中小企業産学連携製造中核人材育成事業

平成１９年９月１３日経 済 産 業 省産 業 技 術 環 境 局大 学 連 携 推 進 課

【資料１】

産学連携製造中核人材育成事業とは産学連携製造中核人材育成事業とは

本事業は、団塊の世代の大量退職や産業技術の高度化、人材育成投資の減少に伴う企業単独での人材育成の限界等に直面し、我が国の強みである「ものづくり力」の衰退が懸念されている中で、ものづくり力、ひいては産業競争力の向上に必要不可欠な技術やノウハウを維持・継承していくために、産業界（業界団体や主に中小企業、地域企業群等）と教育機関（大学等）との連携により、波及効果の高い人材育成プログラムを開発し、実践していくことを目的としている。

本事業では、開発した人材育成プログラムをもとに各事業主体が独立したコース等を開講し人材育成を実施する。加えて、プロジェクトの成果を広く全国に公表し、活用を促すことで、開発されたプログラムが、その事業主体だけでなく他の教育機関や業界団体における研修等において広く用いられることにより、我が国製造分野における継続的な人材育成が図られることを目指している。

-１-

-２-

景気に左右される企業の人材育成投資景気に左右される企業の人材育成投資

○従来、特に高度成長期における産業技術人材の育成は、新規学卒者に対する企業におけるＯＪＴを通じた企業自身の取組を中心に進められてきたが、長期にわたる景気低迷の中、企業の人材育成投資は減少傾向。

※本社の常用労働者が30人以上の民営企業のうちから、産業、規模別に層化して抽出した約5,300企業の調査結果。

労働費用（現金給与総額を含む）に占める教育訓練費の割合

0.31

0.34

0.380.36

0.270.29

0.28

0.33

0.10

0.20

0.30

0.40

1983 1985 1988 1991 1995 1998 2002 2006

(%)4,800億円

4,700億円

5,700億円

1,000億円

出典:厚生労働省「賃金労働時間制度等総合調査」2003年（1983年は同省「労働者福祉施設制度等調査」、2002年「就労条件総合調査」

100

110

120

130

140

150

160

25-29 30-34 35-39 40-44 45-49 50-54 55-59（歳）

（万人）

2004年 2006年

５０代のベテラン中核人材は高齢化、定年退職へ５０代のベテラン中核人材は高齢化、定年退職へ

次代を担う４０代は不足（当時の採用抑制の影響）次代を担う４０代は不足

（当時の採用抑制の影響）

図．製造業の年齢別就業者数 出所：総務省「労働力調査」

○企業側では、２００７年以降に訪れる製造業の現場を支えてきた人材の大量退職、いわゆる「２００７年問題」を目前に控え、その対応が喫緊の課題。

２００７年問題２００７年問題

-３-

事業スキーム事業スキーム

産業界

○産業界の一体的取組の促進・コーディネート共通の利益を有する地域産業群の一体化、共同検討を政府が後押し○成果の普及・自立化の促進大学での常設プログラム化、産業界での組織的活用により成果の普及・自立化の促進が可能に○スタートアップ時に必要な資金面での支援プログラム開発費、スタートアップ費など、スタ ートアップ時に必要な費用は政府が支援

