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R Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストール インストール インストール インストール ガイド ガイド ガイド ガイド

Adaptec SCSI RAID 2120/2200Sdownload.adaptec.com/pdfs/installation_guides/ja/RAID...Linux はLinus Torvalds 氏の商標です。Red Hat® Linux®は数百のソフトウェアモジュールから構成されます。なかには

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    Adaptec SCSI RAID2120/2200S

    インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

  • ii

    著作権著作権著作権著作権

    © 2002 Adaptec, Inc. All rights reserved. この文書は、たとえその一部であっても事前に Adaptec,Inc.、691 South Milpitas Blvd.、Milpitas CA 95035 から書面による許可を得た場合を除き、電子的、機械的、複写機、記録あるいはその他いかなる手段、いかなる形式によっても転送、複製、検索システムに登録してはなりません。

    商標商標商標商標

    Adaptec および Adaptec のロゴ は Adaptec, Inc. の登録商標で数カ国で登録されています。

    Windows NT、Windows 2000、Windows .NET および Windows XP はMicrosoft 社の登録商標であり、アメリカその他の諸国でライセンスの下に使用されています。

    Linux は Linus Torvalds 氏の商標です。

    Red Hat® Linux® は数百のソフトウェアモジュールから構成されます。なかにはRed Hat によって開発されたものもありますが、多くのモジュールはオープンソース・コミュニティの他のメンバーによって開発されています。モジュールやコードの著作権はそれぞれの開発者が所有していますが、Red Hat® Linux® を構成するモジュールを組み合わせた全体は Red Hat が編成して取りまとめたもので、その著作権は Red Hat が所有しています。Red Hat はこのモジュールを全体として複製、変更、再販を許可しています。通常 Red Hat は、GNU General Public License ("GPL") のバージョン 2 と Red Hat 独自のエンドユーザライセンス契約を適用して、この許可を与えています。GPL に基づいてライセンスされたソフトウェアは「オープンソース・ソフトウェア」ですが、Red Hat はモジュールを全体として、著作権を所有しています。

    Adobe、Adobe のロゴ、Acrobat、Acrobat Capture、および Distiller は Adobe Systems 社の商標または登録商標です。

    Novell および NetWare は Novell 社の商標または登録商標です。

    Open UNIX 8、UnixWare 7、および SCO OpenServer は SCO Group 社の商標または登録商標です。

    その他の商標は各権利所有者の所有によるものです。

    変更変更変更変更本文書の資料は単なる情報として提供されるものであり、予告なく変更される可能性があります。本書の制作に際し正確さを期するために万全の注意を払ってはおりますが、本書中の誤記や情報の抜け、あるいは情報の使用に起因する結果に関して Adaptec 社はいかなる責任も負いません。Adaptec 社は、ユーザに対する事前の約束及び告知無しに製品のデザインを変更する権利を留保します。

    禁止事項禁止事項禁止事項禁止事項本書のどの部分も、著作権者からの事前の書面による許可なくして、電子的、機械的を問わず、複写や記録などいかなる方法やいかなる形による転送や複製、検索システムへの登録を行う事は法律で禁止されています。

  • iii

    目次目次目次目次

    1 はじめにはじめにはじめにはじめに はじめにお読みください 1-1システム要件 1-2

    ドライバとソフトウェアに必要な記憶容量 1-2マザーボードの互換性 1-2SCSI の要件 1-3

    パッケージの内容 1-3Adaptec SCSI RAID コントローラの特徴 1-4ドキュメントについて 1-6Adaptec SCSI RAID Installation CD の使い方 1-6

    ファイルとフォルダ 1-8CD に含まれる製品ドキュメント 1-9正誤表およびリリース ノート 1-9

    Adobe Acrobat Reader のインストール 1-10インストール手順の概要 1-11Adaptec Storage Manager ソフトウェアの概要 1-12安全上のご注意 1-13

    メモ、ご注意、警告 1-14静電気 1-14

    2 コントローラの取り付けコントローラの取り付けコントローラの取り付けコントローラの取り付け SCSI デバイスの設定 2-1

    LVD デバイスと SE デバイス 2-2Narrow SCSI デバイスと Wide SCSI デバイス 2-2チャネル上でのデバイスの混在 2-3SCSI ケーブル 2-4SCSI デバイス ID 2-4SCSI ターミネーション 2-5

    コントローラの取り付け 2-7起動コントローラの決定 2-7

    オペレーティング システムを使用しない RAID 5 の作成 2-9ARC (Adaptec RAID Configuration) ユーティリティの

    使用 2-9Adaptec Bootable CD の使用 2-11

    3 ドライバのインストールドライバのインストールドライバのインストールドライバのインストール ドライバ ディスク 3-2

    CD のサポートについて 3-3ブータブル CD からのドライバ ディスクの作成 3-3

  • iv

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    Windows システムでのドライブ ディスクの作成 3-4新規インストール 3-5Windows 2000 および XP 3-6

    新しいシステムへのドライバのインストール 3-6既存のシステムへのコントローラの追加 3-7

    Windows NT 4.0 3-8新しいシステムへのドライバのインストール 3-8既存のシステムへのコントローラの追加 3-9

    Linux 3-10Red Hat Linux 3-11SuSE Linux 3-13

    Novell NetWare 3-14新しい NetWare 5.1 または 6 サーバへのブート コントローラ用

    ドライバのインストール 3-14既存の NetWare 5.1 または 6 サーバへのドライバの

    インストール 3-16サーバの起動時の NetWare ドライバのロード 3-17

    UNIX 3-18SCO OpenServer 5 3-18UnixWare 7 と OpenUNIX 8 3-20

    4 Adaptec Storage Manager-Browser Edition ののののインストールインストールインストールインストール Adaptec Storage Manager-Browser Edition について 4-1

    ソフトウェア コンポーネント 4-2カスタムまたはコンパクト インストール 4-5

    Adaptec Storage Manager-Browser Edition のインストール 4-6Windows システム 4-6Internet Explorer を使用しているユーザ システムの設定 4-8Netscape Navigator を使用するユーザ システムの設定 4-9Linux システム 4-10UNIX システム 4-11

    A カードおよびモジュールの図解カードおよびモジュールの図解カードおよびモジュールの図解カードおよびモジュールの図解 Adaptec SCSI RAID 2120S A-2Adaptec SCSI RAID 2200S A-3Adaptec ABM-300 バッテリ モジュール A-4

    B 仕様仕様仕様仕様

  • 1-1

    1はじめにこの章の概要この章の概要この章の概要この章の概要

    はじめにお読みくださいはじめにお読みくださいはじめにお読みくださいはじめにお読みください新しい Adaptec SCSI RAID コントローラのインストールを始める前に、この章をお読みください。この章では、本書を読むための重要なポイントを示し、インストール プロセスの概要を説明します。

    はじめにお読みください 1-1

    システム要件 1-2

    パッケージの内容 1-3

    Adaptec SCSI RAID コントローラの特徴 1-4

    ドキュメントについて 1-6

    Adaptec SCSI RAID Installation CD の使い方 1-6

    Adobe Acrobat Reader のインストール 1-10

    インストール手順の概要 1-11

    Adaptec Storage Manager ソフトウェアの概要 1-12

    安全上のご注意 1-13

  • 1-2

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    システム要件システム要件システム要件システム要件この項では、以下のシステム要件について説明します。

    ■ ドライバおよびソフトウェアに必要な記憶容量

    ■ マザーボードの互換性

    ■ SCSI の要件

    ドライバとソフトウェアに必要な記憶容量ドライバとソフトウェアに必要な記憶容量ドライバとソフトウェアに必要な記憶容量ドライバとソフトウェアに必要な記憶容量

    Adaptec ストレージ管理ソフトウェアおよびデバイス ドライバは、最大 20 MB のディスク スペースを必要とします。

    メモメモメモメモ : この情報は、システム リソースを割り当てるための目安です。必要な容量は、今後のリリースで変更される可能性があります。疑問のある場合には、これよりも多くの容量をハードディスク ドライブに割り当てるようにしてください。メモの意味についての詳細は、1-14 ページを参照してください。

    マウス、および SVGA カラー モニタ ( 解像度 800 x 600、16 ビット色以上 ) が必要です。

    マザーボードの互換性マザーボードの互換性マザーボードの互換性マザーボードの互換性

    Adaptec のコントローラを使用するには、マザーボードの BIOS が以下の条件を満たしている必要があります。

    ■ PCI ローカル バス規格 (リビジョン 2.2 以降 ) に準拠していること。

    ■ 多機能デバイス ( その 1 つが PCI ブリッジ) をサポートしていること。

    ■ メモリ マップされた大きなアドレス領域を提供すること。

    マザーボードの互換性、および Adaptec SCSI RAID コントローラと併用した場合の動作を確認済みのマザーボードに関する留意事項については、Adaptec SCSI RAID Installation CD に収録されている「Readme」ファイルを参照してください。

