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平成 27 年度 第三者評価 東筑紫短期大学 自己点検・評価報告書 平成 27 6

東筑紫短期大学 自己点検・評価報告書1 自己点検・評価報告書 この自己点検・評価報告書は、一般財団法人短期大学基準協会の第三者評価を受けるた

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平成 27 年度 第三者評価

東筑紫短期大学 自己点検・評価報告書

平成 27 年 6 月

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東筑紫短期大学

目次

自己点検・評価報告書 ................................................................................................................... 1

1.自己点検・評価の基礎資料 ....................................................................................................... 2

2.自己点検・評価の組織と活動 ................................................................................................. 18

3.提出資料・備付資料一覧 ........................................................................................................ 21

【基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果】 .............................................................................................. 36

テーマ 基準Ⅰ-A 建学の精神 ..................................................................................................... 39

テーマ 基準Ⅰ-B 教育の効果 ..................................................................................................... 41

テーマ 基準Ⅰ-C 自己点検・評価 ............................................................................................. 45

基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果の行動計画 .............................................................................. 46

◇ 基準Ⅰについての特記事項 .................................................................................................... 46

【基準Ⅱ 教育課程と学生支援】 ..................................................................................................... 48

テーマ 基準Ⅱ-A 教育課程 ........................................................................................................ 54

テーマ 基準Ⅱ-B 学生支援 ........................................................................................................ 76

基準Ⅱ 教育課程と学生支援の行動計画 ..................................................................................... 90

◇ 基準Ⅱについての特記事項 .................................................................................................... 91

【基準Ⅲ 教育資源と財的資源】 ..................................................................................................... 92

テーマ 基準Ⅲ-A 人的資源 ........................................................................................................ 97

テーマ 基準Ⅲ-B 物的資源 ...................................................................................................... 103

テーマ 基準Ⅲ-C 技術的資源をはじめとするその他の教育資源 ............................................. 106

テーマ 基準Ⅲ-D 財的資源 ...................................................................................................... 109

基準Ⅲ 教育資源と財的資源の行動計画 ................................................................................... 113

◇ 基準Ⅲについての特記事項 .................................................................................................. 113

【基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス】 .................................................................................... 114

テーマ 基準Ⅳ-A 理事長のリーダーシップ ............................................................................. 116

テーマ 基準Ⅳ-B 学長のリーダーシップ ................................................................................. 117

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目次 東筑紫短期大学

テーマ 基準Ⅳ-C ガバナンス ................................................................................................... 120

基準Ⅳ リーダーシップとガバナンスの行動計画 ..................................................................... 123

◇ 基準Ⅳについての特記事項 .................................................................................................. 124

【選択的評価基準】 ....................................................................................................................... 125

地域貢献の取組みについて ........................................................................................................ 125

【巻末:美容ファッションビジネス学科 平成 27(2015)年度教育課程】

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東筑紫短期大学 自己点検・評価報告書

1

自己点検・評価報告書

この自己点検・評価報告書は、一般財団法人短期大学基準協会の第三者評価を受けるた

めに、東筑紫短期大学の自己点検・評価活動の結果を記したものである。

平成 27 年 6 月 25 日

理事長 宇城 照燿 学 長 室井 廣一 A L O 山田 千秋

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自己点検・評価の基礎資料 東筑紫短期大学

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1.自己点検・評価の基礎資料

(1)学校法人及び短期大学の沿革 東筑紫学園は昭和 11(1936)年 3 月宇城信五郎・カ子夫妻の実学的建学の精神「筑紫魂」

をもって筑紫洋裁女学院として発足、昭和 25(1950)年東筑紫短期大学被服科(現在の美容

ファッションビジネス学科)設置、同 29(1954)年保育科(現在の保育学科)、同 33(1958)年栄養科(現在の食物栄養学科)を増設。平成 13(2001)年九州栄養福祉大学食物栄養学部

食物栄養学科を設置。さらに、同 14(2002)年には東筑紫短期大学専攻科介護福祉専攻を設

置。同 16(2004)年専門学校九州リハビリテーション大学校開学。同 17(2005)年九州栄養

福祉大学大学院を開学。同 23(2011)年 4 月には専門学校九州リハビリテーション大学校

を基盤にして大学リハビリテーション学部を設置した。本学は学園創立から 79 年の歴史

の中で、幼稚園から中学校、高等学校、短期大学、大学・大学院を有する学校法人である。 昭和 11(1936)年 3月 筑紫洋裁女学院を創立。

昭和 18(1943)年 11月 財団法人東筑紫技芸女学校を設立認可される。理事長、校長に宇城信五郎就任。

昭和 21(1946)年 3月 東筑紫技芸女学校専攻科を設置認可される。

昭和 22(1947)年 3月 財団法人東筑紫技芸女学校を財団法人東筑紫学園に改称する。理事長に宇城カ子

就任。専門学校令により東筑紫女子専門学校を設置し、校長に宇城カ子就任。

昭和 22(1947)年 4月 学制改革により東筑紫技芸女学校が東筑紫女子中学校となる。

昭和 23(1948)年 4月 東筑紫高等学校を開校し、校長に宇城カ子就任。

昭和 25(1950)年 4月 東筑紫短期大学を開学。被服科を設置し、学長に友枝高彦就任。

昭和 25(1950)年 8月 財団法人東筑紫学園理事長に宇城信五郎就任。

昭和 26(1951)年 3月 財団法人東筑紫学園を改め学校法人東筑紫学園とする。理事長に宇城信五郎就任。

東筑紫短期大学開学により東筑紫女子専門学校を発展的に廃止。

昭和 26(1951)年 10月 東筑紫幼稚園を開園。

昭和 27(1952)年 11月 東筑紫短期大学 学長に宇城信五郎就任。

昭和 29(1954)年 4月 東筑紫短期大学に保育科を設置。

昭和 31(1956)年 11月 学園創立20周年記念式典挙行。

昭和 33(1958)年 3月 学校法人東筑紫学園講堂完成。

昭和 33(1958)年 4月 東筑紫短期大学に栄養科を設置。

昭和 37(1962)年 3月 学園創立25周年記念式典挙行。

昭和 37(1962)年 12月 東筑紫短期大学に別科(被服専修)を設置認可される。

昭和 38(1963)年 4月 東筑紫高等学校を東筑紫短期大学附属高等学校に、東筑紫女子中学校を東筑紫短期大

学附属中学校に、東筑紫幼稚園を東筑紫短期大学附属幼稚園にそれぞれ名称変更。

昭和 38(1963)年 5月 東筑紫短期大学体育館完成。

昭和 40(1965)年 4月 東筑紫短期大学第2寮(現愛親寮)完成。

昭和 41(1966)年 4月 東筑紫短期大学栄養科を食物栄養科に名称変更。

東筑紫短期大学1号館完成。

昭和 41(1966)年 5月 学園創立30周年記念式典挙行。

昭和 43(1968)年 6月 東筑紫短期大学第3寮(現清心寮)完成。

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東筑紫短期大学 自己点検・評価の基礎資料

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昭和 44(1969)年 4月 東筑紫短期大学被服科を被服専攻と服飾美術専攻の二専攻に分ける。

昭和 46(1971)年 4月 東筑紫短期大学 学長に根津菊次郎就任。

昭和 48(1973)年 9月 東筑紫短期大学別科(被服専修)を廃止認可される。

昭和 49(1974)年 4月 東筑紫短期大学 学長に宇城信五郎就任。

昭和 51(1976)年 3月 東筑紫短期大学図書館完成。

昭和 51(1976)年 4月 学園創立40周年記念式典挙行。

昭和 55(1980)年 3月 東筑紫短期大学学友会館完成。

昭和 55(1980)年 6月 東筑紫短期大学 学長宇城信五郎辞任し、名誉学長になる。後任に宇城カ子就任。

昭和 56(1981)年 3月 東筑紫短期大学3号館完成。

昭和 56(1981)年 5月 学園創立45周年記念式典挙行。

昭和 57(1982)年 1月 学園創立者・理事長宇城信五郎死去。

昭和 57(1982)年 2月 学校法人東筑紫学園 理事長に宇城カ子就任。

昭和 60(1985)年 8月 宇城記念館完成。

昭和 61(1986)年 4月 東筑紫短期大学附属中学校を東筑紫学園中学校に名称変更。

昭和 61(1986)年 11月 学園創立50周年記念式典挙行。

平成 元(1989)年 4月 東筑紫短期大学被服科を生活文化学科に、保育科を保育学科に、食物栄養科を食物栄

養学科にそれぞれ名称変更。東筑紫学園中学校を照曜館中学校に名称変更。

平成 2(1990)年 4月 東筑紫短期大学 学長に宇城照燿就任。

平成 3(1991)年 4月 東筑紫短期大学附属高等学校被服科を服飾文化科に、食物科を食物文化科に名称変更。

平成 3(1991)年 11月 学園創立55周年記念式典挙行。

平成 4(1992)年 4月 東筑紫短期大学附属高等学校を東筑紫学園高等学校に名称変更。

平成 8(1996)年 10月 学園創立60周年記念式典挙行。

平成 10(1998)年 10月 九州栄養福祉大学、東筑紫短期大学専攻科設置準備室発足。室長に室井廣一就任。

平成 13(2001)年 2月 九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学2号館完成。

平成 13(2001)年 4月 学校法人東筑紫学園 理事長に宇城照燿就任。

東筑紫短期大学 学長に室井廣一就任。

九州栄養福祉大学を開学。食物栄養学部食物栄養学科を設置し、学長に宇城照燿就任。

平成 13(2001)年 6月 学園創立65周年記念・九州栄養福祉大学開学記念式典挙行。

平成 13(2001)年 9月 釜山女子大学と東筑紫短期大学姉妹校締結。

平成 14(2002)年 4月 東筑紫短期大学に専攻科介護福祉専攻を設置。

平成 15(2003)年 12月 学園創立者宇城カ子死去。

平成 16(2004)年 4月 九州栄養福祉大学学長に室井廣一就任。

労働福祉事業団九州リハビリテーション大学校を継承し、学校法人東筑紫学園 専門学

校九州リハビリテーション大学校として開学。学校長に室井廣一就任。

平成 17(2005)年 4月 九州栄養福祉大学大学院を開学。食物栄養学研究科 食物栄養学専攻修士課程を設置。

平成 18(2006)年 1月 専門学校九州リハビリテーション大学校3号館理学療法棟完成。

平成 18(2006)年 4月 東筑紫短期大学に美容ファッションビジネス学科を設置。

平成 18(2006)年 12月 学園創立70周年記念式典挙行。

平成 19(2007)年 4月 専門学校九州リハビリテーション大学校を四年制専門学校高度専門士課程に変更。

平成 20(2008)年 3月 東筑紫短期大学生活文化学科廃止。

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自己点検・評価の基礎資料 東筑紫短期大学

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平成 21(2009)年 4月 九州栄養福祉大学リハビリテーション学部設置準備室発足。

設置準備室長に室井廣一就任。

平成 23(2011)年 3月 九州栄養福祉大学小倉北区キャンパス5号館完成。

平成 23(2011)年 4月 九州栄養福祉大学にリハビリテーション学部理学療法学科、作業療法学科を設置。

平成 24(2012)年 2月 九州栄養福祉大学小倉南区キャンパス5号館完成。

平成 24(2012)年 4月 九州栄養福祉大学大学院 食物栄養学研究科を健康科学研究科に名称変更。

平成 26(2014)年 3月 専門学校九州リハビリテーション大学校閉校。

平成 26(2014)年 9月 専門学校九州リハビリテーション大学校廃止認可される。

(2)学校法人の概要 学校法人が設置するすべての教育機関の名称、所在地、入学定員、収容定員及び在籍者数

平成 27 年 5 月 1 日現在 教育機関名 所在地 入学定員 収容定員 在籍者数

九州栄養福祉大学 大学院

北九州市小倉北区下到津五

丁目 1 番 1 号 4 人 8 人 5 人

九州栄養福祉大学

小倉北区キャンパス: 北九州市小倉北区下到津五

丁目 1 番 1 号 220 人 900 人 981 人

小倉南区キャンパス: 北九州市小倉南区葛原高松

一丁目 5 番 1 号

東筑紫短期大学 北九州市小倉北区下到津五

丁目 1 番 1 号 300 人 600 人 552 人

東筑紫短期大学 専攻科 介護福祉専攻

北九州市小倉北区下到津五

丁目 1 番 1 号 30 人 30 人 21 人

東筑紫学園高等学校 北九州市小倉北区清水四丁

目 10 番 1 号 450 人 1,350 人 1,122 人

照曜館中学校 北九州市小倉北区清水四丁

目 10 番 1 号 100 人 300 人 229 人

東筑紫短期大学 附属幼稚園

北九州市小倉北区下到津五

丁目 3 番 1 号 240 人 235 人

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東筑紫短期大学 自己点検・評価の基礎資料

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(3)学校法人・短期大学の組織図 学校法人東筑紫学園事務組織図 (平成27年5月1日現在)

東 筑 紫 学 園 高 等 学 校

照 曜 館 中 学 校

東筑紫短期大学附属幼稚園

4.FD・SDの支援

5.EM(エンロールメント・マネジメント)の支援及び推進

6.教学監査及び業務監査の支援(内部監査システム)

7.教職員及び組織の評価(内部評価システム)

8.本学園のキャリア教育の支援及び推進

9.教学マネジメントの研究及び支援

1.コンピュータ機器等の維持管理に関する事項

情 報 管 理 セ ン タ ー2.コンピュータの利用に伴う教育・研究の向上  及び業務全般の改善に関する事項

3.学内外における情報化の推進に関する事項

1.大学ガバナンス改革の推進(学長のリーダーシップの強化)

I R 推 進 室 事 務 局 2.教育及び組織改革の推進

3.理事会の意思決定の支援

企 画 情 報 室1.学園発展のための企画、立案、調査、研究、広報  及び記録に関する事項

1.図書館の運営、企画立案及び実施に関する事項

図 書 館 2.研究報告に関する事項

3.図書の選定に関する事項

1.教育業務全般に関する企画立案及び調整等の事項

教 務 課 2.年中行事計画の策定及び実施に関する事項

3.入学試験の実施に関する事項

教 務 部1.教育業務全般に関する調査研究に関する事項

企 画 広 報 課 2.学生募集計画の策定及び実施に関する事項

3.教育課程の企画・立案に関する事項

監  事2.求人開拓に関する事項

3.学生の就職活動の指導に関する事項

学 生 寮IR推進本 部

1.寮の管理及び入寮学生の監督指導に関する事項

2.学友会活動の監督指導に関する事項

3.学生の健康管理に関する事項

1.学生及び卒業生の就職指導に関する事項学 長

(学長部局)学 生 部 就 職 指 導 課

評議員会1.予算、決算等経理一切に関する事項

会 計 課 2.現金の出納、管理に関する事項

3.教職員の給与に関する事項

理 事 長理 事 会

法人本部

1.学生指導の計画策定及び実施に関する事項

東筑紫短期大学 学 生 指 導 課

1.人事・労務に関する事項

九州栄養福祉大学 総 務 課 2.職員の履歴書その他書類の整理保管に関する事項

3.職員台帳の整理保管に関する事項

1.文書の接受、発信、整理、保管に関する事項

事 務 部 庶 務 課 2.用度に関する事項

3.機械器具設備、備品の管理及び営繕に関する事項

1.理事会に関する事項

総 務 課 2.学園の人事・労務に関する事項

3.学園の財産に関する事項

法人事務局

経 理 課 1.学園の経理に関する事項

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自己点検・評価の基礎資料 東筑紫短期大学

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(4)立地地域の人口動態・学生の入学動向・地域社会のニーズ ■立地地域の人口動態(短期大学の立地する周辺地域の趨勢)

平成 26(2014)年度の北九州市の出生数は 7,956 人で、平成 25(2013)年度の 8,133 人よ

り 177 人減少しており出生率(人口千対)は 8.3 で、平成 25(2013)年度の 8.4 を 0.1 ポイ

ント下回っている。

平成27年5月1日現在の推計人口(北九州市調べ)

推計人口 959,325 人 世帯数 429,942 世帯

■学生の入学動向:学生の出身地別人数及び割合

地域

22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度

人数

(人)

割合

(%)

人数

(人)

割合

(%)

人数

(人)

割合

(%)

人数

(人)

割合

(%)

人数

(人)

割合

(%)

福岡県 255 77 346 78 303 77 262 76 233 87

北九州地区 201 61 248 56 228 58 193 56 186 69

京筑地区 16 5 29 7 26 7 26 7 25 9

筑豊地区 26 8 51 12 37 9 34 10 14 5

福岡・筑後地区 12 4 18 4 12 3 9 3 8 3

山口県 43 13 46 10 46 12 49 14 21 8

大分県 9 3 21 5 20 5 18 5 5 2

佐賀・長崎・熊本県 7 2 8 2 9 2 7 2 3 1

宮崎県 1 0 4 1 5 1 2 1 2 1

鹿児島・沖縄県 10 3 10 2 5 1 6 2 0 0

その他府県 5 2 6 1 2 1 1 0 2 1

留学生・社会人・

その他 2 1 2 0 5 1 2 1 2 1

計 332 100 443 100 395 100 347 100 268 100

[注]

□ 短期大学の実態に即して地域を区分する。

□ この事項においては通信による教育を行う学科の学生を除く。

□ 第三者評価を受ける前年度の平成 26 年度を起点に過去 5 年間。

□ 上記には専攻科介護福祉専攻入学生を含まない。

■地域社会のニーズ

女性の就労形態の変化及び我が国における子供から高齢者まで含めた食生活の変化等

に伴う、健康管理の問題が現代における社会的・国家的問題となっている。それを踏まえ

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東筑紫短期大学 自己点検・評価の基礎資料

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て、本学では、保育学科及び食物栄養学科と附属幼稚園との連携で「食育」を中心とした

教育活動を展開している。又、美容ファッションビジネス学科においても、社会の要請に

応えて、ファッションショーを中心に独自の地域貢献を行っている。

■地域社会の産業の状況 平成 24(2012)年経済センサス活動調査、事業所に関する集計結果によれば、市内の全事

業所数は 43,288 事業所、従業者数は 440,603 人である。また、事業所数の内訳は、卸売

業・小売業が 11,904 事業所で、全体の 27.4%を占め、ついで、宿泊業、飲食サービス業 6,000事業所(構成比 13.8%)、建設業 4,036 事業所(同 9.3%)、生活関連サービス業・娯楽業

4,006 事業所(同 9.2%)である。

■短期大学所在の市区町村の全体図 ○所在地

福岡県北九州市小倉北区下到津五丁目 1 番 1 号 ○位置

(5)課題等に対する向上・充実の状況 ① 前回の第三者評価結果における三つの意見の「向上・充実のための課題」で指摘され

た事項への対応について(領域別評価票における指摘への対応は任意)

改善を要する事項 (向上・充実のための課題)

対策 成果

外部研究費は平成 18 年度に 1件の申請・採択があるが、科学

研究費補助金等の申請・採択

等、外部からの研究費の調達

は実績があがっていない。今

後、外部の研究資金への申請

教員に対して、朝礼や電子メ

ールによる公募情報の周知強

化を行ってきた。また、事務職

員による申請支援が有効なも

のとなるように、「科学研究費

助成事業公募要領等説明会」

科学研究費補助金 申請・採択状況 平成 21~22 年度 (採択 1 件:若手研究(B)) 平成 22~24 年度 (採択 1 件:基盤研究(C))

北九州市のホームページより GoogleMap より

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自己点検・評価の基礎資料 東筑紫短期大学

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を促したり、教育実践に関す

る研究を育成したりするなど

の方策を検討されたい。

への職員派遣を積極的に行っ

た。 (外部転入教員の獲得分) 平成 26 年度 (申請 1 件:挑戦的萌芽研究) 平成 27 年度 (申請 1 件:挑戦的萌芽研究)

② 上記以外で、改善を図った事項について 該当なし。

③ 過去 7 年間に、文部科学省の設置計画履行状況等調査において留意事項が付された短

期大学は、留意事項及びその履行状況を記述する。 該当なし。

(6)学生データ(学校基本調査のデータを準用) ① 入学定員、入学者数、入学定員充足率、収容定員、在籍者数、収容定員充足率

平成 23 年度~平成 27 年度の設置学科等について 学科等の名称 事項 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 備考

美容ファッションビジネス

学科

入学定員 85 85 85 50 50

平成 26 年度

よ り 入 学 定

員変更

入学者数 67 56 49 41 42

入学定員

充足率(%) 79 66 58 82 84

収容定員 170 170 170 135 100

在籍者数 148 119 100 88 81

収容定員

充足率(%) 87 70 59 65 81

保育学科

入学定員 150 150 150 150 150

入学者数 148 162 152 139 162

入学定員

充足率(%) 99 108 101 93 108

収容定員 300 300 300 300 300

在籍者数 281 315 308 288 292

収容定員

充足率(%) 94 105 103 96 97

食物栄養学科

入学定員 100 100 100 100 100

入学者数 110 110 102 88 93

入学定員

充足率(%) 110 110 102 88 93

収容定員 200 200 200 200 200

在籍者数 213 215 210 185 179

収容定員

充足率(%) 107 108 105 93 89

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東筑紫短期大学 自己点検・評価の基礎資料

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専攻科

介護福祉専攻

入学定員 30 30 30 30 30

入学者数 24 13 15 32 21

入学定員

充足率(%) 80 43 50 107 70

収容定員 30 30 30 30 30

在籍者数 24 13 15 32 21

収容定員

充足率(%) 80 43 50 107 70

[注]

□ 「学科等の名称」欄には 5 年間に設置された学科等をすべて記載し、設置以前の年度については、入学定員以下は空欄とする。

□ 5 年間に学科等の名称変更を行った場合は、最新の名称で記載し、直下の( )に旧名称を記載する。

□ 通信教育学科の場合、学科等の名称欄に「通信教育」と記載する。募集停止を行った学科等は、募集を停止した年度の入学定員欄に「募集停止」と記載す

る。

□ 新たに学科等を新設した場合は、募集年度の入学定員欄に「新設」と記載する。

□ 「入学定員充足率(%)」欄及び「収容定員充足率(%)」欄は、小数点以下第 1 位を切り捨てて記載する。

② 卒業者数(人) 区分 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度

美容ファッションビジネス学科 84 75 57 50 46 保育学科 123 115 137 147 139

食物栄養学科 89 101 101 100 92 専攻科 介護福祉専攻 19 23 12 15 32

③ 退学者数(人) 区分 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度

美容ファッションビジネス学科 7 10 11 3 3 保育学科 11 11 22 11 16

食物栄養学科 10 8 6 11 6 専攻科 介護福祉専攻 0 1 1 0 0

④ 休学者数(人) 区分 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度

美容ファッションビジネス学科 2 3 1 2 0 保育学科 1 1 1 13 5

食物栄養学科 0 0 3 6 1 専攻科 介護福祉専攻 0 0 0 0 0

⑤ 就職者数(人) 区分 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度

美容ファッションビジネス学科 68 55 41 42 37 保育学科 94 97 120 106 111

食物栄養学科 67 71 72 76 66 専攻科 介護福祉専攻 17 23 12 14 32

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自己点検・評価の基礎資料 東筑紫短期大学

10

⑥ 進学者数(人) 区分 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度

美容ファッションビジネス学科 0 0 0 0 0 保育学科 23 12 14 32 21

食物栄養学科 5 4 7 8 8 専攻科 介護福祉専攻 0 0 0 0 0

(7)短期大学設置基準を上回っている状況・短期大学の概要 ※大学の設置等に係る提出書類の「基本計画書」(「大学の設置等に係る提出書類の作成の

手引き」を参照)内の量的数値及び質的な事項について記述する。 ※①~⑦まで、すべて第三者評価を受ける年度の平成 27 年 5 月 1 日現在

① 教員組織の概要(人)

学科等名

専任教員数 設置基準

で定める

教員数

〔イ〕

短期大学全体

の入学定員に

応じて定める

専任教員数

〔ロ〕

設置基準で

定める教授

助手

非常勤教員

備考 教

准教授

講師

助教 計

美容ファッションビジネス学科 2 2 2 1 7 4 2 1 12 家政関係

保育学科 5 3 5 1 14 10

3 2 24 教育学・

保育学関係

食物栄養学科 3 4 1 1 9 4 2 0 14 家政関係

専攻科

介護福祉専攻 0 2 1 0 3 0

0 0 2

(小計) 10 11 9 3 33 ①=18 ③=7 3

〔その他の組織等〕 0 0 0 0 0 0 0

短期大学全体の入学定員

に応じて定める専任教員

数〔ロ〕

②=5 ④=2

(合計) 10 11 9 3 33 ①+②=23 ③+④=9 3

※専攻科教員 3 人は、設置基準で定める教員数に含まない。

※非常勤教員 52 人は、辞令発令済みの教員数であり、後期開講科目の担当教員は含まれていない。

[注]

1. 上表の「設置基準で定める教員数〔イ〕」には、短期大学設置基準第 22 条別表第 1 のイに定める学科の種類に応じて定める教員数(昼間又は夜間において授

業を行う学科が通信教育をあわせ行う場合には、短期大学通信教育設置基準第 9 条第 2 項に定める教員数を含む。)を、また、通信教育学科のみを置く短期大

学の場合は短期大学通信教育設置基準第 9 条第 1 項別表第 1 に定める教員数を、学科ごとに記入し、その小計を①に記入する。

2. 上表の「短期大学全体の入学定員に応じて定める専任教員数〔ロ〕」②には、短期大学設置基準第 22 条別表第 1 のロに定める短期大学全体の入学定員に応じ

て定める教員数を記入する。

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東筑紫短期大学 自己点検・評価の基礎資料

11

3. 上表の「設置基準で定める教授数」には、短期大学設置基準第 22 条別表第 1 のイの備考 1 に定める教授数(通信教育学科のみを置く短期大学の場合は、短期

大学通信教育設置基準第 9 条第 1 項別表第 1 備考 2 に定める教授数)を学科ごとに記入し、その小計を③に記入する。さらに、〔ロ〕の専任教員数に対する

教授数を④に記入する。

4. 上表の〔その他の組織等〕には、設置する学科に所属しない教員(例えば、一般教育科目等を担当する教員や募集停止を行った学科所属の教員等)数を記入す

るとともに、〔その他の組織等〕欄に組織名等(募集停止の場合はその年度も含む。)を記入する。該当する教員がいない場合、この欄には斜線を引く。

5. 上表の「助手」とは、助手として発令されている教職員をいう。

6. 備考欄には、当該学科の種類(短期大学設置基準第 22 条別表第 1 のイにいう「学科の属する分野の区分」)を必ず記載する。

② 教員以外の職員の概要(人) 専任 兼任 計

事務職員 14 人 16 人 30 人

技術職員 0 人 0 人 0 人

専門事務職員(図書館司書) 2 人 2 人 4 人

教育研究活動に直接従事する職員(実習助手、副手) 4 人 0 人 4 人

その他の職員 2 人 3 人 5 人

計 22 人 21 人 43 人

[注]

□ 「その他の職員」とは、守衛、自動車運転手、作業員等の技能労務職員等を指す。

□ 契約職員、派遣職員等は「兼任」に分類する。

③ 校地等(㎡)

校地等

区分 専用

(㎡) 共用(㎡)

共用する他

の学校等の

専用(㎡)

計(㎡) 基準面積

(㎡)

在籍学生一人当

たりの面積

(㎡)

備考(共用の状

況等)

校舎敷地 0 11,488.00 0 11,488.00

6,000.00 31.18

併設校 九州栄

養福祉大学

と共用

運動場用地 0 19,905.93 0 19,905.93

小計 0 31,393.93 0 31,393.93

その他 0 1,165.00 0 1,165.00

合計 0 32,558.93 0 32,558.93

[注]

□ 基準面積(㎡)=短期大学設置基準上必要な面積

□ 〔イ〕在籍学生一人当たりの面積 =〔ロ〕÷ 当該短期大学の在籍学生数(他の学校等と共用している場合、当該学校等の在籍学生数を加えた総在籍学

生数)

④ 校舎(㎡) 区分 専用(㎡) 共用(㎡) 共用する他の学校等の専用(㎡) 計(㎡) 基準面積(㎡) 備考(共用の状況等)

校舎 6,427.49 11,363.41 3,303.82 21,094.72 4,900.00 九州栄養福祉大学

[注]

□ 基準面積(㎡)=短期大学設置基準上必要な面積

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自己点検・評価の基礎資料 東筑紫短期大学

12

⑤ 教室等(室)

講義室 演習室 実験実習室 情報処理学習

室 語学学習施設

25 9 14 2 0

⑥ 専任教員研究室(室) 専任教員研究室

30

⑦ 図書・設備

学科・専攻課程

図書

〔うち外国書〕

(冊)

学術雑誌

〔うち外国書〕(種) 視聴覚資料

(点)

機械・器具

(点)

標本

(点

) 電子ジャーナル

〔うち外国書〕

九州栄養福祉大学

東筑紫短期大学

105,086

[3,530]

143

[20]

8

[8] 569 27 0

内訳

主に、栄養学、医科

学、家政学、教育学

等を所蔵

マイクロフィ

ッシュ(12)

VHS (154)

CD・DVD(403)

ブックディテクショ

エン(1)

DVD プレーヤー(4)

検索用パソコン(4)

業務用パソコン(6)

マイクロリーダー(1)

蓄音機(1)等

計 105,086 143 8 569 27 0

図書館 面積(㎡) 閲覧座席数 収納可能冊数

1,806.00 144 席 68,056 冊

体育館 面積(㎡) 体育館以外のスポーツ施設の概要

1,194.75 テニスコート 3 面

(8)短期大学の情報の公表について ① 教育情報の公表について

事項 公表方法等

1 大学の教育研究上の目的に関すること 本学ウェブサイト→「情報公開」

http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

2 教育研究上の基本組織に関すること 上記に同じ

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東筑紫短期大学 自己点検・評価の基礎資料

13

3 教員組織、教員の数並びに各教員が有する学位及び業

績に関すること 上記に同じ

4

入学者に関する受け入れ方針及び入学者の数、収容定

員及び在学する学生の数、卒業又は修了した者の数並

びに進学者数及び就職者数その他進学及び就職等の

状況に関すること

上記に同じ

5 授業科目、授業の方法及び内容並びに年間の授業の計

画に関すること 上記に同じ

6 学修の成果に係る評価及び卒業又は修了の認定に当

たっての基準に関すること 上記に同じ

7 校地、校舎等の施設及び設備その他の学生の教育研究

環境に関すること 上記に同じ

8 授業料、入学料その他の大学が徴収する費用に関する

こと 上記に同じ

9 大学が行う学生の修学、進路選択及び心身の健康等に

係る支援に関すること 上記に同じ

② 学校法人の財務情報の公開について 事項 公開方法等

財産目録、貸借対照表、収支計算書、事業報告書及び監査報告書 本法人ウェブサイト→「情報公開」

http://www.hcg.ac.jp/info.html

[注]

□ 上記①・②ともに、ウェブサイトで公表している場合は URL を記載する。

(9)各学科・専攻課程ごとの学習成果について ■学習成果をどのように規定しているか。

本学では建学の精神と教育理念に基づき、各学科・専攻科単位で教育目標を定めている。 学習成果の規定について、各教科において到達目標が設定されるとともに、入学時に

配布される「シラバス(授業内容)」に明記をしている。学習の成果となる単位認定は、

各教科個別の「成績評価の方法と基準」及び本学「成績考査規程」を厳格に適用したうえ

で、各科目担当によって行われている。また、学生個別の修得単位数や教科別の成績は、

それぞれの「クラス担任」が「教務部教務課」と連携して確認・点検を行い、定期的に学

習成果の認識とフォローアップに取組んでいる。 ■どのように学習成果の向上・充実を図っているか。

各教科の学習成果については、「東筑紫短期大学シラバス(授業内容)」内の「授業の

到達目標」欄に詳細を示している。「東筑紫短期大学シラバス(授業内容)」は学生だけ

でなく各学科・専攻科の教員にも配布し、各教科の学習成果を確認できるよう配慮してい

る。また、学期内の課題提出やレポート及び各学期末に実施する定期試験などの結果は量

的データとして個別に蓄積をしている。学習成果は蓄積されたデータを根拠とした単位認

定、卒業認定、資格・免許の取得状況等を各学科・専攻科が「教務部教務課」と連携して

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自己点検・評価の基礎資料 東筑紫短期大学

14

把握することにより測定している。 本学では、平成 26(2014)年度入学生よりグレード・ポイント・アベレージ(GPA)制度

を導入した。今後はグレード・ポイント・アベレージ(GPA)制度と「担任制度」を併用

した履修・学習指導及び学習成果向上に向けた取組みを計画している。 また、各学科においては、週 1 回開催している「学科会議」での現状確認に加え、学習

成果の向上及び充実に向けた様々な取組みを行っている。以下に各学科・専攻科における

取組みを詳述する。 美容ファッションビジネス学科美容クリエイトコースでは、2 年次に教育課程外教育と

して美容師国家試験対策講座を実施している。 当該講座では筆記試験対策と実技試験対策を行い、国家試験への対応力を養成するとと

もに、国家試験受験に向けた学生及び教員の連帯意識の向上を図る取組みとなっている。 また、美容ファッションビジネス学科トータルファッションクリエイトコース及びビジ

ネスクリエイトコースにおいても、オープンキャンパスや大学祭におけるファッションシ

ョー、「卒業制作展」への作品出展といった各種行事と教育課程内の教科を関連づけるな

ど、学習成果の向上・充実に向けた具体性のある取組みを行っている。 保育学科における学習成果向上への取組みとして、平成 26(2014)年度に発足した「IR

(Institutional Research)推進室」と連携し公開授業を実施した。公開授業は、他学科教

員も聴講が可能であり、多様な視点からの意見提案とそれに伴う迅速な授業改善、並びに

各教員間の教育内容の共通理解による学習成果の向上・充実を図る取組みとなっている。 加えて、平成 26(2014)年度は、専任教員だけでなく非常勤教員も含めた懇談会を開催す

るなど、学科として教育目標・教育内容の共通理解に取組んだ。 食物栄養学科は入学前教育の観点から、特待生入試合格者及び推薦入試合格者を対象に

食物栄養学科にて作成・点検をした独自の問題集「入学前の課題」を送付している。 「入学前の課題」は答案の提出を求めており、採点からフォローアップまでを一貫して

食物栄養学科で対応している。これらは基礎学力向上及び栄養士養成課程履修者に向けた

導入教育となるだけでなく、入学後の成績不振の予防といった側面もあり、教育内容改善

及び充実に向けた取組みとなっている。 専攻科は定例の「学科会議」における専攻科全体の学習状況・成果の確認だけでなく、

「ハーモニータイム」を活用した個別面談を複数回実施し、学生の個性の認識や実習に向

けた事前教育にも積極的に取組んでいる。また、実習先の選定にあたっては、面談の内容

や「学科会議」での情報を活用し、個別具体的に調整を行っている。 実習終了後は、実習先からの評価表をもとに再度個別面談を行うなど、学習成果の向上

に向けたアフターケアも行っている。 さらに、希望する学生へは介護実習室を開放し、専任教員による介護技術の修得に向け

た補完指導も行っている。 (10)オフキャンパス、遠隔教育、通信教育のその他の教育プログラム

該当なし。 (11) 公的資金の適正管理の状況

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東筑紫短期大学 自己点検・評価の基礎資料

15

本学では、公的研究費等の不正使用防止の観点から、平成 24(2012)年度に「東筑紫短期

大学公的研究費等取扱内規」を整備した。本内規では、納品検収の徹底、出張時の事実確

認、謝金支払時の事実確認等を定めている。本学では、この内規に基づき、公的資金の適

正な使用に努めてきたが、平成 26(2014)年度、①不正を事前に防止するための取組、②組

織としての管理責任の明確化等を新たに盛り込んだ「東筑紫短期大学公的研究費等適正管

理規程」の整備を行い、ウェブサイトでの公表も行った。

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16

(12)理事会・評議員会の開催状況(平成 24 年度~平成 26 年度) 理事会開催状況(平成24年度~26年度)

開催年月日

定 員 現 員(a) 開催時間出席理事数

(b)実出席率(b/a)

意思表示出席者数

平成24年5月29日

10:00~11:35

平成24年7月10日

11:30~12:05

平成25年1月25日

17:30~18:20

平成25年2月26日

10:00~10:48

平成25年3月26日

15:00~15:28

平成25年4月11日

10:50~11:13

平成25年5月28日

14:00~15:10

平成25年8月22日

11:40~12:10

平成25年9月26日

11:25~12:10

平成25年11月12日

11:50~12:20

平成25年12月11日

11:00~11:45

平成26年1月15日

17:30~19:45

平成26年2月3日

11:00~11:45

平成26年2月27日

10:30~11:35

平成26年3月24日

11:50~12:35

平成26年4月22日

10:30~10:55

平成26年5月23日

10:00~11:55

12:55~13:20

平成26年7月1日

10:30~10:50

平成26年8月20日

10:15~11:47

平成26年10月14日

11:15~11:37

平成27年1月22日

17:30~18:27

平成27年2月20日

13:00~13:40

平成27年3月24日

13:58~14:05

15:21~16:56

理事会

8~17人

100.0% 0人 2/2

100.0% 0人 2/2

8~16人

11人 11人

9人 9人

9人

100.0% 0人

88.9% 1人

100.0% 0人

2/2

9人 8人 88.9% 1人 2/2

9人 9人

88.9% 1人 2/2

9人 8人 88.9% 1人 1/2

1/2

9人 8人 88.9% 1人 1/2

1/2

9人 8人 88.9% 1人 1/2

1人 2/2

9人

9人

100.0% 0人 1/2

9人 8人 88.9% 0人 2/2

8人 88.9% 1人 1/2

9人 2/2

88.9% 1人 1/2

11人 10人 90.9% 1人 2/2

11人 11人

11人 11人 100.0% 0人 2/2

11人 10人 90.9% 1人 2/2

1人

11人 10人 90.9% 1人 1/2

1人

9人 8人

11人 10人 90.9% 1人

11人 10人 90.9%

8人

2/2

88.9% 1人 2/2

8人 88.9%

2/2

8人 88.9%

区分

開催日現在の状況 出 席 者 数 等監事の出席

状況

8人

9人 8人

9人

9人 9人

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17

評議員会開催状況(平成24年度~26年度)

開催年月日

定 員 現 員(a) 開催時間出席理事数

(b)実出席率(b/a)

意思表示出席者数

平成24年5月29日

13:00~14:15

平成24年7月10日

11:00~11:27

平成25年1月30日

13:00~14:00

平成25年2月26日

11:00~11:45

平成25年3月26日

14:00~14:53

15:35~15:45

平成25年4月11日

10:00~10:43

平成25年5月28日

15:30~16:45

平成25年8月22日

11:00~11:35

平成25年9月26日

11:00~11:20

平成25年11月12日

11:00~11:43

平成26年2月3日

10:00~10:40

平成26年3月24日

10:00~11:45

12:40~13:05

平成26年4月22日

11:00~11:50

平成26年5月23日

12:00~12:45

平成26年7月1日

10:00~10:25

平成26年8月20日

10:00~10:10

11:50~12:10

平成26年10月14日

9:30~11:08

平成27年3月24日

14:15~15:12

24~38人

23~37人

2/2

29人 25人 86.2% 4人 2/2

29人 24人 82.8% 5人

29人 24人 82.8% 5人 2/2

29人 26人 89.7% 3人 2/2

26人 22人 84.6% 0人 2/2

26人 20人 76.9% 6人 1/2

82.1% 5人 1/2

28人 22人 78.6% 6人 1/2

28人 23人

77.8% 6人

28人 23人 82.1%

28人 22人 78.6%

1/2

27人 20人 74.1% 7人 1/2

5人 2/2

27人 21人

27人 20人 74.1% 7人 1/2

6人 2/2

27人 23人 85.2% 4人 2/2

27人 22人 81.5% 5人 2/2

27人 21人 77.8% 6人 1/2

27人 18人 66.7% 9人 1/2

区分

開催日現在の状況 出 席 者 数 等監事の出席

状況

24人 19人 79.2% 5人 2/2

評議員会

[注]

1. 平成 24 年度から平成 26 年度までに開催した全ての理事会及び評議員会について、理事会・評議員会ごとに記入・作成する。(評議員会については、上表の「理

事会」、「出席理事数」を読み替えて作成する。)

2. 「定員」及び「現員(a)」欄には、理事会・評議員会開催日当日の人数を記入する。

3. 「意思表示出席者数」欄には、寄附行為に「書面をもってあらかじめ意思を表示したものは出席者とみなす」等が規定されている場合、その人数を外数で記入

する。

4. 「実出席率(b/a)」欄には、百分率で小数点以下第 1 位まで記入する(小数点以下第 2 位を四捨五入)。

5. 「監事の出席状況」欄には、「/」の右側に監事数(現員)を記入し、左側に当該理事会及び評議員会に出席した監事数を記入する。

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自己点検・評価の基礎資料 東筑紫短期大学

18

(13)その他 特になし。

2.自己点検・評価の組織と活動

本学では、教育水準の向上を図り、教育目的及び社会的使命を達成するために教育研究

活動等の状況について点検・評価を行うことを目的として、平成 6(1994)年に「東筑紫短

期大学自己点検・評価委員会」を設置している。 本委員会は学長、副学長、学生部長、教務部長、図書館長、事務部長、各学科長及び各

職域の代表者をもって組織している。 本学では平成 21(2009)年度に一般財団法人短期大学基準協会による第三者評価を受審

しているが、その際にこの自己点検・評価委員会を基盤とした「第三者評価委員会(認証

評価委員会)」を併設校の九州栄養福祉大学と合同で組織し、受審に向けての各資料の作

成及び取りまとめ作業を行っている。また、定期的な点検として、年次報告書の作成をは

じめ、年度ごとに各職域における教育目標及び達成状況を作成し、教授会並びに職員会議

において周知確認を行ってきている。 平成 26(2014)年には、平成 27(2015)年に受審予定の一般財団法人短期大学基準協会に

よる第三者評価に向けた組織として「平成 26 年度九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学自

己点検・評価委員会(第三者評価委員会・認証評価委員会)」及び「認証評価事務局」を

新たに設置した。全教職員による自己点検・評価に関する全体会議をはじめ、本委員会及

び「認証評価事務局」による会議検討を重ね年次報告書(自己点検・評価報告書)の作成

に至っている。 更に、平成 26(2014)年度より、本学の教育理念及び教育目標の達成を PDCA サイクル

によって検証評価を行い、教育改善・教育改革を推進するための自己改革組織として、「IR推進本部」を理事会及び法人本部の下に置くとともに「IR 推進室」を設置した。

「IR 推進本部」及び「IR 推進室」は、自己改革を推進するにあたって、学生支援の視

点からエンロールマネジメントを推進するものとなっている。また、大学ガバナンス改革

の柱である学長のリーダーシップを補強するものであり、その大学教育改革を中心とする

大学経営における意思決定を支援する組織でもある。 本組織の取組みには、当然 FD と SD の推進も含まれている。平成 26(2014)年度には、

授業改善のための組織的取組みとして、各学科において「IR 推進室」との連携による公開

授業を行った。 特に保育学科では、専任教員全員が公開授業を行い、参加した教職員のアンケート調査

と授業終了後の学生アンケート結果を基に担当教員が自己分析評価報告書を作成した上で、

学科内において当該授業に対する反省会(授業相互評価検討会)を行い、最後に担当教員

の今後の改善計画を「IR 推進室」に提出するという取組みを実施した。同様に、食物栄養

学科では、教員 2 人が公開授業を行った。 更に、毎年 2 回行われている「学生による授業評価アンケート」に基づき、各教員が授

業改善計画を作成し、学科長はそれらを取りまとめた上で、学科としての授業改善計画を

「IR 推進室」に提出し、その上で、教員評価及び組織評価がなされ、必要に応じて、「IR

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東筑紫短期大学 自己点検・評価の組織と活動

19

推進本部」と各学科及び教員との検討会を開催した。 SD に関しては、毎年全管理職の出席の下に各職員が業務改善を中心とした発表を行っ

てきたが、平成 26(2014)年度は更に、全職員に教員同様業務改善計画を提出させ、大学の

エンロールマネジメントを補強するインセンティブを高める取組みを行った。そして、内

容に応じて、「IR 推進本部」との間で各部局に対してヒアリングを実施した。 本学における IR は、「内部評価」システムでもあり、また同時に「内部監査」機能を併

せ持つものでもある。平成 26(2014)年度より監事監査に教学監査を取り入れたが、「IR推進本部」による上記の全教職員及び組織の評価・検証そして支援の内容を監事監査で報

告し、教学監査を補強する体制を構築した。以上のように本学では、自己点検・評価のた

めに「自己点検・評価委員会」とともに、「IR 推進本部」及び「IR 推進室」を置き、その

連携の下に、大学教育改革を推進している。 「IR 推進本部」は、本部長の法人事務局次長及び副本部長の企画情報室長の下に、各部

局から委員を選任している。更に、各学科長も「IR 推進委員」として選任し、教職協働で

教育改革を推進する体制を整えている。なお、平成 26(2014)年度の自己点検・評価委員会

の組織構成は、次に示す通りである。

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自己点検・評価の組織と活動 東筑紫短期大学

20

平成 26 年度九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 自己点検・評価委員会

(第三者評価委員会 ・ 認証評価委員会)

