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AWS Account Billing ユーザーガイド Version 2.0

AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

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Page 1: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

AWS Account BillingユーザーガイドVersion 20

AWS Account Billing ユーザーガイドCopyright copy 2013 Amazon Web Services Inc andor its affiliates All rights reserved

Abstract

AWS Account Billing では料金支払い方法と明細の受け取り方法を確認できますまたAWS料金を監視できる機能も用意されています

The following are trademarks of Amazon Web Services Inc Amazon Amazon Web Services Design AWS Amazon CloudFrontCloudfront Amazon DevPay DynamoDB ElastiCache Amazon EC2 Amazon Elastic Compute Cloud AmazonGlacier Kindle KindleFire AWS Marketplace Design Mechanical Turk Amazon Redshift Amazon Route 53 Amazon S3 Amazon VPC In additionAmazoncom graphics logos page headers button icons scripts and service names are trademarks or trade dress of Amazon inthe US andor other countries Amazons trademarks and trade dress may not be used in connection with any product or service thatis not Amazons in any manner that is likely to cause confusion among customers or in any manner that disparages or discreditsAmazon

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AWS Account Billing ユーザーガイド

AWS Account Billing とは 1Account Billing の操作 3請求に関するご質問がある場合 5AWS 無料利用枠について 6AWS アカウント 8アカウント情報の追加と編集 9毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示 11プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 14請求明細レポートをオンにする 16請求明細レポートで使用量を理解する 18コスト配分とタグ付け 21

毎月のコスト配分レポートの設定 26請求明細レポートフィールドのリファレンス 28一括請求で複数のアカウントの料金を支払う 35一括請求アカウントファミリーの作成と編集 40混合レートについて 43AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール 49Account Billing の権限リファレンス 51Account Billing アラートと通知で請求額を監視 53ドキュメント履歴 54

Version 203

AWS Account Billing ユーザーガイド

AWS Account Billing とは

Abstract

AWS Account Billing は AWS 請求書を支払い受け取る方法を設定しAWS を効率よく使用できるように AWS コストを追跡およびモニタリングするツールを提供します

Topicsbull AWS アカウント情報の管理 (p 1)bull AWS からのサービスへの支払い (p 2)bull AWS コストと使用量のレポート (p 2)bull 単一の請求書に複数のアカウントを統合する (p 2)bull Account Billing 情報の保護 (p 2)bull AWS 経費の監視 (p 3)bull Account Billing の操作 (p 3)bull 請求に関するご質問がある場合 (p 5)bull AWS 無料利用枠について (p 6)

AWS Account Billing ユーザーガイドへようこそAWS Account Billing ではAWS 請求書を支払い受け取る方法について基本的な情報を設定しますまたAWS Account Billing は AWS を効率よく使用できるようにAWS コストを追跡およびモニタリングするために使用するツールを提供します

AWS アカウント情報の管理AWS にサインアップすると最初のステップとして AWS アカウントを作成しますこれは指定するEメールアドレスを使って命名されますこのアカウントを使用してAWSにサインインするとAWSで実行するすべてのサービスおよびAWSに提供するすべての情報にアクセス権があります言い換えればAWSアカウントはLinux システムのルートアカウントまたはWindowsシステムの管理者アカウントに対応していますこれは非常に強力なアカウントであり他の人とアカウント名やパスワードを共有したりAWS の日々の作業でこのアカウントを使用したりしないようにしてください

代わりにAWS Identity and Access Management サービスを使用してAWS アカウントでユーザーを作成する必要がありますルートのような権限で最初に作成するユーザーがAWS サービスの管理に使用するユーザーになります

Version 201

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS アカウント情報の管理

IAMの仕組みや組織の他の人がユーザー名とパスワードを使用してAWSを利用できるようにし必要なもののみにアクセス権を与えるためにこれを使用する方法の詳細についてはIAMの概念IAMを使用するの IAM のベストプラクティスのトピックを参照してください

Account Billing ではAWS のルートアカウントの所有者はそのアカウントで作成された IAM ユーザーで発生したすべての使用量に対して責任を負います

AWS からのサービスへの支払いAWS 使用量の支払いにはAWS はサインアップ時にお客様が入力するクレジットカードに課金します毎月の請求書はクレジットカードへの課金が AWS 使用量からどのように発生するかを示します

AWS コストと使用量のレポートAccount Billingコンソールで全体的にコストをモニタリングしたりレポートを使用してコストを追跡したりすることができます

AWS は Account Billing コンソールの [Bills] ページに料金を投稿します毎月末にこのページから請求書の PDF コピーをダウンロードすることもできます詳細については月額料金の表示 (p 11)を参照してください

さらに指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに AWS が請求明細レポートを発行するよう指定できます時間または月一括請求ファミリーの各AWSアカウント製品または製品のリソース自分で定義するタグによってコストを分類してレポートを表示できますAWSは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日に数回バケットにレポートを発行します

含まれる料金を生成するAWSリソースを示すようにこれらのレポートをカスタマイズできますまたタグによって記載されるビジネスディメンションによりレポートを集計するために使用できるAWS リソースのタグを作成できます

AWS請求明細レポートに含まれるデータを使用して組織は自分でカスタマイズしたソリューションまたはサードパーティのレポートおよび分析ツールで経費の可視化を行えます

請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) トピックではこれらのレポートおよび AWS 料金についての理解を深められるように設定する方法について説明します

単一の請求書に複数のアカウントを統合するAWS プラットフォームは小規模で開始するか単一のウェブサイトプロジェクトから地理的に遠方に配置された複数のプロジェクトの作業を支える企業まであらゆるサイズの組織に対処できるように設計されています組織が大規模の場合または成長が見込まれる場合一括請求を使用し組織の構造を反映する複数の AWS アカウントを設定する可能性があります

複数のAWSアカウントを設定する場合アカウントごとに請求書(つまり支払いアカウントとしての機能)を受信するようにできますまた一括請求機能を使用し1つの支払いアカウントに複数の連結アカウントを統合できます一括請求は会計を簡単にし多くのAWSサービスに対してさらに安い料金階層を利用できるようにしますただし一括請求はアカウント管理機能ではありません

詳細については一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)を参照してください

Account Billing 情報の保護AWS Identity and AccessManagementサービスを使用しAccount Billingコンソールの[Account Activity]ページに対するアクセスを許可および拒否することができます詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 202

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS からのサービスへの支払い

AWS 経費の監視Amazon CloudWatch を使用しAWS 経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにアラームを作成できますこの機能を使用するにはAccountBillingアラートと通知で請求額を監視(p 53)トピックに記載されたように請求アラートをオンにします

Account Billing の操作Abstract

アカウントおよび請求に関するよくある質問請求の取得方法支払い方法使用量の表示方法料金の表示方法アカウントの開設方法アカウントの閉鎖方法

Topicsbull アカウントを作成するにはどうすればよいですか (p 3)bull 請求書が送付されるのはいつですか (p 4)bull 支払い方法を教えてください (p 4)bull AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか (p 4)bull 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか (p 4)bull 請求について質問するにはどうすればよいですか (p 4)bull 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか (p 4)bull 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法 (p 5)bull アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか (p 5)bull アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法 (p 5)bull アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか (p 5)bull アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか (p 6)

アカウントを作成するにはどうすればよいですかAWS アカウントを作成するにはhttpawsamazoncom でアマゾンウェブサービスのホームページを開いて[Sign Up] をクリックします画面上の指示に従ってくださいサインアップのプロセス中に請求および連絡先の情報を入力しますアマゾンウェブサービス(AWS)は無料利用枠を使用するアカウントを作成するだけであってもクレジットカード情報の入力も必要です

AWS アカウントを作成したらAWS Identity and Access Management(IAM)を使用してグループとユーザーを作成しそのうち1つのユーザーについてはAWSサービスの操作に必要な管理権限を自分用に割り当てる必要がありますIAM ではAWS リソースへのアクセスに必要な権限およびアクセス権を他のユーザーに付与するために必要な権限を自在に設定できます(デフォルトではAWS アカウントには Linux のルートアカウントまたはWindows の管理者アカウント同様すべての権限が与えられていますこのアカウントのセキュリティ認証情報を共有することこのアカウントを日々の業務に使用することは絶対に避けてください)

IAM で管理グループを作成する方法についてはIAM を使用するのコンソールを使用して管理グループを作成するを参照してください

Amazoncomのアカウントで使用しているアカウント認証情報(Eメールアドレスやパスワード)はAWS には使用しないでくださいさらにAWS を業務で使用するのであれば私的な E メールアカウントを使用して AWS アカウントを作成するのは避けてください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 203

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 経費の監視

請求書が送付されるのはいつですかAWS Account Billing は毎月末の午前 0 時に請求期間を締めて請求額を計算しますほとんどの請求書は月の 3 日目の会計日までにダウンロードできるように準備されます請求書は Account Billingコンソールの [Bills] ページでダウンロードできます

Note

別途記載のない限りAccount Billing ではグリニッジ標準時(GMT)を使用します

支払い方法を教えてください毎月の使用料金はAWSへのご登録時にご指定いただいたクレジットカードに請求されますクレジットカード情報はAccount Billingコンソールの [Payment Methods]ページで確認および更新できます支払いに別のクレジットカードを指定することもできます

AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですかAWS Account Billing では請求情報の他にAWS の利用状況(使用している AWS 製品その使用時間ストレージとの上り下りのデータ転送量ストレージの平均使用容量など)についても詳細レポートを提供していますこれらのレポートはその明細項目を月単位または時間単位で合計するよう選択することもできます

またこれらのレポートは AWS 料金をリソース単位で表すようにも設定できますさらに一部のAWS 製品ではコスト配分タグを使用してレポートをカスタマイズすることもできます

請求明細レポートの表示方法選択方法については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

コスト配分タグを使用してレポートをカスタマイズする方法についてはコスト配分とタグ付け(p 21)を参照してください

現在の料金を表示するにはどうすればよいですかAccount Billingコンソールの [Account Activity] ページで月の現在の料金をいつでも表示できますさらに[Dashboard] ページでは今月の支出が表示されます

請求について質問するにはどうすればよいですか請求書について質問がある場合請求に関するご質問がある場合 (p 5) トピックに示される方法の 1つを使用して AWS Support にお問い合わせくださいビジネスレベルおよびエンタープライズレベルのサポートをご利用のお客様はIAM ユーザーに AWS Support へのアクセス権を付与できます

他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですかAWS Account Billing と AWS Identity and Access Management は連携してアカウント所有者がアカウントアクティビティまたは請求明細レポートを参照する権限を持つユーザーをコントロールできるようにします詳細についてはAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 204

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の操作

単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法AWS Account Billing には一括請求と呼ばれる機能があり組織が AWS アカウントを連結アカウントの関連するセットに属するアクティビティの支払いアカウントとして指定できます詳細については一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) トピックを参照してください

アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですかAWS製品の使用に対する月額がお客様が設定したしきい値に到達した場合アラートを作成およびメールを送信するためにAmazon CloudWatch を使用できます請求アラートの作成に関する詳細についてはAmazonCloudWatch開発者ガイドのMonitor Your EstimatedCharges Using AmazonCloudWatchトピックを参照してください

アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法請求明細レポートの受信を選択した場合Amazon S3 アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を使用してアプリケーションからアクセスできるAmazonSimpleStorageServiceバケットを作成することもできますさらに請求明細レポートはCSV(カンマ区切り値)形式で提供されMicrosoft Excel または Apache OpenOffice Calc などのスプレッドシートソフトウェアで開くことができます

この機能はProgrammatic Access としても知られています

アプリケーションに請求情報をインポートする方法の詳細については動作の仕組み請求明細レポート (p 15)を参照してください

アカウント情報を更新するにはどうすればよいですかアカウント情報の追加と編集 (p 9) のトピックはAWS アカウントの情報を更新する方法について説明します

アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですかAWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください

請求に関するご質問がある場合Abstract

まだアカウントや請求に関する質問がありますアカウントの閉鎖リソースのシャットダウンサービスのキャンセルを考えていますが方法を教えてくださいAWS サポートにお問い合わせください追加料金は発生しません

Topicsbull AWS サポートへのお問い合わせ (p 6)bull AWS リソースのクリーンアップ (p 6)bull AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖 (p 6)

請求に関するご質問がある場合はAWSSupportにお問い合わせくださいこのページではAWSサポートに連絡し請求に関するお問い合わせのサポートケースをオープンするプロセスをご案内しますアカウントおよび請求のサポートは追加料金なしですべてのお客様に提供されます

Version 205

AWS Account Billing ユーザーガイド請求に関するご質問がある場合

またAccount Billing に関するよくある質問はhttpawsamazoncombillingfaqs を参照してください

AWS サポートへのお問い合わせ1 サインインしてAWS Supportセンターに移動しますプロンプトが表示されたらご利用のアカウ

ントのメールアドレスとパスワードを入力します2 [Open a new case] をクリックします3 [Open a new case] ページで[Account and Billing Support] を選択しフォームの必須フィールドに

入力します4 フォームの入力が済んだら[Web]をクリックしてEメールの返信を待つか[Phone]をクリックし

てAWS Support 担当者からの電話をリクエストしますインスタントメッセージは請求に関するお問い合わせにはご利用いただけません

サポートケースのオープンはAWS Support とのコミュニケーションを図るうえで最も迅速かつ直接的な方法ですAWS Support ではサポート担当者への直通電話番号を公開していませんただし[Phone] オプションを選択するとAWS Support 担当者がお客様に電話します

すべてのAWSアカウント所有者は無料でアカウントおよび請求サポートにアクセスできます個別の技術サポートのみがサポートプランを必要とします詳細についてはAWS Support ウェブサイトをご覧ください

AWS リソースのクリーンアップ必要がなくなった AWS リソースはシャットダウンおよび削除するのが最善策ですAWS はすべての使用量を記録し公開レートを適用します無料利用枠であっても使用量に000 USDのレートが表示されます無料利用枠の使用はAWS製品の特定のサブセットのみに適用されAWSアカウントの作成後 1 年で有効期限切れになります

使用中の AWS 製品と実行されているリージョンは直近の請求明細レポートで確認できますAWSリソースのシャットダウンまたは削除の方法については各サービスのAWSドキュメントをご覧ください

AWSの無料利用枠の詳細やAWSリソースのクリーンアップ方法の例についてはGettingStartedwithAWS Free Usage Tier を参照してください

AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖AWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください各ページ下部のリンクをクリックしてください

AWS 無料利用枠についてAbstract

AWS 無料利用枠で無料の AWS 製品を複数使用していた場合に覚えのない料金を請求されたのはなぜですか

AWS ではお客様に無料で複数の AWS 製品をお試しいただく機会を提供しています無料利用枠にサインアップすると次のような多くの目的に AWS を使用できます

bull AWS をビジネスのプラットフォームとして使用できるかを評価するbull 学校や趣味のプロジェクトを完了するbull スキルセットを広げるためにさまざまな技術にアクセスする

Version 206

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

無料利用枠にサインアップしたお客様がAWS から請求を受け取る場合があります

無料利用枠のみを使用していたはずなのに覚えのない請求を受け取る可能性のある理由を次に示します

bull 無料利用枠にはないサービスまたはサービス提供を使用した無料利用枠に含まれる内容に関する詳細についてはAWS 無料利用枠のページをご覧ください

bull 無料利用枠で定義された使用量の制限を超えた使用量レベルが使用量の制限に近づいた場合に通知するようアラートを設定することもできます詳細についてはAccount Billingアラートと通知で請求額を監視 (p 53) を参照してください

bull AWS アカウントの使用が 1 年を超えているbull お客様のアカウントは支払いアカウントの使用が 1 年を超えた一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) アカウントファミリーの連結アカウントです無料利用枠の特典を利用できるのは一括請求アカウントファミリーで 1 つのアカウントのみです

bull AWS Marketplace などで入手できるサードパーティのアプリケーションやアプリケーションを使用していた

無料であるべき AWS リソースに対して請求された場合はAWS カスタマーサービスにご連絡ください

AWS 無料利用枠の使用に関する詳細についてはGetting Started with AWS Free Usage Tier をご覧ください

Version 207

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

AWS アカウント

Abstract

AWS アカウントとは何ですかその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しこれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行います

AWS アカウントはその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しそれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行いますお客様または組織の誰かが最初に AWS にサインアップしたときにAWS アカウントが作成されます

次の情報は AWS アカウントと関連付けられます

bull ユーザー名とパスワードbull アカウント番号bull 郵送先住所電話番号E メールアドレスウェブサイトアドレスなどの連絡先情報bull 支払い方法bull 運用請求セキュリティの問題に使用する連絡先などアカウントの他の連絡先のリスト

集中制御 AWS Identity and Access ManagementAWSアカウントはLinux システムのルートアカウントまたはWindowsシステムの管理者アカウントに該当します従ってこのアカウントはお客様が AWS に提供するすべての情報および AWS で実行するすべてのサービスへのアクセス権があります

お客様のAWSアカウントを使用しお客様のリソースにアクセスしてアプリケーションを実行できますがAWS Identity andAccessManagement(IAM)を使用しアカウントごとにユーザーを作成してIAMグループに割り当てることをお勧めしますその後ポリシーを使用しグループに許可をアタッチできますポリシーはリソースとアプリケーションへのアクセスを制御します

AWS アカウントとユーザーの詳細についてはIAM ドキュメントを参照してください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 208

AWS Account Billing ユーザーガイド集中制御 AWS Identity and Access Management

請求エンティティとしての AWS アカウントAWS アカウントの所有者は課金された料金を支払う必要がありますIAM ユーザーをお客様のアカウントで実行する場合またはアカウントが一括請求のアカウントファミリーの支払いアカウントである場合請求書にはこのアクティビティに対する料金が含まれますAWS Account Billing は時間および月単位を含む詳細のさまざまなレベルのサービスによって料金を表示する請求明細レポートを提供します詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

請求明細レポートは現時点ではアカウントの IAMユーザーによって発生した使用量をリスト表示しません

一括請求によりアカウントファミリーの支払いアカウントとしてAWSアカウントを指定することができます支払いアカウントのみがAWS請求書を受け取ります同様に支払いアカウントのみが請求明細レポートにアクセスできます一括請求はアカウントファミリーのすべてのAWS使用量を結合しますこれによりアカウントファミリー全体が毎月より早くさらに安い料金階層に移行できます詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

アカウント情報の追加と編集Abstract

AWSAccountBillingコンソールでEメールや請求先住所パスワード電話番号などのアカウント情報を追加または変更します

Topicsbull AWS アカウント情報の編集 (p 9)bull 支払い方法の管理 (p 9)

AWS Account Billing コンソールでアカウント情報を更新できますコンソールではアカウントの以下の情報を追加表示または編集できます

bull E メールアドレスbull パスワードbull アカウント名bull 請求先住所bull 電話番号bull 会社名bull ウェブサイトの URLbull 組織内でオペレーション請求やセキュリティの役割を担っている人物の他の連絡先(オプション)

AWS アカウント情報の編集1 AWS Management Console にサインインしてAccount Billing コンソールを開きます2 ナビゲーションペインで [Account Information] をクリックします3 更新するセクションごとに[Edit] をクリックし変更を加え[Update] をクリックします4 各セクションで [Done] をクリックし変更を保存します

支払い方法の管理Account Billing コンソールの [Payment Methods] ページを使用して以下のタスクを実行します

Version 209

AWS Account Billing ユーザーガイド請求エンティティとしての AWS アカウント

bull AWS アカウントにクレジットカードを追加するbull AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するbull クレジットカードを AWS の請求に対するデフォルトの支払い方法として設定するbull クレジットカードの名前または有効期限日を編集する

AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします

AWS アカウントにクレジットカードを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 [Add a card] をクリックし要求された情報を入力します

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 デフォルトの支払い方法として指定するクレジットカードの行で[Make Default] をクリックしま

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 編集するクレジットカードの行で [Edit] をクリックし示された情報を編集します

Note

クレジットカード番号を編集することはできませんカードの名前と有効期限日のみを編集できます

Version 2010

AWS Account Billing ユーザーガイドアカウント情報の追加と編集

毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示

Abstract

毎月の請求書過去の請求書または不定期項目の請求書はダウンロードできます請求明細レポートを設定して使用料金や定期的な料金を確認することもできます

Topicsbull 月額料金の表示 (p 11)bull AWS 使用状況レポートの表示 (p 14)bull メールで送付された請求書の取得 (p 14)bull プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)bull 請求明細レポートをオンにする (p 16)bull 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)bull コスト配分とタグ付け (p 21)bull 請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28)

AWS が毎月発行する請求書には使用料金定期項目の料金が含まれていますリザーブドインスタンスやAWSサポートプランの購入などの不定期項目についてはただちに課金されます今月の予定請求金額と過去の月の最終料金をいつでも確認できます使用量およびコストを分析と管理するために詳細なレポートを設定および有効化できますこのセクションでは毎月の請求書や過去の請求書をダウンロードする方法および請求明細レポートを設定しオンにしてダウンロードする方法について説明します

月額料金の表示請求サイクルの締め日または不定期項目の購入時点でAWSからPDFファイル形式で請求書が発行されます次のステップを使用し[Account Activity] ページから PDF をダウンロードできます

Note

IAM ユーザーはAccount Billing コンソールの一部のページにアクセスするには所定の権限を明示的に与えられている必要があります詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 2011

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

料金を表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Bills] をクリックします3 [Summary]タブでは[Date]テキストボックスに表示される月のサービス使用料金の概要や詳細を

確認できますただし当月のアクティビティが終了し最終料金が計算されるまでは請求額にはなりません

一括請求の顧客の場合[Bills] ページの [Consolidated Bill Details] タブにすべてのアカウントの合計が表示されます[Bill Details by Account] タブをクリックし一括請求アカウントファミリーのアカウントごとにアクティビティを表示します

別の月の料金を表示するには

bull [Bills] ページで[Date] のドロップダウンボックスを使用して別の月を選択します

料金のコピーを PDF ドキュメントとしてダウンロードするには

1 [Bills] ページで次の画像に示すようにすべてのアクティビティが終了する月を [Date]のドロップダウンボックスから選択します

2 [Summary] タブで次の画像に示すように [Usage Charges and Recurring Fees] をクリックします

Version 2012

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

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AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

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AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 2: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

AWS Account Billing ユーザーガイドCopyright copy 2013 Amazon Web Services Inc andor its affiliates All rights reserved

Abstract

AWS Account Billing では料金支払い方法と明細の受け取り方法を確認できますまたAWS料金を監視できる機能も用意されています

The following are trademarks of Amazon Web Services Inc Amazon Amazon Web Services Design AWS Amazon CloudFrontCloudfront Amazon DevPay DynamoDB ElastiCache Amazon EC2 Amazon Elastic Compute Cloud AmazonGlacier Kindle KindleFire AWS Marketplace Design Mechanical Turk Amazon Redshift Amazon Route 53 Amazon S3 Amazon VPC In additionAmazoncom graphics logos page headers button icons scripts and service names are trademarks or trade dress of Amazon inthe US andor other countries Amazons trademarks and trade dress may not be used in connection with any product or service thatis not Amazons in any manner that is likely to cause confusion among customers or in any manner that disparages or discreditsAmazon

All other trademarks not owned by Amazon are the property of their respective owners who may or may not be affiliated with connectedto or sponsored by Amazon

AWS Account Billing ユーザーガイド

AWS Account Billing とは 1Account Billing の操作 3請求に関するご質問がある場合 5AWS 無料利用枠について 6AWS アカウント 8アカウント情報の追加と編集 9毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示 11プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 14請求明細レポートをオンにする 16請求明細レポートで使用量を理解する 18コスト配分とタグ付け 21

毎月のコスト配分レポートの設定 26請求明細レポートフィールドのリファレンス 28一括請求で複数のアカウントの料金を支払う 35一括請求アカウントファミリーの作成と編集 40混合レートについて 43AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール 49Account Billing の権限リファレンス 51Account Billing アラートと通知で請求額を監視 53ドキュメント履歴 54

Version 203

AWS Account Billing ユーザーガイド

AWS Account Billing とは

Abstract

AWS Account Billing は AWS 請求書を支払い受け取る方法を設定しAWS を効率よく使用できるように AWS コストを追跡およびモニタリングするツールを提供します

Topicsbull AWS アカウント情報の管理 (p 1)bull AWS からのサービスへの支払い (p 2)bull AWS コストと使用量のレポート (p 2)bull 単一の請求書に複数のアカウントを統合する (p 2)bull Account Billing 情報の保護 (p 2)bull AWS 経費の監視 (p 3)bull Account Billing の操作 (p 3)bull 請求に関するご質問がある場合 (p 5)bull AWS 無料利用枠について (p 6)

AWS Account Billing ユーザーガイドへようこそAWS Account Billing ではAWS 請求書を支払い受け取る方法について基本的な情報を設定しますまたAWS Account Billing は AWS を効率よく使用できるようにAWS コストを追跡およびモニタリングするために使用するツールを提供します

AWS アカウント情報の管理AWS にサインアップすると最初のステップとして AWS アカウントを作成しますこれは指定するEメールアドレスを使って命名されますこのアカウントを使用してAWSにサインインするとAWSで実行するすべてのサービスおよびAWSに提供するすべての情報にアクセス権があります言い換えればAWSアカウントはLinux システムのルートアカウントまたはWindowsシステムの管理者アカウントに対応していますこれは非常に強力なアカウントであり他の人とアカウント名やパスワードを共有したりAWS の日々の作業でこのアカウントを使用したりしないようにしてください

代わりにAWS Identity and Access Management サービスを使用してAWS アカウントでユーザーを作成する必要がありますルートのような権限で最初に作成するユーザーがAWS サービスの管理に使用するユーザーになります

Version 201

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS アカウント情報の管理

IAMの仕組みや組織の他の人がユーザー名とパスワードを使用してAWSを利用できるようにし必要なもののみにアクセス権を与えるためにこれを使用する方法の詳細についてはIAMの概念IAMを使用するの IAM のベストプラクティスのトピックを参照してください

Account Billing ではAWS のルートアカウントの所有者はそのアカウントで作成された IAM ユーザーで発生したすべての使用量に対して責任を負います

AWS からのサービスへの支払いAWS 使用量の支払いにはAWS はサインアップ時にお客様が入力するクレジットカードに課金します毎月の請求書はクレジットカードへの課金が AWS 使用量からどのように発生するかを示します

AWS コストと使用量のレポートAccount Billingコンソールで全体的にコストをモニタリングしたりレポートを使用してコストを追跡したりすることができます

AWS は Account Billing コンソールの [Bills] ページに料金を投稿します毎月末にこのページから請求書の PDF コピーをダウンロードすることもできます詳細については月額料金の表示 (p 11)を参照してください

さらに指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに AWS が請求明細レポートを発行するよう指定できます時間または月一括請求ファミリーの各AWSアカウント製品または製品のリソース自分で定義するタグによってコストを分類してレポートを表示できますAWSは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日に数回バケットにレポートを発行します

含まれる料金を生成するAWSリソースを示すようにこれらのレポートをカスタマイズできますまたタグによって記載されるビジネスディメンションによりレポートを集計するために使用できるAWS リソースのタグを作成できます

AWS請求明細レポートに含まれるデータを使用して組織は自分でカスタマイズしたソリューションまたはサードパーティのレポートおよび分析ツールで経費の可視化を行えます

請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) トピックではこれらのレポートおよび AWS 料金についての理解を深められるように設定する方法について説明します

単一の請求書に複数のアカウントを統合するAWS プラットフォームは小規模で開始するか単一のウェブサイトプロジェクトから地理的に遠方に配置された複数のプロジェクトの作業を支える企業まであらゆるサイズの組織に対処できるように設計されています組織が大規模の場合または成長が見込まれる場合一括請求を使用し組織の構造を反映する複数の AWS アカウントを設定する可能性があります

複数のAWSアカウントを設定する場合アカウントごとに請求書(つまり支払いアカウントとしての機能)を受信するようにできますまた一括請求機能を使用し1つの支払いアカウントに複数の連結アカウントを統合できます一括請求は会計を簡単にし多くのAWSサービスに対してさらに安い料金階層を利用できるようにしますただし一括請求はアカウント管理機能ではありません

詳細については一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)を参照してください

Account Billing 情報の保護AWS Identity and AccessManagementサービスを使用しAccount Billingコンソールの[Account Activity]ページに対するアクセスを許可および拒否することができます詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

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AWS Account Billing ユーザーガイドAWS からのサービスへの支払い

AWS 経費の監視Amazon CloudWatch を使用しAWS 経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにアラームを作成できますこの機能を使用するにはAccountBillingアラートと通知で請求額を監視(p 53)トピックに記載されたように請求アラートをオンにします

Account Billing の操作Abstract

アカウントおよび請求に関するよくある質問請求の取得方法支払い方法使用量の表示方法料金の表示方法アカウントの開設方法アカウントの閉鎖方法

Topicsbull アカウントを作成するにはどうすればよいですか (p 3)bull 請求書が送付されるのはいつですか (p 4)bull 支払い方法を教えてください (p 4)bull AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか (p 4)bull 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか (p 4)bull 請求について質問するにはどうすればよいですか (p 4)bull 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか (p 4)bull 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法 (p 5)bull アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか (p 5)bull アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法 (p 5)bull アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか (p 5)bull アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか (p 6)

アカウントを作成するにはどうすればよいですかAWS アカウントを作成するにはhttpawsamazoncom でアマゾンウェブサービスのホームページを開いて[Sign Up] をクリックします画面上の指示に従ってくださいサインアップのプロセス中に請求および連絡先の情報を入力しますアマゾンウェブサービス(AWS)は無料利用枠を使用するアカウントを作成するだけであってもクレジットカード情報の入力も必要です

AWS アカウントを作成したらAWS Identity and Access Management(IAM)を使用してグループとユーザーを作成しそのうち1つのユーザーについてはAWSサービスの操作に必要な管理権限を自分用に割り当てる必要がありますIAM ではAWS リソースへのアクセスに必要な権限およびアクセス権を他のユーザーに付与するために必要な権限を自在に設定できます(デフォルトではAWS アカウントには Linux のルートアカウントまたはWindows の管理者アカウント同様すべての権限が与えられていますこのアカウントのセキュリティ認証情報を共有することこのアカウントを日々の業務に使用することは絶対に避けてください)

IAM で管理グループを作成する方法についてはIAM を使用するのコンソールを使用して管理グループを作成するを参照してください

Amazoncomのアカウントで使用しているアカウント認証情報(Eメールアドレスやパスワード)はAWS には使用しないでくださいさらにAWS を業務で使用するのであれば私的な E メールアカウントを使用して AWS アカウントを作成するのは避けてください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 203

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 経費の監視

請求書が送付されるのはいつですかAWS Account Billing は毎月末の午前 0 時に請求期間を締めて請求額を計算しますほとんどの請求書は月の 3 日目の会計日までにダウンロードできるように準備されます請求書は Account Billingコンソールの [Bills] ページでダウンロードできます

Note

別途記載のない限りAccount Billing ではグリニッジ標準時(GMT)を使用します

支払い方法を教えてください毎月の使用料金はAWSへのご登録時にご指定いただいたクレジットカードに請求されますクレジットカード情報はAccount Billingコンソールの [Payment Methods]ページで確認および更新できます支払いに別のクレジットカードを指定することもできます

AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですかAWS Account Billing では請求情報の他にAWS の利用状況(使用している AWS 製品その使用時間ストレージとの上り下りのデータ転送量ストレージの平均使用容量など)についても詳細レポートを提供していますこれらのレポートはその明細項目を月単位または時間単位で合計するよう選択することもできます

またこれらのレポートは AWS 料金をリソース単位で表すようにも設定できますさらに一部のAWS 製品ではコスト配分タグを使用してレポートをカスタマイズすることもできます

請求明細レポートの表示方法選択方法については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

コスト配分タグを使用してレポートをカスタマイズする方法についてはコスト配分とタグ付け(p 21)を参照してください

現在の料金を表示するにはどうすればよいですかAccount Billingコンソールの [Account Activity] ページで月の現在の料金をいつでも表示できますさらに[Dashboard] ページでは今月の支出が表示されます

請求について質問するにはどうすればよいですか請求書について質問がある場合請求に関するご質問がある場合 (p 5) トピックに示される方法の 1つを使用して AWS Support にお問い合わせくださいビジネスレベルおよびエンタープライズレベルのサポートをご利用のお客様はIAM ユーザーに AWS Support へのアクセス権を付与できます

他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですかAWS Account Billing と AWS Identity and Access Management は連携してアカウント所有者がアカウントアクティビティまたは請求明細レポートを参照する権限を持つユーザーをコントロールできるようにします詳細についてはAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 204

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の操作

単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法AWS Account Billing には一括請求と呼ばれる機能があり組織が AWS アカウントを連結アカウントの関連するセットに属するアクティビティの支払いアカウントとして指定できます詳細については一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) トピックを参照してください

アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですかAWS製品の使用に対する月額がお客様が設定したしきい値に到達した場合アラートを作成およびメールを送信するためにAmazon CloudWatch を使用できます請求アラートの作成に関する詳細についてはAmazonCloudWatch開発者ガイドのMonitor Your EstimatedCharges Using AmazonCloudWatchトピックを参照してください

アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法請求明細レポートの受信を選択した場合Amazon S3 アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を使用してアプリケーションからアクセスできるAmazonSimpleStorageServiceバケットを作成することもできますさらに請求明細レポートはCSV(カンマ区切り値)形式で提供されMicrosoft Excel または Apache OpenOffice Calc などのスプレッドシートソフトウェアで開くことができます

この機能はProgrammatic Access としても知られています

アプリケーションに請求情報をインポートする方法の詳細については動作の仕組み請求明細レポート (p 15)を参照してください

アカウント情報を更新するにはどうすればよいですかアカウント情報の追加と編集 (p 9) のトピックはAWS アカウントの情報を更新する方法について説明します

アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですかAWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください

請求に関するご質問がある場合Abstract

まだアカウントや請求に関する質問がありますアカウントの閉鎖リソースのシャットダウンサービスのキャンセルを考えていますが方法を教えてくださいAWS サポートにお問い合わせください追加料金は発生しません

Topicsbull AWS サポートへのお問い合わせ (p 6)bull AWS リソースのクリーンアップ (p 6)bull AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖 (p 6)

請求に関するご質問がある場合はAWSSupportにお問い合わせくださいこのページではAWSサポートに連絡し請求に関するお問い合わせのサポートケースをオープンするプロセスをご案内しますアカウントおよび請求のサポートは追加料金なしですべてのお客様に提供されます

Version 205

AWS Account Billing ユーザーガイド請求に関するご質問がある場合

またAccount Billing に関するよくある質問はhttpawsamazoncombillingfaqs を参照してください

AWS サポートへのお問い合わせ1 サインインしてAWS Supportセンターに移動しますプロンプトが表示されたらご利用のアカウ

ントのメールアドレスとパスワードを入力します2 [Open a new case] をクリックします3 [Open a new case] ページで[Account and Billing Support] を選択しフォームの必須フィールドに

入力します4 フォームの入力が済んだら[Web]をクリックしてEメールの返信を待つか[Phone]をクリックし

てAWS Support 担当者からの電話をリクエストしますインスタントメッセージは請求に関するお問い合わせにはご利用いただけません

サポートケースのオープンはAWS Support とのコミュニケーションを図るうえで最も迅速かつ直接的な方法ですAWS Support ではサポート担当者への直通電話番号を公開していませんただし[Phone] オプションを選択するとAWS Support 担当者がお客様に電話します

すべてのAWSアカウント所有者は無料でアカウントおよび請求サポートにアクセスできます個別の技術サポートのみがサポートプランを必要とします詳細についてはAWS Support ウェブサイトをご覧ください

AWS リソースのクリーンアップ必要がなくなった AWS リソースはシャットダウンおよび削除するのが最善策ですAWS はすべての使用量を記録し公開レートを適用します無料利用枠であっても使用量に000 USDのレートが表示されます無料利用枠の使用はAWS製品の特定のサブセットのみに適用されAWSアカウントの作成後 1 年で有効期限切れになります

使用中の AWS 製品と実行されているリージョンは直近の請求明細レポートで確認できますAWSリソースのシャットダウンまたは削除の方法については各サービスのAWSドキュメントをご覧ください

AWSの無料利用枠の詳細やAWSリソースのクリーンアップ方法の例についてはGettingStartedwithAWS Free Usage Tier を参照してください

AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖AWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください各ページ下部のリンクをクリックしてください

AWS 無料利用枠についてAbstract

AWS 無料利用枠で無料の AWS 製品を複数使用していた場合に覚えのない料金を請求されたのはなぜですか

AWS ではお客様に無料で複数の AWS 製品をお試しいただく機会を提供しています無料利用枠にサインアップすると次のような多くの目的に AWS を使用できます

bull AWS をビジネスのプラットフォームとして使用できるかを評価するbull 学校や趣味のプロジェクトを完了するbull スキルセットを広げるためにさまざまな技術にアクセスする

Version 206

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

無料利用枠にサインアップしたお客様がAWS から請求を受け取る場合があります

無料利用枠のみを使用していたはずなのに覚えのない請求を受け取る可能性のある理由を次に示します

bull 無料利用枠にはないサービスまたはサービス提供を使用した無料利用枠に含まれる内容に関する詳細についてはAWS 無料利用枠のページをご覧ください

bull 無料利用枠で定義された使用量の制限を超えた使用量レベルが使用量の制限に近づいた場合に通知するようアラートを設定することもできます詳細についてはAccount Billingアラートと通知で請求額を監視 (p 53) を参照してください

bull AWS アカウントの使用が 1 年を超えているbull お客様のアカウントは支払いアカウントの使用が 1 年を超えた一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) アカウントファミリーの連結アカウントです無料利用枠の特典を利用できるのは一括請求アカウントファミリーで 1 つのアカウントのみです

bull AWS Marketplace などで入手できるサードパーティのアプリケーションやアプリケーションを使用していた

無料であるべき AWS リソースに対して請求された場合はAWS カスタマーサービスにご連絡ください

AWS 無料利用枠の使用に関する詳細についてはGetting Started with AWS Free Usage Tier をご覧ください

Version 207

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

AWS アカウント

Abstract

AWS アカウントとは何ですかその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しこれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行います

AWS アカウントはその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しそれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行いますお客様または組織の誰かが最初に AWS にサインアップしたときにAWS アカウントが作成されます

次の情報は AWS アカウントと関連付けられます

bull ユーザー名とパスワードbull アカウント番号bull 郵送先住所電話番号E メールアドレスウェブサイトアドレスなどの連絡先情報bull 支払い方法bull 運用請求セキュリティの問題に使用する連絡先などアカウントの他の連絡先のリスト

集中制御 AWS Identity and Access ManagementAWSアカウントはLinux システムのルートアカウントまたはWindowsシステムの管理者アカウントに該当します従ってこのアカウントはお客様が AWS に提供するすべての情報および AWS で実行するすべてのサービスへのアクセス権があります

お客様のAWSアカウントを使用しお客様のリソースにアクセスしてアプリケーションを実行できますがAWS Identity andAccessManagement(IAM)を使用しアカウントごとにユーザーを作成してIAMグループに割り当てることをお勧めしますその後ポリシーを使用しグループに許可をアタッチできますポリシーはリソースとアプリケーションへのアクセスを制御します

AWS アカウントとユーザーの詳細についてはIAM ドキュメントを参照してください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 208

AWS Account Billing ユーザーガイド集中制御 AWS Identity and Access Management

請求エンティティとしての AWS アカウントAWS アカウントの所有者は課金された料金を支払う必要がありますIAM ユーザーをお客様のアカウントで実行する場合またはアカウントが一括請求のアカウントファミリーの支払いアカウントである場合請求書にはこのアクティビティに対する料金が含まれますAWS Account Billing は時間および月単位を含む詳細のさまざまなレベルのサービスによって料金を表示する請求明細レポートを提供します詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

請求明細レポートは現時点ではアカウントの IAMユーザーによって発生した使用量をリスト表示しません

一括請求によりアカウントファミリーの支払いアカウントとしてAWSアカウントを指定することができます支払いアカウントのみがAWS請求書を受け取ります同様に支払いアカウントのみが請求明細レポートにアクセスできます一括請求はアカウントファミリーのすべてのAWS使用量を結合しますこれによりアカウントファミリー全体が毎月より早くさらに安い料金階層に移行できます詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

アカウント情報の追加と編集Abstract

AWSAccountBillingコンソールでEメールや請求先住所パスワード電話番号などのアカウント情報を追加または変更します

Topicsbull AWS アカウント情報の編集 (p 9)bull 支払い方法の管理 (p 9)

AWS Account Billing コンソールでアカウント情報を更新できますコンソールではアカウントの以下の情報を追加表示または編集できます

bull E メールアドレスbull パスワードbull アカウント名bull 請求先住所bull 電話番号bull 会社名bull ウェブサイトの URLbull 組織内でオペレーション請求やセキュリティの役割を担っている人物の他の連絡先(オプション)

AWS アカウント情報の編集1 AWS Management Console にサインインしてAccount Billing コンソールを開きます2 ナビゲーションペインで [Account Information] をクリックします3 更新するセクションごとに[Edit] をクリックし変更を加え[Update] をクリックします4 各セクションで [Done] をクリックし変更を保存します

支払い方法の管理Account Billing コンソールの [Payment Methods] ページを使用して以下のタスクを実行します

Version 209

AWS Account Billing ユーザーガイド請求エンティティとしての AWS アカウント

bull AWS アカウントにクレジットカードを追加するbull AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するbull クレジットカードを AWS の請求に対するデフォルトの支払い方法として設定するbull クレジットカードの名前または有効期限日を編集する

AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします

AWS アカウントにクレジットカードを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 [Add a card] をクリックし要求された情報を入力します

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 デフォルトの支払い方法として指定するクレジットカードの行で[Make Default] をクリックしま

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 編集するクレジットカードの行で [Edit] をクリックし示された情報を編集します

Note

クレジットカード番号を編集することはできませんカードの名前と有効期限日のみを編集できます

Version 2010

AWS Account Billing ユーザーガイドアカウント情報の追加と編集

毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示

Abstract

毎月の請求書過去の請求書または不定期項目の請求書はダウンロードできます請求明細レポートを設定して使用料金や定期的な料金を確認することもできます

Topicsbull 月額料金の表示 (p 11)bull AWS 使用状況レポートの表示 (p 14)bull メールで送付された請求書の取得 (p 14)bull プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)bull 請求明細レポートをオンにする (p 16)bull 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)bull コスト配分とタグ付け (p 21)bull 請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28)

AWS が毎月発行する請求書には使用料金定期項目の料金が含まれていますリザーブドインスタンスやAWSサポートプランの購入などの不定期項目についてはただちに課金されます今月の予定請求金額と過去の月の最終料金をいつでも確認できます使用量およびコストを分析と管理するために詳細なレポートを設定および有効化できますこのセクションでは毎月の請求書や過去の請求書をダウンロードする方法および請求明細レポートを設定しオンにしてダウンロードする方法について説明します

月額料金の表示請求サイクルの締め日または不定期項目の購入時点でAWSからPDFファイル形式で請求書が発行されます次のステップを使用し[Account Activity] ページから PDF をダウンロードできます

Note

IAM ユーザーはAccount Billing コンソールの一部のページにアクセスするには所定の権限を明示的に与えられている必要があります詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 2011

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

料金を表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Bills] をクリックします3 [Summary]タブでは[Date]テキストボックスに表示される月のサービス使用料金の概要や詳細を

確認できますただし当月のアクティビティが終了し最終料金が計算されるまでは請求額にはなりません

一括請求の顧客の場合[Bills] ページの [Consolidated Bill Details] タブにすべてのアカウントの合計が表示されます[Bill Details by Account] タブをクリックし一括請求アカウントファミリーのアカウントごとにアクティビティを表示します

別の月の料金を表示するには

bull [Bills] ページで[Date] のドロップダウンボックスを使用して別の月を選択します

料金のコピーを PDF ドキュメントとしてダウンロードするには

1 [Bills] ページで次の画像に示すようにすべてのアクティビティが終了する月を [Date]のドロップダウンボックスから選択します

2 [Summary] タブで次の画像に示すように [Usage Charges and Recurring Fees] をクリックします

Version 2012

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 3: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

AWS Account Billing とは 1Account Billing の操作 3請求に関するご質問がある場合 5AWS 無料利用枠について 6AWS アカウント 8アカウント情報の追加と編集 9毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示 11プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 14請求明細レポートをオンにする 16請求明細レポートで使用量を理解する 18コスト配分とタグ付け 21

毎月のコスト配分レポートの設定 26請求明細レポートフィールドのリファレンス 28一括請求で複数のアカウントの料金を支払う 35一括請求アカウントファミリーの作成と編集 40混合レートについて 43AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール 49Account Billing の権限リファレンス 51Account Billing アラートと通知で請求額を監視 53ドキュメント履歴 54

Version 203

AWS Account Billing ユーザーガイド

AWS Account Billing とは

Abstract

AWS Account Billing は AWS 請求書を支払い受け取る方法を設定しAWS を効率よく使用できるように AWS コストを追跡およびモニタリングするツールを提供します

Topicsbull AWS アカウント情報の管理 (p 1)bull AWS からのサービスへの支払い (p 2)bull AWS コストと使用量のレポート (p 2)bull 単一の請求書に複数のアカウントを統合する (p 2)bull Account Billing 情報の保護 (p 2)bull AWS 経費の監視 (p 3)bull Account Billing の操作 (p 3)bull 請求に関するご質問がある場合 (p 5)bull AWS 無料利用枠について (p 6)

AWS Account Billing ユーザーガイドへようこそAWS Account Billing ではAWS 請求書を支払い受け取る方法について基本的な情報を設定しますまたAWS Account Billing は AWS を効率よく使用できるようにAWS コストを追跡およびモニタリングするために使用するツールを提供します

AWS アカウント情報の管理AWS にサインアップすると最初のステップとして AWS アカウントを作成しますこれは指定するEメールアドレスを使って命名されますこのアカウントを使用してAWSにサインインするとAWSで実行するすべてのサービスおよびAWSに提供するすべての情報にアクセス権があります言い換えればAWSアカウントはLinux システムのルートアカウントまたはWindowsシステムの管理者アカウントに対応していますこれは非常に強力なアカウントであり他の人とアカウント名やパスワードを共有したりAWS の日々の作業でこのアカウントを使用したりしないようにしてください

代わりにAWS Identity and Access Management サービスを使用してAWS アカウントでユーザーを作成する必要がありますルートのような権限で最初に作成するユーザーがAWS サービスの管理に使用するユーザーになります

Version 201

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS アカウント情報の管理

IAMの仕組みや組織の他の人がユーザー名とパスワードを使用してAWSを利用できるようにし必要なもののみにアクセス権を与えるためにこれを使用する方法の詳細についてはIAMの概念IAMを使用するの IAM のベストプラクティスのトピックを参照してください

Account Billing ではAWS のルートアカウントの所有者はそのアカウントで作成された IAM ユーザーで発生したすべての使用量に対して責任を負います

AWS からのサービスへの支払いAWS 使用量の支払いにはAWS はサインアップ時にお客様が入力するクレジットカードに課金します毎月の請求書はクレジットカードへの課金が AWS 使用量からどのように発生するかを示します

AWS コストと使用量のレポートAccount Billingコンソールで全体的にコストをモニタリングしたりレポートを使用してコストを追跡したりすることができます

AWS は Account Billing コンソールの [Bills] ページに料金を投稿します毎月末にこのページから請求書の PDF コピーをダウンロードすることもできます詳細については月額料金の表示 (p 11)を参照してください

さらに指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに AWS が請求明細レポートを発行するよう指定できます時間または月一括請求ファミリーの各AWSアカウント製品または製品のリソース自分で定義するタグによってコストを分類してレポートを表示できますAWSは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日に数回バケットにレポートを発行します

含まれる料金を生成するAWSリソースを示すようにこれらのレポートをカスタマイズできますまたタグによって記載されるビジネスディメンションによりレポートを集計するために使用できるAWS リソースのタグを作成できます

AWS請求明細レポートに含まれるデータを使用して組織は自分でカスタマイズしたソリューションまたはサードパーティのレポートおよび分析ツールで経費の可視化を行えます

請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) トピックではこれらのレポートおよび AWS 料金についての理解を深められるように設定する方法について説明します

単一の請求書に複数のアカウントを統合するAWS プラットフォームは小規模で開始するか単一のウェブサイトプロジェクトから地理的に遠方に配置された複数のプロジェクトの作業を支える企業まであらゆるサイズの組織に対処できるように設計されています組織が大規模の場合または成長が見込まれる場合一括請求を使用し組織の構造を反映する複数の AWS アカウントを設定する可能性があります

複数のAWSアカウントを設定する場合アカウントごとに請求書(つまり支払いアカウントとしての機能)を受信するようにできますまた一括請求機能を使用し1つの支払いアカウントに複数の連結アカウントを統合できます一括請求は会計を簡単にし多くのAWSサービスに対してさらに安い料金階層を利用できるようにしますただし一括請求はアカウント管理機能ではありません

詳細については一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)を参照してください

Account Billing 情報の保護AWS Identity and AccessManagementサービスを使用しAccount Billingコンソールの[Account Activity]ページに対するアクセスを許可および拒否することができます詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 202

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS からのサービスへの支払い

AWS 経費の監視Amazon CloudWatch を使用しAWS 経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにアラームを作成できますこの機能を使用するにはAccountBillingアラートと通知で請求額を監視(p 53)トピックに記載されたように請求アラートをオンにします

Account Billing の操作Abstract

アカウントおよび請求に関するよくある質問請求の取得方法支払い方法使用量の表示方法料金の表示方法アカウントの開設方法アカウントの閉鎖方法

Topicsbull アカウントを作成するにはどうすればよいですか (p 3)bull 請求書が送付されるのはいつですか (p 4)bull 支払い方法を教えてください (p 4)bull AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか (p 4)bull 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか (p 4)bull 請求について質問するにはどうすればよいですか (p 4)bull 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか (p 4)bull 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法 (p 5)bull アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか (p 5)bull アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法 (p 5)bull アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか (p 5)bull アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか (p 6)

アカウントを作成するにはどうすればよいですかAWS アカウントを作成するにはhttpawsamazoncom でアマゾンウェブサービスのホームページを開いて[Sign Up] をクリックします画面上の指示に従ってくださいサインアップのプロセス中に請求および連絡先の情報を入力しますアマゾンウェブサービス(AWS)は無料利用枠を使用するアカウントを作成するだけであってもクレジットカード情報の入力も必要です

AWS アカウントを作成したらAWS Identity and Access Management(IAM)を使用してグループとユーザーを作成しそのうち1つのユーザーについてはAWSサービスの操作に必要な管理権限を自分用に割り当てる必要がありますIAM ではAWS リソースへのアクセスに必要な権限およびアクセス権を他のユーザーに付与するために必要な権限を自在に設定できます(デフォルトではAWS アカウントには Linux のルートアカウントまたはWindows の管理者アカウント同様すべての権限が与えられていますこのアカウントのセキュリティ認証情報を共有することこのアカウントを日々の業務に使用することは絶対に避けてください)

IAM で管理グループを作成する方法についてはIAM を使用するのコンソールを使用して管理グループを作成するを参照してください

Amazoncomのアカウントで使用しているアカウント認証情報(Eメールアドレスやパスワード)はAWS には使用しないでくださいさらにAWS を業務で使用するのであれば私的な E メールアカウントを使用して AWS アカウントを作成するのは避けてください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

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AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 経費の監視

請求書が送付されるのはいつですかAWS Account Billing は毎月末の午前 0 時に請求期間を締めて請求額を計算しますほとんどの請求書は月の 3 日目の会計日までにダウンロードできるように準備されます請求書は Account Billingコンソールの [Bills] ページでダウンロードできます

Note

別途記載のない限りAccount Billing ではグリニッジ標準時(GMT)を使用します

支払い方法を教えてください毎月の使用料金はAWSへのご登録時にご指定いただいたクレジットカードに請求されますクレジットカード情報はAccount Billingコンソールの [Payment Methods]ページで確認および更新できます支払いに別のクレジットカードを指定することもできます

AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですかAWS Account Billing では請求情報の他にAWS の利用状況(使用している AWS 製品その使用時間ストレージとの上り下りのデータ転送量ストレージの平均使用容量など)についても詳細レポートを提供していますこれらのレポートはその明細項目を月単位または時間単位で合計するよう選択することもできます

またこれらのレポートは AWS 料金をリソース単位で表すようにも設定できますさらに一部のAWS 製品ではコスト配分タグを使用してレポートをカスタマイズすることもできます

請求明細レポートの表示方法選択方法については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

コスト配分タグを使用してレポートをカスタマイズする方法についてはコスト配分とタグ付け(p 21)を参照してください

現在の料金を表示するにはどうすればよいですかAccount Billingコンソールの [Account Activity] ページで月の現在の料金をいつでも表示できますさらに[Dashboard] ページでは今月の支出が表示されます

請求について質問するにはどうすればよいですか請求書について質問がある場合請求に関するご質問がある場合 (p 5) トピックに示される方法の 1つを使用して AWS Support にお問い合わせくださいビジネスレベルおよびエンタープライズレベルのサポートをご利用のお客様はIAM ユーザーに AWS Support へのアクセス権を付与できます

他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですかAWS Account Billing と AWS Identity and Access Management は連携してアカウント所有者がアカウントアクティビティまたは請求明細レポートを参照する権限を持つユーザーをコントロールできるようにします詳細についてはAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

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AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の操作

単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法AWS Account Billing には一括請求と呼ばれる機能があり組織が AWS アカウントを連結アカウントの関連するセットに属するアクティビティの支払いアカウントとして指定できます詳細については一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) トピックを参照してください

アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですかAWS製品の使用に対する月額がお客様が設定したしきい値に到達した場合アラートを作成およびメールを送信するためにAmazon CloudWatch を使用できます請求アラートの作成に関する詳細についてはAmazonCloudWatch開発者ガイドのMonitor Your EstimatedCharges Using AmazonCloudWatchトピックを参照してください

アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法請求明細レポートの受信を選択した場合Amazon S3 アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を使用してアプリケーションからアクセスできるAmazonSimpleStorageServiceバケットを作成することもできますさらに請求明細レポートはCSV(カンマ区切り値)形式で提供されMicrosoft Excel または Apache OpenOffice Calc などのスプレッドシートソフトウェアで開くことができます

この機能はProgrammatic Access としても知られています

アプリケーションに請求情報をインポートする方法の詳細については動作の仕組み請求明細レポート (p 15)を参照してください

アカウント情報を更新するにはどうすればよいですかアカウント情報の追加と編集 (p 9) のトピックはAWS アカウントの情報を更新する方法について説明します

アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですかAWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください

請求に関するご質問がある場合Abstract

まだアカウントや請求に関する質問がありますアカウントの閉鎖リソースのシャットダウンサービスのキャンセルを考えていますが方法を教えてくださいAWS サポートにお問い合わせください追加料金は発生しません

Topicsbull AWS サポートへのお問い合わせ (p 6)bull AWS リソースのクリーンアップ (p 6)bull AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖 (p 6)

請求に関するご質問がある場合はAWSSupportにお問い合わせくださいこのページではAWSサポートに連絡し請求に関するお問い合わせのサポートケースをオープンするプロセスをご案内しますアカウントおよび請求のサポートは追加料金なしですべてのお客様に提供されます

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AWS Account Billing ユーザーガイド請求に関するご質問がある場合

またAccount Billing に関するよくある質問はhttpawsamazoncombillingfaqs を参照してください

AWS サポートへのお問い合わせ1 サインインしてAWS Supportセンターに移動しますプロンプトが表示されたらご利用のアカウ

ントのメールアドレスとパスワードを入力します2 [Open a new case] をクリックします3 [Open a new case] ページで[Account and Billing Support] を選択しフォームの必須フィールドに

入力します4 フォームの入力が済んだら[Web]をクリックしてEメールの返信を待つか[Phone]をクリックし

てAWS Support 担当者からの電話をリクエストしますインスタントメッセージは請求に関するお問い合わせにはご利用いただけません

サポートケースのオープンはAWS Support とのコミュニケーションを図るうえで最も迅速かつ直接的な方法ですAWS Support ではサポート担当者への直通電話番号を公開していませんただし[Phone] オプションを選択するとAWS Support 担当者がお客様に電話します

すべてのAWSアカウント所有者は無料でアカウントおよび請求サポートにアクセスできます個別の技術サポートのみがサポートプランを必要とします詳細についてはAWS Support ウェブサイトをご覧ください

AWS リソースのクリーンアップ必要がなくなった AWS リソースはシャットダウンおよび削除するのが最善策ですAWS はすべての使用量を記録し公開レートを適用します無料利用枠であっても使用量に000 USDのレートが表示されます無料利用枠の使用はAWS製品の特定のサブセットのみに適用されAWSアカウントの作成後 1 年で有効期限切れになります

使用中の AWS 製品と実行されているリージョンは直近の請求明細レポートで確認できますAWSリソースのシャットダウンまたは削除の方法については各サービスのAWSドキュメントをご覧ください

AWSの無料利用枠の詳細やAWSリソースのクリーンアップ方法の例についてはGettingStartedwithAWS Free Usage Tier を参照してください

AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖AWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください各ページ下部のリンクをクリックしてください

AWS 無料利用枠についてAbstract

AWS 無料利用枠で無料の AWS 製品を複数使用していた場合に覚えのない料金を請求されたのはなぜですか

AWS ではお客様に無料で複数の AWS 製品をお試しいただく機会を提供しています無料利用枠にサインアップすると次のような多くの目的に AWS を使用できます

bull AWS をビジネスのプラットフォームとして使用できるかを評価するbull 学校や趣味のプロジェクトを完了するbull スキルセットを広げるためにさまざまな技術にアクセスする

Version 206

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

無料利用枠にサインアップしたお客様がAWS から請求を受け取る場合があります

無料利用枠のみを使用していたはずなのに覚えのない請求を受け取る可能性のある理由を次に示します

bull 無料利用枠にはないサービスまたはサービス提供を使用した無料利用枠に含まれる内容に関する詳細についてはAWS 無料利用枠のページをご覧ください

bull 無料利用枠で定義された使用量の制限を超えた使用量レベルが使用量の制限に近づいた場合に通知するようアラートを設定することもできます詳細についてはAccount Billingアラートと通知で請求額を監視 (p 53) を参照してください

bull AWS アカウントの使用が 1 年を超えているbull お客様のアカウントは支払いアカウントの使用が 1 年を超えた一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) アカウントファミリーの連結アカウントです無料利用枠の特典を利用できるのは一括請求アカウントファミリーで 1 つのアカウントのみです

bull AWS Marketplace などで入手できるサードパーティのアプリケーションやアプリケーションを使用していた

無料であるべき AWS リソースに対して請求された場合はAWS カスタマーサービスにご連絡ください

AWS 無料利用枠の使用に関する詳細についてはGetting Started with AWS Free Usage Tier をご覧ください

Version 207

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

AWS アカウント

Abstract

AWS アカウントとは何ですかその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しこれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行います

AWS アカウントはその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しそれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行いますお客様または組織の誰かが最初に AWS にサインアップしたときにAWS アカウントが作成されます

次の情報は AWS アカウントと関連付けられます

bull ユーザー名とパスワードbull アカウント番号bull 郵送先住所電話番号E メールアドレスウェブサイトアドレスなどの連絡先情報bull 支払い方法bull 運用請求セキュリティの問題に使用する連絡先などアカウントの他の連絡先のリスト

集中制御 AWS Identity and Access ManagementAWSアカウントはLinux システムのルートアカウントまたはWindowsシステムの管理者アカウントに該当します従ってこのアカウントはお客様が AWS に提供するすべての情報および AWS で実行するすべてのサービスへのアクセス権があります

お客様のAWSアカウントを使用しお客様のリソースにアクセスしてアプリケーションを実行できますがAWS Identity andAccessManagement(IAM)を使用しアカウントごとにユーザーを作成してIAMグループに割り当てることをお勧めしますその後ポリシーを使用しグループに許可をアタッチできますポリシーはリソースとアプリケーションへのアクセスを制御します

AWS アカウントとユーザーの詳細についてはIAM ドキュメントを参照してください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 208

AWS Account Billing ユーザーガイド集中制御 AWS Identity and Access Management

請求エンティティとしての AWS アカウントAWS アカウントの所有者は課金された料金を支払う必要がありますIAM ユーザーをお客様のアカウントで実行する場合またはアカウントが一括請求のアカウントファミリーの支払いアカウントである場合請求書にはこのアクティビティに対する料金が含まれますAWS Account Billing は時間および月単位を含む詳細のさまざまなレベルのサービスによって料金を表示する請求明細レポートを提供します詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

請求明細レポートは現時点ではアカウントの IAMユーザーによって発生した使用量をリスト表示しません

一括請求によりアカウントファミリーの支払いアカウントとしてAWSアカウントを指定することができます支払いアカウントのみがAWS請求書を受け取ります同様に支払いアカウントのみが請求明細レポートにアクセスできます一括請求はアカウントファミリーのすべてのAWS使用量を結合しますこれによりアカウントファミリー全体が毎月より早くさらに安い料金階層に移行できます詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

アカウント情報の追加と編集Abstract

AWSAccountBillingコンソールでEメールや請求先住所パスワード電話番号などのアカウント情報を追加または変更します

Topicsbull AWS アカウント情報の編集 (p 9)bull 支払い方法の管理 (p 9)

AWS Account Billing コンソールでアカウント情報を更新できますコンソールではアカウントの以下の情報を追加表示または編集できます

bull E メールアドレスbull パスワードbull アカウント名bull 請求先住所bull 電話番号bull 会社名bull ウェブサイトの URLbull 組織内でオペレーション請求やセキュリティの役割を担っている人物の他の連絡先(オプション)

AWS アカウント情報の編集1 AWS Management Console にサインインしてAccount Billing コンソールを開きます2 ナビゲーションペインで [Account Information] をクリックします3 更新するセクションごとに[Edit] をクリックし変更を加え[Update] をクリックします4 各セクションで [Done] をクリックし変更を保存します

支払い方法の管理Account Billing コンソールの [Payment Methods] ページを使用して以下のタスクを実行します

Version 209

AWS Account Billing ユーザーガイド請求エンティティとしての AWS アカウント

bull AWS アカウントにクレジットカードを追加するbull AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するbull クレジットカードを AWS の請求に対するデフォルトの支払い方法として設定するbull クレジットカードの名前または有効期限日を編集する

AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします

AWS アカウントにクレジットカードを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 [Add a card] をクリックし要求された情報を入力します

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 デフォルトの支払い方法として指定するクレジットカードの行で[Make Default] をクリックしま

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 編集するクレジットカードの行で [Edit] をクリックし示された情報を編集します

Note

クレジットカード番号を編集することはできませんカードの名前と有効期限日のみを編集できます

Version 2010

AWS Account Billing ユーザーガイドアカウント情報の追加と編集

毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示

Abstract

毎月の請求書過去の請求書または不定期項目の請求書はダウンロードできます請求明細レポートを設定して使用料金や定期的な料金を確認することもできます

Topicsbull 月額料金の表示 (p 11)bull AWS 使用状況レポートの表示 (p 14)bull メールで送付された請求書の取得 (p 14)bull プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)bull 請求明細レポートをオンにする (p 16)bull 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)bull コスト配分とタグ付け (p 21)bull 請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28)

AWS が毎月発行する請求書には使用料金定期項目の料金が含まれていますリザーブドインスタンスやAWSサポートプランの購入などの不定期項目についてはただちに課金されます今月の予定請求金額と過去の月の最終料金をいつでも確認できます使用量およびコストを分析と管理するために詳細なレポートを設定および有効化できますこのセクションでは毎月の請求書や過去の請求書をダウンロードする方法および請求明細レポートを設定しオンにしてダウンロードする方法について説明します

月額料金の表示請求サイクルの締め日または不定期項目の購入時点でAWSからPDFファイル形式で請求書が発行されます次のステップを使用し[Account Activity] ページから PDF をダウンロードできます

Note

IAM ユーザーはAccount Billing コンソールの一部のページにアクセスするには所定の権限を明示的に与えられている必要があります詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 2011

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

料金を表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Bills] をクリックします3 [Summary]タブでは[Date]テキストボックスに表示される月のサービス使用料金の概要や詳細を

確認できますただし当月のアクティビティが終了し最終料金が計算されるまでは請求額にはなりません

一括請求の顧客の場合[Bills] ページの [Consolidated Bill Details] タブにすべてのアカウントの合計が表示されます[Bill Details by Account] タブをクリックし一括請求アカウントファミリーのアカウントごとにアクティビティを表示します

別の月の料金を表示するには

bull [Bills] ページで[Date] のドロップダウンボックスを使用して別の月を選択します

料金のコピーを PDF ドキュメントとしてダウンロードするには

1 [Bills] ページで次の画像に示すようにすべてのアクティビティが終了する月を [Date]のドロップダウンボックスから選択します

2 [Summary] タブで次の画像に示すように [Usage Charges and Recurring Fees] をクリックします

Version 2012

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 4: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

AWS Account Billing とは

Abstract

AWS Account Billing は AWS 請求書を支払い受け取る方法を設定しAWS を効率よく使用できるように AWS コストを追跡およびモニタリングするツールを提供します

Topicsbull AWS アカウント情報の管理 (p 1)bull AWS からのサービスへの支払い (p 2)bull AWS コストと使用量のレポート (p 2)bull 単一の請求書に複数のアカウントを統合する (p 2)bull Account Billing 情報の保護 (p 2)bull AWS 経費の監視 (p 3)bull Account Billing の操作 (p 3)bull 請求に関するご質問がある場合 (p 5)bull AWS 無料利用枠について (p 6)