  • 1-3

    はじめにはじめにはじめにはじめに

    SCSI の要件の要件の要件の要件Adaptec SCSI RAID 2120S/2200S コントローラは、Ultra320 SCSI ハードディスク ドライブで動作するように設計されていますが、Ultra 2 以上のすべての SCSI 機器で動作します ( パフォーマンスのレベルは下がります )。Ultra 2 より古い SCSI 機器の使用はお勧めしません。古い機器は、同じチャネルに接続している機器に悪い影響を与え、これらの古い機器を使用することによる固有の距離の制限のために、Ultra 320 チャネルが機能しなくなることがあります。

    SCSI 機器の設定方法と使用方法についての詳細は、2-1 ページの「SCSI デバイスの設定」を参照してください。

    パッケージの内容パッケージの内容パッケージの内容パッケージの内容Adaptec コントローラのパッケージには、次のものが含まれています。

    ■ Adaptec SCSI RAID 2120S/2200S コントローラと、 マルチモード ターミネータ付き内部 LVD SCSI ケーブル 1 本

    ■ ロープロファイル ブラケット

    ■ 保証カード

    ■ Adaptec SCSI RAID Installation CD (RAID 管理ソフトウェア、ドライバ、ドキュメントを含むブータブル CD)

  • 1-4

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    Adaptec SCSI RAID コントローラの特徴コントローラの特徴コントローラの特徴コントローラの特徴Adapec SCSI RAID 2120S/2200S コントローラの特徴を次の表にまとめます。

    Adaptec SCSI RAID コントローラは、以下をサポートしています。

    ■ RAID レベル 0、1、5、マルチレベルの 10、50、および接続ドライブにある使用可能スペースの論理ボリュームへの追加。

    ■ 誤り訂正符号 (ECC) 付きキャッシュメモリ。

    Adaptec2120S

    Adaptec2200S

    PCI バス幅 64 ビット 64 ビット

    PCI バス速度 66 MHz 66 MHz

    キャッシュ ( 標準 ) 64 MB 64 MB

    チャネル 1 2

    チャネルあたりのデバイス数 151

    1 SCSI RAID コントローラは、Ultra 2 から Ultra320 までのハードディスク ドライブとともに、CD ドライブやテープ ドライブなどのハードディスク以外のドライブもサポートします。

    151

    総デバイス数 15 30

    コネクタ数 ( 内部 ) 1 ( 高密度 ) 2 ( 高密度 )

    コネクタ数 ( 外部 ) 1 VHDCI2

    2 VHDCI (Very High Density Connector Interface の略称 )。

    2 VHDCI2

    RAID 0、1、5、10、50、JBOD ○ ○

    シンプル ボリューム ○ ○

    スパン ボリューム ○ ○

    RAID ボリューム ○ ○

    ホット スペア ドライブ ○ ○

    ホット スワップ ドライブ ○ ○

    警告ブザー ○ ○

    バッテリ モジュール オプション ○ ○

  • 1-5

    はじめにはじめにはじめにはじめに

    ■ PCI ローカル バス規格、リビジョン 2.2、PCI クロック速度 66 MHz まで。

    ■ Microsoft Windows® 2000、Windows® NT、Windows® XP、Novell NetWare、SCO OpenServer、OpenUNIX、Red Hat Linux、SuSE Linux。

    ■ ARC (Advanced RAID Configuration) による、オペレーティングに依存しない RAID の作成と管理。

    ■ Adaptec Storage Manager - Browser Edition を使用した、ローカルおよびリモートでの管理、アレイ ステータス、および I/O の表示。

    ■ 障害のあるドライブを自動的に置き換える、インテリジェント ホット スペア。ホット スペアは、特定のアレイに割り当てたり、全体に割り当てることができます。冗長アレイのコンポーネントにドライブ障害が発生した場合、そのコンポーネントはホット スペア上に自動的に再構築されます。

    ■ コントローラのファームウェアのアップグレードを容易にするフラッシュ ROM。

    ■ イベント ロギングおよびイベント メール通知。

    ■ データの完全性を損なわず、RAID のレベルをあるレベルから別なレベルに変えることのできる RAID レベルのマイグレーション。

    ■ Novell NetWare、Windows 2000、Windows NT および Windows XP のみ —NTFS ファイル システムの RAID 0、RAID 10、RAID 5、RAID 50 アレイでの通常動作時におけるオンライン容量拡張 (OCE) および容量追加。詳細は、『Adaptec SCSI RAID ソフトウェア ユーザーズガイド』を参照してください。

    ■ Ultra 2 以上の SCSI ドライブ ( ハードディスク、テープ、CD-ROM、CD-RW、MO ドライブなど ) およびジュークボックス。詳細は、2-3 ページの「チャネル上でのデバイスの混在」を参照してください。

    ■ マルチモード ターミネーション

    ■ SAF-TE (SCSI Accessed Fault-Tolerant Enclosure) および SES (SCSI Enclosure Services) エンクロージャ サポート。

  • 1-6

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    ドキュメントについてドキュメントについてドキュメントについてドキュメントについてAdaptec SCSI RAID コントローラに関するドキュメント一式は、PDF(Portable Document Format) ファイルで電子的に利用できるように CD 内に収録されています。この中には、以下のものが含まれています。

    ■ 『インストール ガイド』 (本書 )— Adaptec SCSI RAID コントローラおよび付属デバイスの構成とインストールに関する情報が記載されています。

    ■ 『Adaptec SCSI RAID ソフトウェア ユーザーズガイド 』— では、ARC、Adaptec Storage Manager -Browser Edition ソフトウェア、コマンドライン ユーティリティ (CLI) の使い方が記載されています。

    ■ 『SCSI RAID ソフトウェア リファレンス ガイド (英語版)』 — CLI、ACU、DOS、AFU で使用できるコマンドが詳しく記載されています。

    Adaptec Storage Manager-Browser Edition には、トピック別のポップアップ ヘルプなど、RAID の作成と管理に関するオンライン ヘルプが用意されています。上記のドキュメントは、Adaptec SCSI RAID Installation CD に収録されています。詳細は、1-9 ページを参照してください。

    Adaptec SCSI RAID Installation CD の使い方の使い方の使い方の使い方Adaptec SCSI RAID Installation CD には、Adaptec SCSI RAID コントローラのインストールとサポートに必要な Adaptec Storage Manager-Browser Edition ソフトウェア、ACU、CLI、デバイス ドライバ、およびドキュメントが含まれています。

    Adaptec RAID Installation CD は、ブータブル ディスクです。コンピュータにオペレーティング システムがインストールされていない場合でも、そのコンピュータがブータブル CD を認識できれば、この CD からコンピュータを起動してアレイを構成することができます。

  • 1-7

    はじめにはじめにはじめにはじめに

    メモメモメモメモ : ブータブル CD をサポートするように設定していない場合は、システム BIOS を変更して、CD ドライブを起動デバイスとして使用するようにしてください。メモの意味についての詳細は、1-14 ページを参照してください。

    コンピュータにオペレーティング システムがインストールされていない場合、Adaptec RAID Installation CD により、コンピュータが起動され、ユーザー インターフェイスを表示し、以下のオプションを提示します。

    ■ ハードウエアを構築・管理するためのユーティリティを開始 —Adaptec Storage Manager-Browser Edition を起動し、RAID を構成してディスク アレイを構築できるようにします。

    ■ OS のインストール /アップデートのためのドライバディスクを作成 — サポートされているオペレーティング システム用のドライバ ディスクを作成できるようにします。

    ■ ドキュメントの表示 — 提供されている製品のドキュメントと、最新のリリース ノートが記載された「Readme」 ファイルの一覧を表示します。ドキュメント名を選択し、OK をクリックして情報を表示します。

    ■ コマンドシェルの起動 (Unix または Linux ユーザ用 )— コマンド シェルを起動すると、別のデバイスをマウントしたり、インストール中に必要なシステム コマンドの入力ができます。

    ■ 再起動 — コンピュータ システムを再起動します。システムは再起動する前に CD を排出しようとします。CD を取り出してください。

    Windows オペレーティング システムを起動し、Adaptec SCSI RAID Installation CD をドライブに挿入すると、自動的に CD の内容が読み取られます ( コンピュータがそのように設定されている場合 )。CD が自動的に読み取られない場合は、ルート ディレクトリから autorun.exe をクリックして CD を読み取らせることができます。CD が読み取られると、以下のオプションが表示されます。

