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平成29年度太宰府市事務事業外部評価委員会 評価対象事業 説明資料 №2 ICT推進事業 担当課:文書情報課 目標7 市民と共に考え共に創るまちづくり 施策 32 情報の共有化と活用 事業評価 回【 :00~

№2 ICT推進事業 - Dazaifu · ・情報セキュリティ管理コース ・ソフトウェア資産管理コース ・自治体クラウド導入コース 自治体情報セキュリティ強化対策事業

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平成29年度太宰府市事務事業外部評価委員会

評価対象事業 説明資料

№2 ICT推進事業

担当課:文書情報課

目標7 市民と共に考え共に創るまちづくり

施策 32 情報の共有化と活用

事業評価

第 回【 】

:00~

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外部評価用資料 総務部 文書情報課 文書情報係

評価対象年度 平成 28 年度

事務事業名「ICT推進事業」「第五次総合計画後期基本計画」 目標 07 市民と共に考え共に創るまちづくり

施策 32 情報の共有化と活用

基本事業 3202 情報セキュリティの確保

1. 目的(PLAN)

① 市民に対して、電子申請などのオンラインサービスを実施し、市民生活の向上を目指す。 ② 職員に対して、研修等を実施することにより、ICT に対する知識及びセキュリティ意識の向上または

全庁的な情報の共有化を図る。

2. 事業内容(DO)

平成 28 年度主な事業内容

ふくおか電子申請サービスの運用 運営主体が実施する研修会を職員へ周知

・電子申請サービス操作研修会(7月、10月)

・電子申請サービスバージョンアップに係る移行説明会(3 月)

※「ふくおか電子申請サービス」は、イベント・講座の申込みや業者登録などの申請手続きを、

インターネットを通じて行う電子申請システムを「ふくおか電子自治体共同運営協議会」(福

岡県及び県内市町村の一部で構成)で構築し、共同利用しているサービスのこと。平成 29年

度にバージョンアップを実施。

「e ラーニングによる情報セキュリティ研修」の実施 【人的セキュリティ対策】

職員に対して、セキュリティに対しての意識を高めるため、eラーニング情報セキュリティ研

修の受講を義務付けている。以下の 9コースから 1コース以上選択。

・情報セキュリティ一般コース

・個人情報保護一般コース

・情報セキュリティ実践コース

・個人情報保護実践コース

・情報発信とモラルコース

・地方公共団体専門コース

・情報セキュリティ管理コース

・ソフトウェア資産管理コース

・自治体クラウド導入コース

自治体情報セキュリティ強化対策事業 【技術的セキュリティ対策】

総務省が平成 27 年 11 月 24 日に公表した報告書に基づく「自治体情報システム強靭性向上モデ

ル」のうち以下の 2点について環境構築を実施。

(1)個人番号利用事務系では、端末からの情報持ち出し不可設定等を図り、住民情報流出を徹

底して防止すること。

(2)マイナンバーによる情報連携に活用される LGWAN 環境のセキュリティ確保に資するため、

LGWAN 接続系とインターネット接続系を分割すること。

【参照】別紙 1「自治体情報セキュリティ対策検討チーム報告書」(抜粋)

シンクライアント環境を含む仮想化基盤構築 【技術的セキュリティ対策】

シンクライアント仮想化基盤だけでなく、サーバ仮想化基盤を構築。

【参照】別紙 2「参考資料」

住民情報システムサーバ機器更新事業 【物理的セキュリティ対策】

BCP 対策として、自庁設置のオンプレ方式からデータセンター方式へ移行。

【参照】別紙 3「主要システム一覧」

- 1 -

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地域イントラネット整備・保守 【物理的セキュリティ対策】

市内に整備している地域イントラネットの保守。

総合体育館への光ケーブル敷設工事の実施。

実施結果

ふくおか電子申請件数

イベント・講座等 担当課 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度

ファミリー・サポー ト・センターだざいふ会員登録講習会申込 子育て支援センター 1 9 19

親子で遊ぼう会参加申込 子育て支援センター 0 2 16

パパとあそぼう参加申込 子育て支援センター - 2 3

ぷれママセミナー参加申込 子育て支援センター 0 0 -

太宰府人物志購入申込み 文書情報課 - 0 0

太宰府市暴力団排除条例に基づく「役員名簿」の提出 管財課 2,153 2,293 96

森岡有裕子フルートコンサートチケット購入申込み 文化学習課 3 - -

組踊特別鑑賞会 観覧者募集 文化学習課 53 - -

太宰府古都・みらい基金申込 経営企画課 - 0 0

ふるさと太宰府応援寄附申込 経営企画課 - 2 2

太宰府市上下水道 使用開始の申込 上下水道課 - 38 52

太宰府市上下水道 契約内容変更の申込 上下水道課 - 12 12

太宰府市上下水道 使用中止の申込 上下水道課 - 32 45

母親教室 保健センター 0 0 0

合 計 2,210 2,390 245

情報セキュリティ研修実績(延べ人数)

平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成29年度(見込)

受 講 者 数 405 524 623 630

修 了 者 数 288 443 529 540

修 了 率 ( % ) 71.1% 84.5% 84.9% 85.7%

※別途、番号制度に関する e ラーニング研修を実施

自治体情報セキュリティ強化対策事業費(平成 28 年度~平成 33 年度:債務負担行為)

