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第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
市の取り組み ここまでは「市民・事業者の活動」にスポットを当てて紹介してきましたが、ここでは「環境
にやさしい生活」の普及・推進を目的に実施している市の取り組みについて、紹介させていた
だきます。それぞれの事業は主に平成 22 年度に実施した内容について紹介しています。
事業の担当部署:環境対策課
事業の協働・共催団体等:首都圏エネルギー懇談会
事業の概要:首都圏エネルギー懇談会の協力を得て、エネルギーを大切にするにはどのよう
なことに気をつけなければいけないか、
テーマ:「素敵に暮らすヒント」
講 師:草野 満代 氏(キャスター)
日 時:平成 2 3年 2 月 19 日 11:00~12:30
場 所:女性総合センターアイム ホール
来場者数:130 人
内 容:草野さんご自身が体験されたこと、身の上のお話から素敵に暮らすヒントをお
話してもらいました。
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環境講演会
くらしフェスタ講演会 チラシ
第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
事業の担当部署:環境対策課
事業の開始時期:平成 19 年度
事業の概要:快適な環境を守り、育てていくためには、一人ひとりの環境を大切に思う意識
と主体的な行動が必要と言われています。しかし、多くの人は、様々な問題が複
雑に絡み合う今日の環境問題を目の当たりにすると、自分一人では何も変わら
ないような無力感に襲われてしまい、なかなか具体的な行動に結びついていな
いのが現状です。
そこで、市では、環境に配慮した生活を自ら実践するとともに、家族や友人、地
域の方々を巻きこんで、環境の大切さと環境にやさしい生活を広めていただけ
る方の養成を目指し、平成 19 年度より「たちかわエコパートナー講座」を実施
しています。
講座は、基礎編・総合編と2年かけて行い、はじめは、身近な自然に目を向け、
感性や観察力を養うことからスタートします。その後、徐々に様々な知識を身
につけながら、周囲の人に問題意識を投げかけ、行動を促すようなプログラム
づくりを行うなど、環境の大切さや環境にやさしい生活を周囲の人に伝え、広
めていくための方法やスキルを身につけていきます。
2 年間の講座を修了した方は「たちかわエコパートナー」として認定されます。
講座受講生は第 1 期生 22 名、第 2 期生 8 名が認定され、新たに市民団体「た
ちかわエコパートナー」を設立して、地域での活動はもちろん、子ども達への環
境学習の講師や市民交流大学での環境講座の企画参画など、幅広い場所で活躍
をされています。現在、第3期は 1 年間の講座として、たちかわエコパートナー
講座を開催しています。
ホームページアドレス:
http://www.city.tachikawa.lg.jp/cms-sypher/www/info/detail.jsp?id=1694
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第3期生 多摩川で自然観察2011春の楽市で市長より認定されました
たちかわエコパートナー講座
第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
事業の担当部署:環境対策課
事業の開始時期:平成 12 年度より
事業の概要:市役所は営利活動を行う一般的な企業ではありませんが、1,000 人を越える
職員を抱える大規模な事業所であり、多くのエネルギーを使用している大規模
エネルギー消費者でもあります。本市の目指すべき環境像「人と自然を調和さ
せるまち」の実現に向けては、市民・事業者の環境行動の推進と合わせ、それに
先立って市が自ら率先して規範となる行動をとる必要があります。
そこで立川市では、平成 12 年度より本庁舎を中心とした各職場において、独
自の環境マネジメントシステム「エコオフィスプラン 21」のもと、環境負荷削
減の推進を図っています。
「エコオフィスプラン 21」では、職場(各業務フロア)ごとに「省資源」、「省エネ
ルギー」、「ごみ減量・リサイクル」についてそれぞれ推進担当者を配置し、各推
進担当者を中心に、次のような環境配慮行動に職員一人ひとりが取り組んでい
ます。
○省資源(用紙類の使用量削減)
・コピーの際は、なるべく両面コピーを使います。
・各職場に設置してある裏紙用リサイクルスタン
プ、ストック用ボックスを活用し、裏紙利用を
推進しています。
○省エネ(電力の使用量削減)
・温湿度計を用いて室内温度を適正に管理し、冷房運転時28℃、
