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かすが会ニュースNo52 2012 4 1 日(日) 1発行:かすが会広報室 (tel:04-7185-1911 春日や内) No.52 日本酒を愛する人の かすが会ニュース 23 3 回例会(報告) 23 11 23 13 72 23 調 22 「李白」藤井常務 「〆張鶴」宮尾社長「出羽桜」黒坂氏「秀よし」千葉課長

4 1 かすが会ニュースかすが会ニュースNo52 号 2012 年4 月1 日(日) (1) 発行:かすが会広報室 (tel:04-7185-1911 春日や内) No.52 日本酒を愛する人の

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かすが会ニュースNo52 号 2012 年 4 月 1 日(日) (1)

発行:かすが会広報室 (tel:04-7185-1911 春日や内) No.52

日本酒を愛する人の

かすが会ニュース

平 成 2 3 年 度

第 3 回例会(報告)

平成23年11月23日(水)13時から、

我孫子市の老舗割烹鈴木屋本店に

おいて72名の参加を得て平成23年

第3回例会が開催されました。

開催に先立ち同年8月にご逝去

された吉倉相談役に参加者一同が

黙祷を捧げました。

例会は、かすが会

金子昌也会長、

春日や中村靖社長と参加蔵元

の「秀よし」(名)鈴木酒造店

販売課長の千葉清逸氏、「出

羽桜」出羽桜酒造㈱営業部の

黒坂知也氏、「〆張鶴」宮尾酒

造㈱社長の宮尾行男氏、「李

白」李白酒造㈱常務の藤井直

二郎氏から挨拶がありました。

その後、かすが会顧問の内山

幸二氏から味覚の勉強会、缶

コーヒーの市場調査、コクと

旨味の秘密、常温で飲む日本

酒についてそれぞれ説明して

頂きました。

今回は「常温の日本酒を楽

しむ」として22種類(内2点

は川瀬巴水木版画「手賀沼」

ラベルの試供品)のお酒を楽

しみました。(試飲結果は3

ページに掲載)

本日の献立は次の通りでした。

一、お通し(スルメ烏賊タラコ和え

エノキ茸

ミズナ)

二、替り三種(豆腐味噌漬け

里芋

田楽

菊花かぶ)

三、煮物(秋刀魚と大根の大和煮

紅葉麩

柚子)

四、替皿(揚げ豆腐と手羽先の煮込

人参

ブロッコリー)

五、温物(鰤のしゃぶしゃぶ

白菜

長芋

椎茸

水菜

豆腐

薬味

ぽん酢)

六、酢物(サーモンとかぶの博多

がり

白板昆布)

七、占地御飯の俵飯

芝漬

「李白」藤井常務 「〆張鶴」宮尾社長「出羽桜」黒坂氏「秀よし」千葉課長

Page 2: 4 1 かすが会ニュースかすが会ニュースNo52 号 2012 年4 月1 日(日) (1) 発行:かすが会広報室 (tel:04-7185-1911 春日や内) No.52 日本酒を愛する人の

かすが会ニュースNo.52 号 2012 年 4 月 1 日(日) (2)

今年もまた新酒の季節が

やって来ました。かすが会

恒例の「搾りたての新酒を

楽しむ」をテーマに、会員

蔵元から出品された数々の

貴重な搾りたて新酒を今回

もじっくりと味わって頂く

事に致します。

昨年は東日本大震災の影

響で予定していた3月の総

会が中止となり、7月まで

保管熟成した「熟成新酒」とも呼ぶ

べきお酒を味わって頂きましたが、

今回は例年通りの「搾りたての新

酒」です。

搾りたての新酒は麹独特の甘い

香りとほのかに薄い濁りが残り、と

ろりとした濃厚な味わいと、舌先を

ピリピリと刺激する僅かな発泡成

分が爽やかさと荒さを感じさせる

等の特徴があり、この特徴が搾った

直後から時間と共に徐々に落ち着

いてきます。

そして火入れと呼ばれる加熱に

よる殺菌処理、それに保管による熟

成と共にその酒のラベル通りの味

に収斂して行きます。

今回も大吟醸酒、純米大吟醸酒、

吟醸酒、純米吟醸酒、純米酒、本醸

造酒と、一般には市販されない鑑評

会出品酒等の搾りたて新酒が続々

と出品されます。

会員の皆様にはこの機会を逃さ

ず、是非とも搾りたて新酒の素晴ら

しさをじっくりと味わって頂きた

いと願っています。

会員蔵元のHPやブログから最

近の話題を拾ってみました。

「天の戸」

浅舞酒造㈱

今日も櫂入れの時間ピッタリに

登場した榎本さんと大牟禮さんと

で純米吟醸の留の櫂入れをしても

らい北の盆様

とくじら様の

競演となりま

した。益々美味

しくなりそう

な予感のする

今シーズンの

純米吟醸でし

た。

「出羽桜」出羽桜酒造㈱

ダボス会議に日本酒を提供しま

した。2012年1月に開催される

「2012年世界経済フォーラム

(

ダボス会議)

