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BluetoothⓇ導入マニュアルⓇ
~シリアル通信を無線化するためにはどうすればいいの?~
自社製品を無線化したいエンジニアのための自社製品を無線化したいエンンジニアのための
はじめての無線導入で失敗しない
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製品の詳細・マニュアルダウンロード・お見積やご注文のご依頼は無線化.comから!無線化.comでは以下のようなコンテンツでみなさまの無線化をサポート致します。
Bluetooth導入サポートサイト
無線化
〒101-0048東京都千代田区神田司町2-19-4 KS司町ビル4FTEL.03-3259-8852 FAX.03-3259-8853
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Bluetoothってどんな無線規格ですか?本マニュアルは自社製品の無線化を検討されているエンジニアの方を対象とした「シリアル通信をBluetooth 化」するための手引書です。
無線化の目的はなんでしょうか?無線化の目的はいろいろあると思いますが、無線化することによって自社製品がたくさん販売でき、最終的に「売上アップ・利益アップ」へのアプローチとして無線化を検討されていることが多いのではないでしょうか。
このように、自社製品を無線化することで売上アップを期待することができそうです。ただ、いざ無線化を試みようとしても、どこから手をつけて良いのかわからないという方が少なくないのではないでしょうか。
ここでは産業用機器などで広く利用されている通信方式のひとつであるシリアル通信(RS232C)の無線化に焦点を当て、どのようにすれば自社製品を無線化できるのか、そしてその際に抑えておくべきポイントについて詳しくご説明していきます。
1. 顧客満足度アップ無線化をすることによって製品の使い勝手が飛躍的に向上します。身の回りにもワイヤレス製品が溢れている現在、無線化の利便性は改めて説明するまでもないでしょう。むしろワイヤレス化が当たり前となってきている今では、ワイヤレスでなければユーザーに選んでもらえないという意見もあるようです。
2. 販売台数アップ顧客満足度がアップすることによって販売台数の増加が望めます。
3. 製品単価アップ従来の「有線モデル」と比較して、無線化された新モデルは「上位モデル」と位置づけられ、結果として製品単価をアップさせることに成功されているメーカー様がいらっしゃいます。プリンタやデジカメなどの一般的なコンシューマ製品をみても、無線対応されたモデルは上位モデルとして、従来モデルより高い価格設定がされているケースも少なくありません。
Bluetoothの主な特長
無線化の目的はなんでしょうか?
無線化のメリット→それはズバリ「売上アップ」です。
シリアル通信を効率良く無線化する方法、それはBluetoothです。
代表的なプロファイル SPP・A2DP・AVRCP・HFP・HSP・HID etc
Bluetoothは近年、世界中で普及している代表的な近距離無線通信技術のひとつです。
Bluetooth は全世界で共通仕様となっており、免許不要で利用できる 2.4 ~ 2.485GHzの産業科学医療用(ISM)帯で動作します。世界統一規格であるため、各国・各社のBluetooth 製品と相互接続させることが可能です。
世界統一規格
Bluetooth は 2.4GHz の広帯域(2402~ 2480MHz)の中に 1MHzごと、79個のチャネルを設定しています。周波数ホッピング方式(FHSS:Frequency Hopping Spread Spectrum)を採用することにより、毎秒 1600 回のチャネル切り替えを行いながら通信を行います。この FHSS によって干渉の原因となり得る機器が周囲に存在していても、その影響を極力少なくすることができます。また、Ver1.2 から採用されたAFH(Adaptive Frequency Hopping)機能のおかげで、無線 LAN、コードレス電話、電子レンジなど Bluetooth と同じ 2.4GHz 帯を共有する機器が一定の周波数を占有していても、同じ帯域内で使用可能な周波数を自動的に検出し使用することで安定した通信を確保します。
