13
第1回委員会の補足説明資料について 令和2年12月3日 関東地方整備局 1.河川環境の状態把握 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 2.富士川の河川環境の特徴 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 3.富士川の河川環境の変化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 4.河川整備にともなう河川環境の変化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 5.河川環境に関する点検結果(案) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 資料2 「生物の生息場所等が具体的に特定でき情報については、重要種等の盗掘 乱獲のおそがあことか、一情報非公表(削除)としていす。」

第1回委員会の補足説明資料について2.富士川の沢川環境の特徴 富士川水系 富士川下泿は、沢口邪に広大な川幅を有し、低水路邪は多列砂州を形成するとともに、砂礫地、洘洇性砂丘、干潟や湿地等の多様な環境が見られる

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Page 1: 第1回委員会の補足説明資料について2.富士川の沢川環境の特徴 富士川水系 富士川下泿は、沢口邪に広大な川幅を有し、低水路邪は多列砂州を形成するとともに、砂礫地、洘洇性砂丘、干潟や湿地等の多様な環境が見られる

第1回委員会の補足説明資料について

令和2年12月3日関東地方整備局

1.河川環境の状態把握 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

2.富士川の河川環境の特徴 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

3.富士川の河川環境の変化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

4.河川整備にともなう河川環境の変化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

5.河川環境に関する点検結果(案) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

資料2

「生物の生息場所等が具体的に特定できる情報については、重要種等の盗掘・乱獲のおそれがあることから、一部情報を非公表(削除)としています。」

Page 2: 第1回委員会の補足説明資料について2.富士川の沢川環境の特徴 富士川水系 富士川下泿は、沢口邪に広大な川幅を有し、低水路邪は多列砂州を形成するとともに、砂礫地、洘洇性砂丘、干潟や湿地等の多様な環境が見られる

生物調査:6項目(魚類・底生動物・植物・鳥類・両生類・爬虫類・哺乳類・陸上昆虫類等)

河川環境基図調査:植生図、瀬・淵、水際部の状況等、河川構造物

河川空間利用実態調査

1

河川環境の状態を把握するための基礎調査として定期的・継続的・統一的に河川水辺の国勢調査、水質調査を実施している

調査結果をもとに環境の分布、変遷の把握、重要度の評価を行い、河川環境情報図等にとりまとめ河川環境管理に活用している

1.河川環境の状態把握 富士川水系

河川水辺の国勢調査 河川環境情報図

水質調査 河川環境管理シート

河川環境の基礎情報の収集整備のため定期的、継続的、統一的な手法で調査を実施

■調査実績

平成2年から5~10年で一巡する調査を実施

■調査項目

調査項目

魚類底生動物

植物 鳥類両・爬・哺類

昆虫類

環境基図

利用実態

調査実施頻度

5年に1回 10年に1回 5年に1回

流水の正常な機能を維持するため、河川状況把握のための水質測定計画を定め、定期的な水質測定、水質異常時の観測を実施

昭和47年から調査を開始し、毎月の調査を継続中水質汚濁に係わる環境基準点を中心に15地点で調査を実施

■調査項目

生活環境項目(pH、BOD、SS等)健康項目(重金属等)排水規制項目富栄養項目等

■調査実績

特殊環境、重要な種・群落、自然度が高い 自然度が低い、外来種植生、人為環境

重要度が高い環境区分を『赤色系』に、外来植生や人為環境を『青色系』に表示

重要な環境(重要種、繁殖場、保全優先度の高い生息場、群落等)、その他留意すべき環境(悪影響を及ぼす外来植生等)の分布を図化

生物の生息場の観点から整理した、河川環境の定量的な評価に用いるデータ(例えば、「自然裸地」、「干潟」の面積など)で、「河川環境管理シート」を作成河川全体の俯瞰的な把握を踏まえ、河川環境が相対的に良好な場を参考として、河川環境の評価と改善を実践

Page 3: 第1回委員会の補足説明資料について2.富士川の沢川環境の特徴 富士川水系 富士川下泿は、沢口邪に広大な川幅を有し、低水路邪は多列砂州を形成するとともに、砂礫地、洘洇性砂丘、干潟や湿地等の多様な環境が見られる

