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- 2 - 平成29年度事業報告 自 平成29年4月 1日 至 平成30年3月31日 Ⅰ 概況 平成29年度の世界経済は、金融資本市場の変動等リスクが高まっていることに 加え、英国のEU離脱の決定、米国のトランプ政権の政権運営、北朝鮮問題、シリ ア、イスラエル等の中近東問題等の不安定要因がある中で、欧米先進国経済が堅調 に推移したこと、アジアの新興国等において堅調な伸びを示したこと等から、総じ てみれば、世界的に経済成長の勢いが増しているといえる。 一方、国内では、海外経済が回復し、雇用・所得環境の改善が続く中で、輸出や 生産の持ち直しが続くとともに、個人消費や民間設備投資が回復する等穏やかに回 復している。 鶏肉の需給動向に関しては、平成29年度の鶏肉の需要は、牛肉、豚肉価格が高 水準で推移したこともあって、前年度に引き続き堅調に推移した。一方、鶏肉の生 産は、出荷羽数で対前年度比102.0%(主要産地協議会)と見込まれる。 一方、増加基調で推移している鶏肉の輸入については、平成29年度に入っても、 輸出国の旺盛な輸出意欲や国内の底堅い需要を背景に、特に8月以降は前年を大き く上回って推移している。また、鶏肉調製品は、主要輸出国であるタイが引き続き 増加基調にあることに加え、近年減少してきた中国からの輸入が増加に転じたこと から、全体では大きく増加した。 また、増加基調で推移してきた在庫については、上期には前年を下回って推移し たものの、10月以降は輸入の急増もあって、前年を上回って推移している。 平成25年秋以降回復してきた鶏肉の卸売価格は、旺盛な需要に支えられ、引 き続き高水準を維持している。 しかし、食鳥を取り巻く環境は、消費税の再引き上げが予定されている中での個 人消費の動向、世界的な異常気象の頻発や円安の影響による飼料等生産資材価格の 動向、鶏肉輸入の動向等に不透明感がある中で、人材の確保難、施設の老朽化、A

第 47 回- 6 - 平成29 年11 月7 日 (一社)日本食鳥協会 14 ¡ 平成29 年12 月7 日 ウィング愛知 33 ¡ 平成30 年3 月15 日 ホテルメトロポリタン盛岡

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平成29年度事業報告

自 平成29年4月 1日

至 平成30年3月31日

Ⅰ 概況

平成29年度の世界経済は、金融資本市場の変動等リスクが高まっていることに

加え、英国のEU離脱の決定、米国のトランプ政権の政権運営、北朝鮮問題、シリ

ア、イスラエル等の中近東問題等の不安定要因がある中で、欧米先進国経済が堅調

に推移したこと、アジアの新興国等において堅調な伸びを示したこと等から、総じ

てみれば、世界的に経済成長の勢いが増しているといえる。

一方、国内では、海外経済が回復し、雇用・所得環境の改善が続く中で、輸出や

生産の持ち直しが続くとともに、個人消費や民間設備投資が回復する等穏やかに回

復している。

鶏肉の需給動向に関しては、平成29年度の鶏肉の需要は、牛肉、豚肉価格が高

水準で推移したこともあって、前年度に引き続き堅調に推移した。一方、鶏肉の生

産は、出荷羽数で対前年度比102.0%(主要産地協議会)と見込まれる。

一方、増加基調で推移している鶏肉の輸入については、平成29年度に入っても、

輸出国の旺盛な輸出意欲や国内の底堅い需要を背景に、特に8月以降は前年を大き

く上回って推移している。また、鶏肉調製品は、主要輸出国であるタイが引き続き

増加基調にあることに加え、近年減少してきた中国からの輸入が増加に転じたこと

から、全体では大きく増加した。

また、増加基調で推移してきた在庫については、上期には前年を下回って推移し

たものの、10月以降は輸入の急増もあって、前年を上回って推移している。

平成25年秋以降回復してきた鶏肉の卸売価格は、旺盛な需要に支えられ、引

き続き高水準を維持している。

しかし、食鳥を取り巻く環境は、消費税の再引き上げが予定されている中での個

人消費の動向、世界的な異常気象の頻発や円安の影響による飼料等生産資材価格の

動向、鶏肉輸入の動向等に不透明感がある中で、人材の確保難、施設の老朽化、A

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I発生の頻発等多くの課題を抱えており、我が国の食鳥産業は引き続き厳しい環境

下にあるといえる。

一方、国産鶏肉の消費拡大については、平成25年度に作成した、安心でおい

しい国産チキンをコンセプトとした「国産チキンシンボルマーク」の一層の普及定

着を図り、国産チキンの適切な表示と輸入品との差別化を図るとともに、鶏肉の輸

出についても、平成27年1月に設立した「日本畜産物輸出促進協議会鶏肉部会」

を中心に、オールジャパン体制で鶏肉輸出の拡大のための対策を講じた。

(1)家計消費

平成29年度の全国一世帯当たり鶏肉家計消費は、購入数量が16,271g(前

年度比100.1%)、支出金額が15,953円(前年度比104.7%)と、支出

金額はやや増加し、購入数量はわずかに増加した。(総務省統計局全国二人以上の

世帯)

