Upload
others
View
3
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
~ 14 ~
3.計画の基本理念と基本方針
(1) 基本理念と基本方針
① 基本理念
「第4次沼津市総合計画」では、「人と環境を大切にする
県東部広域拠点都市・沼津」を将来の都市像として掲げ、本
市のまちづくりを進めていくものとなっています。
本市の情報化の基本理念は、第4次沼津市総合計画で掲げ
る、将来の都市像の実現に向け、以下のとおり定めます。
ICTが人をつなぐ「元気でいきいき
e都市(まち)ぬまづ」
② 基本方針
本計画の基本方針は、「第4次沼津市総合計画」で掲げる
“まちづくりの方針”と、国等における情報施策等を総合
的に勘案し、次の基本方針を定め取組みを行います。
1. ICTを利活用し、情報発信、市民協働、コミュニティ
づくりを推進する
2. 災害や情報セキュリティについて、安全で信頼性の高い
システムづくりを推進する
3. 業務効率と市民の利便性を高めるため、ICT環境の整
備を推進する
~ 15 ~
(2) 施策
基本方針1 ICTを利活用し、情報発信、市民協働、コミ
ュニティづくりを推進する
目標○1 社会保障・税番号制度の活用の促進
・社会保障・税番号制度の活用の促進
内
容
社会保障・税番号制度の全国的な本格施行により、手続きの簡素化
など、市民等の負担の軽減が図られるとともに、公平性の確保や適
切な給付が確保されるようになる。データ及び各システムの安全性
を確保しつつ、制度を活用し、一層の市民の利便性の向上、業務の
効率化を図る。
効
果
・番号制度を利用し、国をはじめ、各関係機関等と情報連携を行う
ことにより事務の効率化を図る。
・個人番号カードや個人番号の独自利用について研究、検討を行
い、事業導入により、業務効率の向上、市民負担の軽減や市民の
利便性の向上を図る。
情報システム課 ほか
・住民票・印鑑証明書のコンビニ交付導入
内
容
平成 28 年 1 月から交付開始の個人番号カードを利用し、住民票・
印鑑証明書をコンビニエンスストアに設置されているキオスク端末
で取得できるサービスを開始することで、窓口事務の軽減及び市民
サービスの向上を図る。
このため、コンビニ交付に必要な住民基本台帳システムの改修及
び機器等の整備を図る。
効
果
市内約 80 ヶ所のコンビニにおいて住民票・印鑑証明書の交付が可
能となることから、窓口業務の軽減を図ることができる。またサー
ビス時間も 6:00~23:00 と長時間となることから、市民の利便性の
向上を図ることができる。
市民課
~ 16 ~
目標○2 自治体クラウド等の取組みの推進
目標○3 情報発信の強化・推進
・自治体クラウド等の推進
内
容
総務省による「電子自治体の取組みを加速するための 10 の指針」
において示されている「自治体クラウドの導入」に向けて、本市に
おいても導入を進めていくため、検討を行っていく。
効
果
クラウド技術の導入については、機器の集約化や共同利用等によ
る運用・導入コストの縮減など様々なメリットが唱えられているが、
クラウド化以外にも仮想化など新たな技術の提唱もある。情報セキ
ュリティ等の確保も踏まえ、クラウド化及びクラウド化以外の最新
の技術についても検討をおこないシステムの最適化を図る。
情報システム課
・沼津市子育てモバイルサイト「ぬまづ子育て応援団」の運用
内
容 子育て世代に向けて、市の予防接種情報や子育てサポートキャラ
バン「ぴよぴよ」や「エンゼルサロン」の日程など、子育てに関す
る様々な情報を、スマートフォン、携帯電話、パソコンを使い、提
供を行う。
登録及びサービスの利用は無料。(登録には子どもの生年月日、メ
ールアドレス、ニックネーム等が必要だが、個人が特定されるよう
な情報を必要としない)
効
果
