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MURATA MACHINERY, LTD. 技術統括室 2006年4月11日 改定1:2006年8月17日 改定2:2007年3月14日 改訂3:2010年6月30日 AutoCAD運用マニュアル(機械設計編) 照査 作成 承認 L&A 技術統括室 '07.3.13 竹内 L&A 技術統括室 '07. 3.15 小林(豊)

AutoCAD運用マニュアル(機械設計編) MACHINERY, LTD. 技術統括室 2006年4月11日 改定1:2006年8月17日 改定2:2007年3月14日 改訂3:2010年6月30日

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MURATA MACHINERY, LTD.

技術統括室

2006年4月11日改定1:2006年8月17日改定2:2007年3月14日改訂3:2010年6月30日

AutoCAD運用マニュアル(機械設計編)

照査 作成承認

L&A 技術統括室

'07.3.13

竹内

L&A 技術統括室

'07. 3.15小林(豊)

MURATA MACHINERY, LTD.

目 次

尺度の概念(図枠)

尺度の概念(ページ設定管理)

表題欄および補材表

普通寸法公差指示

異尺図面の作成方法

既存図面(CADRAから変換したファイル)の流用

CADRAデータの自動変換後の拡張子について

機械図面保管システム概要

MURATA MACHINERY, LTD.

尺度の概念(図枠)

【画面イメージ・考え方】【画面イメージ・考え方】

【操作手順】

①図枠上の任意の点をダブルクリック表題欄ではない②表題欄付の図面枠ダイアログボックスで尺度を変更ドロップダウンリストにない場合は入力③[OK]ボタンをクリック

この操作により・図枠サイズ調整・寸法スタイル調整・テキストスタイル調整(高さ指定入力のみ)・線種尺度(一点鎖線ピッチ等)調整・図面範囲調整が自動的に行われます。

尺度の変更をした場合は必ず次ページのページ設定管理も変更すること。

【操作手順】

①図枠上の任意の点をダブルクリック表題欄ではない②表題欄付の図面枠ダイアログボックスで尺度を変更ドロップダウンリストにない場合は入力③[OK]ボタンをクリック

この操作により・図枠サイズ調整・寸法スタイル調整・テキストスタイル調整(高さ指定入力のみ)・線種尺度(一点鎖線ピッチ等)調整・図面範囲調整が自動的に行われます。

尺度の変更をした場合は必ず次ページのページ設定管理も変更すること。

【概要】尺度が1:1以外の図面の作成方法【概要】尺度が1:1以外の図面の作成方法

MURATA MACHINERY, LTD.

尺度の概念(ページ設定管理)

【画面イメージ・考え方】【画面イメージ・考え方】

【操作手順】

①メニューバー【ファイル】-「ページ設定」もしくはモデルシートタグ上で右クリック-「ページ設定管理」を選択②ページ設定ダイアログボックスで「モデル」を選択し、[修正]ボタンをクリック③ページ設定-モデルダイアログボックスで印刷尺度を設定し、[OK]ボタンをクリック

印刷設定「印刷-モデルダイアログボックス」で設定してもページ設定には反映されないので注意!

詳しくは、AutoCAD Mechanical操作マニュアル【12項 印刷】を参照

【操作手順】

①メニューバー【ファイル】-「ページ設定」もしくはモデルシートタグ上で右クリック-「ページ設定管理」を選択②ページ設定ダイアログボックスで「モデル」を選択し、[修正]ボタンをクリック③ページ設定-モデルダイアログボックスで印刷尺度を設定し、[OK]ボタンをクリック

印刷設定「印刷-モデルダイアログボックス」で設定してもページ設定には反映されないので注意!

詳しくは、AutoCAD Mechanical操作マニュアル【12項 印刷】を参照

【概要】尺度が1:1以外の図面のページ設定方法

【概要】尺度が1:1以外の図面のページ設定方法

MURATA MACHINERY, LTD.