(2)肉用若鶏の処理羽数及び処理重量

平成29年の肉用若鶏の処理羽数は、6億8,510万5千羽、処理重量は20

5万2,065トンで、前年に比べそれぞれ1.1%増、2.1%増といずれもわず

かに増加した。(農林水産省食鳥流通統計調査(平成29年))

平成29年 平成28年 対前年比

羽数

(千羽)

重量

(t)

羽数

(千羽)

重量

(t)

羽数

(%)

重量

(%)

肉 用 若 鶏 685,105 2,052,065 677,332 2,009,269 101.1 102.1

廃 鶏 81,432 143,597 80,984 143,051 100.6 100.4

その他の肉用鶏 5,943 19,237 6,060 19,585 98.1 98.2

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(3)鶏肉輸入量

平成29年度の鶏肉輸入量は、約593千トン(前年度比112.7%)とかな

り大きく増加し、うち、大半を占めるブラジルからの輸入量は434千トン(前年

度比111.8%)とかなり大きく増加し、また、タイからの輸入量は133千ト

ン(前年度比117%)と大幅に増加している。

輸入鶏肉調製品は、タイから輸入が前年度に比べ13.2%増とかなり大きく増

加し、また、中国からの輸入が16.5%増と大幅に増加したため、全体では約4

98千トン(前年度比114.3%)とかなり大きく増加した。

(4)食鳥相場(日本経済新聞社正肉加重平均価格)

品名 \ 項目

H29.4~H30.3

(年度)円/㎏

前年比

円/㎏

も も 肉 620 -10

む ね 肉 320 +60

もも肉+むね肉 940 +50

品名 \ 項目

H29.4~H29.9

(上半期)円/㎏

前年比

円/㎏

H29.10~H30.3

(下半期)円/㎏

前年比

円/㎏

も も 肉 606 +8 635 -27

む ね 肉 326 +82 313 +38

もも肉+むね肉 932 +90 948 +11

平成29年度の平均相場は、「むね肉」が年度を通じて強含みで推移し、「もも肉」

620円/㎏(前年度630円)、「むね肉」320円/㎏(前年度260円)となり、

もも肉価格・むね肉価格の合計は940円/㎏(前年度890円)となった。

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Ⅱ 事業内容

1.補助事業等の実施状況

(1)国産畜産物安心確保等支援事業(緊急時生産流通体制支援事業のうち緊急時鶏

肉処理体制整備等対策事業)

(独)農畜産業振興機構 畜産業振興事業 事業費 5,933千円

補助金 5,933千円

高病原性鳥インフルエンザ等の発生時に、移動制限区域内の食鳥処理場の速やか

な出荷再開が可能となるよう、高病原性鳥インフルエンザ及び低病原性鳥インフル

エンザに関する特定家畜伝染病防疫指針で定める消毒や交差汚染の防止等の再開

要件を満たす体制をあらかじめ整備するとともに、発生時においては食鳥処理場の

早期再開及び処理鶏肉等の流通円滑化を支援するため、全国を区域として次に掲げ

る事業を行った。

この結果、前年度の九州支部、東北支部及び関東支部に引き続き、平成29年度

は、(一社)日本食鳥協会中部支部(平成29年9月1日締結)及び(一社)日本

食鳥協会関西支部(平成29年10月1日締結)において、緊急時に関係者間で連

携して対応するための協定が締結された。

1)緊急時対応に向けた検討会の開催

ア.中央検討会

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29 年 6 月 6 日 東京国際フォーラム 28名

平成 29 年 9 月 5 日 東京国際フォーラム 25名

平成 29 年 11 月 28 日 浜松町東京會館 31名

平成 30 年 3 月 22 日 浜松町東京會館 27名

イ.地域検討会

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29 年 9 月 12 日 大阪食鳥会館 33名

平成 29 年 9 月 27 日 博多サンヒルズホテル 46名

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平成 29 年 11 月 7 日 (一社)日本食鳥協会 14名

平成 29 年 12 月 7 日 ウィング愛知 33名

平成 30 年 3 月 15 日 ホテルメトロポリタン盛岡 30名

2)設備・機器の緊急リース等に対する支援

設備・機器の緊急リース等の申請がなかったため交付はなかった。

(2)国産鶏肉生産量等調査事業

(独)農畜産業振興機構 事業費 4,860千円

受託額 4,860千円

成鶏及び地鶏等の処理羽数及び処理量を月単位で調査集計を行い、毎月の生産動

向を把握し(独)農畜産業振興機構に報告した。

その報告を基に、同機構で鶏肉の国内生産量を算出し公表した。

(3)食肉流通改善合理化支援事業(国産食肉等新需要創出緊急対策事業)

(独)農畜産業振興機構 畜産業振興事業 事業費 15,223千円

補助金 14,299千円

国産鶏肉の新たな商品価値を提案し、普及させることにより、国産鶏肉の需要拡

大を図るために次の事業を行った。

1)商品性創出事業(補助率:定額)

