電化住宅割引は,お客さまの申出にもとづいて当社が全電化需

要であることを確認した日以降の料金について適用いたします。

c 基本要綱25(料金の算定)(1)ロの場合で,日割計算をするとき

は,料金に変更があった日の前後の期間ごとに割引対象額を算定い

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たします。

d 本則7(制限または中止の料金割引)によって割引を行なう場合

は,割引対象額は,イ(ハ)で算定された割引対象額から本則7(制

限または中止の料金割引)による割引額を差し引いたものといたし

ます。

(3) 最低月額料金

本則5(料金)(1)によって基本料金として算定された金額および本則

5(料金)(2)によって電力量料金として算定された金額の合計から,(1)

イ(イ)bによって算定された5時間通電機器割引額,(1)イ(ロ)bによって算

定された通電制御型蓄熱式機器割引額または(2)イ(ロ)によって算定された

全電化住宅割引額を差し引いてえた金額が次の金額を下回る場合は,その

1月の料金は,次の金額および別表5(再生可能エネルギー発電促進賦課

金)(3)によって算定された再生可能エネルギー発電促進賦課金の合計と

いたします。

最低月額料金

1契約につき 355円30銭

(4) そ の 他

イ 5時間通電機器割引額,通電制御型蓄熱式機器割引額または全電化住

宅割引上限額を日割りする場合の日割計算の基本算式は,次のとおりと

いたします。

(イ) 5時間通電機器割引額または通電制御型蓄熱式機器割引額を日割り

する場合

1月の該当割引額× 日割計算対象日数

検針期間の日数

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(ロ) 全電化住宅割引上限額を日割りする場合

全電化住宅割引上限額× 日割計算対象日数

検針期間の日数

(ハ) 基本要綱25(料金の算定)(1)ハに該当する場合は,(イ)および(ロ)の

日割計算対象日数 は,

日割計算対象日数 といたします。

検針期間の日数 暦 日 数

ロ 電気の供給を開始し,または需給契約が消滅した場合のイの「検針期

間の日数」および「暦日数」は,次によります。

(イ) 検針期間の日数

a 電気の供給を開始した場合は,開始日の直前のそのお客さまの属

する検針区域の検針日から,需給開始の直後の検針日の前日までの

日数といたします。

b 需給契約が消滅した場合は,消滅日の直前の検針日から,当社が

次回の検針日としてお客さまにあらかじめお知らせした日の前日ま

での日数といたします。

(ロ) 暦 日 数

a 電気の供給を開始した場合は,そのお客さまの属する検針区域の

検針の基準となる日(開始日が含まれる検針期間の始期に対応する

ものといたします。)の属する月の日数といたします。

b 需給契約が消滅した場合は,そのお客さまの属する検針区域の検

針の基準となる日(消滅日の前日が含まれる検針期間の始期に対応

するものといたします。)の属する月の日数といたします。

ハ (3)に定める最低月額料金の適用を受ける場合は,本則7(制限また

は中止の料金割引)(1)イにいう基本料金は,最低月額料金といたしま

す。

ニ その他の事項については,Ⅰ(本則)に準ずるものといたします。

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別 表

1 夜間蓄熱式機器

夜間蓄熱式機器とは,次のいずれにも該当するものをいいます。

(1) 主として夜間時間に通電する機能を有すること。

(2) (1)の通電時間中に蓄熱のために使用されること。

2 休 日 等

この個別要綱において,休日等とは,土曜日,日曜日,「国民の祝日に関

する法律」に規定する休日,1月2日,1月3日,4月30日,5月1日,

5月2日,12月30日および12月31日をいいます。

3 契約負荷設備の総容量の算定

(1) 差込口の数と電気機器の数が異なる場合は,次によって算定された値に

もとづき,契約負荷設備の総容量を算定いたします。

イ 電気機器の数が差込口の数を上回る場合

差込口の数に応じた電気機器の総容量(入力)といたします。この場

合,最大の入力の電気機器から順次対象といたします。

ロ 電気機器の数が差込口の数を下回る場合

電気機器の総容量(入力)に電気機器の数を上回る差込口の数に応じ

て次によって算定した値を加えたものといたします。

(イ) 住宅,アパート,寮,病院,学校および寺院

1差込口につき 50ボルトアンペア

(ロ) (イ)以外の場合

1差込口につき 100ボルトアンペア

(2) 契約負荷設備の容量を確認できない場合は,同一業種の1回路当たりの

平均負荷設備容量にもとづき,契約負荷設備の総容量(入力)を算定いた

します。

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4 燃料費調整

(1) 燃料費調整額の算定

イ 平均燃料価格

原油換算値1キロリットル当たりの平均燃料価格は,貿易統計の輸入

品の数量および価額の値にもとづき,次の算式によって算定された値と

いたします。

なお,平均燃料価格は,100円単位とし,100円未満の端数は,10円の

位で四捨五入いたします。

平均燃料価格=A×α+B×β+C×γ

A=各平均燃料価格算定期間における1キロリットル当たりの平

均原油価格

B=各平均燃料価格算定期間における1トン当たりの平均液化天

然ガス価格

C=各平均燃料価格算定期間における1トン当たりの平均石炭価

α=0.0275

β=0.4792

γ=0.4275

なお,各平均燃料価格算定期間における1キロリットル当たりの平均

原油価格,1トン当たりの平均液化天然ガス価格および1トン当たりの

平均石炭価格の単位は,1円とし,その端数は,小数点以下第1位で四

捨五入いたします。

ロ 燃料費調整単価

燃料費調整単価は,次の算式によって算定された値といたします。

なお,燃料費調整単価の単位は,1銭とし,その端数は,小数点以下

第1位で四捨五入いたします。

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(イ) 1キロリットル当たりの平均燃料価格が45,900円を下回る場合