AWS Account Billing ユーザーガイドへようこそAWS Account Billing ではAWS 請求書を支払い受け取る方法について基本的な情報を設定しますまたAWS Account Billing は AWS を効率よく使用できるようにAWS コストを追跡およびモニタリングするために使用するツールを提供します

AWS アカウント情報の管理AWS にサインアップすると最初のステップとして AWS アカウントを作成しますこれは指定するEメールアドレスを使って命名されますこのアカウントを使用してAWSにサインインするとAWSで実行するすべてのサービスおよびAWSに提供するすべての情報にアクセス権があります言い換えればAWSアカウントはLinux システムのルートアカウントまたはWindowsシステムの管理者アカウントに対応していますこれは非常に強力なアカウントであり他の人とアカウント名やパスワードを共有したりAWS の日々の作業でこのアカウントを使用したりしないようにしてください

代わりにAWS Identity and Access Management サービスを使用してAWS アカウントでユーザーを作成する必要がありますルートのような権限で最初に作成するユーザーがAWS サービスの管理に使用するユーザーになります

Version 201

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS アカウント情報の管理

IAMの仕組みや組織の他の人がユーザー名とパスワードを使用してAWSを利用できるようにし必要なもののみにアクセス権を与えるためにこれを使用する方法の詳細についてはIAMの概念IAMを使用するの IAM のベストプラクティスのトピックを参照してください

Account Billing ではAWS のルートアカウントの所有者はそのアカウントで作成された IAM ユーザーで発生したすべての使用量に対して責任を負います

AWS からのサービスへの支払いAWS 使用量の支払いにはAWS はサインアップ時にお客様が入力するクレジットカードに課金します毎月の請求書はクレジットカードへの課金が AWS 使用量からどのように発生するかを示します

AWS コストと使用量のレポートAccount Billingコンソールで全体的にコストをモニタリングしたりレポートを使用してコストを追跡したりすることができます

AWS は Account Billing コンソールの [Bills] ページに料金を投稿します毎月末にこのページから請求書の PDF コピーをダウンロードすることもできます詳細については月額料金の表示 (p 11)を参照してください

さらに指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに AWS が請求明細レポートを発行するよう指定できます時間または月一括請求ファミリーの各AWSアカウント製品または製品のリソース自分で定義するタグによってコストを分類してレポートを表示できますAWSは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日に数回バケットにレポートを発行します

含まれる料金を生成するAWSリソースを示すようにこれらのレポートをカスタマイズできますまたタグによって記載されるビジネスディメンションによりレポートを集計するために使用できるAWS リソースのタグを作成できます

AWS請求明細レポートに含まれるデータを使用して組織は自分でカスタマイズしたソリューションまたはサードパーティのレポートおよび分析ツールで経費の可視化を行えます

請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) トピックではこれらのレポートおよび AWS 料金についての理解を深められるように設定する方法について説明します

単一の請求書に複数のアカウントを統合するAWS プラットフォームは小規模で開始するか単一のウェブサイトプロジェクトから地理的に遠方に配置された複数のプロジェクトの作業を支える企業まであらゆるサイズの組織に対処できるように設計されています組織が大規模の場合または成長が見込まれる場合一括請求を使用し組織の構造を反映する複数の AWS アカウントを設定する可能性があります

複数のAWSアカウントを設定する場合アカウントごとに請求書(つまり支払いアカウントとしての機能)を受信するようにできますまた一括請求機能を使用し1つの支払いアカウントに複数の連結アカウントを統合できます一括請求は会計を簡単にし多くのAWSサービスに対してさらに安い料金階層を利用できるようにしますただし一括請求はアカウント管理機能ではありません

詳細については一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)を参照してください

Account Billing 情報の保護AWS Identity and AccessManagementサービスを使用しAccount Billingコンソールの[Account Activity]ページに対するアクセスを許可および拒否することができます詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 202

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS からのサービスへの支払い

AWS 経費の監視Amazon CloudWatch を使用しAWS 経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにアラームを作成できますこの機能を使用するにはAccountBillingアラートと通知で請求額を監視(p 53)トピックに記載されたように請求アラートをオンにします

Account Billing の操作Abstract

アカウントおよび請求に関するよくある質問請求の取得方法支払い方法使用量の表示方法料金の表示方法アカウントの開設方法アカウントの閉鎖方法

Topicsbull アカウントを作成するにはどうすればよいですか (p 3)bull 請求書が送付されるのはいつですか (p 4)bull 支払い方法を教えてください (p 4)bull AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか (p 4)bull 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか (p 4)bull 請求について質問するにはどうすればよいですか (p 4)bull 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか (p 4)bull 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法 (p 5)bull アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか (p 5)bull アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法 (p 5)bull アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか (p 5)bull アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか (p 6)

アカウントを作成するにはどうすればよいですかAWS アカウントを作成するにはhttpawsamazoncom でアマゾンウェブサービスのホームページを開いて[Sign Up] をクリックします画面上の指示に従ってくださいサインアップのプロセス中に請求および連絡先の情報を入力しますアマゾンウェブサービス(AWS)は無料利用枠を使用するアカウントを作成するだけであってもクレジットカード情報の入力も必要です

AWS アカウントを作成したらAWS Identity and Access Management(IAM)を使用してグループとユーザーを作成しそのうち1つのユーザーについてはAWSサービスの操作に必要な管理権限を自分用に割り当てる必要がありますIAM ではAWS リソースへのアクセスに必要な権限およびアクセス権を他のユーザーに付与するために必要な権限を自在に設定できます(デフォルトではAWS アカウントには Linux のルートアカウントまたはWindows の管理者アカウント同様すべての権限が与えられていますこのアカウントのセキュリティ認証情報を共有することこのアカウントを日々の業務に使用することは絶対に避けてください)

IAM で管理グループを作成する方法についてはIAM を使用するのコンソールを使用して管理グループを作成するを参照してください

Amazoncomのアカウントで使用しているアカウント認証情報(Eメールアドレスやパスワード)はAWS には使用しないでくださいさらにAWS を業務で使用するのであれば私的な E メールアカウントを使用して AWS アカウントを作成するのは避けてください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 203

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 経費の監視

請求書が送付されるのはいつですかAWS Account Billing は毎月末の午前 0 時に請求期間を締めて請求額を計算しますほとんどの請求書は月の 3 日目の会計日までにダウンロードできるように準備されます請求書は Account Billingコンソールの [Bills] ページでダウンロードできます

Note

別途記載のない限りAccount Billing ではグリニッジ標準時(GMT)を使用します

支払い方法を教えてください毎月の使用料金はAWSへのご登録時にご指定いただいたクレジットカードに請求されますクレジットカード情報はAccount Billingコンソールの [Payment Methods]ページで確認および更新できます支払いに別のクレジットカードを指定することもできます

AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですかAWS Account Billing では請求情報の他にAWS の利用状況(使用している AWS 製品その使用時間ストレージとの上り下りのデータ転送量ストレージの平均使用容量など)についても詳細レポートを提供していますこれらのレポートはその明細項目を月単位または時間単位で合計するよう選択することもできます

またこれらのレポートは AWS 料金をリソース単位で表すようにも設定できますさらに一部のAWS 製品ではコスト配分タグを使用してレポートをカスタマイズすることもできます

請求明細レポートの表示方法選択方法については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

コスト配分タグを使用してレポートをカスタマイズする方法についてはコスト配分とタグ付け(p 21)を参照してください

現在の料金を表示するにはどうすればよいですかAccount Billingコンソールの [Account Activity] ページで月の現在の料金をいつでも表示できますさらに[Dashboard] ページでは今月の支出が表示されます

請求について質問するにはどうすればよいですか請求書について質問がある場合請求に関するご質問がある場合 (p 5) トピックに示される方法の 1つを使用して AWS Support にお問い合わせくださいビジネスレベルおよびエンタープライズレベルのサポートをご利用のお客様はIAM ユーザーに AWS Support へのアクセス権を付与できます

他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですかAWS Account Billing と AWS Identity and Access Management は連携してアカウント所有者がアカウントアクティビティまたは請求明細レポートを参照する権限を持つユーザーをコントロールできるようにします詳細についてはAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 204

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の操作

単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法AWS Account Billing には一括請求と呼ばれる機能があり組織が AWS アカウントを連結アカウントの関連するセットに属するアクティビティの支払いアカウントとして指定できます詳細については一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) トピックを参照してください

アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですかAWS製品の使用に対する月額がお客様が設定したしきい値に到達した場合アラートを作成およびメールを送信するためにAmazon CloudWatch を使用できます請求アラートの作成に関する詳細についてはAmazonCloudWatch開発者ガイドのMonitor Your EstimatedCharges Using AmazonCloudWatchトピックを参照してください

アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法請求明細レポートの受信を選択した場合Amazon S3 アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を使用してアプリケーションからアクセスできるAmazonSimpleStorageServiceバケットを作成することもできますさらに請求明細レポートはCSV(カンマ区切り値)形式で提供されMicrosoft Excel または Apache OpenOffice Calc などのスプレッドシートソフトウェアで開くことができます

この機能はProgrammatic Access としても知られています

アプリケーションに請求情報をインポートする方法の詳細については動作の仕組み請求明細レポート (p 15)を参照してください

アカウント情報を更新するにはどうすればよいですかアカウント情報の追加と編集 (p 9) のトピックはAWS アカウントの情報を更新する方法について説明します

アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですかAWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください

請求に関するご質問がある場合Abstract

まだアカウントや請求に関する質問がありますアカウントの閉鎖リソースのシャットダウンサービスのキャンセルを考えていますが方法を教えてくださいAWS サポートにお問い合わせください追加料金は発生しません

Topicsbull AWS サポートへのお問い合わせ (p 6)bull AWS リソースのクリーンアップ (p 6)bull AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖 (p 6)

請求に関するご質問がある場合はAWSSupportにお問い合わせくださいこのページではAWSサポートに連絡し請求に関するお問い合わせのサポートケースをオープンするプロセスをご案内しますアカウントおよび請求のサポートは追加料金なしですべてのお客様に提供されます

Version 205

AWS Account Billing ユーザーガイド請求に関するご質問がある場合

またAccount Billing に関するよくある質問はhttpawsamazoncombillingfaqs を参照してください

AWS サポートへのお問い合わせ1 サインインしてAWS Supportセンターに移動しますプロンプトが表示されたらご利用のアカウ

ントのメールアドレスとパスワードを入力します2 [Open a new case] をクリックします3 [Open a new case] ページで[Account and Billing Support] を選択しフォームの必須フィールドに

入力します4 フォームの入力が済んだら[Web]をクリックしてEメールの返信を待つか[Phone]をクリックし

てAWS Support 担当者からの電話をリクエストしますインスタントメッセージは請求に関するお問い合わせにはご利用いただけません

サポートケースのオープンはAWS Support とのコミュニケーションを図るうえで最も迅速かつ直接的な方法ですAWS Support ではサポート担当者への直通電話番号を公開していませんただし[Phone] オプションを選択するとAWS Support 担当者がお客様に電話します

すべてのAWSアカウント所有者は無料でアカウントおよび請求サポートにアクセスできます個別の技術サポートのみがサポートプランを必要とします詳細についてはAWS Support ウェブサイトをご覧ください

AWS リソースのクリーンアップ必要がなくなった AWS リソースはシャットダウンおよび削除するのが最善策ですAWS はすべての使用量を記録し公開レートを適用します無料利用枠であっても使用量に000 USDのレートが表示されます無料利用枠の使用はAWS製品の特定のサブセットのみに適用されAWSアカウントの作成後 1 年で有効期限切れになります

使用中の AWS 製品と実行されているリージョンは直近の請求明細レポートで確認できますAWSリソースのシャットダウンまたは削除の方法については各サービスのAWSドキュメントをご覧ください

AWSの無料利用枠の詳細やAWSリソースのクリーンアップ方法の例についてはGettingStartedwithAWS Free Usage Tier を参照してください

AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖AWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください各ページ下部のリンクをクリックしてください

AWS 無料利用枠についてAbstract

AWS 無料利用枠で無料の AWS 製品を複数使用していた場合に覚えのない料金を請求されたのはなぜですか

AWS ではお客様に無料で複数の AWS 製品をお試しいただく機会を提供しています無料利用枠にサインアップすると次のような多くの目的に AWS を使用できます

bull AWS をビジネスのプラットフォームとして使用できるかを評価するbull 学校や趣味のプロジェクトを完了するbull スキルセットを広げるためにさまざまな技術にアクセスする

Version 206

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

無料利用枠にサインアップしたお客様がAWS から請求を受け取る場合があります

無料利用枠のみを使用していたはずなのに覚えのない請求を受け取る可能性のある理由を次に示します

bull 無料利用枠にはないサービスまたはサービス提供を使用した無料利用枠に含まれる内容に関する詳細についてはAWS 無料利用枠のページをご覧ください

bull 無料利用枠で定義された使用量の制限を超えた使用量レベルが使用量の制限に近づいた場合に通知するようアラートを設定することもできます詳細についてはAccount Billingアラートと通知で請求額を監視 (p 53) を参照してください

bull AWS アカウントの使用が 1 年を超えているbull お客様のアカウントは支払いアカウントの使用が 1 年を超えた一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) アカウントファミリーの連結アカウントです無料利用枠の特典を利用できるのは一括請求アカウントファミリーで 1 つのアカウントのみです

bull AWS Marketplace などで入手できるサードパーティのアプリケーションやアプリケーションを使用していた

無料であるべき AWS リソースに対して請求された場合はAWS カスタマーサービスにご連絡ください

AWS 無料利用枠の使用に関する詳細についてはGetting Started with AWS Free Usage Tier をご覧ください

Version 207

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

AWS アカウント

Abstract

AWS アカウントとは何ですかその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しこれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行います

AWS アカウントはその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しそれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行いますお客様または組織の誰かが最初に AWS にサインアップしたときにAWS アカウントが作成されます

次の情報は AWS アカウントと関連付けられます

bull ユーザー名とパスワードbull アカウント番号bull 郵送先住所電話番号E メールアドレスウェブサイトアドレスなどの連絡先情報bull 支払い方法bull 運用請求セキュリティの問題に使用する連絡先などアカウントの他の連絡先のリスト

集中制御 AWS Identity and Access ManagementAWSアカウントはLinux システムのルートアカウントまたはWindowsシステムの管理者アカウントに該当します従ってこのアカウントはお客様が AWS に提供するすべての情報および AWS で実行するすべてのサービスへのアクセス権があります

お客様のAWSアカウントを使用しお客様のリソースにアクセスしてアプリケーションを実行できますがAWS Identity andAccessManagement(IAM)を使用しアカウントごとにユーザーを作成してIAMグループに割り当てることをお勧めしますその後ポリシーを使用しグループに許可をアタッチできますポリシーはリソースとアプリケーションへのアクセスを制御します

AWS アカウントとユーザーの詳細についてはIAM ドキュメントを参照してください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 208

AWS Account Billing ユーザーガイド集中制御 AWS Identity and Access Management

請求エンティティとしての AWS アカウントAWS アカウントの所有者は課金された料金を支払う必要がありますIAM ユーザーをお客様のアカウントで実行する場合またはアカウントが一括請求のアカウントファミリーの支払いアカウントである場合請求書にはこのアクティビティに対する料金が含まれますAWS Account Billing は時間および月単位を含む詳細のさまざまなレベルのサービスによって料金を表示する請求明細レポートを提供します詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

請求明細レポートは現時点ではアカウントの IAMユーザーによって発生した使用量をリスト表示しません

一括請求によりアカウントファミリーの支払いアカウントとしてAWSアカウントを指定することができます支払いアカウントのみがAWS請求書を受け取ります同様に支払いアカウントのみが請求明細レポートにアクセスできます一括請求はアカウントファミリーのすべてのAWS使用量を結合しますこれによりアカウントファミリー全体が毎月より早くさらに安い料金階層に移行できます詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

アカウント情報の追加と編集Abstract

AWSAccountBillingコンソールでEメールや請求先住所パスワード電話番号などのアカウント情報を追加または変更します

Topicsbull AWS アカウント情報の編集 (p 9)bull 支払い方法の管理 (p 9)

AWS Account Billing コンソールでアカウント情報を更新できますコンソールではアカウントの以下の情報を追加表示または編集できます

bull E メールアドレスbull パスワードbull アカウント名bull 請求先住所bull 電話番号bull 会社名bull ウェブサイトの URLbull 組織内でオペレーション請求やセキュリティの役割を担っている人物の他の連絡先(オプション)

AWS アカウント情報の編集1 AWS Management Console にサインインしてAccount Billing コンソールを開きます2 ナビゲーションペインで [Account Information] をクリックします3 更新するセクションごとに[Edit] をクリックし変更を加え[Update] をクリックします4 各セクションで [Done] をクリックし変更を保存します

支払い方法の管理Account Billing コンソールの [Payment Methods] ページを使用して以下のタスクを実行します

Version 209

AWS Account Billing ユーザーガイド請求エンティティとしての AWS アカウント

bull AWS アカウントにクレジットカードを追加するbull AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するbull クレジットカードを AWS の請求に対するデフォルトの支払い方法として設定するbull クレジットカードの名前または有効期限日を編集する

AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします

AWS アカウントにクレジットカードを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 [Add a card] をクリックし要求された情報を入力します

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 デフォルトの支払い方法として指定するクレジットカードの行で[Make Default] をクリックしま

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 編集するクレジットカードの行で [Edit] をクリックし示された情報を編集します

Note

クレジットカード番号を編集することはできませんカードの名前と有効期限日のみを編集できます

Version 2010

AWS Account Billing ユーザーガイドアカウント情報の追加と編集

毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示

Abstract

毎月の請求書過去の請求書または不定期項目の請求書はダウンロードできます請求明細レポートを設定して使用料金や定期的な料金を確認することもできます

Topicsbull 月額料金の表示 (p 11)bull AWS 使用状況レポートの表示 (p 14)bull メールで送付された請求書の取得 (p 14)bull プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)bull 請求明細レポートをオンにする (p 16)bull 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)bull コスト配分とタグ付け (p 21)bull 請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28)

AWS が毎月発行する請求書には使用料金定期項目の料金が含まれていますリザーブドインスタンスやAWSサポートプランの購入などの不定期項目についてはただちに課金されます今月の予定請求金額と過去の月の最終料金をいつでも確認できます使用量およびコストを分析と管理するために詳細なレポートを設定および有効化できますこのセクションでは毎月の請求書や過去の請求書をダウンロードする方法および請求明細レポートを設定しオンにしてダウンロードする方法について説明します

月額料金の表示請求サイクルの締め日または不定期項目の購入時点でAWSからPDFファイル形式で請求書が発行されます次のステップを使用し[Account Activity] ページから PDF をダウンロードできます

Note

IAM ユーザーはAccount Billing コンソールの一部のページにアクセスするには所定の権限を明示的に与えられている必要があります詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 2011

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

料金を表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Bills] をクリックします3 [Summary]タブでは[Date]テキストボックスに表示される月のサービス使用料金の概要や詳細を

確認できますただし当月のアクティビティが終了し最終料金が計算されるまでは請求額にはなりません

一括請求の顧客の場合[Bills] ページの [Consolidated Bill Details] タブにすべてのアカウントの合計が表示されます[Bill Details by Account] タブをクリックし一括請求アカウントファミリーのアカウントごとにアクティビティを表示します

別の月の料金を表示するには

bull [Bills] ページで[Date] のドロップダウンボックスを使用して別の月を選択します

料金のコピーを PDF ドキュメントとしてダウンロードするには

1 [Bills] ページで次の画像に示すようにすべてのアクティビティが終了する月を [Date]のドロップダウンボックスから選択します

2 [Summary] タブで次の画像に示すように [Usage Charges and Recurring Fees] をクリックします

Version 2012

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 5: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

IAMの仕組みや組織の他の人がユーザー名とパスワードを使用してAWSを利用できるようにし必要なもののみにアクセス権を与えるためにこれを使用する方法の詳細についてはIAMの概念IAMを使用するの IAM のベストプラクティスのトピックを参照してください

Account Billing ではAWS のルートアカウントの所有者はそのアカウントで作成された IAM ユーザーで発生したすべての使用量に対して責任を負います

AWS からのサービスへの支払いAWS 使用量の支払いにはAWS はサインアップ時にお客様が入力するクレジットカードに課金します毎月の請求書はクレジットカードへの課金が AWS 使用量からどのように発生するかを示します

AWS コストと使用量のレポートAccount Billingコンソールで全体的にコストをモニタリングしたりレポートを使用してコストを追跡したりすることができます

AWS は Account Billing コンソールの [Bills] ページに料金を投稿します毎月末にこのページから請求書の PDF コピーをダウンロードすることもできます詳細については月額料金の表示 (p 11)を参照してください

さらに指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに AWS が請求明細レポートを発行するよう指定できます時間または月一括請求ファミリーの各AWSアカウント製品または製品のリソース自分で定義するタグによってコストを分類してレポートを表示できますAWSは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日に数回バケットにレポートを発行します

含まれる料金を生成するAWSリソースを示すようにこれらのレポートをカスタマイズできますまたタグによって記載されるビジネスディメンションによりレポートを集計するために使用できるAWS リソースのタグを作成できます

AWS請求明細レポートに含まれるデータを使用して組織は自分でカスタマイズしたソリューションまたはサードパーティのレポートおよび分析ツールで経費の可視化を行えます

請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) トピックではこれらのレポートおよび AWS 料金についての理解を深められるように設定する方法について説明します

単一の請求書に複数のアカウントを統合するAWS プラットフォームは小規模で開始するか単一のウェブサイトプロジェクトから地理的に遠方に配置された複数のプロジェクトの作業を支える企業まであらゆるサイズの組織に対処できるように設計されています組織が大規模の場合または成長が見込まれる場合一括請求を使用し組織の構造を反映する複数の AWS アカウントを設定する可能性があります

複数のAWSアカウントを設定する場合アカウントごとに請求書(つまり支払いアカウントとしての機能)を受信するようにできますまた一括請求機能を使用し1つの支払いアカウントに複数の連結アカウントを統合できます一括請求は会計を簡単にし多くのAWSサービスに対してさらに安い料金階層を利用できるようにしますただし一括請求はアカウント管理機能ではありません

詳細については一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)を参照してください

Account Billing 情報の保護AWS Identity and AccessManagementサービスを使用しAccount Billingコンソールの[Account Activity]ページに対するアクセスを許可および拒否することができます詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 202

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS からのサービスへの支払い

AWS 経費の監視Amazon CloudWatch を使用しAWS 経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにアラームを作成できますこの機能を使用するにはAccountBillingアラートと通知で請求額を監視(p 53)トピックに記載されたように請求アラートをオンにします

Account Billing の操作Abstract

アカウントおよび請求に関するよくある質問請求の取得方法支払い方法使用量の表示方法料金の表示方法アカウントの開設方法アカウントの閉鎖方法

Topicsbull アカウントを作成するにはどうすればよいですか (p 3)bull 請求書が送付されるのはいつですか (p 4)bull 支払い方法を教えてください (p 4)bull AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか (p 4)bull 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか (p 4)bull 請求について質問するにはどうすればよいですか (p 4)bull 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか (p 4)bull 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法 (p 5)bull アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか (p 5)bull アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法 (p 5)bull アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか (p 5)bull アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか (p 6)

アカウントを作成するにはどうすればよいですかAWS アカウントを作成するにはhttpawsamazoncom でアマゾンウェブサービスのホームページを開いて[Sign Up] をクリックします画面上の指示に従ってくださいサインアップのプロセス中に請求および連絡先の情報を入力しますアマゾンウェブサービス(AWS)は無料利用枠を使用するアカウントを作成するだけであってもクレジットカード情報の入力も必要です

AWS アカウントを作成したらAWS Identity and Access Management(IAM)を使用してグループとユーザーを作成しそのうち1つのユーザーについてはAWSサービスの操作に必要な管理権限を自分用に割り当てる必要がありますIAM ではAWS リソースへのアクセスに必要な権限およびアクセス権を他のユーザーに付与するために必要な権限を自在に設定できます(デフォルトではAWS アカウントには Linux のルートアカウントまたはWindows の管理者アカウント同様すべての権限が与えられていますこのアカウントのセキュリティ認証情報を共有することこのアカウントを日々の業務に使用することは絶対に避けてください)

IAM で管理グループを作成する方法についてはIAM を使用するのコンソールを使用して管理グループを作成するを参照してください

Amazoncomのアカウントで使用しているアカウント認証情報(Eメールアドレスやパスワード)はAWS には使用しないでくださいさらにAWS を業務で使用するのであれば私的な E メールアカウントを使用して AWS アカウントを作成するのは避けてください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 203

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 経費の監視

請求書が送付されるのはいつですかAWS Account Billing は毎月末の午前 0 時に請求期間を締めて請求額を計算しますほとんどの請求書は月の 3 日目の会計日までにダウンロードできるように準備されます請求書は Account Billingコンソールの [Bills] ページでダウンロードできます

Note

別途記載のない限りAccount Billing ではグリニッジ標準時(GMT)を使用します

支払い方法を教えてください毎月の使用料金はAWSへのご登録時にご指定いただいたクレジットカードに請求されますクレジットカード情報はAccount Billingコンソールの [Payment Methods]ページで確認および更新できます支払いに別のクレジットカードを指定することもできます

AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですかAWS Account Billing では請求情報の他にAWS の利用状況(使用している AWS 製品その使用時間ストレージとの上り下りのデータ転送量ストレージの平均使用容量など)についても詳細レポートを提供していますこれらのレポートはその明細項目を月単位または時間単位で合計するよう選択することもできます

またこれらのレポートは AWS 料金をリソース単位で表すようにも設定できますさらに一部のAWS 製品ではコスト配分タグを使用してレポートをカスタマイズすることもできます

請求明細レポートの表示方法選択方法については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

コスト配分タグを使用してレポートをカスタマイズする方法についてはコスト配分とタグ付け(p 21)を参照してください

現在の料金を表示するにはどうすればよいですかAccount Billingコンソールの [Account Activity] ページで月の現在の料金をいつでも表示できますさらに[Dashboard] ページでは今月の支出が表示されます

請求について質問するにはどうすればよいですか請求書について質問がある場合請求に関するご質問がある場合 (p 5) トピックに示される方法の 1つを使用して AWS Support にお問い合わせくださいビジネスレベルおよびエンタープライズレベルのサポートをご利用のお客様はIAM ユーザーに AWS Support へのアクセス権を付与できます

他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですかAWS Account Billing と AWS Identity and Access Management は連携してアカウント所有者がアカウントアクティビティまたは請求明細レポートを参照する権限を持つユーザーをコントロールできるようにします詳細についてはAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 204

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の操作

単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法AWS Account Billing には一括請求と呼ばれる機能があり組織が AWS アカウントを連結アカウントの関連するセットに属するアクティビティの支払いアカウントとして指定できます詳細については一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) トピックを参照してください

アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですかAWS製品の使用に対する月額がお客様が設定したしきい値に到達した場合アラートを作成およびメールを送信するためにAmazon CloudWatch を使用できます請求アラートの作成に関する詳細についてはAmazonCloudWatch開発者ガイドのMonitor Your EstimatedCharges Using AmazonCloudWatchトピックを参照してください

アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法請求明細レポートの受信を選択した場合Amazon S3 アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を使用してアプリケーションからアクセスできるAmazonSimpleStorageServiceバケットを作成することもできますさらに請求明細レポートはCSV(カンマ区切り値)形式で提供されMicrosoft Excel または Apache OpenOffice Calc などのスプレッドシートソフトウェアで開くことができます

この機能はProgrammatic Access としても知られています

アプリケーションに請求情報をインポートする方法の詳細については動作の仕組み請求明細レポート (p 15)を参照してください

アカウント情報を更新するにはどうすればよいですかアカウント情報の追加と編集 (p 9) のトピックはAWS アカウントの情報を更新する方法について説明します

アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですかAWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください

請求に関するご質問がある場合Abstract

まだアカウントや請求に関する質問がありますアカウントの閉鎖リソースのシャットダウンサービスのキャンセルを考えていますが方法を教えてくださいAWS サポートにお問い合わせください追加料金は発生しません

Topicsbull AWS サポートへのお問い合わせ (p 6)bull AWS リソースのクリーンアップ (p 6)bull AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖 (p 6)

請求に関するご質問がある場合はAWSSupportにお問い合わせくださいこのページではAWSサポートに連絡し請求に関するお問い合わせのサポートケースをオープンするプロセスをご案内しますアカウントおよび請求のサポートは追加料金なしですべてのお客様に提供されます

Version 205

AWS Account Billing ユーザーガイド請求に関するご質問がある場合

またAccount Billing に関するよくある質問はhttpawsamazoncombillingfaqs を参照してください

AWS サポートへのお問い合わせ1 サインインしてAWS Supportセンターに移動しますプロンプトが表示されたらご利用のアカウ

ントのメールアドレスとパスワードを入力します2 [Open a new case] をクリックします3 [Open a new case] ページで[Account and Billing Support] を選択しフォームの必須フィールドに

入力します4 フォームの入力が済んだら[Web]をクリックしてEメールの返信を待つか[Phone]をクリックし

てAWS Support 担当者からの電話をリクエストしますインスタントメッセージは請求に関するお問い合わせにはご利用いただけません

サポートケースのオープンはAWS Support とのコミュニケーションを図るうえで最も迅速かつ直接的な方法ですAWS Support ではサポート担当者への直通電話番号を公開していませんただし[Phone] オプションを選択するとAWS Support 担当者がお客様に電話します

すべてのAWSアカウント所有者は無料でアカウントおよび請求サポートにアクセスできます個別の技術サポートのみがサポートプランを必要とします詳細についてはAWS Support ウェブサイトをご覧ください

AWS リソースのクリーンアップ必要がなくなった AWS リソースはシャットダウンおよび削除するのが最善策ですAWS はすべての使用量を記録し公開レートを適用します無料利用枠であっても使用量に000 USDのレートが表示されます無料利用枠の使用はAWS製品の特定のサブセットのみに適用されAWSアカウントの作成後 1 年で有効期限切れになります

使用中の AWS 製品と実行されているリージョンは直近の請求明細レポートで確認できますAWSリソースのシャットダウンまたは削除の方法については各サービスのAWSドキュメントをご覧ください

AWSの無料利用枠の詳細やAWSリソースのクリーンアップ方法の例についてはGettingStartedwithAWS Free Usage Tier を参照してください

AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖AWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください各ページ下部のリンクをクリックしてください

AWS 無料利用枠についてAbstract

AWS 無料利用枠で無料の AWS 製品を複数使用していた場合に覚えのない料金を請求されたのはなぜですか

AWS ではお客様に無料で複数の AWS 製品をお試しいただく機会を提供しています無料利用枠にサインアップすると次のような多くの目的に AWS を使用できます

bull AWS をビジネスのプラットフォームとして使用できるかを評価するbull 学校や趣味のプロジェクトを完了するbull スキルセットを広げるためにさまざまな技術にアクセスする

Version 206

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

無料利用枠にサインアップしたお客様がAWS から請求を受け取る場合があります

無料利用枠のみを使用していたはずなのに覚えのない請求を受け取る可能性のある理由を次に示します

bull 無料利用枠にはないサービスまたはサービス提供を使用した無料利用枠に含まれる内容に関する詳細についてはAWS 無料利用枠のページをご覧ください

bull 無料利用枠で定義された使用量の制限を超えた使用量レベルが使用量の制限に近づいた場合に通知するようアラートを設定することもできます詳細についてはAccount Billingアラートと通知で請求額を監視 (p 53) を参照してください

bull AWS アカウントの使用が 1 年を超えているbull お客様のアカウントは支払いアカウントの使用が 1 年を超えた一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) アカウントファミリーの連結アカウントです無料利用枠の特典を利用できるのは一括請求アカウントファミリーで 1 つのアカウントのみです

bull AWS Marketplace などで入手できるサードパーティのアプリケーションやアプリケーションを使用していた

無料であるべき AWS リソースに対して請求された場合はAWS カスタマーサービスにご連絡ください

AWS 無料利用枠の使用に関する詳細についてはGetting Started with AWS Free Usage Tier をご覧ください

Version 207

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

AWS アカウント

Abstract

AWS アカウントとは何ですかその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しこれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行います

AWS アカウントはその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しそれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行いますお客様または組織の誰かが最初に AWS にサインアップしたときにAWS アカウントが作成されます

次の情報は AWS アカウントと関連付けられます

bull ユーザー名とパスワードbull アカウント番号bull 郵送先住所電話番号E メールアドレスウェブサイトアドレスなどの連絡先情報bull 支払い方法bull 運用請求セキュリティの問題に使用する連絡先などアカウントの他の連絡先のリスト