干渉に強い
Bluetooth には電波強度の上限を規定した Classという概念があり、各 Bluetooth 製品は電波強度の上限によって3つの Class に分けられます。ひとえに Bluetooth 製品といっても認定されている Class によって有効範囲(通信距離)が異なります。また、同じ Class の製品であっても製品ごとに電波強度の上限は異なるため、通信距離が異なる場合があります。Class1…100mW(およそ100m程度)Class2…2.5mW(およそ10m程度)Class3…1mW(およそ1m程度)※上記通信距離は目安の数値です。製品や通信環境により、通信距離は増減します。
通信距離
Bluetoothには通信の用途に応じて定められた「プロファイル」というプロトコル(通信手順)が規定されています。このプロファイルによって各社、各デバイス間との相互接続性が確保され、また既存有線通信の置き替えが可能となるため、自社製品のワイヤレス化を容易なものにしています。
プロファイル
0201
Bluetoothワードマークおよびロゴは、Bluetooth SIG, Inc. の所有物であり、エイディシーテクノロジー(株)は許可を受けて使用しています。他の商標または商標名は、各所有者に帰属します。
世界中で約 15,000 近くの企業が Bluetooth の認証機関である Bluetooth SIG に登録しており、全世界で約20億台の Bluetooth 製品が出荷されています(2011年 10月現在)。
Bluetoothってどんな無線規格ですか?なぜBluetoothを選ぶのですか?どのようなBluetooth製品を選べば良いのですか?
020306
コンプリートBluetoothモジュールってどんなものですか?自社開発とコンプリートモジュールだとどちらが安上がりですか?コンプリートモジュールならどれでもいいの?
070811
まとめ14
BluetoothとZigBeeの違いは?03 Bluetoothの基本的な接続手順09 Bluetoothデバイスで必要な認証について12
CONTENTS
ワンポイントレッスン
Bluetooth導入マニュアル|Bluetoothとは?
近年、Bluetooth 同様に組込み機器開発に利用される無線規格として、ZigBee が挙げられます。2.4GHz という同じ周波数帯(ISM 帯)を利用し、「低速」「近距離」「低消費電力」と似たような特徴を持つことから、何かと比較されることが多く、お問い合わせの多いご質問のひとつです。Bluetooth とZigBee は、それぞれがメリット・デメリットとなる特長をあわせ持っており、それらは双方のメリット・デメリットを補完するようなものであることから、検討している無線用途に必要な条件を明確にしていくことで、おのずとどちらの無線規格を選べば良いのかしぼられてくるケースが少なくありません。まずはそれぞれの特長をしっかりと把握することが、失敗しない無線化への第一歩となります。
BluetoothとZigBeeの違いは?ワンポイントレッスン
BluetoothとZigBeeの違いは?ワンポイントレッスン
数ある無線規格の中からなぜBluetoothを選ぶのですか?
Bluetooth ならカンタンに無線化が実現でき、なおかつコスト減も期待できるからです。
それでは各ポイントごとにBluetooth、ZigBeeそれぞれの特長をご説明していきます。
