8
発 行/熊本県農業者政治連盟 熊本市中央区南千反畑町2-3 電話 096-328-1284 編集責任者 中村 隆宏 発行日/令和2年 1 1 月 15 日・毎月1回 15 日発行 定 価/1部 50 円(但し、会員の購読料は会費の中に含む) 6122 10 15 299 89 618020921532 調調3第49回衆議院議員総選挙 推薦候補者を決定 熊本県酪農政治連盟 藤木眞也氏の公認を決定 高収益作物次期作支援 運用見直しを緊急要請 ■JA女性協がJAグループ熊本と意見交換 ■参議院議員 藤木しんや氏コラム ■参議院議員 山田としお氏コラム ■藤木しんや 活動報告 ■中央会・連合会からのお知らせ 農政連情報 農政連情報 2020(令和2)年 vol.371 12

Aþ À qè Í yÁã 7 %$ dFúFùF÷ · 2020. 11. 16. · hq`o Ïy ^qpx ÏHw« Gqw E 8' ) ç`oM èq é` `h Ð Q æÆ w : æ»Un b \qr GVs ÕïÄU8qs óh Ð y Í q Õx Ï çý ]Hw«

  • Upload
    others

  • View
    2

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: Aþ À qè Í yÁã 7 %$ dFúFùF÷ · 2020. 11. 16. · hq`o Ïy ^qpx ÏHw« Gqw E 8' ) ç`oM èq é` `h Ð Q æÆ w : æ»Un b \qr GVs ÕïÄU8qs óh Ð y Í q Õx Ï çý ]Hw«

写真募集熊本県

内で撮影の

スマホ、PCで

応募しよう!!

スマホ、PCで

応募しよう!!

お一人様何点でも応募できます!

web・スマートフォンから

ご応募ください。■主催╱JAグループ熊本、RKK熊本放送 ■協賛╱「熊本みどり・食・環境基金」■後援╱熊本県、熊本県教育委員会、熊本日日新聞社 

あとき

発 行/熊本県農業者政治連盟熊本市中央区南千反畑町2-3 電話 096-328-1284編集責任者 中村 隆宏発行日/令和2年1 1月15日・毎月1回15日発行定 価/1部50円(但し、会員の購読料は会費の中に含む)

あぜみち

 終息の兆しが見えないコロナ禍等により、本

年6月までの1年間の米需要量は、前年より22

万トンも減少し、昨年産の在庫を多く抱える事

態となっている。

 農水省は、10月15日現在の令和2年産米の全

国作柄指数を99と発表し、本県においてはウン

カ被害や台風等の影響により89となった。この結

果、来年6月の民間在庫は適正水準の180万

トンを超え209〜215万トンと予想され、

受給均衡には過去最大規模の32万トンの減産が

必要とされている。

 国の生産調整の見直しにより、産地主体で需

給調整に取り組み始めてから3年目となるが、

このような事態を招いた国の水田政策が正し

かったのかを検証し、適正な方向へ導く政策が必

要である。

 一方で、コロナ禍の影響とはいえ、日本人のコ

メ離れには、一抹の不安を感じる。食の多様化は、

食卓を華やかにしてくれるものではあるが、食

の変化がもたらす耕作放棄地の増加等による稲

作への影響は、貯水によるダムの役割や地下水を

育む機能等の多面的機能の低下につながりかね

ない。

 さらに「食の伝統は文化の伝統」と言われるよ

うに、稲作は、豊作祈願等の祭りや風習を生み出

し、さらに「和食」は日本人の食文化として、世界

無形文化遺産に登録されるまでに至った。

 政府には、我が国の自然環境や文化を守る観

点からも米の需要喚起、消費拡大対策も合わせ

て講じてほしい。  

食卓でおなじみの大根。旬は11〜2月で、

寒い時期には甘くみずみずしくなります。

大根の白い部分には消化酵素(ジアスター

ゼ)やその他の酵素が多く含まれ、食物の消

化を助けるとともに腸の働きを整えてくれ

る効果があります。また、見逃せないのは葉

の栄養で、ビタミンやカリウム、カルシウム

などが豊富。特に、強い抗酸化作用を持つβ

カロテンが多く、捨てるにはもったいない

食材です。

我が家では、できる限り葉がついたままの

大根を選びます。葉茎ごと細かく切って塩も

みし、マヨネーズと胡麻で和えたものを白

飯に乗せて食べるのが大変おいしくおスス

メです。葉がついている大根を買う機会が

あったらぜひ試してみてください。

●盟友の皆様のご意見や周辺地域の話

題、写真などをお寄せ下さい。

連絡先 熊本県農業者政治連盟

        JA熊本県会館10階

 (電 話)096ー328ー1284

 (FAX)096ー326ー5807

撮影:米満 敦史様

「大きすぎて抜けない大根サン」

第7回 未来に伝えたい農業・農村の風景フォトコンテスト入選作品

今月の表紙

焼き芋美味しいね(撮影:上村 康矩様)第8回 未来に伝えたい農業・農村の風景   フォトコンテスト入選作品

■第49回衆議院議員総選挙 推薦候補者を決定■熊本県酪農政治連盟 藤木眞也氏の公認を決定■高収益作物次期作支援 運用見直しを緊急要請■JA女性協がJAグループ熊本と意見交換■参議院議員 藤木しんや氏コラム■参議院議員 山田としお氏コラム■藤木しんや 活動報告■中央会・連合会からのお知らせ

▸農園探訪記(芦北の紹介)▸優ごはん(料理のレシピ)▸直売所の紹介など

直売所などで無料配布中!

CONTENT QRコードからもご覧いただけます

“食と農の魅力を伝える“

ハグ

最新号は芦北を特集!雰囲気を変えてお届け!

「阿蘇ミルク牧場」の情報も満載じゃ!

みどりの農 政 連 情 報農 政 連 情 報

2020(令和2)年 vol.37112

No.371 みどりの風 2020.11.15 (8)

Page 2: Aþ À qè Í yÁã 7 %$ dFúFùF÷ · 2020. 11. 16. · hq`o Ïy ^qpx ÏHw« Gqw E 8' ) ç`oM èq é` `h Ð Q æÆ w : æ»Un b \qr GVs ÕïÄU8qs óh Ð y Í q Õx Ï çý ]Hw«

