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第19回
九州・大学発ベンチャー・ ビジネスプランコンテスト
報告書
2020年 3月 九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト実行委員会
目 次
ページ
1. ごあいさつ ~ 九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト開催によせて ~(実行委員長 貫 正義) ・・・・・ 1 2. コンテストの概要 ・・・・・ 2
(1) 事業の目的 (2) 実施体制 (3) 最終審査会までの主なスケジュール及び実施概要(結果)
(4) 最終審査会 (5) 全国大会等 3. 審査基準及び表彰基準等 ・・・・・ 4
(1) 審査基準 (2) 会場審査投票 (3) 表彰基準 4. 審査委員のご紹介 ・・・・・ 6 5.応募状況 及び 審査段階別進出状況等(結果) ・・・・・ 10
6.コンテストの結果 ・・・・・ 13
7. 全国大会の結果(キャンパスベンチャーグランプリ、起業家甲子園) ・・・・・ 16 8.コンテストの模様 ・・・・・ 20
9.基調講演 ・・・・・ 22 10. 受賞者のビジネスプラン(事業計画書) ※太字氏名は、代表者。「優秀賞」は、発表順。
《 グランプリ 》 座圧軽減装具:フワットの開発と販売
佐賀大学 理工学部 機械システム工学科 山城 佑太 ・・・・・ 24
《 九州経済産業局長賞 》 臭いを可視化して必要な情報を提供するワキガ総合管理アプリ『臭いの財産・嗅ーBot』
大分大学 経済学部 経営システム学科 松岡 真輝 ・・・・・ 28
《 九州経済連合会長賞 》 P&A ~光合成細菌由来の藻類活力剤~
崇城大学大学院 工学研究科応用生物 科学専攻修士前期課程 岩井 蘭子 後藤 みどり ・・・・・ 32
《 NICT賞 》 Pioneer Pork ~ Super Swine Style ~
宮崎大学 農学部 畜産草地科学科 有方草太郎 ・・・・・ 35
《 優 秀 賞 》 WADAIKU ~スマカペ(SMART CARPENTER)~
大分大学 理工学部 創生工学科 和田 貫汰 ・・・・・ 39
《 優 秀 賞 》 ヘルスケアロボットと健康手帳による次世代健康管理モデル
北九州工業高等専門学校 生産デザイン工学専攻 山本 悠加 富田川 皐記 ・・・・・ 41
《 優 秀 賞 》 AR 技術を活用した技術継承支援システム
北九州工業高等専門学校 生産デザイン工学専攻 波野 奎友 岡部 唯人、加久 夏輝、笛 凌太朗 ・・・ 46
《 優 秀 賞 》 電池の性能評価シミュレーションソフトの開発・販売
九州大学 工学部 エネルギー科学科 徳丸 貴哉 北井 偉槻 ・・・・・ 49
《 優 秀 賞 》 CONNECT ~LGBT 当事者の見えない痛みを取り除く~
宮崎大学 地域資源創成学部 地域資源創成学科 河野 龍摩 甲斐 彩花、川田 美琴 ・・・・・ 51
11. 全応募プラン概要 ・・・・・ 53
12. 告知物・募集概要 ・・・・・ 58
13. 実行委員会について ・・・・・ 62
九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト
実行委員長 貫 正義
( 一般社団法人 九州ニュービジネス協議会 会長 )
( 九州電力株式会社 相談役 )
皆さん、こんにちは。実行委員長を務めています九州ニュービジネス協議会会長の貫でござい
ます。
まずは、今回応募のあった 19 校 55 チームの中から、見事にここまで勝ち抜いてこられた
9チームの皆さんと、ここまでチームを育てていただいた先生方をはじめ関係者の皆様に心から
の拍手を贈らせて頂きたいと思います。
そしてまた、年末の大変お忙しい中、本日ご出席いただいた先生や学生の皆さん、協賛企業・
支援団体の皆様、そして、審査委員の皆様、本当に有難うございました。
さて、九州・大学発ベンチャービジネスプランコンテストも、おかげさまで今年 19 回目を
迎えることができました。
経済産業省の発表によれば、2018 年度の日本の大学発ベンチャーの数は、前年に比べ 185 社
増加し、過去最高の 2,278 社に達しているとのことであります。
しかしながら、日本のベンチャー企業の発展は、まだまだ道半ばであります。
今、日本が直面している最も大きな課題は、失われた 20 年からの脱却であります。2000 年に
世界第2位であった国民一人当たりGDPが、2017 年には 25 位にまで低下しており、その低下
傾向に、いまだ歯止めがかかっておりません。
これに対応する柱の一つが、スタートアップであります。日本再生を可能とするようなベンチ
ャー企業を誕生させるためには、大学の研究開発力と学生さんの未知数のパワーと企業の経営力
のマッチングを更に強力に推進していくことが重要であります。
そういう観点から、本日のコンテストにおきましても、勝ち抜くことも大事ですが、それにも
増して、本日出場される各チームが、今日の戦いの中で、あるいは審査委員の助言の中から、
今後大きく発展していくためのヒントを掴んでいただくことが重要であります。
我々ニュービジネス協議会としても、本日出場した各チームが、今後どう成長していくかを、
しっかりと見守って参りたいと考えております。
さて、本日はこれからグランプリ、九州経済産業局長賞、九州経済連合会長賞、NICT賞等
をめぐっての戦いを行っていただくわけですが、グランプリを勝ち取ったチームは、来年2月に
東京で開催される「キャンパスベンチャーグランプリ全国大会」に出場いただきます。
また、「NICT賞」は、ICT関連の商品・サービスに対する賞ですが、この受賞チームは、
来年3月東京で開催されます「ビジネスプランコンテスト・起業家甲子園」全国大会の挑戦権を
獲得します。
いずれも九州から全国に羽ばたく大きなチャンスとなります。全力を出し切り、悔いのない
戦いを期待したいと思います。
最後になりますが、本日ご参加の皆様におかれましては、今日この壇上に立つ若者たちが、
日本の再生を担う起業家へと飛躍することを祈念し、ともに応援していただくことをお願い申し
上げまして、開会にあたっての私のご挨拶とさせていただきます。
9チームの皆さん、頑張ってください。
令和元年 12 月 24 日
1.ごあいさつ ~ 九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト開催によせて ~
— 1 —
(1) 事業の目的
新たなベンチャーの創出により、我が国経済を活性化させることが求められている情勢の中、『知の
創造』拠点としての大学等には多くの研究成果等が蓄積されている。こうした九州地域の大学等に眠る
シーズの発掘と育成を図り、多くのイノベーション(技術革新)を生み出すことを目的に、大学生・高専生
を中心とした若者が創造能力とチャレンジ精神を養うための事業計画書(ビジネスプラン)を作成し、
自ら考え解決して行く能力とプレゼンテーション能力を養成する場を提供する。 (2) 実施体制 (3)最終審査会までの主なスケジュール及び実施概要(結果)
〇 プラン募集
募集期間:2019 年 7 月 22 日(月)~10 月 8 日(火)
〇 第 1 次審査会(書類審査)
開催日時:2019 年 11 月 11 日(月) 14:00 ~ 15:30
開催場所:福岡 SRP センタービル 会議室 3
・ 7 団体で組織する「九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト実行委員会」
(運営部会)メンバーにて審査会を実施。
・ 応募総数 55 プランの中から、審査基準により各メンバーが書類審査を行った結果を
もとに審査会当日に審議を行い、22 プランを第 2 次審査進出プランとして選出。
〇 第 2 次審査会(プレゼンテーション審査)
開催日時:2019 年 11 月 30 日(土) 9:00 ~ 17:30
開催場所:九州経済連合会 会議室(電気ビル共創館 6 階)
・ 第 2 次審査進出した 22 プランによるプレゼンテーション(発表 10 分・質疑 5 分)
( うち 2 プランは、スケジュール等の都合で出場辞退 )
・ 古賀審査委員長以下、審査委員 7 名により、最終審査進出 9 プランを決定。
2. コンテストの概要
「九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト」は、毎年2月に東京で開催される「キャンパス
ベンチャーグランプリ全国大会(主催:日刊工業新聞社)」の九州大会(予選)も担っています。
また、今回から国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と連携、「起業家甲子園(全国大会)」挑戦権
が獲得できる「NICT賞」を新設。毎年3月に東京で開催される同大会予選の位置づけとなりました。
【主催】九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト実行委員会
九州経済産業局、福岡市、(一社)九州経済連合会、(独)中小企業基盤整備機構九州本部、
日刊工業新聞社西部支社、(一財)九州地域産業活性化センター、(一社)九州ニュービジネス協議会
【共催】九州・大学発ベンチャー振興会議
【協賛】九州電力㈱、㈱QTnet、㈱西日本シティ銀行、㈱福岡銀行、㈱アピカル、EY新日本有限責任監査法人、
学校法人君が淵学園崇城大学、九州旅客鉄道㈱、九電産業㈱、㈱九南、古賀マネージメント総研㈱、西部ガス㈱、
三和酒類㈱、㈱ジオクラスター、㈱テノ.ホールディングス、有限責任監査法人トーマツ、㈱豊川設計事務所、
西日本鉄道㈱、日本ゼオライト㈱、㈱はせがわ、レイナ㈱、㈱ワールドホールディングス、㈱九電工、
㈱大分銀行、㈱シティアスコム、まごころM&Aパートナーズ㈱、㈱宮崎銀行、㈱やずや、
㈱エム・ワン・エンタープライズ、㈱筑邦銀行、アクトフォー㈱、如水監査法人、如水税理士法人けやき通り会計事務所、
㈱七尾製菓、廣田商事㈱、㈱風月堂、㈱福岡商店、㈱ふくや (順不同)
【協力】㈱FFGベンチャーパートナーズ、QBキャピタルLLC、㈱ジャフコ、㈱電通九州、㈱ドーガン・ベータ、
㈱日本政策金融公庫、藤岡国際特許事務所、㈱ホーホゥ
【後援】福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、西日本新聞社、佐賀新聞社、
長崎新聞社、熊本日日新聞社、大分合同新聞社、宮崎日日新聞社、南日本新聞社、日本弁理士会九州会
- 2 -
(4) 最終審査会 ■ 開催日時 2019年12月24日(火) 13:00 ~ 18:50 ■ 会 場 ももち浜SRPホール(福岡市早良区百道浜2-1-22 福岡SRPセンタービル2階)
【第1部】開会式・プレゼンテーション 13:00 ~ 16:05
・主催者挨拶:九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト 実行委員長 貫 正義
(一般社団法人 九州ニュービジネス協議会 会長・九州電力㈱ 相談役)
・プレゼンテーション(ファイナリスト9プランの発表)及び審査
【第 2 部】基調講演 16:15 ~ 17:00
「応援の連鎖がまちを変える~油津商店街・那珂川市にみる新しい地方創生のカタチ~」
《講 師》 株式会社油津応援団 専務取締役・株式会社ホーホゥ 代表取締役 木藤 亮太 氏 【第3部】表 彰 式 17:10 ~ 17:50
《表 彰》 グランプリ 九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト 実行委員長 貫 正義
九州経済産業局長賞 九州経済産業局 地域経済部長 松下 達也
九州経済連合会長賞 (一社)九州経済連合会 産業振興部長 田村 忠広
N I C T 賞 株式会社 jig.jp 取締役会長(NICT メンター) 福野 泰介
優 秀 賞 九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト 実行副委員長 神阪 拓
《講 評》 九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト 審査委員長 古賀 光雄 (古賀マネージメント総研㈱ 代表取締役社長) 【交流会】(会場:福岡 SRP センタービル 2 階・研修室 1) 17:55 ~ 18:50
《開会挨拶》 九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト 実行副委員長 神阪 拓
(日刊工業新聞社 西部支社長)
(5) 全国大会等
〇 キャンパスベンチャーグランプリ全国大会
開催日時:2020 年 2 月 17 日(月) 12:30 ~ 17:20
開催場所:霞山会館(東京・霞が関コモンゲート西館 37 階)
・ 全国 8 地区(北海道、東北、東京、名古屋、大阪、中国、四国、九州)の地区大会を
勝ち抜いた 12 プランがプレゼンテーション(発表 5 分・質疑 5 分)
・ 佐賀大学・山城佑太氏が経済産業大臣賞/ビジネス大賞を受賞。
〇 起業家甲子園(全国大会)
開催日時:2020 年 3 月 4 日(水) 13:00 ~ 16:30
開催場所:JP タワー&カンファレンス(東京・JP タワー KITTE 4 階) ・ 全国各地の予選(連携コンテスト等)から選ばれた 9 プランがプレゼンテーション
(メンターによる紹介 1 分・発表 7 分・質疑 4 分)
・ 無観客開催、インターネットでの全国同時配信 ・ 宮崎大学・有方草太郎氏が最高賞・総務大臣賞の次点にあたる審査委員特別賞を受賞。
- 3 -
▶ 最終審査会 概要
ファイナリスト 9 プランによるプレゼンテーション(発表 8 分・質疑 9 分)
・ 古賀審査委員長以下、13 名の審査委員により各賞を決定。
・ NICT 賞は、NICT 派遣の専門審査委員(㈱jig.jp 福野会長)により決定。 ・ 最終審査進出 9 プラン ⇒ グランプリ 1 プラン
九州経済産業局長賞 1 プラン 九州経済連合会長賞 1 プラン NICT 賞 1 プラン 優秀賞 5 プラン
・ 全 9 プランすべての発表を傍聴の参加者を対象に「応援したい 3 プラン」を選ぶ形での
会場投票も実施。その集計結果も審議の参考資料とした。
・ コンテスト終了後、ファイナリスト、審査委員、傍聴者などによる交流会を実施。
(1)審査基準
「九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト」審査基準 ビジネスプランコンテストにおいて、ビジネスプランの選考にあたっては、以下の要領で行うものとする。 評点は、採点表に各審査委員がビジネスプランごとに採点記入する。評価項目は以下3項目とし、簡便化のため5段階評価をする(5点、4点、3点、2点、1点)。
1 評価項目
(1)新規性・革新性・優位性:事業アイデア・コンセプト自体の新規性・革新性・優位性。 (2)実現可能性・市場性 :ビジネスプランの事業化への可能性、市場性。 (3)表現力 :書類、プレゼンでの表現力、説得力。事業化するにあたっての考え方。
2 評価基準 評点の目安としては、各項目3点を標準とし、非常に優れているものを5点、優れているものを4点、 いま一歩を2点、最も低い評価を 1 点とする。いずれも採点表のとおり評価基準を設けるが、あくまでも 目安で、各審査委員の経験及び他の案件との相対的な評価から出た判断で差し支えないものとする。
3 選定 (1) 一次審査は書類審査により、二次審査(プレゼンテーション)を行うプランを選定する。 各審査員が上記審査基準に基づき、採点を行った後協議により決定する。 (2) 二次審査はプレゼンテーション審査により、コンテストにおける最終発表プランを 6 プラン程度選定 する。各審査員が上記審査基準に基づき、採点を行ったのち、協議により決定する。 (3) コンテストはプレゼンテーション審査により、各賞を選定する。 ・専門審査員が上記審査基準に基づき採点を行った後、会場審査の採点結果も参考にしながら、協議に より各賞を決定する。 ・表彰はグランプリ 1 件、九州経済産業局長賞 1 件、九州経済連合会長賞 1 件、優秀賞数件程度とする。 4 コンテストにおける会場審査について (1) 全発表プランを聴講する参加者に限り、会場審査を行うことができる。 (2) 「自分が応援したいと思うプラン」を 3 件選び投票する。それを各 1 点で計算する。 (3) 会場審査の結果は、専門審査員の協議の参考資料として取り扱う。
評価項目 採 点 評価基準(あくまでも目安を例示したもの)
1.新規性・革新性・優位性 点
5 事業アイデア等の新規性、優位性も大変高い。
4 事業アイデア等の新規性、優位性も高い。
3 事業アイデア等の新規性、優位性も普通である。
2 事業アイデア等の新規性、優位性も普通よりやや劣る。
1 事業アイデア等の新規性、優位性がなく劣る。
2.実現可能性・市場性 点
5 近々(2年以内)、事業化が可能であり、市場性も大変大きい。
4 5 年後には事業化できる可能性があり、市場性も大きい。
3 計画が具体的に煮詰まっているが、起業には今一歩で、市場性も普通である。
2 計画が具体的に策定できておらず、市場性の見極めが普通より甘い。
1 単なるアイデアであり、市場性もない。
3.表現力 点
5 表現力、説得力が十分にあり、起業家としての意識も大変高い。
4 表現力、説得力があり、起業家としての意識も高い。
3 表現力、説得力、起業家としての意識は普通である。
2 表現力、説得力、起業家としての意識は普通よりやや劣る。
1 表現力、説得力、起業家としての意識は低い。
3.審査基準及び表彰基準 等
— 4 —
(2) 会場審査投票
最終審査会においては、ファイナリスト 9 プランすべてを傍聴された参加者を対象に、会場審査投票を
実施。下記の方法により投票された集計結果を審査委員会による審査の参考資料としました。
・ 全発表プランを傍聴した参加者に限り投票が可能。
・ 応援したいと思うビジネスプランを「3 つ」を選んで「〇」をつける。
・ 「〇」1つを各 1 点として計算し、審査委員会の参考資料として取り扱う。
〔 投票用紙 〕
(3) 表彰基準
表彰区分 件 数 表彰基準
グランプリ
(表彰状・賞金 30 万円) 1 件
コンテストの審査において、新規性、実現化など、最も評価
の高いプラン
九州経済産業局長賞
(表彰状・賞金 10 万円) 1 件
コンテストの審査においてグランプリに次いで評価の高い
もの
九州経済連合会長賞
(表彰状・賞金 8 万円) 1 件
グランプリの次に優秀なビジネスプランで、九州地域経済の
活性化に資するもの
優秀賞 数件 コンテストの審査において上記各賞に該当しないもの
※ 「NICT 賞」(「起業家甲子園(全国大会)」挑戦権)については、上記審査基準によらず、国立研究
開発法人情報通信研究機構(NICT)の基準により専門審査委員により選考し、表彰を行う。
— 5 —
<敬称略、委員長以外 50 音順>
① 審査委員長【第 2 次審査、最終審査】
古賀マネージメント総研株式会社 代表取締役社長 古賀 光雄
1984 年(S59) 公認会計士登録
1977 年(S52) 等松・青木監査法人(現 監査法人トーマツ)入所
1995 年(H 7) トーマツ コンサルティング株式会社代表取締役
1997 年(H 9) トーマツ・ベンチャーサポート株式会社設立、代表取締役
2012 年(H24) 古賀マネージメント総研株式会社設立、代表取締役
2015 年(H27) ニッポン新事業創出大賞経済産業大臣賞
(支援部門・最優秀賞)受賞
トーマツ在職時から九州でのベンチャー支援に取り組む。
退職後も古賀マネージメント総研株式会社を創立し、トーマツで築き上げた
ネットワークを活用してベンチャー支援を行っている。
② 審査委員【第 2 次審査】 西部瓦斯株式会社 関連事業部部長 SG インキュベート株式会社 投資部部長 相川 洋
1966 年長崎県五島市生まれ。
1989 年太陽神戸銀行(現三井住友銀行)、2008 年十八銀行を経て、2019 年
西部ガス㈱GVC である SG インキュベート㈱設立に参画。
銀行員時代は融資業務、事業承継、M&A、資産流動化などのほか、地域活性化を
目的としたファンドの設立・運営に取り組む。
④ 審査委員【第 2 次審査、最終審査】 株式会社電通九州
統合マーケティング局長 兼 オープンイノベーション室長 小野 和美
日本経済新聞社、外資系広告会社勤務を経て U ターンし、㈱電通九州に勤務。
一貫してマーケティング、戦略プランニング、ブランディング等に携わる。
現在、同社統合マーケティング局長として、コミュニケーションプランニング、
デジタル、ダイレクトマーケティングに関連する部署を管轄する一方、
オープンイノベーション室長を兼務。
③ 審査委員【最終審査】 株式会社 テノ.ホールディングス 代表取締役 池内 比呂子
1959 年長崎生まれ。短大卒業後、外資系の会社の OL となる。
その後、「自分の会社を持ちたい」一心で、経営、経済の勉強をし、「女性のライフ
ステージを応援する」をコンセプトに 1999 年家庭総合サービス会社を設立。
現在、テノ.グループは認可保育所、小規模保育所、認証保育所の運営や、企業内
保育所及び院内保育所受託運営事業、学童保育事業、ベビーシッター事業、保育
施設企画、労働者派遣事業、ハウスサービス事業など様々な育児支援サービス
事業を展開している。
— 6 —
4.審査委員のご紹介
➆ 審査委員【最終審査】 西日本鉄道株式会社 事業創造本部 新規事業推進部
部長 佐藤 良一
西鉄運輸㈱代表取締役社長、西鉄プラザ㈱代表取締役社長を歴任し、
2018 年 4 月から西日本鉄道(株)事業創造本部 新規事業推進部 部長兼
(株)NJ アグリサポート代表取締役社長に就任(現職)
➈ 審査委員【最終審査】 九州電力株式会社 コーポレート戦略部門
インキュベーションラボ長 中村 典弘
1990 年九州電力入社。火力発電業務、再生可能エネルギー発電業務、経営企画
業務、新規事業開発業務などを経て 2018 年コーポレート戦略部門部長。
同年夏、九州電力グループのイノベーションの取組みを加速させるために、
コーポレート戦略部門に新たな組織「インキュベーションラボ」を設立したこと
に合わせ現職に就任。
⑤ 審査委員【最終審査】 QB Capital ,LLC 代表パートナー 坂本 剛
大手・ベンチャー企業を経験し、2004 年から九大知的財産本部において大学発ベン
チャー支援を行う。2010 年に産学連携機構九州代表取締役に就任。2015 年に QB
キャピタルを設立し QB ファンド(約 31 億円)を組成、九州地域の大学発ベンチャー
に投資を行う。現職のほか、福岡ベンチャークラブ理事、エディア(マザーズ上場)社外
取締役、Kyulux(投資先:九州大学発ベンチャー)社外取締役、ひむか AM ファーマ
(投資先:宮崎大学発ベンチャー)社外取締役、事業構想大学院大学 福岡キャンパス
特任教授、北九州市立大学大学院 マネジメント研究科 特任教授等を務める。
➅ 審査委員【最終審査】
日本ゼオライト株式会社 代表取締役社長 佐藤 隆
1971 年(S46) 株式会社経営管理センター入社 福岡支店長
1988 年(S63) 株式会社日本コンピュータ・アソシエーツ設立 代表取締役社長
1990 年(H 2) 日本ゼオライト株式会社設立 代表取締役社長
2006 年(H18) NPO 法人 科学の公園 専務理事就任
2007 年(H19) 社団法人九州ニュービジネス協議会 理事就任
⑧ 審査委員【最終審査】
一般社団法人 九州経済連合会
産業振興部長 田村 忠広
1988 年三井物産㈱入社、イラン、南アフリカ、中国に駐在。主に、生活産業資材
の輸出入事業や事業投資・投資先運営管理業務を行う。海外で小売店設立・経営を
経験してからベンチャー事業に関心を持つ。2016 年から九州支社にて地域創生事業
を行い、2018 年から、九州経済連合会に出向。現在、産業振興部にて九州の地域
課題解決案件、ベンチャー支援を行う。
— 7 —
⑪ 審査委員【最終審査】
株式会社ドーガン・ベータ 代表取締役パートナー 林 龍平
住友銀行、シティバンク、エヌ・エイを経て、ドーガン参画。主にベンチャー
支援業務に取り組む。3 本総額 31 億円のベンチャーファンド立ち上げを行い、
これまでに約 30 件の投資を行ったほか、起業家支援のためのシリコンバレー
型コワーキングスペース「OnRAMP」を開設、地元起業家のコミュニティ形成
支援を行っている。
⑬ 審査委員【最終審査】
経済産業省 九州経済産業局 地域経済部長 松下 達也
1986 年通商産業省(現 経済産業省)入省。
その後、経済産業政策局国際知的財産制度研究官、製造産業局模倣品対策室長、
特許庁総務部普及支援課長、お茶の水女子大学特任教授(リーディング大学院
推進センター副センター長)などを経て、2018 年 7 月より現職。
⑩ 審査委員【第 2 次審査、最終審査】
日本弁理士会九州会 藤岡 靖和 (藤岡国際特許事務所 所長・弁理士)
2002 年〜 九州最大手の特許事務所に勤務 2004 年 弁理士試験合格 2005 年〜 株式会社ニコン 知的財産本部にて特許出願部門・企画部門・和解
金数百億円獲得の特許訴訟プロジェクトメンバーなどを兼任 2017 年〜 九州大学 准教授/知的財産部門長として特許ライセンス収入
1億円超(前年度から倍増)に寄与 2019 年〜 藤岡国際特許事務所を設立 大企業・中小企業・ベンチャー企業から請われ、上述の経験を活かした支援を行っている。
⑫ 審査委員【第 2 次審査】
九州旅客鉄道株式会社
執行役員事業開発本部企画部長 福澤 広行
1989 年 九州旅客鉄道㈱ 入社
2002 年 同 事業開発本部開発部開発課副課長
2005 年 同 企画課長
2009 年 長崎ターミナルビル㈱ 常務取締役
2011 年 博多ターミナルビル㈱ 常務取締役
2014 年 JR九州ファーストフーズ㈱ 代表取締役社長
2018 年 6 月より現職。
⑭ 審査委員【第 2 次審査】
日本政策金融公庫 国民生活事業 福岡創業支援センター
所長 宮本 大資
1998 年(H10) 国民金融公庫 (現日本政策金融公庫)入庫
以降 福岡西支店、久留米支店、本店に勤務
創業/第2創業、事業承継、ソーシャルビジネス、事業再生など 営業・融資審査担当
2015 年(H27) 松江支店 融資課長
2018 年(H30)4 月 より現職。
— 8 —
■「NICT 賞」選考
( 2019 年 11 月 11 日 九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト実行委員会 事務局)
⑮ 審査委員【最終審査】
株式会社ジャフコ 九州支社長 山形 修功
1992 年日本合同ファイナンス㈱(現㈱ジャフコ)入社。国内ベンチャー・中堅
企業への投資・上場支援、米国ベンチャー企業の日本における事業開発支援、
イスラエル企業への投資、アジア企業への投資(マニラ、シンガポール駐在)、
国内投資審査等を経て、2007 年より現職。九州における投資先上場実績は、
ウチヤマホールディングス、モバイルクリエイト、ベガコーポレーション、WASH
ハウス、テノ.ホールディングス等。
⑯ 審査委員【第 2 次審査、最終審査】
株式会社FFGベンチャービジネスパートナーズ
取締役副社長 山口 泰久
1986 日本開発銀行(現日本政策投資銀行)入行、2006 年行内ベンチャーとして
VC を設立し、本邦初の知財ファンドの運用開始。DBJ キャピタル(株)取締役等を
歴任し、2017 年5月より、株式会社 FFG ベンチャービジネスパートナーズ・
マネジングディレクターに就任。九州・大学発ベンチャー振興会議と連携する FFG
ベンチャーファンド(総額 50 億円)の運用を担当し、大学発ベンチャーの育成
を行っている。
福井高専卒業後にフリープログラマーをしながら 2 つの会社の創業を経て、
株式会社 jig.jp を設立。当時モバイルサイトしか見られなかった携帯電話
向けに、パソコン用サイトを閲覧可能とする世界初のダウンロード型のフ
ルブラウザ「jig ブラウザ」を開発。本店がある福井県鯖江市で、こどもや
シニア向けのプログラミング講座、自治体オープンデータの先駆け「データ
シティ鯖江」とそれを活用する団体「Code for Sabae」などを手がけて
いる。こどもパソコン「IchigoJam」開発者。内閣官房任命、オープン
データ伝道師。 現職:株式会社 jig.jp 取締役会長
略歴:国立福井工業高等専門学校電子情報工学科 卒業
有限会社シャフト CTO
有限会社ユーエヌアイ研究所 代表取締役社長
〇 NICT・ICT メンタープラットフォーム メンター 株式会社 jig.jp 取締役会長 福野 泰介
— 9 —
九州 7 県の 16 大学(大学院を含む)、3 高専の合計 19 校から 合計 55 件 の応募があった。
■ 県・学校別 応募状況
今 回 昨年度 前年比
総 計 55 63 ▲8 総 計 55 22 9
福 岡 8 22 ▲14 福 岡 8 5 3
北九州工業高等専門学校 3 3 北九州工業高等専門学校 3 3 2 優秀賞2
北九州市立大学 1 3 ▲2 北九州市立大学 1
九州情報大学 1 +1 九州情報大学 1
九州大学 1 11 ▲10 九州大学 1 1 1 優秀賞
西南学院大学 1 1 西南学院大学 1 1
早稲田大学(大学院) 1 +1 早稲田大学(大学院) 1
近畿大学 3 ▲3 佐 賀 2 2 1
福岡女学院大 1 ▲1 佐賀大学(大学院含む) 2 2 1 グランプリ
佐 賀 2 1 +1 長 崎 13 3 0
佐賀大学(大学院含む) 2 1 +1 佐世保工業高等専門学校 7 2 (第2次出場辞退)
長 崎 13 11 +2 長崎県立大学 4
佐世保工業高等専門学校 7 2 +5 長崎総合科学大学 1 1
長崎県立大学 4 6 ▲2 活水女子大学 1
長崎総合科学大学 1 +1 大 分 5 4 2
活水女子大学 1 +1 大分大学(大学院含む) 5 4 2 九経局長賞・優秀賞
長崎国際大学 2 ▲2 熊 本 11 4 1
長崎大学 1 ▲1 熊本高等専門学校 3
大 分 5 4 +1 熊本県立大学 2
大分大学(大学院含む) 5 4 +1 熊本大学 1 1
熊 本 11 18 ▲7 崇城大学(大学院含む) 5 3 1 九経連会長賞
熊本高等専門学校 3 8 ▲5 宮 崎 15 3 2
熊本県立大学 2 3 ▲1 宮崎産業経営大学 2
熊本大学 1 +1 宮崎大学 13 3 2 NICT賞・優秀賞
崇城大学(大学院含む) 5 7 ▲2 鹿児島 1 1 0
宮 崎 15 5 +10 鹿児島大学(大学院含む) 1 1
宮崎産業経営大学 2 1 +1
宮崎大学 13 4 +9 ■ 応募プランの分野別分類(複数回答あり)
鹿児島 1 2 ▲1
鹿児島大学(大学院含む) 1 2 ▲1
1 0 0.0% 16
2 1 1.0% 12
3 3 3.1% 9
4 1 1.0% 12
5 2 2.1% 10
6 1 1.0% 12
7 26 27.1% 1
8 13 13.5% 3
9 4 4.2% 8
10 5 5.2% 7
11 18 18.8% 2
12 6 6.3% 5
13 6 6.3% 5
14 1 1.0% 12
15 7 7.3% 4
16 2 2.1% 10
■ 県・学校別 審査段階別進出状況
応募件数 第2次審査
進 出
最終審査
進 出備 考
No.
