15
住居学専攻の学修状況 平成28年度 外部評価委員会

住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

  • Upload
    others

  • View
    4

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

住居学専攻の学修状況

平成28年度 外部評価委員会

Page 2: 住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

Ⓟ:計画 住居学専攻のアドミッションポリシー・カリキュラムポリシー・ディプロマポリシー

アドミッションポリシー 本学の教育目標を理解し、使いやすく安全かつ快適な建築・インテリアをデザインするための知識・技術を実践的に身につけ、建築・インテリアのスペシャリストとして社会に貢献したいという意欲のある人を求めます。 カリキュラムポリシー 住居学専攻では、使う人が満足できる建築・インテリアをデザインするための計画力、設計・作図能力、コミュニケーション能力、法規・構造・施工等に関する知識を実践的に育むために、以下のカリキュラムを編成しています。 1.建築・インテリアをデザインするための基礎を学んだうえで、建築・インテリアの2コースでより実践的な課題に対応できる知識・ 技術を要請します。 2.初年次から配当される演習、実習、集中講座等を通じて、実社会で貢献できる設計・作図能力、ITスキル、コミュニケーション能 力を養成します。 3.実際の建物等を企画・設計・施工する実習、国内外研修や各種行事を通じて実社会で必要な自主性、協調性、実行力、マナー 等を養成します。 4.初年次には、専門科目の履修に必要な高等学校までの基礎学力を補完するための科目を用意しています。 5.実社会で必要な資格取得を支援する専門演習を用意しています。

ディプロマポリシー 所定の単位を修め、次の能力を備えた学生に卒業を認定して学位を授与します。 1.建築・インテリアに関する幅広知識・技術を修得し、それらを活用してデザインとしてまとめ、提 案する能力を有している。 2.建築・インテリアのデザインに必要なコミュニケーション能力と社会人に必要な基礎的素養を 有している。 3・使う人が満足できる建築・インテリアをデザインするために、常に新しい知識・技術の修得に努 める強い意志を有している。

建学の精神 『教養ある専門性をもつ職業人養成を重視した教育を施す』を教育目標

Page 3: 住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

Ⓟ:計画 住居学専攻の教育方針・教育目標

1.育成する人物像 ・住居学の学びを活かし、社会貢献できる人材の育成 ・住む人の『満足する住環境を創造できる』人材の育成 2.卒業時の学修レベル ・卒業時にインテリアコーディネーターを持ち二級建築士合格 レベルの知識と技術を有する。

教育方針

教育目標

住環境に関する専門知識と技術を修得し、住環境の安全・安心・快適性の確保、健康・環境問題等に幅広く対応できる実践力と感性を有した人材を育成し、社会に寄与すること。

Page 4: 住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

育成する人物像 住むひとの『満足する住環境を創造できる』スペシャリスト (卒業時二級建築士合格レベルの知識を有する)

教育目標 住環境に関する専門知識と技術を習得し、住環境の安全・安心快適性の確保、健康・環境問題等を幅広く対応出来る実践力と感性を有した人材を育成し社会の発展に寄与することを目的とする。

建築計画に関する知識

■コア・カリキュラムとそれを構成する科目

建築法規に関する知識

①建築計画、環境工学、設備 についての基礎知識を習得 ②演習問題の解答、解説により二級建築士合格レベルの知識習得 科目:建築計画Ⅰ・Ⅱ、環境工学、 リフォーム建築論、建築設備Ⅰ・Ⅱ、 環境設備専門演習Ⅰ・Ⅱ

①建築基準法を中心に関連法規の基礎を習得 ②演習問の題解答、解説により二級建築士合格レベルの知識習得 科目:建築法規、 建築法規専門演習Ⅰ・Ⅱ

設計・作図能力

①設計・製図の描き方の基礎習得 ②各種建物用途・構造の設計・製図について習得 ③プレゼンテーション手法の習得 科目:基礎製図、設計論・製図Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ・Ⅵ、CAD演習Ⅰ・Ⅱ・ Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ、卒業研究

住むひとの『満足する住環境を創造できる』 スペシャリストの育成

①社会人として恥ずかしくない知識、コミュニケーション能力の習得 ②専門領域の活動をする上で必要となるコミュニケーション能力の習得 科目:基礎演習Ⅱ(コアカリキュラム支援科目群)

コミュニケーション能力

建築構造に関する知識

①構造力学を学ぶため数学の基礎知識を習得 ②構造力学の基礎的な概念を習得 ③演習問題の解答、解説により実践的な問題解析能力を習得 科目:構造力学基礎Ⅰ・Ⅱ、構造力学Ⅰ・Ⅱ、建築構造専門演習Ⅰ・Ⅱ

建築施工に関する知識

①構造種別、工事種別ごとに建築施工についての基礎知識を習得 ②演習問題の解答、解説より二級建築士合格レベルの知識を習得 科目:建築施工、建築施工専門演習Ⅰ・Ⅱ 測量

入学前課題

コア・カリキュラムを構成するひとつの 力学・構造についての知識を得るための準備として、入学前の補完学習課題『数学基礎』講座により1、2、3年次に学習する構造力学の基礎学力を身につける。

育成する人物像として住むひとの『満足する住環境を創造できる』 スペシャリストを目指す。この習得知識 レベルとして、卒業時に二級建築士合格レベルを目標とする。 建築士試験科目である5科目、計画・設備・建築法規・構造・施工に設計製図実技の学びをコア・カリキュラムとして構成する。 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを総合化したものであり、メインコア・カリキュラムとして位置づける。

授業科目:設計論・製図Ⅳ 開講学年:3年前期 学習項目: ①集合住宅の機能を理解し、集合 住宅設計の基礎を学ぶ ②建築関連法規の知識を習得し、 集合住宅の団地・配置計画を学ぶ 評価内容 Ⅰ自己評価 Ⅱ教員による評価 など