委員長 室 井 廣 一 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学学長) 山 田 千 秋 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学副学長) 委 員 丹 下 八 郎 (法人事務局長) 橋 元 隆 (九州栄養福祉大学小倉南区キャンパス副学長、就職指導室長) 喜 多 大 三 (九州栄養福祉大学食物栄養学部長) 髙 橋 精 一 郎 (九州栄養福祉大学リハビリテーション学部長) 中 岡 寛 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学教務部長、企画広報課長) 木 守 正 幸 (九州栄養福祉大学学生部長) 大 丸 幸 (九州栄養福祉大学小倉南区キャンパス学生・教務部長) 木 本 節 子 (東筑紫短期大学学生部長、保育学科長) 今 道 正 樹 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学事務部長、法人事務局経理課長) 益 森 馨 (九州栄養福祉大学小倉南区キャンパス事務長) 中 村 吉 男 (法人事務局次長) 藤 本 公 輝 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学教務部次長、教務課長、企画情報室長) 佐 野 幹 剛 (九州栄養福祉大学小倉南区キャンパス教務部次長) 大 澤 得 二 (九州栄養福祉大学食物栄養学部食物栄養学科長、大学院健康科学研究科長) 堤 文 生 (九州栄養福祉大学リハビリテーション学部理学療法学科長) 佐 藤 裕 司 (九州栄養福祉大学リハビリテーション学部作業療法学科長) 池 田 茂 樹 (東筑紫短期大学美容ファッションビジネス学科長) 小 川 洋 子 (東筑紫短期大学食物栄養学科長) 和 田 悦 子 (東筑紫短期大学専攻科長) 矢 野 正 人 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学就職指導課長) 小 林 由 憲 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学図書課長) 日 隈 功 二 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学庶務課長) 藤 健 次 (東筑紫短期大学会計課長) 松 山 弘 子 (九州栄養福祉大学会計課長) 萩 原 勇 人 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学学生指導課長) 安 部 恵 美 子 (法人事務局・九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学総務課長) 多 田 篤 尊 (九州栄養福祉大学小倉南区キャンパス学生指導・教務課長) 認証評価事務局

山 田 千 秋 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学副学長) 喜 多 大 三 (九州栄養福祉大学食物栄養学部長) 髙 橋 精 一 郎 (九州栄養福祉大学リハビリテーション学部長) 中 岡 寛 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学教務部長、企画広報課長) 木 守 正 幸 (九州栄養福祉大学学生部長) 大 丸 幸 (九州栄養福祉大学小倉南区キャンパス学生・教務部長) 事務局長 今 道 正 樹 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学事務部長、法人事務局経理課長) 藤 本 公 輝 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学教務部次長、教務課長、企画情報室長、ALO 補佐) 赤 松 貴 文 (九州栄養福祉大学准教授) 前 川 公 一 (東筑紫短期大学准教授、ALO 補佐) 萩 原 勇 人 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学学生指導課長) 石 橋 敏 郎 (九州栄養福祉大学准教授) 廣 滋 恵 一 (九州栄養福祉大学准教授) 安 部 恵 美 子 (法人事務局・九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学総務課長) 石 井 正 三 (九州栄養福祉大学庶務課係長) 南 里 肇 (九州栄養福祉大学会計課係長) 長 田 裕 之 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学情報管理センター員) 松 成 翔 (九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学企画情報室主任) 河 端 健 司 (九州栄養福祉大学教務課員) 池 畑 雅 子 (東筑紫短期大学助手)

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東筑紫短期大学 提出資料・備付資料一覧

21

3.提出資料・備付資料一覧 <提出資料一覧表>

報告書作成マニュアル記載の提出資料 資料番号・資料名

基準Ⅰ:建学の精神と教育の効果

A 建学の精神

建学の精神・教育理念についての印刷物 1. 「筑紫の心」

2. 東筑紫短期大学学生便覧 2014

3. 東筑紫学園の建学の精神と教育理念

4. 建学の精神「荒魂・勇気」発動のための根源的自覚-限

りなく自分自身が縮小衰退した時のために-

5. 広報誌「拓く」(2012 Vol.30)

6. 広報誌「拓く」(2013 Vol.31)

7. 広報誌「拓く」(2014 Vol.32)

8. 大学祭パンフレット(2012~2014)(該当箇所コピー)

9. 本学ウェブサイト「建学の精神(筑紫の心)」

http://www.hcg.ac.jp/mind.html

10. 本学ウェブサイト「情報公開」→「建学の精神と教育理

念」http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

B 教育の効果

教育目的・目標についての印刷物 2. 東筑紫短期大学学生便覧 2014

11. 本学ウェブサイト「情報公開」→「教育目標と 3 つのポ

リシー」http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

12. 東筑紫短期大学大学案内 2015

学生が獲得すべき学習成果についての印刷物 5. 広報誌「拓く」(2012 Vol.30)

6. 広報誌「拓く」(2013 Vol.31)

7. 広報誌「拓く」(2014 Vol.32)

12. 東筑紫短期大学大学案内 2015

13. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014

美容ファッションビジネス学科

14. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014

保育学科、専攻科(介護福祉専攻)

15. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014

食物栄養学科

C 自己点検・評価

自己点検・評価を実施するための規程 16. 東筑紫短期大学自己点検・評価委員会規程

基準Ⅱ:教育課程と学生支援

A 教育課程

学位授与の方針に関する印刷物 11. 本学ウェブサイト「情報公開」→「教育目標と 3 つのポ

リシー」http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

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提出資料・備付資料一覧 東筑紫短期大学

22

報告書作成マニュアル記載の提出資料 資料番号・資料名

12. 東筑紫短期大学大学案内 2015

17. 本学ウェブサイト「学科案内」→各学科の「3 つのポリ

シー」http://www.hcc.ac.jp/subjects/

教育課程編成・実施の方針に関する印刷物 11. 本学ウェブサイト「情報公開」→「教育目標と 3 つのポ

リシー」http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

12. 東筑紫短期大学大学案内 2015

17. 本学ウェブサイト「学科案内」→各学科の「3 つのポリ

シー」http://www.hcc.ac.jp/subjects/

入学者受け入れ方針に関する印刷物 11. 本学ウェブサイト「情報公開」→「教育目標と 3 つのポ

リシー」http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

12. 東筑紫短期大学大学案内 2015

17. 本学ウェブサイト「学科案内」→各学科の「3 つのポリ

シー」http://www.hcc.ac.jp/subjects/

カリキュラムに対応した授業科目担当者一覧

■平成 26 年度

■授業科目名、職位、担当教員名、研究分野、

教員配置(専任・兼担・兼任の別)

18. 授業科目担当者一覧表(平成 26 年度)

シラバス

■平成 26 年度

■紙媒体、又は電子データで提出

13. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014

美容ファッションビジネス学科

14. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014

保育学科、専攻科(介護福祉専攻)

15. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014

食物栄養学科

B 学生支援

学生便覧等(学則を含む)、学習支援のために

配付している印刷物

2. 東筑紫短期大学学生便覧 2014

短期大学案内

■平成 27 年度入学者用及び平成 26 年度入学

者用の 2 年分

12. 東筑紫短期大学大学案内 2015

19. 東筑紫短期大学大学案内 2014

募集要項・入学願書(2 年分)

■平成 27 年度入学者用及び平成 26 年度入学

者用の 2 年分

20. 東筑紫短期大学学生募集要項 2015

21. 東筑紫短期大学入学願書 2015 書類一式

(AO 入試・推薦入試用、特待生入学・試験入学用、

大学入試センター試験利用入試用)

22. 東筑紫短期大学学生募集要項 2014

23. 東筑紫短期大学入学願書 2014 書類一式

(AO 入試・推薦入試用、特待生入学・試験入学用、

大学入試センター試験利用入試用)

基準Ⅲ:教育資源と財的資源

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東筑紫短期大学 提出資料・備付資料一覧

23

報告書作成マニュアル記載の提出資料 資料番号・資料名

D 財的資源

「資金収支計算書・消費収支計算書の概要(過

去 3 年)」[書式 1]、「貸借対照表の概要(過

去 3 年)」[書式 2]、「財務状況調べ」[書式 3]

及び「キャッシュフロー計算書」[書式 4]

24. 資金収支計算書・消費収支計算書の概要

25. 貸借対照表の概要

26. 財務状況調べ

27. キャッシュフロー計算書

資金収支計算書・資金収支内訳表・消費収支

計算書・消費収支内訳表

■過去 3 年間(平成 26 年度~平成 24 年度)

■計算書類(決算書)の該当部分(第 1 号様

式、第 2 号様式、第 4 号様式、第 5 号様式)

28. 資金収支計算書・資金収支内訳表・消費収支計算書・消

費収支内訳表(平成 24 年度)

29. 資金収支計算書・資金収支内訳表・消費収支計算書・消

費収支内訳表(平成 25 年度)

30. 資金収支計算書・資金収支内訳表・消費収支計算書・消

費収支内訳表(平成 26 年度)

貸借対照表

■過去 3 年間(平成 26 年度~平成 24 年度)

■計算書類(決算書)の該当部分(第 6 号様

式)

31. 貸借対照表(平成 24 年度)

32. 貸借対照表(平成 25 年度)

33. 貸借対照表(平成 26 年度)

中・長期の財務計画 34. 教育環境整備の基本方針

事業報告書

■過去 1 年分(平成 26 年度)

35. 平成 26 年度 事業報告書

事業計画書/予算書

■第三者評価を受ける年度(平成 27 年度)

36. 平成 27 年度 予算説明資料(事業計画書)

37. 平成 27 年度 予算書

基準Ⅳ:リーダーシップとガバナンス

A 理事長のリーダーシップ

寄附行為 38. 学校法人東筑紫学園寄附行為

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提出資料・備付資料一覧 東筑紫短期大学

24

<備付資料一覧表> (※学科改組等による変更に伴い、備付資料として準備)

報告書作成マニュアル記載の備付資料 資料番号・資料名

基準Ⅰ:建学の精神と教育の効果

A 建学の精神

建学の精神・教育理念についての印刷物 1. 東筑紫短期大学学生便覧 2015 創立記念、周年誌等 2. 東筑紫学園廿年史

3. 東筑紫学園丗年史

4. 東筑紫学園四十周年記念誌

5. 「筑紫野」

東筑紫学園創立五十周年記念作品集

東筑紫学園創立五十周年記念写真集

6. 九州栄養福祉大学開学記念-THE 65th ANNIVERSARY

OF HIGASHI-CHIKUSHI GAKUEN-

7. 21 世紀の新たな歩み(創立 70 周年記念)

B 教育の効果

教育目的・目標についての印刷物 1. 東筑紫短期大学学生便覧 2015

学生が獲得すべき学習成果についての印刷物 8. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015

美容ファッションビジネス学科

9. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015

保育学科、専攻科(介護福祉専攻)

10. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015

食物栄養学科

11. ウェブサイト「情報公開」→2.修学上の情報等(3)授業科

目、授業の方法及び内容並びに年間の授業計画(シラバ

ス又は年間授業計画の概要)http://www.hcc.ac.jp/abo

ut/info.html

C 自己点検・評価

過去 3 年間(平成 26 年度~平成 24 年度)に

行った自己点検・評価に係る報告書等

12. 平成 25 年度東筑紫短期大学年次報告書(自己点検・評

価報告書)

13. ウェブサイト「情報公開」→4.上記以外の情報(2)

年次報告書[平成 25 年度] http://www.hcc.ac.jp/about/

info.html

第三者評価以外の外部評価についての印刷物 該当なし

[報告書作成マニュアル指定以外の備付資

料]

14. 学友会冊子「筑紫」(平成 24 年度~平成 26 年度)

15. 同窓会通信「つくし」(平成 24 年度~平成 26 年度)

16. ウェブサイト「ACCREDITED 2009」→平成 21(2009)

年度第三者評価結果→[平成 21(2009)年度 自己点検・

評価報告書] http://www.hcc.ac.jp/about/jaca.html

17. お掃除門-宇城信五郎の教育思想

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東筑紫短期大学 提出資料・備付資料一覧

25

報告書作成マニュアル記載の備付資料 資料番号・資料名

18. 身体のお掃除-特に還暦からの身体のお掃除

卒業生に贈る生涯お掃除論

基準Ⅱ:教育課程と学生支援

A 教育課程

学位授与の方針に関する印刷物 1. 東筑紫短期大学学生便覧 2015

教育課程編成・実施の方針に関する印刷物 1. 東筑紫短期大学学生便覧 2015

入学者受け入れ方針に関する印刷物 1. 東筑紫短期大学学生便覧 2015

単位認定の状況表

■第三者評価を受ける前年度の平成 26 年度

に卒業した学生が入学時から卒業までに履

修した科目について

19. 単位認定の状況表(平成 26 年度卒業生)

学習成果を表す量的・質的データに関する印

刷物

20. GPA 等の成績分布

21. 免許・資格の取得状況(美容ファッションビジネス学

科、保育学科、食物栄養学科、専攻科)

[報告書作成マニュアル指定以外の備付資

料]

22. 平成 23 年度・平成 24 年度卒業生教科目別得点分布(食

物栄養学科)

23. 栄養士実力認定試験結果(平成 22 年度~平成 25 年度)

24. 北九州市子ども家庭レポート(平成 26 年度版)

B 学生支援

学生支援の満足度についての調査結果 25. 担任の生活指導全般に対する学生の評価アンケート集

計結果(平成 24 年度、平成 25 年度)

26. 学科における学生支援満足度・評価アンケート調査結

果(IR)(平成 26 年度)

27. 平成 26 年度事務局(学生指導課、就職指導課、教務課、

会計課、庶務課)に関する学生の評価アンケート結果

28. 学生による北区キャンパス図書館評価アンケート結果

29. 学生による授業評価報告書(平成 26 年度前期・後期)

(アンケート質問用紙含む)

就職先からの卒業生に対する評価結果 30. 平成 26 年度就職先アンケート調査報告書

卒業生アンケートの調査結果 31. 平成 26 年度卒業生アンケート調査報告書

32. 平成 26 年度就職指導課アンケート

入学志願者に対する入学までの情報提供のた

めの印刷物等

33. 東筑紫短期大学大学案内 2015(提出資料 12)

34. 東筑紫短期大学学生募集要項 2015(提出資料 20)

入学手続者に対する入学までの学習支援のた

めの印刷物等

35. 東筑紫短期大学 入学のしおり

36. 入学前の課題 平成 27 年度入学生用(美容ファッショ

ンビジネス学科、保育学科、食物栄養学科)

37. 入学前の音楽(ピアノ)授業の内容について

(保育学科)

※ ※

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提出資料・備付資料一覧 東筑紫短期大学

26

報告書作成マニュアル記載の備付資料 資料番号・資料名

38. 新入生クラス編成のための希望調査について

(食物栄養学科)

学生の履修指導(ガイダンス、オリエンテー

ション)等に関する資料

39. 受講登録について(大学・短大教員用)

40. 平成 26 年度 始業式及びオリエンテーション実施要領

(学生部)

41. 学科オリエンテーション計画表(美容ファッションビ

ジネス学科、保育学科、食物栄養学科)

学生支援のための学生の個人情報を記録する

様式

42. 学生個人カード(担任用)

43. 就職調査表

進路一覧表等の実績についての印刷

■過去 3 年間(平成 26 年度~平成 24 年度)

44. 卒業生就職状況(平成 24 年度~平成 26 年度)

45. 広報誌「拓く」(2013 Vol.31)(提出資料 6)

46. 広報誌「拓く」(2014 Vol.32)(提出資料 7)

47. 広報誌「拓く」(2015 Vol.33)

GPA 等の成績分布 20. GPA 等の成績分布

学生による授業評価票及びその評価結果 29. 学生による授業評価報告書(平成 26 年度前期・後期)

(アンケート質問用紙含む)

社会人受け入れについての印刷物等 1. 東筑紫短期大学学生便覧 2015

34. 東筑紫短期大学学生募集要項 2015(提出資料 20)

海外留学希望者に向けた印刷物等 該当なし

FD 活動の記録 48. 平成 26 年度教授会研究発表会(レジュメ)

49. 平成 26 年度 夏期教職員研修会資料

50. 平成 26 年度 年度末教職員研修会資料

51. 平成 26 年度 IR・学科共同 FD 研修 公開授業の実施資

料集

52. 美容ファッションビジネス学科学校見学高校生アンケ

ート調査集計及び総括

99. 美容ファッションビジネス学科 学科会議・FD 会議録

(平成 24 年度~平成 26 年度)

100. 保育学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平

成 26 年度)

101. 食物栄養学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度

~平成 26 年度)

102. 専攻科 科内会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成

26 年度)

112. FD 委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

SD 活動の記録 49. 平成 26 年度 夏期教職員研修会資料

50. 平成 26 年度 年度末教職員研修会資料

53. 平成 26 年度 SD 活動の記録集

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東筑紫短期大学 提出資料・備付資料一覧

27

報告書作成マニュアル記載の備付資料 資料番号・資料名

[報告書作成マニュアル指定以外の備付資

料]

54. 平成 26 年度オフィスアワー一覧

55. ミニテスト問題(臨床栄養学、臨床栄養学Ⅰ、食品衛生

学)

56. 食物栄養学科科目担当者会議資料

57. 平成 26 年度給食管理実習Ⅰの実習施設より栄養士と

しての採用依頼、問い合わせを受けた施設

58. 平成 26 年度学年オリエンテーション(1 年生)説明内

容(食物栄養学科)

59. 学習相談コーナー開設のお報せ(食物栄養学科)

60. 算数・数学の練習問題(食物栄養学科)

61. 大学生活における負担とソーシャルサポートに関する

意識調査(食物栄養学科)

62. 学修日誌(平成 26 年度)

63. 平成 26 年度学年構成

64. 平成 26 年度常置委員会委員

65. 警備保障会社との契約書(写し)

66. 生活安全課による防犯講話資料及び防犯マップ

67. 奨学金説明会案内及び説明資料

68. 平成 26 年度学友会所属部及び同好会

69. 平成 26 年度クラブ活動報告

70. 平成 26 年度奨学金取得状況一覧

71. 平成 26 年度保健室利用状況

72. 平成 26 年度カウンセリングルーム利用状況

73. 平成 26 年度寮日誌

74. 平成 26 年度掃除区域分担表

75. 平成 26 年度「小さな親切運動」参加資料

基準Ⅲ:教育資源と財的資源

A 人的資源

専任教員の個人調書

教員個人調書(平成 27 年 5 月 1 日現在で作

成)[書式 1]、及び過去 5 年間(平成 26 年

度~平成 22 年度)の教育研究業績書[書式 2]

76. 専任教員の個人調書及び過去 5 年間の教育研究業績書

非常勤教員一覧表

■第三者評価を受ける年度(平成 27 年 5 月 1

日現在)

77. 非常勤教員一覧表

教員の研究活動について公開している印刷物

■過去 3 年間(平成 26 年度~平成 24 年度)

78. ウェブサイト「情報公開」→「2.修学上の情報等」→「各

教員の学位・業績」

http://www.hcc.ac.jp/about/info.html/

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提出資料・備付資料一覧 東筑紫短期大学

28

報告書作成マニュアル記載の備付資料 資料番号・資料名

専任教員の年齢構成表

■第三者評価を受ける年度(平成 27 年 5 月 1

日現在)

79. 専任教員等の年齢構成表

科学研究費補助金、外部研究資金の獲得状況

一覧表

■過去 3 年間(平成 26 年度~平成 24 年度)

80. 科学研究費補助金、外部研究資金の獲得状況一覧表(平

成 24 年度~平成 26 年度)

研究紀要・論文集

■過去 3 年間(平成 26 年度~平成 24 年度)

81. 東筑紫短期大学研究紀要(第 43 号(2012)~第 45 号

(2014))

教員以外の専任職員の一覧表

■第三者評価を受ける年度(平成 27 年 5 月 1

日現在)

82. 教員以外の専任職員の一覧表

[報告書作成マニュアル指定以外の備付資

料]

83. 平成 26 年度研修日一覧

84. 東筑紫短期大学研究紀要送付先一覧表

B 物的資源

校地、校舎に関する図面

・全体図、校舎等の位置を示す配置図、用途

(室名)を示した各階の図面、校地間の距

離、校地間の交通手段等

85. 校地、校舎に関する資料

図書館、学習資源センターの概要

・平面図、蔵書数、学術雑誌数、AV 資料数、

座席数等

86. 図書館の概要

・九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学図書館利用案内

(2015)、平成 26 年度 蔵書冊数内訳、平成 26 年度

学術雑誌一覧

C 技術的資源

学内 LAN の敷設状況 87. 学内 LAN の敷設状況

マルチメディア教室、コンピュータ教室等の

配置図

88. コンピュータ教室等の配置図

[報告書作成マニュアル指定以外の備付資

料]

89. 学内情報システム利用マニュアル

D 財的資源

寄附金・学校債の募集についての印刷物等 90. 寄付金募集趣意書

91. 寄付金募集要項

財産目録及び計算書

■過去 3 年間(平成 26 年度~平成 24 年度)

92. 財産目録及び計算書(平成 24 年度~平成 26 年度)

基準Ⅳ:リーダーシップとガバナンス

A 理事長のリーダーシップ

理事長の履歴書

■第三者評価を受ける年度(平成 27 年 5 月 1

93. 履歴書(理事長)

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東筑紫短期大学 提出資料・備付資料一覧

29

報告書作成マニュアル記載の備付資料 資料番号・資料名

日現在)

学校法人実態調査表(写し)

■過去 3 年間(平成 26 年度~平成 24 年度)

94. 学校法人実態調査表

理事会議事録

■過去 3 年間(平成 26 年度~平成 24 年度)

95. 東筑紫学園理事会議事録(平成 24 年度~平成 26 年度)

諸規程集 組織・総務関係

組織規程、事務分掌規程、稟議規程、文書

取扱い(授受、保管)規程、公印取扱規程、

個人情報保護に関する規程、情報公開に関

する規程、公益通報に関する規程、情報セ

キュリティポリシー、防災管理規程、自己

点検・評価に関する規程、SD に関する規

程、図書館規程、各種委員会規程 人事・給与関係

就業規則、教職員任免規程、定年規程、役

員報酬規程、教職員給与規程、役員退職金

支給規程、教職員退職金支給規程、旅費規

程、育児・介護休職規程、懲罰規程、教員

選考基準 財務関係

会計・経理規程、固定資産管理規程、物品

管理規程、資産運用に関する規程、監査基

準、研究費(研究旅費を含む)等の支給規

程、消耗品及び貯蔵品管理に関する規程 教学関係

学則、学長候補者選考規程、学部(学科)

長候補者選考規程、教員選考規程、教授会

規程、入学者選抜規程、奨学金給付・貸与

規程、研究倫理規程、ハラスメント防止規

程、紀要投稿規程、学位規程、研究活動不

正行為の取扱規程、公的研究費補助金取扱

に関する規程、公的研究費補助金の不正取

扱防止規程、教員の研究活動に関する規

程、FD に関する規程

■規程名は省略せず、個々の名称を全て列挙

する。

96. 学校法人東筑紫学園 規程集

【組織・総務関係】

学校法人東筑紫学園 寄附行為

学校法人東筑紫学園 組織規程

学校法人東筑紫学園 理事会運営要領

学校法人東筑紫学園 理事会の事務委任に関する規程

学校法人東筑紫学園 学園連絡会運営要領

学校法人東筑紫学園 監事監査規程

学校法人東筑紫学園 「IR(Institutional Research)推

進組織」規程

学校法人東筑紫学園 「IR 推進室」実施細則

学校法人東筑紫学園 所属長選任規程

学校法人東筑紫学園 顧問に関する規程

学校法人東筑紫学園 管理職員の範囲を定める規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 学長部局会議規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 情報管理センター

規程

東筑紫短期大学 組織及び管理運営規程

(東筑紫短期大学) 学友会館運営規程

東筑紫短期大学 学科長職務権限

東筑紫短期大学 助手・副手の職務規程(職務内容につ

いて)

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 事務決裁規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 文書取扱規程

学校法人東筑紫学園 公印取扱規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学における個人情報保

護に関する規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 個人情報保護委員

会規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 個人情報の提供先

選定基準

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 個人情報保護方針

(プライバシーポリシー)

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提出資料・備付資料一覧 東筑紫短期大学

30

報告書作成マニュアル記載の備付資料 資料番号・資料名

学校法人東筑紫学園 公益通報者保護規程

学校法人東筑紫学園 学舎管理規程

宇城記念館管理細則

学校法人東筑紫学園 防火・防災管理規程(別表含む)

九州栄養福祉大学、東筑紫短期大学 毒物・劇物・向精

神薬等薬物及び危険物管理規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 消防計画(被害想

定、防火・防災管理維持台帳含む)

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 学舎等使用細則

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 学生寮寮則

(東筑紫短期大学) 学友会館使用細則

東筑紫短期大学 自己点検・評価委員会規程

学校法人東筑紫学園 SD 推進部会規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 事務職員研修支援

規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 図書館規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 図書館運営委員会

規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 図書館資料除籍規

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 図書館資料除籍規

程細則

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 図書貸出に関する

細則(教職員用)

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 図書館学外者利用

規則

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 研究用図書内規

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 「研究用図書内規」

の取扱い基準

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 図書館小倉南区キ

ャンパス分室利用細則

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 同和教育推進委員

会規則

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 ハラスメント防止

委員会組織規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 倫理委員会規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 倫理委員会専門委

員会に関する内規

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東筑紫短期大学 提出資料・備付資料一覧

31

報告書作成マニュアル記載の備付資料 資料番号・資料名

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 動物実験委員会規

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 動物実験指針

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 教職課程委員会規

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 衛生委員会規程

九州栄養福祉大学、東筑紫短期大学 薬品管理委員会規

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 教員評価委員会規

東筑紫短期大学 教養教育委員会規程 【人事・給与関係】 学校法人東筑紫学園 就業規則

学校法人東筑紫学園 期限付雇用職員就業規則

学校法人東筑紫学園 期限付雇用特例職員に関する内

学校法人東筑紫学園 職員休職規程

学校法人東筑紫学園 慶弔、被災見舞金支給規程

裁判員制度にかかる休暇の取り扱いに関する内規

学校法人東筑紫学園 衛生管理規程

学校法人東筑紫学園 永年勤続表彰にかかる内規

学校法人東筑紫学園 感謝状贈呈要綱

学校法人東筑紫学園 客員教授等委嘱に関する規程

学校法人東筑紫学園出向者受け入れに関する規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 教育職員の任期制

に関する規則

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 特任教員任用に関

する規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学相談役に関する規程

(内規)

東筑紫短期大学 名誉教授称号授与規程

学校法人東筑紫学園 定年退職者の再雇用に関する規

『学校法人東筑紫学園定年退職者の再雇用に関する規

程』により雇い入れた者の待遇に関する内規

満 60 歳以降に雇用される者の役職及び職位等委嘱に関

する規準

学校法人東筑紫学園 「役員」並びに「所属長」等報酬、

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提出資料・備付資料一覧 東筑紫短期大学

32

報告書作成マニュアル記載の備付資料 資料番号・資料名

給与、手当、費用弁償に関する規程

学校法人東筑紫学園 給与規程(通勤規程含む)・俸給の

決定要領・俸給表

学校法人東筑紫学園 管理職手当支給規程

学校法人東筑紫学園 役務手当支給規程

多重役職兼務者手当支給に関する内規

所属長が定年以降に再雇用された場合の給与に関する

内規

学校法人東筑紫学園 期末一時金支給細則・支給割合表

学校法人東筑紫学園 校納金減免規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 非常勤講師の待遇

に関する規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 公開講座講師の報

酬に関する内規

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 保健室看護師・学

生寮寮監補助の本俸を定める内規

(東筑紫短期大学) 非常勤講師の手当支給時間数計算に

ついて

(東筑紫短期大学) 再試験手当の支給について

東筑紫短期大学 職員の産休・病休に対する補充の措置

について

学校法人東筑紫学園 役員の退職一時金、特別功労金及

び記念品料に関する規程

学校法人東筑紫学園 退職金支給規程

学校法人東筑紫学園 旅費規程

学校法人東筑紫学園 育児・介護休業等に関する規程 【財務関係】 学校法人東筑紫学園 経理規程・経理事務機構・計算構

造略図

学校法人東筑紫学園 財務書類等閲覧規程

東筑紫短期大学 授業料その他諸納付金規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 備品管理規程

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 備品管理業務方法

(東筑紫短期大学) 教科書の取扱いについて

(東筑紫短期大学) 指定物品購入斡旋方法について

学校法人東筑紫学園 資産運用規程

東筑紫短期大学 個人研究費補助規程

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東筑紫短期大学 提出資料・備付資料一覧

33

報告書作成マニュアル記載の備付資料 資料番号・資料名

東筑紫短期大学 個人研究費補助規程細則 【教学関係】 東筑紫短期大学 学則

東筑紫短期大学 履修規程

他の短期大学等における授業科目の履修等に関する規

入学前の既修得単位の認定に関する規程

東筑紫短期大学 成績考査規程

(東筑紫短期大学) 学生心得

(東筑紫短期大学) 教育実習参加資格に関する内規

東筑紫短期大学 学長選任規程

東筑紫短期大学 学生部長・学科長選任規程

東筑紫短期大学 教授会規程

東筑紫短期大学 常置委員会運営規程

東筑紫短期大学 常置委員会運営細則

東筑紫短期大学 常置委員会審議事項

東筑紫短期大学 教員資格審査委員会規程

東筑紫短期大学 教員資格審査基準

東筑紫短期大学 入学者選抜に関する規程

東筑紫短期大学 スポーツ特待生規定内規

学校法人東筑紫学園 奨学に関する規程(内地留学)

創設者宇城信五郎記念奨学金基金に関する規程

創設者宇城信五郎記念奨学金給付細則

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 ハラスメント防止

等に関する規程

東筑紫短期大学 研究紀要編集規程

東筑紫短期大学 学位規程

東筑紫短期大学 公的研究費等取扱内規

東筑紫短期大学 公的研究費等適正管理規程

東筑紫短期大学 公的研究費等使用に係る行動規範

東筑紫短期大学 公的研究費等不正防止対策基本方針

東筑紫短期大学 公的研究費等不正防止計画

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 教員評価規則

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 教員評価実施基準

九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 授業評価実施規程

東筑紫短期大学 FD 委員会規程

B 学長のリーダーシップ

学長の個人調書 97. 教員個人調書(学長)

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提出資料・備付資料一覧 東筑紫短期大学

34

報告書作成マニュアル記載の備付資料 資料番号・資料名

■教員個人調書(平成 27 年 5 月 1 日現在)

■専任教員として授業を担当している場合、

過去 5 年間の教育研究業績書も提出

教授会議事録

■過去 3 年間(平成 26 年度~平成 24 年度)

98. 東筑紫短期大学教授会会議録(平成 24 年度~平成 26

年度)

委員会等の議事録

■過去 3 年間(平成 26 年度~平成 24 年度)

99. 美容ファッションビジネス学科 学科会議・FD 会議録

(平成 24 年度~平成 26 年度)

100. 保育学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平

成 26 年度)

101. 食物栄養学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度

~平成 26 年度)

102. 専攻科 科内会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成

26 年度)

103. 部科課長会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

104. 人事委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

105. 運営委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

106. 教務委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

107. 学生委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

108. 厚生委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

109. 図書館運営委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

110. ハラスメント防止委員会議録(平成 24 年度~平成 26

年度)

111. 教授会研究発表世話人会議録(平成 24 年度~平成 26

年度)

112. FD 委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

113. 衛生委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

114. 教職課程委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

115. 教養教育委員会議録(平成 26 年度)

116. 動物実験委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

117. 自己点検・評価委員会(認証評価委員会)会議録(平

成 26 年度)

[報告書作成マニュアル指定以外の備付資

料]

118. 平成 26 年度学内報綴

C ガバナンス

監事の監査状況

■過去 3 年間(平成 26 年度~平成 24 年度)

119. 監事による監査・その他活動記録(平成 24 年度~平

成 26 年度)

評議員会議事録

■過去 3 年間(平成 26 年度~平成 24 年度)

120. 東筑紫学園評議員会議事録(平成 24 年度~平成 26 年

度)

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東筑紫短期大学 提出資料・備付資料一覧

35

報告書作成マニュアル記載の備付資料 資料番号・資料名

[報告書作成マニュアル指定以外の備付資

料]

121. 教学監査ヒアリング報告書

122. 平成 26 年度 IR 推進活動総括(本学における IR の体

系化と組織化及びその実態と課題)

123. 学長の業績評価報告書(IR 推進本部)

選択的評価基準

地域貢献の取組みについて 124. 平成 23(2011)年度~平成 26(2014)年度における美容

ファッションビジネス学科の主な交流活動

125. 子育て支援事業計画(東筑紫短期大学附属幼稚園)(平

成 25 年度~平成 26 年度)

126. 東筑紫短期大学附属幼稚園「第 3回親子であそぼう!」

(平成 24 年 8 月 21 日)

A 親子ふれあいリトミック

B 親子ふれあいクッキング

127. 平成 26 年度 子育て支援事業記録「みんな集まれつく

しっこ」・保育学科教育活動記録

128. 平成 26 年度 保育学科の「お兄さん・お姉さん」と一

緒に遊びましょう! ~学生による子育て支援~

129. 周望学舎 研修会(平成 24 年度~平成 26 年度)

130. きたきゅう健康づくり応援店フェアスケジュール表

及び配布リーフレット

131. 東筑紫短期大学附属幼稚園児とのふれあいお菓子づ

くり(平成 24 年 9 月 4.5.6 日)

[注]

□ 「(1)記述の根拠となる資料等一覧」記載の資料を準備し、提出資料、備付資料それぞれ一覧表を作成する。

□ 一覧表の「資料番号・資料名」には、提出資料、備付資料それぞれに付した通し番号及び資料名(評価校独自の名称等)を記載する。

□ 準備できない資料(例えば、取組み自体を行っていない場合等)については、「該当なし」と記載する。

□ 提出資料、備付資料をウェブサイトで公表している場合、一覧表の「資料番号・資料名」には URL も記載する。

□ 準備する資料は、特に指定がなければ自己点検・評価を行う平成 26 年度のものとする。ただし、第三者評価を受ける平成 27 年度に学科改組等で大幅な

変更があった場合、平成 27 年度のものを備付資料として準備する。

□ 「過去 3 年」・「過去 5 年」の指定がある場合、自己点検・評価を行う平成 26 年度を起点として過去 3 年間・過去 5 年間とする。

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基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果 東筑紫短期大学

36

【基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果】

■基準Ⅰの自己点検・評価の概要 昭和 11(1936)年筑紫洋裁女学院が設立され、その後、幼稚園、中学校、高等学校、東筑

紫短期大学、九州栄養福祉大学そして同大大学院、九州リハビリテーション大学校(現、

九州栄養福祉大学リハビリテーション学部)と本学園は総合学園化してきて今日に至って

いる【備付資料 2~7】。この 79 年間の道のりのなかで一貫してそれぞれの学校教育の精神

的基盤になってきたのが「筑紫魂」という建学の精神である。現在は以下に記す「筑紫の

心」【提出資料 1,9】となって簡略化されているが本学の教育理念の基盤として根底に流れ

ている【提出資料 3,10】のである。これは、創設者宇城信五郎が起草したものである。

「教育とは心の畑を耕すことであります。ともすれば草を生い茂らせ狭隘にして痩せ細

りがちな心の畑の草をむしり肥料をつちかい新生する芽を伸ばしていくところに教育の使

命があります。 東筑紫学園の建学の精神は教職員学生生徒が心をひとつにして勇気、親和、愛、知性の

四つの芽を心の畑に種蒔き育てていくことにあります。 筑紫の心は国を愛し労働をいとわず親や祖先をあがめ己れをむなしくして社会に奉仕

する人間像を理想にしています。」

そもそも建学の精神とは、主に私立大学(学校)などが創設されるときに、その大学の

創設者が掲げる独自性をもった理想的な教育思想・理念のことで建学の思想とも呼ばれる。

主として、その大学の設置理念、教育内容の特徴、養成する人材の必要性、重要性及びそ

の大学の社会に対する貢献内容などが表現されている。 本短期大学は被服科から始まった。社会に役立つ実学としての和裁・洋裁とそれを根っ

こで支えるこの「筑紫の心」の不可分一体を目指して本学の教育はなされてきたのである。

本学の「生活者実学」の教育課程はそういう意味で二つの構造的性格をもっている。つま

り衣、食、住、子育て、介護という各学科の専門の知識、技術を修得探求させるというこ

とと、「筑紫の心」にある四つの徳目を育てながらやがてそれらを調和させ己をむなしくし

て社会に奉仕できる人間に成長させるという二つの教育的要請である。ここに本学の「生

活者実学」の特徴がある。換言するなら現実社会で役に立つ専門的力とどんな困難な状況

にぶつかっても生き抜いてゆく「全(まった)き生命力」を養成するということである。 特にその生命力の養成における基本は、勇気・親和・愛・知性を力強く成長させ一つの

人格の中で調和統一し真澄(ますみ)の天空のような心を創りあげることである。そのな

にものにも汚されない泰然自若の真澄の心が実存する時はじめて筑紫魂が発動するのであ

る。この場合の筑紫魂とは言うまでもなく筑紫という地名から発する宇宙魂を指している

のである。我々は己を空しくしてこの我々を創造して下された宇宙創造の根源的力に触れ

合うことによってのみ社会に奉仕できる最高レベルの生命力を発現できるのである。 このように「生活者実学」の教育理念を支えるものの根本として本学の建学の精神が存

在しており、学長自らが入学式、針供養、卒業式等の各種行事における式辞や講話の中で

詳細に説明するとともに、広報誌や学友会冊子などの各種出版物に建学の精神に関する論

文を掲載する【提出資料 3~8、備付資料 14,15,17,18】などして学内外への周知に努めて

いる。

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東筑紫短期大学 基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果

37

また、学内施設のすべての部屋に額に入れた「筑紫の心」を掲げ、学内において建学の

精神を共有するとともに、職員会議や教授会等の会議や各種研修会等で定期的な確認を行

っている。今後も学長のリーダーシップのもと、学生と教職員が一体となり、「生活者実学」

の教育理念を支えるものの根本として建学の精神の共通理解に努める方針である。 本学の教育目的・目標については、建学の精神「筑紫の心」に基づき各学科・専攻科に

おいて確立しており「東筑紫短期大学学生便覧」に明記する【提出資料 2、備付資料 1】と

ともに、入学後のオリエンテーション期間中に学生に対して説明を行っているほか、各種

行事における学長式辞や講話の中で継続的に周知を行っている。 各学科・専攻科における教育目的・目標は、専門教育と連動した具体性・明確性を備え

ており、学習成果を明確に示している。また、これらの教育目的・目標は、「東筑紫短期大

学大学案内」及び本学ウェブサイト上にも掲載して【提出資料 11,12】おり、学内外に対し

ても広く表明している。さらに、職員会議・研修会等を通して公表するとともに、「学科会

議」等によって定期的に点検する体制を整えている。 本学では、建学の精神に基づく教育目的・目標が反映された教育課程を各学科・専攻科

において編成して【提出資料 18】おり、その学習成果は、各学科・専攻科で修得できる知

識や技術とともに、在籍期間で取得可能な免許・資格に対応しているため具体的かつ明確

である【備付資料 21】。今後も教育目的・目標に関する情報の発信及び周知に努めるとと

もに、より効果的な周知の手法についても検討を重ねていく。 学習成果については、課題・レポート、定期試験等による量的・質的データとして測定

しており、「東筑紫短期大学シラバス(授業内容)」において学習成果の詳細を明確に示し

ている【提出資料 13~15、備付資料 8~10】。また、卒業者数、進学者数及び就職者数と

して、広報誌「拓く」内に明記している【提出資料 5~7】。さらに、「学科会議」で定期的

に学生個別の学習状況確認を行って【備付資料 99~102】おり、「教務部教務課」との連携

のもと各学科・専攻科全体の学習成果の把握及び点検に取組んでいる。今後も「担任制度」

や「学科会議」を活用し、学習成果の測定を継続していく。 教育の質の保証については、「教務部教務課」が中心となり、教育職員免許法、児童福祉

法施行規則、栄養士法施行規則、美容師法施行規則、社会福祉士及び介護福祉士法などの

関係法規の適宜確認と対応ができる体制を構築している。 また、教育の向上・充実の観点から、平成 26(2014)年度より、すべての教員が自由に聴

講可能な公開授業を導入した【備付資料 51】。授業終了後には、出席学生及び参加した教

職員に対するアンケートを実施し、その集計結果をもとに科目担当教員が「自己分析・評

価アンケート」を作成するなど、教育の向上・充実のための PDCA サイクルを有した取組

みを実施している【備付資料 122】。今後も本取組みを継続するとともに各学科・専攻科及

び「IR 推進室」並びに「教務部教務課」との教育情報の共有化を図るなど、教育の向上・

充実に取組んでいく。 自己点検・評価活動等については、「東筑紫短期大学自己点検・評価委員会規程」【提出

資料 16】において基本的事項を規定し、平成 5(1993)年度より自己点検・評価活動を実施

してきた。その組織については、併設の九州栄養福祉大学との合同組織として、学長、副

学長、学生部長、教務部長、図書館長、事務部長、各学科長及び各部署の責任者を委員と

する「自己点検・評価委員会」を設置している。また、「自己点検・評価委員会」の下に、

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基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果 東筑紫短期大学

38

自己点検・評価報告書の編集作業等を担当する「認証評価事務局」を設置している。 自己点検・評価に係る活動を適切に管理・運営するために、全教職員参加の教職員研修

会において自己点検・評価活動に関する概要と計画を周知し【備付資料 49,50】、各教職員

に対して、自己点検・評価の観点から通常業務全般の改善及び効率化に向けた動機付けを

行っている。 直近の自己点検・評価活動である「平成 25(2013)年度年次報告書(自己点検・評価報告

書)」の作成にあたっては、全教職員が各自の職域に該当する箇所を担当し、自己点検・評

価活動への参画を全学的に行った【備付資料 12,13】。各学科・専攻科では、自己点検・評

価の成果を「学科会議」における教育成果の確認【備付資料 99~102】や、公開授業の実

施【備付資料 51】といった形で活用している。 今後も、日常業務内における自己点検・評価活動への参画や部門・部署間の情報の共有

化などを各教職員の共通理解のもと、適切に実施していく。 <提出資料>

1. 「筑紫の心」

2. 東筑紫短期大学学生便覧 2014

3. 東筑紫学園の建学の精神と教育理念

4. 建学の精神「荒魂・勇気」発動のための根源的自覚-限りなく自分自身が縮小衰退した時のために-

5. 広報誌「拓く」(2012 Vol.30)

6. 広報誌「拓く」(2013 Vol.31)

7. 広報誌「拓く」(2014 Vol.32)

8. 大学祭パンフレット(2012~2014)(該当箇所コピー)

9. 本学ウェブサイト「建学の精神(筑紫の心)」http://www.hcg.ac.jp/mind.html

10. 本学ウェブサイト「情報公開」→「建学の精神と教育理念」http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

11. 本学ウェブサイト「情報公開」→「教育目標と 3 つのポリシー」http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

12. 東筑紫短期大学大学案内 2015

13. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 美容ファッションビジネス学科

14. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 保育学科、専攻科(介護福祉専攻)

15. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 食物栄養学科

16. 東筑紫短期大学自己点検・評価委員会規程

18. 授業科目担当者一覧表(平成 26 年度)

<備付資料>

1. 東筑紫短期大学学生便覧 2015

2. 東筑紫学園廿年史

3. 東筑紫学園丗年史

4. 東筑紫学園四十周年記念誌

5. 「筑紫野」東筑紫学園創立五十周年記念作品集 東筑紫学園創立五十周年記念写真集

6. 九州栄養福祉大学開学記念 -THE 65th ANNIVERSARY OF HIGASHI-CHIKUSHI GAKUEN-

7. 21 世紀の新たな歩み(創立 70 周年記念)

8. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 美容ファッションビジネス学科

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東筑紫短期大学 基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果

39

9. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 保育学科、専攻科(介護福祉専攻)

10. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 食物栄養学科

12. 平成 25 年度東筑紫短期大学年次報告書(自己点検・評価報告書)

13. ウェブサイト「情報公開」→4.上記以外の情報(2) 年次報告書[平成 25 年度]

http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

14. 学友会冊子「筑紫」(平成 24 年度~平成 26 年度)

15. 同窓会通信「つくし」(平成 24 年度~平成 26 年度)

17. お掃除門-宇城信五郎の教育思想

18. 身体のお掃除-特に還暦からの身体のお掃除 卒業生に贈る生涯お掃除論

21. 免許・資格の取得状況(美容ファッションビジネス学科、保育学科、食物栄養学科、専攻科)

49. 平成 26 年度 夏期教職員研修会資料

50. 平成 26 年度 年度末教職員研修会資料

51. 平成 26 年度 IR・学科共同 FD 研修 公開授業の実施資料集

99. 美容ファッションビジネス学科 学科会議・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

100. 保育学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

101. 食物栄養学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

102. 専攻科 科内会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

122. 平成 26 年度 IR 推進活動総括(本学における IR の体系化と組織化及びその実態と課題)

[テーマ 基準Ⅰ-A 建学の精神] [区分 基準Ⅰ-A-1 建学の精神が確立している。]

■基準Ⅰ-A-1 の自己点検・評価 (a) 現状

前述した「筑紫の心」【提出資料 1】が本学の教育理念の基盤として根底に流れており、

本学が掲げる独自性を持った「生活者実学」の教育思想・理念が表現されている。 本学の「生活者実学」は、「筑紫の心」が教育課程と不可分一体化されており、各学科で

専門知識・技術を修得させるとともに、「筑紫の心」にある四つの徳目を育てながらやがて

それらを調和させ己をむなしくして社会に奉仕できる人間に成長させるという二つの構造

的性格を持っている。 このように、「生活者実学」の教育理念を支えるものの根本として本学の建学の精神が存

在しており、本学の教育理念・理想を明確に示している【提出資料 3,10】。 学生に対しては、入学式、始業式、針供養、学内成人式、終業式、卒業式等の各種行事

における学長式辞、学長講話の中で、創設者の業績と併せて詳細に説明している。また、

学生便覧やシラバス、大学祭パンフレット等の配布物に建学の精神「筑紫の心」を掲載す

る【提出資料 2,8,13~15、備付資料 1,8~10】とともに、広報誌「拓く」、学友会誌「筑紫」、

同窓会通信「つくし」等の出版物にも、学長による建学の精神に関連する内容の論文を随

時掲載する【提出資料 5~7、備付資料 14,15,17,18】ことで学内外への周知に努めている。 教職員に対しては、上記行事の他に「新規採用者研修会」「夏期教職員研修会」「年度末

