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改定日:2018/11 Acronis Backup 簡単セットアップガイド ストレージバンドルライセンス 基本設定手順 アクロニス・ジャパン株式会社

Acronis Backup...Acronis Backup 12.5 Advanced License の環境構築及び運用 の際、バックアップ対象のWindows環境にバックアップエージェントをインストールす

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改定日:2018/11

Acronis Backup 簡単セットアップガイド

ストレージバンドルライセンス

基本設定手順

アクロニス・ジャパン株式会社

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1. はじめに .................................................................................................. 2

2. 管理サーバーのインストール ................................................................... 3

3. ライセンスの登録 .................................................................................... 5

4. エージェントのインストール ................................................................... 7

5. 仮想アプライアンスのインストール ...................................................... 10

6. 仮想アプライアンスでのデバイス追加 ................................................... 19

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1 . はじめに

このドキュメントは、指定のストレージ製品とのバンドル製品型番である「ストレージバンドルライセンス」において Acronis Backup 12.5 Advanced License の環境構築及び運用の際、バックアップ対象のWindows環境にバックアップエージェントをインストールする手順を説明したものです。このドキュメントではWindows環境のみを解説しています。その他ハードウェアスペック、OS等の要件については製品マニュアル等のドキュメントを参照して下さい。ここでは製品マニュアル等に記載の要件を満たす環境へのインストールを前提としています。 また、このドキュメントに記載されている IP アドレス、ユーザーID、パスワード、ライセンスキー等の固有の環境値については適時インストールする環境に置き換えて下さい。 ■基本構成図 <バックアップデータのオフホスト処理> ※この機能は Advanced エディションのみで提供されます。

レプリケーション、ベリファイ、クリーンアップ、仮想マシンへの変換等の計画をバックアップ対象のエージェントではなく、以下のように別のマシンに担当させることによって、バックアップ対象となるマシンの負荷を軽減させることができます。

・ バックアップ対象とは別のマシンにエージェントをインストールし、そのエージェント

がバックアップ以外の処理を行う ・ 処理のスケジュールをオフピーク時や営業時間外に設定し、ネットワークへの影響を最

小限に抑える

Web コンソール

管理サーバー バックアップ対象(エージェント)

バックアップ保存先 ストレージ (NetApp、EMC)

ネットワーク

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2 . 管理サーバーのインストール

この章では、基本的な管理サーバーのインストール方法を説明します。管理サーバーをもう 1 台追加する場合は、追加先でもアクティベーションが必要になります。

インストーラーをダウンロードします。 インストーラーのダウンロードページには、アクロニスアカウント account.acronis.com にログインし、ライセンス登録後に「ダウンロード」をクリックすることでアクセスできます。

ダウンロードしたインストーラーを Administrator権限で起動します。

使用許諾条件をよく読み、「同意します」にチェックを入れて下さい。 「カスタマエクスペリエンスプログラム」への参加は任意です。参加されない場合はチェックを外して下さい。参加されない場合でも製品の動作には影響しません。 「実行」をクリックします。

「バックアップエージェントと Acronis Backup 管理サーバーのインストール」が選択されていることを確認し、「Acronis Backup のインストール」をクリックします。

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インストールが終了するまで数分待ちます。

正常終了したことを確認し、「閉じる」をクリックします。

Webブラウザで、「http://管理サーバーのアドレス:9877」を開き、管理サーバーのログイン画面が開くことを確認します。 もしブラウザで開けない場合にはファイアウォールの設定を確認し、ポートが解放されているかを確認して下さい。

OSの Administratorsグループに参加しているユーザーでログインできることを確認します。

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3 . ライセンスの登録

ライセンスキーのアクティベーションには、インターネット接続が必要になります。複数の管理サーバーを構築する場合は、インターネットに管理サーバーが接続された状態で同様に登録を実施します。

「ライセンス」メニューを開き、「キーの追加」をクリックします。

お手持ちのライセンスキーをボックス内に入力し、「追加」をクリックします。

ライセンスキーが正しく追加されると、再読み込みの確認ポップアップが表示されるので「今すぐ再読み込み」をクリックします。

再読み込みを行うと、ライセンスページにライセンスが追加されます。 アイコンをクリックします。

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「割り当て」をクリックします。

ライセンスを割り当てる先を選択し、「完了」をクリックします。

割り当てが完了します。 登録されたデバイス数が表示されます。

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4 . エージェントのインストール

この章では、管理サーバーに紐づくエージェントのインストール方法を説明します

インストーラーをダウンロードします。 インストーラーのダウンロードページはアクロニスアカウント account.acronis.com にログインし、ライセンス登録後に「ダウンロード」をクリックすることでアクセスできます。

ダウンロードしたインストーラーを Administrator権限で起動します。

使用許諾条件をよく読み、「同意します」にチェックを入れて下さい。 「カスタマエクスペリエンスプログラム」への参加は任意です。参加されない場合はチェックを外して下さい。参加されない場合でも製品の動作には一切影響しません。 「実行」をクリックします。

「バックアップエージェントのインストール」を選択します。 「Acronis Backupのインストール」ボタンを押してインストールを開始します。

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管理サーバーの名前もしくは IP アドレスを入力します。

インストールが終了するまで数分待ちます。

正常終了したことを確認し、「閉じる」を押します。

Webブラウザで、「http://管理サーバーのアドレス:9877」を開き、管理サーバーのログイン画面が開くことを確認します。 もしブラウザで開けない場合にはファイアウォールの設定を確認し、ポートが開放されているかを確認して下さい。

