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6-0
第6章
原価データ・コストテーブルの作り方
-原価と相関する変動要因との関係を算式にするー
6-1 コストテーブルとは何か
6-2 コストテーブルを作ってみる
6-3 EXxcelでコストテーブルを作る
内 容
6-1
6-1 コストテーブルとは何か
(1) 算式で表すコストテーブル
図は建築費とマンションの価格をコストテーブルにしたものである。建築費は算式に床
面積の150㎡を代入すると31,309千円と計算される。マンションの場合は、床面
積、購入希望の場所(政府刊行物である官報に乗っている土地の市価)、階数の3つの数
字を代入すると66,257千円という答えが見つかる。
これまで、原価は比例関係のあるものを原単位とし、原単位当たりの単価に消費量を乗
ずると原価が計算できることを学んだ。そこでコストとそれに比例する原単位である変動
要因との関係から、コストを最も効率的に予測できる重み(係数)を求め、予測式にする
回帰分析を行って図の算式を求めた。分析の結果、下記に示す一次多項式のコストテーブ
ルを作成する。建築費のように変動要因(変数)が1つの場合は単回帰分析、マンション
のように複数ある場合は多重回帰分析を用いる。
Y=aX1+bX2+cX3+d
Y はコスト、 a、b、c・・・ は係数(Yに対する重み) X1、X2、X3・・・ は変動要因(コストを変動させる要因)
(2) コストテーブルとは何か
会社が生み出す製品やサービスは多様化され、多種少量生産はおろか受注するたびに図
面を描く個別受注生産の会社も多い。ここで説明するコストテーブルはこうした会社にこ
そピッタリ合った原価データの作成方法である。受注する度に仕様が変わる製品やサービ
スを扱っていても、中身を見るとどれも似ている。最近では一戸建やマンションも同じ間
取りや面積はないが、どれもキッチン、リビング、ダイニング、バス、トイレ、玄関、和
室、洋室などの組み合わせから成っているという意味では類似性が高い。ただ、和室や洋
室の数や面積の違いなどによって価格が違うだけである。
そこで、類似性の高い製品、部品、工程を1つのグループにまとめ、その中でのコスト
の違いと変動する要因との因果関係を表または算式にしたものをコストテーブルと呼ん
でいる。従来はテーブル(表)形式で作成されていた名残からコストテーブルの名前の由
来があるが、現在では算式にしてコンピュータに登録しやすくしたものが多い。
6-2
2
建 築 費:230千円×150㎡-3,191千円マンション:752.00×75㎡+9.43×710千円
-435.06×2階+4032.42
コストテーブルコストテーブル床面積㎡
階数地価千円/㎡
算式
建築費 150 ―― 230千円×床面積-3,191千円
マンション 752710
練馬区752.00千円×床面積
+ 9.43千円×地価- 435.06千円×階数+ 4,032.42千円
=31,309千円
=66,257千円
3
製品はみな似ている製品はみな似ている
2LDK2LDK 3LDK3LDK
・バス ・キッチン・トイレ ・和室・玄関 ・洋室・ダイニング ・押入
・バス・バス ・キッチン・キッチン・トイレ・トイレ ・和室・和室・玄関・玄関 ・洋室・洋室・ダイニング・ダイニング ・押入・押入
6-3
(3) コストテーブルの用途
コストテーブルの用途は幅広い。先に見積レベルは概算見積、基本見積、詳細見積の3
段階あることを述べたが、コストテーブルはいずれの見積レベルにも合ったデータベース
を提供することができる。営業部門が受注段階で顧客に概算見積価格を答える場合の見積
が最も粗く、生産技術部門が工程別・作業別の標準時間を設定する場合が最も細かい。そ
の中での最大の用途は、購買段階での外注単価の決定や査定用のコストテーブルである。
いずれも事前の原価を見積もる際の基礎データである点では変わりない。コストテーブル
の作成に当たっては「誰が、何時、どのような目的で使うかを明確にする」ことから始め
なければならない。
コストテーブルの使用目的が決まったら、図に示す作成手順に沿って、コストテーブル
