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バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 1 本文書は、バークレイズ・ピーエルシー(Barclays PLC)が 2014 5 6 日に発表した 2014 年度第 1 四半期経営報告書を抄訳したもの です。その正確な内容については、原文である英文リリースをご参照ください。本文書と英文リリースとの間で齟齬がある場合には原文が 優先されます。なお、原文は、http://group.barclays.com/about-barclays/investor-relations/results-announcements よりご覧いただ けます。 Barclays PLC Interim Management Statement バークレイズ・ピーエルシー 2014 年度第 1 四半期経営報告書 2014 5 6 日発表

Barclays PLC Interim Management Statement...バークレイズ・ピーエルシー-2014 年度第1 四半期経営報告書 1 本文書は、バークレイズ・ピーエルシー(Barclays

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バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 1

本文書は、バークレイズ・ピーエルシー(Barclays PLC)が 2014 年 5 月 6 日に発表した 2014 年度第 1 四半期経営報告書を抄訳したもの

です。その正確な内容については、原文である英文リリースをご参照ください。本文書と英文リリースとの間で齟齬がある場合には原文が

優先されます。なお、原文は、http://group.barclays.com/about-barclays/investor-relations/results-announcements よりご覧いただ

けます。

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Barclays PLC Interim Management Statement

バークレイズ・ピーエルシー

2014 年度第 1 四半期経営報告書

2014 年 5 月 6 日発表

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業績ハイライト

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 2

四半期経営報告書 ページ

業績ハイライト 3

グループ業績レビュー 7

事業部門別業績

インベストメント・バンク 10

コーポレート・バンキング 13

ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント 14

付表 I–四半期業績概要 15

付表 II–パフォーマンス管理

事業部門別のリターンおよび株主資本

Transform の現状

撤退対象事業

利ざやおよび残高

19

21

22

23

付表 III–連結要約損益計算書および連結要約貸借対照表 25

付表 IV–資本 27

付表 V–レバレッジ 30

付表 VI–クレジット・リスク 31

BARCLAYSPLC,1CHURCHILLPLACE,LONDON,E145HP,UNITEDKINGDOM.TELEPHONE:+44(0)2071161000.COMPANYNO.48839

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業績ハイライト

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 3

「リテール、カードおよびコマーシャル・バンキング事業が全てのフランチャイズで前年同期実績を上回るリターンを上げるなど堅調な業績を維持したものの、インベストメント・バンク部門の債券・為替・コモディティー(FICC)業務の大幅な減収があった結果、グループの調整後税引前利益は 5%減少しました。 当四半期のグループ収益合計の約半分は英国リテール、バークレイカード、コーポレート各部門によるものでした。当グループは引き続き経済環境の一段の改善による恩恵を受けることができる状態にあります。インベストメント・バンク部門は、主に、顧客の取引高の低迷から FICC の業績が前年同期比 41%減少したこと、同部門で進行中の戦略的な見直しの見地から事業構成を変更したこと、そして 2013 年度第 1 四半期の業績が比較的好調だったことから、前年同期比 28%の減収となりました。株式およびインベストメント・バンキング事業の業績は概ね前年同期比横ばいでした。 Transform 達成費用を除いた営業費用が 2009 年以来の低水準となったことには満足しています。これは当グループが進めてきたコスト削減策の成果を反映しています。主に収益の低迷によりコスト削減効果が相殺されたインベストメント・バンク部門という大きな例外を除けば、大半の部門で調整後税引前利益は増加しました。当グループは引き続き Transform における中心的な要素の一つとして営業費用を重視してまいります。 前四半期のレバレッジ圧縮の大きな進展をベースに、当グループは引き続き貸借対照表および資本の改善に注力しています。当四半期の CRD IV(改正資本要件指令)完全施行ベースの普通株式等 Tier1(CET1)資本比率が 9.6%と 37 ベーシス・ポイント上昇し、また、推定プルーデンス(健全性)規制機構(PRA)レバレッジ比率が 3.1%と 16 ベーシス・ポイント上昇し、PRA のレバレッジ比率期待値である 3%を上回ったことに如実に現れています。1 株当たりの正味有形資産価額は、1 ペンス増加し、284 ペンスとなりました。 すでにお知らせしたとおり、今年 5 月 8 日に、株主の皆様のためにより高い持続可能なリターンと成長を実現するためのバークレイズの戦略に関する最新の状況をご説明します。この計画は、新たな事業および規制環境に備えるためのインベストメント・バンク部門の体制など、当グループが近時直面している業績面の課題の根底にある問題点に対処するものです。」 グループ最高責任者 アントニー・ジェンキンズ

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業績ハイライト

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 4

損益計算書

調整後税引前利益は 5%減少し、16 億 9,300 万ポンドとなりました。営業費用が 44 億 3,500 万ポンドと 16%減少したことで

一部相殺されたものの、インベストメント・バンク部門、特に FICC 事業の減収と為替変動の影響を反映しています。

法定税引前利益は当グループ自身の信用度に関連する利益 1 億 1,900 万ポンドを含め、18%増加し、18 億 1,200 万ポンド

となりました(2013 年度第 1 四半期:2 億 5,100 万ポンドの損失)。

調整後収益は 14%減少し、66 億 5,000 万ポンドとなりました。インベストメント・バンク部門の減収が主因ですが、英国 RBBとバークレイカードの増収で一部相殺されました。RBB、バークレイカード、コーポレート・バンキング、ウェルス・アンド・インベ

ストメント・マネジメント各部門の顧客利息収入純額は取引高の拡大と利益率の安定推移を反映して 4%増加し、26 億 1,300万ポンドとなりました。

収益

インベストメント・バンク部門の収益は、主に厳しいトレーディング環境によって金利およびクレジット業務全般における顧客の

取引量が低迷したことから FICC 事業が 41%の減収となったこと、部門の戦略的な見直しにより事業構造を変更したこと、そ

して 2013 年度第 1 四半期が比較的好調だったことから、前年同期比、28%減少し 24 億 9,000 万ポンドになりました。

信用に関する減損費用はアフリカ RBB、コーポレート・バンキング各部門の減損費用の減少を主に反映し、22%減少し、5 億

4,800 万ポンドとなりました。この結果、貸倒率は 45 ベーシス・ポイントに改善しました(2013 年度第 1 四半期:56 ベーシス・

ポイント)。

信用に関する減損

営業費用は 8 億 6,100 万ポンド減少し、44 億 3,500 万ポンドとなりました。Transform 達成費用 2 億 7,400 万ポンドの減

少、前年の Transform の取り組みによる節約、そして為替の変動が要因です。

コスト

貸借対照表、レバレッジ、資本管理

CRD IV 完全施行ベースの普通株式等 Tier1(CET1)資本比率は 37 ベーシス・ポイント上昇し、9.6%となりました。また、推定

PRA レバレッジ比率は 16 ベーシス・ポイント上昇し 3.1%となりました。これらは、主に、利益から創出された資本(および、レ

バレッジ比率については、PRA レバレッジ・エクスポージャーが 390 億ポンド減少して 1 兆 3,260 億ポンドとなったこと)を反

映したものです。CRD IV 完全施行ベースの推定レバレッジ比率は 3.3%に上昇しました(2013 年:3.1%)。

非支配持分を除いた株主資本合計は 10 億ポンド増加して、564 億ポンドとなりました。

1 株当たりの正味有形資産価額は 1 ペンス増加して、284 ペンスとなり、1 株当たりの純資産価額は 331 ペンスと横ばいでし

た。

リターン

調整後平均株主資本利益率は 2013 年度第 4 四半期に実施した新株予約権無償割当による増資と税引前利益の減少を主

に反映し、6.4%に低下しました(2013 年度第 1 四半期:7.6%)。調整後平均有形株主資本利益率は 7.5%に低下しました

(2013 年:9.0%)。法定平均株主資本利益率は 7.1%に改善しました(2013 年度第 1 四半期:6.5%)。

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業績ハイライト

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 5

当グループの業績(未監査) 調整後 1 法定

2014 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

2014 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

(百万ポンド) (百万ポンド) 増減率(%) (百万ポンド) (百万ポンド) 増減率(%)

保険金控除後の収益合計 6,650 7,734 (14) 6,769 7,483 (10) 信用に関する減損費用およびその他の引当金繰入額 (548) (706) 22 (548) (706) 22 営業収益純額 6,102 7,028 (13) 6,221 6,777 (8) Transform 達成費用を除く営業費用 (4,195) (4,782) 12 (4,195) (4,782) 12 Transform 達成費用 (240) (514) 53 (240) (514) 53

営業費用 (4,435) (5,296) 16 (4,435) (5,296) 16 その他の収益純額 26 54 (52) 26 54 (52)

税引前利益 1,693 1,786 (5) 1,812 1,535 18 税金 (561) (571) 2 (597) (491) (22)

税引後利益 1,132 1,215 (7) 1,215 1,044 16 非支配持分 (201) (205) 2 (201) (205) 2 その他株主持分 (49) - - (49) - -

株主帰属利益 882 1,010 (13) 965 839 15

パフォーマンス指標

平均有形株主資本利益率 7.5% 9.0% 8.3% 7.6% 平均株主資本利益率 6.4% 7.6% 7.1% 6.5% 平均リスク調整後資産利益率 1 1.0% 1.0% 1.1% 0.9% 収益に対する費用の比率 67% 68% 66% 71% 貸倒率(ベーシス・ポイント) 45 56 45 56 基本的 1 株当たり利益 5.4 ペンス 7.5 ペンス 5.9 ペンス 6.3 ペンス 1 株当たり配当金 1.0 ペンス 1.0 ペンス 1.0 ペンス 1.0 ペンス

貸借対照表およびレバレッジ

2014 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

1 株当たりの正味有形資産価額 2 284 ペンス 283 ペンス 1 株当たりの純資産純価額 2 331 ペンス 331 ペンス 推計 PRA レバレッジ・エクスポージャー 13,260 億ポンド 13,650 億ポンド

資本管理

CRD IV 完全施行ベース 普通株式等 Tire 1 比率 9.6% 9.3% 普通株式等 Tire 1 資本 414 億ポンド 404 億ポンド リスク調整後資産 4,290 億ポンド 4,360 億ポンド 推計レバレッジ比率 3.3% 3.1%

推計 PRA レバレッジ比率 3.1% 3.0% 資金調達および流動性

グループ余剰流動性 1,340 億ポンド 1,270 億ポンド 預貸率 101% 101% 推計流動性カバレッジ比率 109% 102%

調整後利益の分析

2014 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

調整後税引前利益 1,693 1,786 当グループ自身の信用度に関する利益/(損失) 119 (251)

法定税引前利益 1,812 1,535

1 比較数値は CRD IV 完全施行ベースの推定リスク調整後資産および資本控除に基づきリターンを計算する影響を反映し(従来は CRD III に基づき計算)、修正

