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電電電電電電電電電電電電電電電 電電電電電電電電電電 西 2000.12.8

電気通信産業と規制緩和について

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電気通信産業と規制緩和について. 西日本電信電話株式会社 企 画 部 2000.12.8. 目 次. 1.NTTの民営化のプロセス (1)  日本における電気通信事業の変遷     (別紙1)民営化に向けた動き (2)  民営化を促進した理由 (3)  民営化の成果     ①NTT ・民営化の成果     ②その他 ・通信自由化後の事業者数の推移(第一種・第二種) ・国内通信市場の規模および推移 ・県間通信のシェア 2.民営化後の電気通信法制度 (1)  公社時の電気通信法制度 (2)  民営化時の電気通信法制度 - PowerPoint PPT Presentation

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Page 1: 電気通信産業と規制緩和について

電気通信産業と規制緩和について

西日本電信電話株式会社企 画 部2000.12.8

Page 2: 電気通信産業と規制緩和について

1.NTTの民営化のプロセス   (1)  日本における電気通信事業の変遷    (別紙1)民営化に向けた動き   (2)  民営化を促進した理由   (3)  民営化の成果    ①NTT

・民営化の成果    ②その他

・通信自由化後の事業者数の推移(第一種・第二種)・国内通信市場の規模および推移・県間通信のシェア

2.民営化後の電気通信法制度   (1)  公社時の電気通信法制度   (2)  民営化時の電気通信法制度   (3)  NTT再編成に係るNTT法の改正( 1997 年)   (4)  民営化以降の主な規制緩和の推移

3.諸外国との電気通信制度の相違   (1)  海外主要キャリアの事業形態について

(参考)国内通信事業者の再編   (2)  米・英・EUとの電気通信制度の相違(現状まとめ)   (3)  AT&T分割の流れ   (4)  米国の通信法改正( 1996 年)   (5)   14 項目のチェックリストとNTTにおけるオープン化の現状   (6)  英国の電気通信法制度の流れ

目 次

1 /23

P.2

P.10

P.15

Page 3: 電気通信産業と規制緩和について

1.NTTの民営化のプロセス

2 /23

Page 4: 電気通信産業と規制緩和について

政府機関

[国内 ]

[国際 ]

電電公社(公共企業体)

KDD(株式会社)

● NTT(株式会社)NCC(新規参入)

KDD

1869

NCC(新規参入)

電気通信の自由化NTTの民営化 NTT再編成

52

85 99

独 占 競 争

①  1985年4月、電電公社民営化と同時に、電気通信市場に競争が導入され、新規参入事業者  ( New Common Carrier )が参入。②  1999年7月には、電気通信事業法、及び、日本電信電話株式会社法の改正を受けて、  持株会社制度が導入され、持株会社、東西地域会社、長距離国際会社の4社に再編成された。

持株会社西日本会社東日本会社長距離国際会社

民営化に向けた動き(別紙1)

日本における電気通信事業の変遷

① ②88 91

●  NTTデータ通信㈱設立● NTT移動通信網㈱設立

3 /23

Page 5: 電気通信産業と規制緩和について

別紙1

1981年 3月 第2次臨時行政調査会設置(土光臨調)      7月 臨調第1次答申 公社制度の見直しを提言1982年 2月 臨調第2次答申 データ通信回線利用の自由化等を提言      5月 臨調第4部会 3公社の民営化を報告      7月 臨調第3次答申 公社の民営化、再編成、幹線への競争

   導入を提言       10月 郵政省 電気通信審議会発足

   郵政省 電電公社経営形態問題等調査研究会報告書提出1983年 3月 臨調最終答申      5月 臨調最終答申を受け法案提出準備等を閣議決定      6月 臨時行政改革推進審議会発足      8月 郵政省 電気通信システムの将来像に関する調査研究会

   報告提出      9月 自民党『電電公社改革案(橋本私案)』了承1984年 1月 電気通信審議会答申

   『21世紀に至る電気通信の長期構想』      4月 電気通信事業法案、日本電信電話株式会社法案を

   国会に上程      7月 衆議院本会議で改革3法案可決       12月 参議院本会議で電気通信改革3法案可決成立

   (日本電信電話株式会社法、電気通信事業法、    および関係法律の整備に関する法律)

1985年

政府の動き 電電公社の動き

3月 公社制度の基本的諸問題検討のため   ワーキンググループを設置2月 臨調第4部会に「経営形態に関する   勉強の状況について」資料提出3月 経営形態問題連絡会を設置9月 経営形態問題連絡会等を廃止し、   経営形態委員会を設置   (下部に8つのプロジェクトチーム)2月 総裁室企画室を設置

9月 制度問題対策室を設置12月 財務問題調査会を設置

10月 機構問題対策室を設置

3月 新会社創立総会4月 日本電信電話株式会社発足

民営化に向けた動き

4 /23

Page 6: 電気通信産業と規制緩和について

「電気通信市場及び電電公社(当時)の活性化」を目的に、独占であった電気通信事業に競争原理を導入

(1) 政治環境:国内行政改革(3公社)の動き (電電公社については別紙1参照)

