23
絶絶絶絶絶絶絶絶絶絶絶絶絶絶絶絶絶絶絶絶絶絶 22117018 絶絶絶絶

絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

Embed Size (px)

DESCRIPTION

絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理. 22117018 越口貴文. 目次. 目的・背景 調査材料 調査 場所 調査方法 結果 考 察とまとめ. 目的・背景. 東海地方の固有植物群である,東海丘陵要素は宅地造成などで数が減っている. 希少 な植物群なので,生態学的知見が不足 しており保全が難しい. これらの保全に適した環境を考えると共に,絶滅危惧植物の維持を考慮した公園づくりについて考える.. 調査材料. マメナシ ( Pyrus calleryana Decne . ) 東海地方の固有種,東海丘陵要素の一つ 絶滅寸前( CR )(愛知県)の 樹木 - PowerPoint PPT Presentation

Citation preview

Page 1: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

22117018 越口貴文

Page 2: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

目的・背景

調査材料

調査場所

調査方法

結果

考察とまとめ

目次

Page 3: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

目的・背景• 東海地方の固有植物群である,東海丘陵

要素は宅地造成などで数が減っている.• 希少な植物群なので,生態学的知見が不

足 しており保全が難しい.

• これらの保全に適した環境を考えると共に,絶滅危惧植物の維持を考慮した公園づくりについて考える.

Page 4: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

調査材料   マメナシ( Pyrus calleryana Decne. )

• 東海地方の固有種,東海丘陵要素の一つ• 絶滅寸前( CR )(愛知県)の樹木• ナシの原種• 果実を生産

しているにも 関わらず,個体が 増えていかない.

Page 5: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

調査場所• 愛知県小牧市大草のマメナシの自生地• マメナシの木が 35 本自生している  

    ( No.0 ~ No.34 )

Page 6: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

調査方法 行った調査

• 果実内の種子の個数計数• 種子の生存率計数• 種子の発芽実験

 これらを元に,マメナシが増えていかない 理由と原因を追究し,解決策を検討した.

Page 7: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

 個数計数• 果実を割り,中の種子の数を集計する. →種子を生産した, 20 本の個体を調べた.• 個体ごとに分けて,低温湿潤状態で保存.

調査方法

Page 8: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

 生存率計数• TTC 溶液を用いて各シャーレから 10 個程

度の種子で実験• 溶液で浸した種子をインキュベーターを

  用いて 24 時間 25℃ の暗所で保管 → 赤く染色したもの                が生存している.

調査方法

Page 9: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

 発芽実験• 残りの種子を用いて 6 条件で発芽実験

調査方法

• 10 /10hr-20 /14hr℃ ℃• 15 /10hr-25 /14hr℃ ℃• 20 /10hr-30 /14hr℃ ℃

• 定温 15℃• 定温 20℃• 定温 25℃

Page 10: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

結果

 果実ができていない個体があり,果実を作ってもほとんど種子を生産しない個体があった.

Page 11: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

結果

年ごとの種子の総数に大きな違いが見られた.

Page 12: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

結果

生存率はばらついていたが,種子の出来の良い個体,悪い個体にはまとまりがあった.

Page 13: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

 生存率には大きなばらつきがあり,種子を作っても死んでいるのもあった. 去年との違いが大きかった.

結果

Page 14: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

 温度条件によって発芽に違いがあった. 全く発芽しない個体もあった 変温条件の方が定温条件よりも発芽する?

結果

Page 15: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

    変温条件,定温条件ともに n=39                        t=1.833 , P=0.0373

P<α=0.05               

結果

t 検定

変温と定温では発芽に有意な差がある.(変温の方が発芽する).

Page 16: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

   生存率と発芽率に相関はなかった.

結果

Page 17: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

 マメナシが増えていかないのは ...

全ての個体が種子を作っているわけではない

↓出来た種子も死んでいるものがある

↓発芽に様々な条件が必要である

多くの種子は発芽できない!

結果

Page 18: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

考察とまとめ• 種子ができても生存していないものは, 

   自家不和合性の結果と考えられる. →マメナシは自家不和合性.  同じ遺伝子型の個体では種子生産不可 他家受粉を促しマメナシの生息域を広げるために,ポリネーター(花粉を運ぶ蜂など)や果実を食べる鳥を公園に呼び戻す必要がある. 自生地に巣箱を設けるなどで多様な公園へ

Page 19: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

 しかし  今年度は大量のハマキムシによって  葉っぱを食べられてしまった(虫害) →エネルギー不足へ陥り,種子の出来が 悪くなってしまった?

or

 

考察とまとめ

• 農薬で害虫を駆除?

• ポリネーターのために農薬は控える?

Page 20: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

• 生存率と発芽率に相関がないのは,休眠 状態で発芽しなかった種子があるから.眠っている種子が土壌中に存在する?

 茨城県の霞ケ浦では,土壌シードバンクを用いて絶滅危惧植物などの植生回復に成功.

結果

マメナシの埋もれた遺伝子を     再生できる?

Page 21: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

• 自生地では湿地にするために水位を上げられている.

水は比熱が高く温度変化が起こりにくいので,変温状態になり                     やすいように                                  水位を下げつつ,                           様々な環境を                           作るべきである.

結果

Page 22: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

ご清聴ありがとうございました

Page 23: 絶滅危惧植物の保全を目的とした公園の維持管理

東海丘陵要素• 東海丘陵要素は 16 種 シデコブシ ヘビノボラズ ヒトツバタゴ マメナシ ハナノキ クロミノニシゴリ ナガボナツハゼ モンゴリナラ シラタマホシクサ トウカイモウセンゴケ ミカワシオガマ ミカワバイケイソウ ヒメミミカキグサ ウンヌケ ナガバノイシモチソウの赤花