暖房運転時20℃設定を徹底しています。
・始業前、退庁時、昼休みの基本消灯をしています。
・電気ポット、コーヒーメーカー類の使用を自粛しています。
・OA機器類は使っていないときは、電源をOFFにします。
○ごみ減量・リサイクル(ごみの減量・発生抑制)
・ごみの分別(6分別)を徹底しています。
※ 平成22年 5月の庁舎移転に伴い、新庁舎では3分別に変更しました。業務では発生しにくいビン、缶、ペットボトルのごみ箱を廃止し、個人ごみは持ち帰りとしました。
・古紙分別用ポケット等を活用し、古紙の分別、
リサイクルを徹底しています。
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エコオフィスプラン 21
裏紙用リサイクルスタンプ
裏紙ストック用ボックス
温湿度計
6種類に分けられたごみ箱
古紙分別用ポケット
第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
事業の担当部署:環境対策課
事業の開始時期:平成 19 年度
事業の概要:立川の将来の発展を見据えつつ、環境への影響を最小限に抑えることを目指し
平成 18 年度「立川市地域省エネルギービジョン」を策定しました。
ビジョンでは、短期的目標(2012 年度)と長期的目標(2050 年度)を次のよう
に設定しています。
この目標を達成するための重点施策として、計画推進の起爆剤となるスタート
アップ事業(環境表彰制度など)と6つの分野別施策に順次取り組んでいく
ことを明記しています。
この計画の詳細は、立川市ホームページ内下記アドレスより閲覧できます。
ぜひ、この計画をご覧いただき、それぞれの立場から積極的な省エネ行動に取
り組んでいただけるよう、ご協力をお願いいたします。
なお、20 年度から、スタートアップ事業となる『たちかわ環境賞』を創設しま
した。
20 年度は自薦、他薦をふくめて13の個人・団体から応募がありました。
21 年度は9の団体から応募がありました。22 年度も9の団体から応募があ
りました。
受賞者は、市民代表、学識経験者が参加する立川市環境審議会において選考し、
市長を本部長とする環境保全推進本部で決定しました。
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立川市地域省エネルギービジョンの推進
長期的目標: 2050 年における二酸化炭素排出半減を目指して、継続的な省エネルギー対策を推進する
短期的目標:一人あたりのエネルギー消費量を 10 %削減し、予想される都市の発展が生じた場合においても、2012 年度の立川市のエネルギー使用量を 2003 年度レベルに抑制する
ホームページアドレス:http://www.city.tachikawa.lg.jp/cms-sypher/www/info/detail.jsp?id=1720
第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
たちかわ環境賞の表彰
立川市では、立川市地域省エネルギービジョンのスタートアップ重点施策として、
表彰制度を核として、市民や事業者の皆さんととも地球温暖化防止・省エネルギー活
動を普及、啓発するため「たちかわ環境賞」の表彰を行っています。
市民、市内の学校、学級及び市内の団体及び事業者が行う環境に配慮した優れた取
組みを表彰することで、他の方々へ更なる環境配慮行動の普及、啓発につながること
を目的としています。
○ 大賞はたちかわ水辺の楽校運営協議会です。
水辺の楽校は、多摩川流域を中心とする水辺環境を活用した自然体験・環境教育
を行っています。多摩川源流体験教室(山梨県小菅村での沢登り、笠取山への水干
ハイキング)や水辺の生き物調査(魚・昆虫)、水辺の植物観察、調査、化石鳥・環境
教育のための講座企画や支援活動(農と環境、バイオマスの話、教師のための多摩
川塾)を行い、子どもたちへの環境教育を進める優れた活動です。
○ 準大賞は立川市食器再使用推進協議会です。
食器再使用推進協議会は、イベントで使用されている使い捨て食器の使用を止め、
イベント出店の模擬店に、繰り返し使用可能なポリプロピレン製の食器を貸し出
しています。イベントでのごみ減量と温暖化防止の一助となる活動をしています。
○ 学校賞は高松児童館 緑のカーテンサポート隊・火ばさみ隊です。
高松児童館の緑のカーテンサポート隊は子供たちがゴーヤなどの種まき、苗の植
え付け、草取り、収穫までの活動をしています。また、「火ばさみ隊」は大量の火ば
さみを寄付していただいたことがきっかけで、月例で子どもたちと高松町、曙町
の地域のポイ捨てゴミを拾って歩く活動を始めました。
それぞれ環境教育としてすぐれている活動です。
○ こぶし賞は松中小学校、第四小学校です。