(2) 国際環境:①米国でAT&T独禁訴訟修正同意審決( 1982.8)・分割( 1984.1)         ②英国で民間会社へ免許公布による競争の導入 (1982.2)・BT民営化( 1984.8)

(3) 社内環境:経営改革の必要性

①電電公社の規制脱却の要望  ・料金法定制      ・予算制度      ・事業分野・投資の制限

②諸規制に依存した自立的な企業努力の不足③事業の独占による閉鎖的、独善的経営体質

(4) 技術環境:技術革新により弱まった自然独占性

①ディジタル化、エレクトロニクス革命②光ファイバー③通信衛星④インターフェース・テクノロジー

(5) 市場環境:多様なユーザニーズへの即応の要請

民営化を促進した理由

5 /23

Page 7: 電気通信産業と規制緩和について

・料金値下げ 最遠距離料金   1981年 8月以前  720 円 /3分→ 民営化直前   400 円 /3分→  1999年 2月    90 円 /3分

・多彩な新サービス(ISDN、IPアクセス、iモード、フリーダイヤル、ダイヤルQ 等)

・NTT株式売却  総額13兆5 ,890億円( 2000年 11月末現在 政府保有株売却分合計)

・経営の効率化  ピーク時      民営化時    98年度末 32.9 万人 (1979年 )   →  31.4 万人   →   13.8 万人1,700 支店 (1984年 )  →  1,600 支店  →   47 支店 

・研究開発費用の増加  民営化時      ピーク時    98年度末 (対売上高比率)   2.8 %    →  5.0 % (1993年 ) →  3.6 %

・積極的な会社設立

・NTT直接出資比率 20%以上の会社及びその他の連結子会社の経営状況141社 売上高総額 6 兆 6,488 億円 ( 98年度末)

1.サービスの向上

2.国家財政への寄与

3.経営基盤の強化

4.グループ会社の設立

民営化の成果

2

6 /23

Page 8: 電気通信産業と規制緩和について

◆第一種電気通信事業者・・・自ら電気通信回線設備を設置してサービスを提供する事業者◆第二種電気通信事業者・・・第一種電気通信事業者の設備を利用してサービスを提供する事業者  ・特別第二種・・・・・・政令で定める規模以上のシステム、及び国際間のシステムを運用する第二種電気通信事業者  ・一般第二種・・・・・・特別第二種以外の第二種電気通信事業者

0

1000

2000

3000

4000

5000

6000

7000

8000

9000

85~ 86.4 87.4 88.4 89.4 90.4 91.4 92.4 93.4 94.4 95.4 96.4 97.4 98.4 99.4 00.4

216

6,780

6,024

4,726

369 567738 903

1,011 1,1061,259

1,675

2,218

7

178

153

138

13 3745 62 68 70

8086

111

209209

6,6026,602

5,8715,871

4,5884,588

356356 530530 693693 841841 943943 1,0361,0361,1791,179

1,5891,5892,1072,107

第一種電気通信事業者

第二種電気通信事業者長距離・国際系

地域系

衛星系

移動系

一般第二種

特別第二種

◆第二種電気通信事業者の内訳

(2000年4月現在)

23

161

5

60

101

7,550

3,260

126

3,1343,134

通信自由化後の事業者数の推移(第一種・第二種)

◆第一種電気通信事業者の内訳

2

7 /23

7,900249

7,6517,651

Page 9: 電気通信産業と規制緩和について

0

20000

40000

60000

80000

100000

120000

140000

1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999

45,993

3,578

844

116

1,073

3,011

54,615

電  話

専  用

携帯電話

船舶電話

無線呼出し

その他

合 計

47,436(3.1)

3,990(11.5)

1,356(60.6)

111(▲4.3)

1,160(8.1)

2,928(▲2.8)

56,981(4.3)

48,841(3.0)

4,380(9.7)

2,470(82.2)

118(6.3)

1,252(7.9)

3,442(17.6)

60,503(6.1)

49,400(1.1)

4,644(6.0)

3,397(37.5)

127(7.6)

1,506(20.3)

4,057(17.9)

63,131(4.3)

49,687(0.5)

5,299(14.1)

4,665(37.5)

142(11.8)

1,788(18.7)

4,539(11.8)

66,122( 4.3)

50,387(1.4)

5,623(6.1)

6,080(30.3)

158(10.1)

2,184(22.1)

5,520(21.6)

69,955(5.8)

51,783(2.8)

5,736(2.0)

8,732(43.6)

159(1.3)

2,729(25.0)

5,832(5.7)

74,973(7.2)

54,834(5.9)

5,722(▲0.2)

14,338(64.2)

159(0.0)

2,889(5.9)

6,667(14.3)

84,612(12.9)

54,715(▲0.2)

6,214(8.6)

26,225(82.9)

153(▲3.8)

2,872(▲0.6)

7,959(19.3)

98,140(16.0)

50,339(▲8.0)

7,252(16.7)

37,933(44.6)

134(▲12.8)

2,274(▲20.8)

9,620(20.9)

107,555(9.6)

51,991(ー )

7,755(6.9)

45,448(19.8)

-( - )

1,251(▲44.2)

