2015年度 第2四半期決算 Be the Best, Be the One 2017

2015年11月2日 住友商事株式会社

将来情報に関するご注意 本資料には、当社の中期経営計画等についての様々な経営目標及びその他の将来予測が開示されています。これらは、当社の経営陣が中期経営計画を成功裡に実践することにより達成することを目指していく目標であります。これらの経営目標及びその他の将来予測は、将来の事象についての現時点における仮定及び予想並びに当社が現時点で入手している情報に基づいているため、今後の四囲の状況等により変化を余儀なくされるものであり、これらの目標や予想の達成及び将来の業績を保証するものではありません。したがって、これらの情報に全面的に依拠されることは控えられ、また、当社がこれらの情報を逐次改訂する義務を負うものではないことをご認識いただくようお願い申し上げます。

２．2015年度 通期見通し

１．2015年度 第2四半期決算総括 Topics

３．Be the Best, Be the One 2017 進捗状況

2014年度第2四半期実績

2015年度第2四半期実績

前年同期比

△384 1,293 +1,677

1,157 1,201 +44

(26) (48) (+22)

(1,131) (1,152) (+22)

(単位：億円)

(うち資源ビジネス)

(うち非資源ビジネス)

基礎収益

当期利益

1. 2015年度 第2四半期決算総括

（１）当期利益、基礎収益

2

前年同期、米国タイトオイル開発プロジェクト 及び 豪州石炭事業 減損損失あり (計△1,673億円) 鋼管事業及び資源ビジネスは、原油をはじめとする資源価格低迷の影響を受け減益基調

メディア・生活関連や輸送機・建機などにおける当社の収益の柱となっている

ビジネスが堅調に推移

資産売却や事業再編に伴う一過性利益あり

※ 基礎収益＝(売上総利益+販売費及び一般管理費(除く貸倒引当金繰入額)+利息収支+受取配当金)×(1-税率)+持分法による投資利益

※

94

266

74

308

185

294

162

249

87

226

△ 980

△ 171

-1,200

-900

-200

-100

0

100

200

300

400

2014年度 第2四半期実績 2015年度 第2四半期実績

3

1. 2015年度 第2四半期決算総括

（２）セグメント別当期利益

金属

輸送機・建機

環境・インフラ

メディア・生活関連

資源・化学品

海外現地法人・海外支店

（単位：億円）

※

※

■金属事業部門 北米鋼管事業 減益 海外ｽﾁｰﾙｻｰﾋﾞｽｾﾝﾀｰ事業 堅調

■輸送機・建機事業部門 米国建機ﾚﾝﾀﾙ事業 堅調 ﾘｰｽ事業 堅調

■環境・インフラ事業部門 海外電力事業 堅調 国内電力事業 電力卸市場の 価格変動の影響あり

■メディア・生活関連事業部門 国内主要事業会社 堅調 不動産事業 堅調

■資源・化学品事業部門 前年同期、大口減損あり （計△1,203億円） ﾇｻ･ﾃﾝｶﾞﾗ･ﾏｲﾆﾝｸﾞ 販売量増加 鉄鉱石事業 減益

■海外現地法人・海外支店 前年同期、大口減損あり （計△470億円） 資産入替に伴うﾊﾞﾘｭｰ実現あり 北米鋼管事業 減益

セグメント別 実績概要

※

※ 2014年10月1日付及び2015年4月1日付の機構改正に伴い、 2014年度の実績を組み替えて表示しています。

4

２. 2015年度 通期見通し （１）通期見通し

鋼管事業/資源ビジネス：資源価格低迷の影響により厳しい事業環境が継続 （約△300億円） その他ビジネス：輸送機・建機、メディア・生活関連の主要事業を中心に、

引き続き堅調に推移（約+100億円） 期初予想に含まれない一過性利益あり（約+200億円）

通期見通しに含めていない要素 ・インドネシア自動車金融事業再編に伴う一過性利益は通期見通しには含めず ・一部の案件で減損損失を計上する可能性あり

期初予想 通期見通し 期初予想比

2,300 2,300 ±0 第2四半期実績　1,293　 　 　 進捗率　 56％

2,300 2,100 △200

(単位：億円)

基礎収益

当期利益

( )