したものです。 2 1 株当たりの正味有形資産価額は、非支配持分およびその他株主持分を控除した株主資本からのれんと無形資産を差し引いた金額を発行済普通株式数で除

して計算されています。1 株当たりの純資産価額は、非支配持分およびその他株主持分を控除した株主資本を発行済普通株式数で除して計算されています。

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業績ハイライト

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 6

調整後 法定

2014 年

3 月 31 日に 終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

2014 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

事業部門別収益 (百万ポンド) (百万ポンド) 増減率(%) (百万ポンド) (百万ポンド) 増減率(%)

英国 RBB 1,145 1,067 7 1,145 1,067 7 欧州 RBB 146 176 (17) 146 176 (17) アフリカ RBB 567 668 (15) 567 668 (15) バークレイカード 1,184 1,153 3 1,184 1,153 3 インベストメント・バンク 2,490 3,463 (28) 2,490 3,463 (28) コーポレート・バンキング 722 772 (6) 722 772 (6) ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント 451 469 (4) 451 469 (4) 本社およびその他事業 (55) (34) (62) 64 (285) 収益合計 6,650 7,734 (14) 6,769 7,483 (10) 調整後 法定

2014 年

3 月 31 日に 終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

2014 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

事業部門別税引前利益/(損失) (百万ポンド) (百万ポンド) 増減率(%) (百万ポンド) (百万ポンド) 増減率(%)

英国 RBB 360 299 20 360 299 20 欧州 RBB (88) (462) 81 (88) (462) 81 アフリカ RBB 101 81 25 101 81 25 バークレイカード 423 363 17 423 363 17 インベストメント・バンク 668 1,315 (49) 668 1,315 (49) コーポレート・バンキング 260 183 42 260 183 42 ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント 51 60 (15) 51 60 (15) 本社およびその他事業 (82) (53) (55) 37 (304) 税引前利益合計 1,693 1,786 (5) 1,812 1,535 18

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グループ業績レビュー

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 7

損益計算書

調整後税引前利益は 5%減少し、16 億 9,300 万ポンドとなりました。Transform 達成費用が 53%減少し 2 億 4,000 万ポンド

となったことを含め、営業費用が 44 億 3,500 万ポンドと 16%減少したことで一部相殺されたものの、インベストメント・バンク

部門、特に FICC 事業の減収を反映しています。

法定税引前利益は当グループ自身の信用度に関連する利益 1 億 1,900 万ポンド(2013 年:2 億 5,100 万ポンドの損失)を

含め、18%改善し、18 億 1,200 万ポンドとなりました。

収益

調整後収益は、英国 RBB とバークレイカードにおける増収で一部相殺されたものの、インベストメント・バンク部門の減収と為

替の変動を反映し、14%減少し、66 億 5,000 万ポンドとなりました。

インベストメント・バンク部門の収益は、主に、厳しいトレーディング環境から金利およびクレジット業務全般における顧客の取

引量が低迷して FICC 事業が 41%の減収となったこと、同部門で進行中の戦略的な見直しにより事業構造を変更したこと、そ

して 2013 年度第 1 四半期の業績が比較的好調だったことから、前年同期比で 28%減少し、24 億 9,000 万ポンドとなりまし

た。マクロ商品およびクレジット商品の収益はそれぞれ 48%減の 5 億 8,400 万ポンド、33%減の 6 億 4,600 万ポンドとなりま

した。2013 年度第 1 四半期は良好な経済関連ニュース、特に米国の「財政の崖」の解消を受けて、全ての商品で取引高が

増大し、利益を得ました。

RBB、バークレイカード、コーポレート・バンキング、ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント各部門の顧客利息収入純額

は取引高の拡大と純利ざやの安定推移を反映して 4%増加し、26 億 1,300 万ポンドとなりました。

信用に関する減損

信用に関する減損費用は以下を主因に 22%減少し、5 億 4,800 万ポンドとなりました。

- 特にモーゲージおよびビジネス・バンキングのポートフォリオで延滞率と貸倒率が総じて改善したことを受け、全ての

RBB 部門、特にアフリカ RBB で減損費用が減少

- 欧州コーポレート・バンキングの減損費用の持続的な減少とインベストメント・バンキング事業での数々のエクスポー

ジャーに関連する戻入純額の増加

この減損費用の改善に加えて、貸付金が増加したことで、貸倒率は 45 ベーシス・ポイントに低下しました(2013 年:56 ベー

シス・ポイント)。

コスト

営業費用は 8 億 6,100 万ポンド減少し、44 億 3,500 万ポンドとなりました。Transform 達成費用の 2 億 7,400 万ポンドの減

少、前年の Transform の取り組み、特にリストラ計画の推進による余剰人員の整理と規模の縮小、そして為替の変動が要因

です。

営業費用に含まれる報酬費用合計は 14%減少し、23 億 6,500 万ポンドとなりました。インベストメント・バンク部門の報酬費

用合計は Transform の取り組みによる節約と税引前利益の減少に則した本年度の賞与引当金の減少により 20%減少し、

11 億 3,600 万ポンドとなりました。報酬は 20%減少しましたが、それ以上に収益が減少したため、インベストメント・バンク部

門の収益に対する報酬の比率は 46%に上昇しました(2013 年:41%)。

税金

調整後税引前利益の実効税率は 33.1%と横ばいでした(2013 年:32.0%)。いずれの期の税率も英国の法定税率より高い

国における利益への課税を主に反映しています。法定税引前利益の実効税率は 32.9% と横ばいでした(2013 年:32.0%)。

リターン

調整後平均株主資本利益率は 2013 年度第 4 四半期に実施した新株予約権無償割当による増資と税引前利益の減少を主

に反映し、6.4%に低下しました(2013 年:7.6%)。調整後平均有形株主資本利益率は 7.5%に低下しました(2013 年:9.0%)。

法定平均株主資本利益率は 7.1%に改善しました(2013 年:6.5%)。

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グループ業績レビュー

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 8

貸借対照表およびレバレッジ 貸借対照表

資産合計は 1 兆 3,620 億ポンドと横ばいでした。

- 決済残高の 328 億ポンドへの増加と英国モーゲージおよび企業向け貸付の増加を受け、顧客および銀行に対する貸

付金が 5,062 億ポンドと 352 億ポンド増加。

- エクスポージャー圧縮に向けた更なる取り組みと相場の変動を受け、デリバティブ金融商品が 3,334 億ポンドと 219 億

ポンド減少。これはデリバティブ負債の減少と調和するものです。

顧客預り金は決済残高の 258 億ポンドの増加と英国預金残高の拡大を主因に 282 億ポンド増加し、4,574 億ポンドとなりま

した。

株主資本合計は 649 億ポンドでした(2013 年:639 億ポンド)。非支配持分を除いた株主資本は 10 億ポンド増加し、564 億ポンドとなりました。これは従業員株式制度に基づく株式発行による株主資本および株式払込剰余金の 7 億ポンドの増加、

売却可能投資再評価差額およびキャッシュフロー・ヘッジ再評価差額のそれぞれ 2 億ポンドと 3 億ポンドの増加を反映してい

ます。これらの増加は米ドル、ユーロ、南アフリカランドに対する英ポンドの上昇にともなう為替換算再評価差額の 3 億ポンド

の減少により一部相殺されました。

1 株当たりの正味有形資産価額は 1 ペンス増加して 284 ペンスとなり、1 株当たりの純資産価額は 331 ペンスと横ばいでし

た。

2014 年 3 月 31 日現在、支払保障保険(PPI)に係る補償引当金残高は当四半期中の 2 億 8,200 万ポンドの取り崩しを受け、

6 億 8,900 万ポンド(2013 年:9 億 7,100 万ポンド)となりました。受理した請求のうち 40-50%は PPI を販売したという記録は

無く、2014 年度第 1 四半期の全体の請求件数は 2013 年度第 4 四半期と比べて 8%減少し、金融オンブズマン・サービスに

付託される請求件数も同様に減少しました。しかし、請求処理会社経由の PPI 請求件数が 2014 年 3 月に急増しました。これ

らの大部分は 10 年以上前に販売した PPI に関連するものです。これら請求の発生を受け、請求の正当性の評価も含め、今

後の請求件数の見通しは依然として極めて不透明です。これについては、追加的な分析や PPI に係る引当金全体の評価を

実施するなどにより、状況を注視しています。

2014 年 3 月 31 日現在、金利ヘッジ商品に係る補償引当金残高は、2014 年度第 1 四半期に主に顧客に補償金を支払うた

めに 2 億 4,100 万ポンド取り崩したことを受け、9 億 2,800 万ポンドとなりました。補償に関する結果は審査の対象である顧

客のほぼ 60%に通知され、そのうち 29%は支払いを処理しました。将来予想される費用の見積額の大幅な変更はありませ

ん。当グループは補償を完了するための費用を引当金で十分賄えると予想しています。漸増する間接損失の請求が発生す

る可能性に関連する引当金の繰入れはありません。

レバレッジ・エクスポージャー

取引圧縮によるデリバティブの将来の潜在エクスポージャー(PFE)の減少 170 億ポンドと、担保およびネッティングの最適化

を主因とする証券金融取引(SFT)エクスポージャーの減少 200 億ポンドなどから、推定 PRA レバレッジ・エクスポージャーは

390 億ポンド減少し、1 兆 3,260 億ポンドとなりました。

資本管理

CRD IV 完全施行ベースの CET1 比率は CET1 資本の増加を主因に 37 ベーシス・ポイント上昇し、9.6%となりました。

CRD IV 完全施行ベースの CET1 資本は、配当金支払後の利益が生み出した規制資本および規制上の控除の減少を主因に

10 億ポンド増加し、414 億ポンドとなりました。

CRD IV リスク調整後資産は 60 億ポンド減少し、4,290 億ポンドとなりました。これは主に、モデルの変更により一部相殺され

た、インベストメント・バンク部門でのリスクの減少と算定方針の変更によるものです。

推定 PRA レバレッジ比率は適格 PRA 調整後 Tier1 資本の 415 億ポンドへの増加(2013 年:405 億ポンド)とレバレッジ・エク

スポージャーの 390 億ポンドの減少を主に反映し、16 ベーシス・ポイント上昇し、3.1%となりました。CRD IV 完全施行ベース

の推定レバレッジ比率は 3.3%に上昇しました(2013 年:3.1%)。

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グループ業績レビュー

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 9

資金調達と流動性 1

当グループの余剰流動性は 1,340 億ポンド(2013 年:1,270 億ポンド)でした。うち 1,280 億ポンド(2013 年:1,210 億ポンド)

は流動性カバレッジ比率(LCR)基準を充足する質の高い流動性資産です。余剰流動性は当社で確立した流動性リスク選好

度のフレームワークの範囲内であり、当局の要求水準を上回っています。

余剰流動性のうち、現金および中央銀行預け金は 520 億ポンド(2013 年:430 億ポンド)でした。そのうち 95%超はイングラ

ンド銀行、米国連邦準備銀行、欧州中央銀行、日本銀行、スイス国立銀行に預けられています。高い信用力の国債は 600億ポンド(2013 年:620 億ポンド)で、そのうち 85%超は英国、米国、日本、フランス、ドイツ、デンマークおよびオランダの国