① 国産鶏肉新需要創出緊急対策事業推進協議会の開催

国産鶏肉の新たな商品開発及び消費拡大の方策について多角的な検討をす

るため、生産から販売に至る関係者で組織された協議会を開催した。

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29 年 8 月 4 日 (一社)日本食鳥協会 19名

平成 30 年 3 月 29 日 (一社)日本食鳥協会 14名

② 消費者ニーズに対応した国産鶏肉の品質・規格の調査選定

国産鶏肉に対する消費者ニーズに対応した品質・規格等の調査選定等マーケ

ティングリサーチを行い、それらの結果を「消費者ニーズに対応した国産チキ

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ンの品質・規格の調査報告書」に取りまとめた。

③ 訴求ポイントの科学的検証

ア 国産鶏肉の優位性(メリット)及び消費者ニーズを踏まえた新たな加工品

の開発方針等を検討する会議を開催した。

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29年 9月 14日 (一社)日本食鳥協会 13名

平成 29 年 10 月 24 日 (一社)日本食鳥協会 11名

イ 訴求ポイントの科学的検証

国産チキンの優位性を示すための訴求ポイントを科学的に検証するため、

国産冷蔵鶏肉と長期間凍結した輸入鶏肉との肉質の違いを比較することに

より、「おいしさ」と「保健機能」に関する国産鶏肉の訴求ポイントを説明

できる科学的証拠を定量的に解析し、それらの結果を「国産チキンの優位性

を示すための訴求ポイントの科学的検証報告書」にとりまとめた。また、国

産チキンの優位性訴求ポイント PR パンフレットを作成し、協力店等に配布

した。

④ ニーズに対応した生産出荷体制の確保

ア ニーズに対応した生産体制及び調理法の開発提案検討会を開催した。

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29 年 9 月 11 日 (一社)日本食鳥協会 12名

平成 29 年 10 月 30 日 (一社)日本食鳥協会 12名

平成 29 年 12 月 8 日 (一社)日本食鳥協会 9名

イ 「消費者ニーズに応じた生産体制の確保」について、講演会を実施した。

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 30 年 3 月 6 日 福岡朝日ビル会議室 43名

平成 30 年 3 月 22 日 浜松町東京會館 16名

⑤ 国内外の販路開拓

新たな商品価値に即した国産鶏肉の国内外における販路を開拓するため現地

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調査等を実施し、その結果を「国産チキンの国内外の販路開拓報告書」に取り

まとめた。

また、2)①、②で開発した国産鶏肉の低需要部位を利用した加工品及び調

理品の試作試食会を開催した。

試作試食会 平成30年3月22日 浜松町東京會舘 62名出席

加工品:①地鶏丹波黒どりすき焼き鍋出汁スープ、②はかた地どりのコラー

ゲンスープ、③阿波尾鶏の鶏汁調味料、④鶏もつ燻

調理品:①鶏ささみハム、②鶏ささみとキノコのゼリー寄せ、③鶏むね肉と

じゃがいものグラタン、④鶏むね肉のリエット、⑤鶏レバーコンフ

ィ、⑥鶏レバームース、⑦鶏もも肉のコンフィ、⑧鶏もも肉の香草

パン粉焼き、⑨鶏肉のパテ・ド・カンパーニュ、➉鶏手羽もとの赤

ワイン煮

2)実証事業(補助率:1/2)

鶏肉の低需要部位の新たな商品価値を高めるため、新たな調理方法及び加工

品の開発を実施した。

① 国内外の実需者(小売・外食等)に対する調理法の開発提案

国産鶏肉の低需要部位を使った調理法10品目のレシピを開発し、レシピ集

「国産鶏ものは試し」(4,000部)としてとりまとめ、配付した。

② 国産鶏肉の低需要部位を利用した加工品の試作(4品目)

a 地鶏丹波黒どりすき焼き鍋出汁スープ(㈱ヤマモト)

b はかた地どりのコラーゲンスープ((農)福栄組合)

c 阿波尾鶏の鶏汁調味料(㈱丸本)

d 鶏もつ燻(㈱鳥梅)

(4)大口食肉需要者安定供給支援事業(国産食肉給食利用促進事業)

(独)農畜産業振興機構 畜産業振興事業 事業費 3,761千円

補助金 3,761千円

高齢化社会が進行している状況下において、高齢者向けの給食や介護関係及び

医療関係等の給食を通じて、国産鶏肉の利用促進を図った。

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1)全国協議会の開催

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29 年 9 月 13 日 (一社)日本食鳥協会 12名

2)給食献立の改善・開発

高齢者向け給食献立の開発を行い(6品目)、その成果を「高齢者向け給食料

理集Ⅳ」(2,000部)としてとりまとめ、配付した。

3)国産食肉を用いた給食献立の普及推進

2)で開発した高齢者向け給食献立による料理講習会を開催した。

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 30 年 1 月 22 日 大阪ガスクッキングスクール淀屋橋 36名

平成 30 年 1 月 29 日 東京ガスキッチンランド調布 19名

平成 30 年 2 月 28 日 東邦ガスクッキングサロン今池 32名

平成 30 年 3 月 2 日 西部ガスショールームヒナタ福岡 32名

(5)地鶏銘柄鶏振興緊急対策事業

公益財団法人全国競馬・畜産振興会 事業費25,129千円

助成金20,103千円

生産者間の連携強化による安定的出荷体制の確立、高品質鶏としての特性の解明、

需要者との情報交換の緊密化、料理方法の開発・普及等を実施し、地鶏銘柄鶏の振

興を図った。

1)推進委員会等の開催

① 推進委員会

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 30 年 3 月 5 日 (一社)日本食鳥協会 10名

② 銘柄鶏規格検討専門委員会

専門委員会において、銘柄鶏の新たな規格設定のための検討を行い、3月

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に「銘柄鶏規格検討専門委員会報告書」(200部)に取りまとめた。