業務契約等 総事業費(円) 内 容

インターネット接続系ネットワーク等構築業務

契約期間:構築 H29.1.25~H29.3.31 保守 H29.4.1~H34.3.31

32,159,088 LGWAN 接続系とインターネット接続系にネットワーク分離 インターネット接続系に必要なサーバ・ファイアウォール構築 デバイス制御(USB など)の環境構築 など

ファイル無害化環境等構築業務

契約期間:賃貸借 H29.5.1~H34.3.31 保守 H29.4.1~H34.3.31

53,553,844 メール添付ファイル等のファイル無害化装置の構築 インターネットの画面転送ソフトウェア導入・構築 インターネットメール環境構築

LGWAN-ASP パッチ配布サービス

契約期間:H29.4.1~H34.3.31 3,110,400

WSUS 更新プログラム、ウイルス対策製品パターン等を配

信するサービス利用

ウイルスバスターコーポレートエディションライセンス追加業務 契約期間:H29.2.13~H31.9.30

2,246,400 ウイルス対策ソフトのライセンス追加(200 デバイス分)

指静脈認証システム導入保守業務 契約期間:H29.3.1~H34.3.31

4,311,360 指静脈認証システム導入(50 クライアント分)

合 計 95,381,092 5 年間の総額

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シンクライアント環境等構築事業費(平成 28 年度~平成 33 年度:債務負担行為)

仮想デスクトップ 700 台(個人番号利用事務系 250 台、LGWAN 接続系 450台)

シンクライアント端末は既設のものを利用(約 400 台)

ファイルサーバ容量 11TB

新規にサーバ仮想化基盤構築

業務契約等 総事業費(円) 内 容

シンクライアント環境等構築業務

契約期間:賃貸借・保守 H29.3.1~H34.2.28 159,161,760

IC カード認証、シンクライアント仮想化環境構築

ファイルサーバ、サーバ仮想化基盤構築

シンクライアント環境等構築業務(リソース追加)

契約期間:賃貸借 H29.3.1~H34.2.28 16,167,600

インターネット分離環境構築用にサーバリソースの追加

合 計 175,329,360 5 年間の総額

(参考)再構築前のシンクライアント環境(平成 23年 3月~平成 29年 2月)

ノートパソコンのリース満了後に 3期に分けて導入

仮想デスクトップ 430 台

ファイルサーバ容量 7TB + 2TB

事業費: 142,854,825 円

項目 構築・保守(円) 賃貸借(円) 仮想デスクトップ数 契約期間

第 1 期 40,450,620 27,692,280 130 台 H23.3.1~H29.2.28

第 1 期(増強) - 7,030,800 - H24.1.1~H29.2.28

第 2 期 25,893,420 3,704,400 150 台 H23.12.1~H29.2.28

第 3 期 24,771,600 2,877,105 150 台 H24.10.1~H29.2.28

サーバ増設(サーバ仮想) 3,486,000 - - H25.3.5~H25.3.31

サーバ増設(Win7対応) 5,523,000 - - H25.9.10~H26.3.31

ソフトウェア追加 1,220,400 - - H26.7.15~H26.7.31

ファイルサーバ増強 205,200 - - H27.8.5~H27.9.30

合計 101,550,240 41,304,585 430 台

情報セキュリティ事故件数

年度 平成 26 年度 平成 27 年度 平成 28 年度 平成29年度(見込)

事 故 件 数 0 0 0 0

総事業費の推移

平成26年度決算 平成27年度決算 平成28年度決算 平成29年度(予算)

総事業費(円) 207,697,862 206,879,803 271,567,566 282,410,000

社会保障・税番号制度対応 30,573,000 54,585,600 54,814,000 3,697,200

自治体情報セキュリティ強化対策 - 5,373,000 30,779,136 29,327,600

住民情報システムサーバ更新 - - 20,385,000 18,684,000

複合機・プリントシステム - - - 16,335,000

上記以外の事業費 177,124,862 146,921,203 165,589,430 214,366,200

詳細は、別紙 4「ICT 推進事業:総事業費の推移」

- 3 -

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3. 評価(CHECK)

必要性 (自治体関与の必要性)

行政情報化業務の一部は、人的委託(OAワーカーや常駐 SEなど)が可能であるが、サービス提

供主体である自治体固有の事務である。

行政情報化を推進するためには、急速に進化する ICT 技術やセキュリティリスクに的確に対応

し、市民の個人情報などの重要情報を保有する自治体の責務として、情報セキュリティ対策に

取り組む必要がある。

効率性 (費用対効果を高めることができるか)

現在職員で対応可能なところは極力職員自らが行い、また調達等を行う場合は極力コスト削減

に努めているが、社会保障・税番号制度対応、情報セキュリティ強靭化、シンクライアントシ

ステムの更新などにより事業費が増えている。

システム導入やシステム更新の際には、プロポーザル方式の調達を実施することで、費用削減

と同時に、効率的かつ効果的なシステム選定が可能となる。また、最新の ICT 技術を効果的に

活用していくために、RFI※を活用し、ベンダー提案を受けることも有効な手段である。

※RFI(情報提供依頼書:Requset For Informattion)とは、情報システムの導入や業務委託を行うにあたり、業

者に情報提供を依頼する文書のこと。ICT 分野では、最新技術の動向や必要なシステムに関連する情報を集め

るために発行するもので、一般的にはこれを元に RFP(提案依頼書:Requset For Proposal)を作成し、具体的

な提案と発注先の選定に移る。同時に、RFI の結果を比較して RFPを発行するに足る能力があるか業者選定を

行う場合もある。

有効性 (効果を高める余地があるか)