債です。その他利用可能な流動性は 220 億ポンド(2013 年:220 億ポンド)でした。

2013 年 1 月に発表されたバーゼル基準に基づいて、当グループはその推定 LCR を 109%と推定しました(2013 年:102%)。

これは比率 100%を 110 億ポンド(2013 年:20 億ポンド)上回るものでした。今後、欧州銀行監督機構(EBA)が CRD IV の基

準を施行するにつれて、当グループは同基準に基づく LCR を報告していきます。同基準ベースでは LCR は 103%(2013 年:

96%)と推計されました。

貸金と預金の伸び率がほぼ同じであったことから、グループの預貸率は 101%で変更ありませんでした。

当グループのホールセールの資金調達残高合計(レポ取引を除く)は 1,860 億ポンド(2013 年:1,860 億ポンド)でした。うち

910 億ポンド(2013 年:820 億ポンド)は 1 年以内に満期を迎え、170 億ポンド(2013 年:200 億ポンド)は 1 ヶ月以内に満期

を迎えます。

当グループは 30 億ポンドの公募ベンチマーク債の発行、イングランド銀行の資金調達支援スキーム(FLS)への参加による

60 億ポンドの調達を含め、期限前償還を勘案後の純額で 90 億ポンドのタームファンディングを実施しました。バークレイズで

は残る 2014 年度中に 190 億ポンド、2015 年度中に 220 億ポンドのタームファンディングが満期を迎えます。 配当

2014 年度の第一回目の配当は 1 株につき 1.0 ペンスで 2014 年 6 月 23 日に支払い予定です。

見通し

業務を展開している取引環境には引き続き留意しており、その結果として、リターンの改善を図るために構造的にコスト基盤

を削減できるよう引き続き注力していきます。

1 現地通貨と資金調達要件のため、流動性リスクはバークレイズ・アフリカ・グループ・リミテッド(BAGL)では別途管理されています。LCR と顧客預貸率を除いて本セクションのディスクロージャー全て BAGL を除いたベースで記述されています。

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事業部門別業績

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 10

インベストメント・バンク 2014 年 3 月 31 日に 2013 年 3 月 31 日に 終了した 3 ヶ月間 終了した 3 ヶ月間 損益計算書関連の情報 (百万ポンド) (百万ポンド) 増減率(%) 調整後および法定ベース マクロ商品 1 584 1,113 (48) クレジット商品 1 646 960 (33)

債券、為替およびコモディティ 1,230 2,073 (41) 株式およびプライム・サービス 674 706 (5) インベストメント・バンキング 555 557 - プリンシパル・インベストメント 8 9 (11) 撤退対象事業 2 23 118 (81)

収益合計 2,490 3,463 (28) 信用に関する減損費用およびその他の引当金繰入額純額 46 14

営業収益純額 2,536 3,477 (27) Transform 達成費用を除く営業費用 (1,722) (2,054) 16

Transform 達成費用 (149) (116) (28)

営業費用 (1,871) (2,170) 14 その他の収益純額 3 8 (63)

税引前利益 668 1,315 (49) 株主帰属利益 3 329 823 (60) 2014 年 3 月 31 日現在 2013 年 12 月 31 日現在

貸借対照表関連の情報 (億ポンド) (億ポンド) 顧客および銀行に対する貸付金(償却原価ベース)4 1,792 1,466 22 顧客預り金 4 1,099 832 32 資産合計 5 9,056 8,975 1 リスク調整後資産- CRD IV 完全施行ベース 2,189 2,216 (1)

パフォーマンス指標 2014 年 3 月 31 日現在 2013 年 3 月 31 日現在

平均有形株主資本利益率 6 4.9% 11.0% 平均株主資本利益率 6 4.7% 10.7%

平均リスク調整後資産利益率 6 0.7% 1.3%

収益に対する費用の比率 75% 63%

収益に対する報酬の比率 46% 41%

貸倒率(ベーシス・ポイント) (6) (5)

1 マクロ商品は金利、為替、コモディティ商品からの収益を意味します。クレジット商品はクレジット、証券化商品からの収益を意味します。 2 撤退対象事業はインベストメント・バンク部門の撤退対象事業を意味します(詳細は 22 ページをご参照ください)。 3 株主帰属利益は非支配持分およびその他株主持分を控除後の税引後利益として算出されています。 4 2014 年 3 月 31 日現在の貸付金には顧客に対する貸付金 1,418 億ポンド(決済残高 636 億ポンドと現金担保 389 億ポンドを含む)、銀行に対する貸付金 374

億ポンド(決済残高 98 億ポンドと現金担保 136 億ポンドを含む)が含まれています。顧客預り金には決済残高に係る 606 億ポンドおよび現金担保に係る 297億ポンドが含まれています。

5 2013 年度の資産合計は、国際会計基準(IAS)第 32 号「金融商品:表示」の相殺に関する規定の改訂に基づいた修正の結果、337 億ポンド増加しました。デリバティブ金融商品は 310 億ポンド、銀行および顧客に対する貸付金は 27 億ポンド増加しました。顧客預り金は 13 億ポンド増加しました。

6 比較数値は CRD IV 完全施行ベースの推定リスク調整後資産および資本控除に基づく利益率の算出の影響を考慮して修正されています(従来は CRD III ベース)。

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事業部門別業績

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 11

2014 年度第 1 四半期と 2013 年度第 1 四半期の比較

• 収益合計は為替の変動による 4%の減少分を含め、28%減少し 24 億 9,000 万ポンドとなりました。

- FICC 事業の収益は 41%減少し 12 億 3,000 万ポンドとなりました。これは顧客の取引高が低迷したこと、インベストメン

ト・バンク部門で進行中の戦略的な見直しの見地から事業構成を変更したこと、そして 2013 年度第 1 四半期が比較的

好調だったことが要因です。

- マクロ商品およびクレジット商品の収益は厳しいトレーディング環境が取引活動に影響を及ぼし、それぞれ 48%減の 5億 8,400 万ポンド、33%減の 6 億 4,600 万ポンドとなりました。2013 年度第 1 四半期は米国の「財政の崖」が解消され

たことに伴う経済の好材料の下で、商品全般において取引高が増加し、利益を得ました。

- 株式およびプライム・サービス事業の収益は、顧客の取引高の増加を反映したプライム・サービス事業の増収があった

ものの、現物株および株式デリバティブ業務の低迷で 5%減の 6 億 7,400 万ポンドとなりました。2013 年度第 1 四半期

は世界的な相場上昇による恩恵を受けました。

- インベストメント・バンキング事業の収益はほぼ横ばいの 5 億 5,500 万ポンドとなりました。欧州、米州、アジアの財務ア

ドバイザリー業務が大幅な増収となったものの、債券および株式引受業務の減収により相殺されました。

- 撤退対象事業からの収益は 9,500 万ポンド減少し、2,300 万ポンドとなりました。2013 年度第 1 四半期は商業用不動

産と米国住宅モーゲージの利益によるメリットを享受しました。

信用に関する減損の戻入純額は 4,600 万ポンド(2013 年度第 1 四半期:1,400 万ポンド)となりました。700 万ポンドの減損

費用は、多くのカウンターパーティーに対する減損の総額 5,300 万ポンドの戻入れにより、充分カバーされました。

営業費用は 14%減少し 18 億 7,100 万ポンドとなりました。報酬費用の減少、事業再構築や業務の合理化など Transformプログラムに関連する効果、および為替の変動による 4%の減少を反映しています。

- Transform 達成費用 1 億 4,900 万ポンドは、主として欧州、アジア、米州の事業活動規模の縮小と余剰人員削減に関

連する費用です。

Transform 達成費用を含めると、収益に対する費用の比率は 12%上昇し、75%となりました。収益に対する報酬の比率は

46%(2013 年度第 1 四半期:41%)に上昇しました。報酬は 11 億 3,600 万ポンドと 20%減少しましたが、収益の減少により

相殺されました。

税引前利益は 49%減少し 6 億 6,800 万ポンドとなりました。

2014 年度第 1 四半期と 2013 年度第 4 四半期の比較

収益は 16%増の 24 億 9,000 万ポンドとなりました。

- FICC 事業の収益はクレジットおよび証券化商品業務の取引高が増加したことから 13%増の 12 億 3,000 万ポンドとな

りました。

- 株式およびプライム・サービス事業の収益は 36%増の 6 億 7,400 万ポンドとなりました。米州および欧州の株式デリバ

ティブ業務のパフォーマンスが改善したほか、プライム・サービス事業は顧客の取引高の増加により引き続き好調なパ

フォーマンスとなりました。

- インベストメント・バンキング事業の収益は 6%減の 5 億 5,500 万ポンドとなりました。債券引受業務の増収により一部

相殺されたものの、株式引受業務と財務アドバイザリー業務のパフォーマンスが好調であった 2013 年度第 4 四半期に

比べて振るわなかったことを反映しています。

- 撤退対象事業からの収益は米国住宅モーゲージの利益を反映して 2,300 万ポンド(2013 年度第 4 四半期:5,400 万ポ

ンドの損失)となりました。2013 年度第 4 四半期の損失は訴訟問題に関連する 1 億 1,100 万ポンドの収益の戻入れを

反映したものでした。

信用に関する減損の戻入純額は 4,600 万ポンド(2013 年度第 4 四半期:1,400 万ポンドの繰入)となりました。700 万ポンド

の減損費用は、多くのカウンターパーティーに対する減損の総額 5,300 万ポンドの戻入れにより、充分カバーされました。

営業費用は 24%減の 18 億 7,100 万ポンドとなりました。2013 年度第 4 四半期の英国銀行税 3 億 3,300 万ポンドの計上、

Transform プログラムに伴う費用の削減、および報酬費用の減少を反映しています。2013 年度第 4 四半期は主に米国住宅

モーゲージ関連事業に関係する訴訟および規制上の制裁金のための 2 億 2,000 万ポンドの引当金計上の影響を受けまし

た。

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事業部門別業績

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 12

税引前利益は 9 億 9,700 万ポンド増加し、6 億 6,800 万ポンドとなりました。

資産合計は 81 億ポンド増加し、9,056 億ポンドとなりました。これは主に現金および中央銀行預け金の増加、ならびに決済

残高の増加による銀行および顧客に対する貸付金の増加を反映したもので、デリバティブ金融商品の減少によって一部相殺

されました。

リスク調整後資産は、リスクの圧縮により、1%減の 2,189 億ポンドとなり、モデルと方針の変更の影響を相殺しました。

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事業部門別業績

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 13

コーポレート・バンキング 2014 年 3 月 31 日に 2013 年 3 月 31 日に 終了した 3 ヶ月間 終了した 3 ヶ月間 損益計算書関連の情報 (百万ポンド) (百万ポンド) 増減率(%) 調整後および法定ベース 保険金控除後の収益合計 722 772 (6) 信用に関する減損費用およびその他の引当金繰入額 (78) (130) 40 営業収益純額 644 642 - Transform 達成費用を除く営業費用 (379) (422) 10 Transform 達成費用 (6) (37) 84 営業費用 (385) (459) 16 その他の収益純額 1 - 税引前利益 260 183 42 株主帰属利益 1 160 120 33

地域別調整後および法定税引前利益/(損失)