集中制御 AWS Identity and Access ManagementAWSアカウントはLinux システムのルートアカウントまたはWindowsシステムの管理者アカウントに該当します従ってこのアカウントはお客様が AWS に提供するすべての情報および AWS で実行するすべてのサービスへのアクセス権があります

お客様のAWSアカウントを使用しお客様のリソースにアクセスしてアプリケーションを実行できますがAWS Identity andAccessManagement(IAM)を使用しアカウントごとにユーザーを作成してIAMグループに割り当てることをお勧めしますその後ポリシーを使用しグループに許可をアタッチできますポリシーはリソースとアプリケーションへのアクセスを制御します

AWS アカウントとユーザーの詳細についてはIAM ドキュメントを参照してください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 208

AWS Account Billing ユーザーガイド集中制御 AWS Identity and Access Management

請求エンティティとしての AWS アカウントAWS アカウントの所有者は課金された料金を支払う必要がありますIAM ユーザーをお客様のアカウントで実行する場合またはアカウントが一括請求のアカウントファミリーの支払いアカウントである場合請求書にはこのアクティビティに対する料金が含まれますAWS Account Billing は時間および月単位を含む詳細のさまざまなレベルのサービスによって料金を表示する請求明細レポートを提供します詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

請求明細レポートは現時点ではアカウントの IAMユーザーによって発生した使用量をリスト表示しません

一括請求によりアカウントファミリーの支払いアカウントとしてAWSアカウントを指定することができます支払いアカウントのみがAWS請求書を受け取ります同様に支払いアカウントのみが請求明細レポートにアクセスできます一括請求はアカウントファミリーのすべてのAWS使用量を結合しますこれによりアカウントファミリー全体が毎月より早くさらに安い料金階層に移行できます詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

アカウント情報の追加と編集Abstract

AWSAccountBillingコンソールでEメールや請求先住所パスワード電話番号などのアカウント情報を追加または変更します

Topicsbull AWS アカウント情報の編集 (p 9)bull 支払い方法の管理 (p 9)

AWS Account Billing コンソールでアカウント情報を更新できますコンソールではアカウントの以下の情報を追加表示または編集できます

bull E メールアドレスbull パスワードbull アカウント名bull 請求先住所bull 電話番号bull 会社名bull ウェブサイトの URLbull 組織内でオペレーション請求やセキュリティの役割を担っている人物の他の連絡先(オプション)

AWS アカウント情報の編集1 AWS Management Console にサインインしてAccount Billing コンソールを開きます2 ナビゲーションペインで [Account Information] をクリックします3 更新するセクションごとに[Edit] をクリックし変更を加え[Update] をクリックします4 各セクションで [Done] をクリックし変更を保存します

支払い方法の管理Account Billing コンソールの [Payment Methods] ページを使用して以下のタスクを実行します

Version 209

AWS Account Billing ユーザーガイド請求エンティティとしての AWS アカウント

bull AWS アカウントにクレジットカードを追加するbull AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するbull クレジットカードを AWS の請求に対するデフォルトの支払い方法として設定するbull クレジットカードの名前または有効期限日を編集する

AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします

AWS アカウントにクレジットカードを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 [Add a card] をクリックし要求された情報を入力します

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 デフォルトの支払い方法として指定するクレジットカードの行で[Make Default] をクリックしま

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 編集するクレジットカードの行で [Edit] をクリックし示された情報を編集します

Note

クレジットカード番号を編集することはできませんカードの名前と有効期限日のみを編集できます

Version 2010

AWS Account Billing ユーザーガイドアカウント情報の追加と編集

毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示

Abstract

毎月の請求書過去の請求書または不定期項目の請求書はダウンロードできます請求明細レポートを設定して使用料金や定期的な料金を確認することもできます

Topicsbull 月額料金の表示 (p 11)bull AWS 使用状況レポートの表示 (p 14)bull メールで送付された請求書の取得 (p 14)bull プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)bull 請求明細レポートをオンにする (p 16)bull 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)bull コスト配分とタグ付け (p 21)bull 請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28)

AWS が毎月発行する請求書には使用料金定期項目の料金が含まれていますリザーブドインスタンスやAWSサポートプランの購入などの不定期項目についてはただちに課金されます今月の予定請求金額と過去の月の最終料金をいつでも確認できます使用量およびコストを分析と管理するために詳細なレポートを設定および有効化できますこのセクションでは毎月の請求書や過去の請求書をダウンロードする方法および請求明細レポートを設定しオンにしてダウンロードする方法について説明します

月額料金の表示請求サイクルの締め日または不定期項目の購入時点でAWSからPDFファイル形式で請求書が発行されます次のステップを使用し[Account Activity] ページから PDF をダウンロードできます

Note

IAM ユーザーはAccount Billing コンソールの一部のページにアクセスするには所定の権限を明示的に与えられている必要があります詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 2011

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

料金を表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Bills] をクリックします3 [Summary]タブでは[Date]テキストボックスに表示される月のサービス使用料金の概要や詳細を

確認できますただし当月のアクティビティが終了し最終料金が計算されるまでは請求額にはなりません

一括請求の顧客の場合[Bills] ページの [Consolidated Bill Details] タブにすべてのアカウントの合計が表示されます[Bill Details by Account] タブをクリックし一括請求アカウントファミリーのアカウントごとにアクティビティを表示します

別の月の料金を表示するには

bull [Bills] ページで[Date] のドロップダウンボックスを使用して別の月を選択します

料金のコピーを PDF ドキュメントとしてダウンロードするには

1 [Bills] ページで次の画像に示すようにすべてのアクティビティが終了する月を [Date]のドロップダウンボックスから選択します

2 [Summary] タブで次の画像に示すように [Usage Charges and Recurring Fees] をクリックします

Version 2012

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 6: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

AWS 経費の監視Amazon CloudWatch を使用しAWS 経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにアラームを作成できますこの機能を使用するにはAccountBillingアラートと通知で請求額を監視(p 53)トピックに記載されたように請求アラートをオンにします

Account Billing の操作Abstract

アカウントおよび請求に関するよくある質問請求の取得方法支払い方法使用量の表示方法料金の表示方法アカウントの開設方法アカウントの閉鎖方法

Topicsbull アカウントを作成するにはどうすればよいですか (p 3)bull 請求書が送付されるのはいつですか (p 4)bull 支払い方法を教えてください (p 4)bull AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか (p 4)bull 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか (p 4)bull 請求について質問するにはどうすればよいですか (p 4)bull 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか (p 4)bull 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法 (p 5)bull アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか (p 5)bull アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法 (p 5)bull アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか (p 5)bull アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか (p 6)

アカウントを作成するにはどうすればよいですかAWS アカウントを作成するにはhttpawsamazoncom でアマゾンウェブサービスのホームページを開いて[Sign Up] をクリックします画面上の指示に従ってくださいサインアップのプロセス中に請求および連絡先の情報を入力しますアマゾンウェブサービス(AWS)は無料利用枠を使用するアカウントを作成するだけであってもクレジットカード情報の入力も必要です

AWS アカウントを作成したらAWS Identity and Access Management(IAM)を使用してグループとユーザーを作成しそのうち1つのユーザーについてはAWSサービスの操作に必要な管理権限を自分用に割り当てる必要がありますIAM ではAWS リソースへのアクセスに必要な権限およびアクセス権を他のユーザーに付与するために必要な権限を自在に設定できます(デフォルトではAWS アカウントには Linux のルートアカウントまたはWindows の管理者アカウント同様すべての権限が与えられていますこのアカウントのセキュリティ認証情報を共有することこのアカウントを日々の業務に使用することは絶対に避けてください)

IAM で管理グループを作成する方法についてはIAM を使用するのコンソールを使用して管理グループを作成するを参照してください

Amazoncomのアカウントで使用しているアカウント認証情報(Eメールアドレスやパスワード)はAWS には使用しないでくださいさらにAWS を業務で使用するのであれば私的な E メールアカウントを使用して AWS アカウントを作成するのは避けてください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 203

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 経費の監視

請求書が送付されるのはいつですかAWS Account Billing は毎月末の午前 0 時に請求期間を締めて請求額を計算しますほとんどの請求書は月の 3 日目の会計日までにダウンロードできるように準備されます請求書は Account Billingコンソールの [Bills] ページでダウンロードできます

Note

別途記載のない限りAccount Billing ではグリニッジ標準時(GMT)を使用します

支払い方法を教えてください毎月の使用料金はAWSへのご登録時にご指定いただいたクレジットカードに請求されますクレジットカード情報はAccount Billingコンソールの [Payment Methods]ページで確認および更新できます支払いに別のクレジットカードを指定することもできます

AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですかAWS Account Billing では請求情報の他にAWS の利用状況(使用している AWS 製品その使用時間ストレージとの上り下りのデータ転送量ストレージの平均使用容量など)についても詳細レポートを提供していますこれらのレポートはその明細項目を月単位または時間単位で合計するよう選択することもできます

またこれらのレポートは AWS 料金をリソース単位で表すようにも設定できますさらに一部のAWS 製品ではコスト配分タグを使用してレポートをカスタマイズすることもできます

請求明細レポートの表示方法選択方法については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

コスト配分タグを使用してレポートをカスタマイズする方法についてはコスト配分とタグ付け(p 21)を参照してください

現在の料金を表示するにはどうすればよいですかAccount Billingコンソールの [Account Activity] ページで月の現在の料金をいつでも表示できますさらに[Dashboard] ページでは今月の支出が表示されます

請求について質問するにはどうすればよいですか請求書について質問がある場合請求に関するご質問がある場合 (p 5) トピックに示される方法の 1つを使用して AWS Support にお問い合わせくださいビジネスレベルおよびエンタープライズレベルのサポートをご利用のお客様はIAM ユーザーに AWS Support へのアクセス権を付与できます

他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですかAWS Account Billing と AWS Identity and Access Management は連携してアカウント所有者がアカウントアクティビティまたは請求明細レポートを参照する権限を持つユーザーをコントロールできるようにします詳細についてはAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 204

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の操作

単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法AWS Account Billing には一括請求と呼ばれる機能があり組織が AWS アカウントを連結アカウントの関連するセットに属するアクティビティの支払いアカウントとして指定できます詳細については一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) トピックを参照してください

アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですかAWS製品の使用に対する月額がお客様が設定したしきい値に到達した場合アラートを作成およびメールを送信するためにAmazon CloudWatch を使用できます請求アラートの作成に関する詳細についてはAmazonCloudWatch開発者ガイドのMonitor Your EstimatedCharges Using AmazonCloudWatchトピックを参照してください

アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法請求明細レポートの受信を選択した場合Amazon S3 アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を使用してアプリケーションからアクセスできるAmazonSimpleStorageServiceバケットを作成することもできますさらに請求明細レポートはCSV(カンマ区切り値)形式で提供されMicrosoft Excel または Apache OpenOffice Calc などのスプレッドシートソフトウェアで開くことができます

この機能はProgrammatic Access としても知られています

アプリケーションに請求情報をインポートする方法の詳細については動作の仕組み請求明細レポート (p 15)を参照してください

アカウント情報を更新するにはどうすればよいですかアカウント情報の追加と編集 (p 9) のトピックはAWS アカウントの情報を更新する方法について説明します

アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですかAWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください

請求に関するご質問がある場合Abstract

まだアカウントや請求に関する質問がありますアカウントの閉鎖リソースのシャットダウンサービスのキャンセルを考えていますが方法を教えてくださいAWS サポートにお問い合わせください追加料金は発生しません

Topicsbull AWS サポートへのお問い合わせ (p 6)bull AWS リソースのクリーンアップ (p 6)bull AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖 (p 6)

請求に関するご質問がある場合はAWSSupportにお問い合わせくださいこのページではAWSサポートに連絡し請求に関するお問い合わせのサポートケースをオープンするプロセスをご案内しますアカウントおよび請求のサポートは追加料金なしですべてのお客様に提供されます

Version 205

AWS Account Billing ユーザーガイド請求に関するご質問がある場合

またAccount Billing に関するよくある質問はhttpawsamazoncombillingfaqs を参照してください

AWS サポートへのお問い合わせ1 サインインしてAWS Supportセンターに移動しますプロンプトが表示されたらご利用のアカウ

ントのメールアドレスとパスワードを入力します2 [Open a new case] をクリックします3 [Open a new case] ページで[Account and Billing Support] を選択しフォームの必須フィールドに

入力します4 フォームの入力が済んだら[Web]をクリックしてEメールの返信を待つか[Phone]をクリックし

てAWS Support 担当者からの電話をリクエストしますインスタントメッセージは請求に関するお問い合わせにはご利用いただけません

サポートケースのオープンはAWS Support とのコミュニケーションを図るうえで最も迅速かつ直接的な方法ですAWS Support ではサポート担当者への直通電話番号を公開していませんただし[Phone] オプションを選択するとAWS Support 担当者がお客様に電話します

すべてのAWSアカウント所有者は無料でアカウントおよび請求サポートにアクセスできます個別の技術サポートのみがサポートプランを必要とします詳細についてはAWS Support ウェブサイトをご覧ください

AWS リソースのクリーンアップ必要がなくなった AWS リソースはシャットダウンおよび削除するのが最善策ですAWS はすべての使用量を記録し公開レートを適用します無料利用枠であっても使用量に000 USDのレートが表示されます無料利用枠の使用はAWS製品の特定のサブセットのみに適用されAWSアカウントの作成後 1 年で有効期限切れになります

使用中の AWS 製品と実行されているリージョンは直近の請求明細レポートで確認できますAWSリソースのシャットダウンまたは削除の方法については各サービスのAWSドキュメントをご覧ください

AWSの無料利用枠の詳細やAWSリソースのクリーンアップ方法の例についてはGettingStartedwithAWS Free Usage Tier を参照してください

AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖AWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください各ページ下部のリンクをクリックしてください

AWS 無料利用枠についてAbstract

AWS 無料利用枠で無料の AWS 製品を複数使用していた場合に覚えのない料金を請求されたのはなぜですか

AWS ではお客様に無料で複数の AWS 製品をお試しいただく機会を提供しています無料利用枠にサインアップすると次のような多くの目的に AWS を使用できます

bull AWS をビジネスのプラットフォームとして使用できるかを評価するbull 学校や趣味のプロジェクトを完了するbull スキルセットを広げるためにさまざまな技術にアクセスする

Version 206

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

無料利用枠にサインアップしたお客様がAWS から請求を受け取る場合があります

無料利用枠のみを使用していたはずなのに覚えのない請求を受け取る可能性のある理由を次に示します

bull 無料利用枠にはないサービスまたはサービス提供を使用した無料利用枠に含まれる内容に関する詳細についてはAWS 無料利用枠のページをご覧ください

bull 無料利用枠で定義された使用量の制限を超えた使用量レベルが使用量の制限に近づいた場合に通知するようアラートを設定することもできます詳細についてはAccount Billingアラートと通知で請求額を監視 (p 53) を参照してください

bull AWS アカウントの使用が 1 年を超えているbull お客様のアカウントは支払いアカウントの使用が 1 年を超えた一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) アカウントファミリーの連結アカウントです無料利用枠の特典を利用できるのは一括請求アカウントファミリーで 1 つのアカウントのみです

bull AWS Marketplace などで入手できるサードパーティのアプリケーションやアプリケーションを使用していた

無料であるべき AWS リソースに対して請求された場合はAWS カスタマーサービスにご連絡ください

AWS 無料利用枠の使用に関する詳細についてはGetting Started with AWS Free Usage Tier をご覧ください

Version 207

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

AWS アカウント

Abstract

AWS アカウントとは何ですかその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しこれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行います

AWS アカウントはその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しそれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行いますお客様または組織の誰かが最初に AWS にサインアップしたときにAWS アカウントが作成されます

次の情報は AWS アカウントと関連付けられます

bull ユーザー名とパスワードbull アカウント番号bull 郵送先住所電話番号E メールアドレスウェブサイトアドレスなどの連絡先情報bull 支払い方法bull 運用請求セキュリティの問題に使用する連絡先などアカウントの他の連絡先のリスト

集中制御 AWS Identity and Access ManagementAWSアカウントはLinux システムのルートアカウントまたはWindowsシステムの管理者アカウントに該当します従ってこのアカウントはお客様が AWS に提供するすべての情報および AWS で実行するすべてのサービスへのアクセス権があります

お客様のAWSアカウントを使用しお客様のリソースにアクセスしてアプリケーションを実行できますがAWS Identity andAccessManagement(IAM)を使用しアカウントごとにユーザーを作成してIAMグループに割り当てることをお勧めしますその後ポリシーを使用しグループに許可をアタッチできますポリシーはリソースとアプリケーションへのアクセスを制御します

AWS アカウントとユーザーの詳細についてはIAM ドキュメントを参照してください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 208

AWS Account Billing ユーザーガイド集中制御 AWS Identity and Access Management

請求エンティティとしての AWS アカウントAWS アカウントの所有者は課金された料金を支払う必要がありますIAM ユーザーをお客様のアカウントで実行する場合またはアカウントが一括請求のアカウントファミリーの支払いアカウントである場合請求書にはこのアクティビティに対する料金が含まれますAWS Account Billing は時間および月単位を含む詳細のさまざまなレベルのサービスによって料金を表示する請求明細レポートを提供します詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

請求明細レポートは現時点ではアカウントの IAMユーザーによって発生した使用量をリスト表示しません

一括請求によりアカウントファミリーの支払いアカウントとしてAWSアカウントを指定することができます支払いアカウントのみがAWS請求書を受け取ります同様に支払いアカウントのみが請求明細レポートにアクセスできます一括請求はアカウントファミリーのすべてのAWS使用量を結合しますこれによりアカウントファミリー全体が毎月より早くさらに安い料金階層に移行できます詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

アカウント情報の追加と編集Abstract

AWSAccountBillingコンソールでEメールや請求先住所パスワード電話番号などのアカウント情報を追加または変更します

Topicsbull AWS アカウント情報の編集 (p 9)bull 支払い方法の管理 (p 9)

AWS Account Billing コンソールでアカウント情報を更新できますコンソールではアカウントの以下の情報を追加表示または編集できます

bull E メールアドレスbull パスワードbull アカウント名bull 請求先住所bull 電話番号bull 会社名bull ウェブサイトの URLbull 組織内でオペレーション請求やセキュリティの役割を担っている人物の他の連絡先(オプション)

AWS アカウント情報の編集1 AWS Management Console にサインインしてAccount Billing コンソールを開きます2 ナビゲーションペインで [Account Information] をクリックします3 更新するセクションごとに[Edit] をクリックし変更を加え[Update] をクリックします4 各セクションで [Done] をクリックし変更を保存します

支払い方法の管理Account Billing コンソールの [Payment Methods] ページを使用して以下のタスクを実行します

Version 209

AWS Account Billing ユーザーガイド請求エンティティとしての AWS アカウント

bull AWS アカウントにクレジットカードを追加するbull AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するbull クレジットカードを AWS の請求に対するデフォルトの支払い方法として設定するbull クレジットカードの名前または有効期限日を編集する

AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします

AWS アカウントにクレジットカードを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 [Add a card] をクリックし要求された情報を入力します

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 デフォルトの支払い方法として指定するクレジットカードの行で[Make Default] をクリックしま

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 編集するクレジットカードの行で [Edit] をクリックし示された情報を編集します

Note

クレジットカード番号を編集することはできませんカードの名前と有効期限日のみを編集できます

Version 2010

AWS Account Billing ユーザーガイドアカウント情報の追加と編集

毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示

Abstract

毎月の請求書過去の請求書または不定期項目の請求書はダウンロードできます請求明細レポートを設定して使用料金や定期的な料金を確認することもできます

Topicsbull 月額料金の表示 (p 11)bull AWS 使用状況レポートの表示 (p 14)bull メールで送付された請求書の取得 (p 14)bull プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)bull 請求明細レポートをオンにする (p 16)bull 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)bull コスト配分とタグ付け (p 21)bull 請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28)

AWS が毎月発行する請求書には使用料金定期項目の料金が含まれていますリザーブドインスタンスやAWSサポートプランの購入などの不定期項目についてはただちに課金されます今月の予定請求金額と過去の月の最終料金をいつでも確認できます使用量およびコストを分析と管理するために詳細なレポートを設定および有効化できますこのセクションでは毎月の請求書や過去の請求書をダウンロードする方法および請求明細レポートを設定しオンにしてダウンロードする方法について説明します

月額料金の表示請求サイクルの締め日または不定期項目の購入時点でAWSからPDFファイル形式で請求書が発行されます次のステップを使用し[Account Activity] ページから PDF をダウンロードできます

Note

IAM ユーザーはAccount Billing コンソールの一部のページにアクセスするには所定の権限を明示的に与えられている必要があります詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 2011

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

料金を表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Bills] をクリックします3 [Summary]タブでは[Date]テキストボックスに表示される月のサービス使用料金の概要や詳細を

確認できますただし当月のアクティビティが終了し最終料金が計算されるまでは請求額にはなりません

一括請求の顧客の場合[Bills] ページの [Consolidated Bill Details] タブにすべてのアカウントの合計が表示されます[Bill Details by Account] タブをクリックし一括請求アカウントファミリーのアカウントごとにアクティビティを表示します

別の月の料金を表示するには

bull [Bills] ページで[Date] のドロップダウンボックスを使用して別の月を選択します

料金のコピーを PDF ドキュメントとしてダウンロードするには

1 [Bills] ページで次の画像に示すようにすべてのアクティビティが終了する月を [Date]のドロップダウンボックスから選択します

2 [Summary] タブで次の画像に示すように [Usage Charges and Recurring Fees] をクリックします

Version 2012

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 7: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

請求書が送付されるのはいつですかAWS Account Billing は毎月末の午前 0 時に請求期間を締めて請求額を計算しますほとんどの請求書は月の 3 日目の会計日までにダウンロードできるように準備されます請求書は Account Billingコンソールの [Bills] ページでダウンロードできます

Note

別途記載のない限りAccount Billing ではグリニッジ標準時(GMT)を使用します

支払い方法を教えてください毎月の使用料金はAWSへのご登録時にご指定いただいたクレジットカードに請求されますクレジットカード情報はAccount Billingコンソールの [Payment Methods]ページで確認および更新できます支払いに別のクレジットカードを指定することもできます

AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですかAWS Account Billing では請求情報の他にAWS の利用状況(使用している AWS 製品その使用時間ストレージとの上り下りのデータ転送量ストレージの平均使用容量など)についても詳細レポートを提供していますこれらのレポートはその明細項目を月単位または時間単位で合計するよう選択することもできます

またこれらのレポートは AWS 料金をリソース単位で表すようにも設定できますさらに一部のAWS 製品ではコスト配分タグを使用してレポートをカスタマイズすることもできます

請求明細レポートの表示方法選択方法については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

コスト配分タグを使用してレポートをカスタマイズする方法についてはコスト配分とタグ付け(p 21)を参照してください

現在の料金を表示するにはどうすればよいですかAccount Billingコンソールの [Account Activity] ページで月の現在の料金をいつでも表示できますさらに[Dashboard] ページでは今月の支出が表示されます

請求について質問するにはどうすればよいですか請求書について質問がある場合請求に関するご質問がある場合 (p 5) トピックに示される方法の 1つを使用して AWS Support にお問い合わせくださいビジネスレベルおよびエンタープライズレベルのサポートをご利用のお客様はIAM ユーザーに AWS Support へのアクセス権を付与できます

他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですかAWS Account Billing と AWS Identity and Access Management は連携してアカウント所有者がアカウントアクティビティまたは請求明細レポートを参照する権限を持つユーザーをコントロールできるようにします詳細についてはAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 204

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の操作

単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法AWS Account Billing には一括請求と呼ばれる機能があり組織が AWS アカウントを連結アカウントの関連するセットに属するアクティビティの支払いアカウントとして指定できます詳細については一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) トピックを参照してください

アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですかAWS製品の使用に対する月額がお客様が設定したしきい値に到達した場合アラートを作成およびメールを送信するためにAmazon CloudWatch を使用できます請求アラートの作成に関する詳細についてはAmazonCloudWatch開発者ガイドのMonitor Your EstimatedCharges Using AmazonCloudWatchトピックを参照してください

アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法請求明細レポートの受信を選択した場合Amazon S3 アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を使用してアプリケーションからアクセスできるAmazonSimpleStorageServiceバケットを作成することもできますさらに請求明細レポートはCSV(カンマ区切り値)形式で提供されMicrosoft Excel または Apache OpenOffice Calc などのスプレッドシートソフトウェアで開くことができます

この機能はProgrammatic Access としても知られています

アプリケーションに請求情報をインポートする方法の詳細については動作の仕組み請求明細レポート (p 15)を参照してください

アカウント情報を更新するにはどうすればよいですかアカウント情報の追加と編集 (p 9) のトピックはAWS アカウントの情報を更新する方法について説明します

アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですかAWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください

請求に関するご質問がある場合Abstract

まだアカウントや請求に関する質問がありますアカウントの閉鎖リソースのシャットダウンサービスのキャンセルを考えていますが方法を教えてくださいAWS サポートにお問い合わせください追加料金は発生しません

Topicsbull AWS サポートへのお問い合わせ (p 6)bull AWS リソースのクリーンアップ (p 6)bull AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖 (p 6)

請求に関するご質問がある場合はAWSSupportにお問い合わせくださいこのページではAWSサポートに連絡し請求に関するお問い合わせのサポートケースをオープンするプロセスをご案内しますアカウントおよび請求のサポートは追加料金なしですべてのお客様に提供されます

Version 205

AWS Account Billing ユーザーガイド請求に関するご質問がある場合

またAccount Billing に関するよくある質問はhttpawsamazoncombillingfaqs を参照してください

AWS サポートへのお問い合わせ1 サインインしてAWS Supportセンターに移動しますプロンプトが表示されたらご利用のアカウ

ントのメールアドレスとパスワードを入力します2 [Open a new case] をクリックします3 [Open a new case] ページで[Account and Billing Support] を選択しフォームの必須フィールドに

入力します4 フォームの入力が済んだら[Web]をクリックしてEメールの返信を待つか[Phone]をクリックし

てAWS Support 担当者からの電話をリクエストしますインスタントメッセージは請求に関するお問い合わせにはご利用いただけません

サポートケースのオープンはAWS Support とのコミュニケーションを図るうえで最も迅速かつ直接的な方法ですAWS Support ではサポート担当者への直通電話番号を公開していませんただし[Phone] オプションを選択するとAWS Support 担当者がお客様に電話します

すべてのAWSアカウント所有者は無料でアカウントおよび請求サポートにアクセスできます個別の技術サポートのみがサポートプランを必要とします詳細についてはAWS Support ウェブサイトをご覧ください

AWS リソースのクリーンアップ必要がなくなった AWS リソースはシャットダウンおよび削除するのが最善策ですAWS はすべての使用量を記録し公開レートを適用します無料利用枠であっても使用量に000 USDのレートが表示されます無料利用枠の使用はAWS製品の特定のサブセットのみに適用されAWSアカウントの作成後 1 年で有効期限切れになります

使用中の AWS 製品と実行されているリージョンは直近の請求明細レポートで確認できますAWSリソースのシャットダウンまたは削除の方法については各サービスのAWSドキュメントをご覧ください

AWSの無料利用枠の詳細やAWSリソースのクリーンアップ方法の例についてはGettingStartedwithAWS Free Usage Tier を参照してください

AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖AWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください各ページ下部のリンクをクリックしてください

AWS 無料利用枠についてAbstract

AWS 無料利用枠で無料の AWS 製品を複数使用していた場合に覚えのない料金を請求されたのはなぜですか

AWS ではお客様に無料で複数の AWS 製品をお試しいただく機会を提供しています無料利用枠にサインアップすると次のような多くの目的に AWS を使用できます

bull AWS をビジネスのプラットフォームとして使用できるかを評価するbull 学校や趣味のプロジェクトを完了するbull スキルセットを広げるためにさまざまな技術にアクセスする

Version 206

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

無料利用枠にサインアップしたお客様がAWS から請求を受け取る場合があります

無料利用枠のみを使用していたはずなのに覚えのない請求を受け取る可能性のある理由を次に示します

bull 無料利用枠にはないサービスまたはサービス提供を使用した無料利用枠に含まれる内容に関する詳細についてはAWS 無料利用枠のページをご覧ください

bull 無料利用枠で定義された使用量の制限を超えた使用量レベルが使用量の制限に近づいた場合に通知するようアラートを設定することもできます詳細についてはAccount Billingアラートと通知で請求額を監視 (p 53) を参照してください

bull AWS アカウントの使用が 1 年を超えているbull お客様のアカウントは支払いアカウントの使用が 1 年を超えた一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) アカウントファミリーの連結アカウントです無料利用枠の特典を利用できるのは一括請求アカウントファミリーで 1 つのアカウントのみです

bull AWS Marketplace などで入手できるサードパーティのアプリケーションやアプリケーションを使用していた

無料であるべき AWS リソースに対して請求された場合はAWS カスタマーサービスにご連絡ください

AWS 無料利用枠の使用に関する詳細についてはGetting Started with AWS Free Usage Tier をご覧ください

Version 207

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

AWS アカウント

Abstract

AWS アカウントとは何ですかその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しこれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行います

AWS アカウントはその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しそれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行いますお客様または組織の誰かが最初に AWS にサインアップしたときにAWS アカウントが作成されます

次の情報は AWS アカウントと関連付けられます

bull ユーザー名とパスワードbull アカウント番号bull 郵送先住所電話番号E メールアドレスウェブサイトアドレスなどの連絡先情報bull 支払い方法bull 運用請求セキュリティの問題に使用する連絡先などアカウントの他の連絡先のリスト

集中制御 AWS Identity and Access ManagementAWSアカウントはLinux システムのルートアカウントまたはWindowsシステムの管理者アカウントに該当します従ってこのアカウントはお客様が AWS に提供するすべての情報および AWS で実行するすべてのサービスへのアクセス権があります

お客様のAWSアカウントを使用しお客様のリソースにアクセスしてアプリケーションを実行できますがAWS Identity andAccessManagement(IAM)を使用しアカウントごとにユーザーを作成してIAMグループに割り当てることをお勧めしますその後ポリシーを使用しグループに許可をアタッチできますポリシーはリソースとアプリケーションへのアクセスを制御します

AWS アカウントとユーザーの詳細についてはIAM ドキュメントを参照してください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 208

AWS Account Billing ユーザーガイド集中制御 AWS Identity and Access Management

請求エンティティとしての AWS アカウントAWS アカウントの所有者は課金された料金を支払う必要がありますIAM ユーザーをお客様のアカウントで実行する場合またはアカウントが一括請求のアカウントファミリーの支払いアカウントである場合請求書にはこのアクティビティに対する料金が含まれますAWS Account Billing は時間および月単位を含む詳細のさまざまなレベルのサービスによって料金を表示する請求明細レポートを提供します詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

請求明細レポートは現時点ではアカウントの IAMユーザーによって発生した使用量をリスト表示しません

一括請求によりアカウントファミリーの支払いアカウントとしてAWSアカウントを指定することができます支払いアカウントのみがAWS請求書を受け取ります同様に支払いアカウントのみが請求明細レポートにアクセスできます一括請求はアカウントファミリーのすべてのAWS使用量を結合しますこれによりアカウントファミリー全体が毎月より早くさらに安い料金階層に移行できます詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

アカウント情報の追加と編集Abstract

AWSAccountBillingコンソールでEメールや請求先住所パスワード電話番号などのアカウント情報を追加または変更します

Topicsbull AWS アカウント情報の編集 (p 9)bull 支払い方法の管理 (p 9)

AWS Account Billing コンソールでアカウント情報を更新できますコンソールではアカウントの以下の情報を追加表示または編集できます

bull E メールアドレスbull パスワードbull アカウント名bull 請求先住所bull 電話番号bull 会社名bull ウェブサイトの URLbull 組織内でオペレーション請求やセキュリティの役割を担っている人物の他の連絡先(オプション)

AWS アカウント情報の編集1 AWS Management Console にサインインしてAccount Billing コンソールを開きます2 ナビゲーションペインで [Account Information] をクリックします3 更新するセクションごとに[Edit] をクリックし変更を加え[Update] をクリックします4 各セクションで [Done] をクリックし変更を保存します

支払い方法の管理Account Billing コンソールの [Payment Methods] ページを使用して以下のタスクを実行します

Version 209

AWS Account Billing ユーザーガイド請求エンティティとしての AWS アカウント

bull AWS アカウントにクレジットカードを追加するbull AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するbull クレジットカードを AWS の請求に対するデフォルトの支払い方法として設定するbull クレジットカードの名前または有効期限日を編集する

AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします

AWS アカウントにクレジットカードを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 [Add a card] をクリックし要求された情報を入力します

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 デフォルトの支払い方法として指定するクレジットカードの行で[Make Default] をクリックしま

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 編集するクレジットカードの行で [Edit] をクリックし示された情報を編集します

