会社案内 ３Ｍジャパングループ

Making lives better, easier and more complete.

３Ｍのサイエンスで、社会と暮らしを、もっと豊かに。

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Science...is just science.Until you make it improve the world. サイエンス…それは、無限の可能性を秘めた原石。“何か”に活かすことで、“何か”を創り出し、“何か”を変え、“何か”を進化させます。

スリーエム ジャパン（株）は 1960 年、３Ｍのアジア初の現地法人として創業しました。粘着テープや反射材、接着剤、研磨材などの輸入販売を行い日本の高度成長に貢献するとともに、1961 年には相模原事業所を設立し、現在の 研究開発活動の拠点となっています。1970 年にはスリーエム ジャパン プロダクツ（株）山形事業所（旧・山形スリーエム（株））を設立し、国内最大の製造拠点として３Ｍジャパングループはもとより、グローバルの「スーパーハブ」として海外の３Ｍ各社へも製品を提供しています。現在は社員数約 2,800 人、グローバルの中核を担うとともに、進展著しいアジア市場全体を支援する地域のリーダーとしての役割も果たしています。

３Ｍジャパングループの概要

1960年代、高度成長期を支える数々の製品をお届けしてきた３Ｍジャパングループは、日本発・グローバル市場に向けた新たな価値の創造に挑戦し続けています。

2017 年 売上高

317億ドル社員数

約9万人

2017 年 売上高

3,138億円社員数

約2,800人

３Ｍの概要

１つのアイデアを、次のアイデアに。一人ひとりのアイデアを結集して、世の中にないアイデアに。1902年、３Ｍのサイエンスカンパニーとしての歴史が始まりました。

３Ｍの歴史は約 1 世紀前の1902 年、米国ミネソタ州で始まりました。設立の目的は、研磨ホイールに適したコランダム（鋼玉）を発掘することでした。しかし、採掘できたのは質の悪いやわらかい石であったため、サンドペーパーの製造販売へ事業転換。1921 年に発売した世界初の耐水サンドペーパーは、水を使っても砥粒が取れないのが特長で、作業中に粉じんが立たず、作業環境を大幅に改善する製品として大ヒットしました。この開発をきっかけに、研磨材技術、接着・接合技術、コーティング技術がスタートしました。現在は約 9 万人の社員がサイエンスを活かし、 １つのアイデアを次のアイデアや用途に結びつけることで、5 万 5,000 もの多彩な製品・サービスを創出しています。

３Ｍのビジョン

3M Technology Advancing Every Company

3M Products Enhancing Every Home

3M Innovation Improving Every Life

３Ｍのテクノロジーはお客様のビジネスをさらに前へ進め、

３Ｍの製品は毎日の暮らしをより快適にし、

そして３Ｍのもたらすイノベーションは明日をもっと豊かにします。

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世界 70カ国でビジネスを展開しています。

３Ｍのグローバルネットワーク2018年5月現在

３Ｍのグローバルネットワーク

３Ｍジャパングループ 会社一覧

創業 1960 年（昭和 35 年）2 月 23 日資本金 9 億 6,000 万円本社所在地 〒141-8684 東京都品川区北品川 6-7-29

みなとみらい 〒220-8684オフィス 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-6-2 みなとみらいグランドセントラルタワー

営業拠点札幌支店 〒060-0051 北海道札幌市中央区南 1 条東 2 丁目 8-2 SRビル

仙台支店 〒980-0803 宮城県仙台市青葉区国分町 1-6-9 マニュライフプレイス仙台

東京支店 〒101-0065 東京都千代田区西神田 3-8-1 千代田ファーストビル東館

東京 〒112-0012第二支店 東京都文京区大塚 2-9-3 住友不動産音羽ビル

横浜支店 〒220-8684 神奈川県横浜市西区みなとみらい4-6-2 みなとみらいグランドセントラルタワー

スリーエム ジャパン株式会社

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1 1 Canada 2 United States 3 Mexico 4 Guatemala 5 El Salvador 6 Costa Rica 7 Jamaica 8 Dominican Republic 9 Trinidad & Tobago 10 Panama 11 Colombia 12 Venezuela 13 Ecuador 14 Peru 15 Brazil 16 Uruguay 17 Chile 18 Argentina 19 Finland 20 Norway 21 Sweden 22 Estonia 23 Latvia 24 Lithuania 25 Ireland

26 UK 27 Denmark 28 Belgium 29 Netherlands 30 France 31 Germany 32 Switzerland 33 Austria 34 Czech Republic 35 Poland 36 Hungary 37 Romania 38 Portugal 39 Spain 40 Italy 41 Greece 42 Ukraine 43 Turkey 44 Kazakhstan 45 Israel 46 Egypt 47 Morocco 48 Saudi Arabia 49 3M Gulf 50 Nigeria

26 UK 27 Denmark 28 Belgium 29 Netherlands 30 France 31 Germany 32 Switzerland 33 Austria 34 Czech Republic 35 Poland 36 Hungary 37 Romania 38 Portugal 39 Spain 40 Italy 41 Greece 42 Ukraine 43 Turkey 44 Kazakhstan 45 Israel 46 Egypt 47 Morocco 48 Saudi Arabia 49 3M Gulf 50 Nigeria

51 Kenya 52 South Africa 53 Russia54 India 55 Pakistan 56 Sri Lanka 57 Thailand 58 Vietnam 59 Malaysia 60 Indonesia 61 Singapore 62 China 63 Korea 64 Japan 65 Hong Kong 66 Taiwan 67 Philippines 68 Australia 69 New Zealand

51 Kenya 52 South Africa 53 Russia54 India 55 Pakistan 56 Sri Lanka 57 Thailand 58 Vietnam 59 Malaysia 60 Indonesia 61 Singapore 62 China 63 Korea 64 Japan 65 Hong Kong 66 Taiwan 67 Philippines 68 Australia 69 New Zealand

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販売＆マーケティング製造拠点研究開発拠点

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浜松オフィス 〒430-7717 静岡県浜松市中区板屋町 111-2 浜松アクトタワー名古屋支店 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦 2-9-29 ＯＲＥ名古屋伏見ビル大阪支店 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島 6-2-40 中之島インテスビル高松オフィス 〒760-0056 香川県高松市中新町 2-5 太陽生命高松中新町ビル広島支店 〒730-0051 広島県広島市中区大手町 2-8-4 パークサイドビル福岡支店 〒810-0073 福岡県福岡市中央区舞鶴 1-1-7 モルティ天神ビル

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設立 1970 年（昭和 45 年）3 月 24 日社名変更 2015 年（平成 27 年） 6 月 1 日資本金 3 億 6,000 万円本社所在地 〒141-8684 東京都品川区北品川 6-7-29

山形事業所 〒999-3737 山形県東根市大字若木 5500

岩手事業所 〒024-0192 岩手県北上市北工業団地 3-17

茨城事業所 〒319-1725 茨城県北茨城市関本町富士ヶ丘 880-21

千葉事業所 〒283-0052 千葉県東金市二之袋 719-3

スリーエム ジャパン プロダクツ株式会社

14 相模原事業所 〒252-5285 神奈川県相模原市中央区南橋本 3-8-8

研究開発拠点

スリーエム販売株式会社設立 1973 年（昭和 48 年）6 月 11 日社名変更 2015 年（平成 27 年）1 月 15 日所在地 〒141-8684　東京都品川区北品川 6-7-29 電話　03-6409-3800（代表）

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スリーエム フェニックス株式会社設立 1997 年（平成 9 年）10 月 16 日所在地 〒141-8684　 東京都品川区北品川 6-7-29

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相模原事業所 〒252-5285 神奈川県相模原市中央区南橋本 3-8-8 電話　042-779-6175（代表）

山形事業所 〒999-3737 山形県東根市大字若木 5500 電話　0237-48-4439（代表）

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技術を追究するサイエンスカンパニーとして「３Ｍにしかできないソリューション」の創出に挑戦していきます。

　

３Ｍジャパングループは、1960 年にアジア初の現地法人として設立以来、３Ｍのグローバルな研究開発体制や調達・生産ネットワークをバックボーンに、日本市場のトレンドに合う３Ｍ製品を日本のお客様にお届けしてきました。また今日では、日本発の製品をグローバルやアジアに供給する、３Ｍにおけるアジアの重要な拠点としての地位を築くに至っています。

３Ｍジャパングループはこれまで、日本の自動車、エレクトロニクス分野などの輸出産業を支える産業財ビジネスを強みとしてきました。近年ではこれに加え、国内市場から生まれるヘルスケア、消費財、産業財への需要に対応する内需型ビジネスを強化し、日本の輸出産業を支えるビジネスとのバランスを取ることで、景気の影響を受けにくい、持続的な成長を実現する事業体制の構築に取り組んでいます。その一環として、３Ｍジャパングループは現在、国内市場を見据えた５つのメガトレンドへの成長戦略を描いています。少子高齢化の加速を踏まえたヘルスケア分野、オリンピック開催に向けた商業施設のリノベーションやインフラ