教職員研修会」【備付資料 49,50】、毎週月曜日に開催している「朝礼(職員会議)」及び「部

科課長会議」【備付資料 103】、教授会等の各種会議や教職員研修会において、学長が建学

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基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果 東筑紫短期大学

40

の精神についての講話を行い、定期的に確認するとともに理解の深化を図っている。さら

には、すべての講義室、実験室、実習室、会議室及び学生食堂や学生ホール等に「筑紫の

心」を額に入れて掲げ、全教職員・全学生が建学の精神を共有し、日々修養できるように

配慮している。 (b) 課題

建学の精神や教育理念の解釈の見直しについては、年 1 回発行している本学同窓会通信

「つくし」紙上に、学長が「創設者・宇城信五郎の教育思想を求めて」と題した論文を 10年以上継続して掲載しており【備付資料 15】、建学の精神の創案者である宇城信五郎のひ

ととなりや建学の精神の根本理念及び教育現場への反映等について述べ、建学の精神及び

教育理念についての精緻な考証を続けている。 また、前述したように各種発刊物への掲載や各種行事、教職員研修会、各種会議等での

学長講話の中で、定期的に建学の精神や教育理念の解釈について述べている。 さらに、毎週月曜日に開催している「朝礼(職員会議)」や毎月開催している教授会にお

いて、随時、学長が各学科の設置目的・意義などを説明し、理解の深化を図るとともに、

毎週開催している「学科会議」においても学科長を中心に教育目的や教育目標とともに、

建学の精神の共通理解を図っている。 ■テーマ 基準Ⅰ-A 建学の精神の改善計画

今後も学長のリーダーシップのもと、学生と教職員が一体となり、「生活者実学」の教育

理念を支えるものの根本として建学の精神の共通理解に努める。 <提出資料>

1. 「筑紫の心」

2. 東筑紫短期大学学生便覧 2014

3. 東筑紫学園の建学の精神と教育理念

5. 広報誌「拓く」(2012 Vol.30)

6. 広報誌「拓く」(2013 Vol.31)

7. 広報誌「拓く」(2014 Vol.32)

8. 大学祭パンフレット(2012~2014)(該当箇所コピー)

10. 本学ウェブサイト「情報公開」→「建学の精神と教育理念」http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

13. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 美容ファッションビジネス学科

14. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 保育学科、専攻科(介護福祉専攻)

15. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 食物栄養学科

<備付資料>

1. 東筑紫短期大学学生便覧 2015

8. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 美容ファッションビジネス学科

9. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 保育学科、専攻科(介護福祉専攻)

10. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 食物栄養学科

14. 学友会冊子「筑紫」(平成 24 年度~平成 26 年度)

15. 同窓会通信「つくし」(平成 24 年度~平成 26 年度)

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東筑紫短期大学 基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果

41

17. お掃除門-宇城信五郎の教育思想

18. 身体のお掃除-特に還暦からの身体のお掃除 卒業生に贈る生涯お掃除論

49. 平成 26 年度 夏期教職員研修会資料

50. 平成 26 年度 年度末教職員研修会資料

103. 部科課長会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

[テーマ 基準Ⅰ-B 教育の効果] [区分 基準Ⅰ-B-1 教育目的・目標が確立している。]

■基準Ⅰ-B-1 の自己点検・評価 (a) 現状

本学は建学の精神「筑紫の心」に基づく全学的な教育目標を、「生活者実学」の教育を通

じて各学科専門の知識・技術を修得させるとともに、己をむなしくして社会に奉仕するこ

とのできる人間に成長させる」としている【提出資料 2,10、備付資料 1】。 また、全学的な教育目的についても、東筑紫短期大学学則第 1 章総則第 1 条として成文

化している【提出資料 2、備付資料 1】。 各学科・専攻科の教育目標は、建学の精神「筑紫の心」に基づき確立している。これら

は、入学時に配布する「東筑紫短期大学学生便覧」に明記する【提出資料 2、備付資料 1】とともに、入学後のオリエンテーション期間に各学科・専攻科で学生に対して改めて説明

を行っている【備付資料 41】ほか、各種行事における学長式辞や講話の中で継続的に周知

を行っている。 各学科・専攻科の教育目的・目標は以下のとおりである。

〔美容ファッションビジネス学科〕

短期大学が設置された昭和 25(1950)年当時の本学科は「被服科」であった。短期大学設

置目的には「本学は高等学校教育の上に更に教養を高め、人格の完成をはかり特に衣生活

の合理性に基づき、その世界的表現技術及び創造能力を授け以って生活文化の向上に寄与

する実力ある女性を育成することを目的とする」とある。その後、昭和 44(1969)年に服飾

美術専攻課程を設置し、平成元(1989)年の生活文化学科への改称を経て、平成 18(2006)年度に現在の美容ファッションビジネス学科が設置された。その精神は現在の美容ファッ

ションビジネス学科に引き継がれている。 本学科は、トータルファッションクリエイトコース、ビジネスクリエイトコース、美容

クリエイトコース、の 3 コース(平成 27(2015)年度以降は、改組転換により美容師コー

ス、ファッション・ビジネスコースの 2 コース)に分かれ、これまでの被服・ファッショ

ン教育の伝統を基盤に、さらに時代の要請にともないコンピュータ教育や美容(ヘア、メ

イク、ネイル、アロマ、エステ)教育を取り入れ可能な限りファッションの統合教育、ト

ータル化教育を目指すものである【提出資料 2,11、備付資料 1】。 〔保育学科〕

本学科は昭和 29(1954)年に「保育科」として設置された。保育者としての在り方を本学

の建学の精神である「筑紫の心」を基礎に、人間形成の最も大切な時期である幼児期を担

うことのできる質の高い保育者を養成することが教育目的である。本学科では文部科学省

管轄の教育職員免許法に定められた幼稚園教諭二種免許状と厚生労働省管轄の保育士資格

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基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果 東筑紫短期大学

42

が同時に取得可能である。そのため、この免許・資格の取得の実現に向け、幼稚園教諭・

保育士としての一般教養と専門的知識を修得し、その応用的能力を伸ばすと共に人間関係

を大切にする豊かな人格の完成に努め、広い視野から社会に対応し得る実践力を身につけ

た健全な保育者を育成することを教育目標としている【提出資料 2,11、備付資料 1】。 〔食物栄養学科〕

本学科は昭和 33(1958)年の開設以来半世紀以上にわたり本学の教育理念である実学教

育を中心に据え、「食」のスペシャリストとしての実践的な栄養士の育成を目指してきた。

その理念のもと、今日の「食」のあり方や高齢社会に起因して顕在化する様々な問題に実

践躬行して取り組むことのできる栄養士として、家庭はもとよりあらゆる世代にわたる

人々の健康づくり(食育)に寄与できる人材の育成を教育目標としている【提出資料 2,11、備付資料 1】。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

本専攻科は長年にわたり保育の現場を担う保育士の養成に貢献してきた保育学科にお

ける保育技術経験を土台に、介護福祉士としての専門能力を更に修得させ、円熟した介護

サービスの専門家を養成することを教育目的として、平成 14(2002)年に設置された。昭和

63(1988)年の介護福祉制度の施行から現在に至るまでの介護福祉士の在り方及び養成プ

ロセスを踏まえたカリキュラムが見直しされ、平成 21(2009)年 4 月 1 日より新しい制度

が施行された。人間の尊厳を支えるケアの実践、自立支援、介護予防など建学の精神の理

念と高い倫理性に立っての学習や職業意識を持たせることを教育目標としている【提出資

料 2,11、備付資料 1】。

上記のとおり各学科・専攻科の教育目的・目標を明文化しており、これらを基盤として、

教育課程編成・実施の方針、学位授与の方針を策定している【提出資料 2,11,12,17、備付

資料 1】ため、具体性・明確性を備えている。また、各学科・専攻科の教育目的・目標を年

度当初の職員会議において全学的に公表し、さらに年度末の教職員研修会において達成状

況を発表するなど、全教職員に対して周知している。加えて、これらの教育目的・目標を

「東筑紫短期大学大学案内」及び本学ウェブサイト上にも掲載して【提出資料 11,12】お

り、学内外に対しても広く表明している。 各学科・専攻科の教育目的・目標については、定例の「学科会議」【備付資料 99~102】

や、学期末に実施をしている年間総括を通じて内容を精査するなど、組織的な取組みとし

て定期的な点検を実施する体制を整えている。 (b) 課題

本学の教育目的・目標については、学外においても「東筑紫短期大学大学案内」などの

冊子媒体に加え、本学ウェブサイト上において広く公開している【提出資料 11,12】。 今後も教育目的・目標に関する情報の発信及び周知に努めるとともに、より効果的な周

知の手法についても検討を重ねていく。 [区分 基準Ⅰ-B-2 学習成果を定めている。]

■基準Ⅰ-B-2 の自己点検・評価 (a) 現状

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東筑紫短期大学 基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果

43

本学では、建学の精神に基づく教育目的・目標が反映された教育課程を各学科・専攻科

において編成している【提出資料 18】。学習成果は、各学科・専攻科で修得できる知識や

技術とともに、在籍期間で取得可能な免許・資格に対応しているため具体的かつ明確であ

る。また、各学科・専攻科内の科目についても個別の学習成果として「授業の到達目標」

及び「成績評価の方法」を明確に設定している【提出資料 13~15、備付資料 8~10】。 個別科目の学習成果については、「東筑紫短期大学シラバス(授業内容)」において「授

業の到達目標」欄に詳細を明確に示している。また、「東筑紫短期大学シラバス(授業内容)」

は学生だけでなく各学科・専攻科の教員にも配布し、個別科目の学習成果を確認できるよ

う配慮している【提出資料 13~15、備付資料 8~10】。 学期内の課題提出やレポート及び各学期末に実施する定期試験などの結果は、量的デー

タとして学生個別に蓄積している。学習成果は、これらの蓄積データをもとに単位認定、

卒業認定、資格・免許の取得状況等を各学科・専攻科が「教務部教務課」と連携して把握

することにより測定している【備付資料 19,21】。 これらの学習成果については、卒業者数及び就職者数として、広報誌「拓く」内に明記

している【提出資料 5~7】。 また、週 1 回開催している「学科会議」内で学生個別の学習状況を確認し、「教務部教務

課」との連携のもと各学科・専攻科全体の学習成果の把握及び点検にも定期的に取組んで

いる【備付資料 99~102】。 (b) 課題

上記のように定例の「学科会議」や「教務部教務課」との連携により、各学科・専攻科

における学習成果の把握を適切に実施している。今後も「担任制度」や「学科会議」を活

用し、学習成果の測定を継続していく。 加えて、平成 26(2014)年度入学生より導入したグレード・ポイント・アベレージ(GPA)

制度【提出資料 2、備付資料 1】についても、「担任制度」による学生への履修指導や学習

意欲向上への指標とするほか、年度末の「成績判定会議」等の資料にも記載するなど、よ

り効果的な活用の検討を計画している。 [区分 基準Ⅰ-B-3 教育の質を保証している。]

■基準Ⅰ-B-3 の自己点検・評価 (a) 現状

教育職員免許法、児童福祉法施行規則、栄養士法施行規則、美容師法施行規則、社会福

祉士及び介護福祉士法などの関係法規の改正に際しては、教務部が中心となり、迅速な対

応が可能な体制を構築している。 また、教育の向上・充実の観点において、平成 26(2014)年度は「IR(Institutional

Research)推進室」との連携による公開授業を保育学科及び食物栄養学科にて実施した【備

付資料 51】。 公開授業は、各学科・専攻科を含めたすべての教員が自由に聴講可能であり、授業終了

後には、「学生アンケート」「教職員アンケート」を「IR 推進室」へ提出する。これらの集

計結果をもとに、科目担当教員が「自己分析・評価アンケート」を作成するなど、教育の

向上・充実のための PDCA サイクル構築に向けた取組みを行っている。

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基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果 東筑紫短期大学

44

これまで学期毎に実施していた「学生による授業評価アンケート」【備付資料 29】では、

授業改善が次年度以降になるなどの意見が科目担当教員及び学生から挙げられていた。 公開授業の実施により、授業へのフィードバック及び改善をタイムリーに行え、学生の

ニーズに適った講義の提供を可能とした【備付資料 51】。 (b) 課題

各学科・専攻科では「IR 推進室」との連携による公開授業を実施・継続するとともに「教

務部教務課」と教育情報の共有化を図るなど、教育の向上・充実に取組んでいく。 ■テーマ 基準Ⅰ-B 教育の効果の改善計画

上記のとおり、各種関係法規の改正に伴う学則変更及び諸規程の整備には「教務部教務

課」を中心として適宜対応を行ってきた。今後も関係部署と連携を図りながら、法令遵守

体制の維持に努めていく。 また、教育の向上・充実といった観点からの、公開授業後のフィードバックの方法につ

いては、より効果的な改善を図るため、統一した基準の策定などを計画している。 GPA 制度の活用について、平成 27(2015)年度末からは、表彰制度との連動といった学

生への学習意欲の向上・動機付けを促す手法の検討を計画している。 <提出資料>

2. 東筑紫短期大学学生便覧 2014

5. 広報誌「拓く」(2012 Vol.30)

6. 広報誌「拓く」(2013 Vol.31)

7. 広報誌「拓く」(2014 Vol.32)

10. 本学ウェブサイト「情報公開」→「建学の精神と教育理念」http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

11. 本学ウェブサイト「情報公開」→「教育目標と 3 つのポリシー」http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

12. 東筑紫短期大学大学案内 2015

13. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 美容ファッションビジネス学科

14. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 保育学科、専攻科(介護福祉専攻)

15. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 食物栄養学科

17. 本学ウェブサイト「学科案内」→各学科の「3 つのポリシー」http://www.hcc.ac.jp/subjects/

18. 授業科目担当者一覧表(平成 26 年度)

<備付資料>

1. 東筑紫短期大学学生便覧 2015

8. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 美容ファッションビジネス学科

9. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 保育学科、専攻科(介護福祉専攻)

10. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 食物栄養学科

19. 単位認定の状況表(平成 26 年度卒業生)

21. 免許・資格の取得状況(美容ファッションビジネス学科、保育学科、食物栄養学科、専攻科)

29. 学生による授業評価報告書(平成 26 年度前期・後期)(アンケート質問用紙含む)

41. 学科オリエンテーション計画表(美容ファッションビジネス学科、保育学科、食物栄養学科)

51. 平成 26 年度 IR・学科共同 FD 研修 公開授業の実施資料集

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東筑紫短期大学 基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果

45

99. 美容ファッションビジネス学科 学科会議・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

100. 保育学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

101. 食物栄養学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

102. 専攻科 科内会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

[テーマ 基準Ⅰ-C 自己点検・評価]

[区分 基準Ⅰ-C-1 自己点検・評価活動等の実施体制が確立し、向上・充実に向けて努

力している。]

■基準Ⅰ-C-1 の自己点検・評価 (a) 現状

「東筑紫短期大学自己点検・評価委員会規程」【提出資料 16】において自己点検・評価

に関する基本的事項を規定している。 上記規程に基づき、本学では平成 5(1993)年度より自己点検・評価活動を実施してきた。 本学は、平成 21 年(2009)年度に一般財団法人短期大学基準協会による第三者評価を受

審しており、その結果を本学ウェブサイト上に「平成 21 年(2009)年度自己点検・評価報

告書」として公表している【備付資料 16】。 自己点検・評価活動については併設の九州栄養福祉大学との合同組織として、学長、副

学長、学生部長、教務部長、図書館長、事務部長、各学科長及び各部署の責任者を委員と

する「自己点検・評価委員会」を設置している【提出資料 16】。また、「自己点検・評価委

員会」の下に、自己点検・評価報告書の編集作業等を担当する「認証評価事務局」を設置

している【備付資料 117】。 加えて、自己点検・評価に係る活動を適切に管理・運営するために、全教職員参加の教

職員研修会において自己点検・評価活動に関する概要と計画を周知している【備付資料

49,50】。教職員研修会を定期的に開催することにより、各教職員に対して、自己点検・評

価の観点から通常業務全般の改善及び効率化に向けた動機付けを行っている。 直近の自己点検・評価活動である「平成 25(2013)年度年次報告書(自己点検・評価報告

書)」【備付資料 12,13】の作成にあたっては、全教職員が各自の職域に該当する箇所を担

当し、自己点検・評価活動への参画を全学的に行った。 各学科・専攻科では、自己点検・評価の成果を「学科会議」における教育成果の確認【備

付資料 99~102】や、公開授業の実施【備付資料 51】といった形で活用している。 (b) 課題

上記のとおり、本学における自己点検・評価活動については、各種研修会・会議等を通

じて、諸規程の整備及び教職員に対する周知を図っている【備付資料 49,50,117】。 今後も、日常業務内における自己点検・評価活動への参画や部門・部署間の情報の共有

化などを各教職員の共通理解のもと、適切に実施していく。

■テーマ 基準Ⅰ-C 自己点検・評価の改善計画 前述のとおり、本学において自己点検・評価活動は「自己点検・評価委員会」及び各教

職員の参画のもと、適切に実施されている。

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基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果 東筑紫短期大学

46

<提出資料>

16. 東筑紫短期大学自己点検・評価委員会規程

<備付資料>

12. 平成 25 年度東筑紫短期大学年次報告書(自己点検・評価報告書)

13. ウェブサイト「情報公開」→4.上記以外の情報(2) 年次報告書[平成 25 年度]

http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

16. ウェブサイト「ACCREDITED 2009」→平成 21(2009)年度第三者評価結果→

[平成 21(2009)年度 自己点検・評価報告書] http://www.hcc.ac.jp/about/jaca.html

49. 平成 26 年度 夏期教職員研修会資料

50. 平成 26 年度 年度末教職員研修会資料

51. 平成 26 年度 IR・学科共同 FD 研修 公開授業の実施資料集

99. 美容ファッションビジネス学科 学科会議・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

100. 保育学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

101. 食物栄養学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

102. 専攻科 科内会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

117. 自己点検・評価委員会(認証評価委員会)会議録(平成 26 年度)

■基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果の行動計画

本学における教育研究活動については、建学の精神である「筑紫の心」を根幹とし、「実

際に役に立つ学問」と各種行事教育における「調和の取れた人格形成」が相互に連動する

固有の教育課程として展開してきた【提出資料 1,3,4】。 これら二つの構造性は、各学科・専攻科の教育課程にも浸透しており、地域社会への貢

献意識の高い人材育成に繋がっている【備付資料 44】。 今後も本学固有の教育研究活動を継続する中で、時代のニーズに適う教育課程への改編

及び多様化する学生の要求に対応可能な教学管理体制を構築・維持していく【備付資料

106,112】。 ◇基準Ⅰについての特記事項

(1)以上の基準以外に建学の精神と教育の効果について努力している事項。 本学は創設以来、行事教育を大切にしている。入学式、卒業式を始めとする各種行事は、

全学生・全教職員が本学の建学の精神を学び、心をひとつにする重要な儀式であり、集団

教育の場である。各行事では、学長講話、学長式辞によって各行事の意義と、本学の建学

の精神に基づく「お掃除」教育や「勇気・親和・愛・知性」の四魂調和による人格完成の

大切さ、本学の目標とする人材養成などを述べている【提出資料 1,3,4】。

「お掃除」教育

日々の心を磨く行として、学生及び教職員自らが学内の教室、廊下などの掃除を行って

いる。また、寮生は、毎日早朝に学校内外の道路掃除を行っている。この清掃活動は、心

の畑の草をむしり、心の畑を耕す実践行としての「お掃除」教育であり、「筑紫の心」を具

現化するための実践行事として大切にしている。この日常的実践行事としての「お掃除」

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東筑紫短期大学 基準Ⅰ 建学の精神と教育の効果

47

は、建学の精神と本学の教科教育、行事教育及び学生生活指導を根底で支え繋ぐものとし

ての重要な役割を担っており、本学教育の特徴のひとつである【備付資料 17,18】。 <提出資料>

1. 「筑紫の心」

3. 東筑紫学園の建学の精神と教育理念

4. 建学の精神「荒魂・勇気」発動のための根源的自覚-限りなく自分自身が縮小衰退した時のために-

<備付資料>

17. お掃除門-宇城信五郎の教育思想

18. 身体のお掃除-特に還暦からの身体のお掃除 卒業生に贈る生涯お掃除論

44. 卒業生就職状況(平成 24 年度~平成 26 年度)

106. 教務委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

112. FD 委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

48

【基準Ⅱ 教育課程と学生支援】

■基準Ⅱの自己点検・評価の概要 《教育課程》

各学科・専攻科の学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、入学者受け入れの方針

は、それぞれ各学科・専攻科の特色に基づき、「東筑紫短期大学 大学案内」に明記する【提

出資料 12】とともに、本学のウェブサイト上に公開している【提出資料 11,17】。 学位授与の方針については、各学科・専攻科が目標とする免許・資格に適応したカリキ

ュラム・マップ編成によって、それぞれの科目で習得される知識や技術等の学習成果に対

応している【備付資料 8~10】。学位授与の方針に対応した各学科・専攻科が目標とする免

許・資格は、美容師、保育士、幼稚園教諭二種免許状、栄養士、栄養教諭二種免許状、介

護福祉士等、それぞれ社会的に通用性があるとともに、認知されている。 また、卒業要件、成績評価の基準、資格取得の要件については、「東筑紫短期大学学位規

程」「東筑紫短期大学成績考査規程」「東筑紫短期大学履修規程」として学生便覧に記載す

る【提出資料 2、備付資料 1】とともに、本学ウェブサイト上に公開している。学位授与の

方針については、各学科・専攻科で毎週行う「学科会議」において定期的に点検し【備付

資料 99~102】、必要に応じて見直し・修正を行っている。 教育課程は、区分を「一般教育科目」「専門教育科目」「教職に関する専門教育科目」「資

格取得に関する科目」として分類するとともに、各学科・専攻科別に体系的に編成し、そ

れぞれの学科・専攻で示している学位授与の方針に対応付けしている【提出資料 18】。各

科目は、教育課程編成・実施の方針を基に、社会からの要請に応えうる職業人を育成する

ための「実学教育」として分かりやすく展開している。なお、「東筑紫短期大学シラバス(授

業内容)」には、以下に示す内容を科目ごとに明示している【提出資料 13~15、備付資料

8~10】。

・ 科目コード ・ 授業科目名 ・ 担当教員名 ・ 履修方法 ・ 授業形態 ・ 単位数

・ 開講年次 ・ 授業の概要及び目標 ・ 履修者が到達すべき目標 ・ 授業内容・計画 ・ 成績評価の方法と基準 ・ 教科書・テキスト

・ 備考: 授業の進め方、 事前・事後学修、 その他履修者へ、 教員 e-mail アドレス

本シラバスを用いて、履修者が到達すべき目標及び成績評価の方法と基準を明文化する

とともに、「東筑紫短期大学成績考査規程」【提出資料 2、備付資料 1】を厳格に適用するこ

とによって、本学の教育の質を保証している。 科目を担当する全ての教員については、「東筑紫短期大学教員資格審査基準」に基づき

「人事委員会」「資格審査委員会」を経て採用している【備付資料 104】(平成 27(2015)年度より、「人事委員会」を廃止し、全教授による「資格審査委員会」において「東筑紫短期

大学教員資格審査基準」に基づき審査を行っている)。また、各学科・専攻科の教育課程に

は、教員の資格や業績を基にした教員を配置している【提出資料 18】。なお、教育課程の

見直しについては、各学科・専攻科で毎週行われる「学科会議」や「教務委員会」におい

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

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て定期的に行っている【備付資料 99~102,106】。 入学者受け入れの方針については、各学科・専攻科で修得できる知識・技術、取得可能

な免許・資格等の学習成果に対応している。また、入学者受け入れの方針は、入学前の学

習成果の把握・評価を明確に示しており【提出資料 11,12,17】、「教務部(教務課、企画広

報課)」主管で実施しているオープンキャンパス等の行事における広報活動においても、学

長自らが参加者に対して説明するとともに、各学科で詳しく解説している。入学者選抜の

方法は、入学者受け入れの方針に対応した、以下のような選抜方法を設定している。

特待生入学試験 推薦入学試験(公募制、指定校制) 一般入学試験入学(前期・後期) 社会人入学 外国人留学生入学 大学入試センター試験利用入学試験(前期・後期) 美容ファッションビジネス学科 AO(アドミッションオフィス)入学試験 専攻科介護福祉専攻入学試験

学習成果は、各学科・専攻科で修得できる知識や技術とともに、在籍期間内で取得可能

な免許・資格に対応しているため、具体性があり、一定期間内で達成及び獲得可能である。

各学科・専攻科が目標とする免許・資格は以下の通りであり、社会的に認知され、実際的

な価値がある【備付資料 19~21】。 〔美容ファッションビジネス学科〕

美容師国家試験受験資格、ネイリスト技能検定試験、日本エステティック協会認定フ

ェイシャル・ボディエステティシャン、カラーコーディネーター検定®、サービス接遇

検定、ジェルネイル技能検定、アロマコーディネーターライセンス、販売士検定試験、

ファッション販売能力検定、日商 PC 検定(データ活用・文書作成)、ブライダルプラ

ンナー検定、ビジネス実務士、情報処理士、ビジネス文書検定、医療秘書実務士、日

商簿記検定、情報検定(情報活用試験)、IT パスポート試験、秘書技能検定、ファイナ

ンシャル・プランニング技能検定、医療秘書技能検定、医事オペレーター技能検定試

験、メディカルクラーク(医科) 〔保育学科〕

幼稚園教諭二種免許状、保育士、レクリエーション・インストラクター 〔食物栄養学科〕

栄養士、栄養教諭二種免許状、フードスペシャリスト、医療秘書実務士、メディカル

クラーク(医科)、日商 PC 検定(文書作成)、診療報酬請求事務能力認定 〔専攻科 介護福祉専攻〕

介護福祉士、福祉住環境コーディネーター® 学習成果は、定期試験をはじめ、演習や実験・実習時に行われる実技テスト、学外実習

における実習先からの評価などによって測定可能である【備付資料 19,21】。 学生の卒業後の評価については、学外実習期間中の実習先訪問、関係団体(栄養士会、

幼稚園連盟、保育士連盟)との交流会・懇談会などを通じて聴取している。そこで得られ

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

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た情報については、各学科・専攻科内で共有され、各専門科目やキャリア教育などの改善、

教育課程の見直しの参考にするなど、学習成果の点検に活用している。さらに、平成

26(2014)年度には、「IR(Institutional Research)推進室」により平成 25(2013)年度の

卒業生を中心に「就職先アンケート」を実施し【備付資料 31】、就職先からの卒業生に対

する評価の聴取に努めている。 《学生支援》

・教員による取組み

各学科・専攻科では、学位授与の方針に対応した成績評価基準を学生便覧及びシラバス

に明記【提出資料 2,13~15、備付資料 1,8~10】し、授業時に実施するミニテスト【備付

資料 55】やレポート、定期試験等によって、学習成果の状況を把握するとともに、適切に

評価している【備付資料 19,20】。 前・後期末には、各科目において「学生による授業評価アンケート」【備付資料 29】を

実施しており、「教務部教務課」で集計した結果を科目担当教員にフィードバックしている。

また、学科・専攻別の集計結果については、本学の図書館で公開し、学生も閲覧可能であ

る。科目担当教員は、授業評価結果を真摯に受け止め、自己分析を行い授業の改善に努め

ている。 各学科・専攻科では、「FD 会議」を通して授業・教育方法の具体的な改善方法について

の協議・検討を行い、授業内容についての教員間の意思疎通、協力・調整を図っている【備

付資料 99~102】。また、平成 26(2014)年度より、FD 活動の一環として「IR 推進室」と

の連携による公開授業を実施している【備付資料 51】。公開授業には、他学科・専攻科を

含めたすべての教員が自由に聴講でき、新たな観点から授業改善が可能となるなど、今後

の教育課程の更なる内容充実に向けた効果が期待できる。 さらには、各学科・専攻科で週 1 回開催される「学科会議」において、定期的に教育目

的・目標の達成状況を把握するとともに、評価を行っている【備付資料 99~102】。 学生に対する履修及び卒業に至る指導については、「クラス担任制度」と「学年主任制度」

による学生個別の詳細な状況把握に努め、きめ細かな指導を行っている【備付資料 63】。また、期初の学科別オリエンテーションにおいても資格取得に向けた詳細な履修指導を徹

底している【備付資料 41】。 ・事務職員による取組み

「教務部教務課」の職員は、各学期末に実施される定期試験に関する業務を通じて学生

個別の成績状況を認識する【備付資料 19,21】とともに、「クラス担任」との連絡を密にし、

資格及び卒業要件の単位取得漏れ防止等に貢献している。また、年度末の全教職員会議で

報告される各学科・専攻科の教育目的・目標の達成状況を文書として取り纏め、教授会等

で配布するなど、各学科・専攻科の現状について、全教職員への周知に努めている。 年に複数回実施されている法人事務局主体の「SD 研修会」では、事務職員が職務につい

ての発表等を行っている。本取組みは、自己の職域について改めて考察する機会として自

発的能力開発を促し、学生支援の職務の充実化に繋がっている。【備付資料 53】 各部署の事務職員は、教学事務業務(教務部)、学納金関連業務(事務部)、奨学金関連

業務(学生部)などの職務を通じて学生に対する履修及び卒業に至る支援を行っている。

また、必要に応じて各学科・専攻科との連携を図るとともに、学生が気軽に各部署の窓口

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

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に相談できる体制も整えている。 ・教職員による施設設備及び技術的資源の活用

「図書館」では、新入生オリエンテーションにおいて、「図書館利用案内」等を配布して

図書館の利用案内を実施している。また、学生の図書館の利用促進を図るために「あなた

におくりたい 1 冊(図書館職員おすすめコーナー)」を設け、定期的にテーマを決めて、本

館の独自性が出るような展示をしている。さらに、独自の図書館ウェブサイトを制作し、

各種文献検索サイトにアクセスしやすいように利便性を図るとともに、学生の学習意欲向

上のための支援を行っている。 教職員は、学内に設置されているコンピュータ教室や各人に配備されているノートパソ

コン等を利用し、わかりやすい授業の実施や効果的かつ効率的な事務作業を行うなど、学

校運営に積極的に活用している。 「情報管理センター」では、学内 LAN 環境を整備するとともに、授業以外で利用でき

るコンピュータを「学生ホール」「図書館」「学生部」等に配備し、学生の利用促進に努め

ている。また、教育課程及び学生支援の充実を図るため、教職員が利用するコンピュータ

の初期設定及び業務用ソフトウェアのインストール等、統一した利用環境の整備に配慮し

ている。さらには、必要に応じて操作上の疑義や不具合等に対して個別に対応している。 「学生部」では、平成 19(2007)年度より、学生支援のための本学オリジナルのシステム

を構築し、学生及び教職員の利用を促進している。本システムは、当初「就職支援システ

ム」として学生の就職活動を支援する目的で構築した。現在では、就職支援のみならず、

蓄積された学籍情報や就職先情報等のデータを学生の学外実習に関する支援や「クラス担

任」業務などに幅広く活用している。 ・学習支援の組織的な取組み

期初に行う学科・専攻別のオリエンテーションにおいて、学習の動機付けに焦点を合わ

せた学習方法や科目選択のためのガイダンス等を行う【備付資料 39,41】とともに、「クラ

ス担任」を通じて学生の個性の認識と学科の学位授与方針に適ったきめ細かい学習支援を

行っている【備付資料 63】。また、学科・専攻別の学習成果の獲得に向けた学習支援のた

めに「東筑紫短期大学学生便覧」【提出資料 2、備付資料 1】及び「東筑紫短期大学シラバ

ス(授業内容)」【提出資料 13~15、備付資料 8~10】を発行するとともに、同内容を本学

のウェブサイトにも掲載している【備付資料 11】。 学力が不足している学生に対しては、個別に補習講義を実施するなど授業時間外の学習

による学生の基礎学力向上への取組みを実施している。加えて、学内 LAN 上のネットワ

ークドライブに各種教材等を配布し、学生が隙間時間を有意義に活用できるよう自己学習

に向けた環境への配慮も行っている。 学習上の悩みなどの相談については、主に「クラス担任」が対応しており、必要に応じ

て学年主任や科目担当教員と連携を取りながら、適切な指導助言を行っている。また、各

教員はオフィスアワーを設定【備付資料 54】しており、他学科・他専攻の学生からの各種

相談に対しても全教員が対応できる体制を整えている。 進度の早い学生や優秀学生には、科目担当教員の個別対応により、専門的な指導を行っ

ている。また、こうした学生も満足できるよう各科目担当教員は、高度な内容を適度に織

り交ぜた講義を行うように努めている【提出資料 13~15、備付資料 8~10】。

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

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留学生の受け入れについては、近年実績は無いものの、留学生の受け入れ体制として「外

国人留学生入学試験」を設定している【提出資料 20,22】。また、「国際理解」の科目とし

て、本学が姉妹校協定を締結している「釜山女子大学」への海外研修を夏期休暇中に行っ

ている【提出資料 5~7、備付資料 45~47】。 ・生活支援の組織的な取組み

学生の生活支援については、各学科教員と「学生部」が連携を図り、組織的な取組みを

行っている。教員組織としては、「クラス担任」を配置し、学生の身近な存在として相談・

助言を行うとともに、「学生委員会」で学生の意見・要望等に対する協議・審議を行ってい

る【備付資料 107】。また、「学生部」は「学友会執行部」と協力し、各種学校行事の企画・

運営を支援するとともに、学生の健康管理、経済的支援、就職活動支援等、学生生活全般

に関する支援を組織的に行っている。 学生のキャンパス・アメニティへの配慮については、学内に学生食堂及び売店を設置す

るとともに、食事も可能な学生ホールを設置し、学生が有意義な学生生活を過ごせる環境

を整備している【提出資料 12】。 宿舎が必要な学生への支援としては、学生寮(女子寮)を設置し、対応している。また、

下宿・アパート等の斡旋については、「学生部」の窓口や売店に数社の不動産業者の案内チ

ラシ等を配備し、学生からの問合せの際に説明・案内を行っている。 通学のための便宜としては、自転車通学生のために、学内に 4 箇所の駐輪場を設けてい

る。なお、本学では、立地条件及び学生の安全面の観点から、バイク及び自動車による通

学は、原則禁止としている。 学生への経済的支援のために、日本学生支援機構等の各種外部奨学金制度を採用すると

ともに、本学独自の制度として「創設者宇城信五郎記念奨学金」を設けている。 学生の健康管理については、年度当初のオリエンテーション期間中に健康診断を実施し

ている。また、保健室では、常勤看護師が、日々の学生の健康管理に努め、「クラス担任」

等と連携を図りながら迅速な対応をしている。さらに、適宜「厚生委員会」を開催して組

織的な対応を行っている【備付資料 108】。 メンタルヘルスケアやカウンセリングについては、カウンセリングルームを設置し、臨

床心理士資格を有するカウンセラーが在駐し対応している【備付資料 72】。また、必要に

応じて保健室との連携も行っている【備付資料 71】。寮生の健康管理については、寮監が

学生の健康状況の把握に努め、「学生指導課」「保健室」と連携し、組織的な対応を行って

いる。 学生の意見や要望については、各部署に対する学生の満足度・評価アンケートを実施し、

聴取に努めている【備付資料 27】。施設面においては、学生が主に利用している部分をバ

リアフリー化し、障がい者への支援体制を整えている。 学生の社会的活動については、学生と教職員で毎月実施している近隣公園の清掃活動な

ど、全学的な取組みとともに、寮生によるキャンパス周辺における毎朝の清掃活動や清掃

ボランティア等への参加などを組織的に行っている。 進路支援については、教員組織として教授会に「厚生委員会」を設置し、就職・進路支

援等に関する協議、意見交換を行っている【備付資料 108】。また、各学科での「学科会議」

においても必要に応じて意見交換を行っている。

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

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事務組織としては、「就職指導課」が企画立案して「就職対策特別講座」「公務員講座」

を運営し、その他学生の進路・就職に関する個別相談も受け付けている。 受験生に対する入学者受け入れの方針の明確化に関しては、受験生へ募集要項とともに

配布する「東筑紫短期大学 大学案内」に入学者受け入れの方針を記載しており、受験生

への周知等は充分である【提出資料 12,19】。 各種入試制度への問合わせについては、「教務課」及び「企画広報課」が主体となり電話

や窓口での問合わせに対応できる体制を整えている。 入試事務に関しては「教務課」が主体となり、出願受付から合格発表までの一連の行程

に適切に対応している。入試制度については、公正かつ適正に入学者を選抜するための各

種入試制度を採用している【提出資料 20,22】。 AO(アドミッションオフィス)入試については「美容ファッションビジネス学科」のみ

実施している【提出資料 20,22】。 平成 26(2014)年度も各種入試制度を「教務課」主体のもとに運営・管理・保管業務を適

正に実施した。また、入学手続者に対しては、合格通知とともに「入学のしおり」【備付資

料 35】を送付し、入学準備に必要な情報の周知を図っている。 入学後にはオリエンテーション期間を設け、教育目標や教育課程の詳細な解説を各部署

で実施している【備付資料 39~41】。また、同期間中に「就職指導課」による各種就職対

策オリエンテーションを実施するなど、入学時の導入案内を組織的に取組んでいる。 <提出資料>

2. 東筑紫短期大学学生便覧 2014

5. 広報誌「拓く」(2012 Vol.30)

6. 広報誌「拓く」(2013 Vol.31)

7. 広報誌「拓く」(2014 Vol.32)

11. 本学ウェブサイト「情報公開」→「教育目標と 3 つのポリシー」http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

12. 東筑紫短期大学大学案内 2015

13. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 美容ファッションビジネス学科

14. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 保育学科、専攻科(介護福祉専攻)

15. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 食物栄養学科

17. 本学ウェブサイト「学科案内」→各学科の「3 つのポリシー」http://www.hcc.ac.jp/subjects/

18. 授業科目担当者一覧表(平成 26 年度)

19. 東筑紫短期大学大学案内 2014

20. 東筑紫短期大学学生募集要項 2015

22. 東筑紫短期大学学生募集要項 2014

<備付資料>

1. 東筑紫短期大学学生便覧 2015

8. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 美容ファッションビジネス学科

9. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 保育学科、専攻科(介護福祉専攻)

10. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 食物栄養学科

11. ウェブサイト「情報公開」→2.修学上の情報等(3)授業科目、授業の方法及び内容並びに年間の授業計画

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

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(シラバス又は年間授業計画の概要)http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

19. 単位認定の状況表(平成 26 年度卒業生)

20. GPA 等の成績分布

21. 免許・資格の取得状況(美容ファッションビジネス学科、保育学科、食物栄養学科、専攻科)

27. 平成 26 年度事務局(学生指導課、就職指導課、教務課、会計課、庶務課)に関する学生の評価アンケー

ト結果

29. 学生による授業評価報告書(平成 26 年度前期・後期)(アンケート質問用紙含む)

31. 平成 26 年度卒業生アンケート調査報告書

35. 東筑紫短期大学 入学のしおり

39. 受講登録について(大学・短大教員用)

40. 平成 26 年度 始業式及びオリエンテーション実施要領(学生部)

41. 学科オリエンテーション計画表(美容ファッションビジネス学科、保育学科、食物栄養学科)

45. 広報誌「拓く」(2013 Vol.31)(提出資料 6)

46. 広報誌「拓く」(2014 Vol.32)(提出資料 7)

47. 広報誌「拓く」(2015 Vol.33)

51. 平成 26 年度 IR・学科共同 FD 研修 公開授業の実施資料集

53. 平成 26 年度 SD 活動の記録集

54. 平成 26 年度オフィスアワー一覧

55. ミニテスト問題(臨床栄養学、臨床栄養学Ⅰ、食品衛生学)

63. 平成 26 年度学年構成

71. 平成 26 年度保健室利用状況

72. 平成 26 年度カウンセリングルーム利用状況

99. 美容ファッションビジネス学科 学科会議・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

100. 保育学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

101. 食物栄養学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

102. 専攻科 科内会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

104. 人事委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

106. 教務委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

107. 学生委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

108. 厚生委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

[テーマ 基準Ⅱ-A 教育課程] [区分 基準Ⅱ-A-1 学位授与の方針を明確に示している。]

■基準Ⅱ-A-1 の自己点検・評価 (a) 現状

教育課程に関して、各学科・専攻科の学位授与の方針及び教育課程編成・実施の方針を

「東筑紫短期大学学生便覧」に明記している【提出資料 2、備付資料 1】。また、学位に関

しては本学「学位規程」にて、また各種資格や免許取得に関する事項も「東筑紫短期大学

履修規程」にて細則を明記している。加えて成績評価に関しても「東筑紫短期大学成績考

査規程」において記載している【提出資料 2、備付資料 1】。

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

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学位授与方針は学科別に「ディプロマ・ポリシー」として明文化している。各種規程は

本学ウェブサイト上「情報公開」においても漏れなく掲載しており、全教職員以外にも広

く一般に周知する体制を構築している【提出資料 11,17】。 学生に対しての教育課程の説明は、入学後のオリエンテーション期間中に学科単位で

「東筑紫短期大学シラバス(授業内容)」【提出資料 13~15、備付資料 8~10】及び「東筑

紫短期大学学生便覧」【提出資料 2、備付資料 1】を使用して実施している。 なお、学位授与の方針に対応した各学科・専攻科が目標とする免許・資格は、美容師、

保育士、幼稚園教諭二種免許状、栄養士、栄養教諭二種免許状、介護福祉士等、それぞれ

社会的に通用性があるとともに、認知されている。 また、学位授与の方針については、毎週開催している「学科会議」【備付資料 99~102】

にて定期的に確認・点検作業を行っており、各学科教員も教育課程編成に参与し、本学の

教育目標と教育課程の連動性について深く理解している。 学科・専攻科別の学位授与の方針については、以下のとおりである。

〔美容ファッションビジネス学科〕

本学科では、ファッションを文化創造、人間形成のための実学として捉えている。その

教育目標を達成するための基準となる単位を修得させ、以下の要件を満たす者に短期大学

士の学位を授与している。 ① ファッションを単なる服飾に限定せず、「美的創造力」を発揮できる人材として、デザ

イン力、企画力、そしてフォルム(造形)として表現する意匠力を身につけた人材。 ② ビジネスフィールドでの実践力、マーケティング思考力、また、ベンチャー経営学に

加え、接客、接遇のコミュニケーション能力を身につけ、地域社会、企業に貢献でき

る人材。 ③ 美容師資格取得を目指すだけでなく、「美の創造」の学習と技術を福祉や環境に役立て

ることができる人材。 〔保育学科〕

本学科では、教育目標を達成するための基準となる単位を修得させ、以下の要件を満た

す者に短期大学士(保育学)の学位を授与している。 ① 子どもへの保育に対する使命感・責任感や実践力を持ち、発達段階を考慮し、本学の

建学の精神である「筑紫の心」に立って、子どもと適切に関わることができる人材。 ② 指導計画を立案し、保育内容等の指導力を身につけ、子どもの充実した遊びを展開す

る環境構成ができる人材。 ③ 子ども理解のために必要な専門知識とその活用能力(コミュニケーション能力など)

や温かな教師としての自覚を持って、子どもの自己特性を大切にした対応ができる人

材。 ④ 子どもを取り巻く家庭や地域社会との連携・協力の重要性を理解し、社会人としての

教養を身につけ、よりよい保育を構築できる人材。 〔食物栄養学科〕

本学科では、教育目標を達成するための基準となる単位を修得させ、以下の要件を満た

す者に短期大学士(食物栄養学)の学位を授与している。 ① 病院、施設、保育園などにおいて、実践力を持つ栄養士として喜ばれる給食作りがで

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

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きる人材。 ② 栄養士業務としての献立作成や衛生管理を身につけ、実務に活かすことができる人材。 ③ 子どもや高齢者と食育を通して地域社会に求められる栄養士として活躍することがで

きる人材。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

本科では、教育目標を達成するための基準となる単位を修得させ、以下の要件を卒業ま

でに身につけるべき能力として定めている。 ① 本科所定の単位を修得し、介護福祉士の国家試験の受験資格を取得し合格できる学力

を身につけている。 ② 介護福祉士のプロフェッショナルを目指して倫理観、専門知識、介護技術、コミュニ

ケーション能力を修得し、社会貢献できる能力を身につけている。 (b) 課題 〔美容ファッションビジネス学科〕

学位授与の方針は、教員の共通理解が不可欠な要素である。特に専門教育科目における

学習成果の対応や、教育目標の達成など、非常勤講師を含めた授業担当者は情報交換し、

具体的な部分まで、各科目が担う役割を確認することが重要である。これからの課題とし

て、専門教育科目を担当する教員間の意見交換の機会をこれまで以上に増やすことが必要

である【備付資料 99】。 〔保育学科〕

学位授与の方針は、「学科会議」及び教授会において教育目標や、教育方針と共に定期的

に点検、確認している。また、専任教員のみならず、非常勤講師にも共通理解を深める機

会を年 1 回設定している。今後は、社会のニーズや変化に対応した方針であるかを毎年検

討する必要がある【備付資料 100】。 〔食物栄養学科〕

成績評価の基準は科目担当者の責任下にあるが、必要に応じて「学科会議」で検討する

場合もある。また、栄養士免許取得に関しても、レポートの未提出や学業不振などで必要

単位数が獲得できない場合は、成績、学習態度、出席日数などを勘案し、取得に向けたサ

ポートを「学科会議」で協議・検討している【備付資料 101】。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