<履修前後の学習内容評価の達成 状況調査(学生による自己評価)>

<専門教育の学習と評価>

授業科目:設計論・製図Ⅳ 開講学年:3年前期 達成レベル:自己評価 ①友達に聞いてできる ②プリントを見ればできる ③1人でできる自信がある ④他の人に説明ができる 評価項目: Ⅰ集合住宅の機能(住環境) (a)住棟を構成する共用・専用部が 分かる (b)住棟の共用部分の機能が分かり、 具体的な所要室が分かる (c)住棟の専用部分の機能が分かり、 具体的な所要室が分かる など

<特別プロジェクト実習>

(メインコア・カリキュラム)

<コア・カリキュラム>

目指すキャリア:二級建築士、インテリアコーディネーター、宅地建物取引士、福祉住環境コーディネーター

①インテリアデザインの基礎知識を修得 ②演習問題の解答、解説によりインテリアコーディネーター試験に合格レベルの知識を修得する 科目:インテリアデザイン論 インテリアデザイン史 インテリアデザイン論・実習 インテリアコーディネーター専門演習

インテリアデザインについての基礎知識

<インテリアデザイン論・実習>

Ⓟ:計画 コア・カリキュラム構成の設定と学習内容・行動目標

Page 5: 住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

月 行事 実施状況 備考

4月

・新入生歓迎会 ・春期休業中課題評価、課題テスト ・専攻ガイダンス ・クラスアドバイザー面談(1回目) (・建設実践:「特別プロジェクト実習」毎週木曜日に実施)

・4月21日(木)実施 ・評価、テスト実施(4/11~15) ・資格取得の指導(4/6~8) ・連休前実施

特別プロジェクト実習(実習班、資格学習班の2班編成で隔週交代で実施)

5月 ・美濃市古い街並み見学 ・5/26(木)実施(1年生14名) 町家と町並み見学

6月 ・卒業研究題目提出 ・6月10日受領 カラーコーディネーター(2・3級)試験

7月 ・基礎演習学外研修(博物館明治村) ・夏期休業中の課題提示 ・卒業研究進捗度チェック

・7月9日(土)(1年生) ・7月28日(木)提示 ・7月28日(木)実施

福祉住環境コーディネーター(2・3級)試験 2級建築士学科試験

8月 ・インターンシップ実施 ・資格学習会(8/8~9/16)

・8~9月に実施 ・宅地建物取引士(14日間) ・インテリアコーディネーター(9日間) ・カラーコーディネーター(9日間)

9月

・研修旅行(高山市、金沢市) ・インテリアコーディネーター1次試験対策講座 ・クラスアドバイザー面談(2回目) ・夏期休業中課題評価、課題テスト

・9月1・2日(木・金)実施 ・9/17(土)・18(日)・24(土)・25(日) ・評価、テスト実施(9/26~)

飛騨の家具館・工場、金沢市民芸術村、西田幾多郎記念哲学館他 前学期成績、進路、悩みごと等について面談

10月 ・卒業研究中間チェック ・10月20日(木)実施 宅地建物取引士試験

インテリアコーディネーター一次試験

11月 ・住宅団地見学会(2年生) ・山県市観光拠点リノベーション提案事業プレゼンテーション ・インテリアコーディネーター2次試験対策講座 ・就職セミナー(3年生)

・11月7日桃花台団地見学 ・11月7日 ・11月12・20・26日実施 ・11月24日実施

キッチンスペシャリスト試験 カラーコーディネーター(2・3級)試験

12月 ・住宅省エネルギー設計技術者講習 ・山県市空家等モデル改修提案事業プレゼンテーション ・各務原市空家リノベーションデザイン案プレゼンテーション ・卒業研究提出

・12月8日・15日 ・12月12日 ・12月19日 ・12月22日

インテリアコーディネーター二次試験

1月 ・クラスアドバイザー面談(3回目) 1月~2月

2月 ・環境再生医初級講座・卒業研究発表会&学外展示会 ・建築材料メーカー等見学会 ・2級建築士受験対策講座 ・春期休業中の課題提示

(予定)・2月13日 ・2月17・18日 ・2月15日 ・2月22~24日 ・2月15日

関ケ原石材、国六プレカット工場他

3月 ・卒業制作外部組織への出品及び応募 ・学習会 ・(予定)2月~ ・3月27~31日 応募先:建築学会東海支部等

備考 年間行事予定(表)は、年度毎のガイダンスで『住居学専攻・行事予定表』を配布・説明。

ⓅⒹ:計画・実施 住居学専攻の学修支援を中心とした年間行事予定と実施状況

Page 6: 住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

コア・カリキュラム科

目 指導目標(学修目標)(P) 実施状況(D) 指導目標(学修目標)達成の評価

(C) 改善策(A)

設計論 ・製図Ⅲ

1.中規模RC造建物(コミュニティセンター)のトレース を行いRC造ラーメン構造の基礎を学び、RC造 特有の用語を理解する。 2.RCラーメン構造を前提に課題を与え計画図を 作成する。 3.CAD図による建築図の作成 4.コンセプト作成・表現能力の強化・向上

1.夏季休暇中課題としてRC造3階建て(コミュニティセンター)のトレース(配置・平面・立面・断面・矩計図)を行いRC造の基礎を学んだ。

2.RC造の特徴・成り立ち・用語・納まりにつき計2コマ相当を確保し、理解を深めた。

3.課題『絵本作家の記念館』(RC・2階建て≒300㎡)をコンセプトにもとずき計画立案。

4.同上計画案をCAD図として完成(配置・平面・立面・断面図・仕上げ表・求積図)

