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福島第一原子力発電所のトレンチ内で発見された
放射性物質を含む溜まり水の対応について(中間報告)
平成 24 年 1 月 6 日
東京電力株式会社
本報告書は、「福島第一原子力発電所のトレンチ内で発見された放射性物質を含む溜まり
水の対応について(指示)」(平成 23 年 12 月 19 日付、平成 23・12・19 原院第6号)に
基づき、指示内容のうち「1.トレンチ内に溜まっている水を適切な管理が可能な設備に
早急に移送すること。」、「2.トレンチ内に溜まっている水の流入経路を究明するとともに、
止水対策を検討すること。」及び「4.他のトレンチ等に放射性物質を含む溜まり水が存在
しないか、巡視・点検計画を策定し、実施すること。」に関して、現時点までの対応状況に
ついて、報告するものである。
【指示内容】
今回、放射性物質を含む水がトレンチ内に大量に溜まっていることに鑑み、下記の措置
を講じるとともに、その結果について対応を実施したものから速やかに当院に対し報告す
ること。
1.トレンチ内に溜まっている水を適切な管理が可能な設備に早急に移送すること。
2.トレンチ内に溜まっている水の流入経路を究明するとともに、止水対策を検討する
こと。
3.トレンチ内に溜まっている水に放射性物質が含まれていることについて原因究明を
行うとともに、トレンチ内に放射性物質を含む水が流入しないよう再発防止対策を
実施すること。
4.他のトレンチ等に放射性物質を含む溜まり水が存在しないか、巡視・点検計画を策
定し、実施すること。
2
1.トレンチ内の溜まり水の移送
平成 23年 12 月 18日に発見されたプロセス主建屋に接続する共用プールダクト内の放射性物
質を含む溜まり水について、安全に移送できるルートを検討し、既設の移送ホースを活用して、
既に高レベル放射性汚染水を貯留している雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送することとした。移
送までの時系列は以下に示すとおり。
12 月 19 日 移送ルート選定、既設移送ホースとの接続治具の製作開始
12 月 22 日 既設移送ホースとの接続治具納入・据付・漏洩がないことを確認
12 月 23 日 共用プールダクト内の溜まり水を移送(10:19~20:13)
溜まり水の移送は、トレンチ内の溜まり水の放射性物質濃度が高いことから、トレンチ内の奥
まで進入することが困難であるため、図1に示すとおり、水中ポンプを開口部付近のトレンチの
床上に設置して実施した。ポンプの性能によりトレンチ内には床上 16mm 程度の溜まり水が残
っており、今回の移送量はトレンチ内の溜まり水(約 220m3)のうち、約 120m3となった(表
1)。
なお、当該トレンチ部のプロセス主建屋との止水工事は添付-1 のとおり、平成 23 年4月に実
施している。また、周囲の地下水位はトレンチ内の溜まり水の水位よりも高いことから、溜まり
水がトレンチ外へ漏洩することはないと考えられ、周囲のサブドレンの放射性物質濃度にも異常
は確認されていない。
表1 溜まり水の移送前後のトレンチ内水位と移送量
トレンチ内水位 移送量
移送開始 床上 504mm
(OP +3,186mm)
移送停止 床上 16mm
(OP +2,698mm)
約 120m3
図1 水抜きイメージ図
プロセス主建屋
約50cmOP.+2,682mm
OP.-1,300mm
12月18日午前7時現在の水位OP.+1,739mm
BOX
ケーブル管路
OP.+5,200mm
16mm
雑固体廃棄物減容処理建屋へ
ポンプアップにより水位低下
OP.+10,000mm
OP.+3,700mm
3
2.トレンチ内の溜まり水の流入経路の調査と止水対策
(1) トレンチ内の溜まり水の流入経路の調査
共用プールダクト内にはケーブル管路を伝わり比較的低濃度の水が 3ton/日程度流入している。
このケーブル管路は直接地中に埋設されており、径は 20mm 程度である。当該管路に関する図
面等が確認できなかったことから、関連企業に聞き取り調査を実施した。
その結果、10 年ほど前に関連企業が行った PHS 中継設備への電源工事において、同様なケー
ブル管路を設置したことがわかった。このケーブル管路は照明灯の電源から分岐しており、図2
