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インドの投資環境
166
地域別の概要 第24章
地域分類と地域別の人口 1.
インドの国土面積は 328.7 万 km2、世界で 7 番目に広く、日本の国土面積の 8.7 倍に相当する。
「第 1 章 概要」で既述の通り、インドは宗教、文化、言語、気候等の面で著しい多様性がみられ
るが、本書では便宜的にインドの国土を北部、西部、南部、東部の 4 つに区分した(図表 24-1)25。
州別の面積と人口では、それぞれラジャスタン州(34 万 km2)、ウッタル・プラデシュ州(2 億人)
が 大である(図表 24-2)。
図表 24-1 インドの地域分類と主要都市
25 インド内務省(Ministry of Home Affairs)によると、インドの国土は北部、中央部、東部、西部、
南部、北東部の 6 つに分類されるが、本書では各州の経済関係や日本企業の進出動向をふまえ、
北部と中央部、東部と北東部とをそれぞれ統合して「北部」、「東部」と区分した。また、上の分
類に含まれない島嶼部(アンダマン・ニコバル諸島連邦直轄領、ラクシャディープ連邦直轄領)
については、便宜的に南部に含めた。
第 24 章 地域別の概要
167
図表 24-2 各州の面積、人口比較
(注)*印は連邦直轄領。ダマン・ディーウ連邦直轄領、ダードラー及びナガル・ハヴェーリー連邦直轄領、
ラクシャディープ連邦直轄領を除く (出所)中央統計局、World Atlas「The States Of India By Land Area」より作成
km2構成比 万人 構成比
全国 3,289,084 100.0% 129,940 100.0%
北部 1,456,633 44.3% 50,728 39.0%
ウッタル・プラデシュ 243,290 7.4% 21,751 16.7%
ラジャスタン 342,239 10.4% 7,426 5.7%
マディヤ・プラデシュ 308,350 9.4% 7,878 6.1%
* デリー 1,483 0.0% 1,866 1.4%
ハリヤナ 44,212 1.3% 2,742 2.1%
パンジャブ 50,362 1.5% 2,983 2.3%
チャッティスガル 135,191 4.1% 2,793 2.1%
ウッタラカンド 53,483 1.6% 1,087 0.8%
ヒマチャル・プラデシュ 55,673 1.7% 722 0.6%
ジャンム・カシミール 222,236 6.8% 1,365 1.1%
* チャンディガル 114 0.0% 114 0.1%
西部 507,439 15.4% 18,662 14.4%
マハラシュトラ 307,713 9.4% 12,006 9.2%
グジャラート 196,024 6.0% 6,505 5.0%
ゴア 3,702 0.1% 152 0.1%
南部 644,497 19.6% 26,531 20.4%
タミルナドゥ 130,058 4.0% 7,597 5.8%
カルナタカ 191,791 5.8% 6,490 5.0%
アンドラ・プラデシュ 162,968 5.0% 5,074 3.9%
テランガナ 112,077 3.4% 3,751 2.9%
ケララ 38,863 1.2% 3,432 2.6%
* ポンディシェリ 490 0.0% 145 0.1%
* アンダマン・ニコバル諸島 8,250 0.3% 43 0.0%
東部 680,515 20.7% 34,019 26.2%
* 西ベンガル 88,752 2.7% 9,649 7.4%
ビハール 94,163 2.9% 11,364 8.7%
オリッサ 155,707 4.7% 4,441 3.4%
アッサム 78,438 2.4% 3,353 2.6%
ジャルカンド 79,714 2.4% 3,612 2.8%
トリプラ 10,486 0.3% 393 0.3%
メガラヤ 22,429 0.7% 334 0.3%
ナガランド 16,579 0.5% 210 0.2%
マニプル 22,327 0.7% 322 0.2%
シッキム 7,096 0.2% 65 0.0%
アナチャル・プラデシュ 83,743 2.5% 155 0.1%
ミゾラム 21,081 0.6% 121 0.1%
面積 人口 (2017/3)
インドの投資環境
168
地域別の 1 人あたり GDP 2.
