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聖枝祭 晩祷 2016 OSAKA

晩祷 · 2016-04-21 · 聖枝祭徹夜祷 晩 課 首唱聖詠、大連祷 カフィズマ(悪人の謀、小連祷) 祭-1 「主よ、爾に籲ぶ」第六調。 句、我が霊を獄より引き出して、我に爾の名を讃栄せしめ給へ。

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  • 聖枝祭

    晩祷

    2016 OSAKA

  • 聖枝祭徹夜祷

    晩 課 首唱聖詠、大連祷 カフィズマ(悪人の謀、小連祷)

    祭-1

    「主よ、爾に籲ぶ」第六調。

    句、我が霊を獄より引き出して、我に爾の名を讃栄せしめ給へ。 こんにち

    今日せいしん

    聖神のおんちょう

    恩寵はわれら

    我等をあつ

    聚めたり、われら

    我等みな

    皆なんじ

    爾 のじゅうじか

    十字架をと

    執りてい

    言ふ、しゅ

    主のな

    名によ

    因りてきた

    るもの

    者はあが

    崇めほ

    讃めらる、いた

    至たか

    高きに「オサンナ」。 句、爾恩を我に賜はん時、義人は我を環らん。

    第 129 聖詠/130 詩編

    <繰り返し 省略> 句、主よ、我深き處より爾に呼ぶ。主よ、我が声を聴き給へ。

  • かみ

    神ちち

    父のことば

    言およ

    及びどう

    同えいざい

    永在のこ

    子、てん

    天をほうざ

    寶座とな

    爲し、ち

    地をあし

    足のだい

    凳とな

    爲すしゅ

    主はおのれ

    己 をひく

    卑くして、こんにち

    今日ことば

    言 なきわかきうさぎうま

    小驢 にの

    乘りて、ワィファニヤにきた

    來れり。ゆえ

    故にエウレイのしょし

    諸子はて

    手にえだ

    枝をと

    執り、こえ

    聲をもっ

    以てさんび

    讃美せり、いた

    至たか

    高きに「オサンナ」、きた

    來るイズライリのおう

    王はあが

    崇めほ

    讃めらる。 句、願はくは爾の耳は我が祷の声を聴き納れん。

  • →通常部分(P7/8「聖にして福たる」へ戻る

    【スボタのポロキメン】(6調)第92聖詠1―5 主は王たり、彼は威厳を衣たり、(句)主は能力を衣、又之を帯にせり、(句)故に世界は堅固にして動

    かざらん、(句) 主や、聖徳は爾の家に属して永途に至らん、

    (ポロキメンの後)