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29 年 8 月 28 日 (一社)日本食鳥協会 15名

平成 29 年 11 月 28 日 (一社)日本食鳥協会 15名

平成 29 年 12 月 21 日 (一社)日本食鳥協会 15名

平成 30 年 3 月 8 日 (一社)日本食鳥協会 16名

③ 地域委員会

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29 年 10 月 10 日 阪急梅田本店会議室 10名

また、4月以降、高島屋二子玉川店、東武池袋店、阪急梅田店において地

鶏のリレー販売を実施した。

2)生産流通等実態把握

① 現地調査(奈良、青森、愛媛、宮崎、大分、岐阜)を実施し、「地鶏現地調

査報告書」(100部)に取りまとめた。

② 地鶏銘柄鶏セミナーの開催

関係者間での地鶏銘柄鶏の現状及び課題等に関する情報の共有化を促進

するため、セミナーを開催した。

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29 年 9 月 29 日 岡崎市コンファレンスセンター 約 180 名

3)特性解明

① 化学的評価及び官能評価等により、高品質鶏としての特性の科学的解明を行

い、「地鶏特性解明調査報告書」(200部)に取りまとめた。

② 地鶏銘柄鶏の特性等を紹介するガイドブックの作成

地鶏ガイドブックの最終検討を行い、「全国地鶏銘柄鶏ガイドブック 2017」

(3,000部)を作成し関係機関に配布した。

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・ガイドブック編集委員会の開催

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 30年 3月 26日 (一社)日本食鳥協会 11名

③ 料理方法の開発

・地鶏レシピを開発(10品目)した。

・地鶏レシピ集を作成(2,000部)し、関係機関に配布した。

・レシピチラシを作成(2万部)し、関係機関に配布した。

・ホームページに「地鶏レシピHP」を開設し広く情報提供を行った。

④ フードコミュニケーションプロジェクトシートの作成

講師を沖縄、茨城に派遣し、FCP シートの作成方法等について指導した。

⑤ 生産者と需要者を対象にした地鶏レシピ試食会、商談会の開催

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29 年 11 月 28 日 浜松町東京會館 約 130 名

(6)鶏肉輸出促進関連事業

日本畜産物輸出促進協議会 事業費33,095千円

委託費33,095千円

鶏肉の輸出促進を図るため、日本畜産物輸出促進協議会の委託を受け、現地消費

者への情報発信、鶏肉輸出統一ロゴマークの商標登録及び普及、海外におけるプロ

モーション活動等を実施した。

業務1:日本産畜産物の需要の裾野を広げる取組み

1)畜産物を用いた新たな高級料理市場を開拓

①市場開拓検討会の開催

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 30 年 2 月 21 日 (一社)日本食鳥協会 8名

②料理メニューの開発

香港在住シェフに委託して、香港向けジャパンチキンを使用したレシピ10品

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目を開発し、レシピ集として取りまとめた。

11月7日~8日に「PEC ジャパン2017in 香港」を開催し、開発したメ

ニューの試食会を行った。また、香港で開設している日本食鳥協会ホームページ

で豚肉、鶏卵及び鶏肉が合同で開発したメニューを紹介した。

業務2:海外でのプロモーション活動の強化

2)プロモーション活動の強化

① 海外プロモーション活動企画委員会の開催

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29 年 7 月 20 日 (一社)日本食鳥協会 10名

平成 29 年 11 月 29 日 (一社)日本食鳥協会 8名

② セミナー試食会等の開催

ア 香港の有力ブロガーを招待したセミナー、調理・試食会の開催

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29 年 4 月 12 日 香港(UMAI プレイス) 40 名

併せて、4月13日に UMAI プレイス内にジャパンチキンアンテナショッ

プを開設した。

イ 香港PMQセミナーの開催

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29 年 5/11~12 香港(旧警察厚生施設) 80名

BtoC 方式のイベントでジャパンチキンを紹介した。

ウ 香港ビューティエクスチェンジセミナーの開催

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

29.6/30~7/1 香港(UMAI プレイス) 60名

インターネット情報発信会社ビューティエクスチェンジ者とタイアップし

てセミナー、調理・試食会を開催した。

エ 7月2日~5日にベトナムイベントの事前打ち合わせを行った。

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オ 香港UMAIプレイスセミナーの開催

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29 年 8/17~18 香港(UMAI プレイス) 60名

カ ベトナムホーチミン日本産鶏肉PRイベントの開催

・9月21日~22日オーナーシェフ等対象の BtoB 方式のセミナー、試

食会(ロッテレジェンドホテル、80名参加)

・9月23日~24日大学生対象のセミナー、試食会(VJSC カフェ、

200名参加)

キ ジャパンチキンセミナー2017inHCMの開催(11月15日~16日)

・ベトナム、マグノリアガーデンにおいて、BtoB 方式のセミナー、試食

会(60名参加)

ク 香港天皇誕生日レセプションに参加(12月6日)

・香港領事館主催の外国要人を招いたレセプションに参加した。

ケ 第2回ジャパンチキンセミナー2017inHCMの開催

・2月11日~12日にベトナム、マグノリアガーデンにおいて、11日

はバイヤー対象、12日は学生対象のセミナー、試食会(60名参加)