情報セキュリティ対策を効果的に実施し、市民の個人情報をはじめとして、行政運営上重要な

情報資産を様々な脅威(災害、事故、不正行為による破壊や漏えいなど)から防御することは、

安全で安定的な行政サービスの実現に不可欠である。新たな脅威に対して、人的な対策及び技

術的な対策を適切に行うことで、高水準のセキュリティを維持でき、新たなサービスに繋なげ

るころができる。

市民生活の向上では、特に社会保障・税番号制度の実施に伴って、オンラインサービスなど充

実を図ることが可能になる。

4. 改善(ACTION)

平成 29 年度より複合機の契約満了に伴う更新に際し、事務用品としての管理から ICT 機器とし

ての管理へ変更し出力物に関するセキュリティ強化を実施する。

(管財課予算から文書情報課予算へ)

ICT 技術の進化により、企業では IoT(Internet of Things)・ビッグデータ・AI 等の新しい ICT

が注目され、個人でもスマートフォンが広く普及し、多様なインターネットサービスが利用さ

れている。これとともに、標的型攻撃などの新たな脅威が次々に発生しているため、人的セキ

ュリティ対策として職員への研修を一層強化していく。

人的セキュリティ対策に加え、セキュリティ事故を未然に防ぐために技術的セキュリティ対策

としてのシステム構築も必要であり、費用対効果を考慮しつつ、事業を実施する。

- 4 -

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収入金額(千円) 主な内訳251,35138,81028,094 社会保障・税番号制度システム整備費補助金、地方公共団体情報セキュリティ強化対策費補助金

010,600 地方公共団体情報セキュリティ強化対策費

116 筑紫地区介護認定審査会財務会計システム利用負担金

290,161

節 節名称 細節 細節名称 支出金額(千円) 主な使途1 02345 06 07 08 09 010 011 14,960

1 消耗品費 2,431 トナー及びPC関連消耗品2 燃料費 03 食糧費 04 印刷製本費 12,399 全課分(特別会計を除く)のデザイン用紙5 光熱水費 06 修繕料 130 地域イントラケーブル移設7 賄材料費 08 医薬材料費 09 追録代 010 被服費 011 消耗図書 0

12 3,523 回線使用料、プロバイダー料、LGWANアクセス回線料

13 204,753 基幹業務系・内部情報系システム委託料14 42,059 基幹業務系システム使用料、内部情報系システム機器・地域イントラ機器賃借料

15 2,150 地域イントラネット整備工事16 017 018 429 OA関係備品(ICカードリーダー、無停電電源装置等)

19 3,694 地方公共団体情報システム機構負担金、ふくおか電子自治体共同運営協議会負担金

20 021 022 023 024 025 026 027 028 0

290,161※節、細節ごとに四捨五入しているため合計が合わないことがあります。

保障、補填及び賠償金

合計

償還金、利子及び割引料投資及び出資金積立金寄附金公課費繰出金

公有財産購入費備品購入費負担金補助及び交付金扶助費貸付金

役務費委託料使用料及び賃借料工事請負費原材料費

賃金報償費旅費交際費需用費計

○歳出

○歳入収入の種類

災害補償費恩給及び退職年金

報酬給料

18,593 7,437千円*2.5人職員手当等共済費

平成28年度歳入歳出内訳

使用料・手数料・負担金等その他

合計

市税などの一般財源一般財源を除く小計

国庫支出金県支出金地方債

- 5 -

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- 6 -

(抜粋)

別紙1

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仮想化とは?

仮想化とは、サーバーなどのハードウェア内のリソース(CPU、メモリ、ディスク)を、物理的な構成にと

らわれずに、論理的に統合・分割できる技術のことです。

仮想化にはサーバー仮想化・デスクトップ仮想化・アプリケーション仮想化・ネットワーク仮想化などさ

まざまな種類があります。

また、仮想化環境では、業務の変化に対応すべく新たなシステムを構築する際にも、ハードウェア等

を新たに購入しなくても新サーバーを容易に追加することができるので、変化にすばやく対応できます。

サーバー仮想化とは?

サーバー仮想化とは、1 台のサーバー(物理サーバー)を複数台の仮想的なサーバー(仮想サーバー)

に分割して利用する仕組みです。

アプリケーションごと、部門ごとに導入したサーバーの CPU 使用率をみると、各サーバーとも意外と低

く、サーバーの性能を十分に発揮できていないことが多くあります。サーバー仮想化を導入して、複数台

のサーバーを 1 台に集約することで、サーバーリソースを有効に活用できるようになります。それぞれの

仮想サーバーでは OS やアプリケーションを実行させることができ、あたかも独立したコンピュータのよう

に使用することができます。

デスクトップ仮想化とは?