修了生の適切な採用・配置・処遇

修了生の適切な採用・配置・処遇

教育ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑに対するﾌｨｰﾄﾞﾊﾞｯｸ

教育ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑに対するﾌｨｰﾄﾞﾊﾞｯｸ

受講生の派遣受講生の派遣

企業人講師の派遣企業人講師の派遣

研修現場の提供研修現場の提供

現場における具体的事例の提供

現場における具体的事例の提供

産学の共同研究による課題解決

産学の共同研究による課題解決

修了生同士の交流の場の提供

修了生同士の交流の場の提供

企業人講師の教育企業人講師の教育

実践的な教育手法の開発、試行

実践的な教育手法の開発、試行

産業ニーズを反映した教材の開発

産業ニーズを反映した教材の開発

企業の課題・ニーズに対応した研究

企業の課題・ニーズに対応した研究

連携

教育機関

産業界

産業界

具体的な人材像（ﾆｰｽﾞ）の提示

具体的な人材像（ﾆｰｽﾞ）の提示

企業の持つ事例を体系化

企業の持つ事例を体系化

スキルの体系化スキルの体系化

教育界

教育界

経済産業省

管理法人

コンソーシアム

中小企業産学連携製造中核人材育成事業中小企業産学連携製造中核人材育成事業【【１９予算額：２６．３億円（２８．３億円）１９予算額：２６．３億円（２８．３億円）】】

○製造現場のベテラン人材の高齢化や技術の高度化・短サイクル化に対応して、製造業の競争力を支える現場の技術を維持・確保するため、産学連携の下、産業界（地域産業、中小企業等）の視点に立った実践的な人材育成プログラムの開発を行う。

○製造現場のベテラン人材の高齢化や技術の高度化・短サイクル化に対応して、製造業の競争力を支える現場の技術を維持・確保するため、産学連携の下、産業界（地域産業、中小企業等）の視点に立った実践的な人材育成プログラムの開発を行う。

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事業推進中の４０プロジェクト事業推進中の４０プロジェクト

