164
松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期) 2020 年度~2024 年度 育もう! すこやか笑顔あふれる松島の子 令和2年2月

松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

松島町

子ども・子育て支援事業計画

(第二期)

2020年度~2024年度

育もう!

すこやか笑顔あふれる松島の子

令和2年2月

松 島 町

Page 2: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン
Page 3: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

は じ め に

平成 27年度から始まった子ども・子育て支援新制度により、本町でも「松島町子ども・子

育て支援事業計画」を策定しました。町民の皆様をはじめ、地域、子育てに関わる施設、関係

機関、団体等の連携を深め、「育もう すこやか笑顔あふれる 松島の子」を基本理念に、一人

ひとりの親子を大切に支えるまちづくり、子どもがすこやかに育つことができるまちづくりを

目指し、取り組んでまいりました。

年号が平成から令和となり、昨年 10月には「幼児教育・保育の無償化」が始まるなど子育

て支援にかんする環境も大きな変化はありましたが、依然として子どもの数の更なる減少、過

疎化又は核家族化による家庭や地域の子育て力の低下や不安、年々増加している児童虐待など、

子どもを取り巻く環境は厳しい状況が続いております。

地域社会全体で子ども・子育てを支援する支え合いの仕組み及び子育て関係期間等による子

育てに関すること全てを継続的・包括的に把握し、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない

支援を行う連携が求められています。

第一期の計画期間である5年目となる今年度において、計画の見直しを行い、更なる子育て

支援施策を盛り込んだ第二期計画を策定いたしました。

今後、この事業計画の実現にむけて家庭、幼稚園・保育所、学校、地域、企業、行政など、

地域のあらゆる分野で連携を深める仕組みづくりを丁寧に行い、全ての子どもたちの幸福を願

い、松島町での子育てが全ての子どもと保護者にとって、安全・安心であり楽しく充実したも

のとなるようしっかりと取り組んでまいります。また、課題となっておりました幼稚園・保育

所の再編等についても早期実現に向け、尽力してまいります。

町民の皆様におかれましても、引き続き松島の子どもたちの成長を温かい目で見守っていた

だければと思います。

結びに、この事業計画の策定にあたり、「子ども・子育て支援事業計画策定のためのアンケ

ート」や「パブリックコメント」などにご協力いただきました町民及び関係団体の皆様、計画

策定にご尽力いただきました、「松島町子ども・子育て会議」の委員の皆様、町議会の皆様に心

から厚くお礼申し上げます。

令和2年3月

松島町長 櫻 井 公 一

Page 4: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン
Page 5: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

目 次

はじめに

松島町 子ども・子育て支援事業計画(計画の全体像)

第1章 計画策定の背景と制度の概要 ·················································· 1

1 松島町のこれまでの取り組み ···················· 1

2 松島町において「子ども・子育て関連3法」を活用 ·········· 1

3 関連計画との関係 ························· 2

(1)次世代育成支援行動計画との関係 ················· 2

(2)子どもの貧困対策との関係 ···················· 2

4 子ども・子育て支援法に基づく制度の概要 ·············· 3

(1)子ども・子育て支援給付と地域子ども・子育て支援事業 ······· 3

(2)幼児教育・保育の無償化制度 ··················· 4

(3)子どもの認定区分 ························ 4

5 計画の位置づけと計画の期間 ···················· 6

(1)根拠となる法令、関連計画との関係 ················ 6

(2)計画の期間 ··························· 7

6 計画の策定体制 ·························· 8

(1)松島町子ども・子育て会議の設置 ················· 8

(2)アンケート調査の実施 ······················ 8

(3)パブリックコメントの実施 ···················· 8

第2章 松島町の子ども・子育てを取り巻く環境 ···································· 9

1 人口・世帯・人口動態・子どもの人数等の状況 ············ 9

(1)人口の推移 ··························· 9

(2)世帯の状況 ··························· 11

(3)自然動態・社会動態・出生の状況 ················· 12

(4)婚姻・離婚の状況 ························ 13

(5)就労の状況 ··························· 14

(6)子どもの人数 ·························· 17

2 教育・保育施設の状況 ······················· 18

(1)幼稚園の利用状況 ························ 18

(2)保育所の利用状況 ························ 19

3 地域子ども・子育て支援事業の状況 ················· 20

(1)利用者支援事業 ························· 20

(2)地域子育て支援拠点事業(子育て支援センター) ·········· 20

Page 6: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

(3)妊婦健康診査(妊婦健康診査助成事業) ·············· 21

(4)乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん訪問事業) ······· 21

(5)養育支援訪問事業 ························ 22

(6)子育て短期支援事業 ······················· 22

(7)ファミリー・サポート・センター事業(子育て援助活動支援事業) ··· 23

(8)一時預かり事業 ························· 24

(9)延長保育事業(延長・特別延長保育) ··············· 24

(10)病児保育事業 ·························· 25

(11)放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業) ··········· 25

4 教育・保育の状況 ························· 26

第3章 松島町の現状・課題・取り組みのまとめ ···································· 31

1 施策・事業の進捗状況 ······················· 31

2 松島町の状況と子ども・子育て支援をめぐる課題 ··········· 37

第4章 計画の基本的な考え方 ··························································· 41

1 基本理念 ····························· 41

2 基本方針 ····························· 42

3 施策の体系 ···························· 44

第5章 教育・保育提供区域の設定 ····················································· 45

1 教育・保育提供区域の定義 ····················· 45

2 教育・保育提供区域の設定 ····················· 46

3 子どもの数の将来推計 ······················· 48

第6章 教育・保育施設の需要量及び確保の方策 ···································· 49

1 「量の見込み」と「確保の方策」について ·············· 49

(1)教育・保育の「量の見込み」算出方法 ··············· 49

(2)地域子ども・子育て支援事業の「量の見込み」算出方法 ······· 50

(3)市町村ごとの検討 ························ 50

2 幼児期の学校教育・保育、量の見込みと確保の方策 ·········· 51

3 教育・保育の一体的提供推進 ···················· 54

(1)保護者ニーズの多様化 ······················ 54

(2)認定こども園の普及に係る基本的な考え方 ············· 54

(3)幼稚園教諭と保育士の合同研修に対する支援 ············ 54

(4)質の高い教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業の基本的な考え方 · 55

(5)幼稚園及び保育所、認定こども園と小学校との

連携についての基本的な考え方 · 55

Page 7: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第7章 地域の子ども・子育て支援の充実············································· 57

1 地域子ども・子育て支援事業の量の見込みと計画数 ·········· 57

(1)利用者支援事業 ························· 57

(2)地域子育て支援拠点事業(子育て支援センター) ·········· 58

(3)妊婦健康診査(妊婦健康診査助成事業) ·············· 59

(4)乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん訪問事業) ······· 60

(5)養育支援訪問事業 ························ 61

(6)子育て短期支援事業 ······················· 61

(7)ファミリー・サポート・センター事業(子育て援助活動支援事業) ··· 62

(8)一時預かり事業 ························· 63

(9)延長保育事業(延長・特別延長保育) ··············· 65

(10)病児保育事業 ·························· 66

(11)放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業) ··········· 67

(12)実費徴収に係る補足給付を行う事業 ················ 68

(13)関係機関の体制強化による子育て支援の充実 ············ 68

2 児童館 ······························ 69

第8章 質の高い教育・保育の提供と子育て環境の整備 ··························· 71

1 次世代育成支援行動計画 ······················ 71

(1)保育サービスの質の確保 ····················· 71

(2)子育て費用の軽減・各種助成 ··················· 71

(3)子育て支援の拠点づくり ····················· 72

(4)子どもの遊び場確保 ······················· 72

(5)地域における子育てネットワーク、仲間づくりの推進 ········ 73

(6)子どもや母親の健康確保 ····················· 73

(7)小児医療体制の充実 ······················· 74

(8)健やかな体の育成 ························ 74

(9)幼児教育の充実 ························· 74

(10)家庭や地域の連携による家庭教育力向上 ·············· 75

(11)仕事と家庭生活の両立支援 ···················· 75

(12)子育てを支援する生活環境の整備 ················· 76

(13)子どもの安全対策の推進 ····················· 76

(14)子どもを犯罪から守る活動の推進 ················· 77

(15)児童虐待を防止するための対策 ·················· 77

(16)要保護児童への支援体制の充実 ·················· 78

(17)障がいのある子への支援 ····················· 78

2 子どもの貧困対策 ························· 79

Page 8: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第9章 計画の推進体制 ··································································· 81

1 関係機関等との連携 ························ 81

(1)庁内の体制 ··························· 81

(2)地域・関係機関との協働 ····················· 81

(3)国・県との連携 ························· 81

2 計画の達成状況の点検・評価 ···················· 82

(1)子ども・子育て会議の運営 ···················· 82

(2)計画の公表、意見の反映 ····················· 82

3 子ども・子育て支援に果たす役割 ·················· 83

資料編 ·························································································· 85

1 松島町子ども・子育て会議条例 ··················· 85

2 松島町子ども・子育て会議委員名簿 ················· 87

3 松島町子ども・子育て会議の策定経過 ················ 88

4 子ども・子育て支援事業計画(第二期)策定のためのアンケート····· 89

(1)保護者の就労状況 ························ 90

(2)教育・保育事業の利用 ······················ 93

(3)地域子育て支援拠点事業の利用 ·················· 95

(4)子どもが病気やケガのときの対応 ················· 97

(5)不定期の教育・保育事業の利用 ·················· 98

(6)保育所等についての考え ····················· 99

(7)小学校就学後の放課後の過ごし方 ················· 101

(8)家庭・地域の子育て環境、望むこと ················ 103

5 子どもの生活に関する実態調査 ··················· 113

(1)世帯の状況 ··························· 114

(2)子どもの状況 ·························· 117

(3)保護者の状況 ·························· 123

6 用語解説 ····························· 129

Page 9: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

計画策定の背景と制度の概要

Page 10: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン
Page 11: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第1章 計画策定の背景と制度の概要

1

第1章 計画策定の背景と制度の概要

1 松島町のこれまでの取り組み

松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003年3月に「松島町エン

ゼルプラン」を策定しました。その後、2005年3月には「松島町次世代育成支援行動計画(前

期計画)」、2010 年3月には「松島町次世代育成支援行動計画(後期計画)」をそれぞれ策定

しました。

また、2015年3月に子ども・子育て支援法に基づく「松島町子ども・子育て支援事業計画」

を策定しました。

待機児童や様々な保育ニーズが増える中、子育て家庭を支援するため、松島町では子育て支

援センターと留守家庭児童学級の機能を持つ児童館を開設するとともに、保育所・幼稚園の認

定こども園への再編に向けて議論するなど、より良い子育て環境の整備を推進しています。

2 松島町において「子ども・子育て関連3法」を活用

国では、待機児童の解消や子育て家庭の孤立感、負担感などに対応するため、2012年8月

に「子ども・子育て関連3法」を制定し、この「子ども・子育て関連3法」に基づき、2015

年4月から「子ども・子育て支援新制度」が施行されました。

また、2016 年4月には、子ども・子育て支援の提供体制の充実を図るため、「子ども・子

育て支援法の一部を改正する法律」が施行されました。

2019年9月、国では子ども・子育て支援法に基づく基本指針の改正が行われました。

松島町では、「子ども・子育て支援新制度」を活用した「松島町子ども・子育て支援事業計画」

を策定し、子育て支援施策に計画的に取り組んできましたが、2019年度をもって「松島町子

ども・子育て支援事業計画(第一期)」の期間が満了となることから、松島町における子育て支

援について第一期の評価を行うとともにあわせてアンケート調査を実施し、課題やニーズの整

理を行い、国の動向を踏まえながら、「松島町子ども・子育て支援事業計画(第二期)」を策定

しました。

【子ども・子育て関連3法】

・子ども・子育て支援法

・就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律

・子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法

律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律

Page 12: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

2

3 関連計画との関係

(1)次世代育成支援行動計画との関係

次世代育成支援対策推進法は、2005 年4月から 2015 年3月までの 10 年間の時限立法

として成立されましたが、2014年の改正によりさらに 10年間延長され、行動計画について

は任意策定となりました。

松島町では、本計画を次世代育成支援対策推進法第8条に基づく「市町村行動計画」として

も位置づけ、「松島町次世代育成支援行動計画」と「松島町子ども・子育て支援事業計画」を一

体化した計画として策定し、施策・方針を継承していきます。

(2)子どもの貧困対策との関係

子どもの貧困対策の推進に関する法律の一部を改正する法律は、2019年6月に成立し、子

どもの貧困対策は、子どもの「将来」だけでなく「現在」に向けた対策であること、子どもの

貧困対策を「子ども一人ひとりが夢や希望を持つことができるようにするため、子どもの貧困

の解消に向けて、児童の権利に関する条約の精神にのっとり」推進することや計画を努力義務

とすること等が追加されました。

松島町では、子どもの貧困対策を子ども・子育て支援事業計画に内包されるものとして位置

づけ、施策・方針を推進していきます。

Page 13: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第1章 計画策定の背景と制度の概要

3

4 子ども・子育て支援法に基づく制度の概要

(1)子ども・子育て支援給付と地域子ども・子育て支援事業

子ども・子育て支援新制度における給付は、「子ども・子育て支援給付」と「地域子ども・子

育て支援事業」の2つに大きく分かれており、子ども・子育て支援給付は、さらに教育・保育

給付の「施設型給付」及び「地域型保育給付」と「児童手当」に分かれます。

松島町では、「子ども・子育て支援給付」と「地域子ども・子育て支援事業」を実施していま

す。

【子ども・子育て支援給付】

種類 対象事業

施設型給付 幼稚園、保育所、認定こども園

地域型保育給付 小規模保育、家庭的保育、居宅訪問型保育、事業所内保育

児童手当 支給事業継続

【地域子ども・子育て支援事業(法定 13 事業)】

事業名 状況 対象

①利用者支援事業 実施予定 保護者

②地域子育て支援拠点事業(子育て支援センター) 継 続 0~5歳

③妊婦健康診査 継 続 保護者

④乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん訪問事業) 継 続 保護者

⑤養育支援訪問事業 継 続 0~17歳

⑥子育て短期支援事業 検討中 0~11歳

⑦ファミリー・サポート・センター事業(子育て援助活動支援事業) 継 続 0~11歳

⑧一時預かり事業 継 続 0~5歳

⑨延長保育事業 継 続 0~5歳

⑩病児保育事業 検討中 0~11歳

⑪放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業) 継 続 6~11歳

⑫実費徴収に係る補足給付を行う事業 検討中 -

⑬多様な主体が本制度に参入することを促進するための事業 検討中 -

【年齢区分の考え方】

種類 対象事業

0~2歳児 年度当初の4月1日時点で0~2歳の子ども

3~5歳児 年度当初の4月1日時点で3~5歳の子ども

満3歳児 3歳の誕生日以後最初の3月 31日までの間の子ども

Page 14: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

4

(2)幼児教育・保育の無償化制度

2019 年 10 月 1 日より幼児教育保育の無償化が始まり、3~5 歳児の幼稚園授業料及び

保育料が無償となっています。(※0歳から 2 歳までの子どもたちについては住民税非課税世

帯を対象として保育料全額が無償。また、幼稚園については、入園できる時期にあわせて満 3

歳から無償化)

食材料費や通園送迎費、行事費などは無償化の対象外となり、これまでどおり保護者の負担

となります。ただし、年収 360 万円未満相当世帯の子どもと、すべての世帯の第3子以降の

子どもについては、副食(おかず・おやつ等)の費用が免除となります。

(3)子どもの認定区分

子どものための教育・保育給付認定に加えて、幼児教育・保育の無償化の開始にあわせて、

子育てのための施設等利用給付認定が新設されました。

教育・保育給付認定は、保育所、認定こども園、新制度に移行した幼稚園等を利用するため

に必要な認定です。(町内の幼稚園は新制度に移行済みです。)

施設等利用給付認定は、幼稚園(新制度に移行した幼稚園を除く)、預かり保育、認可外保育

施設等の利用料の無償化の給付を受けるために必要な認定です。

新制度幼稚園、認定こども園を利用する際には、必ず教育・保育給付の1号認定を受け、支

給認定証を交付されます。

預かり保育を利用する場合に無償化の対象となるためには、従来の1号認定とは別に無償化

の実施に伴い新たに法制された子育てのための施設等利用給付認定を受ける必要があります。

こちらは、子どもの年齢や保育の必要性の有無によって、3つの区分に分かれており、預かり

保育で無償化の対象となるためには、保育の必要性があることを要件とする新2号または新3

号の認定を受ける必要があります。

【教育・保育給付認定区分】

1号認定 満3~5歳児が、新制度に移行した幼稚園、認定こども園を利用するために必

要な認定

2号認定 満3~5歳児が、保育所、認定こども園等を利用するために必要な認定

3号認定 満3歳児を除く0~2歳児が、保育所、認定こども園等を利用するために必要

な認定

Page 15: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第1章 計画策定の背景と制度の概要

5

【施設等利用給付認定区分】

新1号認定 満3~5歳児が、幼稚園(新制度に移行した幼稚園を除く)の保育料のみ無償

化の給付を受けるために必要な認定

新2号認定

保育を必要とする理由に該当する3~5歳児が、幼稚園(新制度に移行した幼

稚園を除く)、預かり保育、認可外保育施設等の利用料を無償化の給付を受け

るために必要な認定

新3号認定

市町村民税非課税世帯のうち、保育を必要とする理由に該当する0~2歳児

が、幼稚園(新制度に移行した幼稚園を除く)、預かり保育、認可外保育施設

等の利用料の無償化の給付を受けるために必要な認定

【保育が必要な理由】

①就労(フルタイムのほか、パートタイム、夜間、居宅内の労働など)

②妊娠、出産

③保護者の疾病、障がい

④同居または長期入院等している親族の介護・看護

⑤災害復旧

⑥求職活動(起業準備を含む)

⑦就学(職業訓練校等における職業訓練を含む)

⑧虐待やDVのおそれがあること

⑨育児休業取得中にすでに保育を利用している子どもがいて継続利用が必要であること

⑩その他、上記に類する状態として市町村が認める場合

Page 16: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

6

5 計画の位置づけと計画の期間

(1)根拠となる法令、関連計画との関係

本計画は、子ども・子育て支援法第 61条第1項に基づく「市町村子ども・子育て支援事業

計画」に該当するもので、松島町の子ども・子育て施策の方向性・目標等を定め、松島町長期

総合計画や関連する分野別計画の子育て支援に関わる施策と整合性を持った計画です。

【関連計画との関係】

松島町まち・ひと・しごと創生総合戦略

松島町長期総合計画

整合

宮城県

みやぎ子ども・子育て幸福計画

子ども・子育て支援事業計画(第二期)

次世代育成支援行動計画

子どもの貧困対策 整合

整合

≪関連計画≫

松島町教育振興基本計画

松島町健康増進計画 松島町母子保健計画

松島町障がい者計画・

松島町障がい福祉計画・

松島町障がい児福祉計画 松島町高齢者福祉計画・

第7期介護保険事業計画

松島町自死対策計画

松島町教育大綱

整合

整合

Page 17: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第1章 計画策定の背景と制度の概要

7

(2)計画の期間

この計画は、「子ども・子育て支援法」に基づき 2020 年度から 2024 年度までの5年間

を計画期間とします。計画の最終年度には、それまでの成果と課題等を踏まえた見直しをして

いきます。

2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度 2025年度 2026年度 2027年度 2028年度 2029年度

松島町子ども・子育て支援事業計画(第二期)

見直し 年度

松島町子ども・子育て支援事業計画(第三期)

Page 18: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

8

6 計画の策定体制

(1)松島町子ども・子育て会議の設置

本計画の策定にあたっては、学識経験者、教育・保育関係者、児童福祉分野、公募住民など

からなる「松島町子ども・子育て会議」を設置し、計画関連事項について審議を行いました。

【計画の策定体制】

(2)アンケート調査の実施

子ども・子育て支援に関する現状や意見、ニーズを把握するため、就学前児童及び小学生の

保護者を対象に「松島町子ども・子育て支援事業計画(第二期)策定のためのアンケート調査」

を実施しました。

調査対象:2018年 10月1日時点での松島町住民基本台帳に登録されている就学前児童(514

人)・小学生(560人)が属する世帯

調査期間:2019 年1月7日~2019 年1月 21日(2019年2月5日までの回収票も有効と

しています)

(3)パブリックコメントの実施

2020年2月に松島町のホームページで計画案に対するパブリックコメントを実施し、住民

の皆様からのご意見を計画策定に反映しました。

松島町 (計画決定・実行機関)

教育委員会事務局 他 庁内関連部署

住 民 町民アンケート(ニーズ調査)

パブリックコメント 等

報告

町民福祉課 (事務局機能)

松島町 子ども・子育て会議

学識経験者

教育・保育関係者

児童福祉分野

公募住民 等 (審議等機関)

運営

事務

意見

反映

調整

連携

Page 19: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

松島町の子ども・子育てを取り巻く環境

Page 20: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン
Page 21: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第2章 松島町の子ども・子育てを取り巻く環境

9

第2章 松島町の子ども・子育てを取り巻く環境

1 人口・世帯・人口動態・子どもの人数等の状況

(1)人口の推移

松島町の総人口は、2015 年以降減少が続き、2019 年には 14,073 人と 2015 年から

845人減少しています。年齢構成でみると、男女ともに 60~70代の年齢層が多く、特に 65

~69歳が多くなっています。

年齢3区分別の人口割合は、年少人口(0~14歳)と生産年齢人口(15~64歳)は減少

する一方、老年人口(65歳以上)は増加が続き、少子高齢化の進行がみられます。

【総人口の推移】

資料:住民基本台帳 各年4月1日現在

【人口ピラミッド】

資料:住民基本台帳 2019 年4月1日現在

14,918 14,817 14,632 14,366 14,073

0

5,000

10,000

15,000

20,000

2015年 2016年 2017年 2018年 2019年

(人)

200

249

263

311

285

243

290

369

432

470

455

444

546

613

543

430

371

201

115

02004006008001,000

男性

174

190

235

263

231

240

278

357

381

394

445

488

506

690

571

570

521

386

323

0 200 400 600 800 1,000

0~4歳5~9歳

10~14歳15~19歳20~24歳25~29歳30~34歳35~39歳40~44歳45~49歳50~54歳55~59歳60~64歳65~69歳70~74歳75~79歳80~84歳85~89歳90歳以上

(人)

女性

Page 22: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

10

【年齢3区分別人口割合の推移】

資料:住民基本台帳 各年4月1日現在

9.5 9.5 9.5 9.5 9.3

56.4 55.2 54.3 53.4 52.8

34.1 35.4 36.2 37.0 37.9

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

2015年 2016年 2017年 2018年 2019年

(%)

老年人口

(65歳以上)

生産年齢人口

(15~64歳)

年少人口

(0~14歳)

Page 23: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第2章 松島町の子ども・子育てを取り巻く環境

11

(2)世帯の状況

一般世帯数は、2000 年以降減少が続き、2015年には 5,098世帯と 2000 年から 180

世帯減少しています。1世帯あたり人員も同様に減少が続き、平均 3.20人から 2.78人とな

っています。

核家族世帯の構成比は、夫婦と子ども世帯が減少する一方、夫婦のみ世帯は増加傾向となっ

ています。また、男親と子ども世帯、女親と子ども世帯のひとり親世帯も増加傾向で特に女親

と子ども世帯は 2000年から 6.2ポイント増加しています。

【世帯数及び1世帯あたり人員の推移】

資料:国勢調査 各年 10 月1日現在

【核家族世帯の構成比】

資料:国勢調査 各年 10 月1日現在

33.3%

34.1%

34.4%

35.5%

52.7%

48.4%

45.6%

42.3%

2.0%

2.8%

3.2%

3.8%

12.1%

14.7%

16.8%

18.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

2000年

2005年

2010年

2015年

夫婦のみ 夫婦と子ども 男親と子ども 女親と子ども

5,278 5,232 5,126 5,098

3.20 3.04 2.89 2.78

0.00

1.00

2.00

3.00

4.00

0

2,000

4,000

6,000

8,000

2000年 2005年 2010年 2015年

(人) 一般世帯数 1世帯あたり人員 (人)

Page 24: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

12

(3)自然動態・社会動態・出生の状況

自然動態(出生-死亡)は、2014年以降マイナスの状態が続き、2018年には-145と

なっています。社会動態(転入-転出)は、2015 年まではプラスで推移していましたが、

2016年以降マイナスに転じ、2018年には-145となっています。

出生率は、2016年まではやや増加していましたが、その後やや減少し、2018年には 4.5%

となっています。

合計特殊出生率は、全国、宮城県より下回っています。

【自然動態・社会動態の推移】

資料:松島町統計資料

【出生数・出生率】

資料:松島町統計資料

【合計特殊出生率】

資料:松島町 担当課調べ 全国、宮城県 人口動態統計

67 6777 74

65

4.4 4.5 5.2 5.1

4.5

0.0

2.0

4.0

6.0

0

50

100

150

200

2014年 2015年 2016年 2017年 2018年

(人) 出生数 出生率 (%)

1.44 1.43

1.34 1.31

1.24

1.29

1.10

1.15

1.20

1.25

1.30

1.35

1.40

1.45

1.50

2016年 2017年

全国 宮城県 松島町

▲ 149▲ 129

▲ 105

▲ 145▲ 145

2637

▲ 79▲ 59

▲ 145

▲ 200

▲ 150

▲ 100

▲ 50

0

50

自然動態 社会動態

2014年 2015年 2016年 2017年 2018年

Page 25: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第2章 松島町の子ども・子育てを取り巻く環境

13

(4)婚姻・離婚の状況

婚姻件数は、2016 年以降増加傾向となったものの 2018年には減少に転じています。

離婚件数は、2014 年以降大きな増減はなく、ほぼ横ばいに推移しています。

【婚姻件数の推移】

資料:宮城県統計年鑑

【離婚件数の推移】

資料:宮城県統計年鑑

50 45 47

7866

0

20

40

60

80

100

2014年 2015年 2016年 2017年 2018年

(件)

17 13 1218

11

0

20

40

60

80

100

2014年 2015年 2016年 2017年 2018年

(件)

Page 26: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

14

(5)就労の状況

年齢層別の就業率(15歳以上の人口に占める就業者の割合)をみると、男性は 25~59歳

まで約9割となっており、60~64 歳でも7割を占めています。女性は 25~29 歳をピーク

に結婚・出産・育児期の 30代でやや低下し、子育てが落ち着く 40代以降再び上昇していま

す。5年前に比べると、20 代以降の女性の就業率は上がっており、特に 30~34 歳では約

11ポイント上昇しています。

従業上の地位別従業者の割合をみると、女性は派遣社員、パート・アルバイト・その他、家

族従業者、家庭内職者で男性を上回っており、特にパート・アルバイト・その他が 43.4%と

正規社員・従業員を上回り最も多くなっています。

産業別就業者の割合は、第2次産業がやや増加していますが、第3次産業が 72.8%を占め

ています。

産業(大分類)別の就業比率を宮城県や周辺の市町村を比較すると、松島町は宿泊業、飲食

サービス業が 10.9%とほかに比べて高くなっています。

【年齢層別就業率の推移】

※%表示は 2015 年の数値

資料:国勢調査 各年 10 月1日現在

12.3

65.5

87.0 87.1 88.3 90.6 89.3 87.6 86.4

76.2

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

15~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳

(%) 男性2000年 2005年 2010年 2015年

15.5

68.2 77.6

74.0 68.6

73.1 77.3

72.9

67.5

46.9

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

15~19歳 20~24歳 25~29歳 30~34歳 35~39歳 40~44歳 45~49歳 50~54歳 55~59歳 60~64歳

(%) 女性2000年 2005年 2010年 2015年

Page 27: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第2章 松島町の子ども・子育てを取り巻く環境

15

【従業上の地位別従業者の割合】

資料:国勢調査 2015 年 10 月1日現在

【産業別就業者の割合】

※分類不能の産業があるため総数と合わない場合がある 資料:国勢調査 各年 10 月1日現在

51.5

62.1

37.8

2.3

1.7

3.0

26.5

13.6

43.4

5.1

6.5

3.2

2.0

2.9

0.9

7.5

10.4

3.6

4.1

1.7

7.3

0.0

0.0

0.1

1.0

1.2

0.6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

総数

男性

女性

正規社員・従業員 派遣社員

パート・アルバイト・その他 役員

雇人のある業主 雇人のない業主

家族従業者 家庭内職者

従業上の地位「不詳」

7.2

7.2

5.6

5.2

23.0

20.2

19.9

21.5

69.8

72.3

74.2

72.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

2000年

2005年

2010年

2015年

第1次産業 第2次産業 第3次産業

Page 28: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

16

【産業(大分類)別就業比率、周辺との比較】

(%) 宮城県 松島町 塩釜市 多賀城市 七ヶ浜町 利府町

農業、林業 3.8 4.3 0.3 1.0 0.6 1.8

漁業 0.6 0.9 0.7 0.1 2.3 0.1

鉱業、採石業、砂利採取業 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0

建設業 10.5 10.8 11.7 10.7 13.8 11.1

製造業 12.3 10.6 13.2 9.7 13.0 11.8

電気・ガス・熱供給・水道業 0.8 0.6 0.5 0.9 1.0 0.8

情報通信業 2.2 1.5 1.7 1.7 1.0 1.9

運輸業、郵便業 6.0 8.2 8.8 9.0 12.6 8.3

卸売業、小売業 17.3 17.6 20.3 17.5 19.4 18.6

金融業、保険業 2.2 1.6 2.1 1.9 1.4 1.9

不動産業、物品賃貸業 2.2 1.4 1.8 2.2 1.7 1.7

学術研究、専門・技術サービス業 3.0 2.1 2.4 2.9 2.2 2.8

宿泊業、飲食サービス業 5.5 10.9 5.7 5.4 5.2 5.1

生活関連サービス業、娯楽業 3.4 3.6 3.8 3.4 3.2 3.8

教育、学習支援業 5.0 3.5 3.7 3.8 2.6 5.7

医療、福祉 11.4 9.4 10.3 9.8 7.9 11.1

複合サービス事業 1.0 1.2 0.7 0.6 0.8 0.7

サービス業(他に分類されないもの) 6.4 6.7 7.0 7.1 7.4 6.9

公務(他に分類されるものを除く) 4.2 4.6 3.9 8.5 3.3 4.8

分類不能の産業 2.3 0.5 1.5 3.6 0.6 1.3

資料:国勢調査 2015 年 10 月1日現在

Page 29: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第2章 松島町の子ども・子育てを取り巻く環境

17

(6)子どもの人数

子どもの人口は、各年とも前計画の推計値を上回ってはいますが、2018年まで緩やかに減

少し 1,042人と 2015年から 41人減少しています。

【子どもの人数の推移】

(人)