燃 料 費 =(45,900円-平均燃料価格)×

(2)の基準単価

調整単価 1,000

(ロ) 1キロリットル当たりの平均燃料価格が45,900円を上回り,かつ,

68,900円以下の場合

燃 料 費 =(平均燃料価格-45,900円)×

(2)の基準単価

調整単価 1,000

(ハ) 1キロリットル当たりの平均燃料価格が68,900円を上回る場合

平均燃料価格は,68,900円といたします。

燃 料 費 =(68,900円-45,900円)×

(2)の基準単価

調整単価 1,000

ハ 燃料費調整単価の適用

各平均燃料価格算定期間の平均燃料価格によって算定された燃料費調

整単価は,その平均燃料価格算定期間に対応する次の燃料費調整単価適

用期間に使用される電気に適用いたします。

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平均燃料価格算定期間 燃料費調整単価適用期間

毎年1月1日から3月31日

までの期間

その年の5月の検針日から6月の

検針日の前日までの期間

毎年2月1日から4月30日

までの期間

その年の6月の検針日から7月の

検針日の前日までの期間

毎年3月1日から5月31日

までの期間

その年の7月の検針日から8月の

検針日の前日までの期間

毎年4月1日から6月30日

までの期間

その年の8月の検針日から9月の

検針日の前日までの期間

毎年5月1日から7月31日

までの期間

その年の9月の検針日から10月の

検針日の前日までの期間

毎年6月1日から8月31日

までの期間

その年の10月の検針日から11月の

検針日の前日までの期間

毎年7月1日から9月30日

までの期間

その年の11月の検針日から12月の

検針日の前日までの期間

毎年8月1日から10月31日

までの期間

その年の12月の検針日から翌年の

1月の検針日の前日までの期間

毎年9月1日から11月30日

までの期間

翌年の1月の検針日から2月の

検針日の前日までの期間

毎年10月1日から12月31日

までの期間

翌年の2月の検針日から3月の

検針日の前日までの期間

毎年11月1日から翌年の

1月31日までの期間

翌年の3月の検針日から4月の

検針日の前日までの期間

毎年12月1日から翌年の

2月28日までの期間(翌年

が閏年となる場合は,翌年

の2月29日までの期間)

翌年の4月の検針日から5月の

検針日の前日までの期間

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ニ 燃料費調整額

燃料費調整額は,その1月の使用電力量にロによって算定された燃料

費調整単価を適用して算定いたします。

(2) 基準単価

基準単価は,平均燃料価格が1,000円変動した場合の値とし,次のとお

りといたします。

1キロワット時につき 23銭3厘

(3) 燃料費調整単価等の掲示

当社は,(1)イの各平均燃料価格算定期間における1キロリットル当た

りの平均原油価格,1トン当たりの平均液化天然ガス価格,1トン当たり

の平均石炭価格および(1)ロによって算定された燃料費調整単価を当社の

事務所に掲示いたします。

5 再生可能エネルギー発電促進賦課金

(1) 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価

再生可能エネルギー発電促進賦課金単価は,電気事業者による再生可能

エネルギー電気の調達に関する特別措置法(以下「再生可能エネルギー特

別措置法」といいます。)第36条第2項に定める納付金単価に相当する金

額とし,電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措

置法第三十二条第二項の規定に基づき納付金単価を定める告示(以下「納

付金単価を定める告示」といいます。)および回避可能費用単価等を定め

る告示により定めます。

なお,当社は,再生可能エネルギー発電促進賦課金単価を当社の事務所

に掲示いたします。

(2) 再生可能エネルギー発電促進賦課金単価の適用

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(1)に定める再生可能エネルギー発電促進賦課金単価は,当該再生可能

エネルギー発電促進賦課金単価に係る納付金単価を定める告示がなされた

年の4月の検針日から翌年の4月の検針日の前日までの期間に使用される

電気に適用いたします。

(3) 再生可能エネルギー発電促進賦課金の算定

イ 再生可能エネルギー発電促進賦課金は,その1月の使用電力量に(1)

に定める再生可能エネルギー発電促進賦課金単価を適用して算定いたし

ます。

なお,再生可能エネルギー発電促進賦課金の単位は,1円とし,その

端数は,切り捨てます。

ロ お客さまの事業所が再生可能エネルギー特別措置法第37条第1項の規

定により認定を受けた場合で,お客さまから当社にその旨を申し出てい

ただいたときは,お客さまからの申出の直後の4月の検針日から翌年の

4月の検針日(お客さまの事業所が再生可能エネルギー特別措置法第37

条第5項または第6項の規定により認定を取り消された場合は,その直

後の検針日といたします。)の前日までの期間に当該事業所において使

用される電気に係る再生可能エネルギー発電促進賦課金は,イにかかわ

らず,イによって再生可能エネルギー発電促進賦課金として算定された

金額から,再生可能エネルギー特別措置法第37条第3項第1号によって

算定された金額に再生可能エネルギー特別措置法第37条第3項第2号に

規定する政令で定める割合として電気事業者による再生可能エネルギー

電気の調達に関する特別措置法施行令に定める割合を乗じてえた金額

(以下「減免額」といいます。)を差し引いたものといたします。

なお,減免額の単位は,1円とし,その端数は,切り捨てます。