の長寿命化が求められる建設・社会インフラ分野、環境配慮に対応する省エネ分野のソリューション提案を強化するとともに、eコマースなどの新たな購買形態や、自動車やエレクトロニクスなどのハイテクインダストリー分野に注力し、日本のお客様に一層の付加価値を提供していきます。３Ｍは、「お客様の現場を見て」「お客様の課題を見つけて」「３Ｍの技術を組み合わせて」「３Ｍにしかできないソリューションをご提供する」という独自のサイクルを回し続けることで、ユニークで差別化された製品やサービスをお客様にお届けしていきます。

これからも３Ｍジャパングループが持続的に成長していくためには、強固なコンプライアンスやリスクマネジメントを基盤に、ステークホルダーの皆様との対話を通じて社会課題に着目し、事業活動のなかでその解決策を導き出していくことが不可欠です。こうしたプロセスによって新しい価値創造に挑みながら、お客様やお取引先、社員、地域社会など多様なステークホルダーの皆様との信頼関係を一層強化していきます。独創的な技術と優秀な人財、優良な顧客基盤という財産を育み、発展させてきた３Ｍジャパングループであれば、必ずや実現できるものと確信しています。

アジアの重要拠点として、日本発のイノベーションを世界へ

５つのメガトレンドにフォーカスし、日本の成熟市場でも成長を遂げる

あらゆるステークホルダーと信頼関係を築き、持続的な成長を果たす

スリーエム ジャパン株式会社代表取締役社長

スティーブン・ヴァンダー・ロウ

３Ｍジャパングループを支えるマネジメント

① スティーブン・ヴァンダー・ロウ　代表取締役社長② 昆　　 政彦　代表取締役 副社長執行役員　財務、総務及び建築関連ビジネス担当③ 石川　 憲一　取締役 常務執行役員　セーフティ & グラフィックス ビジネス担当④ 島田　 正志　常務執行役員　ストラテジックアカウント及び重点成長イニシアチブ担当⑤ 伊藤　　 崇　常務執行役員　コンシューマー ビジネス担当⑥ 細井　 一茂　常務執行役員　インダストリアル ビジネス担当⑦ リュウ・キョウ 常務執行役員 兼 チーフ・テクニカル・オフィサー⑧ 遠藤　　 聖　常務執行役員　製造及びサプライチェーン担当⑨ 山崎　 英男　常務執行役員　ディスプレイビジネス担当⑩ 山口　 正宏　執行役員　インダストリアルビジネス担当 ⑪ 石崎　 宏幸　執行役員　エレクトロニクス & エネルギービジネス及びオートモーティブエレクトロニクス担当⑫ 笹瀬　 広之　取締役　　ヘルスケアカンパニープレジデント ヘルスケアビジネス担当⑬ 小藤　 智志　執行役員　ビジネスサービス&ビジネストランスフォーメーション本部及び情報システム本部担当⑭ 大久保 孝俊　執行役員　コーポレート・プロセス・イノベーション及び品質保証担当⑮ 野川 真木子　執行役員　人事担当⑯ 宮崎　 裕子　執行役員　法務及び知的財産担当⑰ 髙橋　 英嗣　統轄部長　コーポレートストラテジー&マーケティング本部⑱ 浦田　 信之　常勤監査役

2018年6月現在

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エレクトロニクス

広範な産業分野で、身近な暮らしの中で、サイエンスを活かした5 万 5,000 にのぼる製品を、5つの事業部門を通じてお客様に提案しています。

３Ｍの強みのある１0 分野と５つの事業部門

インダストリアル作業現場を支えるテープや研磨材、不織布技術から生まれたフィルター材、自動車の車室空間を自由に演出するLED 光源専用の単芯光ファイバーなどを通して、産業分野の発展に貢献しています。

エレクトロニクス & エネルギー日々の暮らしに密着した電子・電気機器でも３Ｍの製品は活躍しています。 電力ケーブルやコネクタなど、社会を支えるインフラ構築にも数多く採用されています。

コンシューマー新しい便利さと豊かなコミュニケーションを支える文具・オフィス用品をはじめ、清潔で快適な生活を支える家庭用品を提供しています。

ヘルスケア

国土強靭化プロジェクト本部

３Ｍのヘルスケア関連製品は、医療をはじめ看護、介護、歯科などのメディカル分野や食品衛生の現場で高い評価を獲得しており、健康な社会づくりに貢献しています。

“ 国土強靭化 ”をテーマに、事業部門の垣根を越えた取り組みをリードする組織を設置し、社会インフラの維持管理に寄与するさまざまなソリューションを提案しています。

eコマースとデジタルマーケティングの推進すべてのビジネスにおいてeコマースをお客様とのタッチポイントの選択肢の1つに取り入れていくことをリードする組織を設置。あらゆる“e”を活用して販売チャネルを多様化し、イノベーティブな販売活動を加速させています。

セーフティ & グラフィックス広告、自動車、建築物などを美しく彩るグラフィック製品や内装仕上げ材、交通安全を支える反射シートや安全衛生製品など、人々の暮らしを幅広く支えています。

強みのある10 分野

５つの事業部門 主な該当分野

事業部門を横断した取り組み

電力・電設・エネルギー

コンシューマー 建設・建築業務用ソリューション自動車関連

コンシューマー

コンシューマー

建設・建築

建設・建築

建設・建築

業務用ソリューション

業務用ソリューション

業務用ソリューション

自動車関連

自動車関連

ヘルスケア 製造関連 セーフティ 交通関連

エレクトロニクス

エレクトロニクス

電力・電設・エネルギー

製造関連

セーフティ 交通関連

インダストリアル時代のニーズを先取りした多彩な製品がさまざまな産業分野で活用されています。

テープ・接着剤

３Ｍ™ ＶＨＢ™ アクリルフォーム構造用接合テープ

ビスボルト留めに代わる強い接着力を備えながら、簡単な作業で美しい仕上がりを実現できるテープです。家電・精密機器の部材の接合や住宅の壁材・床材・水回りなどの固定に使われています。

研磨材

３Ｍ™ キュービトロン™ Ⅱ研磨材

精密成型セラミック砥粒を使用した研磨製品群です。高い研削力と長寿命で生産性を改善します。金属製品・一般機械の普通鋼・アルミの溶接ビード除去や自動車部品のバリ取り、溶接ビードの研磨ができます。

自動車内外装関連

３Ｍ™ ライトストリング

柔軟性・耐熱性・光の均一性に優れたアクリル樹脂製単芯光ファイバーです。特殊な透明アクリル樹脂が、LEDの点光源を長く均一な線状発光にします。自動車の天井の間接照明やダッシュボード部の装飾イルミネーションなど、車室空間を自由に演出します。

オートアフター関連

３Ｍ™ マスキングテープ

車 両 塗 装 用 のマスキングテープです。はがしたときに糊残りしない特性や、基材の柔軟性、重ね貼り性能など、現場のさまざまなニーズを反映した製品です。

フッ素化学製品

３Ｍ™ ダイニオン™ フッ素ゴムコンパウンド

耐 摩 耗 性や圧 縮の強さに優 れたフッ素ゴムコンパウンドです。熱に強く成型性も高いことから、自動車エンジン周りのシール部品をはじめ、建築用機械などに広く用いられています。

フィルター材

Betapure™ ポリプロピレン不織布デプスフィルターカートリッジSKYL/SKYBシリーズ（0.5μm ～ 10μm）自社開発の極細繊維により、従来製品より細かく空隙率の高いろ過層の形成を実現。高い粒子除去性能と高流量を両立させたフィルターです。半導体などのCMPスラリー製造工程における分級ろ過や、飲料、食品原料における清澄ろ過に最適です。

ヘルスケア

テープ・接着剤製品事業部 研磨材製品事業部

自動車産業システム事業部 オート・アフターマーケット製品事業部

化学製品事業部 フィルター製品事業部

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エレクトロニクス＆エネルギー技術革新の波を捉え、新しい時代を支える製品を提供しています。

セーフティ＆グラフィックス建築、サイン、ディスプレイから社会の安全まで幅広い分野で暮らしを支えています。

建設・建築関連

３Ｍ™ ダイノック™ フィルム

木目、単色、抽象柄など設計者・デザイナーを刺激する上質で豊富なデザインを誇る建築内装仕上げ材です。耐久性・施工性に優れ、不燃認定も取得しています。オフィスや店舗、ホテルなどをより美しく仕上げます。

