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生活環境デザイン学科

生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

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生活環境デザイン学科

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生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-301-

フレッシュマンゼミⅠ (Freshman Seminar I) 生活環境デザイン学科教員生活環境デザイン学科 学群共通専門科目

1年 春学期 1 単位(週1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築とは何か、今何を学ぶべきか、将来の方針をどのように立てたらよいのかについて学生の疑問や質問に積極的に応え、大学生活の過ごし方・授業の履修の方法・授業への取り組み方などを含め、建築デザイン学群の学生としてどのように4年間を過ごしたらよいかを学生と一緒に考える科目である。大学生活の基本、大学での学修計画の立て方、および建築を志す学生の心構えを学ぶことを目標とする。

レポートおよび課題で評価する

入学時に配布される「学生便覧」と「授業計画」を熟読しておくこと。

【授業計画】1 学科ならびにカリキュラムの紹介2 履修申告に関するアドバイス3 学長メッセージ4 建築の学習に関するアドバイス5 学科、学内施設・設備の見学6 LCセンター見学7 情報の収集と整理方法8 プレゼンテーション・テクニック9 計画・歴史の分野からみた建築の話

10 構造・材料の分野からみた建築の話11 環境・設備の分野からみた建築の話12 君の進路を考えよう13 就職へのアプローチ14 個人面談①15 個人面談②

秋学期入学者に対しては秋学期に開講する。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

フレッシュマンゼミⅡ (Freshman Seminar II) 生活環境デザイン学科教員生活環境デザイン学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 1 単位(週1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築とは何か、今何を学ぶべきか、将来の方針をどのように立てたらよいのかについて学生の疑問や質問に積極的に応え、大学生活の過ごし方・授業の履修の方法・授業への取り組み方などを含め、建築デザイン学群の学生としてどのように4年間を過ごしたらよいかを学生と一緒に考える科目である。建築の様々な専門分野にふれることで、その後の修学計画を考え、そして将来の自分の姿を描くための道筋を学ぶとともに、ディスカッションなどを通じて社会人基礎力を身に付けることを目標とする。

レポートおよび課題で評価する

夏季休暇中(秋学期入学者は春季休暇中)に、建築に関わる自分の も興味のある分野の本を少なくとも1冊読んでおくこと。

【授業計画】1 履修申告に関するアドバイス2 専門分野にふれてみよう・設計3 専門分野にふれてみよう・計画①4 専門分野にふれてみよう・計画②5 専門分野にふれてみよう・構造・材料①6 専門分野にふれてみよう・構造・材料②7 個人面談①8 個人面談②9 専門分野にふれてみよう・歴史

10 専門分野にふれてみよう・建築文化11 専門分野にふれてみよう・環境・設備12 専門分野にふれてみよう・インテリア・福祉13 プレゼンテーション・テクニック14 グループディスカッション①15 グループディスカッション②

秋学期入学者に対しては春学期に開講する。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

コンピュータリテラシー (Intoroduction to Parsonal Computer) 田中実、阿部正平、澤木宏文生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 春学期 2 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】パソコンを活用するために必要な基礎知識、情報倫理及び基礎的な操作技術を習得する。パソコン操作に関しては、ワープロ、表計算、電子メール、インターネットソフトなどの標準的なアプリケーションソフトをWindows上で実習する。

総合演習30%、毎回の課題70%

別途指示

コンピュータのキーボード操作を練習しておくこと。

【授業計画】1 パソコンの基本操作2 日本語入力とファイル保存3 ワープロの基本4 ワープロ(文書の作成)5 ワープロ(高度な編集)6 プレゼンテーションソフトの基本7 プレゼンテーション作成8 表計算の基本9 表計算(関数)

10 表計算(グラフ)11 その他のパソコンソフト12 ソフト間のデータ互換13 ネットワークと情報倫理14 電子メール15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L1-1

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生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-302-

建築表現入門 (Basic Technique for Architectural Drawing) 足立真、徐華、吉村英孝生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 春学期 3 単位(週 3時限) 集中 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築の設計において図面と模型の果たす役割は大きい。自ら意図した空間を的確に図面や模型に表現できれば、設計行為がより楽しくなる。そのためには、表現上のさまざまな約束事や表現手法を身につける必要がある。この科目では、建築デザインの製図法を習得するための基本的な図面表現の手法について学び、模型作成を試みる。さらに、平面の構成や建築のしくみの基礎を理解し、空間を組み立てる能力や発想力を養うことを目標とする。

提出作品(80%)と授業への取組(20%)による総合評価

武者英二ほか『建築デザインの製図法から簡単な設計まで』彰国社

授業時間以外にも製図室を利用し、図面表現に慣れておくこと

【授業計画】1 多様な図面表現と製図道具2 線の種類と使い分け3 建築図面を写し取る4 図面の表現1(レイアウト)5 図面の表現1(平面図)6 図面の表現2(平面図)7 図面の表現3(断面図)8 図面の表現4(断面図)9 図面の表現5(立面図)10 小空間に触れる(写真から立体へ)11 小空間を考える1(模型)12 小空間を考える2(模型)13 小空間を考える3(図面)14 小空間を考える4(図面)15 講評会

1人1台の製図台で作業を進める。製図用具については 初の授業で説明するので予め準備する必要はない

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築表現 (Technique for Architectural Drawing) 勝木祐仁、成田剛、佐々木誠生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 春学期 3 単位(週 3時限) 発展 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築科出身者を対象とする工学発展コースの科目である。建築設計は建築家の発想やエネルギーを、図面や模型に託す行為とも言える。意図した空間を的確に図面や模型に表現できれば、設計行為が楽しくなり、それを読みとる側にもイメージをよく伝えることができる。そのためには、表現上の約束事や表現手法を身につける必要がある。「建築表現」では、設計と製図の演習を通して、建築図面の作図技術を習得するとともに、図面表現の手法や空間の読み方、空間を組立てる発想力・構成力を養う。

提出課題100%武者英二『建築デザインの製図法から簡単

な設計まで』日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

建築学会『コンパクト建築設計資料集成』

上記テキストおよび参考図書を熟読し、建築製図の基本を確認しておくこと。

【授業計画】1 設計製図と空間表現とは何か。2 建築図面の基本を確認する 13 建築図面の基本を確認する 24 図面の表現1(配置図・平面図)5 図面の表現2(配置図・平面図)6 図面の表現3(立面図・断面図)7 図面の表現4(立面図・断面図)8 建築形態の表現1(建築模型)9 建築形態の表現2(建築模型)10 建築形態の表現3(建築模型)11 空間の表現1(室内パース)12 空間の表現2(室内パース)13 プレゼンテーション114 プレゼンテーション215 講評会

授業は1人1台の製図台を使用し、製図用具は授業の始めに説明するので準備不要。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

設計と製図 (Architectural Design & Drawing) 成田剛生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 3 単位(週 4時限) 集中(発展も履修可) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】住空間を設計する工学集中コースの科目である。住まいの設計は建築設計の基本を理解する重要なステップである。「設計と製図」では、住む人の考え方を理解し、建築家の設計プロセスを追体験するなかで、設計とはなにかを学ぶ。住空間の設計に必要な知識や設計手法を習得し、空間を組み立てる能力や発想力を養うことを目的とする。なお、「設計と製図」は工学発展コースの「建築設計Ⅰ」と連携しながら授業を行う。

提出作品による評価。『建築デザインの製図法から簡単な設計ま

で』彰国社、『木造の詳細Ⅰ構造編、Ⅱ 仕上編』彰国社『DA建築図集 住宅 Ⅰ・Ⅱ』彰国社、

『新・木造空間』新建築社「建築表現入門」の内容に相当する製図の

基本を確認しておくこと。上掲テキスト、参考図書を熟読しておくこと。

【授業計画】1 設計課題の説明、共通課題「座席カード」2 「ストーリーの設定+平面図」エスキース3 「ストーリーの設定+平面図」4 「配置図・平面図・立面図・断面図」エスキース5 「配置図・平面図・立面図・断面図」6 「模型」①7 「模型」②8 「軸組図・伏図」①9 「軸組図・伏図」②10 「軸組模型」①11 「軸組模型」②12 「プレゼンテーション」①13 「プレゼンテーション」②14 「プレゼンテーション」③15 講評会

「建築設計I」と本科目の選択必修。本科目と「建築設計I」の両方の単位は取得できない。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L1-2

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生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-303-

建築設計Ⅰ (Architectural Design & Drawing I) 小川次郎、黒津高行生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 3 単位(週 4時限) 発展(集中も履修可) 選択必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築を設計するためには、多様な要素の分析、空間の創造、図面による伝達など、多くのことを学ばなければならない。「建築設計Ⅰ」では、3次元の空間を2次元の図面として伝える約束事の基礎を学ぶ。さらに、すぐれた空間を創造するためには、抽象的な空間を具体的に想像し検証する必要がある。そのための手段として、模型製作など、手による方法を重視する。なお、「建築設計Ⅰ」は「設計と製図」と共同で授業を行い、提出物の内容と受講者の希望・興味を参考に履修指導を行ってゆく。

提出作品による評価。『建築デザインの製図法から簡単な設計ま

で』彰国社、『木造の詳細Ⅰ構造編、Ⅱ 仕上編』彰国社『DA建築図集 住宅 Ⅰ・Ⅱ』彰国社、

『新・木造空間』新建築社「建築表現」の内容に相当する製図の基本

を確認しておくこと。上掲テキスト、参考図書を熟読しておくこと。

【授業計画】1 設計課題の説明、共通課題「座席カード」2 「ストーリーの設定+平面図」エスキース3 「ストーリーの設定+平面図」4 「配置図・平面図・立面図・断面図」エスキース5 「配置図・平面図・立面図・断面図」6 「模型」①7 「模型」②8 「軸組図・伏図」①9 「軸組図・伏図」②

10 「軸組模型」①11 「軸組模型」②12 「プレゼンテーション」①13 「プレゼンテーション」②14 「プレゼンテーション」③15 講評会

「設計と製図」と本科目の選択必修。本科目と「設計と製図」の両方の単位は取得できない。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築図法入門 (Introduction for Architectural Drawing) 武田光史生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築のどの分野も図面という情報(ことば)を介して仕事は行われる。しかも建築の設計図は、モノクロームの線だけで基本的には表現されているので、線の種類や使い分けなどの約束事もある。 終的に図面を描かない職種についたとしても、図面を読めなければ建築の仕事は出来ない。建築の図面を読むためには、建築図面の表現方法を理解することが不可欠である。建築の専門的な学習を始めるにあたって、建築設計の基本的な図法の解説と演習を行う。

15回の演習により評価する。100%

堤浪夫著『美術系 図学・製図』鳳山社

中学・高校の幾何学の教科書を復習しておくこと。

【授業計画】1 平面図学1(正多角形と黄金比)2 平面図学2(円と直線)3 平面図学3(線の等分と階段、円と円弧、楕円)4 立体図学1(線の投影)5 立体図学2(副投影とラバットメント)6 立体図学3(螺旋階段と屋根の模型)7 立体図学4(切断1)8 立体図学5(切断2)9 立体図学6(簡単な相貫体)

10 立体図学7(相貫体)11 陰影12 斜投影13 一点透視図14 二点透視図15 等高線

三角定規、鉛筆、コンパスなどの簡単な製図道具を用意すること。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築図法 (Drawing Method of Architecture) 足立真、吉村英孝生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 発展 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築のどの分野も図面という情報(ことば)を介して仕事は行われる。しかも建築の設計図は、また三次元の立体が二次元の平面上に表現されたものであり、モノクロームの線だけで基本的には描かれているので、正確な情報として共有するための約束事もある。 終的に図面を描かない職種についたとしても、図面を読めなければ建築の仕事は出来ず、建築図面の表現方法を理解することが不可欠である。建築の専門的な学習を始めるにあたって、基本的な図法の解説と演習を行う。

毎回の授業における演習課題100%

資料を適宜配布する

各回の授業内容を復習すること。建築雑誌、作品集等で多くの図面を日常的に見て、図面から立体や空間を理解するようにすること。

【授業計画】1 図法の概要2 正投影法(多面投影)3 投影面に傾く線の実長(副投影法、回転法)4 平面図形の実形(ラバットメント)5 立体図形(正多面体)の投影6 螺旋階段の投影(曲線、曲面)7 斜投影(アクソノメトリック)8 等測図(アイソメトリック)9 パース(一点透視)

10 パース(室内パース)11 パース(簡略図法、点景の表現)12 パース(二点透視)13 立体の陰影14 立体の切断15 立体どうしの相貫16 演習課題の提出と添削

高校で図学を学んでいない学生のための科目。鉛筆、三角定規、コンパスなど製図道具を用意すること。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L1-3

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生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-304-

架構と力の流れ (Structure and Stress) 白石一郎、那須秀行生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 3 単位(週 2時限) 集中(発展も履修可) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築系以外の高校出身者を対象とした構造力学の入門科目である。建築物に作用する力、力の合成・分解、力のつり合いについて学習するとともに、静定構造の反力、応力の計算方法を習得することを目的とする。