一般的には ZigBee のほうが Bluetoothと比べてより省電力であると言われることが多いようですが、「ある使用条件下においては省電力」という認識が正しいといえるでしょう。Bluetooth も ZigBee も同じ周波数帯の無線ですので、データ伝送時の消費電力に大きな違いは現れません(もちろん製品差はあります)。では違いが現れるのはどこか、それは「スリープからの復帰時間の短さ」です。Bluetooth にもスリープ機能はありますが、ZigBee のスリープ時の待機電力はBluetooth より小さく、その上、復帰からデータ送信までに要する時間も数十msec程度と非常に短いと言われます。よって普段はスリープ状態で待機させておき、データを送りたいときだけ短時間で復帰させ、データ送信後にはスリープ状態に戻る、というような使い方が ZigBee の省電力性を十分に活かせる「使用条件下」といえます(逆を言えば、十分なデータ送信間隔を設けられない場合、省電力効果はあまり期待できません)。一方、Bluetooth はスリープからの復帰に 1sec 程度、そこから接続してデータが送信できる状態になるまでに 2~ 3 秒程度要しますので短い間隔でスリープ状態にするような使い方には適さず、一度接続したら接続しっぱなしでデータ伝送を行うか、一定時間以上データ伝送を行わないようであれば、スリープにせず、モジュールへの電力供給を止めてしまったほうが節電につながります。
消費電力
先に述べましたように、Bluetooth を採用する大きなメリットの一つとして、通信相手デバイスに既存のBluetoothデバイスを流用できる点があります。一方、ZigBee は市販の搭載デバイスがあまり多くないため、双方に ZigBee モジュールを組込むような専用デバイス同士でのシステム構築に向いています。
相手機器
ZigBee は複数台同時接続を得意とする無線規格です。ひとつの ZigBee ネットワークには、最大で 65,535 台の ZigBee デバイスを接続することが可能で、1台のコーディネータから複数のエンドデバイスにブロードキャストでデータを送ることができる上、各エンドデバイスに個別に送ることも、逆にエンドデバイスからコーディネータへデータを送ることも可能です。また、ルータを使うことでメッシュ構造のネットワーク構築やバケツリレーのようなデータ転送も実現可能です。一方、Bluetooth には1台のマスター側デバイスに対して最大7台までのスレーブ側デバイスを同時接続できるピコネット機能が備わっています(最大 1 対 7 接続)。ピコネットは各スレーブそれぞれの Bluetooth 接続に対して1つずつ仮想 COMポートが割り当てられますので、イメージとしてはマスター側 PC からスレーブ台数分のシリアルケーブルが伸びているような状態です。それぞれの接続は独立しているため、スレーブ台数分の仮想COMポート操作が必要となります。
同時接続台数
現在では Bluetooth に限らず、多種多様な無線規格が存在します。ではその多くの無線規格の中からなぜBluetoothを選ぶのでしょうか?Bluetoothを選ぶ理由、それは「SPP(シリアルポートプロファイル)の存在」と「既存Bluetooth 製品の流用が可能」という2点です。
Bluetooth には「SPP(シリアルポートプロファイル)」というシリアル通信を無線化するための専用プロファイルが存在します。この SPP によってユーザーは文字通りシリアル通信を Bluetooth へ置き換えることができ、無線通信であることを意識せず、既存の有線通信と同じようにデータ通信を行うことが可能となります。
Bluetooth を採用する大きなメリットの一つとして、通信相手デバイスに既存の Bluetooth 搭載デバイスを流用できる点があります。自社製品とデータ通信を行う通信相手デバイスに Bluetooth 内蔵のスマートフォンや携帯電話、または PC や安価に入手できる外付けの USB ドングルを利用することで相手デバイス側はアプリケーション開発だけ済み、ハードウェア開発に要する工数やコストを大幅にカットすることが可能となります。また、通信相手デバイスを製造する必要もなくなりますので、製造コストもそのままカットすることができます。これは数多くの搭載製品が存在するBluetoothならではのメリットと言えます。
シリアルケーブルの置き替えに特化した SPP
既存 Bluetooth 製品の流用で「開発期間短縮」と「開発・製造コスト減」
1
2
0403
Bluetooth導入マニュアル|無線規格の選び方
