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社協3 はじめに 栃木県社会福祉協議会では、とちぎ社協コミュニティワーク研究会との共同により、これまで 社協コミュニティワーカーさぽーと・ぶっく「黒子読本」「黒子読本2」「黒子副読本」を発行し

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Page 1: 社協3 はじめに 栃木県社会福祉協議会では、とちぎ社協コミュニティワーク研究会との共同により、これまで 社協コミュニティワーカーさぽーと・ぶっく「黒子読本」「黒子読本2」「黒子副読本」を発行し
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社協コミュニティワーカーたる者自らの“使命”を果たすべし。

K U R O K O D O K U H O N 3

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この本における『黒子読本』とは、加山弾監修、栃木県社会福祉協議会、とちぎ社協コミュニティワーク研究会(2009)『社協コミュニティワーカー さぽーと・ぶっく 黒子読本』社会福祉法人栃木県社会福祉協議会 のことをいいます。また、『黒子読本2』とは、永田祐監修・著、栃木県社会福祉協議会、とちぎ社協コミュニティワーク研究会(2011)『社協コミュニティワーカー さぽーと・ぶっく 黒子読本2』社会福祉法人栃木県社会福祉協議会 のことをいいます。なお、この本はHPにて、公開されています。(http://www.tochigikenshakyo.jp/syakyo/kuroko-dokuhon.html)

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はじめに

 栃木県社会福祉協議会では、とちぎ社協コミュニティワーク研究会との共同により、これまで社協コミュニティワーカーさぽーと・ぶっく「黒子読本」「黒子読本2」「黒子副読本」を発行してきました。また、あわせて黒子読本をテキストとし、2年課程の基礎研修による社協コミュニティワーカーの養成を5年にわたり実施してきました。

 今回の「黒子読本3」は、日々コミュニティワーク実践を行っている社協コミュニティワーカーが、社協が置かれている現状を踏まえたうえで、より科学的根拠や財源確保等々といった点に目を向けたコミュニティワークを実践するためのスキルアップテキストとして作成しました。

 現在、研修の修了者は、日常の業務サイクルにおいて、コミュニティワークを実践していますが、その過程には様々な壁があり、テキストどおりにはいかないことも多く、試行錯誤の連続です。その中でも、とちぎ社協コミュニティワーク研究会の場で、何度も話し合ってきたことは、「コミュニティワークは時間がかかるうえに、説明もしにくい。その必要性を様々な方に理解してもらうにはどうしたらよいか?」ということです。

 まだ、研究途中ではありますが、今回の実践事例検討にあたっては、コミュニティワークの成果やそれによる地域の変化の可視化と、長期的ビジョンの提示を重視しました。多岐にわたる社協の事業の中で、一貫した目標を設定し、プロセスを重視したコミュニティワークを実践することは簡単ではありませんし、財源的にも長期にわたって継続可能な事業ばかりではありません。しかし、組織として長期的ビジョンを内外に提示しながら各々の事業を計画し、実施することが、コミュニティワークの理解につながるのではないかと考えました。

 この本を通して、コミュニティワークの楽しさを再発見していただき、さらなるスキルアップとなれば、また地域へアプローチしていく際の参考にしていただければ幸いです。 最後になりましたが、この本を作成するにあたり、監修並びに執筆をいただいた敬和学園大学の川本健太郎先生、そして、この本の基盤となる前著に御協力いただきました東洋大学の加山弾先生、同志社大学の永田祐先生には、この場をお借りして心より御礼を申し上げます。

とちぎ社協コミュニティワーク研究会社会福祉法人栃木県社会福祉協議会

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目 次                         CONTENTS

9 1 地域福祉は安上がりか?10 2 地域福祉の価値、目標を改めて確認する10 3 どのような「地域社会」を創ることが目標か?11 4 「ささえる」から「ささえあい」へ12 5 地域福祉の基盤づくりに向けて14 6 個別支援と地域支援の関係性の整理16    トピック1 「なぜなぜ分析」が重要

19 1 事例の読み方20 2 取り上げる事例について

3 はじめに

Chapter 1 個別支援とコミュニティワーク

107 終わりに    

101 1 財源の基本的な視点について102 2 財源の多元化とサービス開発の視点            1)非営利モデル事業について

            2)混在モデル事業について

104 3 灯台下暗しから脱却するために105 4 協議体であることの意味を確認する106   トピック2 公的財源と私的財源の境界線

Chapter 3 コミュニティワークを展開するための資源づくり

21 Case Study1 個別支援から地域自立生活支援への展開           (生活困窮者への相談支援)   貧困問題と向き合い「孤」を多様なネットワークで支える地域づくり

37 Case Study2  地域自立生活支援と個別支援の往来           (認知症高齢者の社会参加支援)   認知症になっても活き活きと暮らすことのできる地域支え合いのまちづくり

53 Case Study3  地域自立生活支援と地域支援           (高齢者サロンの質の向上)

   新たな地域の担い手と創るオーダーメイドのつながりの場づくり

69 Case Study4 地域支援と地域自立生活支援の往来           (新旧住民が織りなすコミュニティづくり)   転入者(Iターン)コミュニティが融合する新たな住民自治と地域福祉活動

85 Case Study5 コミュニティワークを展開するための社協組織づくり           (計画と効果的な研修による組織再編)   住民主体の活動を支える社協組織(内部)の支援体制のカタチ

Chapter 2 ケーススタディ

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目 次                         CONTENTS

9 1 地域福祉は安上がりか?10 2 地域福祉の価値、目標を改めて確認する10 3 どのような「地域社会」を創ることが目標か?11 4 「ささえる」から「ささえあい」へ12 5 地域福祉の基盤づくりに向けて14 6 個別支援と地域支援の関係性の整理16    トピック1 「なぜなぜ分析」が重要

19 1 事例の読み方20 2 取り上げる事例について

3 はじめに

Chapter 1 個別支援とコミュニティワーク

107 終わりに    

101 1 財源の基本的な視点について102 2 財源の多元化とサービス開発の視点            1)非営利モデル事業について

            2)混在モデル事業について

104 3 灯台下暗しから脱却するために105 4 協議体であることの意味を確認する106   トピック2 公的財源と私的財源の境界線

Chapter 3 コミュニティワークを展開するための資源づくり

21 Case Study1 個別支援から地域自立生活支援への展開           (生活困窮者への相談支援)   貧困問題と向き合い「孤」を多様なネットワークで支える地域づくり

37 Case Study2  地域自立生活支援と個別支援の往来           (認知症高齢者の社会参加支援)   認知症になっても活き活きと暮らすことのできる地域支え合いのまちづくり

53 Case Study3  地域自立生活支援と地域支援           (高齢者サロンの質の向上)

   新たな地域の担い手と創るオーダーメイドのつながりの場づくり

69 Case Study4 地域支援と地域自立生活支援の往来           (新旧住民が織りなすコミュニティづくり)   転入者(Iターン)コミュニティが融合する新たな住民自治と地域福祉活動

85 Case Study5 コミュニティワークを展開するための社協組織づくり           (計画と効果的な研修による組織再編)   住民主体の活動を支える社協組織(内部)の支援体制のカタチ

Chapter 2 ケーススタディ