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寄宿舎生活を重要な教育実践の場として考え、一人一人の特性や教育的ニーズに応じた支援を行い、 社会の中で生き生きと主体的に生活できる力を (1) 基本的な生活習慣の確立をめざします。 (2) 生活経験の拡大をめざします。 (3) 主体的な生活作りをめざします。 (4) 安全や健康に配慮した生活づくりをめざします。 (5) 家庭や教室との連携を図ります。 (1) 基本的な生活習慣の確立をめざします。 規則正しい日課で生活リズムを整え、心と体を健康に維持できるようにします。 日常生活に必要な知識やスキルを身につけます。 (2)生活経験の拡大をめざします。 より良い人間関係を築くためのコミュニケーションや社会性を身につけます。 集団生活の節度やルールが遵守できるよう社会性を養います。 行事や余暇活動を通して、仲間と楽しむことや自らの楽しみを見つけ興味関心の幅を広げます。 (3)主体的な生活づくりをめざします。 達成感、成就感を味わうことができる活動を設定し、目標と見通しを持った生活づくりをします。 獲得した知識やスキルを使って、考える力、気付く力、実行する力を育てます。 当番活動や係活動を通して、自ら取り組む力を育てます。 (4)安全や健康に配慮した生活づくりをめざします。 安全な暮らしを保障し、心と体の安定が得られるような環境を整えます。 自ら健康管理や安全な生活について興味関心を高めます。 (5) 教室や家庭との連携を図ります。 教室や家庭との情報交換を大切にし、共通理解のもと連携した支援を行います。

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寄宿舎生活を重要な教育実践の場として考え、一人一人の特性や教育的ニーズに応じた支援を行い、

社会の中で生き生きと主体的に生活できる力を

(1) 基本的な生活習慣の確立をめざします。

(2) 生活経験の拡大をめざします。

(3) 主体的な生活作りをめざします。

(4) 安全や健康に配慮した生活づくりをめざします。

(5) 家庭や教室との連携を図ります。

(1) 基本的な生活習慣の確立をめざします。

・ 規則正しい日課で生活リズムを整え、心と体を健康に維持できるようにします。

・ 日常生活に必要な知識やスキルを身につけます。

(2)生活経験の拡大をめざします。

・ より良い人間関係を築くためのコミュニケーションや社会性を身につけます。

・ 集団生活の節度やルールが遵守できるよう社会性を養います。

・ 行事や余暇活動を通して、仲間と楽しむことや自らの楽しみを見つけ興味関心の幅を広げます。

(3)主体的な生活づくりをめざします。

・ 達成感、成就感を味わうことができる活動を設定し、目標と見通しを持った生活づくりをします。

・ 獲得した知識やスキルを使って、考える力、気付く力、実行する力を育てます。

・ 当番活動や係活動を通して、自ら取り組む力を育てます。

(4)安全や健康に配慮した生活づくりをめざします。

・ 安全な暮らしを保障し、心と体の安定が得られるような環境を整えます。

・ 自ら健康管理や安全な生活について興味関心を高めます。

(5) 教室や家庭との連携を図ります。

・ 教室や家庭との情報交換を大切にし、共通理解のもと連携した支援を行います。

本校寄宿舎は、今年度49人(男子33人、女子16人)の舎生が生活しています。

寄宿舎は日常生活を大切にするところです。ゆっくり休息を取り心と体を休め、翌日の力を蓄える

ところでもあります。異年齢の友達と一緒に食事を取り、団らんする中で、人とのかかわり方を学

び、友達を思いやる心や、協力し合う気持ちが育っていくことを大切にしています。

6:30 起床 15:00 下校

身支度・洗面・清掃 着替え・おやつ

7:30 配ぜん・朝食 午後の活動

8:15 食堂掃除 棟活動・行事・係活動

歯磨き・登校準備 入浴など

8:40 高等部登校

55 小・中学部登校 17:30 配ぜん・夕食

18:15 食堂掃除

歯磨き

夜の活動

自習・遊び・入浴など

20:00~ 就寝

22:00 消灯

月 全体行事 主な活動

4月 スタートの会 誕生会

5月 ハッピー夕食

6月 歯磨き講習会

7月 栄養講習会

8月 保健講習会

9月 花火大会 保健係活動

10月 よつば祭り 行事係活動

11月 自治係活動

12月 クリスマス会 つばさ会

1月 レクの日

2月 節分会 保護者懇談会

3月 まとめの会 保護者参観

校外学習

Q: 利用するにはどうしたらいいの?

Q:何年間寄宿舎を利用できるの?

Q:入舎したら、毎日泊まるの?

Q:休日の寄宿舎は利用できるの?

Q:毎日お風呂に入れるの?