英国 240 269 (11) ヨーロッパ (17) (114) 85 その他地域 37 28 32 合計 260 183 42

2014 年 3 月 31 日現在 2013 年 12 月 31 日現在

貸借対照表関連の情報 (億ポンド) (億ポンド) 顧客に対する貸付金(償却原価ベース) 620 611 2 顧客に対する貸付金(公正価値) 159 157 1 顧客預り金 1,117 1,087 3 資産合計 1,132 1,139 (1) リスク調整後資産- CRD IV 完全施行ベース 679 705 (4)

パフォーマンス指標 2014 年 3 月 31 日現在 2013 年 3 月 31 日現在

平均有形株主資本利益率 2 7.3% 5.1% 平均株主資本利益率 2 7.0% 4.9% 平均リスク調整後資産利益率 2 1.1% 0.8% 収益に対する費用の比率 53% 59% 貸倒率(ベーシス・ポイント) 46 74

2014 年度第 1 四半期と 2013 年度第 1 四半期の比較

収益合計は 6%減の 7 億 2,200 万ポンドとなりました。英国のパフォーマンスの改善により一部相殺されたものの、公正価値

ベースの貸出ポートフォリオの変動に関連した 5,800 万ポンドの減収を反映しています。純利ざやはほぼ横ばいの 124 ベー

シス・ポイントとなりました。 信用に関する減損費用は欧州を主因に 40%減の 7,800 万ポンドとなりました。欧州の減損費用は、スペインの不動産および

建設セクターに対するエクスポージャー圧縮の取り組みと大きな案件の減損費用の減少により、5,700 万ポンド減少して

4,100 万ポンドとなりました。英国の減損費用は 3,600 万ポンド(2013 年度第 1 四半期:3,000 万ポンド)で引き続き低水準

でした。 営業費用は全地域のコスト削減を目指す 2013 年の Transform の取り組みにより 16%減少し、3 億 8,500 万ポンドとなりま

した。当期は撤退対象事業に関連する費用が発生しなかったことから、Transform 達成費用は 600 万ポンド(2013 年度第 1四半期:3,700 万ポンド)に減少しました。当期の Transform 達成費用は英国におけるインフラの効率性への投資を反映して

います。 調整後税引前利益は公正価値ベースの貸出ポートフォリオの圧縮による減収で一部相殺されたものの、営業費用と減損費

用の減少を受け、42%増の 2 億 6,000 万ポンドとなりました。

2014 年度第 1 四半期と 2013 年度第 4 四半期の比較

• 調整後税引前利益は 2 億 6,000 万ポンド(2013 年度第 4 四半期:1 億 2,300 万ポンド)に増加しました。減損費用の減少に

加えて、Transform 達成費用の減少と 2013 年度第 4 四半期に 2013 年の英国銀行税 5,100 万ポンドを計上したことにより

営業費用が減少したことを反映しています。収益は公正価値ベースの貸出ポートフォリオの 2,700 万ポンドの圧縮(2013 年

度第 4 四半期:1,400 万ポンドの拡大)を受け、5%減の 7 億 2,200 万ポンドとなりました。 • 顧客に対する貸付金は、英国の顧客の資金調達需要の増大を主因に 620 億ポンド(2013 年度第 4 四半期:611 億ポンド)

となりました。顧客預り金は全地域における増加を反映し、3%増の 1,117 億ポンドとなりました。 • リスク調整後資産は撤退対象事業資産の減少と質の高い流動性資産の取扱いの変更により 4%減の 679 億ポンドとなりま

した。

1 株主帰属利益は非支配持分およびその他株主持分を控除後の税引後利益として算出されています。 2 比較数値は CRD IV 完全施行ベースの推定リスク調整後資産および資本控除に基づく利益率の算出の影響を考慮して修正されています(従来は CRD III ベー

ス)。

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事業部門別業績

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 14

ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント 2014 年 3 月 31 日に 2013 年 3 月 31 日に 終了した 3 ヶ月間 終了した 3 ヶ月間 損益計算書関連の情報 (百万ポンド) (百万ポンド) 増減率(%) 調整後および法定ベース 保険金控除後の収益合計 451 469 (4) 信用に関する減損費用およびその他の引当金繰入額 (17) (14) (21)

営業収益純額 434 455 (5) Transform 達成費用を除く営業費用 (363) (400) 9 Transform 達成費用 (22) -

営業費用 (385) (400) 4 その他の収益純額 2 5 (60)

税引前利益 51 60 (15) 株主帰属利益 1 31 45 (31) 2014 年 3 月 31 日現在 2013 年 3 月 31 日現在

貸借対照表関連の情報 (億ポンド) (億ポンド) 顧客に対する貸付金(償却原価ベース) 235 231 2 顧客預り金 605 634 (5) 資産合計 364 376 (3) リスク調整後資産- CRD IV 完全施行ベース 172 173 (1) 顧客資産合計 1,983 2,048 (3)

パフォーマンス指標 2014 年 3 月 31 日現在 2013 年 3 月 31 日現在

平均有形資産利益率 2 6.5% 10.0% 平均株主資本利益率 2 5.2% 7.6% 平均リスク調整後資産利益率 2 0.8% 1.1% 収益に対する費用の比率 85% 85% 貸倒率(ベーシス・ポイント) 29 25

2014 年度第 1 四半期と 2013 年度第 1 四半期の比較

収益は外国為替の変動による影響を主因に 4%減の 4 億 5,100 万ポンドとなりました。

- 純利ざやは構造的ヘッジによる寄与の低下を反映して、5 ベーシス・ポイント低下し、106 ベーシス・ポイントとなりました。

営業費用は 4%減の 3 億 8,500 万ポンドとなりました。Transform 達成費用が 2,200 万ポンド増加しましたが、同プログラム

の事業再構築の取り組みの一環として実施した従業員数の削減を主因とするコスト削減により相殺されました。

税引前利益は 15%減の 5,100 万ポンドとなりました。Transform のほか、ターゲット市場や顧客への提案の合理化を目的と

した他の戦略的な取り組みを引き続き遂行しました。

2014 年度第 1 四半期と 2013 年度第 4 四半期の比較

調整後税引前利益は Transform 達成費用および信用に関する減損費用の減少を主因に、7,300 万ポンドの損失から 5,100万ポンドの利益に増加しました。

信用に関する減損費用は 48%減少し、1,700 万ポンドとなりました。これは 2013 年度第 4 四半期に必要であった大きな減

損費用が発生しなかったことを反映しています。

顧客に対する貸付金は 2%増の 235 億ポンドとなりました。

法人の現金預金の減少を主因に、顧客預り金は 5%減の 605 億ポンド、顧客資産は 3%減の 1,983 億ポンドとなりました。

リスク調整後資産はほぼ横ばいの 172 億ポンドとなりました。

1 株主帰属利益は非支配持分およびその他株主持分を控除後の税引後利益として算出されています。 2 比較数値は CRD IV 完全施行ベースの推定リスク調整後資産および資本控除に基づく利益率の算出の影響を考慮して修正されています(従来は CRD III ベー

ス)。

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付表 I – 四半期業績概要

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 15

四半期業績

2014 年度 第 1 四半期

2013 年度 第 4 四半期

2013 年度 第 3 四半期

2013 年度 第 2 四半期

2013 年度 第 1 四半期

2012 年度 第 4 四半期

2012 年度 第 3 四半期

2012 年度 第 2 四半期

(百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド)

調整後ベース 保険金控除後の収益合計 6,650 6,639 6,445 7,337 7,734 6,867 7,002 7,384 信用に関する減損費用およびその他の引当金繰入額 (548) (718) (722) (925) (706) (825) (805) (926)

営業収益純額 6,102 5,921 5,723 6,412 7,028 6,042 6,197 6,458 Transform 達成費用および英国銀行税を除く 営業費用

(4,195) (4,777) (4,262) (4,359) (4,782) (4,345) (4,353) (4,555)

Transform 達成費用 (240) (468) (101) (126) (514) - - - 英国銀行税 - (504) - - - (345) - -

営業費用 (4,435) (5,749) (4,363) (4,485) (5,296) (4,690) (4,353) (4,555) その他の収益/(費用)純額 26 19 25 (122) 54 43 21 41

調整後税引前利益 1,693 191 1,385 1,805 1,786 1,395 1,865 1,944 調整項目 当グループの信用度に関連する利益/(損失) 119 (95) (211) 337 (251) (560) (1,074) (325) ブラックロック社に対する投資の売却益 - - - - - - - 227 PPI に関する補償引当金 - - - (1,350) - (600) (700) - 金利ヘッジ商品に関する補償引当金 - - - (650) - (400) - (450) のれんの減損 - (79) - - - - - -

法定税引前利益/(損失) 1,812 17 1,174 142 1,535 (165) 91 1,396 法定税引後利益/(損失) 1,215 (514) 728 39 1,044 (364) (13) 943 以下に帰属するもの: 親会社の普通株主 965 (642) 511 (168) 839 (589) (183) 746 その他株主 49 - - - - - - - 非支配持分 201 128 217 207 205 225 170 197

調整後基本的 1 株当たり利益/(損失) 5.4p (3.9p) 5.4p 7.7p 7.5p 6.7p 7.8p 8.7p 収益に対する費用の調整後比率 67% 87% 68% 61% 68% 68% 62% 62% 基本的 1 株当たり利益/(損失) 5.9p (5.0p) 3.7p (1.2p) 6.3p (4.5p) (1.4p) 5.7p 収益に対する費用の比率 66% 89% 70% 85% 71% 90% 85% 69%

事業部門別調整後税引前利益/(損失)

2014 年度 第 1 四半期

2013 年度 第 4 四半期

2013 年度 第 3 四半期

2013 年度 第 2 四半期

2013 年度 第 1 四半期

2012 年度 第 4 四半期

2012 年度 第 3 四半期

2012 年度 第 2 四半期

(百万ポンド)

(百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド)

英国 RBB 360 212 351 333 299 275 358 360 欧州 RBB (88) (181) (106) (247) (462) (114) (81) (76) アフリカ RBB 101 60 132 131 81 105 34 51 バークレイカード 423 335 397 412 363 335 396 404 インベストメント・バンク 668 (329) 463 1,074 1,315 760 988 1,060 コーポレート・バンキング 260 123 276 219 183 61 88 108 ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント 51 (73) 7 (13) 60 105 70 49 本社およびその他事業 (82) 44 (135) (104) (53) (132) 12 (12) 税引前利益合計 1,693 191 1,385 1,805 1,786 1,395 1,865 1,944

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付表 I – 四半期業績概要

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 16

英国リテール・アンド・ビジネス・バンキング

2014 年度 第 1 四半期

2013 年度 第 4 四半期

2013 年度 第 3 四半期

2013 年度 第 2 四半期

2013 年度 第 1 四半期

2012 年度 第 4 四半期

2012 年度 第 3 四半期

2012 年度 第 2 四半期

(百万ポンド)

(百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド)

調整後ベース 保険金控除後の収益合計 1,145 1,149 1,172 1,135 1,067 1,077 1,123 1,118 信用に関する減損費用およびその他の引当金 繰入額

(80) (88) (81) (89) (89) (71) (76) (46)