2.富士川の河川環境の特徴 富士川水系

富士川下流は、河口部に広大な川幅を有し、低水路部は多列砂州を形成するとともに、砂礫地、海浜性砂丘、干潟や湿地等の多様な環境が見られる

富士川中流は、急峻な山地の間を縫うように蛇行を繰り返し流下しており、連続する瀬や淵がみられる。合流する早川は土砂生産量が多い

富士川上流は、盆地部の扇状地に交互砂州が形成され、礫河原と水際植生、連続する瀬や淵がみられる。

釜無川は、下流部に多列砂州が発達し連続する瀬や淵がみられる。信玄橋~武田橋間は外来種であるハリエンジュの割合が大臣管理区間の中で最も高い

笛吹川は、全川にわたって交互砂州が発達し、下流部は砂河床、上流部は砂礫河床となっている。近年は砂州上への植生侵入が著しい

河川区間毎の特徴河川環境区分

富士川下流 富士川中流 富士川上流 釜無川 笛吹川

河口~新東名高速道路

(H0~H62)

新東名高速道路~早川合流点(H62~H262)

早川合流点~三郡橋付近(H262~K93)

三郡橋付近~武田橋付近(K93~K250)

釜無川合流点~岩手橋付近(F0~F264)

河道特性

河口扇状地~山間狭隘部セグメント1

山間狭隘部セグメント1

扇状地セグメント2-1

扇状地~山間狭隘部セグメント1

扇状地セグメント2-2~1

河床材料 砂礫主体 砂礫主体 砂礫主体 砂礫主体 砂河床勾配 1/400~1/200 1/300~1/200 1/500~1/200 1/500~1/100 1/1000~1/100

特徴的な

河川環境

河口部(海浜砂丘、干潟) 湿性草地(ヨシ、オギ等)

瀬淵

礫河原 湿性草地

(オギ等) 瀬淵 玉石護岸

礫河原 湿性草地

(オギ等) 瀬淵

礫河原 湿性草地

(オギ等) 瀬淵 玉石護岸

礫河原 湿性草地(ヨシ、オギ等)

瀬淵 玉石護岸

特徴的な生物

コアジサシ、シギ・チドリ、ガン・カモ類、二ホンウナギ、カマキリ、シロウオ、ススキ、オギ、マコモ、ヨシ等

シロウオ

カワセミ、チョウゲンボウ、アユ、ウグイ、ヤナギ、コナラ、カワラヨモギ、ツメレンゲ、シラン、クロツバメシジミ等

アユ

カワウ、コアジサシ、ガン・カモ類、アユ、ウグイ、カワヨシノボリ等

イカルチドリ

カワウ、カワセミ、コアジサシ、ガン・カモ類、アユ、カワヨシノボリ、カワラヨモギ、ツメレンゲ等

ツメレンゲ

アオサギ、ガン・カモ類、アユ、ウグイ、カワヨシノボリ、コイ・フナ類、メダカ、ツルヨシ、オギ、ツメレンゲ等

アオサギの繁殖

2

Page 4: 第1回委員会の補足説明資料について2.富士川の沢川環境の特徴 富士川水系 富士川下泿は、沢口邪に広大な川幅を有し、低水路邪は多列砂州を形成するとともに、砂礫地、洘洇性砂丘、干潟や湿地等の多様な環境が見られる