 JA熊本中央会と県農政連は10月24・

25日、県選出の自民党国会議員7名に、

「高収益作物次期作支援交付金」の運用

見直しに関する緊急要請を行いました。

 同交付金は、新型コロナウイルスの影

響による需要の減少により、市場価格が

低落するなどの影響を受けた野菜・花

き・果樹・茶等の高収益作物について、次

期作に前向きに取り組む生産農家を支

援するものです。

 第1次補正予算で242億円が計上

され、野菜・花き・果樹・茶等の生産農家

へ、種苗や肥料等の資材購入などに、10

アールあたり5万円、施設果樹で最大25

万、施設花き等では最大80万円を定額交

付するとされていました。

 農水省は当初、影響を受けた農家を幅

広く支援するため、対象者を「今年2月

〜4月に、野菜・花き・果樹・茶を出荷、破

棄して出荷できなかった人」とし、減収

額などの確認はなく、対象面積は「次期

作を行う全作付面積」とし、交付金の上

限額も設定されていませんでした。

 しかし、10月12日に通知された変更後

の要件では、前年比で売り上げが減った

農家しか対象とならず、対象面積は「売

り上げが減った品目の作付面積」を上限

に設定、交付金は「減収額を上限」としま

した。また、これらを確認するために、既

に申請した農家にも品目ごとの減収額

や作付面積などを追加で申告するよう

求めています。

 今回の緊急要請は、要件変更により生

農政に対する抱負

 農政改革・TPP・日欧EPA対策で

は、地域特性に応じた担い手支援関連

対策や予算措置に万全を尽くす。

 農地集積や生産性の向上、高付加価

値化でブランド力を高め、輸出の拡大、

農業者の所得増大、農業生産を拡大し、

持続発展の農業政策を実施して後継者

を育成し、地域活性化につなげたい。

高収益作物次期作支援

運用見直しを緊急要請

 JA熊本県女性組織協議会は10月6

日、熊本市でJA熊本中央会・連合会

の常勤役員らと意見交換会を行いまし

た。

 地域の現状や今後の取り組み等につ

いて自由に意見を交わし、女性部・J

Aグループの進むべき方向性を探るこ

とを目的として毎年開催しているもの

で、同協議会の上村悦美会長や中央会

の宮本隆幸会長など約30人が参加しま

した。

 意見交換では「コロナ禍における女

性部活動の進め方」をテーマに討議し、

地域のために女性部やJAグループに

何ができるかを話し合いました。

 上村会長は、「熊本県家の光大会な

ど大きなイベントが延期となった。女

性部活動の停滞や部員が減少すること

を危惧している」と話しました。

 同協議会では、家の光大会の代替企

画として、11月中旬から来年1月下旬

まで「作品コ

ンテスト」を

予定してお

り、「ハンド

メイド」「文

筆」「食・農アー

ト」の3部門

を募集します。

 詳細は「J

Aグループ熊

本」のHPを

参照ください。

JA女性協が

JAグループ熊本と意見交換

 農水省は、「高収益作物次期作支援交

付金」の交付要件変更により、全国の生

産現場に混乱が広がったことを受け、10

月30日、変更前より交付予定額が減額

する農家への救済策を発表しました。

 救済策の対象となるのは、今回の要

件変更で交付予定額が減額かゼロとな

る場合で、コロナ禍による減収の有無

にかかわらず、次期作に向け10月30日

までに機械・施設を整備、資材を購入・

発注したなど、既に投資を行った農家

となります。

 また、交付額は〈当初要件での交付予

定額〉または〈既に投資した額〉のどち

らか少ない方が上限となります。

 投資した経費のうち、機械や施設の

整備費(取得費等)は全て交付の対象と

なりますが、種苗や肥料、農薬などの生

産資材については「かかり増し経費」が

対象となり、①従来は使っていなかった

肥料や土壌改良材、優良種苗の購入②

品質向上のため従来の肥料の使用量を

増量③新たに地域でまとまって取り組

む資材―などが該当となります。

 コロナ禍にあっても、営農継続のた

めに意欲をもって次期作に取り組む農

家への制度が、有効的に活用されるこ

とが望まれます。

次期作支援救済策を発表

産現場で大きな

混乱が生じてい

ることを受け、①

交付金が農業者へ

幅広く行きわた

るよう、当初農林

水産省が説明し

た簡素化・弾力化

した運用形態に

戻すこと②交付

金を申請した生

産者へ確実な支援

が実現するよう

必要かつ十分な

予算額を確保す

ることを求めま

した。

 また、10月27日

には県知事にも

同様に要請を行

いました。

高収益作物次期作支援交付金の要件変更のポイント

要件変更に対する救済策のポイント

●熊本1区

当初の要件 変更後の要件

次期作の全ての作付面積

今年2~4月に、野菜、花き、果樹、茶を出荷、廃棄して出荷できなかった人

左の対象者のうち、前年より売り上げが減った人

対象面積

対象者

減収した品目の作付面積特になし 交付上限額 減収額を超えない範囲不要 減収の確認 必要

▲農政連委員会の様子

▲野田 毅議員へ要請書を渡す JA熊本中央会 宮本会長(左)

▲意見交換会に集まった女性協理事と JAグループの常勤役員ら

熊本県酪農政治連盟

藤木眞也氏の公認を決定

 熊本県酪農政治連盟は、令和4年夏

に実施予定の参議院議員通常選挙(全

国比例区)の公認候補に、現職の藤木

眞也氏を決定し、10月7日に公認証を

授与しました。

 県酪政連は公認に先立ち、藤木氏と

の間に①酪農業振興対策の確立

②改

正畜安法の適正運用

③消費者の理解

醸成対策について政策協定を締結しま

した。

 挨拶で藤木氏は、「農業団体の代表

候補として皆さまの期待に応えるため

には、上位当選を果たすことが重要と

なる。今春策定の今後5年間の目標で

ある『酪農及び肉用牛生産の近代化を

図るための基本方針』には、生産基盤

の充実として家族経営や中山間地域を

記述できた。目標を達成すべく仕事を

やり遂げたい」と、本県の酪農振興へ

向けた決意表明を述べました。

 今後、12

月には、県

畜産連合会

においても

藤木氏を公

認候補とし

て決定する

予定となっ

ています。

第49回衆議院議員総選挙

推薦候補者を決定

 熊本県農政連は、来秋の任期満了ま

たは衆議院解散に伴い実施予定の第49

回衆議院議員総選挙について、立候補

予定者からの申請に基づき、各総支部

の組織討議を経て、11月9日、農政連

委員会にて推薦候補者を決定しました。

 令和2年9月の安倍首相辞任による

菅新内閣発足後、幾度となく解散総選

挙が取りざたされたこと、また、令和

3年10月には衆議院議員の任期満了を

迎えることから、次期衆院選の推薦候

補者について、早期に組織内での討議・

決定を行いました。

 推薦候補者の決定は、県農政連が定

める公職選挙立候補公認推薦規程に沿っ

て進め、各立候補予定者から推薦申請

を受けた関係総支部で組織討議が実施

されました。 

 県農政連は、各支部での組織討議に

おける決定結果等を踏まえ、11月9日

開催の農政連委員会にて推薦候補者を

決定しまし

た。

 今後は、衆

議院解散等を

受け、県農政

連と各候補者

間で政策協定

を締結し、推

薦状の授与を

行う予定とし

ています。

▲隈部 洋委員長(右)より公認証を授与

木原 稔きはら みのる

推 薦 候 補 者

農政に対する抱負

 スマート農業の推進と選果場の集約・

高度化のための措置を講じる。

 労働力不足解消をはじめ、コロナ禍

対策、所得補償・経営安定などの強化・

拡充、効率的生産基盤整備及び生産資

材の安定供給の推進に貢献する。

 農業生産者の切実な声を踏まえ、農

業団体と緊密な連携を図っていく。

●熊本2区

野田 毅の だ たけし

農政に対する抱負

①若者や中堅など男女全世代が就農し

たくなる農業と農村社会を実現する。

②「所得の向上と安定」「労働負担の軽

減」「家族経営の重視」「農業政策と地

域政策の両立」を図り、楽しく、やり

がいがある農業農村社会をつくる。

●熊本3区

坂本 哲志さかもと てつし

農政に対する抱負

 国民生活に不可欠な食料の安定供給や

国土の保全など、我が国を支える重要な

基幹産業である農業の生産基盤の強化、

経営安定化を推進する。

 地域における農業者の実態、意見を集

約し、日々、問題解決に向けて取り組ん

でいるJAグループの農政活動に期待

し、これからも共に取り組んでいく。

●熊本4区

金子 恭之かねこ やすし

対象者

対象経費

交付額の上限

・要件変更で交付予定額が減額かゼロになる農家で、10月30日以前に機械・施設を整備、資材を購入・発注した人

①当初の要件での交付予定額②既に投資した額ーのどちらか低い方

・機械・施設の取得費・資材のかかり増し経費 (新たな資材の購入、使用料の増加分、新たに地域でまとまって取り組む資材など)