    祭-2 パレミヤ(旧約聖書の読み) 【創世記の讀。第四十九章】 イアコフ

    その

    其しょし

    諸子をめ

    召してかれら

    彼等にい

    謂へり、きた

    來りあつ

    集まれ、われ

    我なんじら

    爾等がのち

    後のひ

    日にあ

    遇はんとすること

    事をなんじら

    爾等につ

    告げん、イアコフのしょし

    諸子よ、あつ

    集まりてわれ

    我にき

    聽け、なんじら

    爾等のちち

    父イズライリにき

    聽けよ。

    イウダよ、なんじ

    爾 のきょうだい

    兄弟はなんじ

    爾 をほ

    讃めん。なんじ

    爾 のて

    手はなんじ

    爾 のてき

    敵のうしろ

    背 にあ

    在らん、なんじ

    爾 のちち

    父のしょし

    諸子はなんじ

    爾 にふくはい

    伏拜せん。イウダはわか

    若きしし

    獅なり、わ

    吾がこ

    子よ、なんじ

    爾 はえもの

    獲 にあ

    飽きてかえ

    歸りのぼ

    上る、その

    其ひざ

    膝をお

    折り

    てふ

    伏すこと、おじし

    牡獅のごと

    如く、めじし

    牝獅のごと

    若し、たれ

    孰かあえ

    敢てかれ

    彼をおこ

    起さん。けん

    權をと

    秉るもの

    者イウダよりつ

    竭き

    ず、ひき

    帥いるもの

    者その

    其すえ

    裔よりつ

    竭きずして、へいあん

    平安をたま

    賜ふもの

    者のきた

    來るとき

    時におよ

    迨ばん、かれ

    彼きた

    來らばしょみん

    諸民かれ

    彼にしたが

    はん。イウダはその

    其ろば

    驢馬をぶどう

    葡萄のき

    樹につな

    繋ぎ、その

    其め

    牝ろば

    驢馬のこ

    子をぶどう

    葡萄のつる

    蔓につな

    繋ぐ、さけ

    酒にてその

    其ころも

    をあら

    澣ひ、ぶどう

    葡萄のち

    血にてその

    其ふく

    服をあら

    滌ふ、その

    其め

    目はさけ

    酒によ

    因りてつや

    澤あり、その

    其は

    歯はち

    乳によ

    因りてしろ

    白し。 【ソフォニヤの預言書の讀。第三章】 しゅ

    主か

    是くのごと

    如くい

    言ふ、シオンのむすめ

    女 よ、よろこ

    歡 びてよ

    呼べ、イズライリよ、いわ

    祝へ、イェルサリム

    のむすめ

    女 よ、こころ

    心 をまった

    全 くしてよろこ

    喜びたの

    樂しめ。しゅ

    主はなんじ

    爾 にたい

    對するしんだん

    審斷をや

    息め、なんじ

    爾 のてき

    敵をお

    逐へり、

  • しゅ

    主イズライリのおう

    王はなんじ

    爾 のうち

    中にあ

    在り、なんじ

    爾また

    復わざわい

    禍 にあ

    遇はざらん。そのひ

    當日イェルサリムにい

    謂ふあ

    らん、おそ

    懼るるなか

    毋れ、シオンにい

    謂ふあらん、なんじ

    爾 のて

    手よわ

    弱るべからず、しゅ

    主なんじ

    爾 のかみ

    神はなんじ

    爾 のうち

    中にあ

    り、かれ

    彼なんじ

    爾 をすく

    救ふにちから

    能 あり、かれ

    彼はなんじ

    爾 のため

    爲によろこ

    喜びてたの

    樂しみ、その

    其あい

    愛によ

    因りてあわれみ

    憐 をほどこ

    施 し、なんじ

    のため

    爲にいわ

    祝ひてよ

    呼ばん。われ

    我せつ

    節えん

    筵のため

    爲にうれ

    憂ふるもの

    者をあつ

    集めん、かれら

    彼等はなんじ

    爾 にぞく

    屬す、はずかしめ

    耻辱はかれら

    彼等にあ

    在ることおもに

    重負のごと

    如し。み

    視よ、その

    其とき

    時われ

    我およ

    凡そなんじ

    爾 をくる

    苦しむるもの

    者をばつ

    罰し、あし

    足な

    蹇へたるもの

    者をすく

    救ひ、お

    遂はれたるもの

    者をあつ

    集め、かれら

    彼等をしてその

    其はずかしめ

    耻辱をこうむ

    蒙 りしぜんち

    全地におい

    於てほまれ

    頌美をえ

    得、な

    名をえ

    得しめん。 【ザハリヤの預言書の讀、第九章】 しゅ

    主か

    是くのごと

    如くい

    言ふ、シオンのむすめ

    女 よ、よろこ

    歡 びてよ

    呼べ、イェルサリムのむすめ

    女 よ、いわ

    祝ひてたのし

    樂 しめ、み

    視よ、なんじ

    爾 のおう

    王はなんじ

    爾 にのぞ

    臨む、ぎ

    義にしてすくい

    救 をほどこ

    施 し、おんじゅう

    温柔にして、め

    牝うさぎうま

    驢およ

    及びおもに

    重任をお

    負ふもの

    者のこ

    子たるわかき

    小うさぎうま

    驢 にの

    乘るもの

    者なり。そのとき

    其時われ

    我エフレムよりくるま

    車 をた

    絶ち、イエリサリムよりうま

    馬をた

    絶たん、たたかい

    戰 のゆみ

    弓もた

    絶たれん、かれ

    彼はしょみん

    諸民にわへい

    和平をつ

    告げん、かれ

    彼のおさ

    治むるところ

    所 はうみ

    海よりうみ

    海におよ

    び、かわ

    河よりち

    地のはて

    極におよ

    及ばん。なんじ

    爾 にいた

    至りては、われ

    我なんじ

    爾 のやく

    約のち

    血のため

    爲に、なんじ

    爾 のとりこ

    俘囚をと

    釋きて、みず

    水なきあな

    坑よりいだ

    出さん。のぞみ

    望 をいだ

    懐くとりこ

    俘囚よ、なんじら

    爾等とりで

    保障にかえ

    歸れ、われ

    我いま

    今つ

    告げてい

    云ふ、われ

    我ばい

    倍してなんじ

    にむく

    報いん。けだし

    蓋われ

    我おのれ

    己 のため

    爲にイウダをゆみ

    弓のごと

    如くには

    張り、エフレムをもっ

    以てゆみ

    弓にみ

    滿てん、シオ

    ンよ、われ

    我なんじ

    爾 のしょし

    諸子をおこ

    起して、エルリンのしょし

    諸子をせ

    攻め、なんじ

    爾 をゆうし

    勇士のつるぎ

    劍 とな

    爲さん。しゅ

    主はかれら

    彼等

    のうえ

    上にあらわ

    現 れて、その

    其や

    箭はいなづま

    電 のごと

    如くにはっ

    發せん、しゅ

    主かみ

    神はラッパ

    箛 をふ

    吹き、なんぽう

    南方のおお

    大かぜ

    風にの

    乘りてゆ

    往か

    ん。しゅ

    主サワオフはかれら

    彼等をふせ

    防ぎまも

    護らん

    →通常部分 P10 重連祷へ戻る (増連祷が終わったら)

    祭-3 リティヤのスティヒラ [リティヤ]に自調の讃頌、第一調。

    使徒等に異方の言を言ふを敎へし至聖なる神は惡を知らざるエウレイの諸子に呼ばしむ、

    至高きに「オサンナ」、來るイズライリの王は崇め讃めらる。』

    使

    リティヤのスティヒラ等

    異邦のことばを 教えし至聖なる

    神°は

    悪を 知らざるエウレイの 諸子

    呼 ば

    至高きにオ

    サン

    来たるイズライリの王は崇め讃め

  • ちち

    父とどう

    同むげん

    無原どう

    同えいざい

    永在なるこ

    子およ

    及びことば

    言はこんにち

    今日ことば

    言 なきわかきうさぎうま

    小驢 にの

    乘りて、イェルサリムのまち

    城にきた

    れり。ヘルワィムら

    等がおそ

    畏れてみ

    見るをえ

    得ざるもの

    者をしょし

    諸子はほ

    讃めあ

    揚げて、こずえ

    梢 とえだ

    枝とをと

    執りて、おうみつ

    奥密にさんび

    讃美をうた

    歌ふ、いた

    至たか

    高きに「オサンナ」、われら

    我等のぜん

    全るい

    類をまよい

    迷 よりすく

    救はんため

    爲にきた

    來りしダワ

    ィドのこ

    子に「オサンナ」。

    <後略> 通常部分へ戻る。 P11 リティヤへ

    (リティヤが終わったら)