重要度

環境区分

高 砂礫河原植生高 砂浜・砂礫河原中 乾性草地(低茎)中 乾性草地(高茎)中 河畔林等中 湿性植物中 ヤナギ林等低 竹林低 つる植物群落

駆除 外来植生駆除 特定外来植生- 耕作地・植林等- 開放水面

重要度

環境区分

高 湿性植物等高 砂浜・砂礫河原中 乾性草地中 砂礫河原植生等中 湿性植物中 山付き樹林中 河畔林等低 竹林低 つる植物群落

駆除 外来植生駆除 特定外来植生- 耕作地・植林等- 開放水面

重要度

環境区分

高 湿性植物(高茎)高 砂浜・砂礫河原中 乾性草地中 砂礫河原植生等中 湿性植物中 河畔林等中 その他樹林低 竹林低 つる植物群落

駆除 外来植生駆除 特定外来植生- 耕作地・植林等- 開放水面

3

2.富士川の河川環境の特徴 富士川水系

富士川下流の河口部では、塩水性湿地や干潟、あるいは自然裸地など、多様な水辺環境が形成されている

富士川上流の笛吹川合流部では、釜無川の礫河原環境と、笛吹川の水際植生が繁茂する区間があり、全体として特徴的な区域となっている

釜無川の信玄堤付近では、外来植生が侵入している一方で、ミゾコウジュやカワヂシャ等の貴重な植物が確認されている

笛吹川の鵜飼橋付近では、低水路に植生が繁茂する一方で、残された礫河原で河原に依存するコアジサシが確認されるなど、特徴的環境が形成されている

特徴的な区間

【富士川下流】富士川河口部 【富士川上流】釜無川・笛吹川合流部

【釜無川】信玄堤付近 【笛吹川】笛吹川上流部

重要度

環境区分

高 砂丘植物帯等高 砂浜・砂礫河原中 ヨシ中 湿性植物(低茎)中 乾性草地中 ヤナギ林等中 河畔林等低 竹林低 つる植物群落

駆除 外来植生駆除 特定外来植生- 耕作地・植林等- 開放水面

Page 5: 第1回委員会の補足説明資料について2.富士川の沢川環境の特徴 富士川水系 富士川下泿は、沢口邪に広大な川幅を有し、低水路邪は多列砂州を形成するとともに、砂礫地、洘洇性砂丘、干潟や湿地等の多様な環境が見られる

17人工構造物

16グラウンド等

15耕作地・人工草地

14竹林

13植林

12針葉樹林

11広葉樹林

10低木林

09ヤナギ林

08オギ原

07ツルヨシ原

06ヨシ原

05多年生草地

04一年生草地

03砂丘植物群落

02沈水・浮葉植物群落

01自然裸地0

500

1000

1500

2000

2500

3000

3500

4000

H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1

面積(ha)

3.富士川の河川環境の変化 (1)陸域環境の経年変化 富士川水系

樹林

草地

減少 増加減少 増加

増加減少増加

増加減少

減少

増加 増加

平均年最大流量約4,500m3/s(H4~R1)

植生面積の変化

北松野地点の年最大流量

河川水辺の国勢調査結果から、植生面積の経年変化を整理した

富士川の特徴的な河川環境である礫河原は出水の作用により変動を繰り返しながら維持されている

河川整備計画策定時(平成18年度)以降には樹林面積が緩やかに増加しているものの、全体的に大きな変化は見られない

河川整備計画策定

【データ出典:河川水辺の国勢調査結果(河川環境基図作成調査・植物調査)】

礫河原

4

礫河原

草地

樹林

Page 6: 第1回委員会の補足説明資料について2.富士川の沢川環境の特徴 富士川水系 富士川下泿は、沢口邪に広大な川幅を有し、低水路邪は多列砂州を形成するとともに、砂礫地、洘洇性砂丘、干潟や湿地等の多様な環境が見られる

1.834.67

2.671.15 2.24 2.36

1.122.78 1.87

8.86

14.5716.14

2.30 2.921.33

5.406.99

8.85

2.00

3.50

0.67

1.151.71

0.96

0.661.66

1.00

4.00

8.710.86

1.95 1.680.35

1.68

3.981.77

0.0

5.0

10.0

15.0

20.0

25.0

H18 H23 H28 H18 H23 H28 H18 H23 H28 H18 H23 H28 H18 H23 H28 H18 H23 H28

富士川下流 富士川中流 富士川上流 釜無川 笛吹川下流 笛吹川上流

1km当

たり箇

所数

(箇所

)早瀬

3.富士川の河川環境の変化 (2)水域環境の経年変化 富士川水系

5

早瀬・淵の経年変化

水域環境変化の例(富士川中流区間)

河川水辺の国勢調査結果から、早瀬・淵の経年変化を整理した

河川整備計画策定時(平成18年度)以降の瀬淵の箇所数は礫河原と同様に増減があり、一定の変化傾向はみられない 今後も水域環境の変化に留意しモニタリングを継続する

【データ出典:河川水辺の国勢調査結果(河川環境基図作成調査)】

【データ出典:河川水辺の国勢調査結果(河川環境基図作成調査)】

H18

H28

 早瀬

 淵

 ワンド・たまり

 自然裸地

Page 7: 第1回委員会の補足説明資料について2.富士川の沢川環境の特徴 富士川水系 富士川下泿は、沢口邪に広大な川幅を有し、低水路邪は多列砂州を形成するとともに、砂礫地、洘洇性砂丘、干潟や湿地等の多様な環境が見られる

3.富士川の河川環境の変化 (3)生物確認状況の経年変化 富士川水系

6

河川水辺の国勢調査結果から、全確認種数、重要種、外来種の経年変化を整理した

底生動物、植物、鳥類、陸上昆虫類は重要種の経年変化等においては、分類体系の変化や調査時期や回数、調査地点数が調査年で異なるため、厳密に比較は

できないが、全体的に大きな変化はみられない

底生動物、植物の外来種は増加していると考えられる

3 34 4

0

1

2

3

4

5

H6 H12 H17 H24

種類数

(種類

<鳥類>

5162

75 78

0

20

40

60

80

100

H7 H13 H19 H29

種類数(種類

<植物>

2 3 36 7

0

5

10

15

H6 H10 H16 H22 H27

種類

数(種類)