自己革新型ものづくり企業群育成に必要な重層的産業人材育成事業【（財）東北産業活性化センター】

自己革新型ものづくり企業群育成に必要な重層的産業人材育成事業【（財）東北産業活性化センター】

長寿健康社会に貢献する安心、安全な食品の製造技術と新規機能性食品等の開発人材の育成【（財）しずおか産業創造機構】

長寿健康社会に貢献する安心、安全な食品の製造技術と新規機能性食品等の開発人材の育成【（財）しずおか産業創造機構】

コンビナート製造現場中核人材（高度運転・安全関連）育成事業【（財）岡山県産業振興財団】

コンビナート製造現場中核人材（高度運転・安全関連）育成事業【（財）岡山県産業振興財団】

半導体関連産業におけるＬＳＩ及び応用システムの設計・製造に係る中核人材育成事業【国立大学法人広島大学】

半導体関連産業におけるＬＳＩ及び応用システムの設計・製造に係る中核人材育成事業【国立大学法人広島大学】

電機・電子・機械関連の高度部材産業における中核人材育成【㈲山口ティー・エル・オー】

電機・電子・機械関連の高度部材産業における中核人材育成【㈲山口ティー・エル・オー】

ものづくり企業における課題解決型の革新的中核人材育成モデルの構築【（財）とくしま産業振興機構】

ものづくり企業における課題解決型の革新的中核人材育成モデルの構築【（財）とくしま産業振興機構】先端企業複合集積地区

を支える先進的製造プラントメンテナンス中核人材育成事業【（財）東予産業創造センター】

先端企業複合集積地区を支える先進的製造プラントメンテナンス中核人材育成事業【（財）東予産業創造センター】

産学官連携による設計・製造基盤技術分野の中核リーダー育成事業【国立大学法人九州大学大学院工学研究院】

産学官連携による設計・製造基盤技術分野の中核リーダー育成事業【国立大学法人九州大学大学院工学研究院】

北部九州地域高度金型中核人材育成事業【（財）北九州産業学術推進機構】

北部九州地域高度金型中核人材育成事業【（財）北九州産業学術推進機構】

半導体等電子部品・装置･部材･解析等の製造現場のプロフェッショナル育成事業【（財）九州地域産業活性化センター】

半導体等電子部品・装置･部材･解析等の製造現場のプロフェッショナル育成事業【（財）九州地域産業活性化センター】

鋳造現場の中核人材（鋳造エリート）育成プロジェクト【学校法人近畿大学】

鋳造現場の中核人材（鋳造エリート）育成プロジェクト【学校法人近畿大学】

次世代ロボット分野でのイノベーション型製造中核人材育成事業【（株）国際電気通信基礎技術研究所】

次世代ロボット分野でのイノベーション型製造中核人材育成事業【（株）国際電気通信基礎技術研究所】

特殊な構造物のデザインや施工に対応できる技術人材育成プロジェクト【旭川商工会議所】

特殊な構造物のデザインや施工に対応できる技術人材育成プロジェクト【旭川商工会議所】

第一次産業の工業化と寒冷地対応技術に関連した金属材料加工における中核人材育成【（社）北見工業技術ｾﾝﾀｰ運営協会】

第一次産業の工業化と寒冷地対応技術に関連した金属材料加工における中核人材育成【（社）北見工業技術ｾﾝﾀｰ運営協会】

高性能食品加工機械製造技術者および食品製造現場管理者育成事業【（財）釧路根室圏産業技術振興センター】

高性能食品加工機械製造技術者および食品製造現場管理者育成事業【（財）釧路根室圏産業技術振興センター】

非鉄製錬産業およびこれと技術基盤を共有する資源リサイクル産業の中核人材育成事業【（社）資源・素材学会】

非鉄製錬産業およびこれと技術基盤を共有する資源リサイクル産業の中核人材育成事業【（社）資源・素材学会】

次世代医療関連産業中核人材育成のための実践的教育システム【国立大学法人東北大学】

次世代医療関連産業中核人材育成のための実践的教育システム【国立大学法人東北大学】

次世代産業基盤技術となるＭＥＭＳ（微小電気機械ｼｽﾃﾑ）関連産業人材育成ｼｽﾃﾑ【㈱ｲﾝﾃﾘｼﾞｪﾝﾄ・ｺｽﾓｽ研究機構】

次世代産業基盤技術となるＭＥＭＳ（微小電気機械ｼｽﾃﾑ）関連産業人材育成ｼｽﾃﾑ【㈱ｲﾝﾃﾘｼﾞｪﾝﾄ・ｺｽﾓｽ研究機構】

アルミニウム圧延品製造プロセス技術伝承・中核人材育成プロジェクト【（財）金属系材料研究開発センター】

アルミニウム圧延品製造プロセス技術伝承・中核人材育成プロジェクト【（財）金属系材料研究開発センター】

次世代のエンジニアリング産業を担うプロジェクトマネジャー育成事業【（財）エンジニアリング振興協会】

次世代のエンジニアリング産業を担うプロジェクトマネジャー育成事業【（財）エンジニアリング振興協会】

機械構造物のリスクﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄ能力を持った保全技術者の育成【ＪＲＣＭ産学金連携センター】

機械構造物のリスクﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄ能力を持った保全技術者の育成【ＪＲＣＭ産学金連携センター】

製造現場・経営現場における環境ﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄを支える人材育成ｼｽﾃﾑの開発【ＪＲＣＭ産学金連携センター】

製造現場・経営現場における環境ﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄを支える人材育成ｼｽﾃﾑの開発【ＪＲＣＭ産学金連携センター】