3,979(ー )

111,870(4.0)

(億円)

出所:㈱情報通信総合研究所「情報通信ハンドブック‘ 95年版~ 2001年版」

年 度

電話

専用

携帯電話

船舶電話 無線呼出し

その他

国内通信市場の規模および推移

8 /23

51,782(▲0.4)

8,361(7.8)

50,938(12.1)

-( - )

683(▲45.4)

4,583(15.2)

110,896(3.1)

ーデータ伝送 ー(ー )

ー(ー )

ー(ー )

ー(ー )

ー(ー )

ー(ー )

ー(ー )

ー(ー )

ー(ー )

1,444(ー )

2,266(56.9)

データ伝送

※電気通信事業会計規則改正により、 1998年から分類が一部変更。 ISDN は 97年度まで「その他」 98年度以降「電話」、 伝送データ 97年度まで「その他」 98年度以降「 伝送」データ

Page 10: 電気通信産業と規制緩和について

県間通信のシェア

0% 50% 100%

1998

1997

1996

1995

1994

1993

1992

1991

1990

NTTNCC

○ 都道府県間シェア

84%

73%

71%

69%

68%

77%

16%

31%

29%

27%

23%

32%

64% 36%

○ 東名阪の3都道府県間シェア

NCC 各社は低価格という戦略で、シェア拡大を企図。競争市場の育成を図りながら、 NTT もこれに対応し、県間通信についてはかろうじて51%のシェアを確保しているが、採算性の高い東名阪については、 NCC が64%ものシェアを獲得。

※ 双方とも、通話回数ベース

59% 41%

51% 49%

0% 50% 100%

54%

46%

46%

46%

44%

49%

46%

54%

54%

54%

51%

56%

44% 56%

40% 60%

36% 64%

NTT NCC NTT NCC

9/23

Page 11: 電気通信産業と規制緩和について

2.民営化後の電気通信法制度

10 /23

Page 12: 電気通信産業と規制緩和について

公社時の電気通信法制度

電信電話設備拡充のための暫定措置に関する法律(拡充法)【電信電話債券の場合】

級局

債券額(円)

1 2 3 4 5

20,000 80,000 120,000 150,000

公衆電気通信法【設備料の場合】

①1973年4月以降1983年3月の時限立法②加入電話、加入電信等の公衆電気通信役務に対する国民の需要の急激な増加に対応するため、加入電話の申込者に債権を引き受けてもらい、加入電話、加入電信等の設備を急速に拡充するための資金を調達して速やかに需要を充足して公共の福祉の増進に寄与することを目的とする。

③払込額

その他関連法律その他関連法律

①1976年11月改正②加入電話を新たに設置してその利用に供することができるようにするための料金であって、新規架設工事に必要な費用の一部に充当するもの

③料金 1加入電話ごとに80 , 000円

日本電信電話公社法

電信電話公社法 参考(現NTT法)経営形態 特殊法人 特殊法人・民間会社

政府全額出資 ①政府は常時1/3以上保有②政府保有株の処分は予算を持って国会の議決を経た限度数内③外国人等議決権割合20%以下

業務範囲 公衆電気通信業務 国内電気通信事業投資 投資は郵政大臣の認可

投資できる範囲は政令で定める

投資についての原則規制なし(放送会社等への出資規制あり)

責務 公衆電気通信役務を合理的な料金で、日本全国にあまねく、公平に提供

電話を日本全国にあまねく適切、公正かつ安定的な提供の確保に寄与

意志決定 経営委員会 取締役会・株主総会①予算、主要料金は国会議決、投資は郵政大臣認可、経営委員・総裁は内閣任命

①事業計画、役員の選解任、新株発行等の郵政大臣認可等

②主要料金は法定 ②料金は認可③通信の秘密の確保が法定

③通信の秘密の確保が法定

新規参入 新規参入不可 新規参入可

①決算書類は国会提出 ①商法に沿った原則

②財務諸表の開示 ②財務諸表の開示

公的規制

株式

ディスクロージャー

11 /23

Page 13: 電気通信産業と規制緩和について

電気通信事業法と日本電信電話株式会社法(NTT法)の施行により、一定の規制のもと、新規参入が可能な制度へ移行

電気通信事業法 日本電信電話株式会社法(NTT法)

第一種電気通信事業者

第二種電気通信事業者

日本電信電話株式会社

民営化時の電気通信法制度

電気通信事業への新規参入が可能な制度へ移行

新規参入者と同一条件とすることを原則として公社を改革し民営化

①国内通信事業の他、郵政大臣の認可により附帯業務、届出により目的達成業務を営むことができる。

②電話サービスを日本全国へ安定的に供給する義務

③政府は3分の1以上の株式を所有

④事業計画、利益処分、役員の選任等の認可規制

①定義:自ら設備を設置し、サービスを提供する事業者②参入は郵政大臣の認可③料金は届出制(NTTは認可制)