子育て世代に向けて、タイムリーに適切な情報の提供の提供を行う。
予防接種の接種のタイミングは様々であるが、登録することにより接種
の時期に接種のお知らせを受け取ることができるため、接種忘れを防止
することができる。
健康づくり課 子育て支援課
~ 17 ~
・会議録作成・検索システム及び本会議映像配信システム
内
容
平成 16 年 6 月定例会から「会議録作成支援システム」を導入し、
音声認識技術を用いた会議録の作成を開始した。また、平成 18 年
11 月定例会からは、「会議録作成支援システム」を発展させた、会議
録の調製までを自動化する「会議録作成・検索システム」の運用を
開始した。さらに、平成 20 年 11 月定例会からは「本会議映像配信
システム」を導入し、本会議映像の生中継及び録画中継をインター
ネット上で配信している。また、「会議録作成・検索システム」の文
字情報と「本会議映像配信システム」の本会議の録画映像とをあわ
せることにより、文字情報と映像・音声と連動した録画映像を配信
している。
今後も、更なる情報発信等について調査・研究を進めていく。
効
果
・会議録粗稿作成時間の短縮及び委員長報告作成等に係る反訳時
間の短縮
・本会議の録画映像について、会議録と音声との同時閲覧によるわ
かりやすい配信(ユニバーサルデザインに配慮した取り組み)
・インターネットによる議会情報(本会議の映像及び会議録)の早
期公開
・傍聴へ来られない方への情報提供
議会事務局
・オープンデータの利活用の促進
内
容
市が保有する統計情報・地理情報等の公共データを公開し、これ
らのデータの二次利用を促進することにより新たなビジネス機会を
提供し、産業振興、市民等に提供される新たなサービスの創出によ
る利便性の向上を図る。また、官民協働の取組みについても模索
し、社会の活性化を図る。
効
果
・データを利活用する民間事業者により開発されたアプリケーショ
ン等により市民生活の利便性の向上を図ることができる。
・企業活動、社会生活のイノベーション等、社会の活性化を図るこ
とができる。
・最小のコストにより事業効果を図ることができる。
・官民協働。
情報システム課
~ 18 ~
・SNS 等ウェブメディアの活用
内
容
様々な年代、ライフスタイルの市民に合わせた情報発信を行い、
また市外の方にも本市の魅力を広く伝えていくことを目的として、
広報紙のほかにメールマガジン、ホームページ、動画配信、SNS
などのウェブメディアをこれまで以上に連携させ活用し、効果的な
情報発信をしていく。
効
果
拡散性の強いSNS等のウェブメディアを効果的に連携させることに
より、時間や場所を選ばず市政やイベント情報を提供することができ
る。
広報広聴課
・市内観光スポット等への Wi-Fi 環境整備
内
容
富士山世界文化遺産登録や伊豆半島ジオパークの世界ジオパーク
認定に向けた取り組み、2020 年の東京オリンピック開催などを踏ま
え、本市への国内外からの誘客拡大に向けたインフラ整備を行う。
当初の整備エリアは主要観光・防災拠点及びその周辺エリアとし、
平成 27 年度は観光客の導線上、また防災拠点上重要となる観光案内
所等の観光拠点等及び集客スポットエリアに Wi-Fi 環境を整備する
とともに、Wi-Fi 接続時に閲覧可能となる本市の観光スポットの紹介
や防災情報の提供を行う多言語対応サイトを作成し、観光関係団
体、施設への Wi-Fi 環境の拡充に向けた周知・啓発を実施する。次
年度以降は、段階的に整備箇所の拡大、サイト内容の更新等を行っ
ていく。
効
果
・沼津市への来訪者(特に外国人)の利便性の向上を図ることがで
きる。
・インバウンドの拡大に寄与することができる。
・防災情報発信用サイトとして作成することで、災害時にも役立つ
ことができる。
・Wi-Fi 環境整備、ポータルサイト構築により、国内外の多くの観光