介護現場で活躍し社会貢献できる介護福祉士として、本科の教育目的に沿った人材の育

成を行っているが、卒業時においては結果的に、保育学科で取得した幼稚園教諭、保育士

としての職場を選択する学生が、毎年 30%程度いるのが現状である。したがって、学位授

与の方針をさらに見直し、社会のニーズに、より適した介護福祉士の養成を目指している

【備付資料 102】。

[区分 基準Ⅱ-A-2 教育課程編成・実施の方針を明確に示している。]

■基準Ⅱ-A-2 の自己点検・評価 (a) 現状

教育課程の内容については「東筑紫短期大学学生便覧」に教育目標を明記するとともに

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

57

「履修単位表」として具体的な教育課程を図示し、教養科目と専門科目の区分及び開講年

次、開講単位数、担当教員等の各種情報を網羅している【提出資料 2、備付資料 1】。 教育課程編成の方針として学科毎に「カリキュラム・ポリシー」を策定しており、本学

ウェブサイト【提出資料 11,17】及び「東筑紫短期大学 学校案内」【提出資料 12、備付資

料 33】にも掲載するなど、広く学内外に対しての周知を徹底している。本「カリキュラム・

ポリシー」は、「ディプロマ・ポリシー」への到達過程を具現化したものであり、多様化す

る学生に対しても配慮した本学固有の教育課程を構成している【提出資料 18】。 また、成績評価に関しては、「東筑紫短期大学成績考査規程」を厳格に適用している【提

出資料 2、備付資料 1】。加えて、本学が採用している「クラス担任制度」を活用し、成績

不振者に対しては、各科目の目標到達に向けて学生の自助努力を引き出すための組織的な

体制を構築している【備付資料 63】。 教育課程の内容については、毎週実施している「学科会議」内での定期的な確認・点検

作業を行っており【備付資料 99~102】、「教務部」との連携を図りながら教育課程の整理・

刷新を適宜実行している。なお、各学科・専攻科の教育課程編成は、以下に示すとおりで

ある(美容ファッションビジネス学科については、巻末に平成 27(2015)年度の教育課程を

掲載)。

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

58

美容ファッションビジネス学科(トータルファッションクリエイトコース)教育課程

講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

心 理 学 ○ 2 ○ 43 (1) 43 3コース同時開講

美 術 ○ 2 ○ 33 (1) 33 3コース同時開講

国 語 ○ 2 ○ 41 (1) 39 3コース同時開講

社 会 福 祉 ○ 2 ○ 37 (1) 37 3コース同時開講

社 会 学 ○ 2 ○ 33 (1) 33 3コース同時開講

経 済 学 ○ 2 ○ ビジネスクリエイトコースのみ開講

統 計 学 ○ 2 ○ ビジネスクリエイトコースのみ開講

国 際 理 解 2 ○ 0 全学科同時開講

英 語 ○ 2 ○ 39 (1) 39 3コース同時開講

ス ポ ー ツ 健 康 科 学 ○ 1 ○ 39 (1) 39 3コース同時開講(前期はクラス別に開講)

ス ポ ー ツ 健 康 実 技 ○ 1 ○ 39 (1) 39 3コース同時開講(前期はクラス別に開講)

美 容 フ ァ ッ シ ョ ン ヒ ゙ シ ゙ ネ ス 論 ○ 2 ○ 46 (1) 46 3コース同時開講

プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 論 ○ 2 ○ 41 (1) 39                 3コース同時開講

情 報 リ テ ラ シ ー ○ 2 ○ 41 (1) 39                 3コース同時開講

キ ャ リ ア ア ッ プ 演 習 Ⅰ ○ 1 ○ 24 (2) 24キ ャ リ ア ア ッ プ 演 習 Ⅱ ○ 1 ○ 26 (2) 26人 間 関 係 論 ○ 2 ○ 46 (1) 46                 3コース同時開講

接 客 法 ○ 1 ○ 2 (1) 2                 トータル・ビジネス同時開講

メ イ ク ア ッ プ ○ 1 ○ 8 (1) 8 平成25年度入学生適用 トータル・ビジネス同時開講

カ ラ ー コ ー デ ィ ネ ー ト ○ 2 ○ 39 (1) 39 平成26年度入学生適用 3コース同時開講

ネ イ ル ア ー ト ○ 1 ○ 28 (1) 27 平成26年度入学生適用 3コース同時開講

ネ イ ル ア ー ト 演 習 ○ 1 ○ 6 (1) 6 平成25年度入学生適用 トータル・ビジネス同時開講

ア ロ マ セ ラ ピ ー 演 習 ○ 1 ○ ○ 17 (1) 17 平成25年度入学生適用 3コース同時開講

ア ロ マ セ ラ ピ ー ○ 1 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

ヘ ア メ ー ク ア ッ プ ○ 1 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

ヘ ア ア レ ン ジ メ ン ト ○ 1 ○ 18 (1) 18 平成25年度入学生適用 トータル・ビジネス同時開講

ブ ラ イ ダ ル プ ラ ン ナ ー 演 習 Ⅰ ○ 2 ○ 14 (1) 14 トータル・ビジネス同時開講

ブ ラ イ ダ ル プ ラ ン ナ ー 演 習 Ⅱ ○ 2 ○ 13 (1) 13 トータル・ビジネス同時開講

フ ァ ッ シ ョ ン デ ザ イ ン 論 ○ 2 ○ 13 (1) 13 平成26年度入学生適用 集中講義

プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン Ⅰ ○ 1 ○ 27 (1) 27 トータル・ビジネス同時開講・平成25年度入学生適用美容クリエイトコース1名含む

プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン Ⅱ ○ 1 ○ ― カリキュラム変更の為、平成26年度不開講

イ ン テ リ ア デ ザ イ ン 論 ○ 2 ○ ― 平成25年度入学生適用 平成26年度不開講

コ ス チ ュ ー ム ワ ー ク ○ 2 ○ 13 (1) 13フ ァ ッ シ ョ ン デ ザ イ ン Ⅰ ○ 2 ○ 13 (1) 13織 物 デ ザ イ ン Ⅰ ○ 2 ○ ― カリキュラム変更の為、平成26年度不開講

ト ー タ ル フ ァ ッ シ ョ ン 演 習 Ⅰ ○ 2 ○ 7 (1) 7ト ー タ ル フ ァ ッ シ ョ ン 演 習 Ⅱ ○ 2 ○ 7 (1) 7グ ラ フ ィ ッ ク デ ザ イ ン 基 礎 ○ 2 ○ 24 (1) 24 トータル・ビジネス同時開講

グ ラ フ ィ ッ ク デ ザ イ ン Ⅰ ○ 2 ○ 7 (1) 7グ ラ フ ィ ッ ク デ ザ イ ン Ⅱ ○ 2 ○ 7 (1) 7フ ァ ッ シ ョ ン デ ザ イ ン Ⅱ ○ 2 ○ 7 (1) 7織 物 デ ザ イ ン Ⅱ ○ 2 ○ ― 平成26年度不開講

フ ァ ッ シ ョ ン 販 売 論 ○ 2 ○ 13 (1) 13フ ァ ッ シ ョ ン マ テ リ ア ル ○ 2 ○ 13 (1) 13ト ー タ ル フ ァ ッ シ ョ ン 画 ○ 1 ○ 13 (1) 13コ ス チ ュ ー ム ア ー ト ○ 2 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

ポ ー ト フ ォ リ オ デ ザ イ ン ○ 2 ○ 13 (1) 13 平成26年度入学生適用

基 礎 デ ザ イ ン ○ 2 ○ 13 (1) 13織 物 デ ザ イ ン 論 ○ 2 ○ ― カリキュラム変更の為、平成26年度不開講

染 色 デ ザ イ ン 基 礎 ○ 2 ○ 10 (1) 10染 色 デ ザ イ ン ○ 1 ○ ― 平成26年度入学生適用 平成27年度不開講

プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 演 習 ○ 1 ○ ―平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定) トータル・ビジネス同時開講

流 通 論 ○ 2 ○ 19 (1) 19 平成25年度入学生適用 トータル・ビジネス同時開講

商 品 学 ○ 2 ○ 19 (1) 19 トータル・ビジネス同時開講

販 売 実 務 総 論 ○ 2 ○ 7 (1) 7 トータル・ビジネス同時開講

情 報 処 理 演 習 Ⅰ ○ 2 ○ 25 (1) 24 トータル・ビジネス同時開講

科目の種別

授業科目名授業形態 単位

社会科学自然科学

平成26年度の単位修得者数

平成26年度の

履修人員(クラス数)

備  考

体育

総合

教員配置

外国語

8

一般教育科目

人文科学

0

8単位

必修

2単位

必修

2単位

必修

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

59

講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

ビ ジ ネ ス コ ン ピ ュ ー テ ィ ン グ Ⅰ ○ 2 ○ 24 (1) 24 トータル・ビジネス同時開講

ビ ジ ネ ス マ ナ ー ○ 1 ○ 11 (1) 11 トータル・ビジネス同時開講

国 語 表 現 法 ○ 2 ○ 24 (1) 24 平成26年度入学生適用 トータル・ビジネス同時開講

イ ン テ リ ア デ ザ イ ン 演 習 ○ 2 ○ ― 平成26年度不開講

服 飾 手 芸 ○ 2 ○ 7 (1) 7企 業 実 習 ( 学 外 ) ○ 2 ○ 0 (1) 0 学外実習

科目の種別

授業科目名授業形態 単位

平成26年度の単位修得者数

平成26年度の

履修人員(クラス数)

備  考教員配置

専門教育科目

美容ファッションビジネス学科(ビジネスクリエイトコース)教育課程

講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

心 理 学 ○ 2 ○ 43 (1) 43 3コース同時開講

美 術 ○ 2 ○ 33 (1) 33 3コース同時開講

国 語 ○ 2 ○ 41 (1) 39 3コース同時開講

社 会 福 祉 ○ 2 ○ 37 (1) 37 3コース同時開講

社 会 学 ○ 2 ○ 33 (1) 33 3コース同時開講

経 済 学 ○ 2 ○ 19 (1) 19 ビジネスクリエイトコースのみ開講

統 計 学 ○ 2 ○ 12 (1) 11 ビジネスクリエイトコースのみ開講

国 際 理 解 2 ○ 0 全学科同時開講

英 語 ○ 2 ○ 39 (1) 39                 3コース同時開講

ス ポ ー ツ 健 康 科 学 ○ 1 ○ 39 (1) 39 3コース同時開講(前期はクラス別に開講)

ス ポ ー ツ 健 康 実 技 ○ 1 ○ 39 (1) 39 3コース同時開講(前期はクラス別に開講)

美 容 フ ァ ッ シ ョ ン ヒ ゙ シ ゙ ネ ス 論 ○ 2 ○ 46 (1) 46 3コース同時開講

プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 論 ○ 2 ○ 41 (1) 39 3コース同時開講

情 報 リ テ ラ シ ー ○ 2 ○ 41 (1) 39 3コース同時開講

キ ャ リ ア ア ッ プ 演 習 Ⅰ ○ 1 ○ 24 (2) 24キ ャ リ ア ア ッ プ 演 習 Ⅱ ○ 1 ○ 26 (2) 26人 間 関 係 論 ○ 2 ○ 46 (1) 46 3コース同時開講

接 客 法 ○ 1 ○ 2 (1) 2 トータル・ビジネス同時開講

メ イ ク ア ッ プ ○ 1 ○ 8 (1) 8 平成25年度入学生適用 トータル・ビジネス同時開講

カ ラ ー コ ー デ ィ ネ ー ト ○ 2 ○ 39 (1) 39 平成26年度入学生適用 3コース同時開講

ネ イ ル ア ー ト ○ 1 ○ 28 (1) 27 平成26年度入学生適用 3コース同時開講

ネ イ ル ア ー ト 演 習 ○ 1 ○ 6 (1) 6 平成25年度入学生適用 トータル・ビジネス同時開講

ア ロ マ セ ラ ピ ー 演 習 ○ 1 ○ ○ 17 (1) 17 平成25年度入学生適用  3コース同時開講

ア ロ マ セ ラ ピ ー ○ 1 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

ヘ ア メ ー ク ア ッ プ ○ 1 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

ヘ ア ア レ ン ジ メ ン ト ○ 1 ○ 18 (1) 18 平成25年度入学生適用 トータル・ビジネス同時開講

ブ ラ イ ダ ル プ ラ ン ナ ー 演 習 Ⅰ ○ 2 ○ 14 (1) 14 トータル・ビジネス同時開講

ブ ラ イ ダ ル プ ラ ン ナ ー 演 習 Ⅱ ○ 2 ○ 13 (1) 13 トータル・ビジネス同時開講

プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 演 習 ○ 1 ○ ―平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定) トータル・ビジネス同時開講

プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン Ⅰ ○ 1 ○ 27 (1) 27 トータル・ビジネス同時開講・平成25年度入学生適用美容クリエイトコース1名含む

プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン Ⅱ ○ 1 ○ ― カリキュラム変更の為、平成26年度不開講

現 代 企 業 論 ○ 2 ○ 19 (1) 19流 通 論 ○ 2 ○ 19 (1) 19                 トータル・ビジネス同時開講

商 品 学 ○ 2 ○ 19 (1) 19                 トータル・ビジネス同時開講

グ ラ フ ィ ッ ク デ ザ イ ン 基 礎 ○ 2 ○ 24 (1) 24                 トータル・ビジネス同時開講

ビ ジ ネ ス 実 務 総 論 ○ 2 ○ 11 (1) 11生 活 と 情 報 ○ 2 ○ 12 (1) 11簿 記 会 計 論 ○ 2 ○ 11 (1) 11簿 記 実 務 演 習 ○ 1 ○ 19 (1) 19販 売 実 務 総 論 ○ 2 ○ 7 (1) 7                 トータル・ビジネス同時開講

ビ ジ ネ ス 実 務 演 習 ○ 2 ○ 11 (1) 11情 報 科 学 Ⅰ ○ 1 ○ 12 (1) 11情 報 科 学 Ⅱ ○ 1 ○ 11 (1) 11ビ ジ ネ ス コ ン ピ ュ ー テ ィ ン グ Ⅰ ○ 2 ○ 24 (1) 24                 トータル・ビジネス同時開講

ビ ジ ネ ス コ ン ピ ュ ー テ ィ ン グ Ⅱ ○ 2 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

外国語

0

自然科学

目―

体育

平成26年度の単位修得者数

一般教育科目

人文科学

社会科学

8

総合

科目の種別

授業科目名授業形態 単位 教員配置 平成26年度

の履修人員(クラス数)

備  考

8単位

必修

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

60

講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

国 語 表 現 法 ○ 2 ○ 24 (1) 24情 報 処 理 演 習 Ⅰ ○ 2 ○ 25 (1) 24                 トータル・ビジネス同時開講

情 報 処 理 演 習 Ⅱ ○ 2 ○ 11 (1) 11ビ ジ ネ ス マ ナ ー ○ 1 ○ 11 (1) 11                 トータル・ビジネス同時開講

ビ ジ ネ ス マ ナ ー 演 習 ○ 1 ○ 19 (1) 19事 務 管 理 ○ 2 ○ 19 (1) 19フ ァ イ ナ ン シ ャ ル 総 論 ○ 2 ○ 12 (1) 11フ ァ イ ナ ン シ ャ ル 実 務 ○ 1 ○ 11 (1) 11文 書 実 務 ○ 1 ○ 12 (1) 11デ ー タ ベ ー ス 演 習 Ⅰ ○ 1 ○ 4 (1) 4デ ー タ ベ ー ス 演 習 Ⅱ ○ 1 ○ 1 (1) 1プ レ ゼ ミ ナ ー ル ○ 2 ○ 19 (1) 19ゼ ミ ナ ー ル ○ 2 ○ 19 (1) 19e ビ ジ ネ ス 演 習 ○ 2 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

Web デ ザ イ ン 演 習 ○ 2 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

企 業 実 習 ( 学 外 ) ○ 2 ○ 6 (1) 6医 療 事 務 概 論 ○ 2 ○ 11 (1) 10医 薬 品 の 基 礎 知 識 ○ 2 ○ 9 (1) 9人 体 の 形 態 と 機 能 ○ 2 ○ 9 (1) 9公 衆 衛 生 学 ○ 2 ○ 9 (1) 9 科目等履修生1名

診 療 報 酬 請 求 事 務 Ⅰ ○ 1 ○ 9 (1) 9診 療 報 酬 請 求 事 務 Ⅱ ○ 1 ○ 9 (1) 9医 事 コ ン ピ ュ ー タ 演 習 ○ 1 ○ 9 (1) 9医 療 秘 書 実 務 実 習 ○ 1 ○ 9 (1) 9 学外実習

資格取得に関する科目

――

平成26年度の単位修得者数

科目の種別

授業科目名授業形態 単位 教員配置 平成26年度

の履修人員(クラス数)

備  考

美容ファッションビジネス学科(美容クリエイトコース)教育課程

講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

心 理 学 ○ 2 ○ 43 (1) 43 3コース同時開講

美 術 ○ 2 ○ 33 (1) 33 3コース同時開講

国 語 ○ 2 ○ 41 (1) 39 3コース同時開講

社 会 福 祉 ○ 2 ○ 37 (1) 37 3コース同時開講

社 会 学 ○ 2 ○ 33 (1) 33 3コース同時開講

経 済 学 ○ 2 ○ ビジネスクリエイトコースのみ開講

統 計 学 ○ 2 ○ ビジネスクリエイトコースのみ開講

国 際 理 解 2 ○ 0 全学科同時開講

英 語 ○ 2 ○ 39 (1) 39 3コース同時開講

ス ポ ー ツ 健 康 科 学 ○ 1 ○ 39 (1) 39 3コース同時開講(前期はクラス別に開講)

ス ポ ー ツ 健 康 実 技 ○ 1 ○ 39 (1) 39 3コース同時開講(前期はクラス別に開講)

美 容 フ ァ ッ シ ョ ン ヒ ゙ シ ゙ ネ ス 論 ○ 2 ○ 46 (1) 46 3コース同時開講

プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 論 ○ 2 ○ 41 (1) 39                 3コース同時開講

情 報 リ テ ラ シ ー ○ 2 ○ 41 (1) 39                 3コース同時開講

キ ャ リ ア ア ッ プ 演 習 Ⅰ ○ 1 ○ 15 (2) 15キ ャ リ ア ア ッ プ 演 習 Ⅱ ○ 1 ○ 20 (2) 20人 間 関 係 論 ○ 2 ○ 46 (1) 45                 3コース同時開講

接 客 法 ○ 1 ○ トータル・ビジネス同時開講

メ イ ク ア ッ プ ○ 1 ○ 平成25年度入学生適用 トータル・ビジネス同時開講

カ ラ ー コ ー デ ィ ネ ー ト ○ 2 ○ 39 (1) 39 平成26年度入学生適用 3コース同時開講

ネ イ ル ア ー ト ○ 1 ○ 28 (1) 27 平成26年度入学生適用 3コース同時開講

ネ イ ル ア ー ト 演 習 ○ 1 ○ 平成25年度入学生適用 トータル・ビジネス同時開講

ア ロ マ セ ラ ピ ー 演 習 ○ 1 ○ ○ 17 (1) 17 平成25年度入学生適用  3コース同時開講

ア ロ マ セ ラ ピ ー ○ 1 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

ヘ ア メ ー ク ア ッ プ ○ 1 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

ヘ ア ア レ ン ジ メ ン ト ○ 1 ○ 平成25年度入学生適用 トータル・ビジネス同時開講

ブ ラ イ ダ ル プ ラ ン ナ ー 演 習 Ⅰ ○ 2 ○ トータル・ビジネス同時開講

自然科学

外国語

8

備  考授業形態 単位 教員配置

社会科学一

般教育科目

人文科学

体育

科目の種別

平成26年度の単位修得者数

総合

平成26年度の

履修人員(クラス数)

授業科目名

0

8単位

必修

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

61

講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

ブ ラ イ ダ ル プ ラ ン ナ ー 演 習 Ⅱ ○ 2 ○ トータル・ビジネス同時開講

関 係 法 規 ・ 制 度 ○ 2 ○ 16 (1) 15衛 生 管 理 技 術 ○ 2 ○ 20 (1) 20公 衆 衛 生 学 ○ 2 ○ 15 (1) 13 科目等履修生1名

感 染 症 学 ○ 2 ○ 19 (1) 18皮 膚 科 学 Ⅰ ○ 2 ○ 15 (1) 13皮 膚 科 学 Ⅱ ○ 2 ○ 20 (1) 20 科目等履修生1名

解 剖 学 ○ 2 ○ 19 (1) 19生 理 学 ○ 2 ○ 20 (1) 20美 容 の 物 理 ○ 2 ○ 19 (1) 19美 容 の 化 学 ○ 2 ○ 19 (1) 19香 粧 品 化 学 ○ 2 ○ ― カリキュラム変更の為、平成26年度不開講

美 容 文 化 論 Ⅰ ○ 2 ○ 19 (1) 18 平成26年度入学生適用

美 容 文 化 論 Ⅱ ○ 2 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

デ ザ イ ン ア ー ト ○ 1 ○ 16 (1) 15 平成26年度入学生適用

美 容 技 術 理 論 Ⅰ ○ 4 ○ 15 (1) 15美 容 技 術 理 論 Ⅱ ○ 4 ○ 19 (1) 19フ ァ ッ シ ョ ン デ ザ イ ン 論 ○ 2 ○ 19 (1) 19 平成25年度入学生適用

マ ネ ジ メ ン ト 論 ・ 労 務 管 理 ○ 2 ○ 20 (1) 20美 容 接 客 法 ○ 1 ○ 16 (1) 15美 容 実 習 Ⅰ ○ 4 ○ 15 (1) 15 (オムニバス)

美 容 実 習 Ⅱ ○ 2 ○ 15 (1) 15美 容 実 習 Ⅲ ○ 2 ○ 19 (1) 19美 容 実 習 Ⅳ ○ 2 ○ 20 (1) 19美 容 実 習 Ⅴ ○ 2 ○ 20 (1) 19美 容 実 習 Ⅵ ○ 2 ○ 20 (1) 18 平成25年度入学生適用

ヘ ア メ ー ク ア ッ プ Ⅰ ○ 2 ○ 15 (1) 15ヘ ア メ ー ク ア ッ プ Ⅱ ○ 2 ○ 15 (1) 15ヘ ア メ イ ク ア ッ プ Ⅱ ○ 2 ○ 19 (1) 19 平成25年度入学生適用

美 容 総 合 技 術 ○ 2 ○ 20 (1) 20コ ー デ ィ ネ ー ト ( 着 装 ) ○ 2 ○ 20 (1) 19エ ス テ テ ィ ッ ク ○ 2 ○ 20 (1) 20 平成25年度入学生適用

ト ー タ ル エ ス テ ○ 2 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

美 容 福 祉 ○ 2 ○ 15 (1) 15 平成26年度入学生適用

ヘ ア フ ァ ッ シ ョ ン 画 ○ 1 ○ 15 (1) 15ク ラ フ ト デ ザ イ ン ○ 1 ○ 15 (1) 15 集中講義

フ ォ ト ア ー ト ○ 2 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

備  考授業形態 単位 教員配置

科目の種別

平成26年度の単位修得者数

平成26年度の

履修人員(クラス数)

授業科目名

保育学科 教育課程

講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

○ 2 ○ 21 (1) 19○ 2 ○ 6 (1) 6○ 2 ○ ― 平成26年度不開講

○ 2 ○ 133 (2) 123○ 2 ○ ― 平成26年度不開講

○ 2 ○ 140 (2) 139○ 2 ○ 11 (1) 10○ 2 ○ ― 平成26年度不開講

○ 2 ○ 139 (4) 134○ 2 ○ 5 (1) 5 保育学科・食物栄養学科同時開講

○ 2 ○ ― 平成26年度不開講

○ 2 ○ 138 (4) 134総合 2 ○ 7 (1) 7 全学科同時開講

外国語 ○ 2 ○ 134 (4) 129○ 1 ○ 133 (4) 126

○ 1 ○ 133 (4) 126

社 会 学

文 化 史

日 本 国 憲 法

情 報 処 理 学

人 間 科 学

化 学

地 球 と 生 命

国 際 理 解

人文科学

社会科学

自然科学

体育

ス ポ ー ツ 健 康 科 学

ス ポ ー ツ 健 康 実 技

心 理 学

美 術

国 語

文 学

科目の種別

授業形態 単位 教員配置 平成26年度の

履修人員(クラス数)

備  考授業科目名平成26年度の単位修得者数

8

一 般 教 育 科 目

英 語

哲 学

8単位

必修

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

62

講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

音 楽 Ⅰ ○ 2 ○ ○ 21 21 平成25年度入学生適用(再履修者)

音 楽 Ⅱ ○ 2 ○ ○ 138 98 平成25年度入学生適用

音 楽 Ⅰ ○ 1 ○ ○ 138 131 平成26年度入学生適用

音 楽 Ⅱ ○ 1 ○ ○ 132 108 平成26年度入学生適用

音 楽 Ⅲ ○ 1 ○ ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

音 楽 Ⅳ ○ 1 ○ ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

音 楽 Ⅲ ( ヒ ゚ ア ノ 奏 法 ) ○ 2 ○ 3 (1) 0音 楽 Ⅲ ( 合 唱 ) ○ 2 ○ 17 (1) 17音 楽 Ⅲ ( わ ら べ 歌 と 劇 音 楽 ) ○ 2 ○ 42 (1) 37音 楽 Ⅲ ( 合 奏 ) ○ 2 ○ 47 (1) 47音 楽 演 習 ( ヒ ゚ ア ノ 奏 法 ) ○ 2 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

音 楽 演 習 ( 合 唱 ) ○ 2 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

音 楽演習 ( ボディパーカッション) ○ 2 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

音 楽 演 習 ( わ ら べ 歌 ) ○ 2 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

音 楽 演 習 ( 合 奏 ) ○ 2 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

○ 2 ○ 136 (4) 130○ 2 ○ 134 (4) 123○ 2 ○ 133 (2) 124

○ 1 ○ 133 (4) 133○ 1 ○ 131 (4) 122○ 2 ○ 135 (2) 134○ 2 ○ 132 (2) 132

○ 1 ○ 133 (4) 130○ 1 ○ 138 (4) 133

○ 4 ○ 133 130○ 4 ○ 132 120

○ 2 ○ 139 (4) 133○ 2 ○ 133 (4) 123○ 2 ○ 133 (2) 124

○ 2 ○ 82 (2) 82○ 2 ○ 142 (2) 135

○ 1 ○ 138 (2) 138○ 2 ○ 137 (2) 123○ 2 ○ 133 (2) 132 科目等履修生1名

○ 2 ○ 140 (2) 136 科目等履修生1名

○ 1 ○ 134 (2) 127 科目等履修生1名

○ 2 ○ 76 (1) 76

○ 2 ○ 12 (1) 9 科目等履修生1名

○ 2 ○ 59 (1) 58○ 2 ○ 139 (1) 135○ 2 ○ 134 (2) 122

○ 1 ○ 133 (4) 122○ 2 ○ 139 (2) 139

○ 2 ○ 139 (2) 139○ 2 ○ 132 (2) 122

○ 2 ○ 139 (2) 139○ 1 ○ 132 (4) 124○ 1 ○ 139 (2) 139○ 1 ○ 132 (4) 125○ 1 ○ 139 (4) 139○ 1 ○ 139 (4) 139○ 1 ○ 24 (1) 22 科目等履修生1名

○ 1 ○ 128 (2) 128○ 1 ○ 98 (2) 97○ 1 ○ 138 (2) 134○ 1 ○ 138 (2) 124○ 1 ○ 139 (2) 134○ 1 ○ 131 (2) 123○ 1 ○ 138 (2) 138○ 1 ○ 138 (2) 138

幼 児 の 理 解 と 教 育 相 談

教 育 実 習 事 前 ・ 事 後 指 導

教 育 実 習

保 育 相 談 支 援

―――――

乳 児 保 育 Ⅰ

乳 児 保 育 Ⅱ

障 害 児 保 育 Ⅰ

障 害 児 保 育 Ⅱ

発 達 心 理 学 Ⅲ

保育の内容・方法に関する科目

保育の内容・方法に関する科目

保 育 内 容 ( 子 ど も と 環 境 )

社 会 的 養 護

保 育 指 導 論

保 育 内 容 ( 子 ど も の 生 活 と 遊 び )

発 達 心 理 学 Ⅱ

教 育 職 の 研 究

小 児 保 健 Ⅰ

保 育 内 容 ( 子 ど も の 文 化 と 表 現 )

保 育 内 容 総 論

健 康 ( 指 導 法 )

 音  楽

体 育

保 育 原 理

教 育 原 理

児 童 家 庭 福 祉

社 会 的 養 護 内 容

人 間 関 係 ( 指 導 法 )

環 境 ( 指 導 法 )

臨 床 心 理 学

保育の本質・目的に関する科目

保育の表現技術

社 会 福 祉

相 談 援 助

保 育 制 度 論

教 育 方 法 論

国 語 ( 教 職 )

児 童 家 庭 福 祉 演 習

教育実習事前・事後指導(1年履修分)

科目の種別

授業形態 単位 教員配置 平成26年度の

履修人員(クラス数)

備  考授業科目名平成26年度の単位修得者数

教 育 実 習 ( 1 年 履 修 分 )

言 葉 ( 指 導 法 )

表 現 ( 指 導 法 )

発 達 心 理 学 Ⅰ

教 育 ・ 保 育 課 程 論

小 児 保 健 Ⅱ

小 児 保 健 演 習

家 庭 支 援 論

図 画 工 作

保育の対象の理解に関する科目

専  門  教  育  科  目

――

教 育 心 理 学

子 ど も の 食 と 栄 養

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

63

講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

○ 4 ○ 138 138○ 4 ○ 132 125

○ 2 ○ 138 (2) 138○ 2 ○ 132 125

○ 2 ○ 103 103 学外実習

○ 2 ○ 35 35 学外実習

○ 1 ○ 103 (2) 103○ 1 ○ 35 (1) 35○ 2 ○ 138 (4) 138 科目等履修生2名

○ 1 ○ 132 (1) 125 平成26年度入学生適用

○ 1 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

○ 1 ○ ― 平成25年度入学生適用

○ 2 ○ 14 (1) 14○ 2 ○ 14 (1) 14

総合演習

保 育 ・ 教 職 実 践 演 習 ( 幼 稚 園 )

保 育 研 修

―キ ャ リ ア 教 育 演 習 Ⅱ

キ ャ リ ア 教 育 演 習 Ⅰ

保 育 実 習 Ⅰ

保 育 実 習 指 導 Ⅰ

レ ク リ エ ー シ ョ ン 概 論

保 育 実 習 Ⅲ ( 施 設 )

レ ク リ エ ー シ ョ ン 実 技

保育実習

保 育 実 習 指 導 Ⅲ

保 育 実 習 Ⅱ ( 保 育 所 )

保 育 実 習 指 導 Ⅱ

保 育 実 習 指 導 Ⅰ (1 後 )

保 育 実 習 Ⅰ (1 後 )

科目の種別

授業形態 単位 教員配置 平成26年度の

履修人員(クラス数)

備  考授業科目名平成26年度の単位修得者数

専  門  教  育  科  目

食物栄養学科 教育課程

講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

心 理 学 ○ 2 ○ 73 (1) 71美 術 ○ 2 ○ ― 平成26年度不開講

国 語 ○ 2 ○ 87 (1) 85文 学 ○ 2 ○ ― 平成26年度不開講

日 本 国 憲 法 ○ 2 ○ 23 (1) 24社 会 学 ○ 2 ○ ― 平成26年度不開講

文 化 史 ○ 2 ○ ― 平成26年度不開講

情 報 処 理 学 ○ 2 ○ 25 (1) 24人 間 科 学 ○ 2 ○ 0 保育学科・食物栄養学科同時開講

生 物 学 ○ 2 ○ 88 (1) 85国 際 理 解 2 ○ 1 (1) 0 全学科同時開講

英 語 ○ 2 ○ 87 (3) 85

ス ポ ー ツ 健 康 科 学 ○ 1 ○ 87 (3) 85ス ポ ー ツ 健 康 実 技 ○ 1 ○ 87 (3) 85教 育 職 の 研 究 ○ 2 ○ 29 (1) 27教 育 原 理 ○ 2 ○ 29 (1) 27教 育 心 理 学 ○ 2 ○ 29 (1) 27教 育 方 法 論 ○ 1 ○ 12 (1) 12教 育 課 程 論 ○ 1 ○ 11 (1) 11生 徒 指 導 の 理 論 と 方 法 ○ 2 ○ ○ 29 (1) 27学 校 カ ウ ン セ リ ン グ ○ 2 ○ 11 (1) 11 平成25年度入学生適用

教職実践演習(栄養教諭) ○ 2 ○ ○ 11 (1) 11児 童 ・ 生 徒 の 栄 養 指 導 ○ 2 ○ 29 (1) 27栄 養 教 育 実 習 事 前 ・ 事 後 指 導 ○ 1 ○ 11 (1) 11栄 養 教 育 実 習 ○ 1 ○ 11 (1) 11 学外実習

公 衆 衛 生 学 ○ 2 ○ 94 (1) 92 科目等履修生1名

社 会 福 祉 概 論 ○ 2 ○ 95 (1) 92 科目等履修生1名

解 剖 生 理 学 Ⅰ ○ 2 ○ 94 (1) 92解 剖 生 理 学 Ⅱ ○ 2 ○ 95 (1) 92 科目等履修生1名

解 剖 生 理 学 実 験 ○ 1 ○ 94 (3) 92生 化 学 ○ 2 ○ 95 (1) 92生 化 学 実 験 ○ 1 ○ 95 (3) 92運 動 生 理 学 ○ 2 ○ 95 (1) 92 科目等履修生1名

食 品 学 ○ 2 ○ 87 (1) 85食 品 学 実 験 ○ 1 ○ 88 (3) 81食 品 衛 生 学 ○ 2 ○ 87 (3) 85食 品 衛 生 学 実 験 ○ 1 ○ 94 (3) 92食 品 加 工 学 ○ 2 ○ 94 (1) 92

一 般 教 育 科 目

栄養士規定科目

社会生活

と健康

社会科学

自然科学

体育

教職に関する専門教育科目

食品と衛生

栄養士規定科目

総合

外国語

人文科学

人体の構造と機能

区 分

授業科目名授業形態 単位 教員配置 平成26年度の

履修人員(クラス数)

備  考平成26年度の単位修得者数

0

8

2

3

5

8単位

必修

2単位

必修

3単位

必修

5単位

必修

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

64

講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

栄 養 学 総 論 ○ 2 ○ 88 (1) 85栄 養 学 各 論 ○ 2 ○ 92 (1) 89栄 養 学 実 習 ○ 1 ○ 95 (3) 92 科目等履修生1名

臨 床 栄 養 学 Ⅰ ○ 2 ○ 94 (1) 92 平成25年度入学生適用(カリキュラム変更のため本年度開講)

臨 床 栄 養 学 Ⅰ ○ 2 ○ 87 (1) 85 平成26年度入学生適用

臨 床 栄 養 学 Ⅱ ○ 2 ○ 94 (1) 91 科目等履修生1名

臨 床 栄 養 学 実 習 Ⅰ ○ 1 ○ 87 (3) 85臨 床 栄 養 学 実 習 Ⅱ ○ 1 ○ 94 (3) 92 科目等履修生1名

栄 養 指 導 論 ○ 4 ○ 87 (2) 85栄 養 指 導 実 習 ○ 2 ○ 95 (3) 90 科目等履修生1名

栄 養 指 導 実 習 (1 後 ) ○ 2 ○ 88 (3) 83 平成26年度入学生適用

公 衆 栄 養 学 ○ 2 ○ 94 (1) 92調 理 学 ○ 2 ○ 89 (3) 84調 理 学 実 習 Ⅰ ○ 2 ○ 89 (3) 84調 理 学 実 習 Ⅱ ○ 1 ○ 94 (3) 93給 食 管 理 ○ 2 ○ 88 (3) 85給 食 管 理 実 習 Ⅰ ○ 1 ○ 94 91 学外実習          科目等履修生1名

給 食 管 理 実 習 Ⅱ ○ 1 ○ 93 89 学外実習          科目等履修生1名

微 生 物 学 ○ 2 ○ 88 (1) 85基 礎 化 学 ○ 2 ○ 88 (1) 85臨 床 検 査 デ ー タ 解 析 ○ 2 ○ 94 (1) 92 科目等履修生1名

コ ン ピ ュ ー タ リ テ ラ シ ー ○ 1 ○ 87 (3) 85情 報 処 理 学 演 習 Ⅰ ○ 2 ○ 88 (3) 85情 報 処 理 学 演 習 Ⅱ ○ 1 ○ 53 (3) 51薬 理 学 ○ 2 ○ 45 (1) 42保 育 学 ○ 2 ○ 94 (1) 91フ ー ド ス ペ シ ャ リ ス ト 論 ○ 2 ○ 17 (1) 17食 品 流 通 論 ○ 2 ○ 17 (1) 17フ ー ド コ ー デ ィ ネ ー ト 論 ○ 2 ○ 18 (1) 18食 品 の 官 能 評 価 ・ 鑑 別 演 習 ○ 2 ○ 17 (1) 17キ ャ リ ア ア ッ プ 演 習 Ⅰ ○ 1 ○ 87 (1) 81 平成26年度入学生適用

キ ャ リ ア ア ッ プ 演 習 Ⅱ ○ 1 ○ ― 平成26年度入学生適用(平成27年度開講予定)

病 院 管 理 学 ○ 2 ○ 45 (1) 42医 療 事 務 概 論 ○ 2 ○ 48 (1) 44診 療 報 酬 請 求 事 務 Ⅰ ○ 1 ○ 45 (1) 42診 療 報 酬 請 求 事 務 Ⅱ ○ 1 ○ 53 (1) 52医 療 秘 書 実 務 ○ 1 ○ 45 (1) 42医 療 秘 書 実 務 実 習 ○ 1 ○ 53 52 学外実習

栄養士規定科目

養 と

資格取得に関する科目

栄養の指導

給食の運営

専 門 教 育 科 目

区 分

授業科目名授業形態 単位 教員配置 平成26年度の

履修人員(クラス数)

備  考平成26年度の単位修得者数

6

5

6単位

必修

5単位

必修

専攻科 介護福祉専攻 教育課程

講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

社会の理解 ○ 1 ○ 32 (1) 32

介護の基本Ⅰ ○ 3 ○ 32 (1) 32介護の基本Ⅱ ○ 3 ○ 32 (1) 32コミュニケーション技術 ○ 2 ○ 32 (1) 32生活支援技術Ⅰ ○ 2 ○ 32 (1) 32生活支援技術Ⅱ ○ 2 ○ 32 (1) 32生活支援技術Ⅲ ○ 3 ○ 32 (1) 32形態別介護技術(点字) ○ 1 ○ 32 (1) 32福祉住環境論 ○ 2 ○ 32 (1) 32家事の介護 ○ ○ 2 ○ ○ 32 (1) 32介護過程Ⅰ ○ 6 ○ 32 (1) 32介護過程Ⅱ ○ 4 ○ 32 (1) 32介護総合演習Ⅰ ○ 1 ○ 32 (1) 32介護総合演習Ⅱ ○ 1 ○ 32 (1) 32介護実習Ⅰ ○ 3 ○ 32 (1) 32 学外実習

介護実習Ⅱ ○ 4 ○ 32 (1) 32 学外実習

備  考平成26年度の単位修得者数

科目の種別

授業科目名授業形態 単位

人間と社会

介    護

教員配置 平成26年度の履修人員(クラス数)

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

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講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

発達と老化の理解 ○ 2 ○ 32 (1) 32認知症の理解 ○ 4 ○ 32 (1) 32障害の理解 ○ 2 ○ 32 (1) 32こころとからだのしくみⅠ ○ 2 ○ 32 (1) 32こころとからだのしくみⅡ ○ 2 ○ 32 (1) 32バリアフリー論 ○ 2 ○ 32 (1) 32

備  考平成26年度の単位修得者数

選択科目

科目の種別

授業科目名授業形態 単位

こころとからだのしくみ

教員配置 平成26年度の履修人員(クラス数)

必修科目

〔美容ファッションビジネス学科〕

教育課程編成・実施の方針は、学位授与の方針に対応しており、本学ウェブサイト【提

出資料 11,17】や大学案内【提出資料 12、備付資料 33】に明記している。学習成果の対応

や教育目的を達成するために、時代や学生のニーズを踏まえ、細部までのカリキュラムの

改編を、平成 26(2014)年度から 27(2015)年度に渡り、段階を踏んで実施している。 教育課程は、一般教育科目と専門教育科目及び資格取得に関する科目に体系的に編成さ

れているが、改編により、特に専門教育科目において専門性の強化を図り、学習成果に対

応したより分かりやすい授業科目を編成している【提出資料 18】。 成績評価については「東筑紫短期大学学則」で規定しており、「東筑紫短期大学学生便覧」

に明記している【提出資料 2、備付資料 1】。各科目の担当教員は、教育内容の質保証に向

け、到達目標を設定し、成績評価規程に基づいた厳格な評価を行っている。 また、その成績評価の方法と基準は、科目ごとに「東筑紫短期大学シラバス(授業内容)」

に明記している【提出資料 13、備付資料 8】。本シラバスには、各科目における、達成目

標・到達目標、授業内容、準備学習の内容、成績評価の方法・基準、教科書・資料等を明

示している。 教育課程の見直しは、毎年度、コース、学年、「学科会議」で検討を重ね【備付資料 99】、

変更・改正を必要とする場合は、「教務委員会」(常置委員会)で審議し【備付資料 106】、教授会で承認している【備付資料 98】。 〔保育学科〕

建学の精神である「筑紫の心」(勇気、親和、愛、知性)を基盤に、人間形成の最も大切

な時期である幼児期を担うことのできる質の高い保育者を養成し、文部科学省管轄の教育

職員免許法に定める「幼稚園教諭二種免許状」と厚生労働省管轄の「保育士資格」が同時

に取得できるようにしている。 そのため、幼稚園教諭・保育士としての一般教養と専門的知識を修得し、その応用能力

を伸ばすと共に、人間関係を大切にする豊かな人格の完成に努め、広い視野から社会に対

応し得る実践力を身に付けた健全な保育者を育成するように教育課程を編成している【提

出資料 11,12,17】。 教育課程は、1 年次では教養教育科目と並行して専門教育基礎科目を、2 年次では 1 年

次に履修した専門教育基礎科目を土台にしてより応用的・実践的に専門分野の講義・演習・

実習を履修するように編成している【提出資料 18】。 特に、1 年次の後期から本学の附属幼稚園で園児と交流活動を取り入れた演習を実施し

たり、後期から本学の附属幼稚園及び住居近隣の保育所で観察実習を実施したり、実践的

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

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な教育課程を実施している。 また、2 年次では保育・教職実践演習において現場ですぐに役立つ力を育成するために、

「音楽劇」「劇」「影絵劇」「指導案作成・模擬授業」などの内容を実施している。さらに、

本学の附属幼稚園の行事と関連させて「こいのぼりづくり」「お誕生日会への参加」「運動

会の演習」「あきのつくしオリンピックへの参加と演習」などの演習を実施している。【備

付資料 127】 〔食物栄養学科〕

本学の教育理念である実学教育を中心に据え、実践的な栄養士育成を目指した教育課程

を編成している。教育課程は、基礎・理論的な専門教育、演習、実験、実習に重点を置い

たカリキュラムを編成し、学位授与の方針に対応している【提出資料 11,12,15,17,18】。 また、教育課程編成・実施の方針については、カリキュラム・ポリシーとして、本学ウ

ェブサイトや大学案内に掲載し、公表している。本学科では、専門的な知識・技能、汎用

能力、自己認識などの学習成果に対応した、分かりやすい授業科目を編成している【提出

資料 11,12,15,17,18】。 成績評価は 5 段階評価で、質の保証に向けて厳格に適用している。「東筑紫短期大学シ

ラバス(授業内容)」には「授業の概要及び目標」「履修者が到達すべき目標」「授業内容・

計画」「成績評価の方法と基準」「教科書・テキスト(資料、関連ウェブサイト等)」や、備

考として、授業の進め方、事前・事後学修、その他履修者への連絡、教員 e-mail アドレス

を明記している【提出資料 15、備付資料 10】。また、教育課程は、「学科会議」において定

期的に見直している【備付資料 101】。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

本科では、保育士資格を有した者が 1 年間在学し、修了時に必要な 52 単位以上を修得

した者に介護福祉士資格を授与している。成績評価は、「東筑紫短期大学シラバス(授業内

容)」に記した基準【提出資料 14、備付資料 9】に従って、科目担当教員が厳格に行ってい

る。また、不合格者に対しては再試験を実施し、厳格に成績評価を行っている。さらに、

毎年 2 月第 3 水曜日に実施している卒業時共通試験に対しても合格ラインに達するまで再

試験を行い、学力向上を目指している。 介護福祉士養成施設における科目内容、教員要件等の充実を図るための基準が改定され、

平成 21(2009)年 4 月 1 日に施行された。本科においてもカリキュラム及び教育全般を定

期的に見直し、介護福祉士としてのキャリアアップと社会的評価に見合う魅力ある人材育

成に取り組んでいる【提出資料 11,12,17】。 本科の教員配置は、短期大学及び専攻科介護福祉専攻の設置基準に基づき、教員の資格・

業績を任用時に審査し、介護教員 3 人(介護福祉士 2 人・看護師 1 人)を適切に配置して

いる【提出資料 18】。 (b) 課題 〔美容ファッションビジネス学科〕

平成 26(2014)年度から 27(2015)年度に渡り、段階を踏んで実施しているカリキュラム

の改編を的確に施行する為、専門教育科目を中心とした、各科目の教育内容・展開方法、

カリキュラム・マップの作成など、細部までの調整が必要である。 なお、平成 27(2015)年度には、カリキュラム・マップの作成及びシラバスの刷新などの

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

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調整を図った【備付資料 8】。 〔保育学科〕

近年、保育の現場には障がい児や被虐待児等、特別な支援が必要な子どもたちが増加し

ている。保育者の専門性として、その対応の重要性が高まっていると同時に、養成校とし

て今まで以上により深い専門的知識・技能を学んでいく必要がある。 〔食物栄養学科〕

小学校、保育園、福祉施設、医療機関、高等学校、地域社会等のステークホルダーに対

して、本学科の教育課程の編成ならびに実施の方針が広く浸透している様子が窺えるが、

今後も引き続き、教育の質保証のための努力をしていく必要がある。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