    祭-4 挿句のスティヒラ 挿句に自調の讃頌、第八調。 シオンの城よ、喜びて樂しめ、神の敎會よ、歡びて祝へ、蓋視よ、義なる爾の王は小驢に乘りて、來

    りて諸子より歌頌せらる、至高きに「オサンナ」、大仁慈なる主よ、爾は崇め讃めらる、我等を憐み

    給へ。

    句、

    なんじ

    爾はおさなご

    嬰兒と。ちのみご

    哺乳者とのくち

    口よりさんび

    讃美をそな

    備へたり。 こんにち

    今日きゅうせいしゅ

    救世主はしる

    録されしことをじょうじゅ

    成就せんため

    爲にイエルサリムのまち

    城にきた

    來れり。みな

    皆て

    手にえだ

    枝をと

    執り、ころも

    衣をかれ

    彼のため

    爲にし

    布けり、その

    其われら

    我等のかみ

    神にして、ヘルワィムら

    等にた

    絶えずいた

    至たか

    高きに「オサンナ」とよ

    ばるるもの

    者なるをし

    知ればなり。だい

    大じんじ

    仁慈なるしゅ

    主よ、なんじ

    爾はあが

    崇めほ

    讃めらる、われら

    我等をあわれ

    憐みたま

    給へ。

    句、しゅ

    主わ

    我がかみ

    神よ、なんじ

    爾のな

    名はなん

    何ぞぜんち

    全地におおい

    大なる。

    ヘルワィムにの

    乘せられ、セラフィムにうた

    歌はるるしぜん

    至善なるしゅ

    主よ、なんじ

    爾わかきうさぎうま

    小驢 にの

    乘りしに、

    挿句のスティヒラシ

    オン

    よ、

    喜こ び

    神の教会よ、

    歓び

    - え

    - よ

    義なる

    爾の王は

    若き驢うさぎうま

    来たり て

    諸子より

    - る

    至高きに オ

    -ン ナ

    大仁慈なる

    爾なんじ

    -

    我等を憐れみ

    -

  • ダワィドのよげん

    預言におう

    應じて、しょし

    諸子はかみ

    神にかな

    適ふがごと

    如くなんじ

    爾 をうた

    歌ひ、イウデ じん

    ヤ人はふほう

    不法にそし

    誚れり。なんじ

    爾 がわかきうさぎうま

    小驢 にの

    乘るはさか

    逆ふいほうみん

    異邦民のふ

    不しん

    信よりしん

    信にへん

    變ぜらるるをよしょう

    預象せり、ハリストス、ゆいいち

    惟一のじんじ

    仁慈じんあい

    仁愛なるしゅ

    主よ、こうえい

    光榮はなんじ

    爾 にき

    歸す。 <6調>

    光栄は父と子と聖神に帰す、今も何時も世世に、「アミン」。 今日聖神の恩寵は我等を聚めたり、我等皆爾の十字架を執りて言ふ、主の名に因りて來る者

    は崇め讃めらる、至高きに「オサンナ」。

    →通常部分 P13「シメオンの祝文」へ戻る

    「聖三祝文」「至聖三者」「天主経」

    司祭 けだし

    蓋国と権能と光栄は爾父と子と聖神°に帰す、今もいつ

    何時も世世に、 (詠) 「アミン」 (アミンに続いて)

    祭-5 祭日のトロパリ ハリストス神よ、爾は己の苦の前に一般の復活を信ぜしめて、ラザリを死より起し給へり。故に我等も童

    子の如く勝利の徽號を執りて、爾死の勝利者に呼ぶ、至高きに「オサンナ」。主の名に因りて來る者は崇

    め讃めらる。

    「光栄は」に続いてトロパリ1を繰り返す。

    ハリス トス

    よ、

    爾は己の

    く る苦 しみ

    一般の復活を 信

    しめて

    ラザリを死より 起こした

    まえ

    故に 我

    勝利のしるしを

    取り

    爾 死の

    に 呼

    かきに

    サン

    主の名に由りて来る者は 崇め讃め

  • 「今も」に続いてトロパリ2を1回、第四調、

    ハリストス我が神よ、我等は洗を以て爾と偕に葬られて、爾の復活に由りて不死の生命を得て、歌頌

    して呼ぶ、至高きに「オサンナ」、主の名に由りて來る者は崇め讃めらる。一次。

    →通常部分 P14「願わくは主の名は崇めほめられ・・・・」へ戻る。

    早課六段の聖詠、大連祷に続いて

    祭-6 主は神なり、祭日トロパリ 「主は神なり」に三讃詞、第一調、(晩課の終わりと同じ)

    ハリストス神よ、爾は己の苦の前に一般の復活を信ぜしめて、ラザリを死より起し給へり。故に我等

    も童子の如く勝利の徽號を執りて、爾死の勝利者に呼ぶ、至高きに「オサンナ」。主の名に因りて來

    る者は崇め讃めらる。二次。

    又讃詞、第四調、

    ハリストス我が神よ、我等は洗を以て爾と偕に葬られて、

    爾の復活に由りて不死の生命を得て、歌頌して呼ぶ、

    至高きに「オサンナ」、主の名に由りて來る者は崇め讃めらる。一次。

    S トロパリ4調ハリストス 我が

    かみ

    #よ

    我等は洗を以て爾とともに

    ら れ

    爾の復活に

    より

    #て

    不死の 生命を 得て 歌頌して

    至高きに オ

    -ン

    #ナ

    主の名に由りて来たる者は崇め

    讃めら

    ハリス トス

    よ、

    爾は己の

    く る苦 しみ

    一般の復活を 信

    しめて

    ラザリを死より 起こした

    まえ

    故に 我

    勝利のしるしを

    取り

  • ♪光栄は父と子と聖神に帰す今も何時も世々にアミン

    トロパリ2

    →通常部分へ戻る P17【ポリエレイ】へ

    <ポリエレイ後のセダレン省略> ポリエレイに続いて

    祭-7【讃歌】(讃歌はロシア系のみの伝統なので祭日経には出ていない。▽連接歌集 P342) ※炉儀が終わるまで繰り返す。3 回とは限らない。連接歌集には下記の句を挿入し、最後にアリルイヤを歌うように指示