No.371 みどりの風 2020.11.15 (2) (3)No.371 みどりの風 2020.11.15

Page 3: Aþ À qè Í yÁã 7 %$ dFúFùF÷ · 2020. 11. 16. · hq`o Ïy ^qpx ÏHw« Gqw E 8' ) ç`oM èq é` `h Ð Q æÆ w : æ»Un b \qr GVs ÕïÄU8qs óh Ð y Í q Õx Ï çý ]Hw«

 JA熊本中央会と県農政連は10月24・

25日、県選出の自民党国会議員7名に、

「高収益作物次期作支援交付金」の運用

見直しに関する緊急要請を行いました。

 同交付金は、新型コロナウイルスの影

響による需要の減少により、市場価格が

低落するなどの影響を受けた野菜・花

き・果樹・茶等の高収益作物について、次

期作に前向きに取り組む生産農家を支

援するものです。

 第1次補正予算で242億円が計上

され、野菜・花き・果樹・茶等の生産農家

へ、種苗や肥料等の資材購入などに、10

アールあたり5万円、施設果樹で最大25

万、施設花き等では最大80万円を定額交

付するとされていました。

 農水省は当初、影響を受けた農家を幅

広く支援するため、対象者を「今年2月

〜4月に、野菜・花き・果樹・茶を出荷、破

棄して出荷できなかった人」とし、減収

額などの確認はなく、対象面積は「次期

作を行う全作付面積」とし、交付金の上

限額も設定されていませんでした。

 しかし、10月12日に通知された変更後

の要件では、前年比で売り上げが減った

農家しか対象とならず、対象面積は「売

り上げが減った品目の作付面積」を上限

に設定、交付金は「減収額を上限」としま

した。また、これらを確認するために、既

に申請した農家にも品目ごとの減収額

や作付面積などを追加で申告するよう

求めています。

 今回の緊急要請は、要件変更により生

農政に対する抱負

 農政改革・TPP・日欧EPA対策で

は、地域特性に応じた担い手支援関連

対策や予算措置に万全を尽くす。

 農地集積や生産性の向上、高付加価

値化でブランド力を高め、輸出の拡大、

農業者の所得増大、農業生産を拡大し、

持続発展の農業政策を実施して後継者

を育成し、地域活性化につなげたい。

高収益作物次期作支援

運用見直しを緊急要請

 JA熊本県女性組織協議会は10月6

日、熊本市でJA熊本中央会・連合会

の常勤役員らと意見交換会を行いまし

た。

 地域の現状や今後の取り組み等につ

いて自由に意見を交わし、女性部・J

Aグループの進むべき方向性を探るこ

とを目的として毎年開催しているもの

で、同協議会の上村悦美会長や中央会

の宮本隆幸会長など約30人が参加しま

した。

 意見交換では「コロナ禍における女

性部活動の進め方」をテーマに討議し、

地域のために女性部やJAグループに

何ができるかを話し合いました。

 上村会長は、「熊本県家の光大会な

ど大きなイベントが延期となった。女

性部活動の停滞や部員が減少すること

を危惧している」と話しました。

 同協議会では、家の光大会の代替企

画として、11月中旬から来年1月下旬

まで「作品コ

ンテスト」を

予定してお

り、「ハンド

メイド」「文

筆」「食・農アー

ト」の3部門

を募集します。

 詳細は「J

Aグループ熊

本」のHPを

参照ください。

JA女性協が

JAグループ熊本と意見交換

 農水省は、「高収益作物次期作支援交

付金」の交付要件変更により、全国の生

産現場に混乱が広がったことを受け、10

月30日、変更前より交付予定額が減額

する農家への救済策を発表しました。

 救済策の対象となるのは、今回の要

件変更で交付予定額が減額かゼロとな

る場合で、コロナ禍による減収の有無

にかかわらず、次期作に向け10月30日

までに機械・施設を整備、資材を購入・

発注したなど、既に投資を行った農家

となります。

 また、交付額は〈当初要件での交付予

定額〉または〈既に投資した額〉のどち

らか少ない方が上限となります。

 投資した経費のうち、機械や施設の

整備費(取得費等)は全て交付の対象と

なりますが、種苗や肥料、農薬などの生

産資材については「かかり増し経費」が

対象となり、①従来は使っていなかった

肥料や土壌改良材、優良種苗の購入②

品質向上のため従来の肥料の使用量を

増量③新たに地域でまとまって取り組

む資材―などが該当となります。

 コロナ禍にあっても、営農継続のた

めに意欲をもって次期作に取り組む農

家への制度が、有効的に活用されるこ

とが望まれます。

次期作支援救済策を発表

産現場で大きな

混乱が生じてい

ることを受け、①

交付金が農業者へ

幅広く行きわた

るよう、当初農林

水産省が説明し

た簡素化・弾力化

した運用形態に

戻すこと②交付

金を申請した生

産者へ確実な支援

が実現するよう

必要かつ十分な

予算額を確保す

ることを求めま

した。

 また、10月27日

には県知事にも

同様に要請を行

いました。

高収益作物次期作支援交付金の要件変更のポイント

要件変更に対する救済策のポイント

●熊本1区

当初の要件 変更後の要件

次期作の全ての作付面積

今年2~4月に、野菜、花き、果樹、茶を出荷、廃棄して出荷できなかった人

左の対象者のうち、前年より売り上げが減った人

対象面積

対象者

減収した品目の作付面積特になし 交付上限額 減収額を超えない範囲不要 減収の確認 必要

▲農政連委員会の様子

▲野田 毅議員へ要請書を渡す JA熊本中央会 宮本会長(左)