学習効果を充実させるために学生の抱える課題や問題に対応する手段として、各教員は

「オフィスアワー」の時間を設定している【備付資料 54】。本科は、学生全員が介護福祉

士資格を活かした福祉関係の就職を目指しているわけではなく、資格取得のために進学す

る学生がいる【備付資料 21】。 毎年約 30%の学生が幼児教育・保育の現場に就職している状況【備付資料 44】を踏ま

え、介護の魅力をいかにして伝え、介護福祉士の資格を活かした就職に繋げていくかを模

索し、教育課程の見直しや保育学科との連携のあり方が今後の課題である。 [区分 基準Ⅱ-A-3 入学者受け入れの方針を明確に示している。]

■基準Ⅱ-A-3 の自己点検・評価 (a) 現状

本学は「アドミッション・ポリシー」として学科毎の入学者受け入れ方針について明文

化している【提出資料 11,12,17】。本ポリシーは、学位授与方針である「ディプロマ・ポリ

シー」に基づき策定しており、2 つの方針は相関関係にある。よって、教育課程方針であ

る「カリキュラム・ポリシー」が明確かつ具体的な内容となり、本学の教育特色である「実

学教育」を展開できている【提出資料 11,12,17,18】。 入学者受け入れの方針の詳細は、大学案内、本学ウェブサイト等にて広報している【提

出資料 11,12,17】が、それ以外にもオープンキャンパス、進学説明会、高校の進路指導部

への訪問、出前授業等を通して、受験生や保護者、高等学校教員等に十分な説明を行うよ

う努めている。

また、入学者選抜の方法に於いても本学の入学者受け入れの方針に適応した各種入試制

度を採用しており、AO(アドミッションオフィス)入学試験、特待生入学試験、推薦入学

試験、指定校推薦入学試験、一般入学試験(前期・後期)、センター試験利用入学試験(前

期・後期)、社会人入学試験、外国人留学生入学試験をそれぞれ実施している【提出資料 20~23】。また、収容定員充足率の推移から判断しても、本学の入学者選抜の方法は適切であ

り、入学者受け入れの方針に対応した内容である。 〔美容ファッションビジネス学科〕

本学科では、入学者受け入れの方針について、求める学生像をより明確化するために、

大学案内、本学ウェブサイト等への掲載方法や内容の整理を行った【提出資料 11,12,17】。入学前の学習成果の把握・評価については、募集要項内の出願資格欄に明示している【提

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

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出資料 20~23】。 入学者選抜の方法の中で AO(アドミッションオフィス)入学試験は、本学科のみ実施

しており、従来の学力試験では計ることのできない能力や学習意欲などを、数回に及ぶ面

談や書類選考を通して、本学科が求める学生像と照らし合わせることで、入学者受け入れ

の方針に対応している。 また「実学教育」を基盤とした資格取得・検定取得教育に力を入れており、多くの資格

取得を奨励している【備付資料 21】。 〔保育学科〕

本学科では、入学者受け入れの方針について、本学ウェブサイト、大学案内などに求め

る学生像を明確に示し、周知を図っている【提出資料 11,12,17】。入学後には、キャンパス

内にある附属幼稚園や保育学科内にある保育室を活用し、地域社会と連携を図りながら、

子育て支援を実施し、子どもの健やかな成長を保証するために必要な人材を養成している。 〔食物栄養学科〕

本学科では、入学者受け入れ方針について、本学ウェブサイト、大学案内などに掲載し

周知を図っている【提出資料 11,12,17】。入学者選抜の方法については、入学者受け入れの

方針に合致する多様な学生を受け入れるため、前述の各種入試制度を採用している【提出

資料 20~23】。また、入試時の面接試験においては、学習成果の把握のために入学者受け

入れの方針を受験生に確認している。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

本科では、介護福祉士の資格を取得するためには、規定する修了要件を充足し、「社会福

祉士及び介護福祉士法 第 39 条第 3 号」「社会福祉士介護福祉士学校指定規則 第 5 条別表

第 4」の規程に基づき、本学所定の 52 単位(1,155 時間)を履修しなければならない。本

科に入学することのできる者は「学校教育法 第 56 条第 1 項」の規程により大学に入学で

きる者であって、厚生労働大臣の指定した保育士養成施設を卒業した者とする【提出資料

11,12,17】。 (b) 課題 〔美容ファッションビジネス学科〕

AO(アドミッションオフィス)入学試験を導入したことにより、他の入試と合わせ、求

める学生像がより明確化でき、入学者受け入れの方針について、対外的に明示できている

【提出資料 11,12,17】が、これからもその内容を、常に具体的に見直すことが重要である。 入試の内容として、学力試験、面接試験、作文等を実施しており、調査書等と照合しな

がら、学力の調査、学生の入学の動機と考えの把握を行っている。 特に、美容クリエイトコースに入学してくる学生は、入学前の受け入れ方針をしっかり

と理解したうえで、美容師受験資格取得を希望している。今後も更に広報活動を強化し、

理解促進に努力する必要がある。 〔保育学科〕

本学科に入学する学生は幼稚園教諭や保育士になることを目的としている。そこで、質

の高い保育者を育てるために幼稚園教育要領、保育所保育指針等と本学の建学の精神であ

る「筑紫の心」(勇気・親和・愛・知性)の 4 つの心の関連性をより一層理解しやすく明示

する。【提出資料 1,11,17】

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

69

また、保育者としてのスペシャリストを育成するための方策として、平成 26(2014)年度

より、従来実施してきた「ハーモニータイム」を発展的に編成し直し、「キャリア教育演習」

として単位化している【提出資料 18】ことなども、広く受験生に周知する。 〔食物栄養学科〕

本学科への入学前の志望動機は、資格取得に関するものが多くを占めており、オープン

キャンパス等における入学者受け入れ方針の説明による周知努力により、一定以上の理解

が得られている。 一方で、入学後の学習内容に関して負担に感じている学生【備付資料 61】については、

合格者に実施している入学前課題の内容を考慮し【備付資料 36】、入学後の学習内容の把

握が高められるように、課題内容などのさらなる検討を行う。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

本科への進学ガイダンスを本学保育学科に対して 1 年次 1 回、2 年次 2 回実施している。

介護に興味・関心を持ってもらうように本学保育学科と連携を密にしていくことが課題で

ある。また、社会人で保育士資格養成施設を卒業し保育士資格を取得した者を、受け入れ

るための広報活動の充実化が課題である。

[区分 基準Ⅱ-A-4 学習成果の査定(アセスメント)は明確である。]

■基準Ⅱ-A-4 の自己点検・評価 (a) 現状 〔美容ファッションビジネス学科〕

学位授与の方針に基づいた教育課程における学習成果は、各科目の期待される到達目標

と評価目標の具体的な内容を「東筑紫短期大学シラバス(授業内容)」に明示しており【提

出資料 13、備付資料 8】、一定期間に達成可能なものとなっている。 学習成果の査定は、筆記試験、課題レポート、作品提出、プレゼンテーションなどによ

り、それらの到達目標の達成度を評価し、単位認定を行っている【備付資料 19】。 また、コース別の特色である各種検定の取得も、学習成果を査定する上で重要なものと

考える。各コースで習得できた知識や技術、実学教育による人間形成、各種検定の取得な

どの学習の成果【備付資料 21】は、各分野で活躍できる人材を輩出し、社会的に広く認め

られており、実際的な価値がある。 学習成果の測定に関しては、前・後期終了時に科目ごとに、受講学生へ実施する「学生

による授業評価アンケート」の結果【備付資料 29】からも測定可能である。 〔保育学科〕

本学科の学習成果は、建学の精神と本学科の教育目的に基づき、地域や時代のニーズに

応える心豊かな温かな保育者を養成するため、幼稚園教諭二種免許状及び保育士資格の取

得と示している。これらの免許・資格を取得するにあたり、「教育職員免許法施行規則」や

「児童福祉法施行規則」に基づいて教育課程を編成している【提出資料 18】。 各教育科目で習得すべき到達目標や科目概要は「東筑紫短期大学シラバス(授業内容)」

で提示している【提出資料 14、備付資料 9】。また建学の精神との関連性を基に、目指すべ

き保育者像に必要な科目を分類明示しており、学生自身が科目ごとに学習成果を理解し、

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

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到達度を計ることができる。 1 年次には基礎理論を中心とした必修科目、2 年次には保育者に必要な保育内容五領域

から総合的指導までの必修科目及び選択科目を開講することで、2 年間で十分な学習成果

を獲得できるようにしている【備付資料 9】。 学習成果の評価については、授業評価【備付資料 29】や学科教員全員の公開授業を行い

【備付資料 51】、学生の自由記述によって各授業の理解度を測定し、教員はその授業後に

授業の改善計画を検討している。 また、学外実習においても実習先である、幼稚園・保育所・施設の評定に基づく評価を

行っている【備付資料 19】。したがって、本学科の教育課程の評価は、教員、学生、実習

先それぞれから測定可能なシステムになっている。 〔食物栄養学科〕

食物栄養学科の教育課程の学習成果は、主として定期試験の結果によって確認している。

合格者は秀・優・良・可で評価する。定期試験合格者の得点率は、およそ 60~90%であり、

その分布も適切である【備付資料 22】。 定期試験の不合格者には、課題の提出や補講を行うなどした後に、再試験を行っている。

その結果、95%以上の学生は合格となっており、十分に達成可能な範囲となっている【備

付資料 19】。1 年次に不合格となった学生も、時間割を調整して 2 年次にも再履修しやす

い体制をとっている。その結果、多くの場合は修学年限内に単位を獲得している【備付資

料 19】。 しかし、栄養士として必要な「実践力」は定期試験だけでは評価できないため、科目の

特性を考慮したレポート等の提出物や実技試験を課すこともある。これにより、栄養士と

して必要な「実践力」を獲得させ、学習成果に実際的な価値を持たせている。 食物栄養学科の主な目的のひとつは「実践的な栄養士」の養成である。そのため、教育

課程の総括として、平成 23(2011)年より 2 年次後期に栄養士免許を求める学生には、全

国栄養士養成施設協会主催の「栄養士実力認定試験」を受験させており【備付資料 23】、教育課程の査定を測定可能としている。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

単位認定の方法については、「東筑紫短期大学シラバス(授業内容)」に明記しており【提

出資料 14、備付資料 9】、講義、演習、実習などの授業形態や授業内容により筆記試験、学

外実習、レポート提出、作品提出、実技試験、研究課題発表や受講態度などを総合して評

価を行っている。 「卒業時共通試験」の実施により、学習成果の査定を行っている。また、評価の現状に

関しては、「東筑紫短期大学シラバス(授業内容)」記載の授業の目標及び評価の方法に沿

って科目担当教員が適切に評価を行い、評価の統一性を維持している。なお、定期試験終

了後は、成績の評価を行い、学習達成度に応じた学生指導に重点を置いている【備付資料

19】。 (b) 課題 〔美容ファッションビジネス学科〕

学習成果の査定について、平成 26(2014)年度から 27(2015)年度に渡り、段階を踏んで

実施しているカリキュラム改編に基づき、査定基準や方法を更に明確化する必要がある。

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

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コース別に多くの資格取得を奨励しており、これらの資格は一定期間で取得可能で、社

会的にも通用する実際的な価値がある反面、資格に適した専門的知識や技術が求められる

ことから、確実に達成されなければならない。 入学後に教科内容に興味関心が薄れることがないよう、専門性の魅力と意義を学生に如

何に伝え理解させるかが課題である。そのためには、要求される学習成果を保ちながら教

育課程の編成を見直す等、教員自身がさらなる教育力の向上に努めることが必要である。 〔保育学科〕

本学科は幼稚園教諭二種免許状及び保育士資格の取得を中心とした教育課程であり、資

格に適した専門的知識や技術が学習成果として確実に達成されなければならない。現状で

は、入学後の意欲の低下や学習成果に到達できないことで、進路変更等につながる学生も

存在している。そのため、学生に対して専門性の魅力と意義をより深く、継続的に伝えて

いくように努力している。 また、教員、学生、実習先それぞれからの評価を見定め、教育課程の編成の見直しや教

員自身がさらなる教育力の向上に努めるように心がけている。 教育課程の編成の具体例として、平成 26(2014)年度から音楽科目を再編成し、通年単位

から半期単位へ到達目標を変更・設定した。また、地域の環境や情勢に対応するため、平

成 27(2015)年度より、これからの社会的要望【備付資料 24】に適応した「在宅保育論」

を開講することで、現状の「レクリエーション・インストラクター資格」取得と合わせて

「認定ベビーシッター(在宅保育士)」を取得可能とし、保育者としての学びをより深める

システムの構築を図っている。 〔食物栄養学科〕

現在、入学前の学習能力と入学後に求められる学習能力に若干の差が認められるため、

入学後、補講等を行っている。今後は、「栄養士実力認定試験」における A 判定評価を獲

得できるような学生を一人でも多く育成することなどを目標に、学習成果の実際的な価値

を維持しつつ、学習成果の達成率の向上を図ることが課題である。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

各科目担当教員の適切な成績判断のもと、単位認定が行われている【備付資料 19】。科

目の評価方針や評価方法には、その特性によって、若干の違いはみられる【提出資料 14、備付資料 9】ものの、概ね妥当な評価結果である。

[区分 基準Ⅱ-A-5 学生の卒業後評価への取組みを行っている。]

■基準Ⅱ-A-5 の自己点検・評価 (a) 現状

学生の卒業後の評価は、学外実習期間中の実習先訪問や学外実習の反省会、懇談会、関

係団体(栄養士会、幼稚園連盟、保育所連盟)との交流会などを通じて聴取している。そ

こで出された課題については、各学科や専攻科内で共有し、各専門科目やキャリア教育な

どの改善、教育課程の見直しなどの参考にするなど、学習成果の点検に活用している【備

付資料 99~102】。 また、平成 26(2014)年度より「IR 推進室」が平成 25(2013)年度卒業生を中心に「就職

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

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先アンケート」を実施した【備付資料 30】。集計・分析作業については、「IR 推進室」が担

い、今後の学生支援のために分析結果の効果的な活用を計画している。 〔美容ファッションビジネス学科〕

美容室、ファッション系の販売店、企業等に進んだ卒業生の勤務先を教員が訪問し、就

職後の評価や情報を収集している。 学生へ向けては、学年全体行事として「キャリアアップ演習」内で、「卒業生からのメッ

セージ」という企画を最低でも年度内に 2 回実施しており、講師として、該当の卒業生を

招聘する際、雇用者や上司へ依頼すると同時に、その卒業生の評価や情報を聴いており、

いずれも高い評価を得ている。 聴取した内容を踏まえ、これから卒業する学生に対し、社会人として必要なスキルの習

得や、人格形成の点からも、学科内でコースや学年編成を超えた学習成果の点検を心掛け

ている。 〔保育学科〕

卒業生の多くは、北九州市及びその近郊で幼稚園教諭あるいは保育士として就職してい

る【備付資料 44】。本学科全教員が、実習の期間を利用して卒業生の就職先を訪問して卒

業生の様子を聴取している。 また、2 年次の学生に対して幼稚園連盟の代表者による就職説明会を実施しており、そ

の際に卒業生の就職後の状況について情報を得るようにしている。 その他、「一般社団法人北九州市私立幼稚園連盟」「公益財団法人北九州市私立保育園連

盟」、各地区の施設実習のための調整会議などとの情報交換をしている。 これらの情報によれば、就職先より課題を指摘されることもあるが、卒業生の多くは、

概ね良好な評価を得ている。こうして聴取した情報については、学科内で共有しながら授

業の改善や就職に関するオリエンテーションの内容に組込むなど、学習成果の点検に活用

している【備付資料 100】。 〔食物栄養学科〕

平成 25(2013)年度の保育園・幼稚園、委託・派遣会社への就職は、前年度までと比較し

増えているが、福祉施設などへの就職は減少している傾向にある【備付資料 44】。学科内

教員で実施している学外実習先訪問時において、卒業生が勤務する就職先で卒業生に関す

る情報を入手している。また、毎年、卒業生が就職先の状況を報告に来る機会があり、社

会人としての悩みや転職に関する相談などに各教員が対応している。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

就職率については、設置以来 100%を達成している【備付資料 44】。卒業生に対する就

職先からの評価は高く、現場からは「勤務状況は良好で利用者に対する支援状況は真面目

で真摯である」という評価を得ている【備付資料 30】。 (b) 課題

本学の各学科では専門分野で一定の水準の専門的知識や技術が求められる。そのため就

職先からの評価については、教職員が一体となって共通認識をもつ必要がある。従って、

より貴重な意見を伺うことができるように、学外機関の関係者との懇談会や反省会の持ち

方等の工夫改善も検討しなければならない。 「IR 推進室」が平成 26(2014)年度より実施した「就職先アンケート」【備付資料 30】

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

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で得た集約情報を学生支援に向けて有効活用できる体制を整える。 〔美容ファッションビジネス学科〕

就職先等から指摘された問題点については、その都度、「学科会議」で情報を共有し、そ

れぞれの授業やオリエンテーションなどで活用し改善している。また、学内外から聴取し

た評価については、「学科会議」で分析を行い問題点について早い段階で改善策を講じなけ

ればならない【備付資料 99】。学生の卒業後の評価については、これまでは聴取する範囲

が限られており、今後はより広範囲で詳細な聴取の実施が必要である。 〔保育学科〕

本学科では幼稚園教諭や保育士など一定の専門的知識や技能を求められており、卒業生

の就職先からの評価は、本学科の教職員が一体となって共通理解し、授業をはじめ本学科

の教育活動の改善に取組んでいる。また、幼稚園連盟の代表者による就職懇談会などにお

いても貴重な意見を聴取することができる。 今後、学外実習機関の関係者との懇談会等をより一層充実していくことが課題である。

また、卒業生の就職先からの評価については、本学関係者が就職先訪問時に聴取すること

が多いが、今後、より多くの就職先からの卒業生に対する評価を得て活用していく必要が

ある。 〔食物栄養学科〕

学外実習として保育所での実習を希望する学生が増えているため、法的根拠についての

説明を実施したうえで保育所での食事教育の大切さを指導する必要がある。 さらに卒業後の評価への取組みについては「IR 推進室」と連携し、就職先にアンケート

等を行っている【備付資料 30】。その結果をもとに、在学中から栄養士業務についての教

育方法を工夫する必要がある。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

今後、卒業生との意見交換会を開催し情報交換を行い、教育内容の質向上に努めていく。

■テーマ 基準Ⅱ-A 教育課程の改善計画

各学科の教育課程改善に向けた取組みを以下に記述する。 〔全学科共通〕

全学科共通科目である、英語・スポーツ健康科学・スポーツ健康実技を下記のように再

編成した。

平成 26 年度 科目名称 単位数 平成 27 年度 科目名称 単位数

英 語 ( 1 年 通 年 ) 2 → 英 語 Ⅰ 1 英 語 Ⅱ 1

ス ポ ー ツ 健 康 科 学 1 → スポーツ健康科学Ⅰ 1 ス ポ ー ツ 健 康 実 技 1 → スポーツ健康科学Ⅱ 1

上記は必修科目の取得漏れの防止や、半期完結型へと改編することにより学習への動機

付けを強める効果がある。また、教養教育科目における教育の質の保証を点検する組織と

して、平成 26(2014)年度に「教養教育委員会」を設置した。

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

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当委員会は、教育内容の点検及び改善へ向けて、併設校の九州栄養福祉大学の教員も含

めた組織として活動を行っている【備付資料 115】。 〔美容ファッションビジネス学科〕

本学科は体系的に 3 つのコースに分かれているが、学生の目的意識は明確である。一方

カリキュラムによっては技術力や専門知識において難度の高いカリキュラムもあり、個々

の意欲に差が生じる場合もある。 したがって向学心を高める為に、コース毎にファッション要素を取り入れた実習、ネイ

ル、エステ、メイク、アロマ等の実習、さらに学外実習に他コース学生の自主的参加を促

している。 平成 26(2014)年度に大幅にカリキュラムを見直し改善を行っており、その成果を期待

する【提出資料 18】。特に、平成 27(2015)年度からのトータルファッションクリエイトコ

ースとビジネスクリエイトコースの一体化(ファッション・ビジネスコース)は、トータ

ルファッション関連科目をより具体的に学生に示したものである。 〔保育学科〕

平成 27(2015)年度からの新設科目として「在宅保育論」の申請を行った。学生は「幼稚

園教諭二種免許状」「保育士資格」に加え、「認定ベビーシッター資格」が取得可能となり、

本学が立地する北九州市における家庭保育者の需要に応える人材育成を可能とした【備付

資料 24】。 保育関連の現状はめまぐるしく変化しており、その変化に対応できるように教育課程の

改善計画を継続して検討している。特に、「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」の策

定によって、より多くの学生が「幼稚園教諭二種免許状」「保育士資格」の両免許・資格を

取得できるような指導計画・支援計画の策定に力を入れている。 また、教育課程を改善していくにあたって、非常勤講師や外部機関とも会議や情報交換

の場を定期的に設け、本学科の教育課程の浸透を図り、連携して学生の教育に当たること

ができるよう周知している。 特に、学外実習においては学科教員全員が指導に当たっていることから、実習先からの

学生の評価結果を共有する機会をもち、地域や現場から求められる保育者の要請に応じて

教育課程の改善について検討する契機となるよう努めている。 〔食物栄養学科〕

食物栄養学科では、平成 27(2015)年度より通年科目を半期毎に分割する「セメスター制

度」を導入した。「セメスター制度」の導入により分割した科目は下記のとおりである。

平成 26 年度 科目名称 単位数 平成 27 年度 科目名称 単位数

栄 養 指 導 論(1 年通年) 4 → 栄養指導論 Ⅰ 2 栄養指導論 Ⅱ 2

栄養指導実習(1 年後期~2 年前

期) 2 →

栄養指導実習 Ⅰ 1 栄養指導実習 Ⅱ 1

調理学実習Ⅰ(1 年通年) 2 → 調理学実習 Ⅰ 1 調理学実習 Ⅱ 1

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

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上記に加え、「調理学実習Ⅰ」の分割に伴い「調理学実習Ⅱ」を「調理学実習Ⅲ」へと科

目名称変更を行った(平成 27(2015)年度入学生より適用)。 科目分割の実施と科目担当教員によるきめ細かい学習指導を行い、卒業必修科目かつ栄

養士課程必修科目の取得漏れの抑制及び学習意欲の向上を目的としている。 学生の入学時及び在学中を通しての目的意識の有無とその強さの程度は、学生個々によ

って異なり、それが履修態度や、学業への意欲にも反映していると考える。そうした多様

なモチベーションを高めるための方法を検討し実行している【備付資料 56】。 平成 25(2013)年度より、学生の実態を把握するため、学科内教員によるアンケートを実

施し【備付資料 61】、学生支援に役立てるようにしており、今後も継続する予定である。 また、学外実習における学生の評価結果については、科目担当教員のみならず、「学科会

議」に諮り検討を行っており【備付資料 101】、今後も継続する予定である。さらに、履修

に対して力不足の学生への支援や授業補講などを学科内教員全員で取組み、卒業時の栄養

士免許取得率を 100%にしなければならないと考える【備付資料 21】。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

平成 21(2009)年度の教育課程及びカリキュラム編成時に大幅に見直し改善を行ってお

り、現在は具体的な改善を計画していない。 <提出資料>

1. 「筑紫の心」

2. 東筑紫短期大学学生便覧 2014

11. 本学ウェブサイト「情報公開」→「教育目標と 3 つのポリシー」http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

12. 東筑紫短期大学大学案内 2015

13. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 美容ファッションビジネス学科

14. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 保育学科、専攻科(介護福祉専攻)

15. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 食物栄養学科

17. 本学ウェブサイト「学科案内」→各学科の「3 つのポリシー」http://www.hcc.ac.jp/subjects/

18. 授業科目担当者一覧表(平成 26 年度)

20. 東筑紫短期大学学生募集要項 2015

21. 東筑紫短期大学入学願書 2015 書類一式(AO 入試・推薦入試用、特待生入学・試験入学用、大学入試セ

ンター試験利用入試用)

22. 東筑紫短期大学学生募集要項 2014

23. 東筑紫短期大学入学願書 2014 書類一式(AO 入試・推薦入試用、特待生入学・試験入学用、大学入試セ

ンター試験利用入試用)

<備付資料>

1. 東筑紫短期大学学生便覧 2015

8. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 美容ファッションビジネス学科

9. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 保育学科、専攻科(介護福祉専攻)

10. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 食物栄養学科

19. 単位認定の状況表(平成 26 年度卒業生)

21. 免許・資格の取得状況(美容ファッションビジネス学科、保育学科、食物栄養学科、専攻科)

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

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22. 平成 23 年度・平成 24 年度卒業生教科目別得点分布(食物栄養学科)

23. 栄養士実力認定試験結果(平成 22 年度~平成 25 年度)

24. 北九州市子ども家庭レポート(平成 26 年度版)

29. 学生による授業評価報告書(平成 26 年度前期・後期)(アンケート質問用紙含む)

30. 平成 26 年度就職先アンケート調査報告書

33. 東筑紫短期大学大学案内 2015(提出資料 12)

36. 入学前の課題 平成 27 年度入学生用(美容ファッションビジネス学科、保育学科、食物栄養学科)

44. 卒業生就職状況(平成 24 年度~平成 26 年度)

51. 平成 26 年度 IR・学科共同 FD 研修 公開授業の実施資料集

54. 平成 26 年度オフィスアワー一覧

56. 食物栄養学科科目担当者会議資料

61. 大学生活における負担とソーシャルサポートに関する意識調査(食物栄養学科)

63. 平成 26 年度学年構成

98. 東筑紫短期大学教授会会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

99. 美容ファッションビジネス学科 学科会議・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

100. 保育学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

101. 食物栄養学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

102. 専攻科 科内会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

106. 教務委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

115. 教養教育委員会議録(平成 26 年度)

127. 平成 26 年度 子育て支援事業記録「みんな集まれつくしっこ」・保育学科教育活動記録

[テーマ 基準Ⅱ-B 学生支援]

[区分 基準Ⅱ-B-1 学科・専攻課程の学習成果の獲得に向けて教育資源を有効に活用し

ている。]

■基準Ⅱ-B-1 の自己点検・評価 (a) 現状 〔美容ファッションビジネス学科〕

本学科は 3 コース(平成 27(2015)年度より 2 コース)を学習する学生の意識に相違が

ある為、「クラス担任制度」【備付資料 63】とともにコース主体制を組織化し、「学年会議」

「コース会議」を実施している【備付資料 99】。 この組織的な対応によって、教員全員が学生一人ひとりの学内外生活の状況把握、早期

対応ととともに、資格取得に向けての補講実施や学生主体の学習推進に取り組んでいる。 〔保育学科〕

各科目、学位授与の方針に対応した成績評価基準により学習成果を評価している【提出

資料 2,14、備付資料 1,9】。評価基準に満たない学生にはレポートや補講授業で補い、演習

や実技も同様に補講授業を実施しており、使用している学習支援室「つくしっこルーム」

【備付資料 127】での授業は、大いに学習成果を上げていると評価できる。 また、教員は学生の授業評価を定期的に受け【備付資料 29】、結果を認識し、授業改善

に活かしている。授業内容については、全教員が公開授業を実施し【備付資料 51】、その

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

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都度反省会を行い、担当者間での意思の疎通、協力・調整を図っている。さらに、毎週行

われる「学科会議」内の「FD 会議」を通して個々に授業・教育方法の改善を実施している

【備付資料 100】。 学生に対しては、本学科の特色ある教育内容を反映させているシラバス【提出資料 14、

備付資料 9】などを活用し、科目の繋がりを理解させるとともに、履修及び卒業に至る指

導について責任をもって行っている。また、授業の出欠等については、非常勤教員及び「教

務課」と密に連携し対処している。 〔食物栄養学科〕

学生便覧に掲載されている成績評価基準【提出資料 2、備付資料 1】に沿って、学習成果

を評価しており、前期・後期の定期試験のほかに、ミニテストやレポート提出などによっ

て学生の理解度を把握している【備付資料 55】。また、学期末においては、「学生による授

業評価アンケート」を実施しており【備付資料 29】、その結果を真摯に受け止め、自己分

析を行い授業の改善に努めている。 実習、実験においては、理解度の遅れた学生に対して個別に指導し、自信を失わせない

ように配慮しており、「学科会議」でも学生の情報を共有するとともに、適切な対応の検討

を協議し、レポート作成や課題提出が特定時期に集中しないよう負担軽減措置等を図って

いる【備付資料 101】。また、定期的に教員の公開授業を実施し、他教員の意見を授業改善

に繋げる取組みを行っている【備付資料 51】。 学生に対しては、「クラス担任制度」【備付資料 63】やオフィスアワー【備付資料 54】を

利用して、学業のみならず友人関係等の相談、卒業年度においては就職や進学等、気軽に

相談できる環境を整え、学生に寄り添った指導を行っている【備付資料 59】。 さらに、学習成果の獲得に向け、実験・実習室やパソコン教室の設備を充実させ、技術

獲得のために教育資源を有効に活用している。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

在籍中 1 年間の学習成果の獲得の結果として、毎年 2 月に実施される社団法人日本介護

福祉士養成施設協会主催の「卒業時共通試験」を実施している。適宜、試験対策講座を開

催し、模擬試験を年間 2~3 回実施することで、試験に対する意識向上に繋げている。 また、目標に到達できるまで、何度も試験を行い、介護福祉士としての知識と実力を身

につけさせている。さらには、時間外に「介護実習室」を開放し、介護技術の向上を図っ

ている。なお、欠課した学生については、必ず補講を行い、理解度の遅れを取り戻すため

の指導を行っている。 学外実習については、年 4 回の介護実習(「介護実習Ⅰ・Ⅱ」)を行っている。実習受け

入れ施設は、障がい者施設(知的障がい、身体障がい等)、高齢者施設(介護老人福祉施設、

介護老人保健施設、通所介護施設、通所リハビリテーション施設、グループホーム、ケア

ハウス等)の多岐にわたっている。 介護実習中は、担当教員が週に 1~2 回、巡回訪問を行い、実習指導者と密に連携を取

り、学生と面談・指導を行い学生の実習効果の向上に努めている。 学生は、4 回の介護実習を通じて、自ら課題を見つけ、研究課題としてまとめ発表する。

なお、本発表会は、他学科の教員にも参加の要請を行っている。 〔情報管理センター〕

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

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「情報管理センター」は、学内における技術的資源の管理・運用を担当する部署であり、

センター長(副学長兼務)1 人、主事(併設校九州栄養福祉大学教員)1 人、事務員 1 人で

構成されている。 学内のコンピュータ教室に備え付けの情報機器に関する技術サービス及び専門的支援

をはじめ、学生からの問合わせに対して随時対応を行っている。 また、コンピュータ教室以外でもネットワークに接続できるように、一部の講義室をは

じめ「学生ホール」や「食堂」に無線 LAN アクセスポイントを設置することで、直接的・

間接的に学生支援を行っている【備付資料 87】。さらに、教員間及び教員・学生間でデー

タを共有できるファイル共有サービスや、学科及び部門内の教職員あるいは全教職員に一

斉にメールを送信できるサービスなど、教職員が学生支援を行う際に利用するインフラの

整備も行っている。 〔図書館〕

図書館は、図書館長(副学長兼務)1 人、図書館司書 4 人で構成されている。また、教

職員と図書館職員で構成する「図書館運営委員会」を年 2 回開催している。本委員会では、

図書館の現状及び予算配分等の報告を行っている。図書の購入計画は、シラバスに記載さ

れたカリキュラム及び教員からのリクエストを基に行っている。 貸出については、学生一人当たり 5 冊で 1 週間の貸出であるが、夏期休暇期間等や実習

期間中は、貸出期間を延長しており、貸出冊数も 10 冊に増やす等の対応をしている。平成

24(2012)年度より、図書の貸出方法を図書カード方式からバーコード方式に変更したこと

で、図書の貸出数が増加した(平成 25(2013)年度は、対前年度比約 20%増)。 平成 26(2014)年度には、「図書館利用案内」の改訂及び本館独自の「蔵書点検・文献検

索利用マニュアル」の作成を行った。「図書館利用案内」は、新入生オリエンテーション時

に配布し、図書館の利用案内を行っている。 また、学生の図書館の利用促進を図るために「あなたにおくりたい 1 冊(図書館職員お

すすめコーナー)」を設け、定期的にテーマを決めて、本館の独自性が出るような展示を行

っている。さらに、図書館専用のウェブサイトを構築し、メディカルオンライン等の文献

検索サイトにアクセスしやすいように利便性の向上を図っている。【備付資料 86】 (b) 課題 〔美容ファッションビジネス学科〕

2 年間での資格取得、特に美容師国家試験受験資格取得については、学生にとってあま

り余裕のないカリキュラム構成となっている面があり、平成 26(2014)年度より、その改善

を図っている【提出資料 18】。 具体的には、本学科の特色を反映し、学生が興味を持つ魅力ある授業に絞り込んだカリ

キュラムを展開している。学生のモチベーションを高める選択可能な授業に加え、学外の

幅広いゲスト講師を招聘し、関連する授業科目の成績向上、資格取得の意欲向上に努めて

いる。 〔保育学科〕

評価基準に満たない学生にはレポートを提出させたり、補習授業などを実施したりして

いる。特に学習支援室「つくしっこルーム」で行う補習授業は学習成果を上げているため、

今後もさらに工夫しながら活用していく。

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

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公開授業を行い【備付資料 51】、教員の授業改善に繋げ、学生は授業内容の理解を深め、

意欲の向上に繋がっている。これからもそれぞれの科目との繋がりを学生自身が理解でき

るように教員一人ひとりの授業内容の工夫に努めたい。また、同系列の科目を担当してい

る教員間での意思の疎通、協力・調整を図っていく。 「FD 会議」「学年会議」を通して、科目担当教員及び「クラス担任」と協力して学生に

よりよい教育がなされるように一層努力する【備付資料 63,100】。 建学の精神「筑紫の心」(勇気・親和・愛・知性)との関連性を理解し、科目担当者は学

科の目指す保育者像を理解し、授業内容をわかりやすく工夫し実践し、さらにこれからの

社会のニーズにあった保育者としてのスペシャリストを育成するためのキャリア教育を今

まで以上に実施していく。 〔食物栄養学科〕

教員は定期試験のほか、実験・実習・その他の科目でのミニテスト等を実施し、その成

績やレポート提出により学生の理解度や学習成果を評価し、学位授与の方針に沿う授業を

実施している【備付資料 55,56】。 学外実習においては、科目担当の指導や外部講師による特別講義を充実させることによ

り、実習先からは実習生の採用依頼や問合わせが増加しており【備付資料 57】就職活動の

枠を広げることに繋がっているため、さらなる指導が必要である。 なお、平成 26(2014)年度から「専門フードスペシャリスト資格認定」が新設され、フー

ドスペシャリストの資格取得をめざしている学生の半数が受験した【備付資料 21】。この

ことは実践栄養士としての専門性の向上にも繋がるため、十分な教育を行いたい。 また、栄養士としての調理技術や実験内容の理解、さらにパソコン操作技術の向上に向

け、施設設備や技術的資源のさらなる充実を図る。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

「卒業時共通試験」は、国家試験(筆記試験)に代わるものとして実施されているが、

十分な学習成果を獲得できていない学生もいるため、入学当初より「卒業時共通試験」に

対しての意識付けを行う必要がある。 介護実習時には、介護技術の獲得は必須であるため、実習前に自らの介護技術の見直し

と確認を意識付けていく。 各科目担当教員は定期的な授業評価の結果については真摯に受け止め、その結果を次年

度に繋げる努力を行う。また、教育目的・目標については、常に高い目標を掲げ、状況把

握に努めるとともに教員間の密なる連携が必要である。 〔情報管理センター〕

少人数から成る部署ではあるが、学内のコンピュータ教室の整備【備付資料 88】はもと

より、学内 LAN【備付資料 87】や各種サービスなど、学生支援を充実させるインフラの

整備及びサービスの構築は進んでいる。徐々にこれらのサービスの利便性が認知され活用

する教職員が増え始めているが、利用度をさらに向上させる方策を検討する必要がある。 〔図書館〕

現在、「あなたにおくりたい 1 冊」と称するコーナーを設けている。これは、学生の図書

館利用促進の取組みの一つで、図書館職員が定期的にテーマを決め、本の展示を行ってい

る。

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

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平成 26(2014)年度から教員に対して「図書購入希望申込書」を配布し、図書館との連携

の一環として計画を立てたが、「図書購入希望申込書」の依頼が当初考えていたよりも少な

い等の問題点が残ったため、平成 27(2015)年度は「図書館運営委員会」等で積極的な「図

書購入希望申込書」の依頼を考えている。 学生に対する「図書館評価アンケート」を実施し【備付資料 28】、学習環境等の改善要

望が挙がり、その後、改善した項目に関しては、結果報告を図書館に掲示している。 [区分 基準Ⅱ-B-2 学科・専攻課程の学習成果の獲得に向けて学習支援を組織的に行っ

ている。]

■基準Ⅱ-B-2 の自己点検・評価 (a) 現状 〔美容ファッションビジネス学科〕

本学科の履修指導は、入学時から始まりオリエンテーションにおいて学生、保護者に向

けてきめ細かく説明を行い【備付資料 41】、適時必要とされた場合には、各保護者への通

知を徹底している。また、「ホームルーム」を実施し、学生との対話、通達を的確に実施す

るとともに、個別相談については、オフィスアワー【備付資料 54】を利用して適切な学生

対応を心掛けている。 就職への不安等に対応するため「企業実習」(インターンシップ)を実施し、体験学習と

して支援を行っている。加えて、社会で活躍する人達を招いて、コース毎のテーマに沿っ

て特別講義を設け学習成果に結びつけている。 美容クリエイトコースでは、美容師免許を取得するための必修科目の「美容福祉」を導

入し、本学専攻科と連携した学内演習、学外実習を実施し、これからの美容に関する状況・

環境を実体験学習として行っている【提出資料 18】。 〔保育学科〕

本学の学習支援として、入学後の学科別オリエンテーションにおいての学科概要の説明

及び資格取得に向けた詳細な履修指導を徹底している【備付資料 39,41】。 中でも履修登録の漏れが発生しないよう本学独自の「クラス担任制度」【備付資料 63】

を最大限に活用し、個々の学生の認識と学科の学位授与方針に齟齬が生じないように、履

修上の調整を実施している。その際には、学生便覧及びシラバスを参照資料として活用し

ている。 また、各学年末には「教務課」より「成績通知書」を各学生の保護者へ郵送しており、

各保護者が学生自身の成績状態を確認できるように配慮している。 本学には「学修日誌」【備付資料 62】があり、毎日、当番学生がそれぞれの授業の進捗

状況や欠席状況を記載し「クラス担任」へ提出するよう義務付けている。この「学習日誌」

によって「クラス担任」は、クラス内学生の状況を把握し、履修や成績関連以外の各種質

疑応答にも対応できている。 また、各教員はオフィスアワーを設定しており【備付資料 54】、学科を超えた各種相談

にも教員が対応できるよう体制を整えている。教学面において、学力が不足している学生

や実習に向けて不安のある学生に対しては、学習支援室「つくしっこルーム」を設置し、

個別指導を実施するなど、時間外学習による学生の基礎力向上に向けた取組みも実施して

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

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いる。 加えて、専任教員による「ピアノレッスン」を実施しており、本学が目標とする保育者

としての基礎的能力の向上に向けた取組みを行っている。 さらに、本学が国際交流の一環として姉妹校協定を締結している「釜山女子大学」にお

いて、「国際理解」の科目としての海外研修を行っている【提出資料 5~7、備付資料 45~47】。 〔食物栄養学科〕

本学科では、前期オリエンテーション時に学習の方法や科目の選択のためのガイダンス

を行っている。その際、学生便覧を配布しカリキュラムの内容を説明している【提出資料

2、備付資料 1,58】。 近年、基礎学力が不足する学生が増えており、平成 26(2014)年度より、入学前学習課題

を作成して入学予定者に配布している。これにより基礎学力が足りない学生に対して、自

発的に勉強するよう促している。 入学前学習課題を行っていない学生には、入学後の「キャリアアップ演習」を通じて解

説を行っており、基礎学習の補填に努めるようにしている。 また、平成 24(2012)年度より、1 年生向けに学習相談コーナーを設けている【備付資料

59】。補習授業では、主に算数・数学の練習問題を教材として提供するほか【備付資料 60】、栄養士としての基礎科目についての相談も受けられるように体制を整えている。

学習相談はこれ以外にも、各科目担当教員が個別に行うことも多い。科目担当教員は、

オフィスアワー【備付資料 54】だけでなく、随時質問を受け付けるよう学科内でコンセン

サスを取り、学生にも周知を行っている。これにより、個別の学習相談にも気軽に応じら

れる体制を整えている。 さらに、卒業生を助手・副手に採用しており、学生にとって、身近な存在として助言・

指導を受けることができるよう配慮している。 進度の早い学生や優秀学生には、科目担当教員が個別対応により専門的な指導を行って

いる。また、こうした学生も満足できるよう各専門科目担当教員は、高度な内容を適度に

織り交ぜた講義を行うように努めている。この成果は、定期試験をはじめとする学習成果

の査定にも表れており【備付資料 19,22】、容易に優秀な成績を取ることができないようバ

ランスを保っている。 さらに、2 年次後期に「栄養士実力認定試験」を学生全員に受験させており【備付資料

23】、A 判定を目標に据えることで優秀学生の意欲向上を図るとともに、管理栄養士免許

取得を目指し管理栄養士養成校に編入できるような学習成果の獲得に繋がっている。また、

「フードスペシャリスト資格認定試験」を受験する学生には、専門性や実用性を高めた「専

門フードスペシャリスト資格認定試験」も案内しており【備付資料 21】、優秀学生の意欲

向上に努めている。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

入学当初からオリエンテーションにて国家資格である「介護福祉士」資格取得後の就職

及び福祉関係の他の資格取得についてガイダンスを行っている。 基礎学習不足の学生に対しては、補講を実施している。介護実習時の施設側からの評価

については、学生に担当教員が細かく指導し、次回の実習と就職に繋げている。また、「ク

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ラス担任制度」【備付資料 63】及びオフィスアワー【備付資料 54】を活用し、学生個人懇

談等を実施し、個人的な相談や学習への悩みに適切な指導助言を行い対応している。 (b) 課題 〔美容ファッションビジネス学科〕

各コースにおいて各種資格の取得が困難になっている学生への対応が課題であり、学科

内教員が一丸となり、最低限卒業が見込める履修指導に努めている【備付資料 99】。 今後の施策としては、早期に学生の単位履修状況を把握するとともに、個別指導を行い、

学生のモチベーションを保つことが必要である。そのために、各コース及び学年を超えて

の情報共有の必要性を認識している。 〔保育学科〕

学習の到達度を評価する仕組みについて、教学マジメント全体の視点に立った取組みを

段階的に実行していく。 〔食物栄養学科〕

本学科で行った学生満足度調査の結果【備付資料 25,26】を踏まえ、学生と教員の距離

をより近いものとするため、「学習相談コーナー」【備付資料 59】や「クラス担任」による

学生との個人面談等の充実を図っている。また、学生が教員とコミュニケーションを取る

機会をさらに増やすため、平成 27(2015)年度入学生のカリキュラムを再編成し、時間割や

授業時間数の偏りからくる空き時間等の課題を改善するよう対応している。 なお、優秀な学生の対応については、クラス内の学生との間に学力格差を感じ意欲が低

下することも考えられるため、授業時により適切な補助教材を用意するなどの対応も検討

している。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

基礎学力不足の学生については、入学前に保育学科との連携を取り把握していく必要が

ある。 [区分 基準Ⅱ-B-3 学科・専攻課程の学習成果の獲得に向けて学生の生活支援を組織的

に行っている。]

■基準Ⅱ-B-3 の自己点検・評価 (a) 現状

本学では、建学の精神に基づく実学的カリキュラムとしての教育課程と併せて「行事教

育」にも注力してきた。具体的には、「学生部」と「学友会執行部」が中心となり毎年 4 月

に実施される「レクリエーションスポーツ大会」への学生・教職員の参加や、11 月に開催

している大学祭への取組み、「針供養・学内成人式」などの式典への参加など、学生と教職

員が協働で参画することによって本学の教育理念への理解を企図している。 美容ファッションビジネス学科ではオープンキャンパスと大学祭における「ファッショ

ンショー」に加え、外部会場で開催する「卒業制作展・ファッションショー」など複数回

にわたり創作活動表現の場を設けている【備付資料 124】。 保育学科では、隣接する「東筑紫短期大学附属幼稚園」との交流を活発化させており、

園児との「遠足」や「お誕生日会」、また「運動会」「筑紫オリンピック」など各種行事へ

本学保育学科生が参加している【備付資料 125,126】。

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

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食物栄養学科では、全学的な取組みの「北九州市立年長者研修大学校周望学舎」との提