    がある。

    爾 死の

    に 呼

    かきに

    サン

    主の名に由りて来る者は 崇め讃め

    S トロパリ4調ハリストス 我が

    かみ

    #よ

    我等は洗を以て爾とともに

    ら れ

    爾の復活に

    より

    #て

    不死の 生命を 得て 歌頌して

    至高きに オ

    -ン

    #ナ

    主の名に由りて来たる者は崇め

    讃めら

    讃歌 い

    #た

    もう

    ハリス

    トス

    よ、

    なんじ

    讃 揚

    れ ら

    なん

    じ に

    #ぶ

    サン

    主の名に

    って

    たる 者

    崇め 讃め

  • 右、主我が神よ、爾の名は何ぞ全地に大なる。 左、爾の光榮は諸天に超ゆ。 右、爾は嬰児と、哺乳者との口より讃美を備へたり。 光榮、今も、「アリルイヤ」、三次。

    →通常部分 P18 へ戻る 【小連祷】【アンティフォン】4調

    祭-8 提綱、第四調。 [提綱、第四調]

    なんじ

    爾 はおさなご

    嬰兒とちのみご

    哺乳者とのくち

    口よりさんび

    讃美をそな

    備へたり。句、しゅ

    主わ

    我がかみ

    神よ、なんじ

    爾 のな

    名はなん

    何ぞぜんち

    全地におおい

    大 なる。

    【福音の読み】

    輔祭 主に祷らん、

    (詠) 主、憐れめよ

    司祭 (高声)蓋我が神や、爾は聖にして聖なる者の中に居る、我等光栄を爾父と子と聖神に献ず、

    今も何時も世世に、

    (詠)「アミン」

    輔祭 凡そ呼吸ある者は主を讃め揚げよ、

    (詠) 凡そ呼吸ある者は主を讃め揚げよ、

    輔祭 (句) 神を其聖所に讃め揚げよ、彼を其有力の穹蒼に讃め揚げよ、

    (詠) 凡そ呼吸ある者は主を讃め揚げよ、

    輔祭 凡そ呼吸ある者は

    (詠) 主を讃め揚げよ、

    輔祭 我等に聖福音経を聴くを賜うを主・神に祷らん、

    (詠) 主憐めよ、3次

    輔祭 睿智粛みて立て、聖福音経を聴くベし、

    司祭 衆人に平安、

    (詠) 爾の神にも、

    司祭 ルカ伝の聖福音経の読み、

    (詠)主や、光栄は爾に帰す、光栄は爾に帰す、

    輔祭 謹みて聴くべし

    福音經はマトフェイ八十三端。

    彼の時イイスス イエルサリムに近づき、橄欖山に邇く、ワィファギヤに來りて、★

    1イエルサリムに近づき、橄欖山に邇く、ワィファギヤに來りし時、イイスス★二人の門徒を遣して、2之

    に謂へり、爾等の前なる村に往け、直に緊ぎたる牝驢及び之と偕に在る小驢に遇はん、之を解きて、我

    ポロキメンなん

    幼子と乳飲み子の口よ

  • に牽き來れ。3若し爾等を詰る者あらば、主之を需むと言へ、然らば直に之を遣さん。4此れ皆成りしは、

    預言者を以て言はれし事に應ふを致す、曰く、5シオンの女に告げて云へ、視よ、爾の王は温柔にして、

    牝驢及び重任を負ふ者の子なる小驢に乘りて、爾に臨むと。6門徒往きてイイススの命ぜし如く行ひ、7

    牝驢及び小驢を牽き來りて、己の衣を其上に置き、彼其上に乘れり。8衆くの民は己の衣を途に布き、他

    の者は樹の枝を伐りて途に布けり。9且前に行き後に從ふ民は呼びて曰ヘり、ダワィドの子に「オサンナ」、

    主の名に因りて來る者は祝福せらる、至高きに「オサンナ」。10彼がイエルサリムに入りし時、城擧り

    て騒ちて曰へり、此れ誰ぞや。11民曰へり、此れイイスス、ガリレヤのナザレトの預言者なり。イイス

    ス神の殿に入りて、其中に貿易する者を悉く逐ひ出し、兌錢する者の案と鴿を鬻ぐ者の椅とを倒して、1

    3彼等に謂へり、我が家は祈祷の家と稱へられんと録されたるに、爾等之を盗賊の巣窟と爲せり。14瞽者

    及び跛者殿に於て彼に就きたれば、彼之を醫せり。15司祭諸長と學士等とは、其行ひし奇蹟を見、又童

    子等が殿に呼びて、ダワィドの子に「オサンナ」と云ふを見て、憤りて16彼に謂へり、爾此の輩の言ふ

    所を聞くか。イイスス彼等に謂ふ、然り、爾等未だ、爾は、嬰兒と哺乳兒との口より讃美を備へたりと、

    云へるを讀まざりしか。17遂に彼等を離れて、城の外に出で、ワィファニヤに至りて、彼處に宿れり。

    祭-9 福音後のスティヒラ (交替で祝福を受けに行く) 「ハリストスの復活を見て」を歌はずして直に第五十聖詠を誦す。

    →通常部分 P18 へ戻る 【第 50 聖詠誦読】

    <枝の祝福>司祭香爐を軌りて、枝の四周に十字形に爐儀を行ひて、之を祝福する祝文を誦す。

    輔祭、主に禱らん。 詠隊、主憐めよ。

    司祭祝文 ヘルワィムに坐する主、我等の神よ、爾は己の子、我が主イイススハリストスの能力を顯し給へり、彼が

    其十字架と、葬と、復活とを以て世界を救はん爲なり。彼今イェルサリムに自由なる苦の爲に來りし者を、幽暗と死

    の蔭とに坐する民は、復活の徽號なる樹の枝と椶櫚の梢とを執りて、復活を示して迎へたり。主宰よ、爾親ら、我等

    も之に效ひて、此の祭の前日に手に樹の枝と梢とを執る者を顧みて護り給へ、彼の民と諸子とが爾に「オサンナ」を

    奉りし如く、我等も同じく詩賦と屬神の歌頌とを爾に奉りて、生を施す三日目の復活に至らん爲なり、ハリストスイ

    イスス我等の主に因りてなり。爾は彼と、至聖至善にして生を施す爾の神と偕に崇め讃めらる、今も何時も世世に、

    「アミン」。衆が福音經に接吻する時、司祭之に枝を分予す。

    50聖詠に続いて

  • 続いて「爾の大いなる憐れみによって」

    →通常部分 P20 へ戻る 【輔祭「神よ、爾の大いなる憐れみによって・・・」と「主憐れめよ」12 回】

    (アミンに続けて)