  • 1-8

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    ■ Adaptec Storage Manager - Browser Edition のインストール—Adaptec Storage Manager-Browser Edition ソフトウェアをインストールします。ストレージ管理ソフトウェアのオプションの概要については、1-12 ページの「Adaptec Storage Manager ソフトウェアの概要」 を参照して下さい。

    ■ Adobe Acrobat Reader のインストール —PDF 形式のアダプテック製品のドキュメントを表示するために Adobe Acrobat Reader for Windows をインストールします。CD-ROM には、その他の OS に対応した Acrobat Reader も収録されています。詳細は、1-10 ページの「Adobe Acrobat Reader のインストール」を参照してください。

    ■ リリースノートの表示 — Adaptec SCSI RAID 製品とソフトウェアの最新情報が記載されたリリース ノートを表示します。

    ■ ドキュメントの表示 —CD に収録されている電子文書 (PDF 形式 ) をすばやく参照できます。

    ■ ドライバディスクの作成—サポートされているオペレーティング システム用のドライバ ディスクを作成できるようにします。

    ファイルとフォルダファイルとフォルダファイルとフォルダファイルとフォルダ

    ルート レベルにあるファイルとフォルダを以下に示します。インストール処理中、Adaptec SCSI RAID Installation CD 上のファイルに直接アクセスするよう求められた場合の参考にしてください。

    ■ 実行形式の autorun ファイル —Windows で、CD をドライブに挿入しても自動的に実行されない場合は、autorun.exe をクリックします。

    ■ Readme テキスト ファイル — デバイスの互換性、オペレーティング システムのサポート、およびドライバに関する追加の技術情報が記載されています。

    ■ DOCS フォルダ —PDF 形式のドキュメントが格納されています。

    ■ PACKAGES フォルダ (およびサブフォルダ )—管理ソフトウェアとデバイス ドライバが格納されています。

  • 1-9

    はじめにはじめにはじめにはじめに

    ■ SOURCES フォルダ ( およびサブフォルダ )—GNU General Public License (GPL) 協定の下で開発されたドライバのソース ファイルやその他のコンポーネントが格納されています。

    CD に含まれる製品ドキュメントに含まれる製品ドキュメントに含まれる製品ドキュメントに含まれる製品ドキュメントAdaptec SCSI RAID Installation CD には、以下のドキュメントが収録されています。

    これらのドキュメントは、Acrobat Reader か Acrobat Viewer がコンピュータにインストールされていないと表示できません。詳細は、1-10 ページの「Adobe Acrobat Reader のインストール」をご参照ください。

    また、これらのドキュメントは、アダプテックのホーム ページ http://www.adaptec.co.jp からダウンロードできます。アダプテックのホーム ページから入手できるドキュメントは、CD に収録されているものよりも新しい場合があります。

    正誤表およびリリース正誤表およびリリース正誤表およびリリース正誤表およびリリース ノートノートノートノートインストールを開始する前に、Adaptec コントローラ、ソフトウェア、取扱説明書に関する正誤表とリリース ノートをご覧になってください。これらの情報を参照するには、ドキュメントの表示のリストからリリース ノートを選択するか、CD のルート ディレクトリにある 「Readme」 ファイルをテキスト エディタで開きます。

    ドキュメント名ドキュメント名ドキュメント名ドキュメント名 CD 内の位置内の位置内の位置内の位置

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストール ガイド

    /docs/RAID Install Gd 513217JAvAA.pdf

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールガイド ( 英語版 )

    /docs/RAID Install Gd 513217vAA.pdf

    Adaptec SCSI RAID ソフトウェア ユーザーズガイド

    /docs/ASM SW Gd 513218JAvAA.pdf

    Adaptec SCSI RAID ソフトウェア ユーザーズガイド ( 英語版 )

    /docs/ASM SW Gd 513218vAA.pdf

    Adaptec SCSI RAID ソフトウェア リファレンス ガイド ( 英語版 )

    /docs/RAID SW Gd 513299vAA.pdf

  • 1-10

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    この製品のリリース ノートの最新版が、アダプテックのホーム ページ http://www.adaptec.co.jp に公開されている場合もあります。

    Adobe Acrobat Reader のインストールのインストールのインストールのインストールAdobe Acrobat Reader および Viewer は、Adaptec SCSI RAID Installation CD に収録されています。これらのアプリケーションを使用すると、Adaptec SCSI RAID Installation CD に収録されている PDF (Portable Document Format) ファイルを表示することができます。Acrobat Reader は、アドビシステムズ社のホーム ページから無料でダウンロードすることもできます。詳細は、http://www.adobe.co.jp を参照してください。

    以降で説明するように、Acrobat Reader や Acrobat Viewer の使用方法はオペレーティング システムによって異なります。

    ■ Windows の場合 — Acrobat Reader をインストールするには、適切なオプションを選択します。Autorun が無効になっている場合は、ルートにある Autorun をクリックしてください。

    ■ UNIX の場合 — Acrobat Reader は使用できないため、Acrobat Viewer を使用します。また、2000 年 4 月 11 日にリリースされた Java Runtime Environment 1.1.7B 以降が必要です。Viewer は、Adaptec SCSI RAID Installation CD の /Acrobat Reader の にあります。

    メモメモメモメモ : JVM(Java Virtual Machine) は、http://java.sun.com からすべてのサポートされているプラットフォームをダウンロードできます。詳細は 1-14 ページをご参照ください。

    ■ NetWare の場合 — このオペレーティング システムとすべての DOS 環境では、Acrobat Reader や Acrobat Viewer を使用できません。Acrobat Reader か Acrobat Viewer をサポートしているコンピュータを使用する必要があります。

  • 1-11

    はじめにはじめにはじめにはじめに

    ■ Linux の場合 — Acrobat Reader は、Adaptec SCSI RAID Installation CD の、/packages/Linux/RedHat/apps/adobe にあります。この場所を選択するときには、フル パスを指定するようにしてください。フル パスを指定しないと、この場所を選択できないことがあります。

    インストール手順の概要インストール手順の概要インストール手順の概要インストール手順の概要以降で、コントローラをインストールして設定し、RAID を構成する手順を簡単に説明します。

    1 この章の記載事項をよく読みます。

    2 お持ちのマザーボードが、コントローラと互換性があることを確認します。詳細は、1-2 ページの「マザーボードの互換性」をご参照ください。

    3 Adaptec SCSI RAID Installation CD の特徴と機能を理解します。詳細は、1-6 ページを参照してください。

    4 第 2 章に記載されている手順に従い、Adaptec SCSI RAID コントローラとハードディスク ドライブを取り付けて設定します。既存のシステムをアップグレードして、既存の SCSI ドライブをアレイの一部として使用する場合は、すべてのデータをバックアップします。

    5 アレイからシステムを起動する ( システムを「ブートする」ともいいます ) 場合、ARC(Adaptec RAID Configuration Utility) を使用して起動アレイをセットアップします。また、Adaptec SCSI RAID Installation CD を使用してシステムを起動し、必要なアレイを作成するという方法もあります。詳細については、2-9 ページの「オペレーティング システムを使用しない RAID 5 の作成」または『Adaptec SCSI RAID ソフトウェア ユーザーズガイド』を参照してください。

    6 第 3 章の指示に従って、コントローラのドライバをインストールします。新しいシステムを構築するときには、ドライバをインストールするためにオペレーティング システムもインストールする必要があります。

    第 3 章では、さまざまなケースに応じたドライバのインストール方法を説明します。ドライバをインストールする前に、お使いのシステムにはどの方法が適しているか検討してください。

  • 1-12

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    7 ( この作業は必要に応じて行ってください ) — アドビシステムズ社の Acrobat Reader がコンピュータにインストールされていない場合は、インストールします。Acrobat Reader や Acrobat Viewer のアップグレードが必要なときは、ここでアップグレードします。Adaptec SCSI RAID Installation CD に収録されたドキュメントを表示または印刷するには、Acrobat Reader が必要です。

    8 Adaptec Storage Manager-Browser Edition をインストールします。概要については、1-12 ページの「Adaptec Storage Manager ソフトウェアの概要」を参照してください。インストール手順は、第 4 章を参照してください。

    Adaptec Storage Manager ソフトウェアの概ソフトウェアの概ソフトウェアの概ソフトウェアの概要要要要Adaptec SCSI RAID コントローラには、ストレージ サブシステムを管理するための次のソフトウェアが付属しています。

    ■ Adaptec Storage Manager-Browser Edition— ブラウザ ベースのストレージ管理ソフトウェアです。ネットワークでアレイを管理するために必要な、作成、管理、データ ロギング、メッセージング、リモート コントロールのすべてを実行できます。Adaptec Storage Manager-Browser Edition は、設定方法や使用方法に非常に柔軟性があります ( 詳細は、4-2 ページの「ソフトウェア コンポーネント」を参照 )。アレイは、次のオペレーティングシステムを使用してシステム上で管理できます。