デスクトップ仮想化とは、各クライアント端末で個別に稼働させていた OS やアプリケーション、データ

などをサーバー上の仮想化基盤に統合し、集中管理を行う仕組みです。いわゆる“シンクライアント環

境”を容易に構築することができます。

シンクライアント環境下では、記録媒体としての HDD(ハードディスク)を搭載しない、または利用させ

ないといった制限をかけ、必要最低限の機能しか持たない PC(シンクライアント端末)を利用します。シ

ンクライアント端末で行われたキーボード、マウスの操作信号がサーバー側の仮想デスクトップに送られ、

仮想デスクトップからはその操作を反映した画面情報が端末側に返されます。このネットワークを介した

連携の仕組みによってユーザは、自分専用のデスクトップにどこからでもアクセスできます。

これによりサーバー側でアプリケーションやファイルデータなどの情報資源を一元管理することが可能

になり、情報漏えいやセキュリティ強化を実現できるシステムの総称をシンクライアントと言います。

参考資料 別紙 2

- 8 -

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【デスクトップ仮想化の主な方式】

① VDI(Virtual Desktop Infrastructure)方式

サーバー側の仮想化基盤(ハイパーバイザ)上に、複

数の仮想デスクトップを実装します。ユーザはネットワ

ーク経由で、自分に割り当てられた仮想デスクトップ

に接続することができます。従来の PC と同様に、自

由度の高い操作環境を得られるのがメリットです。

② SBC(Server Based Computing)方式

サーバー上に構築されたデスクトップを、複数のユーザが共有利用します。VDI 方式と比べて個々の

ユーザの自由度は低くなりますが、サーバーのリソースを効率的に利用できる分、コストメリットを出し

やすくなります。

【デスクトップ仮想化(VDI)の導入メリット】

庁内に分散している多数のデスクトップをサーバー側で集中管理することで、運用コスト削減やセキ

ュリティ強化を図りつつ、ユーザーの生産性向上にも寄与することができます。

クライアント端末の運用コスト削減

・ これまで PC ごとに行っていたソフトのインストールや更新、トラブル対応などをサーバー側から集中

的に行うことができ、管理者の負担を大幅に軽減します。

・ マスターとなる仮想デスクトップイメージを用意し、目的に合わせてカスタマイズすることで、ユーザ

ーごとに最適な環境を提供できます。

セキュリティ対策の強化

・ クライアント端末側にデータを一切残さない安全な運用が可能。端末が紛失や盗難に遭った場合

でも、情報漏えいを防ぐことができます。

・ デスクトップの集中管理により、確実なパッチ適用や不正アプリケーションの排除など、セキュリティ

ポリシーを徹底することができます。

ユーザーの生産性向上

・ どこからでも、自分の仮想デスクトップにアクセスできます。

【デスクトップ仮想化とアプリケーション仮想化の違い】

デスクトップ仮想化は、ユーザーのデスクトップ全体を仮想化し、OS を含めたソフトウェア環境を物理

端末から切り離します。ユーザーは自分専用に割り当てられた仮想デスクトップに必要なアプリケーショ

ンをインストールして利用します。

これに対してアプリケーション仮想化は、アプリケーションを OS 以下のレイヤから切り離します。それ

によりユーザーは、自分のクライアント端末や仮想デスクトップ環境にアプリケーションをインストールす

ることなく、サーバー側から配信されたアプリケーションを利用することができます。

- 9 -

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主要システム一覧

項番 システム分類導入ベンダー名

[開発ベンダー等]システム・製品名 契約期間 備考

1宛名・住登外管理 (株)日立システムズ ADWORLD

住登外・宛名システムH28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

2住民基本台帳 (株)日立システムズ ADWORLD

新住民記録システムH28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

3印鑑登録 (株)日立システムズ ADWORLD

印鑑登録システムH28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

4選挙人名簿管理 (株)日立システムズ ADWORLD

選挙システムH28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

5固定資産税 (株)日立システムズ ADWORLD

固定資産税システムH28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

6個人住民税 (株)日立システムズ ADWORLD

個人住民税システムH28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

7法人住民税 (株)日立システムズ ADWORLD

法人住民税システムH28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

8軽自動車税 (株)日立システムズ ADWORLD

軽自動車税システムH28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

9収滞納管理 (株)日立システムズ ADWORLD

収滞納管理システムH28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

10国民健康保険 (株)日立システムズ ADWORLD

国民健康保険資格・税(料)・給付システム

H28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行H30.4から国保事務処理標準システムへ移行予定

11国民年金 (株)日立システムズ ADWORLD

国民年金システムH28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

12後期高齢者医療 (株)日立システムズ

[(株)日立製作所]ADWORLD後期高齢者医療事務支援システム(ライフパートナーK)

H28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

13介護保険 (株)日立システムズ

[(株)日立製作所]ADWORLD介護保険システム(ライフパートナーP)

H28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

14児童手当 (株)日立システムズ ADWORLD

児童手当システムH28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

15児童扶養手当 (株)日立システムズ ADWORLD

児童扶養手当システムH28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

16生活保護 (株)日立システムズ

[(株)IJC]生活保護システム あゆむくん H28.12.1

 ~H33.11.30H28.11 データセンター移行

17

公費医療(子ども医療)

(株)日立システムズ ADWORLD乳幼児医療システム

H28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

18

公費医療(ひとり親医療)

(株)日立システムズ ADWORLDひとり親医療システム

H28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

19

公費医療(重度障害者医療)

