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6600 6600 6600 7.600 7.600 7.600 7.600 本部港エントランスルーフ 配置図 1:2000 休憩スペース ■周辺環境と調和するエントランスルーフの提案 本部港にある施設や自然の有機的な形態のイメージに調和するエン トランスルーフを提案します。東シナ海の島々、西に見える山岳、 そして周辺施設と一緒になって新しい風景をつくり出します。 ■既存建物・海・山岳とつながる屋根 既存の建物をリスペクトし、建物をなるべく低くすることで庇空間 の一体的な利用を考えます。また陸風と海風を自然に受け流す形態 とし局所的な強風が起こらないようにします。 ■回遊性を生むエントランス広場 既存建物の庇空間と柱の配置をなるべく合わせることで窓からの海 への視線を遮らないように配慮し、エントランス広場とテラス、内 部空間をゆるやかにつなげ回遊性を高めます。 ■構造計画/点検作業とライフサイクルコスト コストの削減と工期の短縮を目的に可能な限り部材を単純化し、施工の合理化に努めます。また塩害対策として 溶融亜鉛メッキの上、フッ素樹脂ボンフロン塗装とすることでライフサイクルコストとメンテナンスに配慮し ます。 ■管理のしやすい平面構成とサイン計画 柱間でつくられた空間を一つの単位とし、コンテナと荷捌きス ペース、休憩スペースをフレキシブルに分けられるよう、サイン をつくることで従業員と旅行客の認識を円滑にします。 ■将来の展望 国際旅客船拠点形成計画により本部港の施設規模拡大の可能性を考えます。 そこで、スペースが必要な場合に屋根を増築することが可能な設計とし、将 来的に屋根を反復させることで桟橋や旅客ターミナルとつなげていきます。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 柱(鉄骨) ベタ基礎 屋根 ■周辺環境のスケールに溶け込む分節された屋根 大きな1枚の屋根をかけるのではなく、既存建物の庇スケールや周辺 建物のスケールに合わせ、水平に広がる屋根を4つに分節させること で周辺環境と人々に寄り添った空間を作ります。 ■商業振興を目的としたブランディング 屋根形状をロゴ化し、イベントや特産品と 組み合わせることで本部港のブランディン グにつなげます。 1 2 3 4 5 6 7 8 9 1 2 3 4 5 6 7 8 9 コンテナ 荷捌きスペース お土産 本部港マーケット 荷捌き スペース 休憩 スペース コンテナ スペース 駐車場 スペース マーケット スペース イベント スペース 既存の建物 山岳 浮桟橋 水平性 陸風 海風 回遊性 ブリッジ 視線 屋根面積:532 m 2 構造 :鉄骨造 テラス 桟橋へ 旅客ターミナルビルが見える N

A.01.1 PAGE 1 Layout · 2021. 1. 5. · A.01.1 PAGE 1 _ Layout Author: FUJITSU_04 Created Date: 11/13/2020 2:17:42 PM

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    本部港エントランスルーフ

    配置図 1:2000

    休憩スペース

    ■周辺環境と調和するエントランスルーフの提案

    本部港にある施設や自然の有機的な形態のイメージに調和するエン

    トランスルーフを提案します。東シナ海の島々、西に見える山岳、

    そして周辺施設と一緒になって新しい風景をつくり出します。

    ■既存建物・海・山岳とつながる屋根

    既存の建物をリスペクトし、建物をなるべく低くすることで庇空間

    の一体的な利用を考えます。また陸風と海風を自然に受け流す形態

    とし局所的な強風が起こらないようにします。

    ■回遊性を生むエントランス広場

    既存建物の庇空間と柱の配置をなるべく合わせることで窓からの海

    への視線を遮らないように配慮し、エントランス広場とテラス、内

    部空間をゆるやかにつなげ回遊性を高めます。

    ■構造計画/点検作業とライフサイクルコスト

    コストの削減と工期の短縮を目的に可能な限り部材を単純化し、施工の合理化に努めます。また塩害対策として

    溶融亜鉛メッキの上、フッ素樹脂ボンフロン塗装とすることでライフサイクルコストとメンテナンスに配慮し

    ます。

    ■管理のしやすい平面構成とサイン計画

    柱間でつくられた空間を一つの単位とし、コンテナと荷捌きス

    ペース、休憩スペースをフレキシブルに分けられるよう、サイン

    をつくることで従業員と旅行客の認識を円滑にします。

    ■将来の展望

    国際旅客船拠点形成計画により本部港の施設規模拡大の可能性を考えます。

    そこで、スペースが必要な場合に屋根を増築することが可能な設計とし、将

    来的に屋根を反復させることで桟橋や旅客ターミナルとつなげていきます。

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    柱(鉄骨)

    ベタ基礎

    屋根

    ■周辺環境のスケールに溶け込む分節された屋根

    大きな1枚の屋根をかけるのではなく、既存建物の庇スケールや周辺

    建物のスケールに合わせ、水平に広がる屋根を4つに分節させること

    で周辺環境と人々に寄り添った空間を作ります。

    ■商業振興を目的としたブランディング

    屋根形状をロゴ化し、イベントや特産品と

    組み合わせることで本部港のブランディン

    グにつなげます。

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    コンテナ 荷捌きスペース

    お土産本部港マーケット荷捌きスペース

    休憩スペース

    コンテナスペース

    駐車場スペース

    マーケットスペース

    イベントスペース

    既存の建物

    山岳

    船 波

    橋 浮桟橋

    水平性陸風

    海風

    回遊性ブリッジ

    視線

    屋根面積:532 m2

    構造 :鉄骨造

    テラス

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    旅客ターミナルビルが見える

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    断面図 1:500断面図 1:500

    将来屋根が反復されたイメージ 将来屋根が反復されたイメージ