携事業である「東筑紫学園のキャンパスで学ぶシニアカレッジ」での講義補助や受講生案

内などに、学生が主体的・自主的に参加しており、地域貢献に寄与する取組みの一端を担

っている【備付資料 129~131】。 全学的な教員組織及び事務組織では、学生生活を次のように支援している。

《教員組織による支援》 全学科でクラス制による「クラス担任」を配置し【備付資料 63】、学生生活全般の指導・

助言を行っている。また、学生生活に関する問題点や緊急案件については、「学生委員会」

を組織し、協議・検討を行うとともに「学生部学生指導課」との連携の下に、速やかな対

応を行っている【備付資料 64,107】。 「学生委員会」は各学科教員 2 人の学生委員と、学生部長(教員)、学生指導課長(教

員)、学生指導課長補佐(オブザーバー:職員)、学生指導主事(教員)、寮監補助(オブザ

ーバー:職員)で構成されている。 また、学生の健康や生活に関わる問題、就職対策、奨学金支援などについては、「厚生委

員会」を組織し、協議検討を行うとともに、「学生指導課」「就職指導課」との連携の下に、

学生生活の支援を行っている【備付資料 64,108】。 「厚生委員会」は各学科教員 2 人の厚生委員と、学生部長、学生指導課長、学生指導課

長補佐(オブザーバー)、就職指導課長(職員)、就職指導主事(教員)、保健室看護師(職

員)、寮監補助(オブザーバー)で構成されている。 《事務組織による支援》

「学生部(学生指導課及び就職指導課)」が主管となり、「学生寮(寮監常駐)」「保健室

(看護師常駐)」「学生支援室(各学科教員による対応)」「カウンセリングルーム(常勤及

び非常勤カウンセラーによる対応)」を管理・運営し、学生生活の支援を行っている。 また、「学生部」では、「行事教育(大学祭・針供養・学内成人式・食物感謝祭・卒業式・

入学式・始業式・終業式・オリエンテーション・学内レクスポ大会等)」の企画・運営にも

携わっている。 さらに、学生生活の支援のために次の取組みを行っている。

① 安全面の配慮:警備保障会社と連携して学生の安全に対する体制を構築している【備

付資料 65】。また、地元警察とも連携し、状況に応じて協力を要請している【備付資料

66】。 ② 健康面の配慮:「学生指導課」「保健室」、校医が一体となって支援しており、緊急性の

ある問題については「厚生委員会」において協議を行い、対処している。 ③ 経済面の支援:オリエンテーション期間中に、「学生指導課」より「奨学金説明会」を

実施し【備付資料 67】、経済的な問題がある学生への指導・助言を行っている。また、

奨学生の推薦に関しては、「厚生委員会」に諮って慎重な推薦を行っている。 ④ 課外活動の支援:「学生指導課」にて、課外活動全般及び大学祭等の指導・助言を行っ

ている。また、学友会所属の各クラブ(部及び同好会)には顧問を置き、本学の建学

の精神に基づいた健全な活動ができるように指導・助言を行っている【備付資料 68,69】。 学生の休息・食事等のための施設についての概要は次の通りである。

(1) 学生ホール

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

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キャンパス正面入口に位置する 2 号館 1 階に整備しており、学生の自習や憩いの場とし

て開放している。移動可能なテーブルや椅子とともに、飲料自販機を設置し、持込による

食事も可能である。 また、パソコン 3 台、無線 LAN アクセスポイント 2 基、電子掲示用プラズマディスプ

レイ 1 台をそれぞれ設置している。なお、一般用トイレとともに、車椅子専用トイレも完

備している。 (2) 学生食堂・売店

食堂及び売店は、本学の施設を外部業者に貸与し、管理・運営を委託している。食堂で

は、外部業者所属の常勤栄養士を配置し、衛生管理を含め、学生への健全で安心・安全な

食事の提供を要請している。 また、売店は食堂と同一場所に配置し、学生の利便性に配慮している。 学生寮、下宿・アパート等の斡旋、通学のための便宜については、次の通りである。

(1) 学生寮 キャンパス真横の隣接地に学生寮(女子寮)を設置し、寮監と寮監補助を常駐させ、寮

の管理・運営を行うとともに、建学の精神に基づく生活指導を行っている。食事の提供は

毎日朝夕 2 食、学生食堂で行っている。 (2) 下宿・アパート等の斡旋

近隣から通学している学生が大半であり、特定業者への斡旋等は行っていない。なお、

「学生部」や売店に数社の不動産業者の案内チラシ等を配備し、学生からの問合せの際に

は、説明・案内を行っている。 (3) 通学のための便宜

自転車通学生のために、学内に 4 箇所の駐輪場を設けている。公共交通機関については、

最寄りバス停より徒歩 1 分、最寄り JR 駅からでも徒歩 15 分という交通手段の利便性が

高いため、特に便宜は図っていない。 なお、本学では、立地条件及び学生の安全面の観点から、バイク及び自動車による通学

は、原則禁止としている。 平成 26(2014)年度の日本学生支援機構等の外部奨学金及び本学独自の奨学金の取得状

況については次の通りである【備付資料 70】。 (1) 外部奨学金 ① 日本学生支援機構奨学金:第一種…113 人、第二種…196 人 ② 北九州市奨学資金:5 人 ③ 宮崎県育英資金:1 人 (2) 本学独自の奨学金 「創設者宇城信五郎記念奨学金」:1 人(返還義務なし)

学生の健康管理については、年度当初のオリエンテーション期間中に、内科検診、レン

トゲン検診、尿検査などを実施している【備付資料 40,41】。また、保健室では、常勤看護

師が、日々の学生の健康管理に努め、「クラス担任」等と連携を図りながら、病気やケガ等

の緊急時にも迅速な対応をしている【備付資料 71】。 さらに、全学的な健康問題については、適宜、「厚生委員会」を開催して組織的な対応を

行っている。メンタルケアやカウンセリングについては、カウンセリングルームを設置し、

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

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毎週月・木曜日(15:00~18:00)及び土曜日(12:30~15:30)に臨床心理士資格を有

するカウンセラー(常勤 1 人、非常勤 1 人)が在駐し、対応している。また、必要に応じ

て保健室と連携を取りながら対応も行っている【備付資料 72】。 寮生の健康管理については、寮監が毎日学生の健康状況の把握に努め、「学生指導課」及

び「保健室」と連携し、組織的な対応を行っている【備付資料 73】。 学生の意見や要望については、「IR 推進室」による「学科における学生支援満足度・評

価アンケート」を実施し、聴取に努めている【備付資料 26】。施設面においては、学生が

主に利用している 1 号館~3 号館の校舎間を車椅子でも移動可能なバリアフリー化された

屋内空間で接続しており、障がい者への支援体制を整えている。 学生の社会的活動については、学生と教職員で毎月実施している近隣公園の清掃活動な

ど、全学的な取組みとともに、寮生によるキャンパス周辺における毎朝の清掃活動や毎年

開催される「小さな親切運動」(クリーン大作戦)への参加などを組織的に行っている【備

付資料 74,75】。 (b) 課題

「クラス担任」は、ホームルーム(週 1 回程度)を実施するとともに必要に応じて学生

との個人面談を行い、学生生活全般にわたってきめ細かい指導・助言を行っている。また、

必要に応じて「学生部」と連携を取りながら、速やかな対応を心掛けている。 「学生委員会」では、入学式から卒業パーティーまでの全学校行事について、行事終了

後に各学科から寄せられた意見や要望を議題として取り上げ、次年度以降の改善に向けて

組織的な対応を行っている。 設備面において、学生ホールが表通りに面し、全面ガラス張りでとても明るい雰囲気で

あるため、多くの学生が団欒の場として利用するとともに、学習準備や試験勉強の場とし

ても機能しており、学習成果の獲得に向けて効果的な環境となっている。 経済的な支援については、「学生指導課」において奨学金希望学生が漏れなく受給できる

よう、説明会を定期的に開催【備付資料 67】するとともに、窓口において個別対応を行う

などの働きかけによって、奨学金希望者全員が受給できている【備付資料 70】。 学生の社会的活動については、教職員も積極的に関わり、建学の精神の中にある「己を

むなしくして社会に奉仕する」精神の涵養に努めている。また、正課授業・実習以外での

本学附属幼稚園児・教諭との交流【備付資料 125,126】は、学生の職業意識の確立や社会

人としての倫理観の養成といった大きな効果がある。 本学では、特に建学の精神を周知・体現させる手段として、教科教育・生活指導教育と

ともに「行事教育」を重視しており、学生と教職員が一体となって取組み、社会人・職業

人に向けてのキャリアアップに繋げている。 今後も伝統の息づく実践教育活動を展開していけるように、学科間の連携を緊密にする

とともに、教職協働の観点にも配慮した体制の維持に努めたい。 [区分 基準Ⅱ-B-4 進路支援を行っている。]

■基準Ⅱ-B-4 の自己点検・評価 (a) 現状

教員組織としては、教授会に「厚生委員会」を設置し、就職指導課長(職員)、就職指導

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主事(教員)も参加し、就職等に関する協議、意見交換を行っている【備付資料 108】。ま

た、各学科での「学科会議」においても必要に応じて意見交換を行っている【備付資料 99~102】。

事務組織としては、併設校の九州栄養福祉大学と共通で「学生部」に「就職指導課」を

設置しており、就職指導課長 1 人、就職指導主事 1 人、就職指導課主任(職員)1 人の合

計 3 人の体制で対応している。 「就職指導課」では、学生が自由に利用できるノートパソコンを配置した「就職閲覧室」

を整備し、学生の進路・就職に関する個別相談について常時受付け、対応している。また、

資格取得、就職試験対策等の支援として「就職対策特別講座」「公務員講座」の企画・立案

から運営まで携わっている。 各学科・専攻科の学生の就職状況については、定期的に「就職指導課」が教授会で発表

している。また、「就職指導課」では、学生に対する「就職指導課アンケート」を実施し【備

付資料 32】、就職状況とともにアンケート結果を分析・検討し次年度以降の就職支援に役

立てている。 (b) 課題

「就職指導課」の業務としては、求人受付、求人情報の公開、各種事務手続き、就職ガ

イダンスの実施【備付資料 40,41】、就職指導講座の計画立案・執行、個人面談・相談業務、

就職に関する資料及び情報の収集などがあげられる。また、その中で各学科の専門性が異

なる部分があり、きめ細かい業務分担が必要であるが、指導主事が授業等で不在のことも

あり、役割分担の明確化が困難な状況にもある。 毎週行う課内での会議や相互のコミュニケーションを密にし、協力関係を維持すること

に努力している。 [区分 基準Ⅱ-B-5 入学者受け入れの方針を受験生に対して明確に示している。]

■基準Ⅱ-B-5 の自己点検・評価 (a) 現状

本学では、受験生に対する周知方法のひとつとして「東筑紫短期大学募集要項」に同封・

配布している「東筑紫短期大学 大学案内」に「入学者受け入れの方針」を明記している

(平成 27(2015)年度には募集要項にも記載)【提出資料 2,12、備付資料 1,33】。 また、各種入試制度への問合わせは、「教務課」及び「企画広報課」が主体となり、電話

や窓口で対応可能な体制を整えている。本体制は、オープンキャンパスや学校見学及び外

部での入試相談会の際にも準用し、「教務部」職員が共通認識のもとで各種の問合わせに対

応している。 入試事務に関しては「教務課」が主体となり、出願受付から合格発表までの一連の行程

に対して適切な対応をするとともに、確実な処理を行っている。入試制度については、基

準Ⅱ-A-3 で記述したとおり、公正かつ適正に入学者を選抜するための各種入試制度を採用

している【提出資料 20、備付資料 34】。「美容ファッションビジネス学科」のみ実施して

いる AO(アドミッションオフィス)入試については、本学科のコース特性が各専門学校

の学生募集分野と競合する領域であるため、受験生に配慮した措置である。 入学手続者に対しては、合格通知とともに「入学のしおり」【備付資料 35】を送付し、

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

87

入学式及びオリエンテーションの案内、学生の心得や各種奨学金制度の詳細などを記載し、

入学準備に必要な情報の周知を図っている。加えて、電話や窓口における問合わせなどに

も各担当部署にて対応可能な体制を整えている。 入学後にはオリエンテーション期間が設けられており【備付資料 40,41】、学長講話をは

じめ、学科別に教育目標や教育課程の解説を実施している。また、「厚生労働省編一般職業

適性検査」や「就職オリエンテーション」も実施するなど、入学時の導入案内として適正

な内容である。 (b) 課題

平成 26(2014)年度の「東筑紫短期大学募集要項」には、「入学者受け入れの方針」を明

記していない。これは、本学の募集要項の取扱いについて、原則として「東筑紫短期大学

大学案内」と同梱での配布を前提としているためである。 今後は「東筑紫短期大学募集要項」を単独配布することも想定されるため、「入学者受け

入れの方針」を「東筑紫短期大学募集要項」へ明記し、受験生への周知を徹底する(平成

27(2015)年度には募集要項にも記載済みである)。 入学前教育・リメディアル教育において、これまで各学科にて「入学前の課題」の作成・

送付を実施【備付資料 36】してきたが、専門教育分野に関する基礎学力の更なる向上と導

入教育の充実に向け、外部教育関連企業との連携が必要である。 ■テーマ 基準Ⅱ-B 学生支援の改善計画 〔美容ファッションビジネス学科〕

卒業後に社会人・仕事人として有資格者であることの利点を学生に意識づけるため、「キ

ャリアアップ演習」科目の充実を図る。具体的には、各コースに関わる外部講師や有資格

者として活躍している卒業生を招き、各専門分野の最新情報の収集とともに、卒業生たち

のライフスタイルに接する機会を増やす。 また、本学科の特徴として、学外事業やイベントへの参加を望む学生が多数在籍してい

るため、イベント企画を実習形式でカリキュラムに組入れるよう計画している。 〔保育学科〕

全教員が主体的にオフィスアワーを活用するよう働きかけ、学生相談に応じる体制の強

化を図る。また、「学修日誌」【備付資料 62】の更なる活用を目指す。 健康上の配慮が必要な学生や精神的に不安定な学生について、保健室との連携を強化し

て対応する。 小冊子「筑紫の心」を全学生に配布し、インターンシップ活動を奨励し、就職活動へと

繋げていく。 〔食物栄養学科〕

コミュニケーション能力の不足等によって欠席がちな学生への支援を図る。特に学外実

習に関する学生指導などについては、学生のより正確な実態把握が必要である。なお、ひ

とりの科目担当教員や担任のみでは指導が不十分な場合があり、学科内での組織的な対応

を検討している。 また、教育的効果を図るため、公開授業についても学科内の全教員で取組んでいく。さ

らに現在、カリキュラムの見直しやディプロマ・ポリシーの再検討を行っており、実践力

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

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をもつ栄養士養成の更なる確立を目指すよう計画している【備付資料 56】。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

本学保育学科からの入学生について、学生部及び保育学科との連携を密にし、特別な支

援が必要な学生に対する組織的な支援体制の確立を目指したい。 〔学生部〕

学内カウンセラーを中心に、「クラス担任」「保健室」「学生部」との連携を密にした「特

別支援ワーキンググループ」を立ち上げ、コミュニケーション能力不足や精神的に脆弱な

学生などを対象に、健康管理、学習支援、就職活動支援等の学生生活全般の組織的な支援

体制の確立を目指す。 〔情報管理センター〕

学生支援をより充実させるべく、教職員による情報資源の活用を促すための講習会の開

催あるいは情報紙の発行を検討する。 〔図書館〕

図書館に親しみをもってもらう利用促進の取組みの一環として、館報「クロスロード」

を発行した。平成 27(2015)年度からは、さらにより良いものを作るために全教職員及び全

学生に館報への参加を呼び掛ける予定である。また、在学中に利用した図書を記録した「読

書履歴表」の作成等も検討中である。 <提出資料>

2. 東筑紫短期大学学生便覧 2014

5. 広報誌「拓く」(2012 Vol.30)

6. 広報誌「拓く」(2013 Vol.31)

7. 広報誌「拓く」(2014 Vol.32)

12. 東筑紫短期大学大学案内 2015

14. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2014 保育学科、専攻科(介護福祉専攻)

18. 授業科目担当者一覧表(平成 26 年度)

20. 東筑紫短期大学学生募集要項 2015

<備付資料>

1. 東筑紫短期大学学生便覧 2015

9. 東筑紫短期大学シラバス(授業内容)2015 保育学科、専攻科(介護福祉専攻)

19. 単位認定の状況表(平成 26 年度卒業生)

21. 免許・資格の取得状況(美容ファッションビジネス学科、保育学科、食物栄養学科、専攻科)

22. 平成 23 年度・平成 24 年度卒業生教科目別得点分布(食物栄養学科)

23. 栄養士実力認定試験結果(平成 22 年度~平成 25 年度)

25. 担任の生活指導全般に対する学生の評価アンケート集計結果(平成 24 年度、平成 25 年度)

26. 学科における学生支援満足度・評価アンケート調査結果(IR)(平成 26 年度)

28. 学生による北区キャンパス図書館評価アンケート結果

29. 学生による授業評価報告書(平成 26 年度前期・後期)(アンケート質問用紙含む)

32. 平成 26 年度就職指導課アンケート

33. 東筑紫短期大学大学案内 2015(提出資料 12)

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

89

34. 東筑紫短期大学学生募集要項 2015(提出資料 20)

35. 東筑紫短期大学 入学のしおり

36. 入学前の課題 平成 27 年度入学生用(美容ファッションビジネス学科、保育学科、食物栄養学科)

39. 受講登録について(大学・短大教員用)

40. 平成 26 年度 始業式及びオリエンテーション実施要領(学生部)

41. 学科オリエンテーション計画表(美容ファッションビジネス学科、保育学科、食物栄養学科)

45. 広報誌「拓く」(2013 Vol.31)(提出資料 6)

46. 広報誌「拓く」(2014 Vol.32)(提出資料 7)

47. 広報誌「拓く」(2015 Vol.33)

51. 平成 26 年度 IR・学科共同 FD 研修 公開授業の実施資料集

54. 平成 26 年度オフィスアワー一覧

55. ミニテスト問題(臨床栄養学、臨床栄養学Ⅰ、食品衛生学)

56. 食物栄養学科科目担当者会議資料

57. 平成 26 年度給食管理実習Ⅰの実習施設より栄養士としての採用依頼、問い合わせを受けた施設

58. 平成 26 年度学年オリエンテーション(1 年生)説明内容(食物栄養学科)

59. 学習相談コーナー開設のお報せ(食物栄養学科)

60. 算数・数学の練習問題(食物栄養学科)

62. 学修日誌(平成 26 年度)

63. 平成 26 年度学年構成

64. 平成 26 年度常置委員会委員

65. 警備保障会社との契約書(写し)

66. 生活安全課による防犯講話資料及び防犯マップ

67. 奨学金説明会案内及び説明資料

68. 平成 26 年度学友会所属部及び同好会

69. 平成 26 年度クラブ活動報告

70. 平成 26 年度奨学金取得状況一覧

71. 平成 26 年度保健室利用状況

72. 平成 26 年度カウンセリングルーム利用状況

73. 平成 26 年度寮日誌

74. 平成 26 年度掃除区域分担表

75. 平成 26 年度「小さな親切運動」参加資料

86. 図書館の概要・九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学図書館利用案内(2015)、平成 26 年度 蔵書冊数内

訳、平成 26 年度 学術雑誌一覧

87. 学内 LAN の敷設状況

88. コンピュータ教室等の配置図

99. 美容ファッションビジネス学科 学科会議・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

100. 保育学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

101. 食物栄養学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

102. 専攻科 科内会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

107. 学生委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

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基準Ⅱ 教育課程と学生支援 東筑紫短期大学

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108. 厚生委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

124. 平成 23(2011)年度~平成 26(2014)年度における美容ファッションビジネス学科の主な交流活動

125. 子育て支援事業計画(東筑紫短期大学附属幼稚園)(平成 25 年度~平成 26 年度)

126. 東筑紫短期大学附属幼稚園「第 3 回親子であそぼう!」(平成 24 年 8 月 21 日)A 親子ふれあいリトミ

ック B 親子ふれあいクッキング

127. 平成 26 年度 子育て支援事業記録「みんな集まれつくしっこ」・保育学科教育活動記録

129. 周望学舎 研修会(平成 24 年度~平成 26 年度)

130. きたきゅう健康づくり応援店フェアスケジュール表及び配布リーフレット

131. 東筑紫短期大学附属幼稚園児とのふれあいお菓子づくり(平成 24 年 9 月 4.5.6 日)

■基準Ⅱ 教育課程と学生支援の行動計画 〔美容ファッションビジネス学科〕

平成 27(2015)年度は、各種実習・演習の具体的な学習成果を学内外に広く発表する場を

計画している。学内においては、オープンキャンパス、大学祭などへの参加を計画し、学

外においては、北九州市の行政イベント(ハロウィン祭り、ジャンピングフェスタ、クラ

シックステージファッションコラボ他)との共催を企画する。 〔保育学科〕

平成 27(2015)年度は、以下のようなことを計画している。 オフィスアワーの活用については、具体的に以下に示す内容の時間的充実を図る。

・ ピアノの授業時間外レッスン期間を設ける。 ・ 求人募集の最新情報を提供するとともに就職相談時間を設ける。 ・ 英語の定期試験勉強の援助時間を設ける。 ・ 授業についていけない学生に対して個々の学習支援の時間を設ける。 ・ 家庭生活環境の問題(保護者との関係や経済的な問題)等の個別相談時間を設ける。

「学修日誌」【備付資料 62】の活用については、欠席・遅刻・早退者の把握を行い、個々

の学生への対応を迅速かつ適切に行う。また、授業内容についての記述から、どのような

課題が出されているかを把握し、学習支援の情報として活用する。 健康上の配慮が必要な学生や精神的に不安定な学生への対応については、学科内の教室

に「学生相談室(学生支援室)」を設け、学科内教員が交代で待機し、いつでも学生が相談

できる体制を整える。 小冊子「筑紫の心」を用いたインターシップ活動の奨励については、子育て支援活動事

業などに学生を参加させ、インターンシップに役立てる。また、レクリエーション(地域

交流活動)事業に参加させることで、地域との交流や繋がりを深めさせ、インターンシッ

プに役立てる。 〔食物栄養学科〕

実習科目に携わる教員と学外実習担当教員で構成される「学外実習会議」を計画し、平

成 27(2015)年度より実施する。これにより、学生個々に対して適切かつ十分な支援体制を

確立する。 学科内公開授業を平成 27(2015)年度より、学内公開授業として学科内の全教員で実施

する予定である【備付資料 51】。

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東筑紫短期大学 基準Ⅱ 教育課程と学生支援

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カリキュラムの見直しについては、「基準Ⅱ-A 教育課程の改善計画」に記載したとおり、

平成 27(2015)年度より通年科目を半期毎に分割する「セメスター制度」を導入し、教育的

効果の向上を目指している。 また、最近では保育園への就職希望者が増えているため、附属幼稚園と連携した行事に

学生参加を促し幼児たちとのかかわりを経験させる。更に、老人福祉施設の行事等にもボ

ランティア参加を促し、高齢者とのふれあいなどを体験させることで就職活動への意欲向

上を目指している。 〔専攻科 介護福祉専攻〕

平成 27(2015)年度までに設置予定の「特別支援ワーキンググループ」との連携を図り、

特別な支援が必要な学生に対する組織的な支援体制の確立を目指す。 〔学生部〕

平成 27(2015)年度中に「特別支援ワーキンググループ」を立ち上げ、平成 28(2016)年度中にコミュニケーション能力不足や精神的に脆弱な学生などを対象とした、学生生活全

般に対する組織的な支援体制を確立する。 〔情報管理センター〕

教職員の情報資源の活用促進のための講習会の開催あるいは情報紙の発行に向け、現在

困っている事項や興味のある事項などのアンケート調査を実施する予定である。 本講習会や情報紙には、教職員の興味・関心のある内容を多く取り上げることで、情報

資源の活用促進につながるものと考える。少人数からなる部署であるため、実現への道は

険しいが、平成 27(2015)年度中の実現を目標とする。 〔図書館〕

平成 26(2014)年度において、「図書館利用案内」の改訂及び Web-OPAC 等の利用方法を

記載した本館独自の「蔵書検索・文献検索利用マニュアル」を作成した。利用者の動向を

考慮し、平成 27(2015)年度に向け利用者がより使いやすいように改訂中である。平成

24(2012)年度に運営を開始した図書館専用のウェブサイトも利便性向上を図り、毎年改良

を重ねている。 ◇基準Ⅱについての特記事項

特になし。 <備付資料>

51. 平成 26 年度 IR・学科共同 FD 研修 公開授業の実施資料集

62. 学修日誌(平成 26 年度)

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基準Ⅲ 教育資源と財的資源 東筑紫短期大学

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【基準Ⅲ 教育資源と財的資源】

■基準Ⅲの自己点検・評価の概要 《教員組織》

本学は、各学科の教育課程編成・実施の方針に基づいて必要な教員組織を編成しており、

短期大学設置基準に定める教員数を充足している。 専任教員の職位の基準は「東筑紫短期大学教員資格審査基準」に定めており、この基準

に定める教員の職位は、真正な学位、教育実績、研究業績、制作物発表、その他の経歴等、

短期大学設置基準の規定を充足している。 専任教員(補助教員を含む)と非常勤教員の配置については、各学科の教育課程編成・

実施の方針に基づいて配置している。 教員の採用、昇任は「学校法人東筑紫学園就業規則」「東筑紫短期大学教員資格審査基準」

「東筑紫短期大学教員資格審査委員会規程(旧名称:東筑紫短期大学教員任用並びに資格

審査委員会規程)」等に基づいて行っている【備付資料 96】。 《専任教員の教育研究活動》

本学の専任教員は、各学科の教育課程編成・実施の方針に基づいて担当授業科目の内容

充実や指導方法の改善に取り組んでいるほか、学会誌での論文発表や学会活動等を通じて

研究成果をあげている【備付資料 76】。 専任教員個々人の研究活動の状況については、本学ウェブサイト等を通じて、最新の教

育研究活動実績を公開している【備付資料 78】。 専任教員の科学研究費補助金の獲得状況としては、平成 21(2009)年度・平成 22(2010)

年度に 1 件ずつの新規採択を受けている。 専任教員の研究活動に関する規程としては、「東筑紫短期大学個人研究費補助規程」を定

めている。 専任教員の研究成果を発表する機会としては、「東筑紫短期大学研究紀要」を毎年度発行

しており【備付資料 81】、全国の大学・短期大学へ寄贈する【備付資料 84】など、研究成

果の社会への還元に努めている。 専任教員の研究用施設としては、原則、専任教員 1 人に対し、1 部屋の研究室を、短期

大学全体では 30 室の専任教員研究室を確保している。 専任教員の研究、研修等を行う時間としては、週 1 日の「研修日」を設定しており【備

付資料 83】、教育研究活動の時間確保には十分な配慮を行っている。 専任教員の留学に関する規程は整備されていない。ただし、専任教員が海外への研究出

張を行う場合には、「東筑紫短期大学個人研究費補助規程」に基づき、旅費及び参加料を一

定の範囲内で支給している【備付資料 96】。 FD 活動に関する規程としては、教育活動の質的向上と発展を期するために「東筑紫短

期大学 FD 委員会規程」を整備している。この規程に基づき、FD 委員会では、教職員研修

会の開催等について、審議を行っている【備付資料 96】。 教職員研修会には、全教職員が参加し、教育研究上の課題に対して共通理解を深めてい

る。このような FD 活動を通して、専任教員は学習成果を向上させるために、短期大学の

各関係部署との連携に取り組んでいる。 《学習成果向上のための事務組織》

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東筑紫短期大学 基準Ⅲ 教育資源と財的資源

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短期大学の事務組織については、「学校法人東筑紫学園組織規程」「東筑紫短期大学組織

及び管理運営規程」に、職務内容及び事務分掌等を詳細に定めており【備付資料 96】、事

務組織の責任体制は明確である。 専任事務職員の職能としては、「就職指導課」にキャリアカウンセラーを、「保健室」に

看護師を、「図書館」に司書資格を有する者をそれぞれ配置する等、各部署には、それぞれ

が分掌する業務に対して、専門的な職能を有する専任事務職員を配置している【備付資料

82】。 事務関係諸規程としては、迅速かつ適切な事務処理のため、「学校法人東筑紫学園公印取

扱規程」「九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学事務決裁規程」「九州栄養福祉大学・東筑紫

短期大学文書取扱規程」等、短期大学運営に必要な諸規程を整備している【備付資料 96】。 専任事務職員の事務室は、各部署に設置している。また、情報機器・備品等については、

各専任事務職員にパソコンを与え、学内 LAN に接続しているほか、業務に支障が生じな

いよう、コピー機・机・椅子・キャビネット等の事務機器を配備している。 防災対策としては、毎年 4 月のオリエンテーション期間中に、防火避難訓練を実施して

いるほか、防災設備の点検を外部委託している。 情報セキュリティ対策としては、受験生や在学生等の個人情報保護に関して、「九州栄養

福祉大学・東筑紫短期大学個人情報保護方針(プライバシーポリシー)」を策定するなど、

個人情報の取得・利用・管理等に関して厳重な取扱いを行っている。 専任事務職員の SD 活動に関する規程としては、「九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学事

務職員研修支援規程」を整備しており、本規程に基づいて、SD 活動を適切に実施してい

る。 業務の見直しや事務処理の改善については、毎週月曜日に「部科課長会議」を開催する

など、教員と事務職員による意思疎通を円滑に行い、日常的に業務の見直しや事務処理の

改善を行っている。 そのほか、専任事務職員は、学習成果を向上させるために、教職員研修会等を通じて、

教学部門や他の関係部署との連携を図っている。 《人事管理》

教職員の就業に関しては、「学校法人東筑紫学園就業規則」等の諸規程を整備しており、

法人事務局が「学校法人東筑紫学園 規程集」として取りまとめている【備付資料 96】。 教職員の就業に関する諸規程の周知方法としては、「学校法人東筑紫学園就業規則」等の

諸規程を、学内ネットワークドライブを通じて閲覧できる体制を整備しているほか、新規

採用教職員を対象とする「事務手続等説明会」においても配布するなどして、周知を行っ

ている。 教職員の就業管理に関しては、「学校法人東筑紫学園就業規則」等に則って適切な就業管

理を行っている。 《校地、校舎、施設設備、その他の物的資源》

本学の校地面積・校舎面積は、いずれも短期大学設置基準の規定を充足しているほか、

適切な面積の運動場を有している。なお、校地と校舎に関しては、車椅子用のスロープや

身体障がい者用多目的トイレを設置する等、障がい者への配慮を行っている。 各授業で使用する講義室、演習室、実験・実習室等は、各学科の教育課程編成・実施の

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基準Ⅲ 教育資源と財的資源 東筑紫短期大学

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方針に基づいて整備しており、教育研究上の支障が生じることはない。なお、本学は通信

による教育を行う学科を有していない。 また、各授業で使用する機器・備品についても、各学科の教育課程編成・実施の方針に

基づいて整備している。 本学の小倉北区キャンパス図書館は、延床面積 1,806 ㎡、閲覧面積 1,093 ㎡、閲覧座席

数 144 席であり、併設校である九州栄養福祉大学との共用の図書館である【備付資料 86】。 平成 27(2015)年 5 月 1 日現在の蔵書数は 10 万 5,086 冊、雑誌数 143 種、視聴覚資料

数 569 点である。そのほか、購入図書の選定システムや廃棄システムを確立しており、各

種参考図書等も整備している。 本学の体育館の面積は、第一体育館 877.71 ㎡、第二体育館 317.04 ㎡であり、いずれも

大学と共用し、授業及び課外活動で利用している。 《施設設備の維持管理》

本学の施設及び備品、貯蔵品等の管理に関しては、「学校法人東筑紫学園学舎管理規程」

「学校法人東筑紫学園経理規程」等の諸規程を定めている。 これら諸規程に従って、施設設備の維持管理を「庶務課」が担当している。「庶務課」で

は年次計画での営繕及び突発的な補修等に円滑な対応を行っている。 火災等の災害対策の規程としては、「学校法人東筑紫学園防火・防災管理規程」「九州栄

養福祉大学・東筑紫短期大学消防計画」を整備している。 防火対策については、毎年 4 月のオリエンテーション期間中に、九州栄養福祉大学・東

筑紫短期大学合同で避難訓練を実施している。そのほか火災発生通報装置、避難器具等の

保守点検については、毎年専門業者に委託をしている。 防犯対策については、警備会社による常駐警備を委託し、キャンパス内外の巡回等を実

施しているほか、主に学生が使用する校舎出入口に防犯カメラを設置して部外者の出入り

を監視している。なお、夜間は機械警備のほか、警備員 1 人を配置することで保安に努め

ている。 コンピュータシステムのセキュリティ対策としては、学内に設置されているコンピュー

タ全てを本学情報管理センターが管理しており、ネットワークに接続している全てのパソ

コンのウイルス感染への防御体制を構築している。 省エネルギー・省資源対策についてはエアコンの設定温度等について、教職員・学生へ

の啓蒙や施設使用後の消灯などに日常的に取り組んでいるほか、「デマンド監視装置」を導

入し、最大需要電力をコントロールするなどして、経費の節減と地球環境保全に取り組ん

でいる。 《学習成果獲得のための技術的資源》

各学科の教育課程編成・実施の方針に基づいて施設、ハードウェア及びソフトウェアの

向上・充実に努めているほか、技術サービスや専門的な支援を行っている。 学生及び教職員に対する情報技術の向上に関するトレーニング等は行っていないが、個

別の問合わせに対して情報管理センターの職員が電話対応や現地に赴くなどの対応を行っ

ている。 技術的資源をはじめとする全ての資源の更新及び新規導入については、計画的な維持、

整備を行っており、適切な状態を保持している。

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東筑紫短期大学 基準Ⅲ 教育資源と財的資源

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技術的資源の分配については、各コンピュータ教室の稼働率と各学科の教育課程編成・

実施の方針とを照らし合わせ、常に見直しを図っている。 学内の各種コンピュータは、教職員が各学科の教育課程編成・実施の方針に基づいて授

業や学校運営に活用できるよう整備を行っているほか、学生の学習支援のために必要な学

内 LAN を整備している【備付資料 87】。 そのほか、効果的な授業を行うための情報技術の活用状況としては、一部の講義室に無

線 LAN アクセスポイント及びプロジェクタを整備しており、Microsoft PowerPoint で作

成したスライドやインターネット上の情報を授業で活用できるようにしている。 また、学生支援を充実させるためのコンピュータ利用技術向上の取組として、学内 LAN

上で、教員間及び教員・学生間でデータを共有できるファイル共有サービス、学科及び部

門内の教職員あるいは全教職員に一斉にメールを送信できるメールサービス、学生の個人

情報・就職活動状況を閲覧できる「就職支援システム」を構築している。 授業を行うための特別教室の整備状況としては、各学科の教育課程編成・実施の方針に

基づいて各種コンピュータ教室の整備を行っている【備付資料 88】。 《財的資源の管理》

学校法人全体の経営状態は、日本私立学校振興・共済事業団の「定量的な経営判断指標」

によると、「正常状態(A3)」に区分される。 短期大学の過去 3 年間の収支状況は、学生数の減少傾向が続いている中で、平成

24(2012)年度は、資金収支が収入超過、消費収支が支出超過となっている。平成 25(2013)年度は、広告費等管理経費の削減に努めるなどして、資金収支・消費収支ともに収入超過

となっている。平成 26(2014)年度は、教育研究条件の充実向上のために、多額の教育研究

経費を投じた結果、資金収支・消費収支ともに支出超過となっている。 学校法人全体の平成 26(2014)年度末の貸借対照表の状況は、資産総額 164 億 9,344 万

円に対して負債総額は 16 億 2,119 万円である。総負債比率は 9.8%となっており、大学法

人の全国平均 12.6%(医師系法人を除く)を下回っている。その他の貸借対照表関係比率

も概ね全国平均よりも良好な水準にあり、健全に推移している。 短期大学と学校法人全体の財政の関係については、これまで短期大学部門が学校法人全

体の財政状態の安定化に貢献してきたが、平成 26(2014)年度は 3 学科が定員割れを起こ

す結果となった。これを受け、美容ファッションビジネス学科の入学定員削減を行う等、

定員規模の適正化に努めている。 また、平成 27(2015)年度以降は、併設校九州栄養福祉大学リハビリテーション学部が、

私立大学等経常費補助金の補助対象学部となることから、短期大学と学校法人全体の財政

は、ともに健全な方向に向かっている。 短期大学の存続を可能とする財政を維持すべく、少子化が進行する中でも、定員規模の

適正化や管理経費の見直しにより、短期大学単独で帰属収支差額が収入超過となるよう財

政状態の健全化に取り組んでいる。 短期大学及び学校法人全体の退職給与引当金は、それぞれ期末要支給額の 100%を引き

当てている。資産運用については、「学校法人東筑紫学園資産運用規程」に基づき、大口定

期預金を中心に、安全性を第一とする運用を行っている。 短期大学の教育研究経費比率は、平成 24(2012)年度 26.1%、平成 25(2013)年度 26.8%、

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基準Ⅲ 教育資源と財的資源 東筑紫短期大学

96

平成 26(2014)年度 45.1%となっており、帰属収入の 25%超を確保していることから、教

育研究活動に対して必要な資金配分を行っている。短期大学の教育研究用施設設備及び学

習資源への資金配分としては、毎年度の事業計画に基づき、各学科から提出される予算申

請を精査することで、適切な資金配分を行っている。 短期大学の定員充足状況は、少子化による学生数の減少を踏まえ、定員充足率が妥当な

水準となるよう、平成 26(2014)年度に美容ファッションビジネス学科の入学定員を 85 人

から 50 人に削減するなど、定員規模の適正化に努めている。この結果、短期大学の平成

27(2015)年 5 月 1 日現在の収容定員充足率は、91.0%となっている。今後も社会人学生の

受け入れ・男女共学化の推進・中途退学防止の取組により、学生の安定的な確保に努め、

健全な財務体質を維持していく方針である。 《財政上の安定の確保》

本学は、地域密着型の短期大学として、現在の我が国が抱える少子高齢化や待機児童問

題といった様々な問題の解決のために、保育士・栄養士・介護福祉士等の専門的人材を卒

業生として数多く輩出してきた。将来的にも、本学の果たすべき役割はますます大きくな

っていくものと考えている。 本学の強みとしては、各種国家資格や免許の取得を目指すことで、多くの学生が就職活

動を有利に展開し、希望先への就職内定を獲得している。 しかし一方で、校舎の老朽化など、いくつかの問題も表面化してきている。このような

状況下では、収入と支出のバランスの見直しが必要である。 学納金計画については、金額を見直す時期とも思われるが、経済状態の低迷や学生募集

対策の面からも、引き上げは困難である。当面、学納金については現状維持とするほか、

経済的困難学生に対する相談体制の充実を図るなど、中途退学防止の取組を継続していく

方針である。人事計画については、今後、団塊世代の退職や少子化の進行が重なる中で、

退職教員補充の必要性、有能な若手教員の獲得等を視野に入れた、中長期にわたる計画的

な採用を検討する。 施設設備については、一部の校舎が、築 50 年近く経過していることから、将来的には建

替えが必要である。厳しい財政事情ではあるが、今後、施設設備の将来計画の見直し等に

より、最小限の財源を確保して整備に当たる。 外部資金については、科学研究費補助金の獲得に取り組んできた結果、平成 21(2009)年

度・平成 22(2010)年度に 1 件ずつの新規採択を受けているが、平成 23(2011)年度以降は、

新規採択から遠ざかっている。現在は、朝礼や電子メールによる周知強化に努めている。 短期大学全体及び各学科の定員管理に関しては、教育研究条件と経営効率を両立すべく、

定員規模の適正化を行う一方で、保育学科・美容ファッションビジネス学科の男女共学化

を推進してきた。その結果、平成 27(2015)年 5 月 1 日現在の短期大学全体の男子学生数

は 27 人であり、全体の 4.7%を占めている。 学内に対する経営情報公開の取組みとしては、「職員 SD 研修」を開催する等、学校法人

全体の財政状況に関して説明の機会を設けてきた。今後も随時、機会を設けて学校経営に

関する勉強会を開催し、教職員の危機意識の共有化を図っていく方針である。

<備付資料>

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東筑紫短期大学 基準Ⅲ 教育資源と財的資源

97

76. 専任教員の個人調書及び過去 5 年間の教育研究業績書

78. ウェブサイト「情報公開」→「2.修学上の情報等」→「各教員の学位・業績」

http://www.hcc.ac.jp/about/info.html/

81. 東筑紫短期大学研究紀要(第 43 号(2012)~第 45 号(2014))

82. 教員以外の専任職員の一覧表

83. 平成 26 年度研修日一覧

84. 東筑紫短期大学研究紀要送付先一覧表

86. 図書館の概要・九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学図書館利用案内(2015)、平成 26 年度 蔵書冊数内

訳、平成 26 年度 学術雑誌一覧

87. 学内 LAN の敷設状況

88. コンピュータ教室等の配置図

96. 学校法人東筑紫学園 規程集

[テーマ 基準Ⅲ-A 人的資源]

[区分 基準Ⅲ-A-1 学科・専攻課程の教育課程編成・実施の方針に基づいて教員組織を

整備している。]

■基準Ⅲ-A-1 の自己点検・評価 (a) 現状

本学は、各学科の教育課程編成・実施の方針に基づいて必要な教員組織を編成している。

平成 27(2015)年 5 月 1 日現在の短期大学全体の専任教員数は、短期大学設置基準上の必

要数 23 人を上回る 33 人(専攻科専任教員 3 人を含む)を配置している。また、以下の表

からも分かるように、各学科別でも短期大学設置基準に定める教員数を充足している。

東筑紫短期大学 教員組織の概要(人)平成 27 年 5 月 1 日現在(基礎資料より再掲)

学科等名

専任教員数 設置基準

で定める

教員数

〔イ〕

短期大学全体

の入学定員に

応じて定める

専任教員数

〔ロ〕

設置基準で

定める教授

助手

非常勤教員

備考 教

准教授

講師

助教 計

美容ファッションビジネス学科 2 2 2 1 7 4 2 1 12 家政関係

保育学科 5 3 5 1 14 10

3 2 24 教育学・

保育学関係

食物栄養学科 3 4 1 1 9 4 2 0 14 家政関係

専攻科

介護福祉専攻 0 2 1 0 3 0

0 0 2

(小計) 10 11 9 3 33 ①=18 ③=7 3

〔その他の組織等〕 0 0 0 0 0 0 0

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基準Ⅲ 教育資源と財的資源 東筑紫短期大学

98

短期大学全体の入学定員

に応じて定める専任教員

数〔ロ〕

②=5 ④=2

(合計) 10 11 9 3 33 ①+②=23 ③+④=9 3

※専攻科教員 3 人は、設置基準で定める教員数に含まない。

※非常勤教員 52 人は、辞令発令済みの教員数であり、後期開講科目の担当教員は含まれていない。

[注]

1. 上表の「設置基準で定める教員数〔イ〕」には、短期大学設置基準第 22 条別表第 1 のイに定める学科の種類に応じて定める教員数(昼間又は夜間において授

業を行う学科が通信教育をあわせ行う場合には、短期大学通信教育設置基準第 9 条第 2 項に定める教員数を含む。)を、また、通信教育学科のみを置く短期大

学の場合は短期大学通信教育設置基準第 9 条第 1 項別表第 1 に定める教員数を、学科ごとに記入し、その小計を①に記入する。

2. 上表の「短期大学全体の入学定員に応じて定める専任教員数〔ロ〕」②には、短期大学設置基準第 22 条別表第 1 のロに定める短期大学全体の入学定員に応じ

て定める教員数を記入する。

3. 上表の「設置基準で定める教授数」には、短期大学設置基準第 22 条別表第 1 のイの備考 1 に定める教授数(通信教育学科のみを置く短期大学の場合は、短期

大学通信教育設置基準第 9 条第 1 項別表第 1 備考 2 に定める教授数)を学科ごとに記入し、その小計を③に記入する。さらに、〔ロ〕の専任教員数に対する

教授数を④に記入する。

4. 上表の〔その他の組織等〕には、設置する学科に所属しない教員(例えば、一般教育科目等を担当する教員や募集停止を行った学科所属の教員等)数を記入す

るとともに、〔その他の組織等〕欄に組織名等(募集停止の場合はその年度も含む。)を記入する。該当する教員がいない場合、この欄には斜線を引く。

5. 上表の「助手」とは、助手として発令されている教職員をいう。

6. 備考欄には、当該学科の種類(短期大学設置基準第 22 条別表第 1 のイにいう「学科の属する分野の区分」)を必ず記載する。

専任教員の職位の基準は、「東筑紫短期大学教員資格審査基準」に定めており、この基準

に定める教員の職位は、真正な学位、教育実績、研究業績、制作物発表、その他の経歴等、

短期大学設置基準の規定を充足している。 各学科の専任教員の配置状況に関しては、短期大学設置基準のほか、美容師養成施設指

定規則(美容ファッションビジネス学科)、指定保育士養成施設指定基準(保育学科)、栄

養士養成施設指導要領(食物栄養学科)、社会福祉士介護福祉士学校指定規則(専攻科)等

の規定を充足しており、本学教育課程を実践する上で適正な教員を配置している。 また、非常勤教員の配置状況に関しては、美容ファッションビジネス学科 12 人、保育学

科 24 人、食物栄養学科 14 人、専攻科 2 人であり、開講科目及び教育課程の内容に適切に

対応できる教員数を確保しており、本学における教育の質を担保している【備付資料 77】。 補助教員の配置状況としては、各学科の教育課程編成・実施の方針に基づいて、美容フ