①定義:第一種電気通信事業者以外の事業者②特別第二種事業者を除き、参入は届出制原則自由で料金は自由

競争導

入競争導

独占

独占

公衆電気通信法 電信電話公社法

12 /23

Page 14: 電気通信産業と規制緩和について

旧NTT法附則第2条に設けられた経営形態見直し条項に基づく議論の結果、NTTを純粋持株会社の下で東西地域会社と長距離国際会社に再編成することで決着

NTT再編成に係るNTT法の改正( 1997年)

13 /23

項目

目的

責務

事業範囲

株式制限

役員の任免

事業計画

利益処分

旧NTT法改正NTT法

持株会社( NTT)

東西地域会社( NTT東/西)

長距離国際会社( NTT )コミュニケーションズ

国内電気通信事業の経営 東西地域会社の全株式の保有と研究開発

地域電気通信事業の経営 純粋民間会社

①電話役務の、あまねく、 かつ公平な供給②研究の推進と成果の普及

同左 同左

①国内電気通信業務②附帯業務(届出)③目的達成業務(認可)

①東西地域会社の株式保有と 株主権の行使②東西地域会社に対する助言、 斡旋その他の援助③基盤研究④附帯業務⑤目的達成業務(認可)

①地域電気通信業務②附帯業務③目的達成業務(認可)④自社エリア外の地域電気 通信業務(認可)

非規制

①外国人による保有は 20%未満②政府の3分の1保有義務

同左 持株会社が全株式を保有 ①当面持株会社が全株を所有②株式の処分は郵政大臣の認可

郵政大臣の認可 同左 株主総会(持株会社)で選任 非規制

郵政大臣の認可(収支計画、資金計画は添付)

同左 同左

郵政大臣の認可 同左 株主総会(持株会社)で選任

Page 15: 電気通信産業と規制緩和について

民営化以降の主な規制緩和の推移

14 /23

外資規制

料金規制

業務区分

参入規制

公-専-公接続

相互接続ルール

1992年 8月1997年 6月1998年 3月

1995年 10月1996年 12月1998年 5月

1996年 1月1997年 12月1998年 5月

1997年 6月

1995年 5月1996年 10月1997年 12月

1991年 8月1995年 9月1996年 4月1997年 6月2000年 5月

NTT、KDDの外資保有を 20%未満の条件で認める(NTT法)NTT、KDD以外の一種事業者の外資規制を撤廃KDD法の廃止

付加サービスを届出制に移動体通信を届出制にNTTの地域通信サービスはプライスキャップ方式にNTTのその他のサービス及び他の一種事業者は事前届出制に

郵政省、地域/長距離/国際等の業務区分の不存在を確認郵政省、一種事業者に通信回線の賃貸を認める特二事業者の範囲を公-専-公及び国際に縮小特二事業者に加入者回線の設置を認める

一種事業の許可条件から需給調整条項を削除

公-専接続自由化国内専用線の公-専-公接続自由化国際専用線の公-専-公接続自由化

郵政省、1県1POIとアクセスチャージ方式に基づくエンド~エンド料金の方針を発表NTTネットワークのオープン化を表明NTTセットアップチャージ付き秒課金方式の導入相互接続ルールに関する事業法改正長期増分費用方式の導入を目的とした電気通信事業法の一部改正

項 目 実施時期 概  要

Page 16: 電気通信産業と規制緩和について

3.諸外国の電気通信制度

15 /23

Page 17: 電気通信産業と規制緩和について

海外主要キャリアの事業形態について

(  )内は親会社の出資比率

・ベライゾンコミュニケーションズ

・ベライゾンコミュニケーションズ

アクセス

アクセス

地域地域

長距離長距離

国際国際

IPIP ベ

ライゾンワイヤレ

ス(ボ

ーダ

ーフォン

・エ

アタッチ

との

合弁

ベライゾン・ニューヨーク等地域会社

ベライゾン等インターネット

(100%)

ベライゾン・ロング・

ディスタンス

州ニューヨークにて2000年1月5日よりサービス開始

BT(注2)BT(注2)AT&T(注1)AT&T(注1) フランステレコムフランステレコムドイツテレコムドイツテレコム

AT&

Tワイヤレ

ス(

100

%)

  

 

AT&T

BTセルネット

(100

%)

BT

BT・OpenWorld・ Ignite

(100%)Tモビル

(100

%)

  

  

  

  

DT

Tオンライン

( 82.5%)

FT   

ワナドゥー( 90.3%)

本体で実

AT&Tブロードバンド

(100%)

NTTグループNTTグループ

NT

Tドコモ

  

  

  

  

  

  

NTT西

NTT東

NTTデータ

NTT Com

(注1)2002年に、AT&Tブロードバンド及びAT&Tワイヤレスを独立させ、新たにコンシューマー部門のトラッキング・ストックを発行

(注2)2001年末までに、持株会社体制の下で、BT Wireless(移動体)・BT Openworld(マス向けインターネットアクセス)・Ignite (ビジネス用IPサ ービス中心)・NetCo(卸売)及びBT Retail(小売)へ組織変更予定

16 /23

Page 18: 電気通信産業と規制緩和について

(参考)国内通信事業者の再編

アクセス

アクセス

県内県内

県間県間

国際国際

IPIP

プラットフォームプラットフォーム

TTNetTTNetJTグループJTグループKDDIグル ープKDDIグル ープ

J―フォン

  