客に対して沼津市の観光PRを行うことができる
・サイトによる情報発信により、最新のニーズに合わせたサービス
の提供を受けることができる。
・災害時にも情報を受けることができる。
観光交流課
~ 19 ~
目標○4 市民協働の取組みとコミュニティづくりの推進
・同報無線のデジタル化による情報提供の多重化
内
容
同報無線が聞こえにくいことへの対応として同報無線をデジタル
化する。
また、デジタル化にともない、音声のみだった放送内容を、文字
情報としてメールやSNS、スマートフォンのアプリケーションソ
フト等を用いて各種情報媒体に提供する。
効
果
同報無線を受信できるラジオはあるが、場所によっては受信状態
が悪くよく聞こえないケースがあるため、情報提供方法を多重化す
ることにより、各種の情報端末機器により同報無線放送と同じ内容
を確認することができる。
危機管理課
・市民の声システム運用事業
内
容
市民等(市外の者を含む)から寄せられる意見や要望等の「市民
の声」をデータベース化して一元管理し、職員間の情報共有を図る
とともに、蓄積されたデータを分析することにより的確に市民ニー
ズを把握し、効率的かつ迅速に施策に反映させる。
効
果
メールや郵便、電話等様々な方法で寄せられる市民の声に迅速に
回答するとともにデータベース化し、庁内共有することにより的確
な市民ニーズの把握と施策への効率的な反映が行える。市民の声の
受付から回答までを一連の作業の内容をデータベース化したことか
ら、同様の事例への対応に要する期間が短縮され、速やかな対応が
行える。
広報広聴課
~ 20 ~
・市民協働のための支援システムの整備
内
容
市内で発生している様々な問題(道路が傷んでいる・公園の遊具
が壊れているなど、地域で困った課題)をICT(情報通信技術)
を使って市民がレポートすることで、市民と市役所、市民と市民が
それぞれの課題を共有でき、合理的に効率的にそしてスピーディー
に問題を解決することを目指すシステムを構築する。
SNSアプリの普及によって、市民と行政間でもICTを活用し
た新しいコミュニケーション方法が求められており、市民参画・協
働のツールとしても活用が期待できるものである。
取り組みやすい課題である道路や公園遊具の損壊からはじめ、順
次取組みの拡大について検討していく。
効
果
施設の不具合を早期に発見し、損害を最小限に抑えると共に、市
民サービスの向上を図ることができる。
可視化(現場写真)・共有化(位置情報や内容)による業務プロ
セスの改善と効率化を図ることができる。
市民参画・市民協働への誘発が期待できる。
維持管理課 緑地公園課 ほか
~ 21 ~
基本方針2 災害や情報セキュリティについて、安全で信頼性
の高いシステムづくりを推進する
目標○1 災害時や非常時のICTの活用の促進
・災害対応のためのシステム整備
内 容
災害に対応し、災害発生時の情報の発信や収集、中長期にわたる
被災者支援を総合的かつ効率的に実施するため、システムを整備す
る。情報発信や収集方法の多重化、多様化が必須である。
災害発生前日常生活の中で、防災に関する情報を提供。知識の蓄積、情
報の共有に寄与。
・無線利用:同報無線
・インターネット利用:危機管理情報メール、ツイッター、ホームペ
ージ、防災アプリ
災害発生時災害の発生する予測や発生後の被害や影響に関する情報を
提供。
・無線利用:同報無線、防災ラジオ(FMぬまづへ同報無線緊急割込
放送)、Jアラート(全国瞬時警報システム)
・インターネット利用:危機管理情報メール、ツイッター、沼津市ホ
ームページ
・システム:県防災情報共有システム FUJISAN、L アラート(県災害
情報システム FUJISANからテレビ、新聞等の報道機関、
ポータルサイト等へ情報提供)
災害発生後災害発生後の状況や応急復旧などの情報を提供。被災者の状
況把握と生活支援の情報提供。