第1次審査
情報・通信 (インターネット関連含む)
環境・リサイクル・産業廃棄物処理
バイオテクノロジー
新エネルギー・省エネルギー(省力化含む)
新製造技術
人材・活用
物流・流通
医療・福祉
生活文化・生活支援・新サービス・アミューズメント
その他
観光資源
加工・製造技術
食品・農林水産品
ビジネス支援
災害支援
住宅
応募数 構成比 順 位分 野
● 応募状況について●
・応募件数 55件 ( 対前年 ▲ 8 件 )
・応募校数 19校 ( 対前年 + 1 校 )
〔増加〕 +5 九州情報大、早稲田大、活水女子大、
長崎総合科学大、熊本大
〔減少〕 ▲ 4 近畿大、福岡女学院大、長崎国際大、
長崎大
● 分野別分類について●・ 傾向としては、大きな変化はないものの、
「医療・福祉」が伸びた一方で、「人材・活用」
が減少した。
・ 複数の項目に該当するプランがさらに増加しており、
上記での単純分類が難しくなっている。
( 例: 医療・福祉 × 情報・通信 )
5. 応募状況及び審査段階別進出状況(結果)
— 10 —
【 参 考 】近年の応募状況 (県別・学校別応募数の推移)
凡例:★グランプリ ◎九州経済産業局長賞 ◆九州経済連合会長賞 ●優秀賞 ☆NICT賞(2019年度)◇ NEDO特別賞(2017年度)
全国大会(キャンパスベンチャーグランプリ全国大会 等)での受賞 (単位:件)
総 計
有明高専 ◎ 1 ● 2 ● 2 1 4 ● 1
北九州高専 ◎ 1 ◆ 1 1 ★◎ 4 ★◎ 5 ● 4 ●● 5 ◎ 3 ● 3 ●● 3
北九州市立大 ★ 1 2 ● 1 1 1 ◎ 3 1
九州共立大 2 2 1 1
九州工業大 1 1 2 1 1
九州国際大 1 ● 1 1
九州産業大 ● 6 12 ● 6 7 2
九州情報大 2 1 1
九州大 1 ★◆ 3 2 ● 3 1 ◆● 3 ◇● 8 ◆●●● 11 ● 1
近畿大 1 1 1 1 1 1 1 3
久留米工業大 1 ◆ 1 1
久留米高専 ★ 1 2
久留米大 1 2 1
産業医科大 ★ 1
西南学院大 1 3 6 3 2 3 1 1 1
中村学園大 ● 1
日本経済大 1
福岡工業大 ● 1 1 1
福岡歯科大 1
福岡女学院大 1 ● 1 ● 1 ● 2 ● 1
福岡大 ◎● 7 ● 7 ● 10 3 1
早稲田大 3 1 1
佐賀女子短期大 1
佐賀大 5 1 2 ● 2 ● 4 1 1 ★ 2
活水女子大 1
佐世保高専 4 2 7
長崎県立大 1 1 7 4 3 6 4
長崎国際大 1 1 ★ 2
長崎総合科学大 1
長崎大 ● 6 3 ● 4 ◎ 5 2 4 4 8 1
大分県立芸術文化短期大 ★ 1
大分短期大 1
大分大 7 7 3 2 ★◎ 4 ● 4 3 5 1 ● 2 4 ◎● 5
日本文理大 1 1 1 2 1 ● 1
立命館アジア太平洋大 ● 14 3 1 1 1 1 1
熊本学園大 1 1 3 1
熊本県立大 ●●● 6 6 ● 6 ● 3 1 3 4 3 2
熊本高専 1 ● 1 4 ◆ 6 ◆ 8 5 11 6 8 3
熊本大 7 8 ◎ 7 1 1 1
崇城大 ● 2 6 ◆● 9 ★● 16 5 7 ◆ 5
東海大 1 1 1
宮崎産業経営大 1 1 1 1 1 2
宮崎大 1 1 ★◆ 8 4 ☆● 13
鹿児島県立短期大 1
鹿児島国際大 4 3
鹿児島大 1 2 ● 2 ● 3 1 1 ◎● 3 1 2 1
☆☆☆ キャンパスベンチャーグランプリ全国大会等での授賞実績 ☆☆☆ ※ 学校名は各県50音順
・ 2019(R 1) 経済産業大臣賞(ビジネス大賞)/佐賀大 ・ 2014(H26) 特別賞(MIT賞)/北九州高専
[起業家甲子園]審査委員特別賞(準グランプリ)/宮崎大、特別賞(EO Tokyo賞・NEC賞)/崇城大* ・ 2012(H24) 文部科学大臣賞(テクノロジー部門大賞)/大分大
・ 2018(H30) 審査委員特別賞/長崎国際大 ・ 2010(H22) 特別賞(マイクロソフト賞)/九州大
・ 2017(H29) 文部科学大臣賞(テクノロジー部門大賞)/宮崎大[NEDO TCP2017]認定VC賞 他/九州大 ・ 2008(H20) 文部科学大臣賞(テクノロジー部門大賞)/北九州市大
・ 2016(H28) 文部科学大臣賞(テクノロジー部門大賞)/崇城大、日刊工業新聞社賞/鹿児島大 * 2019起業家甲子園における崇城大学は、「崇城大学ビジネスプランコンテスト」代表として出場・受賞
宮
崎
鹿
児
島
熊
本
長
崎
年 度
佐
賀
福
岡
大
分
20192008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
(H29)
52
(H30)
63
(H31・R1)
55
(H26)
51
(H27)
56
(H28)
65
(H23)
48
(H24)
54
(H25)
43
(H20)
49
(H21)
49
(H22)
47
— 11 —
4748
54
43
51
56
65
52
63
応募総数
55
生活支援・新サービス
人材活用・教育
情報・通信
医療・福祉
0
10
20
30
40
50
60
70
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
系列1
系列3
系列4
系列6
系列7
応募総数
医療・福祉
生活支援・新サービス
人材活用・教育
情報・通信
(件)
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
(H22) (H23) (H24) (H25) (H26) (H27) (H28) (H29) (H30) ( H31 ・ R1)
47 48 54 43 51 56 65 52 63 55生活支援・新サービス 18 20 34 25 33 28 40 31 28 26人材活用・教育 4 16 19 7 10 14 16 11 16 5情報・通信 10 11 14 18 20 15 14 18 23 18医療・福祉 3 6 5 4 8 5 13 12 9 13ビジネス支援 6 4 14 14 4 5 8 9 7 6食品・農林・水産品 5 1 11 6 4 7 8 2 6 6加工製造技術 1 2 2 1 1 11 8 3 7 1観光資源 3 6 8 5 4 10 6 8 4 7新製造技術 2 1 3 1 2 3 4 1 3 0環境リサイクル 4 5 5 2 4 5 4 4 4 1住宅 1 1 1 0 1 1 4 3 5 2災害支援 0 2 1 2 2 2 2 4 6 1新(省)エネルギー 0 1 5 1 2 1 1 1 2 1バイオテクノロジー 0 1 2 0 1 1 1 2 2 3物流・流通 4 0 4 3 3 4 1 2 4 4その他 2 3 1 1 0 0 3 0 4 2
応募総数 (九州島内)
応
募
プ
ラ
ン
の
分
野
別
分
類
(
複
数
回
答
あ
り
)
年 度
【参考】近年の応募状況 (応募数と分野の推移)
● 本年度も傾向としては、例年と大きな変化はないものの、「医療・福祉」が伸びた一方で、「人材・活用」が減少した。
● 「情報・通信」分野は、スマートフォンアプリを活用して、 社会課題の解決を目指すものが多くなっている。
● 複数の項目に該当するプランがさらに増加しており、単純分類が難しくなっている。(例:医療・福祉 × 情報・通信 )
●「観光資源」「ビジネス支援」「食品・農林・水産品」なども、引き続き取り組まれている分野である。
— 12 —
★ グランプリ ( 副賞:30万円 )
■ 佐賀大学 理工学部機械システム工学科 山城 佑太 さん
「 座圧軽減装具:フワットの開発と販売 」
★ 九州経済産業局長賞 ( 副賞:10万円 )
■ 大分大学 経済学部経営システム学科 松岡 真輝 さん
「 臭いを可視化して必要な情報を提供するワキガ総合管理アプリ『臭いの財産・嗅ーBot』 」
★ 九州経済連合会長賞 ( 副賞: 8万円 )
■ 崇城大学大学院 工学研究科応用生物科学専攻修士前期課程 代表:岩井 蘭子 さん
「 P&A ~光合成細菌由来の藻類活力剤~ 」 後藤 みどり さん
座った状態で腰の辛さを感じる人に対して、独自製品である”フワット”を販売するビジネス。
腰を浮かせる座圧軽減装具:“フワット”は、ユーザの上半身の重量を座面に伝えることで、骨盤にかかる重量を軽減する。
装着したユーザが着座すると骨盤への荷重が半分以下に軽減される。3件の特許技術に基づくフワットを独占的に販売する。
6. コンテストの結果
「第16回キャンパスベンチャーグランプリ全国大会」
経済産業大臣賞/ビジネス大賞 受賞
微細藻類(クロレラ、ユーグレナなど)を屋外解放系で大量培養することには、さまざまな困難が伴う。特に問題となるのは、高温や低温でストレスがかかった時、増殖低下や動物プランクトンによる捕食被害が発生すること。P&Aは微細藻類活性化剤「Algae Power(アルジ パワー)」で、藻類を活性化し増殖を促進し生産性を高める。顧客は、健康食品、水産養殖藻類生産者で、藻類の生産性と安定性が向上するため購入する。従来技術に比べ、低コストかつ極めて少量で藻類を活性化する。
腋臭症(ワキガ)で悩む方々向けに、協力企業が販売する専用のデバイスで臭いを感知し、Bluetooth機能でスマホアプリに送
信。アプリでは数値化・対処法の提示、医師の解析診断サービスを行う。私が医学者と協力企業を取りまとめ、研究会を設置。
臭いに特化したアプリ開発会社を起業する。アプリの課金、診断サービスの手数料を収益とする。
「 起業家甲子園(全国大会) 」
EO Tokyo賞・NEC賞 受賞
— 13 —
★ NICT賞 ( 副賞:「起業家甲子園」挑戦権 )
■ 宮崎大学 農学部畜産草地科学科 有方 草太郎 さん
「 Pioneer Pork 」
★ 優秀賞 ※ 最終審査会 発表順 ( 副賞:5万円 )
■ 大分大学 理工学部創生工学科 和田 貫汰 さん
「 WADAIKU 」
■ 北九州高専 専攻科 生産デザイン工学専攻 代表:山本 悠加 さん 富田川 皐記 さん
「 ヘルスケアロボットと健康手帳による次世代健康管理モデル 」
現在日本の9割の養豚農家が、効率優先で豚がほとんど身動きできない養豚を行っている。そこで私は、アニマルウェルフェ
アという豚のことを考え、安心の育て方をした美味しい豚肉を、健康志向の方に販売する。放牧養豚は豚と人が、うまく共存
していける育て方であり、それを切り口に農業の新しいモデルを作り出し農業界に革命を起こす。
「 起業家甲子園(全国大会) 」
審査委員特別賞 受賞
①子供から大人まで幅広い世代を対象に、楽しみながら健康状態をチェックし健康管理を行うための指標をヘルスケアロボッ
トと関連アプリケーション・システムによって提供するビジネス。②使い心地を考慮しながら、ロボット本体とそのシステム
を開発する。③主たる収益は消費誘導による広告収入と利用者のシステム使用料の一部によって得る。
弊社は「一生飽きることのない空間をあなたへ」をキャッチフレーズとし、時と場合、用途に合わせて空間デザインを変えて
いくことを可能にする『スマカペ(SMART CARPENTER)』という商品を提供。対象者は20代から60代の住宅購入者、住宅
関連用品の購入者。この新たな空間デザイン形成を世界中に広め、「一家に1スマカペ」というスタイルを作っていく。
— 14 —
☞「NICT賞」受賞者には、「起業家甲子園」に向けたNICT・ICTメンタープラットフォームによる手厚いメンタリングプログラムが提供されます。また、代表者1名については、グローバルマインドを身につける機会を提供するため、2020年2月に米国シリコンバレーにおいて実施の「シリコンバレー起業家育成プログラム」に招待されます。
■ 北九州工業高等専門学校 専攻科生産デザイン工学専攻 代表:波野 奎友 さん
「 AR技術を活用した技術継承支援システム 」 岡部 唯人 さん・加久 夏輝 さん・笛 凌太朗 さん
■ 九州大学 工学部エネルギー科学科 代表:徳丸 貴哉 さん 北井 偉槻 さん
「 電池の性能評価シミュレーションソフトの開発・販売 」
■ 宮崎大学 地域資源創成学部 地域資源創成学科 代表:河野 龍摩 さん
「 CONNECT 」 甲斐 彩花 さん・川田 美琴 さん
多くの企業ではマニュアルの電子媒体化等の手法を取ることで技術の見えるかを進めているが技術継承にかかる時間やコストの削減という
問題が残されている。本事業要継承技術における暗黙知等を集積することで技能の損失を防ぎ、トレーニングサービスとして被継承者に提
供することで円滑な技術継承を図り、企業内利益の向上に貢献する。
私たちは実電極構造の電池の性能評価をするソフトウェアを開発し、電池の開発を行っている企業に対して販売する。
本ソフトウェアは作製プロセスの最適化や電池材料の開発に寄与し、開発中の電池の性能向上や効率の良い開発方針を立てることを、シ
ミュレーション上で早く行うことが出来るようになる。
CONNECTは、LGBT当事者に自分のセクシャリティを偽ることなく自分らしくサービスを受けられるようにサポートすると同
時に、企業のLGBT市場開拓を支援するサービス。LGBT当事者と企業の間に入ることで、当事者に安心感を与えることができ
充実したサービスが受けられるようにする。また、企業のメリットとしてLGBT顧客の企業選択指針になることがあげられる。
— 15 —
■ 第 16 回 キャンパスベンチャーグランプリ全国大会
経済産業大臣賞/ビジネス大賞 受賞!
佐賀大学 理工学部 機械システム工学科 山城 佑太 さん
2020 年 2 月 17 日(月)東京・霞山会館において「キャンパスベンチャーグランプリ全国大会」が開催
されました。総計 724 プランがエントリーした全国 8 地区(北海道、東北、東京、名古屋、大阪、中国、
四国、九州)の地区大会を勝ち抜いた 12 プランがグランプリをかけて事業性や創造性を競いました。
今回の大会は、すでに事業化されているものが 7 プランもあり、いずれも粒ぞろいのプランばかりで、
レベルの高い激戦となりました。その結果「第19回九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト」
でグランプリを獲得し、九州代表として参加した佐賀大学・山城佑太さん「座圧軽減装具:フワットの
開発と販売」が、最高賞にあたる「経済産業大臣賞/ビジネス大賞」(グランプリ)を受賞しました。
九州勢のグランプリ受賞は、一昨年度の宮崎大学「文部科学大臣賞/テクノロジー大賞」以来、また
「経済産業大臣賞/ビジネス大賞」は、2006 年度(第 3 回)の長崎大学以来、実に 13 年ぶりの快挙です。
各務 茂夫 審査委員長(東京大学 産学協創推進本部 イノベーション推進部長 教授)の講評によると、
主に以下のポイントが評価を分けたとのことでした。
・事業としてのリアリティ:お客さまの顔が浮かぶか
・社会的課題の解決 :オペレーションの中に課題解決方法、その実践が盛り込まれているか
・表現力 :課題解決への思いがプレゼン、発表する言葉に乗せられているか
( 日刊工業新聞社 提供 )
7.全国大会の結果
― 16 ―
受賞後の山城さん(中央)、佐賀大学・寺本副学長(右)、出田主任リサーチアドミニストレータ(左)
▶ 第 16 回キャンパスベンチャーグランプリ全国大会 結果
※佐賀大学・山城さんは、TOMODACHI 賞辞退。
受賞名 地 区 学校名 氏 名 チーム名 プラン
経済産業大臣賞
ビジネス大賞
九州・大学発
VBPC代表佐賀大学 山城 佑太 ********** 座圧軽減装具:フワットの開発と販売
東北大学 高橋 佑生 特定非営利活動法人
東北大学大学院 増保 純平 natural science
教員審査委員賞
JVCA賞
TOMODACHI賞
姫子松 宏太
高木 晃太 NoRIoT
西尾 はるか ー安価なIoT観測ブイによる海苔養殖の支援ー
前田 颯太
森井 怜央
北海道大学 中村 恒星 大切な人へ食べる喜びと栄養を贈る
天使大学 齊藤 紗輝 完全栄養チョコレート
慶應義塾大学 古井 康介
東京大学 武田 和
早稲田大学大学院 野田 雅満
慶應義塾大学 藤澤 昌司
慶應義塾大学 鶴嶋 史哉 認知症予防・治療デバイス
慶應義塾大学 中村 竜也 フレグランス君
慶應義塾大学 鈴木 亮介
明治大学専門職大学院 福井 健人
馬場 春奈
山﨑 亮輔 足袋型牛蹄プロテクター
小城 朋也 足元から変えていく全ての牛蹄に革命を
松岡 和奏
どこでもマインドフルネスVR
労働者に最適なメンタルヘルスを
中部大会代表1 名古屋大学 水野 菜々子 フェアリーズ 生活密着自己分析 「Close Ana」
中国大会代表1 岡山大学 久保 駿貴 **********GUIBO 現地ガイドと訪日外国人の
マッチングサービス
大阪大会代表2 奈良女子大学 村上 睦美 奈良女子大学 食医化学研究室 植物の成長促進及び老化抑制の商品化
政策を使いこなすアプリケーション
TOMODACHI賞 MEDRAMA株式会社
姿勢矯正メガネ self-neck-corrector
徳島大学 山本 貴志 ********** 歯科手技の客観評価による歯科市場の活性化
MIT賞 鳥羽商船高等専門学校 鳥羽商船高等専門学校
**********中国大会代表2
日刊工業新聞社賞 株式会社SpinLife
TOMODACHI賞 POTETO Media
(受賞なし)
文部科学大臣賞
テクノロジー大賞
TOMODACHI賞
東北大会代表
四国大会代表
中部大会代表2
北海道大会代表
東京大会代表2
東京大会代表1
大阪大会代表1審査委員会特別賞 同志社大学 株式会社Hoooofners
審査委員会特別賞 広島大学大学院 石原 裕輝
― 17 ―
■ 起業家甲子園(全国大会)
審査委員特別賞 受賞!
宮崎大学 農学部畜産草地科学科 有方 草太郎 さん
2020 年 3 月 4 日(水)東京・JP タワー&カンファレンスにおいて令和元年度「起業家甲子園」(主催:
総務省、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT))が開催されました。全国の予選(25 の連携コン
テスト)から選出された 9 プランが最高賞である総務大臣賞をかけて事業性や創造性を競いました。
「起業家甲子園」は、2011 年度から開催されており、全国から選抜された高校生、高専学生、大学生、
大学院生等が、ICT を用いて自ら開発した商品・サービスを ICT メンタープラットフォームメンターと
ともに更に磨きをかけ、アントレプレナーシップを込めたプレゼンテーションにより競い合うビジネス
コンテストです。「九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト(以下、VBPC)」では、今年
初めて、NICT と連携し、この「起業家甲子園」挑戦権が獲得できる「NICT 賞」を新設しました。
今回の大会は、新型コロナウイルスの影響を受け、初の無観客開催(審査委員や大会関係者のみ出席)
となりました。発表はビデオ上映、質疑応答は電話、観戦はインターネット全国配信でという異例の形と
なりましたが、数あるコンテストを勝ち抜いただけあって、いずれのプランもレベルが高く、激戦となり
ました。その結果、今回の VBPC で「NICT 賞」を受賞、九州代表として出場した宮崎大学・有方草太郎
さんの「Pioneer Pork」が、最高賞の総務大臣賞に次ぐ「審査委員特別賞」を受賞しました。
会場にビデオ放映された有方さんのプレゼンは、VBPC から更にブラッシュアップされた、その内容・
構成もさることながら、ご自身の熱い想いが伝わる素晴らしいものでした。
「キャンパスベンチャーグランプリ全国大会」での佐賀大学・山城佑太さんの「経済産業大臣賞/ビジ
ネス大賞」受賞とともに、来年度の 20 回記念大会に向け、全国規模の大会で2つの大きな賞を獲得する
素晴らしい結果となりました。
なお、このコンテストには、VBPC で「九州経済連合会長賞」を受賞された崇城大学大学院・岩井蘭子
さん「 P&A ~光合成細菌由来の藻類活力剤~」も崇城大学ビジネスプランコンテストからの代表として
出場されており、協賛企業特別賞 2 賞(EO Tokyo 賞、NEC 賞)を受賞されました。
有方さんプレゼン風景(国立研究開発法人 情報通信研究機構(NICT)提供 )
― 18 ―
▶ 令和元年度「起業家甲子園(全国大会) 結果
〇 出 場 校
学校名 事業名等
全国高専 阿南工業高等専門学校 水災害を自ら防ぐ低価格IoT水位計を用いた水位監視システム
全国高専 東京都立産業技術高等専門学校 Agricowture -近未来型放牧牛管理システム-
北海道 北海道科学大学 ラジオセキュリティーシステム -据え置き型盗聴波検知装置-
信越 長岡工業高等専門学校 警告灯監視IoT -お手軽AIでIoT-
北陸 福井工業高等専門学校 ハビット -簡易的な歯科検診デバイス-
近畿 関西学院大学 GUIBO -現地ガイドと訪日外国人のマッチングサービス-
九州 崇城大学 光合成細菌由来の藻類活性化剤の開発/販売
九州 宮崎大学 Pioneer Pork -IoT技術による豚の管理-
沖縄 沖縄工業高等専門学校 Cruise Compass -オフライン道案内アプリ-
〇 各賞表彰
学校名
総務大臣賞 北海道科学大学
審査委員特別賞 関西学院大学
審査委員特別賞 宮崎大学
アイオーデータ賞 阿南工業高等専門学校
AWS(アマゾンウェブサービス)賞 福井工業高等専門学校
EO Tokyo賞 崇城大学
Infinion Award 阿南工業高等専門学校
ABC賞 関西学院大学
NTTデータ賞 「豊洲の港から」乗船券 長岡工業高等専門学校
クラウドワークス賞 福井工業高等専門学校
さくらインターネット賞 阿南工業高等専門学校
Jig.jp賞 東京都立産業技術高等専門学校
Salesforce.com賞 福井工業高等専門学校
セプテーニ・グループ賞 阿南工業高等専門学校
DBJ賞(日本政策投資銀行) 東京都立産業技術高等専門学校
NEC賞 崇城大学
IBM BlueHub賞 東京都立産業技術高等専門学校
日本マイクロソフト賞 東京都立産業技術高等専門学校
FABBIT賞 関西学院大学
マイネット賞 北海道科学大学
YJキャピタル賞 福井工業高等専門学校
地区
賞
協
賛
企
業
特
別
賞
(左)発表の様子・(右)表彰状と盾を持つ ICT 担当メンター jig.jp 福野会長(NICT 提供)
― 19 ―
— 20 —
8. コンテストの模様
— 21 —
最終審査会・学生発表終了後に開催した基調講演では、起業を目指す学生などを前に株式会社油津
応援団 専務取締役・株式会社ホーホゥ代表取締役の木藤亮太氏から「応援の連鎖がまちを変える
~油津商店街・那珂川市にみる新しい地方創生のカタチ~」と題して、まちづくりの様々な取り組み
をお話しいただきました。聴講した学生や企業関係の皆様からは、油津、那珂川それぞれ事情の異な
る街において、地方創生に取り組む新たな視点やその情熱に、感心と感動の声をいただきました。
■ 演題
応援の連鎖がまちを変える 〜油津商店街・那珂川市にみる新しい地方創生のカタチ〜
講師:株式会社 油津応援団 専務取締役
株式会社 ホーホゥ 代表取締役 ■ プロフィール
1975 年福岡出身。宮崎県日南市が実施した全国公募で選ばれ、2013 年 7 月よりテナント
ミックスサポートマネージャーに着任。“猫さえ歩かない”と言われた油津商店街の再生事業に
取組み、約 4 年で 25 を超える新規出店、企業誘致等を実現。その後は自らが育った福岡県
那珂川市に拠点を移し「事業間連携専門官」に着任(2017 年 4 月より)、株式会社ホーホゥ
を設立(2018 年 1 月より)。その他、各地のまちづくりプロジェクトのアドバイザーを兼任
するなど活動の幅を広げている。 最近は 39 年の幕を閉じた喫茶店を承継するプロジェクト
を立ち上げ、株式会社バトンタッチ(2019 年 7 月より)を設立。那珂川市に喫茶キャプテン
をオープンさせた。
木藤 亮太 氏
9.基調講演
- 22 -
受賞者のビジネスプランをご紹介(次ページより)
10. 受賞者のビジネスプラン(事業計画書)
※ 各プラン代表者氏名、敬称略
★ グランプリ (1件) ■
佐賀大学 理工学部 機械システム工学科 山城 佑太
「座圧軽減装具:フワットの開発と販売」
★ 九州経済産業局長賞 (1件) ■
大分大学 経済学部 経営システム学科 松岡 真輝
「臭いを可視化して必要な情報を提供するワキガ総合管理アプリ『臭いの財産・嗅ーBot』」
★ 九州経済連合会長賞 (1件) ■
崇城大学大学院工学研究応用生物科学専攻 修士前期課程 岩井 蘭子
「 P&A ~光合成細菌由来の藻類活力剤~ 」
★ NICT賞 ☆新設 (1件) ■
宮崎大学 農学部 畜産草地科学科 有方 草太郎
「 Pioneer Pork 」
★ 優秀賞 (5件) ■
大分大学 理工学部創生工学科 和田 貫汰 WADAIKU
北九州高専専攻科 生産デザイン工学専攻 山本 悠加 ヘルスケアロボットと健康手帳による次世代健康管理モデル
北九州高専専攻科 生産デザイン工学専攻 波野 奎友 AR技術を活用した技術継承支援システム
九州大学 工学部 エネルギー科学科 徳丸 貴哉 電池の性能評価シミュレーションソフトの開発・販売
宮崎大学 地域資源創成学部地域資源創成学科 河野 龍摩 CONNECT ~LGBT当事者の見えない痛みを取り除く~
— 23 —
3.
