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名城同窓会ニュース No.35 第一体育館竣工� 記念式典を盛大に開催� 9月竣工の第一体育館(上)と同窓会寄贈の緞帳(下)� 名城大学附属高等学校同窓会 〒453-0031 名古屋市中村区新富町1-3-16 TEL〈052〉481-7436 発行者 武 村 學� ごあいさつ� トピックス(行事)� 第一体育館竣工式・記念式典を盛大に開催文化祭2010� 今年のテーマは「名城パワー chu入!」� 「一瞬入魂~この一瞬に魂を!!~」� 各競技で熱戦-名城オリンピック-� トピックス(教育)� 貴重な国際交流� ~台湾国立花蓮高級中学校生徒が来校~� 森は生きている~森林のギャップダイナミクスと多様性維持のしくみ~� 山本進一氏を講師に迎えSSH高大連携講座を開催� 第5回スーパーサイエンスハイスクール東海地区フェスタ2010を開催� ミクロで観る生物の巧みなしくみ~ミクロの世界を知ることはマクロの世界を� 知ることにつながる~永田文男氏を講師に迎えSSH高大連携講座を開催� 地域で活躍� 地域一斉清掃活動を実施� 庄内川アダプトグループによる収穫祭を実施� 中村児童館とのコラボレーション企画「移動児童館」を開催� 部活動報告� 1 体操競技部� 2 柔道部� 3 陸上競技部� 4 ウエイトリフティング部� 5 スキー部� 6 ダンス部� 7 チアリーディング部� 8 メカトロ部� ◆卒業生便り� 第10期(昭和32年度)商業科卒業生が同窓会を開催ご注意ください -『振り込め詐欺』の被害について-2� 3� 4� 5� 5� 6� 7� 8� 9� 10� 11� 12� 13� 14� 15� 目 次� [1]�

第一体育館竣工名城同窓会ニュース No.35 第一体育館竣工 記念式典を盛大に開催 9月竣工の第一体育館(上)と同窓会寄贈の緞帳(下)

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Page 1: 第一体育館竣工名城同窓会ニュース No.35 第一体育館竣工 記念式典を盛大に開催 9月竣工の第一体育館(上)と同窓会寄贈の緞帳(下)

名城同窓会ニュース No.35

第一体育館竣工�

�記念式典を盛大に開催�

9月竣工の第一体育館(上)と同窓会寄贈の緞帳(下)�

名城大学附属高等学校同窓会 〒453-0031 名古屋市中村区新富町1-3-16 TEL〈052〉481-7436

発行者 武 村  學�

ごあいさつ�◆トピックス(行事)�第一体育館竣工式・記念式典を盛大に開催�

 文化祭2010�今年のテーマは「名城パワー chu入!」�「一瞬入魂~この一瞬に魂を!!~」�各競技で熱戦-名城オリンピック-�

◆トピックス(教育)�貴重な国際交流�~台湾国立花蓮高級中学校生徒が来校~�森は生きている~森林のギャップダイナミクスと多様性維持のしくみ~�山本進一氏を講師に迎えSSH高大連携講座を開催�第5回スーパーサイエンスハイスクール東海地区フェスタ2010を開催�ミクロで観る生物の巧みなしくみ~ミクロの世界を知ることはマクロの世界を�知ることにつながる~永田文男氏を講師に迎えSSH高大連携講座を開催�

◆地域で活躍�地域一斉清掃活動を実施�庄内川アダプトグループによる収穫祭を実施�中村児童館とのコラボレーション企画「移動児童館」を開催�

◆部活動報告�1 体操競技部�2 柔道部�3 陸上競技部�4 ウエイトリフティング部�5 スキー部�6 ダンス部�7 チアリーディング部�8 メカトロ部�

◆卒業生便り�第10期(昭和32年度)商業科卒業生が同窓会を開催�

■ご注意ください -『振り込め詐欺』の被害について-� �

2��3��4�5���5��6���7���8����9�10�11�12�13��

14���

15�����

目 次��

[1]�

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名城同窓会ニュース No.35 平成23年3月1日[2]�

������

 名城同窓会ニュースの発行にあたり、ご挨拶申し上げます。今年度新しく同窓会に入会

されました卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。進学されます皆様、新しい学び

の場では、学問のみばかりではなく、多くの人達との出会いを大切にして下さい。就職さ

れる皆様、名城大学附属高等学校生としての誇りを胸に、大きな希望を持って社会で益々

ご活躍されますことに期待いたします。この中部地方での会社の社長の出身校は、名城大

学卒業生がトップであります。地域で活躍している諸先輩方に続け、追い越す気持ちでが

んばって下さい。�

 さて、同窓会として色々な場面で母校に貢献してまいりました。在校生には、生徒会への

援助、高校総体、国体出場の際の激励金給付等を長年行っております。また今年度は、記念

事業として、9月11日に新体育館の竣工式が行われました。同窓会から緞帳を寄贈させてい

ただきました。名城大学附属高等学校の教育方針である「知・徳・体」とスポーツをする生

徒の躍動感、エネルギッシュを表現したデザインを取り入れて頂き、また、スーパーサイエ

ンスハイスクール指定校としての科学的なイメージもデザインに取り込んで頂きました。緞

帳の披露がされました時、想像以上の出来栄えに感動をしました。新しい体育館での授業、

また部活動に全力を注いでいただき、在校生の素晴らしい活躍で、多くのクラブが全国大会

に出場され、輝かしい成績を残していただけるよう期待しております。メディアに取り上げ

られ、私たち卒業生にも、我が母校の活躍が手に取るように伝わり、自分のことのように喜

んでおります。今後も名城大学附属高等学校の益々の活躍を祈り同窓会役員一同頑張ります

ので、会員の皆様のお力添えを賜りますよう宜しくお願い申し上げます。�

名城大学附属高等学校同窓会�

会 長 武 村   學 ��

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名城同窓会ニュース No.35 平成23年3月1日[3]�トピックス(行事)�

▲取り壊された旧第一体育館(左)、木鶏館(右)�

第一体育館竣工式が行われる�

▲ 武村会長へ感謝状が贈呈されました�

9月11日、本校第一体育館の竣工式が行われました。�

神事には、武村學同窓会長、鈴木恒男学校長、渡邉美智代PTA会長ら高校関係者、大橋正昭理事長、下山宏学

長をはじめとする法人、大学関係者の他、設計施工関係者、地元の町内会長等約41人が出席し、執り行われました。�

その後、2階アリーナに会場を移し行われた竣工式には、約240人の出席者が集まり、大橋正昭理事長から「私立

学校を取り巻く環境は厳しさを増しているが、引き続き、教育面の活性化と、更なる特色化を推進していく」との

あいさつがありました。鈴木恒男学校長からは

「第一体育館を大いに活用し、のびのびとした

体育活動や部活動を展開し、生徒の夢を実現さ

せていく」との言葉が述べられました。また、

同窓会から寄贈された緞帳の披露、PTAおよ

び同窓会への感謝状贈呈が行われました。�

また当日は、1階柔道場において第1回世界柔

道形選手権大会「投の形」部門優勝者による模

範演武、2階アリーナにて開催された竣工式祝賀

会では、下山宏学長からのあいさつ、スクリー

ンでの施設披露、本校ダンス部・チアリーディ

ング部による演技披露も行われ、式典に華を添

えました。�

【旧第一体育館、木鶏館は…】�今回の第一体育館竣工に伴い、木鶏館は第一体育館1階へ移設されました。なお、旧第一体育館(昭和46年~)、

木鶏館(昭和41年~)の建物は取り壊され、跡地は、緑地帯および駐車場へとリニューアルされました。�

▲ 世界柔道形選手権大会優勝者、ダンス部、チアリーディング部による演武・演技披露(左より)が行われました�

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名城同窓会ニュース No.35 平成23年3月1日[4]�トピックス(行事)�

文化祭2010 -今年のテーマは「名城パワー chu入!」-�

▲ 校長室にて勝俣さんを囲んで

▲ 国際クラス生徒による和太鼓演奏�

▲ モザイクアートをバックにトークショー�

9月17日に芸術鑑賞会、19日に文化祭が開催されました。�

17日の芸術鑑賞会では、9月に竣工した第一体育館でタレントの勝俣

州和さんを招いてトークショーが行われました。生徒会が全校生徒に呼

び掛けて集めた約1,000枚の写真で作られた勝俣さんのモザイクアートが

飾られた舞台上で行われたトークショーでは、勝俣さんが高校時代の思

い出、芸能界へ進んでから

現在に至るまでを様々なエ

ピソードを交えて語りまし

た。生徒からの質問、芸人

志望という生徒を舞台上に招いてのやりとりに、会場は大変盛り上がりま

した。最後に勝俣さんから、自身のこれまでの経験から「夢の実現には、

自分の努力だけでなく運が必要であり、運は人が運んできます。これから

のたくさんの出逢いを大切

にし、多く学び経験して夢

を実現させてください」とのメッセージが送られました。�

さわやかな秋晴れとなった19日、今年の文化祭のテーマは「名城パワ

ーchu入!」。新型インフルエンザの影響で外来者の入場を制限した

昨年の思いも込めて、この日に向けて準備をすすめた1、2年生を中心と

して、クラス発表や文化部・委員会の活動展示が行われました。第二体

育館では、ダンス部やチアリーディング部等の演技が披露され、詰めか

けた来場者で校内は熱気に包まれました。また、2号館前にはPTAによ

る「みたらし」の他、各クラスの模擬店が立ち並び、終日賑わいました。�

フィナーレとして1号館エントランスにて恒例の大合唱(今年は

FUNKY MONKEY BABYSの「涙」)が行われました。幕を閉じた今年

度の文化祭は、生徒や教職員そして全ての来場者に溢れんばかりの「名

城パワー」が注入された、熱い一日として心に刻み込まれました。�

▲ 部活動等の演技・演奏が披露されました�

▲ 2号館前の模擬店は終日混雑、完売続出�▲ 恒例の大合唱にて感動のフィナーレ�

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名城同窓会ニュース No.35 平成23年3月1日[5]�トピックス(行事)�

トピックス(教育)�

▲ 仲間から受け継いだバトンを手に、優勝目指して力走!!�

『一瞬入魂~この一瞬に魂を!!~』各競技で熱戦 -名城オリンピック-�

貴重な国際交流体験 -台湾国立花蓮高級中学校生徒が来校-�

6月9日~11日に本校で、球技大会と体育祭にあたる名城オリンピックが行われました。�名城オリンピックは、球技や長縄跳び・陸上競技によるクラス対抗試合を通じて、競技能力・体力の向上をはかるとともに、クラスのチームワークの実践の場とすることを目的としており、生徒はこの日に向けて各競技の練習を行ってきました。�今年度のテーマ『一瞬入魂~この一瞬に魂を!!~』のもと、い

ずれの試合も熱戦が繰り広げられました。色とりどりのクラスTシャツを着た生徒・教員の応援を受けた選手が、練習成果を発揮したチームプレー・好プレーで得点をする度に、大きな歓声がわき起こりました。また、今年は生徒会役員によるエキジビション「応援合戦」があり、拍手喝采を受けていました。�生徒には、一つの目標に向けて一体となって取り組み、また競技を通して共有した「一瞬」が、学校生活において何事にも代え難い貴重な思い出となったようです。�

▲ 日本文化「折り紙」を通して国際交流�

4月27日、台湾国立花蓮高級中学校の生徒・教員38名が本校に来校しました。愛知県観光協会からの依頼により、修学旅行の一環で訪日中の花蓮高級中学校の生徒の来校を受入れたものです。国際交流センターの案内で名城大学を見学した後、本校を訪れ、生徒同士が交流活動を行いました。�

当日は、鈴木勇治副校長が挨拶し、記念品の贈呈に引き続き、普通科国際クラスの生徒とともに6人1グループに分かれ、お互いが自己紹介。折り紙で鶴の折り方を教えるなど日本文化の紹介や、簡単なゲームを行いました。�当初は2時間の予定でしたが、大幅に時間を延長して親睦を深めました。�交流は、双方の生徒にとって貴重な機会となりました。�

【総合結果】�優 勝  3年 総合学科 1組 500点�    (2年生時に続き2連覇!!)�準優勝  3年 総合学科 2組 460点�

▲ クラスの期待と応援を背に頑張りました�

▲ 選手の好プレー・得点に一喜一憂�

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名城同窓会ニュース No.35 平成23年3月1日[6]�

▲ 講演を行う山本進一名古屋大学教授�

6月21日、本校でSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業

の一環として、全校生徒を対象に第2回高大連携講座が開催されま

した。今回は、名古屋大学大学院生命農学研究科の山本進一教授を

講師に迎え、「森は生きている-森林のギャップダイナミクスと多

様性維持のしくみ-」というテーマで講義が行われました。�

講義では、まず、植物は動くことができないため、生活している

環境の影響を受けて生育し、その結果、それぞれの地域にはその環

境に適応した植物の集団(植物群落)がみられること、そしてその

植物群落は、長い年月の間に個体数や構成種が少しずつ変化(遷移

)し、最終的には大きな変化がみられなくなり、安定した森林(極相)になるということについて、日本の原生林な

ど身近な森林環境を例に学びました。�

次に、これまでの通説(古典的遷移理論)の理解を深めた後、山本教授が確立した新理論でもある「ギャップダイ

ナミクス理論」について説明がなされました。ギャップとは、高木の枝葉が茂る部分の隣木との間にできた空所のこ

とです。具体的には、森林の長期モニタリング研究により極相林内では様々な大きさのギャップが形成され、大きな

ギャップ内では陽樹の若木が、小さなギャップ内では陰樹の若木が育成し、次の林冠木になることによって陽樹と陰

樹が共存する状態になるという説明がなされました。現在では通説とな

った新理論を作り上げるまでの研究経過や直面した課題、それをどのよ

うに乗り越えてきたかなどについて、各種の資料を使って丁寧に説明さ

れました(左図参照)。�

最後に山本教授から、受講者へ向けて「自分の目で見て、真実を追求す

ることが大切」とのメッセージが送られました。�

受講後のアンケートでは、多くの生徒が「理解が深まった」「認識・

考え方が変化した」「さらに詳しく自分で調べてみたい」などと回答し

ており、生物多様性について考えるよい契機となったようでした。�

トピックス(教育)�

森は生きている~森林のギャップダイナミクスと多様性維持のしくみ~�山本進一氏を講師に迎えSSH高大連携講座を開催�

第5回 スーパーサイエンスハイスクール東海地区フェスタ2010を開催�

7月17日、名城大学天白キャンパスにおいてSSH事業の一環として、

「第5回スーパサイエンスハイスクール東海地区フェスタ2010」(本校

主催)が開催され、SSH指定校の生徒らを含む約400人が参加しました。�

午前は、参加した12校のうち11校の生徒らによる口頭での事例発表

が行われ、優秀賞として、静岡県立磐田南高等学校・愛知県立時習館

高等学校・愛知県立一宮高等学校の3校が選ばれました。午後には参加

校11校によるパネルセッションが行われ、各ブースでは見学者の質� ▲ 研究事例の発表を行いました�

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名城同窓会ニュース No.35 平成23年3月1日[7]�トピックス(教育)�

問に対して熱心に解説をする生徒たちの姿が見受けられました。パネルセッションの審査は、生徒と教員それぞれが

行い、生徒審査では、岐阜県立恵那高等学校・愛知県立時習館高等学校の2校が、教員審査では、静岡県立磐田南高等

学校が選ばれました。�

また5回目の今年は、新たな取り組みとして、愛知県立岡崎高等学校(SSH指定校)の卒業生で、東京大学大学

院生の神谷隆之さんによる基調講演も行われました。生徒たちは、身近な先輩が高校時代の研究をどのように現在

の研究につなげているのかに大変興味を持ち、真剣に聴き入っていました。今回の基調講演は、生徒たちが現在取

り組んでいる研究を卒業後どのように継続していくのか、そのためにいま自分がなにをすべきかなど、研究をとお

して将来を真剣に考えるよい機会となりました。�

なお、このフェスタは、東海地区のSSH指定校の生徒と教員が

一堂に会するため、研究成果発表の場としてだけでなく、指定校

相互の交流、及び情報交換の場としても大きな役割を果たしてい

ます。今後は在校生だけでなく、卒業生や一般の方にも参加して

いただけるようにしていきますので、興味のある方は本校ホーム

ページをご覧ください。�▲ パネルセッションにて見学者に説明を行う生徒達�

ミクロで観る生物の巧みなしくみ~ミクロの世界を知ることはマクロの世界を知ることにつながる~�永田文男氏を講師に迎えSSH高大連携講座を開催�

11月15日、本校でSSH事業の一環として、全校生徒を対象に第6

回高大連携講座が開催されました。講師の永田文男氏は、日立中央

研究所で電子顕微鏡の応用研究をされていました。退職後はミクロ

の世界に魅了され、小型電子顕微鏡を購入して、身近な植物や昆虫

等の電子顕微鏡写真の撮影をされています。観察結果はホームペー

ジ(文ちゃんのタイニーカフェテラス)に掲載し、またテーマ別に

作成したパネルを持参して各地で講演を行い、ミクロの世界の謎を

解き明かす感動を多くの人たちに伝えていらっしゃいます。�

今回の講義では、ツクシの胞子や蚊の口吻、蝶の複眼などの電

子顕微鏡写真を紹介しながら、自身がどういったところに興味を持ち、そのなぞを解き明かすためにどのように撮

影を進めていったのかを解説されました。そして、“知らなかった事を発見する快感、疑問を解き明かす喜び、これ

ぞサイエンスの醍醐味”と熱く語られました。生徒たちは普段見ている身近なものが、ミクロの視点で見ると全く違

って見えることに驚嘆するとともに、“知るを楽しむ”という永田

氏の言葉に真剣に聴き入っていました。�

受講後の交流会では、多くの生徒が積極的に質問する姿が見られ

ました。永田氏は生徒とのやり取りの中で、“できないと思うのでは

なく、まずできることからやってみること、またどうしたらできる

のか工夫してみることが大切”と語られました。�

今回の講義はミクロの世界の魅力を知るだけでなく、物事を探究

することの楽しさを知ることができる有意義な内容となりました。�

▲ 永田文男先生による講演の様子�

▲ 積極的に永田先生に質問する生徒たち�

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名城同窓会ニュース No.35 平成23年3月1日[8]�地域で活躍�

中村児童館とのコラボレーション企画「移動児童館」を開催�

本校総合学科3年人間コミュニケーション系列では、様々な年代の人との交流活動を行っています。その活動の一環として、11月17日に本校8階大会議室において中村児童館とのコラボレーション企画「移動児童

館」を開催しました。�開催にあたって、生徒たちは子どもたちが楽しめる遊びのアイデアを出し合い、企画内容について日々検討を重ねてきました。�当日は、乳幼児とその保護者(約15組)が来校し、生徒たちが企画した手作りの紙芝居や玉入れ、わなげ、お絵かきを行い、参加した乳幼児やその保護者とともに楽しい時間を過ごしました。�生徒たちは、日頃は接する機会が少ない乳幼児との交流活動を通して、大変貴重な経験を得たようです。�

▲ 玉入れを楽しむ子どもと生徒�

▲ たくさんの子どもたちと交流しました�

地域一斉清掃活動を実施�

本校総合学科人間コミュニケーション系列では、庄内川河川敷の管理と環境保全を目指す国土交通省の事業である庄内川アダプトに5年前から参画し、環境問題への意識付けを授業内での取り組みを通して行っています。�6月16日に、庄内川アダプト活動の一環として、総合学科人間コミュニケーション系列に在籍する3年生の女子生徒10名が学校近くを流れる惣兵衛川沿いを、男子生徒8名が庄内川河川敷の清掃活動を実施しました。�当日手渡されたゴミ袋は、街路樹の根元、路肩、植え込みの中や河川敷に放置、散乱している空き缶、ペットボトル、パンの袋等のゴミ回収を始めるとたちまち一杯となり、生徒は、学校周辺、庄内川河川敷といった身近な地域での、美化・環境保全活動の意義・重要性を改めて認識しました。� ▲ 地域清掃を行う生徒たち�

庄内川アダプトグループによる収穫祭を実施�

本校総合学科3年人間コミュニケーション系列では、「人間関係Ⅱ」の授業の中で、1つのグループが地域交流を進める活動を行っています。その活動の一つ「庄内川アダプト」は、国土交通省主催の事業で5年前から参加しています。活動内容は、地域・庄内川河川敷の清掃活動や河川敷でさつまいもなどの栽培です。また、地域の方々と収穫祭を開き交流活動をも行っています。�11月6日、河川敷にて春から育ててきたさつまいもと南瓜の収穫祭を地域住民約20名とともに行いました。当日は、子ども連れの家族も参加し、南瓜の収穫や大きなさつまいもを掘り出すたびに大きな歓声があがるなど終始にぎやかに行われました。収穫後は、トン汁やおにぎりがふるまわれ、これまでの活動を振り返りながら地域住民との交流を深めました。�▲ 収穫祭に参加した地域の方々とともに�

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名城同窓会ニュース No.35 平成23年3月1日[9]�部活動報告�

体 操 競 技 部 �-「感謝の気持ち」 -          3年 普通科 入野 雅樹�僕は中学生のときから体操競技を始めました。体操競技は6種目あるのですが、僕が中学生の時は3