いずれの学校の活動も、子供たちが一生懸命に取り組んでいる様子が伺えるため、
すべての参加校をこぶし賞として表彰いたしました。
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第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
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平成22年度たちかわ環境賞 受賞者のご紹介
第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
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平成22年度たちかわ環境賞 受賞者のご紹介
第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
事業の担当部署:生活安全課消費生活センター係
事業の概要:生活安全課消費生活センター係では市民(一般消費者)を対象に、環境問題
の啓発のための講座やフリーマーケットなどの事業を実施しています。「消費
生活」の切り口から、日々のくらしの中で環境にやさしい行動を起こし、周囲に
も広められる賢い消費者を目指します。毎日のくらしの中から環境にやさしい
生活を進める取り組みを、様々な事業を通じて行っています。ここでは、平成
22 年度に実施した事業について紹介します。
①新聞紙からブローチ作り 実施日:4 月 10 日(土)
会 場:昭和記念公園みどりの文化ゾーン 講 師:立川リフォーム友の会
不用となった「新聞紙」や「種」からブローチを作り、不用になった物の活用方法を学び、ごみ
の減量意識を高めました。
②衣類のリフォーム相談
実施日:4 月、5 月、6 月、7 月、9 月、10 月、11 月、1 月の第 3金曜日
会 場:女性総合センター 講 師:立川リフォーム友の会
講師が、参加者が持参した不用となった衣類を、いきいきとよみがえらすアイデアをアドバ
イスしました。
③ネクタイからコサージュ作り
実施日:6 月 14 日(月)、6 月 28 日(月)
会 場:女性総合センター 講 師:立川リフォーム友の会
不用となったネクタイからコサージュを作り、不用になった物の活用方法を学び、ごみの減
量意識を高めました。
④ゴーヤの苦手な人も喜ぶ!ゴーヤでつくる簡単佃煮
実施日:7 月 12 日(水) 会 場:女性総合センター
講 師:多摩きた生活クラブ生協まち立川
ゴーヤは緑のカーテンによく利用されます。ゴーヤの食べ方を提案し緑のカーテンを紹介す
るとともに、緑のカーテンを通して、環境について考えるきっかけとしました。
⑤布ぞうりを作りましょう
実施日:8 月 30 日(月) 会 場:女性総合センター 講 師:グループ・ベターライフ
不用になった布の活用方法を学び、ごみの減量意識を高めました。
⑥鍋帽子を作りましょう
実施日:10 月 8 日(金) 会 場:女性総合センター 講 師:多摩友の会講習グループ
CO2 や光熱費を削減することができる鍋帽子を作りました。
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消費生活関連事業の実施
第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
⑦ナチュラルクリーニングパート 1
―洗剤のいらない簡単アクリルたわしを編んでみよう(初級編)―
実施日:10 月 25 日(月) 会 場:女性総合センター
講 師:多摩きた生活クラブ生協まち立川
汚れを洗剤を使わずにおとし、水を汚さない「アクリルたわし」を作りました。
⑧ナチュラルクリーニングパート 2 -せっけんの使い方講習会(初心者編)―
実施日:11 月 8 日(月) 会 場:女性総合センター
講 師:多摩きた生活クラブ生協まち立川
せっけんと合成洗剤の違いについて、実験をとおして体験しました。
⑨布ぞうりを作りましょう
実施日:1 月 17 日(月) 会場:女性総合センター 講 師:グループ・ベターライフ
不用になった布の活用方法を学び、ごみの減量意識を高めました。
⑩たちかわフリーマーケット村
実施日:11 月 21 日(日) 会 場:立川競輪場
出店舗数:88 店舗 来場者数 1,500 人
消費者のゴミ減量及びリサイクル意識を啓発するため開催しました。
⑪くらしフェスタ立川講演会 ⇒ 環境講演会のページをご覧ください。
⑫不用品交換情報
受 付:随時 掲示箇所:女性総合センター・総合リサイクルセンター・市ホームページ
資源の有効利用とごみの減量を目的として実施し、72件受付けました(譲ります情報のみ
の掲示)。
⑬おもちゃの病院
日時:年 7回(4月、6 月、8 月、10 月、11 月、12 月、2 月)
