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2017年6月1日 (東証第一部・札証:8524) 第10回 インフォメーション・ミーティング (2017年3月期決算・2018年3月業績予想) (中期経営計画)

第10回 インフォメーション・ミーティング...2017/06/01  · REIT・その他 70 0 100 5 71 28 0 5 合計 16,926 936 16,102 1,002 16,167 +65 1,103 + 101 日経平均株価(円)

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2017年6月1日

(東証第一部・札証:8524)

第10回

インフォメーション・ミーティング (2017年3月期決算・2018年3月業績予想)

(中期経営計画)

Page 2: 第10回 インフォメーション・ミーティング...2017/06/01  · REIT・その他 70 0 100 5 71 28 0 5 合計 16,926 936 16,102 1,002 16,167 +65 1,103 + 101 日経平均株価(円)

目次

決算ハイライト・収益計画 資本・配当政策

(ご注意事項)

• 資料には当行グループの将来の業績、経営目標などに関する記述が含まれております。こうした記述は将来の業績を保証するものではなく、リスクや不確実性を内包するものです。将来の業績は経営環境の変化などにより、予想と異なる結果となる可能性があることにご留意ください。

• 当行以外の金融機関に関する情報は一般に公知の情報に依拠しております。

• 表示金額は特にことわりのない場合、表示金額未満を切り捨てております。

1 連結損益サマリー P1

2 2018年3月期収益計画 P2

3 貸出金・預金の状況 P3

4 有価証券運用 P4

5 利回り P5

6 役務収支・経費 P6

7 信用コスト・不良債権 P7

経営戦略

1 中期経営計画の概要 P8

2 計数計画 P9

3 増減要因 P10

4 主要施策のポイント P11

5 資産運用相談 P12

6 個人ローン・クレジットカードビジネス P13

7 事業性評価・経営改善 P14

8 成長分野支援 P15

9 地方創生 P16

10 ローコスト体質の確立 P17

11 基幹系システム共同化の検討 P18

12 FinTechへの対応 P19

13 有価証券運用戦略 P20

1 自己資本比率の向上 P21

2 株主還元の強化 P22

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決算ハイライト・収益計画

1.連結損益サマリー

1

(億円、%)

・連結コアOHR=経費(臨時処理分を除く)÷連結コア粗利益 ・連結ROE=親会社株主に帰属する当期純利益÷期中平均自己資本 (期中平均自己資本は、期首・期末の平均値)

’17/3期は減益決算となりました。

これはマイナス金利による貸出金

利息の減少33億円と、外債の

ポートフォリオ見直しに伴う有価証

券関係損益の減少が主な要因で

す。

有価証券利息配当金は、保有株

式の増配、外債の積増しにより前

年を10億円上回りました。

役務取引等利益は、年度前半の

預り資産販売の不振などにより前

年を10億円下回りました。

信用コストは経営改善の取組みや

企業倒産の落着きなどにより前年

を19億円下回り、戻り益となりまし

た。

親会社株主に帰属する当期純利

益は、固定資産売却益の計上と

法人税等の減少により前年比13

億円の減少に留まりました。

これらの結果、連結ROEは

4.24%と0.57ポイント低下しまし

た。

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

・その他業務利益は、国債等債券関係損益を除く

2015/3期

実績

2016/3期 実績

2017/3期 実績

前年比 2018/3期 業績予想 (連結)

連結コア粗利益 1,008 991 961 ▲29 943

資金利益 768 766 747 ▲18

貸出金利息 695 668 634 ▲33

有価証券利息配当金 107 131 141 +10

預金等利息(▲) 19 18 7 ▲11

役務取引等利益 212 202 191 ▲10

その他業務利益 28 22 22 ▲0

経費(臨時処理分を除く) 759 760 761 +0 764

うち銀行人件費 313 317 310 ▲6

うち銀行物件費 386 380 381 +1

うち銀行税金 42 46 50 +3

連結コア業務純益 248 230 200 ▲30 179

信用コスト(▲) 15 12 ▲6 ▲19 20

有価証券関係損益 19 60 ▲10 ▲70

連結経常利益 274 304 213 ▲90 175

親会社株主に帰属する当期純利益 157 180 167 ▲13 120

連結コアOHR 75.31% 76.72% 79.18% +2.46%

連結ROE 4.59% 4.81% 4.24% ▲0.57%

単体ROE 4.44% 4.85% 4.29% ▲0.56%

※上光証券子会社化に伴う収益、費用は含まない

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決算ハイライト・収益計画

2.2018年3月期収益計画

2

【単体】 2017/3期

実績 2018/3期

計画 前年比

コア業務粗利益 921 900 ▲21

資金利益 754 733 ▲21

預貸収支 628 622 ▲6

貸出金利息 636 627 ▲9

預金・NCD利息(▲) 7 5 ▲2

有価証券利息配当金 145 133 ▲12

その他資金利益 ▲20 ▲22 ▲1

役務取引等利益 161 172 +10

その他業務利益 5 ▲5 ▲10

経費(臨時処理分を除く)(▲) 742 745 +2

コア業務純益 178 154 ▲24

信用コスト(▲) ▲18 0 +18

有価証券関係損益 ▲10 0 +10

その他臨時損益 18 17 ▲1

経常利益 204 171 ▲33

特別損益 14 1 ▲13

法人税等調整額等(▲) 54 53 ▲1

当期純利益 164 120 ▲44

(億円)