期末試験および演習課題による谷資信『建築構造力学演習 教科書』彰国

社、浅野清昭『やさしい構造力学』学芸出版社

テキスト及び配布資料を熟読する

【授業計画】1 建築構造入門2 構造物に作用する力3 力とモーメント4 力の合成と分解5 力のつり合い6 構造物の支点と反力、反力の計算法7 静定構造の反力8 静定梁の応力(1) 片持梁9 静定梁の応力(2) 単純梁10 静定梁の応力(3) 一般の静定梁11 静定ラーメンの応力(1) 片持ラーメン、単純支持ラーメン12 静定ラーメンの応力(2) 3ヒンジラーメン13 静定トラスの応力(1) 図式解法14 静定トラスの応力(2) 数式解法15 まとめ

本科目と「構造力学Ⅰ」あるいは「骨組の力学」の両方の単位は取得できない。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

構造力学Ⅰ (Structural Mechanics Ⅰ) 桑原文夫生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 3 単位(週 2時限) 発展(集中も履修可) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築構造物に働く外力と反力、力のつりあいなど、構造力学の基本事項を学ぶとともに、静定構造物の生じる応力の計算方法を習得する。毎回演習を行う。

期末試験70%および演習30%による。

寺本隆幸『建築構造の力学Ⅰ』森北出版

「図形と式」、「関数とグラフ」程度の内容を理解していることを前提とする。

【授業計画】1 建築構造と構造力学2 力の釣合い(1) 力の合成と分解3 力の釣合い(2) 偶力とモーメント4 構造物のモデル化と荷重5 片持ち梁(1) 集中荷重を受ける梁6 片持ち梁(2) 分布荷重を受ける梁7 片持ち梁(3) 積分を用いる方法8 単純梁(1) 集中荷重を受ける梁9 単純梁(2) 分布荷重を受ける梁10 特殊な静定構造物11 門型ラーメン12 静定トラス(1) 節点法13 静定トラス(2) 切断法14 総合演習15 まとめ

本科目と「骨組の力学」あるいは「架構と力の流れ」の単位を共に取得することはできない。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

骨組の力学 (Mechanics of Structure) 川村清志、西山光昭生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 3 単位(週 2時限) 発展(集中も履修可) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】構造物に作用する力の釣り合い、外力と反力など、建築における力学の基本事項を学習するとともに、骨組(静定構造物)に生じる応力の計算方法を修得する。具体的には、単純ばり、片持ばり、静定ラーメン、トラスの反力および応力の算出法を学び、建築設計、構造計画、構造設計における構造的基本事項を会得する。

期末試験70%、演習課題30%『図説 やさしい構造力学』学芸出版社、

『建築構造の力学』森北出版『図解でわかる構造力学』日本実業出版

社、『建築構造力学演習 教科書』彰国社予習をしっかり取り組むこと。演習の問題

を繰り返し復習するとともに、他の参考書の演習問題にも積極的に取り組み、確かな知識とすること。

【授業計画】1 構造から力学へ2 力とモーメント3 力の合成と分解4 力の釣り合い5 骨組と荷重6 骨組と応力7 骨組の静定・不静定と安定と不安定8 静定ばりの応力(1)-片持ちばり9 静定ばりの応力(2)-単純ばり(集中荷重)10 静定ばりの応力(3)-単純ばり(分布荷重)11 静定ラーメンの応力(1)-集中荷重12 静定ラーメンの応力(2)-分布荷重13 静定トラスの応力(1)-節点法14 静定トラスの応力(2)-図解法・切断法15 まとめ

本科目と「構造力学Ⅰ」あるいは「架構と力の流れ」の選択必修により両方の単位は取得できない。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L1-4

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生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-305-

建築のしくみ (Space and structure form) 黒津高行、白石一郎、川村清志、吉村英孝生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】

「建築のしくみ」では、建築初学者を対象に、空間を形成する架構の仕組みと、その特徴について理解することを目標とする。講義/演習課題では、木構造、鉄筋コンクリート構造、鋼構造について、部位に関する用語と意味、施工方法、並びに力学的な特徴の概要に触れる。また、木構造の住宅を題材に、軸組図や伏図といった表記法を習得する。研究課題では、現存する建物の架構と構造、施工方法について資料を収集し、グループディスカッションを経て、発表・講評を行う。

演習課題(50%)および研究課題(50%)による総合評価

『図説テキスト 建築構造』彰国社

『構造用教材』日本建築学会

参考図書を熟読しておくこと

【授業計画】1 木構造住宅の仕組み①軸組構法2 木構造住宅の仕組み②2×4構法3 演習課題❶木構造住宅について4 木構造住宅の仕組み③基礎・床(伏図①)5 木構造住宅の仕組み④壁・開口部(軸組図①)6 木構造住宅の仕組み⑤天井・屋根(伏図②)7 木構造住宅の仕組み⑥設備8 鉄筋コンクリート構造の仕組み①乾式構法と湿式構法9 鉄筋コンクリート構造の仕組み②力学的特徴

10 鋼構造の仕組み①骨組形式11 鋼構造の仕組み②接合、耐火被覆など12 演習課題❷鉄筋コンクリート/鋼構造について13 研究課題①課題提示、グループ分け、調べ方など14 研究課題②中間チェック、ディスカッション15 研究課題③発表、講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築構法 (Building Elements and Composition) 徐華、那須秀行生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 発展 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】良質な建築物を作るには、地域や用途に応じて、快適性、安全性、経済性などの諸条件を満足するために、適切な構造形式・材料・構法を選択する必要がある。この授業は、「木構造」と鉄筋コンクリート構造や鉄骨構造などの「各種構造」に分けて学習する。構造形式における力の流れ、構造材の性能、構法を実例に沿って理解を深める。さらに屋根・天井・壁・床・開口部等の建築要素(ビルディング・エレメント)に用いる仕上げ材の性能や構法を学ぶことで、建築設計と構造や材料等の関連性を理解することを目的とする。

授業内容に沿った小テストまたはレポート提出による。

『木造の詳細1構造編・2仕上げ編』、『図説テキスト 建築構造―構造システムを理解する』彰国社

日本建築学会編『構造用教材』丸善テキストの該当部分をよく予習するととも

に他の参考書等も参照しながらディティール部分の理解を深めること。

【授業計画】1 木構造の仕組と構成方法2 木構造の屋根の仕組と構成方法3 木構造の床の仕組と構成方法4 木構造の壁の仕組と構成方法5 木構造の内壁の仕組と構成方法6 木構造の開口部の仕組と構成方法7 木構造の天井の仕組と構成方法8 各種構造方式と力の流れ9 中低層建築の構造形式

10 高層建築の構造形式11 超高層建築の構造形式12 大空間建築の構造形式13 各種構造の屋根・壁、床の構法14 各種構造の天井・開口部の構法15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築構造・環境入門 (Introduction for Building Engineering) 建築デザイン学群教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 2時限) 集中 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】この科目は、新しく建築を学ぶ学生が構造・材料および環境の分野に興味を持ってもらうための導入科目である。本科目は、構造・材料および環境分野の教員が担当し、今後の専門科目の履修の参考となる講義・実習などを行いながら、新しく建築を学ぶ学生が構造・材料および環境の分野に興味を持って取り組めるように動機付けを行うことを達成目標としている。

レポートおよび課題で評価する

必要な資料は随時配布する。

建築には幅広い分野の知識が必要になる。授業を通じて興味ある分野を数多く見つけて参考書等で復習し、2年次からの授業に意欲を的に取り組んでほしい。

【授業計画】1 構造、材料、環境について2 素材実験(木材、コンクリート、鉄筋)3 測量(1)4 測量(2)5 鋼構造入門6 熱画像で見る建築熱環境7 ブリッジコンテスト(1) 説明と橋の製作8 ブリッジコンテスト(2) 載荷コンテスト9 土と基礎

10 木材と木構造(1) 木造小屋組み模型の制作11 木材と木構造(2) 木材サンプル帳の作成12 室内空気の話13 建築物の構造概論14 壁式構造15 まとめと講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L1-5

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生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-306-

建築基礎実験演習 (Basic Experiments and Exercise for Architecture) 物理教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 3時限) 発展(集中も履修可) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】実際に建築物を設計・建造する場面のみならず、イメージデザインや運用の段階、あるいは調査や解析をするにあたって、自然の原理やそれらを調べ応用する方法を知らずには合理的な結果は生み出せない。そこで本講義では、実験と演習を通じて建築に関連のある基本的な物理学の諸概念や法則を幅広く理解し、さらに測定や実用的な計算の基礎技術の習得をすることを目的とする。

実験報告書70%、課題プリント10%、期末試験20%として60点以上を合格とする。

日本工業大学物理教室編『工学基礎物理実験』および配布プリント

予習としてテキストを熟読し実験の目的、方法、手順を十分に理解しておくこと。

【授業計画】1 建築と物理学2 密度測定(定規、ノギスを用いた方法)3 密度測定(アルキメデスの原理を用いた方法)4 熱気球の工作実験5 ばね振動の実験6 力のつりあいの実験7 演習とまとめ8 オームの法則の実験9 流速と流量の実験10 演習とまとめ11 音の伝播(クントの実験)12 共振の実験13 熱環境14 光の実験15 演習とまとめ

関数電卓(またはポケコン)を必ず用意すること。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

環境と住まい (Introduction to Ecological Housing) 成田健一生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】住宅を設計する上で環境の視点からどのようなことに配慮しなければならないかを学習する。特に日本の気候特性と伝統住宅における環境配慮の工夫について学び、地域特性を活かした建築を理解する。また地球環境への配慮として、省資源・省エネルギー・CO2排出削減をはじめとする住宅のライフサイクル(設計・建設から廃棄まで)での評価の重要性についても理解を深める。これらを通して、機械設備に頼らなくとも快適に生活できる環境共生住宅の基礎を習得する。

毎回の小テスト20%・自由課題レポート(随時提出)30%・期末試験50%

日本建築学会・編『建築設計資料集成 [環境]』丸善

1年春学期の科目であるので、前提となる知識は特に要求しない。ただし、講義中に紹介した内容については積極的に自分で調べたりすること。

【授業計画】1 建築学における「環境分野」の位置づけ2 日本の気候特性を知る3 住宅設計に活かせる気候資源4 伝統住宅における環境適応の工夫5 日本住宅の環境性能の変遷6 断熱と熱的バリアフリー7 高断熱高気密住宅とシックハウス8 外断熱と内断熱9 住宅のパッシブデザイン10 環境共生住宅/コーポラティブ方式11 環境共生住宅の事例紹介12 住宅の寿命と廃棄物/SI住宅13 日本の住宅におけるエネルギー消費14 住宅における燃料電池システムの可能性15 建築のカーボン・ニュートラル化

工学発展コース・工学集中コースの共通科目。「自ら学ぶ」という学習姿勢を重視して評価する。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築計画Ⅰ(住宅計画) (Architectural Planning I (House Planning)) 成田剛、徐華、吉村英孝生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】建築の設計では心地よい建築デザインを目指すとともに、敷地条件や法規的な制約、利用する人々の安全性や快適性を考えなければならない。こうしたさまざまな条件を整理し、 適な設計方針を求める技術が建築計画である。「建築計画 I(住宅計画)」では、初学者を対象に、住空間を事例として、住まいを計画するための基礎的な知識を学ぶとともに、敷地や家族の与条件を整理し、安全で快適な住空間を構想する計画技術の基本を習得する。あわせて建築デザインの実例を紹介し、理解を深める。

演習課題と小課題による。

必要に応じ資料を配付。日本建築学会『コンパクト建築設計資料集

成[住居]』

上掲参考図書を熟読するとともに、建築雑誌などで住宅建築の設計実例をなるべく多く見ておくこと。

【授業計画】1 建築計画学と住まい2 住まいと風土3 住まいの歴史4 住まいの機能と計画5 住まい各室の計画(その1)6 住まい各室の計画(その2)7 住まいの寸法計画8 演習課題19 住まいと建築法規10 住まいとバリアフリー11 住まいの構法12 住まいと環境13 住まいのデザイン(その1)14 住まいのデザイン(その2)15 演習課題2

演習課題のほかに小課題を課す。集中コース向けと発展コース向けの2クラスを開講予定。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L1-6

Page 8: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-307-

建築CADⅠ (Architectural CADⅠ) 檀上佳伸生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築設計において、CADは必須のツールとなっている。2次元の作図から始まって、3次元モデルの作成やCGやインターネットを使ったコラボレーションデザインなどCADを取り巻く環境は大変進化している。この演習では、初めてCADを使う人を対象にして基本的な2次元建築図面の書き方を習得することを目的とする。

期末試験70%、演習課題30%

授業時間外にもデジタルデザイン室を利用し、作図操作の復習をおこなうこと

【授業計画】1 Computer Aided Design(CAD)の歴史と現状2 CADの基本操作(1)3 CADの基本操作(2)4 CADの基本操作(3)5 平面図の作成(1)6 平面図の作成(2)7 平面図の作成(3)8 断面図の作成9 立面図の作成

10 応用練習11 Excelデータとの連携12 ラスターイメージのレイアウト13 図面のレイアウトと印刷14 総合演習(1) 図面の作成15 総合演習(2) プレゼンテーション

「建築CADⅡ」も受講することが望ましい【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

生活環境キャリアと職能 (Living Environmental Career Design) 菊地信一生活環境デザイン学科 学科専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】生活環境デザイン学科を卒業した後の将来像を説明し、その将来像を達成するための目標設定や手法を幅広い視点から講義する。マイキャリアデザインシートの作成をする中で「書く力」の養成を図り、社会を知る講義の中では「情報収集力」のアップを目指していく。また、グループディスカッション等を通して「会話力」の向上をねらう。