図表 24-3 は 2018 年度の州別名目 GDP と州別の 1 人あたり GDP である。州別では金融・商業
都市ムンバイや製造業の集積が進むプネなど大都市を擁する西部マハラシュトラ州が も GDPが高く、3.5 億ドルとなっている。次いで南部タミルナドゥ州、北部ウッタル・プラデシュ州と続
く。1 人あたり GDP では、ゴア州、デリー連邦直轄領、シッキム州、チャンディガル連邦直轄領
が全国平均の 2 倍を超えているが、デリーを除くといずれも人口の少ない州や連邦直轄領である。
地域別のトレンドとしては、南部、西部に 1 人あたり GDP が全国平均以上を上回る比較的裕福な
州が多く、逆に東部地域には貧困州が多い。尚、北東部の諸州(アッサム、アナチャル・プラデ
シュ、マニプル、トリプラ、ミゾラム、メガラヤ、ナガランド)には経済的な後発州が多いため、
連邦政府による開発支援が重点的に行われている。
第 24 章 地域別の概要
169
図表 24-3 地域別 1 人あたり GDP(2018 年度)
(注 1)*印は連邦直轄領。ダマン・ディーウ連邦直轄領、ダードラー及びナガル・ハヴェーリー連邦直轄領、
ラクシャディープ連邦直轄領を除く (注 2)2018 年年平均為替レート(1 ドル=68.54 ルピー)を用いてドル換算 (出所)中央統計局より作成
100万ドル 構成比 ドル 全国=100
全国 2,502,159 100.0% 1,926 100
北部 811,268 32.4% 1,599 83
ウッタル・プラデシュ 200,809 8.0% 923 48
ラジャスタン 121,910 4.9% 1,642 85
マディヤ・プラデシュ 106,252 4.2% 1,349 70
* デリー 100,687 4.0% 5,395 280
ハリヤナ 91,343 3.7% 3,331 173
パンジャブ 69,908 2.8% 2,343 122
チャッティスガル 41,464 1.7% 1,484 77
ウッタラカンド 32,512 1.3% 2,991 155
ヒマチャル・プラデシュ 20,516 0.8% 2,842 148
ジャンム・カシミール 20,206 0.8% 1,481 77
* チャンディガル 5,662 0.2% 4,949 257
西部 553,958 22.1% 2,968 154
マハラシュトラ 351,858 14.1% 2,931 152
グジャラート 191,815 7.7% 2,949 153
ゴア 10,285 0.4% 6,784 352
南部 746,556 29.8% 2,814 146
タミルナドゥ 213,286 8.5% 2,808 146
カルナタカ 197,006 7.9% 3,036 158
アンドラ・プラデシュ 118,115 4.7% 2,328 121
テランガナ 109,983 4.4% 2,932 152
ケララ 102,209 4.1% 2,978 155
* ポンディシェリ 4,809 0.2% 3,328 173
* アンダマン・ニコバル諸島 1,148 0.0% 2,664 138
東部 390,377 15.6% 1,148 60
* 西ベンガル 145,842 5.8% 1,511 78
ビハール 70,725 2.8% 622 32
オリッサ 63,668 2.5% 1,434 74
アッサム 42,092 1.7% 1,255 65
ジャルカンド 40,304 1.6% 1,116 58
トリプラ 6,731 0.3% 1,714 89
メガラヤ 4,492 0.2% 1,345 70
ナガランド 3,543 0.1% 1,688 88
マニプル 3,497 0.1% 1,085 56
シッキム 3,428 0.1% 5,298 275
アナチャル・プラデシュ 3,216 0.1% 2,079 108
ミゾラム 2,839 0.1% 2,338 121
1人あたりGDP名目GDP (2018/3)
インドの投資環境
170
地域別の経済動向 3.