会場:女性総合センター(4月、6 月、8 月、10 月、12 月、2 月)
西砂学習館(11 月)
子どもに「物を大切にする心」を育てるとともに、ごみの減量を目的に実施しています。
受付件数は1 6 2件
参加者の環境問題への意識が変わることで、個人の行動を見直すだけでなく家庭や地域に
影響を及ぼしていくと思われます。生活安全課では、参加者が講座などで身につけた知識や
技術を、地域の集まりなどで広めていくことを期待しています。
また、消費者団体がより積極的に活動をできるよう、支援していきたいと考えています。
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第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
事業の名称:環境関連講座 (生涯学習推進センター)
事業の開始時期:平成 3 年度
事業の協働・共催団体等:東京都環境学習リーダー、たちかわエコパートナー
事業の概要:生涯学習推進センターでは、地球温暖化をはじめとする環境問題を身近な問題
として認識してもらうとともに、「環境にやさしい生活」へと生活スタイルを見
直すきっかけとして、環境問題をテーマにしたさまざまな講座等を実施してい
ます。ここでは、平成 22 年度に実施した事業について一部ご紹介します。
① 連続環境講座「世界の環境問題とその周辺」
世界の環境事情を学び、日本の環境事情を考え、より深く環境活動を行う契機にしようと
3回の連続講座を企画しました。「環境先進地」「開発途上国」共通の問題としての「世界の水」
について、学びました。
日程:9 月4日、10 月 9 日、11 月 20 日の土曜日(全 3回)
会場:柴崎学習館 参加者:延べ 54 人
② 講座「ホタル舞う ふるさと」アゲイン!
自然保護団体「立川ホテルの会」の活動の様子を紹介し、生き物の環境を維持することの大
切さを学びました。その日の夜間、富士見町団地内の“たぬき公園”の近所の昭和用水にて
ホタルの観察を行いました。
日程:6 月 5 日(土) 参加者:23 人
会場:柴崎学習館・柴崎町4丁目 柴崎分水
講師:「立川ホタルの会」会長・山本英樹さん
③ 環境体験講座「春野菜を育てよう!」
農家の方から、野菜づくりのお話を聞き、野菜を種から育てました。また収穫した野菜を使
って調理実習をしました。
日程:11 月 27 日、12 月 11 日、3 月12日の土曜日(全 3回)
会場:錦学習館・柴崎体育館裏の畑
講師:東京都環境学習リーダー・山岸さん、加藤さん 参加者:延べ 31 人
今後も企画段階から東京都環境学習リーダーやたちかわエコパートナーの方々と意見交
換し、市民感覚に合致した講座の実施に努めていきたいと思います。
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環境関連講座の実施
第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
事業の名称:子どもグリーンクラブ
事業の開始時期:平成 3 年度
事業の協働・共催団体等:東京都環境学習リーダー
事業の概要:生涯学習推進センターでは、子どもたちに、自然観察・体験などを通して、人と
自然の関わりを楽しみながら学習し、環境保護の大切さを学んでもらおうと「子
どもグリーンクラブ」を実施しています。
小学3年生~6年生、30人を4月に募集して、年間 8回開催。会場は、砂川学習
館ほか。講師は、東京都環境学習リーダー。(財)日本環境協会の「こどもエコク
ラブ」に登録し、アースレンジャーの取得を目指しています。
ここでは、平成 22 年度に実施した事業について紹介します。
身近な問題を取り上げることで、子どものうちから環境に対する意識が芽生えます。毎回
必ず「ふりかえり」を行い、学習の成果を確認するとともに、各自に発見する力・考える力・
表現する力をつけています。
また、学年・学校の違う子どもが集まることで、異年齢間のコミュニケーションを学ぶこ
とができます。卒業生を募ってジュニアサポーターとして参加してもらい、大人と子どもの
パイプ役を担ってもらうほか、保護者を中心としたサポーター制度により、運営の補佐をし
てもらっています。
これからも、企画段階から東京都環境学習リーダーの方々と意見交換し、子どもたちの興
味の幅が広がる講座を展開していきます。
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環境関連講座(子どもグリーンクラブ)の実施
回 内 容
1 楽しく学ぼう、こどもグリーンクラブ~茶摘体験~2 壁新聞作成
3 じゃがいもの収穫体験と落花生の花観察
4 野山北公園の田んぼであそぼう
5 『ごみ』について知ろう!考えよう!