BluetoothとZigBeeの違いは?ワンポイントレッスン
コンプリート Bluetooth モジュールなら仮想 COM ポートを使用することで既存のシリアル通信を容易にBluetooth へ置き換えることが可能です。コンプリートBluetoothモジュールの制御方法は簡単です。マイコンからUART経由でBluetoothモジュールへATコマンドライクなテキストコマンドを送ることで制御します。Bluetooth 通信が確立された後はシリアルケーブルと同じようにデータ通信を行えますので、大きなアプリケーション変更は必要ありません。
〈Bluetooth化〉 PC
装 置
USB型Bluetoothアダプタ(仮想COMポート)
マイコンコンプリートBluetoothモジュール
UART
モジュ ル Bluetooth通信Bluetooth通信Bluetooth通信
〈有線通信〉
装 置PC
マイコンレベル変換IC
コネクタ
COMポート
RS232C通信(シリアルケーブル)
UART
テレビのリモコンには、ボタンを押されてから反応するまでのレスポンススピードが要求されますが、同時に電池の長寿命化も命題としてあります。ZigBee であればスリープからの復帰時間が短いため、基本的にはスリープ状態で待機させておき、ボタンが押されたときだけデータを送るために復帰し、またすぐスリープさせるという使い方が可能となります。レスポンスと電池寿命の両方を満たせる上、ON/OFFスイッチ情報のようなの小さいデータであれば速い通信速度は要求されないため、ZigBee の特徴を最大限に活かした使い方といえます。
最近のゲームコントローラにはモーションセンサーが組込まれており、センサー情報を絶えず本体へ送っています。接続しっぱなしの使い方であればBluetooth のほうが通信速度の速さを活かせます。また、本体から送られてきた垂れ流しのデータをコントローラのディスプレイにリアルタイム表示させる場合など、双方向通信を活かしたシステム構築も可能となります。
[例]
[例]リモコンへの適用
Bluetooth
ZigBee
→ ゲームのコントローラ
→ テレビのリモコン
優位性
デメリット
Bluetooth
●既存Bluetooth 搭載デバイスのシステム への流用●ホッピング、AFHによる干渉への強さ●通信距離
●接続、切断時間の長さ
ZigBee
●スリープからの復帰の速さ(省電力性)●メッシュ構造やバケツリレーなどの複数 台同時接続
●既製品の流用が困難
0605
では無線化するためには具体的にどのようなBluetooth製品を選べば良いのですか?
Bluetooth導入マニュアル|Bluetooth製品の選び方
コンプリートBluetoothモジュールを選びましょう!
組込み機器への適用例として、Bluetooth、ZigBeeそれぞれの特色を活かした実例をご紹介します。
Bluetooth認証、国内電波法認証取得済み 高額な認証費用や面倒な手続きが一切不要です。
内蔵チップアンテナ 難しいRF設計が不要です。
プロトコルスタック搭載済み プロトコル開発が不要なので無線に詳しくなくても安心です。
モデムのATコマンドのような独自コマンドを搭載
コマンドを実行するだけなので、無線を意識せずにデータ通信が可能です。
SPP(シリアルポートプロファイル)搭載
既存のシリアル通信をそのままBluetooth無線に置き換え可能です。
従来の無線機器開発に必要だった「RF実装、プロトコル開発、無線認証取得、開発環境、ライセンス費用など」は一切不要です。無線であることをあまり気にせず、無線に詳しくない方でもカンタンに導入可能です。
0807
コンプリートBluetoothモジュールってどんなものですか?
自社開発とコンプリートモジュールだとどちらが安上がりですか?
無線化に必要な技術や機能、認証などが全て詰まったオールインワンの無線モジュールです!
自社開発するよりも、コンプリートモジュールを採用したほうが断然安上がりです!(※数量にもよります)
コンプリートBluetoothモジュールはとにかくカンタン! コンプリートモジュール組込み時と全て自社で開発した場合の徹底比較!