ビジ
ネス
プラ
ンの
新規
性、
便利
性、
独創
性、
特徴
新規
性:
アニ
マル
ウェ
ルフ
ェア
を考
慮し
た育
て方
に加
えて
、安
心の
豚肉
をお
届け
する
ため
に、
24時
間w
eb監
視カ
メラ
を導
入す
る。
それ
によ
り、
生産
者だ
けで
なく
消費
者の
方に
も実
際に
私が
育て
る豚
がど
うや
って
育て
られ
てい
るの
かを
見て
もら
いた
い。誰
がど
うや
って
育て
たの
かが
可視
化さ
れる
こと
で他
の豚
肉よ
りも
大き
な安
心感
を美
味し
い豚
肉と
とも
に提
供し
たい
と考
えて
いる
。
ま
た海
外旅
行者
むけ
レス
トラ
ンな
どで
、アニ
マル
ウェ
ルフ
ェア
が進
んで
いる
ヨー
ロッ
パな
どか
らの
旅行
客を
ター
ゲッ
トに
して
いる
高級
レス
トラ
ンな
どに
お肉
を提
供す
る。
そこ
から
独自
のル
ート
を開
拓し
てい
く(
Crow
dCow
など
もそ
の一
つ)。
こう
いっ
たこ
とで
、放
牧養
豚の
基準
を作
り、
流通
面な
どで
ブラ
ック
ボッ
クス
を作
るこ
とで
差別
化を
図り
フラ
ンチ
ャイ
ズ化
して
いき
たい
。
便利
性:
スト
レス
が減
るこ
とで
肉質
が向
上し
、免
疫能
力が
上が
るこ
とで
病気
にか
かり
にく
くな
る。
それ
によ
って
美味
しく
安心
な豚
肉に
仕上
がる
。そ
れに
加え
て24
時間
web
監視
カメ
ラに
よっ
て誰
がど
うや
って
作っ
たの
かが
分か
るこ
とで
、今
まで
以上
のワ
ンラ
ンク
上の
安心
も一
緒に
提供
でき
る。
また
、コ
スト
も大
幅に
抑え
るこ
とで
、そ
の分
をよ
り安
心し
た豚
肉生
産へ
のシ
ステ
ムへ
の出
費等
に使
え、
より
ブラ
ンド
力向
上を
見込
める
。
独創
性:
放牧
養豚
とい
う真
似し
づら
く、
変わ
った
方法
で養
豚を
行う
こと
で差
別化
を図
る。
かつ
、安
心で
美味
しい
豚肉
にな
り、
アニ
マル
ウェ
ルフ
ェア
を考
慮し
てい
ると
いっ
た点
で付
加価
値を
つけ
るこ
とで
『放
牧和
豚』
とし
てブ
ラン
ド化
を目
指す
。
特徴
:
現在
、日
本の
養豚
形態
(工場
型畜
産シ
ステ
ム)が
、国
内だ
けで
なく
国外
から
も問
題視
され
てい
る。
2020
年に
開か
れる
東京
オリ
ンピ
ック
にお
いて
は、
飼育
方法
が調
達基
準に
達し
てお
らず
、50
以上
の団
体に
加え
て10
人の
オリ
ンピ
ック
選手
が抗
議し
改善
の声
明を
出し
た。
しか
しこ
の問
題に
対し
て、
ほと
んど
の畜
産農
家が
改善
を
行わ
ず従
来の
方法
で飼
育を
継続
して
いる
。(週
刊朝
日 h
ttps:
//do
t.asa
hi.co
m/w
a/20
1811
2800
043.
htm
l?pag
e=1よ
り)
だか
らこ
そ私
は、
放牧
養豚
とい
う、
アニ
マル
ウェ
ルフ
ェア
から
の視
点で
も良
いと
考え
られ
る飼
育方
法で
養豚
を始
めた
いと
思っ
てい
る。
最初
は肥
育だ
けで
はあ
るが
、の
ちに
は母
豚も
放牧
で育
て母
豚ス
トー
ルフ
リー
にも
つな
げて
いく
こと
がで
きる
。
4.
販売
ター
ゲッ
ト(顧
客)、
予想
され
る市
場規
模・
市場
動向
、販
売対
象エ
リア
の状
況及
びそ
の裏
づけ
販
売タ
ーゲ
ット
(顧客
):
(短
期視
点)
客単
価50
00円
以上
の九
州の
高級
レス
トラ
ング
ルー
プへ
の直
取引
を行
う。
宮崎
市内
には
134
店舗
あり
(食べ
ログ
より
)、決
済者
との
商談
を月
に10
回以
上行
う。
そこ
から
1ヵ
月に
1件
のペ
ース
で取
引先
を増
やし
てい
く。
(⾧
期視
点)
レス
トラ
ング
ルー
プか
らの
口コ
ミや
、自
身の
ホー
ムペ
ージ
など
から
、年
収60
0万
円以
上の
独身
美食
家や
、1
子持
ちの
両親
を顧
客と
して
徐々
に獲
得し
てい
く。
経
済産
業省
のホ
ーム
ペー
ジか
ら引
用し
てき
たデ
ータ
(
http
s://
ww
w.m
eti.g
o.jp
/com
mitt
ee/k
enky
ukai
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jised
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ealth
care
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jigyo
_wg/
pdf/
003_
s01_
00.p
df経
済産
業省
2015
年)
では
健康
関心
度が
高い
人は
、年
収に
関わ
らず
食費
にか
ける
金額
が高
い。
それ
に加
え年
収が
上が
るこ
とで
、よ
りそ
の傾
向は
大き
くな
ると
示さ
れて
いる
。
ま
た子
育て
中の
両親
が気
を遣
うも
のの
一つ
が子
供の
健康
であ
る。安
心な
食材
を子
供に
食べ
させ
たい
と考
える
両親
は多
い。
実際
に20
14年
に行
われ
た調
査(
NP
O法
人ア
ニマ
ルラ
イツ
セン
ター
20
14年
1
188
人へ
の畜
産動
物に
関す
る調
査)
では
8割
以上
の人
が、
より
自然
な状
態で
育っ
た動
物の
肉、
卵、
牛乳
など
の方
が安
全性
が高
いと
思う
と、
回答
して
いる
。
— 36 —
市場
規模
:
去
年の
豚肉
の出
回り
量は
約18
2万
トン
であ
った
。平
均1k
g550
円ほ
どで
取引
され
てい
るの
で豚
肉全
体の
市場
規模
は1
兆円
であ
る。
さら
に日
本の
デー
タで
はな
いが
オラ
ンダ
など
のア
ニマ
ルウ
ェル
フェ
アを
考慮
した
豚肉
のシ
ェア
率は
約1%
であ
ると
考え
ると
、単
純計
算で
、ア
ニマ
ルウ
ェル
フェ
アか
つ安
心な
豚肉
を求
めて
いる
市
場規
模は
100
億円
を超
える
と考
えら
れる
。(農
林水
産省「
食肉
流通
統計
」、財
務省「
貿易
統計
」、在
庫量
は(独
)農
畜産
業振
興機
構調
べ)
また
、ブ
ラン
ド豚
の市
場シ
ェア
率は
40%
であ
るの
で、
それ
より
ブラ
ンド
豚の
市場
規模
は40
00億
円以
上に
なる
。ブ
ラン
ド豚
の種
類は
約40
0種
類あ
るの
で1
ブラ
ンド
あた
り約
10億
円の
規模
と考
える
と、
私の
『放
牧和
豚』
も10
億円
のポ
テン
シャ
ルを
秘め
たビ
ジネ
スで
ある
と考
えら
れる
。(畜
産業
界調
査報
告書
「畜
産王
国」
南九
州の
成⾧
戦略
Ⅱよ
り)
市
場動
向:
世界
中で
スト
ール
飼い
や、ア
ニマ
ルウ
ェル
フェ
ア、安
全な
食品
の供
給が
注目
され
てい
る。ま
た日
本で
は20
20年
にオ
リン
ピッ
クが
開か
れる
が、
その
際の
豚肉
など
につ
いて
の家
畜の
育て
方改
革を
行う
べき
だと
10人
もの
オリ
ンピ
ック
選手
が声
明を
発表
した
。し
かし
そん
な中
、日
本は
とい
うと
スト
ール
での
飼育
はい
まだ
に9
割近
いの
に加
え、
必要
肥育
面積
とい
われ
る0.
65㎠
を下
回っ
て育
てら
れて
いる
豚は
2007
年の
2%か
ら20
14年
には
20%
と上
昇傾
向に
ある
。ア
ニマ
ルウ
ェル
フェ
アを
考え
た豚
肉の
需要
に対
して
供給
が追
い付
かな
くな
るの
明白
であ
る。
(
飼養
実態
アン
ケー
ト調
査報
告書
http
://j
lta.li
n.gr
.jp/r
epor
t/an
imal
wel
fare
/inde
x.ht
mlよ
り)
ま
た、
2014
年に
行わ
れた
調査
(N
PO
法人
アニ
マル
ライ
ツセ
ンタ
ー
2014
年
118
8人
への
畜産
動物
に関
する
調査
)で
は10
人に
1人
が「
価格
が高
くな
って
も畜
産動
物の
福祉
を大
切に
すべ
き」
と答
えて
いる
。
だか
らこ
そ放
牧養
豚は
大き
な需
要が
ある
と見
込ん
でい
る。
5.
マ
ーケ
ティ
ング
戦略
《基
本戦
略、
価格
戦略
(販売
価格
、価
格設
定方
針)、
販売
戦略
、販
促戦
略な
ど》
基本
戦略
:
ポ
ジシ
ョン
とし
ては
、野
菜に
おけ
る有
機野
菜の
ポジ
ショ
ンを
取り
、既
存の
ブラ
ンド
豚を
超え
る安
心の
豚肉
を提
供し
たい
。有
機野
菜が
世に
出回
った
のも
、誰
がど
んな
風に
生産
した
かが
可視
化さ
れた
から
であ
り、
それ
を放
牧養
豚と
いう
真似
しづ
らい
育て
方に
、こ
れで
もか
とい
うく
らい
転用
した
いと
考え
てい
る。
その
一つ
が24
時間
web
監視
カメ
ラで
あり
、消費
者の
方に
24時
間い
つで
も育
てら
れて
いる
豚を
見て
いた
だく
こと
がで
きる
とい
うシ
ステ
ムで
ある
。そ
れに
より
ワン
ラン
ク上
の安
心を
感じ
ても
らう
。
こ
のよ
うに
他の
ブラ
ンド
豚と
差別
化を
図り
、放
牧豚
でス
トレ
スフ
リー
のた
め肉
質や
うま
味成
分が
高く
、か
つ疾
病に
なり
にく
いの
で抗
生物
質な
ども
使用
しな
い安
全性
の高
さを
アピ
ール
し、今
まで
にな
かっ
た新
しい
豚肉
のポ
ジシ
ョン
を確
立す
る。
その
うえ
でま
ず、
高級
レス
トラ
ング
ルー
プに
加え
、道
の駅
やふ
るさ
と納
税を
利用
し、
地域
の親
御さ
んた
ちに
安全
な豚
肉と
して
認知
して
もら
える
よう
SNS
でも
PR活
動を
行う
。
価格
戦略
:
安心
かつ
、ア
ニマ
ルウ
ェル
フェ
アの
こと
も考
え美
味し
い高
級志
向の
肉を
販売
した
いの
で、
スー
パー
など
の
4-5
倍の
値段
で販
売を
考え
てい
る。(
1頭
20万
円で
販売
予定
)
販促
戦略
:
ふる
さと
納税
、道
の駅
など
に出
店し
地域
の人
たち
に知
って
もら
う。
また
、国
際農
業者
交流
協会
やト
ビタ
テ留
学Ja
pan
など
今ま
での
つな
がり
をも
とに
、そ
れぞ
れの
コミ
ュニ
ティ
で、
私の
活動
など
を取
り上
げて
もら
える
よう
に頼
み全
国に
広げ
てい
く。実
際今
回、宮
崎大
学と
宮崎
銀行
が開
催し
たビ
ジネ
スコ
ンテ
スト
でグ
ラン
プリ
にな
り、
新聞
やテ
レビ
、ラ
ジオ
の取
材に
応じ
、放
牧養
豚と
いう
もの
を発
信す
る機
会が
増え
た。
それ
によ
り放
牧養
豚で
育て
られ
た豚
肉の
メリ
ット
をメ
ディ
アな
どを
通し
て伝
えて
いけ
るよ
うに
なっ
たの
で今
後も
そう
いっ
た活
動を
行っ
てい
く。
ま
た、
その
ビジ
ネス
コン
テス
トを
通し
て、
DM
M.c
omの
投資
担当
の方
にも
評価
して
いた
だき
特別
賞も
いた
だい
た。
今後
、よ
りブ
ラッ
シュ
アッ
プし
てい
けれ
ば応
援し
たい
とも
言っ
てく
ださ
って
いる
。D
MM
との
連携
がと
れる
よう
にな
れば
より
広く
広報
活動
もで
きる
と考
えて
いる
。
6.
類似
ビジ
ネス
との
相違
点 (
競合
製品
・商
品サ
ービ
スと
比べ
て優
位性
と弱
点)
・ブ
ラン
ド豚
を育
てて
いる
養豚
農家
観
音池
ポー
ク(都
城市
高城
町)、
まる
み豚
(川
南町
)、日
南も
ち豚
(日
南市
)な
ど
放牧
と違
い舎
飼い
され
てい
るの
で生
産効
率的
には
追い
つけ
ない
。し
かし
放牧
養豚
は、
アニ
マル
ウェ
ルフ
ェア
を考
慮し
てい
るこ
とに
加え
、肉
質の
良さ
、抗
生物
質な
どを
使わ
ない
安全
性な
どで
、優
位性
があ
ると
考え
てい
る。
また
、育
て方
でブ
ラン
ド化
でき
る。
・
放牧
養豚
農家
農
業生
産法
人有
限会
社北
海道
ホー
プラ
ンド
(北
海道
)、遊
牧舎
(北
海道
)、な
ど
実際
に放
牧養
豚を
され
てい
る方
で、ノ
ウハ
ウも
あっ
て販
売先
も確
保し
てお
られ
るの
で強
敵。し
かし
私の
武器
は、
新規
就農
で始
めた
、畜
産と
は無
縁の
環境
で育
った
、若
い、
とい
った
話題
性。
また
、宮
崎な
ど九
州で
はま
だ従
来の
やり
方で
養豚
をさ
れて
いる
方が
多い
ので
、放
牧養
豚の
市場
はま
だま
だ開
拓で
きる
余地
があ
る。
また
、海
外進
出を
考え
てい
る点
でも
差別
化で
きる
。
7.
事業
実施
上の
問題
点・
リス
ク
・豚
コレ
ラの
感染
領域
拡大
現在
豚コ
レラ
が韓
国ま
で南
下し
てき
てお
り、
日本
でも
少し
ずつ
拡大
し始
めよ
うと
して
いる
。新
規就
農で
今か
ら養
豚を
始め
ると
なる
と、近
隣の
家畜
農家
など
にと
って
も大
きな
リス
クと
なる
ため
許可
をと
れる
のか
とい
う問
題が
ある
。
・フ
ラン
チャ
イズ
化し
てい
くう
えで
、土
地の
確保
を継
続的
に行
う必
要が
ある
。
現
在は
100m
×30
mの
土地
が2
つ確
保済
みで
ある
が、
今後
規模
拡大
をし
てい
くう
えで
、よ
り多
くの
土地
が必
要に
なっ
てく
る。
その
土地
をど
う確
保し
てい
くか
は課
題の
一つ
であ
る。
・
SNS
で活
動や
放牧
和豚
を広
げて
いき
たい
が、
Web
マー
ケテ
ィン
グの
知識
が乏
しい
— 37 —
8.
この
事業
に関
する
あな
たの
経験
、技
能、
資格
、特
許、
ノウ
ハウ
など
北
海道
での
畜産
研修
経験
養
豚施
設で
のア
ルバ
イト
ア
メリ
カの
養豚
場で
の勤
務
9.
事業
の社
会貢
献度
(ビ
ジネ
スの
必要
性)、
実現
性や
将来
の事
業家
とし
ての
抱負
私
が目
指す
農業
は
①
休
みを
一ヶ
月く
らい
とっ
て旅
に出
ても
成り
立つ
現
在農
家さ
んな
どの
現場
労働
者の
平均
年間
休暇
は約
90日
前後
であ
り、
100
日を
上回
るこ
とは
ない
。そ
こで
私は
週休
2日
に加
え1
ヵ月
のま
とま
った
休み
をと
れる
制度
を導
入し
年間
120
日以
上(
30%
増!
)を
目指
し農
業界
の働
き方
改革
を行
う。
②
東京
に家
を持
つ
私は
子供
を都
会で
育て
たい
。今
仕事
はど
こに
いて
もで
きる
とい
った
スタ
イル
が徐
々に
広が
って
きて
いる
。農
業に
もそ
れを
導入
し、
24時
間w
eb監
視カ
メラ
で豚
の健
康状
態を
確認
しつ
つ、
IoT
技術
の導
入に
より
スマ
ホか
ら豚
に餌
をあ
げる
こと
がで
きる
よう
にす
る。
そう
する
こと
で、
都会
にい
る人
でも
農業
に参
入で
きる
よう
にな
り、
農家
の数
を増
やす
こと
がで
き、
日本
の農
業の
活発
化に
つな
がる
と考
えて
いる
。こ
れを
5G時
代の
デジ
タル
養豚
とし
て打
ち出
して
も面
白い
と考
えて
いる
。
③
豚
が幸
せそ
うに
走り
回っ
て泥
だら
けに
なれ
る育
て方
をす
る
スト
レス
フリ
ーで
育て
られ
た豚
は抗
生物
質な
どを
使わ
ず、
人の
健康
に害
を与
えな
い。
そん
な安
全な
豚
肉を
「放
牧和
豚」
とし
て世
界中
の消
費者
にお
くり
、和
牛だ
けで
なく
和豚
のマ
ーケ
ット
を開
拓し
てい
きた
い。
顧
客第
一は
もち
ろん
です
が、
それ
と同
じく
らい
農家
のた
めの
農家
にな
りた
いと
思っ
てい
る。
私自
身が
その
パイ
オニ
アに
なり
、う
まく
人と
豚が
共存
して
いけ
る養
豚の
スタ
イル
を見
せて
いき
たい
。そ
れを
みた
私の
次の
世代
の若
者が
農業
に興
味を
持ち
少し
でも
農業
に関
わる
仕事
に就
き、日
本の
農業
が活
性化
して
いけ
ばよ
いと
思っ
てい
る。
10.
売上
・利
益計
画
(単
位:
千円
)
事業
・商
品別
計画
(
事業
名・
商品
名)
第
1
期
(令
和 3
年 1
月期
)
第
2
期
(令
和 4
年 1
月期
)
第
3
期
(令
和 5
年 1
月期
)
豚肉
一
頭20
万円
を月
に8
頭
4月
から
始め
3か
月後
の
7月
より
販売
開始
と考
え
2000
00×
8×6=
12,8
00,0
00
月10
頭に
増や
す
2000
00×
10×
12
=24
,000
,000
月12
頭に
増や
す
2000
00×
12×
12
=28
,800
,000
売上
高計
12
,800
24
,000
28
,800
経常
利益
12
,800
24
,000
28
,800
(
)
内は
粗利
益率
11.
資金
計画
(
単位
:千
円)
必要
資金
金
額
調
達方
法
金額
飼
槽(2
万/個
) 出
荷ケ
ージ
車
検
ソー
ラー
電牧
器
電牧
ファ
ーム
コー
ド
杭打
機
高圧
洗浄
機
冷凍
庫(2
92ℓ
) 電
圧テ
スタ
ー
電牧
ポー
ル
ゲー
トハ
ンド
ル
クリ
ップ
10型
危
険表
示板
外
周フ
ェン
ス
ペグ
外
周門
扉
ウォ
ータ
ーカ
ップ
段
ボー
ル(1
00箱
) 防
草シ
ート
U
ピン
杭・
黒丸
刈
払い
機
水く
み上
げポ
ンプ
消
石灰
2
トン
トラ
ック
エ
サ代
(3kg
8
頭 3
0日
) 3
ヶ月
齢子
豚(
8匹
)
水道
代(5
L 8
頭 3
0日
) 電
気代
ガ
ソリ
ン代
自
分給
料
200 50
100
114.
4 44
100 40
53
12.1
34 2
4.8 2
416
6.7
100 15
15
24.6
15
30
25 2
1,50
0 50
128
3.67
2 10
10
100
自身
のバ
イト
代
宮崎
銀行
から
の融
資
1,00
0
2,20
7.27
2
— 38 —
12.
別
紙
添
付資
料(
カタ
ログ
・写
真・
記事
)等
第
19回
九州
・大
学発
ベン
チャ
ー・
ビジ
ネス
プラ
ンコ
ンテ
スト
事業
計画
書
学
校
名
大
分大
学
代表
者名
和
田
貫汰
共同
提案
者名
事
業
名
WA
DA
IKU
キャッチ
フレーズ
一
生飽
きる
こと
のな
い空
間を
あな
たへ
1.
あな
たの
ビジ
ネス
プラ
ンの
概要
を簡
潔に
(150
文字
程度
)に
文章
でま
とめ
てく
ださ
い。
①
誰に
、何
を、
どう
やっ
て提
供す
るビ
ジネ
スで
すか
?
② あ
なた
がこ
のビ
ジネ
スで
果た
す役
割は
何で
すか
?
③ ど
うや
って
収益
を得
ます
か?
等
の要
素を
盛り
込ん
でま
とめ
てく
ださ
い。
弊社
は「
一生
飽き
るこ
との
ない
空間
をあ
なた
へ」
をキ
ャッ
チフ
レー
ズと
し、
時と
場合
、用
途に
合わ
せて
空間
デザ
イン
を変
えて
いく
こと
を可
能に
する
『ス
マカ
ペ(
SMAR
T CA
RPEN
TER)
』と
いう
商品
を提
供し
てい
く。
対象
者は
20代
から
60代
の住
宅購
入者
、
住宅
関連
用品
の購
入者
であ
る。
この
新た
な空
間デ
ザイ
ン形
成を
世界
中に
広め
、「一
家に
1ス
マカ
ペ」
とい
うス
タイ
ルを
作っ
てい
く。
2.
ビ
ジネ
スプ
ラン
の具
体的
内容
(
テー
マ/
商品
・サー
ビス
の内
容、
着眼
点、
事業
化計
画、
事業
形態
、事
業の
将来
ビジ
ョン
、他
の企
業と
の連
携状
況 な
ど)
弊
社の
商品
の原
点は
宇宙
開発
にあ
る。
近年
、宇
宙空
間に
建物
をつ
くる
時代
が近
づい
てき
てい
る。
そん
な中
問題
視さ
れて
いる
のが
、地
球か
ら火
星ま
での
距離
であ
る。
地球
から
火星
にた
どり
着く
まで
約8
ヶ月
かか
るが
、そ
の⾧
期間
宇宙
船で
過ご
すの
には
無理
があ
る。
さら
に、
宇宙
船の
内部
は機
械に
囲ま
れた
密室
とな
って
いる
。
と
ても
でな
いが
快適
に過
ごせ
ると
は思
えな
い。ど
うし
たら
、この
期間
快適
に過
ごせ
るか
考え
た結
果、時
と場
合、
用途
に合
わせ
て空
間デ
ザイ
ンが
変化
でき
るも
のが
必要
であ
るこ
とに
気づ
いた
。
し
かし
、宇宙
開発
とな
ると
普段
の生
活か
らは
ほど
遠い
もの
であ
り、ビ
ジネ
ス性
に欠
ける
部分
があ
る。そ
こで
、弊
社は
宇宙
開発
で求
めら
れて
いる
もの
を地
球上
で実
現さ
せ、
商品
化す
るこ
とで
ビジ
ネス
展開
して
いく
考え
に
たど
り着
いた
。こ
のビ
ジネ
スプ
ラン
では
「一
生飽
きる
こと
のな
い空
間を
あな
たへ
」を
キャ
ッチ
フレ
ーズ
とし
、時
と場
合、
用途
に合
わせ
て空
間デ
ザイ
ンを
変化
でき
る商
品『
スマ
カペ
』の
提供
をし
てい
く。
「空
間デ
ザイ
ンを
変え
る」
をも
っと
一般
的に
いう
と模
様替
えで
ある
。あ
るデ
ータ
によ
ると
半年
に1
回模
様替
えを
する
割合
が一
番高
く、
次に
多い
のが
季節
ごと
に模
様替
えを
する
人の
割合
であ
る。
要は
、1
年間
に2
~4
回す
るの
が一
般的
な答
えで
ある
。し
かし
、い
ざ模
様替
えを
しよ
うと
思っ
ても
「時
間が
ない
」「面
倒く
さい
」「家
具が
重い
」と
いう
理由
でし
ない
こと
が多
い。
また
、ア
ンケ
ート
によ
ると
「家
具を
うご
がさ
ずに
模様
替え
をし
たい
」「
壁や
床を
傷つ
けた
くな
い」
と思
って
いる
ひと
が多
い。
弊社
はこ
のデ
ータ
をも
とに
、人
々の
需要
にあ
った
商品
とは
なに
かを
考え
『ス
マカ
ペ』
を開
発し
た。
では
、『ス
マカ
ペ』
の具
体的
な商
品説
明を
する
。ス
マカ
ペは
イン
テリ
アの
裏面
にも
しく
は側
面に
磁石
をつ
けた
状態
にし
たも
ので
あり
、そ
れを
金属
板の
壁に
貼り
付け
るこ
とで
部屋
のデ
ザイ
ンを
形成
して
いく
。時
計を
例に
して
説明
する
と、
時計
の裏
側に
磁石
が付
いて
いて
、そ
の時
計を
壁に
飾る
とい
った
もの
だ。
感覚
とし
ては
冷蔵
庫の
ドア
にマ
グネ
ット
をつ
ける
のと
同じ
だが
、こ
れを
部屋
の壁
に取
り入
れる
こと
で様
々な
効果
が期
待で
きる
。
もし
、あ
なた
が時
計の
位置
を変
えよ
うと
する
なら
、新
たな
場所
に釘
をう
ち、
壁に
かけ
る必
要が
ある
。さ
らに
、元
の場
所に
は釘
の跡
が残
るこ
とに
なる
。そ
んな
こと
を繰
り返
しし
てい
たら
、す
ぐに
壁が
劣化
して
しま
い見
た目
も荒
れて
しま
うが
、ス
マカ
ペを
使え
ば釘
を打
つ必
要も
なく
なり
自由
に何
回で
も配
置を
変え
るこ
とが
でき
る。
そ
の他
にも
、壁
紙も
自由
自在
に変
える
こと
がで
きる
。普
通は
壁紙
を変
える
際は
業者
に頼
んで
して
もら
う必
要が
あっ
たが
、磁
石の
付い
た壁
紙を
金属
版に
貼る
だけ
なの
で誰
でも
簡単
に取
り付
け可
能で
ある
。最
近で
は一
般の
方で
も貼
るこ
とが
でき
る商
品が
販売
され
てい
るが
、や
はり
職人
の技
には
かな
わな
い。
し
かし
、磁
石で
貼り
付け
るだ
けな
ら誰
でも
でき
るの
で、
とて
も需
要が
ある
と考
える
。
■ 優
秀賞
大分
大学
和田
貫汰
— 39 —
しか
しな
がら
、そも
そも
時計
の位
置を
変え
たり
壁紙
を変
えた
りし
よう
と思
わな
いと
いう
人も
いる
かも
しれ
ない
が、
スマ
カペ
はそ
うい
った
方々
の生
活に
も影
響を
与え
るこ
とが
でき
る。
模様
替え
をし
ない
理由
の一
つに
前述
した
「面
倒く
さい
」や
「時
間が
ない
」と
いう
事実
があ
る。
弊社
はま
さに
こう
いっ
た方
々が
気軽
に模
様替
えを
して
くれ
るこ
とを
願っ
てい
る。「
あそ
こに
時計
があ
るか
ら机
の配
置を
変え
られ
ない
」「あ
そこ
に写
真を
飾っ
てい
るか
ら、
この
ソフ
ァは
ここ
にし
か置
けな
い」
では
なく
「机
をこ
こに
もっ
てき
たい
から
時計
を動
かそ
う」「
ソフ
ァを
ここ
に置
きた
いか
ら、
写真
を見
える
位置
に移
動さ
せよ
う」
とい
う発
想に
変わ
って
いき
、一
生飽
きる
こと
のな
い空
間を
届け
てい
きた
い。
3.
ビ
ジネ
スプ
ラン
の新
規性
、便
利性
、独
創性
、特
徴
新規
性と
いう
点に
おい
ては
『ス
マカ
ペ』
のシ
ステ
ムを
空間
デザ
イン
に取
り入
れた
こと
に新
しさ
があ
ると
考え
る。
商品
の見
た目
自体
は他
のイ
ンテ
リア
と変
わら
ない
上に
、磁
石で
壁に
くっ
つけ
ると
いう
発想
はす
でに
存在
して
いる
。しか
し、そ
の発
想を
空間
デザ
イン
の形
成に
関連
づけ
てい
るの
で、ア
イデ
アの
独創
性も
ある
。
4.
販売
ター
ゲッ
ト(顧
客)、
予想
され
る市
場規
模・
市場
動向
、販
売対
象エ
リア
の状
況及
びそ
の裏
づけ
販
売タ
ーゲ
ット
は20
代か
ら60
代の
住宅
購入
者、
住宅
関連
用品
の購
入者
であ
る。
加え
てこ
れか
ら建
設さ
れる
マン
ショ
ンや
アパ
ート
、オ
フィ
スの
家主
およ
び施
工関
係業
者も
ター
ゲッ
トに
入れ
てい
る。
予想
され
る市
場は
二つ
に分
かれ
る。
一つ
は、
一般
の
住
宅。
もう
一つ
がオ
フィ
スや
施設
であ
る。
5.