表題欄および補材表

【画面イメージ・考え方】【画面イメージ・考え方】

【操作手順】

①表題欄上の任意の点をダブルクリック②表題欄の項目を変更ダイアログボックスで必要事項を記入作成者以降の項目に関しては[次へ]ボタンをクリック③[OK]ボタンをクリック

長いテキストは自動的に枠内にフィットされます。ただし、マルチ品番はダイアログボックスでは記入できませんので、テキストで直接入力して下さい。

④メニューバー【挿入】-「ライブラリ」で挿入された補材表の任意の点をダブルクリック⑤拡張属性編集ダイアログボックスで必要事項を記入⑥ [OK]ボタンをクリック

長いテキストはフィットされないので、テキストで直接入力もしくは拡張属性編集-文字オプションで幅係数を変更して下さい。

表題欄、補材表ともに直接入力されたテキストは製品情報管理システムにはわたりません。

【操作手順】

①表題欄上の任意の点をダブルクリック②表題欄の項目を変更ダイアログボックスで必要事項を記入作成者以降の項目に関しては[次へ]ボタンをクリック③[OK]ボタンをクリック

長いテキストは自動的に枠内にフィットされます。ただし、マルチ品番はダイアログボックスでは記入できませんので、テキストで直接入力して下さい。

④メニューバー【挿入】-「ライブラリ」で挿入された補材表の任意の点をダブルクリック⑤拡張属性編集ダイアログボックスで必要事項を記入⑥ [OK]ボタンをクリック

長いテキストはフィットされないので、テキストで直接入力もしくは拡張属性編集-文字オプションで幅係数を変更して下さい。

表題欄、補材表ともに直接入力されたテキストは製品情報管理システムにはわたりません。

【概要】表題欄および補材表の入力

【概要】表題欄および補材表の入力

MURATA MACHINERY, LTD.

普通寸法公差指示

【画面イメージ・考え方】【画面イメージ・考え方】

【操作手順】AutoCAD用の図枠にはデフォルトで普通寸法公差指示をしていません。

①メニューバー【挿入】-「ライブラリ」を実行②ライブラリダイアログボックスの注記フォルダより普通寸法公差指示をダブルクリック③図枠上に挿入

楕円の挿入基点は左下に設定しています。

【操作手順】AutoCAD用の図枠にはデフォルトで普通寸法公差指示をしていません。

①メニューバー【挿入】-「ライブラリ」を実行②ライブラリダイアログボックスの注記フォルダより普通寸法公差指示をダブルクリック③図枠上に挿入

楕円の挿入基点は左下に設定しています。

【概要】普通寸法公差の指示をする

【概要】普通寸法公差の指示をする

MURATA MACHINERY, LTD.

異尺図面の作成方法

【画面イメージ・考え方】【画面イメージ・考え方】

【操作手順】

「詳細図」コマンドを使用し、モデル空間で異尺図面を表現する。レイアウト空間は使用しない。

①モデル空間の図枠外に詳細図を書きたいオブジェクトを1:1で作図②メニューバー【設計】-「詳細図」を実行③詳細図JISダイアログボックスで必要事項を設定する④[OK]ボタンをクリック⑤図枠内に配置する

詳しくは、AutoCAD Mechanical操作マニュアル【11項 尺度の概念】を参照

【操作手順】

「詳細図」コマンドを使用し、モデル空間で異尺図面を表現する。レイアウト空間は使用しない。

①モデル空間の図枠外に詳細図を書きたいオブジェクトを1:1で作図②メニューバー【設計】-「詳細図」を実行③詳細図JISダイアログボックスで必要事項を設定する④[OK]ボタンをクリック⑤図枠内に配置する

詳しくは、AutoCAD Mechanical操作マニュアル【11項 尺度の概念】を参照

【概要】単一尺度で表せない異尺図面の作成

【概要】単一尺度で表せない異尺図面の作成

MURATA MACHINERY, LTD.

既存図面(CADRAから変換したファイル)の流用

【画面イメージ・考え方】【画面イメージ・考え方】

【操作手順】

①変換されたDWGファイルを開き、図枠内のオブジェクトをコピーする②AutoCAD用の新規図枠を開き、図枠内にペーストする③変換によって化けてしまった箇所は必ず修正する

新規図面を登録する際、AutoCAD用の図枠でないと登録できない仕様になっています。変換後のファイルを直接編集しても登録できません。

【操作手順】

①変換されたDWGファイルを開き、図枠内のオブジェクトをコピーする②AutoCAD用の新規図枠を開き、図枠内にペーストする③変換によって化けてしまった箇所は必ず修正する

新規図面を登録する際、AutoCAD用の図枠でないと登録できない仕様になっています。変換後のファイルを直接編集しても登録できません。

【概要】CADRAで作成されDWGに変換された図面を流用して新規図面を作成

【概要】CADRAで作成されDWGに変換された図面を流用して新規図面を作成

MURATA MACHINERY, LTD.

