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19
ここでは、日常生活における事故を「ころぶ」「落ちる」「ぶつかる」「ものがつまる・も
のが入る・誤って飲み込む(ものがつまる等)」「切る・刺さる」「はさむ・はさまれる」「や
けど」「かまれる・刺される」「おぼれる」の種別ごとに取り上げています。最も多いのは
「ころぶ」事故で、全体(※その他、不明を除く)の69.5%となっています(図2-
1)。
ころぶ
81,338人
69.5%
落ちる
16,076人
13.7%
ぶつかる
7,454人
6.4%
ものがつまる等
3,640人
3.1%
切る・刺さる
3,625人
3.1%
はさむ・はさまれる
2,118人
1.8%
やけど
1,259人
1.1%
かまれる・刺される
830人
0.7%
おぼれる
674人
0.6%
n=117,014
第2部 種別ごとにみる事故
図2-1 事故の種類別構成割合(その他、不明を除く)
※熱中症は事故種別「その他」に該当します。 (ピックアップ2 P.11)
20
種別ごとにみると、事故は年代によって特徴があります。乳幼児は他の年代に比べ、も
のがつまったり、ものを誤って飲み込む事故の割合が多く、またやけどの割合も多くなっ
ています。10代ではぶつかる事故の割合が多くなっています。また、高齢になるにつれ
て「ころぶ」事故の割合が増えています(図2-2、図2-3)。
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
おぼれる
かまれる・刺される
やけど
はさむ・はさまれる
切る・刺さる
ものがつまる等
ぶつかる
落ちる
ころぶ
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
おぼれる
かまれる・刺される
やけど
はさむ・はさまれる
切る・刺さる
ものがつまる等
ぶつかる
図2-2 年齢別の事故の種類別構成割合(その他、不明を除く)
図2-3 年齢別の事故の種類別構成割合(ころぶ、落ちる、その他、不明を除く)
21
1 ころぶ
(1) 年別搬送人員
「ころぶ」事故は日常生活における事故の中で最も多く、平成30年中は 81,
338人が救急搬送されています(図 2-4)。
(2) 年齢層別搬送人員
年齢層(5歳単位)別では、65歳以上の高齢者が多く救急搬送されています(図
2-5)。
平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年
救急搬送人員(人) 69,356 70,289 73,510 77,369 81,338
前年比 101.3% 104.6% 105.2% 105.1%
0
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
90,000
救急搬送人員(人)
n=371,862
2,2331,221 936
693
1,2481,061
1,092
1,192
1,6042,159
2,769
3,2053,557
5,597
7,059
9,723
13,23612,807
7,350
2,242
333 21
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
14,000
救急搬送人員(人)
n=81,338
図 2-4 年別の救急搬送人員
図 2-5 年齢層別救急搬送人員
22
(3) 発生場所別搬送人員
住宅等居住場所が最も多く、次いで道路・交通施設となっています(図 2-6)。
(4) 初診時程度別搬送人員
「ころぶ」事故では、3割を超える人が中等症以上と診断されています(図 2-7)。
住宅等居住場所
39,290人
48.3%道路・交通施設
29,617人
36.4%
店舗・遊技施設等
6,044人
7.4%
公園・遊園地・運動場等
2,315人
2.8%
会社・公共施設等
1,548人
1.9%
学校・児童施設等
1,294人
1.6%
医療施設
305人
0.4%その他(不明含む)
925人
1.2%
n=81,338
軽症
54,073人
66.5%
中等症
26,833人
33.0%
重症
362人
0.4%
重篤
68人
0.1%
死亡
2人
0.0%
n=81,338
【事例 ころぶ】
自宅玄関先で段差につまづいて転倒し、頭部を受傷した。(80代 重症)
図 2-6 発生場所別救急搬送人員
図 2-7 初診時程度別救急搬送人員
23
2 落ちる
(1) 年別搬送人員
階段や脚立などから「落ちる」事故で、平成 30年中に16,076人が救急搬送さ
れています(図 2-8)。
(2) 年齢層別搬送人員
年齢層(5歳単位)別では、0歳から4歳が最も多く、2,202人が救急搬送さ
れています(図 2-9)。
平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年
救急搬送人員(人) 16,022 16,326 16,300 16,268 16,076
前年比 101.9% 99.8% 99.8% 98.8%
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
14,000
16,000
18,000
救急搬送人員(人)
n=80,992
2,202
611
311228
499451
413442
550703
825821
795
1,0511,189
1,348
1,389
1,265
725
224
33 10