    光栄

    福音後のスティヒラ

    聖神 に

    今日ハリストスは 若き

    ビファニア

    街に

    異邦民の

    いにしえ

    古の 至と 悪しきかたくな

    頑ななる

    無知

    たまう

    ミン

    くり返す

    今日ハリストスは

  • 祭-10 カノン 高聲の後に規程、イルモス二次、讃詞十二句に。共頌にイルモス、兩詠隊共に。コスマ

    師の作。其冠詞は、「オサンナ」ハリストス、崇め讃めらるる神。第四調。 第一歌頌 イルモス、淵を成す泉は水なき者と現れ、大風にて浪たつ海の底は開かれたり、蓋爾は

    瞬にて之に命じて、選ばれたる民、爾主に凱歌を歌ふ者を救ひ給へり。

    「オサンナ」ハリストス、崇め讃めらるる神

    しゅ

    主よ、なんじ

    爾 はむく

    無垢なるおさなご

    嬰兒とちのみご

    哺乳者とのくち

    口をもっ

    以てなんじ

    爾 のしょぼく

    諸僕のさんび

    讃美をそな

    備へたり、てき

    敵をほろぼ

    滅 し、じゅうじか

    十字架のくるしみ

    苦 をもっ

    以ていにしえ

    古 のアダムのだらく

    堕落をあがな

    贖 ひ、き

    木によ

    縁りてかれ

    彼をふっかつ

    復活せしめて、なんじ

    爾 にかちうた

    凱歌をうた

    歌はしめんため

    爲なり。 光栄は父と子と聖神に帰す、今も何時も世々にアミン

    ハリストスよ、こくしょうしゃ

    克肖者のきょうかい

    敎會はなんじ

    爾 シオンにお

    居るもの

    者にさんび

    讃美をたてまつ

    奉 り、イズライリはなんじ

    爾おのれ

    のぞうせいしゅ

    造成主のため

    爲によろこ

    喜び、やま

    山たるいほうみん

    異邦民、さか

    逆ふもの

    者、こころ

    心 のいし

    石のごと

    如きもの

    者はなんじ

    爾 のかんばせ

    顔 のまえ

    前にたの

    樂しみ

    て、なんじ

    爾しゅ

    主にかちうた

    凱歌をうた

    歌ふ。 第三歌頌 イルモス、イズライリの民は稜の斫られたる堅き石、爾の命に因りて水を流しし者より

    飮めり。ハリストスよ、此の石及び生命は爾なり、爾の上に堅く立てられたる敎會は籲

    ぶ、「オサンナ」、爾來る者は崇め讃めらる。

    イルモス 4調 第1歌頌淵を成す泉は水なき者と あ

    - れ

    大風にて波たつ海の

    底は ひらか

    蓋爾は瞬きにて これに

    選ばれたる民、爾主に凱歌を歌う

  • 「オサンナ」ハリストス、崇め讃めらるる神

    ハリストスよ、じごく

    地獄はなんじ

    爾のめい

    命によ

    由りておのの

    戰きて、よっかめ

    四日目のししゃ

    死者ラザリをし

    死よりはな

    放てり。けだし

    蓋なんじ

    はふっかつ

    復活およ

    及びせいめい

    生命なり、きょうかい

    敎會はなんじ

    爾のうえ

    上にかた

    堅められてよ

    呼ぶ、「オサンナ」、なんじ

    爾きた

    るもの

    者はあが

    崇めほ

    讃めらる。 光栄は父と子と聖神に帰す、今も何時も世々にアミン

    ひとびと

    人人よ、かみ

    神にかな

    合ひてシオンのうち

    中にうた

    歌へ、いのり

    禱 をイエルサリムのうち

    中にハリストスにささ

    獻げよ、かれ

    彼はみずか

    親らけん

    權をもっ

    以てこうえい

    光榮のうち

    中にきた

    來りたま

    給ふ。きょうかい

    敎會はかれ

    彼のうえ

    上にかた

    堅められてよ

    呼ぶ、「オサンナ」、なんじ

    爾きた

    來るもの

    者はあが

    崇めほ

    讃めらる。

    【小連祷】 <應答歌、省略>

    第四歌頌 イルモス、ハリストス嚴に臨む我が神は、久しからずして、樹蔭繫き山、夫なく産む童

    貞女より來り給はんと、古の預言者は言ふ。故に我等皆籲ばん、主よ、光榮は爾の力に

    歸す。

    第3歌頌イズライリの民は かどの切られたる かた

    爾の命に因りて 水を流しし 者よ

    ハリストスよ、この石及び 生命は

    なん

    - り

    爾の上に堅く立てられた 教会は

    - ぶ

    「オサンナ」爾来る 者は 崇め

  • 「オサンナ」ハリストス、崇め讃めらるる神

    やま

    山とことごと

    悉 くのおか

    陵とはごうたく

    膏澤をもっ

    以てさかん

    盛 なるたのしみ

    樂 をしたた

    滴 らすべし、はやし

    林 のしょぼく

    諸木はま

    舞ふべし。しょみん

    諸民は

    ハリストスをあが

    崇めほ

    讃めよ、しゅうじん

    衆人はよろこ

    喜びてかれ

    彼によ

    呼べ、しゅ

    主よ、こうえい

    光榮はなんじ

    爾 のちから

    力 にき

    歸す。 「オサンナ」ハリストス、崇め讃めらるる神

    世よ

    世におう

    王たるしゅ

    主はけん

    權りょく

    力 をお