演習課題、レポートで評価する。

菊地信一『キャリアデザイン入門』光生館

前の授業の復習をしておくこと。テキストを読んでおくこと(前の授業に指示します)。

【授業計画】1 マイキャリアデザインシート作成準備2 マイキャリアデザインシート作成 (卒業後の姿)3 職業としての建築4 住空間・福祉空間デザインを学ぶ5 社会を知る① 豊かな住環境と自分6 社会を知る② 一人ひとりの夢の創造7 社会を知る③ 地球環境と自分8 社会を知る④ 新聞の読み方9 社会を知る⑤ 新聞を含めた情報収集法

10 社会を知る⑥ 建築の話題 (新聞、雑誌)11 コミュニケーションの取り方の基本 (他者と自分)12 グループディスカッション (建築の話題について)13 スピーチコンテスト14 コンピテンシー検査と説明15 講義のまとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

図形と式 (Figures and Expressions) 数学教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】専門科目で必要とされる大学数学を学ぶために、数学的基礎力の充実を図ることは重要である。身近な建物において数学の具体例を見出すことを手始めに、図形と式に関する基本事項の習得を達成目標とする。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

開講時に指示する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 整式の加法・乗法2 整式の展開公式3 整式の因数分解4 因数分解の応用:消えた寸法5 分数式6 整式の除法7 剰余の定理・因数定理8 無理式:スロープ、屋根勾配にはつきもの9 2点間の距離:屋外から測る家の対角線の距離

10 内分・外分:壁と柱の位置11 直線の方程式:屋根の傾きと軒の高さ12 垂直条件・平行条件:定規なしで測る垂直や平行13 円の方程式:円形の建物と柱14 円と直線、円と接線:円形の建物と壁15 総合演習

この科目は、生活環境デザイン学科教員と数学教員が共同で企画を行なう。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L1-7

Page 9: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-308-

関数とグラフ (Functions and Graphs) 数学教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】専門科目を学ぶ際に必要となる大学数学のための基礎力を身につける。指数法則・対数法則・三角関数に関する基本的事項の習得を達成目標とする。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 2次関数のグラフ2 2次方程式3 2次不等式4 累乗根と分数指数5 指数法則6 指数関数7 対数・対数関数8 対数の性質9 三角形を解く:正弦定理と余弦定理10 孤度法とサインカーブ11 コサインカーブとタンジェントカーブ12 加法定理13 2倍角の定理、半角の定理14 三角方程式、三角不等式15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

微分積分学Ⅰ (Diff erential and Integral Calculus I) 数学教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】微分積分学は工学の基礎として重要な学問であり、微分法の基本的な概念を理解することにより専門科目の学習において必要となる問題解決能力・計算力を身につける。1変数関数を対象とした微分法に習熟することを達成目標とする。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 関数の極限2 関数の連続性3 導関数4 べきの微分法5 積の微分法6 商の微分法7 合成関数の微分法8 有理関数の導関数9 三角関数の導関数10 逆関数の微分法11 逆三角関数の導関数12 指数関数の導関数13 対数関数の導関数14 対数微分法15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

線形代数Ⅰ (Linear Algebra I) 数学教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】線形代数学の基本的概念である行列・行列式について学習する。行列の演算や行列式の計算に習熟するとともに、連立1次方程式の解に関する理論の習得を達成目標とする。

期末試験80%、小テスト・演習課題など20%

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 行列とその演算:加法・減法・実数倍2 行列とその演算:乗法3 正方行列4 転置行列5 正則行列・逆行列6 連立1次方程式と行列7 掃き出し法:非同次形2元1次方程式8 掃き出し法:非同次形3元1次方程式9 基本行列とその性質10 行列の階数と連立1次方程式の解11 同次連立1次方程式の解12 逆行列と掃き出し法13 2次、3次の行列式14 逆行列と行列式15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L1-8

Page 10: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-309-

建築物理入門 (Introductory Physics for Architecture) 物理教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】実際に建築物を設計・建造する場面のみならず、イメージデザインや運用の段階、あるいは調査や解析をするにあたって、基礎的な物理の知識や考え方は強力な武器になる。そこで本講義では、できるだけ幅広く物理学の諸概念を理解することを目指し、物理学的考え方を広く学ぶことを目標とする。

期末試験70%、演習課題30%

シップマン『新物理学』学術図書出版社

前回までの復習をした上で、テキストを読んで予習しておくこと

【授業計画】1 科学的方法と自然の法則2 測定と物理量3 単位系と単位の変換4 位置・速度・加速度5 力と運動6 運動量と力積7 仕事とエネルギー8 温度と熱9 原子・分子と物質の相

10 振動11 波動12 波動現象と光学13 オームの法則、静電気学14 電流と磁気、電磁波15 建築と物理のまとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

質点と剛体の力学 (Dynamics of Particles and Rigid Body) 物理教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

1年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】物体の形や姿勢を無視し、物体全体の運動がどのように決定されるのかを議論するのが質点の力学で、物体の変形を無視して、形や姿勢を考慮し、物体の運動を議論する分野が剛体の力学である。力学は、建築構造の学習や研究にとっても基礎であり、建築の構造を考える上で重要な振動現象とも関わっている。このような観点から質点の力学、及び剛体の力学の学習を目指す。

期末試験60%、演習課題40%

藤城敏幸著『新編力学』東京教学社 1章~3章

前回の復習をした上で、テキストを読んで予習しておくこと。

【授業計画】1 力学の発展、静力学と動力学2 力の働きと表し方3 力の合成と分解4 力の釣り合い5 作用・反作用と抗力6 剛体に働く力と釣り合い7 質点の力学8 位置ベクトル、速度ベクトル、加速度ベクトル9 運動の法則

10 いろいろな運動11 質点系の運動12 質点系の回転運動と運動エネルギー13 質点系の角運動量とその保存則14 剛体の運動15 剛体の回転運動と慣性モーメント

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

インテリアデザインへの招待 (Introduction to Interior Design) 学科全教員生活環境デザイン学科 学科専門科目

1年 春学期 1 単位(週 1時限) 必修科目 オープン履修:不可【授業の目標】住空間や介護空間など、人々が日常の生活を営む空間を扱う「生活環境(インテリア)デザイン」の重要性、魅力、楽しさについて触れる学科専門分野の導入科目。インテリアデザインの現場を見学するなど、実体験や演習をともなった授業形態とすることで、専門教育を学習するモチベーション、今後の履修計画の指針を与えようとするものである。近代デザイン、住まいのインテリアに関する空間デザイン、環境、材料、ユニバーサルデザインについての概要に触れることを目的とする。

各回の演習課題・レポートの評価を集計

さまざまな建物を訪れたり、本や雑誌を見たりなど、インテリアに関わる多くの新しい情報に触れるよう、日常的に努力すること

【授業計画】1 インテリアデザインへの招待<ガイダンス>2 住まいのインテリア1 生活感をイメージできますか3 住まいのインテリア2 建築家の自邸見学4 持続する住まいのイメージ5 記憶の風景が支える持続型社会6 自立して生きられる老人ホーム7 ユニバーサルデザイン8 モノのデザイン9 インテリアの仕上げ材料1

10 インテリアの仕上げ材料211 住まいの環境12 伝統的な住まい13 空間デザインは面白い114 空間デザインは面白い215 演習課題

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L1-9

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生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-310-

デッサン・造形演習 (Basis of Design Drawing) 黒津高行、江刺家隆生活環境デザイン学科 学科専門科目

1年 秋学期 1 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築やインテリアを設計する際には、3次元の空間をイメージし、それを2次元の平面へと移し替えて表現することが求められる。この科目では、モノや建物を正確に把握し、それらを表現する技術を、デッサン(立体造形物、建築物を対象として)、スケッチ(ハンドトレーニングと立方体)などの課題を通して実際に手を動かすことで学ぶ。建築デザインにおいて必要な基本的なものづくりの能力や感性を養うことを目標とする。

提出作品(80%)と出席などの授業への取組(20%)による総合評価

必要に応じてプリントを配布する

日頃からハンドトレーニングを行い、形を捉える目を鍛えること

【授業計画】1 デッサンの意味2 線の練習1 グレースケール 平塗り3 線の練習2 グレースケール クロスハッチング4 形を捉える1 平面から平面へ マス目5 形を捉える2 平面から平面へ ボリューム6 形を捉える3 立体から平面へ 建物スケッチ7 空間の表現 立方体8 同上9 同上10 色彩の基礎知識1 平塗りと混合11 同上12 色彩の基礎知識2 色彩のコントロール13 表現の融合1 形をとる14 表現の融合2 着色15 講評会

スケッチブック、絵具などを準備する必要がある【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L1-10

Page 12: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-311-

微分積分学Ⅱ (Diff erential and Integral Calculus II) 数学教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】微分積分学は工学の基礎として重要な学問であり、積分法の基本的な概念を理解することにより専門科目の学習において必要となる問題解決能力・計算力を身につける。1変数関数の積分に習熟し、面積と定積分の関係、広義積分の概念を理解することを達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 不定積分の基本概念2 基本的な関数の原始関数:整式・指数関数・三角関数3 基本的な関数の原始関数:分数式・無理式4 置換積分法5 部分積分法6 三角関数の不定積分7 有理関数の不定積分8 無理関数の不定積分9 定積分の定義とその基本性質

10 微分積分学の基本定理11 定積分の計算:基本的な関数12 定積分の計算:置換積分法・部分積分法13 平面図形の面積14 広義積分15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

線形代数Ⅱ (Linear Algebra II) 数学教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】行列式の概念を理解した上でその性質を学習する。さらに1次変換、固有値・固有ベクトルについて学習し、行列の幾何学的側面を理解する。行列式の取り扱いに習熟し、線形写像と行列の関係を理解することを達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 行列式2 行列式の基本性質3 行列式の基本性質の利用4 行列式の展開5 逆行列6 クラメルの公式7 1次変換8 回転と直交行列9 1次変換の合成・逆変換

10 固有値と固有ベクトル11 固有値・固有ベクトルの基本性質12 対称行列の対角化13 2次形式14 2次曲線の標準化15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

解析学Ⅰ (Analysis I) 数学教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】解析学の概念や手法をより深く理解することにより、専門科目の学習において必要となる問題解決能力・計算力を身につける。微分・積分の基本的な計算力を高め、論理的思考に基づいた計算法の習得を達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 接線・法線の方程式2 ロルの定理、平均値の定理3 関数の増減4 曲線の概形(1) 極大・極小5 曲線の概形(2) 大・ 小6 曲線の概形(3) 凹凸・変曲点7 曲線の概形(4) 方程式・不等式への応用8 高階導関数、ライプニッツの公式9 マクローリン展開、テイラー展開

10 不定形の極限(1) 基礎11 不定形の極限(2) 応用12 曲線の長さ13 重心、平均値14 区分求積法15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L2-1

Page 13: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-312-

ダヴィンチの幾何学 (da Vinci's Geometry) 大野修一生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】ノートやハガキを始めとした長方形の大きさは、なぜその大きさなのか。A4、B5のサイズとは何か。パルテノン神殿はなぜあの高さなのか。法隆寺の五重塔、金堂はどう配置されているのか。世の中すべてのことには理由がある。それは、人類の英知の結晶である。そうした人類の偉大さに触れ、考えることの習得を達成目標とする。

レポート40% 期末試験60%

その都度紹介する。授業後のノートの整理が重要です。その

際、高校の「歴史」や「地理」の教科書等を利用して、講義内容を確認することが理解の助けになります。

【授業計画】1 正方形倍積問題2 ギリシャの数学3 図形数4 作図3大難問5 フィボナッチ数6 比例と相似7 方ベキの定理とピタゴラスの定理8 黄金分割9 黄金比10 面積(1) 多角形11 面積(2) 円12 体積13 ケーニヒスベルクの橋の問題14 円周率15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

確率・統計の基礎 (Basis of Probability and Statistics) 数学教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】場合の数の基本的な演算から始めて確率の考え方を身につけ、確率変数について学習する。確率の数学的な扱い方に習熟し、統計学の基礎をなす事項の習得を達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 確率とは何だろう2 集合3 場合の数4 順列5 いろいろな順列6 組合せ7 2項定理8 総合演習(1) 順列と組合せ9 試行・事象10 確率の定義11 確率の計算12 条件付き確率13 確率変数と期待値14 確率変数と分散15 総合演習(2) 確率の基礎

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

熱現象 (Thermal Physics) 物理教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】現代に生きる人々は、熱がエネルギーの一つの形態であることを定性的には理解している。しかしながら、地球環境をいかに守るか、エネルギーを効率的に有効利用するにはどうしたら良いかという問題に対するには、定量的理解が不可欠である。本講義では、熱やエネルギーに関する現象を通して得られた熱力学の基礎知識を定量的に学び、エネルギー問題とますます深く関連をもってきた建築学にとって必要な熱現象に関する基礎的理解の獲得を目的とする。