種目しかやっていませんでした。なので、6種目練習し始めたのは高校生になってからです。高校生

になって新しい種目が増えて練習時間も増えたので、最初は練習がとても辛かったです。�

その成果が出たのか僕は、1年生でインターハイに出ることが出来ました。その時のインターハイ

での愛知県の順位は48チーム中40位でした。僕はとても悔しかったです。そして自分の代で愛知県を

強くしてやろうと思いました。�

3年になって最後のインターハイで僕は予選通過を目標に頑張ってきました。しかし全国の選手を見

てその技術や練習や気合に僕は圧倒されてしまい「自分が予選通過出来るのだろうか」と弱気になって

しまいました。その気持ちのまま試合に臨んでしまったのでやはり失敗をしてしまい目標の予選通過は

出来ませんでした。僕はあの時強い気持ちを持てなかった自分に今でもすごく後悔しています。�

しかしチャンスはもう一度ありました。それは国体でした。�

国体は僕自身の高校生最後の大会だったので悔いの残らない試合にしようと思っていました。あと、インターハイの目標であった予

選通過も目指していました。そして国体に出発する前に顧問の先生に「最後の試合は楽しんできなさい。」と言われました。�

国体は千葉だったのですが、僕は千葉に入ってからはとても楽しくてリラックスでき、国体の総合開会式にも参加できてすご

い経験ができました。しかし試合の日はかつてないほど緊張しました。愛知県は予選通過圏内にあったので失敗してはいけない

という事が一番の緊張でした。結果は予選通過18チーム中18位とぎりぎりの通過でした。けど僕はすごく嬉しかったです。決勝

の舞台では先生に言われたとおり試合を楽しもうと思いました。そして決勝の舞台では今までで一番最高の試合が出来ました。

本当に夢のようで言葉に言いきれないほど楽しく感動しました。結果は14位で全国に愛知県の強さを見せる事が出来ました。�

こんな最高の経験をさせてもらったのはやはり学校や先生や一緒に練習してきた仲間達のおかげだと思います。この感謝の気

持ちを忘れないでこれからも頑張りたいと思います。本当にありがとうございました。�

-「大胆素敵」 -       3年 総合学科 中矢 琢人�この言葉は、体操競技部のクラブTシャツのバックプリントです。僕はこの言葉

は体操をやる上で一番大切なこと“体操を楽しむ”ということを意味していると思

います。なぜなら僕自身が名城高校で3年間を通して感じたことだからです。�

僕は名城高校にスポーツ推薦という形で、入学しました。しかし中学の頃から怪

我が多く入学当初も、中学のときに壊し、手術をした左肩がまだしっかりと治って

おらず、体操がしっかりとできる状態ではなかったので、正直、体操があまり好き

ではありませんでした。しかし肩が治っていき、練習量も増えて、トレーニングに

よって体もできて怪我も少なくなり多くの技に挑戦することができるようになりま

した。そこで新しい技もできてきて体操が少しずつ楽しくなり、好きになっていきました。でもその技の中には怖い技もたくさ

んありました。しかしそんな技にも果敢に思い切って挑戦してみる大胆さこそが素敵なんだと思いました。それこそが“体操を

楽しむ”ということなんだと思います。それを知れたおかげで僕の体操人生が楽しくなったんだと思います。3年間、楽しいこと

ばかりではなく、つらかったことや悔しかったこともありましたが、最後の国体でチームの目標だった決勝進出を達成して全国

で愛知県代表として14位に入って、高校生としての最後の試合を楽しんで笑顔で終えることができたことは本当によかったです。

このように笑顔で終われたことは、部活の仲間や顧問の先生の支えがあったからこそだと思います。みんなには感謝の気持ちで

いっぱいです。�

大学でも最後笑って終われるように体操を楽しむということ、大胆素敵という言葉を胸にがんばっていきたいと思います。3年

間名城高校で体操ができて本当に幸せでした。本当にありがとうございました。�

全 国 大 会 に 出 場 し た 部 活 動 報 告 �

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名城同窓会ニュース No.35 平成23年3月1日[10]�部活動報告�

顧問 金子 恵一��

平成22年度全国高等学校総合体育大会柔道競技(美ら島沖縄総体2010)が、那覇市奥武山総合運動公園内の県立武道館で盛

大に挙行されました。本校柔道部にとりましては、歴史にその名を刻む記念すべき大会でした。�

大会直前には、台風にも関わらず、本校の鈴木校長、岩崎教頭、渡辺PTA会長、中山PTA副会長がホテルまで選手の激

励に駆けつけていただき、試合も観戦していただきました。本当にありがとうございました。�

結果としては、男子100㎏級の堀部勝昭は、初戦で大阪府代表の石田選手(東海大仰星)に内股で一本負け、女子52㎏級の山

田桃子は、2回戦で千葉県代表の角田選手(八千代)に背負い投げで一本負けを喫しました。しかしながら、本人たちの経験は

勿論のこと、一緒に練習をしてきた柔道部員にとって、仲間がインターハイに出場したという事実は、何よりも大きな功績で

あったと思っています。「文武両道」を部訓とし、部員一丸となって練習に取り組んできた本校柔道部が、愛知県内の柔道強

豪校に勝って出場できたこと、また、インターハイ出場の実力を全部員が日々肌で感じられたこと等の全てが本校柔道部の財

産となりました。�

大会前には、OB会・父母の会等、関係者の皆様方に激励会を開催していただきました。本当にありがとうございました。

残念ながら本大会では、皆様のご期待にお応えすることができませんでしたが、感謝の気持ちを忘れずに、新たな挑戦に向け

て努力精進していきます。今後とも、本校柔道部の活動にご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。�

柔道部

青天届く君の風 みなぎる闘志が夏に輝く�

美ら海沖縄総体2010

▲ 入場する堀部選手(中央)�▲ 全国高等学校総合体育大会 柔道 開会式�

【大会日程】�

8月 8日(日) 開会式       8月11日(水)  女子個人(52㎏級)試合�

8月 9日(月) 男子個人計量    8月12日(木)  閉会式�

8月 10日(火) 男子個人(100㎏級)試合  �

        女子個人計量    那覇市奥武山町52番地 沖縄県立武道館�

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名城同窓会ニュース No.35 平成23年3月1日[11]�部活動報告�

平成22年 附属高校柔道部公式試合結果(県大会以上)�愛知県高校総体 男子団体 第3位�  〃     男子個人100㎏級 堀部勝昭(3年)優勝�  〃        〃     山本賢太(3年)準優勝�  〃     女子団体 準優勝�  〃     女子個人52㎏級 山田桃子(2年)優勝�  〃     女子個人78㎏級 山田芽衣(3年)準優勝�全日本ジュニア柔道選手権大会愛知県予選 女子個人78㎏級 山田芽衣 優勝�  〃          東海地区予選 女子個人78㎏級 山田芽衣 優勝�東海高校総体 男子団体 予選リーグ第3位�  〃    男子個人100㎏級 山本賢太�  〃        〃    堀部勝昭�東海高校総体 女子団体 ベスト8�  〃    女子個人52㎏級 山田桃子�  〃    女子個人78㎏級 山田芽衣�全国高等学校柔道選手権大会 男子個人60㎏級 山田龍之介 ベスト16�国体少年男子の部東海地区予選 愛知県代表60㎏級(先鋒)山田龍之介 予選リーグ第2位�全国高校総合体育大会柔道競技男子個人100㎏級 堀部勝昭�       〃      女子個人52㎏級 山田桃子�全日本ジュニア柔道体重別選手権大会 女子個人78㎏級 山田芽衣 ベスト8�

以 上�

陸上競技部�- 「陸上競技を通じて」 -      3年 総合学科 松原 瑞貴�僕は小学5年生から続けていた陸上競技部に入部し、今年初めて全国大会に出場することができ