6 落花生とさつまいも収穫体験
7 餅つき体験と鏡餅作り!
8 ふりかえり
第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
事業の担当部署:環境対策課
事業の開始時期:平成 1 6年度
事業の概要:タバコを吸う人と吸わない人の共存を目指す「立川市安全で快適な生
活環境を確保するための喫煙制限条例」を多くの方に知ってもらうため
の啓発活動を実施しました。具体的には、次のようなことに取り組みま
した。
1.キャンペーンの実施…関係団体や事業者などで組織する喫煙マナ
ーアップ実行委員会を中心に実施(市内各駅周辺にて)
2.路面表示など掲示物による啓発…市内全域で歩きタバコとポイ捨
てが禁止であることを示す路面表示シートの設置
(立川駅・立川北駅・立川南駅を除く市内各駅周辺)
3.官公署や事業所へ啓発ポスターの配布
立川駅周辺の特定地区内における歩行喫煙率は、平成 19 年 12 月(条
例施行前)が 2.68%(喫煙者 582 人/通行者 21,741 人)であっ
たのに対して、平成 22 年8月には 0.13%(喫煙者 21 人/通行者
15,662 人)にまで減少しました(共に土曜日実施)。
現在『市内全域歩きタバコとポイ捨て禁止』の周知が課題となっていま
す。今後は、市内各駅周辺で実施するキャンペーンを中心に啓発活動を
進め、誰もが安全且つ快適に生活できる環境づくりに努めてまいりま
す。また、平成 22 年 3 月には、条例策定に携わった市民・関係団体・
事業者・関係団体で構成する生活環境安全確保推進協議会より、条例
見直しに関する提言書が提出され、平成 23 年 9 月から西国立駅周辺
を特定地区に指定することとなりました。
ホームページアドレス:
http://www.city.tachikawa.lg.jp/cms-sypher/www/service/detail.jsp?id=2470
87
喫煙対策事業
第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
事業の担当部署:環境対策課
事業の開始時期:平成21年度
事業の概要:地球温暖化対策を地域から推進するため、市内事業所の多くを占める中
小企業のCO2 排出量削減を促進する各種事業を行っています。
具体的には次のような事業に取り組んでいます。
1.商工会議所と連携して中小企業の CO2 排出量削減に関する普及啓
発や情報提供、セミナーや研修会等を実施し、中小企業のCO2 削減及
び経費削減を推進しています。
2.中小企業がCO2 削減に取り組むきっかけとして、原油換算15 kL
以下の事業所に対して無料省エネ診断を行い、事業所の現在のエネル
ギー使用状況等から、運用改善によるCO2 削減対策や、設備の導入に
よるCO2 削減の提案を行っています。 平成 22 年度 3 事業所
3.省エネルギー診断の設備改善提案に基づいて、中小企業が実施する
施設の省エネ改修に対する補助を行っています。
平成 22 年度補助件数 2件 年間CO2 削減量 17.86t-CO2
中小企業の
CO2削減取り組み例
誘導灯(LED) 照明(LED)
省エネ型空調機 温度設定の奨励
ホームページアドレスhttp://www.city.tachikawa.lg.jp/cms-sypher/www/service/detail.jsp?id=6189
88
中小企業 CO2 排出量削減事業
第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
事業の担当部署:環境対策課
事業の開始時期:平成23年度
事業の概要:市では本庁舎、市民会館、競輪場、清掃工場及び下水処理場の 5 施設(以
下大口需要施設)が電気事業法第 27条の適用を受け、使用最大電力の
15%削減(下水処理場は市民生活に影響を及ぼすため 5%削減)の義
務が課されました。また、その他の市施設(以下小口需要施設)において
は、電力使用量削減のため、前年同月比15%削減を市の目標に「立川市節
電対策基本方針2011」を策定し、夏期の節電対策に取り組みました。
① 執務時間の短縮等
・ ノー残業デーを現行の週1 日(水)から週2 日(水・金)実施へ
・ 午後 7 時以降の時間外勤務を原則禁止し、時間外は朝7時から、または土
日に行う
② 照明
・ 平日午後 5 時 45 分に一斉強制消灯を行う
・ やむを得ず午後7時以降に残業する場合は、点灯必要エリアが最小となる