<底生動物>

【データ出典:河川水辺の国勢調査結果(魚類、底生動物、植物、鳥類、両生類・爬虫類・哺乳類、陸上昆虫類調査結果)】

増加

増加

4840 45 52 52

60

0

20

40

60

80

H6 H10 H16 H21 H26 H31

種類

数(種

類)

<魚類>

1310 10

1311

14

0

5

10

15

20

H6 H10 H16 H21 H26 H31

種類

数(種

類)

<魚類>

5

8

57

97

0

5

10

H6 H10 H16 H21 H26 H31

種類数

(種類

<魚類>

120154

223

144

206

0

50

100

150

200

250

H6 H10 H16 H22 H27

種類数

(種類

)<底生動物>

2 5

11

1 40

5

10

15

20

H6 H10 H16 H22 H27

種類数

(種類

<底生動物>

137 125101

129

0

50

100

150

H6 H12 H17 H24

種類数

(種類

<鳥類>

2824

15

24

0

10

20

30

H6 H12 H17 H24

種類数

(種類

<鳥類>

669774

961 902

0

250

500

750

1000

H7 H13 H19 H29

種類

数(種類

<植物>

16 15 15 16

9 8 9 9

7 8 6 6

0

10

20

30

40

H5 H11 H15 H25

種類数(種類)

<両生類・爬虫類・哺乳類>■両生類

■爬虫類

■哺乳類

4 3 3 3

42

5 5

3

4

3 2

0

5

10

15

20

H5 H11 H15 H25

種類

数(種類

<両生類・爬虫類・哺乳類>■両生類

■爬虫類

■哺乳類

2 2 2 2

1 1 1 1

1 1 1 1

0

2

4

6

H5 H11 H15 H25

種類数(種類

<両生類・爬虫類・哺乳類>■両生類

■爬虫類

■哺乳類

<堤防に繁茂したオオキンケイギク(釜無川)>

重要種

外来種

全確認種数

1105

17011291 1221

0

500

1000

1500

2000

H9 H14 H20 H30

種類

数(種類

<陸上昆虫類等>

3443

22

40

0

10

20

30

40

50

H9 H14 H20 H30

種類数

(種

類)

<陸上昆虫類等>

16

2720 20

0

10

20

30

H9 H14 H20 H30

種類

数(種類

<陸上昆虫類等>

31

4754

43

0

10

20

30

40

50

H7 H13 H19 H29

種類

数(種類

<植物>

Page 8: 第1回委員会の補足説明資料について2.富士川の沢川環境の特徴 富士川水系 富士川下泿は、沢口邪に広大な川幅を有し、低水路邪は多列砂州を形成するとともに、砂礫地、洘洇性砂丘、干潟や湿地等の多様な環境が見られる

3.富士川の河川環境の変化 (4)水質の経年変化 富士川水系

7

水質基準点のBOD75%値は、下水道整備に伴い近年ではほとんどの区間において環境基準を満足しており、水質は良好である

釜無川、笛吹川は、環境基準値を上回る年があったが、近年は環境基準値を下回っており、改善されてきている

水質の縦断変化

下水道整備状況の変化(山梨県)

水質の経年変化

整備計画策定(H18)

整備計画策定(H18)

【データ出典:水文水質データベース】【データ出典:山梨県HP】

山梨県下流域内市町村における下水道普及率の経年変化

Page 9: 第1回委員会の補足説明資料について2.富士川の沢川環境の特徴 富士川水系 富士川下泿は、沢口邪に広大な川幅を有し、低水路邪は多列砂州を形成するとともに、砂礫地、洘洇性砂丘、干潟や湿地等の多様な環境が見られる

距離標(空間単位:1km)  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85

◆生息場の多様性の評価値の経年変化(過去(H18)⇒現況(H28))距離標(空間単位:1km)  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85