(株)日立システムズ ADWORLD重度障害者医療システム

H28.12.1 ~H33.11.30

H28.11 データセンター移行

20障害者福祉 (株)BCC

[(株)四国情報システムズ /(株)アール・シー・エス]

障がい者福祉システム G-TrustⅡ H28.4.1 ~H29.3.31

(福祉課計上予算)保守のみ単年度契約ソフトウェア及びハードウェアは買取

21健康管理 (株)BCC 健康管理システム e-AFFECT H26.4.1

 ~H31.3.31(元気づくり課計上予算)賃貸借及び保守契約

22就学援助 (株)佐賀電算センター Web就学援助システム H29.4.1

 ~H34.3.31(学校教育課計上予算)保守業務委託ハードウェアは仮想化基盤の仮想サーバを利用

23戸籍 富士ゼロックスシステム

サービス(株)戸籍総合システム ブックレス H28.1.1

 ~H32.12.31(市民課計上予算)賃貸借及び保守契約

24財務会計 日本電気(株) FinasN 財務会計システム H25.12.1

 ~H31.3.31

25文書管理 日本電気(株) FinasN 文書管理システム H25.12.1

 ~H31.3.31

26人事給与 (株)BCC

[DIRインフォメーションシステムズ(株)]

人事情報総合システム LAPiS H25.4.1 ~H30.3.31

(総務課計上予算)賃貸借及び保守契約

27庶務事務 - システムを利用していない -

財務会計・文書管理は同一の契約

別紙3

- 10 -

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02 企画費  

01企画総務費

321 ICT推進費

H27年度決算

H28年度決算

(H28-H27)H29年度

予算(H29-H28)

主な内訳 [主な契約先]

11 需用費 14,867,414 14,959,593 92,179 19,600,000 4,640,407

2,365,129 2,430,513 65,384 6,000,000 3,569,487トナー、PC関連消耗品等

11,943,180 12,399,480 456,300 13,000,000 600,520全課分(特別会計を除く)デザイン用紙[㈱日立システムズ]

559,105 129,600 ▲ 429,505 600,000 470,400地域イントラケーブル移設[NTTビジネスソリューションズ㈱]

12 役務費 3,266,526 3,522,528 256,002 3,581,000 58,472

2,138,940 2,138,076 ▲ 864 2,139,000 924フレッツ光、光アクセス(回線使用料、プロバイダー料)[西日本電信電話、NTTコミュニュケーションズ]

0 0 0 54,000 54,000

1,127,586 1,382,832 255,246 1,383,000 168アクセス回線料[㈱キューデンインフォコム]

0 1,620 1,620 5,000 3,380総合体育館(利用できるかどうかの調査)[九州電力㈱]

13 委託料 145,835,334 204,753,060 58,917,726 126,752,000 ▲ 78,001,060

75,600 75,600 0 76,000 400電算室空調設備点検保守[㈱西日本空調システム]

- - - 127,000 127,000H29より複合機管理が管財課から移管

122,445,216 143,872,416 21,427,200 92,080,000 ▲ 51,792,416※詳細は別表1

16,403,904 53,975,124 37,571,220 27,637,000 ▲ 26,338,124※詳細は別表2

93,654 - ▲ 93,654 - -マイナンバーカードの発行に伴い機器変更、住基ネット端末に統合したため、H28以降の予算計上なし

1,814,400 1,814,400 0 1,815,000 600ファイアーウォール等の保守業務[日興通信㈱]

3,875,040 3,875,040 0 3,876,000 960ネットワーク機器の保守、具体的な機器は各施設に設置[日本電気㈱、NECキャピタルソリューション㈱]

1,127,520 1,140,480 12,960 1,141,000 520だざいふねっと21光ファイバ伝送施設光ケーブルの保守[NTTビジネスソリューションズ㈱]

14 使用料及び賃借料 32,162,844 42,059,300 9,896,456 118,397,000 76,337,700

- - - 13,208,000 13,208,000H29より複合機管理が管財課から移管

12,636 - ▲ 12,636 - -GISに統合されたため

2,898,000 2,898,000 0 2,898,000 0ファイアーウォール等機器の賃貸借[日興通信㈱]

16,753,908 18,469,884 1,715,976 62,379,000 43,909,116※詳細は別表3

9,046,080 9,046,080 0 9,047,000 920ネットワーク機器の賃貸借、具体的な機器は各施設に設置[日本電気㈱、NECキャピタルソリューション㈱]

2,396,304 2,892,996 496,692 3,282,000 389,004Office365、たよれーる50G(インターネットでの大容量送受信)[大塚商会]、Zmap Town[朝日航洋㈱]

146,448 146,448 0 147,000 552向佐野のJR線下の地下管路使用料[西日本電信電話㈱]

909,468 906,660 ▲ 2,808 916,000 9,340電柱添架の使用料NTT柱 1本800円、九電柱 1本1,300円

- 7,699,232 7,699,232 25,431,000 17,731,768住民情報システム使用契約(データーセンター等使用料)[㈱日立システムズ]

- - - 1,089,000 1,089,000H29新規

15 工事請負費 416,340 2,150,280 1,733,940 300,000 ▲ 1,850,280

416,340 248,400 ▲ 167,940 300,000 51,600H28は市庁舎、いきいきLAN配線工事[㈲太宰府電工]