」の会期中に、内閣官

房内閣広報室が主催する「ジャパン

ナイト」の開催に合わせ、「出羽桜

純米大吟醸

一路」を提供しました。

世界各国の有識者に対して、日本の

風評被害克服と国際社会における

更なるプレゼンスの向上に役立て

られます。

「福小町」ナショナル物産㈱

ここ数日、雪の降らない良い天気

でした。このまま春になればいいの

に、と願っておりましたが。降って

きた、やっぱ降ってきたよ~雪が。

そんな中、蔵では大吟醸の袋吊り作

業中。出来上がった「もろみ」を袋

に詰めて吊るします。袋から滴り落

ちた酒はタンクから斗瓶へ。斗瓶は

雪で冷やしています。美味いよ、絶

対美味いよ~。飲みたいよ~。テン

ションもあがります。

「千代むすび」千代むすび酒造㈱

雪の舞い散る寒い寒い日曜日、つ

いにその日は訪れました。大吟醸を

搾る日です。一袋ごと丁寧に、醪を

詰めていきます。そして、詰めた袋

を蔵人たちの逞しい腕で吊るして

いきます。その筋肉美にも思わず目

を奪われます。

平成 24年度第 1回例会企画

「搾りたての新酒を楽しむ」

会員蔵元のHPから

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(3) 2012 年 4 月 1 日(日) かすが会ニュースNo.52 号

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かすが会ニュースNo.52 号 2012 年 4 月 1 日(日) (4)

かすが会会長

金子昌也

故吉倉相談役は約二年半の闘病

生活を繰返し、一時は回復の兆しも

見えたかに思いましたが、残念なが

ら白血病には勝てず、昨年八月三十

一日にご逝去されました。

今から三十四年前の昭和五十三

年頃、我孫子「春日や」の故中村国

夫氏が当時全く相手にされていな

かった全国の美味しい地酒を店に

並べ、無我夢中でお客様に地酒の良

さを説明し、また全国の蔵元を走り

回り、大変な努力の下で地酒を販売

されていました。

その中村国夫氏の熱意に感動し、

一般消費者であった吉倉孝也氏、現

名誉会長森口嘉雄氏等が中心にな

り、微力ながら「春日や」を応援し

ようと昭和五十三年十月に設立さ

れたのが「かすが会」です。

そして昭和五十六年に第一回の集

まりを我孫子の「みちくさ」で開催

しました。

当時東京農業大学助教授だった

小泉武夫先生、作家の故梁取三義先

生、酒評論家の穂積忠彦先生等をお

招きして会を催したのですが、参加

された方は総勢で十五人程度でし

た。

それでも森口現名誉会長、吉倉孝

也氏、中村国夫春日や店主等が飲食

店や一般消費者に声を掛けて回を

重ね、参加者も二十人から三十人、

そして四十人から五十人と徐々に

増え、現在では毎回約百人の会員が

参加される盛大な会になりました。

また、会員有志で全国の蔵元見学

等も行ってお酒に関する勉強を続

けた結果、お陰様で現在かすが会の

会員は蔵元四十六社を含めて総勢

約百七十人となりました。

故吉倉孝也氏は森口現名誉会長

を補佐され、最初は幹事、そして副

会長から二代目会長を経て、昨年ま

では相談役として約三十三年間の

永きに亘り「かすが会」を支えて来

られました。

当時毎年一回上野の「精養軒」で

行われた梁取先生の彩光社主催「日

本酒の会」には毎回300人~50

0人も集まりましたが、会の最後は

吉倉孝也氏の3本締めが恒例とな

っていました。

あの大きな体と大きな声での3

本締めは壮大なものでした。

晩年「かすが会」例会での中締め

も、吉倉さんが締めないと会が終わ

らないと言う暗黙の決め事になっ

ていました。

あの偉大な吉倉孝也相談役、今は

もう居ません。本当に残念ですが残

された私達が意志を継ぎ、「かすが

会」を皆様のお力で今後益々発展さ

せて行くのが私達の努めだと思っ

ています。きっと天国から私達を見

守ってくれていると思います。

最後に吉倉さんの奥様より「かす

が会の皆様、そして関係者の皆様に

永い間大変お世話になり有難うご

ざいました。時々思い出して頂けれ

ば故人も喜ぶと思います」とのお話

がありました。

故吉倉さんは日本酒とカラオケ

が大好きで、「北島三郎」や「さだ

まさし」等の歌声が今でも聞こえて

くるようです

故吉倉孝也相談役に対し心より

ご冥福をお祈り申し上げますと共

に、これからも「かすが会」を見守

って頂き、心安らかにお眠り下さい。

第1回例会と総会

・日時

4月1日(

日)

13時~

・企画

搾りたての新酒を楽しむ

第2回例会

・日時

7月29日(

日)

13時~

第3回例会

・日時

11月18日(

日)

13時~

会場は全て我孫子「鈴木屋本店」

かすが会の設立・育成・発展に永

い間大きく貢献された吉倉相談役

が昨年八月にご逝去されました。心

からご冥福をお祈り申し上げます。

今号からカラー印刷に変えました。

かすが会副会長

加藤

洋一

吉倉孝也相談役を偲ぶ

平成24年度かすが会例会日程

22 年第 3 回かすが会

(2010 年 11 月 21 日)

吉倉氏の三本締めで会が終わる

平成 17 年第 3 回かすが会例会

(2005-10-30)