営業収益純額 1,065 1,061 1,091 1,046 978 1,006 1,047 1,072 Transform 達成費用および英国銀行税を除く 営業費用

(676) (709) (710) (689) (704) (718) (689) (713)

Transform 達成費用 (31) (119) (29) (27) - - - -

英国銀行税 - (21) - - - (17) - -

営業費用 (707) (849) (739) (716) (704) (735) (689) (713) その他の収益/(費用)純額 2 - (1) 3 25 4 - 1

調整後税引前利益 360 212 351 333 299 275 358 360 調整項目 PPI に関する補償引当金 - - - (660) - (330) (550) -

法定税引前利益/(損失) 360 212 351 (327) 299 (55) (192) 360 欧州リテール・アンド・ビジネス・バンキング

調整後および法定ベース 保険金控除後の収益合計 146 154 160 176 176 161 168 191 信用に関する減損費用およびその他の引当金繰入額 (49) (78) (67) (72) (70) (74) (58) (71)

営業収益純額 97 76 93 104 106 87 110 120 Transform 達成費用および英国銀行税を除く 営業費用

(185) (188) (203) (207) (215) (185) (193) (200)

Transform 達成費用 (3) (46) (1) - (356) - - -

英国銀行税 - (26) - - - (20) - -

営業費用 (188) (260) (204) (207) (571) (205) (193) (200) その他の収益/(費用)純額 3 3 5 (144) 3 4 2 4

調整後および法定税引前損失 (88) (181) (106) (247) (462) (114) (81) (76) アフリカ・リテール・アンド・ビジネス・バンキング

調整後および法定ベース 保険金控除後の収益合計 567 622 643 684 668 721 714 729 信用に関する減損費用およびその他の引当金繰入額 (59) (59) (57) (94) (114) (142) (176) (208)

営業収益純額 508 563 586 590 554 579 538 521 Transform 達成費用および英国銀行税を除く 営業費用

(402) (462) (454) (452) (474) (455) (506) (471)

Transform 達成費用 (9) (15) (2) (9) - - - -

英国銀行税 - (28) - - - (24) - -

営業費用 (411) (505) (456) (461) (474) (479) (506) (471) その他の収益純額 4 2 2 2 1 5 2 1

調整後および法定税引前利益 101 60 132 131 81 105 34 51

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付表 I – 四半期業績概要

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 17

バークレイカード

2014 年度 第 1 四半期

2013 年度 第 4 四半期

2013 年度 第 3 四半期

2013 年度 第 2 四半期

2013 年度 第 1 四半期

2012 年度 第 4 四半期

2012 年度 第 3 四半期

2012 年度 第 2 四半期

(百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド)

調整後ベース 保険金控除後の収益合計 1,184 1,220 1,223 1,190 1,153 1,140 1,092 1,079 信用に関する減損費用およびその他の引当金繰入額 (311) (314) (334) (313) (303) (286) (271) (242)

営業収益純額 873 906 889 877 850 854 821 837 Transform 達成費用および英国銀行税を除く 営業費用

(447) (514) (498) (467) (496) (508) (432) (441)

Transform 達成費用 (13) (38) (6) (5) - - - -

英国銀行税 - (24) - - - (16) - -

営業費用 (460) (576) (504) (472) (496) (524) (432) (441) その他の収益純額 10 5 12 7 9 5 7 8

調整後税引前利益 423 335 397 412 363 335 396 404 調整項目 PPI に関する補償引当金 - - - (690) - (270) (150) -

法定税引前利益/(損失) 423 335 397 (278) 363 65 246 404

インベストメント・バンク

調整後および法定ベース マクロ商品 584 625 472 900 1,113 800 748 1,040 クレジット商品 646 460 494 513 960 492 701 665

債券、為替およびコモディティ 1,230 1,085 966 1,413 2,073 1,292 1,449 1,705 株式およびプライム・サービス 674 496 645 825 706 454 523 615 インベストメント・バンキング 555 590 525 528 557 620 493 509 プリンシパル・インベストメント 8 32 1 20 9 26 30 139

撤退対象事業 23 (54) (26) 224 118 202 226 56

収益合計 2,490 2,149 2,111 3,010 3,463 2,594 2,721 3,024 信用に関する減損費用およびその他の引当金の戻入

/(繰入)額 46 (14) (25) (195) 14 1 (3) (121)

営業収益純額 2,536 2,135 2,086 2,815 3,477 2,595 2,718 2,903 Transform 達成費用および英国銀行税を除く 営業費用

(1,722) (2,044) (1,622) (1,697) (2,054) (1,644) (1,737) (1,849)

Transform 達成費用 (149) (87) (6) (53) (116) - - -

英国銀行税 - (333) - - - (206) - -

収益合計 (1,871) (2,464) (1,628) (1,750) (2,170) (1,850) (1,737) (1,849) その他の収益純額 3 - 5 9 8 15 7 6

調整後および法定税引前利益/(損失) 668 (329) 463 1,074 1,315 760 988 1,060

コーポレート・バンキング

調整後ベース 保険金控除後の収益合計 722 764 799 780 772 746 717 734 信用に関する減損費用およびその他の引当金繰入額 (78) (134) (118) (128) (130) (240) (214) (223)

営業収益純額 644 630 681 652 642 506 503 511

Transform 達成費用および英国銀行税を除く 営業費用

(379) (396) (393) (430) (422) (412) (421) (402)

Transform 達成費用 (6) (60) (13) (4) (37) - - -

英国銀行税 - (51) - - - (39) - -

営業費用 (385) (507) (406) (434) (459) (451) (421) (402) その他の収益/(費用)純額 1 - 1 1 - 6 6 (1)

調整後税引前利益 260 123 276 219 183 61 88 108 調整項目

金利ヘッジ商品に関する補償引当金 - - - (650) - (400) - (450)

法定税引前利益/(損失) 260 123 276 (431) 183 (339) 88 (342)

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付表 I – 四半期業績概要

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 18

ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント

2014 年度 第 1 四半期

2013 年度 第 4 四半期

2013 年度 第 3 四半期

2013 年度 第 2 四半期

2013 年度 第 1 四半期

2012 年度 第 4 四半期

2012 年度 第 3 四半期

2012 年度 第 2 四半期

(百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド)

調整後ベース 保険金控除後の収益合計 451 459 449 462 469 483 443 442 信用に関する減損費用およびその他の引当金繰入額 (17) (33) (39) (35) (14) (13) (6) (12)

営業収益純額 434 426 410 427 455 470 437 430 Transform 達成費用および英国銀行税を除く 営業費用

(363) (415) (361) (410) (400) (361) (369) (380)

Transform 達成費用 (22) (81) (44) (33) - - - -

英国銀行税 - (6) - - - (4) - -

営業費用 (385) (502) (405) (443) (400) (365) (369) (380) その他の収益/(費用)純額 2 3 2 3 5 - 2 (1)

調整後税引前利益/(損失) 51 (73) 7 (13) 60 105 70 49 調整項目

のれんの減損 - (79) - - - - - -

法定税引前利益/(損失) 51 (152) 7 (13) 60 105 70 49 本社およびその他事業

調整後ベース 保険金控除後の(費用)/収益合計 (55) 122 (112) (100) (34) (55) 24 68 信用に関する減損費用およびその他の引当金の戻入

/(繰入)額 - 2 (1) 1 - - (1) (3)

営業(費用)/収益純額 (55) 124 (113) (99) (34) (55) 23 65 Transform 達成費用および英国銀行税を除く 営業費用

(21) (49) (21) (7) (17) (61) (6) (99)

Transform 達成費用 (7) (22) - 5 (5) - - -

英国銀行税 - (15) - - - (19) - -

営業費用 (28) (86) (21) (2) (22) (80) (6) (99) その他の収益/(費用)純額 1 6 (1) (3) 3 3 (5) 23

調整後税引前(損失)/利益 (82) 44 (135) (104) (53) (132) 12 (11) 調整項目

当グループ自身の信用度に関連する利益/(費用) 119 (95) (211) 337 (251) (560) (1,074) (325) ブラックロック社に対する投資の売却益 - - - - - - - 227

法定税引前利益/(損失) 37 (51) (346) 233 (304) (692) (1,062) (110)

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付表 II – パフォーマンス管理

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 19

事業部門別のリターンおよび株主資本

平均株主資本利益率および平均有形株主資本利益率は、親会社の普通株主に帰属する利益を平均割当株主資本または平均割当有

形株主資本(非支配持分およびその他株主持分を除く)で適宜除して算出されます。平均割当株主資本は、当グループが資本計画の目

的で使用する仮定を反映し、のれんおよび無形資産を含む CRD IV 完全施行ベースの資本控除を調整した後、各事業部門の CRD IV 完

全施行ベースの平均リスク調整後資産の 10.5%として算出されます。2014 年 3 月 31 日現在の普通株式等 Tier1 資本比率 9.6%を反

映し、現在保たれている、より低い資本水準が本社およびその他事業に割り当てられます。平均割当有形株主資本も同様の手法に基づ

いて算出されますが、のれんおよび無形資産は除外されます。

調整後 法定

2014 年

3 月 31 日に 終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間 1

2014 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間 1 平均株主資本利益率 % % % % 英国 RBB 12.4 11.0 12.4 11.0 欧州 RBB (13.0) (61.9) (13.0) (61.9) アフリカ RBB 2.6 1.2 2.6 1.2 バークレイカード 18.6 17.0 18.6 17.0 インベストメント・バンク 4.7 10.7 4.7 10.7 コーポレート・バンキング 7.0 4.9 7.0 4.9 ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント 5.2 7.6 5.2 7.6

本社およびその他事業を除くグループ 6.9 7.1 6.9 7.1 本社およびその他事業の影響 (0.5) 0.5 0.2 (0.6)

合計 6.4 7.6 7.1 6.5 調整後 法定

2014 年

3 月 31 日に 終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間 1

2014 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間 1 平均有形株主資本利益率 % % % % 英国 RBB 21.0 19.2 21.0 19.2 欧州 RBB (14.2) (67.3) (14.2) (67.3) アフリカ RBB2 4.1 2.1 4.1 2.1 バークレイカード 23.5 22.5 23.5 22.5 インベストメント・バンク 4.9 11.0 4.9 11.0 コーポレート・バンキング 7.3 5.1 7.3 5.1 ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント 6.5 10.0 6.5 10.0

本社およびその他事業を除くグループ 7.9 8.1 7.9 8.1 本社およびその他事業の影響 (0.4) 0.9 0.4 (0.5)

合計 7.5 9.0 8.3 7.6

1 比較数値は CRD IV 完全施行ベースの推定リスク調整後資産および資本控除に基づく平均割当株主資本の算出の影響を考慮して修正されています(従来はCRD III ベース)。

2 2013 年のアフリカ RBB の平均有形資本利益率はアブサグループの非支配持分に係る金額を除くため、修正されています。

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付表 II – パフォーマンス管理

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 20

調整後 法定

2014 年

3 月 31 日に 終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

2014 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間 親会社の普通株主に帰属する利益/(損失) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド)