  

  

  

  

  

 

DDI

IDO  

+セルラー

/ツーカー

/DDI

ポケッ

TTNet

東京電話アステ

JT

直収サービス 直収サービス

KDD

テレウェイ合併1998.12

アステル東京合

1999.4

ITJ合併

1997.10

AT&T/BTが各 15%を出資

他の電力系通信会社と経営統合を検討中

DDI/KDD/IDO合併( 2000.10)

17 /23

Page 19: 電気通信産業と規制緩和について

米・英・ EUとの電気通信制度の相違(現状まとめ)その1

項目

根拠法

規制機関

料金規制

相互接続料金

米 国 英 国 E U日 本

<連邦> 1934年通信法     1996年電気通信法<州>州公益事業法

1984年電気通信法 EU 委員会が発出する電気通信自由化・競争政策に関する各種指令

電気通信事業法NTT法

<連邦>連邦通信委員会 (FCC)<州>州公益事業委員会

電気通信省 (OFTEL) EU 委員会各国の独立規制機関

長距離系(FCC) 規制対象: RBOC 規制内容:州際 にアクセスチャージ       規制プライスキャップ      ( 1991年)地域系(州公益事業委員会) 規制対象: RBOC等既存地域      電話会社 規制内容: 規制プライスキャップ

BT以外の事業者に対する規制は無し

規制対象:BT規制内容: 規制プライスキャップ     ( 1984年~)     住宅用加入者電話や     アナログ専用線等

< の例>ドイツ①電気通信法 (1996年 )規制対象:DT規制内容:規制機関 (RegTP)の     認可が必要

② に対する規制ドイツテレコム規制内容:電話 に対するサービス      規制プライスキャップ     ( 1998年~ 2001年)

NTT東西地域会社以外は事前届出制(但し意見申出制度料金変更命令あり)

長距離/国際 規制対象:なし

地域系 規制対象:NTT東/西 規制内容: 規制プライスキャップ 規制 :県内の電話サービス /ISDN       / 専用サービス      ( 2000年 10月)

(1)州際アクセスチャージ ○ CALLS の採択プラン (2000年 )  ・加入者及び事業者アクセス   チャージ  ・ US補助の 負担エンドユーザ  ・最低利用料金の廃止(2)市内相互接続料金 ① 相互接続及びネットワーク アンバン   網要素ドル ②再販売のための卸売割引 ③ FCC規則の に従っガイドライン  て州委員会が認可

「歴史的原価に基づく全部配賦」に基づく標準相互接続料コスト

設定から「現在 会計に基づコストく長期増分 (コスト LRIC) のベース

規制の導入プライスキャップ( 1997年)

「相互接続に関する ONP規制」に基づく規制機関へのガイドライン( 1997年)

・最も低い 3 国の平均に基づくカ  料金を勧告ベスト

郵政省による長期増分コストベースの接続料金 の策定モデル

 規制対象:NTT東/西

・米国、 EUとの国際交渉により  2年間で 20%の値下げを行う ことで政治決着( 2000年)

郵政省

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Page 20: 電気通信産業と規制緩和について

米・英・ EUとの電気通信制度の相違(現状まとめ)その2

項目

イコール・アクセス(優先接続)

番号ポータビリティ(NP)

ユニバーサル・サービス

米 国 英 国 E U日 本

①LATA間1984年 AT&T分割時に事前登録を実施

②LATA内市外州により差異あり事前登録実施州では「 LATA間」と「 LATA内市外 の2つの事業」者を登録

OFTELとしては導入に消極的であったが EU指令により実施準備

① フェーズ 1( 2000 末) ・国際 ・国内長距離 の各1社② フェーズ 2( 2001 末) ・上記2社又は全ての通話を  1社にする登録かを選択

相互接続指令( 1997年)2000年 1月までに事業者の事前登録を義務づけ

< >フランス2000年 4月事前登録制全国導入

< >ドイツ1998年 1月事前登録制導入意思表示ない場合は DTを選択

2001年 5月より事前登録制導入 規制対象:NTT東/西の      固定電話網 対象通話:市内、県内市外、      県間市外、国際

 「一般優先接続」   により事前登録以外のダイヤル  事業者に接続可能 「固定優先接続」  常に登録事業者に接続

すべての地域電話会社に NPを提供する義務( 1996年)

 ・全米の 100 大都市に導入完了  ( 1999年 3月) ・ 2004年まで から 回収ユーザ コスト  可能

OFTEL が BTに対して NPの提供命令( 1994年) ⇒全ての固定網事業者に義務  づけ( 1997年)・全体の のコスト 70%を BT が負担・移動体も 1999年導入済み

相互接続指令( 1997年)2003年 1月までに全ての人口密集地域で固定網の NP導入を義務づけ

< >フランス基本的 NP導入( 1997年)完全 NP導入( 2001年予定)

< >ドイツNP導入( 1998年)

2001年導入予定

費用負担の考え方(郵政省) ①基本改造費用   網使用料により回収 ②申込処理費用   移転利用者から回収 ③追加伝送費用   発信側利用者から回収

①あらゆる州際事業者が US基金 の拠出( 1997年)  ・農村・離島・高 地域コスト  ・低所得者  ・学校・図書館割引  ・農村医療機関割引②州レベルでの US基金設立の 動き