△△ △- △- -○ -- -○ -- -- -- △- △- -- △- -- △- -- -- -△ △△ -- △△ △- -△ △- -○ ○△ -○ -○ △△ -○ -○ △○ △- ○○ ○○ -○ -- -- -△ -△ -- -- -○ -- -- -△ -- △- -- -- △- -△ -- △- -- -- -○ -- -- -- -- △- -- △△ △△ -- -○ -○ ○○ ○○ -△ △△ △○ -○ △○ -- -△ -△ △△ △△ -△ △○ -△ -△ -○ --△○ ○△ △○ -○ ○○ -- △- -○ △○ -△ -△ -○ △- △○ △- -- △○ -○ -- -- △△ ○- △- △△ -△ △○ △△ △△ -- -△ △△ -- -△ △○ ○- ○△ △- -- △△ -- ○△ -△ -○ -○ △- △○ △△ -○ △○ ○△ △△ △○ ○○ △△ △△ △- △△ △- ○△ ○○ △○ △○ ○- ○○ ○○ △△ -△ -- △△ △○ -△ -△ △○ -△ ○○ △- -△ △△ ○○ ○○ △△ △○ △○ △△ ○○ △○○○ ○○ ○○ △△ △△ ○△ △○ △△ ○△ △△ △△ △△ △△ △△ △△ △△ △△ ○△ △△ △△ △△ ○△ △△ △○ △○ ○○ △○ △○ △○ △○ △△ △○ △○ △○ △○ △△ △△ △○ ○○ △△ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○△ △○ ○○ △△ △△ △○ △△ ○○ △△ ○△ ○○ ○○ △△ △△ △△ ○△ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ △○ △△ ○○ ○△ ○△ ○○ ○○ ○○ △○ △○ △○ △○ △△ △△ △△ △△ △△ △△×× ×× ×× △△ △× ×× △△ ×△ △× △△ △- △- △- △- △△ △△ △- △△ △△ △△ △△ △△ △△ △△ △△ △△ △△ △△ ×× △× -△ △× △× ×× △△ △△ △△ △△ △△ △△ △△ △△ △△ △× △× ×× △× △△ △× ×△ △× △△ ×△ △× ×× △△ ×× △× △△ △△ △△ △△ ×× ×△ △× ×× △× ×× △× ×△ ×× △× ×× ×× ×× ×× ×× ×× ×× △△ ×× ×× ×× ×× ×× △△○○ △- ○- ○- ○- -- -- -○ -- △△ -- -○ △- -- △○ △- -- -- -- -- -○ -- -- △- -- -- -- ○- -○ -- △△ -- △- △○ △- ○- -- -- ○- -- -- -- ○- -- -△ ○- ○- -- -- -- △- △- -- △- △△ △- △- -- -- ○- △- -- -- △△ ○○ ○- -○ -- -△ -△ ○△ ○△ -○ △△ -△ -- △- △- ○○ -△ ○○ ○○ -○ -- ○- -△○△ △△ ○○ △○ △△ △○ ○○ △△ ○○ ○○ ○○ ○○ △△ ○△ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ △○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ △△ ○○ △○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ △△ △△ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ △△ ○○ ○○ △○ △○ △○ △△ △△ ○○ △○ △△ ○○ ○○ △○ △○ ○○ ○○ ○○ △○ ○○ △△ △○ ○○ △△ △△ ○○ △△ ○○ △△ △△ △△ △△ ○○ ○○ ○○ △○ △○ -△△○ △○ △△ △○ △○ △○ △○ △△ ○△ △○ △○ △△ ○○ ○○ ○○ △○ △△ △○ ○△ △△ △△ ○△ △△ ○○ ○△ ○○ ○○ △○ △△ △△ ○○ ○△ ○△ ○○ △○ △○ △○ △△ △△ ○△ ○○ △○ △△ △○ △△ ○△ △○ ○△ △△ ○○ ○△ △○ △○ △○ ○○ △△ △△ △○ △△ △○ △△ △△ ○△ △○ ○○ ○△ ○○ △○ ○△ △○ △○ ○○ ○△ ○△ ○△ △△ ○○ △△ △△ △△ △△ △○ ○△ △△ ○○ -△○○ △△ -- ○○ △△ ○○ -- △△ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ △△ △△ ○○ △△ △△ ○○ ○○ -- △△ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ -- △△ △△ ○○ △△ ○○ ○○ △△ △△ ○○ ○○ ○○ △△ ○○ △△ ○○ ○○ △△ △△ ○○ ○○ △△ △△ ○○ △△ △△ -- -- ○○ -- ○○ △△ △△ △△ -- -- △△ △△ △△ -- △△ △△ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ △△ △△ △△ △△○○ -○ ○○ △△ -○ △○ △- -- -- -△ -- -○ -- -○ -○ -△ -△ -△ -- -△ -- △△ -○ △○ △○ -△ -- -△ -△ -△ -- -○ ○- -- -△ -○ -△ -- -○ -- -○ -○ -△ ○○ -○ △- △○ -- -- -- -- -△ -○ -- -- -- -- -- -- -- -△ -- -△ -○ -- -○ -○ -- △○ -- △△ -△ -○ △△ △○ △○ -△ -△ -○ △△ △△ △△ -△ -△ -- ---- -- -× -- -× -- -- -- -- -- -- -- -- -× -- -- -- -- -- -- -- -- -△ -- -△ -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- ×× △× -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -△ -- -- -- -- -△ -- -× -- -△ -- -- -- -- --4 1 3 2 2 1 1 -1 4 2 2 2 2 3 3 1 1 3 2 1 2 5 0 2 3 5 3 3 1 1 3 2 4 3 3 3 1 2 3 2 3 2 3 4 3 4 3 4 0 4 3 0 0 1 2 0 1 2 2 3 1 0 3 2 6 3 2 1 2 0 2 3 1 2 2 1 1 0 2 2 2 2 1 -1 2 05 2 2 5 1 4 3 2 2 3 3 5 2 3 5 2 2 4 1 1 3 2 2 4 5 5 5 5 3 2 4 4 2 6 4 4 2 3 3 1 3 3 4 5 3 3 3 3 1 4 1 3 5 2 2 0 1 3 1 3 2 2 1 5 5 2 5 3 2 4 2 0 3 2 3 2 2 1 3 3 2 5 2 0 3 11 1 -1 3 -1 3 2 3 -2 1 1 3 0 0 2 1 1 1 -1 0 1 -3 2 2 2 0 2 2 2 1 1 2 -2 3 1 1 1 1 0 -1 0 1 1 1 0 -1 0 -1 1 0 -2 3 5 1 0 0 0 1 -1 0 1 2 -2 3 -1 -1 3 2 0 4 0 -3 2 0 1 1 1 1 1 1 0 3 1 1 1 1