1.夏季休暇中のトレース課題はRC造の

基礎を学ぶ重要な課題である。来期は後

期開講前に講座を開設し100%完成を達

成する。

2.3については、コンセプトに沿った計

画立案の作成にはバラツキが大きい。来

期はバラツキを少なくするよう個人指導

を徹底したい。

1.昨年度の反省で RC造の基本的 事項の理解に時間を確保し進めたが、 製図の時間だけでの学修では限界が ある。他の授業との連携を更に深め たい。 2.3については、コンセプトに沿っ た計画立案が不十分である。次年度 は時間を確保、指導を充実させる。

構造力学基礎Ⅰ (コア・カリキュラム支援科目)

1.構造力学基礎Ⅱに対する、授業時間以外

でのサポートを展開する。

1.授業時間以外において構造力学基礎Ⅱの

理解状況などの聞き取りを実施した。

1.理解状況の把握は行ったものの、具

体的なサポートを行うまでには至って

いない。

1.来年度から構造力学基礎Ⅰ~Ⅱ

を通じて同一教員が担当すること

によって、学生の理解度に合わせ

た構造力学の基礎力養成を図るこ

ととしている。

CAD演習Ⅰ

1.汎用CADであるJW-CADを使って2次元CADの基本操作技術を習得する。

2.基礎製図(手書き製図)で学んだ製図規格,製図の描き方を復習する。

3.画像などを用い木造平屋建住宅の図面の描き方,木構造,材料名の理解を進める。

1.単純な図形を描きながら、マウスの使い方,コマンドの基本操作などを習得し、コマンド操作の確認テストを行なった。

2.3.木造平屋建住宅の各図面(配置図,平面図,断面図,立面図)について、トレースを行ないながらまた随時画像資料を使い図面の描き方、納まり、材料名などの解説を行なった。

1.JW-CADの基本操作は,確認テストと各図面のトレース作成時に繰り返し行い,習得は達成されている。

2.最初に取り組む平面図のトレースの中で時間を取り、図面の描き方の手順を理解し確認した。

3.断面図、立面図に関しては,個人差もあるが立体な形がイメージ出来ず、正確に図面が描かれない部分もあったが、模型を用いて説明することで理解につながった。また,作図に追われ構造や材料名に関しての理解度は十分とは言えない。

1.引き続きCAD演習Ⅱで,より多く のコマンド操作を習得し、作図のス ピードアップを図る。 2.3.断面図、立面図に関しては, 引き続き模型、写真、映像などを用 いて、立体をイメージさせ、理解を 深める。また、構造や材料名に関し ての理解は、確認テストの実施と2 年次以降の授業と連携していく。

建築法規

1.建築の単体および集団規定に関する法的理解 2.高齢者・障害者などへの建築的配慮の理解 3.設計に関わる者の職責や義務に関する理解 4.授業時間を考慮して、練習問題は精選する。

1.単体規定(一般構造・避難防火など)と集団 規定(道路・用途制限・形態制限)の説明、お よび関連する都市計画法を解説 2.バリアフリー法に関して設計上の寸法規定を 中心に解説 3.建築士法における設計・監理の概要を説明 4.練習問題は精選し、数を減らした。

各講義には、精選した練習問題を配布し、知識の確認のために、約半数を講義時間内で解かせ、半数を自宅で解く課題とした。その結果によれば,1~3に関して学生の関心が高まり、自宅での課題の取り組みも良好であった。ただ問題数を限定しすぎたため、自宅学習の分量が減少したと思われる。

自宅学習時間を増やすためには、精選した問題以外に、応用問題などを加えて、学生が自宅で解く問題数を増やす必要がある。

建 築 施 工(含積算)

1.「特別プロジェクト実習」と連携して「建築施工」を学ぶ目的・意義の理解を深める。 2.木構造・RC造・S造等について、「設計論・製Ⅴ」等も関連付け二級建築士試験に出題されるような基本知識を修得する。 3.春期休業中のS造トレース課題と関連付け、仕上げ工事の基礎知識を修得する。 4.現地・現物・現時点の情報の提供など学生の要望事項を授業に反映する。

1.災害時浴室棟の施工を通して社会で必要とされる実例・場面等授業内容に応じて説明。

2・3.夫々の構造体の基本内容・しくみ,及び仕上げ工事について教科書と合わせ,実際の現場・現物の写真等により学習。建築生産活動の複雑な工程手順の学習。毎時間課題プリントを準備

4.現物、写真等を活用した情報の提供とともに設計論・製図,専門演習と関連付けて実施。

1.社会で必要となる施工の専門知識について理解し、今後の専門的学習への意欲を持つことが出来た。

2・3.木構造,RC造についての基礎知識は実習を通して修得できたが,S造については、実例を学ぶ機会が少ない。

4.小規模でも「特別プロジェクト実習」災害時浴室棟の施工を通し、より理解された。

2・3.春期休業中の課題としてS造 の設計図トレースの実施と合わせ, 3年次の「設計論・製図Ⅴ」の設計 演習でさらに理解させるとともに、 S造の現場見学の機会をみつけて実 施する。

ⓅⒹⒸⒶ) 住居学専攻のコア・カリキュラムの評価・改善

Page 7: 住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

コア・カリキュラム科目 指導目標(学修目標)(P) 実施状況(D) 指導目標(学修目標)達成の評価(C) 改善策(A)

建築計画学Ⅱ

『今年度から教科書を替え 授業を進めた。』 住宅・集合住宅・事務所ビル・学校・幼稚園の建築計画を中心に歴史・配置計画・平面計画・断面計画・外構計画など、実際の計画をするに当たっての基礎知識を学ぶ。

1.住宅・集合住宅に関する授業 =4回 2.事務所ビルに関する授業 =2回 3.教育施設に関する授業 =2回 4.医療・福祉・商業施設関連授業=計3回 5.劇場・図書館等に関する授業 =2回 全15回の授業において歴史、特長・重要