ァッションビジネス学科 1 人、保育学科 2 人の専任の助手を配置している。食物栄養学科

では専任の助手がいないものの、4 人の副手(職員)が実験実習等の補助業務に携わって

いる【備付資料 82】。 教員の採用、昇任は「学校法人東筑紫学園就業規則」「東筑紫短期大学教員資格審査基準」

「東筑紫短期大学教員資格審査委員会規程(旧名称:東筑紫短期大学教員任用並びに資格

審査委員会規程)」等に基づいて行っている【備付資料 96】。 教員の採用については、当該教員の専門分野、担当科目及び授業時間数、必要資格等を

勘案して募集要項を作成し、本学ウェブサイトでの公募のほか、独立行政法人科学技術振

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東筑紫短期大学 基準Ⅲ 教育資源と財的資源

99

興機構が運営する「研究者人材データベース」に登録し、広く公募を行っている。応募者

の選考に当たっては、学長を長とする「学長部局会議」にて予備審査(書類選考及び面接)

を行い、その後、「人事委員会」において、「東筑紫短期大学教員資格審査基準」及び本学

の建学の精神に基づき審議し、「資格審査委員会」に候補者を推薦する。これを受け「資格

審査委員会」では、さらに審議を重ね、新規採用者を決定し、教授会において報告・承認

を行っている。 教員の昇任については、「東筑紫短期大学教員資格審査委員会規程(旧名称:東筑紫短期

大学教員任用並びに資格審査委員会規程)」に則り、「人事委員会」へ昇任候補者を推薦す

る。その後、教員の採用と同様に「人事委員会」「資格審査委員会」を経て、教授会におい

て報告・承認を行っている。 なお、教員の採用及び昇任については、平成 27(2015)年度より、「人事委員会」を廃止

し、全教授による「資格審査委員会」において「東筑紫短期大学教員資格審査基準」に基

づき審査を行っている。 (b) 課題

教員の採用、昇任は「学校法人東筑紫学園就業規則」「東筑紫短期大学教員資格審査基準」

等に基づき、適正に行っている。一方で、専任教員の年齢構成において、全教員に占める

60 歳以上の教員の割合が 60.6%となっている(平成 27(2015)年 5 月 1 日現在)【備付資

料 79】。これは、各学科の教育課程において、実務経験を有する教員の配置が要請されて

いることが、大きな要因のひとつである。今後は、専任教員の年齢構成の偏りを解消する

ため、中長期にわたる計画的な採用を検討する。また、平成 26(2014)年度には、学校教育

法改正に伴い、内部規則等の総点検・見直しを行う中で、「東筑紫短期大学教員資格審査委

員会規程(旧名称:東筑紫短期大学教員任用並びに資格審査委員会規程)」等の整備を行い、

教員の就業管理のための体制整備を図っている。 [区分 基準Ⅲ-A-2 専任教員は、学科・専攻課程の教育課程編成・実施の方針に基づい

て教育研究活動を行っている。]

■基準Ⅲ-A-2 の自己点検・評価 (a) 現状

本学の専任教員は、各学科の教育課程編成・実施の方針に基づいて担当授業科目の内容

充実や指導方法の改善に取り組んでいるほか、学会誌での論文発表や学会活動等を通じて

研究成果をあげている【備付資料 76】。 専任教員個々人の研究活動の状況については、本学ウェブサイト上の「情報公開」欄に

おいて、「各教員の学位・業績」として最新の教育研究活動実績を公開している【備付資料

78】。 専任教員の外部資金、特に科学研究費補助金の獲得状況としては、平成 21(2009)年度に

1 件(若手研究(B))、平成 22(2010)年度に 1 件(基盤研究(C))の新規採択を受けてい

る。平成 23(2011)年度以降は、新規採択から遠ざかっており【備付資料 80】、朝礼や電

子メールによる公募情報の周知強化に努めている。 専任教員の研究活動に関する規程としては、「東筑紫短期大学個人研究費補助規程」を定

めており、各種学会参加・資料収集・学術調査・情報交換のための旅費及び参加料に対す

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基準Ⅲ 教育資源と財的資源 東筑紫短期大学

100

る補助を行っている(教授 13 万円、准教授 12 万円、講師 11 万円、助教 10 万円、助手 9万円)。

また、研究用図書費(6 万円)、消耗品費(4 万円)、研究紀要投稿費(11 万円)、特別研

究旅費(2 泊 3 日を限度として旅費規程により支給「学会発表等」)、特別研究経費(8 万

円「学会発表経費」)等の措置を施している。そのほか、公的研究費等の不正使用防止のた

めの規程として、「東筑紫短期大学公的研究費等適正管理規程」、「東筑紫短期大学公的研究

費等取扱内規」を整備し、ウェブサイトでの公表も行っている。 専任教員の研究成果を発表する機会として、「東筑紫短期大学研究紀要」を毎年度発行し

ており【備付資料 81】、平成 26(2014)年度は、本学教員が 18 本の論文を投稿している。

また、併設校である九州栄養福祉大学の「九州栄養福祉大学研究紀要」とともに、全国の

大学・短期大学へ寄贈するなど【備付資料 84】、研究成果の社会への還元にも努めている。 専任教員の研究用施設設備としては、原則、専任教員 1 人に対し、1 部屋の研究室を、

短期大学全体では 30 室の専任教員研究室を確保している。また、全ての研究室において

学内 LAN への接続環境を整備し、教員 1 人につきパソコン 1 台を配備している。 専任教員の研究、研修等を行う時間としては、週 1 日の「研修日」を設定するなど【備

付資料 83】、教育研究活動の時間確保には十分な配慮を行っている。 専任教員の留学に関する規程は整備していない。ただし、専任教員が各種学会参加・資

料収集・学術調査・情報交換等のため外国に出張する場合には、前述の「東筑紫短期大学

個人研究費補助規程」に基づき、旅費及び参加料を一定の範囲内で支給している。 本学の FD 活動に関する規程としては、教育活動の質的向上と発展を期するために「東

筑紫短期大学 FD 委員会規程」を整備している。この規程に基づき、FD 委員会では、「学

生による授業評価アンケート」の実施や教職員研修会の開催等について、審議を行ってい

る。 本学の FD 活動は、上述の「東筑紫短期大学 FD 委員会規程」に基づき行っており、主

な FD 活動としては、全教職員が参加する教職員研修会が挙げられる。教職員研修会は年

2 回開催しており、建学の精神についての学長による基調講演の後、各担当教職員により、

テーマに沿った講演・発表を行い、教育研究上の課題に対して共通理解を深めている。 そのほかの FD 活動としては、平成 26(2014)年度発足の「IR(Institutional Research)

推進室」と各学科の連携による「公開授業―IR 共同 FD 研修」を実施している。公開授業

においては、参加教職員・受講学生からのアンケート集計後、公開授業担当教員に集計結

果を通知するなど、学科全体での教育内容改善に役立てている。 以上のように、本学専任教員は学習成果を向上させるために、FD 活動等を通して、短

期大学の各関係部署と連携し、教育研究上の課題に取り組んでいる。 (b) 課題

本学では、科学研究費補助金をはじめとする外部資金獲得に取り組んできたが、平成

23(2011)年度以降、新規採択からは遠ざかっており、教員に対して朝礼や電子メールによ

る公募情報の周知強化に努めてきたところである。その結果、平成 26(2014)年度・平成

27(2015)年度の科学研究費助成事業の公募に対して、それぞれ 1 件の申請に結びついたも

のの、採択にまで至っていない。今後は学内向けの説明会を行うなど、必要な対策を講じ

ていく予定である。

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東筑紫短期大学 基準Ⅲ 教育資源と財的資源

101

[区分 基準Ⅲ-A-3 学習成果を向上させるための事務組織を整備している。]

■基準Ⅲ-A-3 の自己点検・評価 (a) 現状

本学の事務組織については、「学校法人東筑紫学園組織規程」「東筑紫短期大学組織及び

管理運営規程」に定めている。「学生部」「教務部」「事務部」「企画情報室」「図書館」「情

報管理センター」「IR 推進室」で構成しており、職務内容及び事務分掌等については、上

記規程にそれぞれ詳細を定めており、事務組織の責任体制は明確である。 専任事務職員の職能としては、「就職指導課」にはキャリアカウンセラーを、「保健室」

には看護師を、「図書館」には司書資格を有する者を配置するなど、各部署には、それぞれ

が分掌する業務に対して、専門的な職能を有する専任事務職員を配置している。また、新

規採用の専任事務職員に対しては、毎年の辞令交付式終了後、「新規採用者研修会」を開催

し、専門的な職能をいち早く身に付けさせるための機会を設けている。 事務関係諸規程としては、迅速かつ適切な事務処理のため、「学校法人東筑紫学園公印取

扱規程」「九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学事務決裁規程」「九州栄養福祉大学・東筑紫

短期大学文書取扱規程」等、短期大学運営に必要な諸規程を整備している。 専任事務職員の事務室としては、1 号館 1 階に「学生部(学生指導課・就職指導課)」2

号館 1 階に「事務部(庶務課・会計課)」2 号館 2 階に「教務部(教務課・企画広報課)・

企画情報室」2 号館 6 階に「情報管理センター」「図書館」1 階に「保健室」「図書館」2 階

に「司書室」「宇城記念館」1 階に「総務課」「IR 推進本部」を設置している。また、専任

事務職員の情報機器・備品等の整備については、各専任事務職員にパソコンを与え、学内

LAN に接続しているほか、業務に支障が生じないよう、コピー機・机・椅子・キャビネッ

ト等の事務機器を配備している。 防災対策としては、「学校法人東筑紫学園防火・防災管理規程」に則って、毎年 4 月のオ

リエンテーション期間中に、所轄消防署、本学防火・防災管理者の指導の下、防火避難訓

練を実施している。また、毎年 12 月には、防災設備の点検を外部委託している。 情報セキュリティ対策としては、受験生や在学生等の個人情報保護に関して、「九州栄養

福祉大学・東筑紫短期大学における個人情報保護に関する規程」を整備している。本規程

に基づき、「九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学個人情報保護方針(プライバシーポリシー)」

を策定し、ウェブサイト上でも公表を行うなど、個人情報の取得・利用・管理等に関して

厳重な取扱いを行っている。そのほか、コンピュータのセキュリティ対策として、「情報管

理センター」がウイルス感染への防御体制を構築し、個々のパソコンは学内ネットワーク

システムにより、ウイルス対策ソフトの更新を行っている。 専任事務職員の SD 活動に関する規程としては、「九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学事

務職員研修支援規程」を整備している。 本規程では、本学の教育理念の実現につながる研修会・講習会・講演会への参加や、大

学職員としての教養・知識・技術を修得するための書籍購入等に対して、旅費や図書資料

費等の経費に対する補助を定めており、本規程に基づいて、SD 活動を適切に行っている。 業務の見直しや事務処理の改善については、毎週月曜日に、学長・副学長及び教学部門

の責任者である各学科の学科長、行政部門の責任者である部長・次長・課長職が全員参加

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基準Ⅲ 教育資源と財的資源 東筑紫短期大学

102

する「部科課長会議」を開催しており、教員と事務職員による意思疎通を円滑に行い、日

常的に業務の見直しや事務処理の改善を行っている。また、全教職員が参加する「朝礼(職

員会議)」を毎週開催しており、業務遂行のための共通認識を持つ機会を設けている。 学習成果を向上させるための関係部署との連携としては、年 2 回開催する教職員研修会

が挙げられる。教職員研修会には、全教職員が参加し、学生の学習成果を向上させるため

の講演・発表を各担当教職員が行っている。 そのほか、職員の能力開発のための取組みとして、「職員 SD 研修」を行っている。本研

修会には、全職員が参加するほか、希望する教員も参加し、「教育の質保証」等、大学教育

における重要課題に対して、共通理解を深めている。 このように、専任事務職員は、学習成果を向上させるために教学部門や他の関係部署と

連携している。 (b) 課題

SD 活動に関して、「九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学事務職員研修支援規程」に基づ

く研修が減少してきているものの、SD 活動自体は活発に行っており、専任事務職員の能

力開発や自己研鑽の機会を十分に確保している。 今後も必要に応じて SD 活動を推進し、教員と職員との連携による効果的・効率的な教

学運営に努めていく方針である。 [区分 基準Ⅲ-A-4 人事管理が適切に行われている。]

■基準Ⅲ-A-4 の自己点検・評価 (a) 現状

教職員の就業に関する規程としては、「学校法人東筑紫学園就業規則」が整備されている。

この就業規則には、「服務」「給与」「表彰、懲戒」「安全、保健衛生、災害補償」等に関す

る基本的事項を定めており、これを補完するものとして以下の諸規程を整備している。

「学校法人東筑紫学園期限付雇用職員就業規則」 「学校法人東筑紫学園定年退職者の再雇用に関する規程」 「学校法人東筑紫学園職員休職規程」 「学校法人東筑紫学園育児・介護休業等に関する規程」 「学校法人東筑紫学園給与規程」 「学校法人東筑紫学園退職金支給規程」 「学校法人東筑紫学園旅費規程」 「学校法人東筑紫学園慶弔、被災見舞金支給規程」 「学校法人東筑紫学園衛生管理規程」 「九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学教育職員の任期制に関する規則」 「九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学特任教員任用に関する規程」 「東筑紫短期大学教員任用並びに資格審査委員会規程」 「東筑紫短期大学教員資格審査委員会規程(旧名称:東筑紫短期大学教員任用並びに資格

審査委員会規程)」

教職員の就業に関する諸規程は、「学校法人東筑紫学園 規程集」【備付資料 96】として

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東筑紫短期大学 基準Ⅲ 教育資源と財的資源

103

取りまとめ、法人事務局に設置している。なお、教職員に対する周知の方法としては、「学

校法人東筑紫学園就業規則」等の諸規程について、学内ネットワークドライブを通じて閲

覧できる体制を整備しているほか、新規採用教職員を対象とする「事務手続等説明会」に

おいても配布するなどして、周知を行っている。なお、規程の制定・改廃等が生じた場合

には、「部科課長会議」等で周知を行っている。 教職員の就業管理について、休暇の取得等に関しては、「学校法人東筑紫学園就業規則」

に則って手続を行っている。そのほか、教職員は、日々の業務終了後、各部署の科(課)

長・部長等の管理者に「出勤簿兼労働時間確認簿」を提出し、確認印を受けており、適切

な就業管理を施している。また、教職員の健康管理に関しては、「保健室」に専任の看護師

を配置し、学生のみならず、教職員の健康管理にも対応している。 (b) 課題

教職員の就業については、1 年単位の変形労働時間制を導入し、それぞれの部署にあっ

た勤務体制に配慮しており、特段の課題はない。 ■テーマ 基準Ⅲ-A 人的資源の改善計画

専任教員の年齢構成の偏りを解消するため、中長期にわたる計画的な採用を検討する。

また、若手研究者育成のため、外部資金獲得のための説明会を開催するなど、積極的な支

援に努め、申請件数の増加を図る。 事務職員は、専任教員と協働して教育に携わる責務を有しており、学生の学習成果の向

上のために専門的知識・能力を高める努力を継続していく方針である。

<備付資料>

76. 専任教員の個人調書及び過去 5 年間の教育研究業績書

77. 非常勤教員一覧表

78. ウェブサイト「情報公開」→「2.修学上の情報等」→「各教員の学位・業績」

http://www.hcc.ac.jp/about/info.html/

79. 専任教員等の年齢構成表

80. 科学研究費補助金、外部研究資金の獲得状況一覧表(平成 24 年度~平成 26 年度)

81. 東筑紫短期大学研究紀要(第 43 号(2012)~第 45 号(2014))

82. 教員以外の専任職員の一覧表

83. 平成 26 年度研修日一覧

84. 東筑紫短期大学研究紀要送付先一覧表

96. 学校法人東筑紫学園 規程集

[テーマ 基準Ⅲ-B 物的資源]

[区分 基準Ⅲ-B-1 学科・専攻課程の教育課程編成・実施の方針に基づいて校地、校舎、

施設設備、その他の物的資源を整備、活用している。]

■基準Ⅲ-B-1 の自己点検・評価 (a) 現状

本学の短期大学設置基準上必要な校地面積は 6,000.00 ㎡で、併設校である九州栄養福祉

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基準Ⅲ 教育資源と財的資源 東筑紫短期大学

104

大学食物栄養学部の設置基準上必要な校地面積は 4,200.00 ㎡となっていることから、全体

で必要な校地面積は 10,200.00 ㎡であるが、本学と九州栄養福祉大学食物栄養学部で共用

する各設置基準上算入される校地面積は 31,393.93 ㎡であるので十分基準を充たしている。 運動場用地としては、北九州市小倉南区貫及び京都郡苅田町にグラウンドを保有し、九

州栄養福祉大学と共用している。各々の面積は北九州市小倉南区貫グラウンドが 2,989.00㎡、京都郡苅田町グラウンドが 14,629.93 ㎡となっている。その他の運動施設としては、

本学が主として使用する小倉北区キャンパスにテニスコート 3 面を整備し、九州栄養福祉

大学と共用している。 また、本学の短期大学設置基準上必要な校舎面積は 4,900.00 ㎡となっているが、本学は

専用校舎面積として 6,427.49 ㎡を保有している。なお、その他に九州栄養福祉大学食物栄

養学部と共用する基準内の校舎面積 11,363.41 ㎡もあり、基準を十分充たしている。 障がい者に対する施設設備の整備状況としては、小倉北区キャンパスの各講義棟(1~3

号館)のエントランスに車椅子用のスロープを設置しており、全ての講義棟及び図書館に

はエレベーターを設置している。また、階段の手摺や身体障がい者用多目的トイレを設置

しているほか、各フロアをバリアフリー対応とするなど、障がい者への配慮も行っている。 各授業で使用する教室・実習室・実験室等は学科単位、学校単位で明確に区別しており、

教育研究上の支障が生じることはない。また、共用する一部の大講義室・実習室について

は、時間割編成により支障が生じないよう配慮している。なお、本学は通信による教育を

行う学科を有していない。 各講義室・演習室にはプロジェクタ、スクリーン、AV設備を整備しビジュアルな講義

にも対応している。各学科で主に使用する情報処理演習室を 3 室設置しており、各演習室

にパソコンを配置している。各演習室のパソコンは授業での利用に加え、授業以外でも学

生が自由に利用可能であり、多くの学生が課題やレポートの作成に使用している。演習室

以外では「学生ホール」及び「就職指導課」に数台のパソコンを設置し、学生の利用に資

するとともに、学生ホール・学生食堂等主要なポイントに無線 LAN 環境を整備すること

で、学生の個人所有のパソコンを学内 LAN に接続できるようにしている。 各学科・専攻科の教育課程編成・実施の方針に基づいて授業を行うための施設と機器備

品の整備状況としては、以下の通りである【備付資料 85】。 美容ファッションビジネス学科は美容師養成施設でもあることから、セット椅子 13 台、

シャンプー台 12 台等を備えた美容演習室、ベッド 22 台を備えたエステ教室等を整備して

いる。 保育学科は保育士・幼稚園教諭の資格教育課程であり、個別ピアノ技術指導ができるレ

ッスン室 4 室、演習室 1 室及び学生が個別練習できるピアノ練習室 20 室を整備している。

また、キャンパス隣接地には東筑紫短期大学附属幼稚園があり、学生が折に触れて園児と

ふれ合うことができる実践教育の場として連携を図っている。 食物栄養学科は栄養士養成課程であり、給食実習室、栄養指導演習室を大学と共用して

いるほか、調理示範室、調理実習室、栄養・衛生学実験室を整備している。 専攻科介護福祉専攻では、介護実習室、入浴実習室を整備している。 本学の小倉北区キャンパス図書館(以下「本館」とする)は、延べ床面積 1,806 ㎡、閲

覧面積 1,093 ㎡で、閲覧座席数 144 席である。本館は本学と九州栄養福祉大学との共用の

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東筑紫短期大学 基準Ⅲ 教育資源と財的資源

105

図書館である。所蔵は、主に栄養学・医学・教育学・社会福祉に関する図書を中心として

いる。蔵書冊数 10 万 5,086 冊、雑誌数 143 種、視聴覚資料数 569 点を備えている(平成

27(2015)年 5 月 1 日現在)【備付資料 86】。開館時間は平日 8:30 から 18:30 まで、土

曜日 8:30 から 14:30 までとなっている。職員は 4 人で構成しており、全員が図書館司

書の資格を有している。なお、平成 26(2014)年度の本学学生の館外貸出冊数は、3,659 冊

である。 図書の選定は、各学科の教員が、授業や学生の研究に必要な資料等を個別に選書してい

る。そのほかカリキュラムに沿った選書を行い、かつ、シラバスに記載された参考図書等

はコーナーを設けて配架している。また、学生によるリクエストも受け付けており、学生

の意見を反映した選書も行っている。 図書の廃棄は、「九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学図書館資料除籍規程細則」に基づい

て行っている。毎年継続的に、資料的価値の低下したものや老朽化したものを優先的に除

籍している。 蔵書検索は「オンライン総合目録(OPAC)」を本学と九州栄養福祉大学で共同運用を行

っている。また、本学ウェブサイトは、図書館内外からの OPAC 検索ができるほか、図書

館の休館日等の情報案内を行っている。さらに「医中誌 Web」や「メディカルオンライン」

等の文献検索サイトのリンクを貼るなどして、利用者の利便性の向上を図っている。なお、

文献検索サイトの利用を促進するために、本館独自の小冊子「蔵書検索・文献検索利用マ

ニュアル」を作成しており、入学時の新入生オリエンテーションにおいて配布の上、説明

を行っている。 本学に設置されている体育館は、第一体育館 877.71 ㎡、第二体育館 317.04 ㎡となって

おり、いずれも九州栄養福祉大学と共用し、授業及び課外活動で利用している。 (b) 課題

校地・校舎等の施設設備については、短期大学設置基準を充たしてはいるものの、一部

の校舎については和式トイレが中心となっており、学生の生活習慣との間で不一致が生じ

ている。今後は洋式トイレへの改修を検討する等、学生の利便性を向上させるとともに、

身体障がい者用トイレの増設等、施設設備の更なる充実を図ることが課題である。 [区分 基準Ⅲ-B-2 施設設備の維持管理を適切に行っている。]

■基準Ⅲ-B-2 の自己点検・評価 (a) 現状

本学の施設及び備品、貯蔵品等の管理に関しては、「学校法人東筑紫学園 学舎管理規程」

「宇城記念館管理細則」「九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 学舎等使用細則」「九州栄

養福祉大学・東筑紫短期大学 備品管理規程」「九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学 備品

管理業務方法書」「学友会館運営規程」「学友会館使用細則」「学校法人東筑紫学園 経理規

程・経理事務機構・計算構造略図」を定めている。 これら諸規程に従って、施設設備の維持管理を「庶務課」が担当している。「庶務課」で

は年次計画での営繕及び突発的な補修等に円滑な対応を行っている。火災等の災害対策の

規程としては、「学校法人東筑紫学園 防火・防災管理規程」「九州栄養福祉大学・東筑紫

短期大学 消防計画」を整備している。

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基準Ⅲ 教育資源と財的資源 東筑紫短期大学

106

防火等の対策については、毎年 4 月のオリエンテーション期間中に、九州栄養福祉大学・

東筑紫短期大学合同で避難訓練を実施し、所轄消防署・本学防火管理者の指導の下、教職

員による自衛消防組織と学生の中から、代表者数名が実際に消火器・消火栓を使用して、

消火訓練を行っている。そのほか火災発生通報装置、避難器具等の保守点検については、

毎年専門業者に委託をしている。 防犯対策については、11:00~20:00 の間、警備会社による常駐警備を委託し、キャン

パス内外の巡回等を実施しているほか、主に学生が使用する校舎出入口に防犯カメラを設

置して部外者の出入りを監視している。なお、夜間は機械警備のほか、警備員1人を配置

することで保安に努めている。 コンピュータシステムのセキュリティ対策としては、学内に設置されているコンピュー

タすべてを本学「情報管理センター」が管理しており、ネットワークに接続しているすべ

てのパソコンのウイルス感染への防御体制を構築している。 省エネ・省資源対策についてはエアコンの設定温度等について、教職員・学生への啓蒙

や施設使用後の消灯などに日常的に取り組んでいる。平成 24(2012)年度には、「デマン

ド監視装置」を導入し、最大需要電力をコントロールしている。また、学内で不要になっ

た紙資源については、リサイクル業者に回収を依頼し、再資源化へ取り組んでいる。 そのほか学内で発生する生ごみ処理のため、平成 18(2006)年度に生ごみ処理機の購入

を行った。処理過程で発生する残存物は肥料として、併設校九州栄養福祉大学リハビリテ

ーション学部の実習農園で使用するなど、地球環境保全に配慮している。 (b) 課題

耐震基準未充足の一部校舎・講堂・体育館について、改築を含めた中長期的な対応を検

討することが課題である。 ■テーマ 基準Ⅲ-B 物的資源の改善計画

本学の校地・校舎面積については短期大学設置基準を十分に充たしており、施設設備等

の管理についても支障なく維持管理を行っている。今後の課題としては、学生・教職員の

利便性の向上、施設設備の安全性の確保といった観点から、耐震基準未充足の校舎の改築

や老朽化施設の改修等について、資金調達等財務的要素の裏づけを伴う具体的な中長期計

画の策定に着手する。

<備付資料>

85. 校地、校舎に関する資料

86. 図書館の概要・九州栄養福祉大学・東筑紫短期大学図書館利用案内(2015)、平成 26 年度 蔵書冊数内

訳、平成 26 年度 学術雑誌一覧

[テーマ 基準Ⅲ-C 技術的資源をはじめとするその他の教育資源]

[区分 基準Ⅲ-C-1 短期大学は、学科・専攻課程の教育課程編成・実施の方針に基づい

て学習成果を獲得させるために技術的資源を整備している。]

■基準Ⅲ-C-1 の自己点検・評価 (a) 現状

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東筑紫短期大学 基準Ⅲ 教育資源と財的資源

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本学では、各学科の教育課程編成・実施の方針に基づいて施設、ハードウェア及びソフ

トウェアの向上・充実に努めているほか、技術サービスや専門的な支援を行っている。具

体的には、表Ⅲ-C-1 にあるように、複数のコンピュータ教室を整備しているほか、各コン

ピュータは学内 LAN に接続され、ファイルサーバやメールサーバなどの学内サーバ及び

インターネットを利用することができる。各コンピュータ教室を使用する学科は表Ⅲ-C-2のように分けられており、開講されている授業の特性に基づいたソフトウェアを導入して

いる【備付資料 88】。また、コンピュータ教室に備え付けの情報機器に関する技術サービ

ス及び専門的支援は「情報管理センター」が行っているが、授業にあたっての日々の運用・

管理は各コンピュータ教室に隣接する研究室の教員(授業でコンピュータ教室を使用する

教員)が行っている。 学生及び教職員に対して情報技術の向上に関するトレーニング等は行っていないが、個

別の問合わせに対して「情報管理センター」が電話あるいは現地に赴いて対応を行ってい

る。 技術的資源をはじめとする全ての資源の更新及び新規導入については前年度中に実施

計画を立て、予算申請を行い理事会・評議員会で審議している。ここで、必要・妥当と判

定した場合には、次年度の実施を認めている。機器の修理については随時実施することが

できるため、全ての技術的資源は適切な状態を維持できている。 これまでは各学科にコンピュータ教室を整備していたが、平成 26(2014)年度からは、各

学科の教育課程編成・実施の方針にも配慮しつつ、短期大学全体での稼働率(開講コマ数)

を考慮するようにしている。例えば保育学科と専攻科が主に使用していた図書館 4 階「メ

ディアルーム」の稼働率が低かったために設備入れ替えのタイミングで廃止し、表Ⅲ-C-2に示したように「1 号館 202 情報処理演習室」を使用するように見直しを行った。今後と

も適宜、技術的資源の分配を見直していく方針である(なお、同様の理由で、「1 号館 205 CG 演習室」は、平成 27(2015)年度より廃止している)。

教職員に対する学内のコンピュータ整備の状況としては、各学科の教育課程編成・実施

の方針に基づいて、授業や大学運営に活用できるよう、全教職員に Microsoft Office を利

用できるノート型コンピュータを 1 台ずつ支給している。全ての研究室及び事務部署は学

内 LAN に接続されており、教職員のコンピュータから学内サーバ及びインターネットを

利用することができる。 学生の学習支援のための学内 LAN の整備状況としては、各コンピュータ教室に学内

LAN に接続されたコンピュータを整備しているほか、一部の講義室には無線 LAN アクセ

スポイントを整備している【備付資料 87】。いずれも本学の学生であれば利用することが

できる。また、2 号館 1 階「学生ホール」には学生が自由に利用可能なコンピュータ 3 台、

1 号館 1 階「就職指導課」には就職情報検索に利用可能なコンピュータ 8 台、図書館には

文献検索に利用可能なコンピュータ 4 台を整備しており、いずれも学内 LAN に接続され

ている。 そのほか、効果的な授業を行うための情報技術の活用状況としては、一部の講義室に無

線 LAN アクセスポイント及びプロジェクタを整備していることから、Microsoft PowerPoint で作成したスライドやインターネット上の情報を授業で活用できるようにし

ている。なお、利用中のトラブルに対しては、「情報管理センター」の職員が電話あるいは

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基準Ⅲ 教育資源と財的資源 東筑紫短期大学

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現地に赴いて対応を行っている。 学生支援を充実させるためのコンピュータ利用技術向上の取組みとして、学内 LAN 及

び学内サーバをはじめとするインフラ整備を行っている。学内 LAN 上では、教員間及び

教員・学生間でデータを共有できるファイル共有サービス、学科及び部門内の教職員ある

いは全教職員に一斉にメールを送信できるメールサービス、学生の個人情報・就職活動状

況を閲覧できる「就職支援システム」を構築している。これらのサービスの利用を促すた

め、利用マニュアルを作成して全教職員に配布している【備付資料 89】。その結果、徐々

にではあるがこれらのサービスの利便性が認知・活用されつつある。 授業を行うための特別教室の整備状況としては、表Ⅲ-C-1 に示したコンピュータ教室を

整備している。また、通常の講義においても技術的資源を活用できるよう一部の講義室に

無線 LAN アクセスポイント及びプロジェクタを整備している。

表Ⅲ-C-1 本学のコンピュータ教室の概要

校舎 教室番号・名称 面積(m2) コンピュータ台数 その他設備

1 号館 202 情報処理演習室 116.48 教員用 1 台 学生用 48 台

カラーレーザープリンタ 1 台 モノクロレーザープリンタ 4 台 プロジェクタ 1 台 教材提示モニタ 24 台

205 CG 演習室 ※平成 27 年度より廃止

110.54 教員用 1 台 学生用 40 台

カラーレーザープリンタ 1 台 モノクロレーザープリンタ 6 台 プロジェクタ 1 台 教材提示モニタ 20 台

3 号館 208 医療秘書演習室 94.30 教員用 1 台 学生用 40 台

カラーレーザープリンタ 1 台 モノクロレーザープリンタ 4 台 プロジェクタ 1 台 教材提示モニタ 20 台

表Ⅲ-C-2 コンピュータ教室を主に使用する学科及び導入ソフトウェア

校舎 教室番号・名称 主に使用する学科 導入ソフトウェア

1 号館 202 情報処理演習室 美容ファッションビジネス学科 保育学科 専攻科 介護福祉専攻

Microsoft Windows 7 Microsoft Office 2010 日本商工会議所 日商 PC 検定 試験システム 日本商工会議所 日商 PC 検定 Basic テクノツール株式会社

WIN-BES99

205 CG 演習室 ※平成 27 年度より廃止

美容ファッションビジネス学科 Microsoft Windows 7 Microsoft Office 2010 Adobe Photoshop CS3

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東筑紫短期大学 基準Ⅲ 教育資源と財的資源

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Adobe Illustrator CS3 日本商工会議所 日商 PC 検定 試験システム 日本商工会議所 日商 PC 検定 Basic

3 号館 208 医療秘書演習室 食物栄養学科 Microsoft Windows 7 Microsoft Office 2010 ケアアンドコミュニケーション株式会社 医事 Navi 26 日本商工会議所 日商 PC 検定 試験システム 日本商工会議所 日商 PC 検定 Basic

(b) 課題 技術的資源の担当部署である「情報管理センター」は、少人数のスタッフではあるが、

学生や教職員に対してきめ細かな対応を行っている。今後は、学生支援及び教員の教育研

究活動の充実、教職員の業務効率の改善に向け、教職員の情報リテラシーを高めることが

課題である。 ■テーマ 基準Ⅲ-C 技術的資源をはじめとするその他の教育資源の改善計画

学生支援のさらなる充実に向け、教職員の情報技術向上のための講習会を開催したい。

また、効果的な授業を行うために、無線 LAN アクセスポイントを整備した教室の拡充を

検討している。 <備付資料>

87. 学内 LAN の敷設状況

88. コンピュータ教室等の配置図

89. 学内情報システム利用マニュアル

[テーマ 基準Ⅲ-D 財的資源]

[区分 基準Ⅲ-D-1 財的資源を適切に管理している。]

■基準Ⅲ-D-1 の自己点検・評価 (a) 現状

学校法人全体の経営状態は、日本私立学校振興・共済事業団の「定量的な経営判断指標」

によると、「正常状態(A3)」に区分される【提出資料 27】。 短期大学の過去 3 年間の収支状況は、学生数の減少傾向が続いている中で、平成

24(2012)年度は、資金収支が収入超過、消費収支が支出超過となっている。平成 25(2013)年度は、広告費等管理経費の削減に努めるなどして、資金収支・消費収支ともに収入超過

となっている。平成 26(2014)年度は、後述するように教育研究条件の充実向上のために、

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基準Ⅲ 教育資源と財的資源 東筑紫短期大学

110

多額の教育研究経費を投じた結果、資金収支・消費収支ともに支出超過となっている【提

出資料 24,28~30】。 また、短期大学の帰属収支差額の 3 年間の推移としては、「平成 24(2012)年度:支出超

過(帰属収支差額比率▲0.8%)」、「平成 25(2013)年度:収入超過(帰属収支差額比率 7.6%)」、

「平成 26(2014)年度:支出超過(帰属収支差額比率▲10.9%)」で推移している【提出資

料 26】。平成 26(2014)年度に関しては、併設校九州栄養福祉大学リハビリテーション学部

が完成年度を迎えるにあたり、大学設置・学校法人審議会学校法人分科会の指導に従い、

教育研究条件の充実向上に努めるべく、大学部門のみならず、短期大学を含めた学校法人

全体で校舎の大規模修繕等に取り組んだ結果である。ただし、これは単年度のみの特殊事

情である。 学校法人全体の貸借対照表の 3 年間の推移としては、平成 24(2012)年度(資産総額:

160 億 2,607 万円、負債総額:17 億 2,977 万円)、平成 25(2013)年度(資産総額:163 億

8,981 万円、負債総額 16 億 7,862 万円)、平成 26(2014)年度(資産総額 164 億 9,344 万

円、負債総額 16 億 2,119 万円)となっており、資産総額の増加と負債総額の減少の傾向が

続いている【提出資料 25,31~33】。このことから、平成 26(2014)年度の総負債比率は 9.8%となっており、大学法人の全国平均 12.6%(医師系法人を除く)を下回っている。その他

の貸借対照表関係比率も概ね全国平均よりも良好な水準にあり、健全に推移している。 短期大学と学校法人全体の財政の関係については、これまで短期大学部門が学校法人全

体の財政状態の安定化に貢献してきたが、平成 26(2014)年度は 3 学科が定員割れを起こ

す結果となった。これを受け、美容ファッションビジネス学科の入学定員削減を行う等、

定員規模の適正化に努めている。また、平成 27(2015)年度以降は、併設校九州栄養福祉大

学リハビリテーション学部が、私立大学等経常費補助金の補助対象学部となることから、

短期大学と学校法人全体の財政は、ともに健全な方向に向かっている。 短期大学の存続を可能とする財政を維持すべく、少子化が進行する中でも、短期大学単

独で帰属収支差額が収入超過となるよう財政状態の健全化を目指している。収入増を図る

取組としては、定員規模の適正化による補助金収入の増加や併設高校との連携による内部

進学者の増加に努めている。支出減を図る取組としては、広告費等管理経費の見直しを継

続的に行っている。また、資金の借り入れ等は行っておらず、短期大学の存続を可能とす

る財政を維持しているといえる。 短期大学及び学校法人全体の退職給与引当金は、それぞれ期末要支給額の 100%を引き

当てている。また特定資産としては、退職給与引当特定資産のほかに、施設設備拡充費引

当特定資産、第 3 号基本金引当特定資産等を保有している。 これらの資産の運用については、「学校法人東筑紫学園資産運用規程」に基づき、大口定

期預金を中心に、安全性を第一とする運用を行っている。 短期大学の教育研究経費比率は、平成 24(2012)年度 26.1%、平成 25(2013)年度 26.8%、

平成 26(2014)年度 45.1%と帰属収入の 25%程度を確保しており、教育研究活動に対して

必要な資金配分を行っている。 短期大学の教育研究用施設設備及び学習資源への資金配分としては、毎年度の事業計画

に基づき【提出資料 36】、各学科から提出される予算申請を精査することで、適切な資金

配分が施され、毎年度の予算書に反映されている【提出資料 37】。

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東筑紫短期大学 基準Ⅲ 教育資源と財的資源

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短期大学の定員充足状況としては、少子化による学生数の減少が続いており、平成

26(2014)年度の収容定員充足率は 89.2%となっている。これは、3 学科で定員割れを起こ

した結果である。このため、平成 26(2014)年度に美容ファッションビジネス学科の入学定

員を 85 人から 50 人に削減するなどして、定員充足率が妥当な水準となるよう定員規模の

適正化に努めてきたところである。 この結果、短期大学の平成 27(2015)年 5 月 1 日現在の収容定員充足率は、91.0%となっ

ている。また、社会人学生の受け入れ・男女共学化の推進・中途退学防止の取組等、学生

の安定的な確保に努めることで、健全な財務体質を維持している。 (b) 課題

財務内容に関しては、平成 26(2014)年度、大学・短期大学・高等学校の各部門で校舎の

大規模修繕等に取組み、学校法人全体での帰属収支差額は収入超過となったものの、短期

大学部門単独では支出超過となっている。ただし、これは単年度のみの特殊事情であり、

早期に帰属収支差額の収入超過を目指す。そのために、今後も学生数の確保や経費の見直

しにより、財務基盤の強化を図っていくことが課題である。 [区分 基準Ⅲ-D-2 量的な経営判断指標等に基づき実態を把握し、財政上の安定を確保

するよう計画を策定し、管理している。]

■基準Ⅲ-D-2 の自己点検・評価 (a) 現状

本学は、地域密着型の短期大学として、現在の我が国が抱える少子高齢化や待機児童問

題といった様々な問題の解決のために、保育士・栄養士・介護福祉士等の専門的人材を卒

業生として数多く輩出してきた。将来的にも、本学の果たすべき役割はますます大きくな

っていくものと思われる。 本学の強みとしては、各学科とも、美容師国家試験受験資格(美容ファッションビジネ

ス学科)、保育士資格・幼稚園教諭二種免許状(保育学科)、栄養士免許(食物栄養学科)、

介護福祉士資格(専攻科介護福祉専攻)をはじめとする、各種国家資格や免許の取得を目

指すことで、多くの学生が就職活動を有利に展開し、希望先への就職内定を獲得している。 そのほかの強みとして、美容ファッションビジネス学科は、短期大学では九州初となる

美容師コースを擁しており、プロの技術を修得するための最新美容設備を揃えた実習室を

設置している。保育学科では、キャンパス内の附属幼稚園において、学生と園児の触れ合

う機会を頻繁に設けており、より実践的な教育を行っている。食物栄養学科は、市内唯一

の栄養士養成課程であり、充実した調理設備・機器を完備するとともに、多彩な調理技術

を身に付けるための教育を行っている。 しかし一方で、校舎の老朽化など、いくつかの問題も表面化してきている。このような

状況下では、収入と支出のバランスの見直しが必要となってくる。 学納金については、金額を見直す時期とも思われるが、経済状態の低迷や学生募集対策

の面からも、引き上げは困難である。当面、学納金については現状維持とする方針である。

そのほか、中途退学防止の取組として、①「クラス担任」を中心とした学生相談体制の充

実、②経済的困難学生に対する相談体制の充実などに努めてきたが、今後もこうした取組

を継続していく。

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基準Ⅲ 教育資源と財的資源 東筑紫短期大学

112

人事計画については、今後、団塊世代の退職や少子化の進行が重なる中で、退職教員補

充の必要性、有能な若手教員の獲得等を視野に入れた、中長期にわたる計画的な採用を検

討する。 施設設備については、校舎等施設の老朽化により、平成 26(2014)年度には、経年劣化に

伴う補修や修繕等を行った。しかし、一部の校舎にいたっては、築 50 年近く経過している

ことから、将来的には建替えが必要である。厳しい財政事情ではあるが、今後、施設設備

の将来計画の見直し等により、最小限の財源を確保して整備に当たる【提出資料 34】。 寄付金募集については、寄付者への減税効果を高めるべく、「特定公益増進法人であるこ

との証明書」や「税額控除に係る証明書」の交付を受けるなど、各種取組を行ってきたが、

今後も在学生の保護者を中心に、引き続き寄付金募集に鋭意取り組んでいく方針である【備

付資料 90,91】。 外部資金については、科学研究費補助金の獲得に取り組んできた結果、平成 21(2009)年

度に 1 件の新規採択(若手研究(B))を受けたほか、平成 22(2010)年度にも 1 件の新規

採択(基盤研究(C))を受けている。その後、平成 23(2011)年度から平成 26(2014)年度

までの 4 か年にわたって、再び新規採択からは遠ざかっている。そのため、朝礼や電子メ

ールでの周知強化を行い、平成 26(2014)年度・平成 27(2015)年度の公募に対して、それ

ぞれ 1 件の申請に結びついたものの、採択にまで至っていない。今後は、学内向けの説明

会を行うなどの対策が必要である。

短期大学全体及び各学科の定員管理に関しては、教育研究条件と経営効率を両立すべく、

定員規模の適正化を行ってきた。美容ファッションビジネス学科では、平成 26(2014)年度

に入学定員を 85 人から 50 人に減じた。また、入学者数の増加を図る取組として、女子学

生のみの受入れであった保育学科・美容ファッションビジネス学科の男女共学化を推進し

てきた。その結果、平成 27(2015)年 5 月 1 日における短期大学全体の男子学生数は 27 人

であり、全体の 4.7%を占めるまでになった。 学内に対する経営情報公開の取組としては、毎年度の計算書類の概要や事業報告書をウ

ェブサイト上で公表しているほか【提出資料 35、備付資料 92】、「職員 SD 研修」を開催す

るなど、学校法人全体の財政状況に関して説明の機会を設けてきた。今後も随時、機会を

設けて学校経営に関する勉強会を開催し、教職員の危機意識の共有化を図っていく方針で

ある。 (b) 課題

本学は、少子化の影響を踏まえ、定員規模の適正化や一部学科の男女共学化により、必

要な学生数の確保に努める一方、経費の削減等により、収支バランスの改善に努めてきた。 しかし、今後さらなる少子化の進行が想定されており、教職員の危機意識の共有が不可

欠である。また、科学研究費補助金など外部資金の獲得や、「私立大学等改革総合支援事業」

の採択など、学納金以外の収入増を図ることも必要である。支出に関しても、管理経費の

見直しや省エネ対策等の推進により、経費のさらなる削減に努めることが課題である。 ■テーマ 基準Ⅲ-D 財的資源の改善計画

平成 26(2014)年度末の経営判断指標は「正常状態(A3)」に該当しているものの、今後、

耐震基準未充足の校舎等施設の建替えを念頭に、中長期の財務計画の見直しに着手する。

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東筑紫短期大学 基準Ⅲ 教育資源と財的資源

113

<提出資料>

24. 資金収支計算書・消費収支計算書の概要

25. 貸借対照表の概要

26. 財務状況調べ

27. キャッシュフロー計算書

28. 資金収支計算書・資金収支内訳表・消費収支計算書・消費収支内訳表(平成 24 年度)

29. 資金収支計算書・資金収支内訳表・消費収支計算書・消費収支内訳表(平成 25 年度)

30. 資金収支計算書・資金収支内訳表・消費収支計算書・消費収支内訳表(平成 26 年度)

31. 貸借対照表(平成 24 年度)

32. 貸借対照表(平成 25 年度)

33. 貸借対照表(平成 26 年度)

34. 教育環境整備の基本方針

35. 平成 26 年度 事業報告書

36. 平成 27 年度 予算説明資料(事業計画書)

37. 平成 27 年度 予算書

<備付資料>

90. 寄付金募集趣意書

91. 寄付金募集要項

92. 財産目録及び計算書(平成 24 年度~平成 26 年度)

■基準Ⅲ 教育資源と財的資源の行動計画

教員については、科学研究費補助金や各種研究財団の助成金への応募申請に当たって、

学内説明会を開催するなど、競争的外部資金の公募情報を積極的に提供する体制を強化し、

教員の研究環境の整備に努める。 職員については、SD 研修の開催や情報技術の向上に関する講習会を開催するなど、職

員の事務処理能力の向上に努める。 財政面では、少子化による学生数の減少に伴い、支出の見直しを図るとともに、老朽化

校舎の建替え・大規模修繕のための資金計画を盛り込んだ中長期の財務計画の見直しに着

手する。 ◇基準Ⅲについての特記事項

特になし。

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基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス 東筑紫短期大学