500
1,000
1,500
2,000
2,500
救急搬送人員(人)
n=16,076
図 2-8 年別の救急搬送人員
図2-9 年齢層別救急搬送人員
24
(3) 発生場所別搬送人員
住宅等居住場所が最も多く半数を超えています。次いで、道路・交通施設、店舗・
遊技施設等で多く発生しています(図 2-10)。
(4) 初診時程度別搬送人員
「落ちる」事故では、3割を超える人が中等症以上と診断されています(図 2-
11)。
軽症
10,167人
63.2%
中等症
5,214人
32.4%
重症
456人
2.9%
重篤
195人
1.2%
死亡
44人
0.3%
n=16,076
住宅等居住場所
8867人
55.2%道路・交通施設
3026人
18.8%
店舗・遊技施設等
1757人
10.9%
会社・公共施設等
732人
4.5%
公園・遊園地・運動場等
712人
4.4%
学校・児童施設等
415人
2.6%
医療施設
59人
0.4% その他(不明含む)
508人
3.2%
n=16,076
【事例 落ちる】
自宅3階のベランダで、エアコン室外機に上って遊んでいたところ、誤ってベラ
ンダの手すりを乗り越えて墜落した。(5歳 中等症)
図 2-11 初診時程度別救急搬送人員
図 2-10 発生場所別救急搬送人員
25
3 ぶつかる
(1) 年別搬送人員
飛んできたボールに「ぶつかる」事故や、走っていて人やものに「ぶつかる」
事故で、平成30年中に7,454人が救急搬送されています(図 2-12)。
(2) 年齢層別搬送人員
最も多いのは、0歳から4歳となっており、10歳から19歳の10代も多く救
急搬送されています。「ぶつかる」事故は、加齢とともに減少しています(図 2-13)。
平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年
救急搬送人員(人) 7,632 7,255 7,756 7,383 7,454
前年比 95.1% 106.9% 95.2% 101.0%
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
9,000
救急搬送人員(人)
n=37,480
857
710 730 732
557
393
338 344 360 354315 295
231263 254 254
211
146
82
253
0
100
200
300
400
500
600
700
800
900
救急搬送人員(人)
n=7,454
図2-12 年別の救急搬送人員
図 2-13 年齢層別救急搬送人員
26
(3) 発生場所別搬送人員
住宅等居住場所が最も多く、次いで、公園・遊園地・運動場等での事故が多く発
生しています(図 2-14)。
(4) 初診時程度別搬送人員
全体の8割を超える人が軽症ですが、重症や重篤、死亡と診断される事故も発生
しています(図 2-15)。
住宅等居住場所
2392人
32.1%
公園・遊園地・運動場等
1535人
20.6%
道路・交通施設
1145人
15.4%
学校・児童施設等
1062人
14.2%
店舗・遊技施設等
633人
8.5%
会社・公共施設等
420人
5.6%
医療施設
43人
0.6%
その他(不明含む)
224人
3.0%
n=7,454
軽症
6,291
84.4%
中等症
1,102
14.8%
重症
50
0.7%
重篤
10
0.1%
死亡
1
0.0%
n=7,454
【事例 ぶつかる】
駅構内の階段を降りている際に、通行人とぶつかり転倒し受傷した。
(80代 中等症)
図 2-14 発生場所別救急搬送人員
図 2-15 初診時程度別救急搬送人員
27
4 ものがつまる・ものが入る・誤って飲み込む
(1) 年別搬送人員
食べ物を喉につまらせたり、たばこや玩具などを飲み込んでしまう事故により、
平成30年中は3,640人が救急搬送されています(図 2-16)。
(2) 年齢層別搬送人員
年齢層(5歳単位)別では、0歳から4歳が最も多く、1,167人が救急搬送さ
れています(図 2-17)。
平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年
救急搬送人員(人) 3,566 3,544 3,755 3,680 3,640
前年比 99.4% 106.0% 98.0% 98.9%
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
4,000
救急搬送人員(人)
n=18,185
1,167
12840 29
66 59 52 42 67 73 91 64 66128
183
283337
377
274
10011 3
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
救急搬送人員(人)
n=3,640
図 2-16 年別の救急搬送人員
図 2-17 年齢層別救急搬送人員
28
(3) 発生場所別搬送人員
住宅等居住場所が8割以上と最も多く、次いで、店舗・遊技施設等が多くなって
います(図 2-18)。
(4) 初診時程度別搬送人員
「ものがつまる等」の事故では、約3割を超える人が中等症以上と診断されてい
ます(図 2-19)。
軽症
2,417人
66.4%
中等症
680人
18.7%
重症
138人
3.8%
重篤
300人
8.2%
死亡
105人
2.9%
n=3,640
住宅等居住場所
3,142人
86.3%
店舗・遊技施設等
204人
5.6%