グラフィック製品

３Ｍ™ スコッチカル™ グラフィックフィルム

広告をカラフルに彩るグラフィック製品です。看板・ディスプレイからバス・鉄道車両・航空機に至るまで、幅広い対象に貼ることができます。

安全衛生製品

３Ｍ™ ＶFlex™ 防じんマスク

厚生労働省が定めた国家検定区分に合格している、低価格な使い捨て防じんマスクです。空気中の有害微粒子を98％以上※ブロックします。※平均実測値

セーフティ・セキュリティ関連

３Ｍ™ ダイヤモンドグレード™ ＤＧ３反射シート

夜でも、遠くから明るく光って見える道路標識を実現するための反射シートです。耐候性に優れ、文字が見やすい状態を長期間維持します。

３Ｍ™ 取替え式防じんマスク6500シリーズ

ヘルメットを装着したままワンタッチで顔から着脱できる防じんと防毒機能を備えた呼吸用保護具です。レバーの操作だけで、正しく簡単にマスクの再装着が可能です。

業務用クリーニング製品

３Ｍ™ ウエット ディスポーザブル モップ

飲食店などの床清掃が素早く衛生的に行える、使い捨てタイプの水拭き用フラットモップです。水や洗剤が出る専用モップキットと併用することで、従来の糸モップを使った床拭きの清掃時間をおよそ半分に短縮します。

３Ｍの強みのある１0 分野と５つの事業部門

コンストラクションマーケット事業部 コマーシャルグラフィックス事業部

安全衛生製品事業部

トランスポーテーション セーフティ事業部

安全衛生製品事業部

コマーシャルケア事業部液晶ディスプレイ関連

３Ｍ™ 輝度上昇フィルム

薄膜を重ねることにより光の「透過」と「反射」を制御するフィルムです。バックライトの明るさを有効に活用し、テレビやパソコン、携帯電話など液晶ディスプレイの輝度を高めます。

ディスプレイ製品事業部電気・電子製品

３Ｍ™ ミニ・クランプコネクタ

半導体製造装置や自動搬送装置など、各種製造装置内のセンサー線や制御線を特殊な工具なしで接続することができ、工数を削減します。

電力・電子ソリューション事業部

フッ素化学製品

３Ｍ™ Novec™ 高機能性液体

さまざまな工業用途に使われる不燃性のフッ素系液体です。表面張力が低く浸透性が高いことから、電子機器の除塵洗浄や水きり乾燥に使われるほか、電気絶縁性や熱安定性にも優れ、超低温域での化学合成反応、半導体製造機器の温調媒体として使われています。

電子用製品事業部

電力関連

３Ｍ™ 常温収縮チューブ製品

電線の接続部やケーブルコネクタの絶縁保護・防水用途に使われます。作業時にコアを引き抜くだけでチューブが収縮するため、作業効率の向上に貢献します。

スコッチ® 電気絶縁用ビニルテープ製品

電気配線工事の電気絶縁からケーブルの識別までさまざまな用途で使われる電気絶縁用ビニルテープです。柔軟性が高く、よく伸びて凹凸面へもしっかり密着し、きれいな仕上がりを得られます。

電力・電子ソリューション事業部 電力・電子ソリューション事業部

工作機械関連

３Ｍ™ 3Dプリンタープラットフォームシート 3099AB

特殊な表面加工で樹脂をしっかり固定し、造形物をきれいに外せる世界初の3Dプリンター向けの専用シートです。造形が難しかったABS樹脂の造形の精度が大幅に向上します。

電子用製品事業部

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コンシューマー暮らしに密着した製品群が便利で快適な毎日を支えています。

文具・オフィス用品

ポスト･イット® 強粘着ふせん

従 来のポスト・イット® 通 常 粘 着製品に比べて、約 2 倍の粘着力を持つ製品です。パソコンのモニター周りなど、つきにくい場所にもしっかり貼れて、きれいにはがすことができます。

スコッチ® メンディングテープ

貼っても目立たない、高品質なテープです。変質・変色しにくく、テープの上から字を書くことができます。2014 年度ロングライフデザイン賞を受賞しました。

家庭用品

コマンド™ フック水まわりにも使えるタイプ

水がかかったり湿度の高いシンクや浴室でもしっかり貼れる耐水タイプの粘着タブを使用したフックです。不要になったらタブを伸ばしてきれいにはがすことができます。

スコッチ® 超強力両面テーププレミアゴールド[スーパー多用途 ]軟質塩ビからプラスチックまであらゆ る 素 材 の 接 着 に 対 応します。産業分野で培った３Ｍの高い接着・接合技術を活用した両面テープです。

文具・オフィス用品

エーワン™ ラベルシール

宛名用から表示用まで幅広く使えるラベルシールです。パソコンとプリンタで簡単に作成でき、豊富な品揃えでオフィスからパーソナルまで多様なニーズに対応します。

家庭用品

スコッチ・ブライト™抗菌ウレタンスポンジ

鍋・グリルのこげつき汚れもスッキリ落とします。シンプルなデザインは ス ポン ジ た わ しの 定 番 です。2012 年度ロングライフデザイン賞を受賞しました。

ヘルスケア医療から食品関連まで幅広くカバーし、健康と安全への要請に応えています。

医療用製品

ニードルレスコネクタ用保護キャップ

医療現場で点滴や輸液療法時のチューブ接続部の汚染を防ぐキャップです。

「2016年度グッドデザイン賞」を受賞。

３Ｍ™ リットマン™ 聴診器

患者様の心音をしっかりと聴くことができ、医師から看護師まで多くの医療従事者が日常的に使用する聴診器のスタンダード品です。1996 年に発売され、2012 年ロングライフデザイン賞を受賞しました。

歯科用製品 矯正歯科用製品

スコッチボンド™ 歯科用接着材

歯のエナメル質、象牙質から金属やジルコニアまで、1本で７つの症例に使える歯科用接着材です。

歯科矯正用ブラケットシステム

矯正歯科医と患者様の快適性を求めて開発された、セラミック素材のブラケットです。目立ちにくい半透明色で厚みの少ないデザインは、お口の中の違和感を軽減します。

３Ｍの強みのある１１分野と５つの事業部門

ドラッグデリバリーシステム

経肺吸収製剤

喘息用のエアゾール製剤です。３Ｍ独自の製剤技術により薬剤の肺到達率を高めます。世界初の定量噴霧製剤の開発などで50年の歴史を持ち、経肺吸収技術分野をリードしています。

食品・衛生関連製品

３Ｍ™ ペトリフィルム™ 培地

食品中に存在する細菌の数を測定する乾式フィルム状のできあがり培地です。シャーレを使った従来の培養法と比べ検査時間を短縮し、食の安全管理に貢献します。

文具・オフィス事業部 文具・オフィス事業部

コンシューマー製品事業部 コンシューマー製品事業部

文具・オフィス事業部 コンシューマー製品事業部

皮膚創傷ケア製品事業部 感染管理製品事業部

歯科用製品事業部 歯科用製品事業部

ドラッグデリバリーシステム プロジェクト部フードセーフティ製品部

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社会とお客様にさらなる価値を提供するために３Ｍジャパングループ一体での取り組みを進めています。“ 国土強靭化 ” をテーマに、事業部門の垣根を越えた取り組みをリードする組織を設置し、社会インフラの維持管理に寄与するさまざまなソリューションを提案するほか、“e” の活用などを通じて各事業部門の販売・マーケティングを支援する仕組みづくりにも注力しています。

事業部門を横断した取り組み

メガトレンドに対応する専任組織

３Ｍジャパングループでは、東日本大震災の発生直後から事業部単位での復旧活動に取り組んできました。2011 年 7 月には、事業部門の垣根を越えた全社横断の活動へと発展させるた め、東 北プ ロ ジェクト部 を発 足。さらに2013 年、国土強靱化プロジェクト本部へと名称を変更し、社会インフラの長寿命化というニーズに応えていく組織へとステップアップさせました。そして、グループ内のみならず、自治体や国土交通省、道路事業会社、鉄道事業会社、さらには多業種にわたる民間企業との連携のもと、さらに幅広い活動へと取り組むようになりました。これまでに、道路や橋梁の建設でコンクリートの耐久性の向上に必要な水分量を保持する保

水シート、道路の陥没箇所を修繕するまでの短期間の補強に使われる路面補修材、窓ガラスの飛散防止や壁のひび割れ補修などに適した窓用フィルムなどを、東北地方にとどまらず各地域のお客様に対して提案しています。今後は、2020 年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、大都市では再開発の動きが加速し、ホテルの改修需要も高まっています。新たに造る時代から、補修や改修をして長く使う時代へ⸺社会インフラの位置づけは確実に変わりました。このメガトレンドに対応すべく、３Ｍジャパングループでは、幅広い領域の知見を蓄積しながら事業部門横断で取り組み、社会に貢献し続けていきます。

チャネル拡充に向けた仕組みづくり

購買形態が多様化するなか、スリーエム ジャパンは eコマースとデジタルマーケティングを推進する部署を発足。すべてのビジネスにおいてeコマースをお客様とのタッチポイントの選択肢の1つに取り入れ、販売モデルの多様化を進めています。外部のECサイトを通して製品を販売するほか、各種販促プロモーションとFacebookやTwitterといったソーシャルメディアへの露出を連動させ、デジタルマーケティングに力を入れています。今後はこうした連動を拡大し、ホームページの充実、外部サイトからの誘導、外部ページへのリンクなど、あらゆる“ｅ” を積極的に活用していきます。