なし

OFTEL が US とコスト US事業者である の相殺によりメリット US基金の設立の必要性を否定( 1999年)

音声電話への ONP適用と競争環境における電気通信のユニバー

指令(サルサービス 1998年)

< の例>フランス規制当局( ART)が決定全体の 80%をFTが負担 ・地理的平均化コスト ・社会的割引コスト ・公衆電話ボックスコスト

なし

電気通信審議会( IT革命を推進するための電気通信事業における競争政策の在り方についての特別部会)において検討中 ○第1次答申草案 (11/16) 範囲:加入電話、公衆電話    緊急通報  :長期増分費用方式によコスト    る算定 負担:移動体含む第 1種事業者

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Page 21: 電気通信産業と規制緩和について

AT&T分割の流れ

1933年 通信法制定 ・電気通信に関する規制の細部は規定なし ・放送・通信に関する規制機関としてFCC(連邦通信委員会)の設立 ・AT&Tの独占を認める規定がないのにFCCが事実上の独占を維持したため司法省の介入の余地あり ・同法の適用範囲は州際、国際サービスに限定(州内は各州の公益事業委員会等が電気通信に関する規制を担当)

1954年 第 2次反トラスト法訴訟同意判決⇒ 公衆電気通信事業以外の事業の禁止、通信機器製造部門の機器の使用範囲限定

1968年 カーターホン採決 端末機の自由化1971年  VAN、専用線 の自由化サービス1980年 第 2次 裁定 情報処理系通信 を含め高度 として自由化(コンピュータ サービス サービス AT&T は分離子会社要件あり)

1974年 司法省による反トラスト法訴訟

1978年 MCIの無許可電話サービスに対する連邦最高裁の合法判決1980年 すべての州際サービスの自由化裁定(FCC)

1982年 修正同意判決 ①AT&T は地域電話会社( BOCs)を分離する②AT&T は長距離回線部門、ベル研究所、及びWE社(通信機器製造)を保持する③1954年同意判決による業務範囲の制約の解除、分離子会社による 通信・情報 ・データ サービス ケーブル TVなどの

       分野に進出可

1984年 新 AT&T(長距離通信)、 7つの地域通信会社( RBOC)に分割

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Page 22: 電気通信産業と規制緩和について

米国の通信法改正( 1996年)

1996年 通信法改正<見直しのポイント> ① RBOCの実質的な独占状態であった市内通信市場を開放し競争を促すとともに、 RBOCの長距離通信分野への参入を  認め( 14項目の に適合した相互接続協定の締結が条件チェックリスト )、市内/長距離の一体となった競争を促進する ②地域電話会社とケーブル TV会社の相互参入を認め、通信と放送の融合を促進する ③ の仕組みに学校・図書館などの に対する支援の仕組みを織り込み、 の底辺を拡大ユニバーサルサービス インターネットアクセス インターネット  することにより国際競争力を強化 ④ 規制など の普及に伴う新しい問題に対応するコンテンツ インターネット FCCによる

競争の3部作

相互接続に関する命令「地域競争規則」( 1996年)

①相互接続 の指定ポイント ・技術的に可能であれば NW内の  すべての地点で接続を義務付け② 要素の の義務ネットワーク アンバンドリング 付け ・加入者回線、網 装置、インタフェース  交換機、局間伝送設備等7つの   要素を規定ネットワーク③相互接続料金などの設定原則 ・全要素長期増分費用( TELRIC)  を採用 ・再販売のための卸売料金設定の  規定

ユニバーサルサービス規則( 1997年)

①対象となる (公衆交換サービス NW への音声級接続、単独回線、緊急 通報等7 )の規定サービス②支援対象事業者は FCCで指定③月額料金当の割引に加え長距離 通信利用制限等の 提供義務サービス④支援額を長期増分費用によるコスト 算定標準 と全国的な基準値モデル の差額と規定⑤学校・図書館等に対する電気通信  等の割引サービス⑥ 基金の運用には第3ユニバーサルサービス 者機関を設定( NECA) 

改革に関する第アクセスチャージ 1次報告と命令「 規則」(アクセスチャージ 1997年)

①加入者共用回線料 (SLC)の引上げ②事業者共用回線料の廃止に伴う事 業者 (アクセスチャージ PICC)の新設③市内の交換機、伝送路 についてコスト は 規制のプライスキャップ X 値変更

◎CALLS( 大手通信事業者の連合 )に よる州際 に関する改革案アクセスチャージ を FCC が採択( 2000年) ・ SLCと PICCの統合 ・新 US基金の設立( 6.5 億 )ドル ・従量制 の引下げアクセスチャージ