マー
ケテ
ィン
グ戦
略《
基本
戦略
、価
格戦
略(販
売価
格、
価格
設定
方針
)、販
売戦
略、
販促
戦略
など
》
【価
格戦
略】〈
販売
価格
/原価
) イ
ンテ
リア
[時
計](
\4,5
00/\
1,50
0)
・・
・
MI1
イ
ンテ
リア
[棚
](\1
,350
/\70
0)
・・
・
MI2
イ
ンテ
リア
[写
真入
れ]
(\1,
350/
\700
)
・
・・
M
I3
ウォ
ール
[10
00m
m×
1000
mm
](\8
,500
/\4,
000)
・・
・
MW
ス
マー
トイ
ンテ
リア
[円
型](
\11,
700/
\6,6
00)
・
・・
SI
1 ス
マー
トイ
ンテ
リア
[⾧方
形](
\11,
700/
\6,6
00)
・
・・
SI
2 全
ての
商品
の価
格は
販売
価格
に対
する
原価
の割
合を
約40
%に
設定
。こ
れは
家具
・雑
貨を
扱う
N社
の原
価よ
りも
少し
低い
。「マ
グネ
ット
イン
テリ
ア」
の価
格は
競合
会社
の商
品と
ほぼ
同じ
価格
に設
定し
た。
さら
に、
消費
税が
10%
にな
るこ
とを
考え
、税
込の
価格
が高
くな
りす
ぎな
いよ
うに
考慮
した
。ま
た、「
ウォ
ール
」に
関し
ては
1平
方メ
ート
ルあ
たり
の価
格で
提示
し、
お客
が自
身で
見積
もり
しや
すい
よう
にし
た。
【
販促
戦略
】
①住
宅展
示場
にパ
ンフ
レッ
トを
置く
。②
「ス
マカ
ペ」
を大
々的
に売
り出
した
建築
会社
のTV
CMを
する
。③
SNS
など
を利
用し
た宣
伝か
ら始
めて
いく
。住
宅展
示場
では
実際
に「
スマ
カペ
」を
体験
でき
る場
を設
け、
一般
の方
でも
簡単
にで
きる
機能
であ
るこ
とを
伝え
てい
く。
TVCM
は「
スマ
カペ
」と
いう
言葉
を耳
に残
すこ
とが
目的
であ
る。
聞き
覚え
があ
ると
感じ
ても
らえ
るよ
うな
宣伝
をし
てい
く必
要が
ある
。最
後に
SNS
はイ
ンス
タグ
ラム
、Fa
cebo
okを
中心
に行
い、
他に
はYo
uTub
eな
ども
需要
な宣
伝媒
体に
なっ
てく
る。
理由
は印
象に
残り
やす
いか
らで
ある
。実
際に
私も
経験
して
感じ
たが
、イ
ンス
タグ
ラム
やYo
uTub
eで
のCM
はと
ても
記憶
にの
こる
。ま
た、
視聴
者の
特徴
に合
わせ
たCM
を流
せる
のが
SNS
など
のメ
リッ
トで
ある
ので
、「住
宅」「
イン
テリ
ア」
など
に興
味を
持つ
顧客
に絞
り込
んで
CMを
流す
こと
がで
きる
6.類
似ビ
ジネ
スと
の相
違点
(競
合製
品・
商品
サー
ビス
と比
べて
優位
性と
弱点
)
7.事
業実
施上
の問
題点
・リ
スク
問
題点
やリ
スク
は2
つ。
まず
、一
つ目
が磁
石を
使っ
た商
品に
なる
ので
、電
子機
器な
どに
不具
合を
もた
らす
可能
性が
ある
ため
、電
子機
器に
与え
る影
響具
合を
調べ
る必
要が
ある
。二
つ目
が、
磁石
だけ
によ
る強
度で
ある
。ど
ちら
の問
題点
も商
品化
する
前に
しっ
かり
とし
た測
定検
査が
必要
とな
って
くる
。
8.こ
の事
業に
関す
るあ
なた
の経
験、
技能
、資
格、
特許
、ノ
ウハ
ウな
ど
設計
、デ
ザイ
ンは
現在
学習
中で
ある
ため
住宅
の一
部に
「ス
マカ
ペ」
を活
用し
た住
宅設
計が
可能
にな
る。
また
、私
のコ
ース
では
空き
家問
題や
地域
の過
疎化
問題
など
も触
れる
機会
が多
いの
で、「
スマ
カペ
」を
活用
した
飽き
るこ
との
ない
住宅
設計
を可
能に
し、
人々
がず
っと
住み
続け
る家
づく
りを
目指
すこ
とが
でき
る。
さ
らに
、20
18年
の夏
にNA
SAへ
の2
週間
の研
究留
学を
した
経験
があ
り、
その
際に
行わ
れた
X-pr
ize
とい
う宇
宙ビ
ジネ
スコ
ンテ
スト
で優
勝し
た実
績を
残し
てい
る。
この
コン
テス
トで
は、
実際
に自
分の
宇宙
開発
会社
を持
って
いる
とし
たら
、ど
のよ
うに
して
火星
移住
につ
なげ
るか
とい
うビ
ジネ
スプ
ラン
を発
表し
た。
東大
、筑
波大
など
宇宙
開発
に力
をい
れて
いる
大学
の学
生が
いる
中、
この
賞を
獲得
でき
たこ
とは
私に
とっ
て今
回の
「ス
マカ
ペ」
を成
功さ
せる
糧に
なる
と思
って
いる
。
最
後に
、先
月大
分大
学で
行わ
れた
ビジ
ネス
プラ
ンコ
ンテ
スト
では
弊社
WAD
AIKU
の『
スマ
カペ
』が
優秀
賞に
選ば
れた
。日本
文理
大学
や立
命館
アジ
ア環
太平
洋大
学の
関係
者の
方々
にも
高く
評価
して
いた
だい
たビ
ジネ
スプ
ラン
であ
る。
競 合
会
社
競合
会社
の優
位点
や特
徴お
よび
弊社
の弱
点
競合
会社
との
比較
の上
、弊
社が
持つ
優位
点
I社
おし
ゃれ
なデ
ザイ
ンや
良質
な材
料を
使っ
たイ
ンテ
リア
の製
造。
日本
では
設立
10周
年を
迎え
、世
界で
は70
年を
超え
る歴
史を
持つ
。北
欧の
イン
テリ
アを
売り
に多
くの
日本
人の
興味
を集
めて
いる
。
デザ
イン
性と
いう
面で
は、「
スマ
ート
イン
テリ
ア」
はど
んな
デザ
イン
にで
も変
化す
るこ
とが
可能
なの
で、
気に
入っ
たデ
ザイ
ンが
見つ
かる
まで
何度
でも
試
すこ
とが
でき
る。
N社
お
値段
以上
の質
を売
りに
販売
。リ
ーズ
ナブ
ルな
価格
にも
関わ
らず
、お
しゃ
れな
デザ
イン
が人
気。
新居
向け
の家
具の
パッ
ク販
売な
どが
あり
、新
生活
の始
まり
には
誰も
が立
ち寄
る。
価格
の設
定は
N社
に合
わせ
たも
のな
ので
、弊
社も
リー
ズナ
ブル
に提
供で
きる
。さ
らに
、N
社の
場合
部屋
のデ
ザイ
ンに
合わ
せた
家具
選び
が必
要に
なっ
てく
るが
、弊
社の
場合
先に
部屋
のデ
ザイ
ンを
作っ
て
しま
うこ
とが
でき
るの
で、
家具
選び
も容
易に
なる
だ
ろう
。
T社
大
型シ
ョッ
ピン
グセ
ンタ
ーな
どに
複合
され
てい
るこ
とが
多く
、多
くの
人が
利用
した
こと
があ
るは
ずだ
。D
IYキ
ッド
を利
用し
て自
作の
イン
テリ
アを
つく
るこ
とが
可能
で、
自分
で部
屋を
アレ
ンジ
した
い人
はこ
のお
店を
利用
する
だ
ろう
。
自分
の部
屋を
レイ
アウ
トす
ると
いう
点に
おい
ては
T社
に負
けて
いな
い。お
客様
が思
い描
くデ
ザイ
ンを
実現
でき
る。ま
た一
度作
って
取り
付け
たも
のを
取り
外す
のが
大変
なD
IYに
比べ
て、
手軽
に模
様替
え
な
どが
可能
。
— 40 —
9.事
業の
社会
貢献
度(
ビジ
ネス
の必
要性
)、実
現性
や将
来の
事業
家と
して
の抱
負
①過
疎化
した
地域
や空
き家
問題
を抱
える
地域
のリ
フォ
ーム
の手
助け
をし
てい
く。『
スマ
カペ
』を
利用
した
地方
創生
にも
力を
入れ
てい
く予
定だ
。②
将来
的に
は『
スマ
カペ
・テ
クノ
ロジ
ー』
とい
う商
品を
提供
して
いく
予定
だ。
この
商品
はま
だ開
発途
中で
ある
が、
かな
り便
利な
機能
にな
ると
考え
てい
る。
簡単
に説
明す
ると
、考
えた
デザ
イン
通り
にイ
ンテ
リア
が勝
手に
動く
シス
テム
であ
る。
専用
のア
プリ
上で
イン
テリ
アの
配置
をき
めて
動か
すこ
とが
でき
る。
この
機能
は空
間デ
ザイ
ンだ
けで
なく
、「小
学生
向け
のプ
ログ
ラミ
ング
教育
」の
一環
とし
て社
会に
発信
して
いき
たい
と考
えて
いる
。③
そし
て、
最も
大き
な弊
社の
目標
は原
点で
ある
宇宙
開発
であ
る。
まだ
世の
中に
は知
られ
てい
ない
が、
宇宙
開発
の中
では
、宇
宙建
築と
いう
分野
が近
年発
達し
てき
てい
る。
弊社
はこ
の宇
宙建
築の
前線
で活
躍で
きる
よう
躍進
して
いき
たい
。
10.売
上・
利益
計画
(
単位
:千
円)
事
業・
商品
別計
画
(事
業名
・商
品名
)
第
1 期
(令
和5
年 1
~6
月期
)
第
2 期
(令
和5
年 7
~12
月期
) 第
3
期
(令
和6
年 1
~6
月期
)
イン
テリ
ア
ウォ
ール
ス
マー
トイ
ンテ
リア
(
59.7
%)
7,20
0[4,
300]
(
52.9
%)
8,50
0[4,
500]
(
43.6
%)
11,7
00[5
,100
]
(
59.7
%)
36,0
00[2
1,50
0]
(
52.9
%)
37,5
00[2
2,50
0]
(43
.6%
)
35,1
00[1
5,13
00]
(
59.7
%)
148,
500[
84,5
00]
(
52.9
%)
85
,000
[45,
000]
(
43.6
%)
93
,600
[40,
800]
売上
高計
27
,400
11
3,60
0 32
7,10
0
経常
利益
8,
340
35,5
80
101,
880
(
)内
は粗
利益
率 [
]内
は粗
利益
※
前期
の粗
利益
の4
割を
販管
費に
回す
。
【各
商品
売り
上げ
個数
目標
】
〈第
1期
〉
MI1
×1,
000,
MI2
×1,
000,
MI3
×1,
000,
MW
×1,
000,
SI1
×50
0, S
I2×
500
〈第
2期
〉
MI1
×5,
000,
MI2
×5,
000,
MI3
×5,
000,
MW
×5,
000,
SI1
×1,
500,
SI2
×1,
500
〈第
3期
〉
MI1
×5,
000,
MI2
×30
,000
, MI3
×30
,000
, MW
×10
,000
, SI1
×4,
000,
SI2
×4,
000
11.資
金計
画 必
要資
金
金額
調
達方
法
金額
原
材料
広
告・
宣伝
24
0,00
0
1,00
0
クラ
ウド
ファ
ンデ
ィン
グ
ベン
チャ
ーキ
ャピ
タル
1,
000
100,
000
12.別
紙
添付
資料
(カ
タロ
グ・
写真
・記
事)
Xpr
izeでいただいた優勝メダ
— 41 —
第19
回 九
州・
大学
発ベ
ンチ
ャー
・ビ
ジネ
スプ
ラン
コン
テス
ト 事
業計
画書
学
校
名
北九
州工
業高
等専
門学
校
代表
者名
山
本
悠加
共同
提案
者名
富
田川
皐
記
事
業
名
ヘル
スケ
アロ
ボッ
トと
健康
手帳
によ
る次
世代
健康
管理
モデ
ル
キャッチ
フレーズ
未
来の
健康
のた
めに
、三
日坊
主と
さよ
うな
ら
1.
あな
たの
ビジ
ネス
プラ
ンの
概要
を簡
潔に
(150
文字
程度
)に
文章
でま
とめ
てく
ださ
い。
①
誰に
、何
を、
どう
やっ
て提
供す
るビ
ジネ
スで
すか
?
② あ
なた
がこ
のビ
ジネ
スで
果た
す役
割は
何で
すか
?
③ ど
うや
って
収益
を得
ます
か?
等
の要
素を
盛り
込ん
でま
とめ
てく
ださ
い。
①
子供
から
大人
まで
幅広
い世
代を
対象
に、
楽し
みな
がら
健康
状態
をチ
ェッ
クし
、健
康管
理を
行う
ため
の指
標を
ヘル
スケ
アロ
ボッ
トと
関連
アプ
リケ
ーシ
ョン
・シ
ステ
ムに
よっ
て提
供す
るビ
ジネ
スで
ある
。②
使い
心地
を考
慮し
なが
らロ
ボッ
ト本
体と
その
シス
テム
を開
発す
る。
③主
たる
収益
は消
費誘
導に
よる
広告
収入
と利
用者
のシ
ステ
ム使
用料
の一
部に
よっ
て得
る。
2.
ビジ
ネス
プラ
ンの
具体
的内
容
(テ
ーマ
/商
品・サ
ービ
スの
内容
、着
眼点
、事
業化
計画
、事
業形
態、
事業
の将
来ビ
ジョ
ン、
他の
企業
との
連携
状況
など
) (1
) 着
眼点
日
本国
内の
医療
費は
平成
28年
度に
約42
兆円
にま
で増
加し
、政
府や
自治
体の
大き
な負
担と
なっ
てい
る(
図1)
。ま
た、
日本
にお
ける
死因
の約
半数
、健
康保
険組
合連
合会
加入
者の
総医
療費
のう
ち11
.2%
を生
活習
慣病
が占
めて
おり
、そ
の予
防と
改善
は急
務で
ある
(図
2、図
3)。
さら
に、
平均
寿命
の延
伸に
より
人生
100
年時
代を
迎え
るに
あた
って
不安
を感
じる
こと
とし
て、「
老後
の生
活設
計」(
60.4
%)
に次
いで
「自
身の
健康
」(57
.2%
)「家
族の
健康
」(44
.8%
)が
多い
とい
う調
査結
果も
公表
され
てい
る(
図4)
。ま
た近
年、
食習
慣の
変化
や運
動不
足、
夜更
かし
によ
る睡
眠不
足な
どが
原因
で小
児生
活習
慣病
が増
加し
てい
る。
小児
期の
生活
習慣
は成
人後
の生
活習
慣に
も影
響す
るこ
とか
ら、
小児
期か
ら生
涯を
かけ
ての
健康
管理
が必
要で
ある
と言
える
(図
5)。
そ
こで
我々
は、
子供
から
大人
まで
幅広
い年
齢層
を対
象と
した
健康
管理
シス
テム
を開
発す
るこ
とで
、生
活習
慣病
を含
む病
気の
予防
とそ
れに
伴う
将来
の医
療費
負担
減、
また
健康
に関
する
デー
タ収
集に
よる
医療
・教
育・
産業
分野
など
への
貢献
がで
きる
ので
はな
いか
と考
えた
。
図1. 国
民医
療費
・対
国内
総生
産・
対国
民所
得比
率の
年次
推移
図
2. 主
な死
因別
死亡
数の
割合(平
成30
年)
■ 優
秀賞
北
九州
工業
高等
専門
学校
山本
悠加
— 42 —
(2)
事業
概要
本
事業
では
、生
活習
慣病
を含
む病
気予
防の
ため
のた
めに
、短
い周
期で
行う
定期
的な
健康
診断
の場
とそ
の管
理ツ
ール
を提
供す
る。
セン
サで
測定
した
バイ
タル
情報
と活
動情
報、
入力
され
た食
事の
情報
など
を健
康管
理用
アプ
リケ
ーシ
ョン
で一
元管
理し
、一
般的
に集
めら
れた
デー
タを
もと
にし
た共
通の
分析
結果
では
なく
、ユ
ーザ
ーの
体質
や行
動に
合わ
せた
分析
結果
を知
らせ
る。
身体
・活
動量
の情
報収
集方
法に
は、
ヘル
スケ
アロ
ボッ
トに
よる
測定
・ウ
ェア
ラブ
ルデ
バイ
スに
よる
測定
・ア
プリ
内に
おけ
るユ
ーザ
ーの
直接
入力
があ
る。
ヘル
スケ
アロ
ボッ
トの
設置
場所
やそ
の他
健康
に関
する
商品
・サ
ービ
スを
扱う
企業
と契
約を
結び
、各
契約
先の
ポイ
ント
カー
ドと
の連
携、
健康
状態
の分
析結
果を
もと
にし
た商
品・
サー
ビス
紹介
、そ
れら
の商
品購
入時
・サ
ービ
ス利
用時
に使
える
割引
券の
発行
など
によ
り消
費誘
導を
行い
、広
告収
入を
得る
。ま
た、
ユー
ザー
情報
をそ
れら
の場
所で
の消
費記
録と
結び
つけ
るこ
とで
、様
々な
ユー
ザー
のプ
ロフ
ィー
ル・
生活
習慣
と健
康状
態や
消費
活動
に関
する
情報
を得
るこ
とが
でき
る。
これ
は契
約企
業に
とっ
ては
ニー
ズ分
析、
社会
的に
は健
康に
関す
る活
動と
その
消費
活動
など
あら
ゆる
要素
の関
係性
調査
のた
めの
デー
タ収
集が
でき
ると
いう
こと
であ
り、
産学
官ど
の分
野に
おい
ても
有用
なデ
ータ
を集
める
こと
ので
きる
シス
テム
であ
ると
言え
る。
図3. 生
活習
慣病
10疾
患の
医療
費構
成割
合
図5. 小
児期
の生
活習
慣が
及ぼ
す成
人後
の生
活習
慣病
への
影響
図4. 人
生100
年時
代を
迎え
るに
あた
って
、不
安を
感じ
るこ
と
[
複数
回答
可]
図6.事
業概
要図
(i)
ヘ
ルス
ケア
ロボ
ット
ヘ
ルス
ケア
ロボ
ット
(図
7、図
8)は
健康
維持
・改
善の
意識
が高
い人
が集
まる
場(
薬局
やス
ポー
ツジ
ムな
ど)
や子
供と
保護
者が
集ま
る場
(シ
ョッ
ピン
グモ
ール
や習
い事
の場
)に
設置
する
。測
定項
目は
身⾧
、体
重、
BMI、
体温
、血
圧、
脈拍
、視
力、
体脂
肪率
、脂
肪代
謝レ
ベル
、ア
ルコ
ール
摂取
の有
無で
、こ
れら
の測
定を
約5
分間
で行
う。
また
、子
供か
ら大
人ま
で幅
広い
年齢
層の
利用
を可
能に
する
ため
、対
象身
⾧を
95~
195[
cm]と
して
いる
(図
9)。
利用
に際
して
、使
用料
金の
支払
いに
は現
金に
よる
支払
いの
他、
ICカ
ード
や二
次元
バー
コー
ドに
も対
応し
てお
り、
アカ
ウン
ト認
証に
かか
る時
間の
短縮
や他
サー
ビス
との
連携
を可
能に
して
いる
。
本ロ
ボッ
トに
よる
計測
はユ
ーザ
ー一
人に
対し
、週
に一
回も
しく
は月
に数
回程
度を
想定
して
いる
。
(ii)
健
康手
帳
健康
管理
用ア
プリ
ケー
ショ
ンと
して
「健
康手
帳」
を開
発中
であ
り、
ゲー
ム機
能「
不健
康な
勇者
」と
ポイ
ント
収集
機能
が搭
載し
てい
る。
ロボ
ット
使用
やウ
ェア
ラブ
ルデ
バイ
スで
の運
動検
知に
よっ
てロ
グイ
ンボ
ーナ
ス、
また
健康
状態
が適
正値
であ
った
際や
適正
値に
近づ
いた
際な
どに
ポイ
ント
を付
与し
、ア
プリ
内の
ゲー
ムキ
ャラ
クタ
ーで
ある
不健
康な
勇者
の育
成を
行う
こと
がで
きる
。こ
れは
本人
の健
康状
態と
リン
クし
てお
り、
家族
であ
れば
ゲー
ム内
の同
じフ
ィー
ルド
に複
数ア
カウ
ント
を登
録す
るな
どし
て子
供や
離れ
て暮
らす
高齢
の家
族の
健康
状態
をチ
ェッ
クす
るこ
とが
でき
る。
小さ
な子
供を
持つ
親の
場合
、学
校の
健康
診断
だけ
では
知る
こと
ので
きな
い子
供の
細か
な体
調・
成⾧
の変
化を
記録
する
こと
がで
きる
一方
、ゲ
ーミ
ング
によ
って
子供
にと
って
も楽
しい
、健
康に
つな
がる
活動
への
取り
組み
を促
すこ
とが
でき
る。
さら
に、
幼稚
園や
小中
学校
との
健康
情報
の共
有に
より
、教
育機
関側
は子
供の
自己
申告
や親
から
の連
絡に
頼ら
ない
正確
な子
供の
体調
を知
るこ
とが
でき
、保
護者
側は
逆に
学校
側が
気付
いた
細か
な体
調の
変化
に関
する
連絡
を受
け取
るこ
とが
でき
る。
また
、離
れて
暮ら
す高
齢家
族の
見守
りに
関し
ては
、ゲ
ーム
を利
用す
るこ
とで
「一
方的
に監
視さ
れて
いる
」と
いう
意識
を減
らす
こと
を目
的と
して
いる
。ま
た、
親子
三代
で利
用す
る場
合、
祖父
母に
とっ
ては
健康
手帳
を通
じて
離れ
て暮
らす
孫の
状態
も確
認す
るこ
とが
でき
ると
いう
利点
もあ
る。
食
事の
入力
には
基本
的な
食材
の栄
養価
と共
に、
学校
給食
の献
立表
や代
表的
な料
理の
栄養
価を
デー
タと
して
利用
する
こと
で入
力の
簡素
化を
図る
。
(iii
) デ
ータ
分析
によ
る消
費誘
導
本
事業
の大
きな
目的
の一
つに
、健
康に
関す
るデ
ータ
の収
集と
その
分析
が挙
げら
れる
。利
用者
了承
の下
、一
元化
した
健康
状態
や活
動の
デー
タを
、商
品購
入履
歴や
食事
のデ
ータ
と併
せて
分析
する
。ま
たそ
れら
を契
約企
業の
商品
・サ
ービ
スデ
ータ
と照
らし
合わ
せる
こと
で、
利用
者の
状態
や好
みに
合わ
せた
商品
やサ
ービ
スの
情報
を推
奨商
品・
サー
ビス
とし
て割
引券
や割
引コ
ード
と共
に利
用者
に提
示す
る。
実際
にそ
の割
引を
利用
して
ユー
ザー
が消
費活
動を
行う
こと
で、
本シ
ステ
ムが
契約
企業
の売
り上
げに
貢献
した
こと
が証
明で
きる
仕組
みで
ある
。
図 7. ヘ
ルス
ケア
ロボ
ット
図 8. ヘ
ルス
ケア
ロボ
ット
の測
定機
器配
置
図 9. 身
⾧に
応じ
た使
用時
のイ
メー
ジ
— 43 —
3.
ビジ
ネス
プラ
ンの
新規
性、
便利
性、
独創
性、
特徴
(1
) 新
規性
本事
業は
ウェ
アラ
ブル
端末
によ
るコ
ンス
タン
トな
バイ
タル
測定
と、集
合場
所で
のヘ
ルス
ケア
ロボ
ット
によ
る身
体測
定、
また
その
デー
タと
利用
者の
活動
・食
事情
報に
関す
るデ
ータ
を収
集・
分析
して
消費
活動
を促
す点
に新
規性
があ
る。
また
、生
活習
慣病
など
の予
防を
アカ
ウン
ト毎
に生
成さ
れる
キャ
ラク
ター
の育
成ゲ
ーム
やポ
イン
ト制
度に
よっ
て楽
しく
継続
的に
行う
こと
がで
き、将
来の
国民
医療
費の
負担
減少
や国
民の
健康
に関
する
研究
用デ
ータ
の収
集に
貢献
でき
る。
(2)
利便
性
ヘル
スケ
アロ
ボッ
トに
関し
ては
、約
5分
間と
いう
短時
間で
一人
の身
体測
定を
終わ
らせ
るこ
とが
でき
る。
スマ
ート
フォ
ンア
プリ
「健
康手
帳」
によ
って
手軽
にそ
のデ
ータ
と分
析結
果を
知る
こと
がで
き、
親は
子供
の身
体情
報を
スマ
ート
フォ
ンや
印刷
用紙
で確
認で
きる
。前
回と
の比
較も
容易
にで
きる
上、
アカ
ウン
ト制
にす
るこ
とで
測定
場所
が変
わっ
ても
利用
継続
可能
であ
る。
(3)
独創
性・
特徴
単な
る健
康管
理ツ
ール
では
なく
、ゲ
ーミ
ング
によ
って
アミ
ュー
ズメ
ント
性を
持た
せて
いる
。ヘ
ルス
ケア
ロボ
ット
や外
部デ
ータ
ベー
ス、
ウェ
アラ
ブル
デバ
イス
を活
用す
るこ
とに
よっ
て手
入力
の煩
わし
さを
最小
限に
抑え
、楽
しく
継続
でき
る健
康管
理シ
ステ
ムに
なっ
てい
る。
また
、健
康管
理と
同時
に子
供の
成⾧
記録
や家
族の
見守
りと
して
の活
用法
も兼
ね備
えて
いる
こと
や、
健康
に関
する
商品
サー
ビス
との
関連
付け
、個
人情
報を
守り
なが
らの
ユー
ザー
デー
タの
抽出
と新
サー
ビス
に向
けて
のデ
ータ
利用
も独
自の
アイ
デア
であ
る。
4.
販売
ター
ゲッ
ト(顧
客)、
予想
され
る市
場規
模・
市場
動向
、販
売対
象エ
リア
の状
況及
びそ
の裏
づけ
(1
) 販
売タ
ーゲ
ット
ヘル
スケ
アロ
ボッ
トの
販売
ター
ゲッ
トは
、主に
日本
国内
のド
ラッ
グス
トア
やス
ポー
ツジ
ムな
ど健
康意
識の
高い
人が
集ま
る場
所と
、シ
ョッ
ピン
グセ
ンタ
ーや
スイ
ミン
グス
クー
ル、
ダン
スス
クー
ルな
ど子
供や
親が
集ま
る場
所を
想定
して
いる
。基
本的
には
それ
らの
利用
者が
エン
ドユ
ーザ
ーと
なる
が、
ヘル
スケ
アロ
ボッ
トを
利用
しな
い場
合で
も健
康手
帳の
利用
は可
能で
あり
、特
に枠
組み
を設
けず
一般
ユー
ザー
とす
るこ
とで
、あ
らゆ
る世
代・
環境
の利
用者
を獲
得す
る。
(2
) 予
想さ
れる
市場
規模
・市
場動
向
例
えば
、20
18年
のド
ラッ
グス
トア
の市
場規
模は
7.3
兆円
で前
年比
+6.
2%、
2000
年か
ら年
々増
加傾
向に
ある
。こ
れは
今後
も十
分に
成⾧
の見
込み
があ
り、
全国
のド
ラッ
グス
トア
のう
ち20
%と
契約
を結
んだ
場合
、約
1.5
兆円
の市
場と
して
期待
でき
る。
また
、フ
ィッ
トネ
スク
ラブ
の市
場規
模は
2016
年に
4,47
3億
円で
、前
年比
+0.
02%
では
ある
が、
施設
数は
2012
年か
ら年
々増
加し
てお
り、
2015
年か
ら20
16年
にか
けて
の施
設数
は前
年比
+0.
06%
であ
る。
これ
はフ
ィッ
トネ
スク
ラブ
の入
会金
や会
費が
安価
にな
って
きて
いる
とい
う考
察が
でき
、新
たな
切り
口か
らの
売り
上げ
UP
が求
めら
れて
いる
と言
える
。
ショ
ッピ
ング
セン
ター
の市
場規
模は
2016
年12
月末
時点
で推
定31
.3兆
円で
ある
が、
ネッ
トシ
ョッ
ピン
グの
普及
や開
発が
相次
いだ
ため
競争
は激
化し
てい
る。
そこ
で、
本シ
ステ
ムを
集客
・商
品購
入の
きっ
かけ
とし
て導
入し
ても
らえ
ない
か、提
案す
る余
地は
ある
と考
える
。また
、201
7年
の教
育産
業全
体の
市場
規模
は前
年比
+1.
8%で
約2.
6兆
円に
のぼ
り、
子供
が「
今、
習っ
てい
る習
い事
ラン
キン
グ」
では
水泳
が40
.8%
を占
め、
体操
やダ
ンス
、そ
の他
のス
ポー
ツが
15位
以内
に数
多く
ラン
クイ
ンし
てい
る。
少子
高齢
化の
影響
もあ
り、
子供
一人
にか
ける
教育
費は
年々
増加
して
いる
。こ
のこ
とか
ら、
教育
分野
にも
大き
な市
場が
見込
まれ
るこ
とが
予想
でき
る。
(3
) 販
売対
象エ
リア
の状
況及
びそ
の裏
づけ
まず
は開
発・
製造
の拠
点と
なる
九州
地方
での
事業
展開
を予
定し
てい
る。
ドラ
ッグ
スト
アに
関し
ては
、20
18年
の市
場全
体に
対し
て市
場規
模は
12.6
%の
9,49
4億
円で
あり
、売上
ラン
キン
グ3
位の
コス
モス
薬品
や地
域密
着型
薬局
とし
て急
成⾧
して
いる
サン
キュ
ード
ラッ
グが
拠点
とし
てい
る場
所で
ある
。ま
た、
都市
部へ
の若
者離
れも
問題
とな
って
いる
こと
から
、健康
管理
サー
ビス
を通
した
家族
との
コミ
ュニ
ケー
ショ
ンツ
ール
の需
要も
ある
と考
えら
れる
。
5.