・無線利用:同報無線
・インターネット利用:危機管理情報メール、ツイッター、沼津市ホ
ームページ
・システム:L アラート(県災害情報システム FUJISAN からテレビ、
新聞等の報道機関、ポータルサイト等へ情報提供)被災
者支援システム
効
果
災害発生前から発生時、発生後に至るまで、複数の情報提供ツー
ルやシステムを用いて、分かりやすく情報提供を実施する。
また、災害発生時から発生後には、被災者支援システムを導入し
ておくことにより、被災者の状況を一元管理できる。被災者への重
複支援や手続き漏れ等を防ぎ、市民等の負担軽減を図ることができ
る。
危機管理課
~ 22 ~
目標○2 情報管理におけるBCPの確立
・同報無線のデジタル化による情報提供の多重化(再掲)
内
容
同報無線が聞こえにくいことへの対応として同報無線をデジタル
化する。
また、デジタル化にともない、音声のみだった放送内容を、文字
情報としてメールやSNS、スマートフォンのアプリケーションソ
フト等を用いて各種情報媒体に提供する。
効
果
同報無線を受信できるラジオはあるが、場所によっては受信状態
が悪くよく聞こえないケースがあるため、情報提供方法を多重化す
ることにより、各種の情報端末機器により同報無線放送と同じ内容
を確認することができる。
危機管理課
・情報管理における BCP の確立
内
容 総務省よりICT分野におけるBCP策定のためのガイドライン
が平成 20 年に発出され、災害時の情報システムの早期復旧が推進
されている。災害発生時に、業務の中断を抑え市民生活の混乱を避
けるため、各種証明書等の発行業務が行えるよう情報システムの業
務継続性を高めていく。
効
果
・定期的に ICT-BCP マニュアルの見直しを行い、実効性を確保し
ていく。
・各システムの非常時の稼動のため、非常用電源の確保を検討す
る。
・システム構成等の見直しを行い、非常時に重要システムが稼動で
きるよう検討を行う。
情報システム課
~ 23 ~
目標○3 情報セキュリティの確保
・市民情報等の漏えい防止のための体制
内
容
本市では、沼津市電子情報安全管理対策基準において、電子情報安
全管理体制を定め、市の情報システムが扱う電子情報の取り扱いに
ついて、適正かつ安全に管理を行うための体制を整えてきた。
近年における電子情報取り扱い情報機関における情報漏えい事故
の発生に伴い、電子情報の取り扱いについて市民の関心が高まって
きており、個人情報保護の観点からも本市における情報管理につい
て一層の徹底を図る。
効
果
沼津市電子情報安全管理対策基準は平成 17 年度に策定し、平成
19 年度、平成 22 年度において改正を行っている。電子情報を安全
に管理していく上で内容の見直しを行い、また、セキュリティ研修
を実施するなど、情報漏えい防止のための方策を検討し実施してい
く。
情報システム課
・電子情報セキュリティ対策の強化・徹底
内
容
市が保有する情報資産を各種ウィルスやサイバーテロ、不正アク
セス等の脅威から守るため、情報セキュリティ対策を実施する。
効
果
国や地方を問わず、近年多発している情報漏えい等の情報セキュ
リティ関連事故を教訓として、国において地方公共団体等の情報シ
ステムのネットワーク構成等について検討が行われており、今後、
指針等が提示される予定となっている。
本市においても、情報セキュリティについて万全を期すため、指
針等に沿って機器構成等の見直し等、セキュリティ対策を実施し、
安全性を高めるための対策を実施していく。
情報システム課
~ 24 ~
基本方針3 業務効率と市民の利便性を高めるため、ICT環
境の整備を推進する
目標○1 業務効率の向上
・情報リテラシー・セキュリティ意識の向上
内
容
情報化を担う人材の育成と情報セキュリティの徹底のため、職員
研修等実施していく。情報セキュリティについては、近年、個人情