の作成に入ろう。
6-4
4
コストテーブルの目的と作成手順コストテーブルの目的と作成手順
見積レベル設定
ABC分析と類似性分析
コストテーブルの目次決定
変動要因分析
コストデータの収集
回 帰 分 析
精度アップ
概算見積営業が受注段階で見積価格を提示する基本見積購買が外注単価を査定する設計が目標とする原価を設定する詳細見積設計か部品の材料消費量を見積もる生技が工程の加工時間を見積もる
作成手順目 的・用 途
Step1
Step4
Step3
Step5
Step2
Step6
Step7
6-5
6-2 コストテーブルを作ってみる
(1) 見積レベルの決定
建築費、マンションの例で示した、概算見積、基本見積に必要なコストテーブルの作り
方について述べよう。マンションという製品はキッチン、リビング、ダイニング、バス、
トイレ、玄関などのユニットに分けることができる、キッチンユニットは収納、流し、換
気などのサブユニット、流しサブユニットは流し、水道、レンジなどの部品に構造を分け
ることができる。場合によっては工程や作業にまで分解することもある。どのレベルでコ
ストテーブルを作成してもよいが、一般に概算見積では、いきなり製品単位に原価が見積
れるものであり、基本見積では、ユニットやサブユニット単位に材料費と加工費を分けて
見積れるものである。コストテーブルの作成対象になる製品、ユニットは、類似品、類似
ユニットがあり、それぞれに大きさ、容量、機能などによって原価が違うものである。
(2) ABC分析・類似性分析と目次の決定
縦軸に製品、横軸に決定した見積レベルを取ったマトリックス表を作成しコストテーブ
ルの作成対象アイテムを選ぶ。図では縦軸にマンションの製品種類、横軸に見積レベルと
してユニットがリストされている。製品別の年間売上金額を調べ、金額の大きい順に並べ
る。これはABC分析と呼ばれ、通常、製品品目の20%をリストすると売上金額の80%
に達するので、全製品をリスとしなくてもよい。金額の大きい製品は見積頻度も高いため、
コストテーブル作成対象としたい。
次に、各製品別に該当するユニットの有無をチェックする。図で○印が付いているもの
は当該製品にユニットがあることを示し、多く○印が付いたユニットは類似性が高いこと
を意味している。類似ユニットはコストテーブル作成対象とし、非類似はコストテーブル
を作成しても見積頻度が少ないため個別分析対象となる。経済性から言って、使用頻度の
高いものでなければコストテーブルを作成する意味がないからである。
以上を整理してコストテーブルの目次を決めるが、想像以上に類似性が高いことが判る。
目次の数によってコストテーブル作成にかかる期間を推定することができる。
6-6
5
Step1Step1:見積レベルを決める:見積レベルを決める
1.製品
2.ユニット
3.サブユニット
4.部品
マンション
キッチン リビング ダイニング バス トイレ 玄関
収納 流し 換気
流し台 レンジ 水道
6
売上金額の大きい順↓
○ ○ ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎ ◎
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ◎
1 DK
見積レベル・ユニット見積レベル・ユニット
キッチンキッチン製製 品品
Step2:Step2:ABC分析と類似性分析ABC分析と類似性分析
2 DK
3 DK
ダイダイニングニング
バスバス
3LDK
4LDK
2LDK
リビリビングング
トイレトイレ玄関玄関 和室和室売上金額売上金額
洋室洋室
4LDK
6-7
(3) 変動要因を分析する
目次項目の一つ一つを取り出して原価に影響を与えている要因である変動要因を分析す
る。図ではマンション価格という製品レベルで変動要因分析した例を示している。マンシ
ョンの価格は面積が広くなるほど高くなるが、同じ広さでも都心に近い程値段が高い。さ
らに、階数が上になるほど高いことも分かる。その他にセキュリティ・衛星・有線放送な
どの設備面、眺望の良し悪しなどの環境面も影響する。このように、原価の増減に影響を
与える要因である変動要因をリストする。