    佩びてきた

    來らん、シオンにおい

    於てその

    其かれい

    華麗とこうえい

    光榮とのおごそか

    嚴 なることたぐい

    なし。ゆえ

    故にわれら

    我等みな

    皆よ

    呼ぶ、しゅ

    主よ、こうえい

    光榮はなんじ

    爾 のちから

    力 にき

    歸す。 光栄は父と子と聖神に帰す、今も何時も世々にアミン

    ゆび

    指じゃく

    尺 をもっ

    以ててん

    天をはか

    度り、て

    手をもっ

    以てち

    地をはか

    度るしゅ

    主はきた

    來りたま

    給へり。けだし

    蓋かれ

    彼はシオンをえら

    選びて、その

    其うち

    にお

    居りかつ

    且おう

    王たるをよみ

    嘉し、しん

    信をもっ

    以て、しゅ

    主よ、こうえい

    光榮はなんじ

    爾 のちから

    力 にき

    歸すとよ

    呼ぶひとびと

    人人をいつく

    愛 しみたま

    給へ

    り。 第五歌頌 イルモス、シオンに福音する者よ、山に登れ、イェルサリムに傳ふる者よ、強き聲を揚げよ、神の城

    邑よ、光榮の事は爾に於て告げられたり、イズライリには平安、異邦人には救なり。

    第4歌頌ハリストス厳かに望む 我

    久しからずして

    木陰 繁

    夫なく産む童貞女より来たり給わんと

    いにしえ古の

    預言者は

    - う

    故に我等 み

    ばん

    主よ光栄爾の ち

    第5歌頌 シオンに福音する者よ や

    イエルサリムに

    伝ふる者よ、強き声を

    あげ

    - よ

    光栄 の

    なんじ

    爾において

    告げられ

  • 「オサンナ」ハリストス、崇め讃めらるる神

    いた

    至たか

    高きにヘルワィムにざ

    坐して、ひく

    卑きをのぞ

    瞰むかみ

    神は、みずか

    親らけん

    權をもっ

    以てこうえい

    光榮のうち

    中にきた

    來りたま

    給ふ、ばんゆう

    萬有

    はかれ

    彼のしんせい

    神聖なるさんび

    讃美にみ

    滿てられん、イズライリにはへいあん

    平安、いほうじん

    異邦人にはすくい

    救 なり。 光栄は父と子と聖神に帰す、今も何時も世々にアミン

    かみ

    神のシオン、せい

    聖なるやま

    山およ

    及びイェルサリムよ、なんじ

    爾 のめ

    目をあ

    擧げてまわり

    四周にそそ

    注ぎ、なんじ

    爾 にあつ

    集まり

    たるなんじ

    爾 のしょし

    諸子をみ

    見よ、けだし

    蓋かれら

    彼等はなんじ

    爾 のおう

    王にふくはい

    伏拜せんため

    爲にとお

    遠くよりきた

    來れり、イズライリに

    はへいあん

    平安、いほうじん

    異邦人にはすくい

    救 なり。 第六歌頌 イルモス、義人等の靈は喜びて籲べり、今新なる約は世界に立てらる、人人は神聖なる血を注ぐに藉

    りて新にせらるべし。

    「オサンナ」ハリストス、崇め讃めらるる神

    イズライリよ、かみ

    神のくに

    國をう

    受けよ、くらやみ

    幽暗のうち

    中にお

    居るもの

    者はおおい

    大 なるひかり

    光 をみ

    見るべし、ひと

    人ひと

    人はしんせい

    神聖

    なるち

    血をそそ

    注ぐによ

    藉りてあらた

    新 にせらるべし。 光栄は父と子と聖神に帰す、今も何時も世々にアミン

    シオンよ、なんじ

    爾 のとりこ

    俘囚をと

    釋きてゆる

    赦し、むち

    無知のみず

    水なきあな

    坎よりいだ

    出せ、ひとびと

    人人はしんせい

    神聖なるち

    血をそそ

    注ぐ

    によ

    藉りてあらた

    新 にせらるべし。

    【小連祷】

    小讃詞、自調、第六調。 てん

    天にはほうざ

    寶座に、ち

    地にはわかきうさぎうま

    小驢 にの

    乘せらるるハリストスかみ

    神よ、なんじ

    爾 はしょてんし

    諸天使のさんび

    讃美、しょし

    諸子のかしょう

    歌頌をう

    受けたま

    給へり。かれら

    彼等なんじ

    爾 によ

    呼べり、アダムをよ

    喚びおこ

    起さんため

    爲にきた

    來るしゅ

    主よ、なんじ

    爾 はあが

    崇めほ

    讃め

    らる。

    イズライリ には

    異邦人には

    第6歌頌 義人らの霊は 喜びて

    今新たなる約は

    世界に 立 て

    人々は神聖なる 血を

    新たに せら

  • 同讃詞 ふし

    不死なるハリストスよ、なんじ

    爾がじごく

    地獄をしば

    縛り、し

    死をころ

    殺し、せかい

    世界をふっかつ

    復活せしめしによ

    因りて、こんにち

    今日おさなご