◆改修事業等整備の実施区間(H18~H28)距離標(空間単位:1km)  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85

洗掘防止対策 1 1 1 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 2 1 2 2 0 1 0 0 2 2 1 3 0 0 0 0 0 1

河道断面確保対策(河道整正含む)

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 4 8 3 4 4 3 0 4 3 2 0 1 0 0 0 0 0 1 5 5 3 3 3 3 0 0 0 0 0 0 3 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 5 4 4 3 2 2 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

水辺整備 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1

セグメント1河川環境区分 富士川下流 富士川中流 富士川上流 釜無川

大セグメント セグメント1 セグメント2-1

7.水際の複雑さ

水域

8.連続する瀬淵9.ワンド・たまり10.湛水域 *(負の指標)

水際域

5.水生植物帯6.水際の自然度

整備箇所

略図

多様性の評価値

H18H28(基準年)

評価値の差(H28-H18)

陸域

1.低・中茎草地2.河辺性の樹林・河畔林3.自然裸地4.外来植物 *(負の指標)

右岸 H50 H100 H150 H200 H250 K0 K50 K100 K150 K200

左岸

H0

駿

H300 K250

新富士川橋

新幹線鉄道橋

東海道線鉄道

富士川橋

東名高速橋

新東名高速

蓬来橋

松岡水位標

北松野水位標

芝川

佐野川

万栄橋

南部橋

四ヶ郷堰 十

島堰

南部水位標

波木井川

塩之沢堰

常葉川

富山橋

富山橋水位標

早川合流

清水端水位標

笛吹川

三郡西橋

浅原橋

浅原橋水位標

開国橋

信玄橋

高岩頭首工

御勅使川

塩川

船山橋

武田橋

中部横断

自動車道

中部横断

自動車道

双田橋

内房橋

稲子川

福士川

戸栗川

上堰頭首工

一本杉頭首工

鏡中条橋

四ヶ村堰

道路橋

高速道路橋

鉄道橋

堰・頭首工

支川合流

水位観測標

-4

-2

0

2

4

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85

4.河川整備にともなう河川環境の変化 (1)河川環境区分ごとの環境変化(1/2) 富士川水系

「河川環境管理シート」を用いて整備箇所(洗掘防止対策、河道断面確保対策、水辺整備)と環境変化(生息場の変化)の関係を整理

富士川、釜無川区間では整備箇所における顕著な環境悪化は確認されていない。今後も環境変化に留意しモニタリングを継続する

富士川・釜無川

環境の変化傾向H18→H28

改善

悪化

整備箇所

参考情報:河川環境管理シートを活用した河川環境の多様性評価

8生息場の情報を1km単位毎に水域・水際部・陸域に分けて評価

中央値以上が◯、中央値未満が△、*の環境要素(負の指標)は中央値以上が×、“-”は環境要素なし(数値がゼロ)