114

【基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス】

■基準Ⅳの自己点検・評価の概要 本学では、経営部門を理事長が中心となる最高意思決定機関である理事会が統括し、ま

た、教授会を中心とする教学部門及び教職員を学長が統督するガバナンス体制を確立して

いる。 平成 26(2014)年度より、理事長と代表理事(学長)及び法人事務局長(理事)と法人事

務局を法人本部とし、理事会の意思決定を強化する体制を構築した。更に、理事会及び法

人本部の下に「IR(Institutional Research)推進本部」を設置し、理事会及び法人本部の

意思決定を支援し、大学ガバナンス改革を推進する組織体制を整備した。 《理事長のリーダーシップ》

本学園理事長の宇城照燿は、建学の精神と教育理念を深く理解しており、学園の発展に

寄与できる者である。 理事長の職務については、「学校法人東筑紫学園寄附行為」第 11 条の規定により、「この

法人を代表し、その業務を総理する」と定めている【提出資料 38】。 また、学校法人東筑紫学園の教職員が、建学の精神に基づく教育理念を体現できる環境

作りに尽力している。【備付資料 93】 《理事会の運営》

本学園の理事会は、理事長を中心として理事及び学園の経営全般を統括し、最高意思決

定機関としての機能を発揮している。毎年、定期的に学園の財務・教学及び学園の重要課

題を審議し、学園の教育上の社会的使命を発揮できるよう意思決定を行っている。【備付資

料 94,95】 《理事の構成》

本学園の理事会を構成する理事には、学校法人の建学の精神を理解し、法人の健全な経

営について学識及び見識を有している者が就任している。 理事の選任については、私立学校法等の規定に基づき選任が行われている。 理事の構成については、学校教育法第 9 条(校長及び教員の欠格事由)の規定が、「学校

法人東筑紫学園寄附行為」【提出資料 38】第 10 条(役員の解任及び退任)の規定に準用さ

れており、本学園の理事は法令に基づき適切に構成されている。 《学長のリーダーシップ》

本学学長の室井廣一は、短期大学設置基準第 22 条の 2 にもあるように「人格が高潔で、

学識が優れ、かつ、大学運営に関し識見を有すると認められる者」として、建学の精神に

基づく教育研究を続け、その教育理念に基づいて教職員を統督するとともに、学生の教育

指導にも当たりながら短期大学の向上・充実に努めている。また、学長は「東筑紫短期大

学学長選任規程」に基づき選任され、教学運営の職務遂行に努めるなど、短期大学の運営

全般に適切なリーダーシップを発揮している【備付資料 96,97】。 《教授会の運営》

平成 26(2014)年の学校教育法の一部改正に基づいて、本学における内部規則の総点検・

見直しを行った。特に、従来の教授会運営規程を廃止し、新たに教授会規程として、教授

会及び管理職会議等を通じて、慎重な審議に基づき整備した。 教授会の運営に当たっては、「東筑紫短期大学学則」のほか、「東筑紫短期大学教授会規

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東筑紫短期大学 基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス

115

程(旧名称:東筑紫短期大学教授会運営規程)」等の規程を整備し、これら諸規程に基づい

て教授会の運営を行っている【備付資料 96】。 教授会の議事録については、教授会で承認された事項について、教務課が議事内容を確

認の上、整備を行っている【備付資料 98】。 《監事の業務》

本学園の監事は、学校法人の業務及び財産の状況について、「学校法人東筑紫学園寄附行

為」第 16 条に基づき適宜監査を行うとともに、「理事会に出席して意見」を述べている。

また、毎会計年度、監査報告書を作成し、当該会計年度終了後 2 月以内に理事会及び評議

員会に提出するなど、「学校法人東筑紫学園寄附行為」に基づいて、適切に業務を行ってい

る【提出資料 35、備付資料 119】。 また、平成 26(2014)年度より、監事による教学部門に対する監査を「IR 推進本部」の

支援(学科へのヒアリング等)【備付資料 121】を通じて行い、監事機能の強化を図った。 《評議員会の運営》

本学園における評議員会の運営に関しては、理事会の諮問機関として、「学校法人の業務

若しくは財産の状況又は役員の業務執行の状況について、意見を述べ、若しくはその諮問

に答え、役員から報告を徴すること」としている【備付資料 94,120】。 《ガバナンス》

本学では、大学ガバナンスについて、建学の精神及び本学の教育理念や大学設置理念に

基づいた組織体制として、次の 4 つの部門に集約している。①教育研究を主とする教授会

を中心とした教学マネジメント部門②経営を支える財務部門③人事・労務を中心とした組

織マネジメント部門④すべての部門を統括する理事会と法人本部を中心とした経営戦略部

門―である。 本学では、これら大学ガバナンスを理事会及び法人本部を中心に、教授会及び各行政部

局との緊密な連携・協力及び情報共有や合意形成によって推進していくシステムを構築し

ている。【備付資料 122】 本学では、学長のリーダーシップの強化及びそれに伴う権限と責任の一致、そして、教

育研究を主とする教授会の役割の明確化に力点を置いた大学改革を推進してきたが、平成

27(2015)年度以降も、この大学ガバナンス改革をさらに軌道に乗せていく計画である。 <提出資料>

35. 平成 26 年度 事業報告書

38. 学校法人東筑紫学園寄附行為

<備付資料>

93. 履歴書(理事長)

94. 学校法人実態調査表

95. 東筑紫学園理事会議事録(平成 24 年度~平成 26 年度)

96. 学校法人東筑紫学園 規程集

97. 教員個人調書(学長)

98. 東筑紫短期大学教授会会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

119. 監事による監査・その他活動記録(平成 24 年度~平成 26 年度)

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基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス 東筑紫短期大学

116

120. 東筑紫学園評議員会議事録(平成 24 年度~平成 26 年度)

121. 教学監査ヒアリング報告書

122. 平成 26 年度 IR 推進活動総括(本学における IR の体系化と組織化及びその実態と課題)

[テーマ 基準Ⅳ-A 理事長のリーダーシップ]

[区分 基準Ⅳ-A-1 理事会等の学校法人の管理運営体制が確立している。]

■基準Ⅳ-A-1 の自己点検・評価 (a) 現状 《理事長のリーダーシップ》

本学園理事長の宇城照燿は、東筑紫短期大学・九州栄養福祉大学の学長、東筑紫学園高

等学校・照曜館中学校の校長を歴任し、各設置学校の経営に精通しており、今日まで学園

の発展に対して堅実な努力を積み重ねてきている。 また、理事長は、「学校法人東筑紫学園寄附行為」【提出資料 38】第 35 条の規定に従っ

て、毎会計年度終了後 2 月以内に、監事の監査を受け、理事会の議決を経た決算及び事業

の実績(財産目録、貸借対照表、収支計算書及び事業報告書)を評議員会に報告し、その

意見を求めている。 理事長は学校法人を代表し、日本私立短期大学協会理事及び九州地区私立短期大学協会

理事を務め、学内外の教育及び経営情報の収集に努めている。 このように、理事長は、学校法人の運営全般に適切なリーダーシップを発揮している。

【備付資料 93】 《理事会の運営》

本学園の理事会は、「学校法人東筑紫学園寄附行為」第 17 条の規定により、「学校法人の

業務を決し、理事の職務の執行を監督」している。なお、理事長が理事会を招集し、議長

を務めている。 理事会の具体的な業務内容については、「学校法人東筑紫学園理事会の事務委任に関す

る規程」第 2 条に規定している【備付資料 96】。なお、この第 2 条各号に規定しているも

のを除いて、学長、校長、園長の各所属長に事務の一部を委任している。とりわけ、第 2条第 1 項第 9 号における学則の制定・改廃については、各所属長の専決事項としている。

また、理事会は、短期大学の第三者評価受審に当たって意思決定を行っているほか、自

己点検・評価の推進にも努めており、理事会は第三者評価に対する役割を十分に果たして

いる。 短期大学運営に関する理事会の法的責任については、学校法人東筑紫学園の最高意思決

定機関である理事会が、短期大学の経営に関わる学則変更や、その他経営及び教学に関す

る重要事項について、最終的な審議・決定を行っていることから、理事会は、短期大学の

運営に関して法的責任があることを認識している。 また、理事会の議決を経た決算及び事業の実績を外部へ公開するため、学校法人は、私

立学校法第 47 条の規定に基づき、平成 17(2005)年度に「学校法人東筑紫学園財務書類

等閲覧規程」の整備を行っている。これにより、財務情報の開示請求に対しては、財産目

録・貸借対照表・収支計算書・事業報告書・監事監査報告書の閲覧が可能となっている。

なお、平成 19(2007)年度からは、ウェブサイト上でも財務情報の公開を行っており、在

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東筑紫短期大学 基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス

117

学生・保護者その他の利害関係者への説明責任を果たしている。 そのほか、理事会は、学校法人運営及び短期大学運営のために、「学校法人東筑紫学園組

織規程」等、必要な規程を整備しており、これら諸規程に従って、重要事項の審議・決定

を行っている。このように、理事会は学校法人の最高意思決定機関として適切な運営を行

っている【備付資料 94,95】。 《理事の構成》

本学園の理事会を構成する理事には、学校法人の建学の精神を理解し、法人の健全な経

営について学識及び見識を有している者が就任している。 理事の選任については、私立学校法第 38 条及び「学校法人東筑紫学園寄附行為」【提出

資料 38】第 6 条の規定に基づき、学園関係者のみならず、外部の学識経験者からも理事を

選任している。 理事の構成については、学校教育法第 9 条(校長及び教員の欠格事由)の規定が、「学校

法人東筑紫学園寄附行為」第 10 条(役員の解任及び退任)の規定に準用しており、本学園

の理事を法令に基づき適切に構成している。 (b) 課題 理事会は、理事長のリーダーシップのもと、私立学校法・学校教育法・短期大学設置基

準等に基づき、教学部門や管理部門との連携による管理運営体制を確立している。 ■テーマ 基準Ⅳ-A 理事長のリーダーシップの改善計画

理事会と理事長及び代表理事を中心とする法人本部が経営の核となり、各学科及び行政

部局とも連携協力して短期大学及び学校法人東筑紫学園における大学ガバナンス改革の推

進を図る予定である。 また、平成 26(2014)年度より監事機能の強化のため、開始した教学監査を軌道に乗せ、

更なる大学教育改革の推進を図っていく計画である。 <提出資料>

38. 学校法人東筑紫学園寄附行為

<備付資料>

93. 履歴書(理事長)

94. 学校法人実態調査表

95. 東筑紫学園理事会議事録(平成 24 年度~平成 26 年度)

96. 学校法人東筑紫学園 規程集

[テーマ 基準Ⅳ-B 学長のリーダーシップ]

[区分 基準Ⅳ-B-1 学習成果を獲得するために教授会等の短期大学の教学運営体制が確

立している。]

■基準Ⅳ-B-1 の自己点検・評価 (a) 現状 《学長のリーダーシップ》

本学学長の室井廣一は、平成 13(2001)年の就任以来、創設者宇城信五郎の起草した建学

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基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス 東筑紫短期大学

118

の精神「筑紫の心」に基づき、「教職員学生生徒が心をひとつにして勇気、親和、愛、知性

の四つの心の芽を種蒔き育てていく」ことに心血を注いできた。また、創設者の建学の精

神に基づく「お掃除」の精神を引き継ぎ、これを「お掃除門―宇城信五郎の教育思想-」

【備付資料 17】としてまとめ、学生の教育指導のテキストとしている。 なお、学長は若き日に創設者宇城信五郎の最晩年に師事した最後の弟子である。 このように、教学面・経営面の両面から短期大学の運営に携わってきた。学長は建学の

精神に基づく教育研究を推進し、短期大学の向上・充実に努めている。 また、大学設置準備室長として、併設校の九州栄養福祉大学を設置するとともに、本学

専攻科介護福祉専攻の設置及び生活文化学科の美容ファッションビジネス学科への改組転

換など、一連の教育改革に尽力してきた。 平成 26(2014)年度、全国の大学で展開した大学ガバナンス改革により、本学において

も、学長のリーダーシップの確立強化を図ってきたが、現在まで、14 年間にわたる学長と

しての教学及び大学経営に対する業績は大きい。 平成 26(2014)年度における学長の業績評価については、「IR 推進本部」が行い、高い業

績評価がなされた【備付資料 123】。その学長としての経営手腕と高い見識と教学に対する

リーダーシップは、毎年の学生の免許及び国家資格取得率や定員充足率などに現れている。 学長の選考については、「東筑紫短期大学学長選任規程」第 2 条・第 3 条に基づき、「教

育、研究及び教育行政上の識見を有し、かつ建学の精神を堅持する者の中から理事長がこ

れを任命」し、「理事長は教授会の意見を徴した上、理事会の承認」を得ることになってい

る。このように、学長は、「東筑紫短期大学学長選任規程」に基づき選任され、教学運営の

職務遂行に努めており、短期大学の運営全般に適切なリーダーシップを発揮している。【備

付資料 97】 《教授会の運営》

教授会の開催に当たっては、「東筑紫短期大学学則」第 45 条に基づき、「学長がこれを招

集する」としている。また、教授会の審議事項については、「東筑紫短期大学学則」第 48条に定めており、教授会を教育研究上の審議機関として適切に運営している。

教授会の運営に当たっては、「東筑紫短期大学学則」のほか、「東筑紫短期大学教授会規

程(旧名称:東筑紫短期大学教授会運営規程)」等の規程を整備しており、これら諸規程に

基づいて教授会を運営している【備付資料 96】。なお、本学は、同じキャンパス内に併設

校である九州栄養福祉大学を有しているが、教授会は別々に開催している。 教授会の議事録については、教授会で承認された事項について、教務課が議事内容を確

認の上、議事録の整備を行っている【備付資料 98】。 また、教授会は、学習成果及び三つの方針(アドミッション・ポリシー、カリキュラム・

ポリシー、ディプロマ・ポリシー)に対する認識を有しており、その内容について承認を

行っている。なお、これら三つの方針については、学生便覧やウェブサイト等を通じて、

学内外への公表も行っている【提出資料 2,11、備付資料 1】。 そのほか、教授会の付託審議機関として、各種常置委員会(「人事委員会」「運営委員会」

「教務委員会」「学生委員会」「厚生委員会」「図書館運営委員会」等)【備付資料 104~109】を「東筑紫短期大学常置委員会運営規程」「東筑紫短期大学常置委員会運営細則」等に基づ

き設置している。なお、各種常置委員会の審議事項は、「東筑紫短期大学常置委員会審議事

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東筑紫短期大学 基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス

119

項」として定めている。ただし、今回の学校教育法の改正に伴い、平成 26(2014)年度をも

って「人事委員会」及び「運営委員会」を廃止した。 このように、教授会の下には、教育上の委員会をはじめとする各種委員会を設置し、適

切に運営している。 そのほかの委員会として、「ハラスメント防止委員会」「FD 委員会」「衛生委員会」「教職

課程委員会」「教養教育委員会」「動物実験委員会」「自己点検・評価委員会」等が各委員会

規程に基づき運営されており【備付資料 110,112~117】、各委員会の開催については、毎

週の学内報を通じて周知している【備付資料 118】。 また、「教授会研究発表会」をはじめとする FD 活動推進のために、「教授会研究発表世

話人会」を設置するとともに【備付資料 111】、各学科の公開授業をはじめとした FD 活動

推進のための活動及び会議を活発に行っている【備付資料 99~102】。 そのほか、教授会とは別に、短期大学の運営全般について協議する場として、毎週月曜

日に「部科課長会議」を開催しており、学長、副学長はじめ教学部門の責任者である各学

部長(併設校九州栄養福祉大学)及び各学科長、事務部門の責任者である部長・次長・課

長職が全員参加し、学校行事や学校業務の円滑な遂行のための意思疎通を図っている【備

付資料 103】。 (b) 課題

学長のリーダーシップの下、教授会を中心とした組織及び教員の授業改善(FD 活動)

や地域社会貢献活動(産学官連携を含む)、更には、この教育改善を支援する行政職員によ

る SD 活動等を中心とする教育改革が PDCA サイクルによって検証・評価され、更なる学

生の質の保証が担保されるシステムを確立していくことが今後の課題である。 ■テーマ 基準Ⅳ-B 学長のリーダーシップの改善計画

平成 26(2014)年の学校教育法改正において、学長のリーダーシップの確立や教授会の

役割の明確化(教育研究を中心とする内容)が盛り込まれたことに伴い、本学では学則及

び「東筑紫短期大学教授会運営規程(新名称:東筑紫短期大学教授会規程)」等、各種規程

の総点検・見直しを行った【備付資料 96】。 今後も、「学長部局」や「部科課長会議」における執行部門の更なる強化等、学長のリー

ダーシップを補佐する体制の整備をはじめ、随時、教授会を中心とした教学マネジメント

での教学運営体制の見直し・点検を行うとともに、教育改革を推進していく方針である。 また、学長のリーダーシップの確立・強化は、それを監視する機能も強化する必要があ

る。そのためには、学長の権限と責任との一致を図る必要がある。平成 26(2014)年度に実

施した学長の業績評価を継続することと、更なる監事機能の強化(監事の専任化も含む)

も検討していく計画である。 <提出資料>

2. 東筑紫短期大学学生便覧 2014

11. 本学ウェブサイト「情報公開」→「教育目標と 3 つのポリシー」http://www.hcc.ac.jp/about/info.html

<備付資料>

1. 東筑紫短期大学学生便覧 2015

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基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス 東筑紫短期大学

120

17. お掃除門-宇城信五郎の教育思想

97. 教員個人調書(学長)

96. 学校法人東筑紫学園 規程集

98. 東筑紫短期大学教授会会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

99. 美容ファッションビジネス学科 学科会議・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

100. 保育学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

101. 食物栄養学科 学科会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

102. 専攻科 科内会議録・FD 会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

103. 部科課長会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

104. 人事委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

105. 運営委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

106. 教務委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

107. 学生委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

108. 厚生委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

109. 図書館運営委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

110. ハラスメント防止委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

111. 教授会研究発表世話人会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

112. FD 委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

113. 衛生委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

114. 教職課程委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

115. 教養教育委員会議録(平成 26 年度)

116. 動物実験委員会議録(平成 24 年度~平成 26 年度)

117. 自己点検・評価委員会(認証評価委員会)会議録(平成 26 年度)

118. 平成 26 年度学内報綴

123. 学長の業績評価報告書(IR 推進本部)

[テーマ 基準Ⅳ-C ガバナンス]

[区分 基準Ⅳ-C-1 監事は寄附行為の規定に基づいて適切に業務を行っている。]

■基準Ⅳ-C-1 の自己点検・評価 (a) 現状

本学園では、私立学校法第 35 条の規定に従って、2 人の監事(非常勤)を置いている。

監事の選任については、「学校法人東筑紫学園寄附行為」第 7 条の規定により、理事、職員

又は評議員以外の者であって、「理事会において選出した候補者のうちから、評議員会の同

意を得て、理事長が選任」している【提出資料 38】。 なお、監事は、「学校法人東筑紫学園監事監査規程」に基づいて適切な監事監査を行って

いる【提出資料 35、備付資料 119】。また、平成 26(2014)年度より、従来の業務監査に加

え、教学監査を行った。教学監査については、教育改革を目指す本学の取組みを検証・評

価することを目的として、「IR 推進本部」と法人本部が各学科にヒアリングを行った結果

を取りまとめ、監事監査で監事に報告し、意見等を徴するという形式で行った【備付資料

121,122】。

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東筑紫短期大学 基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス

121

ただし、この教学監査の対象は、あくまで学科としての教育改善の取組みであり、各教

員個人の研究等を対象としたものではない。 (b) 課題

本学園の監事は、これまで私立学校法等の規定に基づき、学校法人の業務及び財産の状

況について適宜監査を行ってきたが、平成 26(2014)年度より、教学面についても監査を実

施することとなった【備付資料 121,122】。 今後は、教学監査に関する内容を追加した規程の改正を平成 27(2015)年度に行う予定

である。更に、教学監査を含む監事監査の内容の充実や公認会計士との連携強化により、

監査体制の充実強化に努めていく方針である。 また、職員の能力開発と業務改善を目指す SD の推進が業務監査によって検証・評価さ

れるシステムを軌道に乗せることである。 [区分 基準Ⅳ-C-2 評議員会は寄附行為の規定に基づいて開催し、理事会の諮問機関と

して適切に運営している。]

■基準Ⅳ-C-2 の自己点検・評価 (a) 現状

本学園の評議員会は、私立学校法第 41 条第 2 項の規定により、理事の定数(8 人~16人:現在 11 人)の 2 倍を超える 29 人の評議員をもって、組織している(平成 27(2015)年 5 月 1 日現在)。

また、評議員会は、私立学校法第 42 条の規定に基づき、理事会の諮問機関として適切な

運営を行っている【備付資料 94,120】。 (b) 課題

評議員会の運営については、早期に日程調整等を行い、評議員の会議への出席率を高め、

評議員が学校法人の業務全体の状況について、十分に把握できるような対策を講じていく

方針である。 評議員会は、理事会の諮問機関として機能しているが、今後は経営責任を有する理事会

の運営に対する、監視的機能を併せ持っていく必要がある。更に、今後、少子化の中で経

営の専門化を図る必要性から、外部の専門的見識を有する評議員の比率を高めていく必要

がある。 [区分 基準Ⅳ-C-3 ガバナンスが適切に機能している。]

■基準Ⅳ-C-3 の自己点検・評価 (a) 現状

理事会及び法人本部を中心とした経営戦略部門については、平成 26(2014)年度より設

置した「IR 推進本部」が行うステークホルダーからの情報の集約分析に基づく政策提言に

より、より客観的な教育改善へ向けた経営戦略の策定が可能となった。これは同時に教授

会を中心とする教学部門におけるマネジメントとも連動している。 特に研究・教育に特化したガバナンス改革の下で、教授会の役割として教育改善及び教

育改革に尽力するようなシステムの構築を図った。 人事労務を中心とする組織マネジメント部門は、教職員の職務遂行の満足感及び充実感

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基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス 東筑紫短期大学

122

を深める労働環境を随時整備してきた。また、それと同時に、SD の推進により、事務職員

の業務改善及び能力開発を図っている。 「IR 推進本部」による教職協働を推進するこれらのシステムを構築することによって、

教学部門と行政部門の協力連携を可能とした。【備付資料 53,121,122】 財務部門については、本学及び本学園は、中長期計画の基本方針に沿うべく、年度ごと

の事業計画・予算編成方針を作成の上、教職員に対して予算申請上の説明を行っている。

提出された予算申請は、可能な限り新年度予算に反映されるよう申請内容の精査を行い、

予算原案として法人本部へ提出を行っている。法人本部においては、事業計画原案・予算

原案として集約し、「予算委員会」の審議を経た後、評議員会・理事会に上程し、最終的な

審議決定を行っている。 評議員会・理事会を経て決定した新年度事業計画及び新年度予算は、法人事務局から各

部門に通知し、各部門では、事務部長より 3 月末までに各学科・各部署に予算決定通知を

伝達している。予算執行に係る手続は、各学科長・課長等の承認後、起案・決裁し、執行

している。 日常的な出納業務に関しては、「学校法人東筑紫学園経理規程」【備付資料 96】に基づき、

決裁を受けた起案書・物品購入伺・支出伺・旅費交通費請求書等をもとに、出納担当者が、

伝票を作成し、支出を行っている。 計算書類・財産目録については、私立学校法及び学校法人会計基準に基づいて作成を行

い、学校法人の経営状況及び財政状態を適正に表示していることから、公認会計士からの

特段の指摘事項はない。 資産の管理に関しては、「学校法人東筑紫学園経理規程」「九州栄養福祉大学・東筑紫短

期大学備品管理規程」等、施設設備に関する諸規程【備付資料 96】を整備の上、備品台帳

等への記録や財産目録・固定資産管理台帳等の管理を適正に行っている。資金の運用に関

しては、「学校法人東筑紫学園資産運用規程」に基づき、大口定期預金を中心に、安全性を

第一とする運用を行っている。 寄付金の募集にあたっては、文部科学大臣より「特定公益法人であることの証明書」の

交付を受けてきたが、寄付者への減税効果をさらに高めるべく、平成 23(2011)年 10 月に、

「税額控除に係る証明書」の交付も受け、寄付金募集に鋭意取り組んでいる。なお、学校

債の募集は行っていない。 月次試算表の作成に関しては、学校法人全体及び各部門の「月例会計報告」を毎月適時

に作成し、経理責任者を経て理事長及び学長に報告を行っている。 教育情報及び財務情報に関しては、学校教育法施行規則第 172 条の 2、私立学校法第 47

条第 2 項に基づき、教育情報及び財務情報の公開を本学ウェブサイト上で行っているほか、

「学校法人東筑紫学園財務書類等閲覧規程」に基づき、在学生・保護者その他の利害関係

人からの請求に応じて財務書類等を閲覧に供している。(P.12:「自己点検・評価の基礎資

料(8)短期大学の情報の公表について」参照) (b) 課題

予算編成・予算執行に係る手続は、「学校法人東筑紫学園経理規程」に基づき適切に行う

など、予算編成・予算執行に関する課題は特にない。大学経営におけるガバナンスに関し

ては、大学教育改革を中心とした大学ガバナンス改革を継続し、全教職員が更にその改革

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東筑紫短期大学 基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス

123

への意識を共有していくことが課題である。 ■テーマ 基準Ⅳ-C ガバナンスの改善計画

財務部門に関しては、平成 27(2015)年度より、学校法人会計基準の新基準が適用される

ことに伴い、「学校法人東筑紫学園経理規程」の改正を行った。また、学内開催の説明会や

外部のセミナーへ職員を派遣するなど、新会計基準の理解にも努めてきた。今後も適切な

会計処理を行い、学校法人の経営状態を正確に反映した計算書類を作成・公表することで、

社会に対する説明責任を果たしていく方針である。 大学ガバナンスに関しては、理事長を中心とした理事会と、その理事会に対する監視機

能を持つ評議員会の機能と監事機能の強化、そして、学生の質を高めるために研究と教育

に特化した教授会、その教授会と教職員を統督する学長のリーダーシップ、更には、大学

のガバナンス全体を統括する法人本部の経営戦略とが一体となって、大学ガバナンス改革

を継続していく。 <提出資料>

35. 平成 26 年度 事業報告書

38. 学校法人東筑紫学園寄附行為

<備付資料>

53. 平成 26 年度 SD 活動の記録集

94. 学校法人実態調査表

96. 学校法人東筑紫学園 規程集

119. 監事による監査・その他活動記録(平成 24 年度~平成 26 年度)

120. 東筑紫学園評議員会議事録(平成 24 年度~平成 26 年度)

121. 教学監査ヒアリング報告書

122. 平成 26 年度 IR 推進活動総括(本学における IR の体系化と組織化及びその実態と課題)

■基準Ⅳ リーダーシップとガバナンスの行動計画

平成 23(2011)年度、併設校九州栄養福祉大学の新設学部の設置に伴い、開設年度である

平成 23(2011)年度から完成年度である平成 26(2014)年度に至るまで、短期大学を含む学

校法人全体の中長期的な予算と事業計画の策定を行っている。 特に、完成年度である平成 26(2014)年度には、校舎や体育館等の修繕工事を行い、学

生・教職員の利便性の向上に努めている。今後は、新たに施設設備の安全性の確保といっ

た観点から、耐震基準未充足の校舎の改築等について、資金調達等財務的要素の裏づけを

伴う具体的な中長期計画の策定に着手する。 本学では、学長のリーダーシップの強化及びそれに伴う権限と責任の一致、そして、教

育研究を主とする教授会の役割の明確化に力点を置いた大学改革を推進してきたが、平成

27(2015)年度以降も、この大学ガバナンス改革をさらに軌道に乗せていく計画である。 具体的には、地域及び社会に貢献できる人材を養成する大学のミッションを全教職員が

認識し、教職員そして各組織が、自ら率先して地域社会に対する貢献活動を展開し、教育

研究の質を高めていかなければならない。そのために、大学ガバナンスの 4 つの部門を中

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基準Ⅳ リーダーシップとガバナンス 東筑紫短期大学

124

心に全学一体となって、学生の質を高める教育改善と教育改革が継続的に行われる組織を

今後とも構築していく。

◇基準Ⅳについての特記事項

特になし。

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東筑紫短期大学 選択的評価基準

125

【選択的評価基準】 地域貢献の取組みについて 基準(1) 地域社会に向けた公開講座、生涯学習授業、正規授業の開放等を実施している。

(a) 現状 各学科・専攻科では、地域社会に向けた公開講座を定期的に実施している。その内容は、

各学科・専攻科で工夫を凝らした企画で実施している。 〔美容ファッションビジネス学科〕

本学科では、美容、ファッション、ビジネスという 3 分野のコースを展開している。そ

れぞれの特色ある内容を生かし、地域社会へ向けた公開講座「北九州市立年長者研修大学

校周望学舎シニアカレッジ」への講師派遣を行っている【備付資料 45~47】。平成 26(2014)年度においては、「印象の演出~ヘアメークアップ(美容)」「ファッションの可能性~進化

するコスチューム(ファッション)」の 2 つの講座を開講した【備付資料 47】。 〔保育学科〕

本学科では、幼稚園教諭を対象とした教員免許更新講習を開講している。正規授業の開

放に関しては、科目等履修生の積極的な受入れや卒業生を対象とした研修会等、必要に応

じて対応している。また、一般市民を対象に毎年「北九州市立年長者研修大学校周望学舎

シニアカレッジ」を開催している【備付資料 45~47】。 平成 27(2015)年 4 月からの「子ども・子育て支援新制度」施行に伴い、地域子ども子育

て支援事業を保育者養成校として平成 26(2014)年度学内に立ち上げ、7 月~8 月に 7 回実

施している【備付資料 125~127】。 対象は保護者と 0 歳児から 3 歳児までの乳幼児が集まり、講師は学科の教員が担当し、

それぞれの持ち味を活かして参加した親子が一緒に楽しめる活動を中心に、子育て相談に

も応じている。また、本取組みに学生もボランティアとして参加している。参加した学生

には、子育て支援に関わる保育実践力が培われ、授業では見られない表情豊かな姿を垣間

見ることができた【備付資料 128】。 〔食物栄養学科〕

本学科では、地域社会に向けた公開講座「北九州市立年長者研修大学校周望学舎シニア

カレッジ」への講師派遣や同学舎研修会の「健康管理コース」への講師派遣を行っている。

特に「健康管理コース」では、本学科教員が講義と調理実習を平成 21(2009)年度より毎年

実施している。【備付資料 45~47】 さらに、平成 25(2013)年 10 月には、北九州市制 50 周年記念事業としての「きたきゅ

う健康づくり応援店フェア」に本学科教員が参加し、幼児期の食事とおやつについてのリ

ーフレットや手作りお菓子の配布を行った【備付資料 130】。 (b) 課題

講座内容や活動内容、また実施時期によっては参加者数の多少があることから、今後も

地域から支持されるよう継続してさらなる工夫を図らなければならない。 (c) 改善計画

講座内容と時期の再考も継続する。また広報のあり方についてはウェブサイトやポスタ

ーの掲示に加え、対象とする分野の組織団体との連携を図る。

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選択的評価基準 東筑紫短期大学

126

<備付資料>

45. 広報誌「拓く」(2013 Vol.31)(提出資料 6)

46. 広報誌「拓く」(2014 Vol.32)(提出資料 7)

47. 広報誌「拓く」(2015 Vol.33)

125. 子育て支援事業計画(東筑紫短期大学附属幼稚園)(平成 25 年度~平成 26 年度)

126. 東筑紫短期大学附属幼稚園「第 3 回親子であそぼう!」(平成 24 年 8 月 21 日)A 親子ふれあいリトミ

ック B 親子ふれあいクッキング

127. 平成 26 年度 子育て支援事業記録「みんな集まれつくしっこ」・保育学科教育活動記録

128. 平成 26 年度 保育学科の「お兄さん・お姉さん」と一緒に遊びましょう! ~学生による子育て支援~

129. 周望学舎 研修会(平成 24 年度~平成 26 年度)

130. きたきゅう健康づくり応援店フェアスケジュール表及び配布リーフレット

基準(2) 地域社会の行政、商工業、教育機関及び文化団体等と交流活動を行っている。

(a) 現状 各学科・専攻科では、専門性やそれぞれの教育実践において、関連する地域社会の行政、

教育機関と活発な交流活動を行っている。こうした活動は、地域貢献と同時に学生の社会

参加と教育に対しても有益である。 〔美容ファッションビジネス学科〕

本学科では、地域社会の行政、商工業、教育機関及び文化団体等と、特色ある教科教育

活動を通して、教員及び学生とも、交流活動を行っている。 中でもトータルファッションクリエイトコースにおいては、産学官連携による取組みの

一環として、地域社会からの要請で実施したファッションショーや、産学連携による商品

開発等、積極的に交流活動を行っている。【備付資料 124】 〔保育学科〕

平成 26(2014)年 6 月、2 号館 3 階に保育室「つくしっこプレイルーム」が完成。記念講

座(研修会)を現場で働く幼稚園教諭、保育士を対象に実施した。 保育学科の教員は、各自治体の専門委員会委員、幼稚園教諭や保育士等が組織する団体

や各自治体が主催する研修会・研究会等の講師、体育や図画工作、音楽など各種団体の役

員や委員を務め、地域(地域交流や鯉のぼり活動など)に貢献している。【備付資料 125~128】 〔食物栄養学科〕

「北九州市立年長者研修大学校周望学舎シニアカレッジ」や、北九州市制 50 周年記念

事業である「きたきゅう健康づくり応援店フェア」などを通して地域社会の行政や商工業、

文化団体等との交流活動を活発に行っている。【備付資料 45~47】 (b) 課題

現状では、教員の地域貢献への取組みが教員個人と地域とのつながりを基に行われるケ

ースが多い。今後は、教員個人だけでなく、組織として本学と自治体や地域各種団体との

連携による取組みを強化していきたい。 (c) 改善計画

本学や他の大学等と連携して地域貢献の充実化を図る。さらに、相互の信頼関係をより

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東筑紫短期大学 選択的評価基準

127

いっそう確固たるものへ発展するよう努める。例えば特定の専門的職業に関する団体組織

の研修活動に本学が関与していくことが考えられる。 <備付資料>

45. 広報誌「拓く」(2013 Vol.31)(提出資料 6)

46. 広報誌「拓く」(2014 Vol.32)(提出資料 7)

47. 広報誌「拓く」(2015 Vol.33)

124. 平成 23(2011)年度~平成 26(2014)年度における美容ファッションビジネス学科の主な交流活動

125. 子育て支援事業計画(東筑紫短期大学附属幼稚園)(平成 25 年度~平成 26 年度)

126. 東筑紫短期大学附属幼稚園「第 3 回親子であそぼう!」(平成 24 年 8 月 21 日)A 親子ふれあいリトミ

ック B 親子ふれあいクッキング

127. 平成 26 年度 子育て支援事業記録「みんな集まれつくしっこ」・保育学科教育活動記録

128. 平成 26 年度 保育学科の「お兄さん・お姉さん」と一緒に遊びましょう! ~学生による子育て支援~

129. 周望学舎 研修会(平成 24 年度~平成 26 年度)

130. きたきゅう健康づくり応援店フェアスケジュール表及び配布リーフレット

基準(3) 教職員及び学生がボランティア活動等を通じて地域に貢献している。

(a) 現状 教職員及び学生は、各学科・専攻科の特性を活かした食・教育・子育て・医療の分野で

ボランティア活動を通して地域に貢献すると同時に学生の教育に活かしている。平成

26(2014)年度も幼稚園・保育所・小学校、また社会福祉施設へも出向いて健康教育活動を

展開し、地域貢献に努めている。 〔美容ファッションビジネス学科〕

本学科では、教職員及び学生の、地域社会に向けたボランティア活動への参加を、積極

的に促している。その一例として、平成 25(2013)年度には美容クリエイトコースの教員

が、ボランティア活動で地域の福祉施設へ出向き、「メークアップ講座」を実施し好評であ

った。この経験を踏まえ、平成 26(2014)年度から美容クリエイトコースの学生へ向け、専

門教育科目「美容福祉」を新設した。 〔保育学科〕

本学科では、県内の幼稚園、保育園、そして北九州市が主催するイベントに教員と学生

が参加し、市内全域から訪れる保護者と子どもたち、高齢者を対象に保育活動を展開して

いる。平成 26(2014)年 2 月には、第1回「北九州マラソン」にボランティアとして参加

し、感動を共有した。 〔食物栄養学科〕

本学科では、地域社会に向けた取組みを実施する際には、必ず学生に参加を促している。

学生はボランティアで参加することにより栄養士としての学びとともに地域の人々との交

流活動も行っている。 また、附属幼稚園主催の「親子ふれあいお菓子づくり」【備付資料 131】にも学生はボラ

ンティアで参加し、園児に指導しながらのおやつ作りは貴重な体験となっている。これら

は建学の精神にある社会に奉仕する人間像の学びの具現化であると考える。

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選択的評価基準 東筑紫短期大学

128

(b) 課題 本学の教職員及び学生によるボランティア活動が、その後の学習成果を高めるとともに

社会で求められる人材育成に寄与しているかどうかを確認することが求められる。 また、文部科学省の「大学教育・学生支援推進事業[テーマ B]学生支援推進プログラ

ム」で取り組んだ経験を基盤として、地域貢献することができたが、今まで以上に推進す

る。今後も、教職員及び学生とも、各コースの特色を生かした内容で、地域社会へ向けた

ボランティア活動に積極的に取組む方針である。 (c) 改善計画

ボランティア活動への参加にあたり、教職員及び学生が独自に取組むだけでなく、例え

ば本学が行政や各種団体の事業と連携し、ボランティア活動に取組みやすい環境を整備す

ることも検討する必要がある。 保育学科では、建学の精神である「筑紫の心」(勇気、親和、愛、知性)でボランティア

活動を進め、専門性豊かな保育者を育成するために、キャリア教育の一端としてインター

ンシップに繋げる活動を推進している。 <備付資料>

131. 東筑紫短期大学附属幼稚園児とのふれあいお菓子づくり(平成 24 年 9 月 4.5.6 日)

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東筑紫短期大学 巻末

【巻末】

美容ファッションビジネス学科 平成 27(2015)年度教育課程 (1) 学科共通科目

講義 演習 実習(実技)

必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

心 理 学 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

美 術 ○ 2 ○ 30 (1)

国 語 ○ 2 ○ 40 (1)

社 会 福 祉 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

社 会 学 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

経 済 学 ○ 2 ○ ビジネスのみ平成28年度開講予定

統 計 学 ○ 2 ○ 14 (1) ビジネスのみ

 

国 際 理 解 2 ○ 0 ※講義と研修

英 語 Ⅰ ○ 1 ○ 42 (1)

英 語 Ⅱ ○ 1 ○ 42

スポーツ健康科学Ⅰ ○ ○ 1 ○ 42 (1)

スポーツ健康科学Ⅱ ○ ○ 1 ○ 42

美容ファッションビジネス論 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

プレゼンテーション論 ○ 2 ○ 42 (2)

情 報 リ テ ラ シ ー ○ 2 ○ 42 (1)

キャリアアップ演習Ⅰ ○ 1 ○ 42 (1)

キャリアアップ演習Ⅱ ○ 1 ○ 平成28年度開講予定

人 間 関 係 論 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

カラーコーディネート ○ 2 ○ 42

ネ イ ル ア ー ト ○ 1 ○ 33 (1)

ア ロ マ セ ラ ピ ー ○ 1 ○ 平成28年度開講予定

ヘ ア メ ー ク ア ッ プ ○ 1 ○ 平成28年度開講予定

ブライダルプランナー演習Ⅰ ○ 2 ○ 10 (1)

ブライダルプランナー演習Ⅱ ○ 2 ○ 10

医 療 事 務 概 論 ○ 2 ○ 12 (1)

医 薬 品 の 基 礎 知 識 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

人 体 の 形 態 と 機 能 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

公 衆 衛 生 学 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

診療報酬請求事務Ⅰ ○ 1 ○ 12

診療報酬請求事務Ⅱ ○ 1 ○ 12

医事コンピュータ演習 ○ 1 ○ 平成28年度開講予定

医 療 秘 書 実 務 実 習 ○ 1 ○学外実習平成28年度開講予定

体 育

外国語

資格取得に関する科目

社会科学

〔医療秘書実務士〕

一般教育科目 総

区 分

授  業  科  目

自然科学

備 考

人文科学

授業形態

8

単位 教員配置 平成27年度の

履修人員(クラス数)

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巻末 東筑紫短期大学

(2) 専門教育科目(美容師コース)

講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

関 係 法 規 ・ 制 度 ○ 2 ○ 21 (1)

衛 生 管 理 技 術 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

公 衆 衛 生 学 ○ 2 ○ 22 ※2年生1名

感 染 症 学 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

皮 膚 科 学 Ⅰ ○ 2 ○ 23 ※2年生2名

皮 膚 科 学 Ⅱ ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

解 剖 学 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

生 理 学 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

美 容 の 物 理 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

美 容 の 化 学 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

香 粧 品 化 学 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

美 容 文 化 論 Ⅰ ○ 2 ○ 21 (1)

美 容 文 化 論 Ⅱ ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

デ ザ イ ン ア ー ト ○ 1 ○ 21 (1)

美 容 技 術 理 論 Ⅰ ○ 4 ○ 21 (1)

美 容 技 術 理 論 Ⅱ ○ 4 ○ 平成28年度開講予定

マ ネ ジ メ ン ト 論 ・ 労 務 管 理 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

美 容 接 客 法 ○ 1 ○ 21 (1)

美 容 実 習 Ⅰ ○ 4 ○ 21 (1) (オムニバス)

美 容 実 習 Ⅱ ○ 2 ○ 21

美 容 実 習 Ⅲ ○ 2 ○ ○ 平成28年度開講予定

美 容 実 習 Ⅳ ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

美 容 実 習 Ⅴ ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

ヘ ア メ ー ク ア ッ プ Ⅰ ○ 2 ○ 21 (1)

ヘ ア メ ー ク ア ッ プ Ⅱ ○ 2 ○ 21

美 容 総 合 技 術 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

コ ー デ ィ ネ ー ト ( 着 装 ) ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

ト ー タ ル エ ス テ ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

美 容 福 祉 ○ 2 ○ 21

ヘ ア フ ァ ッ シ ョ ン 画 ○ 1 ○ 21

ク ラ フ ト デ ザ イ ン ○ 1 ○ 21 集中講義

フ ォ ト ア ー ト ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

授業形態区 分

授  業  科  目

専   門   教   育   科   目

平成27年度の

履修人員(クラス数)

備 考

教員配置単位

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東筑紫短期大学 巻末

(3) 専門教育科目(ファッション・ビジネスコース)

講義 演習 実習 必修 選択 自由 専任 兼担 兼任

プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン 演 習 ○ 1 ○ 平成28年度開講予定

流 通 論 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

商 品 学 ○ 2 ○ 10

グ ラ フ ィ ッ ク デ ザ イ ン 基 礎 ○ 2 ○ 21

販 売 実 務 総 論 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

ビ ジ ネ ス コ ン ピ ュ ー テ ィ ン グ Ⅰ ○ 2 ○ 21

国 語 表 現 法 ○ 2 ○ 21

情 報 処 理 演 習 Ⅰ ○ 2 ○ 21 (1)

ビ ジ ネ ス マ ナ ー ○ 1 ○ 21

企 業 実 習 ( 学 外 ) ○ 2 ○ 3

ポ ー ト フ ォ リ オ デ ザ イ ン ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

フ ァ ッ シ ョ ン デ ザ イ ン 論 ○ 2 ○ 7 集中講義

コ ス チ ュ ー ム ワ ー ク ○ 2 ○ 7 (1)

フ ァ ッ シ ョ ン デ ザ イ ン Ⅰ ○ 2 ○ 7

フ ァ ッ シ ョ ン デ ザ イ ン Ⅱ ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

ト ー タ ル フ ァ ッ シ ョ ン 演 習 Ⅰ ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

ト ー タ ル フ ァ ッ シ ョ ン 演 習 Ⅱ ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

グ ラ フ ィ ッ ク デ ザ イ ン Ⅰ ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

グ ラ フ ィ ッ ク デ ザ イ ン Ⅱ ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

フ ァ ッ シ ョ ン 販 売 論 ○ 2 ○ 7

フ ァ ッ シ ョ ン マ テ リ ア ル ○ 2 ○ 6

ト ー タ ル フ ァ ッ シ ョ ン 画 ○ 1 ○ 7 (1)

コ ス チ ュ ー ム ア ー ト Ⅰ ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

コ ス チ ュ ー ム ア ー ト Ⅱ ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

ア ク セ サ リ ー ワ ー ク ○ 2 ○ 集中講義平成28年度開講予定

パ フ ォ ー マ ン ス ア ー ト ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

現 代 企 業 論 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

ビ ジ ネ ス 実 務 総 論 ○ 2 ○ 14 (1)

生 活 と 情 報 ○ 2 ○ 14 (1)

簿 記 会 計 論 ○ 2 ○ 14

簿 記 実 務 演 習 ○ 1 ○ 平成28年度開講予定

ビ ジ ネ ス 実 務 演 習 ○ 2 ○ 14 (1)

情 報 科 学 Ⅰ ○ 1 ○ 14 (1)

情 報 科 学 Ⅱ ○ 1 ○ 14

ビ ジ ネ ス コ ン ピ ュ ー テ ィ ン グ Ⅱ ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

情 報 処 理 演 習 Ⅱ ○ 2 ○ 14

ビ ジ ネ ス マ ナ ー 演 習 ○ 1 ○ 平成28年度開講予定

事 務 管 理 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

フ ァ イ ナ ン シ ャ ル 総 論 ○ 2 ○ 14 (1)

フ ァ イ ナ ン シ ャ ル 実 務 ○ 1 ○

文 書 実 務 ○ 1 ○ 14 (1)

デ ー タ ベ ー ス 演 習 Ⅰ ○ 1 ○ 平成28年度開講予定

デ ー タ ベ ー ス 演 習 Ⅱ ○ 1 ○ 平成28年度開講予定

e ビ ジ ネ ス 演 習 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

W e b デ ザ イ ン 演 習 ○ 2 ○ 平成28年度開講予定

単位 平成27年度の

履修人員(クラス数)

備 考授  業  科  目

授業形態 教員配置

コー

ス共通

ファッシ

ョン フィー

ルド

専    門    教    育    科    目

ビジネス フィー

ルド

区分