    ■ Windows 2000、Windows NT および Windows XP

    ■ SuSE Linux 7.3 と 8.0、Red Hat Linux 7.2 と 7.3

    ■ SCO UnixWare 7 と OpenServer 5

    ■ Open Unix 8

    ■ Novell NetWare 5.x と 6.x

    Adaptec Storage Manager-Browser Edition の Web サーバは、次のオペレーティング システムにインストールできます。

    ■ Windows 2000、Windows NT および Windows XP

    ■ SuSE Linux 7.3 と 8.0、Red Hat Linux 7.2 と 7.3

  • 1-13

    はじめにはじめにはじめにはじめに

    Adaptec Storage Manager-Browser Edition のクライアントは、Internet Explorer 5.0 以上または Netscape 6.0 以上を使用するシステムにセットアップできます。

    ■ コマンドライン ユーティリティ (CLI )— グラフィカル ユーザ インターフェイス (GUI) が使用できないか望ましくない環境で、Adaptec Storage Manager と同じ機能を提供します。RAIDUTIL では、スクリプトを使用できます。そのため、同様の設定の RAID サブシステムを素早く複製する必要がある場合に、RAID 管理ユーティリティとともに使用すると非常に便利です。詳細は、『Adaptec SCSI RAID ソフトウェア ユーザーズガイド』を参照してください。

    ■ ARC(Adaptec RAID Configuration)— コントローラに組み込まれた BIOS コードの一部です。BIOS の起動中に Ctrl+A を押すと、ARC を起動できます。詳細は、2-7 ページの「起動コントローラの決定」を参照するか、『Adaptec SCSI RAID ソフトウェア ユーザーズガイド』の関連する章を参照してください。

    ■ ACU (Array Configuration Utility) — アレイの作成、構成、管理のために使用する DOS アプリケーションです。

    安全上のご注意安全上のご注意安全上のご注意安全上のご注意電気を使用するデバイスは取り扱いに注意が必要です。安全を確保するために以下の指針に従ってください。

    ■ 作業場所とコンピュータを整然とした環境に保ち、不要なものを周囲に置かないようにします。ゴミや不良配線などの危険要素は極力排除してください。

    ■ システムのキャビネットを開ける前には、電源コードをコンセントから抜きます。

  • 1-14

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    メモ、ご注意、警告メモ、ご注意、警告メモ、ご注意、警告メモ、ご注意、警告

    この『インストール ガイド』では、以下に示すような、メモ、ご注意、警告を使用して重要情報を強調します。

    メモメモメモメモ : 無視しても負傷や、資産の損害、データ損失の心配がない重要情報を強調します。

    ご注意ご注意ご注意ご注意 : 無視すると装置の故障やデータ損失を引き起こす可能性がある重要情報を強調します。

    警告警告警告警告 : 負傷や資産の損害を引き起こす可能性がある危険要素を指摘します。

    静電気静電気静電気静電気

    静電気 (ESD) は人間の日常的な活動に付き物です。ESD は、電荷を保持し、蓄積する物質から放出されます。

    ご注意ご注意ご注意ご注意 : 電子部品の取り扱いを誤ると、ESD による損傷を受け、部品の完全または断続的な故障につながることがあります。コンポーネントを取り外したり交換したりするときは、必ず ESD 予防手順に従ってください。

    ESD による損傷を防止するために、以下の指針に従ってください。

    ■ 手首または足首に帯電防止ストラップを必ず装着し、肌に密着させます。

    ■ ストラップの装置側の端を、塗装されていない金属シャーシの表面に接続します。

    !

    !

  • 1-15

    はじめにはじめにはじめにはじめに

    ■ 帯電防止ストラップを使用できない場合は、金属シャーシに手を触れて体内の静電気を放出させます。

    ■ コンポーネントを取り付けたり取り外したりするときは、イジェクト レバーや専用の取り付けねじを使用し、バス コネクタがバックプレーンやカード スロットに正しく装着されるようにします。これらの装置を使用することによって、誤って外れることが防止できるだけでなく、システムが正しく接地され、バス コネクタが正しく装着されます。

    ■ アダプタ カードを扱うときは、ハンドルや端部以外は触らないようにします。プリント回路基板やコネクタには手を触れないようにします。

    ■ プリント回路基板と衣類を接触させないでください。帯電防止ストラップは、身体の ESD 電圧からコンポーネントを保護するだけです。衣類の ESD 電圧によって損傷を受ける可能性は残っています。

    ■ 取り外したコンポーネントは、帯電防止加工面または帯電防止専用のバッグにボード側を上にして置きます。

    ■ コンポーネントをアダプテックに返送する場合は、すぐに帯電防止用バッグに入れてください。

  • 2-1

    2コントローラの取り付けこの章の概要この章の概要この章の概要この章の概要

    SCSI デバイスの設定デバイスの設定デバイスの設定デバイスの設定Adaptec SCSI RAID 2120S/2200S コントローラ用にデバイスを設定する場合は、以下の作業が必要です。

    ■ SCSI チャネル上にドライブをどのように配置するかを決定します。

    ■ ケーブルを選択します。

    ■ アダプタが必要なデバイスのためにアダプタを用意します。

    ■ ターミネーション機能があるデバイスで必要に応じてターミネーションを設定します。

    ■ システムの起動 ( ブート ) に使用するコントローラを設定します。

    ■ SCSI ID を設定します。

    通常、RAID の構成に使用する各ドライブには、容量とパフォーマンスができるだけ近いものを使用するべきです。

    SCSI デバイスの設定 2-1

    コントローラの取り付け 2-7

    オペレーティング システムを使用しない RAID 5 の作成 2-9

  • 2-2

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    LVD デバイスとデバイスとデバイスとデバイスと SE デバイスデバイスデバイスデバイスUltra 2 以降のドライブの使用をお勧めします。Ultra 2 は、LVD (Low Voltage Differential) 信号を使用した最初の SCSI 仕様で、アレイの作成には LVD デバイスの使用をお勧めします。SE ( シングルエンド ) デバイスも Adaptec SCSI RAID 2120S/2200S コントローラで動作します。ただし、SE SCSI デバイスを接続すると、そのチャネルのすべてのデバイスに対する速度が Ultra SCSI の速度 (20 MHz) 以下に低下します。SE デバイスを使用すると、他にも制限や設定の問題が発生する可能性があります。

    コントローラを使用してアレイを作成する場合は、ハイ パフォーマンスのデバイスをすべて同じチャネルに接続します。詳細は、この章で後述する「チャネル上でのデバイスの混在」の項を参照してください。

    Narrow SCSI デバイスとデバイスとデバイスとデバイスと Wide SCSI デバイスデバイスデバイスデバイスAdaptec SCSI コントローラには、Narrow (8 ビット ) または Wide (16 ビット ) SCSI デバイスの両方を接続することができます。同じ Wide ケーブル上で Narrow デバイスと Wide デバイスを使用する場合は、ターミネータ付きケーブルを使用するか、Wide デバイスのうちどれか 1 つをケーブルの終端に配置します。こうすることで、16 ビットの信号が正確にターミネートされます。詳細は、次の項を参照してください。また、図も参考にしてください。

    メモメモメモメモ : 正しくターミネートするには、付属のケーブルまたはそれと同種のケーブル ( マルチモード ターミネータが組み込まれているもの ) を使用し、このケーブルに接続されているすべてのデバイスでターミネーションを無効にします。LVD デバイスにはターミネーション機能がないため、このタイプのケーブルと併用する必要があります。

    Wide デバイスは、同クラスの Narrow デバイスの 2 倍の速度でデータを転送できます。Wide チャネルには Narrow デバイスとの下位互換性があるため、同じコントローラで両タイプの SCSI デバイスを使用することができます。テープ ドライブや CD ドライブなどの一部の SCSI デバイスでは、今でも Narrow インターフェイスが使用されています。

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    コントローラの取り付けコントローラの取り付けコントローラの取り付けコントローラの取り付け

    チャネル上でのデバイスの混在チャネル上でのデバイスの混在チャネル上でのデバイスの混在チャネル上でのデバイスの混在

    非常に多くのタイプの SCSI デバイスが市販されているため、最新のデバイスを、市販の他のデバイスと混用することも考えられます。たいていの組み合わせは動作しますが、パフォーマンスは低下します。Adaptec Ultra320 RAID コントローラは、Ultra320 ドライブと Ultra320 ケーブルによるアレイ構成に使用するよう設計されています。他のタイプのデバイスやケーブルを Ultra320 デバイスと混在させて使用すると、そのチャネルのパフォーマンスが低下します。