コンプリートモジュールの場合 開発工程
自社開発の場合、上記開発工程を一つ一つクリアしなければなりませんが、全ての工程をクリア済みなのがコンプリートモジュールです。
自社開発の場合
チップアンテナ内蔵でRF部分は実装済み。
認証済みスタック搭載済み。ライセンス不要。
モデムのATコマンドのような独自コマンドを搭載。
無線を意識せず使用可能。
EndProduct(最終製品)として認証済み。
電波法(工事設計認証)取得済み。
1台から購入可能。
RF部分から開発が必要。
スタック搭載作業が必要。(スタックはライセンスが必要な場合も。
もしくはスタックを自作する)
チップ、およびスタックのライブラリを駆使したアプリ開発が必要。
自社製品として認証取得が必要。※費用はおよそ 300~500万円程度
自社製品として認証取得が必要。※工事設計認証の場合、費用はおよそ 40万円程度
部品の最小ロットは数千台のケースが多い。
ハードウェア開発
Bluetoothスタックプロファイル
独自アプリ
Bluetooth認証
国内電波法
最少ロット
Bluetooth はハードウェア部分の「Bluetooth IC」とソフトウェア部分の「プロトコルスタック」の2つが1つになってはじめてBluetooth機能を実現します。最近では PC 外付け用のUSB 型 Bluetoothアダプタ(USBドングル)が非常に普及しておりますが、この USBドングルにはスタック部が内蔵されておりません。事前にスタックを PC にインストールし、PC に挿すことではじめて
Bluetooth 機能を満たすことになり、ドングルだけでは Bluetooth デバイスとして動かすことができません。また、一般的に「Bluetooth モジュール」と言われる場合、「Bluetooth IC」部のみを指すことがありますのでご注意ください。ここでは区別するため、Bluetooth IC+プロトコルスタックの両方が内蔵されているものを「コンプリートモジュール」と呼んでいます。
コンプリートモジュールを組込んだ場合、追加費用はゼロ。コンプリートモジュールを
組込んだ場合、追加費用はゼロ。
コンプリートモジュールを組込んだ場合、追加費用はゼロ。コンプリートモジュールを
組込んだ場合、追加費用はゼロ。
Bluetooth導入マニュアル|コンプリートモジュールってお得?Bluetooth導入マニュアル|コンプリートBluetoothモジュールとは?
コンプリートモジュールにはこれだけの「モノ」が詰まっています。
Bluetoothの基本的な接続手順ワンポイントレッスン
OFF
OFFS
M
Hi!Hello!
SM
M
Push callbutton!
M
Set telephonenumber!4
5
6
7
マスター側がスレーブ側へ電話を発信することで通話が確立されます。
マスター電話を掛ける側
スレーブ電話を着信する側
●電話がつながれば双方が会話ができるようになります(Bluetooth接続後は双方向通信)。
●しゃべった言葉はそのまま相手に伝わります(入力したデータはそのままの形で出力されます)。
●どちらからでも通話を終了することができます(どちらの機器からでもBluetooth切断可能)。
1009
Bluetoothの場合マスター・スレーブどちらからでも切断することが可能です。
どちらからでも通話を終わらせることができます。
Bluetoothの場合接続完了です。双方向データ通信が可能となります。Bluetooth接続が確立された後はシリアルケーブルがつながっているのと同じ状態とみなせます。※マスターが送信側、スレーブが受信側というわけではなく、どちら側からもデータ送信・受信が可能です。
通話状態です。双方が会話できる状態です。(しゃべったことはそのまま相手に伝わります(データ垂れ流し)。)
Bluetoothの場合マスター機器から「接続」を行います。※接続方法は機器によって異なります。
発信ボタンを押します。
Bluetoothの場合マスター機器に接続したいスレーブ機器のBDアドレスをセットします。
発信先の電話番号を入力(セット)します。
BD アドレス
電話番号
=
Tell metelephonenumber!