Note

クレジットカード番号を編集することはできませんカードの名前と有効期限日のみを編集できます

Version 2010

AWS Account Billing ユーザーガイドアカウント情報の追加と編集

毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示

Abstract

毎月の請求書過去の請求書または不定期項目の請求書はダウンロードできます請求明細レポートを設定して使用料金や定期的な料金を確認することもできます

Topicsbull 月額料金の表示 (p 11)bull AWS 使用状況レポートの表示 (p 14)bull メールで送付された請求書の取得 (p 14)bull プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)bull 請求明細レポートをオンにする (p 16)bull 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)bull コスト配分とタグ付け (p 21)bull 請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28)

AWS が毎月発行する請求書には使用料金定期項目の料金が含まれていますリザーブドインスタンスやAWSサポートプランの購入などの不定期項目についてはただちに課金されます今月の予定請求金額と過去の月の最終料金をいつでも確認できます使用量およびコストを分析と管理するために詳細なレポートを設定および有効化できますこのセクションでは毎月の請求書や過去の請求書をダウンロードする方法および請求明細レポートを設定しオンにしてダウンロードする方法について説明します

月額料金の表示請求サイクルの締め日または不定期項目の購入時点でAWSからPDFファイル形式で請求書が発行されます次のステップを使用し[Account Activity] ページから PDF をダウンロードできます

Note

IAM ユーザーはAccount Billing コンソールの一部のページにアクセスするには所定の権限を明示的に与えられている必要があります詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 2011

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

料金を表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Bills] をクリックします3 [Summary]タブでは[Date]テキストボックスに表示される月のサービス使用料金の概要や詳細を

確認できますただし当月のアクティビティが終了し最終料金が計算されるまでは請求額にはなりません

一括請求の顧客の場合[Bills] ページの [Consolidated Bill Details] タブにすべてのアカウントの合計が表示されます[Bill Details by Account] タブをクリックし一括請求アカウントファミリーのアカウントごとにアクティビティを表示します

別の月の料金を表示するには

bull [Bills] ページで[Date] のドロップダウンボックスを使用して別の月を選択します

料金のコピーを PDF ドキュメントとしてダウンロードするには

1 [Bills] ページで次の画像に示すようにすべてのアクティビティが終了する月を [Date]のドロップダウンボックスから選択します

2 [Summary] タブで次の画像に示すように [Usage Charges and Recurring Fees] をクリックします

Version 2012

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 8: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法AWS Account Billing には一括請求と呼ばれる機能があり組織が AWS アカウントを連結アカウントの関連するセットに属するアクティビティの支払いアカウントとして指定できます詳細については一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) トピックを参照してください

アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですかAWS製品の使用に対する月額がお客様が設定したしきい値に到達した場合アラートを作成およびメールを送信するためにAmazon CloudWatch を使用できます請求アラートの作成に関する詳細についてはAmazonCloudWatch開発者ガイドのMonitor Your EstimatedCharges Using AmazonCloudWatchトピックを参照してください

アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法請求明細レポートの受信を選択した場合Amazon S3 アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を使用してアプリケーションからアクセスできるAmazonSimpleStorageServiceバケットを作成することもできますさらに請求明細レポートはCSV(カンマ区切り値)形式で提供されMicrosoft Excel または Apache OpenOffice Calc などのスプレッドシートソフトウェアで開くことができます

この機能はProgrammatic Access としても知られています

アプリケーションに請求情報をインポートする方法の詳細については動作の仕組み請求明細レポート (p 15)を参照してください

アカウント情報を更新するにはどうすればよいですかアカウント情報の追加と編集 (p 9) のトピックはAWS アカウントの情報を更新する方法について説明します

アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですかAWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください

請求に関するご質問がある場合Abstract

まだアカウントや請求に関する質問がありますアカウントの閉鎖リソースのシャットダウンサービスのキャンセルを考えていますが方法を教えてくださいAWS サポートにお問い合わせください追加料金は発生しません

Topicsbull AWS サポートへのお問い合わせ (p 6)bull AWS リソースのクリーンアップ (p 6)bull AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖 (p 6)

請求に関するご質問がある場合はAWSSupportにお問い合わせくださいこのページではAWSサポートに連絡し請求に関するお問い合わせのサポートケースをオープンするプロセスをご案内しますアカウントおよび請求のサポートは追加料金なしですべてのお客様に提供されます

Version 205

AWS Account Billing ユーザーガイド請求に関するご質問がある場合

またAccount Billing に関するよくある質問はhttpawsamazoncombillingfaqs を参照してください

AWS サポートへのお問い合わせ1 サインインしてAWS Supportセンターに移動しますプロンプトが表示されたらご利用のアカウ

ントのメールアドレスとパスワードを入力します2 [Open a new case] をクリックします3 [Open a new case] ページで[Account and Billing Support] を選択しフォームの必須フィールドに

入力します4 フォームの入力が済んだら[Web]をクリックしてEメールの返信を待つか[Phone]をクリックし

てAWS Support 担当者からの電話をリクエストしますインスタントメッセージは請求に関するお問い合わせにはご利用いただけません

サポートケースのオープンはAWS Support とのコミュニケーションを図るうえで最も迅速かつ直接的な方法ですAWS Support ではサポート担当者への直通電話番号を公開していませんただし[Phone] オプションを選択するとAWS Support 担当者がお客様に電話します

すべてのAWSアカウント所有者は無料でアカウントおよび請求サポートにアクセスできます個別の技術サポートのみがサポートプランを必要とします詳細についてはAWS Support ウェブサイトをご覧ください

AWS リソースのクリーンアップ必要がなくなった AWS リソースはシャットダウンおよび削除するのが最善策ですAWS はすべての使用量を記録し公開レートを適用します無料利用枠であっても使用量に000 USDのレートが表示されます無料利用枠の使用はAWS製品の特定のサブセットのみに適用されAWSアカウントの作成後 1 年で有効期限切れになります

使用中の AWS 製品と実行されているリージョンは直近の請求明細レポートで確認できますAWSリソースのシャットダウンまたは削除の方法については各サービスのAWSドキュメントをご覧ください

AWSの無料利用枠の詳細やAWSリソースのクリーンアップ方法の例についてはGettingStartedwithAWS Free Usage Tier を参照してください

AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖AWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください各ページ下部のリンクをクリックしてください

AWS 無料利用枠についてAbstract

AWS 無料利用枠で無料の AWS 製品を複数使用していた場合に覚えのない料金を請求されたのはなぜですか

AWS ではお客様に無料で複数の AWS 製品をお試しいただく機会を提供しています無料利用枠にサインアップすると次のような多くの目的に AWS を使用できます

bull AWS をビジネスのプラットフォームとして使用できるかを評価するbull 学校や趣味のプロジェクトを完了するbull スキルセットを広げるためにさまざまな技術にアクセスする

Version 206

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

無料利用枠にサインアップしたお客様がAWS から請求を受け取る場合があります

無料利用枠のみを使用していたはずなのに覚えのない請求を受け取る可能性のある理由を次に示します

bull 無料利用枠にはないサービスまたはサービス提供を使用した無料利用枠に含まれる内容に関する詳細についてはAWS 無料利用枠のページをご覧ください

bull 無料利用枠で定義された使用量の制限を超えた使用量レベルが使用量の制限に近づいた場合に通知するようアラートを設定することもできます詳細についてはAccount Billingアラートと通知で請求額を監視 (p 53) を参照してください

bull AWS アカウントの使用が 1 年を超えているbull お客様のアカウントは支払いアカウントの使用が 1 年を超えた一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) アカウントファミリーの連結アカウントです無料利用枠の特典を利用できるのは一括請求アカウントファミリーで 1 つのアカウントのみです

bull AWS Marketplace などで入手できるサードパーティのアプリケーションやアプリケーションを使用していた

無料であるべき AWS リソースに対して請求された場合はAWS カスタマーサービスにご連絡ください

AWS 無料利用枠の使用に関する詳細についてはGetting Started with AWS Free Usage Tier をご覧ください

Version 207

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

AWS アカウント

Abstract

AWS アカウントとは何ですかその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しこれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行います

AWS アカウントはその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しそれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行いますお客様または組織の誰かが最初に AWS にサインアップしたときにAWS アカウントが作成されます

次の情報は AWS アカウントと関連付けられます

bull ユーザー名とパスワードbull アカウント番号bull 郵送先住所電話番号E メールアドレスウェブサイトアドレスなどの連絡先情報bull 支払い方法bull 運用請求セキュリティの問題に使用する連絡先などアカウントの他の連絡先のリスト

集中制御 AWS Identity and Access ManagementAWSアカウントはLinux システムのルートアカウントまたはWindowsシステムの管理者アカウントに該当します従ってこのアカウントはお客様が AWS に提供するすべての情報および AWS で実行するすべてのサービスへのアクセス権があります

お客様のAWSアカウントを使用しお客様のリソースにアクセスしてアプリケーションを実行できますがAWS Identity andAccessManagement(IAM)を使用しアカウントごとにユーザーを作成してIAMグループに割り当てることをお勧めしますその後ポリシーを使用しグループに許可をアタッチできますポリシーはリソースとアプリケーションへのアクセスを制御します

AWS アカウントとユーザーの詳細についてはIAM ドキュメントを参照してください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 208

AWS Account Billing ユーザーガイド集中制御 AWS Identity and Access Management

請求エンティティとしての AWS アカウントAWS アカウントの所有者は課金された料金を支払う必要がありますIAM ユーザーをお客様のアカウントで実行する場合またはアカウントが一括請求のアカウントファミリーの支払いアカウントである場合請求書にはこのアクティビティに対する料金が含まれますAWS Account Billing は時間および月単位を含む詳細のさまざまなレベルのサービスによって料金を表示する請求明細レポートを提供します詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

請求明細レポートは現時点ではアカウントの IAMユーザーによって発生した使用量をリスト表示しません

一括請求によりアカウントファミリーの支払いアカウントとしてAWSアカウントを指定することができます支払いアカウントのみがAWS請求書を受け取ります同様に支払いアカウントのみが請求明細レポートにアクセスできます一括請求はアカウントファミリーのすべてのAWS使用量を結合しますこれによりアカウントファミリー全体が毎月より早くさらに安い料金階層に移行できます詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

アカウント情報の追加と編集Abstract

AWSAccountBillingコンソールでEメールや請求先住所パスワード電話番号などのアカウント情報を追加または変更します

Topicsbull AWS アカウント情報の編集 (p 9)bull 支払い方法の管理 (p 9)

AWS Account Billing コンソールでアカウント情報を更新できますコンソールではアカウントの以下の情報を追加表示または編集できます

bull E メールアドレスbull パスワードbull アカウント名bull 請求先住所bull 電話番号bull 会社名bull ウェブサイトの URLbull 組織内でオペレーション請求やセキュリティの役割を担っている人物の他の連絡先(オプション)

AWS アカウント情報の編集1 AWS Management Console にサインインしてAccount Billing コンソールを開きます2 ナビゲーションペインで [Account Information] をクリックします3 更新するセクションごとに[Edit] をクリックし変更を加え[Update] をクリックします4 各セクションで [Done] をクリックし変更を保存します

支払い方法の管理Account Billing コンソールの [Payment Methods] ページを使用して以下のタスクを実行します

Version 209

AWS Account Billing ユーザーガイド請求エンティティとしての AWS アカウント

bull AWS アカウントにクレジットカードを追加するbull AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するbull クレジットカードを AWS の請求に対するデフォルトの支払い方法として設定するbull クレジットカードの名前または有効期限日を編集する

AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします

AWS アカウントにクレジットカードを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 [Add a card] をクリックし要求された情報を入力します

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 デフォルトの支払い方法として指定するクレジットカードの行で[Make Default] をクリックしま

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 編集するクレジットカードの行で [Edit] をクリックし示された情報を編集します

Note

クレジットカード番号を編集することはできませんカードの名前と有効期限日のみを編集できます

Version 2010

AWS Account Billing ユーザーガイドアカウント情報の追加と編集

毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示

Abstract

毎月の請求書過去の請求書または不定期項目の請求書はダウンロードできます請求明細レポートを設定して使用料金や定期的な料金を確認することもできます

Topicsbull 月額料金の表示 (p 11)bull AWS 使用状況レポートの表示 (p 14)bull メールで送付された請求書の取得 (p 14)bull プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)bull 請求明細レポートをオンにする (p 16)bull 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)bull コスト配分とタグ付け (p 21)bull 請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28)

AWS が毎月発行する請求書には使用料金定期項目の料金が含まれていますリザーブドインスタンスやAWSサポートプランの購入などの不定期項目についてはただちに課金されます今月の予定請求金額と過去の月の最終料金をいつでも確認できます使用量およびコストを分析と管理するために詳細なレポートを設定および有効化できますこのセクションでは毎月の請求書や過去の請求書をダウンロードする方法および請求明細レポートを設定しオンにしてダウンロードする方法について説明します

月額料金の表示請求サイクルの締め日または不定期項目の購入時点でAWSからPDFファイル形式で請求書が発行されます次のステップを使用し[Account Activity] ページから PDF をダウンロードできます

Note

IAM ユーザーはAccount Billing コンソールの一部のページにアクセスするには所定の権限を明示的に与えられている必要があります詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 2011

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

料金を表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Bills] をクリックします3 [Summary]タブでは[Date]テキストボックスに表示される月のサービス使用料金の概要や詳細を

確認できますただし当月のアクティビティが終了し最終料金が計算されるまでは請求額にはなりません

一括請求の顧客の場合[Bills] ページの [Consolidated Bill Details] タブにすべてのアカウントの合計が表示されます[Bill Details by Account] タブをクリックし一括請求アカウントファミリーのアカウントごとにアクティビティを表示します

別の月の料金を表示するには

bull [Bills] ページで[Date] のドロップダウンボックスを使用して別の月を選択します

料金のコピーを PDF ドキュメントとしてダウンロードするには

1 [Bills] ページで次の画像に示すようにすべてのアクティビティが終了する月を [Date]のドロップダウンボックスから選択します

2 [Summary] タブで次の画像に示すように [Usage Charges and Recurring Fees] をクリックします

Version 2012

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 9: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

またAccount Billing に関するよくある質問はhttpawsamazoncombillingfaqs を参照してください

AWS サポートへのお問い合わせ1 サインインしてAWS Supportセンターに移動しますプロンプトが表示されたらご利用のアカウ

ントのメールアドレスとパスワードを入力します2 [Open a new case] をクリックします3 [Open a new case] ページで[Account and Billing Support] を選択しフォームの必須フィールドに

入力します4 フォームの入力が済んだら[Web]をクリックしてEメールの返信を待つか[Phone]をクリックし

てAWS Support 担当者からの電話をリクエストしますインスタントメッセージは請求に関するお問い合わせにはご利用いただけません

サポートケースのオープンはAWS Support とのコミュニケーションを図るうえで最も迅速かつ直接的な方法ですAWS Support ではサポート担当者への直通電話番号を公開していませんただし[Phone] オプションを選択するとAWS Support 担当者がお客様に電話します

すべてのAWSアカウント所有者は無料でアカウントおよび請求サポートにアクセスできます個別の技術サポートのみがサポートプランを必要とします詳細についてはAWS Support ウェブサイトをご覧ください

AWS リソースのクリーンアップ必要がなくなった AWS リソースはシャットダウンおよび削除するのが最善策ですAWS はすべての使用量を記録し公開レートを適用します無料利用枠であっても使用量に000 USDのレートが表示されます無料利用枠の使用はAWS製品の特定のサブセットのみに適用されAWSアカウントの作成後 1 年で有効期限切れになります

使用中の AWS 製品と実行されているリージョンは直近の請求明細レポートで確認できますAWSリソースのシャットダウンまたは削除の方法については各サービスのAWSドキュメントをご覧ください

AWSの無料利用枠の詳細やAWSリソースのクリーンアップ方法の例についてはGettingStartedwithAWS Free Usage Tier を参照してください

AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖AWS アカウントを閉鎖するにはAccount Billing コンソールの [Manage Your Account] ページまたは[Account Information] ページに移動してください各ページ下部のリンクをクリックしてください

AWS 無料利用枠についてAbstract

AWS 無料利用枠で無料の AWS 製品を複数使用していた場合に覚えのない料金を請求されたのはなぜですか

AWS ではお客様に無料で複数の AWS 製品をお試しいただく機会を提供しています無料利用枠にサインアップすると次のような多くの目的に AWS を使用できます

bull AWS をビジネスのプラットフォームとして使用できるかを評価するbull 学校や趣味のプロジェクトを完了するbull スキルセットを広げるためにさまざまな技術にアクセスする

Version 206

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

無料利用枠にサインアップしたお客様がAWS から請求を受け取る場合があります

無料利用枠のみを使用していたはずなのに覚えのない請求を受け取る可能性のある理由を次に示します

bull 無料利用枠にはないサービスまたはサービス提供を使用した無料利用枠に含まれる内容に関する詳細についてはAWS 無料利用枠のページをご覧ください

bull 無料利用枠で定義された使用量の制限を超えた使用量レベルが使用量の制限に近づいた場合に通知するようアラートを設定することもできます詳細についてはAccount Billingアラートと通知で請求額を監視 (p 53) を参照してください

bull AWS アカウントの使用が 1 年を超えているbull お客様のアカウントは支払いアカウントの使用が 1 年を超えた一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) アカウントファミリーの連結アカウントです無料利用枠の特典を利用できるのは一括請求アカウントファミリーで 1 つのアカウントのみです

bull AWS Marketplace などで入手できるサードパーティのアプリケーションやアプリケーションを使用していた

無料であるべき AWS リソースに対して請求された場合はAWS カスタマーサービスにご連絡ください

AWS 無料利用枠の使用に関する詳細についてはGetting Started with AWS Free Usage Tier をご覧ください

Version 207

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

AWS アカウント

Abstract

AWS アカウントとは何ですかその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しこれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行います

AWS アカウントはその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しそれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行いますお客様または組織の誰かが最初に AWS にサインアップしたときにAWS アカウントが作成されます

次の情報は AWS アカウントと関連付けられます

bull ユーザー名とパスワードbull アカウント番号bull 郵送先住所電話番号E メールアドレスウェブサイトアドレスなどの連絡先情報bull 支払い方法bull 運用請求セキュリティの問題に使用する連絡先などアカウントの他の連絡先のリスト

集中制御 AWS Identity and Access ManagementAWSアカウントはLinux システムのルートアカウントまたはWindowsシステムの管理者アカウントに該当します従ってこのアカウントはお客様が AWS に提供するすべての情報および AWS で実行するすべてのサービスへのアクセス権があります

お客様のAWSアカウントを使用しお客様のリソースにアクセスしてアプリケーションを実行できますがAWS Identity andAccessManagement(IAM)を使用しアカウントごとにユーザーを作成してIAMグループに割り当てることをお勧めしますその後ポリシーを使用しグループに許可をアタッチできますポリシーはリソースとアプリケーションへのアクセスを制御します

AWS アカウントとユーザーの詳細についてはIAM ドキュメントを参照してください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 208

AWS Account Billing ユーザーガイド集中制御 AWS Identity and Access Management

請求エンティティとしての AWS アカウントAWS アカウントの所有者は課金された料金を支払う必要がありますIAM ユーザーをお客様のアカウントで実行する場合またはアカウントが一括請求のアカウントファミリーの支払いアカウントである場合請求書にはこのアクティビティに対する料金が含まれますAWS Account Billing は時間および月単位を含む詳細のさまざまなレベルのサービスによって料金を表示する請求明細レポートを提供します詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

請求明細レポートは現時点ではアカウントの IAMユーザーによって発生した使用量をリスト表示しません

一括請求によりアカウントファミリーの支払いアカウントとしてAWSアカウントを指定することができます支払いアカウントのみがAWS請求書を受け取ります同様に支払いアカウントのみが請求明細レポートにアクセスできます一括請求はアカウントファミリーのすべてのAWS使用量を結合しますこれによりアカウントファミリー全体が毎月より早くさらに安い料金階層に移行できます詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

アカウント情報の追加と編集Abstract

AWSAccountBillingコンソールでEメールや請求先住所パスワード電話番号などのアカウント情報を追加または変更します

Topicsbull AWS アカウント情報の編集 (p 9)bull 支払い方法の管理 (p 9)

AWS Account Billing コンソールでアカウント情報を更新できますコンソールではアカウントの以下の情報を追加表示または編集できます

bull E メールアドレスbull パスワードbull アカウント名bull 請求先住所bull 電話番号bull 会社名bull ウェブサイトの URLbull 組織内でオペレーション請求やセキュリティの役割を担っている人物の他の連絡先(オプション)

AWS アカウント情報の編集1 AWS Management Console にサインインしてAccount Billing コンソールを開きます2 ナビゲーションペインで [Account Information] をクリックします3 更新するセクションごとに[Edit] をクリックし変更を加え[Update] をクリックします4 各セクションで [Done] をクリックし変更を保存します

支払い方法の管理Account Billing コンソールの [Payment Methods] ページを使用して以下のタスクを実行します

Version 209

AWS Account Billing ユーザーガイド請求エンティティとしての AWS アカウント

bull AWS アカウントにクレジットカードを追加するbull AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するbull クレジットカードを AWS の請求に対するデフォルトの支払い方法として設定するbull クレジットカードの名前または有効期限日を編集する

AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします

AWS アカウントにクレジットカードを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 [Add a card] をクリックし要求された情報を入力します

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 デフォルトの支払い方法として指定するクレジットカードの行で[Make Default] をクリックしま

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 編集するクレジットカードの行で [Edit] をクリックし示された情報を編集します

Note

クレジットカード番号を編集することはできませんカードの名前と有効期限日のみを編集できます

Version 2010

AWS Account Billing ユーザーガイドアカウント情報の追加と編集

毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示

Abstract

毎月の請求書過去の請求書または不定期項目の請求書はダウンロードできます請求明細レポートを設定して使用料金や定期的な料金を確認することもできます

Topicsbull 月額料金の表示 (p 11)bull AWS 使用状況レポートの表示 (p 14)bull メールで送付された請求書の取得 (p 14)bull プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)bull 請求明細レポートをオンにする (p 16)bull 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)bull コスト配分とタグ付け (p 21)bull 請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28)

AWS が毎月発行する請求書には使用料金定期項目の料金が含まれていますリザーブドインスタンスやAWSサポートプランの購入などの不定期項目についてはただちに課金されます今月の予定請求金額と過去の月の最終料金をいつでも確認できます使用量およびコストを分析と管理するために詳細なレポートを設定および有効化できますこのセクションでは毎月の請求書や過去の請求書をダウンロードする方法および請求明細レポートを設定しオンにしてダウンロードする方法について説明します

月額料金の表示請求サイクルの締め日または不定期項目の購入時点でAWSからPDFファイル形式で請求書が発行されます次のステップを使用し[Account Activity] ページから PDF をダウンロードできます

Note

IAM ユーザーはAccount Billing コンソールの一部のページにアクセスするには所定の権限を明示的に与えられている必要があります詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 2011

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

料金を表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Bills] をクリックします3 [Summary]タブでは[Date]テキストボックスに表示される月のサービス使用料金の概要や詳細を

確認できますただし当月のアクティビティが終了し最終料金が計算されるまでは請求額にはなりません

一括請求の顧客の場合[Bills] ページの [Consolidated Bill Details] タブにすべてのアカウントの合計が表示されます[Bill Details by Account] タブをクリックし一括請求アカウントファミリーのアカウントごとにアクティビティを表示します

別の月の料金を表示するには

bull [Bills] ページで[Date] のドロップダウンボックスを使用して別の月を選択します

料金のコピーを PDF ドキュメントとしてダウンロードするには

1 [Bills] ページで次の画像に示すようにすべてのアクティビティが終了する月を [Date]のドロップダウンボックスから選択します

2 [Summary] タブで次の画像に示すように [Usage Charges and Recurring Fees] をクリックします

Version 2012

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

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AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

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AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 10: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

無料利用枠にサインアップしたお客様がAWS から請求を受け取る場合があります

無料利用枠のみを使用していたはずなのに覚えのない請求を受け取る可能性のある理由を次に示します

bull 無料利用枠にはないサービスまたはサービス提供を使用した無料利用枠に含まれる内容に関する詳細についてはAWS 無料利用枠のページをご覧ください

bull 無料利用枠で定義された使用量の制限を超えた使用量レベルが使用量の制限に近づいた場合に通知するようアラートを設定することもできます詳細についてはAccount Billingアラートと通知で請求額を監視 (p 53) を参照してください

bull AWS アカウントの使用が 1 年を超えているbull お客様のアカウントは支払いアカウントの使用が 1 年を超えた一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35) アカウントファミリーの連結アカウントです無料利用枠の特典を利用できるのは一括請求アカウントファミリーで 1 つのアカウントのみです

bull AWS Marketplace などで入手できるサードパーティのアプリケーションやアプリケーションを使用していた

無料であるべき AWS リソースに対して請求された場合はAWS カスタマーサービスにご連絡ください

AWS 無料利用枠の使用に関する詳細についてはGetting Started with AWS Free Usage Tier をご覧ください

Version 207

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 無料利用枠について

AWS アカウント

Abstract

AWS アカウントとは何ですかその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しこれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行います

AWS アカウントはその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しそれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行いますお客様または組織の誰かが最初に AWS にサインアップしたときにAWS アカウントが作成されます

次の情報は AWS アカウントと関連付けられます

bull ユーザー名とパスワードbull アカウント番号bull 郵送先住所電話番号E メールアドレスウェブサイトアドレスなどの連絡先情報bull 支払い方法bull 運用請求セキュリティの問題に使用する連絡先などアカウントの他の連絡先のリスト

集中制御 AWS Identity and Access ManagementAWSアカウントはLinux システムのルートアカウントまたはWindowsシステムの管理者アカウントに該当します従ってこのアカウントはお客様が AWS に提供するすべての情報および AWS で実行するすべてのサービスへのアクセス権があります

お客様のAWSアカウントを使用しお客様のリソースにアクセスしてアプリケーションを実行できますがAWS Identity andAccessManagement(IAM)を使用しアカウントごとにユーザーを作成してIAMグループに割り当てることをお勧めしますその後ポリシーを使用しグループに許可をアタッチできますポリシーはリソースとアプリケーションへのアクセスを制御します

AWS アカウントとユーザーの詳細についてはIAM ドキュメントを参照してください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 208

AWS Account Billing ユーザーガイド集中制御 AWS Identity and Access Management

請求エンティティとしての AWS アカウントAWS アカウントの所有者は課金された料金を支払う必要がありますIAM ユーザーをお客様のアカウントで実行する場合またはアカウントが一括請求のアカウントファミリーの支払いアカウントである場合請求書にはこのアクティビティに対する料金が含まれますAWS Account Billing は時間および月単位を含む詳細のさまざまなレベルのサービスによって料金を表示する請求明細レポートを提供します詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

請求明細レポートは現時点ではアカウントの IAMユーザーによって発生した使用量をリスト表示しません

一括請求によりアカウントファミリーの支払いアカウントとしてAWSアカウントを指定することができます支払いアカウントのみがAWS請求書を受け取ります同様に支払いアカウントのみが請求明細レポートにアクセスできます一括請求はアカウントファミリーのすべてのAWS使用量を結合しますこれによりアカウントファミリー全体が毎月より早くさらに安い料金階層に移行できます詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

アカウント情報の追加と編集Abstract

AWSAccountBillingコンソールでEメールや請求先住所パスワード電話番号などのアカウント情報を追加または変更します

Topicsbull AWS アカウント情報の編集 (p 9)bull 支払い方法の管理 (p 9)

AWS Account Billing コンソールでアカウント情報を更新できますコンソールではアカウントの以下の情報を追加表示または編集できます

bull E メールアドレスbull パスワードbull アカウント名bull 請求先住所bull 電話番号bull 会社名bull ウェブサイトの URLbull 組織内でオペレーション請求やセキュリティの役割を担っている人物の他の連絡先(オプション)

AWS アカウント情報の編集1 AWS Management Console にサインインしてAccount Billing コンソールを開きます2 ナビゲーションペインで [Account Information] をクリックします3 更新するセクションごとに[Edit] をクリックし変更を加え[Update] をクリックします4 各セクションで [Done] をクリックし変更を保存します

支払い方法の管理Account Billing コンソールの [Payment Methods] ページを使用して以下のタスクを実行します

Version 209

AWS Account Billing ユーザーガイド請求エンティティとしての AWS アカウント

bull AWS アカウントにクレジットカードを追加するbull AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するbull クレジットカードを AWS の請求に対するデフォルトの支払い方法として設定するbull クレジットカードの名前または有効期限日を編集する

AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします

AWS アカウントにクレジットカードを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 [Add a card] をクリックし要求された情報を入力します

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 デフォルトの支払い方法として指定するクレジットカードの行で[Make Default] をクリックしま

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 編集するクレジットカードの行で [Edit] をクリックし示された情報を編集します

Note

クレジットカード番号を編集することはできませんカードの名前と有効期限日のみを編集できます

Version 2010

AWS Account Billing ユーザーガイドアカウント情報の追加と編集

毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示

Abstract

毎月の請求書過去の請求書または不定期項目の請求書はダウンロードできます請求明細レポートを設定して使用料金や定期的な料金を確認することもできます

Topicsbull 月額料金の表示 (p 11)bull AWS 使用状況レポートの表示 (p 14)bull メールで送付された請求書の取得 (p 14)bull プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)bull 請求明細レポートをオンにする (p 16)bull 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)bull コスト配分とタグ付け (p 21)bull 請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28)

AWS が毎月発行する請求書には使用料金定期項目の料金が含まれていますリザーブドインスタンスやAWSサポートプランの購入などの不定期項目についてはただちに課金されます今月の予定請求金額と過去の月の最終料金をいつでも確認できます使用量およびコストを分析と管理するために詳細なレポートを設定および有効化できますこのセクションでは毎月の請求書や過去の請求書をダウンロードする方法および請求明細レポートを設定しオンにしてダウンロードする方法について説明します

月額料金の表示請求サイクルの締め日または不定期項目の購入時点でAWSからPDFファイル形式で請求書が発行されます次のステップを使用し[Account Activity] ページから PDF をダウンロードできます

Note

IAM ユーザーはAccount Billing コンソールの一部のページにアクセスするには所定の権限を明示的に与えられている必要があります詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 2011

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

料金を表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Bills] をクリックします3 [Summary]タブでは[Date]テキストボックスに表示される月のサービス使用料金の概要や詳細を

確認できますただし当月のアクティビティが終了し最終料金が計算されるまでは請求額にはなりません

一括請求の顧客の場合[Bills] ページの [Consolidated Bill Details] タブにすべてのアカウントの合計が表示されます[Bill Details by Account] タブをクリックし一括請求アカウントファミリーのアカウントごとにアクティビティを表示します

別の月の料金を表示するには

bull [Bills] ページで[Date] のドロップダウンボックスを使用して別の月を選択します

料金のコピーを PDF ドキュメントとしてダウンロードするには

1 [Bills] ページで次の画像に示すようにすべてのアクティビティが終了する月を [Date]のドロップダウンボックスから選択します

2 [Summary] タブで次の画像に示すように [Usage Charges and Recurring Fees] をクリックします

Version 2012

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 11: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

AWS アカウント

Abstract

AWS アカウントとは何ですかその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しこれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行います

AWS アカウントはその組織の下で作成されたすべての AWS リソースを集中制御しそれらの AWSリソースを使用するすべてのアクティビティに対して支払いを行いますお客様または組織の誰かが最初に AWS にサインアップしたときにAWS アカウントが作成されます

次の情報は AWS アカウントと関連付けられます

bull ユーザー名とパスワードbull アカウント番号bull 郵送先住所電話番号E メールアドレスウェブサイトアドレスなどの連絡先情報bull 支払い方法bull 運用請求セキュリティの問題に使用する連絡先などアカウントの他の連絡先のリスト

集中制御 AWS Identity and Access ManagementAWSアカウントはLinux システムのルートアカウントまたはWindowsシステムの管理者アカウントに該当します従ってこのアカウントはお客様が AWS に提供するすべての情報および AWS で実行するすべてのサービスへのアクセス権があります

お客様のAWSアカウントを使用しお客様のリソースにアクセスしてアプリケーションを実行できますがAWS Identity andAccessManagement(IAM)を使用しアカウントごとにユーザーを作成してIAMグループに割り当てることをお勧めしますその後ポリシーを使用しグループに許可をアタッチできますポリシーはリソースとアプリケーションへのアクセスを制御します

AWS アカウントとユーザーの詳細についてはIAM ドキュメントを参照してください

また自分が管理者として使用するアカウントおよび請求情報を参照する権限を付与したアカウントについては多要素認証によりセキュリティレベルを強化することもお勧めします

Version 208

AWS Account Billing ユーザーガイド集中制御 AWS Identity and Access Management

請求エンティティとしての AWS アカウントAWS アカウントの所有者は課金された料金を支払う必要がありますIAM ユーザーをお客様のアカウントで実行する場合またはアカウントが一括請求のアカウントファミリーの支払いアカウントである場合請求書にはこのアクティビティに対する料金が含まれますAWS Account Billing は時間および月単位を含む詳細のさまざまなレベルのサービスによって料金を表示する請求明細レポートを提供します詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