事項、用語など計画にあたっての基礎知識の修得に小テストを交え実施した。

期末テストのクラス平均点75点以上の目標に

対し、73.5点となり目標はほぼ達成した。

但し内容を分析すると

① 事務所ビルの知識が充分でない。

② 各用語の理解にバラツキがある。

の反省点がある。

新しく採用した教科書は解説図・説明図が多く理解しやすい反面 一部内容に不十分な箇所も感じる。来期は、不足を感じる箇所については プリントの配布などで補っていきたい。

建築一般構造Ⅰ

1.在来木構造の構成法を力学的合理 性や経済性、日本の歴史・文化を含 め学ぶ。 2.木造枠組み壁構法の概要について 学ぶ。 3.建築現場の映像資料の提供や「特 別プロジェクト実習」と連携して連 携して、より具体的に施工との関係 を学ぶ。

1.建築構造の歴史的発達・なりたち・分類働 く力・法規と規準について学んだ。 2.木工増の特徴と構造形式・木材・木材の接 合・基礎・ 軸組・小屋組・床組・階段・開口 部・仕上げ等について学んだ。 3.木造枠組壁構法の特徴・構造材・躯体の構 成等について学んだ。 4.項目ごとに課題プリントを提供した。 5.特別プロジェクト実習で施工と関連付けた。

1.課題の提出状況は良好で興味を持って学習 に取り組んだ。 2.小テストによる理解度の確認も極めて良好 であった。 3.定期考査の結果から指導目標は達成できて いる。

1.施工や材料等との関係について映 像資料の提供、「特別プロジェクト 実習」との連携など今後も継続して いく。 2.材料の見本を教室に展示し、必要 に応じて解説を加えており、学生の 反応もよく効果的であるので、今後 も継続していく。

CAD演習Ⅱ 1.木造建築の納まり図、詳細図のトレースを行うことにより、基本的な納まりを理解しながら、CAD演習Ⅰで学修した2次元CADソフト(JW-CAD)の作図技術の習熟をはかる。

2.設計論・製図Ⅱ、インテリアデザイン論の学修内容とあわせて、木造住宅を設計する際に必要な意匠図の内容を理解する。

1.1年次のCAD演習Ⅰでは、1/100の意匠図のトレースを行ったが、納まり図、詳細図のトレースでは、1/10や1/6などの縮尺の大きな図面のトレースを行い、より細かい図面を描き、CAD操作の正確さと速さを習得した。

2.納まり図や詳細図をトレースすることにより、設計論・製図Ⅱにおける住宅設計の図面作成をサポートし、インテリアデザイン論では、下地や仕上げ材料についての理解を深めた。

1.縮尺の大きな図面を描くことで、より細かい図面作成ができ、また仕上げの正確さや速さは、ほとんどの学生が一定のレベルに達した。

2.インテリアデザイン論などでは、施工現場の写真や仕上げ材料を実際にみて納まり等を理解していたが、実際に図面表現することで、また繰り返し説明することで、より理解が深まったことを確認している。

1.CAD操作に関しては、若干個人差も あるため、速く課題作成が出来る学 生に関しては、少し難しい課題を与 え能力を伸ばす対策も行いたい。 2.詳細図や納まり図の場合、3次元 で部材を理解しにくい部分もあるた め、映像資料も適切に使っていきた い。

インテリアデザイン論

1.豊かで質の高い生活空間を具体化 するために求められる要素、人間の 行為、人間を取り巻く諸条件のコン トロールなどを幅広く理解し、イン テリア計画の基礎知識を学修する。 2.3年次以降の設計論・製図、イン テリアデザイン論・実習でのインテ リア空間づくりに関連付ける。

1.インテリアの構成要素、色彩、設備等の解 説講義を行い、過去のインテリアコーディ ネーター試験などを用いて確認テストを実施 した。 2.実際のインテリア空間の画像を例に取り、 空間づくりのコンセプト、内装材や家具、設 備機器の選択等の解説を行い、あるテーマに 沿ったインテリア空間づくりの演習課題に取 り組み、3年次以降のインテリア実習への基 礎作りを行った。

1.確認テストや定期試験の結果から、概ね指 導目標は達成されている。 2.インテリア空間づくりの課題では、材料の 組み合わせや空間のイメージづくりに理解度 の幅がみられる部分もあった。

1.2.学生自身が様々なインテリア 空間を、一つでも多く見ることが必 要なため、普段の生活の中で目にす るインテリアに注意を払うよう、映 画やTVの中で使われた空間の解説や インテリア雑誌、建物、インテリア ショップの紹介も随時行っていきた い。

設計論・製図Ⅰ

1.図面や模型からは理解しづらい部 材構成の細部等については、過去の 特別プロジェクト実習で撮影したビ デオ映像等の活用する。 2.現在作成している軸組模型は時間 的な制約の関係から平屋建てのもの だが、二階建て住宅が主流の現状に あわせ、二階建て住宅の軸組模型製 作も検討する。

1.ビデオ映像は画質が悪く分かりづらいため、 特別プロジェクト実習の時間に実際の軸組を 見せながら解説等を実施した。 2.時間的な制約からやはり二階建て住宅の軸 組模型製作には至っていない。

1.ビデオなどよりも実物を見せることの方が理解がしやすいようである。

2.引き続き検討が必要である。

1.今後は過去に特別プロジェクト実 習で建設した実習棟などを教材とし て解説を加えていきたい。 2.カリキュラムの再編も含めて引き 続き検討していきたい。

ⓅⒹⒸⒶ) 住居学専攻のコア・カリキュラムの評価・改善

Page 8: 住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

行動目標

指導目標(学修目標)(P)

実施状況(D)

指導目標達成の評価(C)

改善策(A)(次年度の活動)

入学前学修支援

住居学専攻のアドミッションポリシーに対応し、コア・カリキュラムのひとつである構造力学関係を学ぶうえで必要となる高校までの数学基礎力について、入学前の学習支援を行うことを目的とする。特に、少なからず入学してくる文系の学生,数学を苦手とする学生に対してきめ細かな学修支援を行う。