M S
3Bluetoothの場合
●- - - - -●- - - - -●- - - - -●- - - - -
BDアドレス一覧
マスター機器から周囲にあるスレーブ機器を「検索」し、スレーブ機器のBDアドレスを取得します(「検索」は必ずしも行う必要はありません)。
電話番号を教えてもらいます。事前に番号を知っていれば教えてもらう必要はありません。
2M S
Bluetoothの場合スレーブ側を待ち受け状態にします。
電源を入れ、圏内であることを確認します。
1 掛ける側 受ける側
M SBluetoothの場合まずマスター(接続する側の機器)とスレーブ(接続される側の機器)という役割を決めます。
電話を掛ける側・受ける側を決めます。
このひとつの通話(ペア)がRS232Cに置き換わるとお考えください。あくまで電話通話もBluetooth通信も1対1が基本です。
M S
Bluetoothの接続手順は 携帯電話における通話の手順によく似ています。ここでは「電話」を例に 挙げ、Bluetoothの接続手順をご説明していきます。
技術基準適合証明とは、無線通信機器(電波を発信する機器)のうち、特定の小規模なもの(特定無線設備)について総務省の登録を受けた証明機関が検査を実施し、電波法に定める技術基準に適合していることを証明する制度です。同じような認証としてもう一つ工事設計認証という認証があります。これらは取得方法が異なるだけで、どちらか一方の認証を取得していれば無線局の免許及び登録なしに使用することができるようになります。認証取得の手間や費用を回避する方法の一つとして、認証済み無線モジュールの利用があります。認証済み無線モジュールを組込んだ場合は最終製品での再認証は必要がないため、認証費用と手続きの手間を大きく軽減することが可能となります。電波法未取得の無線機器を使用した場合、販売元ではなく使用者が罰せられる対象となります。市販されている無線機器の中には、使用者(購入者)が認証取得することを前提として認証未取得で販売されているものもありますので、その点には十分ご注意ください。
Bluetooth SIG 認証について無線機器として利用するためには上述の国内電波法を取得していれば問題ありません。それとは別に、Bluetooth デバイスとして販売する(ロゴマークを使用する)ためには Bluetooth SIG 認証(以下、SIG 認証)を取得しなければなりません。Bluetooth ロゴマークを使用する場合にも前述の電波法と同じように、自社で最終製品として SIG 認証を取得する方法と、SIG認証取得済みのBluetoothモジュールを自社製品に組み込む方法の2パターンあります。前者の場合は認証機関へテストを依頼し、Bluetooth の規格に沿った製品であることが認められることによってロゴマークが使用できるようになります。これをリスティング(Bluetooth 製品としてSIG の製品一覧に追加されること)といいます。後者の場合は、リスティングされているBluetooth モジュールを組み込んだ上で、SIG のウェブサイト上から EPL 登録(End Product Listing:無料)を行うことによりロゴマークの使用が可能となります。EPL登録はカンタンなウェブ登録のみで、しかも無料であるため、認証済みモジュールを組み込んだほうが断然手間もコストもかからずお得といえます。
コンプリートモジュールであればどれでも良いというわけではありません。失敗しないために特に5つのポイントをおさえましょう
Bluetoothデバイスを販売する際に必要な認証は?
電波法とBluetooth SIG 認証が必要です。■プロファイルまずSPPが搭載されていることを確認しましょう。
■納期自社製品に採用する上では納期も非常に重要です。一般的に Bluetooth IC はリードタイムに数ヶ月かかってしまうことが多いため、コンプリートモジュールもイチから作るとなれば 4~6ヶ月程度時間がかかってしまう場合があります。常にメーカー在庫があり、即納対応が可能な製品であれば、開発スピードが上がり、お客様からの急な注文にも迅速に対応することが可能です。
■最小ロット事前にそのモジュールの最小販売ロット数を確認しておきましょう。評価用サンプルと量産品との区別がある場合には、量産品の最小ロットを確認しておきます。一般的に Bluetooth IC はリール単位で販売されることがほとんどであるため、コンプリートモジュールもそれに合わせて最小ロットが数千個以上となっている場合もあり、注意が必要です。
■認証の有無最低限、Bluetooth SIG 認証、そして国内電波法(技術基準適合証明、もしくは工事設計認証)を取得済みであることを確認しましょう。国内電波法は法律違反となってしまう可能性がありますのでご注意ください。また、Bluetooth 認証を未取得の場合、他Bluetoothデバイスとの相互接続性が確認されていない可能性があります。
■Class通信距離が 10m程度であれば Class2、それ以上飛ばしたければ Class1 を選びましょう。100m通信を実現するためには双方のデバイスが Class1 に対応している必要があります。Bluetooth の Class は送信電力の「上限」によって分けられているため、必ずしも全てのデバイスが規定値の上限の性能を持つとは限りません。Class1 対応のデバイスの中には出力が弱いものもありますので、Class1 デバイスを選ぶ際には送信電力にも注意して検討しましょう。
1211
コンプリートモジュールならどれでもいいの?