お客様視点で考え、３Ｍがお客様にとってなくてはならない存在になるために、企業のお客様の会議室やイベントスペースで「出張展示会」を開催しています。お客様に３Ｍの最新技術、サービスや幅広い製品などトータルソリューションをご紹介することで、お客様との強固なパートナーシップを構築し、ともにビジネスを拡大していくことを狙いとしています。技術セミナー、技術交流会などもご提案しています。また、特約店の皆様に対して３Ｍ製品を紹介する機会を設けるなど、チャネルパートナーの皆様と一緒に新たな市場を開拓していくため取り組みを強化しています。

社会インフラの長寿命化ニーズに幅広く貢献していくために事業部門横断でソリューションを提案

あらゆる“e” を活用して販売チャネルを多様化し、イノベーティブな販売活動を加速

お客様や特約店の皆様との接点を強化しともに新たなビジネスを創出

ターゲット市場 社会インフラ長寿命化に貢献するソリューション事例

３Ｍ™ コンクリート給水養生用水搬送シート 1117

３Ｍ™ ステイマーク™ 路面補修材 L715

３Ｍ™ スコッチティント™ ウィンドウフィルム

３Ｍ™ スコッチカル™ フィルム ３Ｍ™ VHB™　アクリルフォーム構造用接合テープ

道路や橋梁の建設でコンクリートの耐久性の向上に必要な水分量を保持する保水シート。東北地域の他、全国で30 件以上の工事物件で採用を検討中

東京メトロ様のトイレのリニューアルに際しての案内看板の付け替え工事の工期短縮に貢献

道路の陥没箇所を修繕するまでの短期間の補強

学校の改修で窓ガラスの飛散防止に貢献

特約店向けに「接着／接合ソリューションセミナー」を開催テープ・接着剤製品事業部は、特約店の皆さまと関係を強化し、注力する分野への協働とビジネスを加速させることを目的に、当社の相模原事業所で「接着／接合ソリューションセミナ ー」を開 催しました。３Ｍのビジネス戦略、国内外の主要なマーケットのトレンド、３Ｍの強みである接着・接合技術、成功した用途開発事例などを共有しました。接着剤のハンズオントレーニングを体感いただくことで接着剤の性能と用途の理解を深めました。特約店と当社のビジネスがともに拡大できるよう、関係の強化を進めていきます。

道路・

橋梁鉄道

トンネル

東北復興建設・

建築

空港

電力

ガス

インフラ（土木）維持管理

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社会を支えるサイエンスカンパニー。

３Ｍの価値創造モデル

財務資本

人的資本人財

知的資本研究開発体制

製造資本生産・品質管理体制

社会関係資本グローバルネットワーク

自然資本社会関係資本CSR活動

ビジネス

暮らし

健康お客様のニーズ

潜在的なニーズ・課題

社会のメガトレンド

対話

少子高齢化の加速

環境配慮への対応

購買形態の多様化

IoT時代の到来

社会インフラの更新・長寿命化

顧客視点

お客様の現場、現物、現実を見る

ソリューション提案

３Ｍにしかできないソリューションを提案する

課題発見

潜在的なニーズまでを見据えてお客様の課題を正しく認識する

お客様のビジネスをさらに前へ進める３Ｍのテクノロジー。

毎日の暮らしをより快適にする３Ｍの製品。

明日をもっと豊かにする３Ｍのイノベーション。

技術の組み合わせテクノロジープラットフォームを活用する

３Ｍの課題解決の流れ３Ｍは、世界のお客様から「選ばれるサプライヤー」で

あり続けるために、マーケティングから製品開発、生

産、供給のあらゆるプロセスで世界各地の事業拠点

や人財ネットワークなどの経営資源を活用しています。

そして、お客様の現場・現物・現実を踏まえて課題

を発見し、３Ｍならではの多彩な技術を組み合わせて

オンリーワンのソリューションを創造するビジネスモデ

ルを事業展開の中核に据え、「ビジネス」「暮らし」「健

康」の領域に貢献しています。

これからも、３Ｍのビジョンに基づき、社会のあらゆる

シーンを支え続けていきます。

お客様の期待を超える、サイエンスのちからを活かした技術と製品、そしてソリューションを提供し続ける企業グループとして⸺。

３Ｍのソリューション事例

ビジネス

ビジネス・暮らし・健康を支えるソリューションを提供しています。

お客様のビジネスをさらに前へ進める３Ｍのテクノロジー。

健康明日をもっと豊かにする３Ｍのイノベーション。

暮らし毎日の暮らしをより快適にする３Ｍの製品。

３Ｍ™ コンクリート保水養生テープ 2227HP

３Ｍ™ コンクリート保水養生テープ 2227HP３Ｍ™ コンクリート給水養生用 水搬送シート1117

効率的な養生でコンクリートの強度を高め橋やトンネルなど社会インフラの耐久性向上・長寿命化に貢献

高い湿潤状態を均一に保つことで強度向上・ひび割れ低減・塩害耐性向上を実現する養生テープやシートを開発

コンクリートの性能を左右する「養生工程」の生産性向上および環境負荷の低減

● 東北復興● 老朽インフラの更新

「コゲつき」や「油汚れ」をスピーディ・手軽に落とせるキッチン用スポンジ、お掃除シートを開発

食器洗いや掃除などの家事のスピードアップ・手間の削減

● 単身世帯・共働き世帯の増加● 育児・介護と仕事の両立

肌になじむシリコーン系粘着剤によりはがす際に体毛が抜けにくく、痛みを感じにくいテープを開発

脆弱な肌の患者様に、剥離刺激による痛み軽減

● 先進国を中心とする高齢化の進展● 患者様のQOL 向上

スコッチ・ブライト™ 抗菌ウレタンスポンジたわしSスコッチ・ブライト™ スクラブウェットシート

キッチン周りや調理用具の面倒な汚れを手軽に落とし家事の“時短化”をサポート

スコッチ・ブライト™ 抗菌ウレタンスポンジたわしS スコッチ・ブライト™ スクラブウェットシート

３Ｍ™ やさしくはがせるシリコーンテープ

水のように肌になじむ粘着剤でお年寄りなどの脆弱な肌もやさしく守り痛みを軽減

３Ｍ™ やさしくはがせるシリコーンテープ

３Ｍはサイエンスのちからを活かして、幅広い領域のお客様の業務効率や生産性、機能性向上に貢献しています。

また、快適・安心な生活空間の演出、楽しく便利な生活のアイデアの提供などを通じて人々の暮らしをトータルにサポートするほか、医療や食に関する社会課題の解決に向けて、人々の健康や安全・安心を守る各種製品・ソリューションをお届けしています。

社会課題

３Ｍジャパングループのソリューション

お客様の課題

社会課題

３Ｍジャパングループのソリューション

お客様の課題

社会課題

３Ｍジャパングループのソリューション

お客様の課題

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46の「テクノロジープラットフォーム」を活用してお客様のビジネスの成功を目指した研究開発を推進しています。３Ｍは、46のコア技術を活かし、革新的な技術を独創的な方法で組み合わせる圧倒的な製品開発力を有しています。これら技術基盤の広さと深さは他社を圧倒し、5万5,000種類を超える製品となって世界の多くの地域でさまざまな課題を解決しています。

研究開発体制

研究開発体制

研究開発は３Ｍの心臓部です。研究開発は、お客様にご提供するユニークなソリューションを生み出し、それが、３Ｍのビジネスの成長を後押ししてきました。すなわち３Ｍのビジネスモデルとは、過去に存在しなかった新しい製品を生み出すことそのものです。その成果として、46の技術基盤を活用し、研磨材、感圧接着テープ、不織布マスク、フッ素材料といった独創的な製品を開発してきました。これらの製品は、5つの事業部門（P7 参照）を通してさまざまな市場へお届けしています。３Ｍはこうしたイノベーションをさらに活性化させていくため、研究開発の重要性を認識し、年間売上の6％を研究開発に投資することを目指します。また、３Ｍの売上高の3分の1は、過去5年以内に開発された製品が生み出しています。

5 万 5,000 種類を超える３Ｍの製品群。その圧倒的な製品開発力を支えているのが、「テクノロジープラットフォーム」と呼ぶ、汎用性の高い46の技術基盤です。例えば、「高精細表面技術」は、OHPのフレネルレンズをつくる際、フィルム表面に微細な構造体を連続してつくる技術から発展した技術基盤です。この技術基盤から道路標識用反射シートや3 次元の塗布研磨材が生まれたほか、フィルム表面に微細なプリズムを成形する技術や光をコントロールする技術を加えることで、液晶の輝度を上げるフィルムが実現。スマートデバイスなどの性能向上に役立っています。

３Ｍでは、技術者をはじめとする社員のアイデアやビジネスプランを支援するさまざまな制度を設けています。それらを通じて社員の自主性や創造性が育まれ、独創的かつ画期的なイノベーションに結びついています。