報の保護の意識の高まりから、市民の関心も高く、重要な課題とな
っている。情報漏えい事故は、取り返しのつかない重大な事態とな
ることから、職員の情報リテラシーの向上と情報セキュリティ意識
の向上に努める。
効
果
・職員の情報リテラシーとセキュリティ意識を向上することは、市
民の情報を守るとともに市民サービスの向上に繋がるものとなる
ため、職員研修の実施を行っていく。
・情報化を推進する人材(職員)を育成することができる。
情報システム課
・新地方公会計制度の統一的な基準へのシステム対応
内
容
平成 29 年度に公表する新地方公会計の統一的な基準に基づく財
務書類の作成に当たり、現在の財務会計システムの歳入歳出執行デ
ータと、固定資産台帳に基づく資産情報や減価償却費などの非資金
取引を関連付ける。
また、複式仕訳を採用する方法として、当面は期末一括仕訳を採
用するが、日々仕訳の導入について研究を進める。
効
果
・減価償却費などの非資金取引の情報を明らかにすることにより、
よりわかりやすい財務情報を提供することができる。
・固定資産台帳を通じて、別々に管理している市有財産に関する情
報を全体的に把握することができる。
・人件費などの支出情報や使用料などの収入情報によるフルコスト
情報が施設別に明らかになることにより、より適切な施設管理を
する手助けとなる。
財政課
~ 25 ~
・システムによる債権管理
内
容
システムによる債権管理のうち、生活保護法関係についてシステ
ム管理を行う。
生活保護法第 63 条による費用の返還、及び同法第 78 条による費
用の徴収について、福祉情報システムで管理することにより収納率
の上昇を図る。
生活保護関係から取り組みを開始し、債権を扱う各課の導入を検
討していく。
効
果
・分納計画を細かく作成することができる。
・個人の債務状況について、今までよりも迅速に把握することがで
きる。
社会福祉課 ほか
・福祉情報システムでのデータ連携
内
容 個人番号制度の開始により、統一された番号で各種サービスを利
用可能になると考えられることから、社会保障のデータを連携する
ことで、市民サービスの向上を図る。
そのため、関係課の個別業務システムにおいて、該当者の個人番号
を参照できるようにしておくなど、システムの調整を行う。
効
果
・市民が各課の窓口に移動することなく、1 つの窓口で相談を完結
することができる。
・同姓同名の個人の突合間違いを減らすなどで、市民サービスの精
度を向上させる。
社会福祉課 ほか
~ 26 ~
・統合型地理情報システムの運用
内
容
統合型 GIS を運用し、地理情報を利活用することにより事務効
率の向上を図っていく。
効
果
・個別運用と比較し GIS 運用コストの縮減を図ることができる。
・最新の地理情報による指定道路の案内ができる。
・これまで紙ベースにより地図情報を管理していた事業におい
て、業務効率の向上を図ることができる。
(自治会区割り・投票区・小中学校学区等)
情報システム課 政策企画課 ほか
・埋蔵文化財出土遺物データベース化
内
容
これまで実施してきた埋蔵文化財の発掘調査により、膨大な量
の遺物が出土しており、現地調査の後、発掘調査報告書を作成す
ることにより記録保存を図ってきた。
埋蔵文化財出土遺物データベース化事業は平成 23 年度まで進
め、相当量の遺物について完了しているが、一時中断しており検
索・閲覧可能な運用に至っていない状況となっている。またその
後、新東名建設に係る発掘調査報告書の刊行等が進み、さらに膨
大な量のデータを追加する必要がある。また、その他の発掘調査
箇所も年々増加している状況であり、継続的にデータベース化を
図る必要がある。
このため、これまで蓄積されてきたデータベースの形式にあわ
せて、整理作業が終了し発掘調査報告書が刊行されたものについ