- 1,901,880 1,901,880 0 ▲ 1,901,880(繰越明許分)総合体育館、スポーツ課LAN工事

18 備品購入費 3,029,076 429,084 ▲ 2,599,992 7,300,000 6,870,916

2,985,876 429,084 ▲ 2,556,792 7,300,000 6,870,916H28はICカードリーダー、無停電電源装置、シュレッダー(介護保険、保育児童)H29はVista PCの入替費用を計上

43,200 - ▲ 43,200 - -

19 負担金、補助及び交付金 7,259,609 3,693,721 ▲ 3,565,888 6,480,000 2,786,279

5,676,000 2,200,000 ▲ 3,476,000 2,016,000 ▲ 184,000H28は、機構負担金90,000円、中間サーバー・プラットホームASP 2,110,000円[地方公共団体情報システム機構]

1,583,609 1,493,721 ▲ 89,888 1,494,000 279H28は、協議会負担金200,000円、LGWAN接続負担金 1,293,721円[ふくおか電子自治体共同運営協議会]

- - - 2,970,000 2,970,000福岡県自治体情報セキュリティクラウドに係る負担金(インターネット、メールなど)[福岡県自治体情報セキュリティ対策協議会]

206,837,143 271,567,566 64,730,423 282,410,000 10,842,434

福岡県自治体情報セキュリティ対策協議会負担金

合計

ICT推進事業:総事業費の推移

営繕工事

地域イントラネット整備工事

OA関係備品

ネットワーク関連備品

地方公共団体情報システム機構負担金ふくおか電子自治体共同運営協議会負担金

地域イントラ機器賃借料

ソフトウエア等ライセンス使用料

共同管路使用料

電柱添架料

基幹業務系システム使用料

基幹業務系システム賃借料

地域イントラ機器保守委託料

光ケーブル保守委託料

複合機等賃借料

住宅地図ネット配信使用料

セキュリティ対策サーバ等賃借料内部情報系システム機器賃借料

歳 出

消耗品費

セキュリティ対策サーバ等保守委託料

印刷製本費

修繕料

電話料

リサイクル関連手数料

LGWANアクセス回線料

電柱・管路等利用照会料

施設管理委託料

複合機等保守委託料

基幹業務系システム委託料

内部情報系システム委託料

公的個人認証サービスシステム委託料

別紙4

- 11 -

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別表1(円)