期末試験70%、課題レポート30%R.A.Serway著『科学者と技術者のための物

理学II(熱力学)』学術図書出版

熱現象で用いる用語を事前に提示するので、テキスト・ネット検索等で予習し受講すること。

【授業計画】1 熱の巨視的・微視的描像2 温度と熱力学の第0法則3 固体と液体の熱膨張4 理想気体5 気体の法則6 仕事と熱エネルギー7 熱容量と比熱8 物質の潜熱9 物質の状態10 熱の伝達11 熱力学の第一法則12 熱機関と熱力学の第二法則13 エントロピー14 理想気体の分子モデル15 気体分子運動論

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L2-2

Page 14: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-313-

弾性体と流体の力学 (Mechanics of Elastic body and Fluid) 物理教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】固体、流体を連続体と捉え、それに力が作用する場合の力学を構築し、その上で、建物、什器などの使われている部材の技術的学習や研究の基礎となっている物理的概念の定量的理解の確立を目指す。

期末試験60%、演習課題40%

藤城敏幸著『新編力学』東京教学社 1章~3章

前回までの復習をした上で、テキストを読んで予習しておくこと

【授業計画】1 単位系と物理量2 固体の変形3 応力とひずみ4 ヤング率とポアソン比5 体積弾性率、ずれ弾性率6 曲げ、ねじれ7 ヤング率の測定実験8 弾性エネルギー9 流体、静止流体

10 パスカルの原理、アルキメデスの原理11 運動する流体(ベルヌーイの定理、連続の方程式)12 ベルヌーイの定理の応用13 粘性のある流体14 流体中を動く物体が受ける力、乱流、カルマン渦15 まとめと演習

教室で演示実験や、実験棟で簡単な実験を行う。その際には積極的に参加すること

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

住空間の設計Ⅰ (Living Space Design Ⅰ) 黒津高行生活環境デザイン学科 学科専門科目

2年 春学期 3 単位(週 4時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】家族ではなく複数の人数で集まって住むためのシェアハウスを題材に、ひとつの建物のなかでの個人と共有の問題を考え、居心地の良い空間を設計し表現する。前半の数回では、RC造の集合住宅のトレースおよび模型制作を行い、そのインテリアのデザインを試みる。さらに空間のスケールに関する演習課題も行う。後半では周囲の環境との関係も考慮しつつ、シェアハウスとしてのコンセプトつくりを行い、具体的に内装材や家具の配置なども考えた建物の設計に取り組み、図面および模型によって表現する。

提出作品の評価 100%

適宜資料を配付する

日本建築学会編『コンパクト建築設計資料集成』

関連する講義科目の内容を復習し理解しておくこと

【授業計画】1 オリエンテーションと課題説明2 集合住宅のトレース3 トレース課題の提出、模型課題説明4 模型課題(インテリアの設計)5 模型課題提出・講評6 インテリアの作図課題(写真から図面を起こす)7 インテリアの作図課題提出・講評8 設計課題(シェアハウスの設計)9 シェアハウスの構想設計

10 基本設計に関するエスキス11 中間提出・講評会12 エスキスチェック13 プレゼンテーション作成14 終プレゼンテーション15 全体講評会

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築計画Ⅱ(集住計画) (Architectural Planning Ⅱ) 佐々木誠、伊藤庸一生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】集落は気候風土や生業などに密接に関係してかたちづくられている。一方、現代の郊外住宅地や都市の集合住宅はいかにかたちづくられているのか。授業の前半では集落から住宅地までの住宅の集合のあり方、後半では都市の集合住宅の住戸の集合のあり方について、各地の調査結果や事例をもとに、居住地における空間の仕組みを考える。これらを通じて、住宅地及び集合住宅の設計・計画にかかわる様々な専門家に求められる基礎的素養を身につけることをめざす。

課題50%、期末試験50%日本建築学会編『第2版 コンパクト設計

資料集成[住居]』丸善(2006)『事例で読む現代集合住宅のデザイン』彰

国社、『現代集合住宅のリ・デザイン』彰国社国内の伝統的な集落(宿場町、城下町な

ど)、住宅地、集合住宅を興味を持って見学しておくことが望ましい。

【授業計画】1 住宅地1 :住宅地のかたち2 住宅地2 :住宅地のかたち3 住宅地3 :屋敷の構え4 住宅地4 :屋敷の構え5 住宅地5 :環境と暮らす6 住宅地6 :環境と暮らす7 住宅地7 :住宅地の計画まとめ・演習8 集合住宅1:集合住宅の系譜とアクセス形式9 集合住宅2:高度成長期の公営住宅

10 集合住宅3:低成長期の公営住宅11 集合住宅4:民間分譲マンションとタワーマンション12 集合住宅5:コーポラティブ住宅と自由設計13 集合住宅6:コ・ハウジングと共同性14 集合住宅7:デザイナーズマンションの昨今15 全体のまとめ・演習

プロジェクターを用いて授業を行う。資料を配布する。授業毎に小課題を課す。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L2-3

Page 15: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-314-

近代建築史 (History of Modern Architecture) 黒津高行生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】建築とは何か。これは建築に携わる者にとって も根本的な課題であり、各分野から、より良い建築を追求する。良い建築を求めるためにはまず、建築とは何かを知らなければならない。何が良い建築か、この判断も実に難しいことである。ここでは、現在の建築の母胎となっている近代建築、その歩みを正しく把握し、それを通して各自で建築とは何かを考えていきたい。本年度は、19世紀末から20世紀初めにかけて生じたヨーロッパと日本の近代建築の流れについて理解することを目指す。

中間レポート(50%)、期末試験(50%)による総合評価

必要に応じてプリントを配布する

大川三雄ほか『図説 近代建築の系譜』

参考図書を熟読しておくこと

【授業計画】1 ヨーロッパの近代建築の動向2 近代建築の萌芽3 近代デザインの原点14 近代デザインの原点25 近代主義の波及効果16 近代主義の波及効果27 作品研究8 日本の近代建築の動向9 西洋文明との接触10 日本人建築家の誕生11 歴史主義の建築に学ぶ12 見学会13 明治から大正へ14 歴史主義から近代主義へ15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

西洋建築史 (History of Europian Architecture) 渡辺勝彦生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

2年 秋学期 2 単位(週1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】ヨーロッパ建築の流れを、意匠とその概念、構法と材料および技術について、それらを生み出した社会構造を背景に考えてゆく。かって建築を創ってきた人々の情熱とその空間構造を知ることにより、時の流れを超えてグローバルな視点から現代建築についてより深く理解する基盤を築くことを目標とする。

プレゼンテーション40%、レポート60%

日本建築学会編『西洋建築史図集』三訂版 彰国社

テキストを予習し、地名などを地図上に確かめておく必要がある。

【授業計画】1 自然・民族・歴史と建築2 エジプト・オリエントの建築3 ギリシャ建築 その造形とオーダー4 ローマ建築 コロセウムとインスラ5 ビザンチン建築 ドームとモザイクタイル6 ロマネスク 多様なヴォールト天井7 ゴシック様式 ヴォールト天井の工夫と様式8 中世の生活と住居・都市9 ルネサンス建築1 パラッツォと新しい建築10 ルネサンス建築2 創造する建築家11 ルネサンス建築3 建築理論とその普遍性12 バロック建築 生活の演出と舞台装置の建築意匠13 バロック建築 ロココ建築 新古典主義建築14 新古典主義建築15 レポート講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

ライフスタイルと住空間 (Lifestyle and Dweling Space) 勝木祐仁生活環境デザイン学科 学科専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】

ディンクスやデュアルライフ、SOHOやコレクティブハウジングなど、現代におけるライフスタイルと、それを反映した住居のかたちは多様化している。さらに世界に目を向けると、自然(気候・風土)や文化(民族・歴史)の違いによって、多様な住様式を見ることができる。本科目では生活環境としての住空間の広がりに触れるとともに、社会的・文化的文脈を通して空間のしくみを理解することを目的とする。各回ごとにテーマを挙げ、プリント、スライドを用いて解説する。

期末試験(50%)、レポート課題(35%)、小テスト(15%)

授業中の配付資料

授業内で随時紹介する。授業で得た知識や視点に基づき、身の回り

の環境や現代の住空間について観察・考察する習慣をみにつけ、課題の取り組みに備える。

【授業計画】1 文化としての暮らしと住まい2 明治期上流階級の住まい3 大正期生活改善運動と住まい4 郊外の生活と住まい5 アパートの生活と住まい6 「戦後」の住まい7 ライフスタイルと住空間の現在 1:「個室群住居」8 ライフスタイルと住空間の現在 2:非家族同居9 ライフスタイルと住空間の現在 3:職場と住まい10 ライフスタイルと住空間の現在 4:住宅外の住空間11 ライフスタイルと住空間の近未来12 海外のライフスタイルと住空間 113 海外のライフスタイルと住空間 214 課題の発表・講評15 課題の発表・講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L2-4

Page 16: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

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室内環境 (Indoor Environment) 小竿真一郎生活環境デザイン学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築環境工学の領域に含まれる各種の環境要因の内、「室内環境」に も関連し居住者の快適性・健康・生命を左右する温熱環境・空気環境・水環境・音環境を中心に、公衆衛生学(生理衛生・環境衛生など)や物理・化学・生物学を通して“居住環境”との関わりを学ぶ。毎回テーマを設け、温熱環境と人体、熱伝達と貫流、室内温度、室内湿度、結露のしくみ、室内空気汚染、換気計画・換気方式、シックハウス問題、音の基本的性質、音の伝搬・残響、遮音性能などについて学習する。

試験80%、演習・宿題20%

成田、小竿他 紀谷文樹編 『建築環境設備学』彰国社日本建築学会編『建築環境工学実験用教材

Ⅰ』丸善株式会社

【授業計画】中の「用語」につき予め調べておくこと。

【授業計画】1 建築基準法と環境との関わり2 建築物衛生法と快適性3 室内温熱環境-人体への生理的影響4 室内温熱環境Ⅰ-温熱指標と評価方法5 室内温熱環境Ⅱ-環境測定法6 伝熱と室内温度・湿度・結露7 室内空気環境Ⅰ-汚染物質と人体影響8 室内空気環境Ⅱ-空気汚染と評価9 室内空気環境Ⅲ-物質濃度予測と換気

10 室内空気環境の設計11 室内空気環境測定法12 音の性質と伝搬および評価13 室内音響設計と騒音防止計画14 公害と環境問題15 室内環境と屋外環境

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

都市の環境計画 (Urban Environmental Planning) 成田健一生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

2年 秋学期 2 単位(週1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】建築における環境配慮が求められる現代的な背景を、都市環境の視点から幅広く理解することを目標とする。主として熱環境・風環境・エネルギーなどの視点から都市域の環境設計のあり方、とりわけ水辺や緑の環境的効果を解説し、自然と調和したサステナブルな都市づくりを進めてゆくために必要な基礎的知識を習得させる。

毎回の小テスト20%・自由課題レポート(随時提出)30%・期末試験50%

大西正宜『環境と共生する建築25のキーワード』学芸出版社

受講に当たって前提となる知識は特に要求しない。ただし、講義で紹介した内容については積極的に調べたり、現場を訪れるなどすること。

【授業計画】1 環境からみた都市景観(欧州編)2 環境からみた都市景観(日本編)3 都市景観の違いを生む歴史的・文化的・制度的背景4 ビル風害のメカニズムとその対策5 ヒートアイランド現象6 都市化と地表面熱収支の変化7 水と緑の気候緩和効果8 都市におけるエネルギー消費9 都市における人工排熱とコジェネレーション

10 都市化と水環境の変化11 都市の親水施設12 都市緑化技術と生物多様性13 リモートセンシング14 アジアの都市環境問題15 地球環境問題と都市のあるべき姿

「自ら学ぶ」という学習姿勢を重視して評価する。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築材料 (Building Materials) 川村清志生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】建築材料を主要構造材料と仕上材料の二つに分け、主要構造材料としては、コンクリート、鋼材、木質材料を取り上げ、強度性状を始めとした各種性質を学ぶ。仕上材料では、屋根、天井、壁、床の各部位に用いられる代表的材料を取り上げ、各種性能・性質を学ぶ。これらの講義を通じて、建築設計・施工分野における建築材料面からの基本事項を会得する。

期末試験60%、課題レポート40%

田中 他『新・建築材料Ⅱ』 数理工学社田中 他『新・建築材料Ⅰ』数理工学社、

『建築材料用教材』日本建築学会講義で取り上げた諸材料の基本的事項を予

習・復習するとともに、実際の使われ方などについても、各種参考書で再度確認すること。

【授業計画】1 建築材料の分類2 鉄筋コンクリート構造に用いる材料3 セメントコンクリートの基本的性質4 コンクリートの試験・管理5 鋼構造材料-材料の基本的性質6 鋼材の防錆・耐火方法、各種試験方法7 木質系材料-木材の基本的性質(腐朽、虫害、燃焼)8 合板、集成材、各種エンジニアリングの基本的性質9 屋根に用いる材料

10 壁に用いる材料11 床に用いる材料12 間仕切部位・開口部に用いる材料(断熱、吸音・遮音)13 機能材料(美装・保護、耐火)14 機能材料(防火、接合、防水)15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L2-5

Page 17: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-316-

部材の力学 (Mechanics of Structural Components) 西山光昭、上田学生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