2015年 2016年 2017年 2018年

推計 実績 差 推計 実績 差 推計 実績 差 推計 実績 差

0歳 69 63 ▲6 67 77 10 66 75 9 65 78 13

1歳 72 80 8 70 73 3 68 81 13 67 75 8

2歳 74 71 ▲3 75 90 15 73 76 3 71 83 12

3歳 91 88 ▲3 77 72 ▲5 78 92 14 76 79 3

4歳 85 86 1 93 90 ▲3 79 75 ▲4 80 92 12

5歳 87 91 4 83 89 6 91 86 ▲5 77 76 ▲1

6歳 97 96 ▲1 90 95 5 86 93 7 95 86 ▲9

7歳 86 88 2 97 97 0 90 93 3 86 92 6

8歳 92 95 3 86 89 3 97 101 4 90 94 4

9歳 89 93 4 93 93 0 87 91 4 98 103 5

10 歳 120 114 ▲6 90 94 4 94 98 4 88 89 1

11 歳 115 118 3 121 114 ▲7 91 95 4 95 95 0

合計 1,077 1,083 6 1,042 1,073 31 1,000 1,056 56 988 1,042 54

※推計:前計画時の推計値 資料:住民基本台帳 各年4月1日現在

Page 30: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

18

2 教育・保育施設の状況

(1)幼稚園の利用状況

幼稚園の利用状況は、2018年4月末現在、3か所ある幼稚園の定員数の合計が 150人に

対して 108人の利用となっています。

【幼稚園の利用状況】

(人) 2015年 2016年 2017年 2018年

松島第一幼稚園

(定員数 70 人)

3歳 - 15 11 18

4歳 21 24 21 15

5歳 22 23 25 20

計 43 62 57 53

松島第二幼稚園

(定員数 40 人)

3歳 - - 14 16

4歳 17 16 4 13

5歳 17 15 18 5

計 34 31 36 34

松島第五幼稚園

(定員数 40 人)

3歳 11 6 10 6

4歳 9 11 5 10

5歳 11 10 11 5

計 31 27 26 21

利用人数合計(A) 108 120 119 108

定員合計(B) 150 150 150 150

過不足(B-A) 42 30 31 42

資料:主要施策の成果説明書 各年4月末現在

Page 31: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第2章 松島町の子ども・子育てを取り巻く環境

19

(2)保育所の利用状況

保育所の利用状況は、2018年3月末現在、4か所ある保育所の定員数の合計が 269人に

対して 210人の利用となっています。

【保育所の利用状況】

(人) 2015年 2016年 2017年 2018年

高城保育所

(定員数 120人)

0歳 7 4 5 9

1歳 13 13 11 10

2歳 11 15 14 16

3歳 17 15 17 16

4歳 16 17 16 18

5歳 18 16 17 14

計 82 80 80 83

磯崎保育所

(定員数 60 人)

0歳 6 3 4 1

1歳 7 5 11 7

2歳 9 10 8 12

3歳 9 15 15 5

4歳 9 6 16 14

5歳 8 11 6 16

計 48 50 60 55

松島保育所

(定員数 60 人)

0歳 3 4 4 5

1歳 4 4 7 12

2歳 6 7 5 15

3歳 7 6 8 6

4歳 5 8 7 10

5歳 7 5 8 8

計 32 34 39 56

高城保育所分園

(定員数 29 人)

0歳 0 0 0 0

1歳 5 0 0 0

2歳 3 7 0 0

3歳 1 2 3 5

4歳 6 2 4 7

5歳 8 7 0 4

計 23 18 7 16

利用人数合計(A) 185 182 186 210

定員合計(B) 269 269 269 269

過不足(B-A) 84 87 83 59

資料:主要施策の成果説明書 各年3月末現在

Page 32: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

20

3 地域子ども・子育て支援事業の状況

(1)利用者支援事業

子どもまたは子どもの保護者からの相談に応じ、子育てや教育・保育の利用に必要な情報提

供、助言などを含めた支援を行う事業です。松島町では利用者支援事業としては実施していま

せんが、健康長寿課の保健師が疾病の予防、早期発見、早期治療を促すとともに、身体発育、

精神発達の面から重要な時期に総合的な健康診査、健康相談を実施し、妊娠期から子育て期に

おける包括的な支援を実施しています。また、子育て支援センターにおいて子育てに関する相

談に応じ、情報の収集や情報提供を行っています。

【利用者支援事業の状況】

2015年 2016年 2017年 2018年

実施予定か所数 0 か所 1 か所 1 か所 1 か所

実施か所数 0 か所 0 か所 0 か所 0 か所

達成率 - 0% 0% 0%

(2)地域子育て支援拠点事業(子育て支援センター)

児童館1か所を拠点とし、乳幼児のいる子育て中の親子の交流や育児相談、情報提供などを

行う事業です。保育士及び児童厚生員が児童館で実施しています。

【地域子育て支援拠点事業の状況】

2015年 2016年 2017年 2018年

計画値 6,300 人回 6,300 人回 6,300 人回 6,300 人回

実績 10,421人回 9,155 人回 10,395人回 8,166 人回

達成率 165% 145% 165% 130%

2015年 2016年 2017年 2018年

実施予定か所数 1 か所 1 か所 1 か所 1 か所

実施か所数 1 か所 1 か所 1 か所 1 か所

達成率 100% 100% 100% 100%

Page 33: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第2章 松島町の子ども・子育てを取り巻く環境

21

(3)妊婦健康診査(妊婦健康診査助成事業)

妊婦が定期的に行う健診費用を助成する事業です。母子健康手帳交付の際、県内の医療機関

で利用できる妊婦健康診査の助成券(14 回分)を母子健康手帳別冊として交付しています。

(受診回数や薬の処方によっては自己負担額が発生する場合があります。)里帰り出産などで

県外で妊婦健診を受けられた場合は、受診券を使うことはできませんが、助成申請を行うこと

によって、規定の額を上限として助成しています。

【妊婦健康診査の状況】

受診者(対象者数) 2015年 2016年 2017年 2018年

計画値 67 人 66 人 65 人 63 人

実績 121人 113人 109人 93 人

達成率 181% 171% 168% 148%

(4)乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん訪問事業)

訪問事業は厚生労働省からの要請により、赤ちゃんが生まれた家庭の不安や産後のストレス

を軽減するために行うもので、生後4か月までの間にすべての赤ちゃんと母親に会うことを目

指し、保育士などが訪問しています。赤ちゃん訪問時に撮影した写真を誕生記念絵本にして松

島町児童館でお渡ししています。

【乳児家庭全戸訪問事業の状況】

訪問数 2015年 2016年 2017年 2018年

計画値 69 人 67 人 66 人 65 人

実績 68 人 61 人 75 人 73 人

達成率 99% 91% 114% 112%

※子どもの人数の実績(P17)との差については、年末等に生まれた子どもや里帰り出産している子等について翌年に実

施していることがあるためです。

Page 34: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

22

(5)養育支援訪問事業

様々な原因で養育支援が必要な家庭を保健師、助産師、保育士などが訪問し、個々の家庭が

抱える養育上の問題の解決と軽減を目的とした事業です。産後の育児支援や簡単な家事などの

援助、未熟児や多胎児などに対する育児支援、栄養指導、養育者の身体的・精神的不調に関す

る相談、指導、若い父親・母親の育児相談やアドバイスも行います。

【養育支援訪問事業の状況】

訪問数 2015年 2016年 2017年 2018年

計画値 26 人 26 人 26 人 25 人

実績 2 人 21 人 7 人 46 人

達成率 8% 81% 27% 184%

(6)子育て短期支援事業

保護者が疾病、疲労など身体上・精神上・環境上の理由により、児童の養育が困難となった

場合に児童養護施設などにおいて宿泊を伴う養育・保護を行う事業です。松島町では実施して

いません。

【子育て短期支援事業の状況】

訪問数 2015年 2016年 2017年 2018年

計画値 0 人日 0 人日 0 人日 0 人日

実績 0 人日 0 人日 0 人日 0 人日

達成率 - - - -

Page 35: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第2章 松島町の子ども・子育てを取り巻く環境

23

(7)ファミリー・サポート・センター事業(子育て援助活動支援事業)

子育ての手助けがほしい人(依頼会員)、子育ての手伝いをしたい人(提供会員)、両方を兼

ねる人(両方会員)が登録し、子育ての相互援助活動を行う事業です。松島町児童館に申請登

録することで利用できる事業です。

【ファミリー・サポート・センター事業の状況】

利用者 2015年 2016年 2017年 2018年

計画値 0 人日 110人日 200人日 200人日

実績 0 人日 3 人日 51 人日 28 人日

達成率 - 3% 26% 14%

利用会員 2015年 2016年 2017年 2018年

計画値 0 人 33 人 60 人 60 人

実績 0 人 44 人 53 人 54 人

達成率 - 133% 88% 90%

提供会員 2015年 2016年 2017年 2018年

計画値 0 人 15 人 30 人 30 人

実績 0 人 6 人 6 人 6 人

達成率 - 40% 20% 20%

両方会員 2015年 2016年 2017年 2018年

計画値 0 人 0 人 10 人 10 人

実績 0 人 0 人 0 人 0 人

達成率 - - - -

Page 36: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

24

(8)一時預かり事業

保護者が定期的に仕事をするなど保育が断続的に困難なときや入院、通院、出産、介護、冠

婚葬祭などの緊急のときやボランティア活動、学校行事、育児疲れなどでリフレッシュしたい

場合などにおいて磯崎保育所で一時的な預かりを行っています。また、すべての幼稚園では利

用者を対象に学校行事、健診、通院等の際に一時的な預かりを行っています。

【一時預かり事業の状況】

保育所 2015年 2016年 2017年 2018年

計画値 80 人日 80 人日 80 人日 80 人日

実績 385人日 405人日 205人日 168人日

達成率 481% 506% 256% 210%

幼稚園 2015年 2016年 2017年 2018年

計画値 170人日 180人日 185人日 185人日

実績 157人日 209人日 284人日 259人日

達成率 92% 116% 154% 140%

(9)延長保育事業(延長・特別延長保育)

保育所利用者を対象に通常の保育時間以降に保育を希望する場合に提供する事業です。延長

保育事業(午前 7時 30分~午前 8時、午後 4時~午後 6時)については高城保育所、磯崎

保育所、松島保育所、高城保育所分園で実施しており、特別延長保育(午前 7 時~午前 7 時

30分、午後 6時~午後 7時)については高城保育所のみで実施しています。

【延長保育事業の状況】

保育所 2015年 2016年 2017年 2018年

計画値 180人 180人 180人 180人

実績 122人 133人 140人 155人

達成率 68% 74% 78% 86%

Page 37: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第2章 松島町の子ども・子育てを取り巻く環境

25

(10)病児保育事業

病児・病後児保育事業は、病気にかかっている子どもや回復しつつある子どもを医療機関や

保育所の付設の専用スペースなどで一時的に預かる事業です。松島町では実施していません。

【病児保育事業の状況】

2015年 2016年 2017年 2018年

計画値 0 人日 0 人日 0 人日 0 人日

実績 0 人日 0 人日 0 人日 0 人日

達成率 - - - -

(11)放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業)

保護者が就労、疾病その他の理由により、昼間家庭において適切な育成を受けられない児童

を対象に適切な遊びや生活の場を提供し、健全育成を図る事業です。松島町では「留守家庭児

童学級」という名称で実施しています。

【放課後児童クラブの状況】

利用者(低学年) 2015年 2016年 2017年 2018年

計画値 90 人 90 人 90 人 90 人

実績 62 人 74 人 88 人 77 人

達成率 69% 82% 98% 86%

利用者(高学年) 2015年 2016年 2017年 2018年

計画値 30 人 30 人 30 人 30 人

実績 8 人 10 人 17 人 16 人

達成率 27% 33% 57% 53%

Page 38: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

26

4 教育・保育の状況

各年度の実績は以下の通りとなっています。

■2015 年度計画値

認定区分

1号 2号 3号

計 3-5歳

教育のみ

3-5歳

教育希望

3-5歳

保育あり

1-2歳

保育あり

0歳

保育あり

推計児童人口 263人 146人 69 人 478人

①量の見込み(必要利用定員総数) 140人 120人

70 人 30 人 360人 10 人 110人

②町計画数

(確保の方策)

認定こども園

幼稚園、保育所 105人 110人 70 人 30 人 315人

地域型保育事業 - - - - - -

認可外保育施設 - - - - - -

②-① ▲35人 ▲10人 0 人 0 人 ▲45人

■2015 年度実績値

認定区分

1号 2号 3号

計 3-5歳

教育のみ

3-5歳

教育希望

3-5歳

保育あり

1-2歳

保育あり

0歳

保育あり

推計児童人口 265人 151人 63 人 479人

①量の見込み(必要利用定員総数) 108人 112人

70 人 23 人 313人 0 人 112人

②町計画数

(確保の方策)

認定こども園

幼稚園、保育所 108人 111人 70 人 16 人 305人

地域型保育事業 - - - - - -

認可外保育施設 - - - - - -

②-① 0 人 ▲1人 0 人 ▲7人 ▲8人

Page 39: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第2章 松島町の子ども・子育てを取り巻く環境

27

■2016 年度計画値

認定区分

1号 2号 3号

計 3-5歳

教育のみ

3-5歳

教育希望

3-5歳

保育あり

1-2歳

保育あり

0歳

保育あり

推計児童人口 253人 145人 67 人 465人

①量の見込み(必要利用定員総数) 140人 110人

70 人 30 人 350人 10 人 100人

②町計画数

(確保の方策)

認定こども園

幼稚園、保育所 130人 110人 70 人 30 人 340人

地域型保育事業 - - - - - -

認可外保育施設 - - - - - -

②-① ▲10人 0 人 0 人 0 人 ▲10人

■2016 年度実績値

認定区分

1号 2号 3号

計 3-5歳

教育のみ

3-5歳

教育希望

3-5歳

保育あり

1-2歳

保育あり

0歳

保育あり

推計児童人口 251人 163人 77 人 491人

①量の見込み(必要利用定員総数) 120人 110人

61 人 20 人 311人 0 人 110人

②町計画数

(確保の方策)

認定こども園

幼稚園、保育所 130人 110人 61 人 11 人 312人

地域型保育事業 - - - - - -

認可外保育施設 - - - - - -

②-① 10 人 0 人 0 人 ▲9人 1 人

Page 40: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

28

■2017 年度計画値

認定区分

1号 2号 3号

計 3-5歳

教育のみ

3-5歳

教育希望

3-5歳

保育あり

1-2歳

保育あり

0歳

保育あり

推計児童人口 248人 141人 66 人 455人

①量の見込み(必要利用定員総数) 130人 100人

70 人 30 人 330人 10 人 90 人

②町計画数

(確保の方策)

認定こども園

幼稚園、保育所 130人 100人 70 人 30 人 330人

地域型保育事業 - - - - - -

認可外保育施設 - - - - - -

②-① 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人

■2017 年度実績値

認定区分

1号 2号 3号

計 3-5歳

教育のみ

3-5歳

教育希望

3-5歳

保育あり

1-2歳

保育あり

0歳

保育あり

推計児童人口 253人 157人 75 人 485人

①量の見込み(必要利用定員総数) 119人 117人

59 人 23 人 318人 0 人 117人

②町計画数

(確保の方策)

認定こども園

幼稚園、保育所 130人 117人 56 人 13 人 316人

地域型保育事業 - - - - - -

認可外保育施設 - - - - - -

②-① 11 人 0 人 ▲3人 ▲10人 ▲2人

Page 41: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第2章 松島町の子ども・子育てを取り巻く環境

29

■2018 年度計画値

認定区分

1号 2号 3号

計 3-5歳

教育のみ

3-5歳

教育希望

3-5歳

保育あり

1-2歳

保育あり

0歳

保育あり

推計児童人口 233人 138人 65 人 436人

①量の見込み(必要利用定員総数) 130人 100人

70 人 30 人 330人 10 人 90 人

②町計画数

(確保の方策)

認定こども園

幼稚園、保育所 130人 100人 70 人 30 人 330人

地域型保育事業 - - - - - -

認可外保育施設 - - - - - -

②-① 0 人 0 人 0 人 0 人 0 人

■2018 年度実績値

認定区分

1号 2号 3号

計 3-5歳

教育のみ

3-5歳

教育希望

3-5歳

保育あり

1-2歳

保育あり

0歳

保育あり

推計児童人口 247人 158人 78 人 483人

①量の見込み(必要利用定員総数) 108人 123人

73 人 30 人 334人 0 人 123人

②町計画数

(確保の方策)

認定こども園

幼稚園、保育所 130人 123人 72 人 15 人 340人

地域型保育事業 - - - - -

認可外保育施設 - - - - -

②-① 22 人 0 人 ▲1人 ▲15人 6 人

Page 42: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

30

Page 43: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

松島町の現状・課題・取り組みのまとめ

Page 44: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン
Page 45: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第3章 松島町の現状・課題・取り組みのまとめ

 1 施策・事業の進捗状況

施策 具体的施策・事業 第一期計画での方針 第一期計画で実施した内容 課題・成果 方向性 第二期計画での取り組み

幼児期の学校教育・保育

・計画年度中の町内ニーズは確保されている。・0歳児の保育利用希望について常に状況把握し対応 を図る。・幼・保の一体的提供も含め、施設のあり方を検討し ていく。

・町立の幼稚園3か所、保育所4か所にて提供してい る。

【保育所】・3歳以上児については、全数対応ができているが、 未満児については、保育士不足や施設面積が不足し ている影響で、年度当初より5名の待機児童が発生 し、問題となっている。その他、施設の老朽化も大 きな問題となっている。【幼稚園】・すべての町立幼稚園で3年保育を実施している。・一部施設で老朽化が進んでいる。

拡大

・保育士不足による待機児童や、施設の老朽化、施設 面積の不足に対応するため、保育所・幼稚園の再編 及び認定こども園化を早急に進め、より良い環境整 備を図っていく。・保育ニーズの多様化に応えるため、引き続き発達障 がい児支援事業(のびっこクラブ)に参加し、スキ ルアップを図っていく。

教育・保育の一体的提供推進

・幼稚園・保育所連携による教育・保育の一体的提供 を推進。・幼稚園・保育所がすべて町立であるメリットを活か す。・職員の合同研修や小・中学校との連携等への取り組 み等を進める。

・幼稚園・保育所連携型施設として3~5歳児合同保 育(教育)を第二小学校併設の第二幼稚園と高城保 育所分園で行っている。・保育所と幼稚園で同じカリキュラムの教育を行い、 実質的な一体化がなされている。・幼・保の職員合同研修を行っている。

・タイムスケジュールが違うことで活動時間にズレが 生じている。

拡大

・保育所・幼稚園の再編にあわせ、認定こども園化を 進めていく。・認定こども園化が実現するまでの間、保育所職員と 幼稚園教員の情報共有や指導力向上のため、継続し て幼児教育の研究を行っていく。・幼・保・小の連携を図り子どもたちが円滑に小学校 に移行できるように、合同研修等の実施を検討して いく。

幼児教育無償化への対応

・2019年10月より3歳以上児及び3歳未満児の非課税 世帯を対象に幼稚園・保育所等の利用料の無償化を 実施している。(3歳以上児の給食費については徴 収。)

・幼児教育の負担軽減を図れている。

維持

・引き続き幼児教育無償化への対応を行っていく。

利用者支援事業

・2016年度を目標に専門的な相談員の配置を検討す る。

・健康長寿課では、保健師が疾病の予防、早期発見、 早期治療を促すとともに、身体発育、精神発達の面 から重要な時期に総合的な健康診査、健康相談を実 施し、妊娠期から子育て期における包括的な支援を 実施している。・子育て支援センターでは、子育てに関する相談に応 じ、情報の収集や情報提供を行っている。

・妊娠期から子育て期までの相談や情報提供、助言な どの必要な支援を行い、様々なニーズに応えられて いる。

実施予定

・健康長寿課においては、引き続き、総合的な健康診 査、健康相談を実施し、疾病予防、早期発見、早期 治療に努めていく。また、職員の配置について国の 基準を満たせるよう体制整備を検討していく。・子育て支援センターにおいては、今後も身近な相談 先として、情報収集や情報提供を行っていく。

地域子育て支援拠点事業(子育て支援センター)

・新しい児童館を拠点として、現在実施中の事業に加 え、イベントの幅を広げるなど事業内容を充実させ る。➜2015年度から松島町児童館の運営を開始する。

・松島町児童館1か所を拠点とし、保育士及び児童厚 生員が乳幼児のいる子育て中の親子の交流や育児相 談、情報提供などを行っている。

・子どもたちの居場所として定着してきた。・乳幼児のいる子育て中の親子の新規利用者が増えて おり、イベント等を通じて新たな交流も生まれてい る。 維持

・2019年度より指定管理になったことで、遊びの部分 を松島町児童館、相談業務の部分を町民福祉課こど も支援班で担当している。これまで通りのサービス を維持するために、今まで以上にお互いに連携を図 り、情報を共有していく。また、積極的に研修に参 加し、職員の質の向上に努めていく。

妊婦健康診査(妊婦健康診査助成事業)

・実施場所は当面現状通りで継続する。・助成内容も現状通りで継続する。

・妊婦が定期的に行う健康費用を助成している。・母子健康手帳と一緒に交付している母子健康手帳別 冊に14回分の無料受診券をつけており、県内の医療 機関において利用できるようにしている。 (受診回数や薬の処方によっては自己負担額が発生 する場合がある。)・里帰り出産などで県外で妊婦健診を受けた場合は、 受診券を使うことはできないが、助成申請を行うこ とによって、規定の額を上限として助成している。

・母子健康手帳を交付時に、母子健康手帳別冊を説明 し確実に受けるように指導を行うことができた。・妊婦健診の結果を集計し必要時、妊婦へ確認を行う ことができた。・里帰り助成についても、母子健康手帳発行時に説明 し、2018年度は2人(9回分)へ助成を行った。

維持

・引き続き妊婦健康診査の助成を行い、妊婦の負担軽 減に努めていく。また、里帰り助成についても実施 していく。

乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん訪問事業)

・「こんにちは赤ちゃん訪問事業」、「新生児訪問事 業」として今後も継続する。・保健師1名、助産師1名、保育士2名の体制で実施 する。

・赤ちゃんが生まれた家庭の不安や産後のストレスを 軽減するために行っている。生後4か月までの間に すべての赤ちゃんと母親に会うことを目指し、保育 士などが訪問している。・赤ちゃん訪問時に撮影した写真を誕生記念絵本にし て松島町児童館で渡している。

・全数訪問できており、母親と父親と直接話しをする ことで、子育てへの不安や産後のストレスの軽減が 図れている。

維持

・引き続き全数訪問を実施し、母親や父親と直接話し をすることで子育てへの不安や産後のストレスの軽 減や解消を図っていく。

養育支援訪問事業

・今後も内容を充実させ継続する。・保健師1名、保育士2名の体制で実施する。

・様々な原因で養育支援が必要な家庭が抱える養育 上の問題を保健師、助産師、保育士などが訪問し、 解決と軽減を実施している。・産後の育児支援や簡単な家事などの援助、未熟児や 多胎児などに対する育児支援、栄養指導、養育者の 身体的・精神的不調に関する相談、指導、若い父親・母親の育児相談やアドバイスを実施している。

・エジンバラ産後うつ病自己評価高値、要支援妊婦、 要保護家庭などへ家庭訪問を実施できた。・近年妊産婦のメンタルヘルスケアについての訪問が 増加傾向にあり、妊産婦の不安軽減に努めている。 維持

・養育支援が必要な家庭へ、今後も訪問を行い養育者 へのサポートを行っていく。・関係機関と連携し、これまで通り対応していく。

子育て短期支援事業

・町域を超えた2市3町など周辺自治体との広域的な 実施を検討する。

・周辺自治体と広域的な実施に向けて検討している。 ・宮城県内でも実施している施設は数か所しかなく、 財源等の問題もあり、実現は難しい状況である。 検討中

・引き続き周辺自治体と広域的な実施を検討していく が、必要時には県と連携し児童養護施設等につなげ るなど児童の安全確保に努めていく。

幼児期の学校教育・保育

地域子ども・子育て支援事業

【方向性】

維持:現状どおり取り組みを継続

拡大:現状より取り組みを強化

縮小:現状より取り組みを縮小

廃止:ニーズ等がなく取り組む必要がない

31

Page 46: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

施策 具体的施策・事業 第一期計画での方針 第一期計画で実施した内容 課題・成果 方向性 第二期計画での取り組み

ファミリー・サポート・センター事業(子育て援助活動支援事業)

・事業の必要性が高いと思われ、長期休業時、保護者 の私用・リフレッシュによる一時預かりなど、現サ ービスで受け入れが難しい潜在ニーズへの対応とし て前向きに実施を検討する。・病児預かり以外からはじめる形で事業実施を検討す る。・近隣市町村との提携など広域的な実施も含め検討す る。

・子育ての手助けがほしい人(依頼会員)、子育ての 手伝いをしたい人(提供会員)、両方を兼ねる人( 両方会員)が登録し、松島町児童館、子育て支援セ ンターを通じ、子育ての相互援助活動を実施してい る。

・利用者が固定化されてきている状況であり、提供会 員も中々増えてこない状況である。・今後の課題としては少しでも提供会員を増やし、急 な利用等にも対応できるような状況にしていく必要 がある。 維持

・どこにも預け先がない場合の預かり先として引き続 き続けていく方針である。また、より利便性を高め るために急な利用にも対応できるような方法を検討 していく。

一時預かり事業

・内容の充実を図りながら継続する。 ・保護者が定期的に仕事をするなどで保育が断続的に 困難なときや入院、通院、出産、介護、冠婚葬祭な どの緊急時やボランティア活動、学校行事、育児疲 れなどでリフレッシュしたい場合など、一時的な預 かりを行っている。保育所では、磯崎保育所におい て幼稚園では第一幼稚園、第二幼稚園、第五幼稚園 のすべての幼稚園で実施している。

【保育所】・入院等の緊急時や保護者の育児疲れに対応すること ができている。【幼稚園】・条件付きで、実施日も限られているため、保護者の ニーズに応えきれていない現状にある。原因として は人員が不足していることにより、預かれないとき があった。

維持

・今後も続けていく方針である。保護者のニーズに応 えられるよう、人員の確保に努め、体制を整えてい く。

延長保育事業(延長・特別延長保育)

・内容の充実を図りながら継続する。・延長保育の更なる拡大については、親のニーズとし て存在するものの、子どもへの負担も考慮すべき点 と考えられる。

・すべての保育所で保育所利用者を対象に通常の保育 時間以降に、保育を希望する場合に提供を行ってい る。

・延長保育、特別延長保育を行うことで様々な就労形 態に対応することができている。

維持

・引き続き様々な就労形態に対応するため、今後も続 けていく方針である。また、長い時間保育所で過ご す子どもたちの負担を減らせるよう、楽しく過ごせ るような工夫をしていく。

病児保育事業

・町域を超えた2市3町等周辺自治体との広域的な実 施を検討する。

・周辺自治体で実施しているところに広域的な受入れ ができないかお願いをしている。

・他市町村の子どもまで預かれるほど余裕がないのが 現状としてある。また単独で実施するにも人の確保 や財源的な問題もあり、実施は難しい状況である。 検討中

・周辺自治体に引き続き広域的な受入れについてお願 いをしていく。また、ファミリー・サポートセンタ ー事業での対応ができないか検討していく。

放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業)

・高学年まで拡大する。・「放課後子ども総合プラン」に沿い、教育委員会と 福祉部局で協議し、「放課後児童クラブ(留守家庭 児童学級)」と「放課後子ども教室」の連携につい ても検討する。

・保護者が就労、疾病その他の理由により、昼間家庭 において適切な育成を受けられない児童を対象に適 切な遊びや生活の場を提供し、健全育成を図ってい る。・松島町では「留守家庭児童学級」という名称で実施 している。

・2017年に高学年が5名ほど待機になったことがある が、現在は待機児童もおらず全数受け入れることが できている状況である。・今年度より指定管理に移行しているが、これまでと 同様のサービスを提供できている。

維持

・これまでと同様のサービスを続けていく方針である が、指定管理者制度を導入したので、新たな可能性 を指定管理者と検討していく。・「新放課後子ども総合プラン」に沿った「放課後子 ども教室」との連携による、より安心安全な居場所 づくりを検討していく。

実費徴収に係る補足給付を行う事業

・本事業は教育・保育施設が上乗せ徴収を行う際、実 費負担の部分について低所得者の負担軽減を図るた め、公費による補助を行うもの。松島町においては 公立の幼稚園・保育所しかないため、現段階では事 業計画がないが、今後の状況の推移をみながら対応 していく。

・未実施。 ・未実施。

検討中

・2019年10月1日より始まった幼児教育・保育の無償 化にあわせ、新制度未移行の町外の私立幼稚園に通 う児童に対し、給食費補助を行う方向で検討してい く。

関係機関の体制強化による子育て支援の充実

・松島町児童館やこども支援班に子育て相談の窓口を 設置している。小学生以上については主に教育委員 会や学校が対応している。

・全国的に児童虐待が大きな問題になっている。松島 町では大きな問題にはなっていないが、少なからず その疑いのある家庭は存在し、都度関係機関で情報 の共有を図り対応することができている。

拡大

・今後より関係機関の連携を強化していく。また児童 虐待防止対策体制総合強化プランにより子ども家庭 総合支援拠点を2022年度までに全市町村に設置が義 務化されるので、今後体制としてはより強化される ことになる。

児童館

児童館

・2015年度から松島町児童館の運営を開始する。・松島町児童館のほか、留守家庭児童学級、子育て支 援センター機能も保持し、松島町の子育て支援の中 心的役割を持たせる。・「子どもの居場所づくり」、「遊びを通した子ども の成長支援」、「保護者への子育て支援」、「親子 一緒の時間の提供」、「地域ぐるみでの子育て支援 」等を実現させる施設として運営する。

・18歳未満の児童を対象に、子どもの生活の安定や情 操を豊かにすることを目的とし、色々な遊びや色々 な体験ができるイベントを実施している。・松島町児童館は、子育て支援センターや留守家庭児 童学級の機能も持っている。

・子どもたちの居場所として定着してきた。・乳幼児のいる子育て中の親子の新規利用者も増えて おり、新たな交流が生まれている。・子どもの遊び場(館庭)が狭い。

維持

・2019年度より指定管理になったが、これまでの事業 は維持しつつ、指定管理だからこそできることを、 今後指定管理者と話し合いを行い検討していく。ま た、子どもの遊び場(館庭)が狭いことについては 今まで以上にB&Gの体育館や町民グラウンドの利 用ができないか検討していく。