ました。走り幅跳びを専門種目として、中学の時は県大会6位という実績しか残す事ができず、東

海大会にも出場する事のできない平凡な選手でした。�

名城高校に入学して谷先生と出会い、1年生で県新人優勝、東海新人入賞、2年生で東海新人優

勝という成績を収める事ができました。今年出場する事のできた全国高等学校総合体育大会では思

ったような動きができずに予選落ちしてしまい、高校3年間で一番悔いの残る試合になってしまい

ましたが、これまでになく良い経験ができたと思っています。�

陸上競技は「走る・飛ぶ・投げる」が基本の単純な個人種目です。単純な種目ばかりですが、

僕は最も難しいスポーツだと思います。個人種目なので自分が努力した分だけ必ず試合で結果とな

って返ってきます。その時の嬉しさや感動は言葉では現

す事ができません。�

個人種目だからといって仲間を大切にする事も忘れてはいけません。僕が全国で戦う

ことのできる選手にまでなれたのも、谷先生を信じて意識を高く持つ事ができた事、仲

間達の支え、舟木先生やコーチがいい環境を与えてくれたからです。谷先生には、部活

動での指導だけでなく、人間的にも僕を成長させて下さり本当に感謝しています。�

多くの人への感謝の気持ちを忘れずに、全国大会の経験を生かしてこれからも夢に

向かって一生懸命努力していきたいと思っています。3年間ありがとうございました。�

▲ 宿舎を訪れた学校長、PTAから激励を受けました�▲ 入場する山田選手(左から2人目)�

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名城同窓会ニュース No.35 平成23年3月1日[12]�部活動報告�

-「出会いと感謝」 -           3年 普通科 三輪 勇太�私は、名城大学付属高等学校入学とともにウエイトリフティング部へ入部しました。�

3年間という限られた時間のなかで活動に励み、全国高校総合体育大会、国民体育大会へ出場す

ることができ、大きな成長を遂げました。私が成長を感じられるようになるまでには、多くの人

との出会いがあり、それこそ私を鍛え上げてくださったものだと感じています。�

私を変える最初の出会いが顧問の山中先生でした。入部当時、それまで経験したことのなか

った運動部というものの楽しさ、喜び、厳しさや辛さを叩き込まれ、先生の熱意を感じました。

自分が育てる選手達に全力でぶつかっていくその姿は、私の人生で初めての存在であり、この人

の下でウエイトリフティングをやりたいと思いました。この出会いこそ自分を変える第一歩であ

り、現在の自分の原点であると感じています。�

同じ部活動に所属していた先輩方や同じスタートラインに並んでいた同輩、初めて持った後輩達からも多くのことを学びました。彼

らとの出会いは私に仲間と支えあうことの大切さを感じさせ、社会に出る人間として大切なことを経験させてくれました。�

また、練習場を離れた場所でも、さまざまな出会いがありました。誰より先に出会い、今まで育ててくれた家族。辛い練習の日々に挑

むことの糧となってくれた先生方や友人達。他にも、たった一度の出会いではあるが、私にとっては大切な出会いであり、現在の自分

は彼らとの出会いにあるのだと思い、人との出会いを何より大切にするようになりました。�

私の高校生活最後の1年は、皆さんへの感謝を伝える年だと考え活動に精を出し続けました。返し尽くすことができないと思うほど

多くのものを私に与えてくださった皆さんのおかげでここまで来ることができたという、感謝の気持ちを胸に全国高等学校総合体育大

会、国民体育大会に臨み、両大会で入賞をすることができました。�

私の中にある皆さんへの、そして皆さんとの出会いへの感謝は消えることなく、これからの活動の糧となり新たな感謝の気持

ちを生み続けるでしょう。私を成長させてくださったこの競技と、今まで出会った皆さんに心から感謝をしています。ありが

とうございました。�

ウエイトリフティング部�

-「ウエイトリフティングから学んだこと」 -           3年 普通科 平野 淳将�僕は、三年生のときにウエイトリフティング競技でインターハイに出場すること

ができました。自分でも最高の経験ができたと思っています。�

そもそも、なぜこの「ウエイトリフティング」という部活をやろうと思ったかと

言うと、顧問の山中先生に「全国大会に行こう!」と言われたのがきっかけでした。

全国優勝もしている部活なので当然練習は厳しく始めは毎日、体中が痛く大変だっ

たことを、今でも覚えています。そして、先輩方が優しくとてもいい部活に入った

と思いました。�

しかし、スランプに陥り練習に全く身が入らない時期もありました。一年生、二

年生のとき、全国選抜大会・インターハイと大きな大会にセコンドとして連れて行っ

てもらったことがとてもいい経験になりましたが、それを生かせていませんでした。

その時に、山中先生にたくさん怒られました。先輩方からも気持ちの持ち方や競技のフォームなどのたくさんのアドバイスをもらいま

した。�

そして、3年生になり最後のチャンスを迎えることになったのですが、全国予選の一週間前でも、基準記録に失敗するなど調子を崩

してしまい、正直あきらめかけていましたが試合当日、「絶対インターハイに行ってやる!」という気持ちを強く持ち、試合に臨んで

みるといままでの調子とは思えないほど自分でも嘘のように軽く、念願であった全国大会出場を決定しました。�

僕は、これらの経験の中で、たくさんのことを学びました。それは、「日々努力すること」、「最後まであきらめないこと」です。

この3年間でメンタル面でも体力面でも格段に成長したと思っています。しかし、もっとも強く学んだことは、「感謝することの大切

さ」です。僕は今までスポーツをやっていて、周りの人たちに感謝したことがありませんでした。でも、山中先生は、「周りの人たち

の協力があって、自分たちはスポーツをやれているのだ。ひとりで強くなったと思うな。」といつも言われていて、そこで初めて気づ

きました。練習ができるのも、大会に出られるのも、周りの人たちの協力があるからであって決して一人じゃ何もできないということ

を強く感じました。「やる」ではなく「やらせてもらっている」と思うことが大事だと学びました。�

この先、この部活で経験したことを生かし、周りの人たちへの感謝を忘れずにこれからの人生過ごしていこうと思います。ありがと

うございました。�

22年度国民体育大会 第4位 左から3人目�

22年度沖縄インターハイ会場にて 右から2人目�

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名城同窓会ニュース No.35 平成23年3月1日[13]�部活動報告�

ダ ン ス 部 �-「きずな」-         3年 普通科 山崎 亜津紗�私がダンス部に入部した理由は、先輩たちの仲の良さや、踊っているときのか

っこよさ、私たちに優しく接してくれるところに惹かれ、私も先輩たちのように

なりたいと思ったからです。�

入部当初、私たちの代は初心者が多く、チームにまとまりがありませんでした。

先輩たちにはたくさん迷惑をかけてしまいましたが、優しく、時には厳しく指導

していただき、最後まで私たちを見守り、応援してくださいました。�

年に2回ある大会では、より多くの成績を残そうと毎日の基礎練習に取り組みました。練習が辛かったときもたくさんありました

が、励まし合い、支え合う仲間がいたからこそ、一緒に乗り越えることが出来ました。私たちの信頼感は誰にも負けません。チーム

ワークがなければ成り立たないダンスという競技を経験した、仲間の大切さを実感しました。�

ダンスだけでなく、挨拶や礼儀など基本的なことを教わり、周りの方への感謝の気持ちの大切さを教えていただきました。�

コーチや顧問の先生、先輩方、後輩のみんな、家族、周りの方の応援があってこそ、私たちは、大好きなダンスができていたと

思います。�

高校生活、ダンス部のおかげで素敵な3年間を過ごせました。ダンス部に入部して本当に良かったです。ありがとうございました。�

-「出会いと感謝」 -            3年 普通科  谷 瞬�僕は名城高校に入学したとき、今までやったことのない新しいことにチャレンジしようと思

い、一番最初に勧誘してくれたスキー部に入部し、ノルディック競技のクロスカントリースキー

種目を始めました。�

ノルディック競技はジャンプ種目とクロスカントリースキー種目に分かれており、クロスカ

ントリースキー種目は、つま先のみ固定するバインディングをつけたスキー板を履いて山の中の

コースを走り回る長距離スキーです。クラシカルとフリースタイルの二種目に分かれています。�

僕は一年生の時、個人で武道を習っており、部活動にあまり参加することができませんでし

た。そして体が出来上がってないままシーズンインし、大会ではほとんど最下位に近い成績でし

た。この成績にはさすがに悪いだろうと予想していた自分も驚きました。その驚きに加え、悔し

さがこみ上げてきました。そこで二年目のシーズンで「愛知県制覇」を目標にし、競技スキーに専念するために武道をやめ、部活動1本に

しました。二年に進級してから、僕は学校でのひとつひとつのトレーニングを大切にし、それだけでは足りないと思い、ほとんど毎日

自主トレーニングを行うようにしました。効率よくトレーニングをするために競技を問わずオリンピックに出場するようなトップアス

リートのトレーニング方法を取り入れ、自分に必要なトレーニング方法を探しました。さらにスキー板の滑走性を上げるために塗るス

キーワックスに注目してデータを集め、統計をとり、どんな雪質にでも対応できるように研究に研究を重ねました。�

ところが二年目のシーズンの始め、雪山でのトレーニング中に怪我をしてしまい、そのまま大会に挑むことになってしまいました。結

果はクラシカル種目のタイトルを獲得することができましたが、フリースタイル種目は30秒差の2位でタイトルを獲得できませんでした。�

北海道で開催された冬季全国高等学校総合体育大会では怪我が尾を引き、思うような滑りができず、悔いが残りました。さらにシー

ズン最後の大会までに怪我が治らないことがわかり、さらに落胆しました。しかし、怪我を悪化させないよう、その部分にあまり力や

衝撃加えないようにし、他の能力を伸ばして怪我を補うことを考えつきました。賭けのような方法でしたが、これしかないと信じ、今ま

で以上にトレーニングに励みました。�

そして最後の春大会では、クラシカル、フリースタイルの両種目ともタイトルを獲得することができ、愛知県を制覇することができ

ました。�

僕は偶然、スキー部に入部しましたが、そのおかげで礼儀や仲間の大切さ、そして新しい自分を見つけることが出来ました。こうな

れたのも何も知らないところを一から指導してくださった白戸先生や鯉江コーチ、直接の先輩方はもちろん、時々遊びに来てくださる

OB、OGの先輩方、後輩たちに心から感謝しています。そして一緒に切磋琢磨してきた同期のおかげです。同期には僕の自分勝手な行

動でかなり迷惑をかけてしまいましたが、それを優しく受け止めてくれたことに感謝しています。�

スキー部�

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部活動報告� 名城同窓会ニュース No.35 平成23年3月1日[14]�

チアリーディング部�-「GO BIG SMILE !!」~私の青春~-    3年 総合学科 安井 理加�私は高校生になって新しいことを始めようと思っていました。おもいっき