① 市場金利低位継続で貸出金利息は9億円減少

② 円債の再投資が難しいこと等を前提に12億円減少

③ 預り資産手数料、クレジットカード手数料の増加

④ 新施策や100周年記念行事に伴う経費増加

⑤ 信用コストは増加も低位継続

⑥ 不動産売却益等の特殊要因なし

貸出金平残は約2,900億円(年率4.9%)増加

利回りは0.064ポイント低下

(1.071%→1.007%)

株系資産100億円積増し

超長期の円債購入を実施のほか、市況をにらみ柔軟に対応

外債投資は行わない前提

コンサルティングプラザの増設や法人先への預り資産アプローチ等

個人向けに加え、法人カード等にも注力し基盤拡大

「ほけんの窓口」の展開等、新施策の実施

100周年記念行事(今期限り)

依然、企業倒産は落ち着き

総貸出に対する信用コスト率は引き続き低位で推移

※上光証券子会社化に伴う収益、費用は含まない

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決算ハイライト・収益計画

3.貸出金・預金の状況

3

8,271 8,118 8,712 8,927

(+214)

16,606 16,623 16,613 16,914

(+301)

16,440 16,546 16,698 16,905

(+207)

12,918 13,222 14,047

16,631

(+2,584)

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

'14/3期 '15/3期 '16/3期 '17/3期

大中堅企業向け 中小企業向け 個人向け 地公体等向け

セクター別・貸出金平残 【単体】

(億円)

56,072 54,236 54,509

17,876 18,921 20,006 21,341

(+1,334)

48,921 49,942 50,988

52,159

(+1,170)

4,260 4,359 4,803

0

20,000

40,000

60,000

80,000

'14/3期 '15/3期 '16/3期 '17/3期

法人 個人 公金・金融

セクター別・預金NCD平残 【単体】 (億円)

75,798 71,058 73,223

73,496 75,929

78,348 81,825

4,495 4,330

3,871

3,279

50,000

60,000

70,000

80,000

'14/3末 '15/3末 '16/3末 '17/3末

資金量 預り資産

資金量・預り資産末残 【単体】

(億円)

0 8,086 8,216 9,300 8,566

18,428 17,141 17,045 17,346

16,611 16,618 16,895 17,189

13,093 13,560 14,736 17,986

0

20,000

40,000

60,000

'14/3末 '15/3末 '16/3末 '17/3末

大中堅企業向け 中小企業向け 個人向け 地公体等向け

セクター別・貸出金末残 【単体】

(億円)

56,219 55,536 57,978

59,379 (+3,306)

79,924 (+4,125)

61,088

貸出金平残は、全てのセクターで

伸び、全体で前年比3,306億円

増加(年率5.8%)しました。

特に、中小企業向け貸出は、前

年比301億円増加(年率

1.8%)し、直近4期では最高の

平残となりました。

地公体等向け貸出は、政府向け

などの増加を要因として、前年比

2,584億円(年率18.3%)増

加しました。

預金NCD(資金量)平残は、

全てのセクターで伸び、全体で前

年比4,125億円増加(年率

5.4%)しました。

85,105

80,259 77,992

82,219

6,424(+1,621)

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決算ハイライト・収益計画

4.有価証券運用

4

2015/3末 2016/3末 2017/3末

取得原価 評価損益 取得原価 評価損益 取得原価 評価損益 16.3末比 16.3末比

国内債券 13,344 222 12,435 312 12,469 +33 219 ▲92

国内株式 514 677 561 681 533 ▲27 905 +224

その他 3,067 36 3,106 8 3,165 +59 ▲22 ▲30

国内株式投信・ETF 202 31 333 5 353 +20 19 +14

外国債券・外債投信 2,794 5 2,672 ▲1 2,740 +67 ▲41 ▲39

外国株式投信・ETF 0 - 0 - 0 - - -

REIT・その他 70 ▲0 100 5 71 ▲28 ▲0 ▲5

合計 16,926 936 16,102 1,002 16,167 +65 1,103 +101

日経平均株価(円) 19,206 16,758 18,909

新発10年国債利回(%) 0.400 ▲0.050 0.065

(億円) 有価証券の内訳 【単体】

3.09 3.41 3.29

3.97 4.30

4.03 4.20

0

1

2

3

4

5

'14/3末 '14/9末 '15/3末 '15/9末 '16/3末 '16/9末 '17/3末

(年)

円債デュレーション(変国含む) 【単体】

56 61 61 60

14 22 33 41 17 14

16 24

539

8 19

18

0

50

100

150

200

'14/3期 '15/3期 '16/3期 '17/3期

円債 外債 株式 その他

有価証券利息配当金の内訳 【単体】

(億円)