2年 春学期 3 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築物を構成する部材に生じる応力と変形の関係を理解し、弾性力学の基本を学ぶ。応力と応力度の関係、断面の性質(断面性能の算定方法)、変形の計算方法を学習する。建築の安全性を保障する構造設計において基本となる許容応力度設計を理解し、外力を受けた構造物の変形を解析するための基礎を習得ことを目標とする。次セメスター以降の構造系科目の基礎となる講義である。

期末試験70%、演習課題30%

寺本隆幸『建築構造の力学Ⅰ』森北出版元結正次郎・大塚貴弘『建築構造力学(新

版)』市ヶ谷出版社

「構造力学Ⅰ」「骨組の力学」「架構と力の流れ」で学習した応力計算を復習しておくこと。

【授業計画】1 静定構造物の応力算定(復習)2 応力度と歪み度、弾性係数3 材料の性質、許容応力度設計4 断面の性質①(断面一次モーメント、図心)5 断面の性質②(断面二次モーメント、断面係数)6 断面の性質③(断面二次半径、主軸)7 軸方向力による応力度8 曲げモーメントによる応力度①(曲げ応力度の計算)9 曲げモーメントによる応力度②(曲げ応力度の計算)10 せん断力による応力度11 組み合わせ応力度12 曲げモーメントを受ける梁の変形①(弾性曲線式)13 曲げモーメントを受ける梁の変形②(片持ち梁)14 曲げモーメントを受ける梁の変形③(単純支持梁)15 まとめ

本科目と「構造力学Ⅱ」あるいは「部材の応力と変形」の両方の単位は取得できない。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

木造住宅の構造 (Timber Construction and Structural Design) 川村清志、那須秀行生活環境デザイン学科 学科専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】木材・木質構造の概要について、在来軸組構法・ツーバイフォー構法に加え、集成材を用いたSE構法などの新構法を紹介し、その構造・構法的特徴、それによる空間特性を理解する。また在来軸組構法住宅の構造設計について、それぞれ講義に加えて行う演習・課題等にもよって理解を促す。さらには環境や健康の問題にも触れる。具体的には、構造形式、構造と特徴、構造材料、接合法、構造計画、構造設計、耐力壁の配置、壁量計算、耐久設計、薬剤処理、防耐火設計などを扱う。

期末試験(60%)、課題演習・設計演習(40%)

『木造の詳細1構造編』彰国社、配付資料『木造の詳細2仕上げ編』彰国社、『日本

建築学会編 構造用教材』丸善 ほかテキストの該当部分をよく予習する。他の

参考書等も参照しながら、スケッチや簡易模型作成によりディティール部分の理解を深める。

【授業計画】1 建築材料としての木材の特質・性質2 木材の防火・耐火・耐久性3 合板、集成材、各種エンジニアリングウッド4 構造形式の概要5 在来軸組構法の構造・特徴6 ツーバイフォー(枠組壁構法)の構造・特徴7 集成材構法の構造・特徴8 木造住宅の床・壁・天井・屋根9 課題演習(木造住宅の骨組み-断面)10 課題演習(木造住宅の骨組み-立面)11 木質構造の接合方法(継手・仕口)12 耐力壁の配置・壁量計算・防耐火設計13 在来軸組構法の構造設計演習1(エスキス)14 在来軸組構法の構造設計演習2( 終図面)15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築CADⅡ (Architectural CAD II) 檀上佳伸生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

2年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築CAD Iでは2次元CADが中心であったが、建築CAD IIでは3次元CADを使って建築のモデリングからCG作成、プレゼンテーションへの応用などを習得する。授業の内容は基本的な3次元モデルの作成から、実在する有名建築物のモデリング、レイトレーシング画像の作成をする。

期末試験70%、演習課題30%

CADによる2次元建築図面の描き方を確認しておくこと。授業時間外にもデジタルデザイン室を利用し、作図操作の復習をおこなうこと。

【授業計画】1 3次元CADの概要2 ソリッドモデルの作成(1)3 ソリッドモデルの作成(2)4 サーフェスモデルの作成5 建築図面の3次元化(1)6 建築図面の3次元化(2)7 建築図面の3次元化(3)8 建築図面の3次元化(4)9 光源の作成10 マテリアルの作成(1)11 マテリアルの作成(2)12 景観オブジェクトの作成13 レイトレーシングCGの作成14 総合演習(1) 3次元データの作成15 総合演習(2) プレゼンテーション

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L2-6

Page 18: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

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表計算の応用 (Spread Sheet System) 澤木宏文生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】建築分野において、コンピュータを幅広く活用するため、表計算ソフトを応用して利用できる知識と技術を身につける。授業では、基本操作からマクロの応用までの知識と技術を分かりやすく解説する。

毎回の課題70%、演習課題30%

別途指示

受講のためにはコンピュータリテラシーを受講しているか、Excelの基本操作を理解していることが必要。

【授業計画】1 表作成(基本操作の確認)2 表作成(計算式の利用)3 関数の使い方(基本的な関数)4 関数の使い方(高度な関数)5 グラフの作成(グラフウィザードと編集)6 グラフの作成(複雑なグラフ)7 データベース機能の利用(フォームとフィルタ)8 データベース機能の利用(データのコンバート)9 分析とシュミレーション(ゴールシーク、近似曲線)

10 複数ページの処理11 データ処理12 マクロの基本13 高度なマクロ編集14 マクロの応用15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

生活環境キャリアデザインⅠ (Living Environmental Career Design I) 菊地信一生活環境デザイン学科 学科専門科目

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】この授業では「社会人基礎力」の養成を図る。前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力が、とりわけ目標達成の根幹となる。主に建築デザイン業界の動向を伝えるなどして、卒業後の将来像を思考する。また、いくつかの作業を通して2年秋学期からの専門コースにおいて、どの分野を学び、キャリアをどのように作っていくかについての考え方を学ぶ。

演習課題、レポートで評価する。

菊地信一『キャリアデザイン入門』光生館菊地信一『自己分析からはじめる就職活動

'12』日本実業出版社

テキストを事前に読んでおくこと。(前の授業に指示します)

【授業計画】1 「1年次をふりかえって」 シート作成準備2 「1年次をふりかえって」 シート作成3 卒業後の進路を考えよう4 建築デザイン業界の現状①5 建築デザイン業界の採用動向②6 在学中の先輩の話を聞く (内定者)7 建築デザイン関係の資格取得8 住宅着工戸数の推移など9 情報収集のポイント (建築系)

10 コミュニケーション能力アップのために11 グループディスカッション12 スピーチコンテスト (1回目) (建築の話題)13 グループワーク14 スピーチコンテスト (2回目)15 講義のまとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

住空間の設計Ⅱ (Living Space Design Ⅱ) 足立真、奥村理絵生活環境デザイン学科 学科専門科目 住空間デザインコース2年 秋学期 3 単位(週 4時限) 選択科目 オープン履修:不可

【授業の目標】住宅の室内空間を、単なる箱ではなく、魅力的で心地よい生活環境とするためには、空間のスケールや形状、間仕切り方、光の入り方、各部の素材など、より細かい水準で設計を考える必要がある。はじめの小課題では光の取り入れ方や、空間の仕切り方・つなげ方に関する演習を行う。続く大課題では、与えられた複層構成のスケルトンをもとに、具体的なインフィル設計を通して、魅力的な空間デザインを検討し、具体的に図面および模型によって表現する。

提出作品の評価 100%

日本建築学会編『コンパクト建築設計資料集成』

関連する講義科目の内容を復習しておくこと。雑誌や街で多くの建物の空間にふれておくこと。

【授業計画】1 小課題「光の部屋」2 エスキス3 小課題提出・講評会/中課題「空間を分けてつなげる」4 エスキス5 エスキス6 中課題提出/大課題「都心の週末住居(仮)」7 エスキス8 エスキス9 中間提出・発表

10 エスキス11 エスキス12 図面・模型制作13 図面・模型制作14 終プレゼンテーション15 全体講評会

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L2-7

Page 19: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

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インテリアワークショップ (Interior Workshop) 黒津高行生活環境デザイン学科 学科専門科目 住空間デザインコース2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可

【授業の目標】家具の存在は空間の構成に大きな影響を及ぼす。空間デザインにおいては、モノと空間の関係、そのバランスが重要である。ここでは、20世紀前半に制作された近代家具の名品に触れ、とくに椅子のスケールモデルを製作し、家具の問題を考えたい。また、家具製作のための工具や機械の使い方の習得を目指す。

提出作品(80%)と出席などの授業への取組(20%)による総合評価

必要に応じて資料を配付する

身近な家具のデザインを観察しておくこと

【授業計画】1 ボックス in ボックス 小さな家具2 ボックス in ボックス コンテスト3 家具製作のための木工機械4 小品の加工・組立5 椅子の名作 30 (グループ調査)6 同上7 プレゼンテーション18 椅子の名作 スケッチ9 椅子の名作 計測10 椅子の名作 製図11 スケールモデル1 素材12 スケールモデル2 加工13 スケールモデル3 組立14 椅子の名品 まとめ15 プレゼンテーション2

履修者は作業着を着用し、授業時間外にもインテリアデザインラボの利用を推奨する

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

インテリアの空間構成 (Composition of Interior Space) 足立真生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目 住空間デザインコース

2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】インテリアデザインは、建築の内部空間を単に飾り立てることではなく、その中で人々が活動する環境をデザインすることである。それ故、身体との関わりにおいて空間の特性をきめ細かく把握し、構想することが重要となる。この授業では、空間やモノの大きさやかたち、あるいは床、壁、天井、間仕切り、開口部、家具といったインテリアを構成する建築の部位・部材をとりあげ、その具体的なつくり、それらによる場の構成、さらには空間表現との関わりについて理解し考えることを目的とする。

レポート課題1・2計75%、その他の演習課題25%

適宜資料を配付する

建築計画、建築構法に関する内容を復習しておくこと。建築の雑誌あるいは展覧会等でなるべく多くの作品にふれること。

【授業計画】1 インテリアデザインとは2 人間・モノのスケール3 空間のスケール4 床・壁・天井の構成、空間形状5 間仕切りの手法6 領域・場の形成7 外部空間との関係8 レポート課題1講評9 開口部の種類・詳細10 開口部による空間表現11 部位のつくりと表現(1)12 部位のつくりと表現(2)13 階段・スロープ14 建築と家具15 レポート課題2講評16 レポート提出と講評

H21年度まで開講の「インテリアデザイン論」の読み替え科目である。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

福祉空間の設計Ⅰ (Welfare Space Design I) 瀬戸眞弓、関谷真一生活環境デザイン学科 学科専門科目 福祉空間デザインコース2年 秋学期 3 単位(週 4時限) 選択科目 オープン履修:不可

【授業の目標】高齢化社会の現代において、高齢者が安全に安心して自立した生活をおくれるような住環境の整備が求められている。この科目の設計課題では、既存の建物を活かしつつ、ライフスタイルの変化に対応したり、バリアフリー化を図るよう住宅のリノベーションの提案を求める。単に高齢者への対応策を寄せ集めた生活装置となるのではなく、空間的な魅力と快適性を備えた住空間を丁寧に考え、図面・模型等を用いて表現する。講評会を実施し、各自の空間構想の結果についてプレゼンテーションを行う。

提出課題とプレゼンテーションの内容により評価

資料を配布する。

『木造の詳細 1構造編』彰国社編

参考図書等を読んでおく

【授業計画】1 福祉空間の設計とは(1)高齢者と障害者の行動特性2 福祉空間の設計とは(2)子どもと妊婦等の行動特性3 福祉空間のリノベーションの実際(スライドによる)4 福祉空間のリノベーションの実際(現場見学による)5 設計計画(1)設計主旨等について6 設計計画(2)必要設備機器・部品等の確認等7 設計計画(3)実際の空間設計計画8 設計実技(1)設計図面のレイアウト、作成9 設計実技(2)設計図面の完成まで10 模型製作(1)建物模型の作成11 模型製作(2)エクステリア等の完成まで12 講評会準備 プレゼンテーションの提示物の作成等13 作品の講評会(プレゼンテーション)(前半)14 作品の講評会(プレゼンテーション)(後半)15 講評への反省と今後への展開へ向けて・まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L2-8

Page 20: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

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ユニバーサルデザイン論 (Theory and Application of Universal Design) 勝木祐仁、小林美紀生活環境デザイン学科 学科専門科目 福祉空間デザインコース2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可

【授業の目標】ユニバーサルデザインをはじめ、バリアフリーやノーマライゼーション、安全設計といった関連する考え方について理解する。それら概念の誕生の経緯や目指す方向を理解するとともに、生活の中での問題点を認識し、それに対する方策、ハートビル法などの制度上の取り組みなどを踏まえた上で、これからの時代の空間・環境・モノのデザインのあり方について具体的に考える。高齢者のためのデザイン、建築・空間におけるユニバーサルデザインなど、各回ごとにテーマを絞り考える。

提出課題(60%)、小テスト(40%)

授業中の配付資料

従業内で随時紹介する。

授業で学んだ概念や、それを具体化したデザインについてはノートに整理し直すなど、復習を行うこと。

【授業計画】1 ユニバーサルデザインとは何か?2 目・耳が不自由な人のためのデザイン3 手・足が不自由な人のためのデザイン4 乳幼児・高齢者のためのデザイン5 建築・空間のデザイン 16 建築・空間のデザイン 27 家具のデザイン 18 家具のデザイン 29 道具のデザイン 1