請求明細レポートは現時点ではアカウントの IAMユーザーによって発生した使用量をリスト表示しません

一括請求によりアカウントファミリーの支払いアカウントとしてAWSアカウントを指定することができます支払いアカウントのみがAWS請求書を受け取ります同様に支払いアカウントのみが請求明細レポートにアクセスできます一括請求はアカウントファミリーのすべてのAWS使用量を結合しますこれによりアカウントファミリー全体が毎月より早くさらに安い料金階層に移行できます詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

アカウント情報の追加と編集Abstract

AWSAccountBillingコンソールでEメールや請求先住所パスワード電話番号などのアカウント情報を追加または変更します

Topicsbull AWS アカウント情報の編集 (p 9)bull 支払い方法の管理 (p 9)

AWS Account Billing コンソールでアカウント情報を更新できますコンソールではアカウントの以下の情報を追加表示または編集できます

bull E メールアドレスbull パスワードbull アカウント名bull 請求先住所bull 電話番号bull 会社名bull ウェブサイトの URLbull 組織内でオペレーション請求やセキュリティの役割を担っている人物の他の連絡先(オプション)

AWS アカウント情報の編集1 AWS Management Console にサインインしてAccount Billing コンソールを開きます2 ナビゲーションペインで [Account Information] をクリックします3 更新するセクションごとに[Edit] をクリックし変更を加え[Update] をクリックします4 各セクションで [Done] をクリックし変更を保存します

支払い方法の管理Account Billing コンソールの [Payment Methods] ページを使用して以下のタスクを実行します

Version 209

AWS Account Billing ユーザーガイド請求エンティティとしての AWS アカウント

bull AWS アカウントにクレジットカードを追加するbull AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するbull クレジットカードを AWS の請求に対するデフォルトの支払い方法として設定するbull クレジットカードの名前または有効期限日を編集する

AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします

AWS アカウントにクレジットカードを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 [Add a card] をクリックし要求された情報を入力します

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 デフォルトの支払い方法として指定するクレジットカードの行で[Make Default] をクリックしま

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 編集するクレジットカードの行で [Edit] をクリックし示された情報を編集します

Note

クレジットカード番号を編集することはできませんカードの名前と有効期限日のみを編集できます

Version 2010

AWS Account Billing ユーザーガイドアカウント情報の追加と編集

毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示

Abstract

毎月の請求書過去の請求書または不定期項目の請求書はダウンロードできます請求明細レポートを設定して使用料金や定期的な料金を確認することもできます

Topicsbull 月額料金の表示 (p 11)bull AWS 使用状況レポートの表示 (p 14)bull メールで送付された請求書の取得 (p 14)bull プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)bull 請求明細レポートをオンにする (p 16)bull 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)bull コスト配分とタグ付け (p 21)bull 請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28)

AWS が毎月発行する請求書には使用料金定期項目の料金が含まれていますリザーブドインスタンスやAWSサポートプランの購入などの不定期項目についてはただちに課金されます今月の予定請求金額と過去の月の最終料金をいつでも確認できます使用量およびコストを分析と管理するために詳細なレポートを設定および有効化できますこのセクションでは毎月の請求書や過去の請求書をダウンロードする方法および請求明細レポートを設定しオンにしてダウンロードする方法について説明します

月額料金の表示請求サイクルの締め日または不定期項目の購入時点でAWSからPDFファイル形式で請求書が発行されます次のステップを使用し[Account Activity] ページから PDF をダウンロードできます

Note

IAM ユーザーはAccount Billing コンソールの一部のページにアクセスするには所定の権限を明示的に与えられている必要があります詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 2011

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

料金を表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Bills] をクリックします3 [Summary]タブでは[Date]テキストボックスに表示される月のサービス使用料金の概要や詳細を

確認できますただし当月のアクティビティが終了し最終料金が計算されるまでは請求額にはなりません

一括請求の顧客の場合[Bills] ページの [Consolidated Bill Details] タブにすべてのアカウントの合計が表示されます[Bill Details by Account] タブをクリックし一括請求アカウントファミリーのアカウントごとにアクティビティを表示します

別の月の料金を表示するには

bull [Bills] ページで[Date] のドロップダウンボックスを使用して別の月を選択します

料金のコピーを PDF ドキュメントとしてダウンロードするには

1 [Bills] ページで次の画像に示すようにすべてのアクティビティが終了する月を [Date]のドロップダウンボックスから選択します

2 [Summary] タブで次の画像に示すように [Usage Charges and Recurring Fees] をクリックします

Version 2012

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

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AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

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AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 12: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

請求エンティティとしての AWS アカウントAWS アカウントの所有者は課金された料金を支払う必要がありますIAM ユーザーをお客様のアカウントで実行する場合またはアカウントが一括請求のアカウントファミリーの支払いアカウントである場合請求書にはこのアクティビティに対する料金が含まれますAWS Account Billing は時間および月単位を含む詳細のさまざまなレベルのサービスによって料金を表示する請求明細レポートを提供します詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

請求明細レポートは現時点ではアカウントの IAMユーザーによって発生した使用量をリスト表示しません

一括請求によりアカウントファミリーの支払いアカウントとしてAWSアカウントを指定することができます支払いアカウントのみがAWS請求書を受け取ります同様に支払いアカウントのみが請求明細レポートにアクセスできます一括請求はアカウントファミリーのすべてのAWS使用量を結合しますこれによりアカウントファミリー全体が毎月より早くさらに安い料金階層に移行できます詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

アカウント情報の追加と編集Abstract

AWSAccountBillingコンソールでEメールや請求先住所パスワード電話番号などのアカウント情報を追加または変更します

Topicsbull AWS アカウント情報の編集 (p 9)bull 支払い方法の管理 (p 9)

AWS Account Billing コンソールでアカウント情報を更新できますコンソールではアカウントの以下の情報を追加表示または編集できます

bull E メールアドレスbull パスワードbull アカウント名bull 請求先住所bull 電話番号bull 会社名bull ウェブサイトの URLbull 組織内でオペレーション請求やセキュリティの役割を担っている人物の他の連絡先(オプション)

AWS アカウント情報の編集1 AWS Management Console にサインインしてAccount Billing コンソールを開きます2 ナビゲーションペインで [Account Information] をクリックします3 更新するセクションごとに[Edit] をクリックし変更を加え[Update] をクリックします4 各セクションで [Done] をクリックし変更を保存します

支払い方法の管理Account Billing コンソールの [Payment Methods] ページを使用して以下のタスクを実行します

Version 209

AWS Account Billing ユーザーガイド請求エンティティとしての AWS アカウント

bull AWS アカウントにクレジットカードを追加するbull AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するbull クレジットカードを AWS の請求に対するデフォルトの支払い方法として設定するbull クレジットカードの名前または有効期限日を編集する

AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします

AWS アカウントにクレジットカードを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 [Add a card] をクリックし要求された情報を入力します

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 デフォルトの支払い方法として指定するクレジットカードの行で[Make Default] をクリックしま

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 編集するクレジットカードの行で [Edit] をクリックし示された情報を編集します

Note

クレジットカード番号を編集することはできませんカードの名前と有効期限日のみを編集できます

Version 2010

AWS Account Billing ユーザーガイドアカウント情報の追加と編集

毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示

Abstract

毎月の請求書過去の請求書または不定期項目の請求書はダウンロードできます請求明細レポートを設定して使用料金や定期的な料金を確認することもできます

Topicsbull 月額料金の表示 (p 11)bull AWS 使用状況レポートの表示 (p 14)bull メールで送付された請求書の取得 (p 14)bull プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)bull 請求明細レポートをオンにする (p 16)bull 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)bull コスト配分とタグ付け (p 21)bull 請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28)

AWS が毎月発行する請求書には使用料金定期項目の料金が含まれていますリザーブドインスタンスやAWSサポートプランの購入などの不定期項目についてはただちに課金されます今月の予定請求金額と過去の月の最終料金をいつでも確認できます使用量およびコストを分析と管理するために詳細なレポートを設定および有効化できますこのセクションでは毎月の請求書や過去の請求書をダウンロードする方法および請求明細レポートを設定しオンにしてダウンロードする方法について説明します

月額料金の表示請求サイクルの締め日または不定期項目の購入時点でAWSからPDFファイル形式で請求書が発行されます次のステップを使用し[Account Activity] ページから PDF をダウンロードできます

Note

IAM ユーザーはAccount Billing コンソールの一部のページにアクセスするには所定の権限を明示的に与えられている必要があります詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 2011

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

料金を表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Bills] をクリックします3 [Summary]タブでは[Date]テキストボックスに表示される月のサービス使用料金の概要や詳細を

確認できますただし当月のアクティビティが終了し最終料金が計算されるまでは請求額にはなりません

一括請求の顧客の場合[Bills] ページの [Consolidated Bill Details] タブにすべてのアカウントの合計が表示されます[Bill Details by Account] タブをクリックし一括請求アカウントファミリーのアカウントごとにアクティビティを表示します

別の月の料金を表示するには

bull [Bills] ページで[Date] のドロップダウンボックスを使用して別の月を選択します

料金のコピーを PDF ドキュメントとしてダウンロードするには

1 [Bills] ページで次の画像に示すようにすべてのアクティビティが終了する月を [Date]のドロップダウンボックスから選択します

2 [Summary] タブで次の画像に示すように [Usage Charges and Recurring Fees] をクリックします

Version 2012

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 13: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

bull AWS アカウントにクレジットカードを追加するbull AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するbull クレジットカードを AWS の請求に対するデフォルトの支払い方法として設定するbull クレジットカードの名前または有効期限日を編集する

AWS アカウントに登録されているクレジットカードを表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします

AWS アカウントにクレジットカードを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 [Add a card] をクリックし要求された情報を入力します

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 デフォルトの支払い方法として指定するクレジットカードの行で[Make Default] をクリックしま

クレジットカードをデフォルトの支払い方法として指定するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Payment Methods] をクリックします3 編集するクレジットカードの行で [Edit] をクリックし示された情報を編集します

Note

クレジットカード番号を編集することはできませんカードの名前と有効期限日のみを編集できます

Version 2010

AWS Account Billing ユーザーガイドアカウント情報の追加と編集

毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示

Abstract

毎月の請求書過去の請求書または不定期項目の請求書はダウンロードできます請求明細レポートを設定して使用料金や定期的な料金を確認することもできます

Topicsbull 月額料金の表示 (p 11)bull AWS 使用状況レポートの表示 (p 14)bull メールで送付された請求書の取得 (p 14)bull プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)bull 請求明細レポートをオンにする (p 16)bull 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)bull コスト配分とタグ付け (p 21)bull 請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28)

AWS が毎月発行する請求書には使用料金定期項目の料金が含まれていますリザーブドインスタンスやAWSサポートプランの購入などの不定期項目についてはただちに課金されます今月の予定請求金額と過去の月の最終料金をいつでも確認できます使用量およびコストを分析と管理するために詳細なレポートを設定および有効化できますこのセクションでは毎月の請求書や過去の請求書をダウンロードする方法および請求明細レポートを設定しオンにしてダウンロードする方法について説明します

月額料金の表示請求サイクルの締め日または不定期項目の購入時点でAWSからPDFファイル形式で請求書が発行されます次のステップを使用し[Account Activity] ページから PDF をダウンロードできます

Note

IAM ユーザーはAccount Billing コンソールの一部のページにアクセスするには所定の権限を明示的に与えられている必要があります詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 2011

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

料金を表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Bills] をクリックします3 [Summary]タブでは[Date]テキストボックスに表示される月のサービス使用料金の概要や詳細を

確認できますただし当月のアクティビティが終了し最終料金が計算されるまでは請求額にはなりません

一括請求の顧客の場合[Bills] ページの [Consolidated Bill Details] タブにすべてのアカウントの合計が表示されます[Bill Details by Account] タブをクリックし一括請求アカウントファミリーのアカウントごとにアクティビティを表示します

別の月の料金を表示するには

bull [Bills] ページで[Date] のドロップダウンボックスを使用して別の月を選択します

料金のコピーを PDF ドキュメントとしてダウンロードするには

1 [Bills] ページで次の画像に示すようにすべてのアクティビティが終了する月を [Date]のドロップダウンボックスから選択します

2 [Summary] タブで次の画像に示すように [Usage Charges and Recurring Fees] をクリックします

Version 2012

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 14: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示

Abstract

毎月の請求書過去の請求書または不定期項目の請求書はダウンロードできます請求明細レポートを設定して使用料金や定期的な料金を確認することもできます

Topicsbull 月額料金の表示 (p 11)bull AWS 使用状況レポートの表示 (p 14)bull メールで送付された請求書の取得 (p 14)bull プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)bull 請求明細レポートをオンにする (p 16)bull 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)bull コスト配分とタグ付け (p 21)bull 請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28)

AWS が毎月発行する請求書には使用料金定期項目の料金が含まれていますリザーブドインスタンスやAWSサポートプランの購入などの不定期項目についてはただちに課金されます今月の予定請求金額と過去の月の最終料金をいつでも確認できます使用量およびコストを分析と管理するために詳細なレポートを設定および有効化できますこのセクションでは毎月の請求書や過去の請求書をダウンロードする方法および請求明細レポートを設定しオンにしてダウンロードする方法について説明します

月額料金の表示請求サイクルの締め日または不定期項目の購入時点でAWSからPDFファイル形式で請求書が発行されます次のステップを使用し[Account Activity] ページから PDF をダウンロードできます

Note

IAM ユーザーはAccount Billing コンソールの一部のページにアクセスするには所定の権限を明示的に与えられている必要があります詳細についてはAWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール (p 49)を参照してください

Version 2011

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

料金を表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Bills] をクリックします3 [Summary]タブでは[Date]テキストボックスに表示される月のサービス使用料金の概要や詳細を

確認できますただし当月のアクティビティが終了し最終料金が計算されるまでは請求額にはなりません

一括請求の顧客の場合[Bills] ページの [Consolidated Bill Details] タブにすべてのアカウントの合計が表示されます[Bill Details by Account] タブをクリックし一括請求アカウントファミリーのアカウントごとにアクティビティを表示します

別の月の料金を表示するには

bull [Bills] ページで[Date] のドロップダウンボックスを使用して別の月を選択します

料金のコピーを PDF ドキュメントとしてダウンロードするには

1 [Bills] ページで次の画像に示すようにすべてのアクティビティが終了する月を [Date]のドロップダウンボックスから選択します

2 [Summary] タブで次の画像に示すように [Usage Charges and Recurring Fees] をクリックします

Version 2012

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

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AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

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AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 15: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

料金を表示するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Bills] をクリックします3 [Summary]タブでは[Date]テキストボックスに表示される月のサービス使用料金の概要や詳細を

確認できますただし当月のアクティビティが終了し最終料金が計算されるまでは請求額にはなりません

一括請求の顧客の場合[Bills] ページの [Consolidated Bill Details] タブにすべてのアカウントの合計が表示されます[Bill Details by Account] タブをクリックし一括請求アカウントファミリーのアカウントごとにアクティビティを表示します

別の月の料金を表示するには

bull [Bills] ページで[Date] のドロップダウンボックスを使用して別の月を選択します

料金のコピーを PDF ドキュメントとしてダウンロードするには

1 [Bills] ページで次の画像に示すようにすべてのアクティビティが終了する月を [Date]のドロップダウンボックスから選択します

2 [Summary] タブで次の画像に示すように [Usage Charges and Recurring Fees] をクリックします

Version 2012

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 16: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

3 [Invoice ltinvoiceIDgt] のリンクをクリックします

monthly report レポートをダウンロードするには

bull [Old Format] ボタンまたは [New Format] ボタンのいずれかをクリックします

Note

monthly reportを従来の書式で発行するのは2013年12月31日が最後ですただし新しい書式でも従来の書式の記載項目はそのまま引き継がれます

毎月の請求書の取得およびAWS使用量の表示に加えてより請求明細レポートを取得することもできます例えばdetailed billing report は時間単位で AWS 使用量を示します請求明細レポートは料金を生成するリソースを指定しカスタムタグを表示するように設定することができます

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

Version 2013

AWS Account Billing ユーザーガイド月額料金の表示

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 17: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

AWS 使用状況レポートの表示AWS アカウントでご使用のサービスごとに詳細な使用状況レポートを作成することができます

AWS 使用状況レポートを取得するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 ページの左側で [Reports] をクリックします3 [AWS Usage Reports] をクリックします[Usage Reports] ページが開きます4 [Service] ドロップダウンからサービスを選択します新しいドロップダウンがまもなく表示され

ます5 ページの指示に従い[Usage Types][Operation][Time Period][Report Granularity]の各ドロッ

プダウンで値を選択します6 作成およびダウンロードするレポートの種類に該当する [Download Report] ボタンをクリックしま

メールで送付された請求書の取得アカウントに関連付けられた E メールアドレスに送信された毎月の請求書(PDF)を取得するには次の手順に従います

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Receive PDF Invoice by Email] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求書を再生成する必要がある場合AWS Support までお問い合わせください詳細については請求に関するご質問がある場合 (p 5)を参照してください

プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信

Abstract

請求の受け取り方法を教えてくださいAWS Account Billing からAWS 使用量の請求明細(月単位または時間単位)レポートが送られてきますこのレポートはカスタマイズ可能です

Topicsbull 動作の仕組み請求明細レポート (p 15)

AWS Account Billing からお客様のアカウントの AWS 使用量に関する詳細レポートを受け取ることを選択できますこれらのレポートは CSV(カンマ区切り値)形式で 1 日数回 Amazon S3 バケットに発行されますここに Amazon S3 API を使用してアクセスしレポートをすることができますこのレポートでは使用量を月単位と時間単位のどちらで集計するかを選択できますAWS リソースに追加するカスタムコスト配分タグを表示し使用中の各リソースの ResourceID (p 33) を記載するようにこれらのレポートを設定することもできます一括請求のお客様の場合レポートは支払いアカウントに対してのみ生成されますがレポートにはアカウントファミリー全体の使用量に関する情報が含まれます

Version 2014

AWS Account Billing ユーザーガイドAWS 使用状況レポートの表示

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 18: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

次の場合は請求明細レポートをプログラム的に取得すると便利です

bull CSV ファイルを読み取り可能なアプリケーションに請求データを読み込む場合bull 請求データを使用するアプリケーションを構築する場合bull 直近 1 ヵ月の請求額を監視する場合bull 毎月の請求額を予測する場合bull パートナーとデータを共有する場合bull 請求データを会計システムにインポートする場合bull 複数アカウントの請求を取得する場合

動作の仕組み請求明細レポート次の図はAmazon S3 バケットで入手可能な請求明細レポートの作成方法を示していますアカウント所有者はレポートをプログラム的に取得できますまた Amazon S3 コンソールを使用してダウンロードすることもできますこれらのファイルは一般的な形式で記述されているためMicrosoftExcelOpenOfficeorg の Calcまたは Apple iWork の Numbers などの業界標準のスプレッドシートアプリケーションで開くことができますただし一部の請求レポートはこれらのプログラムのファイルサイズの制限を超えるほど大きくなる場合があります

Version 2015

AWS Account Billing ユーザーガイドプログラムからのアクセスでAccount Billing レポートを受

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 19: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

Note

Account Billing コンソールのアクセス権を持つ IAM ユーザーはProgrammatic Billing の設定を変更できます

Amazon S3 バケットのオブジェクトに対するアプリケーションからのアクセスに関する詳細についてはAmazon Simple Storage Service 開発者ガイドを参照してくださいなおアプリケーション開発用の SDK ついては各言語版を用意していますAWS SDK へのリンクについては「Sample Codeamp Libraries」のページにアクセスしてください

請求明細レポートをオンにするAbstract

受信する請求レポートを選択およびカスタマイズします

このセクションは請求明細レポートをオンする方法について説明しますAWS が詳細レポートを作成しお客様の作成した Amazon S3 バケットに配置する方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートをオンにする請求明細レポートは無料でオンにできますがCSV ファイルの発行先バケットを指定していただく必要がありますAmazon S3 バケットに保存されている請求明細レポートは標準の Amazon S3 レートで請求されます次のステップを使用して請求明細レポートをオンにしその発行先となるAmazonS3 バケットを指定してください

Note

次の手順ではAWSが請求明細レポートを発行できるようにAmazon S3バケットを指定する必要がありますこのトピックのステップに従う前に発行先バケットを作成してください詳細についてはAmazon Simple Storage Service Console User Guide のバケットの作成を参照してください

請求明細レポートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [On] に設定します4 請求明細レポートの発行先 Amazon S3 バケットを指定します5 [Save Preferences] をクリックします

請求明細レポートの設定方法についてはプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14)を参照してください

請求明細レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18)を参照してください

受信するレポートの選択

AWS Account Billing は 4 つの異なるタイプのレポートを提供していますAccount Billing コンソールの [Preferences] ページでレポートタイプを選択します以下のレポートが利用可能です

bull 毎月のレポート

Version 2016

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 20: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

bull 請求明細レポートbull 毎月のコスト配分レポートbull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

請求明細レポートを選択するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Preferences] のリンクをクリックします3 [Detailed Billing Reports] の下で受信するレポートのボックスをチェックします4 [Save Preferences] をクリックします

請求データの参照

請求データにアクセスするプログラムの作成に関心がある場合は特定の言語でアプリケーションを開発するための AWS SDK を参照してくださいAWS SDK へのリンクについてはSample Code ampLibraries のページにアクセスしてください

請求レポートは CSV 形式で作成されますそのファイル名は次の命名規則に従っています

123456789012-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

123456789012 = account ID

y = year

m = month

Note

当月の請求期間の途中で作成されるレポートの値は請求予定額ですこのレポートは請求期間が終了するまでの間繰り返し更新され請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますそして次の請求期間に入るとその月用のファイルが新たに作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

レポートファイルのセキュリティ

AWS アカウントのセキュリティ認証情報を知っているユーザーまたは当該 Amazon S3 バケットへのアクセス権を有するユーザーなら誰でも請求レポートファイルを参照できますAWSMulti-FactorAuthentication の使用をお勧めします(詳細についてはhttpawsamazoncomjpmfa を参照してください)また強力なパスワードの使用もお勧めしますAWS セキュリティ認証情報のページでパスワードを変更できます

またバケットポリシーを編集してバケットの内容に対するアクセス権を制御することもできますバケットポリシーについてはアクセスコントロールを参照してください

請求明細レポートの無効化

支払いアカウントでは[Billing Preferences] ページでいつでも Programmatic Billing Access を無効にすることができます

Version 2017

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートをオンにする

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 21: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

請求明細レポートを無効にするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Detailed Billing Reports] の横のコントロールを [Off] にします4 [Save Preferences] をクリックします

Note

請求明細レポートを無効にすると[Bills] ページから monthly report をダウンロードすることができなくなります

請求明細レポートで使用量を理解するAbstract

時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類した請求明細レポートを表示します

Topicsbull 詳細なレポートの概要 (p 18)bull 請求明細レポートの種類 (p 19)bull 毎月のレポート (p 20)bull 請求明細レポート (p 20)bull 毎月のコスト配分レポート (p 21)bull リソースおよびタグ付きの請求明細レポート (p 21)

AWS にお客様が指定する Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)バケットに対する請求明細レポートを発行させることができます時間日月単位または組織の各アカウント製品または製品リソースまたは自分で定義するタグによってコストや料金を分類したレポートを参照することができますAWSはCSV(カンマ区切り値)形式で1日に数回これらのレポートを発行しますこれらのレポートをカスタマイズし含まれる料金を生成する AWS リソースを示しAWS リソースのタグを作成してレポートのほとんどすべての明細項目に自分のラベルを追加できます

詳細なレポートの概要月額料金の詳細なレポートをCSV(カンマ区切り値)形式で取得できますAWSは直近1ヵ月の見積料金と最終的な月末料金の両方についてレポートを生成しますまた時間単位のアカウントアクティビティが記載された請求明細レポートを取得することもできますこのレポートはCSV ファイルを読み込むことができるアプリケーション(Microsoft Excelなど)で表示できますまた分析のためにファイルから請求データをインポートするカスタムアプリケーションを書き込むこともできます

AmazonS3バケットで請求明細レポートを受信するようにアカウントを設定するとAWSは毎日数回バケットにレポートを書き込み始めますAmazon S3 コンソールアプリケーションプログラミングインターフェイス(API)コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用してこれらのレポートを取得できますこのファイルにはAWS 製品や個々の使用タイプで分類したアカウントの料金が含まれますプログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信 (p 14) トピックではプログラムで Amazon S3 バケットから請求明細レポートを取得する方法について説明します

Version 2018

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 22: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

請求明細レポートの種類次の表はAWS アカウント使用量に対して取得できる請求明細レポートを示しています各エントリは詳細な説明にリンクしています各レポートの製造中止になった名前は現在の名前の下に表示されます

有効な請求レポート

ファイル名の形式説明レポート名

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-csv-yyyy-mmcsv

毎月の明細項目にアカウントとそのIAMユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますAccount Billingコンソールの[Bills]ページからダウンロードできます

毎月のレポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-yyyy-mmcsvzip

時間単位の明細項目にアカウントとその IAM ユーザーが使用する製品のディメンションごとに AWS 使用量を示しますお客様が指定する AmazonS3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

請求明細レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-cost-allocation-yyyy-mmcsv

monthly report と同じデータを含みますが作成したすべてのコスト配分タグも含みますお客様が指定するAmazon S3 バケットから取得される必要があります標準の AWS ストレージ料金が適用されます

毎月のコスト配分レポート

ltAWS accountnumbergt-aws-billing-detailed-line-items-with-resources-and-tags-yyyy-mmcsvzip

detailed billing report と同じデータを含みますがお客様が作成したコスト配分タグおよびお客様のアカウントが使用する AWS リソースのResourceID も含まれますお客様が指定する Amazon S3 バケットから取得される必要があります標準のAWSストレージ料金が適用されます

リソースおよびタグ付きの請求明細レポート

Account Billing コンソールからmonthly report をダウンロードできます大量のサイズになることが多いためその他の請求レポートはAWSが公開するAmazonS3バケットから取得する必要があります

請求明細レポートを取得するには[Billing Preferences] ページを使用してサインアップします請求明細レポートのサインアップに関する詳細についてはプログラムからのアクセスでAccount Billingレポートを受信 (p 14) を参照してくださいAccount Billing レポートに表示される場合のあるフィールドの説明については請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

Note

詳細請求レポートは請求書ではなくAWS の使用量に関する費用と請求金額の見積もりです実際の請求金額が含まれているのは毎月受け取る毎月の請求書だけです

Tip

最善策として支払いアカウントに指定したアカウントで AWS サービスを実行するのは避けてくださいこれにより支払いアカウントを連結アカウントとは別のものとして考える必要

Version 2019

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 23: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

がなくなります支払いアカウントはアカウントファミリーのすべての連結アカウントアクティビティのロールアップです

毎月のレポートAccount Billing コンソールの [Bills] ページから AWS 見積料金の monthly report をダウンロードできます一括請求のお客様の場合このレポートは支払いアカウントのみで利用でき支払いアカウントに連結されたすべてのアカウントのアクティビティを含みます連結アカウントの所有者は支払いアカウントの所有者からのみ毎月のレポートを取得できます

レポートにはAWS 製品使用タイプアカウントが使用する操作の固有の組み合わせごとの明細項目が含まれます見積りレポートは毎日数回更新されます明細の期間を選択することで過去の月のレポートを取得できますmonthly reportに含まれるフィールドの詳細についてはセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください

請求明細レポートdetailed billing report はアカウントの時間単位(または 1 時間未満)の AWS アクティビティについての明細項目を提供します一括請求のお客様の場合このレポートには連結アカウントと支払いアカウントによるすべてのAWS使用量についての明細項目が表示されます支払いアカウントに連結された一連のアカウントを一括請求のアカウントファミリーといいます一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントの詳細請求レポートのすべての使用量には2つの明細項目が表示されます一方の明細項目は支払人に属し使用量に対する料金を表しますもう一方の明細項目は連結アカウントに属し支払いアカウントの料金から連結アカウントへの費用の配分ですこの配分プロセスについては混合レートについて (p 43) で詳しく説明しています

monthly report と同様にAccount Billing コンソールの [Preferences] ページで detailed billing report が生成されるように選択しますただしmonthly report とは異なり[Bills] ページからダウンロードすることはできません代わりに請求明細レポートはmonthly report と同じ Amazon S3 バケットにZIP ファイルとして配信されますこれらのレポートはAccount Billing コンソールの [Preferences]ページで請求明細レポートを受信することを選択した日付からのみ有効です

detailed billing report のサイズは 1 ギガバイト以上になることがありデスクトップスプレッドシートアプリケーションですべての行を表示するための容量を超える場合がありますデータベース管理者は状況に応じてデータベースにインポートして分析する必要がありますこのサイズを減らすためにdetailed billing report には monthly report のフィールドのサブセットのみが含まれます例えば[Invoice Date] や [Billing Period Start Date] などすべてのレコードで同じであるフィールドは表示されませんセクション請求明細レポートフィールドのリファレンス (p 28) を参照してください各レポートに掲載されているフィールドのリストをご覧になれます

混合レートと非混合レート 詳細請求レポートを使用すると使用状況に関するコストを詳細に分析できますAWS では時間単位で使用状況を測定しています使用されている製品リソースごとに使用タイプに応じてその時間で実行された操作に料金が適用され各操作が明細項目になりますdetailedbilling report には各明細項目の混合レートと非混合レートの両方が表示されます非混合レートとは製品使用タイプおよび実行した操作に関する時間別のコストです混合レートは一括請求ファミリーのメンバーに対しアベイラビリティーゾーン内での同一のインスタンスの使用量について計算される平均レートです

AWS で detailed billing report の主な用途として想定しているものを次に示します

bull 混合レートおよび非混合レートと時間単位の使用量についての費用を透過的にします非混合費用はアカウントファミリー内の該当するリザーブドインスタンスに割引が適用されないリージョンにおける製品および操作の公開レートに対応します混合レートと非混合レートの詳細については混合レートについて (p 43) を参照してください

bull 使用量がさらに安い料金階層に移行するタイミングをお客様がボリュームに基づいて判断できるようにします使用量がボリュームレートの次の料金階層に達するとさらに安いレートが自動的に適

Version 2020

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートで使用量を理解する

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 24: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

用されます高いレートと安いレートにそれぞれ対応する2つの部分的な使用時間についての2つの明細項目が表示されるためさらに安い料金階層に移行するタイミングを判断できます

bull リザーブドインスタンス割引がリザーブドインスタンスを購入した連結アカウントにまず適用され次に同じアベイラビリティゾーンで同じ製品を実行しているファミリー内の他のアカウントに適用されることがわかるようにします

一括請求とリザーブドインスタンスを購入した場合に適用される割引の目安について詳しくは以下のトピックをご覧ください

bull 「AWS Account Billing の概要」の一括請求で複数のアカウントの料金を支払う (p 35)bull 「Amazon Elastic Compute Cloud Developer Guide」の Understanding the Pricing Benefit andConsolidated Billing

毎月のコスト配分レポートAWS使用量のビジネスディメンションを示すことができるAWSリソースのカスタムコスト配分タグセットを作成できますこれらのタグセットによってAWS コストを整理および追跡できます多くの AWS サービスは機能セットのタグを公開していますAPIコマンドラインインターフェイス(CLI)またはサービスの AWS Management Console のいずれかでサービス内にタグを作成しますコスト配分とタグ付け (p 21) トピックではコスト配分タグの作成および使用方法の詳細について説明しますこれらのタグを作成した場合毎月のコスト配分レポートを取得できますこれはコスト配分タグセットが含まれる基本的な monthly report です

リソースおよびタグ付きの請求明細レポートdetailed billing report with resources and tags はAWS料金を表示できる追加のディメンションを追加しますこのレポートには多くの AWS サービスに対応するリソース ID が含まれます例えばAmazonEC2はお客様のアカウントで実行される各AmazonEC2インスタンスに対応するResourceID値を提供しますこのフィールドを使用してAWS リソースごとの料金やデータフィルタリングおよび集計単位の料金を確認することができます

さらにリソースに適用したコスト配分タグのすべてがレポート内の各明細項目に追加されますこれらのタグに対してフィルタリングや集計を行うこともできますこれらのタグの作成に関する詳細はコスト配分とタグ付け (p 21)を参照してくださいdetailed billing report with resources and tags を取得するにはコスト配分タグを作成および使用する必要があります

Note

このレポートにはすべてのオペレーションの各時間におけるすべてのリソースの明細項目が含まれるためサイズが非常に大きくなることがありますこのレポートはZIPファイルで圧縮されますがデスクトップスプレッドシートアプリケーションに表示できる最大行数を超える可能性があります