て、順次データの追加を行うことで、検索可能な情報の整備を図
る。
効
果
・埋蔵文化財情報の共有化を図ることができる。
・出土遺物の情報提供を図ることができる。
・順次データの追加を行うことにより、検索対象の充実化を図る
ことができる。
・将来的には遺物だけでなく遺跡情報も付加したシステムを整備
することにより、埋蔵文化財情報を提供することができる。
文化振興課
~ 27 ~
目標○2 市民の利便性の向上
・業務効率向上に向けた情報システム環境整備
内
容
システムの導入や維持管理の経費は多額となることから、費
用対効果を踏まえ充分な検討が必要となる。
庁内には様々なシステムが導入されており ICT の利活用を含
め、全体の最適化を考慮し検討・改善を行っていく。
効
果
・システムの導入・更新にあたっては、費用対効果を検証するこ
とにより最適化を図ることができる。
・クラウド化等を検討・導入していくことにより構築・維持管理
等の経費節減を図ることができる。
情報システム課
・電子申請システムの利用拡大
内
容
県下の市町共同により窓口に出向かなくても申請できる手続
きや、あらかじめ申請書をダウンロードできる様式を用意する
などのシステムの運用を行っており、本市においても、共同シ
ステムで運用を行い、市民の利便性の向上に努めている。
このシステムの活用を促進することにより、市民が窓口に出
向かず申請行為を行うことなど、更なる活用方法についての研
究、検討を進める。
効
果
電子申請システムの利用率は年々高まっており、市民ニーズ
においてもインターネット等を活用した申請の要望が強くなっ
ている。
電子申請の範囲を広げていくとともに、情報機器を持たない
市民に対しても利便性の向上に努めることができる。
情報システム課 ほか
~ 28 ~
・図書館ネットワークシステム事業
内
容
戸田図書館のほか、市内 15 箇所の地区センター図書室に、本
館と同じ図書館業務端末を設置し、分館的な機能を整える。
今後も市民の利便性を高められるよう、図書館システムへの新
機能追加など、研究・検討を進める。
効
果
・地区センターに分館機能を持たせることで、図書館サービスの
地域間格差を減らすことができる。
・地区センターに図書室を設置し、図書館業務用端末を配置する
ことで図書館本館に来館することが困難な市民でも図書館サー
ビスを受けることができる。
・システム更新時に機能追加などを検討し、よりよい図書館サー
ビスを実現することで市民の要望に応えることができる。
市立図書館
・CALS/EC 電子納品の導入
内
容 建設工事の成果品である完成書類の工事写真等を紙ベースから
電子データに移行することで、保管場所の省スペース化、ペーパ
ーレス化による省資源化及び工事データの共有による業務の効率
の向上が図られる。
効
果
・保管場所の省スペース化。
・ペーパーレス化による省資源化。
・工事データの共有による業務の効率の向上。
・写真の印刷の経費節減と省力化(受注者)。
工事検査課
~ 29 ~
・市内観光スポット等への Wi-Fi 環境整備(再掲)
内
容
富士山世界文化遺産登録や伊豆半島ジオパークの世界ジオパー
ク認定に向けた取り組み、2020 年の東京オリンピック開催など
を踏まえ、本市への国内外からの誘客拡大に向けたインフラ整備
を行う。
当初の整備エリアは主要観光・防災拠点及びその周辺エリアと
し、平成 27 年度は観光客の導線上、また防災拠点上重要となる
観光案内所等の観光拠点等及び集客スポットエリアに Wi-Fi 環
境を整備するとともに、Wi-Fi 接続時に閲覧可能となる本市の観
光スポットの紹介や防災情報の提供を行う多言語対応サイトを作
成し、観光関係団体、施設への Wi-Fi 環境の拡充に向けた周
知・啓発を実施する。次年度以降は、段階的に整備箇所の拡大、
サイト内容の更新等を行っていく。
効
果