テクノフェイスプログラム－高度機械部品の開発・設計・生産能力を有する融合型人材の育成【財団法人慶応工学会】

テクノフェイスプログラム－高度機械部品の開発・設計・生産能力を有する融合型人材の育成【財団法人慶応工学会】

金属熱処理中核人材の育成【（財）理工学振興会】

金属熱処理中核人材の育成【（財）理工学振興会】

京葉臨海ｺﾝﾋﾞﾅｰﾄの安全管理の確立とｵﾍﾟﾚｰﾀの早期育成を図る中核人材育成事業【（財）千葉県産業振興センター】

京葉臨海ｺﾝﾋﾞﾅｰﾄの安全管理の確立とｵﾍﾟﾚｰﾀの早期育成を図る中核人材育成事業【（財）千葉県産業振興センター】

メカトロニクス・ロボット分野のモジュール製品製造現場における中核人材育成事業【（社）日本機械学会】

メカトロニクス・ロボット分野のモジュール製品製造現場における中核人材育成事業【（社）日本機械学会】

インテリジェントめっき技術中核人材育成事業【（財）飯塚研究開発機構】

インテリジェントめっき技術中核人材育成事業【（財）飯塚研究開発機構】

液晶ディスプレイ関連産業における中核人材育成【（財）鳥取県産業振興機構】

液晶ディスプレイ関連産業における中核人材育成【（財）鳥取県産業振興機構】

産学連携鍛造現場の中核人材育成システムの開発【（社）日本鍛造協会】

産学連携鍛造現場の中核人材育成システムの開発【（社）日本鍛造協会】

化学関連産業中核人材ケミカルエンジニアリング早期育成事業【（社）化学工学会】

化学関連産業中核人材ケミカルエンジニアリング早期育成事業【（社）化学工学会】

マイクロナノ量産技術と応用デバイス製造に関する新規事業開拓イノベーション人材育成【（独）産業技術総合研究所】

マイクロナノ量産技術と応用デバイス製造に関する新規事業開拓イノベーション人材育成【（独）産業技術総合研究所】

諏訪圏における超微細加工活用人材育成コースの構築【（財）長野県テクノ財団】

諏訪圏における超微細加工活用人材育成コースの構築【（財）長野県テクノ財団】

地域産業に貢献する統合型実務実践人材育成事業【横浜国立大学】

地域産業に貢献する統合型実務実践人材育成事業【横浜国立大学】

デザイン･イン型生産システムを実現する環境管理人材育成【（株）豊橋キャンパスイノベーション】

デザイン･イン型生産システムを実現する環境管理人材育成【（株）豊橋キャンパスイノベーション】

カー･エレクトロニクス設計開発中核人材育成事業【（財）北九州産業学術推進機構】

カー･エレクトロニクス設計開発中核人材育成事業【（財）北九州産業学術推進機構】

アジアで活躍できる地球環境・資源制約に対応する石炭等化石資源高度利用中核人材育成【九州大学】

アジアで活躍できる地球環境・資源制約に対応する石炭等化石資源高度利用中核人材育成【九州大学】

産業資材用テキスタイル製造中核人材育成プロジェクト【（株）繊維リソースいしかわ】

産業資材用テキスタイル製造中核人材育成プロジェクト【（株）繊維リソースいしかわ】

中部・岐阜発！航空宇宙ものづくりイノベーターの育成【（株）ブイ･アール･テクノセンター】

中部・岐阜発！航空宇宙ものづくりイノベーターの育成【（株）ブイ･アール･テクノセンター】

故障予知・経済性などの総合判力を有した工作機械の保守・保全技術者の育成【（財）名古屋産業科学研究所】

故障予知・経済性などの総合判力を有した工作機械の保守・保全技術者の育成【（財）名古屋産業科学研究所】

中部ものづくり産業を支える「高度組込みソフトウェア開発技術者」の実践的育成事業【（株）名古屋ソフトウェアセンター】

中部ものづくり産業を支える「高度組込みソフトウェア開発技術者」の実践的育成事業【（株）名古屋ソフトウェアセンター】

-５-

成果を活用した２５プロジェクト成果を活用した２５プロジェクト

1 北海道 17-18

次世代型農業機械システム製造技術者の育成事業

（社）北海道農業機械工業会 H19.6- 北海道大学

帯広畜産大学 公開講座（開発技術コース・ＩＴ応用技術コース） 30