社員の独創的なアイデアを資金補助する「ジェネシスプログラム」「ジェネシスプログラム」は、技術的なイノベー

ションを促進し、３Ｍの成長を後押しすることを目的に1984 年に設立されました。既存の事業部のビジネスプランにはあてはまらないものの、将来性のある技術やアイデアに対して、開発をスタートするために必要な予算が付与されます。全世界で年に2 回募集があり、組織横断的なチームでの応募が推奨されています。

イノベーションの活性化に向けて研究開発に注力

社員の自主性や創造性を支援イノベーションプログラムを整備

研究開発の基盤技術

テクノロジープラットフォーム 46

年間売上の6％目標とする研究開発費比率

「テクノロジープラットフォーム」を活用して新たな技術基盤・技術・製品を創出

ビジネス成長を加速させる「パイオニアファンド」ビジネス成長の加速および新たなビジネス機会の追求に使われるスリーエム ジャパン（株）の社長直轄のファンド（資金）です。ファンドを獲得したい事業部や担当者が手を挙げ、その必要性や戦略、目指す成果を経営陣の前で発表し、経営陣が支給の可否と規模を決定。短期に結果を出せるものから数年にわたるプロジェクトまで、年間 60 以上のプログラムに配分されます。

技術者たちが交流する「TIE（タイ）イベント」世界各国で運営されている「テクニカルフォーラム」は、技術者が集まる横断的な組織で、多くの技術者に交流の場を提供し、技術者が専門 外 の 技 術 に 触 れ ることによる 相 互 作 用

（Synergism) を促進しています。日本では、技術者の研究成果を発表する、ポスターセッション「TIE（Technical Information Exchange）-Japan」を開催しています。

Ab研磨材

Ad接着・接合

Am先端材料

Flフッ素化学

Ceセラミック

Ntナノテクノロジー

Co先端複合材料

Nw不織布

Po多孔質材料

Em電子材料

Smスペシャリティマテリアル

Mo成形加工

Pe予測工学とモデリング

Mr高精細表面

Pmポリマーメルトプロセス

Pd微粒子

分散プロセス

Pp精密な製造と加工

Rp放射線処理

Su表面処理

Vp蒸着

An分析

Fcフレキシブルな加工と包装

Asアプリケーションソフトウェア

In検査と計測

Esエレクトロニクス

＆ソフトウェア

Isシステムデザイン

Prプロセス設計と

管理

Seセンサー

We促進耐候性

Biバイオ

テクノロジー

Ac音響制御

Fsろ過・分離・浄化

Feフレキシブルエレクトロニクス

Mi微生物の検出と制御

Ecエネルギーコンポーネント

Mfメカニカルファスナー

Md医療データマネジメント

Ddドラッグデリバリー

Im画像技術

Diディスプレイ

Lmライト

マネジメント

アプリケーション機能プロセス材料

Op

Ttトラック＆トレース

Wo創傷ケア

Do歯科材料

歯科矯正用材料

Fiフィルム

オプティカルコミュニケーション

1997 年開設以来のカスタマーテクニカルセンター来場者数

13万人以上

問題解決の可能性を開発する「カスタマーテクニカルセンター（CTC）」相模原事業所内CTC は、お客様の技術的な課題を解決するアイデアを、お客様と当社の技術者がともに考え、導いていくことを目指すソリューションセンターです。CTCでは、３Ｍの5 万 5,000 種類に及ぶ製品と、その開発力のベースとなっている46のテクノロジープラットフォームを展示。デモンストレーションやデータ分析などを通じて、お客様と３Ｍの研究チームはどのような課題解決の可能性があるかをフェイス・トゥ・フェイスでディスカッションしながら、その方向性を検討しています。

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世界中から信頼される“Made in Japan”のものづくり力を活かしてお客様の期待に応える最高品質の製品を提供し続けます。優れた品質管理能力が世界的な信頼を集めている日本は、グローバル３Ｍのなかでも、特に重要な製造拠点の１つです。2015 年にはスリーエム ジャパン プロダクツ株式会社が発足し、３Ｍジャパングループとして国内はもちろん、世界各地のお客様の期待に応え続けるために、日本が誇るものづくり力を活かして、優れたQCD（品質・価格・納期）で製品を提供し続けています。

生産・品質管理体制

生産体制

国内 3つの製造拠点の統合により、2015 年に誕生したスリーエム ジャパン プロダクツ（株）は、３Ｍジャパングループはもちろん、グローバル３Ｍにおいても重要な製造・技術開発拠点の１つです。2016 年には、プリンターラベルの製造を手掛ける千葉事業所が発足しました。日本企業は今、自動車やエレクトロニクス、ヘルスケアなど、世界市場で競争力を発揮できる分野を中心に製品開発と生産体制を強化しつつあります。こうしたお客様の需要に応える高付加価値な製品群を提供し、ともに成長を実現していくことが、３Ｍジャパングループの使命です。スリーエム ジャパン プロダクツ（株）は、この使命をものづくりの面から支えるべく、統合によるスケールメリットを活かして、積極的な設備投資による生産効率の向上や品質管理体制のさらなる強化を図るとともに、各拠点間の技術・ノウハウの共有や、シナジー効果の創出に向けた積極的な人財交流を行っています。

３Ｍジャパングループでは、お客様の期待に応える製 品を提 供し続 けるた めに、各 拠 点でISO9001の認証を取得するとともに、ヘルスケア製品の製造ラインでは ISO13485の認証を取得し、市場の要求に応える品質マネジメントシステムを構築しています。また、品質とサービスの継続的な改善に向けて、グローバル３Ｍの共通ツール「Quality Playbook」を用いて、自己診断から始まるPDCAサイクルを回し続けています。さらに、原料・部品などのサプライヤーに対しても、３Ｍの期待を明示した「サプライヤーへの期待」を配布し、定期的な評価を実施しています。

山形事業所（旧・山形スリーエム株式会社）45 年あまりの歴史を持つ国内最大の製造拠点です。グローバル３Ｍのなかでもトップクラスの製造品出荷金額を誇り、世界に十数カ所ある「スーパーハブ」と呼ばれる事業所の１つです。反射材や内外装用装飾フィルム、コネクタ、電設工事用材料、衣料用断熱材、自動車用吸音断熱材、不織布研磨材、家庭用ナイロンたわし、粘着テープや光学フィルムなど幅広い製品を製造しています。また同時に、山形で生産している一部の製品の研究開発拠点としても活動しており、次代を見据えたイノベーションの創出に挑戦しています。

茨城事業所（旧・３Ｍ Purification 株式会社）液体フィルターに特化した製造拠点として設立され、３Ｍの不織布技術を活かした精密ろ過用フィルターや、特定の対象物質を吸着できるフィルター製品などを製造。

岩手事業所（旧・岩手スリーエム株式会社）粘着テープの製造拠点として設立され、さまざまな基材と粘着剤の組み合わせにより、衛生用から各種工業用まで幅広い粘着テープ製品を製造しています。さらに混合、充填などの製造プロセスおよび化学反応を利用して、接着剤、プライマー、フッ素ゴムなどの化学製品を製造しています。今後も投資を継続して生産規模を増強し、山形事業所と同じく「スーパーハブ」を目指します。

千葉事業所（旧・株式会社アクト）プリンターラベルに特化した製造拠点で2016年 5 月に、スリーエムジャパンプロダクツ（株）に加わりました。OAラベル・カードおよび関連商品を製造し、日本のOAラベル・カード市場をリードしています。

拠点間のシナジーを活かして、ものづくり力をさらに強化

品質管理体制サプライチェーン全体で、確かな品質を追求

どれ だ け 優 れ たアイデアを持った 製 品 も、QCD（品質・価格・納期）を兼ね備えた製品として量産できなければ意味がありません。こうした考えのもと、３Ｍジャパングループの製造技術部門は、製品ごとに最適な生産プロセスを構築・運用。また、研究開発部門や調達部門と連携し、精密塗工技術、不織布製造技術、高精細表面技術などの幅広い生産技術をもとに、製品の企画・設計段階からプロジェクトに参画しています。革新的な新製品をスピーディに市場展開するため、ものづくりの面から支えています。

製造技術開発ものづくりの視点から価値ある製品開発を牽引

安定供給という責任を果たし続けるためには、安全で衛生的な生産環境づくりが欠かせません。このため３Ｍでは、全世界共通の「安全衛生管理システム」を20 年以上にわたり構築・運用し続けています。この管理システムでは、米国および各国で適用される規制・規格を満足するように求めており、３Ｍジャパングループでも、このグローバル共通の管理システムと日本の法令や業界基準を取り入れた形で運用を行っており、安全で衛生的な生産環境を実現しています。

労働安全衛生世界共通の安全衛生管理システムのもと、安全で衛生的な生産環境づくりを推進

岩手事業所

山形事業所

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「期待され、信頼されるパートナー」を目指してお客様との対話を通じた価値の共創に取り組んでいます。３Ｍは、お客様に最もふさわしい技術と製品、ソリューションを提供する「選ばれるサプライヤー」であるために、お客様とのコミュニケーションを起点とした価値の共創⸺さまざまなコラボレーションを実現していく場の創出に努めています。