③ 現地マスコミを活用した PR 活動の実施

香港において、現地の有力ブロガーと契約し、ジャパンチキンに関する情報

を定期的に発信した。

3)輸出先国・地域等のマーケット調査

① 調査企画検討会の開催

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29 年 9 月 5 日 東京国際フォーラム 13名

② マーケット調査の実施

・事前調査については、調査専門会社に委託し、10月から11月にフィリ

ピンを対象に調査を行い、報告書に取りまとめた。

・現地調査については、2月5日~9日に調査員4名をカンボジアに派遣し、

Page 13: 第 47 回- 6 - 平成29 年11 月7 日 (一社)日本食鳥協会 14 ¡ 平成29 年12 月7 日 ウィング愛知 33 ¡ 平成30 年3 月15 日 ホテルメトロポリタン盛岡

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鶏肉の需給状況、流通の実態、販売状況等の調査を行い、2月に報告書を取

りまとめた。

業務3:海外・外国人等への情報発信等の取り組み

1)ロゴマークの登録・維持管理

・香港は、登録完了(2016.10.6)

・ベトナムは、申請完了、審査中

・カンボジアは、申請完了、審査拒否、2017.10月再申請

2)国産畜産物の情報の多言語化

ホームページを充実し、維持管理を行った。

3.当協会の独自事業

(1)国産鶏肉生産動向等情報収集提供事業 事業費 1,733千円

平成19年度から当協会が直接とりまとめをしている「ブロイラー生産・処理動

向調査」を継続実施し、情報提供した。

本事業は当協会生産加工部会61会員(71処理加工工場)の協力を得て、毎月

の生産と今後の生産計画について集計するもので、鶏肉の需給動向を見極めるうえ

での貴重な調査資料である。

(2)国産鶏肉取引規格適正表示等普及推進事業 事業費 2,867千円

国産鶏肉の一層の品質向上を図るため、品質管理者指導養成研修会を全国4ヶ所

で開催した。

開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

平成 29 年 7 月 27 日 ホテルメトロポリタン盛岡 39名

平成 29 年 8 月 1 日 港区立商工会館 24名

平成 29 年 8 月 31 日 大阪食鳥会館 41名

平成 29 年 9 月 8 日 福岡生活衛生食品会館 28名

また、国産鶏肉の円滑かつ適正な取引を推進するため、食鶏取引規格・食鶏小売

規格等について、支部会議及び九州における「国産鶏肉を使った料理講習会」で解

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説を行った。

同料理講習会は「全国鶏肉消費促進協議会」の協力を得て、福岡県、佐賀県、鹿

児島県、山口県において48回実施し、1,371名の参加を得た。

(3)国産チキンまつりの実施概要

平成21年度に定めた「国産とり肉の日」(10月29日)関連イベントとして、

国産チキンまつりを平成29年10月27日(金)~10月29日(日)を全国

統一イベント期間とし、農林水産省の後援と全国鶏肉消費促進協議会及び全国食

鳥肉販売業生活衛生同業組合連合会の協力を得て、「鳥チ ョ ー

うまい 新鮮、安心、国

産チキン」をスローガンに掲げ、全国26都道府県において盛大に実施した。

また、全国の消費者を対象に地鶏肉プレゼントクイズを実施し、応募総数約1

万9千通(アクセス数約4万通)の中から厳正な抽選により100名の当選者を

選び好評のうちに終了した。

各地域での実施概要は次表のとおり

支部(都道府県) 実施日 実施内容

1.東北支部

(1) 北海道 9/2(土)~9/3(日) 「全国丼サミット」参加

11/23(木・祭) 「中札内村第 36 回収穫感謝祭」参加

(2) 青森県 8/26(土)~8/27(日) 畜産フードフェア 2017

(3) 岩手県 9/8(金)~9/10(日) 花巻まつり特産品フェア郷土味自慢コーナー

9/10(日) オヤマ掘り出し市 in 藤沢

9/16(土)~9/17(日) IBCまつり 2017

10/7(土)~10/8(日) 「とり合戦」秋の陣 参加

10/29(日) 「すみた産業まつり」参加

10 月 「岩手とり肉の日」学校給食・鶏肉普及啓蒙

(4) 宮城県 10/23(月)~10/29(日) 会員小売店舗での協賛セール

(5) 福島県 10/7(土)~10/8(日) 「ふくしま復興やきとりまつり」参加

2.関東支部

(1) 栃木県 10/23(月)~10/29(日) 会員小売店舗での協賛セール

12/20(水) 「養護施設のイベント」参加

(2) 群馬県 10/14(土)~10/15(日) 収穫感謝祭 2017

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10/23(月)~10/29(日) 会員小売店舗での協賛セール