他のレポートと同様にこのレポートには Account Billing コンソールの [Preferences] ページを使用してサインアップできます

コスト配分とタグ付けAbstract

タグとは毎月および時間単位のコスト配分レポートで AWS コストをカテゴライズおよび追跡するためにコスト配分タグを使用します

Topics

Version 2021

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 25: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

bull タグとは (p 22)bull タグを適用する方法 (p 23)bull 時間単位のコスト配分レポートの取得 (p 24)bull コスト配分レポートを表示する (p 25)bull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

コスト配分タグを使用してAWS コストをカテゴライズおよび追跡できます使用している AWS リソース(例えば Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケット)にタグを適用すると使用量とコストをタグごとに集計したcost allocation reportがCSV(カンマ区切り値)ファイルとして生成されます自社のカテゴリ(例えばコストセンターアプリケーション名所有者)を表すタグを適用すると複数のサービスにわたってコストを分類することができます

このトピックではコスト配分レポートを構成および受信する方法について説明しますお客様のコスト配分タグを含む請求明細レポートを取得する方法については請求明細レポートをオンにする(p 16)の手順をご覧ください

Note

AWSはお客様が作成および所有するAmazon S3バケットに対して請求明細レポートを作成していますこれらのレポートをバケットから取得するにはAmazon S3 APIAmazon S3の AWS Management Consoleまたは Amazon S3 コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用しますcost allocation report をAccount Billing コンソールの [Account Activity] ページからダウンロードすることはできません

cost allocation report にはご利用の AWS サービスのコストすべてが請求期間別に出力されますタグ付きとタグなしのどちらのリソースもこのレポートに出力されるのでリソース別の請求額を明確に分類できます例えばリソースにアプリケーション名のタグを付けると1つのアプリケーションが実行されているすべてのリソースのコスト総額がわかります次に示すのは各タグの列が表示されているレポートの一部です

請求サイクルの終了時点ではコスト配分タグのある請求明細レポートの請求額合計(タグ付きとタグなし)は[Bills] ページの請求額の合計と同じ期間のその他の請求明細レポートの請求額の合計に等しくなります

タグとはタグとはAWS のリソースに付けるラベルですタグはそれぞれ1 つのキーと 1 つの値で構成されておりどちらもお客様側が定義しますAWSではcost allocation reportでリソースのコストを分類するためのメカニズムとしてタグが使用されます

次の図にその概念を示しますこの図では2 つの Amazon EC2 インスタンスにタグが割り当てられています1つは「Cost Center」でもう 1つは「Stack」です各タグには値も関連付けられています

Version 2022

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

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AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 26: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

タグを適用する方法タグをリソースに適用するにはAPI リクエストを使用するか AWSマネジメントコンソールを使用します(タグ付けをサポートしているサービスの場合)タグの実装はAWS のサービスごとに異なります現在タグをサポートしているサービスは次のとおりです

詳細情報の参照先AWS の製品

「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticCompute Cloud User Guide

Amazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)

「Tagging Auto Scaling Groups and Amazon EC2Instances」の Auto Scaling Developer Guide

Auto Scaling

「Amazon Simple Storage Service DeveloperGuide」の Billing and Reporting of Buckets

Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)

AmazonEBSボリュームの請求額は配分できますがAmazonEBSスナップショットの請求額は配分できません「Tagging Your Resources」のAmazon Elastic Compute Cloud User Guide を参照してください

Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)

AmazonVPCとAmazonEC2のリソースのうちタグ付けができるものの一覧については「Tagging Your Resources」の Amazon ElasticComputeCloudUserGuideを参照してください

Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC)

「AWS CloudFormation User Guide」の TaggingYour Member Resources

AWS CloudFormation

「Amazon Relational Database Service UserGuide」の Tagging Amazon RDS Resources

Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)

Version 2023

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 27: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

Note

タグをサポートしている内部リソースを起動するサービス(Amazon Elastic MapReduce やAWSMarketplaceなど)ではその内部リソース(対応するAmazonEC2インスタンスなど)にレポート用のタグを付けることができます

コストをどのように分類するかを表すタグキーのセットを規定しておくことが推奨されますコスト追跡のためのタグキーのセットを統一して使用するとコスト配分タグのある請求明細レポートにキーが列として追加され各行の該当する値が表示されます

コスト配分タグのある請求明細レポートでのタグの表示例についてはコスト配分レポートを表示する (p 25)を参照してください

タグの制限

タグには以下のような基本制限があります

bull キーの最大長 128 文字(Unicode)bull 値の最大長 256 文字(Unicode)bull リソースあたりのタグの最大数 10bull 予約済みプレフィックスmdash aws

AWS 側で割り当てたタグ名と値には自動的に awsというプレフィックスが付けられますがこれをユーザーが割り当てることはできませんAWS側で割り当てたタグ名は10個というタグ数の制限には含まれませんユーザー側で割り当てたタグ名はuserというプレフィックスを付けてコスト配分レポートに表示されます

bull 各キーは各リソースに対して 1 回だけ使用してください同じキーを同じリソースに対して 2 回使用しようとするとリクエストが却下されます

bull リソースの作成と同時にタグを付けることはできませんタグ付けはリソース作成後に別のアクションとして行う必要があります

bull 過去にさかのぼってタグを適用することはできませんbull 使用できる文字はUTF-8 で表現できる文字スペースおよび数字と特殊文字 +-=_ です

Note

これ以外の文字が必要である場合はタグに標準 Base-64 エンコーディングを適用できます

時間単位のコスト配分レポートの取得cost allocation report は1日に数回AWSが Amazon S3 バケットに発行するレポートの 1つです請求明細レポートをオンにする (p 16) トピックに記載されているプロセスに従ってレポートを受信することを指定できます

Note

現在の請求期間(月)が終了するまでは生成されるコスト配分レポートの値は見積もりですその月のファイルは請求期間が終了するまでの間繰り返し上書きされ請求期間終了時に最終的なレポートが生成されますその後で次の請求期間の新しいファイルが作成されます過去の月のレポートは指定された Amazon S3 バケットに残ります

Version 2024

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
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コスト配分レポートを表示する次の例はさまざまなコストセンターとアプリケーションの請求額を追跡するためのものですリソース(Amazon EC2 インスタンスや Amazon S3 バケットなど)にはCost Center=78925 やApplication=Widget1のようなタグが割り当てられていますコスト配分レポートの中でユーザーが割り当てたタグキーには「user」というプレフィックスが付加されます(例「userCostCenter」「userApplication」)AWS 側で割り当てたタグキーには「aws」というプレフィックスが付加されますキーは列見出しとして表示されその下にタグ付きの明細項目の値(例えば78925)が表示されます

デスクトップスプレッドシートアプリケーションを使用してピボットテーブルを作成しキーと各キーの値をグループ化するとタグ付きリソースの値を集計することができます次の例では初めに「CostCenter」で情報を分類し各コストセンターの中ではさらに「Application」タグごとに情報を分類しています

キーを選択するときは値の階層が統一されるように注意して選択してくださいそのようになっていない場合はレポートのコストが効果的に集計されず多数の明細項目が出力されます

Note

請求期間の途中でリソースのタグを追加または変更した場合はその変更の前後でコストが分割され2 つの明細項目としてコスト配分レポートに表示されます

Version 2025

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 29: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

レポートの中の未配分リソース

コスト配分レポートの中にタグで配分できない請求額がある場合はデフォルトでは標準の請求額集計方法が適用されて(アカウント製品明細項目で分類)レポートに表示されます未配分のコストが発生する状況としては次のようなものがあります

bull 月の途中でコスト配分レポートにサインアップしたbull 一部のリソースに請求期間の一時期または全体にわたってタグが付けられていなかったbull 使用しているサービスが現時点ではタグをサポートしていないbull サブスクリプション型の請求額(例えばプレミアムサポートや AWS Marketplace の月額料金)は配分できません

bull 1 回だけ支払う料金(例えば Amazon EC2 リザーブドインスタンスの前払い料金)は配分できません

bull Amazon Elastic Block Store(Amazon EBS)スナップショットの料金は配分できませんAmazonEBS ボリュームの料金は配分可能です

毎月のコスト配分レポートの設定Abstract

AWS 使用料金の毎月のコスト配分レポートはコストの管理に役立つ有益な請求情報を表示するよう設定およびカスタマイズすることができます

Topicsbull 毎月のコスト配分レポートの設定 (p 26)

毎月のコスト配分レポートの設定

cost allocation report にはdetailed billing report と同じ明細項目(請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照)に加えてお客様がレポートに表示することを選択した列が含まれますこの列はタグキーで識別されます

デフォルトではAPIまたはAWSマネジメントコンソールを使用して追加した新しいタグキーはcostallocation report には表示されませんこのトピックに記載されている手順を使用してこれらを追加できます

cost allocation report に表示するタグキーを選択するとキーごとに 1 列追加され対応する明細項目の値が表示されますcost allocation report の元来の目的以外で他のタグを利用する可能性があるため(セキュリティまたは運用上の理由から追加するタグなど)タグキーは個別にレポートに含めたり除外したりすることができますこのためコストの整理に役立つ意味のある請求書情報が表示されるようになります少数のタグキーを一貫して使用するとコストの追跡がより容易になります詳細についてはコスト配分レポートを表示する (p 25) を参照してください

cost allocation report に表示されるキーを作成するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションパネルで [Preferences] を選択します3 次の画像に示すように[Detailed Billing Reports] 選択グリッドの下にある [Manage report tags] を

クリックします

Version 2026

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

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AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

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AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 30: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

4 このページにはAPI または該当する AWSサービスのコンソールを使用して作成したタグのリストが表示されます現在レポートに表示されているタグキーは選択され除外されたタグキーのチェックボックスは選択解除されています[Search]ドロップダウンボックスを使用しステップ5 に示すように除外されたタグの表示を切り替えます

5 [Search] 列で [Excluded Tags] を選択します

レポートに追加する任意のタグのチェックボックスを選択します

Version 2027

AWS Account Billing ユーザーガイドコスト配分とタグ付け

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 31: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

6 変更した後で [Save] をクリックします

一括請求をご利用中の場合はcost allocation report には連結アカウントのすべての使用量コストタグが表示されますデフォルトでは支払いアカウントの連結アカウントで登録されたすべてのキーが表示されレポートに表示するか除外するかを指定できますまたdetailed billing report withresources and tags には前のステップを使用して選択するコスト配分タグキーも含まれます

請求明細レポートフィールドのリファレンスAbstract

AWS アカウントの請求明細レポートのフィールドの詳細

レポートのフィールドの表次の表はAWS Account Billing 請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) に表示されるフィールドを示しています各フィールド名のリンクをクリックすると説明と使用に関する注意が表示されます

Account Billing レポートフィールド

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

アカウントおよび請求書情報フィールド

XXXInvoiceID (p 30)

XXXPaying Account ID (p 30)

XXXLinked Account ID (p 30)

XXXRecord Type (p 30)

Version 2028

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 32: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XXRecord ID (p 30)

XBilling Period Start Date (p 30)

XBilling Period End Date (p 31)

XInvoice Date (p 31)

製品使用情報フィールド

XProduct Code (p 31)

XXXProduct Name (p 31)

XSeller of Record (p 31)

XXXUsage Type (p 31)

XXXOperation (p 31)

XXAvailability Zone (p 32)

XXReserved Instance (p 32)

XXXRate ID (p 32)

XXSubscription ID (p 32)

XXPricing Plan ID (p 32)

XXXItem Description (p 32)

XXXUsage Start Date (p 32)

XXXUsage End Date (p 32)

使用量費用および税金情報フィールド

XXXUsage Quantity (p 32)

XXXBlended Rate (p 33)

XXBlended Cost (p 33)

XXUnblended Rate (p 33)

XXUnblended Cost (p 33)

XCurrency Code (p 33)

XCost Before Tax (p 33)

XCredits (p 33)

XTax Amount (p 33)

XTax Type (p 33)

XTotal Cost (p 33)

ResourceID とカスタムタグ

XResourceID (p 33)

Version 2029

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

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AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

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AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

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AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 33: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

時間単位のリソースレポート

時間単位の使用状況レポート

毎月の使用状況レポート

フィールド名

XCost Allocation Tags (p 34)

Account Billing レポートフィールドのリファレンス次のリストはAccount Billing レポートのフィールドに表示される情報について説明します

アカウントおよび請求書情報フィールド

InvoiceIDAWS 請求書の 8 桁の識別子この値は対応する月の PDF ファイルの請求書番号に対応付けられます

Paying Account IDレポートの支払いアカウント用の 12 桁の AWS 識別子

Linked Account ID一括請求アカウントの場合連結アカウントの 12 桁の AWS 識別子

Record TypeAccount Billing レポートには複数の異なる種類のレコードが含まれますbull 明細書の合計 ndash その請求期間のすべての料金の合計bull 請求書の合計ndash請求書のすべての料金の合計ファイルに含まれる請求書ごとに請求書の合計が記載されます

bull アカウントの合計ndash請求期間アカウントに対するすべての料金の合計一括請求をご利用の場合各連結アカウントの合計も含まれますこの合計には1つのアカウントにつき複数の請求書が含まれる可能性がありますこのレコードの種類が表示されるのは一括請求アカウントのレポートのみです

bull 支払い明細項目ndash 1つの明細項目には製品使用タイプ操作が同一であるすべての使用状況が含まれます支払いアカウント明細項目をすべて合計するとアカウント総額に等しくなります

bull 連結アカウントの明細項目ndash一括請求をご利用の場合のみ連結アカウントの明細項目は連結アカウントの使用状況に基づいて支払いアカウントの明細項目から比例的に割り当てられますCB Rounding Error 値を追加している場合すべての連結アカウントの明細項目を合計すると明細書と請求書の合計になります

AWS では時間単位のレポートで支払いアカウントレベルの明細項目を提供していませんそのため支払いアカウントと連結アカウントは区別されていませんすべての使用状況は「明細項目」として表示されます

bull CB Rounding Error ndash 一括請求をご利用の場合のみ一括請求アカウントの請求書から個々の連結アカウントに割り当てられる料金の丸め処理の結果が変わります時間単位のレポートを選択した場合CB の丸め誤差は一括請求の丸め誤差と時間別料金の計算(つまり請求額を720時間または744時間で分割する計算)の丸め誤差の両方を反映しますすべての明細項目の合計に丸め誤差を追加すると請求額になります時間単位のレポートではこのようなレコードの種類は「Rounding」と表示されます

時間単位レポートの使用に関する注意Record ID

各明細項目の固有の識別子レコード ID はその請求期間について固有です

Billing Period Start Date該当する請求期間の開始日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれます

Version 2030

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 34: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

ほとんどの月ではこれが月の初日となります新規アカウントの場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合またはリストされている製品の価格がそのレポートの対象月中に変更された場合開始日にはその変更日が反映されます

例えば12月10日正午UTC(協定世界時)にAWSアカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)に追加された場合12 月のレポートに表示される開始日は 2009 年 12 月 10 日正午UTCになりますリストされている製品の価格が12月 23日午前9時UTC(協定世界時)に変更された場合レポートの 2行目には新しい価格と 2009 年 12 月 23 日午前 9時 UTCの開始日が記載されます

例 2012 年 2 月 1 日午前 0 時

Billing Period End Date該当する請求期間の終了日毎月の請求書には開始日から終了日までのすべての使用料金と定期支払い料金が含まれますアカウントが停止された場合アカウントが一括請求(コンソリデーティッドビリング)から削除された場合またはリストされている製品の価格が変更された場合終了日にはその変更日が反映されます

例 2012 年 2 月 29 日午後 11 時 59 分 59 秒

Invoice DateAWS 請求書が発行された日時

例 2013 年 1月 3 日午前 8 時 22 分 38 秒

製品使用情報フィールド

Product CodeAWS 製品の略称

Product NameAWS 製品の省略しない名称

Seller of Recordサービスの公式販売元通常はAmazon Web Services Inc ですAWS Marketplace から購入したサービスは異なるレコードの販売元を示します

詳細請求レポートの使用に関する注意 AWS Marketplace のユーザーは2 つの時間単位レポートを受け取ります1 つは AWS Marketplace アクティビティに関するレポートでレポート名にMarketplace ID が含まれていますもう 1 つのレポートはAWS Marketplace 以外の AWS の使用状況を反映しています

Usage Type使用状況の明細項目の操作上の詳細を指定します

次の例は米国西部(オレゴン)リージョンでAmazonEC2ハイメモリダブルエクストララージインスタンスボックスを使用する場合です

例 USW1-BoxUsagem22xlarge

Operation明細項目の特定の使用状況を表します例えば「RunInstances」の値はAmazon EC2 インスタンスの操作を示します

Version 2031

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 35: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

Availability Zone請求対象の使用が発生したアベイラビリティゾーン

時間単位のレポートの使用に関する注意この列を使用するとインスタンスをアベイラビリティーゾーンごとにグループ化できますリザーブドインスタンスの割引はリザーブドインスタンスと同じアベイラビリティーゾーン内のオンデマンドインスタンスにのみ適用されます

Reserved Instanceリザーブドインスタンス料金で明細項目が計算されたかどうかを示します値は計算された場合は「Y」計算されなかった場合は「N」が表示されますリザーブドインスタンスの購入料金にも「Y」というフラグが表示されます

Rate ID「Item Description」にマッピングされる数字のレート ID「Item Description」に対応する値がAWSによって割り当てられますこの値は計算目的で請求レートを識別するのに使用されます

Subscription ID明細項目に記述された AWS 製品の固有 ID

Pricing Plan ID対応するサービスの AWS 料金プランに示されているレートの数値 ID

Item Descriptionこの明細項目の使用タイプについての説明この説明はボリューム価格設定範囲に基づくすべての使用の平均価格を含め[Bills] ページの記述に一致します示されるすべての値は小数第 3位に丸められます

Note

毎月のレポートではItem Description フィールドに表示される料金と Unblended Rateフィールドに表示される料金が一致しないことがありますこれは一括請求の一部として混合レートの配分が適用されるためです

Usage Start Dateこの明細項目の使用の開始日

Usage End Dateこの明細項目の使用の終了日

使用量費用および税金情報フィールド

Usage Quantity使用されたコンピューティングリソースの量単位は各サービスで指定されたものが使用されます例えばサービスの料金を決定する基準としてストレージ量リクエスト数稼働時間数があります使用量計算方法の詳細についてはhttpawsamazoncompricingを参照してください

Note

一部のサービスではこのフィールドの名称が「Usage Value」となります

Version 2032

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 36: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

Blended Rate一括請求アカウントの場合の該当する時間に同じアベイラビリティーゾーン内で稼働している同一の Amazon EC2 インスタンスの費用の平均として計算される明細項目の有効レート混合レートの詳細な計算方法については混合レートについて (p 43) を参照してください

Blended Cost明細項目に表示されている操作の混合レートに基づく費用Amazon EC2 インスタンスの 1 時間の BoxUsage などの一部の操作では混合レートと混合費用は同じですIO 要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Unblended Rate「Item Description」フィールドで指定した使用タイプの操作についての 1 時間当たりの公開レートです

Unblended Cost明細項目に表示されている操作の非混合レートに基づく費用ですAmazon EC2 インスタンスの1時間のBoxUsageなどの一部の操作では非混合レートと非混合費用は同じですIO要求やデータ転送などその他の操作の場合この列は混合レートを「UsageQuantity」列の値で乗算した積です

Currency Code表示されている料金の通貨例 USD

Cost Before Tax該当する税金を加算する前の直近 1 ヵ月の料金

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートでは税金は明細項目ごとに記載されません税金は毎月の明細項目にのみ適用されます時間単位のレポートでは税金は別の明細項目を使用して表示されます

Credits明細項目に適用されるクレジットの合計

時間単位のレポートの使用に関する注意 時間単位のレポートではクレジットは列ではなく明細項目として表示されますクレジットの行はレポート全体ではなく請求書に適用されます請求書に適用されるクレジットを見つけるには「Invoice ID」で並べ替えてください

Tax AmountAWS が収集する税金の見積額

Tax TypeAWS が収集する税金の種類(米国の売上税や VAT)

Total Cost該当する税金を加算した後の合計料金

リソースおよびカスタムタグのフィールド

ResourceIDAWS サービスごとに定義された AWS リソースの ID

Version 2033

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 37: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

Cost Allocation Tagsコスト配分タグがリソースに追加してある場合各タグは追加の列としてレポートに表示されます

Version 2034

AWS Account Billing ユーザーガイド請求明細レポートフィールドのリファレンス

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 38: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

一括請求で複数のアカウントの料金を支払う

Abstract

AWS アカウントの請求を統合すると1 つの請求で複数のアカウントの支払いが可能です追加料金は発生しません

Topicsbull どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか (p 36)bull 発効日 (p 37)bull 請求およびアカウントアクティビティ (p 37)bull ボリューム割引 (p 37)bull 一括請求の不使用料金 (p 38)bull 一括請求アカウントファミリーの作成と編集 (p 40)bull 混合レートについて (p 43)

一括請求では支払い用のアカウントを1つ指定して組織内の複数のAWSアカウントの支払いをそのアカウントに統合することができます一括請求にするとすべてのアカウントで発生したAWS料金をまとめて表示できるだけでなく支払いアカウントに関連付けられた個別のAWSアカウントの詳細な料金レポートを取得することもできます一括請求をご利用いただくにあたって追加料金は必要ありません

処理の流れ

一括請求(コンソリデーティッドビリング)の処理

1 一括請求にサインアップし自分のアカウントを支払いアカウントとして指定しますこれにより自分のアカウントで他のアカウントの料金を支払うことになりますこれら他のアカウントのことを連結アカウントといいますそして支払いアカウントとそれに連結されたアカウントをまとめて一括請求アカウントファミリーといいます

2 アカウントを一括請求に追加します3 一括請求に追加したすべてのアカウントの毎月の使用料はお客様のアカウントに請求されます

Version 2035

AWS Account Billing ユーザーガイド

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 39: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

連結アカウントのすべての料金が支払いアカウントに請求されますしかし個々の連結アカウントはその他の面(サービスへのサインアップリソースへのアクセスAWS Premium Support の使用など)では完全に独立しています支払いアカウントの所有者が連結アカウントの所有者に属するデータ(例えばAmazon S3 のファイル)にアクセスすることはできません各アカウントの所有者は自分の IAM ユーザー名とパスワードを持ち一括請求ファミリーの他のアカウントとは独立した権限を与えられています

IAM の詳細については以下のものを参照してください

bull Identity and Access Management(IAM)bull IAM 入門ガイドbull IAM を使用する

支払いアカウントの所有者はAWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して自分のアカウントのセキュリティを確保する必要があります詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41) を参照してください

一括請求のメリット

bull 1 つの請求書 ndash 複数のアカウントに対して 1 つの請求書を受け取るだけで済みますbull 簡単なトラッキングndash簡単に各アカウントの料金をトラッキングしCSVフォーマットでコストデータをダウンロードすることができます

bull 使用量の統合 ndash 現在複数のアカウントをお持ちの場合AWS ではすべてのアカウントの使用量が合計されるためお客様が従量制割引の対象となる可能性がありますそれにより料金を実際に削減できる可能性があります(詳細についてはボリューム割引 (p 37)を参照してください)

どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するかこのセクションは一括請求(コンソリデーティッドビリング)がお客様に適しているかどうかを判断するのに役立ちます

Version 2036

AWS Account Billing ユーザーガイドどのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリン

グ)を使用するか

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 40: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

以下の状況のお客様には一括請求の使用をお勧めします

bull 現在複数のアカウントをお持ちで単一の請求書を受け取って各アカウントの料金をトラッキングしたい場合(例えばそれぞれ独自のAWSアカウントを持つ複数のプロジェクトがある場合など)

bull トラッキングする複数のコストセンターがある場合bull 既存する独自のAWSアカウントを持っているプロジェクトまたは会社を買収した場合で他のAWSアカウントとそれらを同じ請求書にまとめたい場合

一括請求は会計および請求のみの機能ですこれはアカウントをコントロールするまたはアカウントのリソースをプロビジョニングするための手段ではありませんこれによりアカウントの機能やアクセス方法が変更されることはありませんそのためアカウント間でコンピューティングリソースを共有するために一括請求を使用することはできません

Note

またコスト配分のタグを使用して組織のコストセンターにマップするカスタムタグセットを作成することもできます詳細についてはコスト配分とタグ付け (p 21) を参照してください

発効日連結アカウントの所有者がそのアカウントの料金を支払うというお客様のリクエストを受け入れた時点でそれ以降の連結アカウントの費用はお客様の責任となります月の途中でそれが発生した場合はお客様にはその月のそれ以降の分のみの請求が発生します以下の図に示されているようにそれが発生する前の月の部分は連結アカウントの所有者に請求されます

請求およびアカウントアクティビティ連結アカウントの毎月の使用料はその所有者ではなく支払いアカウントの所有者に請求されます支払いアカウントの AWS [Bills] ページには請求対象の全アカウントの合計使用量と料金が示されますこのページは1 日に複数回更新されますまたAWS ではダウンロード可能なコストレポートを毎日作成しています詳細についてはを参照してください

連結アカウントの所有者は請求が届くことはありませんが各自の[Bills]ページでその使用量や料金を確認することができます連結アカウント所有者は請求書にある支払いアカウントや他の連結アカウントのデータを表示したり取得したりすることはできません

ボリューム割引請求目的上一括請求対象の全アカウントは 1 つのアカウントとして扱われますAmazon EC2 やAmazonS3のようないくつかのサービスにはある特定の使用量におけるボリューム料金階層があり

Version 2037

AWS Account Billing ユーザーガイド発効日

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 41: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

サービスをより多く使用すると低価格が適応されます一括請求では全アカウントの使用量を合算し適用すべきボリューム料金階層が決定されるためお客様に請求されるトータルの料金は可能な限り低いものになりますそして各連結アカウントの使用量に基づきそれらに全体のボリューム割引部分を割り当てます

各連結アカウントの[Bills]ページには一括請求のすべてのアカウント全体で計算される範囲平均レートが表示されます例えばボブの一括請求にはボブ自身のアカウントとスーザンのアカウントの両方が含まれているとしますボブのアカウントは支払いアカウントであるため自分自身とスーザンの両方の料金を支払います

以下の図に示されているように今月ボブは8TBスーザンは4TBのデータ転送送信を使用しました(合計 12 TB を使用)

この例では最初のデータ転送送信 10 TBの使用に対してGB当たり$017次の 40 TBの使用に対して GB 当たり$013を AWS が請求するとしますこれは換算すると最初の 10 TB に対して TB 当たり$17408次の 40 TB に対して TB 当たり$13312ということになります(1 TB = 10244バイト)

この場合以下がボブとスーザンが使用した合計 12 TB に対してボブの支払いアカウントに請求される合計金額となります($17408 x 10 TB)+($13312 x 2 TB)=$174080+$26624 = $200704

したがって月間のデータ転送送信の単位当たりコストは200704 USD12 TB = TB 当たり 16725USDとなりますこれが一括請求に含まれている各連結アカウントの[Bills]ページおよびダウンロード可能なコストレポートに表示される範囲平均レートです

一括請求全体に対する範囲価格の割引がなければAWS はボブとスーザンの使用量に対して TB 当たり17408 USD合計で 208896 USD を請求することになります

特にAmazonSimpleDBには無料利用枠がありますがその無料利用枠はすべてのアカウントの合計使用量に対して適用されることにご注意ください各アカウントの使用量に対して無料利用枠が適用されるわけではありませんAmazonSimpleDBの請求範囲の詳細についてはAmazonSimpleDB製品ページを参照してください

一括請求の不使用料金Topicsbull Amazon EC2 リザーブドインスタンス (p 39)bull Amazon RDS リザーブド DB インスタンス (p 39)bull AWS クレジット (p 40)bull 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金 (p 40)

一括請求(コンソリデーティッドビリング)が AWS の他の部分でどのように機能するかについて知っておいていただきたい他いくつかの事柄があります

Version 2038

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 42: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

Amazon EC2 リザーブドインスタンス請求目的上一括請求対象の全アカウントは1つのアカウントとして扱われますこれは一括請求に入っているすべてのアカウントは他のアカウントで購入した Amazon EC2 リザーブドインスタンスの時間単位のコストメリットを受けることができるということを意味しています

例えばボブとスーザンはそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているとしますスーザンは5つの同じタイプのリザーブドインスタンスを持っていてボブは何も持っていませんある特定の時間内にスーザンが 3 つのインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つのインスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドインスタンスとして請求され残り4つは普通のインスタンスとして請求されます

リザーブドインスタンスはインスタンス時間当たり$002のコストだとしましょうこれらのインスタンスには5 x $002 = $010 の請求が発生します

そして普通の Amazon EC2 レートがインスタンス時間当たり$010だとします残り4つのインスタンスには4 times $010 = $040 の請求が発生します

したがって9 つのインスタンスでボブが請求される合計金額は 010 USD+040 USD = 050 USD です9つのインスタンスに対してスーザンの5つのリザーブドインスタンスのコストメリットがボブの一括請求に適用されなかったとすると彼は合計 064 USD を支払うことになります

原価配分の面ではボブとスーザンそれぞれの使用量に基づいて両人に金額が帰されますスーザンは9つ中3つのインスタンス(3分の1)を使用しボブは6つ(3分の2)を使用しましたしたがって請求書では050 USD の3分の1がスーザンに3分の2がボブに帰されます

スーザンがリザーブドインスタンスを購入したアベイラビリティーゾーンでボブがインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドインスタンスのコストメリットを受けることができます例えばスーザンがリザーブドインスタンス購入の際に us-east-1a を指定した場合ボブが一括請求でコストメリットを得るためには彼のインスタンス起動時に彼は us-east-1a を指定する必要がありますしかしAvailability Zone の実際のロケーションはアカウント間で独立しています例えばボブのアカウントの us-east-1a アベイラビリティーゾーンはスーザンのアカウントとは異なるロケーションにあるかもしれません

Amazon RDS リザーブド DB インスタンス請求目的上Amazon RDS リザーブド DB インスタンスはAmazon EC2 リザーブドインスタンスと同様の方法で扱われます例えばボブとスーザンがそれぞれボブの一括請求に入っているアカウントを持っているという上述のシナリオを使用しましょうスーザンが5つのリザーブドDBインスタンスを持っていてボブは何も持っていないとしますある特定の時間内にスーザンが3つのDBインスタンスを使用しボブが 6 つを使用しボブの一括請求において合計 9 つの DB インスタンスが使用されましたこの場合5つがリザーブドDBインスタンスとして請求され残り4つはオンデマンド DB インスタンスとして請求されます(Amazon RDS リザーブド DB インスタンスの料金については料金表ページを参照してください)スーザンがリザーブドDBインスタンスを購入したのと同じリージョンでボブがDBインスタンスを起動する場合にのみボブはスーザンのリザーブドDBインスタンスのコストメリットを受けることができます

またスーザンのリザーブド DB インスタンス(DB EngineDB インスタンスのクラスデプロイのタイプおよびライセンスモデル)のすべての属性がボブが起動するDBインスタンスの属性と一致している必要があります例えばスーザンが以下の属性でus-east-1 でリザーブド DB インスタンスを購入したとします

bull DB Engine MySQLbull DB インスタンスのクラス m1xlargebull デプロイのタイプ Multi-AZbull ライセンスモデル 一般パブリックライセンス

Version 2039

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求の不使用料金

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 43: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

これはボブが一括請求においてコストメリットを得るためには正確に同じ属性を持つ自身のDBインスタンスを us-east-1 で起動する必要があることを意味しています

AWS クレジット支払いアカウントの所有者への請求が最低価格で済むように支払いアカウントおよび連結アカウントのすべてのAWSクレジットが一括請求に適用されます連結アカウントが一括請求から削除された場合はそのアカウントに属する未使用のクレジットはすべてそのアカウントに適用されます

一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金AWS では各連結アカウントのそれぞれに対して AWS Support の料金を算出します支払いアカウントに対するAWSSupportのサブスクリプションはアカウントファミリー全体には適用されません各アカウントが個別にサブスクライブする必要があります

同様にリザーブドインスタンスの購入に関する AWS Support の料金は購入を行った個々のアカウントに対してのみ適用されます

一括請求アカウントファミリーの作成と編集Abstract

サインアップして請求を統合し一括請求アカウントファミリーから AWS アカウントを追加変更または削除します

Topicsbull 一括請求にサインアップする (p 40)bull 一括請求ファミリーにアカウントを追加する (p 41)bull 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する (p 41)bull 一括請求からアカウントを削除する (p 42)bull アカウントを別の一括請求へ移動する (p 42)bull 支払いアカウントを連結アカウントに変換する (p 42)

このトピックの各セクションでは一括請求のサインアップ方法と一括請求アカウントファミリーへのAWS アカウントの追加方法について説明します

一括請求にサインアップする一括請求にサインアップするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 [Consolidated Billing] をクリックしページの手順に従います