Q:一部屋、何人で生活するの?

Q:年間費用はどのくらい必要なの?

A: 寄宿舎体験をしていただきます。

☆ 本校児童生徒は、次年度の通学方法の希望調査の際に学級

担任にお伝えください。

☆ 他校の児童生徒は「学校体験」のあと、各校の担任にお伝

えください。

☆ 寄宿舎体験の費用は実費でいただきます。

A: 入舎期間は1年です。年度の途中で退舎することも可能です。

継続した入舎は3年を区切りとします。退舎後、再度入舎することは

可能です。その際、もう一度寄宿舎体験をしていただきます。

A: 原則、火曜日と木曜日が入浴日です。

お風呂に入りたい人は、毎日入れます。

A: 2人~3人で生活します。

一人暮らしの練習をするための、生活練習室があります。

A:(1)舎費年間 37,200円(月額3,720円)(2)食事代(朝、夕)間食代 115,200円(月額11,520円)※ 保護者の指定する銀行口座から年間10回(4月~1月)引き

落としになります。

A: お子さんの様子に合わせて、宿泊開始時期や泊まり方について相談

できます。週の途中での帰省も可能です。

A: 寄宿舎は特別支援学校に併設されている物なので、休日の利用はで

きません。週末や長期休みは家庭で過ごすようになります。

入舎にあたって「親のすすめで入舎させてよかったのか」と思ったこともありました。でも

今の気持ちは「入舎させてよかった」「家ではやらないことができるようになった。」とうれ

しく思っています。本人も「友達ができた」「楽しい」「自分のことは自分で」「目標がある

からがんばる」と前向きになってくれました。親子で「入舎してよかった」と思っています。

(高等部男子生徒 母)

先日、自宅で布団の片付けを自分から手伝ってくれました。そして、入浴後の体ふきもちゃ

んと自分で全身拭けました。してもらうことばかりの我が子が「できる自分」に成長しているこ

とに感激、そして、感謝しています。

(中学部男子生徒 母)

寄宿舎では日常生活をしていく上で必要な様々なことを教えていただきました。洗濯の仕

方、干し方、掃除、入浴の仕方なと・・・。文字や表、写真、その他いろんな物を使い、娘が

わかりやすいように提示してもらいました。それに慣れると、今度は言葉だけで動けるように

・・など、娘の成長にあわせてステップアップしてくれたことがうれしかったです。

(高等部女子生徒 母)

中学部の頃より寄宿舎に憧れていた息子。情報通の息子は「今日はカラオケに行くっ

て!」「今日は散歩で電車を見るって!」と羨ましそうに話していました。親としては「憧

れと現実は違うし、寂しい思いはしないだろうか?自立していない点も多く、大丈夫だろう

か?」など不安もあり、なかなか踏み切れずにいましたが、寄宿舎体験を経て「息子の人生

において貴重な機会でもある」と高等部入学を機に入舎を決意しました。

初めての寄宿舎生活後の息子は「○○した!」「○○美味しかった!」と良かったことば

かりを話してくれました。家ではゲーム漬けの息子が、ゲームなしで充実した生活を送って

いることに「凄い!」と感心しました。息子なりに、家と寄宿舎のけじめをつけているよう

で、息子の良い面を発見することもできました。先生方が息子に真剣に向き合ってくださっ

ていることが伝わってきて、本当にありがたく思いました。家庭と学校だけの行き来では得

られないもの、より多くの人とかかわることで広がる可能性・・・寄宿舎生活には、夢や期

待がたくさんあることをあらためて感じています。

(高等部男子生徒 母)

「集団活動に進んで参加すること」「仲間とのかかわりを増やすこと」を目標に舎生となって

一年を過ごしました。泊数も2泊から始め、一年を通して3泊の生活を送りました。

その間に、人とのかかわりを深め楽しく生活することができました。また、自宅と学校だけで

は経験することのなかった洗濯までできるようになり、自立に向かって多くのことを学びまし

た。

(高等部女子生徒 母)

寄宿舎からいただいた写真の息子の笑顔を見ながら、「本当に寄宿舎生活を楽しんだな

~」と感慨深いものがありました。思い起こせば一年前、常に傍らにいた息子が寄宿舎に入る

ことになり、かなり寂しさを感じました。そんな親の思いとは裏腹に、嫌がる素振りも見せず

楽しく寄宿舎生活を続けることができました。みんなでお風呂に入ったり、食事会やさまざま

な行事を楽しんだり、朝のモップ掛けや布団敷きなどを自分でしたり、そこには親の知らない

ちょっと逞しい息子の姿がありました。こんなことなら、もう一年寄宿舎生活をさせてあげた

かったと後悔しきりです。

(高等部男子生徒 母)