地域別 GDP 構成比 (1)
インドの 29 州と主要な連邦直轄領で公表された直近の名目 GDP(2018 年度)に基づくと、
地域ごとの GDP の内訳は、北部 33.0%、西部 22.1%、南部 29.0%、東部 15.9%であった。イ
ンド全国の名目 GDP に占める比率を地域と産業のマトリックスでみると、農業と卸売・小売
業は北部、製造業は西部で盛んである(図表 24-4)。南部は比較的バランスの取れた産業構造
をしている。東部については全体的に産業開発が立ち遅れており、林業、漁業、鉱業などが
主要産業である(図表 24-5)。
図表 24-4 地域別にみた名目 GDP の産業別構成比(2018 年度)
(注)インド全国の GDP に占める比率が 2.0%を上回っている産業・地域を黄色、0.5%を下回っている産業・
地域は青色でシャドーしている (出所)中央統計局より作成
全国 北部 西部 南部 東部
全体 100.0% 33.0% 22.1% 29.0% 15.9%
第1次産業 18.6% 7.5% 3.0% 4.5% 3.6%
農業 11.3% 4.8% 2.0% 2.2% 2.2%
畜産業 4.8% 2.0% 0.6% 1.5% 0.6%
林業 1.4% 0.6% 0.2% 0.2% 0.3%
漁業 1.1% 0.1% 0.1% 0.5% 0.4%
第2次産業 29.5% 9.3% 8.3% 7.8% 4.1%
鉱業 2.7% 0.9% 0.8% 0.4% 0.7%
製造業 16.5% 4.5% 5.7% 4.4% 1.9%
公益業 2.7% 1.2% 0.6% 0.5% 0.4%
建設業 7.6% 2.7% 1.2% 2.5% 1.2%
第3次産業 51.9% 16.2% 10.8% 16.7% 8.2%
卸売・小売 10.8% 3.3% 2.1% 3.1% 2.2%
ホテル・レストラン 1.0% 0.3% 0.1% 0.4% 0.1%
運輸・倉庫 5.1% 1.8% 0.9% 1.6% 0.8%
情報・通信 1.9% 0.7% 0.4% 0.5% 0.3%
金融 5.4% 1.6% 1.8% 1.4% 0.6%
不動産、専門サービス 15.6% 4.6% 3.5% 6.1% 1.5%
公務・行政 4.4% 1.7% 0.7% 1.0% 1.0%
その他 7.7% 2.3% 1.3% 2.6% 1.5%
第 24 章 地域別の概要
171
図表 24-5 地域別にみた名目 GDP の産業別構成比(各地域を 100%とした場合)
(注)構成比が「全国」を 2%ポイント上回っている産業・地域を黄色、2%ポイント下回っている産業・地
域を青色でシャドーしている。構成比は小数点第二位を四捨五入しているため、数値の合計は必ずし
も 100%にならない。 (出所)中央統計局より作成
全国 北部 西部 南部 東部
全体 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%
第1次産業 18.6% 22.9% 13.5% 15.4% 22.5%
農業 11.3% 14.6% 9.1% 7.7% 14.1%
畜産業 4.8% 6.1% 2.9% 5.3% 3.9%
林業 1.4% 1.8% 1.1% 0.8% 2.1%
漁業 1.1% 0.3% 0.5% 1.7% 2.5%
第2次産業 29.5% 28.1% 37.7% 26.9% 25.8%
鉱業 2.7% 2.7% 3.4% 1.4% 4.1%
製造業 16.5% 13.7% 25.9% 15.2% 11.9%
公益業 2.7% 3.5% 2.9% 1.8% 2.3%
建設業 7.6% 8.2% 5.5% 8.5% 7.4%
第3次産業 51.9% 49.1% 48.7% 57.7% 51.7%
卸売・小売 10.8% 10.1% 9.5% 10.7% 14.2%
ホテル・レストラン 1.0% 0.8% 0.6% 1.5% 0.8%
運輸・倉庫 5.1% 5.3% 4.0% 5.6% 5.2%
情報・通信 1.9% 2.1% 1.7% 1.8% 2.1%
金融 5.4% 4.9% 7.9% 4.9% 3.8%
不動産、専門サービス 15.6% 13.8% 15.7% 20.9% 9.8%
公務・行政 4.4% 5.0% 3.4% 3.5% 6.4%
その他 7.7% 7.1% 6.0% 8.9% 9.3%
18.6% 22.9%13.5% 15.4%
22.5%
29.5%28.1%
37.7%26.9%
25.8%
51.9% 49.1% 48.7%57.7%
51.7%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
全国
北部
西部
南部
東部
第1次産業 第2次産業 第3次産業
インドの投資環境
172
地域別の産業構造の特徴 (2)