■金属事業部門 北米鋼管事業 減益 ﾏﾚｰｼｱｱﾙﾐﾆｳﾑ製錬事業 減益 海外ｽﾁｰﾙｻｰﾋﾞｽｾﾝﾀｰ事業 堅調

■輸送機・建機事業部門 ﾘｰｽ事業 堅調 米国建機ﾚﾝﾀﾙ事業 堅調 新興国の政情不安、市場低迷に

より自動車販売事業 減速

■環境・インフラ事業部門 海外電力事業 堅調 国内電力事業 電力卸市場の

価格変動の影響あり 下期、国内外再生可能ｴﾈﾙｷﾞｰ分野に

おけるﾊﾞﾘｭｰ実現を見込む ■メディア・生活関連事業部門 J:COM、SCSK、ｼｮｯﾌﾟﾁｬﾝﾈﾙ等

国内主要事業会社 及び 不動産事業 堅調

■資源・化学品事業部門 資源価格下落により減益 期初予想に含まれない税効果を

見込む

■海外現地法人・海外支店 北米鋼管事業 減益 期初予想に含まれない

ﾊﾞﾘｭｰ実現あり

２. 2015年度 通期見通し （２）セグメント別通期見通し

52％ 53％ 34％ 49％ 71％ 67％

94

266

74

308

185

294

180

500

220

630

260

440

230

500

250

560

260

470

0

100

200

300

400

500

600

700

5

金属

輸送機・建機

環境・インフラ

メディア・生活関連

資源・化学品

海外現地法人・海外支店

（単位：億円） セグメント別 見通し概要

期初予想

通期見通し

第2四半期実績

進捗率

6

（単位：億円） 2015年度 第2四半期 （2015/4-9）

BBBO2017 3年合計計画

（2015-17年度）

基礎収益キャッシュ・フロー(※) +1,165 ＋7,000

減価償却費及び無形資産償却費 +609 ＋3,000

資産入替による回収 約+600 ＋4,000

その他の資金移動 約+400

キャッシュ・イン合計 約+2,800 ＋14,000

投融資実行 約△1,700 ～△12,000

追加投資及び更新投資 約△1,500 △6,000

新規投資 約△200 ～△6,000

フリーキャッシュ・フロー +1,073 ＋2,000～

配当 △312 △2,000

配当後フリーキャッシュ・フロー +761 黒字確保

基礎収益ｷｬｯｼｭ･ﾌﾛｰ ｺｱﾋﾞｼﾞﾈｽが着実にｷｬｯｼｭを創出 資産入替による回収 ｵﾌｨｽﾋﾞﾙ売却 米国風力発電事業一部売却 米国住宅事業 等 その他の資金移動 鋼管事業 営業資産削減 等 投融資実行 ・追加投資／更新投資 ｱﾝﾊﾞﾄﾋﾞｰﾆｯｹﾙﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ （SNC-Lavalin5%分買い増し） 米国建機ﾚﾝﾀﾙ事業 等 ・新規投資 国内商業施設等不動産取得 農業生産ﾏﾙﾁｻﾎﾟｰﾄ事業 等

３. Be the Best, Be the One 2017 進捗状況

（１）フリーキャッシュ・フローの状況

※基礎収益ｷｬｯｼｭ･ﾌﾛｰ＝基礎収益－持分法に よる投資利益＋持分法投資先からの配当

7

総資産

株主資本

株主資本比率

有利子負債(Net)

DER(Net)

ROA 2年平均 0.9% ― 2017年度 3.0%以上

ROE 2年平均 3.2% ― 2017年度 10.0％程度

基礎収益キャッシュ・フロー 2年合計 4,000億円 1,165億円 3年合計 7,000億円

フリーキャッシュ・フロー 2年合計 △1,275億円 3年合計 2,000億円

リスクアセット[RA]　(※1)

コア・リスクバッファー[RB]　(※2)

(コアRB-RA)

BBBO2017 開始時(15/3末実績)

2015年度 第2四半期時点(15/9末実績)

BBBO2017 終了時(18/3末見通し)

9兆214億円 8兆6,126億円

2兆4,814億円 2兆4,756億円 3兆1,000億円

10兆円

1.4倍 1.4倍 1.1倍程度

31.0%28.7%27.5%

3兆5,175億円 3兆3,906億円 3兆5,000億円

1,073億円

2兆9,000億円

2兆9,000億円

(バランス回復)(△1,300億円)

2兆3,200億円

2兆4,500億円 ―

2兆3,500億円

―

※1. 2015年9月末のリスクアセットは、2015年11月下旬に公表予定です。 ※2. コア・リスクバッファー＝資本金+剰余金+在外営業活動体の換算差額-自己株式