10 道具のデザイン 211 サービス・情報のデザイン 112 サービス・情報のデザイン 213 ユニバーサルデザインの可能性と課題14 提出課題の講評15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

高齢者・障害者の生活と空間 (Life and Space of Aged and Disabled People) 瀬戸眞弓生活環境デザイン学科 学科専門科目 福祉空間デザインコース2年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可

【授業の目標】高齢者・障害者と生活上で生じる不便・不自由の内容や程度はさまざまである。したがってそれぞれの身体・心理的特性に応じた生活ニーズや生活様式、あるいは生活動作能力や動作方法を理解し、それらを住環境整備の改善によって軽減することは重要なことである。高齢者に多い疾患の特徴と症状、障害の種類や程度に対する必要な知識を身につけ、安全・安心で自立した生活をおくることができるような空間的配慮について学習することを目的とする。

定期試験70%、レポート課題30%

授業中に資料配付

日本建築学会編『高齢者のための建築環境』等

高齢者・障害者等の生活空間に関する情報を収集し記録しておくこと

【授業計画】1 高齢者・障害者等の福祉空間と生活文化2 福祉の生活空間における環境の問題3 加齢による行動特性と生活空間4 障害による行動特性と生活空間5 その他(子どもや妊婦等)の行動の特性と生活空間6 福祉用具と生活空間との関係7 福祉機器ショールームの見学学習(レポート提出)8 住宅(居室・玄関・外部空間等でのバリアフリー)9 住宅(浴室・トイレ等におけるバリアフリー)

10 福祉施設等における生活環境(デイサービス施設等)11 福祉施設等における生活環境(就労支援施設等)12 福祉の生活空間の評価(脳波測定結果から等)13 法制度との関連14 社会資源との関連と活用15 全体のまとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L2-9

Page 21: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

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電気工学通論 (Outline of Electric Engineering) 大嶋建次生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】日常生活を快適に過ごす上で電気技術は不可欠なものである。本講義では電気技術の基礎から応用技術までを紹介する。とくに、建築物で使用されている電気技術や生活の中で使用する電気技術を重点的に取り上げて講義を行い、将来、建築士として仕事をする上で必要となる電気技術に関する知識を身につけることを目標とする。

期末試験(80%)、小テストおよび課題レポート(20%)

必要に応じて資料を配布する

酒井善雄著『電気電子工学概論』丸善

前回授業の復習と、次回授業の講義分野に関する予備調査をすること。

【授業計画】1 序論2 直流回路3 交流回路4 電気電子部品5 半導体技術6 電気・電子計測7 センサ技術と建物への応用8 音響技術と住環境9 照明技術10 住まいと電気エネルギー11 ディジタル家電12 通信技術13 移動体通信技術14 ユビキタス社会とコンピュータ技術15 セキュリティ技術

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

機械工学通論 (Introduction of Mechanical Engineering) 神村一幸建築学科・生活環境デザイン学科 学群共通専門科目

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】機械工学は、システムを設計し、開発し、制御するための科学と芸術である。とくにエネルギー変化を処理する工学の一分野である。本講義では、熱力学にはじまる力学を中心とする基礎知識を統合させて、機械に関する工学教養を身につける。

課題レポート30%、期末試験70%

草間秀俊・他共著『機械工学概論 第3版』理工学社黒須茂編著『メカトロ・エンジニアリング

(9) ロボット力学』パワー社

これまでに学んだ物理関係の基礎事項を復習しておくこと。

【授業計画】1 工学における機械工学の位置づけ2 機械材料と単位3 材料の力学:応力、ひずみ、弾性係数4 材料の力学:はりの曲げモーメント、応力計算5 材料の力学:トラスの応力、座屈計算6 機械の力学:ニュートンの運動法則7 機械の力学:仕事とエネルギー8 機械の力学:運動と抵抗、運動方程式9 自動制御:自動制御の原理10 自動制御:運動方程式(1次系、2次系システム)と制御11 流れの力学:ベルヌーイの式、管路の摩擦損失12 流れの力学:ポンプの特性と省エネ動力計算13 熱の力学:熱エネルギーと仕事14 熱の力学:湿り空気線図と空調熱負荷計算15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

起業とビジネスプラン (Company Establishment and Business Plan ) 小田恭市全学科 学群共通専門科目

全学年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】本講座は、起業(新しく会社を興すこと)に関心を持つ学生、将来的に起業する意欲を持つ学生、就職先で新事業の企画・推進に取り組みたい学生などを中心に、「起業化への誘い」と起業化のために必要なビジネスプランの実践的策定手法と演習を通じて、起業化の基礎知識とノウハウを習得することを目的としている。

大学が主催する「ビジネスプランコンテスト」に提出レポート(プラン)に対する評価

資料配布野口吉昭著『ビジネスプラン策定のシナリ

オ』かんき出版Webで「ビジネスプラン」を入力し、それ

に関する情報収集を行なって、事前にビジネスプランとは何かを頭にいれておくこと。

【授業計画】1 国内外における大学生の就職に対する意識 2 キャリアデザインと自己実現(生きがい) 3 起業化に成功した起業家たち4 起業家における成功のための要件5 起業する適性時期と取り巻く状況6 起業する取り巻く産業・技術環境7 起業する意欲と実力8 ビジネスコンセプトのフレーム(5W1H)9 ビジネスプランの策定手法(誰に何を)10 ビジネスプランの策定手法(何処でどのように)11 ビジネスプラン策定の基礎 12 ビジネスプラン策定の応用13 ビジネスプラン策定の演習<プラン策定と発表>14 ビジネスプラン評価の演習<プランの発表と評価> 15 ビジネスプラン評価の演習<プランの相互評価>

「起業とビジネスプラン」を受講したものは、この科目を受講することをお奨めしたい。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L3-1

Page 22: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-321-

新会社設立の実際 (Practice of the Establishment of the New Company ) 小田恭市全学科 学群共通専門科目

全学年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目【授業の目標】本講座は、策定したビジネスプランを実現するための会社設立、資金調達、人材確保、組織構築など社内体制整備とともに、外部とのネットワーク形成に関する知識を深める。また、事業を具体化するためのプログラムと事業の実行、事業の拡大と撤退などに関わる実践的な新会社の設立・運営に関する取り組みを学ぶことを目的としている。

演習課題30%と試験70%

資料配布

高橋徳行著『起業学の基礎』勁草書房Webで「会社設立」を入力し、それに関す

る情報収集を行なって、事前に会社設立とは何かを頭にいれておくこと。

【授業計画】1 起業化のためのビジネスプランの基礎フレーム2 ビジネスプラン策定の基礎3 ビジネスプラン策定の応用4 法人設立計画と全体フロー5 法人設立のための事前準備6 事業所(事務所、工場など)の設置 7 法人設立のための資料作成(社名、定款など)8 法人設立のための諸手続き(登記)9 新会社の資金調達(開業資金と事業資金、公的資金等)

10 新会社の人材確保・育成(中核的人材等)11 新会社の社内組織づくりと外部とのネットワーク形成12 新会社の経営・財務管理システム 13 起業の事例(A社)14 起業の事例(B社)15 新会社の設立・運営プログラムの演習

春学期の「起業とビジネスプラン」の授業を受けている方が望ましい。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

解析学Ⅱ (Analysis II) 数学教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】多変数関数の微分・積分の基本的な概念を理解することにより、専門科目の学習において必要となる問題解決能力・計算力を身につける。2変数関数の微分・積分に習熟し、多変数関数に関する応用問題の解法を習得することを達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 多変数関数2 2変数関数の極限3 2変数関数の連続性4 偏微分係数、偏導関数5 全微分6 合成関数の偏微分法7 陰関数の微分法8 2次関数のテイラーの定理9 2変数関数の極値

10 陰関数の極値、条件付き極値11 累次積分12 重積分13 変数変換と重積分14 体積と重積分15 総合演習

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

統計解析 (Probability Analysis) 数学教員生活環境デザイン学科・建築学科 学群共通専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】確率論や統計学の基本概念を学び、簡単な実験データへの適用方法を身につける。代表的な確率分布とその特徴を理解し、統計学の基本的な手法を習得することを達成目標とする。

期末テスト・小テスト・演習課題などによる。

開講時に指定する。

授業後に各自のノートを見直すことが大切である。言葉や記号を正しく理解し、例題をもう一度自分で解いてみることが、次回の授業の準備になる。

【授業計画】1 統計力をつけましょう2 データの整理3 データの代表値4 データの散布度5 相関係数6 相関表7 総合演習(1) 統計データの整理8 確率変数と確率分布9 2項分布

10 正規分布(1) 定義11 正規分布(2) 応用12 推定13 検定(1) 母平均の検定14 検定(2) 母平均の差、母比率の検定15 総合演習(2) 統計的な推測

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L3-2

Page 23: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-322-

日本建築史 (History of Japanese Architecture) 波多野純生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】日本建築の歴史を、政治体制や海外交流など社会的背景、意匠と設計技術、工具と施工技術などを踏まえて理解する。日本建築は、檜をはじめとする良質木材の生産システム、合理的設計方法の確立、中国大陸・朝鮮半島からの新技術の導入などに支えられ、精緻に構築された。先人の優れた技術や建築にかけた情熱にふれ、自らの創造の糧とすることを期待している。

期末試験70%、提出課題30%日本建築学会『日本建築史図集新訂2版』

西・穂積『日本建築のかたち』彰国社

平井聖『図説日本住宅の歴史』学芸出版社日本史の基礎知識があると理解しやすいの

で教科書レベルでよいから、学んでおいて欲しい。歴史系博物館を訪ねておくとよい。

【授業計画】1 日本建築の特質、原始時代の住居と集落2 神社建築の成立、伊勢・出雲・住吉3 仏教建築の伝来と法隆寺4 法隆寺再建非再建論争5 国家仏教と東大寺・国分寺、平城京と平安京6 密教建築、山上伽藍、礼堂、多宝塔7 浄土教の建築と平等院鳳凰堂8 野小屋と縁9 鎌倉時代の新様式(1)大仏様10 鎌倉時代の新様式(2)禅宗様11 鎌倉時代の新様式(3)和様12 城郭建築と城下町13 黄檗宗と近世の寺社建築14 近世建築の多様性、歴史的建物・町並みの保存15 まとめ、日本建築と中国建築、設計技術の進展

自由科目「建築史実習」を履修し、歴史的な建築を見学しスケッチをすることにより、より理解が深まる。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

空間構成論 (Spatial Composition of Architecture) 小川次郎生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】建物は図書館、美術館、ホールなど、使用用途別による各種建築として一般に分類されている。しかし、建築は単に用途の合理的な組み合せのみによるものではなく、用途の収容可能な空間が、意匠上、構造上等の様々な理由から立体的に配列されることにより、実体として成立する。そこでこの授業では、単位となる空間とそれらの全体における配列という視点から実体としての建物を捉え、建築の空間構成における秩序形成の方法を理解することを目的とする。

演習課題による。作品の調査能力20%、解説・批評能力20%、図面表現力60%

関連資料を適宜配布する

図研究会著 『図・建築表現の手法』 東海大学出版会

建築雑誌・作品集などを通じて、国内外の現代建築作品に関する知識を深めておくこと。

【授業計画】1 建築の空間構成2 計画論と構成論3 「室建築」とはなにか?4 「室群建築」とはなにか?5 プロジェクトへの展開1住むための室建築・室群建築6 課題1 「こんな室群建築が面白い」 発表と討論7 室群建築の外部空間8 建築の集合による都市の外部空間9 プロジェクトへの展開2ハコはどこまで広がるか?10 課題2 「こんな外部空間が面白い」 発表と討論11 プロジェクトへの展開3ヴォリュームだけで考える12 ハコの壊し方1/建築の家具化・家具の建築化13 ハコの壊し方2/構成材の部品化・置き換え14 課題3 「身近な非-ハコ空間」 発表と討論115 課題3 「身近な非-ハコ空間」 発表と討論2

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

現代建築論 (Contemporary Architecture) 武田光史、小川次郎、足立真生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】現代建築はその建築種別、構法、空間表現など多様な広がりを見せているが、建築家は、時代の潮流や社会的状況との関わりのもとに、互いに影響を及ぼしあいながら、それぞれの創作論を模索し展開している。この授業では国内外の現代建築家を紹介しながら、その作品や言説を通して、設計思想、批評性、空間論などを読みとり、かつそのなかに通底する現代性について考える。前半では戦後から現在までの時間軸にそって日本の建築家をとりあげ、後半では海外の建築家をとりあげる。

レポート提出と授業への取り組み姿勢

篠原一男『住宅論』、磯崎新『空間へ』など

新建築、住宅特集、GA,A+Uなど雑誌に目を通しておく。

【授業計画】1 日本の建築家(1)篠原一男2 日本の建築家(2)磯崎新3 日本の建築家(3)伊東豊雄4 日本の建築家(4)坂本一成5 日本の建築家(5)SANAA(妹島和世・西沢立衛)6 日本の建築家(6)青木淳7 日本の建築家(7)アトリエ・ワン(塚本由晴・貝島桃代)8 日本の建築家(8)みかんぐみ9 日本の建築家(9)CAt(小島一浩・赤松佳珠子)10 海外の建築家(1)Jean Nouvel11 海外の建築家(2)Rem Koolhaas/OMA12 海外の建築家(3)Herzog&de Meuron13 海外の建築家(4)Steven Holl14 海外の建築家(5)Frank Gehry15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L3-3

