-
リアルタイムOSの内部構造ASP3 シミュレーター演習環境の構築
名古屋大学大学院 情報学研究科附属組込みシステム研究センター
1
-
目次
2
１．Virtual Box (仮想環境)
の準備・WindowsやMacの環境で、Ubuntuをまだインストールしていない場合は、こちらから環境構築してください
２．ASP3 シミュレーター演習環境の構築・すでに、Ubuntu環境がある場合は、ここから環境構築してください
-
１．Virtual Box (仮想環境) の準備 （Ubuntu 18.04 LTS）
3
-
VirtualBoxのダウンロード・インストール
4
①公式サイトを開く （https://www.virtualbox.org/）②Downloadのボタンをクリック
③OSごとに、リンクを選択 ・Windows → Windows hosts ・Mac OS → OS X hosts
④ダウンロードしたインストーラーを開く →「Next」「Yes」「Install」を選択していく
⑤Virtual Boxを開く →右のように表示されれば インストール完了
https://www.virtualbox.org/
-
VirtualBox の設定①仮想マシンの作成 ・VirtualBoxを開き、「新規」をクリック ・名前：Ubuntu
18.04、タイプ：Linux、バージョン：Ubuntu(64bit) を指定し、「次へ」をクリック ・メモリサイズ：1024MB以上を指定し「次へ」をクリック ・「仮想ハードディスクを作成する」を選択し、「作成」をクリック
4096MB 程度あるとよいです
5
-
VirtualBox
の設定②仮想ハードディスクの作成 ・「VDI」を選択し、「次へ」をクリック ・「固定サイズ」を選択し、「次へ」をクリック ・10GB以上のサイズを指定し、「作成」をクリック
③設定完了 ・右のように表示されれば 設定完了
6
-
Ubuntu 18.04 のダウンロード①Ubuntu 18.04
のダウンロード ・公式サイトを開く（http://www.releases.ubuntu.com/bionic/） ・「64-bit
PC (AMD64) desktop image」をダウンロード (1.93GB)
②VirtualBox で読み込む ・VirtualBoxを開き、「起動」をクリック ・
のマークをクリック ・「追加」をクリック ・ダウンロードしたファイル を選択 ・「選択」,「起動」を選択
7
http://www.releases.ubuntu.com/bionic/
-
Ubuntu 18.04 のインストール①Ubuntu 18.04
のインストール ・左から「日本語」を選択 →「Ubuntuをインストール」をクリック ・「日本語」「日本語」を選択 →「続ける」をクリック ・「通常のインストール」を選択 ・「ディスクを削除して…」を選択 ・各種情報を入力して、インストール
うまく進まない場合「設定」からメモリを増やしたり、ビデオメモリを増やしてみてください。
8
-
Ubuntu 18.04
のインストール②再起動し、準備完了・右のような画面が表示されれば完了です・あとは、適宜必要なファイルを入れてください
③画面サイズの変更・デバイス設定・デバイス＞Guest Additions
CDイメージの挿入 →https://qiita.com/ryotaro76/items/d9a72d50d9dacfe9939c・再起動後、表示＞仮想スクリーン１＞ で画面サイズを変更できます・デバイス＞ドラッグアンドドロップ＞双方向 に設定・デバイス＞クリップボードの共有＞双方向 に設定
★動作が重い場合・以下のサイトを参考に設定 →https://hodalog.com/virtualbox-setting/
9
https://qiita.com/ryotaro76/items/d9a72d50d9dacfe9939chttps://hodalog.com/virtualbox-setting/
-
２．ASP3 シミュレーター演習環境の構築
10
-
演習用ファイルをコピー①演習用ファイルのコピー ・「rtos.zip」はこちらからダウンロード ・「rtos.zip」をドラッグアンドドロップ
・「rtos.zip」をダブルクリックで解凍 ・中身を「ホーム」フォルダに移動する →右図のような状態に
②ターミナルを開く ・「ホーム」フォルダ内で 右クリックし「端末で開く」
※ファイルがコピーできない場合UbuntuのFirefoxから、webにアクセス
11
https://nuss.nagoya-u.ac.jp/s/Rikd8HDz2E9wLAG
-
演習環境のインストール①必要なツールをインストール
→その後に、Ubuntuインストール時に設定したパスワードを入力
→「続行しますか？[Y/N]」とでたら、「y」を入力しEnter (以下同様)
②QEMU 本体のバイナリをダウンロードして展開
sudo apt update
sudo apt upgrade
sudo apt install libpixman-1-0 libjpeg-dev
sudo apt install wget ruby build-essential gcc-arm-none-eabi
gdb-multiarch
wget
https://github.com/toppers/qemu_zynq/releases/download/v2.12.0-toppers/qemu-system-arm.zipunzip
qemu-system-arm.zipchmod +x qemu-system-arm
この部分をターミナルにコピペしてください
12
-
演習環境のインストール③qemu-system-arm
にパスを通す ・qemu-system-armを「~/bin」にコピー
・「~/.bashrc」を編集し、「export PATH=~/bin/:$PATH」を追加
→テキストエディタが開く →「↓」キーで一番下に移動 → を追加 →「Ctrl」+「x」を押す →「y」を押す →「Enter」を押す
mkdir ~/bin
nano ~/.bashrc
export PATH=~/bin/:$PATH
cp qemu-system-arm ~/bin
-
ビルド・実行（Sample1の例）①sample1 をビルドする
②さらにターミナルを追加で開く（ファイル＞New Window）
③-1 QEMUを実行（必ず先に） ③-2 デバッガを実行
cd ./asp3_3.5/target/zybo_z7_gcc/xilinx_sdk/sample1
make
cd ./asp3_3.5/target/zybo_z7_gcc/xilinx_sdk/sample1
cd ./asp3_3.5/target/zybo_z7_gcc/xilinx_sdk/sample1
make runqd make gdb＜gdbのコマンド＞ c ：実行再開 b ：ブレークポイントを置く list
：ファイル表示 stpi ：命令ステップ
ターゲットへの接続、リセット、プログラムのロードが行われる「Ctrl」+「c」で実行中止実行しなおす場合は、「exit」して再び「make
gdb」
14
-
プロジェクト★各プロジェクトは、以下のディレクトリにあります ./asp3_3.5/target/zybo_z7_gcc/xilinx_sdk/sample1 ./asp3_3.5/target/zybo_z7_gcc/xilinx_sdk/slp_wup ./asp3_3.5/target/zybo_z7_gcc/xilinx_sdk/sem
15