マー
ケテ
ィン
グ戦
略《
基本
戦略
、価
格戦
略(販
売価
格、
価格
設定
方針
)、販
売戦
略、
販促
戦略
など
》
(1)
基本
戦略
基本
的に
は、ま
ずあ
る程
度人
口が
多い
地域
のド
ラッ
グス
トア
やシ
ョッ
ピン
グセ
ンタ
ーに
シス
テム
の導
入を
行い
、そ
の後
大都
市や
地方
へ本
シス
テム
を拡
大す
るこ
とで
、ネ
ット
ワー
クの
形成
を行
って
いく
。収
益は
、協
賛企
業か
らの
広告
収入
と利
用者
がシ
ステ
ムを
利用
する
際の
料金
の一
部に
よっ
て取
得す
る。
足掛
かり
とし
て、
2020
年1
月に
展示
会へ
の出
品や
年度
内の
札幌
ドラ
ッグ
への
試験
導入
が決
定し
てい
る。
(2
) 価
格戦
略・
販売
戦略
自社
は(株
)Nel
site
との
共同
運営
であ
るた
め、
ここ
では
共同
で運
用す
るヘ
ルス
ケア
ロボ
ット
と健
康手
帳の
価格
戦略
につ
いて
述べ
る。
まず
、ヘ
ルス
ケア
ロボ
ット
の提
供形
態に
は①
販売
と②
リー
ス契
約が
あり
、ど
ちら
かの
契約
によ
って
ロボ
ット
本体
を施
設に
設置
する
。ま
た、
設置
先の
施設
はそ
の場
所で
使え
るポ
イン
トカ
ード
をヘ
ルス
ケア
ロボ
ット
に対
応さ
せた
り、施
設内
のイ
ベン
トや
サー
ビス
の広
告と
して
ロボ
ット
を使
用し
たり
する
こと
がで
きる
。そ
のた
め、
①・
②と
は別
に③
ロボ
ット
によ
る広
告費
を徴
収す
る。
健
康手
帳に
関し
て、
アプ
リ自
体は
無料
でダ
ウン
ロー
ドで
き、
広く
普及
させ
る。
健康
に関
する
商品
・サ
ービ
スを
提供
する
企業
と契
約を
結び
、ユー
ザー
のサ
イト
訪問
やク
ーポ
ン利
用の
数に
応じ
て④
アプ
リ内
広告
収入
を得
る。
これ
よっ
て、
ドラ
ッグ
スト
アや
フィ
ット
ネス
クラ
ブ、
ショ
ッピ
ング
セン
ター
など
に本
シス
テム
活用
の促
進を
図る
。ま
た、
エン
ドユ
ーザ
ーに
はで
きる
だけ
のサ
ービ
スを
無料
で提
供す
る声
、気
軽に
利用
して
もら
える
よう
にし
てい
る。
図11
に①
~④
の価
格設
定を
示す
。
(3)
販促
戦略
表1
に、
利用
者と
本シ
ステ
ム導
入施
設、
並び
にそ
れ以
外の
健康
に関
する
商品
やサ
ービ
スを
提供
する
企業
にと
って
の本
シス
テム
利用
によ
るメ
リッ
トを
示し
てい
る。
また
、こ
れら
に留
まら
ず、
国民
の健
康デ
ータ
をコ
ンス
タン
トに
集め
、解
析で
きる
点に
おい
ては
、産
学官
どの
分野
にと
って
も有
用で
ある
ため
、将
来的
には
行政
機関
への
販売
促進
も十
分に
検討
して
よい
と言
える
。
表1.
本シ
ステ
ムに
よる
メリ
ット
ヘル
スケ
アロ
ボッ
ト
健康
手帳
利用
者
・コ
ンス
タン
トな
定期
検診
によ
る生
活習
慣予
防。
・
短時
間で
身体
測定
可能
。
・ゲ
ーム
への
ログ
イン
ボー
ナス
獲得
。
・商
品サ
ービ
スの
割引
券が
手に
入る
。
・ゲ
ーム
によ
って
楽し
く健
康管
理を
継続
。 ・
過去
の記
録・
家族
の記
録を
確認
可。
・
子供
の成
⾧記
録・
見守
りも
でき
る。
・
商品
サー
ビス
の割
引券
が手
に入
る。
・
学校
や病
院と
も連
携す
るこ
とで
、必
要な
時に
直接
アド
バイ
スを
もら
える
。
シス
テム
導入
施設
・集
客効
果に
より
売り
上げ
UP。
・
メデ
ィア
から
注目
され
る。
・
不特
定多
数に
向け
た広
告費
の削
減。
・割
引券
によ
って
集客
、売
上UP
。
・デ
ータ
を施
設利
用者
の分
析に
利用
可。
・
スマ
ート
フォ
ンを
通じ
て施
設で
のイ
ベン
トや
期間
限定
サー
ビス
の情
報配
信可
。
・ゲ
ーム
内で
、施
設オ
リジ
ナル
のア
イテ
ムや
キャ
ラク
ター
を用
意す
るこ
とで
さら
に集
客率
向上
。
健康
に関
する
商品
・
サー
ビス
提供
企業
・ロ
ボッ
ト設
置場
所へ
のマ
ーケ
ット
拡大
が狙
える
。
・推
奨商
品・
サー
ビス
を広
告と
して
登録
でき
、実
際に
売ら
れて
いる
場所
で宣
伝す
るこ
とに
より
売り
上げ
向上
につ
なが
る。
・
店舗
やエ
リア
ごと
の売
り上
げ調
査の
材料
とな
るデ
ータ
の収
集可
。
・商
品の
推奨
と共
にオ
ンラ
イン
ショ
ッピ
ング
サイ
トへ
と誘
導で
きる
。
・商
品購
入者
の健
康状
態や
生活
習慣
をデ
ータ
とし
て収
集で
き、
マー
ケテ
ィン
グに
使え
る。
・
不特
定多
数で
はな
く、
健康
意識
の高
い消
費者
に直
接宣
伝で
きる
。
図 11.
価格
設定
— 44 —
6.
類似
ビジ
ネス
との
相違
点 (
競合
製品
・商
品サ
ービ
スと
比べ
て優
位性
と弱
点)
類
似の
サー
ビス
とし
て、「
Hea
lthca
re P
erso
nal s
ervi
ce P
latfo
rm」(
富士
通株
式会
社)
の開
発が
行わ
れて
いる
。こ
れは
、パ
ーソ
ナル
・ヘ
ルス
・レ
コー
ド(
Pers
onal
Hea
lth R
ecor
d)に
よる
情報
を安
全に
蓄積
し、
活用
でき
る健
康寮
情報
管理
基盤
であ
る。
本事
業の
大き
な目
的の
一つ
であ
る、
健康
に関
する
情報
収集
基板
とい
う点
にお
いて
類似
して
いる
。プ
ラッ
トフ
ォー
ムの
開発
に焦
点を
当て
てい
るこ
とか
ら、
利用
者の
同意
管理
や医
療業
界に
特化
した
情報
管理
のノ
ウハ
ウに
つい
ては
本シ
ステ
ムで
見習
うべ
き点
であ
る。
しか
し一
方で
、デ
ータ
の収
集方
法や
活用
方法
は他
のサ
ービ
スを
利用
する
こと
が前
提と
され
てい
る部
分が
強く
、医療
機関
に行
く必
要の
ない
健康
な人
のデ
ータ
をど
のよ
うに
集め
るの
か、
また
それ
らを
どの
よう
に利
用し
、社
会に
浸透
させ
てい
くの
かま
では
考え
られ
てい
ない
。同
様に
、iP
hone
に標
準搭
載さ
れて
いる
「ヘ
ルス
ケア
」ア
プリ
をは
じめ
多く
の健
康管
理用
アプ
リが
リリ
ース
され
てい
る。
これ
らの
アプ
リの
多く
は、
ウェ
アラ
ブル
デバ
イス
や他
のス
ポー
ツ・
栄養
管理
アプ
リと
連携
はで
きる
もの
の、
身⾧
や視
力な
どは
手入
力に
頼る
場合
が多
く、
また
ゲー
ミン
グ機
能や
商品
の割
引券
付与
機能
を有
して
おら
ず、
継続
して
利用
され
にく
いの
が現
状で
ある
。
以上
より
、本
シス
テム
はこ
れら
の類
似ビ
ジネ
スと
比べ
てア
ミュ
ーズ
メン
ト性
が高
く、
他の
産業
とも
連携
しや
すい
ため
利用
者の
継続
利用
が期
待で
きる
点に
おい
て優
位性
を持
って
いる
と言
える
。
7.
事業
実施
上の
問題
点・
リス
ク
個人
情報
を扱
う上
で、セ
キュ
リテ
ィ対
策と
利用
者の
無理
のな
い同
意獲
得が
本サ
ービ
スの
鍵に
なる
と考
えて
いる
。ま
た、
ゲー
ム内
容を
工夫
して
ゲー
ム自
体に
飽き
られ
たり
しな
いよ
うに
する
こと
や、
需要
があ
って
本当
に利
用者
が求
める
商品
・サ
ービ
スの
割引
を提
供す
る必
要が
ある
。
8.
この
事業
に関
する
あな
たの
経験
、技
能、
資格
、特
許、
ノウ
ハウ
など
本事
業に
おい
て、(
株)N
elsi
teと
共同
で本
シス
テム
の研
究開
発を
行っ
てき
てい
る。私
はU
X(Us
er E
xper
ienc
e)を
考慮
した
シス
テム
の全
体設
計と
ヘル
スケ
アロ
ット
の設
計を
担当
して
おり
、北九
州工
業高
等専
門学
校で
本科
時代
に学
んだ
機械
・情
報・
制御
の専
門知
識と
実践
的な
技術
を応
用し
てい
る。
専攻
科生
産デ
ザイ
ン工
学科
では
学科
の垣
根を
越え
て産
業分
野全
体に
関わ
る学
業に
取り
組ん
でい
る。高
齢者
向け
ソー
シャ
ルロ
ボッ
トの
研究
開発
にお
いて
は、
実際
に開
発中
のロ
ボッ
トを
、高
齢者
をは
じめ
とす
る一
般の
方々
に使
用し
てい
ただ
き、
ヒア
リン
グ調
査を
もと
に改
良を
すす
めて
いる
。ま
た、
認知
症専
門の
介護
施設
と共
同で
行っ
てい
る、
認知
症に
特化
した
会話
ロボ
ット
の開
発に
は本
科4
年生
から
なる
高専
開発
チー
ムの
プロ
ジェ
クト
マネ
ージ
ャー
とし
てロ
ボッ
トの
開発
と共
にプ
ロジ
ェク
トマ
ネジ
メン
ト方
法を
実践
して
きた
。
さら
に、
ドイ
ツや
イギ
リス
、シ
ンガ
ポー
ルへ
の⾧
期留
学の
際に
得た
、あ
らゆ
る視
点か
ら物
事を
見る
目や
、文
化背
景の
違い
が生
み出
す価
値観
の違
いへ
の理
解を
用い
て、国
内外
問わ
ずユ
ーザ
ー目
線に
立っ
て製
品開
発を
行う
こと
で、
本シ
ステ
ムを
社会
に浸
透さ
せた
いと
考え
てい
る。
9.
事
業の
社会
貢献
度(
ビジ
ネス
の必
要性
)、実
現性
や将
来の
事業
家と
して
の抱
負
本事
業は
幼児
から
高齢
者ま
で幅
広い
年齢
層を
対象
とし
た健
康管
理ツ
ール
とデ
ータ
収集
シス
テム
の開
発・
提供
であ
る。日
本で
は、少
子高
齢化
が進
み金
銭面
や家
族に
関し
て不
安を
持つ
国民
が多
いこ
とが
明ら
かに
なっ
てい
る。
その
不安
の真
相を
調べ
ると
、将
来の
医療
費や
家族
の健
康に
関す
るも
のが
多く
、健
康状
態の
心配
が減
るこ
とは
未来
への
不安
が少
なく
なる
こと
であ
ると
言え
る。
本ビ
ジネ
スは
そん
な未
来の
社会
を明
るく
する
ため
に、
防げ
る病
気で
ある
生活
習慣
病を
始め
とし
た様
々な
病気
の予
防を
助け
る有
用性
の高
い事
業で
あり
、様々
な市
場へ
サー
ビス
展開
でき
るこ
とか
ら実
現性
も高
い。
我
々は
、予
防で
きる
病気
によ
って
苦し
む人
々を
少し
でも
減ら
し、
両親
や祖
父母
の世
代な
ど現
在の
社会
に生
きる
人々
と、
自分
の子
供や
孫の
世代
とい
った
未来
の人
々、
両方
が幸
せに
生き
生き
と暮
らせ
る社
会を
つく
る一
員に
なり
たい
と考
えて
いる
。
10. 売
上・
利益
計画
(
単位
:千
円)
(
)
内は
粗利
益率
11
. 資金
計画
(
単位
:千
円)
12. 別
紙
添付
資料
(カ
タロ
グ・
写真
・記
事)
等
開発
中の
ヘル
スケ
アロ
ボッ
トの
寸法
と機
器配
置図
を以
下に
示す
。
事業
・商
品別
計画
(
事業
名・
商品
名)
第
1
期
(
2020
年3
月期
)
第
2
期
(
20
21年
3月
期)
第
3
期
(
2022
年3
月期
)
ロボ
ット
・健
康手
帳広
告
ロボ
ット
販売
ロ
ボッ
トリ
ース
(
%)
1,4
10
(
%)
0
(
%)
14
(
%)
7,0
60
(
%)
1,3
50
(
%)
1
07
(
%)
49,
560
(
%)
1,
350
(
%)
22,
500
売上
高計
1
,424
8
,517
7
3,41
0 経
常利
益
-6,0
67
-7,6
28
79,
170
必要
資金
金
額
調
達方
法
金額
人
件費
仕入
れ
福利
厚生
設備
投資
費
そ
の他
6,70
0
2,
500
1,10
5
52
0
1,
551
(株)N
elsi
te
自
己負
担
補
助金
クラ
ウド
ファ
ンデ
ィン
グ
5,00
0
1,
000
1,00
0
70
0
— 45 —
202
第19
回 九
州・
大学
発ベ
ンチ
ャー
・ビ
ジネ
スプ
ラン
コン
テス
ト 事
業計
画書
学
校
名
北
九州
工業
高等
専門
学校
代
表者
名
波野
奎
友
共同
提案
者名
岡
部
結人
笛
凌
太郎
加
久
夏輝
事
業
名
AR技
術を
活用
した
技術
継承
支援
シス
テム
キャッチ
フレーズ
手
軽に
技術
をイ
ンス
トー
ル
1.
あな
たの
ビジ
ネス
プラ
ンの
概要
を簡
潔に
(150
文字
程度
)に
文章
でま
とめ
てく
ださ
い。
①
誰に
、何
を、
どう
やっ
て提
供す
るビ
ジネ
スで
すか
?
② あ
なた
がこ
のビ
ジネ
スで
果た
す役
割は
何で
すか
?
③ ど
うや
って
収益
を得
ます
か?
等
の要
素を
盛り
込ん
でま
とめ
てく
ださ
い。
多く
の企
業で
はマ
ニュ
アル
の電
子媒
体化
等の
手法
を取
るこ
とで
技術
の可
視化
を進
めて
いる
が、
技術
継承
には
多く
の時
間や
コス
トが
かか
る問
題が
残さ
れて
いる
。本
事業
では
継承
技術
にお
ける
暗黙
知等
を蓄
積す
るこ
とで
技能
の損
失を
防ぎ
、AR
トレ
ーニ
ング
サー
ビス
とし
て提
供す
るこ
とで
円滑
な技
術継
承を
図り
、企
業内
利益
の向
上に
貢献
する
。
2.
ビ
ジネ
スプ
ラン
の具
体的
内容
(
テー
マ/
商品
・サー
ビス
の内
容、
着眼
点、
事業
化計
画、
事業
形態
、事
業の
将来
ビジ
ョン
、他
の企
業と
の連
携状
況 な
ど)
(
1)テ
ーマ
/商品
・サ
ービ
スの
内容
本事
業で
提供
する
ART
S(A
R T
rain
ing
Serv
ices
)は、
口頭
や説
明書
など
では
伝承
が困
難な
知識
や技
能を
効率
的に
伝承
する
こと
を目
的と
した
ARト
レー
ニン
グサ
ービ
スで
ある
。熟
練の
作業
員が
これ
まで
会得
して
きた
技術
や技
能な
どの
暗黙
知を
ARマ
ニュ
アル
とし
て集
積・
トレ
ーニ
ング
デー
タと
して
実作
業風
景に
重ね
て投
影す
るこ
とで
後継
者は
トレ
ーニ
ング
内容
や注
意点
を効
率的
に理
解す
るこ
とが
でき
ると
とも
に、
発生
しう
る危
険や
事故
を予
測・
回避
する
こと
がで
きる
。また
、操作
にモ
ーシ
ョン
キャ
プチ
ャを
活用
する
こと
で、
後継
者は
ハン
ズフ
リー
でト
レー
ニン
グを
遂行
する
こと
がで
きる
ため
、手
の状
態い
かん
に関
わら
ず直
感的
に操
作を
行う
こと
がで
きる
。ま
た、
セン
サー
を活
用し
工作
機械
のパ
ラメ
タや
状態
をAR
TS連
携さ
せる
こと
でト
レー
ニン
グサ
ービ
スに
とど
まら
ず日
々の
業務
を支
援す
るシ
ステ
ムと
して
も活
用す
るこ
とが
でき
る。
(
2)
着眼
点
日
本国
内に
おい
て超
高齢
社会
の到
来に
伴う
労働
人口
の不
足が
深刻
化し
てい
るこ
とに
加え
、企
業内
にお
いて
は技
術の
継承
コス
トが
高す
ぎる
など
の問
題が
嘆か
れて
おり
、業
務の
効率
化を
図る
ため
にも
効率
的な
技術
継承
シス
テム
の確
立が
望ま
れて
いた
。我
々は
これ
らの
問題
につ
いて
強い
共感
を覚
える
とと
もに
早急
に解
決の
糸口
を掴
まな
けれ
ばな
らな
いと
いう
強い
危機
感を
持っ
てい
た。
これ
は、
高齢
化が
今後
深刻
化し
てい
くこ
とが
容易
に想
像で
きる
とと
もに
、製
造業
にお
いて
核と
なっ
てい
るコ
ア技
術や
知識
の円
滑な
継承
がで
きな
けれ
ば技
術の
損失
に繋
がり
結果
とし
て企
業レ
ベル
の低
下を
招く
と考
えら
れる
から
であ
る。
近年
にお
いて
は現
場で
活躍
する
高齢
者が
いる
が、
これ
らの
コア
技術
を保
有し
てい
る高
齢者
が今
後固
まっ
て退
職す
るこ
とを
考え
ると
、こ
れら
の技
術の
蓄積
と誰
でも
効率
的に
技術
の習
得が
でき
るシ
ステ
ムの
構築
はク
リテ
ィカ
ルな
問題
だと
考え
られ
る。
■ 優
秀賞
北
九州
工業
高等
専門
学校
波野
奎友
— 46 —
(3
)事
業化
計画
本事
業に
おい
て、
自社
は汎
用工
作機
械の
AR
トレ
ーニ
ング
デー
タの
販売
及び
作業
内容
に応
じた
工作
機械
のA
Rト
レー
ニン
グデ
ータ
の開
発を
行う
。主
たる
収益
はト
レー
ニン
グサ
ービ
スと
オプ
ショ
ンの
サブ
スク
リプ
ショ
ン契
約と
し、
サー
ビス
の契
約数
の増
加に
伴っ
て製
造・
販売
・メ
ンテ
ナン
スの
代理
店を
設け
る。
販売
ター
ゲッ
トで
ある
自社
工場
を保
有す
る企
業は
、継
承技
術の
AR化
をす
るこ
とで
技術
の蓄
積が
図れ
ると
とも
に、
トレ
ーニ
ング
内容
を統
一化
する
こと
がで
き効
率的
な技
術継
承を
行う
こと
がで
きる
。ま
た、
本サ
ービ
スを
活用
する
こと
によ
って
継承
者が
本来
負う
べき
だっ
た後
継者
のト
レー
ニン
グを
代替
する
こと
がで
きれ
ば、
その
分の
時間
を通
常業
務に
専念
する
こと
がで
き、
継承
コス
トを
抑え
るこ
とが
でき
ると
とも
に企
業内
利益
の向
上も
図る
こと
がで
きる
。
(4
)事
業の
将来
ビジ
ョン
利用
者に
本サ
ービ
スを
利用
して
いた
だく
ため
に、
ARト
レー
ニン
グサ
ービ
スと
して
止ま
らな
いさ
らな
る作
業の
効率
化を
図る
サー
ビス
の開
発を
展開
する
。工
場内
のマ
シン
の状
態を
セン
シン
グす
る機
能を
追加
する
こと
によ
って
、予
知保
全と
して
のサ
ービ
スを
提供
する
。ま
た、
汎用
工作
機械
を始
めと
した
工作
機器
のト
レー
ニン
グデ
ータ
を作
成し
た後
には
、そ
れら
のデ
ータ
を活
用し
技能
士の
資格
取得
サポ
ート
を図
るト
レー
ニン
グサ
ービ
スと
して
新た
な市
場の
拡大
を図
る。
3.
ビジ
ネス
プラ
ンの
新規
性、
便利
性、
独創
性、
特徴
(
1)
新規
性
本
事業
は汎
用工
作機
械を
始め
とし
た工
作機
械全
般の
利用
方法
や留
意点
など
を、
AR技
術を
活用
する
こと
によ
って
直感
的な
トレ
ーニ
ング
を実
現さ
せる
サー
ビス
であ
る。
これ
まで
にも
、AR
を活
用し
た業
務支
援サ
ービ
スを
提供
する
事業
者は
存在
する
が、
工作
機械
のト
レー
ニン
グに
焦点
を当
て、
機器
のセ
ンシ
ング
を行
うこ
とで
業務
のサ
ポー
トを
行う
サー
ビス
は存
在し
ない
。
(2
)利
便性
本事
業に
おけ
る各
作業
員の
メリ
ット
を以
下の
表に
まと
める
。
企業
・
継承
すべ
き知
識や
技術
をAR
デー
タと
して
蓄積
する
こと
がで
きる
。
・継
承コ
スト
を抑
え、
利益
向上
を図
るこ
とが
でき
る。
作
業者
(継
承者
)
・技
術の
継承
にか
かる
時間
を通
常業
務に
回す
こと
がで
きる
。
・作
業工
程の
再確
認が
でき
る。
後
継者
・
複雑
な操
作を
直感
的に
わか
りや
すく
学習
する
こと
がで
きる
。
・図
や動
画等
を併
用す
るこ
とで
言語
に関
わら
ず技
術の
習得
がで
きる
。
・実
際の
業務
を遂
行し
なが
ら実
践的
な知
識を
習熟
する
こと
がで
きる
。
・各
手順
に沿
って
留意
点を
確認
でき
るの
で、
事故
や危
機破
壊を
事前
に察
知で
きる
。
(3
)独
創性
・特
徴
本
サー
ビス
では
技術
継承
の一
手法
とし
てAR
及び
スマ
ート
グラ
スを
活用
する
こと
で、
事前
知識
のな
い被
継承
者に
もわ
かり
やす
く工
程に
沿っ
て1
つず
つ要
点の
説明
を行
う。
また
、本
サー
ビス
では
作業
用機
器の
セン
シン
グを
行う
こと
で機
器パ
ラメ
タの
可視
化・
値に
応じ
たア
ラー
トを
スマ
ート
グラ
ス上
に描
画す
るが
、工
作機
械な
どの
パラ
メタ
部の
撮影
・画
像認
識す
るシ
ステ
ムに
は独
自の
画像
処理
技術
であ
る画
像処
理に
関す
る特
許5
件[特
許第
468
3395
号,特
許第
510
5379
号,特
許第
510
5380
号,
特許
第51
0538
1 号
, 特
許第
519
7729
号]を
コア
とし
た高
速処
理を
行う
。
4.
販
売タ
ーゲ
ット
(顧客
)、予
想さ
れる
市場
規模
・市
場動
向、
販売
対象
エリ
アの
状況
及び
その
裏づ
け
(1
)販
売タ
ーゲ
ット
初期
の販
売タ
ーゲ
ット
は自
社工
場を
保有
する
企業
や学
習型
工場
を想
定し
てい
る。技
術継
承に
問題
を持
つ企
業は
少な
くな
く、
特に
製造
を行
う業
種に
関し
ては
技術
者の
持つ
知識
や業
は必
要不
可欠
なコ
ア技
術で
ある
。今
後、
企業
引い
ては
国内
全土
の高
齢化
が進
むこ
とも
考え
られ
、特に
小規
模で
の経
営を
行う
企業
にお
いて
は効
率的
な技
術継
承は
更に
重要
にな
る。
そこ
で、
本事
業で
提供
する
ARTS
に先
の技
術や
業を
可視
化的
に蓄
積し
後継
者に
訓練
デー
タと
して
提供
する
こと
で、
匠の
業の
損失
を防
ぎ効
率的
な伝
承を
行い
技術
継承
問題
の解
決に
繋げ
る。
(
2)
市場
規模
・市
場動
向
先
に述
べた
よう
に本
事業
にお
ける
第一
の販
売タ
ーゲ
ット
は自
社工
場を
持つ
企業
を対
象と
して
考え
てい
る。
総
務省
統計
局が
掲載
して
いる
産業
別統
計表
によ
ると
、20
18年
度に
おけ
る日
本国
内の
鉄鋼
・金
属製
品・
非鉄
金属
に関
する
事業
所の
数は
、全
国で
約3
万2
千箇
所有
ると
言わ
れて
おり
、ま
ずこ
の市
場へ
の参
入を
行う
。
ま
た、
製造
業の
IoT
及び
CPS
化の
市場
に関
して
は、
野村
総合
研究
所が
掲載
する
とこ
ろに
よる
と、
2018
年度
にお
ける
国内
のソ
フト
ウェ
アの
開発
市場
は50
00億
円を
超え
ると
推計
され
てお
り、
今後
も市
場規
模の
拡大
は続
き、
2022
年度
にお
いて
は3
兆を
超え
ると
推計
され
てい
る。
— 47 —
(3
)販
売エ
リア
の状
況及
びそ
の裏
付け
技術
継承
の問
題点
の究
明と
して
中小
企業
庁の
発布
する
中小
企業
白書
及び
大阪
中小
企業
診断
士会
のモ
ノづ
くり
企業
の技
能伝
承ア
ンケ
ート
を分
析す
る。
中小
企業
白書
によ
ると
、労
働生
産性
の向
上策
の一
つと
して
業務
員の
多能
工化
・兼
任化
が行
われ
てい
ると
挙げ
られ
てい
た。
具体
的な
取り
組み
例と
して
は「
業務
マニ
ュア
ルの
作成
・整
備」「
従業
員の
スキ
ルの
可視
化」
等が
挙げ
られ
てお
り、
主に
「日
々の
業務
を通
じて
」「熟
練社
員の
雇用
延⾧
」等
の方
法を
用い
て約
半数
の企
業が
取り
組ん
でい
た。
また
、技能
伝承
アン
ケー
トに
つい
ては
8割
を超
える
企業
が技
術伝
承の
重要
性を
認識
して
いた
が、そ
の一
方で
、う
まく
技術
伝承
をう
まく
進め
るこ
とが
でき
てい
ない
と回
答す
る企
業が
7割
に上
るこ
とが
確認
でき
た。そ
の問
題に
は多
くの
要因
が考
えら
れる
が、
その
中で
も特
に「
伝承
のノ
ウハ
ウが
ない
」や
「熟
練社
員の
指導
力不
足ま
たは
指導
欲が
不足
して
いる
」等
が多
く挙
げら
れて
いる
こと
に気
が付
いた
。こ
れは
、技
能を
伝承
する
ため
の適
切な
マニ
ュア
ル化
がで
きて
いな
いこ
とが
考え
られ
るた
め、中
小企
業が
円滑
な技
術伝
承を
図り
労働
生産
性を
上げ
るた
めに
は「
効率
的な
技術
の継
承」
を取
る必
要が
有る
と考
えら
れる
。
5.
マー
ケテ
ィン
グ戦
略《
基本
戦略
、価
格戦
略(販
売価
格、
価格
設定
方針
)、販
売戦
略、
販促
戦略
など
》
(1
)基
本戦
略
本
事業
にお
いて
はラ
ンニ
ング
コス
トの
低い
サー
ビス
とし
ての
提供
が見
込め
るた
め、3
年間
のサ
ブス
クリ
プシ
ョン
契約
を基
本方
針と
する
。事業
の収
益に
つい
ては
本体
サー
ビス
及び
追加
トレ
ーニ
ング
デー
タに
応じ
た月
毎の
サブ
スク
リプ
ショ
ン料
金か
ら得
る。
(
2)
価格
戦略
メン
テナ
ンス
や技
術の
デー
タ化
にか
かる
経費
獲得
のた
め、
サー
ビス
の本
体価
格を
月々
3万
円に
設定
する
。ま
た、
作業
内容
に応
じた
追加
のト
レー
ニン
グデ
ータ
の販
売に
関し
ては
一件
に付
き1
万円
~と
設定
し内
容量
に応
じて
その
都度
変更
する
もの
とす
る。
また
、3
年目
以降
の価
格を
下げ
るこ
とで
サー
ビス
の継
続的
な利
用を
促す
とと
もに
利用
者の
拡大
を図
る。
(
3)
販売
戦略
・販
促戦
略
導
入を
検討
して
もら
える
よう
な汎
用工
作機
械な
どの
デモ
ンス
トレ
ーシ
ョン
トレ
ーニ
ング
デー
タの
作成
を行
い、
試験
的な
導入
をし
ても
らう
。ま
た、
これ
らの
デモ
トレ
ーニ
ング
デー
タ等
を活
用し
たPR
映像
の作
成を
行い
SNS
など
での
配信
を行
う。
また
、事
業の
初期
段階
とし
ては
デー
タの
作成
や管
理、
メン
テナ
ンス
など
を自
社で
行い
、事業
の拡
大と
とも
に代
理店
を設
け積
極的
にビ
ジネ
スマ
ッチ
ング
など
に参
加す
るこ
とで
事業
の発
信を
図る
。 6.