H27年度決算

H28年度決算

(H28-H27)H29年度

予算(H29-H28) 契約先

基幹業務系システム委託料 122,445,216 143,872,416 21,427,200 92,080,000 ▲ 51,792,416

全国町・字ファイル保守172,800 172,800 0 173,000 200

地方公共団体情報システム機構

電算業務委託29,587,680 23,493,240 ▲ 6,094,440 40,102,000 16,608,760

㈱日立システムズ

システム保守委託33,287,760 33,935,760 648,000 0 ▲ 33,935,760

㈱日立システムズ

システム処理委託8,352,936 8,710,416 357,480 9,322,000 611,584

㈱日立システムズ

基幹系システム機器更新業務0 0 0 15,120,000 15,120,000

法改正対応経費(税法改正等)0 0 0 3,819,000 3,819,000

健康管理システム連携対応経費0 0 0 540,000 540,000

固定資産評価替対応業務0 0 0 3,240,000 3,240,000

番号制度情報連携(総務省10/10)0 0 0 1,080,000 1,080,000

行政不服審査法改正対応業務0 1,080,000 1,080,000 0 ▲ 1,080,000

㈱日立システムズ

基幹システムクラウド化対応業務0 20,385,000 20,385,000 18,684,000 ▲ 1,701,000

㈱日立システムズ

障がい者福祉連携機能変更対応業務0 1,252,800 1,252,800 0 ▲ 1,252,800

㈱日立システムズ

太宰府郵便局集荷配送業務廃止に伴う改修業務0 691,200 691,200 0 ▲ 691,200

㈱日立システムズ

平成29年度機構改革対応業務0 993,600 993,600 0 ▲ 993,600

㈱日立システムズ

就学援助システム連携対応業務0 453,600 453,600 0 ▲ 453,600

㈱日立システムズ

健康管理システム番号制度対応業務(予防接種情報連携)0 351,000 351,000 0 ▲ 351,000

㈱BCC

平成28年度番号制度対応(住民基本台帳・地方税務・団体内統合) 0 4,698,000 4,698,000 0 ▲ 4,698,000

㈱日立システムズ

平成28年度福祉関連・健康管理・障害者福祉システム番号制度対応業務 0 9,153,000 9,153,000 0 ▲ 9,153,000

㈱日立システムズ・㈱BCC

固定資産税法務局データ整理ツール対応業務324,000 0 ▲ 324,000 0 0

㈱日立システムズ

障害者福祉システムバージョンアップ対応業務4,428,000 0 ▲ 4,428,000 0 0

㈱BCC

軽自動車税検査情報取込対応業務1,512,000 0 ▲ 1,512,000 0 0

㈱日立システムズ

収滞納システム改修業務442,800 0 ▲ 442,800 0 0

㈱日立システムズ

住基ネット総合端末用タッチパネル導入業務327,240 0 ▲ 327,240 0 0

㈱日立システムズ

平成27年度団体内統合宛名システム対応4,644,000 0 ▲ 4,644,000 0 0

㈱日立システムズ

平成27年度住民基本台帳システム番号制度対応業務7,128,000 0 ▲ 7,128,000 0 0

㈱日立システムズ

平成27年度地方税務・健康管理システム番号制度対応業務12,852,000 0 ▲ 12,852,000 0 0

㈱日立システムズ・㈱BCC

繰越明許費

平成26年度福祉関連・健康管理・障害者福祉システム番号制度対応業務 19,386,000 0 ▲ 19,386,000 0 0

㈱日立システムズ・㈱BCC

繰越明許費

平成27年度福祉関連システム番号制度対応業務0 33,966,000 33,966,000 0 ▲ 33,966,000

㈱日立システムズ

繰越明許費

平成27年度障害者福祉システム番号制度対応業務0 4,536,000 4,536,000 0 ▲ 4,536,000

㈱BCC

ICT推進事業:総事業費の推移

項目

- 12 -

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ICT推進事業:総事業費の推移

別表2(円)

H27年度決算

H28年度決算

(H28-H27)H29年度

予算(H29-H28) 契約先

内部情報系システム委託料 16,403,904 53,975,124 37,571,220 27,637,000 ▲ 26,338,124

内部業務システム構築保守業務委託4,989,600 4,989,600 0 4,989,000 ▲ 600

日本電気㈱NECキャピタルソリューション㈱

グループウェアーシステム構築保守業務委託1,052,352 1,052,352 0 1,053,000 648

日本電気㈱NECキャピタルソリューション㈱

シンクライアントシステム保守委託6,884,352 6,310,656 ▲ 573,696 9,992,000 3,681,344

㈱日立システムズ

画像データ等共有システム(DocuShare)226,800 226,800 0 227,000 200

富士ゼロックス㈱

統合型GIS運用保守業務委託0 1,036,800 1,036,800 1,037,000 200

朝日航洋㈱

公開型地図情報システム構築・運用保守0 5,040,000 5,040,000 864,000 ▲ 4,176,000

朝日航洋㈱

情報セキュリティ強化対策保守0 0 0 9,475,000 9,475,000

日本電気㈱

財務会計システム番号制度対応業務0 2,278,800 2,278,800 0 ▲ 2,278,800

日本電気㈱

シンクライアント環境等構築業務保守委託0 595,080 595,080 0 ▲ 595,080

㈱日立システムズ

ウイルスバスターコーポレートエディションライセンス追加業務 0 561,600 561,600 0 ▲ 561,600

日本電気㈱

SmartONライセンス等追加業務0 1,179,900 1,179,900 0 ▲ 1,179,900

㈱日立システムズ

DocuWorksマスキングツール作成支援業務0 54,000 54,000 0 ▲ 54,000

富士ゼロックス㈱

プリントスキャンシステム環境設定変更業務0 432,000 432,000 0 ▲ 432,000

富士ゼロックス㈱

指静脈認証システム構築保守業務委託0 1,540,536 1,540,536 0 ▲ 1,540,536

㈱日立システムズ

ファイルサーバー増強対応業務委託205,200 0 ▲ 205,200 0 0

㈱日立システムズ

基幹系・情報系ネットワーク分離対応業務2,484,000 0 ▲ 2,484,000 0 0

㈱日立システムズ

番号制度対応ネットワーク設定変更業務561,600 0 ▲ 561,600 0 0

NECフィールディング㈱

繰越明許費

仮想環境構築に係るネットワーク変更業務委託4,462,560 4,462,560 0 ▲ 4,462,560

日本電気㈱

繰越明許費

インターネット接続系ネットワーク等構築業務22,242,816 22,242,816 0 ▲ 22,242,816

日本電気㈱

繰越明許費

指静脈認証システム構築保守業務委託1,971,624 1,971,624 0 ▲ 1,971,624

㈱日立システムズ

別表3(円)

H27年度決算

H28年度決算

(H28-H27)H29年度

予算(H29-H28) 契約先

内部情報系システム機器賃借料 16,753,908 18,469,884 1,715,976 62,379,000 43,909,116

内部業務システム構築賃借料5,767,020 5,767,020 0 5,767,000 ▲ 20

日本電気㈱NECキャピタルソリューション㈱

グループウェアーシステム構築賃借2,989,872 2,989,872 0 2,990,000 128

日本電気㈱NECキャピタルソリューション㈱

内部業務パソコン機器等賃借料616,512 616,512 0 617,000 488

日興通信㈱NECキャピタルソリューション㈱

内部業務パソコン機器(AutoCAD)賃貸借契約47,304 47,304 0 47,000 ▲ 304

日興通信㈱NECキャピタルソリューション㈱

情報セキュリティ強化対策賃貸借0 0 0 16,882,000 16,882,000

日本電気㈱NECキャピタルソリューション㈱

シンクライアントシステム機器賃借料7,333,200 9,049,176 1,715,976 36,076,000 27,026,824

㈱日立システムズ㈱キューコーリース

項目

項目

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質問回答

Q1 ICT 推進事業の事業別内容と事業費について シート内の①PLAN の対象(市民、職員)、具体的な事業内容、②DO 対象指標、③CHECK評価対象に整合性が見られず読み取れない。