英国 RBB 263 218 263 218 欧州 RBB (69) (363) (69) (363) アフリカ RBB 20 9 20 9 バークレイカード 286 242 286 242 インベストメント・バンク 329 823 329 823 コーポレート・バンキング 160 120 160 120 ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント 31 45 31 45 本社およびその他事業 1 (138) (84) (55) (255)

合計 882 1,010 965 839 平均割当株主資本 2 平均割当有形株主資本 2

2014 年

3 月 31 日に 終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間 3

2014 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間 3 (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド)

英国 RBB 8,484 7,914 5,001 4,546 欧州 RBB 2,120 2,344 1,950 2,157 アフリカ RBB 3,032 3,075 1,975 1,744 バークレイカード 6,161 5,697 4,874 4,311 インベストメント・バンク 27,732 30,734 26,978 30,036 コーポレート・バンキング 9,203 9,850 8,809 9,479 ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメント 2,387 2,369 1,906 1,809 本社およびその他事業 1 (5,089) (10,074) (5,127) (10,093)

合計 1 54,030 51,909 46,366 43,989

1 本社およびその他事業のリスク調整後資産および資本控除、ならびに平均普通株主資本および有形普通株主資本の残高を加えたものです。 2 当グループの平均割当普通株主資本および平均割当有形普通株主資本は、利益剰余金に対する当グループ自身の信用度の累積影響を除き、調整後パフォー

マンス指標を算出しています。 3 比較数値は CRD IV 完全施行ベースの推定リスク調整後資産および資本控除に基づく平均割当株主資本の算出の影響を考慮して修正されています(従来は

CRD III ベース)。

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付表 II – パフォーマンス管理

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 21

Transform の現状

当グループは 2013 年 2 月 12 日、2015 年までに営業費用を 168 億ポンドにすることを含む戦略的見直しを発表しました。 2014 年度第 1 四半期の Transform 達成費用合計は 2 億 4,000 万ポンドとなりました。内容は主に、インベストメント・バンクお

よび英国 RBB の事業活動および余剰の縮小、将来の営業費用の削減とお客様への提案力の向上を図るための技術開発とプロ

セス改善への投資にかかるものでした。 Transform 達成費用を除く調整後パフォーマンス指標

Transform 達成費用 税引前利益/(損失)

平均株主資本

利益率 1

収益に 対する

費用の割合

2014 年 3 月 31 日

現在

2014 年 3 月 31 日

現在

2013 年 3 月 31 日

現在

2014 年 3 月 31 日

現在

2014 年 3 月 31 日

現在

Transform 達成費用

累計

(百万ポンド)

(百万ポンド) (百万ポンド) 増減率(%)

% % (百万ポンド)

英国 RBB 31 391 299 31 13.5% 59% 206 欧州 RBB 3 (85) (106) (20) (12.6%) 127% 406 アフリカ RBB 9 110 81 36 3.5% 71% 35 バークレイカード 13 436 363 20 19.2% 38% 62 インベストメント・バンク 149 817 1,431 (43) 6.3% 69% 411 コーポレート・バンキング 6 266 220 21 7.1% 52% 120 ウェルス・アンド・インベストメント・

マネジメント 22 73 60 22 8.1% 80% 180 本社およびその他事業 7 (75) (48) 56 (0.3%) 29 合計 240 1,933 2,300 (16) 7.7% 63% 1,449

1 本社およびその他事業の平均株主資本利益率は当グループの希薄化を意味しています。

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付表 II – パフォーマンス管理

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 22

撤退対象事業

下記表は Transform 戦略発表以降の撤退状況を示すために 2012 年度の比較数値を含めて戦略的撤退対象事業資産の

財務データを抽出したものです。

CRD IV ベースの リスク調整後資産 1

貸借対照表に 計上された資産

2014 年 3 月 31 日に終了した 3 ヶ月間

2014 年 3 月 31 日

現在

2013 年 12 月 31 日

現在

2012 年 12 月 31 日

現在

2014 年 3 月 31 日

現在

2013 年 12 月 31 日

現在

2012 年 12 月 31 日

現在 収益/ (費用)

減損(繰入)

/戻入額 営業(費用)

/収益純額

インベストメント・バンク (億ポンド) (億ポンド) (億ポンド) (億ポンド)

(億ポンド) (億ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド)

米国住宅モーゲージ 9 11 53 6 5 22 27 - 27 商業モーゲージおよび不動産 16 20 31 17 20 40 9 - 9 レバレッジド・ローンおよびその他の貸付金 95 97 101 57 60 115 (21) - (21) CLO およびその他保証資産 36 37 59 111 117 163 17 - 17 ストラクチャード・クレジット等 2 19 38 94 45 53 89 10 - 10 モノライン・デリバティブ 24 22 31 2 3 6 (16) - (16) コーポレート・デリバティブ 22 19 83 21 22 36 - - - ポートフォリオ資産 221 244 452 259 280 471 26 - 26 CRD IV 移行前の金利ポートフォリオ 225 222 339 インベストメント・バンク合計 446 466 791

コーポレート・バンキング欧州資産 25 32 50 23 26 39 16 (37) (21)

欧州 RBB 資産 88 90 97 208 213 229 24 (36) (12)

合計 559 588 938

2014 年 3 月 31 日現在と 2013 年 12 月 31 日現在の比較

10 ページに掲載されている撤退対象収益は訴訟に関連する事項のため、上記表と異なっています。

インベストメント・バンクのリスク調整後資産は 20 億ポンド減少して 446 億ポンドとなりました。これは 2013 年度第 4 四半期

におけるストラクチャード・クレジット資産の売却後の継続的な資産削減および平均モデルリスク調整後資産の削減によるも

のです。ただし、この効果はホールセール・ポートフォリオを対象としたデフォルト確率指標の改訂により部分的に相殺されま

した。コーポレート・バンキングおよび欧州 RBB の撤退対象事業ポートフォリオのリスク調整後資産は、継続的な資産削減に

より減少しました。

ポートフォリオ資産の貸借対照表に計上された資産は、資産クラス全般にわたる純売却および一部償還により、21 億ポンド

減少して 259 億ポンドとなりました。2,600 万ポンドの収益は主に米国住宅モーゲージ、商業モーゲージ、不動産エクスポー

ジャーおよびストラクチャード・クレジット等の売却によるもので、レバレッジド・ローンおよびその他の貸付金に係る資金調達

費用純額によって一部相殺されました。

コーポレート・バンキングの欧州における撤退対象事業の貸借対照表に計上された資産は、スペインとポルトガルでの削減を

主因に、3 億ポンド減少して 23 億ポンドとなりました。

欧州 RBB の撤退対象事業の貸借対照表に計上された資産は、5 億ポンド減少して 208 億ポンドとなりました。これは撤退対

象事業の資産削減戦略に沿った資産削減措置を反映したものです。

1 上記表は CRD IV ベースで割り当てた場合の現時点の撤退対象事業のリスク調整後資産を示したものです。2013 年 12 月 31 日現在のリスク調整後資産は、2014 年に施行される CRD IV の割当方法を反映して修正されています。

2 貸借対照表上の比較数値は IAS 第 32 号「金融商品:表示」の相殺に関する修正を適用して修正されています。ストラクチャード・クレジット等は 2013 年 12 月31 日現在で 1 億ポンド、2012 年 12 月 31 日現在で 3 億ポンド、それぞれ増加しました。

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付表 II – パフォーマンス管理

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 23

利ざやおよび残高

2014 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間

2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間 利息収入純額の分析 (百万ポンド) (百万ポンド)

RBB、バークレイカード、コーポレート・バンキングおよびウェルネス・アンド・インベストメント・ マネジメントの顧客に起因する利息収入:

- 顧客資産 1,788 1,723

- 顧客負債 825 786

合計 2,613 2,509 RBB、バークレイカード、コーポレート・バンキングおよびウェルネス・アンド・インベストメント・ マネジメントの顧客以外に起因する利息収入:

- 商品に係る構造的ヘッジ 1 191 220

- 株主資本に係る構造的ヘッジ 2 103 72

- その他 (22) (26)

RBB、バークレイカード、コーポレート・バンキングおよびウェルネス・アンド・インベストメント・マネジ

メントの利息収入純額合計 2,885 2,775

インベストメント・バンク 261 57

本社およびその他事業 (48) 45

グループの利息収入純額 3,098 2,877

RBB、バークレイカード、コーポレート・バンキングおよびウェルス・アンド・インベストメント・マネジメントの顧客に起因する利息

収入純額は、純利ざやが安定的に推移する中、英国 RBB、バークレイカード、コーポレート・バンキング部門の事業拡大を反

映して、4%増の 26 億 1,300 万ポンドとなりました。これはアフリカ RBB における為替変動および欧州 RBB の一部事業撤退

により一部相殺されました。

当グループの利息収入純額は、インベストメント・バンク、本社およびその他事業の寄与を含め、8%増の 30 億 9,800 万ポン

ドとなりました。これは主に英国 RBB およびインベストメント・バンクの利息収入純額が増加したためで、財務業務の未処理費

用純額により一部相殺されました。

構造的ヘッジによる当グループの利息収入純額への寄与合計は 4 億ポンド(2013 年:4 億ポンド)でした。

1 商品に係る構造的ヘッジは商品残高(無利子当座口座や管理金利預金など)に対する短期利ざやの変動をより安定的な中期金利に変換し、目標とする満期の構成を実現するために月次ベースで構築されています。

2 株主資本に係る構造的ヘッジは当グループの株主資本に対して各事業部門が創出する純利益の変動を管理するために導入され、その影響は経済的資本の使用度に応じて各事業部門に配分されています。

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付表 II – パフォーマンス管理

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 24

純利ざやの分析-四半期

英国 RBB 欧州 RBB アフリカ

RBB バークレイ

カード

コーポ レート・

バンキング

ウェルス・ アンド・イン

ベストメント・ マネジント

RBB、バークレイ

カード、コーポ レート、ウェルス

合計利ざや 2014 年 3 月 31 日に終了した 3 ヶ月間 % % % % % % %

顧客資産利ざや 1.24 0.38 3.02 9.50 1.44 0.94 2.24 顧客負債利ざや 0.97 0.55 2.76 (0.29) 0.91 1.01 1.01 顧客に起因する利ざや 1.11 0.42 2.91 8.39 1.12 0.99 1.62 顧客以外に起因する利ざや 0.21 0.35 0.48 (0.20) 0.12 0.07 0.17 純利ざや 1.32 0.77 3.39 8.19 1.24 1.06 1.79 平均顧客資産(百万ポンド) 137,290 36,533 23,151 37,208 66,612 23,292 324,086 平均顧客負債(百万ポンド) 134,207 13,490 15,751 4,752 100,612 62,181 330,993 2013 年 12 月 31 日に終了した 3 ヶ月間 % % % % % % %

顧客資産利ざや 1.27 0.43 3.16 9.19 1.34 0.98 2.20 顧客負債利ざや 0.92 0.38 2.64 (0.27) 0.88 0.97 0.97 顧客に起因する利ざや 1.10 0.42 2.95 8.17 1.06 0.97 1.58 顧客以外に起因する利ざや 0.22 0.35 0.30 (0.10) 0.07 0.05 0.16 純利ざや 1.32 0.77 3.25 8.07 1.13 1.02 1.74 平均顧客資産(百万ポンド) 136,100 37,884 24,854 36,640 66,098 22,765 324,341 平均顧客負債(百万ポンド) 133,019 13,466 17,014 4,404 98,973 63,114 329,990 2013 年 3 月 31 日に終了した 3 ヶ月間 % % % % % % %