類
似ビ
ジネ
スと
の相
違点
(競
合製
品・
商品
サー
ビス
と比
べて
優位
性と
弱点
)
技術
継承
とし
ての
競合
製品
とし
ては
東芝
デジ
タル
ソリ
ュー
ショ
ンズ
のM
eist
er A
R Su
ite等
が挙
げら
れる
が、
工作
機械
等に
フォ
ーカ
スを
当て
作成
され
たト
レー
ニン
グサ
ービ
スは
存在
しな
い。
また
、ト
レー
ニン
グデ
ータ
のマ
ニュ
アル
とし
てだ
けで
なく
マシ
ンの
セン
シン
グ及
び可
視化
を行
うこ
とで
通常
作業
のサ
ポー
トを
図る
サー
ビス
は存
在し
ない
。
技
術伝
承に
おけ
る迂
遠的
な競
合製
品と
して
はNC
工作
機械
等が
挙げ
られ
る。こ
れら
の複
合工
作機
械は
個人
の技
術量
にと
らわ
れず
高精
度な
作業
を自
動で
起こ
って
くれ
るメ
リッ
トが
有る
が、一
方で
単価
が非
常に
高く
導入
する
ため
には
多量
の元
手が
必要
とな
る。本
事業
では
企業
がも
とか
ら保
有す
る機
械に
最適
化し
たデ
ータ
を比
較的
安価
に販
売す
るこ
とで
、価
格面
での
差別
化を
図る
。
7.
事業
実施
上の
問題
点・
リス
ク
本
事業
では
汎用
機械
のト
レー
ニン
グデ
ータ
の販
売の
他に
企業
が固
有で
持つ
機械
に最
適化
した
デー
タを
販売
する
。そ
れら
のデ
ータ
の作
成・
使用
時に
はマ
シン
のデ
ータ
を収
集す
る必
要が
あり
、導
入先
の企
業内
のデ
ータ
を取
り扱
うこ
とと
なる
ため
、セ
キュ
リテ
ィの
強化
をし
なけ
れば
企業
には
「意
図し
ない
とこ
ろで
社外
にデ
ータ
が流
出す
るの
では
ない
か」
とい
う不
安が
発生
する
。使
用す
るデ
ータ
の利
用範
囲を
決め
るこ
とや
意図
しな
いデ
ータ
の流
出を
防ぐ
ため
のセ
キュ
リテ
ィ対
策を
講じ
るこ
とで
リス
ク回
避を
行う
。
AR
を活
用し
て視
界上
にデ
ータ
の表
示を
する
際に
、利
用者
の意
識が
画面
に集
中し
すぎ
ない
よう
に画
面設
計を
考え
る必
要が
ある
。文字
など
で表
示を
する
とそ
れら
の指
示を
読む
ため
に気
を取
られ
てし
まう
こと
が考
えら
れる
ため
「音
声や
画像
など
で表
示を
行う
」「作
業範
囲に
は表
示を
行わ
ない
」「実
作業
時に
は表
示を
消す
」等
の工
夫を
施す
こと
によ
って
リス
ク回
避を
行う
。
8.
この
事業
に関
する
あな
たの
経験
、技
能、
資格
、特
許、
ノウ
ハウ
など
本事
業代
表者
であ
る波
野は
北九
州高
専の
高専
ロボ
コン
チー
ムで
ある
Abou
ters
,Inc
.にて
製作
班と
して
マシ
ンの
設計
や社
⾧を
務め
た。
また
、2
年前
より
画像
処理
を用
いた
物体
検出
のプ
ロジ
ェク
トや
日本
人高
齢者
向け
のソ
ーシ
ャル
ロボ
ット
のコ
ーデ
ィン
グ等
を行
うな
ど、
ハー
ド・
ソフ
トと
もに
知識
と経
験が
有る
。ま
た、
所属
して
いる
研究
室で
は、
本事
業に
おけ
る高
速画
像処
理技
術(特
許5
件[特
許第
468
3395
号,特
許第
510
5379
号,特
許第
510
5380
号,
特許
第51
0538
1 号
, 特
許第
519
7729
号])
を保
有し
てお
り、
セン
シン
グ・
画像
処理
・人
工知
能等
を専
門と
する
CPS
を活
用し
たソ
リュ
ーシ
ョン
テク
ノロ
ジー
を提
唱し
て、
研究
開発
にお
いて
多く
の知
見を
有す
る。
— 48 —
9.
事業
の社
会貢
献度
(ビ
ジネ
スの
必要
性)、
実現
性や
将来
の事
業家
とし
ての
抱負
本事
業の
テー
マで
ある
ARを
活用
した
ソリ
ュー
ショ
ンテ
クノ
ロジ
ーは
超高
齢社
会・
多文
化社
会化
等に
よっ
て発
生す
る問
題を
解決
する
可能
性が
有り
、工
業に
限ら
ず様
々な
分野
での
研究
が行
われ
てい
る。
しか
し、
自動
化等
が盛
んに
研究
され
てい
る一
方で
完全
自動
化に
かか
るコ
スト
の問
題に
加え
、中核
層が
持つ
経験
や知
識に
は潜
在的
な価
値が
多く
存在
する
。そ
こで
、我
々は
これ
らの
知識
にAR
を融
合さ
せる
こと
で、
より
多く
の人
が高
い技
術を
身に
つけ
るこ
とが
でき
、よ
り安
心し
て習
得が
でき
る。
そん
な未
来を
実現
して
いき
たい
と思
う。
10
. 売上
・利
益計
画
(単
位:
千円
)
(
)
内は
粗利
益率
11
. 資金
計画
(
単位
:千
円)
12. 別
紙
添付
資料
(カ
タロ
グ・
写真
・記
事)
等
な
し
事業
・商
品別
計画
(
事業
名・
商品
名)
第
1
期
(
令和
2
年
4月
期)
第
3
期
(
令和
4
年
4月
期)
第
5
期
(
令和
6
年
4月
期)
サ
ービ
ス費
用
オプ
ショ
ン費
用
助成
金
0(
%)
0(
%
)
5,00
0(
%)
8,34
0(
%)
2,
780(
%
)
0(
%)
28,0
05(
%
)
9,30
6(
%)
0(
%
)
売上
高計
5,
000
18,8
77
31,7
16
経常
利益
▲
11,2
97
▲7,
757
7679
必要
資金
金
額
調
達方
法
金額
人
件費
シ
ステ
ム開
発費
設
備投
資費
福
利厚
生費
地
代家
費
雑費
18,0
60
3,60
0 72
0 72
0 60
0 31
2
サー
ビス
費用
オ
プシ
ョン
費用
28
,005
9,
306
第19
回 九
州・
大学
発ベ
ンチ
ャー
・ビ
ジネ
スプ
ラン
コン
テス
ト 事
業計
画書
学
校
名
九州
大学
代
表者
名
徳丸
貴哉
共同
提案
者名
北
井
偉槻
、井
上
元
事
業
名
電池
の性
能評
価シ
ミュ
レー
ショ
ンソ
フト
の開
発・
販売
キャッチ
フレーズ
電
池の
性能
評価
のパ
イオ
ニア
1.
あ
なた
のビ
ジネ
スプ
ラン
の概
要を
簡潔
に(1
50文
字程
度)
に文
章で
まと
めて
くだ
さい
。
① 誰
に、
何を
、ど
うや
って
提供
する
ビジ
ネス
です
か?
②
あな
たが
この
ビジ
ネス
で果
たす
役割
は何
です
か?
③
どう
やっ
て収
益を
得ま
すか
?
等の
要素
を盛
り込
んで
まと
めて
くだ
さい
。
私た
ちは
実電
極構
造の
電池
の性
能評
価を
する
ソフ
トウ
ェア
を開
発し
、電
池の
開発
を行
って
いる
企業
に対
して
販売
する
。
本ソ
フト
ウェ
アは
作製
プロ
セス
の最
適化
や電
池材
料の
開発
に寄
与し
、開
発中
の電
池の
性能
向上
や効
率の
良い
開発
方針
を立
てる
こと
を、
シミ
ュレ
ーシ
ョン
上で
早く
行う
こと
が出
来る
よう
にな
る。
2.
ビジ
ネス
プラ
ンの
具体
的内
容
(テ
ーマ
/商
品・サ
ービ
スの
内容
、着
眼点
、事
業化
計画
、事
業形
態、
事業
の将
来ビ
ジョ
ン、
他の
企業
との
連携
状況
など
) 私
たち
は電
池の
性能
評価
シミ
ュレ
ーシ
ョン
ソフ
トの
開発
・販
売を
行う
。
電気
自動
車、
スマ
ート
フォ
ン、
など
の発
達に
より
動力
源と
して
必要
不可
欠で
ある
蓄電
池の
需要
は年
々増
加傾
向に
ある
。
しか
し、
現在
の蓄
電池
の開
発は
、材
料や
その
分量
を少
しず
つ変
えな
がら
たく
さん
の電
極を
作製
し、
実際
に使
って
みて
性能
を検
査す
る。そ
して
、性能
の高
いい
くつ
かの
電極
を選
択す
ると
いう
サイ
クル
にな
って
いる
。ま
た、
実際
に使
って
検査
を行
った
とし
ても
1つ
の電
池の
中で
どの
部分
は性
能が
良く
てど
の部
分が
悪い
のか
とい
うこ
とま
では
分か
らず
、手
探り
で開
発を
進め
るし
かな
い状
況で
あり
、勘
に頼
らざ
るを
得な
い状
態に
あ
る。
こ
のよ
うに
、現
在は
大手
企業
が巨
額の
研究
開発
費を
投じ
て研
究者
たち
が手
探り
で開
発を
行っ
てい
るた
め、
資本
力の
ある
大企
業に
しか
開発
が出
来な
かっ
たり
、内
部状
態が
良く
わか
らな
いか
ら効
率の
良い
電池
が出
来て
いる
か分
から
ず、
開発
方針
が決
まら
ない
とい
う問
題が
ある
。
そこ
で私
たち
はス
クリ
ーニ
ング
をす
るた
めの
シミ
ュレ
ーシ
ョン
ソフ
トを
提供
する
。
スク
リー
ニン
グと
は複
数あ
るも
のか
ら条
件に
合う
もの
を選
別す
るこ
とを
いい
、こ
こで
は性
能の
良い
電極
を選
別す
るこ
とを
意味
する
。
実際
にこ
のソ
フト
ウェ
アは
現在
電池
メー
カー
数社
に利
用し
ても
らっ
てお
り、
今す
ぐに
でも
ビジ
ネス
を展
開で
きる
状態
にあ
る。
ま
た、
電極
内部
をシ
ミュ
レー
ショ
ンで
きる
と同
時に
現実
にあ
る電
池で
も仮
想の
電池
でも
性能
をシ
ミュ
レー
ショ
ンす
るこ
とが
可能
であ
るた
め、
高性
能な
電池
の開
発に
貢献
でき
る。
し
たが
って
、私
たち
のプ
ロダ
クト
を用
いる
と開
発サ
イク
ルを
早く
する
だけ
でな
く、
人件
費や
材料
費等
の開
発費
用を
抑え
るこ
とが
でき
るの
で、
費用
対効
果を
高め
るこ
とが
でき
る。
今
後の
展望
とし
て、
遺伝
的ア
ルゴ
リズ
ムを
もち
いた
AI開
発を
行う
こと
で、
今ま
で研
究者
たち
が手
探り
且つ
人力
で行
って
いた
効率
の良
い電
池の
開発
をコ
ンピ
ュー
タシ
ミュ
レー
ショ
ン上
で自
動的
に探
索で
きる
よう
にな
る。
こ
れに
より
、数
億円
単位
での
研究
開発
費カ
ット
を行
うこ
とが
出来
るよ
うに
なる
と同
時に
開発
の速
度も
上が
るた
め資
金力
のな
い企
業で
も電
池開
発が
出来
るよ
うに
なり
、こ
のソ
フト
ウェ
アの
需要
は爆
発的
に増
える
と見
込ん
でい
る。
本
事業
プラ
ンで
は、
登記
後、
3期
目に
売上
高1
億80
00万
円を
上げ
るこ
とを
計画
して
おり
、そ
の後
海外
進出
を考
えて
いる
。
■ 優
秀賞
九州
大学
徳丸
貴哉
— 49 —
3.
ビ
ジネ
スプ
ラン
の新
規性
、便
利性
、独
創性
、特
徴
私た
ちは
九州
大学
の井
上元
准教
授の
技術
を用
いて
いて
、実
電極
構造
の性
能評
価を
大ス
ケー
ルか
つ短
時間
でシ
ミュ
レー
ショ
ンで
きる
こと
が特
⾧で
ある
。
まず
、作
製さ
れた
電極
をX
線CT
やSE
Mで
撮影
し、
その
画像
を画
像処
理に
よっ
て三
値化
し、
三次
元に
モデ
リン
グす
る。
この
モデ
リン
グさ
れた
多孔
質電
極を
その
まま
シミ
ュレ
ーシ
ョン
する
と膨
大な
時間
がか
かる
ため
、10
メッ
シュ
を1
ブロ
ック
とし
て、
多孔
質電
極を
マル
チブ
ロッ
ク化
(粗
視化
)す
る。
マル
チブ
ロッ
ク化
する
こと
で、
1ブ
ロッ
クご
との
空隙
率と
屈曲
度の
値を
求め
るこ
とが
でき
る。
この
時、
屈曲
度の
異方
性を
考慮
して
計算
する
こと
で、
実際
の複
雑な
構造
での
計算
が可
能に
なっ
てい
る。
空隙
率と
屈曲
度の
2値
を用
いる
こと
で、
電解
液中
のイ
オン
伝導
度、
活物
質中
のイ
オン
伝導
度、
固相
中の
電子
伝導
度を
算出
する
こと
がで
きる
。そ
の後
、ブ
ロッ
ク間
の局
所輸
送係
数を
与え
て解
くこ
とで
、対
象と
なる
メッ
シュ
サイ
ズを
大き
くす
るこ
とが
でき
るた
め、
大ス
ケー
ルの
シミ
ュレ
ーシ
ョン
が可
能に
なっ
てい
る。
ま
た、
マル
チブ
ロッ
ク化
する
こと
で、
モデ
リン
グさ
れた
多孔
質電
極の
メッ
シュ
の数
が10
00分
の1
個に
なる
ため
、SEM
で撮
影し
たも
のを
あり
のま
ま数
値解
析す
るた
めに
かか
る時
間も
単純
に10
00分
の1
にな
り、
現在
ある
サー
ビス
と比
べ短
時間
でシ
ミュ
レー
ショ
ンが
でき
る。
こ
のマ
ルチ
ブロ
ック
法と
いう
技術
が私
たち
しか
持っ
てい
ない
技術
であ
り、
私た
ちの
最大
の特
⾧で
ある
、大
スケ
ール
かつ
短時
間で
電池
の性
能評
価の
シミ
ュレ
ーシ
ョン
を可
能に
して
いる
。
4.
販
売タ
ーゲ
ット
(顧客
)、予
想さ
れる
市場
規模
・市
場動
向、
販売
対象
エリ
アの
状況
及び
その
裏づ
け
私
たち
のタ
ーゲ
ット
は電
池メ
ーカ
ーで
ある
(パナ
ソニ
ック
、GS
ユア
サ等
)。
蓄電
池の
世界
市場
は20
16年
時点
で8
兆円
弱。
今後
の需
要開
拓に
よっ
て20
25年
に想
定さ
れて
いる
市場
は
約14
兆円
であ
る(
エネ
ルギ
ー・
大型
二次
電池
・材
料の
将来
展望
2017
:株
式会
社富
士経
済よ
り)。
私た
ちの
市場
は蓄
電池
市場
の中
の蓄
電池
のシ
ミュ
レー
ショ
ンソ
フト
の市
場で
ある
が、こ
れま
での
シミ
ュレ
ーシ
ョン
ソフ
トは
実電
極構
造の
シミ
ュレ
ート
がで
きな
いも
ので
あり
、私た
ちの
シミ
ュレ
ーシ
ョン
ソフ
トと
は解
決で
きる
こと
が違
う。
その
ため
、私
たち
が想
定し
てい
る市
場で
ある
蓄電
池の
開発
や新
たな
電極
の材
料に
関す
る市
場は
新規
の市
場で
ある
と考
える
。新
規の
市場
では
ある
が、
蓄電
池の
市場
はか
なり
伸び
てい
るた
め、
私た
ちの
市場
も今
後伸
びて
いく
と言
える
。競
合の
状況
につ
いて
は6.
競合
に記
載し
てい
る。
電
気自
動車
、ス
マー
トフ
ォン
、ノ
ート
パソ
コン
など
の発
達に
より
動力
源と
して
必要
不可
欠で
ある
蓄電
池の
需
要は
年々
増加
傾向
にあ
る。
需要
が高
まり
開発
が進
むこ
とを
考え
ると
、市
場と
して
はこ
れか
ら大
きく
なる
と考
える
。
販売
対象
エリ
アと
して
は、
国内
海外
問わ
ず展
開し
てい
く。
5.
マ
ーケ
ティ
ング
戦略
《基
本戦
略、
価格
戦略
(販売
価格
、価
格設
定方
針)、
販売
戦略
、販
促戦
略な
ど》
シミ
ュレ
ーシ
ョン
ソフ
トウ
ェア
を1
社あ
たり
1000
万円
程度
で販
売す
る。
現状
のソ
フト
ウェ
アで
市場
に
出
てい
るも
のは
ANSY
Sの
Flue
ntし
かな
く本
体で
1000
万円
程度
、電
池の
性能
評価
を行
うた
めの
カス
タマ
イズ
を追
加30
0万
円程
度で
する
必要
があ
るが
、実
際の
電極
を評
価す
るこ
とは
難し
いの
が実
状で
ある
。
しか
し、私
たち
のソ
フト
ウェ
アは
短時
間且
つ精
度高
く実
電極
を評
価で
きる
ため
1000
万円
程度
であ
れば
需要
は大
いに
ある
と考
えて
いる
。初年
度は
、現在
共同
研究
して
いる
会社
から
販売
を始
めて
いき
、地道
な営
業で
徐々
に広
げて
いく
。
6.
類似
ビジ
ネス
との
相違
点 (
競合
製品
・商
品サ
ービ
スと
比べ
て優
位性
と弱
点)
従
来の
CAE
ソフ
ト(C
OM
SOL
等)は
均一
化し
た構
造を
対象
とし
てい
るた
め、
複雑
な実
電極
構造
を反
映す
る
こと
がで
きな
い。
した
がっ
て、
メー
カー
に作
製プ
ロセ
スの
フィ
ード
バッ
クな
どを
行う
こと
がで
きな
いた
め、
私た
ちと
は解
決す
る課
題が
異な
る。
添
付資
料の
図に
も記
載し
てい
るAN
SYS
のFl
uent
とい
うソ
フト
ウェ
アは
解決
する
課題
は同
じで
ある
が、S
EMの
あり
のま
まを
解く
、大
規模
なシ
ミュ
レー
ショ
ンを
行っ
てお
り、
私た
ちと
同じ
サイ
ズ(1
辺30
0μm
)をシ
ミ
ュレ
ーシ
ョン
する
のに
16年
以上
かか
る。
その
ため
、現
在は
1辺
40μm
の正
方形
(体
積64
000μ
m3)
の構
造を
シミ
ュレ
ート
する
ため
に2
週間
かけ
てシ
ミュ
レー
ショ
ンし
てい
る。
現実
的な
スケ
ール
を考
える
には
少な
くと
も1
辺10
0μm
が必
要で
ある
ため
、こ
の1
辺40
μmと
いう
サイ
ズは
実際
の電
池の
性能
を測
るに
は不
十分
な大
きさ
であ
り、
性能
を評
価す
る精
度が
あま
りよ
くな
い。
私
たち
の技
術は
、Fl
uent
と同
じく
SEM
から
得ら
れた
情報
を用
いて
、異
方性
を考
えた
屈曲
度や
空隙
率な
どの
数値
を求
める
こと
で実
電極
構造
を反
映さ
せつ
つ、
マル
チブ
ロッ
ク法
とい
う手
法を
用い
るこ
とで
、数
値解
析を
大ス
ケー
ル(
1辺
300μ
m,体
積27
00万
μm3)
かつ
比較
的短
時間
(6
時間
)で
行う
こと
が出
来る
のが
強み
であ
り、
この
手法
を用
いて
シミ
ュレ
ーシ
ョン
され
てい
るソ
フト
ウェ
アは
現状
存在
して
いな
い。
以
上の
点か
ら、
他社
の技
術で
は現
実的
なス
ケー
ルの
解析
がで
きず
、私
たち
の技
術と
比べ
、時
間も
かか
る
(添
付資
料参
照)。
この
よう
に既
存の
サー
ビス
より
優れ
た性
能評
価を
安定
して
届け
るこ
とが
でき
るた
め、
優
位性
があ
ると
言え
る。
7.
事
業実
施上
の問
題点
・リ
スク
UI/U
Xを
整え
たソ
フト
ウェ
ア開
発を
する
ため
のリ
ソー
スが
ない
こと
。
8.
この
事業
に関
する
あな
たの
経験
、技
能、
資格
、特
許、
ノウ
ハウ
など
工学
研究
院化
学工
学部
門の
井上
元准
教授
は、
九州
大学
化学
工学
シス
テム
工学
専攻
で博
士学
位を
取得
した
後、
九大
や京
大の
化学
工学
分野
の助
教を
経て
、20
17年
3月
より
現職
とし
て勤
めて
いる
。燃
料電
池や
二次
電池
を主
対象
とし
た、材
料か
らシ
ステ
ムま
での
統合
評価
に関
する
研究
を行
って
いる
。特に
各種
計測
技術
と融
合し
た、
シミ
ュレ
ーシ
ョン
によ
る構
造設
計と
実材
料開
発と
の連
携や
、高性
能材
料の
開発
に寄
与す
る独
創的
かつ
先駆
的な
成果
を上
げて
いる
。ま
た、
速度
論的
最適
設計
に立
脚し
たリ
チウ
ムイ
オン
電池
と次
世代
電池
の高
出力
化に
関す
る研
究に
おい
ても
重要
な成
果を
上げ
てお
り、こ
れら
の業
績は
国内
外の
学会
およ
び産
業界
から
も高
く評
価さ
れて
いる
。こ
れま
で常
に属
して
きた
『化
学工
学』
はそ
の名
の通
り、
化学
と工
学の
橋渡
しを
する
学問
とし
て発
展し
、常
に科
学を
社会
に実
装す
るこ
とを
念頭
に研
究開
発を
進め
てき
た。
その
上で
国際
的な
対外
発表
等の
実績
も多
いが
、特
に民
間企
業と
の共
同研
究も
多く
、現
在も
自動
車メ
ーカ
ーな
どと
進め
てい
る。
技術
のコ
ア部
分の
理解
はも
ちろ
んの
こと
、日頃
から
民間
企業
のニ
ーズ
を取
得で
きる
環境
にあ
り、メ
ンバ
ーと
して
の強
みで
ある
。今
回提
案す
る事
業も
、研究
成果
を社
会実
装に
繋げ
ると
いう
⾧年
の理
念や
ポリ
シー
とし
て是
非積
極的
に推
進し
てい
きた
いと
思っ
てい
る。
また
、徳
丸、
北井
の両
名は
九州
大学
起業
部に
所属
して
おり
、顧
問の
熊野
准教
授の
指導
の下
、弁
護士
, 起
業家
, ベ
ンチ
ャー
キャ
ピタ
リス
トな
ど多
種多
様な
50名
以上
のメ
ンタ
ーか
らの
支援
を受
け、
学生
によ
る九
州大
学の
技術
シー
ズを
ベー
スに
した
、大
学発
ベン
チャ
ーを
目指
し活
動し
てい
る。
9.
事
業の
社会
貢献
度(
ビジ
ネス
の必
要性
)、実
現性
や将
来の
事業
家と
して
の抱
負
現
状、
電気
自動
車の
蓄電
容量
では
航続
距離
200k
m程
度し
かな
く、
⾧時
間⾧
距離
を運
転す
る場
合頻
繁に
充電
する
必要
があ
るた
め、
煩わ
しさ
が残
る(
添付
資料
参照
)。本
ソフ
トウ
ェア
はこ
れら
蓄電
池を
材料
、設
計、
開
発ま
で助
ける
こと
によ
り性
能を
加速
度的
に向
上さ
せら
れる
もの
と確
信し
てお
り、電
気自
動車
の普
及に
寄与
する
。
電気
自動
車が
普及
する
こと
で、
ガソ
リン
車に
よる
温室
効果
ガス
の排
出を
減ら
す、
限り
ある
化石
燃料
の使
用量
を減
らす
等の
持続
可能
な社
会を
目指
すと
同時
に、
特に
日本
にお
いて
は、
石油
とい
う国
内で
発掘
でき
ない
資源
に頼
らな
くて
よく
なり
、オ
イル
ショ
ック
など
の海
外の
リス
クに
さら
され
る必
要が
なく
なる
。
本ソ
フト
ウェ
アの
基幹
部分
であ
るア
ルゴ
リズ
ムは
既に
研究
室で
考え
られ
一部
の企
業で
すで
に使
われ
てい
るこ
とか
らも
本ソ
フト
ウェ
アを
開発
し電
気自
動車
の普
及へ
寄与
する
とい
う目
標は
十分
に実
現性
があ
るい
える
だろ
う。
私
たち
は、
持続
可能
な社
会を
誰か
の不
便さ
や煩
わし
さと
引き
替え
にし
て実
現さ
せる
ので
はな
く、
便利
な世
の中
との
共存
によ
って
成し
遂げ
たい
と考
えて
おり
、本
事業
を必
ず成
功さ
せた
いと
考え
てい
る。
— 50 —
10. 売
上・
利益
計画
(
単位
:千
円)
(
)
内は
粗利
益率
11
. 資金
計画
(
単位
:千
円)
12. 別
紙
添付
資料
(カ
タロ
グ・
写真
・記
事)
等
な
し
事業
・商
品別
計画
(
事業
名・
商品
名)
第
1
期
(令
和2
年
3月
期)
第
2
期
(令
和3
年
3月
期)
第
3
期
(令
和4
年
3月
期)
ソ
フト
ウェ
ア使
用料
(
%
)0
(
%)
(
%
)
(
%)
40,0
00
(
%)
(
%
)
(
%)
95,0
00
(
%)
(
%
)
売上
高計
0
40,0
00
95,0
00
経常
利益
-2
000
30,0
00
80,0
00
必要
資金
金
額
調
達方
法
金額
開
発費
設
備投
資
運転
資金
3000
50
0 10
00
自己
資金
投
資
3000
15
00
第19
回 九
州・
大学
発ベ
ンチ
ャー
・ビ
ジネ
スプ
ラン
コン
テス
ト 事
業計
画書
学
校
名
宮崎
大学
代
表者
名
河野
龍摩
共同
提案
者名
川
田美
琴
甲斐
彩花
事
業
名
CON
NEC
T
キャッチ
フレーズ
LG
BT当
事者
の見
えな
い痛
みを
取り
除く
1.
あな
たの
ビジ
ネス
プラ
ンの
概要
を簡
潔に
(150
文字
程度
)に
文章
でま
とめ
てく
ださ
い。
①
誰に
、何
を、
どう
やっ
て提
供す
るビ
ジネ
スで
すか
?
② あ
なた
がこ
のビ
ジネ
スで
果た
す役
割は
何で
すか
?
③ ど
うや
って
収益
を得
ます
か?
等
の要
素を
盛り
込ん
でま
とめ
てく
ださ
い。
CO
NN
ECT
は、L
GBT
当事
者に
自分
のセ
クシ
ャリ
ティ
を偽
るこ
とな
く自
分ら
しく
サー
ビス
を受
けら
れる
よう
にサ
ポー
トす
ると
同時
に、
企業
のLG
BT市
場開
拓を
支援
する
サー
ビス
です
。LG
BT当
事者
と企
業の
間に
入る
こと
によ
って
、LGB
T当
事者
に安
心感
を与
える
こと
がで
き充
実し
たサ
ービ
スが
受け
られ
るよ
うに
なり
ます
。また
、企
業の
メリ
ット
とし
てLG
BT顧
客の
企業
選択
指針
にな
るこ
とが
あげ
られ
ます
。
CON
NEC
Tは
LGBT
当事
者か
らの
利用
料と
企業
から
の手
数料
で収
益を
得ま
す。
2.