料金 はリバランス終了していない

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Page 23: 電気通信産業と規制緩和について

1.技術的に可能な点における相互接続提供義務

2.アンバンドリングしたネットワーク要素への非差別なアクセスの提供

3.電柱、管路、導管、道路使用権への非差別的なアクセスの提供

4.加入者回線の提供

5.市内地域伝送路の提供

6.市内交換機接続の提供

7.緊急電話、電話番号案内、交換台接続の提供

8.他事業者の顧客の電話帳掲載の提供

9.他事業者の顧客への電話番号割り当ての非差別的提供

10.ルーチングDB、信号アクセスの提供

11.番号ポータビリティ の提供

12.イコールアクセス(優先接続)の提供

13.市内通信トラヒックの伝送と着信に関する相互補償

14.全てのサービスについての卸料金の提供

RBOCに要求される項目(チェック項目) NTTの現状

・米国との内容に一部差異あり。

 ・道路使用権については、行政の規制緩和が必要

・日本では郵政省で番号管理しており実施済

・現在、郵政省主催の検討会にて議論中・専用線については、平成 12年度導入予定

備考

①加入者回線(市内 )ループ②ネットワークインタフェースデバイス

③市内交換機能とタンデム交換機能

④局間伝送設備

⑤信号網及び通話関連データベース

⑥オペレーションサポートシステム 機能

⑦オペレータサービス及び番号案内の提供

○×

注:99年に FCCにより、 項目が追加され、アンバンドル   、 等が含まれる。ダークファィバー サブループ

・2001年春以降実施 予定

・2001年春以降実施 予定

14項目のチェックリストとNTTにおけるオープン化の現状

提示されているアンバンド

ル項目

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Page 24: 電気通信産業と規制緩和について

英国の電気通信法制度の流れ

1981年 電気通信法制定 ・郵便と電気通信を兼営する郵電公社( POST OFFICE)から電気通信部門が分離し、英国電気通信公社(BT)成立 ・電気通信分野の自由化(新規参入の許可、宅内機器の自由化、付加価値通信サービスの自由化)

⇒1982年 マーキュリー社に公衆電気通信事業者免許の付与(市内/長距離/国際)

1983年  1990年までの 7年間BT、マーキュリーによる複占体制を維持することを政府が決定

1984年 電気通信法改正 <改正のポイント>  ①BT民営化 ⇒国際競争力維持の観点から全国1社での運営が得策  ②政策立案機能と規制機能の分離    ・独立の規制機関「電気通信庁( OFTEL)」の設置(政策立案は貿易産業省、規制機能は電気通信庁)  ③電気通信事業者の免許制の導入(個々の事業者に対する規制は付与される免許条件の中で定められる)    ・料金その他のサービスの提供条件等の公示義務 ・非差別的な扱い    ・他の電気通信システムとの相互接続義務 等   ( BTの免許条件)    ・利用者に対するサービスの提供条件の公示 ・ユニバーサルサービス義務    ・相互接続義務 ・ネットワーク事業と通信機器事業、付加価値通信事業等との間の内部相互扶助の禁止 等  ④料金規制はBTのみ ⇒料金認可制ではなくプライスキャップ制の採用

1991年 複占体制の見直し決定(貿易産業庁) ⇒積極的な競争政策への転換    ・市内/長距離/国際区分の廃止    ・申請による免許付与(国際についてはリセールによる新規参入⇒複占体制の維持)

この間BT、マーキュリーによる複占体制によりマーキュリーを競争事業者としての育成を図るが、

依然BTが90%以上のシェアを確保

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Page 25: 電気通信産業と規制緩和について

参考:プライスキャップ方式

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Page 26: 電気通信産業と規制緩和について

項目 内容

② 適用範囲

③バスケット・サブバスケット

専用役務

 高速ディジタル、ATM専用、 一般専用〔放送専用を除く〕

サブバスケット

電話役務+IS DN役務 (基本料、県内通話料、公衆電話料、番号案内料等)

基本料、 施設設置負担 金等

バスケット

・バスケット (NTT地域のサービスをグループ分け下単位)毎に、その中の各サービスの料金

 の加重平均値が基準料金指数に納まるよう規制する方式。・基準料金指数に納まらないような料金改定は、例外として個別認可制の途も残してある。

① 制度の概要

(注)上記以外のサービスは規制の対象外。

・指定設備のみを用いて提供する都道府県内の通信サービスのうち、以下の ・料サービス金が対象。

対象役務 対象となる主な料金

基本料、施設設置負担金、県内通信料(割引料金を含む)、公衆電話料〔県内〕、番号案内料、プッシュホン使用料等

基本料、施設設置負担金、県内通信料(割引料金を含む)、公衆電話料〔県内〕、番号案内料等

一般専用〔放送専用等を除く〕、高速ディジタル、ATM専用

①電話役務

②ISDN役務

③専用役務

バスケット

プライスキャップ規制の概要 その1

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Page 27: 電気通信産業と規制緩和について

基準料金指数=前期の基準料金指数            ×(1+物価変動率-生産性向上見込率〔X〕 ± 外生的要因)

項目 内容

④基準料金指数

・郵政省が、毎年、バスケット 、サブバスケット ごとに設定。

料金指数が基準料金指数を超える場合

  ・事前届出期間が1ヶ月。(基準料金指数以下であることが明らかな場合は14日)