保育サービスの質の確保 ○配置職員の充実

・国の基準にあわせた配置で運営している。・障がい児等の受け入れを継続し、その対応の職員の 加配を実施している。

・国の基準通りの配置になるように児童を受け入れて いるため、待機児童が発生している。そのため、今 後は保育士の確保が重要な課題となっている。 維持

・引き続き保育士の国の配置基準を守り、派遣会社や ハローワークを利用して、保育士の確保に努めてい く。

保育サービスの質の確保 ○職員の資質の向上

・保育士等の知識、技術や施設運営の質を高めるため 研修を行うとともに、保育サービス評価等の導入、 実施に取り組んでいる。

・保育所内で研修は行っているが、保育士不足や予算 的な問題もあり、外部の研修や保育サービスの外部 評価までは実施できていない状況である。 維持

・保育所内での内部研修については引き続き実施して いく。外部研修や保育サービスの外部評価について は実施できるよう、保育士の確保や予算の確保に努 めていく。

子育て費用の軽減・各種助成 ○乳幼児医療費助成  (通院・入院)の充実

・子ども医療費助成制度として、通院・入院とも0歳 ~18歳に到達する最初の年度末までを対象として実 施している。

・18歳に到達する最初の年度末までの児童が対象とな っている。所得制限もなし。申請漏れもなく適切に 行えている。 維持

・申請漏れもなくきちんと対応できているため、現状 通りの取り組みを継続していく。

地域子ども・子育て支援事業

・2014年度で終了となる「松島町次世代育成支援行動 計画 後期計画」を本計画にて継承する。・保護者の就労状況や家族の状況その他の事情に関わ らず、すべての子どもが質の高い教育・保育を受け られる環境を整備し、あわせて地域ぐるみの子育て 支援、生活環境、健康・医療、安全・安心、虐待・ 要保護児童問題、障がいのある子への対応など、様 々な支援環境の整備を行う。

次世代育成支援

行動計画

32

Page 47: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

施策 具体的施策・事業 第一期計画での方針 第一期計画で実施した内容 課題・成果 方向性 第二期計画での取り組み

子育て費用の軽減・各種助成 ○多子世帯の保育料の軽減

・保育所に同時に入所している保育料は第2子半額、 第3子無料を実施している。

・適切に行えており、多子世帯の経済的負担の軽減に なっている。

維持

・今後も続けていく方針である。また、2019年10月か らは幼児教育・保育の無償化が始まっており、より 経済的負担の軽減が図られている。

子育て費用の軽減・各種助成 ○予防接種助成

・BCG、不活化ポリオ、ヒブ・肺炎球菌、三種混合 、四種混合、水痘、麻疹、風疹、日本脳炎の予防接 種の全額助成を実施している。

・生後1か月から1か月半までに予防接種手帳を送付 し、個別接種の助成を行っている。・乳幼児健診などの場で、母子健康手帳にて接種確認 を行い、接種勧奨を行っている。・MRワクチンやBCGなど個別の接種率目標を設定 し、2018年度は目標をほぼ達成できた。

維持

・今後も予防接種の全額助成を行う。また引き続き接 種勧奨を行い、MRワクチンやBCGなどには個別 の接種率目標を設定していく。

子育て費用の軽減・各種助成 ○妊婦健診受診助成

・14回分の健診費用の助成を実施している。 ・母子健康手帳交付時に、母子健康手帳別冊を説明し 確実に受けるように指導を行っている。また、妊婦 健診の結果を集計し、必要時、妊婦へ確認を行って いる。

維持

・今後も、妊婦健康診査の助成を行い、妊婦の負担軽 減に努める。

子育て費用の軽減・各種助成 ○特定不妊治療助成

・「宮城県不妊に悩む方への特定不妊治療支援事業」 の対象と認められる方へ治療費の一部助成を行い、 夫婦の経済的な負担の軽減を実施している。

・産婦人科医へ助成についてのチラシの配布や、町の ホームページで情報提供を行っている。・妊娠を希望する夫婦への経済的負担軽減に繋がって いる。

維持

・今後も、特定不妊治療について周知を行い助成を 行っていく。

子育て支援の拠点づくり ○子育て拠点施設の充実

・子育て支援センター機能を松島町児童館に移設し、 子育て家庭が相互に交流を行い、子育てについての 相談や情報の提供、助言などを行う場、また小中学 生等の相互交流が図れる場の提供を実施している。

・様々な人たちの交流の場として十分に機能している が、利用者が固定されているといった課題もある。 これまで利用したことのない人も利用できるよう開 館時間や開館日を検討してみるのも一つの手段であ る。

維持

・今後も続けていく方針であるが、2019年度より指定 管理者制度を導入しているので、指定管理者とより 利用しやすい環境の提供に努めていく方針である。

子どもの遊び場確保 ○屋外遊び場の整備

・町民の森、新設した児童公園等の安全管理、環境整 備、衛生管理を継続し利用しやすい施設運営を行っ ている。

・児童公園が22か所あるが、中には遊具の老朽化等の 問題のある所もある。今後計画的に遊具の更新が必 要になる。 維持

・計画的に遊具の更新が必要になってくるのでしっか りと準備をしていく。また、広い公園の整備など、 子どもたちの遊び場の確保を検討していく。

地域における子育てネットワーク、仲間づくりの推進 ○子育て情報の発信推進

・毎月の広報の中に児童館だよりのページを確保し、 全戸配布し、相談、事業等の周知を実施している。・子育てに関する情報が子育て家庭に確実に伝わるよ う、より効果的な提供方法を検討し、様々な方法、 媒体で情報提供を行っている。

・現在、広報紙の中に児童館だよりのページを設け様 々な情報の提供を行うことができている。・子育て支援サイトやフェイスブックを活用し、情報 発信ができている。 維持

・引き続き広報紙や子育て支援サイト、フェイスブッ クを活用し、情報発信を行っていく。また、このほ かにも良い方法がないか検討していく。

地域における子育てネットワーク、仲間づくりの推進 ○親子の交流促進

・育児サークル情報を広く周知し、運営についてサポ ートを行い会員の加入促進に努め、各サークルの交 流を図る連絡会を定期的に実施している。・子育て支援センター事業の、リズム遊びの会、なか よし教室、3B体操、親子ベビーヨガを定期的に開 催し親と子の交流を促進している。

・育児サークルは、新しい会員の加入促進を町の広報 や松島町児童館の掲示板を利用して行っているが会 員数が減少傾向にある。・子育て支援センター事業については、リズム遊びの 会、なかよし教室、3B体操、親子ベビーヨガを行 うことで親子の交流促進が図れている。

維持

・育児サークルは、引き続き運営についてサポートを 行う。また、会員数が減少傾向にあるので引き続き PRを行い加入促進を図っていく。・子育て支援センター事業は事業を見直し、これまで 以上に親子の参加を促していく。

地域における子育てネットワーク、仲間づくりの推進 ○住民参加の子育て支援活動  の推進

・松島町児童館において、高齢者、ジュニア・リーダ ー等との世代間交流の促進を図り、子育て支援ボラ ンティアの人形劇、読み聞かせを通して交流を促進 している。・幼稚園、保育所の行事にも地域の方の参加を促し、 子どもたちが地域の人とふれあう機会を提供してい る。

・児童館事業では、ジュニア・リーダーの協力により 他世代とふれあいを持つことはできたが、高齢者と の交流については、少なかった。・幼稚園・保育所とも地域の方々とふれあい、色々な 事を肌で感じて学んでいる。

維持

・引き続き世代間交流の促進を図っていく。実施が少 なかった高齢者との交流については、今後、昔遊び などの事業を取り入れることを検討し、交流を増や していく。・幼稚園・保育所については引き続き行事に地域の方 々の参加を促し、子どもたちがふれあう機会を提供 していく。

子どもや母親の健康確保 ○メンタルヘルス対策の充実

・産後うつ対策として、情報提供及びエジンバラ質問 票によるチェックを全産婦に実施し、訪問、面接に より支援を行っている。

・エジンバラ産後うつ病自己評価が高い方へ家庭訪問 や乳幼児健診時に確認をし、支援を行うことができ ている。 維持

・今後も産後うつ対策として、情報提供及びエジンバ ラ産後うつ病質問票によるチェックを全産婦に実施 し、訪問、面接により支援を行っていく。

子どもや母親の健康確保 ○健康診査等の充実

・乳幼児期の疾病を早期に発見し、適切な対応を行う ため、健康診査の充実を図るとともに、経過観察の 必要な乳幼児について保健指導を行っている。

・各健診で、個別相談を行っており発達や言葉など聞 き取りを行うことで早期介入を行っている。・保育士が乳幼児の集団行動面等も観察することで、 発達異常の早期発見に努めることができた。

維持

・今後も健康診査の充実を図り、乳幼児期の疾病の早 期発見に努め、経過観察の必要な乳幼児については 保健指導を行っていく。

子どもや母親の健康確保 ○個別相談の充実

・安心して育児を行うことができるよう、気軽に相談 できる体制を充実し、乳幼児の保健医療に対する適 時適切な指導、助言を行う。

・各健診以外でも、育児相談会を実施しており、赤ち ゃんほっとサロンでは、松島病院と連携し医療、発 育、発達など様々な相談へ対応することができた。 維持

・今後も安心して育児を行うことができるよう、気軽 に相談できる体制を充実し、乳幼児の保健医療に対 する適時適切な指導、助言を行うとともに、個別の 相談対応も行っていく。

小児医療体制の充実 ○小児科医療体制の充実

・乳幼児家庭に、休日、夜間診療や電話相談窓口など の情報提供を継続し、近隣自治体や関係機関と連携 して、地域医療体制整備の一層の充実を県に要望し ている。・塩竃地区休日急患診療センター運営を2市3町で行 っている(小児科は土曜日の夜も対応)。

・各健診で、「宮城県こども夜間安心コール♯8000」 の紹介や塩釜地区休日急患センターについて紹介し 情報提供を行うことができている。

維持

・今後も乳幼児健診を実施し、疾病の早期発見に努め ていく。・塩釜地区休日急患診療センター運営を継続し、小児 救急について「こども夜間安心コール」等の情報提 供を行っていく。・近隣自治体や関係機関と連携して、地域医療体制整 備の一層の充実を県に引き続き要望していく。

次世代育成支援行動計画

【再掲】・2014年度で終了となる「松島町次世代育成支援行動 計画 後期計画」を本計画にて継承する。・保護者の就労状況や家族の状況その他の事情に関わ らず、すべての子どもが質の高い教育・保育を受け られる環境を整備し、あわせて地域ぐるみの子育て 支援、生活環境、健康・医療、安全・安心、虐待・ 要保護児童問題、障がいのある子への対応など、様 々な支援環境の整備を行う。

33

Page 48: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

施策 具体的施策・事業 第一期計画での方針 第一期計画で実施した内容 課題・成果 方向性 第二期計画での取り組み

健やかな体の育成 ○子どもの体力増進

・幼児期からスポーツに親しむ環境を整えスポーツ習 慣の確立、意欲の増進を図り、地域の人材を活用し 気軽に様々なスポーツに取り組める環境づくりを行 っている。

・運動習慣へのきっかけづくりと基礎体力・運動能力 の向上が図られている。

維持

・町民や関係団体などと協力し、基本的な生活習慣を 守りながら、幼児期に体を動かすことの楽しさや、 自ら進んでスポーツに取り組む意欲を育てるととも に、基礎体力と運動能力の向上を図っていく。

幼児教育の充実 ○幼保小連携の推進

・各幼稚園、保育所において、小学校行事への参加等 を行い、小学生との交流事業を行っている。

・交流の回数を増やしたいが、送迎バスの調整が必要 となる。・小学校側が幼稚園・保育所に来て交流する機会がな い。

維持

・できるだけ送迎バスの調整をし、交流の回数を増や すことで、幼保小との連携を促進し、義務教育への スムーズな移行を図っていく。・中学生や高校生等の保育ボランティア・保育体験を 実施するなど校種間をこえた交流も推進していく。

幼児教育の充実 ○多様な体験活動の推進

・地域の人材と協力し、体育、食育、知育活動を推進 している。

・地域団体等の協力により、多様な体験活動の推進が 図られている。 維持

・地域の実態に応じた体験活動の推進や、幼稚園・保 育所での活動をはじめ、地域全体で子どもたちの体 験活動の充実を図っていく。

家庭や地域の連携による家庭教育力向上 ○家庭教育への支援の充実

・子どもの成長における家庭での子育ての重要性を理 解し、親の育児能力の向上を図るため学習機会の充 実に努めている。

・園だよりやボード、ホームページを通して、園での 様子を知らせることで、家庭の子育てを支援する一 助となっている。

維持

・親子の関わり方について、刊行物を利用して支援を 行う。子育てサークルと連携し、親子のふれあいを 啓発する機会と方法を検討していく。・家庭の教育力向上のため、家庭教育支援活動を行う 宮城県家庭教育支援チームの派遣を検討していく。

家庭や地域の連携による家庭教育力向上 ○学校、幼稚園、保育所等に  おける子育て家庭への支援

・学校、幼稚園、保育所などにおいて、家庭教育に関 する情報提供や相談を行っている。

・子育てに不安を感じた保護者に対して相談を重ね、 関係機関に繋げている。

維持

・保護者や学校、幼稚園、保育所と共通理解を深めな がら、家庭教育に関する情報提供や相談の充実を図 っていく。

仕事と家庭生活の両立支援 ○ワーク・ライフ・バランスの  考え方の普及

・都度、啓発している(事業主として)。 ・都度、啓発している(事業主として)。

維持

・ワーク・ライフ・バランスの考え方の理解や合意形 成を促進するため、労働者、事業主、地域住民等に 向け、育児休業や介護休業など制度の周知・情報提 供を行うとともに、ワーク・ライフ・バランスの意 識啓発をより一層推進するために啓発方法を検討し ていく。

仕事と家庭生活の両立支援 ○働き方の見直しについての  意識啓発

・意識啓発を図っている(事業主として)。 ・意識啓発を図っている(事業主として)。

維持

・男性、女性ともに職業生活優先の意識や役割分担意 識を改めるとともに、家庭生活、家庭教育の重要性 を認識し、バランスのとれた働き方やライフスタイ ルを考えることができるよう、啓発方法を検討して いく。

仕事と家庭生活の両立支援 ○男女共同参画意識の啓発

・管理職45人のうち15人(3割)が女性管理職である (事業主として)。

・管理職45人のうち15人(3割)が女性管理職である (事業主として)。

維持

・男女がともに個性と能力を発揮し、いきいきと暮ら すことができるよう、男女共同参画の実現に向けた 意識啓発を図るため、学校教育や地域活動など様々 な場で啓発していけるよう、啓発方法を検討してい く。

子育てを支援する生活環境の整備 ○住宅の情報提供

・移住・定住促進ガイドブックを作成し、松島町への 定住につながるPRを行っている。

・町内にはまだ空き家バンクへ未登録となっている物 件がある。・隔年度毎に定住ガイドブックを作成し、松島町への 定住につながるPRを行えている。

拡大

・引き続き移住・定住促進ガイドブックを発行し、宅 地や松島の暮らしの魅力などのPRを行っていく。・空き家バンクについては、まだ登録を行っていない 空き家等所有者に対して、登録を行って貰えるよう な方策を検討していく。

子育てを支援する生活環境の整備 ○通学路等の安全の確保

・ガードレールやカーブミラー等、交通安全施設の改 修及び設置を行い、交通安全に配慮した道路環境づ くりを推進している。

・交通状況の変化などに対応し、通学路の継続的な安 全確保が求められている。・既設のカーブミラーについては、経年劣化が進んで いる物が多くあり、施設更新には多額の費用を要す る。

維持

・危険度の高い交差点にガードレールやカーブミラー 等の交通安全施設の設置、老朽化した交通安全施設 の更新など優先度の高いものから取り組み、交通安 全に配慮した道路環境づくりを関係機関と調整しな がら推進していく。

子どもの安全対策の推進 ○交通安全対策の推進

・子どもの安全教育や通学路での交通指導を推進する とともに、ドライバーの交通マナー向上のための啓 発に努めている。

・高齢者による事故に子どもや保護者等が巻き込まれ る事故が全国的にも増加している。

拡大

・子どもの安全教育や通学路での交通安全指導を推進 するとともに、ドライバーの交通マナー向上の啓発 に努める。さらに高齢ドライバーに対する安全運転 の普及啓発活動を強化していく。

子どもの安全対策の推進 ○防災対策の推進

・子どもを含めた町民の防災意識の啓発を図るととも に、自主防災組織の編成、強化や災害時の情報伝達 手段の確立を推進している。

・近年は自然災害が頻発し、被害が激甚化する傾向に あるため、情報伝達と確実な避難に結びつける対応 が必要となっている。

拡大

・引き続き「まつしま防災学」による防災教育と自主 防災組織の活動、各種防災訓練等により防災意識の 啓発と防災力向上に努めていく。

子どもを犯罪から守る活動の推進 ○防犯意識の普及啓発

・家庭や地域の防犯意識を高めるとともに、子ども自 身が危険を回避するための防犯意識の高揚を図って いる。

・近年は犯罪が多様化していることから防犯に対する 普及啓発がより重要になってきている。

拡大

・子どもたちが犯罪に巻き込まれないよう、家庭、地 域、学校、警察、関係団体や子ども110番の家と連 携を図り、家庭や地域の防災意識を高めるとともに 引き続き子ども自身が危険を回避するための防犯意 識の高揚を図っていく。

子どもを犯罪から守る活動の推進 ○地域の防犯体制の充実

・各地区の防犯指導隊、少年補導員、PTA、学校、 行政が共同による街頭指導を実施するとともに、防 犯情報を幼稚園、保育所、学校でメール配信の実施 している。・声かけ案件や不審者、熊出没等の緊急時には巡回活 動や見守り活動を実施している。

・近年は多様な犯罪が増えており、関係団体間におけ る情報共有並びに連携が必要となっている。

拡大

・各地区の防犯指導隊、少年補導員、PTA、学校等 の連携を強化するため、警察署と協力し支援を行っ ていく。・今後も児童生徒の登下校等の安全確保に努めるとと もに、幼稚園、保育所、学校によるメール配信、ス クールガード・リーダーによる見守りを継続してい く。

【再掲】・2014年度で終了となる「松島町次世代育成支援行動 計画 後期計画」を本計画にて継承する。・保護者の就労状況や家族の状況その他の事情に関わ らず、すべての子どもが質の高い教育・保育を受け られる環境を整備し、あわせて地域ぐるみの子育て 支援、生活環境、健康・医療、安全・安心、虐待・ 要保護児童問題、障がいのある子への対応など、様 々な支援環境の整備を行う。

次世代育成支援行動計画

34

Page 49: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

施策 具体的施策・事業 第一期計画での方針 第一期計画で実施した内容 課題・成果 方向性 第二期計画での取り組み

児童虐待を防止するための対策 ○相談体制の強化・充実

・自分の行為を虐待ではないかと悩む親や、虐待をみ たり聞いたりした人が早期に相談・通報できる体制 を整備している。

・発達障がいの疑いのある子どもが増えており、それ を受け入れられない親もいる。ネグレクトや孤立し た生活にならないよう支援が必要である。 維持

・引き続きネグレクトや孤立した生活にならないよう 早期に相談・通報できる体制の充実を図っていく。

児童虐待を防止するための対策 ○情報の周知

・児童虐待の防止や早期発見のため、児童虐待に関す る情報の周知を図っている。

・現在、児童虐待防止月間のみの周知であるが、今後 は機会を捉えて周知することも必要である。

維持

・児童虐待の防止や早期発見のため、児童虐待防止月 間以外でも児童虐待に関する情報を周知し、学校と の情報交換もこれまで以上に行っていく。

要保護児童への支援体制の充実 ○要保護児童への支援体制の  充実

・虐待を受けた子どもの精神的なケアを行う関係機関 と連携し、適切な対応を図っている。・DVの被害者の子どもの精神的なケアを図るととも に、家庭の自立を支援している。

・個別ケース会議での情報共有、共通理解を図り一貫 した支援を行っている。今後、子どもたちを守る支 援者を増やしていく必要がある。

維持

・今後も虐待を受けた子どもの精神的なケアを行う関 係機関と連携し、適切な対応を図る。また、被害者 の子どもの精神的なケアを図るとともに、家庭の自 立を支援していく。その他、子どもたちを守る支援 者を増やす方法も検討していく。

要保護児童への支援体制の充実 ○関係機関との連携

・要保護児童対策地域協議会では町内のすべての事例 を共有している。

・町民と情報を共有しみんなで支援できる体制づくり が必要である。

維持

・児童虐待防止対策体制総合強化プランにより子ども 家庭総合支援拠点を2022年度までに全市町村に設置 が義務化されることから、今後はそこに向けて体制 をより強化し、あわせて関係機関との連携も強化し ていく。

障がいのある子への支援 ○日中一時支援事業の充実

・希望園で乳幼児から学童までサポートを図っている が、養育支援の施設として関係機関と連携しながら 機能強化を図っている。

・現在、母子通園のため母親が希望園の職員に相談し やすい環境ができている。

維持

・希望園や関係機関とのつながりを強くし、様々なサ ービスにつなげられるような体制の維持・強化を行 っていく。

障がいのある子への支援 ○保育所、幼稚園での障がい児  の受け入れ体制の充実

・職員の研修を実施し受け入れ体制を整え、障がい( 児)に応じた指導が行えるよう、保健福祉、教育関 係との連携強化を図っている。

・臨床心理士の指導のもと、発達障がいについて学ぶ とともに、障がい児と保護者の支援を行った。 今後も継続していくシステムもできあがっている。・のびっこクラブに参加した保育士や幼稚園教諭は、 個性や多様性に応じた子育てについて学ぶことがで き、現場での教育・保育に活かされている。・臨床心理士や保健師に気になる幼児の実態をみても らい、関わり方や支援の仕方について助言・指導を 受けている。

維持

・引き続き臨床心理士や保健師に気になる幼児の実態 をみてもらい、関わり方や支援の仕方について助言 ・指導を行ってもらう。また、研修や発達障がい児 支援事業(のびっこクラブ)に参加した保育士や教 諭から、ほかの保育士や教諭に内容を報告、共有し てもらうことでスキルアップを図っていく。

障がいのある子への支援 ○早期発見、個別支援の充実

・乳幼児健診での早期発見、早期支援に努め、特別支 援教育連携協議会を設け幼稚園、保育所、小学校、 支援学校等と連携して情報の共有を図り、継続的な 相談支援、体制の充実を図っている。

・2016年度より、宮城県のモデル事業としてM-CH ATを導入し、継続して行っている。M-CHAT 陽性者や各健診で発達障がい等を早期発見し、関係 機関と連携、養育支援を行っている。

維持

・乳幼児健診時のM-CHATを継続し、障がいの早 期発見に努め、親子への早期支援を行っていく。ま た、特別支援教育連携協議会で、幼稚園、保育所、 小学校、支援学校等と連携して情報の共有を図り、 継続的な相談支援を行っていく。・医療的ケア児等が適切な支援が受けられるよう、保 健、医療、障がい等の関係機関が連携を図るための 協議の場の設置を検討していく。

障がいのある子への支援 ○情報提供の充実

・障がいに応じた、各種制度の支援内容等について情 報提供に努める。

・現在障がいのある子に対して家族からの相談を受け 付け、各種情報提供を行っている。また、障害福祉 サービス事業や相談支援事業所への情報提供も行っ ている。

維持

・引き続き障がいに応じた、各種制度の、支援内容等 について情報提供に努めていく。また、保護者等の 発達障がい等への知識や理解を深めるため、情報提 供の方法について検討していく。

障がいのある子への支援 ○仲間づくり支援

・障がい児を持つ親の会を積極的に紹介し、親同士の 仲間づくりを支援している。

・障がい児を持つ親に対して、福祉の増進を目的とす る親の会を紹介している。

維持

・引き続き障がい児を持つ親に対して、親の会を積極 的に紹介し親同士の仲間づくりを支援していく。

 児童扶養手当

・父親または母親と生計を同じくしていない児童を育 成する家庭の生活安定と自立を促進し、児童福祉の 増進を図るため、18歳の年度末までの児童(または 20歳未満で政令で定める程度の障がいの状態にある 児童)を監護する母親または父親、父母に代わって その児童を養育する方に対して支給している。

・適切に支給することができている。・住民基本台帳担当者から対象と思われる方について は全数案内してもらっていることもあり申請漏れも ない状況である。 維持

・引き続きひとり親家庭の経済的負担の軽減を図って いく。

 乳児家庭全戸訪問事業

・生後4か月までの乳児のいるすべての家庭を訪問し 様々な不安や悩みを聞き、子育て支援に関する情報 提供等を行うとともに、親子の心身の状況や養育環 境等の把握や助言を行い、支援が必要な家庭に対し ては適切なサービス提供につなげている。

・全戸訪問できており、母親や父親と直接話しをする ことで、子育てへの不安や産後のストレスの軽減が 図れている。また、支援が必要な家庭に対しては適 切なサービス提供につなげられている。 維持

・引き続き全戸訪問を実施し、母親や父親と直接話し をすることで、子育てへの不安や産後のストレスの 軽減を図っていく。また、支援が必要な家庭に対し ては適切なサービスの提供に努めていく。

 松島町母子福祉対策資金 貸付事業

・母子世帯等が、就労や児童の就学などで資金が必要 となったときに貸付けを受けられる資金であり、ひ とり家庭の経済的自立を支援するとともに生活意欲 を促進し、その扶養している児童の福祉を増進する ことを目的とし行っている。

・数年間貸付の申し込みがない状態が続いている。

廃止

・数年間貸し付けの申し込みの無い状態が続いている ため、廃止を検討している。・申し込みの問い合わせの際は、県の貸付事業を案内 していく予定である。

【再掲】・2014年度で終了となる「松島町次世代育成支援行動 計画 後期計画」を本計画にて継承する。・保護者の就労状況や家族の状況その他の事情に関わ らず、すべての子どもが質の高い教育・保育を受け られる環境を整備し、あわせて地域ぐるみの子育て 支援、生活環境、健康・医療、安全・安心、虐待・ 要保護児童問題、障がいのある子への対応など、様 々な支援環境の整備を行う。

次世代育成支援行動計画

子どもの貧困対策

35

Page 50: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

施策 具体的施策・事業 第一期計画での方針 第一期計画で実施した内容 課題・成果 方向性 第二期計画での取り組み

 義務教育段階の就学援助

・経済的理由などにより就学にお困りで、次の理由の いずれかに該当する小・中学校の保護者で、援助を 希望する方が対象となり、実施している。 (1)生活保護を受けている方 (2)生活保護の停止または廃止のあった方 (3)町民税が非課税である方 (4)児童扶養手当の支給を受けている方 (5)国民健康保険税の減免又は徴収猶予を受けてい   る方 (6)国民年金の掛金を減免されている方

・全小・中学校の保護者にチラシを配布し、制度の周 知に努めた。・各学校の担当者が事務執行にあたっており、負担と なっている。

維持

・引き続き条件に該当する就学にお困りの小・中学校 の保護者に援助を実施していく。・各学校の担当者の事務負担が増大しているため、就 学援助の事務手引きを見直し、事務の平準化を図っ ていく。

 奨学金貸与

・修学に意欲がある学生及び生徒であって、経済的理 由により修学が困難な方に対し、奨学金を貸与する ことにより、修学を促進し、社会に貢献できる人材 育成を図っている。 【高校生】自宅通学者  10,000円(月額)      自宅外通学者 20,000円(月額) 【大学生】自宅通学者  20,000円(月額)      自宅外通学者 30,000円(月額)

・経済的理由により修学が困難な学生・生徒の修学促 進及び経済的負担軽減の一助となっている。

維持

・修学に意欲がある学生及び生徒であって、経済的理 由により修学が困難な方に対し、奨学金を貸与する ことにより、修学を促進し、社会に貢献できる人材 育成を図っていく。

 特別支援教育就学奨励費 負担等

・町立小・中学校の特別支援学級に入級している児童 及び生徒の保護者負担を軽減するため、学用品費等 の一部を援助している(所得制限有り)。

・各学校の担当者が事務執行にあたっており、負担と なっている。

維持

・引き続き町立小・中学校の特別支援学級に入級して いる児童及び生徒の保護者負担を軽減するため学用 品等の一部援助を実施していく(所得制限あり)。・各学校の担当者の事務負担が増大しているため、就 学援助の事務手引きを見直し、事務の平準化を図っ ていく。

 小学校入学準備支援事業

・第3子が小学校に入学する際に「小学校入学祝金」 支給し、経済的負担の軽減を図っている。

・適切に支給することができている。

維持

・引き続き対象の世帯に支給し、経済的負担の軽減を 図っていく。

 スクールカウンセラーの活用

・児童生徒に対する心理面における専門的指導の重要 性を考慮して、児童生徒の臨床心理に関して高度に 専門的な知識・経験を有するスクールカウンセラー を宮城県教育委員会より町内各小・中学校へ派遣を 受け、カウンセリング等によって児童生徒の心のケ アや問題行動等を未然に防止している。

・家庭環境等から精神的に不安定になりがちな児童を 授業中に教室に入り観察し、その結果、気づいた点 や適切な対応の仕方について助言いただいたり、学 級経営における集団維持機能と目的達成機能のバラ ンスを保つことに繋がっている。

維持

・今後とも児童及び保護者の心の安定と教職員の資質 能力向上を図るためスクールカウンセラーを活用し ていく。

 スクールソーシャルワーカー の活用

・児童・生徒の悩みや抱えている問題の解決に向け、 家庭、学校、地域の関係機関をつなぎ支援していま す。また、保護者や教職員に対し、支援や相談、情 報提供を行っている。

・不登校児童生徒の心のケア相談支援体制を充実し、 学校と家庭、各機関との円滑な連携を図ることで、 学校生活復帰につながるよう努めることができてい る。 維持

・引き続き児童・生徒の悩みや抱えている問題の解決 に向け、スクールソーシャルワーカーを活用し、家 庭、学校、地域の関係機関をつなぎ支援するととも に、保護者や教職員に対し、支援や相談、情報提供 を行っていく。

 母子父子家庭医療費助成

・児童が18歳に到達する最初の年度末までを対象とし て1つの医療機関で1か月に支払った保険診療分の 自己負担額が基準額を超えたときに、超えた分を助 成している。(所得制限あり) 【基準額】 通院 1,000円       入院 2,000円

・適切に支給することができている。

維持

・引き続き児童が18歳に到達する最初の年度末までを 対象として1つの医療機関で1か月に支払った保険 診療分の自己負担額が基準額を超えたときに、超え た分を助成していく。