既に作成済みの入学前学習テキストを活用し、AO入試,推薦入試の合格者を対象に,入学前学習課題として,全4回程度に分けて課題を送付し,指定期限までに学習,解答した結果を返送してもらう形式で実施。

入学後の構造力学基礎Ⅰにおける基礎数学の復習とあいまって,数学を苦手にしてきた入学生も構造力学関係の履修単位を落とすことなく進級してきており,一定の効果が上がっていると考えられる。

現状特に改善点等は見当たらないが,数学基礎力が十分でない学生に対し、きめ細かく対応していくために、来年度からは構造力学基礎ⅠからⅡまでを同一の教員が担当するようにしたい。

初年次教育

実社会で必要とされる専門の主要な学びのひとつであるインテリアコーディネーターを中心とした学修支援(在学中のインテリアコーディネーター資格取得を支援)をするためのものです。1・2年次の夏期・春期休業中前全学期の専門科目で前期に学習した事項を復習し,知識の定着を図ることを目的とする。

1・2年次の夏期・春期休業中に復習し,「初年次教育テキスト(補完教育)」へ書き込む。学期はじめに提出し,担当教員に書き込み内容チェックを受け,返却してもらう。合わせて理解度確認のためにテストを実施した。

資格取得の項目にも関連するが,平成26年度のインテリアコーディネーター資格学科試験合格者は3名、27年度は2名、28年度は3名となっており、毎年合格者を出しているものの大きく実績を伸ばせているとは言えない状況にある。

より多くの合格者を出せるようにテキストを改訂し、平成26年度から使用開始したところであるが、インテリアコーディネーター学科試験の合格者を大きく増やせるところまではいっていない。今後、「初年次教育テキスト(補完教育)」改訂版のさらなる改訂を検討したい。

専門基礎

1年次の前・後期に開講される必修科目の基礎演習Ⅰ・Ⅱのためのテキストです。 入学したばかりで専門知識がほとんどなく不安に思う新入生に専門基礎を中心に住居学を概観し,住居学の学びの興味づけとなることを目的とする。

既に作成済みの専門基礎テキスト『住居学専攻「基礎演習Ⅰ・Ⅱ」』を活用し、1年前期「基礎演習Ⅰ」1年生後期「基礎演習Ⅱ」において専任教員によりオムニバス形式で授業を行っている(前・後期4テーマ)。)コミュニケーション能力の充実を図るため就職活動メールマナーの項目を追加するなど一部改訂した。

専任教員との対話を通じて,入学間もない時期における学生の専門科目学習に対する不安を取り除き,住居学で学ぶ内容を垣間見ることで専門科目学習の動機付けに大いに効果を発揮している。演習テーマについては学生の意見も取り入れたり、積極的にフィールドワークを行うなどして、より学びの動機付けをしている。

住居学を知るため,興味をもつためにどんなテーマを取り上げてほしいのかも含め学生へのアンケート調査を実施し,内容の改訂を行う。

初年次からの資格取得支援

初年次から資格取得の重要性を理解し、資格取得のための学習を習慣づけるとともに、早い段階で資格取得の成功体験による自信を得ることを目的とする。

昨年度の反省から、1年生全員にカラーコーディネーター3級資格の学習から取り組ませた上で、学生の希望と学習成果から2級もしくは3級の試験を受験させることとした。また、特別プロジェクト実習等の時間を活用して学習時間にも、オリジナルの確認問題にも取り組ませた。

1年生全員がカラーコーディネーター2級もしくは3級の試験を受験した。2級については8名受験で8名合格(合格率100%)、3級については6名受験で6名合格(合格率100%)となり、十分に目標を達成できたといえる。(昨年は2級のみの受験だったが合格率21%だった。また今回の全国合格率は2級で46.5%、3級で54.9%だった。)

昨年度の結果と比べると今年度は十分に目標が達成できたが、この結果が持続するよう、オリジナルの確認問題を印刷物として1年生に配布し、いつでも学習に取り組めるようにしたい。

長期休暇学修課題

長期休業期間を活用し,充実した学修時間を持つことの支援をする。1・2年次:初年次教育支援の項目に同じ。1~4年次:建築・住居の学びに関連する課題図書の指定と感想文。フィールドワークの実施:見学会の開催,設計論・製図等の予習・復習の課題指定,宅建・インテリアコーディネーター資格取得対策講座の実施他。

実施事項概要,左記参照。 補足)課題図書・書籍名 1年次:「日本人と住まい」「住まい方の演出」 2年次:「木造建築を見直す」「都市計画」 3年次:「新・建築入門」「地域再生の条件」 感想文を提出してもらい,コメントの上返却。 「初年次教育支援」については上記参照

感想文には課題図書を読み(読解力),感想文を書く(文章表現力)ことにより専門知識の修得,及び幅広い学びの新しい発見につながっている記述が多く見られた。「初年次教育テキスト」の活用が予習・復習となり資格取得の実績向上につながるよう、内容について検討したい。

長期休暇中も学習が継続することで一定の効果はあがっているが、左記課題に加えて追加の課題を課す場合もあり、学生の能力によってはオーバーフローしてしまっている。個々の学生の能力に応じた課題の提示を行うなどきめ細かな対応が必要となっている。

ⓅⒹⒸⒶ 入学前・初年次教育・専門教育・資格取得・長期休暇学修課題の評価・改善

Page 9: 住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

ⓅⒹ

住居学専攻 平成28年度基礎力のための年間履修計画表

学年

使用テキスト類等 夏 休 み 春 休 み

備 考 (関連科目等)

講座・研修等 試 験 レポート 試 験 レポート

日程 作成要領 日程 作成要領

生活科学科

住居学専攻

1

テーマ

初年次教育テキスト(補完教育用) ○

9/23 ○

テキストへの書き込み ○

4月上旬 ○

テキストへの書き込み 休み前学期開講授業の総復習 美濃市古い街並み見学(5/26)、基礎演習Ⅰ学外研修(7/9)