CADRAデータの自動変換後の拡張子について

【画面イメージ・考え方】【画面イメージ・考え方】

【操作手順】

①DWGCADRAデータのPVビューの尺度を正としてDWGデータに変換しています。ただし、詳細図に関しては尺度対応できてません。②DXF全オブジェクトに関して1:1以外の尺度対応できていません。

尺度対応できていないとは?例えばCADRAでビューの尺度が1:2で書かれた長さ100の線分は変換後のDWGデータでも寸法は100と表示されているが、AutoCAD上で再度寸法を測ると50になったりする1:1以外の図面に関しては必ずAutoCAD上で尺度変更を行ってから流用してください。

【操作手順】

①DWGCADRAデータのPVビューの尺度を正としてDWGデータに変換しています。ただし、詳細図に関しては尺度対応できてません。②DXF全オブジェクトに関して1:1以外の尺度対応できていません。

尺度対応できていないとは?例えばCADRAでビューの尺度が1:2で書かれた長さ100の線分は変換後のDWGデータでも寸法は100と表示されているが、AutoCAD上で再度寸法を測ると50になったりする1:1以外の図面に関しては必ずAutoCAD上で尺度変更を行ってから流用してください。

【概要】図面検索、製品情報管理システムでCADRAデータの自動変換後のデータの拡張子の表示について

【概要】図面検索、製品情報管理システムでCADRAデータの自動変換後のデータの拡張子の表示について

DWG、DXFの2種類がある

DWG:尺度対応OK

DXF:尺度対応不可

MURATA MACHINERY, LTD.

機械図面保管システム概要

○機械図面保管システムとは

機械図面保管システムとは、機械図面(品番9桁目(レベル)が「0」「1」「4」「5」「6」)を専用登録ソフトを用いて登録処理を行うためのシステムになります。

処理能力:100品番/時間,最大20MB/1ファイル

設計者

自動登録処理

AutoCAD登録

(DWG⇒PDF)

自動登録処理

CADRA登録

(CAD⇒PDF)

自動登録処理

PDF登録処理状況DB

機械図面保管システム(図面管理)

完了通知

製品情報管理システム(BOM)

品番マスタ

品番DB

図面サーバ

製品情報管理システムから図面をダウンロードする流れ

登録済ファイルの

確認(専用画面)

エラーファイルの

確認(専用画面)

処理状況の

確認(専用画面)

不要ファイルの

削除(専用画面)

登録ソフト

MURATA MACHINERY, LTD.

機械図面保管システム概要

○対象ファイル

対象ファイルは、下記3種類の拡張子で作成された機械図面(品番9桁目(レベル)が「0」「1」「4」「5」「6」)

DWG:AutoCADファイル

※保存形式は「AutoCAD Mechanical 2006図面/AutoCAD 2004図面」のみ

※ファイルを作成したCADバージョンは不問

CAD:CADRAファイル

PDF:PDFファイル

※HiCADデータは対象外なので、PDF化し、PDFファイルとして登録してください

【ファイル名称:12桁】 ※AutoCADレイアウト空間対応ファイルは別項参照

■1,2桁目:図面機種

■3桁目:標準/特殊区分

■4~8桁目

<標準の場合>

■4,5桁目:機構

■6,7桁目:各機構毎の連番

■8桁目:類似品分類

<SPの場合>

■4桁目:機構

■5,6桁目:各機構毎の連番

■7,8桁目:客先No

⑫① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪

■9桁目:レベル

■10桁目:変更

■11桁目:予備(枚図)

枚図がない場合は「_」(アンダーバー)

■12桁目:図面サイズ

.dwg.cad.pdf

MURATA MACHINERY, LTD.

機械図面保管システム概要

○登録時のエラーチェック

機械図面保管システムではファイル登録時に以下のエラーチェックを実施しています

○外部参照が設定外部参照エラー

○○品番9桁目が「0」「1」「4」「5」「6」以外品番レベルエラー

○図面尺度と印刷尺度が不一致尺度エラー

○2006Mechanical形式/2004形式以外で保存バージョンエラー

○○○品番が既にデータベースに登録済み重複エラー

○○○ファイル名が不正品番エラー

○用紙サイズがISOA1~A4以外用紙サイズと図枠サイズが不一致

用紙サイズエラー

○印刷領域が「図面範囲」「レイアウト」以外印刷領域エラー

プリンタ/プロッタエラー

項目

DWG登録 CAD登録

プリンタ/プロッタに「なし」以外が設定

PDF登録詳細

MURATA MACHINERY, LTD.