⑥料金届出等

・認可

料金指数が基準料金指数以下である場合

プライスキャップ規制の概要 その2

⑦基準料金指数の適用期間

・原則、毎年10月1日に開始し翌年9月30日に終わる1年間にわたり適用。・基準料金指数の通知は、適用の3ヶ月前までに通知。

4月下旬    前年度の消費者物価指数の公表

~ 6月末    次期に適用する基準料金指数を事業者に通知

~ 8月末    事業者による新たな料金届出(現行料金が基準を満たさない場合)

10月1日   基準料金指数の適用開始、及び事業者による新料金の適用開始

適用のスケジュールイメージ

(通常パター)ン

(参考)

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Page 28: 電気通信産業と規制緩和について

基準料金指数の適用イメージ

 1%     1.5%    0.5%

 3%      3%      3%

▲2%     ▲1.5%   ▲2.5%

物価上昇率

X値

物価上昇率-X

基準料金指数

( 10/1 ) ( 10/1 ) ( 10/1 )

基準料金指数

改定後の料金水準を表す料金指数

10098.00

96.5394.12

基準年

<注:数字は仮の値>

下表のように改定した場合の料金指数(改定月日)

( 10/1 )▽

基準料金指数を上回るので値下げが必要

99.00→   97.00

99.00

1年目 2年目 3年目

100 98.00 96.53 94.12

100 99.00

( 9/1 )( 10/1 )

96.80

( 4/1 )

96.40

( 9/1 )

95.40

( 4/1 )

94.10

( 10/1 )

( 10/1 )▽

( 10/1 )▽

(参考)

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Page 29: 電気通信産業と規制緩和について

1998年電気通信事業法改正

一般の一種事業者

NTT東西地域会社

電話・ISDN

事業者 サービス 新旧

電話・ISDN

付加機能以外

付加機能

専用線

移動体

施設設置負担金

基本料

県内通話料

公衆電話(県内)

付加機能( )プッシュホン

番号案内

県間通話料

公衆電話(県間)

付加機能( 以外)プッシュホン

認可

事前届出

事前届出

事前届出

事前届出

認可

認可

認可

認可

認可

認可

認可

認可

認可

認可

専用線

専用線

事前届出(但し意見申出制度、料金変更命令あり)

同上

同上

同上

特定電気通信役務として上限価格( )方式プライスキャップ上限価格( )方式プライスキャップ施設設置負担金・基本料はサブキャップあり

事前届出(但し意見申出制度、料金変更命令あり)

同上

同上

特定電気通信役務として上限価格( )方式プライスキャップ上限価格( )方式プライスキャップ

事前届出(但し意見申出制度、料金変更命令あり)

電話・ISDNNTT

コミュニケーションズ

認可パケット・OCN等 同上

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Page 30: 電気通信産業と規制緩和について

英国のプライスキャップ規制の推移( 1984 ~ 1997)

規制期間

RPI- 3%(1984~ 1989)

RPI- 4.5%(1989~ 1991)

RPI- 6.25%(1991~ 1993)

RPI- 7.5%(1993~ 1997)

対象サービス その他の規制 非規制サービス BTの売上高に占める規制対象比率

1.基本料 (事務用及び住宅用 )2.国内 通話料ダイヤル

1.住宅用基本料 (最大 RPI+2)2.低利用 向け料金ユーザ

1.電話機使用料2.国際通話3.番号案内を含むオペレータ・サービス4.公衆電話 からの通話料ボックス5.設備料6. 専用線7.移動体への通話

48 ~ 53%

1.基本料 (事務用及び住宅用 )2.国内 通話料ダイヤル3.国内手動通話料、番号案内4. 専用線バスケット (RPI+0)5.0800、 0345 サービス

1.住宅用基本料 (RPI+2)2.低利用 向け料金ユーザ3.設備料 (RPI+2)4.代表的住宅用請求書の導入

1.電話機使用料2.国際通話3. 公衆電話 からの通話料ボックス4. 専用線5.移動体への通話

1.基本料2.国内 通話料ダイヤル3.手動通話料、番号案内4. 専用線バスケット (RPI)5.国際 通話ダイヤル6. 割引、大口割引クオリティ7.0800、 0345 サービス

1.住宅用及び 1回線利用の基本料  (RPI+2)、 複数回線基本料 (RPI+5)2.低利用 向け料金ユーザ3.設備料 (RPI+2)4.中位住宅用請求書 (RPI)

1.電話機使用料2.公衆電話 からの通話ボックス3.移動体への通話

64 ~ 66%

1.基本料2.国内 通話料ダイヤル3.手動通話料、番号案内4. 専用線バスケット 国内 、国内 、アナログ ディジタル 国際  (RPI)5.国際 通話ダイヤル6.設備料7.0800、 0345 サービス

1. 基本料 (RPI+2)、 ただし卸売は (RPI+5)2.基本料を除く 内の個別バスケット  はサービス (RPI)3.低利用 向け料金の拡大ユーザ4.個別の 専用線アナログ (RPI+2)、  専用線ディジタル (RPI+1)

1.電話機使用料2.公衆電話 からの通話ボックス3.移動体への通話4. 料金 への通話プレミアム サービス

64 ~ 67%

55 ~ 56%

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