(3) 埼玉県 9/17(日) あげお元気祭り

10/23(月)~10/29(日) 会員小売店舗での協賛セール

11/11(土) あげお産業祭り

(4) 東京都 9/13(水)10/18(水) 料理講習会

10/7(土) 「2017 築地秋祭り」で鶏肉加工品販売

10/23(月)~10/29(日) 会員小売店舗での協賛セール

10/24(火) 中華・食鳥肉フェスタ

(5) 神奈川県 10/23(月)~10/29(日) 会員小売店舗での協賛セール

10/16(月)~10/22(日) 会員小売店舗での協賛セール

3.中部支部

(1) 岐阜県 10/23(月)~10/29(日) 会員小売店舗等での協賛セール

(2) 愛知県 10/23(月)~10/29(日) 〃 〃

11/19(日) ふれあい市場まつり

4.関西支部

(1) 京都府 10/23(月)~10/29(日) 国産チキンまつり協賛セール

10/29(日) 「京都SeeLフェア」参加

(2) 大阪府 10/23(月)~10/29(日) 国産チキンまつり協賛セール

10/29(日) 大 阪 市 旭 区 千 林 く ら し エ ー ル 館 ・

国産チキンまつり

(3) 兵庫県 10/25(水)~10/30(月) 国産チキンまつり協賛セール

(4) 広島県 10/23(月)~10/29(日) 〃

(5) 香川県 〃 〃

12/9(土)~12/10(日) 「香川県畜産フェア」参加

(6) 徳島県 9/23(土・祭)~9/24(日) 「四国放送まつり 2017」参加

10/23(月)~10/29(日) 国産チキンまつり協賛セール

5.九州支部

(1) 山口県 11/25(土) 「深川養鶏特別販売会」参加

(2) 福岡県 10/23(月)~10/29(日) 会員小売店舗での協賛セール

11/3(金・祭) 「福岡食肉市場まつり 2017」参加

11/11(土)~11/12(日) 「第 21 回福岡県農林水産まつり」参加

11/14(火 ) 、15(水 ) 、16(木 ) 、

29(水)

料理講習会

11/18(土) 「ふれあいフェスタ・農大秋まつり」参加

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(3) 佐賀県 11/12(日)、H30.2 月 JAさが、JA伊万里農業まつり

10/21(土)~10/22(日) みつせ鶏本舗「がばうま祭り」参加

11/1(水) 「佐賀インターナショナルバルーンフェス

タ」参加

(4) 長崎県 11/25(土)~11/26(日) 「ながさき実り・恵みの感謝祭 2017」参加

(5) 熊本県 10/14(土)~10/15(日) 「きくち秋まつり」参加

(6) 宮崎県 11/19(日) 「健康と食のフェスタ」参加

(7) 鹿児島県 11/25(土)~11/26(日) 「元気もりもり畜産フェア」参加

6.本部

(1) 沖縄県 11/29(水 ) 「うちな~いい肉の日」参加

全国の会員小売店舗等において、全国食鳥肉販売業生活衛生同業組合連合会と連

携し、「揚げておいしい若どりまつり」を 10 月 23 日(月)~10 月 29 日(日)の

同時期に開催した。

(2)食鳥処理加工業技能評価試験の実施概要 事業費 25,861千円

公益財団法人国際研修協力機構、11月の新制度後は外国人技能実習機構と連携

を図り、食鳥処理加工業技能評価試験を実施した。

1)技能評価試験の概況

ア.試 験 回 数 : 365回(初級257回)

イ.受 験 者 数 :1776名(初級1202名)

ウ.国別受験者数

中 国 フィリピン ベトナム インドネシア タイ ミャンマー カンボジア

502名 179名 920名 105名 17名 39名 13名

2)技能評価試験の実施状況

作業名

及びその等級

受験者数

及び回数

再受験者数

及び回数

延べ受験者数

及び回数 最終合格者数

食鳥処理加工業

初級

1202名

257回

0名

0回

1202名

257回 1202名

食鳥処理加工業

中級

1名

1回

0名

0回

1名

1回 1名

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食鳥処理加工業

専門級

573名

107回

0名

0回

573名

107回 572名

平成29年度合計

1776名

365回

0名

0回

1776名

365回 1775名

平成28年度合計

1245名

261回

1名

1回

1246名

262回 1245名

(3)国産鶏肉市場活性化対策事業 事業費 9,351千円

国産鶏肉の消費の拡大に資するため平成29年度は平成25年度に作成した安

心でおいしい国産チキンをコンセプトとした「国産チキンシンボルマーク」の一層

の普及定着と活用を図ることを重点に事業を推進した。

1)実行委員会の開催

会 議 \ 項 目 開 催 日 開 催 場 所

第 1 回実行委員会 平成 29 年 6 月 7 日 (一社)日本食鳥協会

第 2 回実行委員会 平成 29 年 9 月 6 日 (一社)日本食鳥協会

第 3 回実行委員会 平成 29 年 11 月 29 日 (一社)日本食鳥協会

第 4 回実行委員会 平成 30 年 3 月 23 日 (一社)日本食鳥協会

2)国産チキンシンボルマーク新聞広告掲載等

全国食鳥新聞に年12回広告掲載

鶏卵肉情報の平成29年9月25日号に広告掲載

3)国産チキンシンボルマーク浸透度調査の実施

4)平成29年度感謝状贈呈式の開催

平成29年10月27日に浜松町東京會館において、㈱鳥貴族及び㈱知識経

営研究所に対して国産鶏肉の消費拡大の感謝状を贈呈した。併せて「人材育成

の現場から」と題するセミナーを開催した。

5) ぐるなび総研の1年の世相を最も反映する食を選ぶ 2017 今年の一皿に、

「鶏むね肉料理」が大賞を受賞した。

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6) 平成30年1月、東京伊勢丹で開催した「幸せトリニク ISETAN TORI