り青春したいと考え、チアリーディング部に入部しました。�

初めて先輩たちの演技を大会でみた時すごく感動しました。「カッコイイ

!」の一言でした。私も先輩たちのように演技がしたいと思い毎日真剣に練

習に取り組んでいました。先輩達はとても優しく、時には厳しく教えてくれ

ました。先輩、後輩関係なくとても仲が良かったので先輩の引退がとても悲

しかったことを覚えています。先輩といっしょに出場した中部選手権大会で

「2009 JAPAN CAP」への出場権を獲得することができ最高の思い

出を作ることもできました。�

そして新チームになり私は部長を任されました。たくさん辛い思いをし、

毎日泣く日々もありました。人を引っ張っていく難しさ、大切さなど、キャプテンとしての責任などがすごく重圧としてのしかかり

、本当に辛かったです。しかしそんなとき支えてくれた仲間、顧問の先生、コーチ、そして先輩たちの存在の大切さに気付かされま

した。「大丈夫?」「頑張って!」「一人じゃないんだよ」とたくさん言葉をかけてくれました。ほんとうに力になりました。絶対

またこの仲間で「JAPAN CAPへ行きたい」と思い、毎日休みなくハードな練習の日々が続きました。そして「2010 JA

PAN CAP」に出場することができました。満足のいく演技はできませんでしたけれども演技中はすごく楽しかったです。「絶

対笑顔でやろうね!」と最初にみんなで約束したことを守ることができたので悔いはありません。�

私はチアリーディング部に入りたくさん学び成長することができました。忍耐力、礼儀、努力する素晴らしさ、仲間の大切さな

ど多くのことを学ぶことができ精神面も強くなることができました。私を成長させてくれて毎日充実した日々を送ることができたチ

アリーディング部にすごく感謝しています。チアリーディングのモットーである「元気・勇気・笑顔」を忘れずこれからも頑張って

いきたいと思います。本当にありがとうございました。�

-「日台科学教育交流シンポジウムを通して」-       3年 普通科 北山 遼育�読者の皆さんの中には、メカトロ部について知らない方も多いと思うので、まず、簡単にメカトロ部について紹介したいと

思います。メカトロ部は、ロボットを製作し競技会へ参加したり、電子回路やロボットの機構、制御技術などの研究を行い研

究発表会で発表することなどを行っている部活動です。部員はみな個性的でそれぞれの得意分野を生かしつつ顧問の先生方か

らの熱い指導のもと、日々製作活動や研究に取り組んでいます。�

メカトロ部のハンドロボット制作班は8月22日から4日間、静岡北高等学校で開かれた「日台科学教育交流シンポジウム(

SEES)2010」に参加し、「遠隔操作可能なハンドロボットの研究開発」というテーマ

の研究発表を行ってきました。SEESでは日本と台湾それぞれのSSH指定校とHSP(台

湾版SSH)指定校が集まり、お互い自分たちの行っている研究の成果について発表が行

われました。�

この会では普段とは異なり、発表を英語で行いました。英語での発表はこの会が初

めてであったので、発表までの間はいつも以上に緊張しました。英語で上手くプレゼン

テーションができるだろうか、自分の英語は相手に上手く伝わるだろうかと心配でした

が、いざ、実際に行ってみると、緊張はしましたが、自分なりに上手くできました。�

この会で私が非常に驚いたのは、日本、台湾問わず各高校が行っている研究のレベ

ルの高さです。どの高校も、自分たちの研究に自分たちなりの工夫や考えをいれ、研究

を進めているのをプレゼンテーションを通じて直接感じました。また、台湾の高校生の

英語のコミュニケーション能力の高さには衝撃を受けました。自分と同じぐらいの歳の

人とは思えないほど高かったです。�

この会への参加を通して、今自分たちが行っている研究活動の良い点、悪い点が明

確になったとともに、英語力の必要性を痛感しました。また、異文化の人との交流とい

う普段の高校生活では経験できないことを経験することができ、非常に自分にとってプ

ラスになったと思います。今後は、この会での経験を活かし、研究活動に日々取り組ん

で行きたいです。�

メカトロ部�

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名城同窓会ニュース No.35 平成23年3月1日[15]�卒業生便り�

第10期(昭和32年度)商業科卒業生が同窓会を開催�

ご注意ください -『振り込め詐欺』の被害について-��

文化祭当日の9月19日、第10期生(商業科卒業)の小林 勉さん、江口松夫さん、今枝軍治さんが来校され、鈴木副校長の案内で、文化祭で活気あふれる校内の様子や各施設を見学されました。�今回は、同窓会を開催するにあたり、集合場所とした本校の現在の様子の事前確認を兼ねた52年ぶりの来校となりました。卒業後半世紀を経過した学校および周辺には当時の面影がほとんどないとのこと

で、その変貌に大変驚いておられました。�また、10月10日(祝)に開催された第10期商業科同窓会には、卒業生47名のうち17名と担任の鷲尾弘範先生が参加。本校前には、旧友との再会を心待ちにしていた卒業生のみなさんが集まり、学校案内等の資料を受取った後、当時からすっかり変わった校舎などを見学しました。�また、場所を「かに本家」へ移して行われた懇親会では、卒業後から現在に至るまでの半世紀を振り返っての近況報告や当時を懐かしみながらの歓談に、時が経つのを忘れて楽しい一時を過ごしました。�

愛知県警察より、昨年来、卒業後十数年経過した本校卒業生(家族)に対しての振り込め詐欺被害が発生しており、犯人は高校の卒業者名簿又は同窓会名簿を入手し電話をしているものと推測されているとの連絡をいただきました。�手口も巧妙で、本校卒業生のみではなく、家族の方々をも巻き込む事件になっています。『携帯電話の番号が変わった』、『携帯電話を紛失した』などの連絡は詐欺ではないかと、まず疑うことが大切です。ご家族で詐欺の件を話題にして、撃退方法を決めておくことをお勧めいたします。�本校といたしましては、昨年度よりホームページに「本校卒業生に対しての『振り込め詐欺』の被害実態についてのお知らせ」を掲載、本年11月には、中村警察署からの依頼・協力の下、被害が発生した年度の卒業生に対し、はがきを送付して注意喚起を行いました。後日、中村警察署には、卒業生およびそのご家族より十数件のお礼の連絡が寄せられたとのことです。�なお、現在、卒業時に配付している同窓会名簿には、住所・電話番号等は掲載いたしておりません。��「振り込め詐欺」注意喚起の詳細につきましては、本校ホームページをご覧ください。�ホームページアドレス http://www.meijo-h.ed.jp/graduation/index.html

▲ 写真左から、今枝さん 小林さん 江口さん(9月19日撮影)�

▲ 鈴木副校長より、現在の附属高校をご説明