A1 今回提出しました「外部評価用資料」でお示しさせていただきます。

Q2 基幹システム及び業務別に構築されているシステム群の IT 構築方針の有無

A2 住民情報システムなどの基幹系システムはその性質上、住民情報などの情報連携が必要となります。システム構築に際しては、例えば、住民記録システムと税務システムの導入ベンダーが異なる場合、多額な情報連携対応費がかかるケースがあります。この個別に開発することを避けるため、全国共通の「地域情報プラットフォーム」※1 に準拠した製品を原則、導

入するようにしています。 システム更新の際に、データ移行経費を多額に要求されるケースがあります。そのため、総

務省が定める「中間標準レイアウト仕様」※2 を原則採用することとしています。また、調達の

際、導入するシステムから他ベンダーへの移行経費についても最低限含んだ仕様としています。これにより、ベンダーロックを防止する狙いがあります。

※1 「地域情報プラットフォーム」とは、様々なシステム間の連携(電子情報のやりとり等)を可能

にするために定めた、各システムが準拠すべき業務面や技術面のルール(標準仕様)のこ

と。 【別紙 5】参照

※2 「中間標準レイアウト仕様」とは市区町村の情報システム更改においてデータ移行を円滑に

行うため、移行データの項目名称及びデータ型、桁数、その他の属性情報等を標準的な形

式として定めた移行ファイルのレイアウト仕様のこと。 【別紙 6】参照

Q3 基幹システム及び業務別に構築されているシステム群の全庁的システム導入状況

A3 住民記録、税務、国民健康保険など主要な住民情報システムは、平成 24 年 1 月に Web 方式のシステムにバージョンアップを実施しました。同時期にクライアント PC のシンクライアント化に伴って、1 人 1 台の配備としました。 平成 28 年 11 月には、サーバ機器の更新を機に、データセンターへの移行を実施しました。

平成 26 年 4 月に健康管理システム、平成 29 年 4 月に就学援助システムと業務効率化のためシステム化を実施しました。

Q4 内部オフイス系(グループウエア、財務・文書管理、出退勤など)の状況とシンクライアントの

状況

A4 財務会計・文書管理は、パソコン 1 人 1 台配備に併せて、平成 15 年 4 月にグループウェアを含めた統合システムとして導入しました。平成 17 年 4 月に財務会計の電子決裁を開始し

ました。その後、プロポーザル方式により、平成 25 年度に財務会計・文書管理のリプレース、平成 26 年度にグループウェアのリプレースを実施しました。 出退勤システムは、平成 25 年度に人事給与システムのリプレースを機に導入しましたが、庶

務事務システムは導入していません。

シンクライアントは、平成 22 年度から 3 年間で全職員に配備しました。平成 28 年度に仮想

化サーバ機器の更新を実施すると同時に、クライアントだけでなくサーバを仮想化する基盤を構築しました。この基盤を活用し、総務省が提唱した自治体情報セキュリティ強靭性モデル(インターネットの分離)に対応するサーバを仮想化し、構築しました。

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Q5 ③CHEK 必要性の「人的委託は可能であるが、自治体固有の事務」とはどういう意味か。

A5 今回提出しました「外部評価用資料」でお示しさせていただきます。

Q6 H26・H27 から H28 年度の電子申請実績の低下の理由は。

A6 平成 26 年度、平成 27 年度の実績のうち、約 95%が暴力団排除条例に基づく「役員名簿」の提出となっています。指名(一般)競争入札参加資格の登録申請時、登録書類とは別に、役員名簿のデータを電子申請にて提出してもらうものです。

入札参加資格の登録期間は 2 年間となっており、平成 28 年度は追加登録分であるため、件数が減少しております。

なお、平成 26 年度は「役員名簿」提出の初年度であり、すべての登録業者に提出を依頼し

たため、件数が多くなっています。

Q7 電子申請への移行による人件費削減は行われないのでしょうか。

A7 現在、実施している電子申請は簡易電子申請であり、申込みだけを受け付けるものです。手続き等が完全に電子申請のみで完結するものではありません。 電子申請の導入は、従来の郵送やファックスなどに加え、多様な手段を提供し、市民の利

便性向上を目指すものです。 そのため、職員の人件費削減には直接的に繋がりません。

Q8 事業費の内訳をお示し下さい。

A8 別紙 4「ICT 推進事業:総事業費の推移」でお示しさせていただきます。

Q9 アウトソーシング先はどのように選定されたのでしょうか。

A9 財務会計・文書管理、人事給与、グループウェアの内部業務系は、選考委員会を組織し、

提案・プレゼンを実施するプロポーザル方式により業者を選定しました。

住民情報システムなどの主要な基幹系システムについては、平成 23 年度のリプレース時

は、約 1 年という短期間での住基法改正対応が必要であり、データ移行が困難であったため、使用中のシステムをバージョンアップすることし、従前業者を選定いたしました。 平成 28 年度の機器更新時には、平成 26 年度から番号制度への改修を実施しており、各テ

ストを実施済みであったため、現行システムを継続利用することとし、サーバ機器をデータセンターへ移行する方針といたしました。 このほかの障害者福祉、健康管理、就学援助の基幹系システムはプロポーザル方式により

業者を選定いたしました。

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別紙5

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別紙6