▲意見交換会に集まった女性協理事と JAグループの常勤役員ら

熊本県酪農政治連盟

藤木眞也氏の公認を決定

 熊本県酪農政治連盟は、令和4年夏

に実施予定の参議院議員通常選挙(全

国比例区)の公認候補に、現職の藤木

眞也氏を決定し、10月7日に公認証を

授与しました。

 県酪政連は公認に先立ち、藤木氏と

の間に①酪農業振興対策の確立

②改

正畜安法の適正運用

③消費者の理解

醸成対策について政策協定を締結しま

した。

 挨拶で藤木氏は、「農業団体の代表

候補として皆さまの期待に応えるため

には、上位当選を果たすことが重要と

なる。今春策定の今後5年間の目標で

ある『酪農及び肉用牛生産の近代化を

図るための基本方針』には、生産基盤

の充実として家族経営や中山間地域を

記述できた。目標を達成すべく仕事を

やり遂げたい」と、本県の酪農振興へ

向けた決意表明を述べました。

 今後、12

月には、県

畜産連合会

においても

藤木氏を公

認候補とし

て決定する

予定となっ

ています。

第49回衆議院議員総選挙

推薦候補者を決定

 熊本県農政連は、来秋の任期満了ま

たは衆議院解散に伴い実施予定の第49

回衆議院議員総選挙について、立候補

予定者からの申請に基づき、各総支部

の組織討議を経て、11月9日、農政連

委員会にて推薦候補者を決定しました。

 令和2年9月の安倍首相辞任による

菅新内閣発足後、幾度となく解散総選

挙が取りざたされたこと、また、令和

3年10月には衆議院議員の任期満了を

迎えることから、次期衆院選の推薦候

補者について、早期に組織内での討議・

決定を行いました。

 推薦候補者の決定は、県農政連が定

める公職選挙立候補公認推薦規程に沿っ

て進め、各立候補予定者から推薦申請

を受けた関係総支部で組織討議が実施

されました。 

 県農政連は、各支部での組織討議に

おける決定結果等を踏まえ、11月9日

開催の農政連委員会にて推薦候補者を

決定しまし

た。

 今後は、衆

議院解散等を

受け、県農政

連と各候補者

間で政策協定

を締結し、推

薦状の授与を

行う予定とし

ています。

▲隈部 洋委員長(右)より公認証を授与

木原 稔きはら みのる

推 薦 候 補 者

農政に対する抱負

 スマート農業の推進と選果場の集約・

高度化のための措置を講じる。

 労働力不足解消をはじめ、コロナ禍

対策、所得補償・経営安定などの強化・

拡充、効率的生産基盤整備及び生産資

材の安定供給の推進に貢献する。

 農業生産者の切実な声を踏まえ、農

業団体と緊密な連携を図っていく。

●熊本2区

野田 毅の だ たけし

農政に対する抱負

①若者や中堅など男女全世代が就農し

たくなる農業と農村社会を実現する。

②「所得の向上と安定」「労働負担の軽

減」「家族経営の重視」「農業政策と地

域政策の両立」を図り、楽しく、やり

がいがある農業農村社会をつくる。

●熊本3区

坂本 哲志さかもと てつし

農政に対する抱負

 国民生活に不可欠な食料の安定供給や

国土の保全など、我が国を支える重要な

基幹産業である農業の生産基盤の強化、

経営安定化を推進する。

 地域における農業者の実態、意見を集

約し、日々、問題解決に向けて取り組ん

でいるJAグループの農政活動に期待

し、これからも共に取り組んでいく。

●熊本4区

金子 恭之かねこ やすし

対象者

対象経費

交付額の上限

・要件変更で交付予定額が減額かゼロになる農家で、10月30日以前に機械・施設を整備、資材を購入・発注した人

①当初の要件での交付予定額②既に投資した額ーのどちらか低い方

・機械・施設の取得費・資材のかかり増し経費 (新たな資材の購入、使用料の増加分、新たに地域でまとまって取り組む資材など)

No.371 みどりの風 2020.11.15 (2) (3)No.371 みどりの風 2020.11.15

Page 4: Aþ À qè Í yÁã 7 %$ dFúFùF÷ · 2020. 11. 16. · hq`o Ïy ^qpx ÏHw« Gqw E 8' ) ç`oM èq é` `h Ð Q æÆ w : æ»Un b \qr GVs ÕïÄU8qs óh Ð y Í q Õx Ï çý ]Hw«