顧客資産利ざや 1.10 0.45 2.92 9.49 1.24 0.85 2.12 顧客負債利ざや 0.96 0.42 2.73 (0.35) 1.02 1.02 1.06 顧客に起因する利ざや 1.03 0.44 2.85 8.77 1.11 0.97 1.62 顧客以外に起因する利ざや 0.25 0.37 0.18 (0.28) 0.12 0.14 0.17 純利ざや 1.28 0.81 3.03 8.49 1.23 1.11 1.79 平均顧客資産(百万ポンド) 130,546 40,494 30,451 35,887 66,741 22,221 326,340 平均顧客負債(百万ポンド) 118,721 14,307 18,925 2,822 93,423 55,642 303,840

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付表 III – 連結要約損益計算書および連結要約貸借対照表

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 25

連結要約損益計算書

継続事業 2014 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間 2013 年 3 月 31 日に

終了した 3 ヶ月間 (百万ポンド) (百万ポンド) 保険金控除後の収益合計 6,769 7,483 信用に関する減損費用およびその他の引当金繰入額 (548) (706)

営業収益純額 6,221 6,777 人件費 (2,943) (3,543) 一般管理費 (1,492) (1,753)

営業費用 (4,435) (5,296) 事業の売却益ならびに関連会社および合弁会社の損益に対する持分 26 54

税引前利益 1,812 1,535 税金 (597) (491)

税引後利益 1,215 1,044 以下に帰属するもの:

親会社の普通株主 965 839 その他の株主 49 -

株主合計 1,014 839 非支配持分 201 205

税引後利益 1,215 1,044 継続事業からの 1 株当たり利益

基本的普通株式 1 株当たり利益 1 5.9 ペンス 6.3 ペンス

1 基本的1株当たり利益は親会社の普通株式保有者に帰属する利益および金庫株、従業員給付信託で保有されている株式またはトレーディング目的で保有されている株式を除く加重平均株式数に基づいています。2014年3月31日に終了した3ヶ月間の計算に用いた基本的加重平均発行済株式総数は162億4,600万株です。2014年3月31日現在の普通株式総数は163億9,000万株です。

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付表 III – 連結要約損益計算書および連結要約貸借対照表

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 26

連結要約貸借対照表

1

2014 年 3 月 31 日現在 2013 年 12 月 31 日現在

資産 (百万ポンド) (百万ポンド)

現金および中央銀行預け金ならびに取立中の項目 56,620 46,969

トレーディング・ポートフォリオ資産 134,329 133,069

公正価値で測定すると指定された金融資産 38,868 38,968

デリバティブ 333,413 355,313

売却可能投資 83,244 91,756

銀行に対する貸付金 44,198 39,424

顧客に対する貸付金 462,017 431,553

リバース・レポ取引およびその他類似の担保付貸付 187,046 186,779

のれんおよび無形資産 7,752 7,685

その他資産 14,461 14,442

資産合計 1,361,948 1,345,958

負債

銀行預り金および他銀行への未決済項目 62,345 57,005

顧客預り金 457,400 429,189

レポ取引およびその他類似の担保付借入 196,072 196,748

トレーディング・ポートフォリオ負債 58,031 53,464

公正価格で測定すると指定された金融負債 64,310 64,796

デリバティブ 329,529 352,226

発行債券 89,540 86,693

劣後負債 20,760 21,695

その他負債 19,076 20,193

負債合計 1,297,063 1,282,009

株主資本

払込済株式資本および株式払込剰余金 20,592 19,887

その他の剰余金 424 249

利益剰余金 33,314 33,186

親会社の普通株主に帰属する株主資本 54,330 53,322

その他の資本性金融商品 2,063 2,063

非支配持分を除く株主資本 56,393 55,385

非支配持分 8,492 8,564

株式資本合計 64,885 63,949

負債および株主資本合計 1,361,948 1,345,958

1 2013年度の金額はIAS第32号「金融商品:表示」の相殺に関する修正を適用して修正されています。資産合計は337億ポンド増加しました。内訳はデリバティブ金融資産が310億ポンド、銀行に対する貸付金が16億ポンド、顧客に対する貸付金が11億ポンドでした。これに対応して負債合計も337億ポンド増加し、その内訳はデリバティブ金融負債が316億ポンド、預り金が8億ポンド、顧客勘定が13億ポンドとなっています。

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付表 IV – 資本

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 27

CRD IV 自己資本

欧州連合(EU)は 2014 年 1 月 1 日、新自己資本規制および改正資本要件指令(CRD IV と総称されます)の下でバーゼル 3 の

実施を開始しました。これにより、プルーデンス(健全性)規制機構(PRA)の移行ベースの自己資本比率は今後バークレイズに

とって法的拘束力を持つ自己資本指標となります。しかしながら、CRD IV の一部の要素は欧州銀行監督機構(EBA)が公表し、

欧州委員会および PRA が適用する予定の最終的な実務上の基準と明確化によって左右されるため、ルールおよびガイダンスは

依然変更される可能性があります。自己資本、リスク調整後資産およびレバレッジの算出はすべてバークレイズによる現行ルー

ルの解釈を反映したものです。

自己資本比率 2014 年 3 月 31 日現在 2013 年 12 月 31 日現在 完全施行ベース 普通株式等 Tier 1 9.6% 9.3% PRA 経過措置ルールに基づく普通株式等 Tier 11 9.6% 9.2% PRA 経過措置ルールに基づく Tier 1 11.9% 11.5% PRA 経過措置ルールに基づく総自己資本 15.4% 15.3% 資本要素 (百万ポンド) (百万ポンド)

貸借対照表上の株主資本(非支配持分を除く) 56,393 55,385 - (控除): その他の資本性金融商品(AT1 資本として認識) (2,063) (2,063) 将来配当原資としての内部留保に対する調整 (411) (640) 少数株主持分(普通株式 Tier 1 として認められるもの) 1,178 1,238 その他規制上の調整および控除: 追加的評価調整 (2,550) (2,479) のれんおよび無形資産 2 (7,692) (7,618) 一時的な差異を除いた将来の収益に係る繰延税金資産 (1,123) (1,045) キャッシュフロー・ヘッジ引当金に係る評価損益 2 (555) (270) 予想損失額の計算に基づく損失額 (2,070) (2,106) 当グループ自体の信用度に関連する累積損益 2 512 600 その他規制上の調整 (170) (119) 当グループが発行した普通株式等 Tier 1 金融商品の第三者による直接的・間接的保有 (37) (496) 完全施行ベース普通株式等 Tier 1 資本 41,412 40,387 未実現利益に係る規制上の調整 2 (395) (180) PRA 経過措置ルールに基づく普通株式等 Tier 1 資本 41,017 40,207 追加的 Tier 1(AT1)資本 資本準備商品および関連株式プレミアム 2,063 2,063 子会社が発行した AT1 資本(少数株主持分を含む) 9,752 9,726 子会社によって発行された非適格となる資本性金融商品の控除 (1,847) (1,849) その他規制上の調整および控除 (15) - 暫定追加的 Tier 1 資本 9,953 9,940 PRA 経過措置ルール に基づく Tier 1 資本 50,970 50,147 Tier 2(T2)資本 子会社が発行した適格 T2 資本(少数株主持分を含む) 15,780 16,834 子会社によって発行された非適格となる資本性金融商品の控除 (440) (522) その他規制上の調整および控除 (4) (12) PRA 経過措置ルールに基づく規制資本 合計 66,306 66,447

2014 年 3 月 31 日現在、バークレイズの完全施行ベースの Tier 1 自己資本は 437 億 4,100 万ポンド、完全施行ベースの

Tier 1 自己資本比率は 10.2%でした。完全施行ベースの規制目的上の自己資本総額は 622 億 1,700 万ポンド、完全施行

ベースの総自己資本比率は 14.5%でした。完全施行ベースの Tier 1 自己資本および自己資本総額の指標は、CRD IV が定

めた移行ベースの規定を適用せず、また、CRD IV の関連基準に対する追加的 Tier 1(AT1)および Tier 2(T2)金融商品のコ

ンプライアンスを評価せずに、算出されています。

PRAの経過措置ルールに基づく総自己資本は2013年12月に公表されたPS 7/133

で示されたガイダンスに基づくものであり、

既存の資本性商品に対する一定の制限を適用しないとする最低資本要件規制(CRR)の経過措置を反映しています。

1 金融サービス機構(FSA)の2012年10月の経過措置方針に基づく移行ベースの普通株式等Tier1(CET1)比率は11.7%となります。 2 これらの項目の資本への影響は税引後のものです。 3 PS 7/13とは、2013年12月に公表された自己資本基準強化に関するPRAの方針「PS7/13」を意味します。

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付表 IV – 資本

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 28

完全施行ベースの普通株式等 Tier 1 (CET1)資本の変動

2014 年 3 月 31 日に 終了した 3 ヶ月間

(百万ポンド) 普通株式等 Tier 1 資本の期首残高 40,387

当期純利益 1,014

当グループ自身の信用度に係る調整 1 (88)

支払配当金の変動 (373)

利益から生じた規制上の留保資本 553

剰余金の変動-株式報奨の正味影響額 208

売却可能投資に係る評価額の変動 224

為替換算再評価差額の変動 (286)

年金準備金の変動 173

その他の剰余金の変動 (9)

その他適格剰余金の変動 310

規制上の調整および控除:

少数株主持分 (60)

追加的評価調整 (71)

のれんおよび無形資産 1 (74)

一時的な差異を除いた将来の収益に係る繰延税金資産 (78)

予想損失額の計算に基づく損失額 36

当グループの発行した普通株式等 Tier 1 金融商品の第三者による直接的・間接的保有 459

その他規制上の調整および控除 (51)

普通株式等 Tier 1 資本の期末残高 41,412

完全施行ベースの普通株式等 Tier 1 比率は、普通株式等 Tier1 自己資本が 10 億ポンド増の 414 億ポンドとなったことを反

映して、9.6%(2013 年:9.3%)に上昇しました。

バークレイズは当期の利益から 10 億ポンドの自己資本を創出しました。当グループ自身の信用度に係る調整および規制上

の将来配当金を調整した後、利益から創出された留保規制資本は普通株式等 Tier 1 資本を 6 億ポンド増加させました。普

通株式等 Tier 1 資本のその他の重要な変動は以下の通りです。

− 経営上の判断による自社普通株式等 Tier 1 商品保有控除の減少額 5 億ポンド。

− ユーロ、米ドルおよび南アフリカランドに対する英ポンド上昇を主因に、為替変動による減少額 3 億ポンド。

− 売却可能投資における利益による増加額 2 億ポンド。

− 英国退職基金(UKRF)の保険数理再計算に伴う年金積立金の増加額 2 億ポンド。この変動の主因は英国インフレ率の

低下によるもの。

経過措置ルールに基づく自己資本総額は移行ベースで1億ポンド減少して663億ポンドとなりました。完全施行ベースのCET1の増額は、CET1において売却可能投資評価益の除去およびTier2において期限付劣後債の償還により相殺されました。