    Adaptec SCSI RAID コントローラは LVD モードまたは SE モードで使用できます。LVD デバイスを最大速度で動作させるには、チャネルに LVD デバイスのみを接続します。LVD デバイスにはターミネーション機能がないため、LVD デバイスで使用するケーブルにはターミネータが付いていなければなりません。同じチャネルに SE モードのみに対応したデバイスを接続すると、LVD デバイスは自動的に SE として接続されます。

    ご注意ご注意ご注意ご注意 : HVD (High Voltage Differential) インターフェイスの従来の SCSI-2 デバイスは、Adaptec SCSI RAID コントローラでは使用しないでください。コントローラの故障につながります。

    Ultra 2 デバイスを使用すると、パフォーマンスが大幅に低下します。Ultra320 デバイスと他の LVD デバイスを同じチャネルに接続した場合、各 LVD デバイスの最大転送速度はそのデバイスの本来の速度に制限されますが、Ultra320 デバイスのパフォーマンスには通常は影響しません。

    LVD インターフェイスのハードディスク ドライブ以外の SCSI デバイス (SE) をシステムに接続する必要がある場合は、別の SCSI コントローラに接続するか、RAID コントローラの、アレイが使用していないチャネルに接続する方法をお勧めします。SE デバイスを接続すると、同じチャネルに接続されているすべてのデバイスの転送速度が制限されるためです。また、SE 仕様では、使用できる接続ケーブルの長さは、転送速度によって最大 1.5 m または 3 m までになります。したがって、システムが LVD モードで動作し、SE よりも新しいバージョンの SCSI で使用できる長いケーブルを使用している場合は、ケーブルの長さの制限により、動作中のシステムに SE デバイスを追加しても機能しない場合があります。

    !

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    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    SCSI ケーブルケーブルケーブルケーブルUltra320 SCSI デバイスと、Ultra 320 での使用を見込んで設計されている高品質の LVD SCSI ケーブルの使用をお勧めします。U320 での使用を目的としていないケーブルを使用すると、システムに悪影響を与える可能性があります。

    SCSI デバイスデバイスデバイスデバイス IDSCSI の仕様では、SCSI チャネルに最大 16 台のデバイス ( そのうちの 1 つはコントローラ ) を接続できます。Narrow SCSI デバイスは最大 8 台までのデバイスをサポートし、各デバイスごとに適切なコンバータを使用して接続できます。Narrow デバイスはほとんどが SE であることに注意してください。

    コントローラも含めて、すべての SCSI デバイスにはユニークな SCSI ID を割り当てなければなりません。通常、SCSI ID は周辺装置のジャンパまたはスイッチで設定します。SCSI ID は、8 ビット SCSI デバイスの場合は 0 ~ 7、Wide SCSI デバイスの場合は 0 ~ 15 の任意の番号を割り当てることができます。

    Adaptec SCSI RAID コントローラで使用するデバイスは LVD Wide デバイスでなければならないため、各デバイスの SCSI ID は 0 ~ 15 のユニークな番号になります。Adaptec RAID コントローラは、工場出荷時に ID 7 に設定されています ( ほとんどの SCSI コントローラは ID 7 を使用します )。同じコントローラで SCSI ID の重複が許されるのは、同じ ID を使用するデバイスがコントローラの別のチャネルに接続されている場合だけです。

    SCSI エンクロージャで 80 ピン SCA コネクタ付きの SCSI ドライブを使用する場合、一般にドライブの ID はドライブの挿入時に自動的に割り当てられます。このようなエンクロージャでドライブを使用するときは、エンクロージャで必要なければ、ID を設定する必要はありません。詳細については、エンクロージャに付属のドキュメントを参照してください。

    Adaptec RAID コントローラの ID を 0 ~ 7 の任意の ID に変更することができます。コントローラの SCSI ID を変更するには、ARC を使ってください。

    メモメモメモメモ : コントローラ ID の変更がシステムの動作に必須でない限り、SCSI ID 7 を割り当てたままにしておいてください。

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    コントローラの取り付けコントローラの取り付けコントローラの取り付けコントローラの取り付け

    SCSI ターミネーションターミネーションターミネーションターミネーションSCSI デバイスで使用するチャネルを正しくターミネートすることは、システムを適切に動作させる上で非常に重要です。ターミネーションの基本概念は以下のとおりです。

    ■ システムを最大速度で動作させるには、Ultra320 の動作が保証されている SCSI ケーブルを使用します。

    メモメモメモメモ : Adaptec SCSI RAID2120S/2200S コントローラに付属のケーブルには、一方の終端にマルチモード ターミネータが付いています。ターミネータは、ケーブルの、コントローラに接続する側とは反対の終端にあります。このケーブルに接続されているデバイスはターミネートしないでください。このケーブルのように、Ultra320 用の SCSI ケーブルにはマルチモード ターミネータが付いています。

    ■ SCSI ケーブルの物理的な終端にあるデバイスでターミネーションを有効にします ( 上記のメモを参照 )。コントローラが、SCSI ケーブルの一方の終端にあれば、コントローラのそのチャネルのターミネーションはオンのままにします。そのチャネルに、内部ケーブル、外部ケーブルとターミネータが接続されている場合にのみ、コントローラのターミネーションはオフにします。何の機器もターミネータも接続されていないチャネルに接続するケーブルは、システムの起動前にコントローラから取り外してください。

    ■ 1 つのコントローラで複数の SCSI チャネルを使用している場合は (Adaptec SCSI RAID 2200S で可能 )、各チャネルごとにターミネートします。

    Adaptec SCSI RAID コントローラの SCSI ターミネーションは ARC を使用して設定します。コントローラのターミネーションは、2 つの設定が可能です。

    設定設定設定設定 機能機能機能機能

    Auto ( 初期値 ) ほとんどのケーブル接続状況で使用します。

    Disabled コントローラのターミネーションを無条件で無効にします。

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    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    下図に、さまざまな SCSI ケーブルの接続例を示します。すべてのチャネルは Wide の場合のものです。

    例に示すように SCSI デバイスをターミネートします。ケーブルをターミネートするか、ケーブルの末端のデバイスをターミネートし、中間にあるデバイスはターミネートしません。ケーブルを 1 本だけ接続する場合はその一方の終端がコントローラになるため、コントローラのターミネーションが auto に設定されている必要があります。

    メモメモメモメモ : マルチチャネル RAID アダプタで使用する各チャネルは、その構成に合わせてそれぞれターミネートしなければなりません。

    T = ターミネート

    内部内部内部内部 Wide SCSI

    T

    T

    T

    外部外部外部外部Wide SCSI Wide SCSI

    内部内部内部内部Wide SCSI

    外部外部外部外部

    T

    T

    T

    Narrow デバイスを使用する場合は、Wide から Narrow への変換ア

    付属のケーブルのようなマルチモード ターミネータが組み込まれているケーブルを使用する場合は、コントローラのターミネーションを auto として設定します ( そのチャネルで内部と外部の両方のコネクタを使用する場合を除く )。

    ダプタを使用して接続します。SE または他の低速のデバイスを使用する場合は、Narrow デバイスと一緒に同じチャネルに接続します。

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    コントローラの取り付けコントローラの取り付けコントローラの取り付けコントローラの取り付け

    コントローラの取り付けコントローラの取り付けコントローラの取り付けコントローラの取り付けコントローラをシステム キャビネットに取り付けるには、次の手順に従ってください。

    1 必要に応じて、コントローラに付属のキットで提供されているロープロファイル ブラケットをシステムに取り付けます。

    2 コンピュータのディスク アクセス LED のケーブルを、コントローラの適切なコネクタに接続します。使用するコントローラ モデルのコネクタの位置については、付録 A を参照してください。

    LED ケーブルのプラス側のリード線 ( 通常は赤い導線または赤のストライプの導線 ) をピン 1 に接続し、マイナス側のリード線 ( 通常は黒い導線 ) をピン 2 に接続します。

    3 ここで、内部ドライブのケーブルを接続します。

    4 使用可能な 32 ビットまたは 64 ビット PCI バス スロットにコントローラを取り付け、システムに付属するねじで、コントローラのブラケットをホスト システムのキャビネットに固定します。

    5 外部ケーブルをコントローラに接続します。

    起動コントローラの決定起動コントローラの決定起動コントローラの決定起動コントローラの決定

    Adaptec SCSI RAID 2120S/2200S は、工場出荷時に起動コントローラとして設定されています。コントローラの工場出荷時の設定とシステムの BIOS Setup では通常、マザーボードに接続されているハードディスク ドライブか、コントローラに接続されているドライブまたはアレイからインストールと起動を行うことができます。