145

629

108

取得原価は国債、外債の購入等

により前年比65億円増加しまし

た。

※譲渡性預金を除き、投資事業組合・子会社株式を含む。

131

評価損益は外債の価格低下

(金利上昇)があったものの、保

有株式の評価益増加により、前

年比101億円増加しました。

なお、有価証券は減損する水準に

ありませんが、ポートフォリオの改善

を目的に一部を入替しています。

円債デュレーションは、前年比ほぼ

横ばいの4.20年となりした。

有価証券利息配当金は、配当金

の増加や、外債の積増しによる利息

収入の増加等により、前年比13億

円増加の145億円となりました。

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決算ハイライト・収益計画

5.利回り

5

1.43 1.39 1.39

1.33 1.30

1.25 1.20 1.17

1.27 1.23 1.21

1.17 1.13

1.07

0.99 0.96

0.9

1.4

道内銀行全体 北洋銀行

月末貸出平均約定金利 【単体】

(%) 預貸金利鞘 【単体】

(%)

1.35 1.27

1.19 1.07

1.18 1.11

0.99 0.87

1.98 1.94 1.97 1.96

0.87 0.75

0.62 0.46

0.0

0.5

1.0

1.5

2.0

2.5

'14/3期 '15/3期 '16/3期 '17/3期

全体 事業者向け 個人向け 地公体等向け

セクター別・貸出利回り 【単体】

0.89

4.61

0.82 0.66

0.51 0.45 0.49 0.48

1.37 1.57 1.60

1.80 3.10

2.91 3.18

4.44

0.0

1.0

2.0

3.0

4.0

5.0

'14/3期 '15/3期 '16/3期 '17/3期

全体 うち円債 うち外債 うち株式

有価証券運用利回り 【単体】

(%) (%)

0.02 0.02 0.02 0.00

1.02 1.01 0.98 0.92

0.14

0.30 0.23 0.18

0.0

0.5

1.0

1.5

1.07

1.35

1.19

1.27

経費率

預貸金利鞘

預金等利回

貸出金利回

月末貸出平均約定金利は、

0.96%と前年比0.11ポイント低

下しました。

預貸金利鞘は、前年比0.04ポ

イント縮小し0.14%となりました。

セクター別の貸出利回りは、個人

向けがほぼ前年並みを維持したも

のの、全体では前年比0.12ポイン

ト低下の1.07%となりました。

有価証券運用利回りは、円債が

若干低下したものの、外債は上昇

しました。全体では、前年比0.07

ポイント上昇し、0.89%となりまし

た。

※「道内銀行全体」の 最新数値は17.2末

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決算ハイライト・収益計画

6.役務収支・経費

6

48 59 60 47

83 82 81 82

149 130 131 138

▲ 45 ▲ 40 ▲ 48 ▲ 47

▲ 56 ▲ 57 ▲ 66 ▲ 68

161 160 175 165

▲150

▲100

▲50

0

50

100

150

200

250

300

'14/3期 '15/3期 '16/3期 '17/3期

278 262

273

▲116 ▲101 ▲97

280

▲114

役務収支の主な内訳 【単体】 (億円) 役務収益

役務費用

役務収支

うち為替手数料

うち投信・保険

うち団信保険料

38 42 46 50

387 386 380 381

302 313 317

310

0

200

400

600

800

'14/3期 '15/3期 '16/3期 '17/3期

経費の主な内訳 【単体】 (億円)

729 742 744 742

(58) (65) (66)

(65)

うち人件費 (賞与等)

うち物件費

うち税金

物件費の主な内訳 【単体】 (億円)

46 48 29 30

100 101 105 115

87 83 89 84

154 154 155 150

0

100

200

300

400

'14/3期 '15/3期 '16/3期 '17/3期

381 387 386 380

うち預金 保険料

うち業務 委託費

うち減価 償却費

その他

役務収益は、投信・保険手数料

が減少したものの、クレジットカード

関連やM&A、私募債発行手数

料等の増加でカバーし、前年比微

減に留まりました。

役務費用はローン保証料の増加

等により前年比微増となりました。

この結果、役務収支は前年比で3

億円の減少となる161億円となり

ました。

経費は、前年比1億円減少の

742億円となりました。

人件費は効率化による時間外の

削減や、子会社への業務アウト

ソースにより減少しました。

物件費は削減に努めたものの、ア

ウトソースによる業務委託費の増

加を主因として前年比微増となり

ました。

税金は外形標準課税の制度改

正の影響等により増加しました。

うちその他

うちその他

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1.61

1.39

1.10

204 177 133

545 509 427

537 421

329

'15/3末 '16/3末 '17/3末

決算ハイライト・収益計画

7.信用コスト・不良債権

7

‘15/3末 ’16/3末 ’17/3末 前年比

新規倒産 13 6 5 ▲1

ランクダウン 65 45 49 +4

最終処理 3 1 0 ▲1

担保価値下落 2 4 1 ▲3

ランクアップ(▲) 16 14 32 +18

回収等(▲) 54 25 37 +12

貸倒実績率変動(▲) 4 14 4 ▲10

北洋銀行計 8 3 ▲18 ▲21

連結子会社計 7 9 12 +3

連結合計 15 12 ▲6 ▲19

【連結】 (億円)

信用コストの構成 (億円) 開示債権額・比率

【単体】

要管理 債権

危険 債権

破産 更生等 債権

890

1,286

【単体】 貸倒実績率

開示債権 比率* (%)

*部分直接償却後 (部分直接償却は未実施です。)