 チャイルドシートレンタル

・チャイルドシートを無料でレンタルしている。 ・チャイルドシートを無料でレンタルすることで、経 済的負担の軽減の一助となっている。

維持

・引き続き無料レンタルを行っていく。

 生活困窮者への自立支援

・生活困窮に陥る恐れのある世帯に対し福祉事務所、 ハローワーク、宮城県南部自立相談支援センター等 と連携しながら適切に支援を行っている。

・福祉事務所、ハローワーク、宮城県南部自立相談支 援センター等と連携しながら適切な支援を生活困窮 者に対し、実施できている。

維持

・引き続き福祉事務所、ハローワーク、宮城県南部自 立相談支援センター等と連携しながら生活困窮者に 対し、適切な支援を行っていく。

子どもの貧困対策

36

Page 51: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第3章 松島町の現状・課題・取り組みのまとめ

37

2 松島町の状況と子ども・子育て支援をめぐる課題

本計画は、松島町において、安心して子どもを産み育てられる環境づくりとすべての子ども

が健やかに成長できる地域づくりを実現するため策定するものです。

策定にあたり、松島町の子ども・子育てを取り巻く現状整理や子ども・子育てに関する意見

やニーズを把握するために「松島町子ども・子育て支援事業計画(第二期)策定のためのアン

ケート調査」を行いました。

それらの現状やアンケート結果からみえてきた松島町の課題は、「課題1 保育所・幼稚園

の再編」、「課題2 関係機関の体制強化による子育て支援の充実」、「課題3 子育て支援拠点

としての役割の充実」、「課題4 子どもの遊び場確保と安心・安全対策」の4つです。

松島町の状況

幼児期の教育・保育は、町立の幼稚園3か所、保育所4か所において実施しています。

幼稚園・保育所連携型施設としては、3~5歳児合同保育(教育)を第二小学校併設の第二

幼稚園と高城保育所分園で行っています。

課題

松島町においては、「施設の老朽化」、「保育士不足及び施設面積の不足」による3歳未満児の

待機児童の発生が課題となっており、保育所の改修や改築について検討していました。最近で

は少子化や教育・保育従事者の人材不足、就労を希望する保護者の増加、多様なサービスの提

供への対応などから、保育所や幼稚園を認定こども園へ再編(統廃合)することが最適な対応

策として議論が進んでいます。

課題1 保育所・幼稚園の再編

Page 52: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

38

松島町の状況

松島町では、町民福祉課と松島町児童館・子育て支援センターにおいて、子育ての相談窓口

を設置しています。また、健康長寿課や教育委員会、学校、教育・保育施設においても、各種

相談や問題に随時対応しており、関係機関と情報の共有を図っています。

課題

松島町では、児童虐待の防止や支援が必要な児童などについては、日常から関係機関が連携

して支援にあたり対応していますが、近年気になる家庭が増えていることから、これまで以上

に、緊急時を含めた体制の充実が必要となっています。

国も 2022 年までに子ども家庭総合支援拠点の設置を全市町村に義務づけ、体制の強化を

求めていることから、今後、町民福祉課、松島町児童館、子育て世代包括支援センター、健康

長寿課、教育委員会、学校など子どもに関わる関係機関が、これまで以上に一体的に対応でき

るようにするためには、どのような体制にしていくのが良いか、今後検討が必要となっていま

す。

課題2 関係機関の体制強化による

子育て支援の充実

Page 53: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第3章 松島町の現状・課題・取り組みのまとめ

39

松島町の状況

地域の子育て支援拠点として 2015 年に児童館を開館しました。乳幼児のいる子育て中の

親子の交流や育児相談、情報提供の場として利用者数も増えており、イベント等を通じて交流

の輪も広がっています。開館してからの利用実績の平均値は当初の計画値を大きく上回る

151%(20ページ参照)にもなっています。

課題

アンケート調査では、約3人に1人が今後の利用意向を示しています。利用していない理由

としては、利用時間が合わないことや事業内容がわからない、利用したいサービスがないなど

の意見があがっています。

2019年度より児童館が指定管理者制度となり、これまでの業務を町と分担して行っていま

す。今後も相互の連携を図りながら運営していくとともに、イベント等の充実、相談体制及び

育児サークルの支援について、民間運営の良さを活かし、より一層の充実、そして周知の実施

が求められています。また、今後は開館日時等についても検討が必要になります。

課題3 子育て支援拠点としての

役割の充実

Page 54: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

40

松島町の状況

松島町には、子どもたちの遊び場、子育て家庭の交流の場などとして、児童公園が 22か所

設置してあり、専門業者による遊具の定期点検、役場職員による草刈り等の環境整備や安全管

理を行っています。

また、子どもたちへの交通安全教育や通学路における交通指導や街頭指導をはじめ、防犯情

報を幼稚園、保育所、学校それぞれが、保護者にメール配信を実施するなど、交通安全対策、

防犯対策を行っています。

課題

アンケート調査では、子育て支援の充実を図るために町に期待することとして、行動範囲が

広がる小学生の家庭では、「子どもを犯罪から守る活動」と「子どもの交通安全等対策」への要

望が多くなっています。一方、就学前児童の家庭では、「児童館や公園など子どもの遊び場の確

保」が7割近くとなっています。

松島町では、子どもたちが安心・安全に過ごせるよう、公園の遊具等の安全管理を行ってい

ますが、子どもたちが遊べる公園が少ない、遊具が少ないなどの課題があることから、引き続

き、遊具の老朽化への対策を行うとともに、安心して遊べる広い公園の整備を検討し、町民す

べての人が利用しやすい環境整備を推進する必要があります。

また、近年、子どもが巻き込まれる事故や犯罪などが増えており、松島町でも子どもの交通

安全対策や犯罪から守るための対策が求められていることから、子どもや子育て家庭のみだけ

ではなく、地域全体で子どもを見守り、子育て家庭を支えていく地域づくりがより一層重要と

なっています。

課題4 子どもの遊び場確保と

安心・安全対策

Page 55: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

計画の基本的な考え方

Page 56: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン
Page 57: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第4章 計画の基本的な考え方

41

第4章 計画の基本的な考え方

1 基本理念

松島町では、将来を担う子どもたちが笑顔で健やかに成長でき、安心して子どもを産み育て

ることができるよう、家庭、地域、行政、関係機関が連携し、地域全体で子どもや子育て家庭

を見守り・支えあうまちづくりを推進してきました。

第二期となる松島町子ども・子育て支援事業計画においても、前計画からの理念を継承し、

「地域全体での子育てサポート、さらに地域そのものも育つ」、「すこやかで笑顔あふれる子ど

もを、松島のみんなで育てる」の考えのもと、『育もう!すこやか笑顔あふれる松島の子』を基

本理念とします。

基本理念

育もう!

すこやか笑顔あふれる

松島の子

Page 58: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

42

2 基本方針

松島町では、基本理念を具体的に推進していくために、妊娠・出産期、乳幼児期の保育から

学童期・それ以上の子どもへの切れ目のない支援、子どもを取り巻くあらゆる環境へのきめ細

かな対応を行うため、3つの基本指針に基づいて、各事業に取り組み、課題の解決を図ってい

きます。

基本方針1

2019 年 10 月から実施している幼児教育・保育の無償化制度について周知徹底を図

り、子育て家庭の負担軽減を図るとともに、子どもを産み育てやすい環境づくりを目指し

ます。

また、低年齢児から就学前の子どもの保育ニーズに応えられるよう、保育所・幼稚園の

再編及び認定こども園化など環境整備を推進します。

保育の量的拡大・確保

基本方針2

妊娠・出産期から学童期、18 歳未満までの子どもの健全な発達支援のため、子どもの成

長段階に応じた学びの支援や子育てに関する相談や情報提供など、切れ目のない支援の充

実を図ります。

地域の子ども・子育て支援の充実

基本方針3

親の就労状況や家庭環境に関わらず、すべての子どもが質の高い教育・保育を受けられ

る環境を整備します。また、子どもや子育て家庭が安心して暮らしていけるよう、安全・

安心の体制を強化するとともに、ひとり親家庭、障がい児、児童虐待の早期発見や的確な

対応など、支援を必要としている家庭への情報提供や相談体制の強化を図ります。

さらに、経済的状況により、子どもの学習環境が十分ではないこと、進学などの選択範

囲が狭められている貧困家庭に対しては、就学援助等の支援を行うほか、子どもの貧困の

背景には様々な社会的な要因があることの理解を深め、地域全体で見守り、適切な支援に

つなぐ環境づくりを推進します。

質の高い教育・保育の提供と子育て環境の整備

Page 59: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第4章 計画の基本的な考え方

43

<子ども家庭総合支援拠点の業務内容>

◆子ども家庭支援全般に係る業務 実情の把握、情報の提供、相談等への対応、総合調整

◆要支援児童及び要保護児童等への支援業務 ◆関係機関との連絡調整

支援拠点が調整機関の主担当機関を担い、

児童相談所と各関係機関への指示系統の一

本化を図ることで、児童相談所との円滑な

連携・協働体制を推進 ◆その他の必要な支援

宮城県家庭教育支援チームの利用の検討等

していく

要保護児童対策調整機関

◇責任をもって対応すべき支援機関を選定 ⇒町民福祉課が中心となって支援

方針・計画を作成 ◇支援の進行状況確認等を管理・評価

◇関係機関間の調整、協力要請 等

健康長寿課

医療機関(検討) 町民福祉課・保育所

宮城県仙台保健

福祉事務所

教育委員会・学校・幼稚園

児童館

民生委員児童委員

松島町社会福祉協議会

警察

関係機関の連携

連携

◆妊娠期から子育て期にわたる総合的相談や支援を実施

健康長寿課、子育て支援センター (子育て世代包括支援センター)

◆関係機関が情報を共有し、連携して対応

要保護児童対策地域協議会

【新設】子ども家庭総合支援拠点 (子ども家庭支援員常時2名:社会福祉士、

精神保健福祉士、医師、保健師、保育士等資

格所有者)

◆相談、養育環境等の調査、専門診断等(児童や家族への援助方針の検討・決定)

◆一時保護、措置(里親委託、施設入所、在宅指導等) ◆市区町村援助(市区町村相互間の連絡調整、情報提供等必要な援助)

児童相談所

役割分担・連携を

図りつつ、常に協

働して支援を実施

2つの主担当機関

が連携し、一体的

に支援を実施

連携

虐待などのリスクの程度

児童相談所

その他、連携が必要

と認められる機関

【児童等に対する必要な支援を行う体制のイメージ】

Page 60: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

44

3 施策の体系

基本理念 基本方針 施策 具体的施策

保育の 量的拡大・確保

幼児期の学校教育・保育 教育・保育施設による供給確保

(1)利用者支援事業

(2)地域子育て支援拠点事業(子育て支援センター)

(3)妊婦健康診査(妊婦健康診査助成事業)

(4)乳児家庭全戸訪問事業   (こんにちは赤ちゃん訪問事業)

(5)養育支援訪問事業

(6)子育て短期支援事業

(7)ファミリー・サポート・センター事業   (子育て援助活動支援事業)

(8)一時預かり事業

(9)延長保育事業(延長・特別延長保育)

(10)病児保育事業

(11)放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業)

(12)実費徴収に係る補足給付を行う事業

(13)関係機関の体制強化による子育て支援の充実

児童館

(1)保育サービスの質の確保

(2)子育て費用の軽減・各種助成

(3)子育て支援の拠点づくり

(4)子どもの遊び場確保

(5)地域における子育てネットワーク、   仲間づくりの推進

(6)子どもや母親の健康確保

(7)小児医療体制の充実

(8)健やかな体の育成

(9)幼児教育の充実

(10)家庭や地域の連携による家庭教育力向上

(11)仕事と家庭生活の両立支援

(12)子育てを支援する生活環境の整備

(13)子どもの安全対策の推進

(14)子どもを犯罪から守る活動の推進

(15)児童虐待を防止するための対策

(16)要保護児童への支援体制の充実

(17)障がいのある子への支援

子どもの貧困対策

地域の 子ども・子育て 支援の充実

質の高い 教育・保育の提供と 子育て環境の整備

次世代育成支援 行動計画

育もう! すこやか笑顔あふれる 松島の子

地域子ども・子育て 支援事業

Page 61: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

教育・保育提供区域の設定

Page 62: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン
Page 63: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第5章 教育・保育提供区域の設定

45

第5章 教育・保育提供区域の設定

1 教育・保育提供区域の定義

教育・保育提供区域は、子ども・子育て支援法にかかる教育・保育事業を提供する基礎とな

る市町村内の区域(子ども・子育て支援法第 61条第 2項)で、保護者や子どもが居宅から容

易に移動することが可能な区域を基本に、地理的条件、人口、交通事情などの社会的条件、教

育・保育の整備状況などを総合的に勘案した上で、市町村が独自に設定します。

松島町においても、サービスを計画的に提供する(最適な需給バランスを図る)ための基礎

的な範囲として設定します。なお、運用にあたり、次の事項が定められています。

1 教育・保育提供区域は、教育・保育事業に共通の区域設定が基本。

ただし、施設状況や利用実態に応じて、「子どもの認定区分ごとの設定」「地域子ども・子育て支

援事業ごと(13事業のうち、11事業)の設定」も可能。

2 教育・保育提供区域は、教育・保育事業を認可する際の需給調整の判断基準となる。

各提供区域の中で供給が不足する区域がある場合、その区域内に認可基準を満たす申請があれば、

原則、認可しなければならない(※)。

※①社会福祉法人、学校法人以外の者に対しては、客観的な認可基準への適合に加えて、経済的基

礎、社会的信望、社会福祉事業の知識や経験に関する要件を満たすことを求める。②そのうえで、

欠格事由に該当する場合や、供給過剰による需給調整が必要な場合を除き、認可するものとする。

3 施設や事業の利用は、提供区域内での利用が原則。ただし、区域外の施設・事業の利用も可能。

需要(量の見込み) 供給(確保の状況)> 需要(量の見込み) 供給(確保の状況)<

需要

供給 需要

供給

原則認可・認定

(適格性・認可基準を満たす申請者である場合)

認可・認定を行わないことができる

(=需給調整)

認可・認定申請

認可・認定申請

Page 64: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

46

2 教育・保育提供区域の設定

松島町では、認定区分(1号、2号、3号)ごとの教育・保育提供区域と、地域子ども・子

育て支援事業(区域設定の必要な 11事業)の提供区域を、次のように設定します。

【教育・保育の提供区域】

事業区分(子どもの認定区分) 区域設定 考え方

1号認定(3歳以上・教育のみ) 町内全域 現在の施設数・配置状況で、教育・保育の

需要に応えられていることなどから、細か

い区域に分けず町内全域で提供の調整を行

うことが現実的と考えられる。

ただし、今後の施設・事業の整備にあたっ

ては、地区ごとの状況や需要の変動を踏ま

えて実施していくこととする。

2号認定(3歳以上・保育あり) 町内全域

3号認定(0~2歳・保育あり) 町内全域

【地域子ども・子育て支援事業の提供区域】

地域子ども・子育て支援事業 区域設定 考え方

利用者支援事業 町内全域 相談支援、情報提供という事業特性から町内

全域で対応する。

地域子育て支援拠点事業

(子育て支援センター) 町内全域

居住区によらない利用実態もあることから、

町内全域で対応する。

妊婦健康診査

(妊婦健康診査助成事業) 町内全域

健診は指定の医療機関で受診可能で、区域を

設定して行う事業ではないため町内全域で

対応する。

乳児家庭全戸訪問事業

(こんにちは赤ちゃん訪問事業) 町内全域

訪問型の事業であるため町内全域で対応す

る。

養育支援訪問事業 町内全域 相談支援は地区によらず町域全体に実施し

ているものである。

Page 65: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第5章 教育・保育提供区域の設定

47

地域子ども・子育て支援事業 区域設定 考え方

子育て短期支援事業 町内全域

一時的・不定期のサービス提供事業であり、

区域を特定しての提供にあたらないことか

ら町内全域で検討していく。

ファミリー・サポート・センター

事業(子育て援助活動支援事業) 町内全域

一時的・不定期のサービス提供事業であるこ

と。実施の場合は町域全体での会員登録・利

用調整が想定されるため、町内全域で検討し

ていく。

一時預かり事業 町内全域

一時的・不定期のサービス提供事業であるこ

とから、今後需要の伸びがみられた場合も町

内全域での対応を検討する。

延長保育事業

(延長・特別延長保育) 町内全域

通常の保育時間を超えて保育を行う事業で

あり、保育事業と切り離せないこと。現在各

保育所で実施していることから、保育同等の

町内全域で対応する。

病児保育事業 町内全域

今後の検討にあたり、区域を特定した需給計

画にはなじまないことから町内全域での対

応を検討する。

放課後児童クラブ

(放課後児童健全育成事業) 町内全域

現在は各小学校区で実施しており、今後の拡

充・調整も全域を対象に行うことが想定され

るため、町内全域で対応する。

【提供区域設定を行わない事業】

地域子ども・子育て支援事業 区域設定 考え方

実費徴収に係る補足給付を行う

事業 -

区域ごとに対応する事業ではないため、設定

はない。

多様な主体が本制度に参加する

ことを促進するための事業 -

区域ごとに対応する事業ではないため、設定

はない。

Page 66: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

48

3 子どもの数の将来推計

住民基本台帳人口を基にコーホート要因法(ある基準年次の男女年齢別人口を出発点として

将来人口を推計する方法)を用いて子どもの数の人口推計を行いました。

松島町における0歳~11 歳の人口は、減少傾向で推移し、2024 年には 874 人になると

見込まれます。

【子どもの数の将来推計】 (人)

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年

0歳 63 59 55 52 49

1歳 65 65 61 57 54

2歳 78 68 67 63 59

3歳 75 79 69 68 64

4歳 84 76 81 70 69

5歳 81 84 76 81 70

6歳 93 83 87 79 84

7歳 78 93 84 87 79

8歳 89 79 94 85 88

9歳 90 89 79 93 84

10歳 93 91 90 80 94

11歳 102 93 91 90 80

合計 991 959 934 905 874

Page 67: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

教育・保育施設の需要量及び確保の方策

Page 68: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン
Page 69: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第6章 教育・保育施設の需要量及び確保の方策

49

第6章 教育・保育施設の需要量及び確保の方策

1 「量の見込み」と「確保の方策」について

51 ページ以降の表中「①量の見込み」とは、計画期間中の各年度に利用希望が発生すると

想定した量を示しています。「②町計画数(確保の方策)」とは、その需要に対して提供を確保

する計画数を示しています。

(1)教育・保育の「量の見込み」算出方法

国が示した「量の見込み」算出等のための手引きに沿って算出しました。

算出方法は以下の通りです。

▼就学前児童数の推計

計画期間中の就学前児童数を過去の実績値をもとに推計

▼「潜在家庭類型」を分類・算出

ニーズ調査をもとに、父母の配偶者有無及び就労状況により分類した「現在の家庭類型」に、

母親の将来の就労意向等を反映し、「潜在家庭類型」の分類ごとの構成割合を算出

▼各家庭の教育・保育施設や地域型保育事業の利用意向率を算出

ニーズ調査の回答をもとに、施設や事業の利用意向割合(率)を算出

▼「家庭類型別児童数」の算出

「就学前児童数(推計)」×「潜在家庭類型割合(%)」=「家庭類型別児童数(人)」

▼「量の見込み」の算出

「家庭類型別児童数(人)」×「利用意向率(%)」=「量の見込み(人)」

就学前児童数推計(人) 潜在家庭類型の算出(%) 利用意向率の算出(%) × ×

Page 70: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

50

(2)地域子ども・子育て支援事業の「量の見込み」算出方法

地域子ども・子育て支援事業については、事業ごとに算定の対象とする子どもの年齢、家庭

類型などが異なりますが、基本的には上記と同様の考え方で算出方法が示されています。ただ

し、ニーズ調査では、見込みが算出されない事業もあるため、その場合は町独自の推計を行っ

ています。

(3)市町村ごとの検討

「教育・保育」「地域子ども・子育て支援事業」のいずれも、計画策定にあたっては地域の実

態等も鑑み市町村ごとに見込み量の設定を検討していくこととされています。

Page 71: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第6章 教育・保育施設の需要量及び確保の方策

51

2 幼児期の学校教育・保育、量の見込みと確保の方策

計画期間中の幼児期の学校教育・保育の量の見込みと、量の見込みに対応する教育・保育施

設による提供体制及び実施時期を以下の通り定めます。

教育・保育の量の見込みは、ニーズ調査による見込み量と実績に開きがあったため、各年度

の子どもの将来推計、近年の入所申込みの実績に基づき、算出しました。

■2020 年度

認定区分

1号 2号 3号

計 3-5歳

教育のみ

3-5歳

教育希望

3-5歳

保育あり

1-2歳

保育あり

0歳

保育あり

推計児童人口 240人 143人 63人 446人

①量の見込み(必要利用定員総数) 110人 130人

80人 25人 345人 25人 105人

②町計画数

(確保の方策)

認定こども園

幼稚園、保育所 110人 130人 80人 25人 345人

地域型保育事業 - - - - - -

認可外保育施設 - - - - - -

②-① 0人 0人 0人 0人 0 人

■2021 年度

認定区分

1号 2号 3号 計

3-5歳

教育のみ

3-5歳

教育希望

3-5歳

保育あり

1-2歳

保育あり

0歳

保育あり

推計児童人口 239人 133人 59人 431人

①量の見込み(必要利用定員総数) 110人 130人

80人 25人 345人 25人 105人

②町計画数

(確保の方策)

認定こども園

幼稚園、保育所 110人 130人 80人 25人 345人

地域型保育事業 - - - - - -

認可外保育施設 - - - - - -

②-① 0人 0人 0人 0人 0 人

量の見込み

Page 72: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

52

■2022 年度

認定区分

1号 2号 3号

計 3-5歳

教育のみ

3-5歳

教育希望

3-5歳

保育あり

1-2歳

保育あり

0歳

保育あり

推計児童人口 226人 128人 55人 409人

①量の見込み(必要利用定員総数) 100人 120人

80人 20人 320人 20人 100人

②町計画数

(確保の方策)

認定こども園

幼稚園、保育所 100人 120人 80人 20人 320人

地域型保育事業 - - - - - -

認可外保育施設 - - - - - -

②-① 0人 0人 0人 0人 0 人

■2023 年度

認定区分

1号 2号 3号

計 3-5歳

教育のみ

3-5歳

教育希望

3-5歳

保育あり

1-2歳

保育あり

0歳

保育あり

推計児童人口 219人 120人 52人 391人

①量の見込み(必要利用定員総数) 90人 120人

70人 20人 300人 20人 100人

②町計画数

(確保の方策)

認定こども園

幼稚園、保育所 90人 120人 70人 20人 300人

地域型保育事業 - - - - - -

認可外保育施設 - - - - - -

②-① 0人 0人 0人 0人 0 人

Page 73: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第6章 教育・保育施設の需要量及び確保の方策

53

■2024 年度

認定区分

1号 2号 3号

計 3-5歳

教育のみ

3-5歳

教育希望

3-5歳

保育あり

1-2歳

保育あり

0歳

保育あり

推計児童人口 203人 113人 49人 365人

①量の見込み(必要利用定員総数) 90人 110人

70人 20人 290人 20人 90人

②町計画数

(確保の方策)

認定こども園

幼稚園、保育所 90人 110人 70人 20人 290人

地域型保育事業 - - - - - -

認可外保育施設 - - - - - -

②-① 0人 0人 0人 0人 0 人

保育者の確保に努め、待機児童をださないように取り組みます。ニーズ調査の意見を踏まえ、

より良い教育・保育環境を実現するために保育所職員と幼稚園教諭の情報共有を行い、あわせ

て指導力向上のため、継続して幼児教育の研究を行っていきます。

また、引き続き認定こども園の実現に向けて検討していきます。

確保の方策・実施の方針

・幼稚園の体験学習の充実。

・幼稚園の遊具を増やしてほしい。

・保育所が古いので設備等を新しくしてほしい。

・五小学区にも子どもを預けて仕事に行ける保育所、こども園などがほしい。

・松島町の幼稚園や保育所もほかの市町村のように、英語や音楽、学習の充実に力を入れてほし

い。

・幼稚園の時間がもう少し長いといいと思う。

・かなり老朽化した保育所などがあるので、きれいで過ごしやすい保育所にしてほしい。

ニーズ調査からの意見

Page 74: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

54

3 教育・保育の一体的提供推進

松島町には、幼児期の教育施設として町立の幼稚園が小学校併設で3施設、保育施設として

町立の保育所が4施設(うち、分園1施設)ありますが、保育士不足による待機児童や施設の

老朽化、発達が気になる子どもへの個別対応など、幼児期の教育・保育環境をめぐる課題を抱

えています。

松島町では、以下の要素を考慮し、教育・保育の一体的提供を推進していきます。

(1)保護者ニーズの多様化

ニーズ調査結果では、保育所、幼稚園の利用希望が多く、その他幼稚園の預かり保育や認定

こども園なども希望があり、ニーズは多様化しています。

また、ニーズ調査による教育・保育の需要量の見込み算定では、保育を必要とする2号認定

の中にも幼児期の教育を希望する保護者もみられ、幼稚園及び保育所の両方を兼ねそろえた施

設への期待が高まっていると思われます。

(2)認定こども園の普及に係る基本的な考え方

認定こども園は、幼児教育・保育を一体的に行う施設で、幼稚園及び保育所の双方の良さを

あわせ持つ施設です。

松島町では、待機児童の解消や多様なニーズに対応するため、松島町社会福祉協議会認定こ

ども園建設準備委員会及び松島町社会福祉協議会認定こども園建設委員会を設置し、松島町社

会福祉協議会が運営する認定こども園の新設について検討・準備を行っています。

また、既存施設からの認定こども園への移行についても検討します。

(3)幼稚園教諭と保育士の合同研修に対する支援

松島町では、幼稚園と保育所がすべて町立であるメリットを活かし、職員の合同研修や3~

5歳児合同保育(教育)を行っています。

引き続き、教育・保育についての課題や情報を共有し、職員の合同研修を行います。

Page 75: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第6章 教育・保育施設の需要量及び確保の方策

55

(4)質の高い教育・保育及び地域子ども・子育て支援事業の基本的な考え方

幼児期は、生涯にわたる人格形成の基礎が培われる重要な時期であることから、一人ひとり

の発達段階に応じた質の高い教育・保育、地域子育て支援事業が適切に提供されることが重要

です。

すべての子どもの健やかな育ちを等しく保障するため、子ども一人ひとりの状況に応じ、質

の高い教育・保育と地域子ども・子育て支援事業を推進します。

(5)幼稚園及び保育所、認定こども園と小学校との連携についての基本的な考え方

遊びを中心として一人ひとりの発達段階に応じた指導を行う幼稚園及び保育所と、集団生活

の中で教科学習する小学校では、子どもの生活や教育方法に大きな変化があります。幼児期の

教育・保育と小学校の教育が円滑に接続できるよう、幼稚園及び保育所(将来的には認定こど

も園)と小学校の連携が重要です。

幼稚園及び保育所、小学校の児童との交流機会を充実するとともに、職員の合同研修を通し

て、情報共有や相互理解を図り、連携体制を強化します。

・現在、上の子を幼稚園に通わせていますが、経済的に余裕はないので第3子が生まれたら下の

子を保育所に入所させて働くことを考えています。ただ周りの話を聞くと、幼稚園と保育所で

は先生や教育の質に差があると感じ、保育所に入所させることにかなり不安があります。今後

保育所と幼稚園で同じ教育が受けられるようになれば良いなと思います。

ニーズ調査からの意見

Page 76: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

56

Page 77: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

地域の子ども・子育て支援の充実

Page 78: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン
Page 79: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第7章 地域の子ども・子育て支援の充実

57

第7章 地域の子ども・子育て支援の充実

1 地域子ども・子育て支援事業の量の見込みと計画数

国の基本指針等に沿って、計画期間中の地域子ども・子育て支援事業の量の見込みを定めま

す。設定した見込み量に対応するよう、地域子ども・子育て支援事業等による計画数及び実施

時期を以下の通り定めます。

(1)利用者支援事業

子どもまたは子どもの保護者からの相談に応じ、子育てや教育・保育の利用に必要な情報の

提供、助言などを含めた支援を行う事業です。

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年

実施予定か所数 0か所 0か所 1か所 1か所 1か所

現在、該当事業はありませんが、健康長寿課では妊娠期から子育て期における包括的な支援

を実施しており、子育て支援センターでは子育てに関する相談に応じ、情報の収集や提供を行

っています。今後は国の基準にあわせた職員の配置、体制を検討し実施していきます。

提供の方策・実施の方針

・習い事の種類を増やしてほしい。町内にどういう習い事がどこにあるか分からないので、松島

だよりなどにのせてくれるとありがたいです。

・転入して児童手当等、登録申請の際に、サークルやイベントがあるなど、窓口を担当されてい

る方から一言伝えてもらえると良いと思いました。

・税金の控除になるとか子育ての支援があるとか、こっちから聞かないと教えてくれないので、

場合によってこちらから聞かなくてもアドバイスなどをしてほしい。

・子どもの病気についての勉強などをもっとしてもらえたら早期発見につながると思う。またそ

のことを親にアドバイスしていただくことで、親も早くに子どもの異常に気づき、子どもの生

活しやすい環境を整えてあげることができるのではないかと思います。

・子育てについて相談する人や場所があるのはもちろん良いことですが、それより親向けのもの

だけでなく祖父母向けのパンフレットみたいなものがあると良い。昔と今の子育ての常識の違

いが書いてある、祖父母が読むためのものを、どこかに行かなければもらえないというのでは

なく、広報紙と一緒に入れこむなどして、必ず目につくような形で配布してほしい。

ニーズ調査からの意見

Page 80: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

58

(2)地域子育て支援拠点事業(子育て支援センター)

児童館及び松島町町民福祉課こども支援班を拠点とし、乳幼児のいる子育て中の親子の交流

や育児相談、情報提供などを行う事業です。保育士及び児童厚生員が児童館で実施しています。

ニーズ調査と利用実績に開きがあったため、子どもの数の将来推計と利用実績を基に見込み

ました。

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年

量の見込み 8,000 人回 7,700 人回 7,500 人回 7,300 人回 7,000 人回

町計画数

(確保の方策) 8,000 人回 8,000 人回 8,000 人回 8,000 人回 8,000 人回

実施か所数 1か所 1か所 1か所 1か所 1か所

2019年度より児童館が指定管理になったことで、遊びの部分を主に児童館、相談業務の部

分を松島町町民福祉課こども支援班で行っています。

今後も、これまで通りのサービスを維持するために、今まで以上にお互いに連携を図り、情

報を共有していきます。また職員を積極的に研修に参加させることで質の向上に努めていきま

す。

量の見込み

提供の方策・実施の方針

・児童館に行くとリフレッシュにもなり助かっています。児童館のスタッフは皆さんやさしく育

児の相談がしやすいです。

・五小地区から、児童館へ行くのはちょっと不便です。何かイベントの際には利用したいと思い

ますが、普段は行きづらいです。

・児童館の利用方法や利用時間が共働きの家庭にとっては、不便な感じがする。

ニーズ調査からの意見

Page 81: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第7章 地域の子ども・子育て支援の充実

59

(3)妊婦健康診査(妊婦健康診査助成事業)