    マザーボードに接続されているハードディスク ドライブにオペレーティング システムがインストールされており、Adaptec SCSI RAID 2120S/2200S から別のオペレーティング システムを起動する場合にのみ、システムの BIOS 設定を修正する必要があります。

    この場合は、システムの BIOS Setup を実行して Hard disk - boot sequence を見つけます。Adaptec SCSI RAID 2120S/2200S をリストの一番上に移動させます。

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    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    コントローラのセットアップコントローラのセットアップコントローラのセットアップコントローラのセットアップ

    コントローラのセットアップでは、以下の操作を実行します。

    1 Adaptec というメッセージが表示された時点で Ctrl+A を押して、Adaptec RAID Configuration ユーティリティを実行します。

    2 Disk Utilities メニュー項目を使用して、そのシステムで使用可能なドライブとして表示されるドライブを調べます。ドライブがすべて表示されていないと思われる場合は、システムの電源を切り、ハードウェアの接続を点検します。

    3 SCSISelect Utility メニュー項目を使用して、コントローラとドライブのハードウェア構成を調べます。

    すべての周辺機器とコントローラが表示されていることを確認します。表示されていないデバイスがある場合は、ユーティリティを終了し、ハードウェアの接続を確認します。

    4 起動デバイスをアレイにする場合は、ここでそのアレイを作成します。後で他のアレイを作成および変更することができます。詳細は、2-9 ページの「オペレーティング システムを使用しない RAID 5 の作成」を参照してください。

    5 Configuration ユーティリティを終了します。

    新規作成または変更したアレイの構築が始まります。大規模なアレイの場合、clear オプションを使用すると、この処理に数時間かかることがあります。Build with Verify オプションを使用すると、構築処理の最中にそのシステムで別のアクティビティを実行できます。初期化が完了するまで、アレイのパフォーマンスは低下します。

    Quick (Quick init) オプションを使用すると、新しいアレイを作成終了後すぐに使用できますが、RAID 5 または RAID 50 の書き込みパフォーマンスは低下します。これは、そのアレイに対して Verify with Fix が実行されていない場合にのみ当てはまります。

    RAID の構築が終了すると、起動アレイへの OS のインストールが続行されます。

  • 2-9

    コントローラの取り付けコントローラの取り付けコントローラの取り付けコントローラの取り付け

    オペレーティングオペレーティングオペレーティングオペレーティング システムを使用しないシステムを使用しないシステムを使用しないシステムを使用しない RAID 5 の作成の作成の作成の作成この項では、Adaptec SCSI RAID 2200S コントローラのチャネル 0 に、最少の 3 台のドライブを接続した RAID 5 システムをクイック インストールする方法を説明します。詳細な説明や、途中のオプションのパラメータや選択については詳しく記述しません。詳細は、CD に収録されている『Adaptec SCSI RAID ソフトウェア ユーザーズガイド』を参照してください。

    また、このクイック インストールでは、コントローラ カードとドライブの取り付けが終了していることを前提として、2 通りのインストール方法を紹介します。1 つは、コントローラ カードに内蔵されている ARC ユーティリティを使用します。ARC を使用してアレイを構成する場合は、システムにキーボードとディスプレイが必要です。

    もう 1 つの方法は、CD を使用して、CD のブート機能により RAID 5 を構成します。この方法は、管理システムでキーボード、マウス、ディスプレイを使用して直接行うこともできます。

    ARC (Adaptec RAID Configuration) ユーティリティの使用ユーティリティの使用ユーティリティの使用ユーティリティの使用1 システムを、起動または再起動します。ディスプレイに

    Adaptec SCSI RAID コントローラの起動中であることを知らせる「Adaptec SCSI RAID . . .」で始まる文字列が表示されたら、CTRL-A を押します。

    2 青い背景の画面に、Adaptec 2xx0S RAID Controller SCSISelect Utility というタイトルが表示されます。初期値で Array Configuration Utility がハイライト表示されるので、Enter を押します。

    メモメモメモメモ : Adaptec SCSI RAID 2120S/2200S ファミリのコントローラが複数取り付けられている場合は、画面にはまず、存在するすべてのコントローラが表示されます。使用するコントローラを選んで Enter を押して、このステップの画面を出してください。

    3 Array Configuration Utility 画面が表示されます。キーボードの矢印キーを使用して Initialize Drives をハイライト表示し、Enter を押します。

  • 2-10

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    メモメモメモメモ : アレイに使用している全てのドライブまたはボリュームは初期化しなければなりません。

    4 もう 1 度矢印キーを使用して、RAID 5 で使用するドライブをハイライト表示します。希望のドライブがハイライト表示されたら Insert を押します。ディスプレイの右側のボックスに、選択したドライブが表示されます。対象の 3 つのドライブが右側に表示されたら、Enter を押して操作を続行します。

    5 赤い警告ボックスが表示されます。Y キーと Enter を続けて押して、操作を続行します。選択したドライブが、システムによって初期化されます ( 数秒間かかります )。

    6 Array Configuration Utility 画面が再度表示されます。キーボードの矢印キーを使用して Create Array をハイライト表示し、Enter を押します。

    7 手順 4 と同様に、矢印キーを使用して RAID 5 のドライブをハイライト表示し、希望のドライブがハイライト表示されたら Insert を押します。対象の 3 つのドライブが右側に表示されたら、Enter を押して操作を続行します。

    8 次の画面では、ほとんど初期値を使用します ( 初期値がハイライト表示された状態で Enter を押します )。以下の選択と入力を行います。

    表示されるプロパティ行表示されるプロパティ行表示されるプロパティ行表示されるプロパティ行 入力または選択入力または選択入力または選択入力または選択

    Array Type RAID 5 を選択し、Enter を押します。

    Array Label 入力フィールドに適切な名前を入力し、Enter を押します。

    Array Size Enter を押します。もう 1 度 Enter を押して、ドライブ サイズの単位の初期値 (GB) を使用します。

    Stripe Size Enter を押します。

    Read Caching Enter を押します。

    Write Caching Enter を押します。

    Create RAID via Enter を押します。

    [Done] Enter を押します。

  • 2-11

    コントローラの取り付けコントローラの取り付けコントローラの取り付けコントローラの取り付け

    Creating Array ウィンドウが短い時間表示されます。Enter を押してアレイの構成を続行します。

    メモメモメモメモ : アレイはすぐに使用可能になりますが、構築処理は続いているため、終了するまでパフォーマンスに影響があります。

    9 Exit Utility ウィンドウが表示されるまで、ESC を押します。Yes をハイライト表示し、Enter を押します。システムが再起動します。オペレーティング システムをロードする必要がある場合は、そのオペレーティング システムの通常のインストール手順を使用して RAID 5 上にロードできます (RAID 5 は単一ドライブとみなされます )。

    10 オペレーティング システムをインストールしたら、そのオペレーティング システムをサポートするために、Adaptec SCSI RAID コントローラ カード用の適切なドライバをロードする必要があります。

    Adaptec Bootable CD の使用の使用の使用の使用1 CD を挿入してシステムを起動します。

    メモメモメモメモ : 場合によっては、システムの起動時に、システムの BIOS 設定に入って CD からの起動を有効にする必要があります。また、このシステムが入力機器を表示せずに動作するように設定されている場合は、他にも設定が必要になることがあります。

    2 Language 画面で適切な言語を選択し、Enter を押します。ライセンス画面の情報を読み、もう 1 度 Enter を押します。

    3 数秒後に アダプテック ブータブル CD メインメニュー が表示されます。ハードウェアを構築・管理するためのユーティリティを開始をクリックします。

    4 Mozilla ブラウザが起動し、Adaptec Storage Manager-Browser Edition が開始されます。

    5 Storage Manager 画面が表示されたら、画面の左側に表示されているドライブ アイコンの横の をクリックします。ドライブ アイコンは、1 行に 1 つずつ縦に並んで表示されます。

  • 2-12

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    6 画面の右側にある Create ボタンをクリックします。表示が拡張されて黄色い Create 領域が表示され、Step 1/3 が開始されます。

    7 Step 1/3 で、RAID 5 ボタンをクリックしてから Next をクリックします。

    8 Step 2/3 で、画面の左側にある、RAID 5 に使用する 3 台のドライブをクリックします。選択した各ドライブにチェック マークが表示されます。Next をクリックします。

    9 Step 3/3 で、作成する RAID 5 に割り当てる名前を入力して Finish をクリックします。

    ポップアップ ウィンドウが表示され、システムがハードウェア内にアレイを作成中であることが通知されます。ポップアップ ウィンドウが消えると、ディスプレイが更新されます。作成した RAID 5 が、5 の付いたダイナミック アイコンとしてディスプレイの右側に表示されます。アレイをすぐに使用することもできますが、新しいアレイにオペレーティング システムをインストールする場合は特に、アレイの構築が終了してからシステムを再起動することをお勧めします。