①北部(2018 年度名目 GDP 構成比:33.0%)
中核都市デリーを含む北部では、第 1 次産業の構成比(22.9%)が全国平均(18.6%)より高く、
第 2 次産業の構成比(28.1%)が全国平均(29.5%)より低いことが特徴的である。内訳は、第 1次産業の農業の構成比が 14.6%と地域別では も高い一方、製造業の構成比(13.7%)が全国平
均(16.5%)より低い。これは、自動車など製造業の集積がデリーと周辺都市などに限られ、そ
れ以外の地域では、まだ農業が主要産業であるためと考えられる。
②西部(2018 年度名目 GDP 構成比:22.1%)
中核都市ムンバイを含む西部では、北部や東部とは逆に第 1 次産業の構成比(13.5%)が全国
平均(18.6%)より低く、第 2 次産業の構成比(37.7%)が全国平均(29.5%)より高いことが特
徴的である。内訳は、第 2 次産業の製造業の構成比(25.9%)が全国平均(16.5%)より 9.4%ポ
イント高い。これは、近年マハラシュトラ州のプネやグジャラート州に自動車産業が集積してい
ることが影響している。また、金融都市ムンバイが含まれるため、金融の構成比(7.9%)が全国
平均(5.4%)よりも高い。
③南部(2018 年度名目 GDP 構成比:29.0%)
中核都市チェンナイ、ベンガルールを含む南部では、第 1 次産業の構成比(15.4%)が全国平
均(18.6%)より低く、第 3 次産業の構成比(57.7%)で 4 地域中唯一全国平均(51.9%)を上回
っている点が特徴的である。第 3 次産業の内訳は、不動産、専門サービスが 20.9%と高い。第 2次産業の製造業の構成比(15.2%)が比較的高い。南アジアのデトロイトと呼ばれるチェンナイ
への自動車企業の集積、インドのシリコンバレーと呼ばれるベンガルールやハイデラバードへの
IT 企業の集積があるものの、第 2 次産業の構成比は 26.9%で、全国平均(29.5%)を 3%ポイン
ト弱下回っている。
④東部(2018 年度名目 GDP 構成比:15.9%)
中核都市コルカタを含む東部では、第 1 次産業の構成比(22.5%)が全国平均(18.6%)より高
く、第 2 次産業の構成比(25.8%)が全国平均(29.5%)より低いことが特徴的である。内訳は、
第 1 次産業では農業(14.1%)、林業(2.1%)、漁業(2.5%)の構成比が全国平均(農業:11.3%、
林業:1.4%、漁業:1.1%)より高く、その一方で、第 2 次産業の製造業の構成比(11.9%)は全
国平均(16.5%)より 5%ポイント近く低くなっている。東部の諸州では、州政府が工業化に消極
的であったため、道路網や港湾などのインフラが未整備で、製造業など高付加価値産業の発展が
遅れた。農業や鉱業などへの依存が高く、国全体に占める GDP の割合も他地域に比べて低い。1人あたり GDP も全国平均を下回っている州が多い。近年は連邦政府の支援を受けた工業化の動き
が活発になっていることや、東部の各州が鉱物資源(褐炭、鉄鉱石、銅、錫など)に恵まれてい
ることから注目を集めている。
第 24 章 地域別の概要
173
賃金水準 4.
JETRO の「2018 年度 アジア・オセアニア投資関連コスト比較調査(2019 年 3 月)」によると、
ニューデリー、アーメダバード、チェンナイ、ベンガルール、ムンバイの職種別の月額給与は「第
21 章 インド投資の優位性と留意点」の図表 21-6 の通りである。製造業、非製造業とも、ムンバ
イやニューデリー、ベンガルールの水準が高い。チェンナイでは、製造業のワーカー賃金はムン
バイの 3 分の 2 程度の水準である。非製造業では、スタッフ(一般職)とマネージャー(課長ク
ラス)ではムンバイの賃金水準が も高いが、店舗スタッフ(飲食)ではニューデリー、アーメ
ダバードの賃金水準が高い。両地域では賃金水準にかなり幅があることに注意が必要である。現
地の日系企業へのヒアリングによれば、どの地域でもミドルマネジメント(工場の班長など)層
の人材は集まりにくく、採用コストや給与費用が想定以上に大きくなりやすいとのことである。
また、高い賃金上昇率も日本企業にとって課題である。CPI 上昇率は 5%以下に抑制されている
(2016 年:4.94%、2017 年:2.49%、2018 年:4.86%。出所:IMF)ものの、インド日本商工会
と JETRO による「第 13 回賃金実態調査」によると、賃金上昇率の全国平均は、スタッフは 2018年実績で 10.2%、2019 年見込みで 9.9%、ワーカーは 2018 年実績で 10.7%、2019 年見込みでは
11.1%と、10%前後の上昇が続いている。地域別では、ムンバイでワーカーの賃金上昇率が 18%と高い上昇率を示している(2018 年実績)。
外資企業の関心が高い工業団地の分布 5.