    嬰兒はえだ

    枝をと

    執り、なんじ

    爾をしょうりしゃ

    勝利者とさんび

    讃美して、なんじ

    爾によ

    呼べり、ダワィドのこ

    子に「オサンナ」。けだし

    蓋い

    言へり、これ

    是よりすで

    已におさなご

    嬰兒ら

    等はマリヤのおさなご

    嬰兒のため

    爲にころ

    殺されざらん、すなわち

    卽なんじ

    爾はひとり

    獨ことごと

    悉 くのおさなご

    嬰兒およ

    及びおきな

    老翁のため

    爲にじゅうじか

    十字架にてい

    釘せられん、すで

    已につるぎ

    劍はわれら

    我等におよ

    及ばざらん、けだし

    蓋なんじ

    爾のわき

    脅はほこ

    戈をもっ

    以てさ

    刺されん。ゆえ

    故にわれら

    我等よろこ

    喜びてい

    云ふ、アダムをよ

    喚びおこ

    起さ

    んため

    爲にきた

    來るしゅ

    主よ、なんじ

    爾はあが

    崇めほ

    讃めらる。

    第七歌頌 イルモス、火の中に爾がアウラアムの少者を救ひ、義の審判を被れるハルデヤ人を滅し

    し讃美たる主、我が先祖の神よ、爾は崇め讃めらる。

    「オサンナ」ハリストス、崇め讃めらるる神 ひとびと

    人人はふくはい

    伏拜して、もんと

    門徒ととも

    偕によろこ

    喜びて、えだ

    枝をと

    執りて、ダワィドのこ

    子に「オサンナ」をよ

    呼べ

    り、さんび

    讃美たるしゅ

    主、わ

    我がせんぞ

    先祖のかみ

    神よ、なんじ

    爾 はあが

    崇めほ

    讃めらる。 「オサンナ」ハリストス、崇め讃めらるる神

    イズライリみん

    民およ

    及びしょてんし

    諸天使のおう

    王よ、あく

    惡にあずか

    與らざるたいすう

    大數、なお

    尚おさなご

    嬰兒たるせい

    性はかみ

    神にかな

    適ひてなんじ

    爾 をうた

    へり、さんび

    讃美たるしゅ

    主、わ

    我がせんぞ

    先祖のかみ

    神よ、なんじ

    爾 はあが

    崇めほ

    讃めらる。 光栄は父と子と聖神に帰す、今も何時も世々にアミン

    ハリストスよ、ひとびと

    人人のたいすう

    大數はこずえ

    梢 とえだ

    枝とをもっ

    以てなんじ

    爾 をしゅくさん

    祝讃してよ

    呼べり、のぞ

    臨みたるよ

    世よ

    世のおう

    王はあが

    崇めほ

    讃めらる、さんび

    讃美たるしゅ

    主、わ

    我がせんぞ

    先祖のかみ

    神よ、なんじ

    爾 はあが

    崇めほ

    讃めらる。 第八歌頌

    イルモス、イェルサリムよ、樂しめ、シオンを愛する者よ、祝へ、蓋世世の王たる萬軍の主は來給へ

    り、全地は其顔の前に敬みて籲ぶべし、主の悉くの造物は主を崇め讃めよ。

    第7歌頌 火

    爾がアウラアムの 少者を

    爾の義の審判を被れるハルデア人をほ

    我が

    先 祖

    爾 は 崇め 讃

  • 「オサンナ」ハリストス、崇め讃めらるる神

    シオンよ、なんじ

    爾のおう

    王ハリストスはわかきうさぎうま

    小驢 にの

    乘りてのぞ

    臨めり、けだし

    蓋むち

    無知なるぐうぞう

    偶像のまよい

    迷をやぶ

    破り、しょ

    諸いほうみん

    異邦民のとど

    遏めがた

    難きあれ

    奔騰をせい

    制せんため

    爲にき

    來たま

    給へり、かれら

    彼等がうた

    歌はんため

    爲なり、しゅ

    主のことごと

    くのぞうぶつ

    造物はしゅ

    主をあが

    崇めほ

    讃めよ 「オサンナ」ハリストス、崇め讃めらるる神

    シオンよ、おおい

    大によろこ

    喜べ、なんじ

    爾のかみ

    神ハリストスはおう

    王とな

    爲りてよ

    世よ

    世にいた

    迄らん。しる

    録されしごと

    如く、かれ

    彼おんじゅう

    温柔

    にしてすくい

    救をほどこ

    施すぎ

    義なるわ

    我がしょくざいしゅ

    贖罪主はわかきうさぎうま

    小驢 にの

    乘りて、しょてき

    諸敵のうま

    馬のごと

    如きあれ

    奔騰をせい

    制せんため

    爲にき

    來たま

    給へり、けだし

    蓋かれら

    彼等はよ

    呼ばず、しゅ

    主のことごと

    悉 くのぞうぶつ

    造物はしゅ

    主をあが

    崇めほ

    讃めよ。 光栄は父と子と聖神に帰す、今も何時も世々にアミン さか

    逆ふもの

    者のほう

    法にもと

    悖るかい

    會はしんせい

    神聖なるおり

    牢よりお

    遂はる、けだし

    蓋かみ

    神のきとう

    祈禱のいえ

    家をとうぞく

    盗賊のそうくつ