    続行できる状態になったら、アクティブなブラウザである Mozilla ウィンドウを閉じ、メイン メニューに戻ります。必要に応じて、操作を続行する前に他のドキュメントを確認してください。

    再起動をクリックしてシステムを再起動します。CD がイジェクトされたら、CD を取り出します。

    これで、システムを通常どおりに使用できるようになりました。3 ドライブの RAID 5 が 1 つの論理ドライブとして機能します。このドライブにオペレーティング システムをインストールしたり、他のディスク ドライブと同じように RAID 5 を使用することができます。

  • 3-1

    3ドライバのインストールこの章の概要この章の概要この章の概要この章の概要

    この章では、コントローラ用ドライバのインストールについて、いくつかのケースをご紹介します。はじめに、ドライバ ディスクを作成します。このドライバ ディスクは、次の項で説明する手順で必要になります。次に、お使いのシステム環境に適したオペレーティング システムとインストール方法を確認し、そのインストール手順と関連する説明をよく読んでから、インストールを開始してください。

    ドライバ ディスク 3-2

    新規インストール 3-5

    Windows 2000 および XP 3-6

    Windows NT 4.0 3-8

    Linux 3-10

    Novell NetWare 3-14

    UNIX 3-18

  • 3-2

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    ドライバドライバドライバドライバ ディスクディスクディスクディスクAdaptec SCSI RAID コントローラを正しく動作させるには、コントローラを取り付けたすべてのシステムに、そのコントローラ用の適切なドライバをインストールしておく必要があります。

    メモメモメモメモ : Adaptec Storage Manager-Browser Edition を使用してアレイの作成や管理を行う場合は、管理システムとして機能しないシステムにはドライバをインストールする必要はありません。

    ドライバがフロッピー ディスクで提供されているとインストールが容易になります。このドライバ ディスクはコントローラに付属の CD から簡単に作成できます。ドライバ ディスクを作成する 2 種類の方法を以下のページで説明します。1 つ目の方法は、システムを CD から起動します。新しいシステムを構築する場合や、このドライバのインストールを開始するときにシステムが実行中ではない場合、または Windows 以外のシステムをお使いの場合にお勧めします。

    すでに実行中のシステムに新しいドライバを追加する場合は、CD からの起動が望ましくないことがあります。このような状況でドライバ ディスクを作成するには、実行中のシステム ( この方法は Windows システムで有効なものですので、Windows 以外の場合は別のシステムを使用してください ) に CD を挿入して、次のページの指示に従います。

    メモメモメモメモ : Linux システム用のドライバ ディスクを作成する場合は、i386、i586、i686、および Athlon の 4 種類のプロセッサ タイプが作成できます。システムに搭載されたプロセッサをサポートするドライバを使用します。

    ドライバ 386 486 P1 P2 P3 P4 K-6 Athlon

    i386 x x

    i586 x x

    i686 x x x

    Athlon x

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    ドライバのインストールドライバのインストールドライバのインストールドライバのインストール

    CD のサポートについてのサポートについてのサポートについてのサポートについてこのキットの一部として付属しているコントローラ カードに CD-ROM 読み取りデバイスが接続されている場合は、コントローラの BIOS を、CD-ROM 読み取りデバイスが機能するように設定する必要があります。カードをこのような用途に設定するには、以下の手順に従います。

    1 システムの起動中にコントローラ カードのメッセージが画面に表示されたら、CTRL-A を押します。

    2 最初の SCSI Select Utility ウィンドウが表示されたら、SCSI Select Utility の行をクリックします。

    3 Controller Configuation をクリックします。

    4 キーボードの矢印キーを使用してカーソルを CD-ROM Boot Support、Removable Media Devices Support の順にポイントします。これらの行が Enabled になっていない場合は、Enabled にします。

    5 Esc などを押し、再起動のためのウィンドウが表示されるまで戻り、システムを再起動させます。

    ブータブルブータブルブータブルブータブル CD からのドライバからのドライバからのドライバからのドライバ ディスクの作成ディスクの作成ディスクの作成ディスクの作成以下の手順は、Windows、Novell、SCO Unix、Linux 用のディスクを作成する場合を対象としています。ドライバ ディスクを作成するには、以下の手順に従います。

    1 システム BIOS が CD-ROM ドライブから起動するように設定されていることを確認します。詳細は、お使いのシステムの取扱説明書を参照してください。コントローラに付属している CD を挿入し、システムを CD から起動します。アダプテック メインメニューが表示されるまで、画面の指示に従って、必要に応じて質問に答えながら操作を進めます。

    2 メインメニュー から OS をインストール アップデートするためのドライバディスクの作成をクリックします。

    3 作成するドライバ ディスクの種類を確認する場合は、この章の別の場所で説明しているインストールの種類を参照してください。希望のドライバ ディスクのタイプをクリックし、OK をクリックします。

  • 3-4

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    4 ディスクを挿入して OK をクリックするよう求めるメッセージが画面に表示されたら、そのメッセージに従います。ディスクがフォーマットされ、必要に応じてファイル システムの書き込みが行われ、適切な情報が書き込まれます。完了すると、OK ボタンがもう 1 つ画面に表示されます。

    5 フロッピー ディスクを取り出して、OK をクリックします。作成済みのドライバ ディスクであることを示すラベルを貼ります。

    作成したディスクは、この章で後述するインストールで使用しますので保管しておいてください。

    Windows システムでのドライブシステムでのドライブシステムでのドライブシステムでのドライブ ディスクの作成ディスクの作成ディスクの作成ディスクの作成Windows システムで CD を使用してドライバ ディスクを作成するには、CD-ROM ドライブに CD を挿入します。

    1 メニューが表示されたら、ドライバディスクの作成をクリックします。

    2 希望のオペレーティング システムを表す番号を入力し、Enter を押します。

    3 表示される指示に従います。ドライバ ディスクのフォーマットを選択した場合はフォーマットが行われ、ドライバ ディスクに情報がコピーされます。

    4 ドライバ ディスクを取り出して、ドライバ ディスクというラベルを貼り、サポート対象のオペレーティング システムを記入します。

  • 3-5

    ドライバのインストールドライバのインストールドライバのインストールドライバのインストール

    新規インストール新規インストール新規インストール新規インストールサポートされているオペレーティング システムのいずれかを新規にインストールする場合は、そのオペレーティング システムをアレイにインストールできます ( それが望ましくない場合もインストールは可能です )。冗長アレイを使用する場合、ドライブに障害が発生してもシステムは停止しないため、システムが強固なものになります。

    このようなインストールを行うには、いずれの場合も、オペレーティング システムをインストールする前に冗長アレイを作成する必要があります。冗長アレイを作成する場合、Adaptec SCSI RAID コントローラでは、Adaptec CD を使用してシステムを起動 (「ブート」ともいいます ) する方法と、コントローラのオンボード ファームウェアに組み込まれているツールを使用する方法の 2 通りの方法が可能です。

    このケースに適用する RAID タイプについては、本書では説明していません。簡単な表を以下に示しますので、必要な場合は参考にしてください。詳細は、各種 RAID タイプの相対的なパフォーマンスと望ましい特性について解説している資料を参照してください。

    RAID タイプタイプタイプタイプ

    最少最少最少最少ドライブ数ドライブ数ドライブ数ドライブ数

    説明説明説明説明

    0 2 冗長性なし。冗長性による保護を望む場合は、RAID 0 を使用しないでください。

    1 2 のみ 書き込みと読み取りが高速 ( 構成するドライブの転送速度と同じ )。

    5 3 構成するドライブと比較して、読み取り速度は同程度、書き込み速度は遅い。

    10 4 2 の倍数 ( 最低 4 台 ) のドライブが必要。RAID 0 の速度と、RAID 1 の冗長性による保護が提供される。

    50 6 最低 6 つのドライブが必要。RAID 10 よりも大きなドライブ利用効率が得られる。

  • 3-6

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    Windows 2000 およびおよびおよびおよび XP以下の項では、Adaptec SCSI RAID 2120S/2200S コントローラを Windows 2000 および Windows XP システムにインストールする手順を説明します。この項では、次のようなケースでのインストールについて説明します。