FESTIVAL」に会員から4社出店した。

7)販促資材作成等

シンボルマークネクタイ(青) 100本

シンボルマークネクタイ(黄) 50本

シンボルマーク耐久性シール(店舗用) 20,000枚

シンボルマーク耐久性シール(プライス用) 1,000,000枚

シンボルマーク車両用シール小 100枚

シンボルマーク車両用シール中 700枚

シンボルマークオリジナル天然水(ペットボトル) 33,480本

手提げ袋 2,000枚

ピンバッチ金 10個

ピンバッチ銀 10個

ポスター(チキンの豊富な栄養価) 10,000部

ポスター(イミダゾールジペプチドの疲労回復効果の訴求) 10,000部

(4)平成29年度海外食鳥産業視察の実施概要

次のとおり実施した。

ア.実施期間:平成29年9月10日~17日

イ.参加人数:総勢21名

ウ.訪問都市:南アフリカ(ダ―バン、ヨハネスブルク)

エ.主な視察:ダーバン流通市場、ダーバンスーパーマーケット、プレトリア南

アフリカ穀物協会訪問、ヨハネスブルクスーパーマーケット、西ケ

ープ州農務省とミーティング等

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Ⅲ 各部会の事業状況

1.小売部会

店頭小売の流通・販売段階における部会運営委員会を開催し、定期的に情報交換

を行った。

当協会の主催する「国産チキンまつり」に積極的に参加協力する等、消費者に国

産鶏肉の安全安心を訴えるとともに消費拡大に努めた。

運営委員会 開 催 日 開 催 場 所 出席者

第1回 平成 29 年 6 月 6 日 東京国際フォーラム 13名

第2回 平成 29 年 9 月 5 日 東京国際フォーラム 12名

第3回 平成 29 年 11 月 28 日 浜松町東京會館 12名

第4回 平成 30 年 3 月 22 日 浜松町東京會館 12名

2.荷受部会

荷受段階における部会運営委員会を開催し、大消費地を中心とした鶏肉の需給価

格動向について定期的に情報交換と情報提供を行い、鶏肉の流通改善を図るととも

に中長期の需給調整と在庫の適正化に努めた。

運営委員会 開 催 日 開 催 場 所 出席者

第1回 平成 29 年 6 月 6 日 東京国際フォーラム 14名

第2回 平成 29 年 9 月 5 日 東京国際フォーラム 13名

第3回 平成 29 年 11 月 28 日 浜松町東京會館 12名

第4回 平成 30 年 3 月 22 日 浜松町東京會館 12名

3.生産加工部会

緊急時鶏肉処理体制整備等対策事業に係る中央推進委員会及び地域協議会に参

画し、緊急時の鶏肉処理体制整備と食鳥の集出荷を円滑に行うためのネットワーク

を整備した。

生産流通段階における部会運営委員会を開催し、生産コストの低減を図るため、

生産動向について定期的に情報交換を行い国内鶏肉生産の安定と流通改善に努め

た。

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運営委員会 開 催 日 開 催 場 所 出 席 者

第1回 平成 29 年 6 月 6 日 東京国際フォーラム 28名

第2回 平成 29 年 9 月 5 日 東京国際フォーラム 25名

第3回 平成 29 年 11 月 28 日 浜松町東京會館 31名

第4回 平成 30 年 3 月 22 日 浜松町東京會館 27名

当協会が実施した国産鶏肉生産動向等情報収集提供事業と地鶏銘柄鶏生産振興

推進事業に係る生産流通実態調査に協力するとともに、品質管理指導者養成研修会

に参加し、安全で安心な国産鶏肉の安定生産に努めた。

また、主要産地協議会を開催し、食鳥産業を巡る諸課題について協議した。

4.種鶏ふ卵部会

国産鶏肉の需給価格動向と見通し及び輸入鶏肉の需給動向について定期的に情

報交換を行うとともにブロイラー用初生雛不足が見込まれる状況下、適宜、鶏肉及

びブロイラー用ひな需給見通し情報の提供に努めた。

Ⅳ 総会・理事会等の会議開催状況

1.総会の開催

第57回定時総会

(1)開催日時:平成29年6月21日(水)午前10時45分

(2)場 所:浜松町東京會舘「チェリールーム」

(3)出席者数:103名(うち委任状による出席者77名)