Page 24: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-323-

建築設備 (Building Equipment) 小竿真一郎生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】建築環境工学の一環として捉え、建築物に施す工夫(建築設備)の内、給排水衛生設備と空気調和設備に関して装置とシステムを学ぶ。

試験(70%)・演習(10%)・宿題(20%)による。

井上宇市監修 小笠原・川瀬著『建築設備』市ヶ谷出版

教科書で、上記「授業計画」中の用語を調べておく。

【授業計画】1 建築基準法と建築設備2 給排水衛生設備の変遷3 給排水衛生設備の種類4 水質と使用水量5 給水方式と機器6 予想給水量と給水管径の設計・算定7 給排水設備図面とメンテナンス8 人体と空気調和設備9 空気調和設備の種類とシステム

10 熱負荷計算1:小規模建築物11 熱負荷計算2:大規模建築物12 吹出し風量とダクトの設計13 ダクト図面と系統図及び建築設備の機械室14 空調設備図面とメンテナンス15 給排水衛生設備・空気調和設備と防災

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

電気設備 (Electric Installation) 横倉邦夫生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】インテリジェントビルなど建築設備の高度化に伴い、利用される電気機器の重要性が増しており、建築を専攻する者には、基本的な電気知識が必要である。電気の基礎知識と建築物で必要とされる主要な電気設備の基本的な知識を習得する。

期末試験60%、演習課題30%、レポート10%

必要に応じてプリントを配布する

高橋、黒田著『建築電気設備工学』オーム社

三角関数および微分積分法の基礎知識

【授業計画】1 電気設備の概要2 電気と磁気3 直流回路4 交流回路5 受変電システム6 受変電機器7 保護方式8 予備電源と監視設備9 幹線設備と配線設備

10 防災設備11 動力設備12 搬送設備13 視環境14 照明計算と照明設備15 電気設備に関する 近の事例

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築法規 (Building Regulation and Architectural Code) 若林祥文生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】建築に関する法的な考え方を学ぶ。建築基準法について、その社会的な役割、条文の読み方、解釈の仕方などを実例をとして理解を深める。また、 近の住まいまちづくりの話題から、建築技術者としての役割を考える。

2回のレポート、法令集の有無など。『建築基準法令集』( 新の都市計画法、

建築士法等も収録されていること)

自分の住んでいるまちを観察すること。

【授業計画】1 法律の考え方及び読み方2 建築基準法の内容、総則3 建築基準法第2章4 建築基準法第2章5 建築基準法第3章6 建築基準法第3章7 建築基準法第3章8 建築基準法と都市計画法9 建築基準法と景観法

10 建築士法、住宅品質確保法11 建築基準法の改正12 建築行政の仕組み13 住まいまちづくりと建築法規14 地方分権の動きと建築法規15 消費者保護と建築法規16 レポート提出【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L3-4

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生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-324-

施工と監理 (Construction&Supervising) 伊藤樹生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】「施工」は設計図書より定まれた品質にて、施主予算内で、決められた工期内に、安全環境のコンプライアンスを遵守し、計画敷地内に空間をもって完成させるという当たり前の事ではあるが、建築を志す者は設計者であっても実情の理解は避けられない分野である。実務に携わった時に知識のタンスとなる概要と実践の教材をビジュアルに紹介し、奥が深い建築施工の世界を述べる。施工計画の演習、現場見学実習を取り入れ理解を深め設計の立場となる監理業務にも触れて行く。

演習と課題レポートで試験は行いません(演習40%、レポート及び見学実習60%)

配布資料

初日に「なぜ建築学を選択し、今後の方向性はどうするか」を400字にまとめ提出してもらいますので事前に考えておいてください。

【授業計画】1 施工と監理の概要2 安全管理3 地業・山止・掘削・地下躯体工事の演習-①4 地業・山止・掘削・地下躯体工事の演習-②5 工程管理演習①6 工程管理演習②7 現場見学実習…仮設工事8 現場見学実習…躯体工事9 現場見学実習…型枠工事10 現場見学実習…鉄筋工事11 現場見学実習…仕上工事①12 現場見学実習…仕上工事②13 配筋図演習14 一級建築士演習(施工)15 環境対策、課題の発表

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

建築プログラミング入門 (Introduction to Programming for Architecture) 田中実生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】表計算などでの操作をマクロで自動化、作業を簡略化させることは、作業の処理能力を大きく向上させる。このとき、プログラミングについての知識が必要となることが多い。この授業では、表計算のマクロを使用しプログラミングの基本的な考え方や作成法を習得することを目的とする。

期末試験70%、演習課題30%の割合で評価を行う。

授業開始時に指定する。

キーボードからの入力、Windowsの基本操作、Excelの基本操作ができるようにしておくこと。

【授業計画】1 マクロ・メッセージボックス・インプットボックス2 セルの操作・変数とデータ型3 条件文と比較演算子・論理演算子4 配列5 繰り返し処理6 行列式の解法・数値積分7 プログラムの構造とスコープ8 組み込み関数9 エラー処理とファイル処理10 デバッグ、ユーザーフォーム11 スプライン補間のプログラミングの説明12 スプライン補間のプログラミング13 フォームを使用したプログラミングの説明14 フォームを使用したプログラミング15 まとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

生活環境キャリアデザインⅡ (Living Environmental Career Design Ⅱ) 菊地信一生活環境デザイン学科 学科専門科目

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】この授業では、卒業後の進路についての考え方を整理するのが目標である。各自の将来像を明確にし、同時に社会が望む人物像について考え、社会においてキャリアをどのように積み重ねていったら良いかを検討する。また、就職活動を目前に控え、各自の適正や能力をどのように表現し、伝えたらよいかなど、自己表現能力についても学ぶ。そのうえで、自らの力を検証し、就職活動につなげるのが狙いとなる。

演習課題、レポートで評価する。

菊地信一『キャリアデザイン入門』光生館菊地信一『自己分析からはじめる就職活動

'12』日本実業出版社

テキストを事前に読んでおくこと。(前の授業に指示します)

【授業計画】1 みなさんの先輩の就職動向 (建築系企業)2 主に建築デザイン・建設・住宅業界の景気動向3 主に建築デザイン・建設・住宅業界の採用状況4 学科で得た専門能力をどう活かすか5 エントリーシートとは (ある住宅メーカーの例)6 自己アピール、志望動機の書き方7 二人で行う他己診断8 個人面接とは (建築系企業の実例)9 個人面接ビデオ視聴10 グループディスカッションとは11 グループディスカッションビデオ視聴12 実践グループディスカッション (建築の話題)13 学科先輩のアドバイス① (建築系企業内定者)14 学科先輩のアドバイス② (建築系企業内定者)15 講義のまとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L3-5

Page 26: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-325-

インターンシップ・キャリア工房 (Internship and career workshop) 黒津高行、瀬戸眞弓生活環境デザイン学科 学科専門科目

3年 春学期(集中講義) 2 単位 選択科目 オープン履修:不可【授業の目標】インターンシップ(企業等での就業体験)は、生活環境デザイン学科で学んだ専門を活かし、一生継続できるやりがいのある仕事に就くために必要となる、就職先企業や職務内容を選択する情報を得る機会として有効である。本講義では、①インターンシップを有意義なものにするための準備、②企業等でのインターンシップの実施、③インターンシップ成果報告書の作成を行う。

インターンシップ成果報告書と口頭試験により評価

資料を配付する

建築デザイン等の関連産業について事前に調査しておくこと。

【授業計画】1 インターンシップの意義2 インターンシップ受け入れ企業の調査3 建築デザイン・住宅・福祉関連企業の業務内容の調査4 建築デザイン・住宅・福祉関連企業の業務内容の分析5 インターンシップの希望業務の分析6 調査・分析成果報告書の提出と講評7 インターンシップ中の心得と作法8 インターンシップの実施:基本実習19 インターンシップの実施:基本実習2

10 インターンシップの実施:基本実習311 インターンシップの実施:応用実習112 インターンシップの実施:応用実習213 インターンシップの実施:応用実習314 インターンシップ成果報告書の作成15 インターンシップ成果報告書の提出と講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

商業空間の設計 (Design of Commercial Space) 足立真、松山邦弘生活環境デザイン学科 学科専門科目 住空間デザインコース3年 春学期 3 単位(週 4時限) 選択科目 オープン履修:不可

【授業の目標】都市部に建つ商業建築(鉄筋コンクリート造/中層)の設計を行い、図面・模型によって表現する。インテリアにおけるモノ(商品)の魅力的なディスプレイ、人とモノとの空間的関係、人どうしの関係(接客スタイル)、外部に対しての立ち現れ方、など商業建築特有のテーマを多面的に考え、コンセプトとしてまとめる。そのコンセプトに基づき、建物の構造、内外装、什器、テクスチャー、商品の配列などをスタディし、具体的な建築の提案を行う。

提出課題とプレゼンテーションの内容により評価

街に出て魅力的な商業空間を体験するとともに、建築雑誌、インテリアの雑誌に目を通し、近年のデザインに触れること。

【授業計画】1 さまざまな商業空間、事例紹介と調査の方法2 さまざまな商業空間、調査成果のプレゼンテーション3 商品、接客スタイルの検討4 商品、接客スタイルのプレゼンテーション5 敷地と周囲の環境の設定(グループ作業)6 環境影響度調査(グループ作業)7 敷地環境のグループ・プレゼンテーション8 商品、接客スタイルから発想する内部空間の設計(1)9 商品、接客スタイルから発想する内部空間の設計(2)

10 周囲の環境から発想するファサードの設計(1)11 周囲の環境から発想するファサードの設計(2)12 建築としての商業空間の設計13 総合設計、商品のデザインから環境まで14 プロポーザル・デザイン、講評会15 全体講評会

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

インテリアデザイン実習 (Practice in Interior Design) 渡辺勝彦、奥山淳一生活環境デザイン学科 学科専門科目 住空間デザインコース3年 秋学期 3 単位(週 3時限) 選択科目 オープン履修:不可

【授業の目標】建築は室内の空間をつくることが、初源的な目的であった。時代を超えて豊かなインテリア・デザインが存在するのは、そこに人々が力を注いだからである。この実習では、住宅などの優れたインテリア・デザインの実例を見学、スケッチ、実測して把握し、その意匠とその概念、構法と材料および技術について、学んでゆく。空間構造を知ることにより、時の流れを超えて、新たに求められる機能に対応する視点を持ち表現することを目標とする。後半では、インテリアのより詳細な表現手法を体験する。

スケッチ、レポートなど提出物100%

実例の見学にあたっては十分な事前学習を求める。インテリアの表現にあたっては、事前に案を準備し、円滑に作業を進める必要である。

【授業計画】1 ガイダンス2 インテリアの見学1 住宅 準備3 インテリアの見学1 住宅 スケッチ集中実施3回分4 同上5 同上6 インテリアの見学1 レポート提出、講評7 インテリアの見学2 スケッチ 集中実施3回分8 同上9 同上

10 インテリアの見学2 レポート提出、講評。課題説明11 課題「インテリアの詳細表現」機能の整理12 インテリア要素・寸法の設定13 制作作業14 制作作業 テクスチュアの表現15 作品の講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L3-6

Page 27: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-326-

インテリアCAD (Interior CAD) 生活環境デザイン学科 学科専門科目 住空間デザインコース3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:不可

【授業の目標】インテリアの設計では、そのデザインを検証したりプレゼンテーションを行う上で、実際に作られる空間映像をヴァーチャルに表現するコンピューター・グラフィックス(CG)を用いることが有効である。この科目では、モデリングやレンダリングソフトを用いて、室空間や家具のモデリング、テクスチャーのマッピング、照明や採光の設定を行い、インテリアCGを制作する手法を習得する。基本的なモデル作成から、3次元プレゼンテーションまでの操作技術を演習を通して学習する。

課題の評価による

授業中にプリントを配布

前学期までに学修したCADの技術を復習しておくこと。

【授業計画】1 ソフト操作の基礎2 家具のモデリング3 家具のモデリング4 室内空間のモデリング5 室内空間のモデリング6 テクスチャーのマッピング7 テクスチャーのマッピング8 採光・照明のシミュレーション9 採光・照明のシミュレーション、照度分布10 点景のレイアウト11 点景のレイアウト12 CGによるインテリアの設計13 CGによるインテリアの設計14 プレゼンテーション15 まとめ

「自ら学ぶ」という学習姿勢を重視して評価する。【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

インテリアマネージメント (Interior Management) 塚本晋一生活環境デザイン学科 学科専門科目 住空間デザインコース3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可

【授業の目標】インテリアや建築のプロジェクトの企画・設計・施工・積算・維持管理までの流れについて、様々な具体的な実例を紹介しながら、それぞれの内容と関連職種、必要となる資格などを理解する。また、様々なプロジェクトに必要なマーケティング手法や企画立案プロセス、関連する制度・法律、各分野、業界の現状、社会的問題などについても、近年の動向をふまえつつ学習する。各回ごとにテーマを挙げて解説する。企画立案やコラージュ作成の演習などを通してマネージメント手法を学ぶ。

演習課題100%

資料は配付

授業で紹介する普段利用する店舗等の規模(広さや席数)