    ■ 3-6 ページの「新しいシステムへのドライバのインストール」

    ■ 3-7 ページの「既存のシステムへのコントローラの追加」

    新しいシステムへのドライバのインストール新しいシステムへのドライバのインストール新しいシステムへのドライバのインストール新しいシステムへのドライバのインストール

    Adaptec SCSI RAID コントローラを、オペレーティング システムがインストールされていない新しいシステムにインストールします。

    ドライバをインストールするには、次の手順に従います。

    1 第 2 章に記載されている手順に従い、コントローラとハードディスク ドライブを取り付けて設定します。

    2 システムを起動し、Ctrl-A を押して BIOS ベースの Configuration Utility を起動します。Configuration Utility を使用して、Windows をインストールする RAID アレイおよび論理ドライブを作成します。詳細は、2-9 ページの「オペレーティング システムを使用しない RAID 5 の作成」をご参照ください。

    3 アレイの構築が完了したら、システムを再起動します。再起動する際に、Windows 2000 または XP のセットアップ CD を挿入して Windows のインストールを開始します。

    4 Windows のインストールを開始すると、ハードウェア検出のメッセージが表示された後に青い背景に白い文字の画面が表示されます。他社製ドライバのインストールを求められたら、F6を押します。

  • 3-7

    ドライバのインストールドライバのインストールドライバのインストールドライバのインストール

    メモメモメモメモ : F6 キーは 5 秒以内に押す必要があります。F6 キーの機能がアクティブな間は、画面下部にプロンプトが表示されます。このときに F6 キーを押さなかった場合は、インストール プログラムを再実行して、インストールを完了する必要があります。Windows をインストールしても、ドライバがインストールされるまで、コントローラとアレイは認識されません。

    5 ドライバ ディスケットを挿入し、ドライバのインストールを求めるメッセージが表示されるまで待ちます。ドライバがフロッピー ディスクにあることを指定するために、S を押して、Enter を押します。インストール プロセスがディスクを読み取り、適切なドライバを探します。

    6 Adaptec SCSI RAID ドライバが検出されたら、Enter を押します。画面に表示される指示に従ってインストールを完了します。

    既存のシステムへのコントローラの追加既存のシステムへのコントローラの追加既存のシステムへのコントローラの追加既存のシステムへのコントローラの追加

    Adaptec SCSI RAID 2120S/2200S コントローラを Windows 2000 または XP がすでにインストールされているシステムに追加します。

    ドライバをインストールするには、次の手順に従います。

    1 第 2 章に記載されている手順に従い、コントローラとハードディスク ドライブを取り付けて設定します。

    2 Windows を起動します。Windows の新しいハードウェアの検出ウィザードが表示され、コントローラ ドライバが検索されます。

    3 この章の最初に作成したドライバ ディスクを挿入します。コピー元としてディスク ドライブを選択し、次へをクリックします。ドライバは、インストール CD にもあるので、インストール CD を挿入して、Windows にドライバを探させることもできます。Windows は、複数のドライバを探し出すので、使用しているオペレーティングシステムに適したものを選んでください。

    4 続いて表示される 2 つの画面で次へをクリックし、画面の指示に従ってコントローラのインストールを完了します。

  • 3-8

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    5 ドライバ ディスクを取り出し、システムを再起動します。

    Windows NT 4.0Windows NT 4.0 を使用しているシステムにドライバをインストールするときには、次のようなケースが考えられます。

    ■ 3-8 ページの「新しいシステムへのドライバのインストール」

    ■ 3-9 ページの「既存のシステムへのコントローラの追加」

    新しいシステムへのドライバのインストール新しいシステムへのドライバのインストール新しいシステムへのドライバのインストール新しいシステムへのドライバのインストール

    ここでは、新しいシステムに Adaptec SCSI RAID コントローラと Windows NT 4.0 をインストールする方法を説明します。

    メモメモメモメモ : Windows NT と他のオペレーティング システムをデュアル インストール ( 共存 ) する場合は、Windows NT をインストールする前に、他のオペレーティング システムをインストールしてください。

    ドライバをインストールするには、次の手順に従います。

    1 第 2 章に記載されている手順に従い、Adaptec SCSI RAID コントローラとハードディスク ドライブを取り付けて設定します。

    2 システムを起動し、Ctrl-A を押して BIOS ベースの Configuration Utility を起動します。Configuration Utility を使用して、Windows をインストールする RAID アレイおよび論理ドライブを作成します。詳細は、2-9 ページの「オペレーティング システムを使用しない RAID 5 の作成」をご参照ください。

    3 アレイの構築が完了したら、システムを再起動します。再起動する際に、Windows NT のセットアップ CD を挿入して Windows のインストールを開始します。

    4 Windows のインストールを開始すると、ハードウェア検出のメッセージが表示された後に青い背景に白い文字の画面が表示されます。F6 を押します。このときに F6 を押さなかった場合は、システムを再起動する必要があります。

  • 3-9

    ドライバのインストールドライバのインストールドライバのインストールドライバのインストール

    メモメモメモメモ : F6 キーは 5 秒以内に押す必要があります。このときに F6 キーを押さなかった場合は、インストール プログラムを再実行して、インストールを完了する必要があります。Windows は、ドライバなしで、コントローラやアレイを認識することはできません。

    5 この章の最初に作成したドライバ ディスクを挿入します。ドライバがフロッピー ディスクにあることを指定するために、S を押して、Enter を押します。インストール プロセスがディスクを読み取り、適切なドライバを探します。

    6 Adaptec SCSI RAID ドライバが検出されたら、Enter を押します。画面に表示される指示に従ってインストールを完了します。

    既存のシステムへのコントローラの追加既存のシステムへのコントローラの追加既存のシステムへのコントローラの追加既存のシステムへのコントローラの追加

    Adaptec SCSI RAID コントローラを既存の Windows NT システムに追加します。

    ドライバをインストールするには、次の手順に従います。

    1 コントローラを追加したり、システムをシャットダウンする前に、コントロール パネルを開きます。SCSI アダプタ アイコンをダブルクリックします。次に、ドライバタブを選択し、追加をクリックします。

    2 この章の最初に作成したドライバ ディスクを挿入してから、ディスク使用 をクリックします。ドライバは、インストール CD にもあるので、インストール CD を挿入して、Windows にドライバを探させることもできます。/packages/Windows_NT に ドライバのフォルダがあります。

    3 Adaptec SCSI RAID 2xx0S Controller を選択します。

    4 ドライバがロードされたら、システムをシャットダウンします。

    5 Adaptec SCSI RAID コントローラを取り付けます。インストールについての詳細は、第 2 章をご参照ください。

    6 システムを起動します。

  • 3-10

    Adaptec SCSI RAID 2120/2200S インストールインストールインストールインストール ガイドガイドガイドガイド

    7 既存のコントローラを取り外したら、そのコントローラのドライバも削除してください。ドライバを削除するには、コントロール パネルを開いて SCSI アダプタ アイコンをクリックし、古いドライバを選択して削除をクリックします。

    LinuxAdaptec SCSI RAID コントローラは、Red Hat 7.2 と 7.3、および SuSE 7.3 と 8.0 をサポートしています。

    メモメモメモメモ : Adaptec のホーム ページには、Linux のサポートに関する最新情報が掲載されており、ドライバのソースをダウンロードできます。URL は次のとおりです。http://linux.adaptec.com

    既存の既存の既存の既存の Linux システムへのドライバのインストールシステムへのドライバのインストールシステムへのドライバのインストールシステムへのドライバのインストール

    Adaptec SCSI RAID Installation CD には、コンパイル済みのモジュール ドライバとストレージ管理ソフトウェアが RPM (Red Hat Package Manager) 形式で収録されています。最新情報は、http://linux.adaptec.com にアクセスしてください。

    2.0 ドライバ RPM には、次のカーネル用のコンパイル済みモジュール ドライバが含まれています。

    メモメモメモメモ : カーネルのバージョンがリストされていない場合は、ドライバは既にエンベッドされているかもしれません。ドライバが利用できない場合には、カスタム ドライバを作成する必要があります。

    製造元製造元製造元製造元 バージョンバージョンバージョンバージョン カーネルのカーネルのカーネルのカーネルのバージョンバージョンバージョンバージョン

    Red Hat 7.3 2.4.18-3

    7.2 2.4.9-11

    SuSE 8.0 2.4.18

    7.3 2.4.10

  • 3-11

    ドライバのインストールドライバのインストールドライバのインストールドライバのインストール

    サポートする Linux システムにドライバを追加するには、以下の手順に従ってください。

    1 CD-ROM ドライブがマウントされていることを確認して、RPM ドライバをインストールします。次のように入力します。

    rpm -Uvh /packages/Linux/driver_package/aacraid-0.9.10-27D.i386.rpm

    2 fdisk と mkfs を実行して、全ての新しいドライブのマウントポイントを作ます。

    Red Hat Linux

    メモメモメモメモ : Linux システムに Adaptec SCS