◯を 1点、× を-1点として点数化

【環境の変化傾向の評価例】〇〇:〇→〇(過去も現在も良好な状態)△〇:△→〇(過去に比べて現在は改善傾向)〇△:〇→△(過去に比べて現在は悪化傾向)

※過去年も現在(基準年)の中央値で評価

過去 現在

距離標(空間単位:1km)  0△△△○○○××△-○△△○○○○○--34

評価値の差(H28-H18) 1

評価値

H18H28(基準年)

水際域

5.水生植物帯6.水際の自然度7.水際の複雑さ

水域

8.連続する瀬淵9.ワンド・たまり10.湛水域 *(負の指標)

陸域

1.低・中茎草地2.河辺性の樹林・河畔林3.自然裸地4.外来植物 *(負の指標)

環境の変化傾向

環境の良好さ(現在)

Page 10: 第1回委員会の補足説明資料について2.富士川の沢川環境の特徴 富士川水系 富士川下泿は、沢口邪に広大な川幅を有し、低水路邪は多列砂州を形成するとともに、砂礫地、洘洇性砂丘、干潟や湿地等の多様な環境が見られる

距離標(空間単位:1km)  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28

◆生息場の多様性の評価値の経年変化(過去(H18)⇒現況(H28))距離標(空間単位:1km)  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28

-△ -△ -○ -○ -- -- -- -- -- -△ -○ -△ -△ -○ -○ -○ ○○ ○- △△ ○○ ○○ -- △- -△ -- -- -- -- --○○ △○ ○○ ○○ ○○ ○△ △△ ○○ ○△ ○△ ○○ ○○ ○△ △△ △△ △△ ○○ ○○ ○△ ○○ ○○ ○△ ○○ ○- ○△ ○△ ○○ ○△ ○-○- △○ △△ △○ △△ △○ △○ △○ ○○ ○○ ○△ ○△ ○△ △△ ○△ △○ ○○ ○△ ○△ △○ ○△ △○ ○○ ○○ ○○ ○△ ○○ △△ △△△△ △△ △△ △△ △× ×× ×× ×× △△ △× △× △× △× ×△ △△ △△ △× △△ ×× ×× △△ ×× △△ △× △× △△ △△ △× △△○△ ○- ○- ○- ○- △○ ○○ △- △- -- ○- △- -○ ○△ ○- ○△ △○ △△ -○ ○○ ○○ -- -- △- ○- ○- ○△ △△ △-△○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ △△ △△ ○○ ○○ △△ △△ △△ △△ △○ ○○ △○ ○○ △△ ○○ ○○ ○○ △○ △○ △○ △○ △○ △△ ○○○△ ○○ ○△ ○△ ○△ △○ ○○ ○○ △△ △△ ○○ ○△ △○ ○○ ○△ ○○ ○△ △○ ○△ ○○ ○○ ○△ ○△ ○○ ○○ △○ △○ ○△ ○△-- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- △△ ○○ △△ △△ △△ △△ ○○ ○○ ○○ △△ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○-- -△ -△ -- △- -○ -○ -- -- -- -- △- -○ -△ -- -○ △△ ○- △- -△ ○○ ○- -- -- △○ -- -- -- -○-- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --4 3 4 4 4 1 1 1 3 3 4 3 2 1 3 4 4 5 2 4 8 4 4 3 5 4 4 3 42 4 3 4 1 4 3 2 2 1 2 0 2 2 2 6 4 3 0 5 7 2 4 2 4 3 5 0 3-2 1 -1 0 -3 3 2 1 -1 -2 -2 -3 0 1 -1 2 0 -2 -2 1 -1 -2 0 -1 -1 -1 1 -3 -1

◆改修事業等工事の実施区間(H18~H28)距離標(空間単位:1km)  0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28

洗掘防止対策 0 0 1 2 1 0 0 0 0 0 1 0 2 2 0 1 0 1 2 0 1 0 0 1 1 0 0 0 0

河道断面確保対策(河道整正含む)

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 1 2 4 4 3 0 0 0 1 0 0 0

水辺整備 1

略図

多様性の評価値

評価値の差(H28-H18)

7.水際の複雑さ

水域

8.連続する瀬淵9.ワンド・たまり10.湛水域 *(負の指標)