リストの中から原価に与える影響が大きい変動要因を主変動要因として選択する。余り
多くの変動要因を選ぶと、精度のよいコストテーブルはできるが、見積時に手間がかかる
からである。変動要因の数は最大でも5つ以下にしたい。
さらに、受注段階では仕様書に書かれている情報、設計段階では図面から入手できる情
報を変動要因として選択する必要がある。いざコストテーブルを使って見積ろうとした時、
変動要因が分からないでは事前の見積もりができないからである。もし検査費用の変動要
因を不良率にすると、事後でないと分からない。この場合、実際の変動要因に近い代用特
性を示す変動要因に置き換える必要がある。部品の精度やグレードなどが代用特性として
決定変動要因となる。
(4) データの収集
変動要因分析までは比較的時間がかからないが、データを収集段階は時間がかかる。こ
のため、コストテーブル名、変動要因、単位などを記入したデータ収集用の一覧表を作成
し、関係各部署に配布してコストデータを収集する。データは過去の代表例または現在作
業中のものを随時記入してもらってもよい。
データ数は、変動要因数+1あれば解析は可能であるが、実務上は変動要因数+11を
最低限度としている。たとえば、変動要因数が5つの場合、n-p-1≧10を満足する
最低のデータ数nは16となる。しかし、コストテーブルの精度アップの段階で異常デー
タを削除したりするので、最低データの2倍のデータは集めたい。すると、16×2で3
2サンプルということになる。
6-8
7
○
○ ○ ○マンション
建築費
Step4Step4:変動要因を分析する:変動要因を分析する
・変動要因をリストする・変動要因をリストする・主変動要因を絞る・主変動要因を絞る・事前(図面)で読める変動要因・事前(図面)で読める変動要因
コストテーブル変動要因
面積 階数地価
8
Step5Step5:データの収集:データの収集
X床面積X床面積
Y建築費
Y建築費
単位千円①X床面積
②Y建築費
A氏邸
D氏邸
C氏邸
B氏邸
E氏邸
105.6165.0138.6
217.8181.5
21,50036,000
37,00028,000
47,500
6-9
(5) 単回帰分析
データが必要数集まったら回帰分析に入る。原価とそれを左右する要因(変動要因)と
の相関関係を求めてこれを算式化することを回帰分析と呼ぶ。回帰分析は2つ以上のデー
タの集まりの中で、原因となる値が変化したとき、結果の値がどのように変化するかを予
測するものである。建築費のように原因が床面積1つに絞ることができれば、最小二乗法
を使って手計算でも簡単に算式を作ることができるので、下記手順に沿ってやってみよう。
① 代表的な床面積のサンプルを集め、その合計と平均値を計算する。
② 同床面積の建設費を調べ、その合計と平均値を計算する。
③ 個々の床面積から床面積の平均値を差し引く。
④ 個々の建築費から建築費の平均値を差し引く。
⑤ ③×④を計算する。 ⑥ ③2を計算する。
⑦ 変動比率を計算する。⑤の合計÷⑥の合計
⑧ 固定費を算定する。②の平均値-①の平均値×変動比率
⑨ 見積の算式を決定する。床面積×変動比率+固定費
以上の結果、230千円×面積-3,191千円のコストテーブルが求まる。
6-10
9
Step6Step6:単回帰分析(最小二乗法):単回帰分析(最小二乗法)
単位千円①X床面積
②Y建築費
③X‐X
⑥③
⑤③×④
④Y‐Y
A氏邸
2
D氏邸
C氏邸
B氏邸
合 計
E氏邸
平 均
105.6165.0138.6
217.8181.5
161.7808.5
21,50036,000
37,00028,000
47,500170,000
34,000
-56.13.3
-23.119.8
-12,500 701,250 3,1472,000 6,600
-6,000 138,60011
53439259,4003,000
13,500 757,350 3,1477,2311,663,200
1,663,200千円変動比率= =230千円
7,231固定費=34,000-161.7×230=-3,191千円
見 積 原 価 = 230千円×床面積-3,191千円