自宅の間取り図の作成 / ○ 方眼紙に1/100で手書き / 住居学概論(含製図)

インテリアコーディネーター学習会(8/8,9,10,12,9/12,13,14,15,16, 2/8,9,10,13,14,3/27,28,219,30,31)

木造住宅・分譲マンション広告の収集・整理 / / ○ 10件以上 設計論・製図Ⅰ~Ⅲ等

インテリアコーディネーター対策講座(9/17,18,24,25,11/12,20,26) 宅建士講座(8/8,9,12,26,9/8,12)

/ / 研修旅行(9/1~2)

/ / 石材工場、プレカット工場等見学会(2/15)

課題図書

「日本人と住まい」(上田篤、岩波新書) / ○ 感想文(A4で1枚) /

カラーコーディネーター学習会(8/8,9,10,12,9/12,13,14,15,16, 2/8,9,10,13,14,3/27,28,29,30,31)

「住まい方の演出」(渡辺武信、中公新書) / / ○ 感想文(A4で1枚)

宅建士学習会(8/10,23,25,9/7,9,13,14,15,16, 2/8,9,10,13,14,3/27,28,219,30,31)

2

テーマ

初年次教育テキスト(補完教育用) ○

9/23 ○

テキストへの書き込み ○

4月上旬 ○

テキストへの書き込み 休み前学期開講授業の総復習

宅建士講座(8/8,9,12,26,9/8,12)

RC造コミュニティセンター図面のトレース / ○ A3で7枚程度 / 設計論・製図Ⅲ等

インテリアコーディネーター対策講座(9/17,18,24,25,11/12,20,26)

S造ショールーム図面をCADでトレース / / ○ A3で9枚程度 設計論・製図Ⅳ・Ⅴ等 研修旅行(9/1~2)、住宅団地見学(11/7)

/ / 石材工場、プレカット工場等見学会(2/15)

課題図書

「木造建築を見直す」(坂本功、岩波新書) / ○ 感想文(A4で1枚) /

インテリアコーディネーター学習会(8/8,9,10,12,9/12,13,14,15,16, 2/8,9,10,13,14,3/27,28,219,30,31)

「都市計画」(五十嵐敬喜他、岩波新書) / / ○ 感想文(A4で1枚)

宅建士学習会(8/10,23,25,9/7,9,13,14,15,16, 2/8,9,10,13,14,3/27,28,219,30,31)

3

テーマ

資格取得ガイドブック ○ 9/23

○ 4月上旬

夏休みはインテリアコーディネーター、春休みは二級建築士の試験対策

宅建士講座(8/8,9,12,26,9/8,12)

就活用ポートフォリオ作成 / / ○

就活先に合わせて適宜

3年生までに作成した設計論・製図課題作品のブラッシュアップ

インテリアコーディネーター対策講座(9/17,18,24,25,11/12,20,26)

/ / 研修旅行(9/1~2)

/ / 石材工場、プレカット工場等見学会(2/15)

課題図書

「新・建築入門」(隈 研吾、ちくま新書) / ○ 感想文(A4で1枚) /

インテリアコーディネーター学習会(8/8,9,10,12,9/12,13,14,15,16, 2/8,9,10,13,14,3/27,28,219,30,31)

「地域再生の条件」(本間義人、岩波新書) / / ○ 感想文(A4で1枚)

宅建士学習会(8/10,23,25,9/7,9,13,14,15,16, 2/8,9,10,13,14,3/27,28,219,30,31)

4 テーマ

資格取得ガイドブック / ○ 2月下旬

宅建士講座(8/8,9,12,26,9/8,12) インテリアコーディネーター対策講座(9/17,18,24,25,11/12,20,26)

/ / 研修旅行(9/1~2)

二級建築士対策講座(2/22,23,24) 石材工場、プレカット工場等見学会(2/15)

発展的課題図書(上記課題図書を読んだ上で、さらに発展的な図書を読みたいと考える学生向けの図書 「小さな建築」(隈研吾、岩波新書)、「日本の近代建築(上下)」(藤森照信、岩波新書)、「人口減少社会の設計」(藤正巖、中公新書)、「コミュニティデザインの時代」(山崎亮、中公新書)、「コミュニティを問いなおす」(広井良典、ちくま新書)

Page 10: 住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

Ⓓ:実施 建設実践:特別プロジェクト実習の概況 (コアカリキュラムをより深く理解する特色ある実習)

平成26年度 保育実習室建設プロジェクト

平成25年度 大学トイレリニューアル

平成20年度 学生食堂リニューアル

平成19年度 茅葺屋根の休憩所

平成16年度 実習棟建設

平成18年度 竹ビオトープ

平成27年度 災害時浴室棟建設

4号館トイレリニューアル

平成28年度 災害時浴室棟建設

いずみ寮リニューアル

Page 11: 住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

Ⓟ・Ⓐ:改善 住居学専攻のコアカリキュラムのフロー

育成する人物像 :

教育目標 :