2 北海道 17-18

北海道鋳物産業における中核人材育成プロジェクト

（財）室蘭テクノセンター H19.4- 室蘭工業大学 専攻コース（大学院博士前期課程・材料物性工学

専攻「ものづくり工学コース」） 10

3 北海道 17-18

北海道型生産管理中核人材（ものづくりエキスパート）育成プロジェクト

（財）北海道地域総合振興機構 H19.6- 北海道工業大

学公開講座（専門職公開講座「生産管理エキスパート塾」） 20

4 東北 17-18

半導体・ディスプレイ産業における次世代中核リーダー育成事業

㈱テクノロジー・アライアンス・グループ H19.4- 東北大学 公開講座（夏期、冬期、通年）・研究員受入（１年講

習） 50

5 関東 17-18

ものづくり中核人材の指導力養成に向けたカリキュラム開発、及び実証実験

国立大学法人東京大学 H19.秋 東京大学 公開講座（ものづくりインストラクター養成スクー

ル） 15

6 関東 17-18

輸送用機器製造業を支える人材育成システムの開発 浜松商工会議所 H19.8- はままつ産業

創造センター公開講座（輸送用機器産業に特化した中核人材育成講座） 30

7 関東 17-18

海外との共存・共栄を図るシステムＬＳＩの製造・活用ものづくり人材育成

㈱ひたちなかテクノセンター H19.6- 茨城大学 公開講座（システムLSI/IT特別コース） 30

8 関東 17-18

機械加工業における技術革新を先導するスーパーマイスターの育成 （財）理工学振興会 H19.6- 東京工業大学 公開講座（機械加工業スーパーマイスタープログ

ラム） 24

9 関東 17-18

ナノテク製造中核人材の養成プログラム独立行政法人産業技術総合研究所 H19.秋 産総研つくば 公開講座（ナノテク製造中核人材の養成プログラ

ム公開） 30

10 関東 17-18

半導体ユーザー企業の設計担当者を対象とするアナログ技術人材育成

（財）群馬県産業支援機構 H19.8- 群馬大学 公開講座（群馬アナログカレッジ（アナログ先端技

術講座）） 15

11 関東 17-18

長岡ものづくり開発設計人材育成プロジェクト～長岡フェニックス計画～

（財）にいがた産業創造機構 H19.5- NICOﾃｸﾉﾌﾟﾗ

ｻﾞ・長岡高専公開講座（長岡ものづくりアカデミー開発設計コース） 20

12 中部 17-18

北陸地域の産業機械製造中堅・中小企業の生産工程管理者育成プログラム開発事業

（財）石川県産業創出支援機構 H19.7- 金沢工業大学 公開講座（石川県産業大学講座） 30

13 中部 17-18

自動車部品産業に学ぶ中堅・中小企業の生産ライン管理者の育成

（財）中部科学技術センター H19.9- 名古屋工業大

学 公開講座（工場長養成塾） 24

14 中部 17-18

多様な産業集積を活かしたイノベーション誘発型技術人材育成プロジェクト

（財）三重北勢地域地場産業振興センター H19.9- 三重大学 公開講座（産学連携技術者育成講座） 20

15 中部 17-18

繊維産業製造中核人材育成プロジェクト（財）一宮地場産業ファッションデザインセンター

H19.4- （財）一宮地場産業FDC 公開講座（尾州インパネ塾） 15

16 近畿 17-18

医療福祉機器等の開発・製造を中心とする機械・金属製造業の新産業創造人材育成事業

（財）新産業創造研究機構 H19.4- 神戸大学 専攻コース（工学研究科博士課程前期課程 医工

連携コース） 15

17 近畿 17-18

実践型パイロットプログラム（ＯＪＥ）によるものづくり高度人材育成

国立大学法人大阪大学 H19.6- 大阪大学 公開講座（技術中核マネージャー育成講座） 20

18 近畿 17-18

家電・機械など組立産業における“ものづくり革新リーダー”育成プログラム （財）関西生産性本部 H19.7- 大阪工業大学 公開講座（ものづくり改革プロ育成コース） 24