    巣窟とな

    爲して、しょくざいしゅ

    贖罪主をこころ

    心 よりとお

    遠ざけたり。われら

    我等かれ

    彼によ

    呼ぶ、しゅ

    主のことごと

    悉 くのぞうぶつ

    造物はしゅ

    主をあが

    崇めほ

    讃めよ。 「ヘルワィムより尊く」を歌はず。 第九歌頌

    イルモス、主は神なり、我等に臨めり、祭を爲し、來り樂しみて、ハリストスを讃め揚げ、棕櫚の枝

    を執りて、歌ひて籲ばん、主我が救世主の名に因りて來る者は崇め讃めらる。

    第8歌頌 イエルサリムよ、た

    し-

    シオンを 愛する も の

    よ、

    蓋し世々の王たる万軍の主は 来たり

    主の 悉くの

    めよ

    第9歌頌と附唱主は神なり、我等に の

    - り

    祭をなし、来たり

    し み

    ハリストスを 讃

  • 「オサンナ」ハリストス、崇め讃めらるる神 しょみん

    諸民なんす

    何爲れぞさわ

    騒ぎ、がくし

    學士としさい

    司祭ら

    等とはなんす

    何爲れぞいたづら

    徒 にはか

    謀りたる、なんじら

    爾等はしょし

    諸子がこずえ

    梢とえだ

    枝とをと

    りて、うた

    歌をもっ

    以て、しゅ

    主わ

    我がきゅうせいしゅ

    救世主のな

    名によ

    因りてきた

    來るもの

    者はあが

    崇めほ

    讃めらるとよ

    呼ぶところ

    所のもの

    者はこ

    此れたれ

    誰ぞ

    とい

    云ふ。 「オサンナ」ハリストス、崇め讃めらるる神 こ

    此れわれら

    我等のかみ

    神なり、かれ

    彼とひと

    侔しきもの

    者なし、かれ

    彼はおよそ

    凡のぎ

    義なるみち

    途をひら

    啓きて、あい

    愛せしところ

    所のイズライ

    リにあた

    與へ、その

    其のち

    後あらわ

    現れてひとびと

    人人ととも

    偕にお

    居りたま

    給へり。しゅ

    主わ

    我がきゅうせいしゅ

    救世主のな

    名によ

    因りてきた

    來るもの

    者はあが

    崇めほ

    讃め

    らる。 光栄は父と子と聖神に帰す、今も何時も世々にアミン ふじゅん

    不順なるひとびと

    人人よ、なん

    何ぞいざない

    誘惑のみち

    途をなんじら

    爾等のかたわら

    側 にお

    置きたる、なんじら

    爾等のあし

    足はしゅさい

    主宰のち

    血をなが

    流すにと

    し、しか

    然れどもかれ

    彼かならず

    必ふっかつ

    復活して、よ

    呼ぶもの

    者をすく

    救はん、しゅ

    主わ

    我がきゅうせいしゅ

    救世主のな

    名によ

    因りてきた

    來るもの

    者はあが

    崇めほ

    讃めらる。 【小連祷】 輔祭 我等安和にして主に祷らん、 (詠)主 憐れめよ 輔祭 上より降る安和と我等が 霊

    たましい

    の救いの為に主に祷らん、 (詠)主 憐れめよ 輔祭 至聖至潔にして至りて讃美たる我等の光栄の女宰・生神女

    しょうしんじょ

    ・永貞童女マリヤと、諸聖人とを記

    憶して、我等己の身及び互に各の身を以て、并に 悉ことごと

    くの我等の生命い の ち

    を以て、ハリストス神に委

    託せん、 (詠)主 爾に 司祭 (高声)蓋天の衆軍爾を讃揚す、我等も光栄は爾父と子と聖神に献ず、今も何時も世世に、 (詠)「アミン」 ※光耀歌を歌はずして、直に主我等の神は聖なり、三次、第四調に依りて歌ふ。

    「主我等の神は聖なり」3回

    シュロの枝をとりて、

    歌いて

    ばん

    主我が救世主の

    名に因りて 来

    崇め 讃

  • 祭 11【讃揚歌とスティヒラ】 【凡そ呼吸ある者】に六句を立てて、自調の讃頌を歌ふ、第四調。

  • →通常部分 P22 に戻る 【大詠頌】を歌う

    大頌栄、「聖なる神」を歌った後

    祭12【祭日トロパリ】

    ハリス トス

    よ、

    爾は己の

    く る苦 しみ

    一般の復活を 信

    しめて

    ラザリを死より 起こした

    まえ

    故に 我

    勝利のしるしを

    取り

    爾 死の

    に 呼

    かきに

    サン

    主の名に由りて来る者は 崇め讃め

  • →通常部分 P27 に戻る

    【重連祷、増連祷】 早課の終わり。発放詞。

    一時課 <一時課の変更箇所は、トロパリコンダクのみ> 【トロパリ】 ハリストス神よ、爾は己の苦の前に一般の復活を信ぜしめて、ラザリを死より起し給へり。故に我等も

    童子の如く勝利の徽號を執りて、爾死の勝利者に呼ぶ、至高きに「オサンナ」。主の名に因りて來る者は

    崇め讃めらる。

    【コンダク】第六調。

    天には寶座に、地には 小 驢わかきうさぎうま

    に乘せらるるハリストス神よ、爾は諸天使の讃美、諸子の歌頌を受

    け給へり。彼等爾に呼べり、アダムを喚び起さん爲に來る主よ、爾は崇め讃めらる。

    Palm_Sunday_coverPalm_Sunday_vigil