に示す位置の照明灯の損傷に伴い土中のケーブル管路に開口部が生じ、この開口部から水が入っ
たものと思われる。
照明灯が壊れている箇所にある水たまりの放射性物質濃度を1月4日に分析したところ、ケー
ブル管路から漏れてきた水の放射性物質濃度と同程度の Cs 濃度であった(表2)。
1月4日 10:00 プロセス主建屋南方 水たまり部 水採取
16:00 分析結果判明
1月5日 11:00 止水作業開始
12:00 止水完了
1月6日 10:30 トレンチ内の止水確認
表2 水たまりの放射性物質濃度
放射性物質濃度(Bq/cm3) 調査地点
I-131 Cs-134 Cs-137
照明灯設置部の水たまり ND 1.5×10-1 2.1×10-1
トレンチ内溜ま
り水 ND 4.2×103 5.4×103 共用プールダクト
(A-A 区間)(公表済
み) ケーブル管路滴
下水 ND 1.3×10-1 1.2×10-1
(2) 止水対策
ケーブル管路を図2に示す位置において、1月5日に切断し、ケーブル管路の入口側、出口側
の双方においてシール材及びシールテープにより止水した。この結果は、1月6日にトレンチ内
のケーブル管路から水の流入がないことを確認した。
4
サイトバンカ-建屋
共用プールダクト
プロセス主建屋 道路
サプレッション・プール水
サージタンク建屋
照明灯の痕(津波で損壊)
マンホール(水抜箇所)
照明灯電路管へ
ケーブル管路(PHS線)
使用済吸着塔仮保管施設1
使用済吸着塔仮保管施設2
水溜まり
切断・止水箇所
のり
面
N
サイトバンカ-建屋
共用プールダクト
プロセス主建屋 道路
サプレッション・プール水
サージタンク建屋
照明灯の痕(津波で損壊)
マンホール(水抜箇所)
照明灯電路管へ
ケーブル管路(PHS線)
使用済吸着塔仮保管施設1
使用済吸着塔仮保管施設2
水溜まり
切断・止水箇所
のり
面
N
図2 ケーブル管路位置関係
図3 ケーブル管路への浸水部写真
水溜まり
5
図4 ケーブル管路切断前後写真
図5 ケーブル管路への浸水イメージ図
照明灯 倒壊照明灯(撤去済)
浸水口
土中
PHS電路管照明灯電路管
照明灯 倒壊照明灯(撤去済)
浸水口
土中
PHS電路管照明灯電路管
6
3.プロセス主建屋及び雑固体廃棄物減容処理建屋に接続するトレンチ等の点検
(1) 点検計画
プロセス主建屋に接続する共用プールダクトにおいて、放射性物質を含む溜まり水が発見さ
れたことを受け、高レベル放射性汚染水を移送しているプロセス主建屋、雑固体廃棄物減容処
理建屋に接続する共用プールダクト、集中 RW 連絡ダクト、管理区域通路を対象に、溜まり水
の有無について点検を実施する(図6)。
トレンチ等の点検は、トレンチの地上開口部より進入して実施することとなる。しかしなが
ら、一部の地上開口部は、高レベル放射性汚染水をプロセス主建屋等に移送するに当たって実
施した系外放出対策によりコンクリートで閉塞されている(①-2、②-1、②-2)。また、原子炉
建屋のカバリング工事等のために敷設した砕石やコンクリート板により進入できない地上開口
部もある(②-3、②-4、②-5)。
現時点において進入可能な地上開口部は、①-1、①-3、②-6 であることから、今回の点検で新
たに目視確認ができたトレンチは、共用プールダクト(B-B 区間)及び、集中 RW 連絡ダクト
①である。
なお、共用プールダクト(A-A 区間)は、12 月 18 日に点検済みである。
1~4号機RWへ
重油・軽油タンク
補助建屋
サイトバンカー建屋
プロセス主建屋
雑固体廃棄物減容処理建屋
管理区域通路
集中RW連絡ダクト①
共用プールダクト
焼却工作室建屋
トレンチ地上開口部
①-1①-2
①-3
②-1
②-2
②-3②-4
②-5
②-6
点検範囲
系外放出対策(二次)
建屋カバリング工事干渉
集中RW連絡ダクト②
A-A区間B-B区間
運用補助共用施設
サプレッション・プール水
サージタンク建屋
図6 点検範囲
OP+6.5m
OP+6.5m
OP+5.2m
OP+6.1m
OP+5.8m
OP( m)は、トレンチ床面レベル
高レベル放射性汚染水の移送先の建屋
7
(2) 点検結果
トレンチ等の点検結果を表3に示す。
共用プールダクト(B-B 区間)では溜まり水は確認されなかった(添付-2)。
一方、集中 RW 連絡ダクト①で、約 142m3の溜まり水が確認された(添付-3)。溜まり水の