や、どのようなお客様を対象にどのような工夫をしているのかなどお客様と店側の両方の目線から意識する。

【授業計画】1 インテリア、建築のプロジェクトとは2 プロジェクト進行と企画立案、演習3 物販店の計画1(小売業の現状と開発手法)4 物販店の計画2(企画事例と企画演習)5 プロジェクトにおける調査分析6 物販店の計画3(企画事例とコラージュ作成演習)7 飲食店の計画1(飲食業の現状と開発手法)8 飲食店の計画2(企画事例と企画演習)9 ショッピングモールの計画1(現状と開発手法)10 ショッピングモールの計画2(企画事例)と小演習11 集合住宅の計画(現状と開発手法)12 まちづくりプロジェクトの企画と小演習13 プレゼンテーションボードの作成14 プレゼンテーションと講評会15 プロジェクトのマネージメント手法

スライドを用いて授業を行い、資料を配付予定。各回で小演習を課す。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

インテリアの空間演出 (Interior Space Design) 足立真、非常勤講師生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目 住空間デザインコース

3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】インテリアデザインでは、快適な室内環境を獲得するとともに、限られた空間を魅力的に演出するために、光や色、素材等の扱いが重要となる。この授業では、採光・照明・色彩に関する理論を習得するとともに、それらのコーディネートによる空間演出的効果や心理的影響について、実際の建物の測定などを通して体験的に理解する。さらには、アートやサイン、テキスタイル、雑貨などインテリアの関わり、家具のデザインについて、実例に基づきながら学習する。

レポート課題70%、その他の演習課題30%

適宜資料を配付する

各回の授業内容を復習すること。建築雑誌、インテリア雑誌を読んだり、実際に訪れたりして、多くのインテリアを見ておくこと。

【授業計画】1 インテリアの演出要素2 色彩理論1(色の体系)3 色彩理論2(配色)4 照明の基礎知識5 照明方法の種類と効果6 色を測る7 光を測る8 素材・テクスチャー9 装飾について10 レポート課題発表(1)11 家具のはなし(1)12 家具のはなし(2)13 家具とインテリア(1)14 家具とインテリア(2)15 レポート課題発表(2)16 レポート提出と講評

前年度まで開講の「インテリアデザインⅠ」の読み替え科目である。

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L3-7

Page 28: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-327-

住宅史 (History of Japanese House) 波多野純生活環境デザイン学科・建築学科 学科専門科目 住空間デザインコース

3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可【授業の目標】日本における住宅の歴史を、原始古代から現代まで、一貫して学ぶ。一室空間の寝殿造から、部屋の概念が生まれる書院造へ、さらに金碧の障壁画で飾られた近世書院造へと、上流階級の住宅は大きく変化する。いっぽう、庶民の住宅は貧しいままにおかれたが、近世になると、素朴な中に美しさを備えた民家として結実する。空間構造の変遷に重点を置いた講義であり、住宅設計、なかでもインテリアデザインの糧となることを期待している。

期末試験70%、提出課題30%

平井聖『図説日本住宅の歴史』学芸出版社

日本建築学会『日本建築史図集新訂第2版』彰国社

博物館・郷土資料館、野外博物館などを見学し、歴史的な住宅のイメージを理解しておくと理解が進む。

【授業計画】1 竪穴の住まいと高床の住まい、考古学の成果2 寝殿造の成立と法隆寺伝法堂3 平安貴族の暮らしと寝殿造の舗設4 鎌倉武士の暮らしと主殿造、絵巻物を読む5 書院造の成立と空間構造6 書院造と座敷飾(床・棚・書院・帳台構)7 城郭と近世書院造の御殿8 数寄屋と数寄屋風書院9 茶道と茶室

10 江戸の都市構造と武士の住まい(大名から旗本まで)11 京の町家と江戸の町家12 近世の農家と町家13 戦後住宅史(1) 小限住宅と伝統論争14 戦後住宅史(2)生活の合理化と設計の楽しさ15 未来の住まいとバリアフリーを考える

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

福祉空間の設計 Ⅱ (Welfare Space Design II) 勝木祐仁、橋本祐二生活環境デザイン学科 学科専門科目 福祉空間デザインコース3年 秋学期 3 単位(週 4時限) 選択科目 オープン履修:不可

【授業の目標】高齢者施設の計画では、高齢者への社会的支援の在り方や、提案する施設における高齢者ケアの在り方について考察し、高齢者にとって「当たり前の生活」が可能な、いわゆる「もう一つの家」のデザインが求められている。この授業では、小規模な介護施設の設計課題を行い、周囲の外構や街との関わりも考慮した福祉空間の計画とデザインを考え提案する。必要に応じて見学会や調査を実施し、空間的な魅力と快適性を備えた住空間を構想する。講評会においてプレゼンテーションも行う。

提出課題(100%)

授業時間に配布

「福祉施設の計画」を履修した学生は、復習をしておく。福祉施設や関連する制度の動向について、書籍や報道を通じて理解しておく。

【授業計画】1 プレ課題「地域と敷地の特徴を読む」出題2 グループワーク3 プレ課題の提出・講評   本課題 出題4 エスキス 15 高齢者施設見学会6 エスキス 27 中間提出・講評会8 設計のリファイン 19 設計のリファイン 2

10 中間提出・講評会11 設計のリファイン 3   基本図面の提出12 プレゼンテーション13 プレゼンテーション14 プレゼンテーション  終提出15 講評会

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

生活環境実験演習 (Laboratory and Practice in Life Environment) 川村清志、瀬戸眞弓、勝木祐仁生活環境デザイン学科 学科専門科目 福祉空間デザインコース3年 春学期 3 単位(週 3時限) 選択科目 オープン履修:不可

【授業の目標】安全・安心で快適な環境を考えデザインするには、生活空間の特性や材料の性能などに対して実際に体験しつつ、設計論理との関係を理解することが重要である。この科目では、闇、光、音、臭い、傾斜、段差、素材などの空間要素に関する性能的・心理的実験を行う。また、実際の建物および外部空間の調査(特に住宅や地域空間の事例など)、高齢者や身障者の行動の疑似体験を行うことで、空間の諸問題について意識し考察することで理解を更に深める。

課題内容(50%)およびレポート(50%)による

資料を配付

配付資料および授業で説明した関連文献等も良く読んで準備学習をしておくこと。

【授業計画】1 高齢者・身障者からみた生活空間の諸問題12 高齢者・身障者からみた生活空間の諸問題23 装具による疑似体験演習14 装具による疑似体験演習25 内部空間に関する検討1(廊下幅・出入口・斜路・段差)6 内部空間に関する検討2(廊下幅・出入口・斜路・段差)7 外部空間に関する検討1(路面凹凸、路面構成材料)8 外部空間に関する検討2(道路境界、路面段差)9 空間構成要素に関する実験演習1(材料・工法)

10 空間構成要素に関する実験演習2(空間の心理評価1)11 空間構成要素に関する実験演習3(空間の心理評価2)12 課題研究113 課題研究214 課題研究315 レポート提出と講評

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L3-8

Page 29: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-328-

福祉施設の計画 (Planning Theory of Welfare Institution) 勝木祐仁、橋本祐二生活環境デザイン学科 学科専門科目 福祉空間デザインコース3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可

【授業の目標】特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、老人短期入所施設、軽費老人ホーム(ケアハウス)、老人デイサービスセンター、老人福祉センター、老人介護支援センター、といった老人福祉施設を中心に、各種福祉施設の計画論を理解する。グループホーム型特養など新たな計画・実例についても学ぶ。各施設に求められる役割、建築計画的な要点、問題点などを把握し、利用者、家族、職員にとって適切な施設整備を行うための知識を身につける。

期末試験(60%)、レポート(40%)

授業中にプリントを配付する。

福祉施設の運営あるいは計画に関する著作を1冊以上通読しておくこと。

【授業計画】1 高齢者の暮らしとすまい —過去・現在—2 老人福祉施設の種類と役割3 老人福祉施設のネットワーク4 老人福祉施設の運営と利用5 高齢者の身体に対応した施設の計画(1)6 高齢者の身体に対応した施設の計画(2)7 高齢者の心理に対応した施設の計画8 個室の計画:プライベートからセミプライベート9 公室の計画:セミパブリックからパブリック10 実例に学ぶ〜老人入所施設(1)11 実例に学ぶ〜老人入所施設(2)12 実例に学ぶ〜老人通所施設13 実例に学ぶ〜少子高齢社会を支える様々な施設14 少子高齢社会における居住環境の近未来像15 全体のまとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

介護福祉概論 (Introduction to Care Work and Welfare ) 瀬戸眞弓生活環境デザイン学科 学科専門科目 福祉空間デザインコース3年 春学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可

【授業の目標】少子高齢化が本格化する現状をふまえ、高齢者あるいは障害者となっても住み慣れた地域や在宅での生活を維持し、かつ社会参加できるようなケアサービスとそのしくみに理解することを目的とする。介護・看護の概念について、介護サービスおよび障害者自立支援のための制度や各種専門職の役割と資格、共用品・福祉用具に関する適切な知識を学習し身につける。

期末試験70%、演習課題30%

適宜資料を配布する

『介護を受ける人の気持ちがわかる本』主婦の友社

参考図書をよく読むこと

【授業計画】1 福祉と介護2 介護と社会的背景3 我が国の介護の流れ4 介護の原理性と実践の倫理5 介護を必要とする人の理解6 介護と関連職種7 介護技術総論(身辺介護とコミュニケーション)8 介護技術総論(レクリエーションと生活自立)9 介護技術総論(住環境の整備と介護活動)10 介護技術各論(認知症高齢者の介護)11 介護技術各論(医療継続とターミナルケア)12 福祉用具13 介護活動の実践論(在宅)14 介護活動の実践論(医療施設と福祉施設)15 全体のまとめと気づき

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

まちづくりと福祉 (Community Planning and Welfare) 瀬戸眞弓生活環境デザイン学科 学科専門科目 福祉空間デザインコース3年 秋学期 2 単位(週 1時限) 選択科目 オープン履修:可

【授業の目標】高齢者や子ども、障害をもつ人をはじめ、すべての人にやさしく、安全で快適な日常生活を営むことのできるまちづくりについて学ぶ。道路やライフラインなどのインフラ、住宅や公共施設などの建物、公園や緑道などの自然環境など、様々な要素の整備計画について、生活・福祉との関わりから理解する。まちづくり・地域計画の現在とともに、その歴史、関連する制度やシステム、将来の展望についても学習し考える。

提出された課題と期末試験により評価する。

授業中に資料を配付する日本建築学会編『対話による建築・まち育

て』学芸出版社

参考図書を読んでおくこと

【授業計画】1 まちづくりとは2 まちづくりの歴史と福祉の視点3 高齢者や障害者や子どもの生活とまちづくり4 まちづくりに望まれる公共の施設5 まちづくりに望まれるその他の社会資源6 エコマップ(社会資源地図)の作成と検討7 道路やライフライン等のインフラとまちづくり8 災害時におけるボランティア活動とまちづくり9 まちづくりとユニバーサルデザイン10 利用者と作り手との協働によるまちづくり(事例)11 理想のまちづくり(エスキース)12 理想のまちづくり(課題製作)13 理想のまちづくり(課題発表と講評)14 まちづくりと福祉における今後の展望15 全体のまとめ

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L3-9

Page 30: 生活環境デザイン学科 · 提出課題100% 武者英二『建築デザインの製図法から簡単 な設計まで』 日本建築士連合会『新・木造空間2』、日本

生活環境デザイン学科

工房科目

教職課程

自由科目

大 

学 

-329-

介護福祉体験 (Experience of care work and welfare) 瀬戸眞弓、非常勤講師生活環境デザイン学科 学科専門科目 福祉空間デザインコース3年 秋学期 2 単位(週 2時限) 選択科目 オープン履修:不可

【授業の目標】 短期集中で行う科目。社会福祉施設等における諸問題について介護を通して、福祉の現場を経験し、現状について考え理解する。まず介護体験を円滑に行うために、介護等体験の意義、体験をするまでの手続き、さまざまな社会福祉施設等の概要を理解し、体験に向けて十分な準備を行う。その後、実際に社会福祉施設等を訪れ介護体験を行う。

レポート提出と講評 

適宜、資料配布。『改訂版 介護を受ける人の気持ちがわか

る本』主婦の友社編

参考図書を熟読しておくこと

【授業計画】1 介護の基礎知識(在宅介護)2 介護の基礎知識(施設介護)3 介護福祉体験の基礎知識(介護の職能)4 介護体験(高齢者のトイレでの動作)5 介護体験(左・右片麻痺の人のトイレでの動作)6 介護体験(車いす使用の人のトイレでの動作)7 介護体験(介護者を伴うトイレでの動作)8 介護体験(高齢者の浴室での動作)9 介護体験(左片麻痺の人の浴室での動作)

10 介護体験(右片麻痺の人の浴室での動作)11 介護体験(高齢者の玄関での動作)12 介護体験(左・右片麻痺の人の玄関での動作)13 介護体験(車いす使用の人の玄関での動作)14 介護体験(寝室におけるベッド付近における動作)15 まとめ(全体のまとめと反省点及び今後の課題)

【備考】

【成績評価】

【テキスト】

【参考図書】

【準備学習】

L3-10