道路・交通施設
155人
4.3%
会社・公共施設等
40人
1.1%
学校・児童施設等
37人
1.0%
医療施設
28人
0.8%公園・遊園地・運動場等
16人
0.4%
その他(不明含む)
18人
0.5%
n=3,640
【事例 ものがつまる】
自宅のベッドで小さく切った餅を食べていたところ喉に詰まり、その後意識がなくな
った。(90代 重篤)
図 2-18 発生場所別救急搬送人員
図 2-19 初診時程度別救急搬送人員
29
5 切る・刺さる
(1) 年別搬送人員
刃物で切ったり、何かが刺さったりする事故で、平成30年中に3,625人が救
急搬送されています(図 2-20)。
(2) 年齢層別搬送人員
年齢層(5歳単位)別では、20歳代での救急搬送人員が300人を超えて多く
なっています(図 2-21)。
平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年
救急搬送人員(人) 3,674 3,660 3,392 3,315 3,625
前年比 99.6% 92.7% 97.7% 109.4%
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
3,500
4,000
救急搬送人員(人)
n=17,666
194
12596
191
458
354
287
248275 268
215
171
119
168 160
126
8662
182 2
0
50
100
150
200
250
300
350
400
450
500
救急搬送人員(人)
n=3,625
図 2-21 年齢層別救急搬送人員
図 2-20 年別の救急搬送人員
30
(3) 発生場所別搬送人員
住宅等居住場所が最も多く約6割を占めており、次いで店舗・遊技施設等、会社・
公共施設等が続いて多くなっています(図 2-22)。
(4) 初診時程度別搬送人員
「切る・刺さる」事故では、全体の1割を超える人が中等症以上と診断されてい
ます(図2-23)。
住宅等居住場所
2,249人
62.0%
店舗・遊技施設等
519人
14.3%
会社・公共施設等
338人
9.3%
道路・交通施設
240人
6.6%
学校・児童施設等
75人
2.1%
公園・遊園地・運動場等
59人
1.6%
医療施設
32人
0.9% その他(不明含む)
113人
3.2%
n=3,625
軽症
3,151人
86.9%
中等症
453人
12.5%
重症
15人
0.4%
重篤
5人
0.2%
死亡
1人
0.0%
n=3,625
【事例 切る】
電動のこぎりで作業中、電動のこぎりが跳ね返り、左前腕を受傷した。
(70代 中等症)
図 2-22 発生場所別救急搬送人員
図2-23 初診時程度別救急搬送人員
31
6 はさむ・はさまれる
(1) 年別搬送人員
ドアや機械、鉄道車両の戸袋などにはさまれたり巻き込まれたりする事故で、平
成30年中に2,118人が救急搬送されています(図 2-24)。
(2) 年齢層別搬送人員
年齢層(5歳単位)別では、0歳から4歳が最も多く370人が救急搬送されて
います(図 2-25)。
平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年
救急搬送人員(人) 1,975 1,859 1,992 2,219 2,118
前年比 94.1% 107.2% 111.4% 95.4%
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
救急搬送人員(人)
n=10,163
370
144
38
68
139 141
105 106
160 161
121 119
8093
8065
5544
208 1
0
50
100
150
200
250
300
350
400
救急搬送人員(人)
n=2,118
図 2-24 年別の救急搬送人員
図 2-25 年齢層別救急搬送人員
32
(3) 発生場所別搬送人員
住宅等居住場所が約3割と最も多く、次いで道路・交通施設、会社・公共施設等
でも多く発生しています(図 2-26)。
(4) 初診時程度別搬送人員
「はさむ・はさまれる」事故では、約3割が中等症以上と診断されています(図 2
-27)。
住宅等居住場所
609人
28.8%
道路・交通施設
488人
23.0%
会社・公共施設等
482人
22.8%
店舗・遊技施設等
221人
10.4%
公園・遊園地・運動場等
97人
4.6%
学校・児童施設等
77人
3.6%
医療施設
16人
0.8%
その他(不明含む)
128人
6.0%
n=2,118
軽症
1,501人
70.9%
中等症
549人
25.9%
重症
52人
2.5%
重篤
11人
0.5%
死亡
5人
0.2%
n=2,118
【事例 はさまれる】
エレベーターに子どもを抱っこしたまま乗っていた際、扉が開いた時に、子どもの手
指が戸袋に挟みこまれた。(1歳 軽症)
図 2-26 発生場所別救急搬送人員
図 2-27 初診時程度別救急搬送人員
33
7 やけど
(1) 年別搬送人員
熱湯や天ぷら油等によるやけどで、平成30年中に1,259人が救急搬送されて
います(図 2-28)。
(2) 年齢層別搬送人員
年齢層(5歳単位)別では、0歳から4歳が最も多く、405人が救急搬送され、
全体の 3 割以上を占めています(図 2-29)。
平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年