(4)議 事

報告事項

(1)平成28年度事業報告に関する件

協議会 開 催 日 開 催 場 所 出席者

第1回 平成 29 年 10 月 5 日 シェラトンホテル(宮崎) 34名

第2回 平成 30 年 4 月 5 日 浜松町東京會舘 22名

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(2)平成29年度事業計画に関する件

(3)平成29年度正味財産増減予算書の件

議 案

第1号議案 平成28年度貸借対照表及び正味財産増減計算書承認の件

第2号議案 公益目的支出計画実施報告書に関する件

第3号議案 平成29年度会費の賦課並びに徴収方法に関する件

第4号議案 平成29年度借入金最高限度額に関する件

第5号議案 理事辞任に伴う理事の選任に関する件

第6号議案 理事・監事の報酬の額及びその支給基準に関する件

2.理事会の開催

(1)第1回理事会

ア.開催日時:平成29年6月7日(水)午前10時

イ.場 所:一般社団法人日本食鳥協会会議室

ウ.出席者数:理事15名、監事2名

エ.議 案

第1号議案 報告に関する事項

(1)各部会運営委員会の協議事項について

(2)各支部の活動状況及び協議事項について

第2号議案 平成57回定時総会の開催の件

第3号議案 平成57回定時総会議案承認の件

(1)平成28年度貸借対照表及び正味財産増減計算書承認の件

(2)公益目的支出計画実施報告書に関する件

(3)平成29年度会費の賦課並びに徴収方法に関する件

(4)平成29年度借入金最高限度に関する件

(5)理事辞任に伴う理事の選任に関する件

(6)理事・監事の報酬の額及びその支給基準に関する件

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(2)第2回理事会

ア.開催日時:平成29年6月21日(水)午後12時

イ.場 所:浜松町東京會館「浜松町東京會舘チェリールーム」

ウ.出席者数:理事17名、監事2名

エ.議 案

第1号議案 副会長選任の件

(3)第3回理事会

ア.開催日時:平成29年9月6日(水)午前10時

イ.場 所:一般社団法人日本食鳥協会会議室

ウ.出席者数:理事16名、監事2名

エ.議 案

第1号議案 報告に関する事項

(1)各部会運営委員会の協議事項について

(2)各支部の活動状況及び協議事項について

(3)補助事業等の概要と実施状況について

ア.緊急時鶏肉処理体制整備等対策事業

イ.国産鶏肉生産量等調査事業

ウ.国産食肉等新需要創出緊急対策事業

エ.国産食肉給食利用促進事業

オ.地鶏銘柄鶏振興緊急対策事業

カ.日本畜産物輸出促進対策事業

(4)当協会の独自事業について

ア.国産鶏肉生産動向等の情報収集提供事業

イ.国産鶏肉安全安心等普及増進事業

ウ.国産鶏肉取引規格適正表示等普及推進事業

エ.2017年度「国産チキンまつり」の開催について

オ.国産鶏肉市場活性化対策事業の取組みについて

カ.海外技能実習生制度について

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キ.2017年度海外食鳥産業視察について

第2号議案 旅費規程及び外国旅費規程の改正について

(4)第4回理事会

ア.開催日時:平成29年11月29日(水)午前10時

イ.場 所:一般社団法人日本食鳥協会会議室

ウ.出席者数:理事14名、監事1名

エ.議 案

第1号議案 報告に関する事項

(1)各部会運営委員会の協議事項について

(2)各支部の活動状況及び協議事項について

(3)補助事業等の概要と実施状況について

ア.緊急時鶏肉処理体制整備等対策事業

イ.国産鶏肉生産量等調査事業

ウ.国産食肉等新需要創出緊急対策事業

エ.国産食肉給食利用促進事業

オ.地鶏銘柄鶏振興緊急対策事業

カ.日本畜産物輸出促進対策事業

(4)当協会の独自事業について

ア.国産鶏肉生産動向等の情報収集提供事業

イ.国産鶏肉安全安心等普及増進事業

ウ.国産鶏肉取引規格適正表示等普及推進事業

エ.2017年度「国産チキンまつり」の開催について

オ.国産鶏肉市場活性化対策事業の取組みについて

カ.平成29年度食鳥処理加工業技能評価試験の実施状況他について

キ.2017年度海外食鳥産業視察報告について

第2号議案 平成29年度上期(9 月期)の事業実績及び進捗状況について

(5)第5回理事会

ア.開催日時:平成30年3月23日(金)午前10時

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イ.場 所:一般社団法人日本食鳥協会会議室

ウ.出席者数:理事13名、監事2名

エ.議 案

第1号議案 報告に関する事項

(1)各部会運営委員会の協議事項について

(2)各支部の活動状況及び協議事項について

(3)補助事業等の概要と実施状況について

ア.緊急時鶏肉処理体制整備等対策事業

イ.国産鶏肉生産量等調査事業

ウ.国産食肉等新需要創出緊急対策事業

エ.国産食肉給食利用促進事業

オ.地鶏銘柄鶏振興緊急対策事業

カ.日本畜産物輸出促進対策事業

(4)当協会の独自事業について

ア.国産鶏肉生産動向等の情報収集提供事業

イ.国産鶏肉安全安心等普及増進事業

ウ.国産鶏肉取引規格適正表示等普及推進事業

エ.2017年度「国産チキンまつり」の開催について

オ.国産鶏肉市場活性化対策事業の取組みについて

カ.平成29年度食鳥処理加工業技能評価試験の実施状況他について

キ.2017年度海外食鳥産業視察について

第2号議案 平成30年度事業計画(案)及び平成30年度正味財産増減予算

書(案)に関する件について

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Ⅴ 会員の異動状況

1.会員の異動状況

部会\項目

会 員 数

期 首 入 会 退 会 期 末

小 売 24 0 1 23

荷 受 51 0 0 51

生産加工 82 1 1 82

種鶏ふ卵 10 0 0 10

合 計 167 1 2 166

注1.小 売:退会(1会員)チキンショップ鶏太

注2.生産加工:入会(1会員)(有)カハノフーズ

退会(1会員)日本ホワイトファーム㈱宮崎事業所

2.賛助会員の異動状況

部会\項目 会 員 数

期 首 入 会 退 会 期 末

インテグレーター 6 0 0 6

機器・薬品他 24 1 1 24

合 計 30 1 1 30

注1.機器・薬品他:入会(1会員)PJ二戸フーズ㈱

退会(1会員)㈱オフィスモリオカ