19 近畿 17 中堅・中小製造業でのデジタルものづくりイノベーション推進中核人材の育成

学校法人大阪産業大学 H19.1- 大阪産業大学 公開講座（デジタルものづくり講座） 24

20 近畿 17-18

デジタル情報家電産業の競争力強化のための人材育成事業 ㈱アイさぽーと 随時 アイさぽーと セミナー 30

21 近畿 17-18

試作産業発展のための精密金属加工技術の高度化と企業連携を担える人材育成 ㈱日本総合研究所 H19.7- 機青連企業

立命館大学 公開講座（京都機青連ものづくり塾） 30

22 四国 17-18

精密機械産業分野における中核人材育成プログラムの開発

（財）とくしま産業振興機構 H19.4- 徳島大学

公開講座（加工組立管理者基礎講座、制御技術管理者基礎講座、生産管理技術講座、実践型ｲﾝﾀｰﾝｼｯﾌﾟ）

30

23 四国 17-18

四国地域における紙産業の先導的中核人材育成事業

（社）愛媛県紙パルプ工業会 H19.4- 県立紙産業研

究センター公開講座（最新製紙技術コース、最新紙加工技術コース） 40

24 四国 17-18

金属加工分野における高い技能・技術と生産管理能力を備えた中核人材の育成

国立高等専門学校機構高知工業高等専門学校

H19.4- 高知高専 公開講座（ﾌﾟﾗｸﾃｨｶﾙｺｰｽ、ｱﾄﾞﾊﾞﾝｽﾄｺｰｽ） 24

25 沖縄 17-18

ＯＫＩＮＡＷＡ型・実践的高度溶接技術者の育成事業

（社）沖縄県工業連合会 H19.6- 沖縄高専 公開講座（実践的高度溶接技術者育成ｺｰｽ） 10

ＩＤ 局 事業期間 テーマ名 自立化状況

（形態、コース名）

定員（コース計）

管理法人 自立化時期

自立化拠点（複数拠点の場

合は併記）

-６-

本事業の波及効果本事業の波及効果

産業界への波及効果

教育機関への波及効果

社員教育の場としてとして高等教育機関を活用（期待）している

今後の中核人材を育成する場が創出された

企業内での人材育成の機運が向上した

技術やノウハウ等を継承・活用できる仕組みが構築された

中核人材像に必要なスキルが明確化・具体化した

技術者・技能者の育成に活用できる教材・ツール等が見つかった

組織として産業界ニーズに対応するようになった

教員がものづくり現場の課題を理解するようになった

教育機関の組織改革を実現した

産業界のニーズを教育プログラムへ反映する手法・ノウハウを獲得した

学学連携のきっかけとなった

支援団体（自治体等）への波及効果

地域産業政策と連動し相乗効果を発揮した

公設試やポリテクセンターが有効活用された

80%

地域・業界全体で企業間の連携が促進された

出所：2007年『製造中核人材育成事業全体の効果把握に関する調査』（三菱総合研究所）より三菱総合研究所が加筆。

「効果があった」及び「一部効果があった」と答えたプロジェクトの割合40%

○各プロジェクトにおいては、産学双方に内在する諸課題を解決しながら事業を推進しており、こうした取り組みを通じて、具体的な効果が見られつつある。

-７-

岩手大学

工学部（７学科）

ものづくりコース

進学進学

金型・鋳造専攻

■コース：岩手大学大学院工学研究科 金型専攻・鋳造専攻（博士課程）■開講：平成１８年４月～（１２名／年）■受講料：817,800円■講義内容：・金型…３次元CAD/CAM、加工・成形技術、材料学・鋳造…鋳造・溶解技術、鋳造方案、鋳型造型技術・共通…MOT、品質工学、計測、分析技術、設計■特徴：・６ヶ月の長期インターンシップの実施（16社が協力）・教員、講師の８割が企業出身等の実務経験者・大学の既卒者でなくとも入学可能

製造中核事業の成果事例～大学における産学連携による人材育成プログラムの実現！

○本事業において、岩手大学では金型や鋳造に関する実践的な人材育成プログラムを開発し、平成１８年４月から同大学院に「金型・鋳造工学専攻」を開設。同分野の専攻としては国内初であり、これまでに社会人10名を含む28名が受講。○本事業を通じた成果は以下のとおり。１）開発成果を活用しディグリープログラムとして自立化。自立化に際して、雇用受入やｲﾝﾀｰﾝｼｯﾌﾟ費用の支援等、産業界が全面的にﾊﾞｯｸｱｯﾌﾟする産学連携による強固な実施体制を構築。