放射性物質濃度は表4に示すとおりであり、放射性物質濃度は低いことから、プロセス主建屋
に移送された高レベル放射性汚染水が漏洩したものではなく、トレンチ上部のハッチ開口部か
ら浸入した雨水等であると考えられる。
なお、共用プールダクト(A-A 区間)では、既に公表した(平成 23 年 12 月 18 日)とおり、
南側の一部で約 220m3の溜まり水と、ケーブル管路からの滴下水が確認されている(添付-4)。
表3 トレンチ等の点検結果
トレンチ・ダクト名 溜まり水の有無 溜まり水量(m3) 調査日時
共用プールダクト(B-B 区間) 無 - H23.12.20 11 時
集中 RW 連絡ダクト① 有 約 142 H23.12.20 11 時
共用プールダクト(A-A 区間) 有 約 220 H23.12.18 13 時
(公表済み)
表4 溜まり水の放射性物質濃度測定結果
放射性物質濃度(Bq/cm3) トレンチ・ダクト名 調査地点
I-131 Cs-134 Cs-137
ハッチ開口部付近 ND 1.5×10-1 1.7×10-1 集中 RW 連絡ダクト①
プロセス主建屋付近 ND 7.8×10-2 1.3×10-1
トレンチ内溜まり水 ND 4.2×103 5.4×103 共用プールダクト(A-A
区間)(公表済み) ケーブル管路滴下水 ND 1.3×10-1 1.2×10-1
(3) 未点検範囲への高レベル放射性汚染水の漏出の可能性について
今回、点検できなかった範囲のうち、管理区域通路については、平成 23 年 5 月 26 日に高レ
ベル放射性汚染水の漏洩が確認されており、溜まり水の水位が雑固体廃棄物減容処理建屋の水
位と連動している。また、周囲のサブドレンの放射性物質濃度の上昇がないことなどから外部
への漏洩は無いものと考える。
集中 RW 連絡ダクト②については、4月に実施したプロセス主建屋の止水工事と合わせて、
プロセス主建屋近傍のトレンチ開口部(②-1)からトレンチ内部にコンクリートを充填して閉塞
する漏洩対策工事を実施している。また、トレンチの床面レベルは、プロセス主建屋内の高レ
ベル放射性汚染水の過去最高水位(OP+5m)よりも高く、1~4号機 RW 建屋及びサプレッ
ションプール水サージタンク建屋に向かって、トレンチの床面レベルは高くなっている(図6)。
また、1~4号機 RW 建屋内の高レベル放射性汚染水の過去最高水位(OP+4m)よりも、ト
レンチの床面レベルの方が高くなっている。
これらのことから、プロセス主建屋及び1~4号機 RW 建屋内の高レベル放射性汚染水が、ト
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レンチ内部に漏洩する可能性は低いものと考える。
(4)今後の巡視・点検計画
共用プールダクト(A-A 区間)及び集中 RW 連絡ダクト①ついては、溜まり水の水位及び放
射性物質濃度を定期的(当面1回/週)に確認する。
なお、集中 RW 連絡ダクト①については、今後、ダクト上部のハッチ開口部に雨水侵入防止
対策を実施する計画である。
今回、溜まり水が確認されなかった共用プールダクト(B-B 区間)については、トレンチ開口
部(①-2)からトレンチ内部にコンクリートを充填して閉塞してあること、及び A-A 区間の溜
まり水の水位を管理することから、プロセス主建屋内の高レベル放射性汚染水が B-B 区間へ流
入する可能性は低いため、巡視・点検は実施しない。
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4.今後の予定
(1)その他のトレンチ等の点検
福島第一原子力発電所敷地内には、図7に示すトレンチ等が存在する。これらのトレンチ等を
対象として、以下の項目について、表5に示すスケジュールで点検を実施する。
まず、高レベル放射性汚染水が滞留している建屋(1~4号機、プロセス主建屋、雑固体廃棄
物減容処理建屋)に接続しているトレンチ等を対象として、トレンチ内部へのアクセス性等の点
検可否調査を実施し、点検が可能なトレンチ等について内部点検を実施する。なお、既に点検を
実施しているプロセス主建屋周りのトレンチ等及び、1~4号機タービン建屋海側の高レベル放
射性汚染水が流入しているトレンチ等については、状況を把握し、既に止水対策や水位監視を実
施し、管理できていることから、点検は実施しない。