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[簡易表示]

[一覧表示]

エージェントをインストールしたマシンが管理画面上に表示されることを確認します。 インストール終了後、画面上に表示されるまでには環境により数分程度かかる場合があります。 をクリックして、簡易表示から一覧表

示へ変更ができます。

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5 . 仮想アプライアンスのインストール

この章では、仮想アプライアンス(All-in-One VMware appliance)のデプロイ方法を説明します。 アプライアンスは .zip アーカイブとして提供され、アーカイブには .ovf ファイルと .iso ファイルが含まれます。.ovf ファイルを ESXi ホストにデプロイするか、.iso ファイルを使用して既存の仮想マシンを起動できます。 VMware Host Client(スタンドアロン ESXi 6.0 以降の管理に使用する Web クライアント)では、OVF テンプレートをデプロイすることができません。以下では、.iso ファイルを使用してソフトウェアをインストールする手順をご紹介します。

仮想アプライアンス用のインストーラー(All-in-One VMware appliance)をダウンロードします。 インストーラーのダウンロードページはアクロニスアカウント account.acronis.com にログインし、ライセンス登録後に「ダウンロード」をクリックすることでアクセスできます。

ダウンロードした.zip ファイルを解凍し、AcronisBackupAppliance.iso ファイルをストレージへアップロードします。 「データストアブラウザ」をクリックし、格納場所を開きます。

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ISO フォルダ格納用として「iso」フォルダを選択し、『アップロード』をクリックします。アップロードする.iso ファイルのみを選択し、ストレージへアップロードします。 ファイルがアップロードされました。『閉じる』をクリックしてウィンドウを閉じます。

.iso 使用でのインストールとして、新しく仮想マシンを追加します。『仮想マシンの作成/登録』 をクリックします。

作成タイプの選択にて、「新規仮想マシン作成」を選択し、次へ進みます。

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名前とゲスト OS の選択にて、以下の値を入力し、次へ進みます。 [名前]任意の名前 [互換性]ESXi 6.7 仮想マシン [ゲスト OS ファミリ]Linux [ゲスト OS のバージョン]CentOS 7(64ビット)

ストレージの選択にて.iso ファイルを格納したストレージを選び、次へ進みます。

設定のカスタマイズにて、仮想マシンの構成を決定します。 仮想アプライアンスの最小システム要件は以下のとおりです。 ・2 個 の CPU ・6GB の RAM ・10GB の仮想ディスク 1 つ (40GB を推奨)

設定の確認に問題がなければ、完了をクリックします。

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新規作成した仮想マシンを選択し、[アクション]から[設定の編集]をクリックします。

CD/DVD ドライブにて、接続に☑を入れて、[データストア ISO ファイル]を選択します。

先にアップロードしたAcronisBackupAppliance.iso ファイルを選択し、設定変更を保存します。

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設定の編集に戻り、[仮想マシンオプション] タブ > [起動オプション] > [ファームウェア] の順にクリックし、『BIOS(推奨)』をクリックします。

[詳細] > [構成パラメータ] の順にクリックし、『構成の編集』をクリックします。

disk.EnableUUID パラメータ値が TRUE になっていることを確認します。パラメータが存在しない場合は、左上の『パラメータの追加』から、キーと値を入力し、『OK』をクリックします。 [キー]disk.EnableUUID [値]TRUE

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[保存]をクリックします。

[パワーオン]をクリックして、AcronisBackupAppliance.iso から仮想マシンを起動します。

[Install or update Acronis Backup]を選択し、Enter キーを押してインストールを進めます。

[Change settings] を選択し、Enterキーを押して設定を変更します。

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[Host name]を選択し、設定します。

入力後、<Apply>を選択し、Enter キーを押します。

[Network settings (NIC eth0)]を選択し、設定します。

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[Set static IP address] を選択し、Enter キーを押します。

値を入力後、<Apply>を選択し、Enter キーを押します。

Hostname や IP アドレスの変更を確認します。確認後、[Install with the current setting]を選択して Enter キーを押すと、インストールが開始します。

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インストールが完了します。完了すると以下のような画面が表示されます。

root ユーザーのパスワードを変更します。任意のキーを押すと、新しいパスワードの入力を求められます。 パスワードを再入力し、設定が完了します。

設定した root のアカウントにて、管理コンソールにログインします。 ログインすると、画面上にインストールされた仮想アプライアンスの情報が表示されます。

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6 . 仮想アプライアンスでのデバイス追加

この章では、仮想アプライアンス(All-in-One VMware appliance)で管理サーバーをデプロイした場合のデバイス追加方法を説明します。

バックアップ対象として ESXi ホストを追加します。管理コンソール上で[デバイス]、[追加]の順にクリックします。

仮想ホスト[VMware ESXi]をクリックします。

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マシン追加のための情報を入力ます。 ① 「エージェントがインストールされているマシン: マシン名」が既に表示されている場合はそのまま次の設定項目に進みます。 ② バックアップ対象の ESXi ホスト、または vCenter を指定後に『設定』をクリックします。

マシンが追加されました。

[簡易表示]

[一覧表示]

ESXi ホスト上のマシンが表示されます。 をクリックして、簡易表示から一覧表

示へ変更ができます。 <デバイスの種類の説明>

「10.81.25.21」ESXi 6.7 ホスト 「AcronisBackupAppliance.my-local- domain.com」 仮想アプライアンス Linux エージェント 「AcronisBackupAppliance」仮想アプ ライアンス VMware エージェント