認 証
技術基準適合証明または工事設計認証(旧TELEC)
Bluetooth SIG 認証
国・地域
日 本
世界共通
説 明
Bluetooth 製品として Bluetooth ロゴを使用するために必要。民間団体であるBluetooth SIG による認証。
Bluetooth に限らず、電波を発する製品を日本国内で利用するために必要となる認証。日本の電波法(法律)。
Bluetoothデバイスで必要な認証についてワンポイントレッスン
もちろん各製品ごとのスペック(性能面)も重要ですが、Bluetooth 規格に準拠している時点で、ある程度似たようなスペックになりがちです。ここではそれ以外に選定の判断材料となる 5 つのポイントを挙げました。プロファイルと Class は条件として最低限必要なもの、認証の有無もコストや手間に大きく関わりますので不可欠といっていいでしょう。最小ロットと納期についてはプロジェクトの規模やスケジュールによって重要度が変わってくるかもしれません。これにモジュールの使いやすさやサポート・保証面、そして最重要とも言える価格面を加え、それらの選定ポイントから総合的に判断することが失敗しないモジュール選びの秘訣といえます。
Bluetooth導入マニュアル|コンプリートモジュールの選び方
電波法とSIG 認証の関係について、クルマの運転免許を例に挙げご説明します。
各国の電波法というのは「運転免許」に例えることができます。例えば日本でクルマを運転するためには日本の運転免許取得が必要です。これは「法律」なので、未取得でクルマを運転した場合には法に則って罰せられます。
また「運転免許」は各国々で取得する必要があります。仮に日本の運転免許を所持していても原則アメリカでクルマを運転することはできません。もしアメリカでも運転したければアメリカの免許を取得する必要があります。
一方、BluetoothSIG 認証は「F1のライセンス」に例えられます。F1のライセンスはF1に乗るためには必要なものですが、あくまで1民間団体が発行しているものですので、F1ライセンスを取得していないからといって、全てのクルマに乗れなくなってしまうわけではありません。
日本国内でクルマに乗ろうとした場合、「免許あり:F1なし」は電波法的に何ら問題ありませんが「免許なし:F1あり」は電波法的に処罰の対象となります。ただし、これは公道をクルマで走る場合の話であり、もし私道(F1 サーキット)を走る分には F1 ライセンスだけあれば良いというシチュエーションも考えられます。
電波に置き換えて考えますと、公の場で電波を出力しようとした時点で電波法は必須です。電波暗室などの公に電波が漏れない環境ではその限りではありません。
また、公に「Bluetooth 機器」であると販売するためには SIG 認証が必要です。無くても電波法で罰せられることはありませんが、商標権やその他法律で問題が生じてしまう可能性は否定できませんので、基本 SIG 認証も必要なものとしてご認識ください。
RS232Cシリアル通信の無線化に最適!
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まとめ電波法とSIG認証は取得しなくちゃいけないの?電波法を取得していれば海外でも利用できるの?
■Bluetooth 認証・国内電波法取得済みで手続き不要■組み込みやすい小型5円玉サイズ■1台から購入可能 / 小ロット対応■即納対応 / 当日発送も可能
電波法 SIG認証
Bluetoothデバイスで必要な認証についてワンポイントレッスン
無線化することで売上アップ・利益アップを目指しましょう。
シリアル通信(RS232C)の無線化にはBluetoothがおすすめです。
自社製品をBluetooth化する際には無線化に必要な要素が全て詰まったコンプリートBluetoothモジュールが最適です。
コンプリートモジュールを選ぶポイントは「プロファイル」「Class」「認証の有無」「最小ロット」「納期」の5つが重要です。
コンプリートBluetoothモジュール
「ZEAL(ジール)シリーズ」がおすすめです!
無線初心者にも安心のカンタン導入・迅速サポートで400社以上の導入実績
よくあるご質問