1
宍戸さんは 15年前か ら本格的にヤーコン 栽培スタート。最初は 知名度が低く、販売に 大変苦労されたそう 暖かいビニールハウスの中で育つイタリア野菜・プンタレッ ラ。宍戸さんの圃場がテレビでも取り上げられ、昨年以降需 要が一気に伸びたそう 200811 12 JA18 調30 使調調調調1本20~30cmほどの大きなヤーコンばかり。参加者 全員で収穫の喜びを分かち合いました ヤーコンは5月に発芽、10月下旬から12月に かけて収穫を迎えます。掘り上げた後は1ヵ月 程で食べて欲しいとのこと 「こんなに料理の幅が 広いなんて思いません でした」と参加者たち 穫れたての野菜で楽しくクッキ ング。スマートな形のヤーコンは 水分量も多く、調理しやすいそう ヤーコンづくしのメニューでしたが、様々な調理法に よってテーブルは彩りも豊か。宍戸さんが栽培したプ ンタレッラはサラダに使いました 70 71

収穫から調理まで1日で体験 「めぐみ野」ヤーコン 美味しく ... · 2014-12-15 · 宍戸さんの圃場を後にしました。い収穫体験を終えたメンバーは、コンのお話しを聞きながらの楽し使わなくても育つ野菜です。ヤーコンは病気に強いことから農薬を持てる食べ物なのです。また、ヤーとから、若さと美しさにも期待が低く、整腸作用にも

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 収穫から調理まで1日で体験 「めぐみ野」ヤーコン 美味しく ... · 2014-12-15 · 宍戸さんの圃場を後にしました。い収穫体験を終えたメンバーは、コンのお話しを聞きながらの楽し使わなくても育つ野菜です。ヤーコンは病気に強いことから農薬を持てる食べ物なのです。また、ヤーとから、若さと美しさにも期待が低く、整腸作用にも

宍戸さんは15年前か

ら本格的にヤーコン栽培スタート。最初は知名度が低く、販売に大変苦労されたそう

暖かいビニールハウスの中で育つイタリア野菜・プンタレッラ。宍戸さんの圃場がテレビでも取り上げられ、昨年以降需要が一気に伸びたそう

 

丸森町は、県内一の南米原産

キク科の根菜“ヤーコン”の産

地です。“ヤーコン”を名実と

もに町の特産作物に育てようと

2008年に「丸森特産ヤーコン

プロジェクト」が発足し、JAみ

やぎ仙南

丸森産直部会でも栽培

に取り組んでいます。

丸森町の恵みに出会う1日

まずはイタリア野菜見学

 

急な冷え込みに冬の訪れを感

じた11月12日。紅葉深まるJA

みやぎ仙南角田地区センターに、

大代店のメンバー18人を乗せた

バスが到着しました。一行は休

憩を挟んで丸森町の「めぐみ野」

野菜生産者・宍戸志津子さんの

圃ほじょう場へ。現在注目度上昇中の野

菜・ヤーコンの収穫体験のため、

長靴と軍手、寒さ対策のダウン

ジャケットを着用して畑へと足を

進めます。途中、ビニールハウス

で栽培されているイタリア野菜・

プンタレッラを見学し、その場

で葉をちぎり試食も。「初めて

見た」「こんな野菜があるのは知

らなかった」「苦味がありますね」

と感想は様々でしたが、宮城県

内でも多種多様な野菜が栽培さ

れていることに一同驚いていた

ようです。

女性に嬉しい効能がいっぱい

大きく育ったヤーコンを収穫

 

いよいよヤーコン畑へ。宍戸さ

んから栽培方法、上手な掘り方を

聞いて、一斉にしゃがみ込み土を

掘り返します。「今年は大きく育っ

たので、腰に気をつけて掘ってく

ださいね」と笑顔の宍戸さん。参

加者が収穫したヤーコンを見ると、

サツマイモのように大きな実が何

個も連なっていました。キク科の

ヤーコンはオリゴ糖の王様と呼ば

れるほどフラクトオリゴ糖が豊富

で、抗酸化性物質(ポリフェノール)

美味しく身体にもやさしい

「めぐみ野」ヤーコン

収穫から調理まで1日で体験

めぐみ野(産直)レポート

その30

の含有量も多い野菜。カロリーが

低く、整腸作用にも優れているこ

とから、若さと美しさにも期待が

持てる食べ物なのです。また、ヤー

コンは病気に強いことから農薬を

使わなくても育つ野菜です。ヤー

コンのお話しを聞きながらの楽し

い収穫体験を終えたメンバーは、

宍戸さんの圃場を後にしました。

バリエーション豊かな

ヤーコンたっぷりメニュー

 バスは丸森町まちづくりセンター

へ。調理室を借りて、「めぐみ野」

野菜クッキング教室が始まります。

つくるのは、ヤーコンのまぜご飯、

ヤーコン入り鶏団子スープ、ヤー

コン春巻き、豚肉のヤーコン巻き

など5品。始めに説明を受け、6

グループに分かれて調理を開始し

ました。「食べたことはあるけど、

つくるのは初めて」「他の根菜より

も切れ味が軽くて、思っていたよ

り調理しやすい」ほとんどの参加

者がヤーコン調理初心者でしたが、

1時間ほどで見事なヤーコン料理

がテーブルに並びました。そこに

宍戸さん手づくりのヤーコンコン

ポート入りゼリーも加わり、待ち

に待った昼食タイム。「シャキシャ

キしていて美味しい」「ご飯が進み

ますね」「レシピが増えて嬉しい」

栽培や収穫の苦労と、生産者なら

ではの絶品メニューにふれ、ます

ます「めぐみ野」野菜の魅力が感

じられた1日となりました。

1本20~30cmほどの大きなヤーコンばかり。参加者全員で収穫の喜びを分かち合いました

ヤーコンは5月に発芽、10月下旬から12月にかけて収穫を迎えます。掘り上げた後は1ヵ月程で食べて欲しいとのこと

「こんなに料理の幅が

広いなんて思いません

でした」と参加者たち

穫れたての野菜で楽しくクッキング。スマートな形のヤーコンは水分量も多く、調理しやすいそう

ヤーコンづくしのメニューでしたが、様々な調理法によってテーブルは彩りも豊か。宍戸さんが栽培したプンタレッラはサラダに使いました

7071