15ID0101

インテリアデザイン論インテリア計画の基礎知識の習得

15PL0202 15ID0104 15AD0102 15AD0201

建築計画学Ⅰ インテリアコーディネーター専門演習Ⅰ 設計論・製図Ⅰ CAD演習Ⅰ建築全般の設計計画のための基本的知識

の習得

インテリアコーディネーター学科試験の計画

と技術にかかる知識の習得

木造軸組の図面表現の理解 汎用CAD(JW-CAD)の基本操作の習得

25PL0203 25ST0108 25ST0104 25ID0105

建築計画学Ⅱ 建築一般構造Ⅰ 建築材料 インテリアコーディネーター専門演習Ⅱ住宅、集合住宅、事務所、学校等の設計計

画のための基本的知識の習得木構造の構成法の理解

建築材料の基本性能、特性の理解と選択の

基礎知識の習得

インテリアコーディネーター学科試験の商品

と販売にかかる知識の習得

15PL0303 25AD0301 25ST0107 25AD0103 25AD0202

日本建築史 建築法規 建築一般構造Ⅱ 設計論・製図Ⅱ CAD演習Ⅱ

日本建築の空間構成・意匠の特質の理解建築設計における基本的な法的制約の理

RC造、S造の構成法の理解 木造住宅の設計計画ができる 汎用CAD(JW-CAD)による詳細図・意匠図

が描ける

15PL0302 25ST0106 25AD0104 25AD0203

西洋建築史 構造力学Ⅰ 設計論・製図Ⅲ CAD演習Ⅲ西洋の建築様式、造形等の歴史的変遷の

理解

静定構造物に関する構造力学の概念的理

解と問題解析力の習得

小規模RC造建築の設計計画ができる 3次元CAD(VectorWorks)の基本操作とプ

レゼンの基本技能の習得

25PL0206 25ST0105

環境工学 材料力学建築環境を構成する空気、熱、光、音に関

する基本的知識の習得

鉄骨、RCの断面設計のための基礎知識の

習得

35PL0208 35ST0108 35ST0110 35ID0107 35AD0105

建築設備Ⅰ 構造力学Ⅱ 建築施工(含積算) インテリアデザイン論・実習Ⅰ 設計論・製図Ⅳ給排水、ガス、消火設備に関する基本的知

識の習得

静定構造物にかかる応用的問題解析力の

習得と不静定構造物の初歩的理解

建築全般の構造種別、工事種別ごとの施工

及び積算に関する基本的知識の習得

住宅のインテリア設計とプレゼンテーション

ができる

集合住宅団地の設計計画及びRC造住棟の

設計計画ができる

35PL0209 35ST0109 25ID0106 35AD0106

建築設備Ⅱ 建築材料実験 インテリアデザイン史 設計論・製図Ⅴ空気調和、自動制御、換気、電気設備に関

する基本的知識の習得木材、コンクリート、鋼材の強度、変形などの特

性の実験を通した理解

インテリアの歴史、様式の特徴の理解 小規模鉄骨造建築の設計計画及び3D表現

を含めたプレゼンシートが作成できる

35PL0304 35AD0302 35ST0112 35ST0113 35ID0108

建築計画専門演習Ⅰ 建築法規専門演習Ⅰ 建築構造専門演習Ⅰ 建築施工専門演習Ⅰ インテリアデザイン論・実習Ⅱ2級建築士学科試験(学科Ⅰ:建築計画)の

問題演習

2級建築士学科試験(学科Ⅱ:建築法規)の

問題演習

2級建築士学科試験(学科Ⅲ:建築構造)の

問題演習

2級建築士学科試験(学科Ⅳ:建築施工)の

問題演習

店舗のインテリア設計とプレゼンテーション

ができる

45PL0305 45AD0303 45ST0114 45ST0115 45AD0107

建築計画専門演習Ⅱ 建築法規専門演習Ⅱ 建築構造専門演習Ⅱ 建築施工専門演習Ⅱ 設計論・製図Ⅵ2級建築士学科試験(学科Ⅰ:建築計画)の

問題演習

2級建築士学科試験(学科Ⅱ:建築法規)の

問題演習

2級建築士学科試験(学科Ⅲ:建築構造)の

問題演習

2級建築士学科試験(学科Ⅳ:建築施工)の

問題演習

2級建築士実技課題に対応できるようになる

住居学専攻のコア・カリキュラムの構成と教育目標(平成27年度新入生~)

到達目標(何ができるようになるか)

住環境に関する専門知識と技術を習得し、住環境の安全・安心、快適性の確保、健康・環境問題等に幅広く対応できる実践力と感性を有する人材を育成し、社会の発展に寄与することを目標とする。

住むひとの『満足する住環境を創造できる』スペシャリスト(卒業時にインテリアコーディネーター資格を持ち、二級建築士合格レベルの知識を有する)

□3年進級時に建築スペースデザインコースとインテリア・プロダクトデザインコースに分かれることになる。薄青の科目は前者の必修科目、薄橙の科目は後者の必修科目。

コア・カリキュラム

建築計画 建築法規 建築構造 建築施工 インテリアデザイン

45OT0401

卒業研究4年間の集大成として建築等の企画・計画・設計、著名建築物等の模型製作、家具の企画・設計・製作等に取り組む

1年

設計製図 CAD

2年

3年

4年

・設計製図を行う上で必要な図面の描き方、読

み方、CADの基本操作が分かる

・設計計画を行う上で必要な基本的知識が身

に付いた上で、木造軸組の住宅の構造的仕組

みが理解できる

・主要な建築種別の設計計画の基本的知識、法的

制約の基本的知識、建築構造に関する基本的知識、

建築環境の基本的知識を理解した上で、小規模な

木造及びRC造建築の計画設計ができ、それを2次元

及び3次元CADで表現できる

・インテリアコーディネーター資格学科試験に合格できる知識

が身に付く

・2年生までに習得した知識、技術に加え、建築設備

に関する基本的知識、建築施工、積算に関する基本

的知識を理解した上で、大規模な集合住宅団地の

計画、住棟の設計計画、小規模な鉄骨造建築の設

計計画ができ、それを2次元及び3次元CADを使って

効果的にプレゼンテーションすることができる(建築ス

ペースデザインコース)

・2年生までに習得したインテリアデザインに関する

知識を使って、住宅や店舗のインテリア設計と効果

的なプレゼンテーションができる(インテリア・プロダクトデ

ザインコース)