【気を引き締めて】 

 先般、熊本県農政連・果政連・酪政

連にて次期参院選における公認の授与

式が執り行われました。宮本隆幸県農

政連委員長をはじめ、各関係団体の皆

さまより多くの激励を賜り感謝いたし

ます。熊本県内の農業をはじめ、全国

の農業を発展させ、しっかりと現場に

寄り添った政策を進めることが私に与

えられた使命であります。「

現場の声を

国政に!」

2期目への挑戦に向け決意

表明させていただきました。

【新役員が決まる】

 この度、参議院自民党の役員人事に

おいて参議院自民党副幹事長に就任し

ました。参議院自民党幹事長室には幹

事長代理・代行がそれぞれ1名、副幹

事長が11名所属しています。世耕幹事

長の指示のもと、それぞれが担当を持っ

て国会運営に携わり、参議院自民党内

で幅広く仕事を行っています。副幹事

長には月に数回の当番が割り当てられ、

当番時には幹事長室で1日を過ごすこ

とになります。その際は、農水省はじ

め関係機関との打合せや面会などを

行っています。また、自民党政務調査

会の人事において、再任になりますが

農林部会副部会長に就任いたしました。

引き続き農業現場の生の声を強く発信

してまいります。

【白熱する米政策】

 需給緩和の懸念が非常に強まってい

る米政策。本年産の予想生産量が適正

量を大幅に超え、来年6月末の民間在

庫が大きく膨らむ見通しであります。

 18年産から国による生産調整が廃止

になり各地域に調整を委ねられ、3年

経った現在では転作の柱となる新規需

要米の作付が減少し、需要に応じた生

産ができていません。先般、農業基本

政策検討委員会で農水省の方針が説明

されました。私は、米の需給調整と米

価の安定確保を国として本腰を入れて

考えないと、農家の安定した所得確保

はできないと訴えてきました。

 米政策は現行制度を見直し、検証・

改善を進めなくてはいけません。生産

現場が混乱するようなことがないよう

しっかり働きかけてまいります。

「現場の実情を訴え続ける」

「兵庫県養父市の国家戦略特区の

     取り組みを訪ねました」

全国農政連推薦・県農政連公認

参議院議員藤木しんやの

永田町でも百姓宣言

百姓宣言

全国・県農政連推薦

参議院議員山田としおの

問政

題に

▲幹事長室での農水省との打合せ

ヤシは製本業であり、閑散期にニンニク

を栽培し雇用と技術を守っています。

 こうした取り組みで、「能座」地区で

は、16・6ヘクタールの農地のうち、8・4

ヘクタールの休耕田をすべて再生できて

います。また、(株)Amnakは、酒米を

生産していますが、「能座」地区だけでな

く、他の地区の集落にも栽培を広げてい

て、国の補助事業でライスセンターを建

設し、酒米だけでなく、JAと競争して

うるち米も集荷しています。

 他の地区も、こういう発展の形は必然

かもしれませんが、これまで地域に張り

付き、協同の取り組みを積み上げてきて

いるJAは気が気でないと思います。地

域を分断させかねないのだと心配して

いるのです。一方、(株)兵庫ナカバヤシ

は、ニンニクを生産しているのですが、

その販売については、JAたじまの店舗

も活用する形で販売するなど、地域の取

り組みに配慮しているということです。

【心配は、特区の取り組みによる

    地域の協同の取り組みの分断】

 JAは地域に定着し、組合員の協同の

取り組みを一番に念頭に置いており、良

いとこ取りが進みかねない選別の動き

を最も懸念しています。地域に配慮しな

い動きには、強い反発があります。

 特区による株式会社の参入が、地域や

集落や協同の取り組みが持つ大事な視

点を失うことが無いよう政策推進され

なければ、大事な地域や、最後に力を発

揮する協同の取り組みを壊すことにな

りかねないのです。そうならないように

しなければなりません。

【市内13カ所の特区のうち、

         能座地区を訪問】

 本年10月、ここ数年間、ずっと考え

ていたことを実行に移しました。

 それは、兵庫県養父市で実行に移さ

れている国家戦略特区を訪ね、現場の

様子と、努力されている皆さんの声を

直に見て聞くことです。

 養父市内には13カ所の特区の取り

組みがありますが、圧倒的な山間地の

「能座」地区で、2つの企業が参入した

最も典型的な参入の形を見ることが

出来ました。現地を見て、そして関係

者の皆さんと意見交換を行いました。

 「能座」地区は、傾斜地の稲作地帯で

あり、本当に美しい景観の集落です。

 特区に指定され、企業が参入する6

年前は、16ヘクタールの農地の半分が

休耕地・耕作放棄地でしたが、今はす

べて再生されているということです。

【能座地区に参入している2社が

    参加し、意見交換しました】

 養父市長、参入企業の(株)

Amnakと、(株)兵庫ナカバヤシ、

JAの組合長をはじめJAの役職員

の皆さんなど関係者との会合となり

ました。

 (株)Amnakは酒米の生産と日

本酒の製造・販売を、(株)兵庫ナカバ

参議院議員

藤木しんや活 動 報 告

JAいわてグループ農政研修会(国政報告)

神奈川県内の農家を視察 我が家でも稲刈りをしました

JA熊本中央会 宮本会長より高収益作物次期作支援交付金に関する緊急要請を受ける

佐賀県内JAを巡回大関 正代関を表敬訪問JA全女協の皆さんと意見交換

Fu j i k i S h i n y a a c t i v i t y r e p o r t

参議院自民党副幹事長  農林部会副部会長

       就任しました

新型コロナ対策に全力で

    立ち向かっています

より一層農政に多様な  農家の声を反映さ

せます

No.371 みどりの風 2020.11.15 (4) (5)No.371 みどりの風 2020.11.15

Page 5: Aþ À qè Í yÁã 7 %$ dFúFùF÷ · 2020. 11. 16. · hq`o Ïy ^qpx ÏHw« Gqw E 8' ) ç`oM èq é` `h Ð Q æÆ w : æ»Un b \qr GVs ÕïÄU8qs óh Ð y Í q Õx Ï çý ]Hw«

【気を引き締めて】 

 先般、熊本県農政連・果政連・酪政

連にて次期参院選における公認の授与

式が執り行われました。宮本隆幸県農

政連委員長をはじめ、各関係団体の皆

さまより多くの激励を賜り感謝いたし

ます。熊本県内の農業をはじめ、全国

の農業を発展させ、しっかりと現場に

寄り添った政策を進めることが私に与

えられた使命であります。「

現場の声を

国政に!」

2期目への挑戦に向け決意

表明させていただきました。

【新役員が決まる】

 この度、参議院自民党の役員人事に

おいて参議院自民党副幹事長に就任し

ました。参議院自民党幹事長室には幹

事長代理・代行がそれぞれ1名、副幹

事長が11名所属しています。世耕幹事

長の指示のもと、それぞれが担当を持っ

て国会運営に携わり、参議院自民党内

で幅広く仕事を行っています。副幹事

長には月に数回の当番が割り当てられ、

当番時には幹事長室で1日を過ごすこ

とになります。その際は、農水省はじ

め関係機関との打合せや面会などを

行っています。また、自民党政務調査

会の人事において、再任になりますが

農林部会副部会長に就任いたしました。

引き続き農業現場の生の声を強く発信

してまいります。

【白熱する米政策】

 需給緩和の懸念が非常に強まってい

る米政策。本年産の予想生産量が適正

量を大幅に超え、来年6月末の民間在

庫が大きく膨らむ見通しであります。

 18年産から国による生産調整が廃止

になり各地域に調整を委ねられ、3年

経った現在では転作の柱となる新規需

要米の作付が減少し、需要に応じた生

産ができていません。先般、農業基本

政策検討委員会で農水省の方針が説明

されました。私は、米の需給調整と米

価の安定確保を国として本腰を入れて

考えないと、農家の安定した所得確保

はできないと訴えてきました。

 米政策は現行制度を見直し、検証・

改善を進めなくてはいけません。生産

現場が混乱するようなことがないよう

しっかり働きかけてまいります。

「現場の実情を訴え続ける」

「兵庫県養父市の国家戦略特区の

     取り組みを訪ねました」

全国農政連推薦・県農政連公認

参議院議員藤木しんやの

永田町でも百姓宣言

百姓宣言

全国・県農政連推薦

参議院議員山田としおの

問政

題に

▲幹事長室での農水省との打合せ

ヤシは製本業であり、閑散期にニンニク

を栽培し雇用と技術を守っています。

 こうした取り組みで、「能座」地区で

は、16・6ヘクタールの農地のうち、8・4

ヘクタールの休耕田をすべて再生できて

います。また、(株)Amnakは、酒米を

生産していますが、「能座」地区だけでな

く、他の地区の集落にも栽培を広げてい

て、国の補助事業でライスセンターを建

設し、酒米だけでなく、JAと競争して

うるち米も集荷しています。

 他の地区も、こういう発展の形は必然

かもしれませんが、これまで地域に張り

付き、協同の取り組みを積み上げてきて

いるJAは気が気でないと思います。地

域を分断させかねないのだと心配して

いるのです。一方、(株)兵庫ナカバヤシ

は、ニンニクを生産しているのですが、

その販売については、JAたじまの店舗

も活用する形で販売するなど、地域の取

り組みに配慮しているということです。

【心配は、特区の取り組みによる

    地域の協同の取り組みの分断】

 JAは地域に定着し、組合員の協同の

取り組みを一番に念頭に置いており、良

いとこ取りが進みかねない選別の動き

を最も懸念しています。地域に配慮しな

い動きには、強い反発があります。

 特区による株式会社の参入が、地域や

集落や協同の取り組みが持つ大事な視

点を失うことが無いよう政策推進され

なければ、大事な地域や、最後に力を発

揮する協同の取り組みを壊すことにな

りかねないのです。そうならないように

しなければなりません。

【市内13カ所の特区のうち、

         能座地区を訪問】

 本年10月、ここ数年間、ずっと考え

ていたことを実行に移しました。

 それは、兵庫県養父市で実行に移さ

れている国家戦略特区を訪ね、現場の

様子と、努力されている皆さんの声を

直に見て聞くことです。

 養父市内には13カ所の特区の取り

組みがありますが、圧倒的な山間地の

「能座」地区で、2つの企業が参入した

最も典型的な参入の形を見ることが

出来ました。現地を見て、そして関係

者の皆さんと意見交換を行いました。

 「能座」地区は、傾斜地の稲作地帯で

あり、本当に美しい景観の集落です。

 特区に指定され、企業が参入する6

年前は、16ヘクタールの農地の半分が

休耕地・耕作放棄地でしたが、今はす

べて再生されているということです。

【能座地区に参入している2社が

    参加し、意見交換しました】

 養父市長、参入企業の(株)