続いて、1~4号機周りの上記以外のトレンチ等、5・6号機周り及びその他敷地内のトレン
チ等について、順次、点検可否調査及び内部点検を実施する。
また、今回の点検結果を踏まえて、今後、継続的にトレンチ等の巡視・点検を実施していく。
【点検項目】
・ 溜まり水の有無
・ 溜まり水がある場合は、溜まり水の水位及び放射性物質濃度の測定
表5 トレンチ等の点検スケジュール
平成24年1月6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水 木 金 土 日 月 火 水
1~4号機、集中RW施設
建屋に接続するトレンチ等
上記以外のトレンチ等
5・6号機、その他
2月
点検可否調査
内部点検
点検可否調査内部点検
点検可否調査
内部点検
(2)高レベル放射性汚染水の流入原因の究明及び再発防止策の実施
共用プールダクト(A-A 区間)について、高レベル放射性汚染水の漏洩箇所の特定を進め、原
因の究明及び再発防止策について検討・実施するとともに、トレンチ内の線量率の状況に応じて
ポンプの設置位置を変更し、更なるトレンチ内の水抜きについて検討・実施する。
以 上
10
図7(1) トレンチ等配置図(敷地全体)
(凡 例)
■ 高レベル放射性汚染水が滞留している建屋に接続しているトレ
ンチ等
■ 1~4号機周りのトレンチ等(上記以外)
■ 5・6 号機周り及びその他のトレンチ等
■ 高レベル放射性汚染水が流入しているトレンチ(今回の点検対象
外のトレンチ等)
11
図7(2) トレンチ等配置図(1~4号機周り)
(凡例)
■ 高レベル放射性汚染水が滞留している建屋に接続しているトレ
ンチ等
■ 1~4号機周りのトレンチ等(上記以外)
■ 5・6 号機周り及びその他のトレンチ等
■ 高レベル放射性汚染水が流入しているトレンチ(今回の点検対象
外のトレンチ等)
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図7(3) トレンチ等配置図(5・6号機周り)
(凡例)
■ 高レベル放射性汚染水が滞留している建屋に接続しているトレ
ンチ等
■ 1~4号機周りのトレンチ等(上記以外)
■ 5・6 号機周り及びその他のトレンチ等
■ 高レベル放射性汚染水が流入しているトレンチ(今回の点検対象
外のトレンチ等)
13
1~4号機RWへ
重油・軽油タンク
補助建屋
サイトバンカー建屋
プロセス主建屋
雑固体廃棄物減容処理建屋
管理区域通路
集中RW連絡ダクト①
共用プールダクト
焼却工作室建屋
トレンチ地上開口部
集中RW連絡ダクト②
サプレッション・プール水
サージタンク建屋運用補助共用施設
添付-1(1/2)
プロセス主建屋貫通部の止水処理について
プロセス主建屋側の貫通部の止水処理は、以下に示す図のとおり、建屋の壁を配管等が貫通している
箇所について実施している。貫通部の処理は、「表.貫通部止水工事の施工方法」に示すとおりであり、
平成 23 年4月に実施済みである。具体的には、以下のとおり。
・ 配管貫通部は、建屋内側近傍の弁を閉止している。
・ 配管周辺の貫通部は、閉止板により閉止している。
・ 電線管の貫通部は、電線管を切断し、そこにシール材を詰め込む、あるいはプルボックスをシ
ール材で埋めている。
A
A
B B
(A-A 断面)
(B-B 断面)
プロセス主建屋
約50cmOP.+2,682mm
OP.-1,300mm
12月18日午前7時現在の水位OP.+1,739mm
BOX
ケーブル管路
OP.+5,200mm
OP.+3,700mm
OP.+10,000mmB
雑固体廃棄物減容処理建屋へ
B
止水箇所
14
表.貫通部止水工事の施工方法
設備 処置方法 概要図
鋼板を配管・スリーブと溶接または補修材にて固定し、コンクリートとスリーブの接合部表面にシール材を塗布する。
ファンネル流入口に閉止板を設置し、モルタルをファンネル内に充填した後、床面と充填したモルタルの境界表面にシール材を塗布する。
電線管貫通部電線管切断後,シール材を充填する。
配管貫通部
鋼板
配管
スリーブシール材
閉止板モルタル
シール材
電線管のみの場合 プルボックスの場合
プルボックス
シール材
電線
切断
シール材
15
1~4号機RWへ
重油・軽油タンク
補助建屋
サイトバンカー建屋
プロセス主建屋
雑固体廃棄物減容処理建屋
管理区域通路
集中RW連絡ダクト①
共用プールダクト
焼却工作室建屋
トレンチ地上開口部