救急搬送人員(人) 1,375 1,397 1,395 1,310 1,259
前年比 101.6% 99.9% 93.9% 96.1%
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
1,600
救急搬送人員(人)
n=6,736
405
78
27
51
92
57 49 56 54 5745 46 39 39 34 42 39 32
11 6
0
50
100
150
200
250
300
350
400
450
救急搬送人員(人)
n=1,259
図 2-28 年別の救急搬送人員
図 2-29 年齢層別救急搬送人員
34
(3) 発生場所別搬送人員
住宅等居住場所の割合が最も多く、75.1%となっています(図 2―30)
(4) 初診時程度別搬送人員
初診時程度では、約2割が中等症以上と診断されています(図 2-31)。
軽症
1,023人
81.3%
中等症
209人
16.6%
重症
23人
1.8%
重篤
4人
0.3%
n=1,259
住宅等居住場所
946人
75.1%
店舗・遊技施設等
176人
14.0%
道路・交通施設
57人
4.5%
会社・公共施設等
43人
3.4%
学校・児童施設等
15人
1.2%
医療施設
10人
0.8%
公園・遊園地・運動場等
4人
0.4%
その他(不明含む)
8人
0.6%
n=1,259
【事例 やけど】
テーブルの上に置いてあった、熱湯を注いだばかりの急須を倒してしまいやけどを負
った。(8カ月 中等症)
図 2-31 初診時程度別救急搬送人員
図 2-30 発生場所別救急搬送人員
35
8 かまれる・刺される
(1) 年別搬送人員
犬にかまれる、蜂に刺される等で、平成30年中に 830人が救急搬送されていま
す(図 2-32)。
(2) 年齢層別搬送人員
年齢層(5歳単位)別では、70歳から74歳が多くなっています(図 2-33)。
平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年
救急搬送人員(人) 811 828 908 709 830
前年比 102.1% 109.7% 78.1% 117.1%
0
100
200
300
400
500
600
700
800
900
1,000
救急搬送人員(人)
n=4,086
3742
29
21
45 47
35
46 47
60
72
60
5349
78
49
31
19
10
0
10
20
30
40
50
60
70
80
90
救急搬送人員(人)
n=830
図 2-32 年別の救急搬送人員
図2-33 年齢層別救急搬送人員
36
(3) 発生場所別搬送人員
発生場所別にみると、住宅等居住場所が多く、次いで、道路・交通施設が多くな
っています(図 2-34)。
(4) 初診時程度別搬送人員
軽症が約9割を占めていますが、中等症と診断される事故も発生しています(図 2
-35)。
住宅等居住場所
494人
59.5%
道路・交通施設
169人
20.4%
店舗・遊技施設等
43人
5.2%
公園・遊園地・運動場等
41人
4.9%
会社・公共施設等
22人
2.7%
学校・児童施設等
15人
1.8%
医療施設
10人
1.2%
その他(不明含む)
36人
4.3%
n=830
軽症
769人
92.7%
中等症
61人
7.3%
n=830
【事例 刺される】
自宅の庭で花の手入れをしている最中に、蜂に指を刺されてしまった。
(70 代 軽症)
図 2-34 発生場所別救急搬送人員
図 2-35 初診時程度別救急搬送人員
37
9 おぼれる
(1) 年別搬送人員
浴槽や海、河川等での事故で、平成30年中は674人が救急搬送されてい
ます(図 2-36)。
(2) 年齢層別搬送人員
「おぼれる」事故は、乳幼児、高齢者に多く発生しています(図 2-37)。
平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年
救急搬送人員(人) 739 655 616 612 674
前年比 88.6% 94.0% 99.4% 110.1%
0
100
200
300
400
500
600
700
800
救急搬送人員(人)
n=3,296
24
84 5 3 4 4 2
104 5 7
19
30
87
117124
131
66
17
3
0
20
40
60
80
100
120
140
救急搬送人員(人)
n=674
図 2-36 年別の救急搬送人員
図 2-37 年齢層別救急搬送人員
38
(3) 発生場所別搬送人員
「おぼれる」事故の発生場所は、住宅等居住場所が84.0%で最も多くなって
います(図 2-38)。
(4) 初診時程度別搬送人員
初診時程度別にみると、9 割以上が中等症以上を診断されており、さらに約8割が
重篤又は死亡と診断されています(図 2-39)。
住宅等居住場所
566人
84.0%
店舗・遊技施設等
42人
6.3%
公園・遊園地・運動場等
13人
1.9%
学校・児童施設等
1人
0.1%
道路・交通施設
1人
0.1%その他(不明含む)
51人
7.6%
n=674
軽症
24人
3.6%中等症
80人
11.9%
重症
40人
5.9%
重篤
220人
32.6%
死亡
310人
46.0%
n=674
図 2-39 初診時程度別救急搬送人員
【事例 おぼれる】
入浴後、浴室から出てこないため心配した家族が確認したところ、浴槽内に沈み、呼
びかけに応答のない傷病者を発見した。(50代 重篤)
図 2-38 発生場所別救急搬送人員