よう、執務場所を集約して行う
・ 本庁舎職員側通路およびトイレを昼間全消灯
・ 通路・階段等、市民の安全を確保できる範囲内で消灯可能な照明は消す
・ 本庁舎地下駐車場の照明 50%消灯
・ 執務スペースについても 50%の削減を目標に、労働安全衛生上の照度等
に配慮しながら間引き点灯とする
・ 昼休み消灯の徹底(窓口業務中は除く)。
・ ライトアップの消灯
・ 白熱電球の原則使用停止
・ 窓際・出入り口の消灯、廊下の 3/4程度の消灯
・ LED照明を導入
・ 小中学校等の夜間照明の減灯
③ 空調
・ 室温設定 28℃の徹底
・ 本庁舎においては、平日午後 5 時 15 分以降原則運転停止
・ その他施設については、市民利用スペースを除き、定時執務時間終了時に
運転停止
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夏期の節電対策
第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
・ サーバ室等、個別空調機器の適切な温度設定
・ ブラインドの適切な調整やグリーンカーテンの育成
④ OA機器
・ パソコンディスプレイ(液晶パネル等)の輝度を40%に下げる
・ 「省エネモード」機能を活用する
・ 離席時や長時間未使用の場合はシャットダウンする
・ コピー機やプリンター等の稼働台数の削減及び省エネモードの徹底
⑤ エレベーター
・ 運転台数の削減、階段利用の促進。
⑥ ト イ レ
・ 未使用時の消灯徹底(本庁舎以外。本庁舎はすでに使用時のみの点灯)
・ 温水便座、エアータオルの電源OFF
・ 本庁舎だれでもトイレの稼動数削減
⑦ その他の家電機器等
・ 電気ポット、コーヒーメーカー等の原則使用禁止
・ 冷蔵庫の集約化・設定の見直し
・ 給湯器の一部使用制限
・ 自動販売機の一部稼動停止および消灯要請
・ 必要のない電化製品はコンセントを抜く
重要施設は 7 月から 9 月の各月において使用最大電力 15%以上の削減(下水処
理場は 5%以上の削減)を達成いたしました。また、小口需要施設は前年同月比で 7
月は 18%、8 月は 27%、9 月は 27%の削減といずれの月も市の掲げた目標以上の
電力使用量削減を達成しました。
ホームページアドレスhttp://www.city.tachikawa.lg.jp/cms-sypher/www/service/detail.jsp?id=6189
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第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
事業の担当部署:環境対策課
事業の開始時期:平成22年度
事業の概要:平成22年度より始まった、姉妹都市大町市で森林保全をテーマに巣箱
の作成及び設置、伐採木の片づけ等を行い「大自然を体験する」森林保
全体験を目的とした事業です。
<平成 22 年度実施内容>
実施日:平成 22 年 8 月6日(金)7日(土)
参加者:30 名(家族参加4組、小中学生の参加者15名)
内 容:①巣箱の作成
②巣箱の設置 ③遊歩道の整備 ④植樹会
⑤高瀬川TEPCO館と高瀬川ダムの見学
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大町森林保全隊
第2部 市民・事業者の活動と市の取り組み
女性総合センターや地域の学習館が主催する講座の他、平成 19 年度より市民の皆さまの企
画・運営による講座が「市民交流大学」において、様々なテーマで実施されています。これらの
講座は、随時「広報たちかわ」の紙面や立川市ホームページを通じて参加者募集のお知らせを
しています。
環境問題は意識しているけれど、何をしたらいいのかわからないという方、是非一度これらの
講座に参加してみてください。講座の中には、きっとあなたにもできる「環境にやさしい生活」
のヒントが隠されているはずです。
「広報たちかわ」は毎月 10 日と 25 日に発行、各ご家庭のポストに届きます。
立川市ホームページは、
http://www.city.tachikawa.lg.jp/cms-sypher/www/normal_top.jsp
よりご覧いただけます。
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