セグメント1

河川環境区分 笛吹川下流 笛吹川上流

H18H28(基準年)

大セグメント セグメント2-2 2-1

整備箇所

陸域

1.低・中茎草地2.河辺性の樹林・河畔林3.自然裸地4.外来植物 *(負の指標)

水際域

5.水生植物帯6.水際の自然度

右岸 F0 F50 F100 F150 F200 F250

左岸

三郡東橋

芦川

桃林橋

桃林橋

水位標

身延線鉄道橋

下曽根橋

中央自動車道

白井河原橋

石和

水位標

鵜飼橋

笛吹橋

日川重川

馬の鞍

頭首工

中央線鉄道橋

差出堰

亀甲橋

八幡橋

豊積橋

中道橋

蛍見橋

大野桑戸橋

桑戸橋

根津橋

道路橋

高速道路橋

鉄道橋

堰・頭首工

支川合流

水位観測標

-4

-2

0

2

4

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28

4.河川整備にともなう河川環境の変化 (1)河川環境区分ごとの環境変化(2/2) 富士川水系

笛吹川

「河川環境管理シート」を用いて整備箇所(洗掘防止対策、河道断面確保対策、水辺整備)と環境変化(生息場の変化)の関係を整理

笛吹川区間では整備箇所における顕著な環境悪化は確認されていない。今後も環境変化に留意しモニタリングを継続する

環境の変化傾向H18→H28

改善

悪化

整備箇所

9

中央値以上が◯、中央値未満が△、*の環境要素(負の指標)は中央値以上が×、“-”は環境要素なし(数値がゼロ)

◯を 1点、× を-1点として点数化

Page 11: 第1回委員会の補足説明資料について2.富士川の沢川環境の特徴 富士川水系 富士川下泿は、沢口邪に広大な川幅を有し、低水路邪は多列砂州を形成するとともに、砂礫地、洘洇性砂丘、干潟や湿地等の多様な環境が見られる

4.河川整備にともなう河川環境の変化 (2)河川整備時の環境配慮事例 富士川水系

河道掘削時に環境影響が想定される区間では、環境情報図等を活用して環境に配慮した掘削計画を検討する

河道掘削の実施箇所では、未実施箇所と比較して自然裸地が維持されている割合が高く、植生遷移進行の抑制や礫河原の維持に寄与している可能性がある

環境変化事例

環境配慮検討事例

環境影響が想定される区間では、環境に配慮した掘削計画を検討

河道掘削(砂利採取)実施箇所(富士川中流)

河道掘削(砂利採取)未実施箇所(富士川中流)

【データ出典:河川水辺の国勢調査結果(河川環境基図作成調査)】

<河道掘削(砂利採取)箇所の環境変化(富士川中流)>

10

Page 12: 第1回委員会の補足説明資料について2.富士川の沢川環境の特徴 富士川水系 富士川下泿は、沢口邪に広大な川幅を有し、低水路邪は多列砂州を形成するとともに、砂礫地、洘洇性砂丘、干潟や湿地等の多様な環境が見られる

4.河川整備にともなう河川環境の変化 (2)河川整備時の環境配慮事例 富士川水系

笛吹川では河道整正にあたって、できる限り河床の平坦化を避ける等配慮を行うとともに、河床に大礫を配置し、単調とならないよう工夫した

また、整備後は定点観測等のモニタリング調査を継続し、今後の河川整備に活かせるよう河川環境の変化の把握に努めている

環境変化事例

<河道整正時の環境配慮の事例>(笛吹川万力大橋上流)

11

Page 13: 第1回委員会の補足説明資料について2.富士川の沢川環境の特徴 富士川水系 富士川下泿は、沢口邪に広大な川幅を有し、低水路邪は多列砂州を形成するとともに、砂礫地、洘洇性砂丘、干潟や湿地等の多様な環境が見られる

5.河川環境に関する点検結果(案) 富士川水系

12

① 富士川の河川環境の変化 定期的・継続的・統一的な調査を元にした河川環境の状況把握結果からは、計画策

定後の河川環境の大きな変化は見受けられない。

② 河川整備に伴う河川環境の変化 河川整備あたっては、河川環境の特徴や配慮事項を整理した河川環境情報図等を

活用して、河川環境に配慮した整備を検討しており、良好な河川環境を維持している。

今後も、河川環境の把握に努め、河川環境情報図等活用しながら、河川整備を進めていく必要がある。

また、水辺整備にあたっては、地域の意見も踏まえつつ、情報共有を図りながら進めていく必要がある。