３. Be the Best, Be the One 2017 進捗状況 （２）主要経営指標

8

各組織の成長戦略の推進 全社成長戦略の推進

既存ビジネスの収益性向上 ビジネスの新陳代謝の継続

資源・エネルギー上流 ビジネスの取り組み方針の

見直し

成長戦略の推進 経営改革の推進

ガバナンスおよび 意思決定プロセスの見直し

リスク管理の抜本的 見直し・強化

「個の力」と「組織の力」の強化

財務健全性の確保

３. Be the Best, Be the One 2017 進捗状況 （３）BBBO2017の全体像

9

３. Be the Best, Be the One 2017 進捗状況 （４）経営改革の推進

ガバナンスおよび意思決定プロセスの見直し ／リスク管理体制の抜本的見直し・強化

【取り組み状況】

経営会議の位置付け変更 ⇒経営執行の意思決定プロセス見直し (多様な知見と議論を意思決定に反映)

取締役会の機能強化

投資案件の意思決定プロセス見直し ⇒より慎重な議論とビジネス特性を踏まえた審議内容の高度化

コーポレートガバナンスコードへの対応 ⇒コーポレートガバナンス原則を改定し、

指名・報酬諮問委員会の設置を決定

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３. Be the Best, Be the One 2017 進捗状況 （５）－１ 成長戦略の推進

各組織の成長戦略の推進

【輸送機・建機】 インドネシア自動車金融事業の再編

OTO/SOFの経営基盤の更なる強化、持続的な拡大・成長戦略の実行 子会社から持分法適用会社に変更（資産効率の改善）

全社成長戦略の推進

自動車関連

社会インフラ基盤

金融サービス

資源・エネルギー

生活・情報産業

食料・農業

産業分野/機能 エネルギー周辺分野 アジアのリテール

その他の分野 （自動車製造、社会インフラ、IoT関連）

親和性の高い 関連ビジネスにおいて、 組織間連携を推進

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３. Be the Best, Be the One 2017 進捗状況 （５）－２ 成長戦略の推進

既存ビジネスの収益性改善

【鋼管ビジネス】 徹底的な効率化の推進 柔軟な在庫管理など、サプライチェーンマネジメントサービスの高度化 海外を中心とした、拠点の見直し等による販売ネットワークの強化と効率運営

【米国タイヤ事業(TBC)】

再建計画に沿って進捗中

【海外再生可能エネルギー発電事業】

入替：南アフリカ風力発電事業 一部売却 投資：ベルギー洋上風力発電事業 建設開始

【不動産ビジネス】

入替：米国オフィスビル 売却 投資：国内商業施設等不動産 取得

ビジネスの新陳代謝の継続

３. Be the Best, Be the One 2017 進捗状況 （６）仕掛中大型案件～アンバトビーニッケルプロジェクト～

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【プロジェクトの状況】 2015年9月 完工達成

完工を受けて、SNC-Lavalinが5％持分について

プットオプションを行使し、当社の持分は32.5%へ増加 ⇒ 当社エクスポージャーは約27億ドルから約24億ドルへ減少

（7月～9月） 稼働率 ： 86％ キャッシュコスト ： 4ドル前半 【今後の取り組み】 高い稼働率での安定した操業を維持

コスト削減の推進

３. Be the Best, Be the One 2017 進捗状況 （７）仕掛中大型案件～シエラゴルダ銅・モリブデンプロジェクト～

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【プロジェクトの状況（フェーズ1）】 2015年6月 商業生産達成

現在のプラント稼働率は80％程度

【今後の取り組み】 フェーズ1（鉱石処理量11万㌧/日）のフル生産及び安定操業の早期実現

フェーズ2（鉱石処理量19万㌧/日以上の体制への拡張）については、

フェーズ1のランプアップ状況及び事業環境等を踏まえて開発判断

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基本方針 長期にわたり安定した配当を行うことを基本方針としつつ、 中長期的な利益成長による1株当たりの配当額増加を目指す。

BBBO2017 配当方針

年間配当金 50円/株を下限とし、連結配当性向25%以上を 目安に、基礎収益やキャッシュ･フローの状況等を勘案の上、 配当額を決定。

2015年度 配当額

中間25円/株 期末25円/株（予定）

３. Be the Best, Be the One 2017 進捗状況 （８）配当方針

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Be the Best, Be the One 2017

経営改革と成長戦略の推進

財務健全性の確保