‘15/3末 ’16/3末 ’17/3末 前年比

正常先 0.040 0.024 0.021 ▲0.003

要注意先 0.632 0.506 0.310 ▲0.196

要管理先 9.439 11.542 12.341 +0.799

破綻懸念先 35.882 29.495 30.009 +0.514

(%)

単体の信用コストは、前年比で21

億円減少し、18億円の戻入れが発

生しました。

ランクダウンが4億円増加した一方、

ランクアップ、回収等(いずれも費用

にマイナス)が増加しました。

開示債権額、比率とも減少傾向が

続いています。

貸倒実績率は、正常先・要注意先

で低下しましたが、要管理先・破綻

懸念先が上昇しました。

1,108

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経営戦略

1.中期経営計画の概要

8

中期経営計画『共創』は、「お客さま

第一主義の徹底」を通してお客さまと

共通する価値を創造することを基本

方針としております。

そのために、マーケティングの高度化に

よりお客さまの潜在ニーズを発掘する

とともに、最適なサービスを提供する

ためコンサルティング能力の一層の向

上を図ります。

加えて、事業性評価を通じたお客さ

まの課題解決や地方創生に主体的

に取組みます。

さらに、業務の効率化による生産性

の向上や人材の育成・活性化、

FinTechについて戦略的に対応いた

します。

当行は2017年8月に創立100周

年を迎えます。新たな100年に向

かって、厳しい環境下でも持続可能

なビジネスモデルの構築を目指しま

す。

【タイトル】

【基本方針と5つの基本戦略】

●リテール戦略

お客さまの潜在ニーズ発掘と最適な サービスの提供

事業性評価と地方創生に向けた 主体的な取組みの強化

●法人・公金戦略

サービスの提供を支える戦略

●組織戦略 ●人材戦略 ●FinTech

「お客さま第一主義」を徹底し、お客さまと共通する価値を創造する

持続可能なビジネスモデルの構築

安定した収益を生み出す 生産性の高い強靭な組織への変革

多様化するニーズに即応 する人材の育成・活性化

FinTechへの戦略的な 対応

『 共 創 』 ~地域、お客さまとともに新たな100年へ~

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経営戦略

2.計数計画

9

将来的なマーケット縮小の可能性や

マイナス金利政策の継続、マーケット

のボラティリティの高まりなどを背景に、

地域銀行にとって厳しい経営環境が

続くと予想されます。

一人あたりの生産性を高めるととも

に、地域における貸出シェアの向上

や、健全な資産形成のサポート等に

取組み、中期経営計画最終年度の

単体の当期純利益、連結の親会社

株主に帰属する当期純利益ともに、

160億円を確保する計画としており

ます。

【連結】 2017/3期 2020/3期(計画) 3年間増減

経常利益 213億円 235億円 22億円

当期純利益※1 167億円 160億円 ▲7億円

自己資本比率 13.5% 12%程度 ▲1.5%程度

【単体】 2017/3期 2020/3期(計画) 3年間増減

経常利益 204億円 230億円 26億円

当期純利益 164億円 160億円 ▲4億円

一人あたり生産性※2 5,322千円 5,695千円 373千円

自己資本比率 13.2% 12%程度 ▲1.2%程度

預金・NCD平残 7兆9,924億円 8兆7,900億円 7,976億円

貸出金平残 5兆9,379億円 6兆5,000億円 5,621億円

※1 親会社株主に帰属する当期純利益 ※2 当期純利益÷期末人員数

※3 地方公共団体向け貸出を除く北海道内における年度毎の平均残高、北海道財務局北海道金融月報から北洋銀行推定 ※4 2017.3.31時点

2017/3期 2020/3期(計画) 3年間増減

貸出マーケット※3 10兆8,200億円 11兆4,800億円 6,600億円

3ヶ月Tibor※4 0.057% 0.157% 0.100%

国債(10年)※4 0.065% 0.150% 0.085%

前提条件

・ 上光証券子会社化に伴う収益、費用は含まない

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経営戦略

3.増減要因

10

厳しい環境の中、160億円の利益を

確保するポイントは、「預貸収支」

「役務収支」「経費」の3点です。

貸出金の増加や預り資産手数料な

どを中心とした役務収支の向上、営

業店事務や本部業務の改革などを

通した経費削減等により、収益の確

保を目指します。

【損益増減要因】

預貸収支①

有価証券利息②

役務収支③

経費

+15 ▲34 +30

▲20 (収益にプラス)

’17/3期 当期純利益

’20/3期 当期純利益

164 160

▲35

(単体、億円)

①預貸収支

VOL 要因

+55 ▲40

利回 要因

+15

②有価証券利息

VOL 要因

▲29 ▲40

利回 要因

▲34

主な要因

③役務収支

▲5

役務収益

+70

役務費用

+30

+40 (収益にマイナス)