現場の課題に基づくソリューション提案

対話と共創の場

３Ｍは、お客様一人ひとりの異なるニーズに応えていくために、お客様とのコミュニケーションの場の創出に注力しています。例えば、本社エントランス付近の明るく開放的なスペースに設けられた「３Ｍイノベーション・ビジター・センター」では、３Ｍの製品・技術や歴史などをわかりやすく展示し、幅広いお客様に企業像をお伝えしています。また、建 築 業 界のお客 様に向けて多 彩 なソリューションを提案するための体感型ショールーム「Material Science & Design」、歯科医療に携わる医療従事者の皆様とオーラル分野の共創に取り組むための「３Ｍデンタル・エデュケーション・センター」も本社内に設置し、お客様に製品に触れていただきながら、コミュニケーションを深耕するための場として活用しています。３Ｍは、社会のメガトレンドや潜在的なニーズ・課題も踏まえながら、お客様との対話を通じて満足度向上を実現する新製品や新サービスを創出するとともに、多くのお客様に共通するニーズを見出し、持続的な製品開発や新たな研究テーマの策定につなげています。

３Ｍの全体像を見える化した「３Ｍイノベーション・ビジター・センター」３Ｍを代表する研磨材や接着・接合技術などを実際に応用されている製品とともに展示するほか、手に取って触れる製品を紹介する企画展示もしています。３Ｍの創業時のストーリーや日本への進出について、また日本で高く評価された製品開発ストーリーも紹介しています。

建築の可能性を広げる体験型ショールーム「Material Science & Design」

建築業界のお客様に向けて、フィルムメーカー初の体験型ショールーム「Material Science & Design（マテリアル・サイエンス・アンド・デザイン）」をオープンしました。ショールームでは、約 900 種の内装材製品や実際の施工イメージなどを展示しています。さらに、研磨材や光学フィルムなど幅広い製品・技術を使って、新たな表現方法を提案するスペースも設置。従来にない斬新な切り口で、多様な建築ニーズにお応えしていきます。

オーラルケア分野の共創拠点「３Ｍデンタル・エデュケーション・センター」

歯科医療に携わる医療従事者にオーラルケアの最新情報を発信。また、歯科・矯正歯科用製品をはじめ、デンタルチェアなど歯科診療・歯科技工設備を完備し、先端治療技術の習得の場としてご活用いただいています。製品セミナーやトレーニング、講演会も開催しています。

お客様とのタッチポイントの最前線

３Ｍジャパングループでは、お客様の現場・現物・現実を見ながら、お客様のご意見・ご要望を収集して、きめ細かく対応する仕組みを構築しています。

「アプリケーション・ディベロップメント・エンジニア」は、３Ｍの革新的かつ先端の技術スキルを活用して、製品に関するサポートや技術・製品に関するソリューションをお客様に提供します。例えば、大手自動車メーカーや電機メーカーに直接訪問し、お客様の課題を解決するためのプロジェクトを進めています。また、最先端の研磨技術をお客様に提案する専門チームとして、研磨アドバイザー集団「３Ｍ 研援隊（けんえんたい）」による中小製造業のサポートも行っています。実際の製品を使ったデモンストレーションを通してお客様からいただいた声と技術・製品・市場の情報を融合させて新製品の開発や既存製品の改善などにつなげていきます。また、現場で役立つノウハウを提供することで、お客様の満足度の向上を目指しています。

革新的かつ先端の技術スキルを活用して、お客様にサポートサービスを提供するスタッフが

「アプリケーション・ディベロップメント・エンジニア」です。主な役割は、新製品開発、製品改良、新アプリケーションの開拓であり、お客様に対して、製品に関するサポートや技術・製品に関するソリューションを提供します。こうした取り組みによって、お客様とのビジネスチャンスを広げています。

お客様が直面する課題と向かい合うことで、お客様満足度の向上と持続的な製品開発を推進

お客様のご要望を新たな提案につなげる活動を展開

技術・製品の課題を解決する専門スタッフがサポートサービスを提供

自動車向け接合材料、接合方法の開発提案を担当しています。大手自動車メーカーへ直接訪問し、次世代の車を開発するお客様の課題を解決するためのプロジェクトを進めています。最近では車の軽量化、燃費向上を目的に、３Ｍジャパングループで開発した自動車外板パネルを補強するための新しい材料を提案しています。お客様との密な打ち合せを通して、自動車全体としての性能を考慮した製品のみならず、製造現場に積極的に足を運び、作業性まで考えた提案を行う点を高く評価いただき採用にいたっています。

お客様にご満足いただけるソリューションを提供していきます。

スリーエム ジャパン株式会社自動車産業システム事業部／相模原事業所刀 正行

社員の声

製造現場の研磨工程を支援するアドバイザー集団「３Ｍ研援隊」を結成スリーエム ジャパン（株）の研磨材製品事業部では、「３Ｍ™ キュービトロン™Ⅱ研磨材」をはじめとする最先端の研磨技術をお客様に提案する専門チームとして、2014 年に研磨アドバイザー集団「３Ｍ 研援隊（けんえんたい）」を結成しました。輸送機器製造、金属加工などの中小製造現場を訪問し、実際の製品を使ったデモンストレーションを通じてお客様に性能を実感していただくとともに、研磨工程の改善を提案しています。

「３Ｍ 研援隊」は全国各地の新規のお客様開拓に加え、すでに３Ｍ製品を使用されているお客様とのコミュニケーションを深める目的で活動を展開しており、訪問したお客様は 1 万社以上にのぼります。中小製造業のものづくりを支え、競争力強化をサポートする新たな取り組みとして、これからも製造現場の課題に対してソリューションをご提案していきます。

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創造的な企業文化のもと、次代を担う人財を育成し、新たなイノベーションの創出に努めています。サイエンスで社会に貢献する３Ｍにとって最も重要な経営資源は、３Ｍのビジョンを共有し、新たなイノベーションを創出する「人財」です。そんな人財育成に向けて、３Ｍでは自主性を伸ばすための企業文化があります。そして、自由闊達な組織風土を醸成する各種の制度を充実させています。

人財

人財育成方針

私たちがビジョンを達成する上で最も重要な資源は、人財です。３Ｍは、社員一人ひとりにとって公正で働きがいのある職場をつくるために、

「個人の尊厳･価値を尊重する」「社員一人ひとりの自発的行動を奨励する」「各人を自己の可能性に挑戦させる」「機会を平等に与える」という人事の基本原則を明示しています。そして、すべての社員がリーダーシップを発揮するように奨励し、リーダーシップの行動指針として「勝ちにこだわる」「イノベーションを推進する」「協働とチームワークを育む」「優先事項に集中し実行する」「チームと自分を成長させる」「誠実さと透明性をもって行動する」を挙げています。

社員一人ひとりの成長とグローバルな成長戦略を体系化

企業文化の確立

３Ｍでは、技術者が「将来のビジネスに役立つ」と考える研究テーマであれば、自分に与えられた職務上のテーマとは別に、「労働時間の15％を費やしてその研究に取り組むことができる」という不文律が脈々と受け継がれており、活発な技術者の交流活動を通じて新しいアイデアの創出につながっています。グロ ー バル３Ｍで は 2011 年 より、15％ カルチャーから生まれたビジネスのうち、今後の成長への貢献が期待される技術や製品を表彰する制度「15% Culture Award」を実施しています。近年では３Ｍジャパングループから、テレビ向け画面の明るさを均一に拡散させるフィルムの開発が評価され、開発者が表彰されました。このフィルムは不織布でできており、テレビの中に使われている明るさを均一にする拡散板に置き換わる製品です。従来製品に比べ重量は20 分の1となり、テレビの軽量化など省資源化に寄与。会社の成長に向けて貢献しています。

脈々と受け継がれる「15％カルチャー」

３Ｍでは、新たなイノベーションの創造には、そのプロセスのなかでいくつもの試行錯誤を経ることが必要であり、失敗をおそれない積極的なチャレンジこそが社員の自主性を伸ばすという考え方が根づいています。その象徴が、現在まで受け継がれている、３Ｍ中興の祖であるマックナイトの言葉です。曰く、「誤りは起きる。しかし、それを犯した者が基本的に正しいのなら、長期的に見てその者が犯した誤りは、それほど重要ではない。

社員の自主性を伸ばす積極的な挑戦を奨励

20制度挑戦し成果をあげた社員への表彰制度数

人財育成プログラム３Ｍは、入社 3年で自律した３Ｍジャパングループの社員へと成長できるよう、「新入社員 3カ年育成プログラム」を設けています。また、次代のグローバルリーダーの育成に向けて、３Ｍでリーダーシップを発揮する上で必要なカリキュラムで構成された「ジャパンリーダーシップアカデミー」や、社内外のプロフェッショナルがインストラクターとなり、業務に必要な専門知識およびスキルについて習得する「職務別プログラム」などを整備しています。2014 年、相模原事業所内に、ラーニングセンターを設立。３Ｍジャパングループの社員の育成をより加速します。