Amnakと、(株)兵庫ナカバヤシ、

JAの組合長をはじめJAの役職員

の皆さんなど関係者との会合となり

ました。

 (株)Amnakは酒米の生産と日

本酒の製造・販売を、(株)兵庫ナカバ

参議院議員

藤木しんや活 動 報 告

JAいわてグループ農政研修会(国政報告)

神奈川県内の農家を視察 我が家でも稲刈りをしました

JA熊本中央会 宮本会長より高収益作物次期作支援交付金に関する緊急要請を受ける

佐賀県内JAを巡回大関 正代関を表敬訪問JA全女協の皆さんと意見交換

Fu j i k i S h i n y a a c t i v i t y r e p o r t

参議院自民党副幹事長  農林部会副部会長

       就任しました

新型コロナ対策に全力で

    立ち向かっています

より一層農政に多様な  農家の声を反映さ

せます

No.371 みどりの風 2020.11.15 (4) (5)No.371 みどりの風 2020.11.15

Page 6: Aþ À qè Í yÁã 7 %$ dFúFùF÷ · 2020. 11. 16. · hq`o Ïy ^qpx ÏHw« Gqw E 8' ) ç`oM èq é` `h Ð Q æÆ w : æ»Un b \qr GVs ÕïÄU8qs óh Ð y Í q Õx Ï çý ]Hw«

 

 

  JA中央会

 胃がんは、胃の粘膜の細胞が

何らかの原因でがん細胞となり、

増えていくことにより発生しま

す。また、がんが大きくなるに

従い、徐々に外側に深く進んで

いき、近くにある大腸や膵臓に

も広がっていきます。さらに、がん細

胞がリンパ液や血液の流れに乗って、

離れた臓器に転移が起こることもあ

ります。

 胃がんと診断される人は男性に多

い傾向にあり、50歳ごろから増加し

て、80歳代でピークを迎えます。男

性では最も多く、女性では乳がん、

大腸がんに次いで3番目に多いがん

です。(厚生労働省 がん登録 全国

がん罹患数 2016年速報、

2019年より)

【原因】

 胃がんができる主な原因は、

①ピロリ菌の感染

②喫煙

③食塩・高塩分食品の摂取

などがあげられます。

【症状】

 症状としては、

①胃の痛み・不快感・違和感

②胸やけ

③吐き気

④食欲不振

⑤食事がつかえる

⑥体重が減る

などがみられます。

 早い段階では自覚症状がほとんどな

く、かなり進行しても症状がない場合

もあります。

 また、胃がんから出血することによっ

て起こる貧血や黒い便が発見のきっかけ

になる場合もあります。⑤、⑥といった症

状がある場合は、進行胃がんの可能性

もあります。これらのような症状があ

れば、検診を待たずに医療機関を受診

しましょう。

【胃がん検診】

 がん検診の目的は、がんを早期発見

し、適切な治療を行うことで、がんに

よる死亡を減少させることです。

 検診方法としては、問診で既往歴等

を確認し、

①胃部Ⅹ線検査(バリウム検査)

②胃内視鏡検査(胃カメラ検査)

を行います。当診療所ではオプションで

ピロリ菌検査を行うことができます。

 がんが不治の病と言われたのは昔の

事で、研究が進み、早期発見・早期治

療で胃がんは今や「治るがん」です。

 検診は自覚症状が無い時点で行われ

ることから、早期発見が期待出来ます

ので、毎年、人間ドックやがん検診を

受けましょう。

胃がん

 去る10月12日(月)、熊本県

警察本部において、反射シール

「ピカ黒くん」の贈呈式が開催

されました。JA共済連熊本で

は、地域の交通安全に役立てて

もらうべく、熊本県交通安全推進連

盟主唱の「ひのくにピカピカ運動」

の時期に合わせ毎年反射材を寄贈し

ています。

 式では、森

本部長による寄贈の

趣旨説明の後、熊本県警察本部の平

良交通部長へ反射シール「ピカ黒く

ん」が贈呈されました。続いて平良

交通部長より謝辞を述べられ、併せ

て森

本部長へ感謝状の授与が行わ

れました。

 JA共済では、これまで交通事故

防止活動として「小・中学生交通安

全ポスターコンクール」「交通安全

ミュージカル」「スタントマンによ

る自転車交通安全教室」の開催など

様々な活動を行ってきましたが、今

回の寄贈もその一環となります。「ピ

カ黒くん」の贈呈は今年度で4回目

となりますが、夜間パトロールなど

の際に、通行中の地域の方へ直接お

渡しいただき、好評を得ているとの

ことです。簡単にどこでもさりげな

く貼ることができますが、車のライ

トが当たるとよく光り、ドライバー

の目に留まるようになっています。

 熊本県農協青壮年部協議会

(熊本県青協)は10月29日、熊

本市で「JA熊本県青壮年部W

eb研修会」を開きました。

 本会場には一部の委員のみが

出席し、青壮年部の盟友約200人

が各地からリモートで参加しまし

た。

 Webを使った研修は、初めての

試みです。

 盟友に農業の現状と課題に対する

理解を深め、青壮年部活動の幅を広

げてもらうのが目的です。

 例年開催しているJA熊本県青壮

年部大会が新型コロナウイルス感染

拡大防止のために中止となり、代替行

事として企画されました。

 研修会では、家の光協会の魚谷昌宏

編集長が雑誌『地上』11月号を使った

学習会として、グループワークを通じ

て情報や課題を共有する方法を解説し

ました。

 また、日本農業新聞の活用法や、収

入保険制度と野菜価格安定制度に関す

る講義もありました。

 熊本県青協の前本

勝委員長は「今

年は多くの活動を中止にせざるを得な

かった。今回の研修が、盟友らの制限

された活動を広げるきっかけになれば

嬉しい」と話しました。

JA熊本県青壮年部Web研修会の開催

 JA熊本経済連は10月15日、

熊本市中央区のホテル熊本

ニュースカイで令和2年産秋

冬野菜・果実出荷大会を開催

しました。

 生産者、JA、熊本県のほか、全

国の取引市場を代表した5社(6名)

がリモートで参加し、およそ120

名が出席。産地一体となって販売目

標金額365億円(野菜類260億

円、果実類105億円)の達成を誓

いました。

 同経済連の丁

道夫代表理事会長は

あいさつで「JAグループ熊本とし

て、県下JAやJA熊本果実連とと

もにオール熊本の販売を更に強化

し、ブランド力の発揮と販売力の強

化を市場の方々と進めていきたい」

と決意を述べました。

 今後、経済連では①環境変化に対

応する産地体制②マーケットインに

基づく産地

振興③情報

を活かした

円滑な販売

④産地一体

となった熊

本ファンづ

くりを基本

方針として

取り組んで

いきます。

 令和2年産の作付面積は、主要品目

のトマト・ナスが微減、ミニトマトは、

規模拡大や他品目からの転換により増

加しています。瓜類(メロン・すいか類)