①-1①-2
①-3
②-1
②-2
②-3②-4
②-5
②-6
点検範囲
系外放出対策(二次)
建屋カバリング工事干渉
集中RW連絡ダクト②
A-A区間B-B区間
運用補助共用施設
サプレッション・プール水
サージタンク建屋
添付-2
共用プールダクト B-B 区間の点検結果
1.調査日時
平成 23 年 12 月 20 日 10 時~11 時 開口部①-3 から点検した。
2.調査結果
・溜まり水なし。
写真①
写真②
撮影日:平成23年12月20日
撮影者:東京電力株式会社
撮影日:平成23年12月20日
撮影者:東京電力株式会社
【写真①】トレンチ内の状況(溜まり水なし)
【写真②】トレンチ内の状況(溜まり水なし)
16
1~4号機RWへ
重油・軽油タンク
補助建屋
サイトバンカー建屋
プロセス主建屋
雑固体廃棄物減容処理建屋
管理区域通路
集中RW連絡ダクト①
共用プールダクト
焼却工作室建屋
トレンチ地上開口部
①-1①-2
①-3
②-1
②-2
②-3②-4
②-5
②-6
点検範囲
系外放出対策(二次)
建屋カバリング工事干渉
集中RW連絡ダクト②
A-A区間B-B区間
運用補助共用施設
サプレッション・プール水
サージタンク建屋
添付-3(1/2)
集中 RW 連絡ダクト①の点検結果
1.調査日時
平成 23 年 12 月 20 日 11 時~12 時 開口部②-6 から点検した。
2.調査結果
・溜まり水あり。水量:約 142m3
・核種分析結果:
放射性物質濃度(Bq/cm3) トレンチ・ダクト名 調査地点
I-131 Cs-134 Cs-137
ハッチ開口部付近 ND 1.5×10-1 1.7×10-1 集中 RW 連絡ダクト①
プロセス主建屋付近 ND 7.8×10-2 1.3×10-1
溜まり水が確
認された場所 A
A
B B
C C
OP.+4,200mm
OP.+6,600mm
プロセス主建屋
OP.+3,700mmOP.+1,739mm
OP.+5,900mmOP.+5,240mm
補助建屋 集中Rw連絡ダクト①
OP.+10,200mm
OP.+4,200mm
OP.+5,240mm
写真①
C-C 断面
堰
A-A 断面
B-B 断面
OP.+4,200mm
OP.+7,100mm
OP.+5,807mmOP.+5,240mm
17
添付-3(2/2)
【写真①】トレンチ内の水溜まりの状態 撮影日:平成23年12月20日
撮影者:東京電力株式会社
18
1~4号機RWへ
重油・軽油タンク
補助建屋
サイトバンカー建屋
プロセス主建屋
雑固体廃棄物減容処理建屋
管理区域通路
集中RW連絡ダクト①
共用プールダクト
焼却工作室建屋
トレンチ地上開口部
①-1①-2
①-3
②-1
②-2
②-3②-4
②-5
②-6
点検範囲
系外放出対策(二次)
建屋カバリング工事干渉
集中RW連絡ダクト②
A-A区間B-B区間
運用補助共用施設
サプレッション・プール水
サージタンク建屋
添付-4(1/2)
共用プールダクト A-A 区間の点検結果
1.調査日時
平成 23 年 12 月 18 日 12 時~15 時 開口部①-1 から点検した。
2.調査結果
・溜まり水あり。水量:約 220m3
・核種分析結果:
放射性物質濃度(Bq/cm3) トレンチ・ダクト名 調査地点
I-131 Cs-134 Cs-137
トレンチ内溜まり水 ND 4.2×103 5.4×103 共用プールダクト A-A
区間(公表済み) ケーブル管路滴下水 ND 1.3×10-1 1.2×10-1
溜まり水が確
認された場所
A
A
A-A 断面
プロセス主建屋
約50cmOP.+2,682mm
OP.-1,300mm
12月18日午前7時現在の水位OP.+1,739mm
BOX
ケーブル管路
OP.+5,200mm
写真②
写真①
OP.+3,700mm
OP.+10,000mm
19
添付-4(2/2)
撮影日:平成23年12月18日撮影者:東京電力株式会社
【写真②】トレンチ内の水溜まりの状態 撮影日:平成23年12月18日撮影者:東京電力株式会社
【写真②】トレンチ内の水溜まりの状態
撮影日:平成 23年 12月18日撮影者:東京電力株式会社
【 写真① 】ケーブル管路を見上げた状況
ケーブルボックス→
ケーブル管路→
撮影日:平成 23年 12月18日撮影者:東京電力株式会社
【 写真① 】
ケーブルボックス→
ケーブル管路→