56.1
6-11
6-3 Excelでコストテーブルを作る
(1) データの収集してExcelに入力する
変動要因が1つである単回帰分析であれば手計算でもできるが、変動要因が複数になる
多重回帰分析では手計算では難しい。そこで、Excelで回帰分析ができるので、これ
を使って算式を作ってみよう。マンション価格を見積もるコストテーブルに必要なサンプ
ルデータを集める。図は東京23区で発売されているマンション価格とその変動要因であ
る㎡数、住宅地の公示価格、階数をサンプル調査したものである。 Excelのシートを開いて、調査結果のデータを入力する。
(2) 分析ツールを選択する
ツールバーのツールを選択すると、帯状の最後に「分析ツール」が表示される。一度も
「分析ツール」を使ったことのない人は、帯の中に分析ツールが表示されないので、ヘル
プで分析ツールの出し方を参照し、帯上にそれを出してから次のステップに進むとよい。
6-12
7
多重回帰分析によるコストテーブル作成多重回帰分析によるコストテーブル作成①①
東京23区の住宅地の公示価格を入力し、サンプルとしてマンション価格、㎡数、階数を調査入力する
8
多重回帰分析によるコストテーブル作成多重回帰分析によるコストテーブル作成②②
分析ツールを選択する
6-13
(3) 回帰分析を選択する
「分析ツール」を選択するとヒストグラムを始め、多くの分析ツールが並んだ画面が表
示される。この中から「回帰分析」にカーソルを合わせ、OKをクリックすると次の必要
情報の入力画面となる。
(4) 必要情報を入力する
画面冒頭にある入力Yの範囲と入力X範囲を最初に指定入力する。入力Yの範囲はマンシ
ョン価格、入力Xの範囲は、㎡数、地価、階数の範囲を指定する。基本的にはこれだけ指
定すれば多重回帰分析をしてくれるが、算式検証のために次のものは指定しておきたい。
「ラベル」、出力オプションの中の「新規又は次のワークシート」、残差の中の「残差、
標準残差、観測値グラフの作成」をオンにする。以上の準備ができたらOKをクリックする。
6-14
9
多重回帰分析によるコストテーブル作成多重回帰分析によるコストテーブル作成③③
回帰分析を選択しOKをクリックする
10
多重回帰分析によるコストテーブル作成多重回帰分析によるコストテーブル作成④④
㎡数、地価、階数の範囲を選択する
これをオンにする
これを選択する
これらをオンにする
マンション価格の範囲を選択する
6-15
(5) 分析結果を検証する
新しいシートに解析結果が表示される。Excelでは回帰統計を参照すると重相関R、
重決定R2、補正R2と作成した回帰式の信頼度を表す数字が出てくる。算式により求め
た推定値と実績値の適合度合を表す統計指標を決定係数または信頼度と呼ぶ。信頼度=1
のときは実績値と推定値が全て一致する場合であり、信頼度=0の場合は、実績値と推定
値が無関係であることを意味する。概算見積で85%、基本見積で90%、詳細見積で9
5%、通常は90%の信頼度はほしい。
つまり、重相関Rが0.9以上の値になっていることを確認する。図で示す重相関Rは
0.994035であるから、「ここで作られた算式で計算される推定値は実績値と比較
して99.4035%の信頼度がある」という意味になる。
(6) 精度アップをする
重相関Rが0.9以上に達しない時は精度アップを行って、算式の信頼度を向上する。
その方法は「残差出力」の表を使って次のように行う。
①標準残差の大きいデータを外す:残差(実測値-予測値)でプラスとマイナス側に大き
く外れているデータ、または標準残差(残差÷残差の標準偏差)で±2.5を超えてい
るデータは異常値と考え外してみる。そして再度、分析シミュレーションを行った結果
を確かめる作業を繰り返す。
②データの追加を行う:データの最低必要件数については前に述べたが、それ以上にデー
タを増すことにより通常は信頼度は上がる。
③ 変動要因データの適用範囲別に算式を分ける:データy、x の傾向をみて、x データ
の値の、ある範囲を境にyの値が急に変化するような場合、データを2つ以上のグループ
に分けて個々に分析を行い、それぞれの算式の信頼度を上げる。
6-16
12
概要