機械図面保管システム概要

○レイアウト空間対応ファイル

配置図(品番9桁目(レベル):「0」「1」)に限り、レイアウト空間を使用したDWGファイルを登録することができます

【ファイルイメージ】

PDFDWG

<1枚目>

PDFDWG

<2枚目>

PDFDWG

<3枚目>

PDFDWG

<1枚目>

PDF PDF

<2枚目> <3枚目>

モデル空間

のみで対応

レイアウト空間

で対応

MURATA MACHINERY, LTD.

機械図面保管システム概要

【ファイル名称:12桁】

機械図面番号の9桁 + シリアルNo

■1,2桁目:図面機種

■3桁目:標準/特殊区分

■4~8桁目

<標準の場合>

■4,5桁目:機構

■6,7桁目:各機構毎の連番

■8桁目:類似品分類

<SPの場合>

■4桁目:機構

■5,6桁目:各機構毎の連番

■7,8桁目:客先No

■9桁目:レベル(“0”or”1”)

■10桁目:_(アンダーバー)

■11,12桁目:改定(連番)

⑫① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪

機械図面番号

のルールと同様

MURATA MACHINERY, LTD.

機械図面保管システム概要

【シート名称:11桁】

機械図面番号の11桁

※ファイル名称の9桁と関連する11桁のシート名称を処理対象とします

ファイル名称:PB3TA1090_00.dwg

シート名称:モデル

シート名称:PB3TA109000

シート名称:PB3TA109001

シート名称:PB3TA109002

シート名称:レイアウト1

:処理対象シート

:処理対象外シート

MURATA MACHINERY, LTD.

機械図面保管システム概要

【DWG⇒PDF変換】

1つのDWGファイルより複数のPDFファイルが作成されます

PB3TA109001.pdf PB3TA109002.pdf PB3TA109003.pdf

PDFファイル名称:品番

PDFファイル作成に失敗した場合は、DWGデータ単位で“登録不可”となります

“PB3TA109001”

“PB3TA109002”

“PB3TA109003”“モデル”

“レイアウト”

PB3TA1090_00.dwg

【図面削除】

ファイル名称:A_00.dwg ,シート名称:A01,A02の場合

12345_A01.pdf

12346_A02.pdf

12345_A01.pdf

PDF名称

A01

マルチ元

12345_A.dwg

12345_A.dwg

12345_A.dwg

ファイル名称

12345A01

―B

12346A02

SEQ_NO品番

← マルチ図面登録

①品番「A01」「A02」のいずれかを削除する場合は、必ず3品番「A01」「A02」「B」がセットで自動削除される

②品番「B」(マルチ登録された従属品番)を削除する場合は単独で削除できる

【図枠登録】

レイアウト空間対応ファイルは図枠登録を行いません

MURATA MACHINERY, LTD.

機械図面保管システム概要

【レイアウト空間対応ファイル登録時の注意点】

●同一DWGファイル内のどれか1シート(1品番)だけ改訂する場合、同一DWGファイルの他シート(品番に変更のない他品番)も全て削除してから、改訂されない品番も含めて全て再登録してください

例)PB3TA109002のみPB3TA109012へ改訂する場合

“PB3TA109001”

“PB3TA109002”

“PB3TA109003”

“モデル”

PB3TA1090_00.dwg

“PB3TA109001”

“PB3TA109012”

“PB3TA109003”

“モデル”

PB3TA1090_01.dwg

PB3TA109001.pdf PB3TA109002.pdf PB3TA109003.pdf PB3TA109001.pdf PB3TA109012.pdf PB3TA109003.pdf

※再作成 ※新規作成 ※再作成

●レイアウト空間への図枠の配置は、挿入基点(0,0)で配置してください。

レイアウト空間に表示されている一点鎖線(プロッタなし指定時の印刷基準)に図枠原点を合わせてください

※一点鎖線内に図枠が収まらない、背景から図枠がはみ出すのはプロッタ設定が“なし”になっているからであり、図面登録(PDF作成)に支障をきたすものではありません