・インテリアコーディネーター資格実技試験に合格できる知識

と技術が身に付く

・インテリアコーディネーター資格を取得済みか、資格試験に

合格できる知識と技術が身に付いている

・2級建築士試験に合格できる知識と技術が身に付

いている

・3年生までに習得した知識、技術を応用的に活用し、

建築設計、家具の設計、製作等をマネージメントでき

Page 12: 住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

Ⓒ:評価 住居学専攻のコアカリキュラムのフロー(部分)

到達目標(何ができるようになるか) ・設計製図を行う上で必要な図面の描き方、読み方、CADの基本操作が 分かる ・設計計画を行う上で必要な基本的知識が身に付いた上で、木造軸組 の住宅の構造的仕組みが理解できる ・インテリア計画の基礎知識が身に付く

・主要な建築種別の設計計画の基本的知識、法的制約の基本的知識、 建築構造に関する基本的知識、建築環境の基本的知識を理解した上で、 小規模な木造及びRC造建築の計画設計ができ、それを2次元及び3次 元CADで表現できる

・インテリアコーディネーター資格学科試験に合格できる知識が身に付く

1年次 コア・カリキュラム 建築計画学Ⅰ 設計論・製図Ⅰ CAD演習Ⅰ インテリアデザイン論 インテリアコーディネーター 専門演習Ⅰ

2年次 コア・カリキュラム 日本建築史 西洋建築史 建築計画学Ⅱ 環境工学 建築法規 建築一般構造Ⅰ・Ⅱ 構造力学Ⅰ 材料力学 建築材料 インテリアコーディネーター 専門演習Ⅱ 設計論・製図Ⅱ・Ⅲ CAD演習Ⅱ・Ⅲ

Page 13: 住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

Ⓒ:評価 住居学専攻のコアカリキュラムのフロー(部分)

到達目標(何ができるようになるか) ・2年生までに習得した知識、技術に加え、建築設備に関する基本的知識、 建築施工、積算に関する基本的知識を理解した上で、大規模な集合住 宅団地の計画、住棟の設計計画、小規模な鉄骨造建築の設計計画が でき、それを2次元及び3次元CADを使って効果的にプレゼンテーション することができる(建築スペースデザインコース) ・2年生までに習得したインテリアデザインに関する知識を使って、住宅や 店舗のインテリア設計と効果的なプレゼンテーションができる(インテリア・プ ロダクトデザインコース) ・インテリアコーディネーター資格実技試験に合格できる知識と技術が身に付く

・インテリアコーディネーター資格を取得済みか、資格試験に合格できる知識と技 術が身に付いている ・2級建築士試験に合格できる知識と技術が身に付いている ・3年生までに習得した知識、技術を応用的に活用し、建築設計、家具の 設計、製作等をマネージメントできる

3年次 コア・カリキュラム 建築設備Ⅰ・Ⅱ 構造力学Ⅱ 建築材料実験 建築施工(含積算) インテリアデザイン論・実習Ⅰ・Ⅱ インテリアデザイン史 設計論・製図Ⅳ 設計論・製図Ⅴ 建築計画専門演習Ⅰ 建築法規専門演習Ⅰ 建築構造専門演習Ⅰ 建築施工専門演習Ⅰ

4年次 コア・カリキュラム 建築計画専門演習Ⅱ 建築法規専門演習Ⅱ 建築構造専門演習Ⅱ 建築施工専門演習Ⅱ 設計論・製図Ⅵ 卒業研究

Page 14: 住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

Ⓒ:評価

住居学専攻の活動の評価例

[ 評価-1 ] 就職率 平成28年度 88%(平成29年1月現在) 平成27年度 100% 平成26年度 100% 過去5年間の就職率 99%

[ 評価-2 ] 資格取得実績 一級建築士 平成28年度 1名 平成27年度 1名 平成26年度 4名 二級建築士 平成28年度 5名 平成27年度 3名 平成26年度 7名 宅地建物取引士 平成27年度 1名 平成26年度 1名 インテリアコーディネーター 平成28年度 4名(二次受験)

平成27年度 2名 平成26年度 3名

建築学会 東海支部岐阜支所主催 15回 ぎふ建築・生活・芸術系学生・生徒優秀作品展 審査員賞2点

コアカリキュラムの評価・改善及び入学前~長期休暇学修課題の評価・改善は前述のとおり

[ 評価-3 ] 外部顕彰

[ 評価-4 ] 地域連携事業の実施 ・山県市観光拠点リノベーション提案事業 ・山県市空家等モデル改修提案事業 ・各務原市空家リノベーションデザイン案 について関係市等にプレゼンテーションを実施

Page 15: 住居学専攻の学修状況 - dac.gijodai.ac.jpdac.gijodai.ac.jp/gaibuhyouka/pdf/h28_juukyo.pdf · 設計論・製図はコア・カリキュラムの学びを 総合化したものであり、メインコア・カリ

Ⓐ:改善 住居学専攻 活動の改善:次年度の活動事項への反映

[ 改善-1] 特別プロジェクト実習を活用して資格試験の学習会を実施 カラーコーディネーター2級・3級に受験者が全員合格した。 次年度以降も学習会を継続実施する。

[ 改善-3] 宅地建物取引士受験対策として、自己創造Ⅲで民法の学びを取り入れた。 宅地建物取引士受験対策として、夏休みに特別講座を6回12コマ実施した が、成果が芳しくないため、特別講座の大幅拡充を検討している。

[ 改善―4] 平成28年度に引き続き、コア・カリキュラム(評価・改善)、入学前・初年次教 まとめ 育・専門教育・資格取得・長期休暇学修課題、の評価・改善、特別プロジェク ト実習他、年間学修行事などをⓅⒹⒸⒶの手法で改善を継続推進する。

[ 改善-2]インテリアコーディネーター資格取得の強化を図るためインテリアコーディ ネーター専門演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲに加え学科試験の特別講座を6回、二次試験の 対策講座を3回実施してきたが成果が芳しくないため、特別講座の大幅拡充 を検討している。