回帰統計重相関 R 0.994035重決定 R2 0.988106補正 R2 0.986228標準誤差 2083.86観測数 23
分散分析表自由度 変動 分散 観測された分散比 有意 F
回帰 3 6.85E+09 2.28E+09 526.139088 1.87E-18残差 19 82506971 4342472合計 22 6.94E+09
係数 標準誤差 t P-値 下限 95% 上限 95% 下限 95.0%上限 95.0%切片 4032.419 2744.45 1.4693 0.158115573 -1711.78 9776.62 -1711.78 9776.62㎡数 752.0047 44.0031 17.08981 5.43649E-13 659.9052 844.1043 659.9052 844.1043地価 9.429219 0.269628 34.9712 1.0326E-18 8.86488 9.993557 8.86488 9.993557階数 -435.061 216.9619 -2.00524 0.059393685 -889.168 19.0451 -889.168 19.0451
多重回帰分析による多重回帰分析によるコストテーブル作成コストテーブル作成⑥⑥
残差出力
観測値 値: マンション価 残差 標準残差1 127675.2 -2675.18 -1.38142 65798.02 4301.975 2.2214373 85303.42 2296.579 1.1858984 70865.75 1134.245 0.5856975 68490 510.0046 0.2633546 47117.43 -2117.43 -1.093397 49873.38 -873.385 -0.450998 59546.44 453.5618 0.2342089 52768.15 -768.155 -0.3966610 61243.09 -243.09 -0.12553
Y=752.00X1+ 9.43X2- 435.06X3+ 4,032.42
㎡数 地価 階数 推定値と実際値の差
信頼度を示し、1に近いほど良い
回帰式にX1(㎡数)、X2(地価)、X3(階数)の値を当てはめた結果
11
概要
回帰統計重相関 R 0.994035重決定 R2 0.988106補正 R2 0.986228標準誤差 2083.86観測数 23
分散分析表自由度 変動 分散 観測された分散比 有意 F
回帰 3 6.85E+09 2.28E+09 526.139088 1.87E-18残差 19 82506971 4342472合計 22 6.94E+09
係数 標準誤差 t P-値 下限 95% 上限 95% 下限 95.0%上限 95.0%切片 4032.419 2744.45 1.4693 0.158115573 -1711.78 9776.62 -1711.78 9776.62㎡数 752.0047 44.0031 17.08981 5.43649E-13 659.9052 844.1043 659.9052 844.1043地価 9.429219 0.269628 34.9712 1.0326E-18 8.86488 9.993557 8.86488 9.993557階数 -435.061 216.9619 -2.00524 0.059393685 -889.168 19.0451 -889.168 19.0451
多重回帰分析による多重回帰分析によるコストテーブル作成コストテーブル作成⑤⑤
Y=752.00X1+ 9.43X2- 435.06X3+ 4,032.42
㎡数 地価 階数
信頼度を示し、1に近いほど良い
6-17
・コストテーブルは原価計算したいレベルに合わせた粗さで作成する。
・原単位、コストドライバーとは原価の変動要因である。
・コストテーブルは原価と変動要因の相関関係を回帰分析により算式にしたものであ
る。
・原価を作用する変動要因が複数ある場合には多重回帰分析を用いてコストテーブル
を作成する。
参考文献
よくわかる原価のしくみ 橋本 賢一 日本能率協会マネジメントセンター
絵でわかる超入門原価計算 小川 正樹 すばる舎
第3章のまとめ