妊婦が定期的に行う健診費用を助成する事業です。母子健康手帳交付の際、県内の医療機関

で利用できる妊婦健康診査の助成券(14 回分)を母子健康手帳別冊として交付しています。

(受診回数や薬の処方によっては自己負担額が発生する場合があります。)里帰り出産などで

県外で妊婦健診を受けられた場合は、受診券を使うことはできませんが、助成申請を行うこと

によって、規定の額を上限として助成しています。

子どもが生まれる前の年度から妊婦健康診査の受診が始まるため、子どもの数の将来推計の

各年度の翌年の0歳児の人数とこれまでの実績を基に見込みました。

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年

量の見込み

(対象者数) 100人回 100人回 100人回 100人回 100人回

町計画数

(確保の方策) 100人回 100人回 100人回 100人回 100人回

妊婦健康診査の助成を行い、妊婦の負担軽減に努めていきます。また里帰り助成についても

実施していきます。

実施体制:1か所

提供の方策・実施の方針

量の見込み

Page 82: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

60

(4)乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん訪問事業)

訪問事業は厚生労働省からの要請により、赤ちゃんが生まれた家庭の不安や産後のストレス

を軽減するために行うもので、生後4か月までの間にすべての赤ちゃんと母親に会うことを目

指し、保育士などが訪問しています。赤ちゃん訪問時に撮影した写真を誕生記念絵本にして松

島町児童館でお渡ししています。

各年度に生まれる0歳児の全員に対して実施することから、子どもの数の将来推計による各

年度の0歳児人口の予測を基に見込みました。

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年

量の見込み 63人 59人 55人 52人 49人

町計画数

(確保の方策) 63人 59人 55人 52人 49人

引き続き、全数訪問を実施していきます。母親や父親と直接話しをすることで子育てへの不

安や産後のストレスの軽減や解消を図っていきます。

実施体制:保健師1名、助産師1名、保育士1名

提供の方策・実施の方針

量の見込み

Page 83: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第7章 地域の子ども・子育て支援の充実

61

(5)養育支援訪問事業

様々な原因で養育支援が必要な家庭を保健師、助産師、保育士などが訪問し、個々の家庭が

抱える養育上の問題の解決と軽減を目的とした事業です。産後の育児支援や簡単な家事などの

援助、未熟児や多胎児などに対する育児支援、栄養指導、養育者の身体的・精神的不調に関す

る相談、指導、若い父親・母親の育児相談やアドバイスも行います。

ニーズ調査では算出されないため、これまでの実績及び、近年相談等が増加傾向にあること

から、その点を考慮して量を見込みました。

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年

量の見込み 40人 40人 40人 40人 40人

町計画数

(確保の方策) 40人 40人 40人 40人 40人

養育支援が必要な家庭へ訪問を行い、町民福祉課等の関係機関と連携することで適切な支援

を行っていきます。

実施体制:保健師1名、保育士2名

(6)子育て短期支援事業

保護者が疾病、疲労など身体上・精神上・環境上の理由により、児童の養育が困難となった

場合に児童養護施設などにおいて宿泊を伴う養育・保護を行う事業です。松島町では実施して

いません。

ニーズ調査では見込み量が算出されませんでした。

松島町では、現在実施していないため、実績からの推計も困難でした。

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年

量の見込み 0人日 0人日 0人日 0人日 0人日

町計画数

(確保の方策) 0人日 0人日 0人日 0人日 0人日

(年延べ)

引き続き、周辺自治体と広域的に実施できないか検討していきます。必要時には県と連携し

児童養護施設につなげるなど児童の安全確保に努めていきます。

提供の方策・実施の方針

提供の方策・実施の方針

量の見込み

量の見込み

Page 84: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

62

(7)ファミリー・サポート・センター事業(子育て援助活動支援事業)

子育ての手助けがほしい人(依頼会員)、子育ての手伝いをしたい人(提供会員)、両方を兼

ねる人(両方会員)が登録し、子育ての相互援助活動を行う事業です。松島町児童館に申請登

録することで利用できる事業です。

ニーズ調査からの算出・推計が困難であり、また実績についても年によってばらつきがあり

算出が困難であったため、一番利用実績の多かった年を基に量を見込みました。

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年

量の見込み 50人日 50人日 50人日 50人日 50人日

町計画数

(確保の方策) ファミリー・サポー

ト・センター事業

50人日 50人日 50人日 50人日 50人日

(年延べ)

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年

利用会員 50人 55人 60人 65人 70人

提供会員 7人 8人 9人 10人 11人

両方会員 1人 1人 1人 1人 1人

どこも預け先がない場合の預かり先として引き続き行い、より利便性を高めるために急な利

用等にも対応できるような仕組みや安心して利用できる仕組みを検討していきます。また、

2019年度より事業を実施している児童館が、指定管理者制度を導入したので利用会員、提供

会員、両方会員の募集についても力を入れていきます。

提供の方策・実施の方針

量の見込み

・知らない人に子どもを預けるのは不安。できれば初回のみ無料体験という形で、どんな人が、

どんな場所でどのような方法で預かるのか、体験することができると良いと思う。急に子ども

一人を預けるより母親も一緒に体験することで、より次回からスムーズに預けられると思う。

ニーズ調査からの意見

Page 85: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第7章 地域の子ども・子育て支援の充実

63

(8)一時預かり事業

保護者が定期的に仕事をするなど保育が断続的に困難なときや入院、通院、出産、介護、冠

婚葬祭などの緊急のときやボランティア活動、学校行事、育児疲れなどでリフレッシュしたい

場合などにおいて磯崎保育所で一時的な預かりを行っています。また、すべての幼稚園では利

用者を対象に学校行事、健診、通院等の際に一時的な預かりを行っています。

■保育所での預かり保育

ニーズ調査による算定と利用実績との間に開きがあったため、保育所での一時預かり(延べ

人数)の利用実績と伸び率を勘案して見込みました。

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年

量の見込み 150人日 150人日 150人日 150人日 150人日

町計画数

(確保の方策) 150人日 150人日 150人日 150人日 150人日

(年延べ)

磯崎保育所で実施しています。今後も保護者のニーズに応えられるよう人員の確保に努め、

継続していきます。

■幼稚園での預かり保育

ニーズ調査による算定と利用実績との間に開きがあったため、幼稚園での預かり保育の近年

の利用実績を基に見込みました。

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年

量の見込み (幼稚園在園児対象

の一時預かり) 250人日 250人日 250人日 250人日 250人日

町計画数

(確保の方策) 250人日 250人日 250人日 250人日 250人日

(年延べ)

現在、各幼稚園で実施しています。保護者のニーズに応えられるよう人員の確保に努め、継

続していきます。

提供の方策・実施の方針

提供の方策・実施の方針

量の見込み

量の見込み

Page 86: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

64

・幼稚園での一時預かりが短いと感じた。磯崎保育所の一時預かりの内容のものを、幼稚園でも

実施して頂けたら、保育所入所についての心配も不要になる。

・一時預かりで保育所に問い合わせたが、スタッフ不足で利用できない日が3か月あり、東松島

市や石巻市の一時預かり事業等を使うことになった。役場と保育所の意見が異なり戸惑った。

待機児童も多いと聞いている。保育士等の確保をしなければ質も向上しないし、サービスも充

実しないと思う。

・私用、リフレッシュ(親の)のために、預かってくれる施設がほしい。児童館で行っているサ

ービスは事前に申し込みや面談が必要など、制約があり利用が難しい。

ニーズ調査からの意見

Page 87: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第7章 地域の子ども・子育て支援の充実

65

(9)延長保育事業(延長・特別延長保育)

保育所利用者を対象に通常の保育時間以降に保育を希望する場合に提供する事業です。延長

保育事業(午前 7時 30分~午前 8時、午後 4時~午後 6時)については高城保育所、磯崎

保育所、松島保育所、高城保育所分園で実施しており、特別延長保育(午前 7 時~午前 7 時

30分、午後 6時~午後 7時)については高城保育所のみで実施しています。

ニーズ調査と利用実績との間に開きがあったため近年の利用実績を基に見込みました。

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年

量の見込み 160人 160人 150人 150人 130人

町計画数

(確保の方策) 160人 160人 150人 150人 130人

様々な就労形態に対応するため、今後も実施していきます。また、長い時間保育所で過ごす

子どもたちの負担を減らせるよう、楽しく過ごせるような工夫をしていきます。

提供の方策・実施の方針

量の見込み

・仙台市への通勤圏内に位置しているが、保育所の特別延長保育時間が仙台圏へ働く者へ対応し

ているのが、高城保育所のみである。仙台市で働く人に対応できる保育所がもっとあれば便利

だと思う。

・幼稚園でも預かり時間長いと非常に助かる。

ニーズ調査からの意見

Page 88: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

66

(10)病児保育事業

病児・病後児保育事業は、病気にかかっている子どもや回復しつつある子どもを医療機関や

保育所の付設の専用スペースなどで一時的に預かる事業です。松島町では実施していません。

松島町では、現在実施していないため、ニーズ調査数値の検証、実績からの町独自推計も困

難でした。

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年

量の見込み 0人日 0人日 0人日 0人日 0人日

町計画数

(病児保育事業) 0人日 0人日 0人日 0人日 0人日

町計画数 (病児・緊急対応

強化事業) 0人日 0人日 0人日 0人日 0人日

(年延べ)

見込量は算定できませんでしたが、周辺自治体に広域的な受入れについてお願いをしていき

ます。また、ファミリー・サポート・センター事業での対応ができないか検討していきます。

提供の方策・実施の方針

量の見込み

・病児・病後児保育があったら、とても良いと思います。ぜひ、お願いします。

・子どもの体調不良時、就労のためすぐに保護者が対応できない場合やどうしても出勤しないと

いけないときにみてもらえる所があると良い。

ニーズ調査からの意見

Page 89: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第7章 地域の子ども・子育て支援の充実

67

(11)放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業)

保護者が就労、疾病その他の理由により、昼間家庭において適切な育成を受けられない児童

を対象に適切な遊びや生活の場を提供し、健全育成を図る事業です。松島町では「留守家庭児

童学級」という名称で実施しています。

ニーズ調査による算定と利用実績との間に開きがあったため、利用実績、子どもの数の将来

推計、保育所の入所見込みを基に見込みました。児童人口推計では減少が想定できますが、保

育所の見込みでは極端な減少を見込んでいないため、量の見込みはほぼ横ばいの推移で設定し

ました。

2020年 2021年 2022年 2023年 2024年

量の見込み

(低学年) 105人 105人 105人 105人 105人

町計画数

(低学年) 105人 105人 105人 105人 105人

量の見込み

(高学年) 15人 15人 15人 15人 15人

町計画数

(高学年) 15人 15人 15人 15人 15人

実施か所 3か所 3か所 3か所 3か所 3か所

(登録児童数)

これまで同様、高学年まで受入れます。2019年度より指定管理者制度を導入したので新た

な可能性を指定管理者と検討していきます。

また、国より示された「新放課後子ども総合プラン」に沿い、教育委員会と福祉部局(町民

福祉課)、指定管理者で協議し、「放課後児童クラブ(留守家庭児童学級)」と「放課後子ども教

室」の連携による、より安全安心な居場所づくりについても検討していきます。

提供の方策・実施の方針

量の見込み

・子どもの勉強をみてあげる時間がなかなかとれずにいます。留守家庭児童学級で過ごしている

時間に勉強の指導をしていただける機会があれば大変ありがたいと思います。

・次年度の「放課後子ども教室」の回数が今年度よりも増えると助かる。夏休みなどの長期休み

のときに、サマースクールなどの回数が多いと良い。

ニーズ調査からの意見

Page 90: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

68

(12)実費徴収に係る補足給付を行う事業

世帯の所得の状況等を勘案して物品購入等に要する費用等の全部または一部を助成する事

業です。

2019 年 10 月 1 日より始まった幼児教育・保育の無償化の内容にあわせ、新制度未移行

の町外の私立幼稚園に通う児童に対し、給食費等補助の実施について検討します。

(13)関係機関の体制強化による子育て支援の充実

町民福祉課こども支援班や松島町児童館において、子育てに関する相談窓口を設置し、子育

て家庭が安心して子育てできるようアドバイスや支援を行っています。

今後も、家庭、地域、保育所、幼稚園、学校をはじめとする関係機関との連携を強化し、情

報交換を行う機会を充実していきます。

また、2022年までに子ども家庭総合支援拠点を新たに設置し、町民福祉課こども支援班と

松島町児童館が中心となり、子育て世代包括支援センター、学校、警察、児童相談所などの関

係機関と連携し、児童の虐待防止対策を強化していきます。

実施の方針

実施の方針

Page 91: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第7章 地域の子ども・子育て支援の充実

69

2 児童館

18 歳未満の児童を対象に、遊びや体験を通して子どもの生活の安定や情操を豊かにするこ

とを目的として運営しています。児童館のほか、子育て支援センターや留守家庭児童学級の機

能も保持し、松島町の子育て支援の中心的役割を担っています。

2015年度に開館してから、子どもたちの居場所として定着しています。乳幼児のいる子育

て中の親子の新規利用者も増えており、新たな交流も生まれています。

2019年度より指定管理者制度を導入しましたが、これまでどおりこども祭りやハロウィン

パーティ、クリスマス会などを実施し、いろいろな遊びや異年齢交流、地域の方との交流の場

を通して、子どもたちの成長を促していきます。

今後は、指定管理だからこそできることを指定管理者と検討し、よりよいサービスの提供を

図っていきます。また、遊び場(館庭)が狭く、子どもたちが思いっきりボールなどで遊べな

い現状については、B&Gの体育館や町民グラウンドの利用ができないか検討し、子どもたち

が思いっきり遊べる環境を提供できるよう努めていきます。

・小学校低学年向けには留守家庭児童学級が、放課後の子どもたちの居場所として十分に機能

していると思う。ただ小学校高学年、中学生、さらには松島高校の生徒が自由に放課後を過

ごすことができるようなフリースペースがあったら良いのではないか。ほかの地域ではその

ような居場所が若者と社会を繋ぐ場として機能している例もある。

・日曜・祝日も児童館を開放して、子どもたちの遊び場の確保をしてほしい。また、留守家庭

児童学級の内容を充実してほしい。

・立派な児童館がありますが、小学生が使うには狭いような感じがします。外で遊ぶにも、す

ぐ隣に駐車場があり、思いっきりボールなどで遊べないと思います。午前中は未就学児の子

どもたちが遊べますが、午後は小学生中心になり、どうしても未就学児の親子は遠慮がちに

なっていると思います。公園の遊具も危険で取り壊され、新しい遊具が設置されるわけでも

なく、ただの広場に、これでは、外で遊ぶ子は増えず、体力向上はしないと思います。

・日曜・祝日も児童館を開放してほしい。

・五小地区では、子どもが一人で自由に児童館へ行って過ごすことが出来ません(距離の問題

で)。町内で平等に子育て支援を受けることができないことが残念です。

ニーズ調査からの意見

Page 92: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

70

Page 93: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

質の高い教育・保育の提供と子育て環境の整備

Page 94: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン
Page 95: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第8章 質の高い教育・保育の提供と子育て環境の整備

71

第8章 質の高い教育・保育の提供と子育て環境の整備

1 次世代育成支援行動計画

基本方針に定めた通り、質の高い教育・保育の提供と子育て環境の整備を行うため、「松島町

次世代育成支援行動計画」の事業・施策を本計画で継承・実施していきます。

(1)保育サービスの質の確保

様々なニーズを踏まえた保育サービスが提供できるよう、保育士等の確保と資質向上のため

の各種研修を行います。また、幼児教育の質の向上を図るため、宮城県で実施している幼児教

育アドバイザー派遣事業について検討していきます。さらに、外国籍の子どもなど日本語の理

解が難しい子どもが教育・保育を円滑に利用できるよう支援を行っていきます。

具体的施策・事業 今後の方向

配置職員の充実 引き続き保育士の国の配置基準を守り、派遣会社やハローワークを

利用して保育士の確保に努めます。

職員の資質の向上 保育士等の知識、技術や施設運営の質を高めるため、保育所内での

内部研修を引き続き実施していきます。また、外部研修や保育サー

ビスの外部評価については実施できるよう、保育士の確保や予算の

確保に努めます。

(2)子育て費用の軽減・各種助成

子育て家庭の負担軽減を図るため、今後も各種助成事業の周知を徹底していきます。

具体的施策・事業 今後の方向

乳幼児医療費助成(通院・入院)の

充実

子ども医療費助成制度として、通院・入院とも0歳から18歳に到達

する最初の年度末までを対象とし、今後も継続し実施します。

多子世帯の保育料の軽減 保育所に同時に入所している保育料は第2子半額、第3子無料を継

続します。また、2019年10月からは幼児教育・保育の無償化が始ま

っており、より経済的負担の軽減が図られています。

予防接種助成 BCG、不活化ポリオ、ヒブ・肺炎球菌、三種混合、四種混合、水

痘、麻疹、風疹、日本脳炎の予防接種の全額助成を継続するととも

に、引き続き予防接種について勧奨します。

Page 96: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

72

具体的施策・事業 今後の方向

妊婦健診受診助成 14回分の妊婦健診費用の助成を継続し、妊婦の負担軽減に努めます

特定不妊治療助成 特定不妊治療について周知を行うとともに、費用の助成を継続しま

す。

(3)子育て支援の拠点づくり

児童館内に子育て支援センターを設置し、子育てに関する情報提供や相談、子育て中の親子

の交流の場を提供しています。今後も、子どもたちや子育て家庭が気軽に集え、相談できる体

制づくりを充実していきます。

具体的施策・事業 今後の方向

子育て拠点施設の充実 子育て家庭が相互に交流を行い、子育てについての相談や情報の提

供、助言などを行う場、また小中学生等の相互交流が図られる場の

充実を図ります。

2019年度より指定管理者制度を導入しているので、指定管理者と、

より利用しやすい環境の提供に努めます。

(4)子どもの遊び場確保

子どもたちが、のびのびと自由に楽しく遊べる環境づくりを支援するため、公園の安全対策

を行うとともに、広い公園の整備など遊び場の確保を検討していきます。

具体的施策・事業 今後の方向

屋外遊び場の整備 公園の遊具の点検などを行うとともに、古くなった遊具の更新につ

いては計画的に準備を進め、安全管理を図ります。また、広い公園

の整備など、子どもたちの遊び場の確保を検討します。

Page 97: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第8章 質の高い教育・保育の提供と子育て環境の整備

73

(5)地域における子育てネットワーク、仲間づくりの推進

広報紙や子育て支援サイトなどを通じて、子育て支援に関する情報提供を充実するとともに、

育児サークルなどの関係機関とのネットワークを強化し、子育て家庭や世代間交流の機会の充

実を図っていきます。

具体的施策・事業 今後の方向

子育て情報の発信推進 広報紙や子育て支援サイト、フェイスブックなどを活用し、情報発

信を行います。また、子育てに関する情報が子育て家庭に確実に伝

わるよう、より効果的な提供方法を検討し、様々な方法、媒体で情

報を提供します。

親子の交流促進 育児サークル情報を広く周知し、運営についてサポートを行い会員

の加入促進に努め、各サークルの交流を図る連絡会を定期に実施し

ます。また、子育て支援センター事業のリズム遊びの会、なかよし

教室、3B体操、親子ベビーヨガを定期的に開催し親と子の交流を

促進します。

住民参加の子育て支援活動の推進 児童館において、子育て支援ボランティア、ジュニア・リーダー等

との世代間交流の促進を図り、人形劇、読み聞かせの会等を通して

交流の促進を図ります。また、幼稚園、保育所の行事にも地域の方

の参加を促し、子どもたちが地域の人とふれあう機会の拡大を図り

ます。

(6)子どもや母親の健康確保

子どもを安心して生み育てることができるよう、各種健康診査、産前産後の不安や悩みを解

消するための相談事業などを充実し、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を行って

いきます。

具体的施策・事業 今後の方向

メンタルヘルス対策の充実 産後うつ対策として、情報提供及びエジンバラ産後うつ病質問票に

よるチェックを全産婦に実施し、訪問、面接により支援を行います

健康診査等の充実 健康診査の充実を図り、乳幼児期の疾病の早期発見に努め、経過観

察の必要な乳幼児については、保健指導を行います。

個別相談の充実 安心して育児を行うことができるよう、気軽に相談できる体制を充

実し、乳幼児の保健医療に対する適時適切な指導、助言を行うとと

もに、個別の相談対応も行います。

Page 98: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

74

(7)小児医療体制の充実

休日や夜間における小児救急医療について情報提供を行うとともに、地域の医療体制整備に

ついては今後も努力していきます。

具体的施策・事業 今後の方向

小児科医療体制の充実 乳幼児健診を実施し、疾病の早期発見に努めます。また、塩釜地区

休日急患診療センター運営を継続し、小児救急について「こども夜

間安心コール」等の情報提供を行うとともに、近隣自治体や関係機

関と連携して、地域医療体制整備の一層の充実を県に引き続き要望

します。

(8)健やかな体の育成

子どもたちの身体的・精神的な健全育成を図るため、様々なスポーツに親しむための環境づ

くりを充実します。

具体的施策・事業 今後の方向

子どもの体力増進 町民や関係団体と協力し、基本的な生活習慣を守りながら、幼児期

に体を動かすことの楽しさや自ら進んでスポーツに取り組む意欲を

育てるとともに、基礎体力と運動能力の向上を図ります。

(9)幼児教育の充実

子どもたちの心身の健やかな発達を支援するため、世代間交流や多様な体験活動の充実を図

ります。

具体的施策・事業 今後の方向

幼保小連携の推進 できるだけ送迎バスの調整をし、交流の回数を増やすことで、幼保

小との連携を促進し、義務教育へのスムーズな移行を図ります。ま

た、中学生や高校生等の保育ボランティア、保育体験を実施するな

ど、校種間をこえた交流を推進します。

多様な体験活動の推進 地域の実態に応じた体験活動の推進や、幼稚園・保育所での活動を

はじめ、地域全体で子どもたちの体験活動の充実を図ります。

Page 99: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第8章 質の高い教育・保育の提供と子育て環境の整備

75

(10)家庭や地域の連携による家庭教育力向上

家庭教育の向上を支援するため、家庭教育に関する情報提供を行うとともに、学校、幼稚園、

保育所、地域で連携し、子育て家庭への支援を行っていきます。

具体的施策・事業 今後の方向

家庭教育への支援の充実 親子の関わり方について、刊行物を利用して支援を行うとともに、

子育てサークルと連携し、親子のふれあいを啓発する機会と方法を

検討します。また、家庭の教育力向上のため、家庭教育支援活動を

行う宮城県家庭教育支援チームの派遣を検討します。

学校、幼稚園、保育所等における子

育て家庭への支援

保護者や学校、幼稚園、保育所と共通理解を深めながら、家庭教育

に関する情報提供や相談の充実を図ります。

(11)仕事と家庭生活の両立支援

職場や家庭において、育児休業や子の看護休暇など子育て支援制度を取得しやすい職場づく

りを企業や事業に対し働きかけ、個人の実情に応じた多様な働き方が選択できるよう支援して

いきます。

具体的施策・事業 今後の方向

ワーク・ライフ・バランスの考え方

の普及

ワーク・ライフ・バランスの考え方の理解や合意形成を促進するた

め、労働者、事業主、地域住民等に向け、育児休業や介護休業など

制度の周知・情報提供を行うとともに、ワーク・ライフ・バランス

の意識啓発をより一層推進するために啓発方法を検討します。

働き方の見直しについての意識啓

男性、女性ともに職業生活優先の意識や役割分担意識を改めるとと

もに、家庭生活、家庭教育の重要性を認識し、バランスのとれた働

き方やライフスタイルを考えることができるよう、啓発方法を検討

します。

男女共同参画意識の啓発 男女がともに個性と能力を発揮し、いきいきと暮らすことができる

よう男女共同参画の実現に向けた意識啓発を図るため、学校教育や

地域活動など様々な場で啓発していけるよう、啓発方法を検討しま

す。

Page 100: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

76

(12)子育てを支援する生活環境の整備

移住・定住促進ガイドブックを配布し、松島町の魅力や暮らし、イベントなどの情報提供を

行い、子育て家庭が安心して住み続けられるまちづくりに努めていきます。

また、通学路などの危険な箇所を把握・整備し、安全に配慮した環境づくりを行っていきま

す。

具体的施策・事業 今後の方向

住宅の情報提供 移住・定住促進ガイドブックを発行し、宅地や松島の暮らしの魅力

などをPRします。また、空き家バンクについては、まだ登録を行

っていない空き家等所有者に対して、登録を行って貰えるような方

策を検討します。

通学路等の安全の確保 危険度の高い交差点にガードレールやカーブミラー等の交通安全施

設の設置、老朽化した交通安全施設の更新など優先度の高いものか

ら取り組み、交通安全に配慮した道路環境づくりを関係機関と調整

しながら推進します。

(13)子どもの安全対策の推進

子どもたちを交通事故から守るため、保育所、幼稚園、学校、家庭、地域、警察などの関係

機関と連携・協力し、交通安全意識を高めるための安全教育や交通指導を行っていきます。

また、地域における防災意識を高めるため、防災教育や防災訓練等の充実を図っていきます。

具体的施策・事業 今後の方向

交通安全対策の推進 子どもの安全教育や通学路での交通指導を推進するとともに、ドラ

イバーの交通マナー向上のための啓発に努めます。さらに、高齢ド

ライバーに対する安全運転の普及啓発活動を強化します。

防災対策の推進 「まつしま防災学」による防災教育と自主防災組織の活動、各種防

災訓練等により防災意識の啓発と防災力向上に努めます。

Page 101: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第8章 質の高い教育・保育の提供と子育て環境の整備

77

(14)子どもを犯罪から守る活動の推進

子どもたちを犯罪から守るため、保育所、幼稚園、学校、家庭、地域、警察、子ども 110番

の家などの関係機関と連携・協力し、防犯意識を高め、犯罪を未然に防ぐ取り組みを行ってい

きます。

また、国の「登下校防犯プラン」に基づき、登下校時の子どもの安全を守る取り組みを行っ

ていきます。

具体的施策・事業 今後の方向

防犯意識の普及啓発 子どもたちが犯罪に巻き込まれないよう、家庭、地域、学校、警察

、関係団体や子ども110番の家が連携を図り、家庭や地域の防災意

識を高めるとともに、子ども自身が危険を回避するための防犯意識

の高揚を図ります。

地域の防犯体制の充実 各地区の防犯指導隊、少年補導員、PTA、学校等の連携を強化す

るため、警察署と協力して支援を行います。また、今後も児童生徒

の登下校時の安全確保に努めるとともに、幼稚園、保育所、学校に

よるメール配信、スクールガードリーダーによる見守りを継続しま

す。

(15)児童虐待を防止するための対策

虐待の恐れがある子どもの早期発見、保護、支援を行うため、子ども家庭総合支援拠点を設

置し、松島町、児童館をはじめ、警察、児童相談所などの関係機関と連携を図り、相談体制を

強化していきます。

また、児童虐待に関する情報を周知し、地域全体で子どもを守る体制づくりを行っていきま

す。

具体的施策・事業 今後の方向

相談体制の強化・充実 ネグレクトや孤立した生活にならないよう早期に相談・通報できる

体制をより充実します。

情報の周知 児童虐待の防止や早期発見のため、児童虐待防止月間以外でも児童

虐待に関する情報を周知し、学校との情報交換もこれまで以上に行

います。

Page 102: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

78

(16)要保護児童への支援体制の充実

要保護児童とその家族への適切な支援を行うとともに、県や地域の関係機関と協力し、社会

的養育が必要な子どもへの支援内容を検討していきます。

具体的施策・事業 今後の方向

要保護児童への支援体制の充実 虐待を受けた子どもの精神的なケアを行う関係機関と連携を図り適

切な対応を図ります。また、DV被害者の子どもの精神的なケアを

図るとともに、家庭の自立を支援します。その他、子どもたちを守

る支援者を増やす方法も検討します。

関係機関との連携 児童虐待防止対策体制総合強化プランにより子ども家庭総合支援拠

点を2022年度までに全市町村に設置が義務化されることから、今後

はそこに向けて体制をより強化し、あわせて関係機関との連携も強

化します。

(17)障がいのある子への支援

障がいのある子どもが自立して身近な地域で安心した生活を送れるよう、一人ひとりのニー

ズにあったサービス提供や支援体制を充実していきます。

また、日常的に支援を必要とする医療的ケア児とその家族への支援体制を整備していきます。

具体的施策・事業 今後の方向

日中一時支援事業の充実 希望園や関係機関とのつながりを強くし、様々なサービスにつなげ

られるような体制の維持・強化を行います。

保育所、幼稚園での障がい児の受

け入れ体制の充実

臨床心理士や保健師に気になる幼児の実態をみてもらい、関わり方

や支援の仕方について助言・指導を行ってもらいます。また、研修

や発達障がい児支援事業に参加した保育士や教諭から、ほかの保育

士や教諭に内容を報告、共有してもらうことでスキルアップを図り

ます。

早期発見、個別支援の充実 乳幼児健診時のM-CHATを継続し、障がいの早期発見に努め、

親子への早期支援を行っていきます。また、特別支援教育連携協議

会で、幼稚園、保育所、小学校、支援学校等と連携して情報の共有

を図り、継続的な相談支援を行っていきます。また、医療的ケア児

等が適切な支援が受けられるよう保健、医療、障がい等の関係機関

が連携を図るための協議の場を設置することを検討します。

情報提供の充実 障がいに応じた、各種制度の、支援内容等について情報提供に努め

ます。また、保護者等の発達障がい等への知識や理解を深めるため

、情報提供の方法について検討します。

仲間づくり支援 障がい児を持つ親の会を積極的に紹介し、親同士の仲間づくりを支

援します。

Page 103: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第8章 質の高い教育・保育の提供と子育て環境の整備