は、生産者の高齢化などが影響し減少

傾向。イチゴは微減ですが、県育成品

種「ゆうべに」と大果系品種「恋みのり」

の導入が各地で進み、出荷数量は前年

を上回る見込みです。令和2年産(10月

〜2月)の出荷計画は、野菜で作付面積

2589㌶(前年比102%)、出荷数

量7万6617㌧(同101%)、瓜類

が128㌶(同93%)、2687㌧(同

98%)、イチゴ(10月〜6月)が174

㌶(同99%)、7460㌧(同109%)

を見込んでいます。

販売目標365億円!令和2年産秋冬野菜・果実出荷大会

JA経済連

JA共済連

〜変化に対応する新たな挑戦〜

〜防ごう、夕暮れから夜間にかけての事故〜

   JA厚生連

▲Web研修会に臨む熊本県青協の委員ら

▲盟友に向けて挨拶する前本委員長

 なお、この贈呈式の模様はKAB熊

本朝日放送で毎週日曜日午後5時55分

から放送中の「DoYouのうぎょ

う?+

プラスワン」にて11月29日(日)

に放送予定です。

 JA共済は、今後も交通安全思想を

広く社会に訴えていくことを目的とし

て、さらなる努力を続けていきます。

反射シール「ピカ黒くん」15000個を贈呈!

▲色とりどりの県産野菜・果実

▲決意表明を述べた(一社)熊本県野菜振興協会 荻生 省蔵園芸部会長と黒木 初美女性部会長

▲熊本県警察本部での贈呈式の様子▲反射シール「ピカ黒くん」

ぜひご活用ください!

No.371 みどりの風 2020.11.15 (6) (7)No.371 みどりの風 2020.11.15

Page 7: Aþ À qè Í yÁã 7 %$ dFúFùF÷ · 2020. 11. 16. · hq`o Ïy ^qpx ÏHw« Gqw E 8' ) ç`oM èq é` `h Ð Q æÆ w : æ»Un b \qr GVs ÕïÄU8qs óh Ð y Í q Õx Ï çý ]Hw«

 

 

  JA中央会

 胃がんは、胃の粘膜の細胞が

何らかの原因でがん細胞となり、

増えていくことにより発生しま

す。また、がんが大きくなるに

従い、徐々に外側に深く進んで

いき、近くにある大腸や膵臓に

も広がっていきます。さらに、がん細

胞がリンパ液や血液の流れに乗って、

離れた臓器に転移が起こることもあ

ります。

 胃がんと診断される人は男性に多

い傾向にあり、50歳ごろから増加し

て、80歳代でピークを迎えます。男

性では最も多く、女性では乳がん、

大腸がんに次いで3番目に多いがん

です。(厚生労働省 がん登録 全国

がん罹患数 2016年速報、

2019年より)

【原因】

 胃がんができる主な原因は、

①ピロリ菌の感染

②喫煙

③食塩・高塩分食品の摂取

などがあげられます。

【症状】

 症状としては、

①胃の痛み・不快感・違和感

②胸やけ

③吐き気

④食欲不振

⑤食事がつかえる

⑥体重が減る

などがみられます。

 早い段階では自覚症状がほとんどな

く、かなり進行しても症状がない場合

もあります。

 また、胃がんから出血することによっ

て起こる貧血や黒い便が発見のきっかけ

になる場合もあります。⑤、⑥といった症

状がある場合は、進行胃がんの可能性

もあります。これらのような症状があ

れば、検診を待たずに医療機関を受診

しましょう。

【胃がん検診】

 がん検診の目的は、がんを早期発見

し、適切な治療を行うことで、がんに

よる死亡を減少させることです。

 検診方法としては、問診で既往歴等

を確認し、

①胃部Ⅹ線検査(バリウム検査)

②胃内視鏡検査(胃カメラ検査)

を行います。当診療所ではオプションで

ピロリ菌検査を行うことができます。

 がんが不治の病と言われたのは昔の

事で、研究が進み、早期発見・早期治

療で胃がんは今や「治るがん」です。

 検診は自覚症状が無い時点で行われ

ることから、早期発見が期待出来ます

ので、毎年、人間ドックやがん検診を

受けましょう。

胃がん

 去る10月12日(月)、熊本県

警察本部において、反射シール

「ピカ黒くん」の贈呈式が開催

されました。JA共済連熊本で

は、地域の交通安全に役立てて

もらうべく、熊本県交通安全推進連

盟主唱の「ひのくにピカピカ運動」

の時期に合わせ毎年反射材を寄贈し

ています。

 式では、森

本部長による寄贈の

趣旨説明の後、熊本県警察本部の平

良交通部長へ反射シール「ピカ黒く

ん」が贈呈されました。続いて平良

交通部長より謝辞を述べられ、併せ

て森

本部長へ感謝状の授与が行わ

れました。

 JA共済では、これまで交通事故

防止活動として「小・中学生交通安

全ポスターコンクール」「交通安全

ミュージカル」「スタントマンによ

る自転車交通安全教室」の開催など

様々な活動を行ってきましたが、今

回の寄贈もその一環となります。「ピ

カ黒くん」の贈呈は今年度で4回目

となりますが、夜間パトロールなど

の際に、通行中の地域の方へ直接お

渡しいただき、好評を得ているとの

ことです。簡単にどこでもさりげな

く貼ることができますが、車のライ

トが当たるとよく光り、ドライバー

の目に留まるようになっています。

 熊本県農協青壮年部協議会

(熊本県青協)は10月29日、熊

本市で「JA熊本県青壮年部W

eb研修会」を開きました。

 本会場には一部の委員のみが

出席し、青壮年部の盟友約200人

が各地からリモートで参加しまし

た。

 Webを使った研修は、初めての

試みです。

 盟友に農業の現状と課題に対する

理解を深め、青壮年部活動の幅を広

げてもらうのが目的です。

 例年開催しているJA熊本県青壮

年部大会が新型コロナウイルス感染

拡大防止のために中止となり、代替行

事として企画されました。

 研修会では、家の光協会の魚谷昌宏

編集長が雑誌『地上』11月号を使った

学習会として、グループワークを通じ

て情報や課題を共有する方法を解説し

ました。

 また、日本農業新聞の活用法や、収

入保険制度と野菜価格安定制度に関す

る講義もありました。

 熊本県青協の前本

勝委員長は「今

年は多くの活動を中止にせざるを得な

かった。今回の研修が、盟友らの制限

された活動を広げるきっかけになれば

嬉しい」と話しました。

JA熊本県青壮年部Web研修会の開催

 JA熊本経済連は10月15日、

熊本市中央区のホテル熊本

ニュースカイで令和2年産秋

冬野菜・果実出荷大会を開催

しました。

 生産者、JA、熊本県のほか、全

国の取引市場を代表した5社(6名)