「第 4 章 直接投資受入動向」で示したとおり、2000 年度から 2018 年度までの累計で も海外
直接投資額が多いのがマハラシュトラ州周辺であり、2018 年度の単年度実績でもマハラシュトラ
州周辺への FDI 投資額が も多かった。日系企業は、図表 24-6 に示した主要州・主要都市に進出
することが多い。
図表 24-6 インド主要州・主要都市
デリー
アーメダバード
プネ
ムンバイ
チェンナイ
ハイデラバード
ベンガルール
コルカタ
北部
西部
南部
東部
ラジャスタン州
ハリヤナ州
ウッタル・プラデシュ州
グジャラート州
マハラシュトラ州
カルナタカ州
タミルナドゥ州
アンドラ・プラデシュ州
インドの投資環境
174
図表 24-7 は、在インド日本国大使館と JETRO の集計による、各年 10 月 1 日時点の日系企業の
拠点数と日系企業総数である。日系企業の拠点数を州別でみると、商業・金融都市のムンバイや
産業が集積するプネを擁するマハラシュトラ州が拠点数 810 で も多い。次いで、南インド経済
の中心都市であるチェンナイが位置するタミル・ナドゥ州が 620 拠点、デリー近郊のハリヤナ州
が 609 拠点と続いている。日系企業の数で見た場合、2018 年 10 月 1 日時点では 1,441 社と、対前
年比 72 社、5%の増加となっている。
図表 24-7 進出日系企業拠点数
(出所)在インド日本国大使館、JETRO より作成
2016 2017 2018
デリー準州 323 331 340
ハリヤナ 522 592 609
ウッタル・プラデシュ 309 313 319
ラジャスタン 182 185 183
チャンティガル 18 33 32
パンジャブ 85 78 87
ウッタラカンド 46 49 43
その他 100 110 109
首都圏近郊/北部/北東部インド 計 1,585 1,691 1,722
西ベンガル 193 197 209
ジャルカンド 60 63 56
オディシャ 59 62 64
ビハール 73 77 74
東部インド 計 385 399 403
マハラシュトラ 709 759 810
グジャラート 300 321 383
マディヤ・プラデシュ 98 105 117
ゴア 23 24 21
チャッティスガル 28 31 36
ダマン&ディウ 3 1 2
ダドラ&ナガルハベリ 2 2 3
西部インド 計 1,163 1,243 1,372
カルナタカ 476 509 529
タミル・ナドゥ 582 582 620
アンドラ・プラデシュ 104 130 136
テランガナ 150 138 169
ケララ 137 136 140
プドゥチェリー 8 10 11
南部インド 計 1,457 1,505 1,605
拠点数 計 7,723 8,171 8,599
日系企業数 1,305 1,369 1,441
第 24 章 地域別の概要
175
【参考】地域別気候(一部再掲)
南北に国土の長いインドでは地域ごとに多様な気候がみられる。一般的に、北部・東部は気温
が 40℃から 10℃以下と、年間を通じて気温差が大きく、南部は比較的気温差が小さく温暖である。
また、南西部の沿岸はモンスーンの影響を受けやすい。図表 24-8 に主要都市の気温と降水量を示
した。
図表 24-8 地域別の気温と降水量(再掲)
(注)4 都市とも 1981-2010 年の 30 年平均より算出 (出所)インド気象庁(India Meteorological Department)をもとに作成
0
50
100
150
200
250
0
5
10
15
20
25
30
35
40
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
(mm)(℃)
降雨量 低気温 高気温
ニューデリー
0
100
200
300
400
500
600
700
800
900
0
5
10
15
20
25
30
35
40
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
(mm)(℃)
降雨量 低気温 高気温
ムンバイ
0
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チェンナイ
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