２）本年度から文部科学省の科学技術振興調整費を受け、学部生を対象とした「ものづくりコース」を工学部に新設し、大学カリキュラムの見直し・改編といった大学院に留まらない一連の工学部教育改革を実現。また、自治体と連携して社会人向けの「岩手マイスター」制度も創設。

３）他大学に同大学の取り組みを紹介するなどして、金型分野において他大学（九工大、岐阜大、群馬大）の専攻コース等の開設を牽引する等、大学・大学院における持続的な人材育成プログラムの整備が波及。

○本事業において、岩手大学では金型や鋳造に関する実践的な人材育成プログラムを開発し、平成１８年４月から同大学院に「金型・鋳造工学専攻」を開設。同分野の専攻としては国内初であり、これまでに社会人10名を含む28名が受講。○本事業を通じた成果は以下のとおり。１）開発成果を活用しディグリープログラムとして自立化。自立化に際して、雇用受入やｲﾝﾀｰﾝｼｯﾌﾟ費用の支援等、産業界が全面的にﾊﾞｯｸｱｯﾌﾟする産学連携による強固な実施体制を構築。

２）本年度から文部科学省の科学技術振興調整費を受け、学部生を対象とした「ものづくりコース」を工学部に新設し、大学カリキュラムの見直し・改編といった大学院に留まらない一連の工学部教育改革を実現。また、自治体と連携して社会人向けの「岩手マイスター」制度も創設。

３）他大学に同大学の取り組みを紹介するなどして、金型分野において他大学（九工大、岐阜大、群馬大）の専攻コース等の開設を牽引する等、大学・大学院における持続的な人材育成プログラムの整備が波及。

その他学部

ｲﾝﾀｰﾝ就職

ｲﾝﾀｰﾝ就職

派遣財政支援派遣

財政支援

経済省の事業成果を活用するとともに、文科省の支援を受け、工学部でもカリキュラムを見直し・改編を実現

岩手大学におけるディグリープログラムの概要

鋳造

金型

・講師等の派遣・ｲﾝﾀ受入、雇用

他大学への波及

他大学の専攻開設を牽引

自治体と

の連携

「岩手マイスター」制度の創設、認定

-23-

情報家電、自動車、産業機械等は、多様な要素技術を統合したメカトロニクスシステムであり、これを構成するモジュール製品の現場技術者は、課題解決のために個別技術だけでなく、広範な要素部品を統合する能力が求められる。このため、現場の中核としてマネジメント力を備え、製品ライフサイクルに対する適応能力の高い潰しの利く人材を育成する。

製造中核事業の成果事例～学会主導による全国展開を目指す人材育成が加速化！

○日本機械学会が、会員４万名の学会機能の強みを活かし、我が国で高い産業競争力を有するメカトロニクス・ロボット分野における全国的な人材育成に取り組むもの。同学会は、８００社を越える企業に加え、５０００名程度の教育界関係者で組織されており、学会が核となることにより、この豊富な人材を活用。○当該ＰＪＴでは、学会支部が所在する関東、東海、九州地区の全国５拠点でプログラム開発並びに実証講義を実施。各拠点で開発した成果は、学会組織を通じて拠点同士での流通・活用等を図るなど広く全国展開を目指す。○群馬大で本事業の成果を活用した学生向けの講義が開講予定のほか、本事業で開発した教材がＪＩＣＡ研修の補助資料として利用される等、学会の強みを活かした全国規模での人材育成が広がりを見せている。

○日本機械学会が、会員４万名の学会機能の強みを活かし、我が国で高い産業競争力を有するメカトロニクス・ロボット分野における全国的な人材育成に取り組むもの。同学会は、８００社を越える企業に加え、５０００名程度の教育界関係者で組織されており、学会が核となることにより、この豊富な人材を活用。○当該ＰＪＴでは、学会支部が所在する関東、東海、九州地区の全国５拠点でプログラム開発並びに実証講義を実施。各拠点で開発した成果は、学会組織を通じて拠点同士での流通・活用等を図るなど広く全国展開を目指す。○群馬大で本事業の成果を活用した学生向けの講義が開講予定のほか、本事業で開発した教材がＪＩＣＡ研修の補助資料として利用される等、学会の強みを活かした全国規模での人材育成が広がりを見せている。