預り手数料 +53

clover収益 +12

うち

ローン保証料 +32

ローン団信料 +6

うち

・上光証券子会社化に伴う収益、費用は含まない

その他一括

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A支店

組織への浸透 営業店のビヘイビア変革

経営戦略

4.主要施策のポイント

11

主要施策のポイントは「マーケティング

の徹底」「専門化」「ワンストップ化」の

3点です。

これを組織内にスピーディに浸透さ

せ、営業店のビヘイビアを変革させる

ため、「組織改編」と「コンサルティング

プラザの展開」を実施済みです。

「組織改編」は預り資産、相続等の

相談業務(アドバイザリー)と従来

の銀行業務(フィナンシャル)を分

離し、専門性を高めるとともに、それ

ぞれの部門にマーケティングの専門部

署を設けました。また、各種のソリュー

ションをワンストップ化する部署として

ソリューション部を設置しております。

「コンサルティングプラザの展開」は、

近隣支店のアドバイザリー渉外業務

の集約を試行した結果、アドバイザ

リー業務に加え、法人融資も増加し

ました。さらに集約による職員の教育

効果も認められたため、道内各地で

展開することとしております。

マーケティングの徹底

ワンストップ化 1 専門化

明示的な具体策

2 3 マーケティングにより取引を

拡大・深堀りし、実効性を向上

各種のソリューションをワン ストップ化し、対応の迅速化と

サービス高度化を実現

アドバイザリー※1業務の分離等 で専門化を進め、ニーズ発掘強化とサービス高度化を実現

※1 預り資産、相続等の相談業務 ※2 コンサルティングプラザ所属の相談窓口

法人融資

市場系商品 (私募債等)

カードビジネス

ローン

預り資産 アドバイザリー※1

ソリューション

フィナンシャル

マーケティング部門

営業店サポート部門

マーケティング部門

営業店サポート部門

【コンサルティングプラザの展開】

アドバイザリー業務の伸長に

加え、各店の法人融資も増加

B支店

コンサルティングプラザ (本部直轄)

フィナンシャル業務

C支店

フィナンシャル業務

コンサルティングプラザに 近隣のアドバイザリー渉外業務を集約

フィナンシャル業務

【組織改編】

窓口※2 窓口※2

道内各地

展開

2018/3期

21ケ所へ

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経営戦略 リテール分野①

5.資産運用相談

12

主要施策のポイントである「マーケティ

ング」「専門化」に加え、IT・

FinTechを活用し、「推進体制の見

直し」、「事務の効率化」、「チャネル

の多様化」を軸とした推進体制の強

化を目指します。

更に、検討中である上光証券の完

全子会社化により、銀証連携を強

化し、金融商品仲介業務を通した

商品ラインナップの拡充など、提供す

るサービス内容の向上を図ります。

銀行本業以外のエンティティも活用

し、一体戦略の有効性を追求しま

す。

上光証券の完全子会社化による銀証連携の強化

お客さまの相互紹介

●証券商品のラインナップ拡充

●法人運用先の取込み (道内金融機関・純預金先等)

●相続関連業務、 M&A・事業承継案件の紹介

相談窓口のワンストップ化

共同セミナーの開催

●コンサルティングスキル向上 等

上光証券 北洋銀行

●経営基盤の強化 等

共同店舗等によるエリア拡大

3年目3億円、5年目5億円のグループ利益計画

KPIと収益計画

1,317 970 2,130

2,850

'16/3期 '17/3期 '18/3期 '20/3期

預り資産販売額※1、2 (億円) KPI

※1 投資信託、一時払保険の販売額合計

60 47 68 101

'16/3期 '17/3期 '18/3期 '20/3期

預り資産販売手数料※2 (億円) 収益計画

(計画)

… (計画)

… (計画) (計画)

※2 上光証券子会社化に伴う販売額・手数料は含まない

資産運用相談の主要施策

推進体制の見直し 事務の効率化 チャネルの多様化

フィデューシャリー・デューティーを実践

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経営戦略 リテール分野②

6.個人ローン・クレジットカードビジネス

13

コンシュマーファイナンスについては、

ニーズ発掘と商品性向上、チャネル

戦略を軸として推進します。

なお、カードローンについては、全銀

協による申合わせを踏まえ自主規制

を行うなど、スピード感を持って改善

策に取組んでいます。

同時に、口座数、給与振込み先数

など道内で圧倒的な顧客基盤から

得られるデータを最大限活用したAI

ターゲティング等を通して、お客さまの

ニーズを発掘し、顧客基盤の拡大に

取組みます。

これらの取組みにより、コンシュマー

ファイナンス全体でKPIと収益計画の

達成を目指します。

クレジットカードビジネスについては、

地域銀行で最大規模となる78万枚

の発行枚数に加え、法人カードやデ

ビットカード等にも注力して基盤を拡

大し、収益の向上を図ります。

コンシュマーファイナンス

(自

お客さまニーズ発掘

最適なチャネル

商品性向上

AIターゲティング、マーケティング部署新設 アンケート・インタビューによるニーズ発掘

クロスセル商品投入、審査条件見直し

アプリ・Web+コンタクトセンター活用

資金ニーズへの対応

証書ローン ・マイカーローン ・フリーローン など

1,026 1,164 1,470 1,880

'16/3期 '17/3期 '18/3期 '20/3期

コンシュマーファイナンス平均残高(利息収入) (億円)

(計画) (計画)

KPIと収益計画

カードローン自主規制※の中でも

※ 収入証明取得基準300万円超→50万円超、TVCMの放映時間を短縮化 等

AIターゲティング・プロモーション等により、顧客基盤拡大

その他リテール施策

●ハウスメーカーとの連携強化

●住宅ローン利用者専用フリーローン

によりお客さまの当行選択率アップ

●成長期待値の高い中古住宅

マーケットの取込み 等

【住宅ローン】

【クレジットカードビジネス】

(103) (144) (77) (60)