ビ
ジネ
スプ
ラン
の具
体的
内容
(
テー
マ/
商品
・サー
ビス
の内
容、
着眼
点、
事業
化計
画、
事業
形態
、事
業の
将来
ビジ
ョン
、他
の企
業と
の連
携状
況 な
ど)
着眼
点
LGBT
当事
者は
、生
活す
るう
えで
様々
な生
き辛
さを
抱え
てい
ます
。CO
NN
ECT
はLG
BT当
事者
が自
分の
セク
シュ
アリ
ティ
を隠
して
サー
ビス
を受
けて
いる
課題
に着
目し
まし
た。き
っか
けは
私自
身が
ゲイ
の当
事者
とし
てこ
の課
題に
直面
した
こと
にあ
りま
す。
パー
トナ
ーと
同居
する
部屋
探し
で、
不動
産会
社に
自分
達の
関係
性を
伝え
るこ
とが
でき
なか
った
ので
す。
それ
は、
ゲイ
をカ
ミン
グア
ウト
する
こと
に対
して
、「気
持ち
悪が
られ
たら
どう
しよ
う」「
そも
そも
パー
トナ
ーと
の関
係性
を信
じて
もら
えな
いの
では
ない
か」
など
、多
くの
不安
を抱
えて
いる
から
です
。独
自調
査で
は、
パー
トナ
ーの
いる
ゲイ
の方
1,06
8人
のう
ち8
割が
、私
と同
じよ
うに
不動
産会
社に
自分
たち
の関
係を
偽っ
て伝
えて
いる
こと
がわ
かり
まし
た。
カミ
ング
アウ
トで
きな
くな
って
しま
う要
因と
して
、日
常生
活に
おけ
る、様
々な
差別
的経
験が
影響
して
いる
と考
えら
れま
す。宝
塚大
学看
護学
部の
調査
によ
ると
、LGB
T当
事者
15,0
64人
のう
ち7割
が、学
校や
職場
で差
別的
発言
など
のい
じめ
を受
けた
経験
があ
ると
回答
して
いま
す。
この
よう
な差
別的
経験
が、L
GBT
当事
者の
自分
らし
く生
きる
自信
を無
くし
てい
る要
因の
1つ
にな
って
いる
と考
えま
す。
また
、「サ
ービ
スが
受け
られ
るの
であ
れば
、偽
って
も構
わな
いの
では
?」
とい
う声
もあ
りま
す。
その
よう
な社
会の
考え
方が
、LG
BT当
事者
の社
会進
出の
妨げ
にな
って
いる
と感
じて
いま
す。
CO
NN
ECT
はLG
BT当
事者
が自
分を
偽る
こと
なく
、自
分ら
しく
サー
ビス
を受
けら
れる
よう
、LG
BT当
事者
の抱
える
障壁
(不
安)
を取
り除
くサ
ービ
スを
作る
必要
があ
ると
考え
ます
。
サー
ビス
の内
容
サ
ービ
スを
受け
る際
に、自
分の
セク
シュ
アリ
ティ
やパ
ート
ナー
との
関係
を打
ち明
ける
こと
に抵
抗を
感じ
てい
るLG
BT当
事者
に寄
り添
い、
自分
らし
くサ
ービ
スを
受け
られ
るよ
うCO
NNEC
Tが
サポ
ート
しま
す。
CONN
ECT
はLG
BT当
事者
の生
活を
豊か
なも
のす
るた
めに
、ラ
イフ
イベ
ント
サポ
ート
に関
する
様々
な事
業を
展開
する
プラ
ット
フォ
ーム
型ビ
ジネ
スで
す。
これ
を実
現す
るた
めに
、CO
NNE
CTは
不動
産会
社と
LGBT
当事
者を
仲介
する
不動
産会
社仲
介事
業と
、LG
BT講
演事
業を
初期
事業
とし
て展
開し
ます
。
不
動産
会社
仲介
事業
は、家
を借
りる
際に
自分
のセ
クシ
ュア
リテ
ィや
パー
トナ
ーと
の関
係を
打ち
明け
られ
ない
とい
うLG
BT当
事者
の抱
える
課題
を解
決す
る事
業で
す。
CONN
ECT
がLG
BT研
修を
行っ
た提
携先
不動
産会
社と
、LGB
Tで
ある
こと
を偽
らず
に物
件を
借り
たい
と考
えて
いる
LGBT
当事
者を
繋げ
ます
。この
際に
、CO
NN
ECT
はた
だ不
動産
会社
を紹
介す
るだ
けで
はな
く、
LGBT
当事
者に
同行
し、
両者
のや
り取
りが
円滑
に進
むよ
うサ
ポー
トし
ます
。LG
BT当
事者
の抱
える
「LG
BTと
して
サー
ビス
を受
けた
いが
、カ
ミン
グア
ウト
には
抵抗
があ
る」
とい
う課
題に
寄り
添う
ため
に、
CON
NEC
Tが
背中
を押
せる
存在
にな
りま
す。
企業
側の
メリ
ット
は、
LGBT
当事
者
■ 優
秀賞
宮崎
大学
河野
龍摩
— 51 —
の企
業選
択指
針に
繋が
るこ
とで
す。
全国
に隠
れた
形で
存在
する
LGBT
当事
者を
CONN
ECT
が集
約し
、提
携先
企業
に提
供す
るこ
とが
でき
ます
。
LGBT
講演
事業
は、
企業
への
LGBT
研修
や、
教育
機関
での
LGBT
教育
を行
いま
す。
講演
事業
を行
うこ
との
企業
側メ
リッ
トは
、LG
BTの
正し
い知
識を
組織
内で
共有
でき
、LG
BTの
人材
流出
を防
ぐこ
とが
でき
るこ
とで
す。
また
、LG
BT当
事者
にと
って
働き
やす
い環
境を
整備
する
こと
がで
きま
す。
事
業形
態
CO
NNEC
Tの
不動
産会
社仲
介事
業ビ
ジネ
スモ
デル
は、
固定
費+
成果
課金
モデ
ルで
す。
CON
NEC
Tを
利用
して
賃貸
物件
の契
約が
成立
した
際に
、LG
BT当
事者
から
家賃
1か
月分
の30
%を
利用
料、
企業
から
家賃
1か
月分
の10
%を
手数
料と
して
いた
だき
ます
。ま
た、
企業
から
年間
12万
円を
契約
料と
して
いた
だき
ます
。契
約企
業に
は、
一年
間必
要に
応じ
てメ
ンタ
リン
グや
LGBT
研修
を行
いま
す。
講演
事業
は一
講演
10万
円で
教育
機関
や企
業に
提供
しま
す。
事
業の
将来
ビジ
ョン
CO
NN
ECT
はプ
ラッ
トフ
ォー
ム型
のビ
ジネ
スで
す。
CON
NEC
Tは
、プ
ラッ
トフ
ォー
マー
とし
て、
様々
な事
業へ
の展
開を
行っ
てい
きま
す。
まず
CON
NEC
Tは
不動
産会
社仲
介事
業と
、講
演事
業か
らス
ター
トし
ます
。こ
れら
の事
業で
得ら
れた
ノウ
ハウ
やネ
ット
ワー
クを
生か
し、
さら
なる
事業
を展
開し
ます
。事
業の
将来
ビジ
ョン
とし
ては
、LG
BT当
事者
の日
常生
活(
病院
、仕
事な
ど)
や非
日常
のラ
イフ
イベ
ント
(結婚
、旅
行)で
LGBT
当事
者が
カミ
ング
アウ
トや
サー
ビス
が受
けら
れる
のか
とい
った
困り
ごと
の際
にサ
ポー
トす
るこ
とが
でき
ます
。さら
に、
企業
・自
治会
等を
対象
とし
たコ
ンサ
ルテ
ィン
グ事
業や
、LG
BT向
けサ
ービ
スを
展開
する
企業
の広
告を
掲載
する
こと
で、
広告
収入
を得
るこ
とも
可能
です
。
企業
との
連携
状況
不
動産
会社
3社
、ブ
ライ
ダル
企業
1社
と連
携に
向け
て調
整中
です
。
3.
ビジ
ネス
プラ
ンの
新規
性、
便利
性、
独創
性、
特徴
新
規性
[
LGBT
とい
う新
しい
ター
ゲッ
ト]
今の
市場
では
[子
供][
学生
][社
会人
][高
齢者
][男
性][
女性
][外
国人
]な
どの
ター
ゲッ
トが
あり
ます
。そ
こに
[LG
BT]
とい
う新
たな
ター
ゲッ
トを
生み
出す
こと
で、
提携
先企
業に
新し
い市
場を
提案
しま
す。
また
、既
存の
LGBT
向け
の不
動産
紹介
サー
ビス
は、
LGBT
当事
者の
心理
的な
負担
に寄
り添
えて
おら
ず、
カミ
ング
アウ
トの
必要
性が
生じ
ます
。し
かし
、CO
NNEC
Tの
不動
産会
社仲
介事
業は
、LG
BT研
修を
行っ
た提
携先
不動
産会
社へ
LGBT
当事
者と
同行
する
ため
、既
存サ
ービ
スに
比べ
、LG
BT当
事者
の心
理的
な負
担を
軽減
させ
るこ
とが
でき
ます
。こ
のLG
BT当
事者
に寄
り添
った
ビジ
ネス
を今
後の
事業
展開
にも
取り
入れ
てい
きま
す。
便
利性
[当
事者
と企
業の
契約
をス
ムー
ズに
]
現
状で
は、
LGBT
当事
者は
カミ
ング
アウ
ト出
来ず
に、
自分
らし
さを
隠し
てサ
ービ
スを
受け
てい
ると
いう
課題
があ
りま
す。
独自
調査
では
、LG
BT当
事者
約13
00人
のう
ち7
割の
方が
CONN
ECT
のよ
うな
サー
ビス
を利
用し
たい
と回
答し
まし
た。
LGBT
当事
者の
心理
的な
負担
を取
り除
くこ
との
でき
るCO
NN
ECT
があ
れば
、多
くの
LGBT
当事
者が
自分
らし
くサ
ービ
スを
受け
られ
るよ
うに
なり
ます
。ま
た、
LGBT
市場
に意
欲的
な企
業は
CON
NEC
Tと
提携
する
こと
で、
LGBT
市場
へ参
入し
やす
くな
りま
す。
独
創性
[社
会問
題の
解決
に繋
がる
ビジ
ネス
]
各
自治
体で
同性
パー
トナ
ーシ
ップ
制度
が導
入さ
れて
いま
す。国
内に
おい
ても
LGBT
を理
解し
よう
とす
る流
れが
出来
てい
るか
のよ
うに
も思
えま
す。
しか
し、
実際
には
多く
のLG
BT当
事者
が、
カミ
ング
アウ
ト出
来ず
に自
分を
偽っ
てし
まう
社会
の中
で生
きて
いま
す。
CONN
ECT
が実
現す
るこ
とで
多く
のLG
BT当
事者
が自
分ら
しく
サー
ビス
を受
けら
れる
よう
にな
りま
す。
LGBT
がよ
り社
会的
に意
識さ
れる
きっ
かけ
にも
なる
ビジ
ネス
です
。
4.
販売
ター
ゲッ
ト(顧
客)、
予想
され
る市
場規
模・
市場
動向
、販
売対
象エ
リア
の状
況及
びそ
の裏
づけ
販
売タ
ーゲ
ット
・
LGBT
当事
者
・ラ
イフ
イベ
ント
を提
供す
る企
業
・企
業
・教
育機
関
予想
され
る市
場規
模・
市場
動向
日本
では
、13
人に
1人
がLG
BT当
事者
であ
ると
いわ
れて
いま
す。電
通ダ
イバ
ーシ
ティ
・ラ
ボが
実施
した
LGBT
調査
では
、LG
BT市
場は
5.94
兆円
ある
と予
想さ
れて
いま
すが
、LG
BT向
けサ
ービ
スは
十分
では
あり
ませ
ん。
しか
し、
国内
では
同性
パー
トナ
ーシ
ップ
制度
が導
入す
る自
治体
が増
えて
いる
こと
や、
電通
ダイ
バー
シテ
ィ・
ラボ
のLG
BT調
査20
18で
5640
人の
スト
レー
ト層
のう
ち、
約8
割が
LGBT
につ
いて
正し
く理
解し
たい
と回
答し
てい
るこ
とか
ら、
社会
全体
がLG
BTに
対す
る意
識が
高ま
って
いま
す。
5.
マ
ーケ
ティ
ング
戦略
《基
本戦
略、
価格
戦略
(販売
価格
、価
格設
定方
針)、
販売
戦略
、販
促戦
略な
ど》
基
本戦
略
CON
NEC
Tは
LGBT
当事
者や
LGBT
市場
に意
欲的
な企
業・
教育
機関
を対
象顧
客と
しま
す。つ
まり
、CO
NN
ECT
は「
B to
B t
o C」
のビ
ジネ
ス形
態で
す。
CONN
ECT
は多
くの
企業
と連
携す
るこ
とで
LGBT
当事
者に
様々
なサ
ービ
スを
提供
する
こと
がで
きま
す。
リピ
ータ
ーを
確保
する
ため
に、
一度
CONN
ECT
を利
用し
てい
ただ
いた
LGBT
顧客
には
継続
的に
アプ
ロー
チし
てい
きま
す。
販
促戦
略
①
当事
者が
利用
する
コミ
ュニ
ティ
アプ
リに
広告
を掲
載
→LG
BT顧
客に
CON
NEC
Tの
サー
ビス
情報
を届
け、
利用
を促
進し
ます
。
②
LGBT
向け
サー
ビス
を提
供す
る企
業と
の連
携
→サ
ービ
スの
利便
性を
向上
させ
るだ
けで
なく
、信
頼度
も高
めま
す。
③
メ
ディ
アの
活用
→
CONN
ECT
のイ
ンス
タグ
ラム
アカ
ウン
トと
Twitt
erア
カウ
ント
を作
成し
、CO
NNE
CTの
活動
を発
信し
ます
。 6.
類
似ビ
ジネ
スと
の相
違点
(競
合製
品・
商品
サー
ビス
と比
べて
優位
性と
弱点
) 東
京23
区を
拠点
にLG
BTs
専門
の不
動産
仲介
やラ
イフ
プラ
ンニ
ング
を提
供し
てい
る「
IRIS
」や
、LG
BT専
門窓
口を
開設
した
福岡
県の
「三
好不
動産
」、ま
た不
動産
情報
サー
ビス
「SU
UMO
」が
競合
とし
て挙
げら
れま
す。
「
IRIS
」や
「三
好不
動産
」と
の相
違点
は、
CONN
ECT
自体
が不
動産
仲介
業や
その
他の
ライ
フイ
ベン
トを
直接
提供
する
ので
はな
く、
それ
らを
取り
扱う
企業
と連
携し
、サ
ービ
スを
提供
した
い企
業と
自分
らし
くサ
ービ
スを
受け
たい
LGBT
当事
者を
仲介
する
こと
です
。自
社の
取り
扱い
のみ
にす
ると
範囲
が限
定的
にな
って
しま
う点
で、
この
2社
に対
する
優位
性が
あり
ます
。「SU
UMO
」の
提供
する
「LG
BTフ
レン
ドリ
ー物
件」
は、
LGBT
に対
して
寛容
的で
ある
オー
ナー
の所
有す
る物
件を
紹介
する
サー
ビス
です
。こ
の物
件に
申し
込む
際に
は、
間に
不動
産会
社が
入る
ため
、LG
BT当
事者
はこ
の場
面で
カミ
ング
アウ
トが
必要
にな
りま
す。
オー
ナー
がLG
BTフ
レン
ドリ
ーで
も、
その
物件
を管
理す
る不
動産
会社
がLG
BTフ
レン
ドリ
ーか
どう
か分
から
ない
のに
対し
、CO
NNEC
Tは
企業
と連
携す
るこ
とで
、LG
BT当
事者
専用
の入
り口
を作
るこ
とが
でき
ます
。ま
た、「
SUUM
O」
はLG
BTフ
レン
ドリ
ー物
件を
紹介
する
だけ
なの
に対
し、
CON
NEC
Tは
同行
する
こと
で不
安を
抱え
る当
事者
に寄
り添
い、
背中
を押
すこ
とが
でき
ます
。
7.
事業
実施
上の
問題
点・
リス
ク
個人
情報
取り
扱い
CON
NECT
では
個人
情報
を取
り扱
うサ
ービ
スな
ので
、セ
キュ
リテ
ィを
備え
てお
く必
要が
あり
ます
。ま
た、
提携
企業
に対
して
も顧
客情
報管
理を
徹底
して
もら
いま
す。
CO
NN
ECT
の将
来
社
会の
変革
によ
り、
LGBT
に寛
容な
社会
が形
成さ
れる
こと
で、
LGBT
当事
者の
カミ
ング
アウ
トの
ハー
ドル
が下
がる
可能
性が
考え
られ
ます
。CO
NNEC
Tは
いず
れこ
のよ
うな
社会
が来
るこ
とを
期待
して
いま
すが
、ビ
ジネ
スと
して
はLG
BT当
事者
に寄
り添
うサ
ービ
スの
ニー
ズが
減少
して
しま
いま
す。
しか
し、
LGBT
当事
者の
課題
は時
代を
重ね
るこ
とで
変化
して
いき
ます
。「LG
BTで
ある
こと
が打
ち明
けら
れな
い」
とい
う悩
みか
ら、「
LGBT
とし
て明
るく
生き
たい
」と
いう
希望
に、
CON
NEC
Tは
サー
ビス
で応
えて
いき
ます
。
— 52 —
8.
この
事業
に関
する
あな
たの
経験
、技
能、
資格
、特
許、
ノウ
ハウ
など
こ
のビ
ジネ
スに
関す
る経
験
メン
バー
はLG
BT当
事者
とア
ライ
(LG
BTに
理解
のあ
る非
LGBT
当事
者)
で構
成さ
れて
いる
ので
、両
者の
視点
から
考え
るこ
とが
でき
ます
。ま
た、
複数
の企
業や
団体
と当
ビジ
ネス
につ
いて
の実
現化
に向
け、
話し
合い
を進
めて
いま
す。
宮崎
大学
ビジ
ネス
プラ
ンコ
ンテ
スト
CON
NEC
Tは
、宮崎
大学
ビジ
ネス
プラ
ンコ
ンテ
スで
宮崎
銀行
頭取
賞と
審査
員特
別賞
(Yah
oo!
Japa
n賞
)をい
ただ
きま
した
。そ
の際
に、
多く
の方
にフ
ィー
ドバ
ック
とご
協力
のお
話を
いた
だき
、連
携に
向け
て調
整中
です
。 9.
事
業の
社会
貢献
度(
ビジ
ネス
の必
要性
)、実
現性
や将
来の
事業
家と
して
の抱
負
国内
では
2019
年4
月1
日ま
でに
、20
の自
治体
で同
性パ
ート
ナー
シッ
プ制
度が
導入
され
まし
た。
この
よう
に、
社会
の中
でも
LGBT
に対
する
意識
の高
まり
が見
られ
ます
。多
くの
人た
ちは
、「LG
BTは
、自
分の
周り
に存
在し
ない
」と
いう
誤解
をし
てい
るの
かも
しれ
ませ
ん。
しか
し、
当事
者が
カミ
ング
アウ
ト出
来ず
、自
分ら
しさ
を隠
して
いる
だけ
で、
あな
たの
身近
にも
確か
に存
在し
てい
ます
。当
事者
は、
まだ
自分
らし
さを
隠し
てし
まう
社会
の中
で、
様々
な心
理的
不安
を抱
えな
がら
生活
して
いる
ので
す。
CON
NEC
Tは
、LG
BT当
事者
が自
分ら
しく
生き
られ
る社
会を
目指
し、
ここ
九州
から
CONN
ECT
が日
本を
変え
るビ
ジネ
スを
提供
しま
す。
10
. 売上
・利
益計
画
(単
位:
千円
)
(
)
内は
粗利
益率
11
. 資金
計画
(
単位
:千
円)
12. 別
紙
添付
資料
(カ
タロ
グ・
写真
・記
事)
等
な
し
事業
・商
品別
計画
(
事業
名・
商品
名)
第
1
期
(
平成
年
月
期)
第
2
期
(
平成
年
月
期)
第
3
期
(
平成
年
月
期)
[
不動
産会
社仲
介事
業]
当
事者
から
の利
用料
[
不動
産会
社仲
介事
業]
企
業か
らの
手数
料
(6
6%)8
,280
(2
2%)2
,760
(7
0%)5
1,36
0 (2
3%)1
7,12
0
(7
0%)9
1,90
0 (2
3%)3
0,40
0 企
業か
らの
契約
料
(3%
) 36
0 (2
%)1
,200
(2
%)2
,040
講
演事
業
(9%
)1,2
00
(5%
)3,6
00
(5%
)6,0
00
売上
高計
12
,600
73
,280
13
0,34
0 経
常利
益
40
8,54
0 78
,120
必要
資金
金
額
調
達方
法
金額
(初
期費
用)
WEB
ペー
ジ作
成
備品
(
維持
費)
×1
2
WEB
ペー
ジサ
ーバ
ー代
ドメ
イン
オ
フィ
ス
1,
500
200 5
200
自己
資金
銀
行借
り入
れ
1,50
0 40
5
合計
1,
905
1,
905
● 分 野 : 1.新製造技術 2.新エネルギー・省エネルギー(省力化含む) 3.バイオテクノロジー 4.環境・リサイクル・産業廃棄物処理 5.住宅 6.災害支援
7.生活文化・生活支援・新サービス・アミューズメント 8.医療・福祉 9.物流・流通
10.人材・活用 11.情報・通信(インターネット関連含む) 12.ビジネス支援 13.食品・農林水産品 14.加工・製造技術 15.観光資源 17.その他
● 状 況 : 1.机上で考えた段階 2.起業の為に企業・団体へアプローチしている段階 3.既に起業済み 4.その他
受付
No県 分野 状況 学校名 学部・学科 代表者名 共同提案者 事業名 プランの概要
2次審査
進 出
最終審査
進 出
1 熊本 11 2 崇城大学
工学部
ナノサイエンス
学科
荒牧 慶后
芸術学部
デザイン学科
河上 妃呂
・
薬学部薬学科
中畑 祐哉
Pallet
普段から化粧をする機会が多く、悩みを持つ人が多い20代から30代の女性に向け
て、その人の顔の骨格やパーツを診断し、TPO、時間、好みに合わせたメイクを
こちらから提案します。私たちはこのアプリで自分にあうメイクがわからないと
いう悩みを解決し、アプリの広告収入や化粧品会社との連携による通信販売する
ことで収益を得ます。
〇
2 福岡 7 1北九州
市立大学
経済学部
経営情報
学科
大瀬 由莉 出張マッサージ
北九州に出張で来る30代後半から50代くらいまでの人を対象に、泊っているホテ
ルで深夜まで本格マッサージを提供するサービスです。現在、街中には多くの格
安マッサージ店が並んでいます。それだけマッサージの需要も高まっており、出
張という慣れない環境での疲れを癒してもらう目的です。セラピストは全員資格
者という本格マッサージを、手軽に自分のホテルの部屋で受けられるという点で
高級化し収益を得ます。
3 大分 8,11 2 大分大学
経済学部
経営システム
学科
松岡 真輝
臭いを可視化して
必要な情報を提供
する、ワキガ総合
管理アプリ『臭い
の財産・嗅ー
Bot』
腋臭症(ワキガ)で悩む方々向けに、協力企業が販売する専用のデバイスで臭い
を感知し、Bluetooth機能でスマホアプリに送信。アプリでは数値化・対処法の提
示、医師の解析診断サービスを行う。
私が医学者と協力企業を取りまとめ、研究会を設置。臭いに特化したアプリ開発
会社を起業する。
アプリの課金、診断サービスの手数料を収益とする。
〇九州経済
産業局長
賞
4 大分 13 2 大分大学
経済学部
社会イノ
ベーション
学科
山崎 桜生
médico café(医
学珈琲)と医師に
よるヘルスチェッ
クアプリの開発
医学的根拠を元にしたコーヒーの成分分析と医師監修の健康解析サービス提供。
コーヒー専門店ならびに高級スーパーに対して、医学的な効能によるコーヒーの
成分分析サービスを提供。
また、ヘルスチェックシートによる医師解析オプションサービスのスマホアプリ
を提供することで、コーヒー販売者を広報支援する。
〇
5 宮崎 7 1 宮崎大学
地域資源
創成学部
地域資源
創成学科
河村 智紀
田上 康平
横山 直子
大石 有香
つりチェン
私たちのビジネスプランはアプリを使用してお釣りのキャッシュレス化をし、貯
めることで小銭のわずらわしさを解決するとともに個々人の目標の達成、不安・
不満を解消するというものです。
ターゲットは現金主義の人たちで広告料で収益を得る予定です。
現金主義の人たちにキャッシュレスの簡単さを知らせ、キャッシュレス化を助け
る役割を果たすことができると思います。
6 熊本7,11,
152
熊本
高等専門学校
電子情報
システム
工学専攻
川上 雄大
佐野 奨
宮家 一真
宮崎 滉己
森田 力
観光地向け
IoT/SNS連携型
アプリケーション
「サイトエモー
ション」
観光客の感情をマップ上に可視化させるIoT(※1)連携観光地向けスマホアプリを
用いるビジネスです。観光客に今までにない観光地情報をアプリを介して提供し
ます。私たちは本ビジネスで地方の観光地整備、活性化の役割を果たします。集
客効果があるため、観光地経営者へのアプリと連携するIoT装置の有料貸出、シス
テム収集情報有料提供から利益を出します。
(※1)モノのインターネット、Internet of Thingsの略。低電力かつ広域で物体を
インターネットに繋げ、活用する技術
7 熊本 3 2崇城大学
大学院
工学研究科
応用生物
科学専攻
修士前期
課程
岩井 蘭子 後藤みどり
P&A
~光合成細菌由来
の藻類活力剤~
微細藻類(クロレラ、ユーグレナなど)を屋外解放系で大量培養することには、
さまざまな困難が伴います。特に問題となるのは、高温や低温でストレスがか
かった時、増殖低下や動物プランクトンによる捕食被害が発生することです。
P&Aは微細藻類活性化剤「Algae Power(アルジ パワー)」で、藻類を活性化し
増殖を促進し生産性を高めます。顧客は、健康食品、水産養殖藻類生産者で、藻
類の生産性と安定性が向上するため購入します。従来技術に比べ、低コストかつ
極めて少量で藻類を活性化します。
〇九州経済
連合会長
賞
8 熊本 7,11 1熊本
高等専門学校
電子情報
システム
工学専攻科
益田 麗美 北岡 哲哉ライト
~R/Light~
私たちが提案する事業は、様々な情報を皆で評価するwebサービスの提供です。事業名をライ
トと言い、”正しい”情報を”照らし出す”という意味でこの名前にしました。このビジネスは、
情報社会になり様々な情報がある中で情報の判断に困っている人を対象として、何が正しい/
有益な情報なのかをライトを利用する人たちで評価(多数決)を行いその情報の判断を行う
webサービスを提供するビジネスです。ライトを利用してもらう事によって、自分では判断が
つかない悪質な情報から身の危険を回避する事のを手助けしたいです。収益は、アフィリエイ
トや広告、もしくは有料会員を作る事で得ます。
9 宮崎 12 2 宮崎大学
地域資源
創成学部
地域資源
創成学科
大澤 祐介
木下 義貴
辻井菜々美
山村 奈央
NIHONGO
宿泊施設の誤訳や案内の不十分さを留学生が指摘・訂正するサービスを提供しま
す。我々は、これからさらに増加する外国人旅行者が過ごしやすい環境をつく
り、留学生の語学力向上の支援の役割を果たします。また、留学生に日本をより
知ってもらう機会にもつなげます。企業から依頼を受ける際の手数料が主な収益
となります。
10 宮崎 7 1宮崎
産業経営大学
経営学部
経営学科安井 麻由加
石田 大河
黒木 真央
山﨑万由香
コイン
パーキング
地元の人、旅行客のレンタカーを用いている人などに向けて、一ッ葉にあるオー
シャンドームの跡地を付近で行われるファミリー層やシニア層に向けたコイン
パーキングとして使えないかを提案する。
11 長崎 7,8 1佐世保工業
高等専門学校
電子制御
工学科大庭 竜也
永尾貴里斗
川元 健矢
小池 勇琉
A.J.I.S.A.I VR
高齢者にエンタメとしてVR体験をしてもらう。
高齢者社会が進む現代において高齢者にとってのエンタメの多様化が必要と考
え、今回その一つとしてVR体験を提案する。
収益モデルとしては老人ホームに対してのVR機器のレンタルを想定している。
11. 全応募プラン概要(受付順)
― 53 ―
● 分 野 : 1.新製造技術 2.新エネルギー・省エネルギー(省力化含む) 3.バイオテクノロジー 4.環境・リサイクル・産業廃棄物処理 5.住宅 6.災害支援
7.生活文化・生活支援・新サービス・アミューズメント 8.医療・福祉 9.物流・流通
10.人材・活用 11.情報・通信(インターネット関連含む) 12.ビジネス支援 13.食品・農林水産品 14.加工・製造技術 15.観光資源 17.その他
● 状 況 : 1.机上で考えた段階 2.起業の為に企業・団体へアプローチしている段階 3.既に起業済み 4.その他
受付
No県 分野 状況 学校名 学部・学科 代表者名 共同提案者 事業名 プランの概要
2次審査
進 出
最終審査
進 出
12 宮崎 13 2 宮崎大学農学部畜産
草地科学科有方 草太郎 Pioneer Pork
現在日本の9割の養豚農家が、効率優先で豚がほとんど身動きできない養豚を
行っている。
そこで私は、アニマルウェルフェアという豚のことを考え、安心の育て方をした
美味しい豚肉を、健康志向の方に販売する。放牧養豚は豚と人が、うまく共存し
ていける育て方であり、それを切り口に農業の新しいモデルを作り出し農業界に
革命を起こす
〇 NICT賞
13 長崎 12 1 長崎県立大学
地域創造
学部
実践経済
学科
山崎 佑輔
大石 翔吾
原田 歩
西村 颯太
豊田 康太
ビジネス
ハッカソン
このビジネスプランは、韓国の学生と日本のふるさと納税の納税者が共同で作り
上げた新作アプリをお互いの国の企業に提供し、開発の判断材料としてもうもの
である。私たちはこの二カ国同士の間を繋げる仲介役として、場所の設置やイベ
ントの呼びかけ、連絡係などの役割を果たす。収益の獲得方法に関しては、ふる
さと納税の納税金から得るものとする。
14 大分 5 4 大分大学理工学部
創生工学科和田 貫汰 WADAIKU
弊社は「一生飽きることのない空間をあなたへ」をキャッチフレーズとし、時と
場合、用途に合わせて空間デザインを変えていくことを可能にする『スマカペ
(SMART CARPENTER)』という商品を提供していく。
対象者は20代から60代の住宅購入者、住宅関連用品の購入者である。この新たな
空間デザイン形成を世界中に広め、「一家に1スマカペ」というスタイルを作って
いく。
〇 優秀賞
15 福岡6,7,
10,
11
4早稲田大学
大学院
情報生産
システム
研究科
修士課程
児玉 大空
Alfian Akbar
Gozali,
Hanny
Prastya
Hariyadi
TITIP
TITIPは、海外送金に焦点を当てたクラウドベースのフィンテックです。
日本と海外間でお金を送りたい人と受け取りたい人をつなげるためのサービスで
す。送金先銀行口座へのローカル送金を使用し、送金手数料をほとんど無料にす
ることを可能にします。収益を得るためには、1.会費2.マージン3.振替料の3つの
方法があります。
16 宮崎 8 1 宮崎大学医学獣医学
総合研究科坂田 鋼治
医学部医学科
5年
山城 博也
・
工学部電子物理
工学科3年
渡部 弘人
Tegami
~患者さんからの
感謝~
本サービスは医療従事者が患者さんからの感謝のメッセージや手紙を見て、回想
し、共有する機会を提供するクローズドSNS形式のアプリである。病院の職員自
らが存在価値を認識しやすくなることで働き甲斐を感じ、メンタルヘルスの向
上、離職率の低下、医療従事者間の新しい評価基準の創出を図ることが我々の役
割である。病院に対する、本サービス導入・利用料として収益を得る。
〇
17 宮崎 8,10 2 宮崎大学農学部応用
生物科学科大村 諒 鍵山 航大 mamoro
症状などのより深い理解をしてもらうものです。このサービスを通して、精神科
医に自分の症状を伝えづらいことや、外出しにくい当事者の見えない痛みを周り
の大切な人たちが把握し、治療しやすい環境づくりを手助けします。収益は、VR
の貸し出しから得ます。
18 福岡 2 2 九州大学
工学部
エネルギー
科学科
徳丸 貴哉 北井 偉槻
電池の性能評価
シミュレーション
ソフトの開発・
販売
私たちは実電極構造の電池の性能評価をするソフトウェアを開発し、電池の開発
を行っている企業に対して販売する。
本ソフトウェアは作製プロセスの最適化や電池材料の開発に寄与し、開発中の電
池の性能向上や効率の良い開発方針を立てることを、シミュレーション上で早く
行うことが出来るようになる。
〇 優秀賞
19 熊本 11,
121 熊本県立大学
総合管理
学部
総合管理
学科
福田 雄飛
清水 璃
田上 愛佳
那須 瑛亮
森下 雄太
山本 航大
吉野 賢
Share Brain
英会話や資格の学習、料理、手芸等において、教えたい人と教えてほしいという
人をマッチングし、情報・知識の共有(スキルシェア)をビデオ通話による指導
を支援するアプリである。急成長している市場で、「老後の経済的不安」「転職
率の増加による学習意欲の向上」等の社会的事情から生まれるニーズに対し、オ
ンラインで時間・場所の制限なく自由にサービス提供を行う。C to Cを支援する
事業形態で、講師が設定し、実施した講座料の1部を手数料として受け取る。
20 福岡 7 1 九州情報大学
経営情報
学部
経営情報
学科
荻堂 洋己草本 海地
本田 響
結婚記念式
(♡婚記念式)
ビジネス
歴史と文化の街「太宰府」で、新婚~ベテラン夫婦の結婚記念式を行うビジネ
ス。家族・友人等に向けた結婚記念式を私たちが企画・プロデュースする。結婚
している事の幸福感を再認識し、家族の絆を深め、感謝を伝えるきっかけとし、
結婚の魅力を若者たちに伝え、結婚への積極性の創出を果たす。また東アジア等
の外国人観光客向けには、純和風で日本伝統の神前結婚式の体験を売り込む。私
たちは企画・運営料で収益を得る。
21 宮崎 12 2 宮崎大学
地域資源
創成学部
地域資源
創成学科
神原 帆乃花 大澤 祐介 DORARUPO
長距離のトラックドライバーに対して快適に過ごせる空間を、サービスエリアに
コンテナハウスを設置して提供します。我々は、各トラック運送事業所に対して
従業員の労働環境改善のためのツールとしてサービスを提案し、ドライバーでは
なく事業所からもらう月額利用料が収益となります。
22 大分7,13,
152 大分大学
経済学部
社会イノ
ベーション
学科
板井 瑠菜 田上紗和子トリニータ丼
プロジェクト
大分県内の小中学校給食で大人気メニューであるトリニータ丼の普及によって、
今勢いに乗るトリニータのさらなる集客、また食を通じて大分を盛り上げよう!