・沼津市への来訪者(特に外国人)の利便性の向上を図ることが
できる。
・インバウンドの拡大に寄与することができる。
・防災情報発信用サイトとして作成することで、災害時にも役立
つことができる。
・Wi-Fi 環境整備、ポータルサイト構築により、国内外の多くの
観光客に対して沼津市の観光PRを行うことができる
・サイトによる情報発信により、最新のニーズに合わせたサービ
スの提供を受けることができる。
・災害時にも情報を受けることができる。
観光交流課
・納税手段の拡充
内
容
市民等が市税を納付しやすい環境を整備するため、ペイジー
や、クレジット収納等のICTを活用した新たな納税手段を導入
するとともに、既存のコンビニ納付、郵便振替についても見直す
など、納税手段の拡充を行う。
効
果
市民等の利便向上とともに、納期内納付の促進や事務の効率化
が図られる。
納税管理課
~ 30 ~
(3)基本方針、各施策、総合計画の相関イメージ
・社会保障、税番号制度の活用の促進 ○ ○ ○
・住民票・印鑑証明書のコンビニ交付導入 ○ ○ ○ ○ ○
・自治体クラウド等の推進 ○ ○ ○
・子育てモバイルサイトの運用 ○ ○ ○ ○ ○
・会議録作成検索、本会議映像配信システム ○ ○ ○ ○
・オープンデータの利活用の促進 ○ ○ ○ ○ ○
・SNS等ウェブメディアの活用 ○ ○ ○ ○
・市内観光スポット等へのWi-F環境i整備 ○ ○ ○ ○ ○ ○
・同報無線のデジタル化による情報提供の多重化 ○ ○ ○ ○
・市民の声システム運用事業 ○ ○ ○ ○
・市民協働のための支援システムの整備 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
・災害対応のためのシステム整備 ○ ○ ○
・同報無線のデジタル化による情報提供の多重化(再掲) ○ ○ ○ ○
・情報管理におけるBCPの確立 ○ ○
・市民情報等の漏えい防止のための体制 ○ ○
・電子情報セキュリティ対策の強化、徹底 ○ ○
・情報リテラシー、セキュリティ意識の向上 ○ ○ ○
・新地方公会計制度へのシステム対応 ○
・システムによる債権管理 ○
・福祉システムでのデータ連携 ○ ○
・統合型地理情報システムの運用 ○ ○ ○
・埋蔵文化財出土遺物データベース化 ○
・業務効率向上に向けた情報システム環境整備 ○ ○ ○
・電子申請システムの利用拡大 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
・図書館ネットワークシステム事業 ○ ○ ○ ○ ○ ○
・CALS/EC 電子納品の導入 ○ ○ ○
・市内観光スポット等へのWi-Fi環境整備(再掲) ○ ○ ○ ○ ○ ○
・納税手段の拡充 ○ ○
基本方針2
①
②
③
①
基本方針3
②
基本方針 目標 施策
基本方針1
①
②
③
④
第4次沼津市総合計画
環
境
に
や
さ
し
い
安
心
・
安
全
で
快
適
あ
た
た
か
く
親
切
夢
あ
る
人
を
育
て
る
生
涯
い
き
い
き
心
の
か
よ
う
支
え
合
い
魅
力
あ
る
に
ぎ
わ
い
活
力
あ
ふ
れ
る
県
東
部
を
牽
引
す
る
基本理念 ICTが人をつなぐ「元気でいきいきe都市(まち)ぬまづ」
基本方針1 ICTを利活用し、情報発信、市民協働、コミュニティづくりを推進する
①社会保障・税番号制度の活用の促進
②自治体クラウド等の取組みを推進
③情報発信の強化・推進
④市民協働の取組みとコミュニティづくりの推進
①災害時や非常時のICTの活用の促進②情報管理におけるBCPの確立
③情報セキュリティの確保
基本方針2 災害や情報セキュリティについて、安全で信頼性の高いシステムづくりを推進する
基本方針3 業務効率と市民の利便性を高めるため、ICT環境の整備を推進する
①業務効率の向上②市民の利便性の向上