●企業規模や利用ニーズ等に応じた

各種法人カードの提案

●JCBデビットWeb申込み 等

28 32 37 44

'16/3期 '17/3期 '18/3期 '20/3期

クレジットカード役務収益 (億円)

(計画) (計画)

カード ローン

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14

KPI

経営戦略 法人分野①

7.事業性評価・経営改善

お客さまとの対話を通してニーズや課

題を把握し、最適なソリューションを

提供する事業性評価は重要な施策

の一つです。お客さまの事業が地域

に与える影響などを勘案し、事業性

評価に取組みます。

『共創』期間中に3,200社との対話

と3,000社の事業性評価の実施を

KPIとしており、対話先数はベンチ

マークの指標にも設定しています。

また、経営改善支援についても事業

性評価を通じて取組んでおり、信用

コストの発生防止と、既に低位にある

開示債権比率の更なる健全化を目

指します。

最重点企業 400社

重点企業 1,000社

一般企業 25,000社

200社

800社

2,000社

計画期間中に3,000社の事業性評価を実施

地域への影響が 強いお取引先

営業店の重点 お取引先

事業者全先

専門部署 「事業性評価グループ」

●ソリューション部 ●地域産業支援部 ●提携外部機関 コンサルティング会社 提携監査法人 等

営業店をバックアップ

●経営改善計画策定支援

計画策定とモニタリングによる支援

●外部機関との連携

REVIC・中小企業再生支援協議会 等

●担保・保証に過度に依存しない融資

●再生ファンド活用

北海道中小企業再生ファンド

北海道オールスターファンド

経営改善支援

349 875 1,200

3,200

'16/3期 '17/3期 '18/3期 '20/3期

事業性評価の活用による お取引先との対話先数累計

(計画)

… (計画) (速報)

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成長分野支援

ライフステージに応じた支援

【創業・新規事業開拓支援】

農業産出額 全国1位※1

漁業産出額 全国1位※3

1兆1,852億円 3,195億円 (2位 茨城 4,549億円) (2位 長崎 999億円)

●重点分野の本部担当者をニーズ高い地域に配置

●農業応援ファンドなど各種ファンド活用 等

例えば…食・農業

平均耕地面積 27.1ha※2

都府県平均の 約14倍

(都府県平均 1.9ha)

15

経営戦略 法人分野②

8.成長分野支援

北海道の強みである「食品」「農業」

「観光」「医療・福祉」を重点分野と

して、積極的に支援します。

専門知識を持った本部推進担当者

をニーズの高い地域に配置し、お客さ

まのニーズを的確に捉え、最適なソ

リューションを提供することで、更なる

成長をバックアップします。

同時に、ライフステージに応じた支援

の一環として、創業・新規事業開拓

支援にも注力し、産業全体の底上

げを目指します。

成長分野、ライフステージに応じたソ

リューションの一つとして、ファンドの活

用があります。

当行は、2012年に組成した北洋イ

ノベーションファンドを皮切りに、北洋

6次産業化応援ファンドや北洋農業

応援ファンド等、融資以外の資金支

援にも注力してきており、『共創』期

間中においても積極的な支援を続け

ます。

‘17/3期 ‘20/3期

成長産業の平残計画

④医療・福祉 (億円)

‘17/3期 ‘20/3期

①食品 (億円)

‘17/3期 ‘20/3期

③観光 (億円)

‘17/3期 ‘20/3期

②農業 (億円)

●イノベーションファンドなど各種ファンド活用

●クラウドファンディングによるサポート 等

KPI

2,408

2,630 1,069 1,210

229

260

926

1,050

(計画) (計画) (計画) (計画)

※1 農林水産省 平成27年農業産出額及び生産農業所得(都道府県別) ※2 農林水産省 平成28年農地に関する統計、平均耕地面積は一経営体当たり ※3 農林水産省 平成27年漁業産出額、海面漁業・養殖業産出額を漁業産出額と記載

1 2 3 3

5 2

5

6

6

12

19

'15/3期 '16/3期 '17/3期

‘15/3期~’17/3期 各ファンド累計実行数

(件)

22

9

33

※4 青函活性化、北海道成長企業応援ファンド

※4

北洋6次産業化応援

北洋農業応援 その他

北洋イノベーション

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経営戦略 法人分野③

9.地方創生

16

中長期でマーケットの縮小が見込ま

れる中、地方創生への取組みは重

要な施策の一つです。

当行は、地域全体の「面」と、個々の

企業である「点」の2つから地方創生

に取組みます。

具体的には、ILO分析※1で北海

道、市町村など地域全体の産業構

造を明らかにし、中核産業や成長が

見込める分野に最適なソリューション

を提供し、地域の活性化を目指しま

す。

同時に、RESAS※2を活用して、中

核産業の個別企業に課題を落とし

込み、個々のお取引先にもソリュー

ションを提供します。

これらの取組みにより、地域の課題を

解決するとともに、お取引先企業の

「稼ぐ力」を向上させ、北海道全体の

活性化を目指します。

1 2 3

RESAS※2と当行財務データを融合させた分析

1 2 分 析

ILO分析※1

1 2 RESAS※2により、地域の中核産業を抽出

当行の同業種の財務データと比較し課題を分析

課題抽出 分 析

KPI・収益計画

15,869 16,053 16,630 18,130

'16/3期 '17/3期 '18/3期 '20/3期 (計画)