1 これらの項目の資本への影響は税引後のものです。

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付表 IV – 資本

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 29

CRD IV ベースのリスク調整後資産の変動 カウンターター

パーティ オペレーショナル リスク調整後 信用リスク 信用リスク 市場リスク リスク 資産合計 (億ポンド) (億ポンド) (億ポンド) (億ポンド) (億ポンド)

2014 年 1 月 1 日現在 2,531 591 691 543 4,356 ブックの規模変動 49 (92) 13 - (30)

買収および売却 (11) - - - (11) ブックの質 (20) (8) 12 - (16) モデルの更新 61 35 (2) 24 118 手法と方針の変更 (91) 8 (31) - (114) 外国為替の変動 (7) - - - (7) その他 (25) 23 - - (2)

2014 年 3 月 31 日現在 2,487 557 683 567 4,294

リスク調整後資産は 62 億ポンド減少して 4,294 億ポンドとなりました。主な要因は次の通りです: • ブックの規模変動によりリスク調整後資産は 30 億ポンド減少。トレーディング・ブックのリスク削減が主因で、これは英国

RBB およびコーポレート・バンキングの貸借対照表の金額の増加で相殺。

• 買収および売却によりリスク調整後資産は 11 億ポンド減少。撤退対象事業資産が主因。

• ブックの質が改善し、リスク調整後資産は 16 億ポンド減少。主因はインベストメント・バンク部門内のリスク構成の変動。 • モデルの更新によりリスク調整後資産は 118 億ポンド増加。主因は撤退対象事業資産の一部を含むホールセール・ポート

フォリオを対象としたデフォルト確率指標の改訂および年次オペレーショナルリスクの更新。 • 手法と方針の変更によりリスク調整後資産は 114 億ポンド減少。主因は質の高い流動性資産の扱いの変更およびトレー

ディング・ブックに係るアプローチの改良。 • 外国為替の変動によりリスク調整後資産は 7 億ポンド減少。主因はユーロ、米ドル、南アフリカランドに対する英ポンドの上

昇。

レバレッジ比率要件

• CRD IV はリスクに基づく自己資本指標に対する補完的バックストップとしてリスクに基づかないレバレッジ比率を導入してい

ます。CRD IV の下で、銀行は 2014 年から監督目的のためにレバレッジ比率を報告し、2015 年からピラー3 公表の一環とし

てレバレッジ比率を公表することを義務付けられています。また、2018 年から EU 全域で拘束力を持つピラーI 要件が導入さ

れる見込みとなっています。

• バークレイズは現在公表されている CRD IV の要件およびガイダンスに関する現状の解釈に基づいて推定レバレッジ比率を

公表していますが、当該ルールの最終化と全面実施に伴いさらなる変化がもたらされる可能性があります。

• PRA はバークレイズが 2014 年 6 月までに推定 PRA 調整後レバレッジ比率 3%を満たすことへの期待感を表明しています。

2014 年 3 月 31 日現在、バークレイズは PRA の期待レバレッジ比率を上回っており、今後もこの水準を維持していく所存で

す。

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付表 V – レバレッジ

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 30

CRD IV ベースの推定レバレッジ

国際財務報告基準

(IFRS) レバレッジ・ レバレッジ・

貸借対照表 エクスポージャー エクスポージャー

2014 年 3 月 31 日

現在 2014 年 3 月 31 日

現在 2013 年 12 月 31 日

現在 1

レバレッジ・エクスポージャー (億ポンド) (億ポンド) (億ポンド)

デリバティブ

IFRS デリバティブ金融商品 3,330 3,330 3,550

デリバティブに係る追加的ネッティング調整 (2,640) (2,850)

デリバティブに係る潜在的将来エクスポージャー 2,130 2,560

デリバティブ合計 2,820 3,260

証券金融取引(SFT)

リバース・レポ取引およびその他類似の担保付貸付 1,870 1,870 1,870

IFRS によるリバース・レポ取引およびその他類似の担保付貸付の除外 (1,870) (1,870)

証券金融取引のためのレバレッジ・エクスポージャーの追加 720 920

証券金融取引(SFT)合計 720 920

その他資産および調整

貸付金およびその他資産 8,420 8,420 8,040

未使用のコミットメント 1,760 1,790

規制上の控除およびその他調整 (300) (220)

その他資産および調整合計 9,880 9,610

エクスポージャー合計 13,620 13,420 13,790

CRD IV ベースのレバレッジに係る PRA 調整 (160) (140)

PRA 調整後レバレッジ・エクスポージャー 13,260 13,650

レバレッジ比率 レバレッジ比率

2014 年 3 月 31 日

現在 2013 年 12 月 31 日

現在

普通株式等 Tier 1 資本 41.4 40.4

追加的 Tier 1 資本 2.3 2.3

Tier 1 資本 43.7 42.7

普通株式等 Tier 1 資本に対する PRA の控除 (2.2) (2.2)

PRA 調整後普通株式等 Tier 1 資本 41.5 40.5

完全施行ベース CRD IV レバレッジ比率 3.3% 3.1%

PRA レバレッジ比率 3.1% 3.0%

PRA レバレッジ・エクスポージャー推計額は 390 億ポンド減少し、1 兆 3,260 億ポンドとなりました。その主な要因は以下の通

りです。

– 取引の圧縮と解約の結果、デリバティブに係る潜在的将来エクスポージャーが 170 億ポンド減少

– 主に担保およびネッティングの最適化による、証券金融取引(SFT)のためのレバレッジ・エクスポージャーの 200 億ポン

ドの削減

– 自己資本規制ルールの適用にかかる最新の解釈に基づき、主に売りオプションおよび時価評価のリセットに関連する

計算根拠の変更の結果、デリバティブに係る潜在的将来エクスポージャーの 260 億ポンドの削減

– 2013 年 12 月 31 日から決済残高が 330 億ポンド増えたことによる一部相殺

レバレッジ・エクスポージャーの計算はバークレイズの現状の規制要件とガイダンスおよびこれらの業界での適用にかかる解

釈を反映したものです。2014 年度第 1 四半期に採用した潜在的将来エクスポージャーの計算根拠の変更など、多くの項目

について EBA に説明目的のため報告されています。

1 2013 年 12 月 31 日現在の貸借対照表は、IAS 第 32 号「金融商品」の相殺に関する修正を適用して修正されています。

Page 31: Barclays PLC Interim Management Statement...バークレイズ・ピーエルシー-2014 年度第1 四半期経営報告書 1 本文書は、バークレイズ・ピーエルシー(Barclays

付表 VI – クレジット・リスク

バークレイズ・ピーエルシー -2014 年度第 1 四半期経営報告書 31

貸付金および減損の分析

2014 年 3 月 31 日現在 貸付金総額 減損引当金 減損控除後

の貸付金 信用リスク

貸付金(CRL)

貸付金総額

に対する

CRL の比率 減損費用 1 貸倒率 (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) (百万ポンド) % (百万ポンド) (ベーシス・ポイント)

英国 RBB 139,395 1,314 138,081 2,687 1.9 80 23

欧州 RBB 37,028 685 36,343 1,903 5.1 49 54

アフリカ RBB 19,203 487 18,716 984 5.1 45 95

バークレイカード 37,850 1,934 35,916 2,050 5.4 311 333

コーポレート・バンキング 17 3 14 3 17.6 - -

ウェルス・アンド・インベストメント・ マネジメント

2,851 18 2,833 43 1.5 - -

償却原価ベースのリテール貸付金合計 236,344 4,441 231,903 7,670 3.2 485 83

インベストメント・バンク 2 179,616 430 179,186 787 0.4 (25) (6)

コーポレート・バンキング 69,029 1,842 67,187 3,475 5.0 78 46

- 英国 53,197 377 52,820 1,152 2.2 36 27

- 欧州 6,015 1,346 4,669 2,158 35.9 41 276

- その他地域 9,817 119 9,698 165 1.7 1 4

ウェルス・アンド・インベストメント・ マネジメント

21,240 188 21,052 752 3.5 17 32

アフリカ RBB 5,773 215 5,558 523 9.1 14 98

本社およびその他事業 1,329 - 1,329 - - - -

償却原価ベースのホールセール貸付金合計 276,987 2,675 274,312 5,537 2.0 84 12

償却原価ベースの貸付金合計 513,331 7,116 506,215 13,207 2.6 569 45

流動性のある貸付金 2,966 n/a 2,966 公正価値で測定すると指定された貸付金 18,896 n/a 18,896

貸付金(公正価値で保有) 21,862 n/a 21,862

貸付金合計 535,193 7,116 528,077

2013 年 12 月 31 日現在

英国 RBB 138,056 1,308 136,748 2,664 1.9 347 25

欧州 RBB 38,016 660 37,356 1,801 4.7 287 75

アフリカ RBB 19,363 491 18,872 1,026 5.3 259 134

バークレイカード 37,468 1,856 35,612 1,992 5.3 1,264 337

コーポレート・バンキング 488 39 449 45 9.2 (5) (102)

ウェルス・アンド・インベストメント・ マネジメント

2,828 18 2,810 39 1.4 9 32

償却原価ベースのリテール貸付金合計 236,219 4,372 231,847 7,567 3.2 2,161 91

インベストメント・バンク 2 147,025 468 146,557 753 0.5 209 14

コーポレート・バンキング 66,246 1,991 64,255 3,694 5.6 517 78

- 英国 51,805 369 51,436 1,175 2.3 173 33

- 欧州 6,327 1,494 4,833 2,343 37.0 321 507

-その他地域 8,114 128 7,986 176 2.2 23 28

ウェルス・アンド・インベストメント・ マネジメント

20,995 192 20,803 704 3.4 112 53

アフリカ RBB 5,875 235 5,640 580 9.9 65 111

本社およびその他事業 1,875 - 1,875 - - (2) (11)

償却原価ベースのホールセール貸付金合計 242,016 2,886 239,130 5,731 2.4 901 37

償却原価ベースの貸付金合計 478,235 7,258 470,977 13,298 2.8 3,062 64

流動性のある貸付金 1,647 n/a 1,647 公正価値で測定すると指定された貸付金 18,695 n/a 18,695

貸付金(公正価値で保有) 20,342 n/a 20,342

貸付金合計 498,577 7,258 491,319

1 売却可能投資およびリバース・レポ取引に係る減損費用を除いています。 2 インベストメント・バンク部門の貸付金総額には現金担保および決済残高が 2014 年 3 月 31 日現在で 1,259 億 1,600 万ポンド、2013 年 12 月 31 日現在で

940 億 1,800 万ポンド含まれています。この残高を除くと、貸付金総額に占める CRL の比率はそれぞれ 1.5%、1.4%でした。2013 年度の金額は IAS 第 32 号「金融商品:表示」を適用して修正されています。償却原価ベースの貸付金総額は 27 億 1,300 万ポンド増加しましたが、信用リスク貸付金(CRL)への影響はありません。