79

2 子どもの貧困対策

【現状と課題】

アンケート調査の結果(2017年に実施)では、松島町の 15歳未満の子どもがいる世帯の

うち、国が算出した「貧困線」を下回る可処分所得の世帯の割合は 10.1%となっています。

算出方法が異なるため、単純には比較できませんが、平成 28年国民生活基礎調査による子ど

もの貧困率 13.9%と比べると低い値となっています。

ひとり親家庭では、46.7%の世帯で可処分所得が貧困線未満となっており、多くの家庭が経

済的に厳しい状況に置かれています。

貧困線未満の世帯のうち約4割が、過去1年間で衣食住や子どもの教育等に必要なものが買

えなかったり支払いが出来なかったりした経験をしていると回答しており、経済的に困窮して

いる状況が伺えます。

まずは、今行っている支援をきちんと実施しながら、今後、どのような支援を行うのが効果

的なのか検討していく必要があります。

【基本方針】

子どもの将来が生まれ育った環境によって左右されることなく、すべての子どもたちが夢や

希望を持てる社会の実現を目指し、国の「子供の貧困対策に関する大綱」において重点施策で

ある、「教育の支援」、「生活の安定に資するための支援」、「保護者に対する職業生活の安定と向

上に資するための就労の支援」、「経済的支援」に沿って、子どもの貧困対策に関する施策の推

進を図っていきます。

【現在行っている経済的支援等】

具体的支援・事業 今後の方向

児童扶養手当 児童扶養手当の制度を周知し、ひとり親家庭の経済的安定、生活安

定のために自立支援を行っていきます。

乳児家庭全戸訪問事業 全戸訪問を実施し、母親や父親と直接話しをすることで、子育てへ

の不安や産後のストレスの軽減を図ります。また、支援が必要な家

庭に対しては適切なサービスの提供に努めていきます。

松島町母子福祉対策資金貸付事業 数年間貸付の申し込みのない状態が続いているため、廃止を検討し

ています。今後、申し込みの問い合わせがあった場合には、宮城県

の貸付事業を案内していく予定です。

義務教育段階の就学援助 就学援助の対象となる方に対して、就学上必要な経費の一部を援助

します。

Page 104: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

80

具体的支援・事業 今後の方向

奨学金貸与 修学に意欲がある学生及び生徒であって、経済的理由により修学が

困難な方に対し、奨学金を貸与することにより、修学を促進し、社

会に貢献できる人材育成を図ります。

【高校生】自宅通学者 10,000円(月額)

自宅外通学者 20,000円(月額)

【大学生】自宅通学者 20,000円(月額)

自宅外通学者 30,000円(月額)

特別支援教育就学奨励費負担等 町立小学校・中学校の特別支援学級に入級している児童及び生徒の

保護者負担を軽減するため、学用品等の一部を援助します(所得制

限あり)。

小学校入学準備支援事業 第3子が小学校に入学する際に「小学校入学祝金」を支給し、経済

的負担の軽減を図っていきます。

【支給額】1人あたり 30,000 円

スクールカウンセラーの活用 今後も児童・生徒及び保護者の心の安定と教職員の資質能力向上を

図るため、スクールカウンセラーを活用していきます。

スクールソーシャルワーカーの

活用

今後も児童・生徒の悩みや抱えている問題の解決に向け、スクール

ソーシャルワーカーを活用し、家庭、学校、地域の関係機関をつな

ぎ支援するとともに、保護者や教職員に対し、支援や相談、情報提

供を行っていきます。

乳幼児医療費助成(通院・入院)の

充実【再掲】

子ども医療費助成制度として、通院・入院とも0歳から18歳に到達

する最初の年度末までを対象とし、今後も継続し実施します。

母子父子家庭医療費助成 児童が18歳に到達する最初の年度末までを対象として1つの医療機

関で1か月に支払った保険診療分の自己負担額が基準額を超えたと

きに、超えた分を支給します。(所得制限等あり)今後も継続し実

施します。

【基準額】通院 1,000円

入院 2,000円

多子世帯の保育料の軽減【再掲】 保育所に同時に入所している第2子の保育料を半額、第3子を無料

とし保育料の軽減を継続します。

予防接種助成【再掲】 BCG、不活化ポリオ、ヒブ・肺炎球菌、三種混合、四種混合、水

痘、麻疹、風疹、日本脳炎の予防接種の全額助成を継続するととも

に、引き続き予防接種について勧奨します。

チャイルドシートレンタル チャイルドシートを無料でレンタルしています。今後も継続し実施

します。

生活困窮者への自立支援 生活困窮に陥る恐れのある世帯に対し、福祉事務所、ハローワーク

、宮城県南部自立相談支援センター等と連携しながら支援を行って

いきます。

Page 105: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

計画の推進体制

Page 106: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン
Page 107: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第9章 計画の推進体制

81

第9章 計画の推進体制

1 関係機関等との連携

(1)庁内の体制

子ども・子育てに関わる施策は、福祉、教育、保健、医療など、様々な分野にわたることか

ら、関係各課や関係機関のそれぞれと連携・調整しながら施策を推進します。

また、子どもと子育て家庭の状況やニーズ等に配慮し、職務を遂行できるよう、すべての職

員の知識と意識を高めていきます。

(2)地域・関係機関との協働

本計画の推進にあたっては、家庭、地域、学校、企業、関係団体等の主体的な取り組みが重

要なことから、広報紙や町のホームページなどを通じて計画の周知・啓発に努めます。

また、幼稚園、保育所、認定こども園等の教育・保育事業を運営する事業者や学校、地域の

関係団体、関係機関との連携を強化し、地域全体で子育て支援を推進します。

(3)国・県との連携

町は町民に最も近い行政となるため、子どもと子育て家庭のニーズを把握し、国や県に対し

て施策の提案や要望を行うとともに、近隣の市町村とも密接な連携を図りながら施策を推進し

ます。

Page 108: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

82

2 計画の達成状況の点検・評価

(1)子ども・子育て会議の運営

効果的・実効的に計画を推進していくため、毎年度計画の進捗状況を庁内で点検・評価する

とともに、子ども・子育て会議で協議しながら事業の見直しを行い、適正な進行管理を実施し

ていきます。

(2)計画の公表、意見の反映

町の広報紙やホームページを通して、計画の取り組みや事業の進捗状況を公表していくこと

で、町民への浸透を図ります。

また、実施事業や様々な活動の現場、家庭への訪問機会や保護者の事業利用・来訪などあら

ゆる場面を通じての意見・要望把握に努め、利用者の立場に立った施策・事業の推進を図りま

す。

計画・方針の

確実な実行

①立案・

公表

②計画の

実施

⑤計画の

見直し

様々な機会で 意見・要望把握

広報・ホームページ等 で公表・浸透

次期計画へ

施策の総合的かつ計画的な推進に関し必要な事項及び

当該施策の実施状況を調査審議(子ども・子育て支援法第 77 条)

④評価

結果検討

③点検・

評価

子ども・子育て会議

Page 109: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

第9章 計画の推進体制

83

3 子ども・子育て支援に果たす役割

子ども・子育て支援においては、家庭、幼稚園・保育所、学校、地域、企業、町(行政)な

ど、社会のあらゆる分野における構成員が子ども・子育て支援に対する理解を深め、各々が協

働しそれぞれの役割を果たすことが重要です。

▼保護者は子育てについての第一義的責任を有する

▼遊びなどの中で集団生活に必要なルールを身につける場の提供

▼一人ひとりの発達の段階を踏まえた上で、成長を見守り支援していく

▼就学児童の健やかな成長と、生きる力や自ら考え行動することのできる力を養う教育・体験

の提供

▼地域や家庭と連携しながらの子どもの成長支援

▼地域の子どもたちの見守り

▼子どもの虐待等を早期に発見する目配り

▼地域社会の一員として、地域とともに子どもの育成や子育ての支援

▼男女共同参画社会を推進し、性別にとらわれず子育てと仕事を両立することができる就労環

境や職場の雰囲気づくり

▼サービスの提供・支援

▼利用者・家庭への相談支援

▼関係諸機関との連携

町(行政)の役割

家庭の役割

学校の役割

地域の役割

企業の役割

幼稚園・保育所の役割

Page 110: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

84

Page 111: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

Page 112: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン
Page 113: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

85

資料編

1 松島町子ども・子育て会議条例

松島町子ども・子育て会議条例

(設置)

第1条 子ども・子育て支援法(平成24年法律第65号。以下「法」という。)第77条第1項の

規定に基づき、同項の合議制の機関として松島町子ども・子育て会議(以下「会議」という。)を置

く。

(組織)

第2条 会議は、委員10人以内で組織する。

2 委員は、次に掲げる者のうちから、町長が任命する。

(1) 子ども(法第6条第1項に規定する子どもをいう。)の保護者(同条第2項に規定する保護

者をいう。)

(2) 子ども・子育て支援(法第7条第1項に規定する子ども・子育て支援をいう。以下同じ。)

に関する事業に従事する者

(3) 子ども・子育て支援に関し学識経験のある者

(4) 子ども・子育て支援の施策に関心のある者

(5) 前各号に掲げる者のほか、町長が必要と認める者

(委員の任期)

第3条 委員の任期は、2年とし、再任されることを妨げない。ただし、委員が欠けた場合におけ

る補欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。

(会長)

第4条 会議に、会長を置き、委員の互選によって選任する。

2 会長は、会務を総理し、会議を代表する。

3 会長に事故あるとき又は会長が欠けたときは、あらかじめ会長の指名する委員が、その職務を

代理する。

(会議)

第5条 会議は、会長が招集する。

2 会議は、委員の過半数の出席がなければ会議を開くことができない。

3 会議の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、会長の決するところによる。

Page 114: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

86

(庶務)

第6条 会議の庶務は、町民福祉課において処理する。

(委任)

第7条 この条例に定めるもののほか、会議の運営に関し必要な事項は、会長が会議に諮って定め

る。

附 則

(施行期日)

1 この条例は、公布の日から施行する。

(松島町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正)

2 松島町特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例(昭和51年松島町条例

第9号)の一部を次のように改正する。

別表民生委員推薦会の項の次に次のように加える。

子ども・子育て会議 会長 日額 6,800円

委員 日額 6,700円

Page 115: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

87

2 松島町子ども・子育て会議委員名簿

(敬称略、順不同)

氏名 区分 役職 備考

佐々木 勝 義 町長が認める者 松島森林総合 代表 会長

瀬野尾 千 恵 学識経験者 元校長 職務代理者

片 倉 誠之助 町長が認める者 社会福祉法人松の実福祉会 施設長

君 島 智 子 学識経験者 東北福祉大学助教

土 井 いく子 学識経験者 元保育所 所長

千 葉 圭 子 学識経験者 元保育所 所長

三 品 ひとみ 学識経験者 元幼稚園 教諭

平 井 素 子 施策に関心のある者 公募

飯 嶋 敦 子どもの保護者 保育所保護者

鈴 木 綾 子どもの保護者 幼稚園保護者

Page 116: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

88

3 松島町子ども・子育て会議の策定経過

日付 開催会名 主な内容

平成 30年

12月3日

平成 30年度

第1回松島町子ども・子育て会議

1 ニーズ調査内容説明

2 質疑応答

3 その他

平成 31年

3月 12日

平成 30年度

第2回松島町子ども・子育て会議

1 子ども・子育て支援事業計画(第二期)策定

等に係るニーズ調査結果速報について

2 保育所再編の現状について

3 その他

平成 31年

4月 12日

平成 31年度

第1回松島町子ども・子育て会議

1 子ども・子育て支援事業計画(第二期)策定

等に係るニーズ調査結果報告書について

2 その他

令和元年

9月 20日

令和元年度

第2回松島町子ども・子育て会議

1 子ども・子育て支援事業計画(第二期)骨子

案について

2 その他

令和元年

11月8日

令和元年度

第3回松島町子ども・子育て会議

1 子ども・子育て支援事業計画(第二期)骨子

案構成について

2 松島町の現状・課題取り組みのまとめの構成

及び第二期計画の取り組みについて

令和元年

12月 26日

令和元年度

第4回松島町子ども・子育て会議

1 子ども・子育て支援事業計画(第二期)素案

について

令和2年

2月5日~

2月 14日

町民からの意見募集(パブリックコ

メント)の実施

令和2年

2月 26日

令和元年度

第5回松島町子ども・子育て会議

1 子ども・子育て支援事業計画(第二期)答申

について

2 認定こども園建設の現状について

Page 117: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

89

4 子ども・子育て支援事業計画(第二期)策定のためのアンケート

本計画を策定するにあたり、子育てをされているご家庭の現状とニーズを的確に把握・分析

し、計画策定の基礎資料とするためのアンケート調査を実施いたしました。

■調査の設計

調査対象 2018年10月1日時点での松島町住民基本台帳に登録されている就学前児童・小学生

が属する世帯

抽出方法 ①就学前児童が属する世帯:514世帯

②小学生が属する世帯:560世帯

調査方法 ①就学前児童が属する世帯:郵送配布-郵送回収及び施設配布-施設回収

②小学生が属する世帯:郵送配布-郵送回収及び学校配布-学校回収

調査期間 2019年1月7日~2019年1月21日

(2019年2月5日までの回収票も有効としています)

■回収結果

種 別 配布数 有効回収数 回収率

①就学前児童 514人 343人 66.7%

②小 学 生 560人 435人 77.7%

■報告書の見方

国資料及びニーズ調査票では「就学前児童」と「就学児童」の名称を使用していますが、この報告書

では違いを明確にするため、「就学児童」を「小学生」と表記しています。

◆ 調査数(n=Number of cases)とは、回答者総数あるいは分類別の回答者数のことです。

◆ 回答の構成比は百分率であらわし、小数点第2位を四捨五入して算出しています。

◆ 回答者が2つ以上の回答をすることができる多肢選択式の質問においては、すべての選択肢の比

率を合計すると 100%を超えます。

◆ 調査票における設問及び選択肢の語句等を一部簡略化している場合があります。

Page 118: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

90

(1)保護者の就労状況

【母親の就労状況】

【父親の就労状況】

小 学 生 83.9

0.2

1.6

0.00.7

0.0

13.6

(435)

(%)

で就

り、

・育

はな

で就

が、

休・

であ

パー

ルバ

おり、

介護

パー

ルバ

おり、

介護

して

が、

就労

労し

就学前児童 87.8

0.0

1.5

0.00.0

0.0

10.8

(343)

(%)

で就

り、

・育

はな

で就

が、

休・

であ

パー

ルバ

おり、

介護

パー

ルバ

おり、

介護

して

が、

就労

労し

小 学 生 30.1

1.6

40.5

1.8

21.4

2.1

2.5

(435)

(%)

で就

り、

・育

はな

で就

が、

休・

であ

パー

ルバ

おり、

介護

パー

ルバ

おり、

介護

して

が、

就労

労し

就学前児童 24.8 9.0 28.6 5.2 26.8

1.5

4.1

(343)

(%)

で就

り、

・育

はな

で就

が、

休・

であ

パー

ルバ

おり、

介護

パー

ルバ

おり、

介護

して

が、

就労

労し

○母親の就労状況をみると、就学前児童では「フルタイムで就労しており、産休・育休・介護

休業中ではない」(24.8%)、「パート・アルバイト等で就労しており、産休・育休・介護休

業中ではない」(28.6%)をあわせた 53.4%の方が就労し、現在産休・育休・介護休業中の

方が 14.2%となっています。小学生では「フルタイムで就労しており、産休・育休・介護休

業中ではない」(30.1%)、「パート・アルバイト等で就労しており、産休・育休・介護休業

中ではない」(40.5%)をあわせた 70.6%の方が就労し、現在、産休・育休・介護休業中の

方は 3.4%と就学前児童と比べて減少しています。

○父親の就労状況をみると、「フルタイムで就労しており、産休・育休・介護休業中ではない」

(就学前児童 87.8%・小学生 83.9%)が圧倒的に多くなっています。

Page 119: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

91

【母親の今後の就労希望】

【母親の就労希望時の末子の年齢】

小 学 生 23.1

2.6

38.5 7.7 7.7 10.3 10.3

(39)

(%)

0~

3歳

4~

5歳

6~

8歳

9~

11歳

12~

14

15

歳以上

無回

就学前児童 32.6 23.9 39.1

0.00.00.0

4.3

(46)

(%)

0~

4~

6~

9~

2~

小 学 生 24.5 38.2 29.4 7.8

(102)

(%)

子育

てや家

事な

に専

念した

い(

労の

予定は

ない)

1年

より先、

下の

子ども

が○

になっ

たこ

ろに

労し

たい

すぐ

に、

しく

1年

以内に

就労

たい

無回

就学前児童 24.7 47.4 21.6 6.2

(97)

(%)

い)

先、

なっ

に、

○現在は就労していないまたはこれまで就労したことがない母親の今後の就労希望をみると、

「1年より先、一番下の子どもが○歳になったころに就労したい」(就学前児童 47.4%・小

学生 38.2%)が最も多く、「すぐに、もしくは1年以内に就労したい」(就学前児童 21.6%・

小学生 29.4%)を上回っています。なお、両者ともに約4人に1人が「子育てや家事などに

専念したい(就労の予定はない)」(就学前児童 24.7%・小学生 24.5%)と回答しています。

○1年より先、一番下の子どもが○歳になったころに就労したい母親の就労希望時の末子の年

齢をみると、就学前児童では「6~8歳」(39.1%)が最も多く、以下「0~3歳」(32.6%)、

「4~5歳」(23.9%)と8歳以下(95.6%)に集中しています。一方、小学生では「6~

8歳」(38.5%)が最も多く、以下「0~3歳」(23.1%)、「15歳以上」(10.3%)となっ

ており、9歳以上と回答した方は 25.7%と就学前児童に比べて多くなっています。

Page 120: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

92

【母親の希望する就業形態】

【母親が育児休業を取得していない理由】

小 学 生 13.0 79.7 7.2

(69)

(%)

フル

タイム(

日程

度・1

日8

間程

度)

パー

トタイ

ム、

ルバ

イト等(

タイ

ム以外)

無回

就学前児童 20.9 77.6

1.5

(67)

(%)

ム(

度)

パー

ム、

外)

○就労希望のある母親の希望する就業形態をみると、両者ともに「パートタイム、アルバイト

等(フルタイム以外)」(就学前児童 77.6%・小学生 79.7%)、「フルタイム(週5日程度・

1日8時間程度)」(就学前児童 20.9%・小学生 13.0%)の順となっていますが、「フルタ

イム(週5日程度・1日8時間程度)」は就学前児童が小学生をやや上回っています。

n=(45)

職場に育児休業を取りにくい雰囲気があった

仕事が忙しかった

(産休後に)仕事に早く復帰したかった

仕事に戻るのが難しそうだった

昇給・昇格などが遅れそうだった

収入減となり、経済的に苦しくなる

保育所などに預けることができた

配偶者が育児休業制度を利用した

配偶者が無職、祖父母等の親族にみてもらえるなど、制度を利用する必要がなかった

子育てや家事に専念するため退職した

職場に育児休業の制度がなかった(就業規則に定めがなかった)有期雇用のため育児休業の取得要件を満たさなかった

育児休業を取得できることを知らなかった

産前産後の休暇(産前6週間、産後8週間)を取得できることを知らず退職した

その他

無回答

就学前児童 n=(45)

15.6

8.9

13.3

11.1

0.0

4.4

6.7

0.0

13.3

26.7

26.7

8.9

0.0

4.4

2.2

4.4

0 20 40 60 80 100(%)

○育児休業を取得していない理由をみると、母親は「子育てや家事に専念するため退職した」

「職場に育児休業の制度がなかった(就業規則に定めがなかった)」(ともに 26.7%)が最も

多く、以下「職場に育児休業を取りにくい雰囲気があった」(15.6%)、「(産休後に)仕事に

早く復帰したかった」「配偶者が無職、祖父母等の親族にみてもらえるなど、制度を利用する

必要がなかった」(ともに 13.3%)となっています。

Page 121: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

93

(2)教育・保育事業の利用

【平日の定期的な教育・保育事業の現在の利用状況】

<年齢別>

    上段:件数    下段: %

調査数

利用している

利用していない

無回答

全 体 343 275 67 1 100.0 80.2 19.5 0.3年齢別0歳 49 13 36 - 100.0 26.5 73.5 -1歳 44 34 9 1 100.0 77.3 20.5 2.32歳 59 42 17 - 100.0 71.2 28.8 -3歳 53 51 2 - 100.0 96.2 3.8 -4歳 75 73 2 - 100.0 97.3 2.7 -5歳 57 57 - - 100.0 100.0 - -年齢別(3区分) 0歳 49 13 36 - 100.0 26.5 73.5 -1~2歳 103 76 26 1 100.0 73.8 25.2 1.03~5歳 185 181 4 - 100.0 97.8 2.2 -

就学前児童 80.2 19.5

0.3

(343)

(%)

利用

してい

利用

してい

ない

無回

○平日の定期的な教育・保育事業の現在の利用状況をみると、「利用している」は 80.2%とな

っています。

○年齢別にみると、「利用している」は0歳では 26.5%、1歳では 77.3%とおおむね年齢が

上がるほど増え、5歳では 100.0%となっています。

Page 122: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

94

【利用中の平日の定期的な教育・保育事業】

【平日の定期的な教育・保育事業の今後の利用希望】

n=(275)

幼稚園

幼稚園の預かり保育

認可保育所(公立・私立)

認可外保育所

事業所内保育施設

認定こども園

家庭的な保育

居宅訪問型保育

児童発達支援施設

その他の保育施設

無回答

就学前児童 n=(275)

30.2

2.9

62.2

1.1

0.7

0.0

0.0

0.0

3.6

0.0

2.5

0 20 40 60 80 100(%)

○利用中の平日の定期的な教育・保育事業をみると、「認可保育所(公立・私立)」(62.2%)

が最も多く、以下「幼稚園」(30.2%)となっています。

n=(343)

幼稚園

幼稚園の預かり保育

認可保育所(公立・私立)

認可外保育所

事業所内保育施設

認定こども園

家庭的な保育

居宅訪問型保育

児童発達支援施設

その他の保育施設

無回答

就学前児童 n=(343)

41.1

25.7

63.6

3.8

6.4

18.7

1.7

0.9

5.0

0.6

4.4

0 20 40 60 80 100(%)

○平日の定期的な教育・保育事業の今後の利用希望をみると、現在利用しているとの回答が最

も多かった「認可保育所(公立・私立)」が 63.6%と最も多く、以下「幼稚園」(41.1%)、

「幼稚園の預かり保育」(25.7%)、「認定こども園」(18.7%)となっています。

Page 123: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

95

(3)地域子育て支援拠点事業の利用

【地域子育て支援拠点事業の現在の利用状況】

【地域子育て支援拠点事業を利用していない理由】

就学前児童 19.2 78.4

2.3

(343)

(%)

地域

子育て

支援拠

点事

業(

育て支

援セ

ンター)

を利

用し

ている

利用

してい

ない

無回

○地域子育て支援拠点事業の現在の利用状況をみると、「地域子育て支援拠点事業(子育て支援

センター)を利用している」は 19.2%となっています。なお、「利用していない」は 78.4%

となっています。

n=(269)

利用したいサービスがない

サービスの質に不安がある

施設が遠くて利用しづらい

時間が合わない

定員がいっぱいで利用できない

年齢制限がある(子どもが対象年齢ではない)

事業の内容がよくわからない

その他

特に理由はない

無回答

就学前児童 n=(269)

14.1

3.7

8.6

50.6

0.7

3.3

18.2

6.7

21.2

1.9

0 20 40 60 80 100(%)

○地域子育て支援拠点事業を利用していない理由をみると、「時間が合わない」(50.6%)が最

も多く、以下「特に理由はない」(21.2%)、「事業の内容がよくわからない」(18.2%)、「利

用したいサービスがない」(14.1%)、「施設が遠くて利用しづらい」(8.6%)となっていま

す。

Page 124: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

96

【地域子育て支援拠点事業の今後の利用希望】

就学前児童 25.4 9.0 58.6 7.0

(343)

(%)

利用

してい

ない

が、

今後利

用した

い すで

に利用

してい

るが、

今後

利用日

数を

増やし

たい

新た

に利用

した

り、

利用日

数を増

やし

たいと

は思わ

ない

無回

○地域子育て支援拠点事業の今後の利用希望をみると、「新たに利用したり、利用日数を増やし

たいとは思わない」(58.6%)が最も多く、以下「利用していないが、今後利用したい」

(25.4%)、「すでに利用しているが、今後利用日数を増やしたい」(9.0%)となっています。

Page 125: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

97

(4)子どもが病気やケガのときの対応

【病気やケガで、平日の定期的な教育・保育事業を利用できなかったことの有無】

【父親・母親が休んだ方の病児・病後児保育施設の利用希望】 <年齢別>

就学前児童 80.4 16.0 3.6

(275)

(%)

あっ

なかっ

無回

○病気やケガで、平日の定期的な教育・保育事業を利用できなかったことの有無をみると、「あ

った」は 80.4%となっています。

    上段:件数    下段: %

調査数

できれば病児保育施設等を

利用したい

できれば病後児保育施設等

を利用したい

利用したいとは思わない

全 体 169 48 52 102 100.0 28.4 30.8 60.4年齢別0歳 8 3 4 4 100.0 37.5 50.0 50.01歳 21 8 6 12 100.0 38.1 28.6 57.12歳 34 12 14 17 100.0 35.3 41.2 50.03歳 29 6 7 20 100.0 20.7 24.1 69.04歳 39 10 9 25 100.0 25.6 23.1 64.15歳 36 8 11 23 100.0 22.2 30.6 63.9年齢別(3区分) 0歳 8 3 4 4 100.0 37.5 50.0 50.01~2歳 55 20 20 29 100.0 36.4 36.4 52.73~5歳 104 24 27 68 100.0 23.1 26.0 65.4

n=(169)

できれば病児保育施設等を利用したい

できれば病後児保育施設等を利用したい

利用したいとは思わない

就学前児童 n=(169)

28.4

30.8

60.4

0 20 40 60 80 100(%)

○父親・母親が休んだ方の病児・病後児保育施設の利用希望をみると、「できれば病児保育施設

等を利用したい」は 28.4%、「できれば病後児保育施設等を利用したい」は 30.8%にとど

まっています。なお、「利用したいとは思わない」は 60.4%となっています。

○年齢別(3区分)にみると、病児・病後児保育施設の利用希望は低年齢であるほど多くなっ

ており「できれば病児保育施設等を利用したい」は0歳では 37.5%、1~2歳では 36.4%、

「できれば病後児保育施設等を利用したい」は0歳では 50.0%、1~2歳では 36.4%とな

っています。

Page 126: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

98

(5)不定期の教育・保育事業の利用

【不定期の教育・保育事業の現在の利用状況】

【不定期の教育・保育事業の今後の利用希望】

<年齢別>

就学前児童 38.8 54.5 6.7

(343)

(%)

○不定期の教育・保育事業の現在の利

用状況をみると、「利用していない」

が 83.7%となっており、利用して

いる事業として最も多かった「幼稚

園の一時預かり保育」でも 8.7%に

とどまっています。

    上段:件数    下段: %

調査数

利用したい

利用する必要はない

無回答

全 体 343 133 187 23 100.0 38.8 54.5 6.7年齢別0歳 49 20 26 3 100.0 40.8 53.1 6.11歳 44 17 24 3 100.0 38.6 54.5 6.82歳 59 26 31 2 100.0 44.1 52.5 3.43歳 53 17 30 6 100.0 32.1 56.6 11.34歳 75 27 42 6 100.0 36.0 56.0 8.05歳 57 24 31 2 100.0 42.1 54.4 3.5年齢別(3区分) 0歳 49 20 26 3 100.0 40.8 53.1 6.11~2歳 103 43 55 5 100.0 41.7 53.4 4.93~5歳 185 68 103 14 100.0 36.8 55.7 7.6

○不定期の教育・保育事業の今後の利用希望をみると、「利用したい」は 38.8%となっていま

す。

○年齢別(3区分)にみると、「利用したい」は0歳で 40.8%、1~2歳で 41.7%と3~5

歳に比べてやや多くなっています。

n=(343)

一時預かり保育

幼稚園の一時預かり保育

ベビーシッター

その他

利用していない

無回答

就学前児童 n=(343)

3.8

8.7

0.0

0.9

83.7

3.2

0 20 40 60 80 100(%)

n=(343)

一時預かり保育

幼稚園の一時預かり保育

ベビーシッター

その他

利用していない

無回答

就学前児童 n=(343)

3.8

8.7

0.0

0.9

83.7

3.2

0 20 40 60 80 100(%)

Page 127: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

99

【不定期の教育・保育事業を今後利用する目的】

(6)保育所等についての考え

【今後の保育所等の運営について期待すること】

n=(133)

私用、リフレッシュ目的

冠婚葬祭、学校行事、子どもや親の通院等

不定期の就労

その他

無回答

就学前児童 n=(133)

61.7

74.4

31.6

1.5

1.5

0 20 40 60 80 100(%)

○利用希望がある方の不定期の教育・保育事業を今後利用する目的をみると、「冠婚葬祭、学校

行事、子どもや親の通院等」(74.4%)が最も多く、以下「私用、リフレッシュ目的」(61.7%)、

「不定期の就労」(31.6%)となっています。

n=(343)

特色のある幼児教育への取り組み

これまで培ってきた幼児教育の継続

途中入所ができるような施設整備の実施

地域と密着した運営の実施

資質の高い保育士、幼稚園教諭の確保

運営状況や幼児教育の評価、普段の保育状況などに関する情報の提供子育て支援センター事業などの子育て支援事業を積極的に取り入れた運営

病児保育や休日保育等のサービスの充実

苦情処理や相談などの受入体制の整備

安全安心な保育環境の提供

その他

特にない

無回答

就学前児童 n=(343)

34.1

26.2

38.8

23.3

52.5

20.1

14.9

33.2

9.9

54.8

5.5

3.5

5.2

0 20 40 60 80 100(%)

○今後の保育所等の運営について期待することをみると、「安全安心な保育環境の提供」

(54.8%)が最も多く、以下「資質の高い保育士、幼稚園教諭の確保」(52.5%)、「途中入

所ができるような施設整備の実施」(38.8%)、「特色のある幼児教育への取り組み」

(34.1%)、「病児保育や休日保育等のサービスの充実」(33.2%)となっています。

Page 128: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

100

【保育所等に預ける際に優先したい条件】

【保育所等の再編について期待すること】

n=(343)

年次ごとの幼児教育が可能となり、切磋琢磨することでより子ども達の成長が期待できる

希望する保育所へ入所しやすくなる

待機児童の減少

設備が整うことで、子ども達が過ごしやすい環境になる設備が整うことで働きやすい環境になり、保育士、幼稚園教諭の負担軽減、質が向上する保育士、幼稚園教諭の不足が改善されることでの幼児教育の質の向上

施設や敷地が広くなることでの送迎のしやすさ

保育以外のサービスや対応の向上

その他

特にない

無回答

就学前児童 n=(343)

28.9

50.7

49.3

59.8

50.7

52.8

39.7

10.2

1.5

2.6

5.8

0 20 40 60 80 100(%)

n=(343)

園の理念や方針がしっかりしている

保育士、幼稚園教諭の質の高さ

行事、体験等を通じ、豊かな子どもの成長を考えた幼児教育を行っている

特徴のある幼児教育を行っている園

自宅からの距離が近い、通勤しやすい

施設の設備が充実している

園庭、遊戯室が広い

園周辺に自然環境がある

保育・預かり時間の長さ

その他

無回答

就学前児童 n=(343)