… (計画)

道内中小・小規模企業向け貸出平残(利息収入) (億円)

(194) (209) (203) (223)

※1 産業をInbound(インバウンド・他地域から需要を呼び込む)、Local(ローカル・地産地消)、Outbound(アウトバウンド・他地域市場を狙う) に分け、地域の産業別の特徴や成長産業を明確化する分析手法 ※2 経済産業省、内閣府が提供する地域経済分析システムの略称で、産業構造や人口動態など官民ビッグデータを集約し、可視化するシステム

1,236

2,760

460 1,163

2,088

537

北海道 全国平均

ILO分析による就業者一人あたり付加価値

アウトバウンド産業 (製造業・農業等)

ローカル産業 (飲食・医療等)

インバウンド産業 (宿泊等)

【解決策】 リゾートウエディング、 ファームステイなどリゾート 需要を取込むコンテンツの 拡充 等

出典:大庫直樹氏「地域金融のあしたの探り方」 より北洋銀行作成

意外にもインバウンドが苦戦 【原因】 年間を通じてインバウンド を呼び込むコンテンツ不足

(単位:千円)

ーシ

面と点で地域とお取引先企業を活性化

23.7 29.8 28.1 33.9

'16/3期 '17/3期 '18/3期 '20/3期

法人役務収益※3 (億円)

(計画)

… (計画)

※3 M&A、ビジネスマッチング、私募債、債権流動化、シンジケートローン、ファクタリング、法人向け生命保険、デリバティブ収益の合算 デリバティブ収益はその他業務利益に計上

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経営戦略 BPR・経費削減①

10.ローコスト体質の確立

17

マイナス金利政策など、厳しい収益

環境が続く中、生産性の向上とコス

ト削減は喫緊の課題です。

『共創』期間中に、営業店事務や本

部業務の改革など、「4つの改革」に

取組み、400人※1の人員を創出し

ます。

人員の自然減を見込む中、「4つの

改革」により人員の減少分をカバーす

るとともに、アドバイザリー業務や融資

業務などのセールスを行う戦略的人

員を創出します。

これらの取組みにより、一人当たりの

生産性向上と経費の削減を目指し

ます。

営業店事務改革 100人相当

・事務改革の実効性向上

・BPRの範囲拡大

店頭業務改革 90人

・インターネットバンキング等の

利用促進

・セルフ端末、電子記帳台等に

よる業務改革

本部業務改革 70人

・ペーパーレスシステム導入

センター業務改革 140人

・イメージ化による事務の迅速化

・標準化等による効率化

4つの改革 4

0

0

※1

※1 300人の戦略的人員創出と、100人分の事務量換算での創出された時間の合計

KPI

5,532 5,322 4,049

5,695

'16/3期 17/3期 '18/3期 '20/3期

一人当たり生産性※2 (千円)

744 742 745 722

'16/3期 '17/3期 '18/3期 '20/3期

経費の推移 (億円)

(計画)

(計画)

… (計画) (計画)

※2 当期純利益÷期末人員数

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経営戦略 BPR・経費削減②

11.基幹系システム共同化の検討

18

2017年5月に千葉銀行、第四銀

行、中国銀行および日本IBMと

TSUBASA基幹系システム共同化

への参加の本格検討に関する基本

合意を締結しました。

詳細なFit&Gap分析を行った

後、’19/3期上期中に最終判断を

行う予定です。

投資効果として、効率化とコスト削

減に加え、安定的な稼働の実現や

FinTechへの対応等を見込んでいま

す。

特にコスト削減効果については、年

間25億円程度※を見込んでおり、当

行の課題である「システムコストの削

減」の解決策の一つと考えています。

投資効果の実現は中長期になりま

すが、当行の未来のために、確りとし

た検討を行います。

’17/5 ’19/3期上期中(予定)

本格検討の基本合意 システム共同化 最終判断

システム共同化

①スケジュール

②投資効果とコスト試算

TSUBASA基幹系システム共同化への参加の本格検討開始

更なる 安定稼働

FinTechへの 迅速な対応

災害対策 の充実

サブシステム 共同化

効率化と コスト削減

年間25億円程度のコスト削減効果※を見込む

基幹系システムを 共同化

’17/5稼働 ’17/1稼働

※ イニシャルコスト償却後

’23/3期中(予定)