進路を選択できる昇進制度「デュアルラダー」３Ｍは、技術者にも経営陣同様の地位や報酬、特典を与える昇進制度を設けた最初の企業の1つです。３Ｍの技術者には、「デュアルラダー

（2つのはしご）」と呼ぶ制度があります｡これは、技術者のキャリアにおいて「研究開発専門職」と「組織マネジメント職」のいずれかの進路を選択できる昇進制度です。「研究開発専門職」は、専門家として研究開発の仕事を続けます。もう一つの「組織マネジメント職」は、経営全体の視点を持ちつつ、自組織のパフォーマンスを最大限にしていきます。いずれの進路を選択しても、昇進の機会があります。研究開発専門職の最高位は「コーポレート サイエンティスト」で、新技術開発や新製品開発における成果に加え、メンター（指導者）としての役割も果たしています｡

それよりむしろ重大な誤りは、マネジメントが独裁的になり、責任を委譲した部下に対し、事細かに仕事のやり方にまで指示を与えるところにある。マネジメントに辛抱する能力がなく、誤りが犯されたときに破壊的に批判的であるならば、自主性が損なわれる。当社が引き続き成長していくためには、自主性を持っている者が社員として大勢いることが不可欠である」。

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３Ｍジャパングループ　環境負荷削減活動の結果

ゴール

※1　単位生産高当たりの廃棄物発生量（kg/t- 製品） ※2　単位生産高当たりの使用エネルギー（GJ/t- 製品） ※3　単位生産高当たりの水の使用量（m3/t- 製品）

３ＭジャパングループのCSR 活動に関する詳細な情報は「環境パフォーマンスデータ」ウェブサイトでご覧いただけます。http://www.mmm.co.jp/sustainability/index.html

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廃棄物発生量原単位※1を2015年対比で10％減とする。

使用エネルギー原単位※2を2015年対比で30％減とする。

水使用量原単位※3を2015年対比で10%減とする。

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％減

％減

2016年度実績

持続的な企業価値の向上を目指すとともにサステナブルな社会の実現に貢献します。３Ｍジャパングループは、企業市民として社会からの期待と要請に応えるため、お客様、社員をはじめとするステークホルダーとの信頼関係づくりに努めながら、環境に配慮した価値ある製品・サービスの提供や社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。

CSR活動

環境課題の解決に向けて

「3Pプログラム」とは、貴重な資源を保護し、発生源で公害を防止するという理念に基づき、1975 年にグローバルの方針として設定されたプログラムです。汚染が発生した後にそれを“ 排除する”のではなく、製造工程の改善や原材料の代替、研究開発などにより、汚染を発生源で“ 予防する”という方針。汚染予防の思想と環境保護に対する社員の自覚を促進することを目的としています。汚染予防の投資の成果を金額ベースで評価するといった「3Pプログラム」に取り組み、環境保全のための投資は企業に利益をもたらすことを実証してきました。

2016 年 1 月、３Ｍジャパングループは、環境負荷削減活動の継続とさらなる改善を目指して、2025 年をゴールとする「環境中期目標」を策定しました。この中期目標のもと、3つの具体的な目標と年度ごとの目標数値を設定し、環境経営の実践と“ 持続可能な発展 ” に向けた活動を推進してきました。2016 年度は、廃棄物発生量原単位※1 は廃棄物の発生量としては 2015 年比で6% 減でしたが、原単位としては年度目標の数値を下回りました。一方、使用エネルギー原単位※2 と水使用量原単位※3 は、いずれも年度目標を大幅に上回る結果となりました。これからもゴール達成に向けて挑戦していきます。

３Ｐプログラム（Pollution Prevention Pays）

環境中期目標に基づき活動を推進

社会とともに

社会が持続的に発展していくためには、地域社会が豊かで健やかにあり続けることが必要不可欠です。そこで３Ｍジャパングループは、①事業活動で培った技術・知識をもとにした「教育」、②化学物質を扱う製造業として保全に努めるべき「環境」、③ヘルスケア事業と深くかかわる「健康・福祉」、④地域に根ざした独自の「地域活動」の４分野を重点領域として掲げ、それぞれにおいて本業を活かした社会貢献活動を展開しています。

「教育」「環境」「健康・福祉」「地域活動」の４分野に重点

相模原事業所で開催する夏休み子ども科学実験館では、毎年新しいプログラムを取り入れています。今回は、「ガラスの科学」「光と色の科学」というテーマの実験を行いました。自由に実験を進める「Wizard 大学院」では、ボーリングの球から卵を守る試練に、子どもからいろいろなアイデアが集まり、発表会では歓声が絶えませんでした。参加した子どもたちが実験や説明の中、必死にメモを取っている姿や、自分で作った作品を不思議そうに眺めている姿がとても印象的でした。これからも科学を好きになってもらえるよう、役に立っていければと思います。

子どもたちに科学を好きになってもらいたいです。

スリーエム ジャパン株式会社自動車産業システム事業部　デザイン技術部　大塚 薫

社員の声

ネーミングライツ取得を通じた地域貢献３Ｍジャパングループは、東北の主要営業拠点として仙台支店を構えているほか、仙台港で製品の輸出入をするなど、宮城県と深い関係にあります。そこで、宮城県における震災復興に貢献するため、2013 年 6 月にネーミングライツ

（命名権）を取得し、「スリーエム仙台市科学館（仙台市青葉区）」「スリーエム仙台港パーク（仙

台市宮城野区）」「スリーエム湊浜海浜緑地（宮城郡七ヶ浜町）」となりました。

子どもたちに科学の楽しさを伝える夏休み子ども科学実験館一人でも多くの子どもたちに科学の楽しさや不思議さを知ってもらえるよう、1996 年にスタートした「３Ｍ ウィザード（魔法使い）プログラム 夏休み子ども科学実験館」は、３Ｍジャパングループの本業を活かした社会貢献活動の代表例です。毎年、７月から８月にかけて近隣の小学生を招き、“ 見て、聞いて、やって楽しい” 科学実験を実施します。企画から参加児童の募集、当日の運営まで、技術者をはじめとするさまざまな職種の社員がボランティアで行っています。

スリーエム仙台港パーク（仙台市宮城野区）

社員とともに競争力の強化と持続可能な成長のために取り組む

「ダイバーシティ＆インクルージョン」

変化が激しい経営環境、市場の要求の多様化が進むなか、そのビジネスニーズに迅速に対応するためには、多様な経験と価値観を持つ人財が必要です。互いに信頼し合える職場環境で自由闊達な議論から生み出される新しいアイデアや価値が、私たちの企業競争力を継続的に高め、お客様とともに成長していく原動力となります。特に、経営の意思決定に新しい視点を採り入れるために、より多くの女性社員が経営や事業に関わる立場につき、その能力を最大限に発揮できるように人財育成の強化と職場の環境づくりを推進しています。３Ｍでは、ダイバーシティ＆インクルージョンの推進にはボトムアップの力も大切であるとし、多様性に基づく社員ボランティアから構成されるグループをサポートしています。３Ｍジャパングループでは「DIIVA（Diversity & Inclusion for Innovative

Values）」が発足し、ダイバーシティを企業文化に醸成していくための活動をしています。

カタリストアワードを受賞３Ｍは、職場のインクルージョンを通じて女性のキャリア推進を支援する米国の非営利団体「カタリスト」から、2017 年にカタリストアワードを受賞しました。このアワードは、ビジネスでの女性の機会拡大において、高い実績に結びつくアプローチを導入した企業に贈られるものです。

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サイエンスでお客様と未来をつなぐ──。それが100 年以上前から変わらない、私たちの想いです。

３Ｍ™ 水性接着剤ボンド７世界に先駆けて住友スリーエム（株）（現・スリーエム ジャパン（株））が開発したイノベーティブな製品の第一号。地球環境保全や労働安全面への配慮から有機溶剤の日本の規制に対応した水性接着剤

３Ｍ・３Ｍジャパングループの歩み

３Ｍ™ VHB™ アクリルフォーム構造用接合テープ Y-4180最新の粘着剤技術により開発された、さまざまな素材に高次元の接着力を発揮する、多用途に対応が可能なアクリルフォームテープ

1975 2014

３Ｍ™ コンクリート給水養生用 水搬送シート1117コンクリートの床面養生に使用する日本発の水搬送シート。シートの表面の微細な溝により動力を用いずに水を均一に搬送

2015

３Ｍジャパングループ開発

３Ｍジャパングループの沿革

３Ｍ™ ESPE™ クラウン製品３Ｍ独自の技術により開発されたセラミックスなどでできた弾力のある白いかぶせ物（歯 冠）。診 療 日 当 日 に従来の治療費の半分以下で治療を実現。奥歯などの虫歯を治療する際に使用