17.5

55.4

55.7

14.9

77.6

46.1

38.5

29.2

46.4

4.7

4.7

0 20 40 60 80 100(%)○保育所等に預ける際に優先した

い条件をみると、「自宅からの距

離が近い、通勤しやすい」

(77.6%)が最も多く、以下「行

事、体験等を通じ、豊かな子ども

の成長を考えた幼児教育を行っ

ている」(55.7%)、「保育士、幼

稚園教諭の質の高さ」(55.4%)、

「保育・預かり時間の長さ」

(46.4%)、「施設の設備が充実

している」(46.1%)、「園庭、遊

戯室が広い」(38.5%)となって

おり、立地が最優先であることが

うかがえます。

○保育所等の再編について期待す

ることをみると、「設備が整うこ

とで、子ども達が過ごしやすい環

境になる」(59.8%)が最も多く、

以下「保育士、幼稚園教諭の不足

が改善されることでの幼児教育

の質の向上」(52.8%)、「希望す

る保育所へ入所しやすくなる」

「設備が整うことで働きやすい

環境になり、保育士、幼稚園教諭

の負担軽減、質が向上する」(とも

に 50.7%)、「待機児童の減少」

(49.3%)と上位5項目は 50%

前後となっており、ニーズは多岐

にわたっています。

Page 129: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

101

(7)小学校就学後の放課後の過ごし方

【放課後の過ごし方の今後の希望】

[低学年(1~3年生)]

【放課後の過ごし方の今後の希望】

[高学年(4~6年生)]

n=(343)

自宅

祖父母宅や友人・知人宅

習い事

勤労青少年ホーム(図書室)

児童館

放課後子ども教室

留守家庭児童学級(放課後児童クラブ)

ファミリー・サポート・センター

その他

無回答

就学前児童 n=(343)

54.5

19.8

38.8

2.3

16.3

14.0

24.2

1.5

9.9

17.2

0 20 40 60 80 100(%)

n=(343)

自宅

祖父母宅や友人・知人宅

習い事

勤労青少年ホーム(図書室)

児童館

放課後子ども教室

留守家庭児童学級(放課後児童クラブ)

ファミリー・サポート・センター

その他

無回答

就学前児童 n=(343)

47.2

19.5

36.2

2.9

20.1

16.6

42.3

1.5

9.0

3.5

0 20 40 60 80 100(%)

○就学前児童の小学校入学後の放課後の過ごし方の今後の希望をみると、低学年では「自宅」

(47.2%)が最も多く、以下「留守家庭児童学級(放課後児童クラブ)」(42.3%)、「習い

事」(36.2%)、「児童館」(20.1%)、「祖父母宅や友人・知人宅」(19.5%)となっていま

す。一方、高学年では「自宅」(54.5%)が最も多いのは低学年とかわらないものの、以下

「習い事」(38.8%)、「留守家庭児童学級」(24.2%)、「祖父母宅や友人・知人宅」(19.8%)、

「児童館」(16.3%)と順位に違いがみられ、「留守家庭児童学級(放課後児童クラブ)」や

「児童館」の比率が少なくなっています。

○来年度就学予定の5歳児に着眼すると、低学年では「留守家庭児童学級(放課後児童クラブ)」

(49.1%)が最も多く、以下「自宅」(47.4%)、「習い事」(36.8%)となっていますが、

高学年になると「留守家庭児童学級(放課後児童クラブ)」は 19.3%と比率が少なくなって

います。

Page 130: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

102

<年齢別>[低学年(1~3年生)]

<年齢別>[高学年(4~6年生)]

    上段:件数    下段: %

調査数

自宅

祖父母宅や友人・知人宅

習い事

勤労青少年ホー

児童館

放課後子ども教室

留守家庭児童学級

ファ

ミリー

・サポー

ト・セ

ンター

その他

無回答

全 体 343 187 68 133 8 56 48 83 5 34 59 100.0 54.5 19.8 38.8 2.3 16.3 14.0 24.2 1.5 9.9 17.2年齢別0歳 49 27 15 22 2 15 11 16 1 3 4 100.0 55.1 30.6 44.9 4.1 30.6 22.4 32.7 2.0 6.1 8.21歳 44 25 8 15 1 10 6 12 1 6 7 100.0 56.8 18.2 34.1 2.3 22.7 13.6 27.3 2.3 13.6 15.92歳 59 31 14 24 - 13 9 17 2 9 8 100.0 52.5 23.7 40.7 - 22.0 15.3 28.8 3.4 15.3 13.63歳 53 31 9 19 - 6 7 10 - 3 9 100.0 58.5 17.0 35.8 - 11.3 13.2 18.9 - 5.7 17.04歳 75 42 12 30 2 8 10 17 1 7 11 100.0 56.0 16.0 40.0 2.7 10.7 13.3 22.7 1.3 9.3 14.75歳 57 28 10 19 3 3 3 11 - 6 19 100.0 49.1 17.5 33.3 5.3 5.3 5.3 19.3 - 10.5 33.3年齢別(3区分) 0歳 49 27 15 22 2 15 11 16 1 3 4 100.0 55.1 30.6 44.9 4.1 30.6 22.4 32.7 2.0 6.1 8.21~2歳 103 56 22 39 1 23 15 29 3 15 15 100.0 54.4 21.4 37.9 1.0 22.3 14.6 28.2 2.9 14.6 14.63~5歳 185 101 31 68 5 17 20 38 1 16 39 100.0 54.6 16.8 36.8 2.7 9.2 10.8 20.5 0.5 8.6 21.1

    上段:件数    下段: %

調査数

自宅

祖父母宅や友人・知人宅

習い事

勤労青少年ホー

児童館

放課後子ども教室

留守家庭児童学級

ファ

ミリー

・サポー

ト・セ

ンター

その他

無回答

全 体 343 162 67 124 10 69 57 145 5 31 12 100.0 47.2 19.5 36.2 2.9 20.1 16.6 42.3 1.5 9.0 3.5年齢別0歳 49 23 14 21 2 15 12 20 1 3 2 100.0 46.9 28.6 42.9 4.1 30.6 24.5 40.8 2.0 6.1 4.11歳 44 26 8 14 2 8 6 19 1 7 1 100.0 59.1 18.2 31.8 4.5 18.2 13.6 43.2 2.3 15.9 2.32歳 59 22 15 22 - 17 11 21 2 5 3 100.0 37.3 25.4 37.3 - 28.8 18.6 35.6 3.4 8.5 5.13歳 53 32 11 20 1 8 8 20 - 4 - 100.0 60.4 20.8 37.7 1.9 15.1 15.1 37.7 - 7.5 -4歳 75 30 11 23 3 11 12 35 1 6 2 100.0 40.0 14.7 30.7 4.0 14.7 16.0 46.7 1.3 8.0 2.75歳 57 27 8 21 2 9 6 28 - 5 3 100.0 47.4 14.0 36.8 3.5 15.8 10.5 49.1 - 8.8 5.3年齢別(3区分) 0歳 49 23 14 21 2 15 12 20 1 3 2 100.0 46.9 28.6 42.9 4.1 30.6 24.5 40.8 2.0 6.1 4.11~2歳 103 48 23 36 2 25 17 40 3 12 4 100.0 46.6 22.3 35.0 1.9 24.3 16.5 38.8 2.9 11.7 3.93~5歳 185 89 30 64 6 28 26 83 1 15 5 100.0 48.1 16.2 34.6 3.2 15.1 14.1 44.9 0.5 8.1 2.7

Page 131: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

103

(8)家庭・地域の子育て環境、望むこと

【日常的に子どもをみてくれる人の有無】

n=(435)

日常的に祖父母等の親族にみてもらえる

緊急時もしくは用事の際には祖父母等の親族にみてもらえる日常的に子どもをみてもらえる友人・知人がいる緊急時もしくは用事の際には子どもをみてもらえる友人・知人がいる

いずれもいない

無回答

小 学 生 n=(435)

45.1

50.3

4.4

14.5

7.6

0.7

0 20 40 60 80 100(%)

n=(343)

日常的に祖父母等の親族にみてもらえる

緊急時もしくは用事の際には祖父母等の親族にみてもらえる日常的に子どもをみてもらえる友人・知人がいる緊急時もしくは用事の際には子どもをみてもらえる友人・知人がいる

いずれもいない

無回答

就学前児童 n=(343)

30.9

59.5

2.0

8.2

12.2

0.3

0 20 40 60 80 100(%)

○日常的に子どもをみてくれる人の有無をみると、就学前児童では「緊急時もしくは用事の際

には祖父母等の親族にみてもらえる」(59.5%)が最も多く、以下「日常的に祖父母等の親

族にみてもらえる」(30.9%)となっていますが、3位は「いずれもいない」(12.2%)とな

っています。一方、小学生では「緊急時もしくは用事の際には祖父母等の親族にみてもらえ

る」(50.3%)が最も多く、以下「日常的に祖父母等の親族にみてもらえる」(45.1%)、「緊

急時もしくは用事の際には子どもをみてもらえる友人・知人がいる」(14.5%)となってい

ます。

Page 132: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

104

【子育て支援事業の認知状況】

n = (343)

①乳幼児健診・教室

②子育て支援センターの電話相談

③子育て支援センターのイベント

⑧チャイルドシートの無料貸出

⑨松島町子育て支援サイトの メール相談・お問い合わせ

⑩のびっこクラブ

⑪児童館イベント(こどもまつり等)

④育児サークル(どんぐりクラブ等)

⑤親子教室(リズム遊びの会等)

⑥希望園に行ってみよう会

⑦松島町子育て支援サイトの 子育てQ&A

58.6

84.0

67.6

70.8

70.0

48.4

43.1

33.8

27.7

80.5

32.7

7.6

25.1

21.0

23.0

43.1

49.3

59.2

63.6

10.2

8.7

8.5

7.3

8.2

7.0

8.5

7.6

7.0

8.7

9.3

(%)(%)85.7

2.6

11.7

○子育て支援事業の認知状況をみると、認知度が高い事業は『①乳幼児健診・教室』(85.7%)、

『③子育て支援センターのイベント』(84.0%)、『⑪児童館イベント(こどもまつり等)』

(80.5%)となっています。一方、認知度が低い事業は『⑩のびっこクラブ』(27.7%)、

『⑨松島町子育て支援サイトのメール相談・お問い合わせ』(33.8%)となっています。

○今後の利用希望をみると、認知度の高い事業の上位3項目の『①乳幼児健診・教室』(60.9%)、

『③子育て支援センターのイベント』(52.8%)、『⑪児童館イベント(こどもまつり等)』

(58.6%)についてはいずれも 50%以上となっていますが、それ以外の事業では 50%を

下回っており、認知度を上げることが今後の利用や利用希望につながると考えられます。

Page 133: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

105

【子育て支援事業の今後の利用希望】

n = (343)

①乳幼児健診・教室

⑥希望園に行ってみよう会

⑦松島町子育て支援サイトの 子育てQ&A

⑧チャイルドシートの無料貸出

⑨松島町子育て支援サイトの メール相談・お問い合わせ

②子育て支援センターの電話相談

③子育て支援センターのイベント

④育児サークル(どんぐりクラブ等)

⑤親子教室(リズム遊びの会等)

⑩のびっこクラブ

⑪児童館イベント(こどもまつり等)

26.2

52.8

18.7

28.6

14.9

30.0

19.0

19.5

16.0

58.6

55.4

29.2

62.1

50.7

65.0

51.9

63.3

62.4

64.7

23.3

18.4

18.1

19.2

20.7

20.1

18.1

17.8

18.1

19.2

18.1

(%)60.9 15.2 23.9

(%)

はい

いい

無回

Page 134: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

106

【子育て中に必要なサービス】

n=(343)

幼稚園の一時預かり保育

一時預かり保育(保育所)

休日保育(保育所)

保育所定員増(保育所)

保育時間延長(保育所)

病児保育(保育所)、病後児保育(保育所)

夜間保育

ファミリーサポートセンター

育児ヘルパー派遣

相談体制の充実

保護者・養育者同志の交流の場やママ友・パパ友等をつくる交流機会や場所の提供

こどものためのイベント・教室

その他

現状のままでよい

無回答

就学前児童 n=(343)

36.7

25.1

29.2

27.7

21.3

27.7

6.7

7.3

2.6

8.2

5.8

25.1

1.7

7.6

3.5

0 20 40 60 80 100(%)

○子育て中に必要なサービスをみると、「幼稚園の一時預かり保育」(36.7%)が最も多く、以

下「休日保育(保育所)」(29.2%)、「保育所定員増(保育所)」「病児保育(保育所)、病後

児保育(保育所)」(ともに 27.7%)、「一時預かり保育(保育所)」「こどものためのイベン

ト・教室」(ともに 25.1%)となっており、保育所に関連するサービスのニーズに集中して

います。

Page 135: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

107

【教育・保育の環境について望むこと】

<年齢別>

    上段:件数    下段: %

調査数

行事など豊かな体験活動が

できること

産休明け保育

定員増

質の向上

教育内容の充実

保育時間延長

休日保育

病後児保育

一時保育

相談しやすい環境が整っ

いること

冷暖房などの環境が整っ

いること

障がい児保育

その他

特にない

無回答

全 体 343 167 10 63 111 142 75 62 46 23 48 110 12 8 10 12 100.0 48.7 2.9 18.4 32.4 41.4 21.9 18.1 13.4 6.7 14.0 32.1 3.5 2.3 2.9 3.5年齢別0歳 49 18 1 18 19 14 14 8 10 4 7 11 1 2 - 4 100.0 36.7 2.0 36.7 38.8 28.6 28.6 16.3 20.4 8.2 14.3 22.4 2.0 4.1 - 8.21歳 44 23 2 10 10 18 12 7 8 1 6 13 - - 3 2 100.0 52.3 4.5 22.7 22.7 40.9 27.3 15.9 18.2 2.3 13.6 29.5 - - 6.8 4.52歳 59 30 1 12 19 26 13 17 7 1 6 18 3 1 - 1 100.0 50.8 1.7 20.3 32.2 44.1 22.0 28.8 11.9 1.7 10.2 30.5 5.1 1.7 - 1.73歳 53 30 3 8 19 31 10 5 4 7 11 16 3 1 1 - 100.0 56.6 5.7 15.1 35.8 58.5 18.9 9.4 7.5 13.2 20.8 30.2 5.7 1.9 1.9 -4歳 75 36 2 8 24 26 17 14 10 5 11 27 2 2 4 3 100.0 48.0 2.7 10.7 32.0 34.7 22.7 18.7 13.3 6.7 14.7 36.0 2.7 2.7 5.3 4.05歳 57 26 1 7 17 24 9 11 7 5 7 23 3 2 2 1 100.0 45.6 1.8 12.3 29.8 42.1 15.8 19.3 12.3 8.8 12.3 40.4 5.3 3.5 3.5 1.8年齢別(3区分) 0歳 49 18 1 18 19 14 14 8 10 4 7 11 1 2 - 4 100.0 36.7 2.0 36.7 38.8 28.6 28.6 16.3 20.4 8.2 14.3 22.4 2.0 4.1 - 8.21~2歳 103 53 3 22 29 44 25 24 15 2 12 31 3 1 3 3 100.0 51.5 2.9 21.4 28.2 42.7 24.3 23.3 14.6 1.9 11.7 30.1 2.9 1.0 2.9 2.93~5歳 185 92 6 23 60 81 36 30 21 17 29 66 8 5 7 4 100.0 49.7 3.2 12.4 32.4 43.8 19.5 16.2 11.4 9.2 15.7 35.7 4.3 2.7 3.8 2.2

n=(343)

行事など豊かな体験活動ができること

産休明け保育

定員増

質の向上

教育内容の充実

保育時間延長

休日保育

病後児保育

一時保育

相談しやすい環境が整っていること

冷暖房などの環境が整っていること

障がい児保育

その他

特にない

無回答

就学前児童 n=(343)

48.7

2.9

18.4

32.4

41.4

21.9

18.1

13.4

6.7

14.0

32.1

3.5

2.3

2.9

3.5

0 20 40 60 80 100(%)

○教育・保育の環境について望むことをみると、「行事など豊かな体験活動ができること」

(48.7%)が最も多く、次いで「教育内容の充実」(41.4%)、以下「質の向上」(32.4%)、

「冷暖房などの環境が整っていること」(32.1%)となっています。

○年齢別(3区分)にみると、低年齢であるほど「定員増」、「保育時間延長」、「病後児保育」

など預かりの制度に関する要望が多くなっています。一方、「教育内容の充実」、「冷暖房など

の環境が整っていること」など教育・保育の環境に関する要望は年齢が上がるほど多くなっ

ています。

Page 136: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

108

【町の子育て支援センターに望むこと】

<年齢別>

    上段:件数    下段: %

調査数

利用時間延長

休日開所

単独施設

イベントを増やす

遊具充実

地域毎開催

相談充実

児童虐待・DVへの対応

その他

特にない

無回答

全 体 343 73 114 30 51 144 19 61 12 11 89 12 100.0 21.3 33.2 8.7 14.9 42.0 5.5 17.8 3.5 3.2 25.9 3.5年齢別0歳 49 14 16 6 10 22 3 9 4 - 12 4 100.0 28.6 32.7 12.2 20.4 44.9 6.1 18.4 8.2 - 24.5 8.21歳 44 10 15 4 8 21 2 9 1 1 9 1 100.0 22.7 34.1 9.1 18.2 47.7 4.5 20.5 2.3 2.3 20.5 2.32歳 59 18 22 1 11 23 1 11 - 3 16 1 100.0 30.5 37.3 1.7 18.6 39.0 1.7 18.6 - 5.1 27.1 1.73歳 53 8 17 7 5 27 5 9 2 1 13 - 100.0 15.1 32.1 13.2 9.4 50.9 9.4 17.0 3.8 1.9 24.5 -4歳 75 14 23 9 10 29 5 15 3 1 22 1 100.0 18.7 30.7 12.0 13.3 38.7 6.7 20.0 4.0 1.3 29.3 1.35歳 57 9 19 3 6 20 1 8 2 5 16 4 100.0 15.8 33.3 5.3 10.5 35.1 1.8 14.0 3.5 8.8 28.1 7.0年齢別(3区分) 0歳 49 14 16 6 10 22 3 9 4 - 12 4 100.0 28.6 32.7 12.2 20.4 44.9 6.1 18.4 8.2 - 24.5 8.21~2歳 103 28 37 5 19 44 3 20 1 4 25 2 100.0 27.2 35.9 4.9 18.4 42.7 2.9 19.4 1.0 3.9 24.3 1.93~5歳 185 31 59 19 21 76 11 32 7 7 51 5 100.0 16.8 31.9 10.3 11.4 41.1 5.9 17.3 3.8 3.8 27.6 2.7

n=(343)

利用時間延長

休日開所

単独施設

イベントを増やす

遊具充実

地域毎開催

相談充実

児童虐待・DVへの対応

その他

特にない

無回答

就学前児童 n=(343)

21.3

33.2

8.7

14.9

42.0

5.5

17.8

3.5

3.2

25.9

3.5

0 20 40 60 80 100(%)

○町の子育て支援センターに望むことをみると、「遊具充実」(42.0%)が最も多く、以下「休

日開所」(33.2%)、「利用時間延長」(21.3%)、「相談充実」(17.8%)、「イベントを増や

す」(14.9%)となっています。なお、「特にない」は 25.9%となっています。

○年齢別(3区分)にみると、「利用時間延長」は0歳では 28.6%、1~2歳では 27.2%と

3~5歳(16.8%)に比べて多くなっています。

Page 137: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

109

【子育てに関して悩んでいること・気になること】

<年齢別>

    上段:件数    下段: %

調査数

保護者が仕事等のために子

育てを十分にできない

保護者の話し相手・相談相

手がいない

子どものしつけ

学校生活や友だちづきあい

子どもの教育

子どもの病気や発達

その他

特にない

無回答

全 体 343 65 21 157 100 129 76 13 80 13 100.0 19.0 6.1 45.8 29.2 37.6 22.2 3.8 23.3 3.8年齢別0歳 49 11 5 17 10 15 11 1 11 3 100.0 22.4 10.2 34.7 20.4 30.6 22.4 2.0 22.4 6.11歳 44 8 3 21 5 19 14 1 11 2 100.0 18.2 6.8 47.7 11.4 43.2 31.8 2.3 25.0 4.52歳 59 15 2 35 17 20 10 2 12 1 100.0 25.4 3.4 59.3 28.8 33.9 16.9 3.4 20.3 1.73歳 53 6 5 24 15 24 15 1 14 - 100.0 11.3 9.4 45.3 28.3 45.3 28.3 1.9 26.4 -4歳 75 13 3 36 22 24 16 3 21 3 100.0 17.3 4.0 48.0 29.3 32.0 21.3 4.0 28.0 4.05歳 57 12 3 23 29 25 7 5 10 2 100.0 21.1 5.3 40.4 50.9 43.9 12.3 8.8 17.5 3.5年齢別(3区分) 0歳 49 11 5 17 10 15 11 1 11 3 100.0 22.4 10.2 34.7 20.4 30.6 22.4 2.0 22.4 6.11~2歳 103 23 5 56 22 39 24 3 23 3 100.0 22.3 4.9 54.4 21.4 37.9 23.3 2.9 22.3 2.93~5歳 185 31 11 83 66 73 38 9 45 5 100.0 16.8 5.9 44.9 35.7 39.5 20.5 4.9 24.3 2.7

n=(435)

保護者が仕事等のために子育てを十分にできない

保護者の話し相手・相談相手がいない

子どものしつけ

学校生活や友だちづきあい

子どもの教育

子どもの病気や発達

その他

特にない

無回答

小 学 生 n=(435)

15.2

2.1

31.3

37.2

39.1

11.7

6.4

29.0

4.1

0 20 40 60 80 100(%)

n=(343)

保護者が仕事等のために子育てを十分にできない

保護者の話し相手・相談相手がいない

子どものしつけ

学校生活や友だちづきあい

子どもの教育

子どもの病気や発達

その他

特にない

無回答

就学前児童 n=(343)

19.0

6.1

45.8

29.2

37.6

22.2

3.8

23.3

3.8

0 20 40 60 80 100(%)

○子育てに関して悩んでいること・気になることをみると、就学前児童では「子どものしつけ」

(45.8%)が最も多く、以下「子どもの教育」(37.6%)、「学校生活や友だちづきあい」

(29.2%)、「子どもの病気や発達」(22.2%)、「保護者が仕事等のために子育てを十分にで

きない」(19.0%)となっています。一方、小学生では「子どもの教育」(39.1%)、「学校生

活や友だちづきあい」(37.2%)がともに多く上位2項目となっており、就学前児童で1位

の「子どものしつけ」は3位で 31.3%となっています。

○年齢別(3区分)にみると、「保護者が仕事等のために子育てを十分にできない」は0歳

(22.4%)、1~2歳(22.3%)と、3~5歳(16.8%)に比べてやや多くなっています。

一方、3~5歳では「学校生活や友だちづきあい」(35.7%)、「子どもの教育」(39.5%)が

0歳、1~2歳に比べて多くなっています。

Page 138: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

110

<学年別>

【相談先】

    上段:件数    下段: %

調査数

保護者が仕事等のために子

育てを十分にできない

保護者の話し相手・相談相

手がいない

子どものしつけ

学校生活や友だちづきあい

子どもの教育

子どもの病気や発達

その他

特にない

無回答

全 体 435 66 9 136 162 170 51 28 126 18 100.0 15.2 2.1 31.3 37.2 39.1 11.7 6.4 29.0 4.1学年別小学1年生 66 15 - 27 23 26 10 4 14 2 100.0 22.7 - 40.9 34.8 39.4 15.2 6.1 21.2 3.0小学2年生 67 8 2 21 27 25 12 3 20 4 100.0 11.9 3.0 31.3 40.3 37.3 17.9 4.5 29.9 6.0小学3年生 72 16 2 25 32 30 8 6 15 2 100.0 22.2 2.8 34.7 44.4 41.7 11.1 8.3 20.8 2.8小学4年生 77 6 1 28 31 34 10 6 26 2 100.0 7.8 1.3 36.4 40.3 44.2 13.0 7.8 33.8 2.6小学5年生 77 11 2 19 31 29 6 2 24 3 100.0 14.3 2.6 24.7 40.3 37.7 7.8 2.6 31.2 3.9小学6年生 72 10 2 15 16 25 5 7 25 5 100.0 13.9 2.8 20.8 22.2 34.7 6.9 9.7 34.7 6.9

n=(291)

配偶者・パートナー

祖父母等の親族

同年代の子どもを持つ子育て仲間

友人や知人

近所の人

職場の人

保育所の保育士、幼稚園の先生

小学校の先生

医師、保健師、看護師、栄養士等

松島町の子育て関連担当窓口

その他

無回答

小 学 生 n=(291)

71.5

53.6

58.1

40.9

6.2

29.2

4.1

26.8

6.5

17.5

3.1

2.7

0 20 40 60 80 100(%)

n=(250)

配偶者・パートナー

祖父母等の親族

同年代の子どもを持つ子育て仲間

友人や知人

近所の人

職場の人

保育所の保育士、幼稚園の先生

小学校の先生

医師、保健師、看護師、栄養士等

松島町の子育て関連担当窓口

その他

無回答

就学前児童 n=(250)

74.8

60.0

56.8

43.6

4.4

19.2

30.0

2.4

17.2

26.8

3.2

0.0

0 20 40 60 80 100(%)

○相談先をみると、両者ともに「配偶者・パートナー」(就学前児童 74.8%・小学生 71.5%)、

「祖父母等の親族」(就学前児童 60.0%・小学生 53.6%)、「同年代の子どもを持つ子育て

仲間」(就学前児童 56.8%・小学生 58.1%)、「友人や知人」(就学前児童 43.6%・小学生

40.9%)が上位4項目となっています。また、就学前児童では「保育所の保育士、幼稚園の

先生」(30.0%)、「松島町の子育て関連担当窓口」(26.8%)が小学生に比べて多くなって

います。一方、小学生では「職場の人」(29.2%)、「小学校の先生」(26.8%)が就学前児童

に比べて多くなっています。

Page 139: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

111

【気軽に相談できる松島町の子育て関連担当窓口】

【町の子育て環境の評価】

n=(51)

町役場の相談窓口

子育て支援センター

発達個別相談

子育てひろば

巡回心理相談

その他

小 学 生 n=(51)

17.6

64.7

11.8

13.7

5.9

17.6

0 20 40 60 80 100(%)

n=(67)

町役場の相談窓口

子育て支援センター

発達個別相談

子育てひろば

巡回心理相談

その他

就学前児童 n=(67)

14.9

76.1

19.4

17.9

9.0

9.0

0 20 40 60 80 100(%)

○気軽に相談できる松島町の子育て関連担当窓口をみると、両者ともに「子育て支援センター」

(就学前児童 76.1%・小学生 64.7%)が最も多くなっています。

就学前児童 9.6 37.9 22.7 13.1 12.5 4.1

(343)

(%)

そう

思う

どち

らかと

いうと

そう

思う

どち

らかと

いうと

そう

思わな

そう

思わな

分か

らない

無回

○町の子育てしやすさの評価をみると、「そう思う」、「どちらかというとそう思う」をあわせた

肯定派は(47.5%)が、「どちらかというとそう思わない」、「そう思わない」をあわせた否

定派(35.8%)を 11.7ポイント上回っています。

Page 140: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

112

【今後、子育て支援の充実を図るために町に期待すること】

n=(435)

子育て支援策に関する情報提供の拡充

児童館や公園など子どもの遊び場の確保

子どもの成長・発育に欠くことのできない自然環境の保護保育所や幼稚園、学校などの費用負担の軽減

子育てのための経済的支援

出産や不妊治療に対する経済的支援の充実多子世帯の優先入居や広い部屋の割り当てなど、公営住宅入居への配慮

ひとり親家庭への支援の充実

障がい児家庭への支援の充実

バリアフリー施設の整備など、子育てにやさしいまちづくり

子ども食堂や無料学習支援などの充実

外出時に授乳やおむつ替えができる場所の拡充

子どもの交通安全等対策

子どもを犯罪から守る活動

児童虐待を防止するための対策

要保護児童への支援体制の充実

きめ細かなサービスが期待できるNPO等によるサービスの充実安心して子育てができるための相談機関の充実残業の短縮等の実施など、男性も含めた働き方の見直しや企業への働きかけ男女共同参画意識のもと、男性の家事・育児への参加を促進

その他

特にない

無回答

小 学 生 n=(435)

19.1

52.4

21.1

40.0

52.6

14.3

4.1

14.0

12.9

9.9

27.1

10.8

42.5

54.5

11.0

5.1

6.0

10.3

11.7

8.3

6.0

2.5

5.5

0 20 40 60 80 100(%)

n=(343)

子育て支援策に関する情報提供の拡充

児童館や公園など子どもの遊び場の確保

子どもの成長・発育に欠くことのできない自然環境の保護保育所や幼稚園、学校などの費用負担の軽減

子育てのための経済的支援

出産や不妊治療に対する経済的支援の充実多子世帯の優先入居や広い部屋の割り当てなど、公営住宅入居への配慮

ひとり親家庭への支援の充実

障がい児家庭への支援の充実

バリアフリー施設の整備など、子育てにやさしいまちづくり

子ども食堂や無料学習支援などの充実

外出時に授乳やおむつ替えができる場所の拡充

子どもの交通安全等対策

子どもを犯罪から守る活動

児童虐待を防止するための対策

要保護児童への支援体制の充実

きめ細かなサービスが期待できるNPO等によるサービスの充実安心して子育てができるための相談機関の充実残業の短縮等の実施など、男性も含めた働き方の見直しや企業への働きかけ男女共同参画意識のもと、男性の家事・育児への参加を促進

その他

特にない

無回答

就学前児童 n=(343)

20.7

67.1

30.9

61.5

53.1

20.4

6.7

10.5

9.9

10.2

24.2

28.6

39.1

45.8

7.6

5.8

4.7

6.7

13.1

6.4

4.1

1.5

4.4

0 20 40 60 80 100(%)

○今後、子育て支援の充実を図るために町に期待することをみると、就学前児童では「児童館

や公園など子どもの遊び場の確保」(67.1%)が最も多く、以下「保育所や幼稚園、学校な

どの費用負担の軽減」(61.5%)、「子育てのための経済的支援」(53.1%)、「子どもを犯罪

から守る活動」(45.8%)、「子どもの交通安全等対策」(39.1%)となっています。一方、小

学生では「子どもを犯罪から守る活動」(54.5%)、「子育てのための経済的支援」(52.6%)、

「児童館や公園など子どもの遊び場の確保」(52.4%)の3項目がいずれも多く、以下「子

どもの交通安全等対策」(42.5%)、「保育所や幼稚園、学校などの費用負担の軽減」(40.0%)