Note

一括請求においてサインアップする必要があるのは支払いアカウントのみです一括請求に追加するアカウントにはサインアップする必要はありません

有効なお支払い方法が AWS にファイルされている必要がありますAWS がサポートしているどのようなお支払い形式でも使用することができますまた当社がお客様に連絡する必要が生じた場合に備えて有効な電話番号がAWSにファイルされている必要があります電話番号の検証に要するのは数

Version 2040

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

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AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 44: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

分のみですサインアップのプロセス中に電話を受信し電話のキーパッドを使用して PIN 番号を入力するだけです

AWS Multi-Factor Authentication および強力なパスワードを使用して支払いアカウントの安全を確保することをお勧めします詳細については一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する(p41)を参照してください

一括請求ファミリーにアカウントを追加する一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する

支払いアカウントの所有者が以下のステップを実行します非連結アカウントの所有者は連結アカウントを支払いアカウントに連結することはできません支払いアカウントの所有者のみがアカウントへのリンクをリクエストする E メールを送信できます

アカウントを一括請求にリンクするにはそのアカウントの E メールアドレスが必要です

Important

一括請求においては連結アカウントにサインアップする必要はありません支払いアカウントの所有者に必要なのは[ConsolidatedBill]ページからアカウント所有者にリクエストを送信することだけです誤って一括請求の無料アカウントを申し込んだ場合は連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照してください元のアカウントに変換されたらそのアカウントを支払いアカウントにリンクすることができます

アカウントを追加するには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページで[Send a Request] をクリックします4 [Send a Consolidated Billing Request] のページで支払いアカウントに連結するアカウントの E

メールアドレスを入力しますなおE メールの本文に任意で説明を追加することもできます5 [Send] をクリックします6 連結アカウント所有者が E メール内のハイパーリンクをクリックするとプロンプトが表示され

るのでそれに従ってAWSのウェブサイトにログインしてリクエストを受け入れるか拒否します

連結アカウント所有者がリクエストを受け入れるとその連結アカウントが一括請求の一部となります最大 20 個の連結アカウントを一括請求に追加することができますそれ以上追加する必要がある場合はhttpsaws-portalamazoncomgpawshtml-forms-controllercontactusaws-account-and-billingまでお問い合わせください

一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する支払いアカウントは組織内の複数の(またはすべての)AWS アカウントの料金支払いに使用できますまたそれらのアカウントに関する情報を参照することもできます支払いアカウントにはすべての連結アカウントの請求データに対するアクセス権が与えられており支払い方法を設定できるのでこのアカウントのセキュリティには十分にご注意くださいAWSMulti-Factor Authentication (MFA)のご利用をお勧めします詳細についてはawsamazoncommfaを参照してくださいまた大文字と小文字少なくとも 1 つの数字および少なくとも 1 つの特殊文字を使った最低 8 文字の強力なパスワードを使用することもお勧めしますパスワードの変更はAWS セキュリティ認証情報のページで行います

Version 2041

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 45: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

一括請求からアカウントを削除する支払いアカウントおよび連結アカウントの所有者はいつでもアカウント間の関係を解消することができますアカウントの切り離しは即時有効となり連結アカウントの所有者はそれ以降のアカウントに対する請求を受け取ることになります切り離しが月の途中で発生した場合はその月の切り離し前の分が支払いアカウントの所有者に請求され切り離し後の分が連結アカウントの所有者に請求されます

支払いアカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左側のナビゲーションペインで [Consolidated Billing] をクリックします3 [Manage Requests and Accounts] ページの [Linked Accounts] タブで削除するアカウントを選択

します4 [Remove from bill] をクリックします

連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Consolidated Billing]をクリックしページが有効なクレジットカードを示していることを確認します

3 [Remove your account from the Consolidated Bill] をクリックします

アカウントを別の一括請求へ移動する1つの一括請求から別の一括請求に連結アカウントを移動させることができます以下が全体的なプロセスですこの例ではボブが支払いアカウントの所有者スーザンが連結アカウントの所有者そしてヴィッキーが新しい支払いアカウントの所有者とします

1 ボブかスーザンのどちらかがボブの一括請求からスーザンのアカウントを削除します2 ヴィッキーがスーザンのアカウントを一括請求に入れる旨のリクエストを送信します3 スーザンはリクエストを受信しそれを受け入れます4 スーザンのアカウントがヴィッキーの一括請求の一部となります

スーザンのアカウントがボブの一括請求から削除されその後スーザンがヴィッキーのリクエストを受け入れるまでに少し間が空く可能性がありますこの暫定期間中はスーザンの使用によって発生したすべての費用はスーザンの責任となります(そのため有効なお支払い方法がAWSに登録されている必要があります)この暫定期間中にスーザンの使用によって発生した費用はヴィッキーのアカウントに請求されることはできません

支払いアカウントを連結アカウントに変換する元々の支払いアカウントを連結アカウントにすることができますその支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことまたは他のアカウントを招待している未処理のリクエストがないことを確認する必要があります

元の支払いアカウントを連結アカウントに変更するには

1 支払いアカウントの一括請求に他のアカウントが入っていないことを確認します(連結アカウントの所有者による連結アカウントの削除方法 (p 42) を参照)

Version 2042

AWS Account Billing ユーザーガイド一括請求アカウントファミリーの作成と編集

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 46: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

2 他のアカウントを一括請求へ招待する保留中のリクエストを取り消しますこれは[ConsolidatedBilling] のページで行うことができます

3 一括請求へ自分のアカウントを追加する旨のリクエストを受け取ったらそれを受け入れます

お客様のアカウントが支払いアカウントの一括請求に追加されます

混合レートについてAbstract

AWS 製品およびサービスの料金階層では使用量が一定の範囲を超えると低い単価に移行しますまた事前購入の割引制度もご用意しています

Topicsbull 料金階層とリザーブドインスタンス (p 43)bull 混合レートの例 (p 44)bull Amazon EC2 の混合レートの計算 (p 46)

料金階層とリザーブドインスタンスAWS Account Billing ではご利用いただいた AWS の製品およびサービスについて可能な限り安い料金でご提供できればと考えておりますこの方針はAWS の請求と料金設定に関する 2 つの特徴に取り入れられています

bull 料金階層料金階層によりサービスを最低限の単価で最大限ご利用できるようになっていますbull キャパシティーの予約一定期間分事前にご購入いただいた一部のサービスには割引レートが適用されます

料金階層

一部の AWS サービスではAWS 使用量に応じて単価が変動する料金階層が設定されています1 ヵ月の使用量が一定範囲を超えると同月のそれ以降の使用量についてはさらに安い単価を指定する新しい料金階層に移行します各AWSサービスでは料金情報を個別に公開していますすべての料金表ページにはAWS サービスの価格のページからアクセスできます

またAWSホワイトペーパー「AWS価格に関する白書」でも使用例と価格オプションについて説明します

AWS の使用量は月単位で測定しますAWS ではすべてのアカウントを連結して 1 つのアカウント(アカウントファミリー)として扱い使用量を測定し料金を一括請求します連結されたアカウントが個別に階層の限度に達することはありません代わりにアカウントファミリーでのすべての使用量がサービスごとに集計されより安い価格階層がより迅速に適用されます毎月の初めにサービスの使用量がゼロにリセットされます例としてこのトピックの Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算 (p 44) を参照してください

リザーブドインスタンス キャパシティーの予約

AWS では料金の前払いと契約期間の確約により時間レートが割り引きされるシステムも導入していますAmazon Elastic Compute Cloud(Amazon EC2)や Amazon Relational Database Service(AmazonRDS)などのサービスではこのアプローチに従って予約されたキャパシティーをリザーブドインスタンスとして販売しています詳細についてはAmazon Elastic Compute Cloud DeveloperGuide の Reserved Instances およびAmazon Relational Database Service Developer Guide のWorkingwith Reserved DB Instances を参照してください

Version 2043

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 47: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

リザーブドインスタンスでキャパシティーを予約すると時間単位の使用量は同じ AvailabilityZone (p 32) 内の同じ Usage Type (p 31) のインスタンスについての割引レートで計算されます予約内のインスタンス数を超えて同じアベイラビリティーゾーン内で同じインスタンスタイプの追加のインスタンスを起動した場合AWS ではリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスのレートが平均され混合レートが提供されます

リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)

ここでは一括請求をご利用のお客様の混合料金が決まる仕組みについて説明します

一括請求の計算方法は次のとおりです

1 リザーブドインスタンスはキャパシティーの予約です仮想マシンではありませんリザーブドインスタンスは特定の Amazon EC2 または Amazon RDS インスタンスのキャパシティーについて事前に料金を支払うというお客様の約束です見返りとしてアプリケーションの負荷に応じて作成または削除されたオンデマンドインスタンスの費用について割引レートが適用されますリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスに技術的な違いはありませんお客様がインスタンスを起動するとAWSはアカウントレコードを調べそのインスタンスに適用すべきリザーブドインスタンスの購入の有無を確認します

2 一括請求をご利用のお客様が所有する複数のアカウントは 1 つの支払いアカウントにまとめられますこれらのアカウントはアカウントファミリーとも呼ばれます支払いアカウントの所有者はアカウントファミリーによって発生したすべての使用量を確認できますこれらの使用量は支払いアカウントに集計された後請求を発生させた連結アカウントに対しその連結アカウントの使用量に応じて配分されますつまり毎月の請求明細(時間単位)レポートと [Account Activity] ページに表示される連結アカウントの明細項目は支払いアカウント単位で請求金額が計算されてから連結アカウントに配分されるという形で再帰的に計算されます混合レートは連結アカウントの明細項目のみに表示されます

Tip

支払いアカウントに指定したアカウントでAWSサービスを実行するのは避けてくださいこれを守らないと支払いアカウントでの使用量が請求明細レポートに(集計された明細項目としてさらに配分された明細項目として)重複記載されることになり混乱の原因になります

3 すべてのアカウントの見積もり請求額は毎日複数回計算されます混合料金はアカウントファミリー全体でのさまざまな使用量の平均値なので動的に変化し計算のセットごとに異なります毎日のレポートの各回を比較すると割引が適用される使用量についての混合レートの列の値が毎回異なっている場合がよくあります混合レートは毎月の最終的な詳細請求レポートとAWS請求書で確定します毎月のレポートと詳細請求(時間別)レポートの詳細については請求明細レポートで使用量を理解する (p 18) を参照してください

混合レートの例ここでは次の 2 種類の操作についての混合レートの計算例を示します

bull 標準ストレージの Amazon S3 の使用bull 小規模な LinuxUnix Amazon EC2 インスタンスの使用

Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算

Amazon S3 標準ストレージについての混合レートは1 ヵ月間に格納されたデータの量をアカウントがさらに低価格階層の条件を満たした時点での総ストレージ費用で除算することにより計算されます例として標準ストレージが次に示す料金階層で提供されているとします

Version 2044

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
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                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 48: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

Amazon S3 料金階層

1 GB 当たりの料金階層の説明

010 USD最初の 1 TB月

008 USD次の 49 TB月

006 USD次の 450 TB月

次の表に支払いアカウントと3つの連結アカウントを含む一括請求アカウントファミリーの標準ストレージタイプの Amazon Simple Storage Service(Amazon S3)の使用量を示します

標準ストレージ使用量の混合費用の例

混合レート混合費用非混合費用非混合レート

ストレージ量階層アカウント

100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月支払い

3920 USD008USD

49 TB次の 49 TB月

2700 USD006USD

45 TB次の 450 TB月

007073770737100 USD010USD

1 TB最初の 1 TB月連結1

00707379903181120 USD008USD

14 TB次の 49 TB月

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

00707371414741600 USD008USD

20 TB次の 49 TB月連結2

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

007073710610551200 USD008USD

15 TB次の 49 TB月連結3

00707371061055900 USD006USD

15 TB次の 450 TB月

上記の表の費用は次のように計算されます

1 連結アカウントファミリーのすべての使用量が 95 TB(95000 GB)まで加算されます2 最初の 1 TB の費用(1000 GB x 010 USD = 100)を次の 49 TB の費用(49000 GB x 008 USD

= 3920 USD)と残りの 45 TB の費用(45000 GB x 006 USD = 2700 USD)に加算して総費用(6720 USD)を算出します

3 総費用(6720USD)をストレージの量(95000GB)で除算して混合レート(0070737USDGB)を算出します

Version 2045

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 49: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

4 最後に混合レートを総使用量で乗算して各連結アカウントの費用を配分します結果は「混合費用」の列に表示されている金額になります

この例から一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用することで毎月の総ストレージ費用を安く抑えられることがわかります各連結アカウントの費用を個別に計算した場合総費用は6780USD です3 つのアカウントの使用量を合計することでより安い料金階層により早く移行することができます最も高価なストレージ(最初の 1 TB)が最大料金で請求されるのは3回ではなく1回だけです3 TB のストレージを最大レートの 010 USDGB で使用すると300 USD になりますこのストレージについて最初の 1 TB(100 USD)と008 USDGB の追加の 2 TB(16 USD)で請求すると合計請求額は 260 USD です

Amazon EC2 の混合レートの計算混合レートは一括請求を利用していないお客様には適用されません

計算方法

次の手順は一括請求アカウントファミリーについての Amazon EC2 インスタンスの混合レートの計算方法を示しています

1 AWS では1 ヵ月または 1ヵ月に満たない期間の一括請求アカウントファミリーのすべてのアカウントの使用量を集計し非混合レートに基づいて費用を計算しますこれらの費用の明細項目は支払いアカウントに対して作成されますこの請求計算モデルは各明細項目が条件を満たす最低の非混合レートを適用することを目的としたものです最初に無料利用枠の時間が適用され次にリザーブドインスタンスの時間が適用され最後に残りの使用量に対するオンデマンドレートが適用されます毎月のレポートではこれらの集計費用の明細項目が表示されますが詳細請求(時間単位)レポート (p 18)では支払いアカウントと連結アカウントが区別されません

2 AWS では各リージョンでの各 Amazon EC2 使用タイプを識別し集計された支払い費用から同じリージョン内の同一の使用タイプについての対応する連結アカウントの明細項目に費用を配分します請求明細レポート (p 20)では各明細項目に適用されたレートを非混合レートの列で確認できます

Note

AWSでリザーブドインスタンスの時間を連結アカウントに割り当てるときは必ずリザベーションを購入した連結アカウントから始めますこれはリザーブドインスタンスアフィニティとも呼ばれますキャパシティーリザベーションの時間が残っている場合それらの時間は同じアベイラビリティーグループ内の同一の使用タイプを操作している他のアカウントに割り当てられますこの配分も常に非混合レートを使用して行われます

3 最後にアベイラビリティーゾーンでのすべての同一使用(オンデマンドレートとリザーブドインスタンスレートの両方が含まれる可能性があります)についての平均費用を計算し詳細請求(時間単位)レポートの各明細項目の混合レート列に結果を一覧しますこの平均の計算によりその時間の非混合レートが000USDになる明細項目が生じる場合がありますが混合レートは配分された費用を示しますそのような場合非混合レートの列は該当する特定の明細項目の使用について実際に支払った金額を表します

混合レートの例

ここで紹介する例は一括請求ロジックで支払いアカウントに費用を集計しそれを使用比率に基づいて連結アカウントに配分する方法を示していますこの例ではすべての使用量が同じ使用タイプ(p31)であり同じアベイラビリティーゾーンで発生しています

次の表にこの例のリザーブドインスタンスとオンデマンドインスタンスの使用量のレートを示します

Version 2046

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 50: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

Amazon EC2 時間レートの例

時間レートレートタイプ

0025 USDリザーブドインスタンス

010 USDオンデマンドインスタンス

次の表にAmazon EC2 の月間 720 時間(30 日)の使用についての明細項目の計算を表す明細項目を示します各インスタンスは同じアベイラビリティーゾーンで実行される同じ使用タイプですこの一括請求(コンソリデーティッドビリング)アカウントファミリーは4つのリザーブドインスタンスを購入しています連結アカウント間の配分については表に記載されている明細項目を参照していください連結アカウント 1 は 3 つのリザーブドインスタンスを所有し連結アカウント 2 は 1 つのリザーブドインスタンスを所有しています

この例では連結アカウント1でアプリケーションの負荷が変動したためリザーブドインスタンスのリソースが 60 時間余っておりオンデマンドの使用量が 40 時間追加で必要になっています

Amazon EC2 時間レートの例

混合費用混合レート

非混合費用

使用量

使用タイプ

非混合レート

請求タイプ

請求項目アカウント

72USD

2880BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

支払いアカウント

128USD

1280BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

支払いアカウント

10096 USD00480775250USD

2100BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 1

192 USD0048077400USD

40BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 1

3462 USD004807718USD

720BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 2

481 USD004807710USD

100BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 2

288 USD0048077150USD

60BoxUsaget1small0025USD

リザーブドインスタンス

連結アカウント 3

2356 USD004807749USD

490BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 3

3126 USD004807765USD

650BoxUsaget1small010USD

オンデマンド

連結アカウント 4

Version 2047

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 51: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

前記の表のデータは次の情報を表しています

bull 一括請求(コンソリデーティッドビリング)ファミリーは2880時間のキャパシティーをリザーブドインスタンスレートで購入ました

bull 連結アカウント 1 は3 つのリザーブドインスタンスを購入し予約した 2100 時間を使用しましたアプリケーション負荷の変動によりリザーブドインスタンス時間が 60 時間残っていますがこれはアカウントファミリー内の他の該当する使用に適用できますさらに3つのリザーブドインスタンスがすべて稼働しているときのアプリケーション負荷により40 時間分をオンデマンドで使用することが必要になりました

bull 連結アカウント2は1つのリザーブドインスタンスを購入し720時間のすべてを使用しましたさらにアプリケーション負荷の要求を満たすためにオンデマンド時間が 100 時間必要になりました

bull 連結アカウント 3 および 4 はオンデマンド時間のみで稼働していますbull 実際に使用したリザーブドインスタンス時間の合計は 2880 時間ですbull 実際に使用したオンデマンド時間の合計は 1280 時間ですbull 支払いアカウントのレベルで集計された使用量に対する請求は 200 USD ですこの金額を合計使用時間(4160 時間)で除算すると1 時間当たりの混合レート 0048077 USD が得られます

bull 混合コストを集計すると20001 USD になりますbull 支払いアカウントレベルでの総混合コストを使用して連結アカウントの明細項目に混合コストを配分します

bull 連結アカウントの明細項目の合計を支払いアカウントの明細項目と照合するには丸め誤差001USDの明細項目を追加する必要があります(この例では示されていません)

bull 連結アカウント 1 が使用しなかった 60 時間分のリザーブドインスタンス時間は連結アカウント 3によるAmazonEC2使用の60時間分に適用されていますこれによりこのアカウントによって使用されたオンデマンド時間が 550 から 490 に減少しています

毎月のレポートまたは詳細請求レポートの帳尻が合っていることを確認するには各連結アカウントの明細項目の混合費用と丸め誤差の明細項目の合計が支払いアカウントのすべての明細項目の合計と等しいことを確認します

Tip

Excel スプレッドシートを使用して詳細請求(時間単位)レポートを読み込むと次の列で指定の順序により並べ替えを行うことで支払いアカウントの明細項目と照合する連結アカウントの明細項目を検索できます

1 製品名2 使用タイプ3 オペレーション

Note

インスタンスのアベイラビリティゾーンと使用タイプを制御するにはAmazon EC2 API のRunInstances アクションを使用します詳細についてはAmazon Elastic Compute CloudDeveloper Guide の Launching an Instance from an AMI を参照してください

Version 2048

AWS Account Billing ユーザーガイド混合レートについて

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 52: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール

Abstract

Identity and Access Management(IAM)サービスを使用するとあなた名義の請求明細とアカウント情報へのアクセスを制御することができます

Topicsbull セキュリティの質問の設定 (p 50)bull IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成 (p 50)bull Account Billing の権限リファレンス (p 51)

AWS アカウント請求ウェブサイトは AWS Identity and Access Management(IAM)と統合されており請求情報へのアクセス権を特定のユーザーにのみ与えることができますこれにより請求書および料金とアカウントアクティビティに関する詳細情報がサービスや使用タイプによって項目別に表示される [Bills] ページへのアクセスを制御することができます

Note

IAM is a feature of your AWS account If you are already signed up for a product that is integratedwith IAM you dont need to do anything else to sign up for IAM nor will you be charged extra forusing it

アカウント請求情報に対するユーザーアクセスを制御するには次の 3 つのステップを実行します

1 セキュリティの質問を設定します2 [Bills] ページへのアクセス権をユーザーに付与します3 IAM ユーザー用カスタムポリシーを作成します

最初の2つのステップを実行するにはアカウント所有者としてAWSアカウントにログインする必要がありますIAMユーザー用カスタムポリシーを作成するにはアカウント所有者としてAWSにログインするか他のユーザー用ポリシーへの管理権限を持つ IAM ユーザーとしてログインする必要があります

Version 2049

AWS Account Billing ユーザーガイド

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 53: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

デフォルトではIAM ユーザーは [Bills] ページへのアクセス権がありませんアカウント所有者としてIAM ユーザーにこの権限を付与します次に請求ページへのアクセスを有効にするとこれらのIAM ユーザーはあなたの与えたアクセス権限により請求ページへアクセスできるようになります逆に[Bills] ページへのアクセスを拒否することもできます以下のトピックでは[Account Activity] や[Usage Reports] ページへのアクセスコントロールにポリシーを使用する例を紹介します

セキュリティの質問の設定まだセキュリティの質問を設定していない場合まず最初に設定する必要がありますAmazonのカスタマーサービスに連絡する際お客様がAWSアカウント所有者であることを認証するためにAmazonがこのセキュリティの質問を使用します

セキュリティの質問を設定するには

1 AWS アカウント所有者としてサインインします(IAM ユーザーとしてログインすることはできません)

2 [Personal Information] ページの [Configure Security Challenge Questions] の項目でセキュリティの質問を設定してください

3 [Save questions] をクリックします

Note

セキュリティの質問はAccount Billing コンソールで優先されている Account Billing ポータルによりホストされますこのガイドでポータルを対象に行う作業はセキュリティの質問を設定することだけです

IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成新規作成した IAM ユーザーにはデフォルトでは [Bills] ページへのアクセス権は割り当てられていませんアカウントの請求情報に対するアクセスはIAMポリシーをユーザー個人またはユーザーグループに割り当てることによって制御します手順についてはIAMを使用するのManaging IAM Policiesを参照してください

これ以降はアカウントの請求情報へのアクセスを制御する手段としてユーザーやユーザーグループに適用するポリシーの例を紹介しますこれらのポリシーを使用するには[Manage Your Account]ページの AWS ウェブサイトへの IAM ユーザーアクセスを許可する必要があります

Version 2050

AWS Account Billing ユーザーガイドセキュリティの質問の設定

Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
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Example 1 [Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを許可します

Statement[ EffectAllow Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 3 [Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否する

このポリシーでは[Bills] ページへのユーザーアクセスを拒否します

Statement[ EffectDeny Actionaws-portalViewBilling Resource ]

Example 5 AWS サービスへのフルアクセスは許可するが請求情報へのユーザーアクセスは拒否する

このポリシーではすべてのAWSサービスへのフルアクセスを有効にしますが[Bills]ページや[UsageReports] ページへのユーザーアクセスは拒否します

Statement[ EffectAllow Action Resource EffectDeny Actionaws-portal Resource ]

IAMユーザー用にカスタマイズした IAMポリシーを設定したらAWSウェブサイトへのアクセスを有効にします

Account Billing の権限リファレンスAbstract

私の請求アカウントで何ができますかIAM ユーザーに権限を付与しアカウント情報使用量レポート請求明細を表示するために行えるアクションの概要

Version 2051

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
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このトピックでは次の表の [Account or User Type] 列に記載されているユーザーのタイプごとにAccount Billing で許可されるアクションを示しますAWS アカウントの所有者はすべてのアカウント情報すべての使用状況レポートすべてのアカウントの請求明細レポートを表示できますまた所有者は[Bills] と [Usage Reports] ページを表示する権限を IAMユーザーに付与するポリシーを作成することもできますAWSアカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール(p 49)トピックはこれらのポリシーやその影響の詳細について説明します

AWS アカウントと IAM ユーザーの詳細についてはIAM を使用するのIAM の概念を参照してください

請求に対する権限

請求に対する権限説明ユーザータイプ

bull すべてのAccount Billingリソースと成果物を完全に制御できます

bull AWS 料金の毎月の請求書を受け取ります

AWSアカウントをセットアップした人物(名義人)アカウント所有者はAWSとの関係を管理しますアカウント所有者のユーザー名は Eメールアドレスですアカウント認証情報でログインするとアカウント名がAWSManagement Consoleのナビゲーションバーに表示されます

アカウント所有者

bull ユーザー単位またはユーザーグループ単位で明示的に付与された権限を有します

bull [Account Activity]ページを表示する権限を付与されます

アカウント所有者または管理ユーザーによってAWSアカウントのユーザーとして定義された人物またはアプリケーションアカウントには複数のIAM ユーザーを含めることができます

IAM ユーザー

bull 支払いアカウントのみに対してすべてのAccount Billingリソースを完全に制御できます

bull 支払いアカウントと連結アカウントの両方に対するAWS料金の毎月の請求を受け取ります

bull 支払いアカウントの請求明細レポートで連結アカウントのアクティビティを参照できます

組織内の複数のアカウントのAWS使用に対する支払いアカウントをセットアップした人物(名義人)

一括請求支払いアカウント所有者

bull 使用状況レポートまたはアクティビティは当のアカウントに関するもののみ参照できますファミリーのその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

bull 請求明細レポートを表示する権限はありません

bull 当のアカウントに関する情報のみ更新できますその他の連結アカウントまたは支払いアカウントにはアクセスできません

一括請求支払いアカウントによって使用料が支払われるAWS アカウント

一括請求連結アカウント所有者

Version 2052

AWS Account Billing ユーザーガイドAccount Billing の権限リファレンス

Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
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Account Billing アラートと通知で請求額を監視

Abstract

Amazon CloudWatchを使用してAWSサービスの使用量が指定したしきい値を超えた場合にEメールで通知するアラートを作成します

Amazon CloudWatchを使用してAWS料金をモニタリングできますAWSサービスの使用量がしきい値を超えた場合に通知する請求アラートを作成できます請求アラートを作成するしきい値の使用量を指定します使用量がこれらのしきい値を超えた場合AWS から E メール通知が送信されます

請求アラートを作成し通知を登録するには以下の手順を使用して最初にAccount Billingコンソールでこれらをオンにする必要があります

AWS Account Billing アラートをオンにするには

1 Sign in to the AWS Management Console and open the Account Billing console athttpsconsoleawsamazoncombillinghome

2 左ナビゲーションペインで [Preferences] をクリックします3 [Billing Alerts] の横のコントロールを [On] にします4 [Save Preferences] をクリックします

請求アラートをオンにしたらAmazon CloudWatch 開発者ガイドの Amazon Cloudwatch を使用して予想請求額をモニタリングトピックの手順に従い設定して通知をサブスクライブできます

Version 2053

AWS Account Billing ユーザーガイド

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴
Page 57: AWSAccountBilling - Amazon Web Servicesawsdocs.s3.amazonaws.com/awsaccountbilling/latest/...AWS経費の監視 AmazonCloudWatchを使用し、AWS経費が指定するしきい値を超えた場合にアラートするようにア

ドキュメント履歴

Abstract

「AWS Account Billing」ガイドの改定日関連リリース重要な変更を確認することができます

次の表は「AWS Account Billing」ガイドの今回のリリースの内容をまとめたものです

bull バージョン ndash 20bull 前回のドキュメントの更新 ndash 2013 年 10 月 14 日

リリース日説明変更点

2013 年 10 月25 日

AWSAccount Billingユーザーガイドは新しいAccount Billing AWSManagementConsoleに合わせて再編集され記述内容が改められています

バージョン20発行

Version 2054

AWS Account Billing ユーザーガイド

  • AWS Account Billing
  • AWS Account Billing とは
    • AWS アカウント情報の管理
    • AWS からのサービスへの支払い
    • AWS コストと使用量のレポート
    • 単一の請求書に複数のアカウントを統合する
    • Account Billing 情報の保護
    • AWS 経費の監視
    • Account Billing の操作
      • アカウントを作成するにはどうすればよいですか
      • 請求書が送付されるのはいつですか
      • 支払い方法を教えてください
      • AWS 使用量を表示するにはどうすればよいですか
      • 現在の料金を表示するにはどうすればよいですか
      • 請求について質問するにはどうすればよいですか
      • 他のユーザーに請求書を参照する権限を与えるにはどうすればよいですか
      • 単一の請求書ですべてのアカウントに対して支払う方法
      • アカウントへの変更を監視するにはどうすればよいですか
      • アプリケーションまたは分析ツールから請求情報にアクセスする方法
      • アカウント情報を更新するにはどうすればよいですか
      • アカウントを閉鎖するにはどうすればよいですか
        • 請求に関するご質問がある場合
          • AWS サポートへのお問い合わせ
          • AWS リソースのクリーンアップ
          • AWS サービスのキャンセルまたは AWS アカウントの閉鎖
            • AWS 無料利用枠について
              • AWS アカウント
                • 集中制御 AWS Identity and Access Management
                • 請求エンティティとしての AWS アカウント
                • アカウント情報の追加と編集
                  • AWS アカウント情報の編集
                  • 支払い方法の管理
                      • AWS 支払いオプション
                        • 支払い方法の選択
                          • 毎月の請求書の取得と AWS 料金の表示
                            • 月額料金の表示
                            • AWS 使用状況レポートの表示
                            • メールで送付された請求書の取得
                            • プログラムからのアクセスで Account Billing レポートを受信
                              • 動作の仕組み 請求明細レポート
                                • 請求明細レポートをオンにする
                                  • 請求明細レポートをオンにする
                                    • 受信するレポートの選択
                                    • 請求データの参照
                                    • レポートファイルのセキュリティ
                                    • 請求明細レポートの無効化
                                        • 請求明細レポートで使用量を理解する
                                          • 詳細なレポートの概要
                                          • 請求明細レポートの種類
                                          • 毎月のレポート
                                          • 請求明細レポート
                                          • 毎月のコスト配分レポート
                                          • リソースおよびタグ付きの請求明細レポート
                                            • コスト配分とタグ付け
                                              • タグとは
                                              • タグを適用する方法
                                                • タグの制限
                                                  • 時間単位のコスト配分レポートの取得
                                                  • コスト配分レポートを表示する
                                                    • レポートの中の未配分リソース
                                                      • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                        • 毎月のコスト配分レポートの設定
                                                            • 請求明細レポートフィールドのリファレンス
                                                              • レポートのフィールドの表
                                                              • Account Billing レポートフィールドのリファレンス
                                                                • アカウントおよび請求書情報フィールド
                                                                • 製品使用情報フィールド
                                                                • 使用量費用および税金情報フィールド
                                                                • リソースおよびカスタムタグのフィールド
                                                                  • 一括請求で複数のアカウントの料金を支払う
                                                                    • どのような場合に一括請求(コンソリデーティッドビリング)を使用するか
                                                                    • 発効日
                                                                    • 請求およびアカウントアクティビティ
                                                                    • ボリューム割引
                                                                    • 一括請求の不使用料金
                                                                      • Amazon EC2 リザーブドインスタンス
                                                                      • Amazon RDS リザーブド DB インスタンス
                                                                      • AWS クレジット
                                                                      • 一括請求アカウントに対する AWS サポートの料金
                                                                        • 一括請求アカウントファミリーの作成と編集
                                                                          • 一括請求にサインアップする
                                                                          • 一括請求ファミリーにアカウントを追加する
                                                                            • 一括請求(コンソリデーティッドビリング)へアカウントを追加する
                                                                              • 一括請求支払いアカウントのセキュリティを確保する
                                                                              • 一括請求からアカウントを削除する
                                                                              • アカウントを別の一括請求へ移動する
                                                                              • 支払いアカウントを連結アカウントに変換する
                                                                                • 混合レートについて
                                                                                  • 料金階層とリザーブドインスタンス
                                                                                    • 料金階層
                                                                                    • リザーブドインスタンス キャパシティーの予約
                                                                                      • リザーブドインスタンスと一括請求(コンソリデーティッドビリング)
                                                                                          • 混合レートの例
                                                                                            • Amazon S3 標準ストレージの混合レートの計算
                                                                                              • Amazon EC2 の混合レートの計算
                                                                                                • 計算方法
                                                                                                • 混合レートの例
                                                                                                  • AWS アカウント請求情報へのユーザーアクセスコントロール
                                                                                                    • セキュリティの質問の設定
                                                                                                    • IAM ユーザー用カスタムポリシーの作成
                                                                                                    • Account Billing の権限リファレンス
                                                                                                      • Account Billing アラートと通知で請求額を監視
                                                                                                      • ドキュメント履歴