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経営戦略

12.FinTechへの対応

19

コンタクトセンター

営業店

ATM

インターネットバンキング

スマートフォン

双方向化

チャネル スイッチ

チャネル スイッチ

双方向

双方向

レコメンド機能

運用商品の提案

プッシュ通知機能

家計簿機能

トランザクションレンディング

チャネル スイッチ

双方向のチャネル増加 既存チャネルからのスイッチ

ービ

TSUBASA金融システム高度化アラ

イアンス※1加盟行や、共同出資会社

であるT&Iイノベーションセンター㈱※2

に加え、FinTech企業等と連携し、お

客さまに満足していただける、さまざま

なFinTechサービスを検討・導入しま

す。

FinTechを活用したチャネル戦略とし

ては、スマートフォンやタブレットを中心

に、お客さまと双方向のチャネルを増加

させるとともに、既存チャネルから双方

向、あるいは効率化が可能なチャネル

へのスイッチを進めます。

お客さまとの接点増加に加え、効率化

を実現し、サービス提供の機会増加と

顧客基盤の拡大の実現を目指しま

す。

北洋 銀行

・TSUBASA金融システム高度化アライアンス※1

・T&Iイノベーションセンター※2

FinTech企業 等

連携例 【オープンAPIへの対応】

TSUBASA FinTech共通基盤の

構築に向けたプロジェクトの検討を開始

→アプリケーションの開発に必須

FinTechを活用したチャネル戦略の例

※1 FinTechをはじめ先進的なIT技術を調査・研究するために発足した枠組みで、当行、千葉銀行、第四銀行、中国銀行、伊予銀行、東邦銀行が加盟

※2 TSUBASA金融システム高度化アライアンス加盟行および、日本アイ・ビー・エム㈱の共同出資により設立された会社

お客様

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経営戦略

13.有価証券運用戦略

20

米国の利上げによる債券価格の低

下や、米国や欧州における政治的

不透明感および北朝鮮情勢など地

政学リスクによるボラティリティの高まり

の中、有価証券運用リスクテイクポリ

シーにかかげる「ローリスク運用」を遵

守しつつ、リスクテイク可能な範囲

で、安定的なリターンを目指します。

『共創』期間中の具体的な運用とし

ては、株系資産で300億円、超長

期国債を300億円追加投資する計

画です。

あわせて、マーケットの動向に応じ、

機動的な投資も検討します。

12,435 12,469

11,439

8,731

2,672 2,740

2,883

2,303

994 958 1,074

1,274

'16/3末 '17/3末 '18/3末 '20/3末

株式等

外債

円債

(計画) (計画)

15,395 16,102 16,167

131 145

133

111

12,308

利息 配当金

相場の状況に応じて 機動的な投資を検討

有価証券運用リスクテイクポリシーにかかげる「ローリスク運用」を遵守しつつ、リスクテイク可能な範囲で、安定的なリターンを目指します。

計画期間中に 超長期国債を

300億円を購入

計画期間中に株系資産 300億円を追加投資

(億円) 有価証券残高計画

※譲渡性預金を除き、投資事業組合・子会社株式を含む

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資本・配当戦略

1.自己資本比率の向上

21

645

805

979

1,115

1,261 1,379

10.91% 11.50%

10.00% 10.09%

11.67%

13.20%

0%

2%

4%

6%

8%

10%

12%

14%

0

200

400

600

800

1,000

1,200

1,400

1,600

1,800

'12/3末 '13/3末 '14/3末 '15/3末 '16/3末 '17/3末 '18/3末 '20/3末

単体自己資本比率

単体利益剰余金(億円)

バーゼルⅡ バーゼルⅢ (SA)

公的資金完済

(単体) ’16/3末 ’16/6末 ’16/9末 ’16/12末 ’17/3末

自己資本比率 11.67% 11.87% 11.73% 11.58% 13.20%

自己資本(億円) 3,328 3,390 3,397 3,443 3,356

リスクアセット等(億円) 28,508 28,537 28,947 29,712 25,422

’17/3末の単体自己資本比率は

13.20%となり、’16/3末比で1.53

ポイント上昇しました。

これは、基礎的内部格付手法

(FIRB)を採用して2年目となった

ことで、フロア調整水準が変更され、

リスクアセットが減少したことが主因で

す。

今後につきましては、貸出の増強によ

るリスクアセットの増加を主因とし

て、’18/3末の自己資本比率は

12%台後半、’20/3末については

12%程度となる見通しです。

バーゼルⅢ(FIRB)

12%台 後半

12%程度

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資本・配当戦略

2.株主還元の強化

22

業績連動配当制度

配当実績および配当予想

配当金 =

普通配当金 業績連動配当金

+ 1株あたり 年間10円を予定

通期の「親会社株主に帰属する 当期純利益」が150億円を上回る

場合に、その超過額の30%を 目途にお支払いする予定

2.5円 3.5円

3.5円 3.5円

5.0円 5.0円 5.0円 5.0円 5.0円 5.0円

2.5円 1.0円 1.0円

中間 期末 中間 期末 中間 期末 中間 期末 中間 期末

‘18/3期 ‘14/3期

年間6円

‘15/3期

年間7円

‘16/3期

年間12.5円

配当性向は概ね30%程度の水準

を目途とし、連結業績を勘案のうえ、

期末に業績連動配当金をお支払す

る予定としています。

’17/3期の配当(予定)は当初

10.5円を見込んでいましたが、当初

見込み比0.5円増配の11.0円を予

定しています。

‘18/3期は安定配当金10円に、創

立100周年の記念配当金1.0円を

加え、11.0円の配当を見込んでいま

す。

‘17/3期

年間11円

(予想) (予定)

年間11円

記念配当金 業績連動配当金 業績連動配当金

創立100周年 記念配当金