となっています。

Page 141: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

113

5 子どもの生活に関する実態調査

子どもの将来が生まれ育った家庭の経済状況によって左右されることのないよう、未来を担

う子どもたちの学びや育ちを支えるための支援策などの検討の基礎資料とするためのアンケ

ート調査を実施いたしました。

■調査の設計

調査対象 ・町内在住の0歳から9歳までの子どもがいる保護者300人

・町内在住の10歳から15歳までの子ども及びその保護者300人

抽出方法 無作為抽出

調査方法 郵送配布-郵送回収

調査期間 2017年11月17日 ~2017年12月11日

■回収結果

種 別 配布数 有効回収数 回収率

保護者 600人 325人 54.2%

子ども 300人 149人 49.7%

■報告書の見方

この調査の分析結果を読む際の留意点は以下のとおりです。

◆ 「調査結果」の図表は、原則として回答者の構成比(百分率)で表現しています。

◆ 「n」は、「Number of case」の略で、構成比算出の母数を示しています。

◆ 百分比による集計では、回答者数(該当質問においては該当者数)を 100%として算出し、本文

及び図表の数字に関しては、すべて小数点第 2 位以下を四捨五入し、小数点第 1 位までを表記し

ます。また、複数回答の設問では、すべての比率の合計が 100%を超えることがあります。

◆ 設問のなかには前問に答えた人のみが答える「限定設問」があり、表中の「回答者数」が全体よ

り少なくなる場合があります。

◆ 図表中の「0.0」は四捨五入の結果または回答者が皆無であることをあらわします。

◆ 母数が 100 未満の場合の百分率は、統計的誤差が大きい可能性が高いので数値の取扱いには特

に注意が必要となります。

◆ 選択肢の語句が長い場合、本文中及び図表中では省略した表現を用いる場合があります。

Page 142: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

114

(1)世帯の状況

①暮らし向きについて

【必要なものが買えなかったり、支払いが遅れたり、支払えなかった経験の有無(保護者調査)】

<経済的状況別>

○世帯の 1年間の可処分所得をうかがったところ、貧困線未満の世帯は 10.1%となっており、

相対的な貧困の状況に置かれています。

○過去 1 年間に必要なものが買えなかったり、支払いが遅れたり、支払いできなかった経験の

有無について、貧困線以上の世帯では「ない」が 83.5%に対し、貧困線未満の世帯では

57.6%と低く、4 割程度の世帯で税金や光熱水費、学校等の集金や学校用品費、習い事の費

用などを支払うことができなかったりした経験があると回答しています。

○経済的困窮は、物質的はく奪※1のみならず、心身の健康や様々な体験等にも影響を与えるこ

とから、安心して生活できるための経済的基盤を確保していくための支援の充実が求められ

ます。

※1 物質的はく奪:社会において通常必要であると考えられている生活必需品等が得られていない状況をい

う。

57.6

18.2

12.1

15.2

6.1

3.0

9.1

9.1

3.0

83.5

8.5

6.0

4.2

1.8

2.1

1.1

1.1

2.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

ない

税金

電気代、ガス代、水道代などの光熱水費

学校や保育所・幼稚園等の集金(給食費や

遠足の参加費など)、学校用品費

家賃、住宅ローン

食料品費(し好品は除く)

スポーツや音楽や塾など習い事の費用

その他

無回答

問22 過去1年間で、必要なものが買えなかったり、支払いができない・遅滞したこと

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

Page 143: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

115

【自分がもっているもの、使うことができるもの(子ども調査)】

<経済的状況別>

○可処分所得が貧困線未満の世帯では、貧困線以上の世帯に比べて「自転車」、「運動用具(ボ

ール・ラケットなど)」、「自分で選んだ服」の割合が高く、「習い事などの道具(ピアノなど)」、

「本・参考書(教科書やマンガをのぞく)、「自分の部屋」、「スマートフォン・タブレット機

器」の割合が低くなっています。

100.0

88.2

100.0

88.2

64.7

76.5

82.4

58.8

52.9

58.8

29.4

17.6

17.6

17.6

11.8

0.0

0.0

0.0

94.5

86.6

83.5

78.0

78.7

77.2

72.4

70.1

63.0

57.5

45.7

27.6

26.8

20.5

13.4

3.1

0.0

0.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

文房具やノート

ゲーム機

自転車

運動用具(ボール・ラケットなど)

本・参考書(教科書やマンガをのぞく)

マンガ・雑誌

自分で選んだ服

自分の部屋

スマートフォン・タブレット機器

キャラクターグッズ

習い事などの道具(ピアノなど)

携帯電話

化粧品・アクセサリー

パソコン

自分用のテレビ

その他

あてはまるものはない

無回答

問7 持っているものや、使うことができるもの

貧困線未満(n=17)

貧困線以上(n=127)

Page 144: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

116

②ひとり親世帯について

【可処分所得の状況(保護者調査)】

○死別や離婚、未婚等によるひとり親世帯の割合は約 1 割となっています。ひとり親世帯では、

半数近くが貧困線未満となっており、経済的に厳しい状況に置かれています。

相対的貧困率※2(貧困線未満の世帯の割合)をみる際の留意点

アンケート調査に基づく松島町における子育て世帯の相対的貧困率の数値をみる際の留

意点を以下に示します。

〇相対的貧困率の基準となる「貧困線」は、松島町の貧困線を新たに定めたものではなく、

国が算出した貧困線を基準としている。

〇本調査では、世帯人数ごとの可処分所得額※3を選択肢で示して回答を得ているため、回

答誤差(実際の金額と回答との違いやずれ)が生じる。

〇無作為抽出による標本調査であるため、標本誤差(実態と集計結果との違いやずれ)が

生じる。また、未回収票の中には、相対的貧困にある家庭の割合が高いことが想定され

る。

※2 相対的貧困率:人間として最低限の生活をも営むことができないような「絶対的貧困」に対し、「相

対的貧困」は、その国・地域の文化水準、生活水準と比較して困窮した状態を指す。

※3 可処分所得額:収入から税金や社会保険料等を差し引いた手取り収入のこと。

合計 貧困線未満 貧困線以上 無回答

全体 326 10.1 87.1 2.8

ひとり親 30 46.7 50.0 3.3

ふたり親 295 6.4 90.8 2.7

無回答 1 0.0 100.0 0.0

Page 145: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

117

(2)子どもの状況

①食事について

【子どもの朝食の摂食状況(保護者調査)】

<経済的状況別>

【子どもの朝食の摂食状況(子ども調査)】

<経済的状況別>

○子どもの朝食の欠食状況について、保護者の 9割強が「毎日食べる」と回答し、子ども本人

の 10 割弱が「毎日・ほぼ毎日」食べると回答しています。しかしながら、貧困線未満の世

帯の子どもの約 1 割で欠食しており、貧困線以上の世帯と差がみられます。

○また、子どもだけで食事をする「孤食」について、貧困線未満の世帯では約 3割が「よくあ

る」、「ときどきある」と回答しており、貧困線以上の世帯と比べて高い割合となっています。

心身の健やかな成長に食事は重要であることから、家庭の状況にかかわらず、きちんと楽し

く食事がとれるための取り組みを推進していく必要があります。

○可処分所得が貧困線未満の世帯では、貧困線以上の世帯に比べて「週に 2~3 回」の割合が

やや高くなっています。

87.9

95.1

6.1

1.8

0.0

0.4

0.0

0.4

3.0

0.0

0.0

1.1

3.0

1.4

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

問8 子どもは、朝ごはんをどれくらい食べているか

毎日食べる 週に5日以上食べる 週に3、4日は食べる 週に1、2日は食べる

ほとんど食べない わからない 無回答

88.2

98.4

0.0

1.6

0.0

0.0

5.9

0.0

5.9

0.0

0.0

0.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=17)

貧困線以上(n=127)

問2 朝ごはんを食べる頻度/週

毎日・ほぼ毎日 週に4~5回 週に2~3回 週に1回程度 まったく食べていない 無回答

Page 146: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

118

【子どもだけで食事をすることの有無(保護者調査)】

<経済的状況別>

【子どもだけで食事をすることの有無(子ども調査)】

<経済的状況別>

6.1

3.9

24.2

11.3

27.3

26.1

39.4

56.3

0.0

0.0

3.0

2.5

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

問10 普段、子どもが1人で(または子どもだけで)ごはんを食べる機会

よくある ときどきある ほとんどない まったくない わからない 無回答

70.6

71.7

11.8

16.5

17.6

6.3

0.0

1.6

0.0

3.9

0.0

0.0

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=17)

貧困線以上(n=127)

問4 家でひとりでごはんを食べる機会

まったくない 週に1回程度 週に2~3回 週に4~5回 毎日・ほぼ毎日 無回答

Page 147: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

119

②勉強について

【子どもの成績(保護者調査)】

<経済的状況別>

【学校の授業の理解度(子ども調査)】

<経済的状況別>

【平日の学校以外の勉強時間(保護者調査)】

<経済的状況別>

○学校に通っている子どもの成績について、貧困線未満の世帯では、貧困線以上の世帯と比べ

て『遅れている』と回答した人の割合が高く、『良好』と回答した人の割合が低くなっていま

す。子ども本人の調査においても、学校の授業の理解度について、貧困線未満の世帯では貧

困線以上の世帯と比べて「よくわかる」の割合が低く、「あまりわからない」の割合が高くな

っており、経済的状況による差がみられます。

○また、平日の学校以外での勉強時間について、「まったくしていない」と「30 分程度」をあ

わせると、貧困線以上の世帯の 17.9%に対し、貧困線未満の世帯では 29.2%と高くなって

います。

○家庭環境や経済的状況にかかわらず、学習習慣や基礎的な学力の定着を支援する取り組みの

充実を図っていく必要があります。

8.3

9.2

8.3

24.3

50.0

48.6

12.5

9.2

16.7

6.9

0.0

1.2

4.2

0.6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=24)

貧困線以上(n=173)

問7-1 子どもの成績

とても良好 まあまあ良好 普通 やや遅れている かなり遅れている わからない 無回答

11.8

36.2

58.8

52.8

29.4

8.7

0.0

1.6

0.0

0.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=17)

貧困線以上(n=127)

問11 学校の授業の理解度

よくわかる だいたいわかる あまりわからない ほとんどわからない 無回答

4.2

2.3

25.0

15.6

37.5

55.5

25.0

16.2

4.2

8.1

0.0

1.2

4.2

1.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=24)

貧困線以上(n=173)

問7-2 平日、学校の授業以外の1日あたりの勉強時間(塾等の時間も含む)

まったくしていない 30分程度 30分~1時間程度 1~2時間程度 2時間以上 わからない 無回答

Page 148: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

120

③習い事について

【習い事の状況】

<経済的状況別>

60.6

51.4

39.4

47.2

0.0

1.4

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

問11 子どもに習い事をさせているか

させている させていない 無回答

○可処分所得が貧困線未満の世帯は、貧困線以上の世帯に比べて習い事を「させている」割合

が高くなっています。

Page 149: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

121

④進学について

【どこまでの教育を受けさせたいか(保護者調査)短大・高専・専門学校までの教育】

<経済的状況別>

【どこまでの教育を受けさせたいか(保護者調査)大学までの教育】

<経済的状況別>

【将来の進学希望(子ども調査)】

<経済的状況別>

○子どもの進学について、貧困線未満の世帯では、短大・高専・専門学校までの教育で 36.4%、

大学までの教育で 57.6%が「経済的に受けさせられない」と回答しています。

○また、子ども本人調査では、将来の進学希望について、貧困線以上の世帯では「大学」が

39.4%でも最も高くなっているのに対し、貧困線未満の世帯では「高校」が 70.6%と 7 割

以上を占めています。

○子どもの希望が家庭の経済的状況に影響されているかどうかはわかりませんが、経済的な理

由により希望する進学をあきらめることのないよう支援していく必要があります。

45.5

57.7

9.1

12.0

36.4

10.2

9.1

20.1

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

②短大・高専・専門学校までの教育

受けさせたい 経済的に可能だが必要だと思わない 経済的に受けさせられない 無回答

30.3

66.5

3.0

10.2

57.6

16.5

9.1

6.7

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

③大学までの教育

受けさせたい 経済的に可能だが必要だと思わない 経済的に受けさせられない 無回答

5.9

0.8

70.6

19.7

5.9

19.7

0.0

0.8

11.8

39.4

0.0

3.9

0.0

0.8

5.9

14.2

0.0

0.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=17)

貧困線以上(n=127)

問12 将来どの学校まで行きたいか

中学校 高校 専門学校 短大 大学 大学院 その他 わからない 無回答

Page 150: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

122

⑤自己肯定感について

【自分自身について(子ども調査)自分は価値がある人間だと思う】

<経済的状況別>

【自分自身について(子ども調査)自分には良いところがある】

<経済的状況別>

○自分は価値がある人間だと思うかどうかについて、「あまり思わない」と「まったく思わない」

をあわせた『思わない』の割合が、貧困線未満の世帯では 41.2%と、貧困線以上の世帯の

32.3%と比べて高くなっています。

○また、自分には良いところがあると思うかどうかについて、『思わない』の割合が、貧困線未

満の世帯で 29.4%、貧困線以上の世帯で 20.4%となっており、経済的状況による差がみら

れます。

○自己肯定感を育むためには乳幼児期からの関わりが重要であるといわれており、保護者支援

とあわせ、地域や学校等と連携して取り組んでいく必要があります。

23.5

15.0

35.3

52.0

35.3

23.6

5.9

8.7

0.0

0.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=17)

貧困線以上(n=127)

②自分は価値がある人間だと思う

とてもそう思う まあ、そう思う あまり思わない まったく思わない 無回答

17.6

28.3

52.9

50.4

29.4

15.7

0.0

4.7

0.0

0.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=17)

貧困線以上(n=127)

③自分には良いところがある

とてもそう思う まあ、そう思う あまり思わない まったく思わない 無回答

Page 151: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

123

(3)保護者の状況

①健康について

【健康状態について(保護者調査)】

<経済的状況別>

②地域や近所との付き合いについて

【地域や近所との付き合いの程度について(保護者調査)】

<経済的状況別>

○保護者の健康状態について、「とてもよい」と「まあ、よい」をあわせた『よい』の割合は、

貧困線未満の世帯で 33.3%、貧困線以上の世帯で 33.8%と差はみられませんが、「とても

よい」の割合をみると、貧困線未満の世帯が 9.1%に対し、貧困線以上の世帯で 19.0%と差

はみられます。

○また、貧困線未満の世帯では、「どちらかといえば悪い」と「とても悪い」をあわせると、

18.2%の人が『悪い』と回答しており、貧困線以上の世帯の 6.4%と比べて高くなっていま

す。

○このように、経済的状況と健康状態との関連性がみられることから、貧困対策として健康支

援に取り組んでいく必要があります。

○地域や近所との付き合いの程度について、「あまり付き合っていない」と「まったく付き合っ

ていない」をあわせた『付き合っていない』の割合は、貧困線未満の世帯で 51.6%と、貧困

線以上の世帯の 34.2%と比べて高くなっています。貧困線未満の世帯では「まったく付き

合っていない」の割合も 15.2%となっており、社会的に孤立している家庭を把握し、地域と

のつながりを持てるような取り組みを推進していく必要があります。

9.1

19.0

24.2

14.8

48.5

58.8

15.2

5.3

3.0

1.1

0.0

1.1

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

問17 健康状態

とてもよい まあ、よい ふつう どちらかといえば悪い とても悪い 無回答

12.1

12.0

36.4

52.8

36.4

30.3

15.2

3.9

0.0

1.1

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

問18 地域やご近所での付き合いの程度

よく付き合っている ある程度、付き合っている あまり付き合っていない まったく付き合っていない 無回答

Page 152: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

124

③相談相手について

【心おきなく相談できる相手の有無(保護者調査)】

<経済的状況別>

【相談できる相手、相談したい相手(保護者調査)】

<経済的状況別>

○心おきなく相談できる相手がいる人の割合は、貧困線未満の世帯で 81.8%、貧困線以上の

世帯で 88.4%となっており、貧困線未満の世帯のほうがやや低くなっています。

○相談できる相手もしくは相談したい相手をみると、貧困線未満の世帯では、貧困線以上の世

帯に比べて「配偶者」、「親・親族」の割合が低くなっており、家族や親せき等に頼ることが

できない(しづらい)状況がうかがえます。一方で、「幼稚園・保育施設などの先生」や「役

場などの公的機関」、「カウンセラーなどの専門家」の割合が比較的高くなっており、相談相

手として資質向上及び体制の強化を図っていく必要があります。

81.8

88.4

6.1

3.5

9.1

6.0

3.0

2.1

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

問18 地域やご近所での付き合いの程度

相談できる相手がいる 相談相手がいないので、相談相手がほしい 相談相手はいないが、必要ない 無回答

82.8

48.3

51.7

17.2

10.3

17.2

6.9

10.3

10.3

3.4

3.4

3.4

0.0

75.1

75.9

71.3

18.4

10.7

7.7

6.5

5.0

1.5

1.1

0.8

3.4

0.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

友人・知人

配偶者

親・親族

子ども

隣人・地域の人

幼稚園・保育施設などの先生

学校の先生

カウンセラーなどの専門家

役場などの公的機関

民間団体やボランティア

民生委員児童委員

その他

無回答

問19-1 その相談(したい)相手

貧困線未満(n=29)

貧困線以上(n=261)

Page 153: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

125

④子育てについて

【子どものことについて悩んでいること(保護者調査)】

<経済的状況別>

○子どものことで悩んでいることについて、貧困線未満の世帯では貧困線以上の世帯に比べて、

子どもの教育やしつけ、進学、発達など様々な悩みを抱えている人が多い状況がうかがえま

す。

○一方、子育て支援センター(子育て広場)や子育て等に関する相談事業など、松島町が実施

している子育て支援事業について、貧困線未満の世帯のほうが貧困線以上の世帯に比べて認

知度が低く、利用している人の割合も低くなっています。

○貧困線未満の世帯では、子育てに関する情報の入手手段として「インターネット」の割合が

最も高くなっており、町ホームページや SNS※4等を有効活用しながら、子育て支援事業を

周知し、利用につなげていくことが必要です。

※4 SNS:Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略。インターネ

ットを通じて人と人とをつなぎ、コミュニティの形成を促進するサービスのこと。

45.5

36.4

36.4

24.2

12.1

18.2

27.3

30.3

6.1

6.1

3.0

6.1

6.1

3.0

18.2

9.1

0.0

34.5

24.3

20.8

18.7

13.0

11.6

9.9

9.2

8.8

7.4

5.6

5.3

2.5

0.7

28.2

4.2

3.5

0% 20% 40% 60%

子どもの進学や受験のことが心配である

子どもの教育費のことが心配である

子どもに対するしつけや教育に自信が持てない

子どもに基本的な生活習慣(あいさつ、規則正しい

食生活、整理・整頓など)が身についていない

子どもが勉強しない

子どもの就職のことが心配である

子どもが反抗的で、なかなか言うことを聞かない

子どもの身体の発育や病気が心配である

配偶者と子育てのことで意見が合わない

子どもが何事に対しても消極的である

配偶者が子育てにあまり協力してくれない

子どもが良い友人関係を持てない

子どもの非行や問題行動が心配である

子どもに十分な食事や栄養を与えることができていない

特にない

その他

無回答

問24 子どものことについて現在悩んでいること

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

Page 154: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

126

【子育て支援事業の利用状況(保護者調査)一時預かり事業】

<経済的状況別>

【子育て支援事業の利用状況(保護者調査)子育て支援センター事業(子育て広場)】

<経済的状況別>

【子育て支援事業の利用状況(保護者調査)児童館事業】

<経済的状況別>

【子育て支援事業の利用状況(保護者調査)ファミリーサポートセンター事業】

<経済的状況別>

0.0

10.6

57.6

65.5

39.4

19.0

3.0

4.9

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

①一時預かり事業

利用したことがある 知っているが、利用したことはない 知らない 無回答

18.2

32.4

51.5

52.1

27.3

9.9

3.0

5.6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

②子育て支援センター事業(子育て広場)

利用したことがある 知っているが、利用したことはない 知らない 無回答

33.3

54.9

42.4

38.0

21.2

3.9

3.0

3.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

③児童館事業

利用したことがある 知っているが、利用したことはない 知らない 無回答

0.0

2.8

60.6

58.5

36.4

32.4

3.0

6.3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

④ファミリーサポートセンター事業

利用したことがある 知っているが、利用したことはない 知らない 無回答

Page 155: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

127

【子育て支援事業の利用状況(保護者調査)子育て等に関する相談事業】

<経済的状況別>

【放課後の学習支援制度(学び支援事業)】

【子育て支援事業の利用状況(保護者調査)放課後の学習支援制度(学び支援事業)】

<経済的状況別>

【子育て支援事業の利用状況(保護者調査)ベビーシート・チャイルドシートの貸出事業】

<経済的状況別>

6.1

7.0

51.5

58.1

39.4

29.6

3.0

5.3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

⑤子育て等に関する相談事業

利用したことがある 知っているが、利用したことはない 知らない 無回答

15.2

22.9

45.5

47.2

36.4

24.6

3.0

5.3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

⑥放課後の学習支援制度(学び支援事業)

利用したことがある 知っているが、利用したことはない 知らない 無回答

9.1

9.9

30.3

39.1

57.6

46.5

3.0

4.6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

⑦ベビーシート・チャイルドシートの貸出事業

利用したことがある 知っているが、利用したことはない 知らない 無回答

Page 156: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

128

【子どものために重要な支援(保護者調査)】

<経済的状況別>

○可処分所得が貧困線未満の世帯では、貧困線以上の世帯に比べて「生活や就学のための経済

的補助」、「仕事に就けるようにするための就労に関する支援」、「進路や生活についてなんで

も相談できるところ」の割合が高く、経済的不安を軽減する支援が求められています。

75.8

45.5

27.3

21.2

24.2

27.3

21.2

30.3

27.3

6.1

3.0

0.0

53.2

46.8

45.4

44.7

36.3

28.5

26.4

20.8

20.4

4.6

1.4

1.8

0% 20% 40% 60% 80%

生活や就学のための経済的補助

保護者が家にいないときに子どもを

預かる場やサービスの提供

自然体験や集団遊びなど、多様な活動機会の提供

地域における子どもの居場所の提供

仲間と出会え、一緒に活動できるところ

読み書き計算などの基礎的な学習への支援

会社などでの職場体験等の機会

仕事に就けるようにするための就労に関する支援

進路や生活などについてなんでも相談できるところ

その他

特にない

無回答

問27 今後、子どものために特に重要だと思う支援

貧困線未満(n=33)

貧困線以上(n=284)

Page 157: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

129

6 用語解説

用 語 意 味

医療的ケア児 医学の進歩を背景として、NICU等に長期入院した後、引き続き人

工呼吸器や胃ろう等を使用し、喀痰吸引や経管栄養等の医療的ケアが

日常的に必要な児童生徒等のこと。

家庭的保育 家庭的な雰囲気のもとで、少人数を対象にきめ細やかな保育を実施。

1人~5人までで、家庭的保育者(研修を終了した者)の居宅等で実

施。(法第7条)

教育・保育施設 認定こども園、幼稚園、保育所

居宅訪問型保育 住み慣れた居宅において、1対1を基本とするきめ細やかな保育を実

施。1対1が基本で、利用する保護者・子どもの居宅で実施。(法第7

条)

公定価格 「保育の必要量」や「施設の所在する地域」等を勘案して、教育・保

育、地域型保育に必要な費用の額を内閣総理大臣が定める基準により

算定した費用の額。認定こども園、幼稚園、保育所の保育料は、この

公定価格を基に地域の実情等を勘案して保護者の所得に応じて市町村

が決定。

施設型給付を受けない幼稚園はこれまでと同様、各園で保育料(授業

料)を決定。

子育て世代包括支援センター 主に妊産婦及び乳幼児の実情を把握し、妊娠・出産・子育てに関する

各種の相談に応じ、必要に応じて支援プランの策定や、地域の保健医

療または福祉に関する機関との連絡調整を行い、母子保健施策と子育

て支援施策との一体的な提供を通じて、妊産婦及び乳幼児の健康の保

持及び増進に関する包括的な支援を行うことにより、もって地域の特

性に応じた妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を提供する

体制を構築することを目的とする。

子ども家庭総合支援拠点 子どもとその家族及び妊産婦等を対象に、実情の把握、子ども等に関

する相談全般から通所・在宅支援を中心としたより専門的な相談対応

や必要な調査、訪問等による継続的なソーシャルワーク業務までを行

う機能を担う拠点のこと。

子ども・子育て会議 法第 77条第1項に規定する市町村が条例で設置する「審議会その他合

議制の機関」を言う。松島町において、当会議は、町長の諮問に応じ

て答申する合議制の諮問機関(地方自治法第 138 条の4第3項で定め

る町長の付属機関)とする。

Page 158: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

130

用 語 意 味

子ども・子育て関連3法 平成 24 年8月 22 日に公布。待機児童の解消や幼児教育・保育の充実

を主な目的として、就学前の子どもの教育・保育及び地域子育て支援

にかかる新たな制度を実施するための、「子ども・子育て支援法」を核

とした3つの法。施行は平成 27年4月。

①「子ども・子育て支援法」(以下、法)

②「就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関

する法律の一部を改正する法律」(認定子ども園法の一部改正)

③「子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育、保育等

の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴

う関連法律の整備等に関する法律」(関係法律の整備法:児童福祉法、

地方教育行政の組織及び運営に関する法律ほかの一部改正)

子ども・子育て支援 全ての子どもの健やかな成長のために適切な環境が等しく確保される

よう、国若しくは地方公共団体又は地域における子育ての支援を行う

者が実施する子ども及び子どもの保護者に対する支援(法第7条)

施設型給付 新制度における保育所・幼稚園・認定こども園に対する財政措置。国

が定める公定価格から市町村が定める利用者負担額を差し引いた額を

給付費として、県が認可し市町村が確認した施設に支払う。

市町村子ども・子育て支援事業計

5年間の計画期間における幼児期の学校教育・保育・地域の子育て支

援についての需給計画をいい、新制度の実施主体として、特別区を含

めた全市町村が作成することになる。(法第 61条)

社会的養護 保護者のない児童や保護者に監護させることが適当でない児童を、公

的責任で社会的に養育し、保護するとともに養育に大きな困難を抱え

る家庭への支援を行うこと。

小規模保育 比較的小規模で、家庭的保育に近い雰囲気のもとで、きめ細やかな保

育を実施。

6人~19人までで、多様なスペースで実施。

A型=保育所分園に近い類型

B型=A型とC型の中間的な類型

A・B型-6人以上 19人以下

C型=グループ型家庭的保育に近い類型。

C型-6人以上 10人以下

(法第7条)

事業所内保育 企業が主として従業員への仕事と子育ての両立支援策として実施。

様々(数人~数十人程度)な人数を想定し、事業所その他スペースで

実施。(法第7条)

地域型保育給付 小規模保育や家庭的保育等(地域型保育事業)への給付。(法第 11条)

地域型保育事業 小規模保育、家庭的保育、居宅訪問型保育及び事業所内保育を行う事

業。(法第7条)

Page 159: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

資料編

131

用 語 意 味

地域子ども子育て支援事業 地域子育て支援拠点事業、一時預かり、乳児家庭全戸訪問事業、延長

保育事業、病児・病後児保育事業、放課後児童クラブ等の事業。(法第

59条)

特定教育・保育 特定教育・保育施設で受ける教育・保育。新制度では、保護者の就労

状況等により教育・保育を利用する子どもについて以下3つの認定区

分が設けられ、市町村が認定を行う。この認定に応じて利用先が決ま

っていく。

●1号認定:満3歳以上で教育のみで必要とする児童

●2号認定:満3歳以上で施設等での保育を必要とする児童

●3号認定:満3歳未満で施設等での保育を必要とする児童

特定教育・保育施設 市町村長が施設型給付費の支給に係る施設として確認する「教育・保

育施設」を言い、施設型給付を受けず、私学助成を受ける私立幼稚園

は含まれない。(法第 27条)

特別利用教育 2号認定子どもに対して提供される教育(特定教育・保育を除く)

特別利用保育 1号認定子どもに対して提供される保育(地域型保育を除く)

ネグレクト 幼児・高齢者などの社会的弱者に対し、その保護・養育義務を果たさ

ず放任する行為のこと。

発達障がい児者支援事業(のびっ

こクラブ)

0歳~未就学児までの親子を対象とし、松島町児童館において、子ど

もの発達が気になる保護者の方に保育士や幼稚園の教諭、保健師が一

緒におもちゃを使って遊びながら親子でクラブ活動を行う。また、専

門家による子どもの発達個別相談も実施する。

放課後子供教室

すべての子どもたちに対して、地域住民や大学生・企業OBなど様々

な人材の協力を得て、学校の余裕教室、体育館、公民館等を活用し、

学習支援や多様なプログラムを実施する。

メンタルヘルス ストレスによる精神的疲労、精神疾患の予防やケアを行うこと。

幼児教育アドバイザー

幼児教育の専門的な知見や豊富な実践経験を有し、域内の幼児教育施

設等を巡回、教育内容や指導方法、環境の改善等について指導を行う

者のこと。各地域において、幼児教育施設等における一定の職務経験

や研修履歴等を踏まえて選考されるほか、幼児教育施設における公衆

衛生や危機管理、児童心理、特別支援教育等について専門性を有する

者の活用も考えられる。

幼児教育・保育の無償化

2019年 10月より、幼稚園、保育所、認定こども園などを利用する3歳

~5歳児の子ども、住民税非課税世帯の0歳~2歳児までの子どもた

ちの利用料が無料になる制度。

量の見込み ある事業をどのくらいの人が使いたいと考えているのかの見込み数。

「現在の利用状況」とニーズ調査等で把握される「今後の利用希望」

を踏まえ算出することを基本とする。

Page 160: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

132

用 語 意 味

ワークシート 量の見込みを算出する際に用いる、国の手引きに基づく計算シート。

このシートにニーズ調査で得られた数値を入力していくことで量の見

込みを算出する。本計画内の量の見込みで「ニーズ調査による」とし

ているものは、このワークシートを用いた算出のこと。

Page 161: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン
Page 162: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

松島町 子ども・子育て支援事業計画(第二期)

2020 年~2024年

~育もう! すこやか笑顔あふれる 松島の子~

2020 年3月

編集・発行:松島町町民福祉課

〒981-0215 宮城県宮城郡松島町高城字帰命院下一 19-1

TEL:022-354-5798 FAX:022-353-2041

Page 163: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン
Page 164: 松島町 子ども・子育て支援事業計画 (第二期)31146... · 松島町では、少子化対策の総合的な取り組みを推進するため、2003 年3月に「松島町エン

2