を目標に取り組んでいます。普及案として、①トリニータ丼②トリニータ丼のた
れ、の2つの手段を用い、地元企業とのコラボレーションや実践販売経験を通
し、持続可能なビジネスを目指します。
― 54 ―
● 分 野 : 1.新製造技術 2.新エネルギー・省エネルギー(省力化含む) 3.バイオテクノロジー 4.環境・リサイクル・産業廃棄物処理 5.住宅 6.災害支援
7.生活文化・生活支援・新サービス・アミューズメント 8.医療・福祉 9.物流・流通
10.人材・活用 11.情報・通信(インターネット関連含む) 12.ビジネス支援 13.食品・農林水産品 14.加工・製造技術 15.観光資源 17.その他
● 状 況 : 1.机上で考えた段階 2.起業の為に企業・団体へアプローチしている段階 3.既に起業済み 4.その他
受付
No県 分野 状況 学校名 学部・学科 代表者名 共同提案者 事業名 プランの概要
2次審査
進 出
最終審査
進 出
23 熊本 13 2 崇城大学
生物生命
学部応用
微生物
工学科
山道 周作
中畑 敏哉
穴井亜斗夢
上田 尚典
前野 瞬兵
食で世界を創る
食品開発事業
Plameatは多様な人に食で平和を届けるフードベンチャーです。
様々な理由で「○○が食べられない」人に「○○に似た」食品を開発します。
Plameatの事業第1弾として、「肉が食べられない」人に提供する「肉に似た」食
品として植物肉を提供して「肉食」を楽しんでもらいたいと思います。
〇
24 長崎 7 1佐世保工業
高等専門学校
電気電子
工学科岩永 大英
中島 巧雅
矢野竜之介
路線バスサービス
の簡素化
路線バスを利用して同じ方面に向かう人がたくさんいる場合、その人達が1台のバ
スに偏ってしまうことがある。そのような現状を解決するためのアプリ・ソフト
を作成する。これが開発できると乗客はバスをもっと快適にかつ便利に利用する
ことができる。また、バス会社側も乗客の利用時間帯や混雑率から次回以降のダ
イヤ改正に大いに役に立つ。
25 熊本 7 1 熊本県立大学
総合管理
学部
総合管理
学科
平野 加奈
武富 優毅
村上 潤弥
渡辺 祐也
平岡 佳大
渕上 竣平
マイカップ drink
bar ~Water
planet~
このビジネスプランは、薄利多売方式とし、ペットポトル飲料を買うよりもマイ
カップ飲料を買った方が数十円お得であることを売りにして、学生やオフィスマ
ンなど節約したい人に向けたビジネスプランとなっている。このビジネスは、利
用者の節約に貢献できることはもちろん、ペットボトルの使用量を減らすという
社会貢献をも果たすと考えられる。
26 長崎 8,10 1 長崎県立大学
地域創造
学部実践
経済学科
阿部 夏子
山下 義隆
溝田 愛
辻畑 史仁
鴨川 知生
宮瀬 絢也
加納 洋輔
学費無料で保育士
資格取得の為の教
育を提供
本事業は、保育士を目指す人に、卒業後6年間は保育士として働くという条件のも
と、学費無料で免許取得の為の教育を提供します。また、保育士不足で困ってい
る保育所に卒業生を紹介することで紹介料という形で収益を得ます。
27 長崎 15 1佐世保工業
高等専門学校機械工学科 岩下 颯真
川崎 慎治
前田 竜一
井福 剛司
藤井 冬磨
レンタル自転車に
よる観光地の活性
化
① 機械科は観光者向けに、佐世保の観光地を巡るナビ付き電動自転車をレンタル
させる形で提供させるビジネス
② 佐世保地域における観光地への観光者の数を増やし、宣伝効果にもなる
③ 観光者の人に自分たちがあらかじめ決めたコースを選択してもらい、そのコー
スに応じた料金プランで収益を得る
28 長崎 7,8 1 活水女子大学
国際文化
学部
日本文化
学科
相良 桃花
荒木 乙羽
小田佳奈子
中橋 天音
野口絵莉子
前山 瑠菜
お墓清掃代行
サービス
身体的負担などにより一人でお墓参りに行くことが難しい高齢者、地元から離れたところに就職してお墓参
りに行くことができない人に対して、お墓清掃の代行サービスや同伴サービスを行うことにより、お墓参り
に関するさまざまな障壁を解消するサービスを提供するビジネスです。私たちは、このビジネスの中で、お
墓参りに困っているお年寄りに対して、サービスについてプロモーションを行い、実際にお墓参りに同伴し
たりします。また、遠隔地の顧客に対しては、清掃の代行サービスを行う等のビジネスを行う予定です。収
益は、サービスの利用料を年額3万円からの定額制で得ようと考えています。身体的負担などにより一人で
お墓参りに行くことが難しい高齢者、地元から離れたところに就職してお墓参りに行くことできない人に対
して、同伴サービスや清掃代行サービスを行うことにより、対価を得ることが出来ると考えています。
29 福岡 7,8,
114
北九州工業高
等専門学校
生産デザイン
工学専攻山本 悠加 富田川 皐記
ヘルスケア
ロボットと健康
手帳による
次世代健康管理
モデル
①子供から大人まで幅広い世代を対象に、楽しみながら健康状態をチェックし健
康管理を行うための指標をヘルスケアロボットと関連アプリケーション・システ
ムによって提供するビジネスである。
②使い心地を考慮しながらロボット本体とそのシステムを開発する。
③主たる収益は消費誘導による広告収入と利用者のシステム使用料の一部によっ
て得る。
〇 優秀賞
30 佐賀 8 3 佐賀大学
理工学部
機械システム
工学科
山城 佑太
座圧軽減装具:
フワットの開発と
販売
座った状態で腰の辛さを感じる人に対して、独自製品である”フワット”を販売する
ビジネスである。
腰を浮かせる座圧軽減装具:“フワット”は、ユーザの上半身の重量を座面に伝える
ことで、骨盤にかかる重量を軽減する。装着したユーザが着座すると骨盤への荷
重が半分以下に軽減される。
弊社は、3件の特許技術に基づくフワットを独占的に販売する。
〇 グランプリ
31 宮崎 14 1宮崎
産業経営大学経営学科 保坂 瑠泉
宮崎の特産物を
活かした”日向の
入浴剤”
私たちは宮崎の特産物を活用した入浴剤を子供たちと一緒に作成しようと考えま
した。宮崎は過疎地域の一つです。なぜ過疎化しているのか、それはいろいろあ
りますがその一つは子供たちが宮崎の特産品や宮崎の良さを知らないことも大き
いと考えられます。なので、まずは宮崎の特産品に触れてもらうこと、それと自
由研究にも役立つのではないかと考えました。
収益は参加費として200円~500円くらいの金額をいただくことによって収益にし
ようと考えました。
32 福岡 11,
122
北九州工業高
等専門学校
専攻科生産
デザイン
工学専攻
波野 奎友
岡部 唯人
加久 夏輝
笛 凌太朗
AR技術を活用し
た技術継承支援
システム
多くの企業ではマニュアルの電子媒体化等の手法を取ることで技術の見えるかを
進めているが技術継承にかかる時間やコストの削減という問題が残されている。
本事業要継承技術における暗黙知等を集積することで技能の損失を防ぎ、トレー
ニングサービスとして被継承者に提供することで円滑な技術継承を図り、企業内
利益の向上に貢献する。
〇 優秀賞
33 宮崎 7 2 宮崎大学
地域資源
創成学部
地域資源
創成学科
河野 龍摩甲斐 彩花
川田 美琴CONNECT
CONNECTは、LGBT当事者に自分のセクシャリティを偽ることなく自分らしく
サービスを受けられるようにサポートすると同時に、企業のLGBT市場開拓を支援
するサービスです。LGBT当事者と企業の間に入ることによって、当事者に安心感
を与えることができ充実したサービスが受けられるようにします。また、企業の
メリットとしてLGBT顧客の企業選択指針になることがあげられます。
〇 優秀賞
― 55 ―
● 分 野 : 1.新製造技術 2.新エネルギー・省エネルギー(省力化含む) 3.バイオテクノロジー 4.環境・リサイクル・産業廃棄物処理 5.住宅 6.災害支援
7.生活文化・生活支援・新サービス・アミューズメント 8.医療・福祉 9.物流・流通
10.人材・活用 11.情報・通信(インターネット関連含む) 12.ビジネス支援 13.食品・農林水産品 14.加工・製造技術 15.観光資源 17.その他
● 状 況 : 1.机上で考えた段階 2.起業の為に企業・団体へアプローチしている段階 3.既に起業済み 4.その他
受付
No県 分野 状況 学校名 学部・学科 代表者名 共同提案者 事業名 プランの概要
2次審査
進 出
最終審査
進 出
34 長崎 7 1佐世保工業
高等専門学校
電気電子
工学科谷口 礼旺
江口 隼翔
澤田 享佑
濱脇 舜兵
技術訓練校と引き
こもり支援の一体
化による引きこも
りの減少
引きこもりに就労するための技術とコミュニケーション能力を学校のようなもの
を用いて提供する。
私たちは引きこもりの就労意識を高め、社会復帰を促す役割を果たす。利益は授
業料など。
35 宮崎7,11,
151 宮崎大学
工学部環境
ロボティクス
学科
福下 結衣 嶋田 宙 ちょったび
①観光客に旅行先の情報をほかの観光客や現地に住む人から提供するビジネスで
す。
②アプリを用いて観光客と現地の人を仲介する役割を果たします。
③アプリ内の広告、提携企業、自治体からの出資
36 宮崎 7 1 宮崎大学
工学部
環境応用
化学科
本田 諒太郎濵崎 裕香
吉田 日和LEISURE
今、暇な時間があって何かしたいと考えている人たちにその暇な時間にあわせた
活動計画をアプリ上にて自動で作成してくれるサービスです。このサービスによ
り、普段いかない場所にも行くようになり、消費税増税で落ち込まれると予想さ
れている消費活動の活発化が図れるとともに、地域の活性化にもつながります。
このサービス自体のマネタイズモデルは基本フリーミアムモデルなのですが、
様々な企業との提携を考えているため、非常に大きな可能性を持ったサービスで
す。
37 長崎 9 1 長崎県立大学
地域創造
学部
実践経済
学科
上村 怜央
勝井 海道
古賀ひかり
谷口 由帆
玉城 樂
溝口 孟里
県立大版
UberEats
主婦層に向けて野菜等の食材を人手不足で配達が難しい農家や農産物直売所に販売してある野
菜等を配達してもらう。また、終電や最終バスの時間が早いため自宅での飲み会を行う大学生
やサラリーマン等に向けて街中の居酒屋や店などからおつまみ等の料理を配達してもらう。こ
のビジネスで果たす役割としては配達が困難である農家や店等と食材や料理を必要としている
人とをマッチングさせ、時間のある時に配達をする事でお金を稼ぎたい人に配達を行ってもら
うための役割を担う。収益方法としては、配達が困難な農家との契約、居酒屋等の店の登録料
金、配達物に配達料金を上乗せした分の差額で収益を得る。
38 熊本 11 4 崇城大学情報学部
情報学科深江 淳之介
Carabiner
誰でも気軽に、
強く繋がれるジャ
ンル不問のマッチ
ングサービス
サイトやアプリを通じ、仲間を欲している人同士を繋げるサービスです。やりた
いことやアイデアはあるけれど、仲間がいない。そんな人達に仲間を集めること
に特化した場所を提供するサービスです。もちろんどんな用途にでも使えます。
Carabinerを通して仲間を集め、新しいものを生み出すことも可能です。利益はサ
イトやアプリでの広告収入や、有料アカウントで得る予定です
39 熊本 16 1 崇城大学
工学部ナノ
サイエンス
学科
川本 うらら 清水みのり AMANIファンデ
①10代から20代の男女を対象にした、ニキビを治しながら隠し、ニキビ予防にも
特化したファンデーションを企業と連携し提供するビジネスです。
②化粧をすることが肌への負担やニキビの原因となるという概念を変えるための
役割です。
③企業と連携して商品を開発し販売することによって利益を得ます。
40 宮崎
7,8,
10,
13,
16
4 宮崎大学
工学部社会
環境システム
工学科
藤谷 昇龍色の識別で感情を
汲み取るAI
①心が傷ついて落ち込んだ人に、AIが画像認識で表情・脈拍を認識し色で診断結
果を提示するビジネス。
②自身が病気であったように一人で悩み
41 佐賀 7,8,
111
佐賀大学
大学院
先進健康
科学研究科
先進健康科学
専攻
医工学コース
河野 航平
AR技術とマップ
連携による拡張型
クラウドファン
ディング
AR技術を用いて、リアル世界に課題や情報を投影して、お金や共感者を集める
サービスです。問題を解決したり、地域のヒーローを生み出したり、税金に代わ
るシステムを作ったりすることができます。個人の小さなから社会の大きな流れ
を地図上に反映し可視化していきます。収益は仲介料と広告料、その他サービス
料によって得る。
〇
42 宮崎 7,9,
151 宮崎大学
工学部
情報システム
工学科
今村 和樹 都甲晋之介 BRIdge
➀地域振興を目的としたイベントへ参加したい人に、現地まで移動する手段を、
マッチング機能を使って提供する。
➁過疎地域までの移動手段をイベント参加者の所有する車で補う役割。
➂当アプリケーション内にイベント情報を掲載するための利用権。
43 熊本 11,
121
熊本
高等専門学校
電子情報
システム
工学専攻
山脇 はるか
ビジネスメール
自動作成
Webアプリ
メールの作成に時間がかかる人に対して,タイトルや本文を自動生成し,提案し
てくれるWebアプリケーションをオンライン環境で提供する.必要最低限で的確
に伝わる文面が自動生成されるので,文章を書くことやコミュニケーションを取
ることが苦手な人のサポートをする.Webアプリケーションに広告を掲載するこ
とで,広告収入により利益を得る.
44 宮崎 15 2 宮崎大学工学部電子
物理工学科渡部 弘人 LocalTrip
旅行が好きな人にアプリを通して、観光スポット単体ではなく“町”単位での情報を
提供するサービスです。弊社はそのサービスの開発、運営を行います。収益は、
アプリに町の情報を掲載している各自治体からのプラン別の掲載料と、利用者が
旅行の予約を行った時に発生する交通費や宿泊費の一部を手数料として頂きま
す。
― 56 ―
● 分 野 : 1.新製造技術 2.新エネルギー・省エネルギー(省力化含む) 3.バイオテクノロジー 4.環境・リサイクル・産業廃棄物処理 5.住宅 6.災害支援
7.生活文化・生活支援・新サービス・アミューズメント 8.医療・福祉 9.物流・流通
10.人材・活用 11.情報・通信(インターネット関連含む) 12.ビジネス支援 13.食品・農林水産品 14.加工・製造技術 15.観光資源 17.その他
● 状 況 : 1.机上で考えた段階 2.起業の為に企業・団体へアプローチしている段階 3.既に起業済み 4.その他
受付
No県 分野 状況 学校名 学部・学科 代表者名 共同提案者 事業名 プランの概要
2次審査
進 出
最終審査
進 出
45 大分 4,7,
114
大分大学
大学院
工学研究科
博士前期課
程工学専攻
福祉環境工
学建築学
コース
岡 美紀
Revelo
(シェアサイクル
事業)
使われなくなった放置自転車をシェアサイクルとして安価に提供するサービスで
す。
ビジネスモデルとしてはサブスクリプション型を採用し、利用者は定額でどこの
サイクルポートにある自転車でも乗り放題とします。シェアサイクルは近年注目
を浴びているサービスでもあり、放置自転車の問題と駅周辺利用者の利便性の課
題の両方を解決できる新しいビジネスプランです。
〇
46 長崎 7,8,
111,4
長崎総合科学
大学
総合情報
学部
総合情報
学科
知能情報
コース
富永 雄伍
得松 央
梅本 知聖
風浦 壱成
グエン
ドゥック
ヒェウ
Tachyon
日本に在住する学習・就労を目的とした外国人は日本に在住している間様々なストレスを抱えています。ス
トレス要因の一つとして留学生が円滑な医療対応を受けられていないことがあります。この問題は留学生だ
けの問題ではありません。病院側も問題があり円滑な外国人への対応ができている病院は全国約7%といっ
たデータがあります。またこれらの問題を留学生が親に迷惑をかけたくない、相談できる相手がいないと
いった理由でストレスをひとりで抱え込んでしまうケースが多くあります。我々はこの問題を解決するには
大学が問題解決の懸け橋になることと親にも情報共有することが大切だと考えました。このビジネスを通し
て留学生の助けになるだけでなく外国人労働者や外国人観光客への市場拡大も視野に入れて訪日外国人のス
トレス軽減の懸け橋になると考えています。
〇
47 宮崎 7,8,
102 宮崎大学
工学部
電気システム
工学科
岩城 拓 unit
障がい者雇用率を満たせていない企業に対して、集団(ユニット)を組んだ障が
い者の派遣を行う事で、企業の障がい者雇用を支援するビジネス。収益として企
業の雇用が成立した場合、企業から報酬を得ることを想定している。私は障がい
者の最適なチーム編成や、企業への研修など、障がい者と企業の架け橋となる役
割を担う。
48 鹿児島7,11,
154
鹿児島大学
大学院
理工学
研究科
修士
林 祐作魚の活性
予測サービス
本サービスは人工知能技術の一種である機械学習を用いて、特定の釣り場におけ
る「魚の活性」を予測し、その情報を釣り人や瀬渡し船、釣具屋、釣具メーカー
に提供する。釣り人や瀬渡し船の「魚が釣れなかった場合の損失」を減らすた
め、場所選びや日程調整の目安となる「魚の活性」情報を日数、魚種単位で販売
し、収益を得るサービスである。
〇
49 福岡 5, 11 2 西南学院大学
国際文化
学部
国際文化
学科
久保田 碩幸Infowners
(インフォーナーズ)
Infownersは、オーストラリアに中長期(半年~2年間)滞在中の日本人に、探し手
も退去者もハッピーになる新しいお部屋探しの仕組みをWebサービスを通じて提
供します。私の役割は、探し手と退去者をマッチングする仕組みに加え、両者が
安心して取引できる仕組みを整備することです。探し手→退去者に支払われる紹
介料の10~15%をサービス利用料としていただく手数料モデルをメインの収益源
とします。
〇
50 福岡 9 2北九州工業高
等専門学校
生産デザイ
ン工学専攻隈部 亮太 HAKOboo
これから働き手が少なくなる工場に向けて,自社で開発するAGV「HAKOboo」
を,競合より低コストで販売します.工場内の手作業による荷物運びをAGVに置
き換え,人にかかる労働力を軽減します.はじめは1台ずつAGVを手作業で作って
売るスモールビジネスを始め,知見とスキルを貯めていき,最終的には量産にシ
フトし収益を得ます.
〇
51 長崎 3 2佐世保工業
高等専門学校専攻科 平山 さくら
本城 麻衣
北野 沙樹
浦 笙太
田辺 祥吾
馬場星樹朗
浜崎 海大
稲形 のん
MEN'S向け
化粧水の企画・
開発
もっと普通のメンズが日常的にスキンケアしやすい環境つくりを目指す。
本研究室ではメンズ向け化粧水の企画・開発を行い、通信販売を行っている県内
企業に販売は委託する。
〇
52 長崎 7 1 長崎県立大学経営学部
経営学科馬庭 亜由 your theater
映画を観たくても観れない地域にいる人が、観たいときに観れるサービスを提供
したいと思っています。映画館は市街地にしかありませんが、田舎と言われる場
所にもある施設、それはカラオケボックスです。私はカラオケボックスでミニシ
アターのような環境を作り、誰もが観たい映画を観れる環境を作りたいと思って
います。
53 熊本 11 2 熊本大学
工学部
情報電気
電子工学科
山崎 飛稀
澤田 拓巳
築出 啓太
後藤 剣士
時枝 朋史
hakobune
博物館や美術館、個人などに向けてWeb上で動作する3D デジタルアーカイブサー
ビスを提供する。ユーザは3Dデータをアップロードすることでデータの共有やAR
による現実空間への表示、メタデータの付加を可能にする。デジタルアーカイブ
は近年注目される分野であるが、共通のプラットフォームが存在しないという問
題点がある。このサービスはそのプラットフォームとして機能するサービスであ
る。主な収益源はサービス利用料である。
〇
54 長崎 7.9.
111
佐世保工業
高等専門学校物質工学科 津留﨑 優斗
前田 泰佑
峰 みつき
渡部 賢
DIY
マッチング
オーダーメイドの雑貨を作りたいけれど、自分ではそれをする技術や時間のない
人(顧客)と、時間的に余裕があって雑貨を作る技術を持つ人(アマチュア職
人)をマッチングさせ手軽にオーダーメイドをつくることのできる場を創るビジ
ネス。
マッチングアプリを用いて顧客とアマチュア職人をマッチングさせる。
マッチング仲介料、販売手数料。
55 長崎 3,8,
131
佐世保工業
高等専門学校物質工学科 重富 竜ノ介 最高のrecipe
近年、消費者のヘルスケアに対する関心が高まっています.しかし、インターネットには真偽が疑わしい沢山
の情報が蔓延しており、忙しい主婦にとっては興味があってもなかなか具体的な行動に移せない分野でもあ
ります.そんな、多望な主婦のために日々の食事から始まる健康をスマホのアプリで提供します.私は、資金
調達やサービスの運営に必要となる連携企業との契約に努めていきます.サービスでは健康に良い食事ととも
に、料理中などに「ながら見」出来る健康情報やヘルスケアの正しい知識を出来るだけ分かり易い形で提供
します.また、レシピをより高精度にパーソナライズするためにゲノム解析業者をカスタマーに紹介します.
カスタマーは複数の業者から自分に合ったものを選択します.BtoCのサービスであり、ゲノム解析業者から
紹介料を貰い収益を図ります.
〇
― 57 ―
12. 告知物・募集概要
— 58 —
— 59 —
— 60 —
— 61 —
国や地方自治体、行政団体、民間団体、マスコミと広範な機関で構成し、コンテストを円滑かつ効果的
に実施するために組織しています。プランの募集活動や審査会の実施などの支援、コンテストの企画・
運営を行いました。
1. 九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト実行委員会 名簿(敬称略・順不同)
2. 運営部会(敬称略・順不同)
〔オブザーバー〕福岡県ベンチャービジネス支援協議会 山岸 勇太 ベンチャーサポートセンター マネージャー
3. 実行委員会事務局
九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト実行委員会 事務局 所在地:福岡市早良区百道浜2-1-22 福岡SRPセンタービル5F (一社)九州ニュービジネス協議会内
TEL:092-833-3097 FAX:092-833-3088 E⁻mail:[email protected]
委員会役職 氏 名 所属企業・団体名 各団体役職
実行委員長 貫 正義 (一社)九州ニュービジネス協議会 会長(九州電力㈱相談役)
副委員長 神阪 拓 日刊工業新聞社西部支社 支社長
委 員 黒木 肇 九州経済産業局 地域経済部 新産業戦略課長
委 員 田中 顕治 福岡市 経済観光文化局 創業・立地推進部 創業支援課長
委 員 大穂 裕嘉 (独)中小企業基盤整備機構九州本部 企業支援部企業支援課長
委 員 山田 真治 (一財)九州地域産業活性化センター 常務理事
委 員 田村 忠広 (一社)九州経済連合会 産業振興部長
委員・事務局長 松﨑 治洋 (一社)九州ニュービジネス協議会 専務理事・事務局長
お名前 所属企業・団体名 役 職
神阪 拓 日刊工業新聞社西部支社 支社長
吉山 香織 九州経済産業局 地域経済部 新産業戦略課 課長補佐
近藤 翼 〃 新産業戦略課 調査官
菊池 義明 福岡市経済観光文化局 創業・立地推進部 創業支援課 係長
松尾 彩佳 〃 創業支援課
三棹 浅黄 (独)中小企業基盤整備機構九州本部 経営支援課 課長代理
櫛田 怜 〃 経営支援課 課員
福永 修一 (一財)九州地域産業活性化センター 事業部長
田村 忠広 (一社)九州経済連合会 産業振興部長
竹上 伸一 〃 参事
柴田 和明 (一社)九州ニュービジネス協議会 事務局次長
13.実行委員会について
— 62 —
九州・大学発ベンチャー・ビジネスプランコンテスト実行委員会
実行委員会 事務局:(一社)九州ニュービジネス協議会
福岡市早良区百道浜2-1-22 福岡SRPセンタービル5F
TEL:092-833-3097 FAX:092-833-3088 E⁻mail:[email protected]
大会公式サイト:https://qshu-nbc.or.jp/daigaku-vbpc/