2013 ハードコート付き 輝度上昇フィルムスマートフォン向けの輝度上昇フィルムとハードコートを組み 合わせた製品。刻々と変化するスマートフォンのモデルサイクルに合わせて、お客さまのニーズに合ったハードコート製品を開発

2015

1986 無瞬断心線切替装置電話やFAXなどのデータ通信を止めずに、ケーブルの切り替えが可能な接続装置を日本で開発

３Ｍ™ シンサレート™ 吸音断熱材スキーウェアなどの中綿から最近では自動車の吸音材としても活躍

３Ｍ™ キュービトロン™ Ⅱ ファイバーディスク

コマンド™ タブ／フック クリアシリーズ壁への掲示が目立たない透明の粘着タブ（両面粘着テープ）とフック。昨今人気の「壁デコ」や「見せる収納」へのニーズにも対応

３Ｍ独自の精密成型セラミック砥粒の採用に より、砥石に比べ２倍 以上の研削スピードを 実現し、生産性・作業性を改善する研磨材

1921 1979

1980

1980

1980

2012

2012

３Ｍ™ スコッチティント™ ウインドウフィルム マルチレイヤー Nanoシリーズ

３ Ｍ独自の薄膜積層技術をベースにしながら製品仕様を 変更し、日本の建築業界向けに製品ラインアップを拡大

３Ｍ™ トライザクト™ ダイヤモンドタイル欠けや深い傷を起こし にくいのと同時に、高い研磨力によってガラス 基板等を仕上げる精密な立体構造の研磨材。日本のお客さま向けの製品 開発により事業拡大

2010

2011

３Ｍ™ やさしくはがせるシリコーンテープ

３Ｍ™ スコッチカル™ ペイントフィルム外壁の凹凸面にも美しく貼 れるフィルム。屋外で貼れる対象物がさらに拡大

特 殊 な 皮 膚 用 シリコーン粘着剤により、皮膚や体毛からやさしくは が せ る の で、患者様の痛みを軽減

2010

2011

1925

1930

1967

1990

1996

1998

1998

３Ｍ™ マスキングテープ

３Ｍ™ 輝度上昇フィルム（Dual Brightness Enhancement

Film-Diffuse（DBEF-D））

３Ｍ™ スコッチカル™ Air Bubble Free Film

３Ｍ™ スーパー デュアルロック™ ファスナー

糊残りなどテープの問題点を日本のお客様向けに徹底的に改良

液晶の大画面化に対応してDBEFを日本で改良し、同時に拡散機能も付加

施工時に生じるフィルムの気泡を粘着剤の微細な溝で逃がす日本発の技術で施工性を改善

15％カルチャー（P26参照）のもと、日本で開発された自動車部品接合用樹脂製面ファスナー

ファスナー

1992

1996

1996

３Ｍ™ 輝度上昇フィルム（Brightness Enhancement

Film（BEF））

３Ｍ™ Novec™ ハイドロフルオロエーテル（HFE）

３Ｍ™ 反射型偏光性フィルム（Dual Brightness

Enhancement Film（DBEF））多層フィルム技術による偏光機能により液晶の輝度を向上

高精細表面技術により液晶の輝度・視野角を向上

フロンガス代替 。オゾン層破壊や地球温暖化を防止

ポスト・イット® ノート

３Ｍ™ VHB™ 構造用接合テープ

３Ｍ™ スコッチキャスト™ キャスティングテープ

接着剤の研究のひらめきから生まれた文具が世界で大ヒット

アクリル系のフォーム基材と粘着剤による強力両面テープ

水につけると硬化し、石こうに代わるプラスチックギプス

包装用から事務・家庭用品へ進出するきっかけとなった製品

３Ｍ™ ウェットオアドライ™ ポリッシングペーパー

３Ｍ™ 防じんマスク

スコッチ® セロハンテープ

スコッチ® マスキングテープ

世界最初の耐水研磨材。３Ｍイノベーションの原点

300種類を超える粘着テープの最初の製品

不織布の成形性とフィルター性を活用。労働安全衛生市場へ進出

３Ｍ開発

３Ｍ™ トライザクト™ ダイヤモンドフィルム

３Ｍ™ ダイアモンドグレード™ DG3

超高輝度反射シート

フィルムテクノロジーと高精細表面技術を組み合わせた反射シート。夜間の視認性や判読性に優れ高齢化社会に対応する明るく見やすい道路標識を実現

日本発の高精細表面技術による光ファイバーコネクタ用研磨フィルム

2005

2001

３Ｍ™ 高透明性接着剤転写テープ

３Ｍ™ スコッチティント™ ウインドウフィルムマルチレイヤー Nanoシリーズ50ミクロンという薄さの中に高 分 子 材 料の膜を200 枚以上重ねた建 築 向 け 遮 熱フィルム。飛 散 防 止 機 能 も兼ね備えている

アクリル 系 粘 着 剤 を使用した、非常に透明性が高い光学用途向け粘着テープ

2007

2009

2007 ３Ｍ™ 止水機能付外壁防水シート吸水コーティングにより、釘穴からの雨水浸入を防止する日本発の防水シート

2005　キュノ株式会社（現・スリーエム ジャパン プロダクツ株式会社 茨城事業所）が３Ｍジャパングループの一員に日本におけるフィルターカートリッジ製品やフィルターハウジング製品の重要な製造拠点です。2011 年に３Ｍ Purification（株）へ社名変更しました。

2014　スリーエム ジャパン株式会社へ社名変更

2015　スリーエム ジャパン プロダクツ株式会社発足山形スリーエム（株）、岩手スリーエム（株）、３Ｍ Purification（株）とスリーエム ヘルスケア（株） 山形事業所が事業を統合しました。

スリーエム ジャパン株式会社 ヘルスケアカンパニー発足スリーエム ジャパン（株）とスリーエム ヘルスケア（株）が事業を統合し、カンパニー制を導入しました。

全世界で新しいブランドのプラットフォームを導入「３Ｍ Science. Applied to Life.TM」を３Ｍの新しいスローガンとして全世界に展開しました。

2016　スリーエム ジャパン プロダクツ株式会社 千葉事業所発足エーワン製品の製造を手掛ける（株）アクトとスリーエム ジャパン プロダクツ（株）が事業を統合しました。

2017　スリーエム フェニックス株式会社　山形事業所新設特例子会社であるスリーエム フェニックス株式会社が新たに山形事業所を設けました。

1960　創業1960 年に、アジア初の３Ｍ海外現地法人として日本ミネソタスリーエム株式会社を設立しました。1961 年に、３Ｍ社と住友電気工業株式会社、日本電気株式会社の日米折半出資による住友ミネソタ株式会社を設立。1962 年に、住友ミネソタが日本ミネソタスリーエムを吸収合併し、社名を住友スリーエム株式会社へ変更しました。

1961　相模原事業所（現・スリーエム ジャパン株式会社 相模原事業所）設立カスタマーテクニカルセンターおよび各種研究施設で研究開発、製品改良に取り組んでいます。

1970　山形スリーエム株式会社（現・スリーエム ジャパン プロダクツ株式会社 山形事業所）設立国内最大の製造拠点として３Ｍジャパングループはもとよりグローバルの「スーパーハブ」として、海外の３Ｍ各社へも製品を供給。高品質な製品は世界中のお客様に高く評価されています。

1976　スリーエム ヘルスケア株式会社（現・スリーエム ジャパン株式会社 ヘルスケアカンパニー）設立医療用・歯科用製品などを幅広く供給。製品開発も実現し、各産業で求められる安全衛生の分野にもユニークな製品とシステムを供給しています。

1986　岩手スリーエム株式会社（現・スリーエム ジャパン プロダクツ株式会社 岩手事業所）設立日本の技術革新や高品質なニーズに対応した感圧粘着テープの製造拠点として設立。現在もファスナー製品など製造品目の拡充を図っています。

３Ｍ、ポスト・イット、Post-it、スコッチ・ブライト、 Scotch-Brite、スコッチ、Scotch、ネクスケア、Nexcare、フィルタレット、Filtrete、コマンド、Command、スコッチガード、SCOTCHGARD、ウェットオアドライ、エーワン、シンサレート、VHB、スコッチキャスト、デュアルロック、Novec、スコッチカル、スコッチティント、トライザクト、ESPE、キュービトロン、ダイニオン、Betapure、ダイヤモンドグレード、VFlex、セーフティ・ウォーク、ペトリフィルム、ダイノック、リットマン、スコッチボンドは、３Ｍ社またはその関連会社の商標です。

３Ｍジャパングループの会社案内は、環境やユニバーサルデザインに配慮した印刷物として、以下のマークが付与されています。

Please Recycle. Printed in Japan. © 3M 2018. All Rights Reserved. PRS-180-B(061804)DN　

カスタマーコールセンター

0570-022-1238:45～17:15 ／月～金（土日祝年末年始は除く）全国どこからでも市内料金でご利用いただけます

製品のお問い合わせはナビダイヤルで

http://www.mmm.co.jp/

2018年６月発行