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CAポータルはきっとみんなで作るもの! ~若手の成長という観点から~
第15回図書館総合展フォーラム(2013.10.30)
ここが図書館情報の最前線!! ―情報を未来につなげるカレントアウェアネス・ポータル―
京都大学人間・環境学研究科総合人間学部図書館
林 豊
自己紹介/立ち位置
京都大学人間・環境学研究科総合人間学部図書館
– 採用7年目(目録→ILL→NDL→いま)
2011~2012年度:NDL関西館に出向
– CA-E&ポータルシステムの主担当
– CAチーム3人のうち1人は代々京大からの出向者
2013.6~:CA編集企画員
お話したいこと
主に、若手のみなさんに(自分と同じくらいの)。
– みなさんの最前線はなんですか?
CAポータルとつながるといいことがあるよ。
– つながる、ってなに?
– いいことあるかな。ほんとにあるのかな。
CAポータル運営の裏側や、しんどさ、楽しさ、願い、みたいなんも。
– 前提として。
CA
CA-E
CA-R
CAポータルモデル(簡略ver)
CA-R(ブログ/毎営業日)
CA-Rの作り方
①ネタ収集 ・選別
②読解・執筆 ③ポータルで
公開
情報収集のツール
RSSリーダー
– INFOdocket
– DigitalKoans
– Library Journal
– LISNews
– 図書館・博物館・文書館
– 図書館関連団体 etc.
– 実業史研究情報センター
– 情報管理Web STIUpdate
はてなアンテナ
Googleニュース
Googleアラート
はてなブックマーク
Twitter, Facebook
メーリングリスト
タレコミ
雑誌、電子ジャーナル
記事にするネタをどう選ぶか?
ニュース=変化
– それに気づけるか、それを見抜けるか
価値判断の基準
– 新しさ、重要性、おもしろさ
– 語学力、学問的なバックグラウンド、個性、趣味
– アーカイブという意識(点を刻み、線につなぐ)
「マニュアル化できない部分」(E1320参照)
大事だなと思ったことを記事にしています。仕事をしている中で,原稿を読んだり,学会誌を見たりということは日常的に行っているので,判断基準はそういったことから得られているものとしか言いようがないのですが,それはつまりマニュアル化できない部分なんだろうと思います。
http://current.ndl.go.jp/e1320
書く
簡潔に
– 一段落で「いつ・誰が・何をしたか」を
– でもニュースバリューが伝わるように
確かなことだけを
– 根拠(エビデンス)を必ず示す
– 想像で埋めない、自分の意見は書かない
目標:3人で毎日10本!
– 1本5分で書けちゃうこともあれば、2~3時間くらい悩むことも
– 午前中に3本書けると気が楽になる
スピードのひみつ
公開前チェックはしない
– 各自の責任重い
基本、属人的な個人プレー
– 追っかけてるネタがかち合うことは少ないという不思議
趣味と仕事の一体化(ぇ
– 行き帰りの電車はiPhoneでRSSチェック……
– 帰ってからも、土日も。でも好きだからいいんだ……
CA-E(メルマガ/隔週)
CA-Eの作り方
①企画 ②執筆 ④配信 ・公開
③校正
終わりなき2週間サイクル
月 火 水 木 金
(⑤発行) ①打ち合わせ
月 火 水 木 金
②執筆 内部原稿〆 ③校正
月 火 水 木 金
④発行準備 ⑤発行 (①打ち合わせ)
校正(ドS査読)
徹底的に原文と対照(エビデンスへの過剰なこだわり)
– ファクトと意見の区別
– この一文は何を根拠にして書かれているのか
– 原文の読解は正しいか,ねじ曲げずに表現できているか
– 外部原稿は,著者よりも原文を読み込むつもりで
– 某有名人「カレントが一番丁寧に見てくれる」
なんでもかんでも赤を入れればいいわけではない
– 執筆者の魅力、持ち味
– 「研修」という視点
外部執筆者、増加中
2008 2012 2013
22%
39%
56%
<文献紹介>執筆者募集開始! 松野渉さん、池内有為さん
CAポータルは こんな感じでやってますが、
。゚(*゚´Д )ノ。゚ヽ( )ノ゚。ヽ(Д `゚*)ノ゚。。゚ヽ(*゚´Д `゚)ノ゚。
正直、CAチームはふつーのひとたちです。 – なんでも知っているわけでもなんでもすぐに理解できるわけで
もないし……。
書けないことが山積みになっていく毎日です。 – 国立図書館やら大学図書館やら公共図書館やら学校図書館やら
博物館やら文書館やら日本やらアジアやら英国や米国や欧州やら……><
– なので、あんまり信用してもらっていては困ります。
3人じゃ無理! 手伝ってくれるひとが欲しい! – 詳しいひとは外部にたくさんいるはず……。活用したい。
いや、楽しいですよ?
ないと生活できないレベル。 “
カレントアウェアネス・ポータル利用者アンケート結果レポート2012 http://current.ndl.go.jp/node/22406
願い
CAチームにできるのは、まだ広くは知られていない情報を入手し、分かりやすく伝え、残すこと、だけ。
皆さんが、その情報を使って、目の前の現実を少しでも良いものに変えてくれることを願ってます。
– Current=「最前線」を、少しでも前へ。
そうして前に進んだ姿を見せてほしい。それをまたきちんと刻みつけ、未来につなげていくのがCAポータルの役割。
図書館研究所(1986-)
では、その夢とは何か。それは、図書館が、その時々の社会の要請に応えて、自己の存在基盤と運営の方向とを見定め、前進することができるように、関連情報を収集し、その情報に基づいて自ら研究し、さらにまた、そうして研究した成果を活かすべく構成員や関係者を研修する場を持つ、という夢、図書館の頭脳を持ちたいという夢である。
“
田村俊作「図書館研究所の夢:図書館研究所(NDL)のいまをめぐって」(1996年)
読むだけじゃなく、「頭脳」とつながる。
ほめる・けなす – Twitterやブログで感想をいただけると嬉しくて頑張ってしまいます。
– @ca_tweet へのツイート(お返事できないけど記事で返します!)
– 「current.ndl.go.jp」付きでツイートしていただいたら拾います。
– 分かりづらいとき、つまんないときは正直に教えて!
いじめる – 「もっとこんな情報よこせやコラ」「これCA-Eにしろ」と能動的に情
報を引き出していくのもアリ。 ※なんでもかんでも応えられるわけではありません。
ネタを提供する(一緒に走ってみる) – メール。はてブで「図書館」タグをつける。
– 図書館のウェブサイトやブログにニュースを書く。
– まとめサイト大歓迎(リブヨさん、nalib.net、茂原さん)
記事を執筆する – ていねいに添削します!名前売ります! etc.
「図書館員は利用者に育てられる」 (うん、うん)
CAポータルは読者に育てられる
CAポータルは読者に育てられる
CAポータルは皆さんに 成長の機会を提供できる(と思う)
(どうですか?)
+
というわけで、もっとつながって、 なんかいっしょにやりませんか?
(読んでるだけじゃつまんないでしょ?)
自分の「最前線」をちょっと前へ。