日本機械学会における人材育成事業の概要

教育拠点 プログラム名 定員茨城大学 システム指向パーツエンジニア・コース群馬大学 高品質トータルバランスエンジニア・コース東洋大学 マネージングエンジニア・コース名城大学 パーソナル・ロボット・ファブリケータ・コース九州工業大学 ライン構築エキスパート・コース

各１０名

■開講予定のプログラム

学会機能を活かして、各拠点で開発した教材を各拠点で実施するコースに活用することで、本事業の成果の全国規模での流通・普及を実現！

茨城大学

群馬大学

東洋大学

名城大学

九州工業大学

日本機械学会

茨城大学（ｼｽﾃﾑ指向ﾊﾟｰﾂｴﾝｼﾞﾆｱ）

群馬大学（高品質ﾄｰﾀﾙﾊﾞﾗﾝｽｴﾝｼﾞﾆｱ）

東洋大学（ﾏﾈｰｼﾞﾝｸﾞｴﾝｼﾞﾆｱ）

名城大学（ﾊﾟｰｿﾅﾙﾛﾎﾞｯﾄﾌｧﾌﾞﾘｹｰﾀ）

九州工業大学

（ﾗｲﾝ構築ｴｷｽﾊﾟｰﾄ）

Fundemental 機械基礎モジュール ◆ ◆ ◆ ◆ ◆電気基礎モジュール ◆ ◆ ◆ ◆ ◆情報基礎モジュール ◆ ◆ ◆ ◆ ◆実験モジュール ◆ ◆技術英語モジュール ● ◆論文作成論モジュール ● ◆

Product-Based 生産設計モジュール ● ◇ ◇ ◆回路設計モジュール ● ◇ ◆ ◇ ◇デバイス設計モジュール ● ◇ ◇ ◆ネットワークモジュール ● ◆ ◇基礎制御モジュール ● ◇ ◇ ◇ ◆アドバンスト制御モジュール ● ◇ ◇ ◇ ◆強度信頼性評価モジュール ● ◆製作実習モジュール ● ◆ ◇ ◇ ◇ ◇

Project-Based ロボット機構モジュール ● ◇ ◇ ◆ ◇ ◇アクチュエータモジュール ● ◇ ◇ ◇ ◆ ◇サンサモジュール ● ◇ ◆ ◇ ◇情報処理モジュール ● ◇ ◇ ◆ ◇ ◇ソフトウェア設計モジュール ● ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ﾛﾎﾞｯﾄ･ﾒｶﾄﾛﾆｸｽ概論 ● ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ｼｽﾃﾑｱｰｷﾃｸﾁｬﾓｼﾞｭｰﾙ ● ◇ ◆ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄﾏﾈｰｼﾞﾒﾝﾄﾓｼﾞｭｰﾙ ● ◇ ◆

Management 安全モジュール ● ◇ ◇ ◇ ◇ ◇品質管理モジュール ● ◇ ◆ ◇原価管理モジュール ● ◇ ◇ ◇生産管理モジュール ● ◇ ◆ ◇改善モジュール ● ◆技術経営モジュール ● ◇ ◆ ◇共同研究実施研修ﾓｼﾞｭｰﾙ ● ◆技術論理モジュール ● ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

（凡例）●：教材開発、◆：教材利用、◇：教材活用・流通

開発分担 プログラム

※上記は平成１８年度末時点の検討内容であり、今後、内容は変更される可能性があります。

各大学は既存のカリキュラムを用いて講義を行う。（開発対象外）

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ポータルサイト http://www.monobiz.jp/

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○当該事業に関する情報提供を目的に、関係者間の情報流通、コミュニケーション支援と、本事業に関する情報発信を行うツールとして、シンポジウムの開催やパンフレット・webを作成。

製造中核人材育成事業に関する広報関連