がリモートで参加し、およそ120

名が出席。産地一体となって販売目

標金額365億円(野菜類260億

円、果実類105億円)の達成を誓

いました。

 同経済連の丁

道夫代表理事会長は

あいさつで「JAグループ熊本とし

て、県下JAやJA熊本果実連とと

もにオール熊本の販売を更に強化

し、ブランド力の発揮と販売力の強

化を市場の方々と進めていきたい」

と決意を述べました。

 今後、経済連では①環境変化に対

応する産地体制②マーケットインに

基づく産地

振興③情報

を活かした

円滑な販売

④産地一体

となった熊

本ファンづ

くりを基本

方針として

取り組んで

いきます。

 令和2年産の作付面積は、主要品目

のトマト・ナスが微減、ミニトマトは、

規模拡大や他品目からの転換により増

加しています。瓜類(メロン・すいか類)

は、生産者の高齢化などが影響し減少

傾向。イチゴは微減ですが、県育成品

種「ゆうべに」と大果系品種「恋みのり」

の導入が各地で進み、出荷数量は前年

を上回る見込みです。令和2年産(10月

〜2月)の出荷計画は、野菜で作付面積

2589㌶(前年比102%)、出荷数

量7万6617㌧(同101%)、瓜類

が128㌶(同93%)、2687㌧(同

98%)、イチゴ(10月〜6月)が174

㌶(同99%)、7460㌧(同109%)

を見込んでいます。

販売目標365億円!令和2年産秋冬野菜・果実出荷大会

JA経済連

JA共済連

〜変化に対応する新たな挑戦〜

〜防ごう、夕暮れから夜間にかけての事故〜

   JA厚生連

▲Web研修会に臨む熊本県青協の委員ら

▲盟友に向けて挨拶する前本委員長

 なお、この贈呈式の模様はKAB熊

本朝日放送で毎週日曜日午後5時55分

から放送中の「DoYouのうぎょ

う?+

プラスワン」にて11月29日(日)

に放送予定です。

 JA共済は、今後も交通安全思想を

広く社会に訴えていくことを目的とし

て、さらなる努力を続けていきます。

反射シール「ピカ黒くん」15000個を贈呈!

▲色とりどりの県産野菜・果実

▲決意表明を述べた(一社)熊本県野菜振興協会 荻生 省蔵園芸部会長と黒木 初美女性部会長

▲熊本県警察本部での贈呈式の様子▲反射シール「ピカ黒くん」

ぜひご活用ください!

No.371 みどりの風 2020.11.15 (6) (7)No.371 みどりの風 2020.11.15

Page 8: Aþ À qè Í yÁã 7 %$ dFúFùF÷ · 2020. 11. 16. · hq`o Ïy ^qpx ÏHw« Gqw E 8' ) ç`oM èq é` `h Ð Q æÆ w : æ»Un b \qr GVs ÕïÄU8qs óh Ð y Í q Õx Ï çý ]Hw«

写真募集熊本県

内で撮影の

スマホ、PCで

応募しよう!!

スマホ、PCで

応募しよう!!

お一人様何点でも応募できます!

web・スマートフォンから

ご応募ください。■主催╱JAグループ熊本、RKK熊本放送 ■協賛╱「熊本みどり・食・環境基金」■後援╱熊本県、熊本県教育委員会、熊本日日新聞社 

あとき

発 行/熊本県農業者政治連盟熊本市中央区南千反畑町2-3 電話 096-328-1284編集責任者 中村 隆宏発行日/令和2年1 1月15日・毎月1回15日発行定 価/1部50円(但し、会員の購読料は会費の中に含む)

あぜみち

 終息の兆しが見えないコロナ禍等により、本

年6月までの1年間の米需要量は、前年より22

万トンも減少し、昨年産の在庫を多く抱える事

態となっている。

 農水省は、10月15日現在の令和2年産米の全

国作柄指数を99と発表し、本県においてはウン

カ被害や台風等の影響により89となった。この結

果、来年6月の民間在庫は適正水準の180万

トンを超え209〜215万トンと予想され、

受給均衡には過去最大規模の32万トンの減産が

必要とされている。

 国の生産調整の見直しにより、産地主体で需

給調整に取り組み始めてから3年目となるが、

このような事態を招いた国の水田政策が正し

かったのかを検証し、適正な方向へ導く政策が必

要である。

 一方で、コロナ禍の影響とはいえ、日本人のコ

メ離れには、一抹の不安を感じる。食の多様化は、

食卓を華やかにしてくれるものではあるが、食

の変化がもたらす耕作放棄地の増加等による稲

作への影響は、貯水によるダムの役割や地下水を

育む機能等の多面的機能の低下につながりかね

ない。

 さらに「食の伝統は文化の伝統」と言われるよ

うに、稲作は、豊作祈願等の祭りや風習を生み出

し、さらに「和食」は日本人の食文化として、世界

無形文化遺産に登録されるまでに至った。

 政府には、我が国の自然環境や文化を守る観

点からも米の需要喚起、消費拡大対策も合わせ

て講じてほしい。  

食卓でおなじみの大根。旬は11〜2月で、

寒い時期には甘くみずみずしくなります。

大根の白い部分には消化酵素(ジアスター

ゼ)やその他の酵素が多く含まれ、食物の消

化を助けるとともに腸の働きを整えてくれ

る効果があります。また、見逃せないのは葉

の栄養で、ビタミンやカリウム、カルシウム

などが豊富。特に、強い抗酸化作用を持つβ

カロテンが多く、捨てるにはもったいない

食材です。

我が家では、できる限り葉がついたままの

大根を選びます。葉茎ごと細かく切って塩も

みし、マヨネーズと胡麻で和えたものを白

飯に乗せて食べるのが大変おいしくおスス

メです。葉がついている大根を買う機会が

あったらぜひ試してみてください。

●盟友の皆様のご意見や周辺地域の話

題、写真などをお寄せ下さい。

連絡先 熊本県農業者政治連盟

        JA熊本県会館10階

 (電 話)096ー328ー1284

 (FAX)096ー326ー5807

撮影:米満 敦史様

「大きすぎて抜けない大根サン」

第7回 未来に伝えたい農業・農村の風景フォトコンテスト入選作品

今月の表紙

焼き芋美味しいね(撮影:上村 康矩様)第8回 未来に伝えたい農業・農村の風景   フォトコンテスト入選作品

■第49回衆議院議員総選挙 推薦候補者を決定■熊本県酪農政治連盟 藤木眞也氏の公認を決定■高収益作物次期作支援 運用見直しを緊急要請■JA女性協がJAグループ熊本と意見交換■参議院議員 藤木しんや氏コラム■参議院議員 山田としお氏コラム■藤木しんや 活動報告■中央会・連合会からのお知らせ

▸農園探訪記(芦北の紹介)▸優ごはん(料理のレシピ)▸直売所の紹介など

直売所などで無料配布中!

CONTENT QRコードからもご覧いただけます

“食と農の魅力を伝える“

ハグ

最新号は芦北を特集!雰囲気を変えてお届け!

「阿蘇ミルク牧場」の情報も満載じゃ!

みどりの農 政 連 情 報農 政 連 情 報

2020(令和2)年 vol.37112

No.371 みどりの風 2020.11.15 (8)